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はいはーい! 今日の課題はここで確認してね~……って、こらー!
言うことちゃんときけ~! がおーっ!
コルネ・ワルフルド



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良かれと思って 瀧音 静 GM
1500

ジャンル 戦闘

タイプ ショート

難易度 簡単

報酬 少し

公開日 2020-01-24

予約期間 開始 2020-01-25 00:00
締切 2020-01-26 23:59

出発日 2020-02-01

完成予定 2020-02-11

参加人数 0 / 8
 シンシンシン。  コンコンコン。  ドザァーーーーッ。  静かに降っていた雪は一転。  突如として降り注いだ。――ゲリラ豪雪とでも言うべきか。  そんな、【コルネ・ワルフルド】もコタツで丸くなるような気候の中、動く影が一つ。  ズンッ、ズンッ、と。  独特な跡を地面の雪に残しながらその影は、猛吹雪の中で何かを象っていた――。  *  一夜明け、朝の日差しを取り入れようとカーテンを開けた生徒は驚愕した。  見覚えの無い建物が目に入ったからだ。  その建物の外見は白く、むしろそれが優雅さを醸し出している。  その生徒は、建物の全容を把握するためにマフラーを巻いて外へと駆け出した。  *  すでに建物の周りには生徒や教員等で人だかりが出来ており、様々な会話が聞こえてくる。 「城?」 「誰が作った?」 「あんな吹雪の中で?」 「何のために?」  けれどもそんな会話の内容も、全て疑問符が付くものばかりであり、それに対する反応も推測の域しか出ないもの。  つまり、誰もが納得出来るものでは無かった。  ――と。  ギイィッ。  どこからそんな音が出るのか不明だが、雪の城の門が開き、中から、 「これはこれは大衆であるな。所で聞きたいのであるが」  威厳と戦痕と強者感を纏った雪だるまが出てきて――、 「この場所、ちと寒すぎでは無いか?」  雪だるまとは思えない言葉を発した。  * 「おー、暖かい。はぁ……末端が感覚を取り戻していくのである」  城の中に招かれた生徒達は、これでもかと寒がるその雪だるまに対して、城の中で焚き火を熾し暖を取らせる、という事を提案した。  これを喜んで聞き入れた雪だるまは生徒達を城に招き入れ、雑談に興じていた。 「我が名は『冬将軍・ジェネラルフロスト』である」  そんな雑談の中で手に入れた雪だるまの情報。  その情報を手に入れた生徒が一人、大図書館『ワイズ・クレバー』へ向かってダッシュ。  名前からして魔物では無いか、と疑ったその生徒はモンスター図鑑を勢いよく捲る。  そうして見つけたジェネラルフロストの情報には、驚くべき事が書かれていた。  一方その頃、焚き火で暖を取り続けていたジェネラルフロストの足下に、ほんの僅かに水たまりが発生している事に、まだ誰も気が付いていなかった。
本から飛び出した騒ぎをねじ伏せろ! 夜月天音 GM
1000

ジャンル 戦闘

タイプ ショート

難易度 普通

報酬 通常

公開日 2020-01-22

予約期間 開始 2020-01-23 00:00
締切 2020-01-24 23:59

出発日 2020-01-30

完成予定 2020-02-09

参加人数 7 / 8
 放課後、魔法学園フトゥールム・スクエア、第一校舎『フトゥールム・パレス』、大図書館『ワイズ・クレバー』。 「今、大変なんです!」  入館した学生達を迎えるのは、17歳のローレライ女性図書委員だった。  酷く焦った彼女の背後では、あちらこちらから騒ぎの音が聞こえて来る。 「入荷した本の落丁など不備を確認しようと本を開けた途端、生き物達が飛び出して館内の一角で暴れているんです……欠陥だったみたいで」  女性図書委員が状況説明を始めた。 「他の図書委員と教師達が何とか、魔法で結界を構築して、その範囲から外には出ないようにはしたのですが……」  女性図書委員は、困った声と共に被害現場を示した。 「本は『飛び出す生き物図鑑』といいます。写法術を使用していて、開くと図の生き物が立体として浮かび上がる……だけのはずだったのですが、この有様です。人手が足りなくて助けを呼びに行って貰っているのですが、すぐには来なくて、逃げ遅れてる学生がいたり棚の本が床に散らばったり……本の損傷の心配は防護魔法が掛かってるので無用なのですが、このままでは図書館がめちゃくちゃに……どうか力を貸して下さい」  そして、助力をお願いする。 「もし貸してくれるのなら、どんな手段でも構いませんので、生き物達を戦闘不能にして下さい。そうすれば、ページが真っ白になったこの本に戻ります。炎や氷を吹いたりと様々な攻撃を仕掛ける生き物もいますので、十分に気を付けて下さい。相手は本に描かれた偽物ですので、本物よりは格段に弱いです。出来れば、後片付のお手伝いもお願いします」  女性図書委員は、真っ白になった本を見せながら言った。
勇者になりたい少年がいた。 じょーしゃ GM
1500

