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私たちの仇をとってきて!


ストーリー Story

「うう、ひどい目にあったよ……」
 生徒たちは放課後の教室に集められていた。彼らの前に立って話すのは一人の少女だ。
「みんな、集まってくれてありがとう。私は【コリーン】って言うんだ。今日はみんなにお願いがあるんだけど……」
 コリーンは2本の角が生えた頭や、魔力の籠った腕輪のはめられた腕を包帯でぐるぐる巻きにしていた。一体何があったのだろうか。
「簡単な依頼があるって聞いたから、仲間に声をかけて行ったんだけどね……私たちのパンチやキックが効かなくて、やられちゃったんだ……」
 モンスターにやられて命からがら逃げ帰ってきたのであろう。頭に巻かれた包帯からにじみ出る血が痛々しい。
 教室に集められた生徒たちはドラゴニアの少女の話に聞き入っていた。きちんと対策しないと目の前の少女のように怪我をする羽目になる、と思えば真剣にならざるを得ない。
「私たちは依頼を受けて、草原にスライムナイトって言うモンスターを討伐しに行ったんだけど……そいつら、私たちの真似をしてきたんだ」
 真似? どういうこと? と集められた生徒の一人が問う。
「そのまんまだよ。擬態能力……っていうのかな? 相手の苦手な形になったり、相手の姿の真似をしてくるの。私たちは武神・無双コースの仲間と一緒に行ったから、相手も私たちと同じ姿になって、拳で攻撃してきたの。それで、相手には私たちの拳があんまり効かなくて、やられちゃったってわけ」
 拳が効かない? それはどうしてだろう? 別の生徒が首をかしげた。コリーンはその疑問に答える。
「うん、私たちの攻撃の威力が吸収されるって言うのかな……柔らかくてあんまり効いてる気がしなかったんだ。あと水っぽかったから水の魔法もあんまり効かないと思う。ローレライの仲間が水の魔法を撃ってみたんだけど、だめだった。私も炎の魔法を撃ってみたけど、あんまり効いてないみたいだったなあ……」
 耐性は多いが弱点も多く、情報を集めて行けばさほど怖い相手ではなさそうだ……そう考えた生徒たちに、コリーンがさらなる情報をもたらす。
「あとね、相手の