ジャンル 戦闘

タイプ EX

難易度 難しい

報酬 通常

公開日 2020-01-17

予約期間 開始 2020-01-18 00:00
締切 2020-01-19 23:59

出発日 2020-01-28

完成予定 2020-02-07

参加人数 8 / 8
●  勇者になりたい少年がいた。  彼は手のひらで涙を拭いながら、火に飲まれた村の中で母の亡骸を見つめている。  勇者になりたい少年がいた。  彼は生き残ってしまった者としての使命を果たすと心に誓う。  それが、どんなに無謀なことであろうとも。  勇者になりたい少年がいた。  彼は強くなりたいと願い、求め、それ故に各地を渡り歩く。  そして村を、母を焼き払った悪夢との再会を果たした。  ――勇者になりたい少年は今、死の間際で戦っている。 ●  年が明け、新たな歴史が始まりそうな勇者暦2020年1月。  フトゥールム・スクエアから少しだけ離れた街、トロメイア。  この街はアルマレス山の麓に集った巡礼者の宿場街として始まり、そこから栄えて来たという歴史がある。  そして精霊が住むとされるアルマレス山には、雪が積もるこの季節になっても巡礼客が絶えない。  宿場はいつも賑わっていて、夜になれば酒の席で騒ぐような人間だってしばしばいるが、今日の夜はいつにも増して騒がしい。  そして事件はいつだって、誰かが扉を勢いよく開く音で知らされるものだ。 「大変だ! 山の中腹に『カリドゥ・グラキエス』が現れた! 動ける者は今すぐに戦闘準備を!!」  酒で火照った体が、氷を入れられたように冷え切る感覚を、その場にいた全員が感じただろう。  カリドゥ・グラキエス――氷山地帯に生息するとされる翼竜だが、普段なら人里から遠く離れた場所で温厚に暮らしているはずだ。  歴史書を漁れば、武功を示すためにとカリドゥ・グラキエスに挑んだ人間がその翼竜の逆鱗に触れ、村ごと焼き払われた事例がいくつか存在する。  最悪の事態を考えるとすれば、この宿場街に攻め入られても何らおかしくない状況だ。 「フトゥールム・スクエアにも緊急で救援要請をしてくれ! 魔法が扱える人材が必要だ!」  巡礼者が用心棒として雇い入れた個人の傭兵が集っていたことが救いで、増援までは難なく持ちこたえることができそうだ。  酔いが浅い者たちは登山用の装備を背負い、来たる翼竜との戦いに備える。 「準備ができた者から行軍開始だ! 遅れるな! 進め!!」 ●  勇者になりたい少年がいた。  吐いた息が熱く、吹雪でぼやける視界をさらに曇らせていく。  握りしめた剣に翼竜の血を滴らせながら、その生臭さで自らの生を確認する。  勇者になりたい少年がいた。  体力はとうに底をつき、自らの心臓に熱を与えるのは、亡き母への熱き思いだけ。  足の震えは寒さからか、それとも恐怖からか、今の彼には考える余裕もない。  勇者になりたい少年がいた。  幾度か見た閃光。  翼竜の口から放たれる、死の炎。  鉛を背負ったかのように動かない体へ込める力は残されておらず、雪の中に膝から崩れ落ちる。  その少年――【フィーカ・ラファール】は灼熱を前に涙を流しながら、震える唇で『ごめんなさい』と――。 「てめぇか! このクソ野郎を呼び寄せやがったのは!!」  大盾を持った壮年の男が、両者の間に割って入る。  体を覆い隠さんとするほどのまさに鉄壁が、死の炎を退ける。  死を覚悟していた少年は突然のことに全身の力が抜け、そのまま雪の中に突っ伏せることしかできなかった。  ――勇者になりたい少年は今、背後から聞こえる複数の足音に耳を傾けながら、静かに目を閉じた。 ●  魔法学園フトゥールム・スクエアにも、アルマレス山への救援依頼が届いていた。  学園長【メメ・メメル】からも、すぐに現地に向かうようにと指示が飛ぶ。  今からメメルの転移魔法で現地に近い安全地帯へ向かっても、時間は完全に夜。  かろうじて月は明るいが、それでも吹雪の中だ。  学園生たちはできる限りの装備を整え、カリドゥ・グラキエスとの戦いに臨むのであった。
!船・戦!海嵐の歌姫 へぼあざらし GM

ジャンル 戦闘

タイプ ショート

難易度 簡単

報酬 通常

公開日 2020-01-07

予約期間 開始 2020-01-08 00:00
締切 2020-01-09 23:59

出発日 2020-01-16

完成予定 2020-01-26

参加人数 6 / 8
 ――なぁ、おめェさんは聞いたかい? またアイツが出てきたらしいぜ。  はて、何の事だろう。 「ん? 何の話かって? そりゃあ、ここ最近、漁師の間で噂になってる例の話さ」  アタシはその話を聞いて首を傾げた。 「…………なんだぁ、おめェさん、ホントに知らないのかい。なら教えてやるよ。この、海と潮風の街『アルチェ』で起きている怪事件をよォ」  ここはさびれた漁師小屋。夜更けと言う事もあるが室内は薄暗い。周囲はほこりっぽく、床の木はところどころ古くなって腐っているようだ。目の前には恰幅の良い漁師。彼は酒のグラスを脇に置き、無精に生やした髭を撫でながら、アタシに語り掛ける。 「前にもあった話さ。『イルフィナ海』の沖合付近で『セインディーネ』が出るようになっちまった。あの、人魚の魔物さ。アイツら、特殊な歌声で海水を操りやがる。おかげさまで仲間の船が何隻も沈んじまっている」  彼はため息を吐き酒を口に運ぶ。机に置かれたランプのなかで弱々しくゆれる焔は、まるでこの漁師とこの街の不安を指し示しているかの様だった。 「腕っぷしで何とかなるならとうの昔に何とかしているさ。けどよぉ、魔法となっちゃあ俺たちには手も足も出ねぇ。だからこそゆうしゃのアンタにこうして頭を下げている訳だ」  彼はグラスの酒が無くなったので、ウイスキーボトルを掴むと、乱暴に目の前に置かれた自分のグラスにソレを注いだ。やたら酒が進んでいるようにうかがえるのは、心底では怪物に怯えているからだろうか。恐怖をアルコールで紛らわすために。 「……なぁ、アンタ程の先生なら何とかできるハズだろう」  そうして、彼は弱々しい声で、それでも確かな信頼を持って、対面にいるアタシの名前を呼ぶ。 「【コルネ・ワルフルド】先生よ」 「……こんな形で再履修になるとはね~」  つい、苦笑いをしてしまう。しかしながら、この人に先生と呼ばれるのはなんだかむずかゆい。だって、アタシはこの街で、この依頼人から、最初の課題を受けることになったのだから。 「引き受けてくれるのかい?」 「あたりまえですよ~!」  元気よく返事をすると、彼は少し安心したように見えた。そうだ、こんな依頼を断る理由がない。困った人を見捨てない。それがゆうしゃの鉄則だから。  依頼の概要はこうだった。 「目的はヤツらの棲み処である岩礁の破壊だ。そうすればここにはしばらく棲みつかなくなるだろう。俺の船にはしこたま爆弾を積んでおく。岩礁にたどり着くまで俺をセインディーネから守ってくれさえすればいい。ちなみに、沖合から岩礁まではそう遠くないから安心しろ」  彼は続けて作戦について話す。 「セインディーネの歌声をより大きな音でかき消す。爆弾でも太鼓でも何でもいい。ただし、中途半端な音じゃあダメだから注意しろ。嵐にならなくても、船ぐらいは転覆させられちまうからな。そんで、目撃されているセインディーネは一体だけだ。岩礁付近で数が増えない事を祈るが、どうだか。ちなみに交渉なんて一切受け付けねえから野暮な事ぁ考えんなよ。……って、先生のおめェさんに言うまでもないかもしれないが」  その言葉を聞いてアタシはつい笑みがこぼれた。そうだ、私は今、先生なんだ。そう考えると何だか不思議な気持になる。 「夜明けとともに海に出る。おめェさんが選んだ生徒さんの数に応じて船は貸してやる。何隻でも貸せるが定員は三人ずつだ」  アタシは一通り彼の話を聞いて、どんと自分の胸を叩く。 「任せてください!! さぁて、今度は先生の立場としていっちょ頑張りますか~!」  アタシが受けた最初の課題。さぁ、生徒たちはどう立ち向かうのか。アタシはそんな事を考えて、何だかワクワクしていた。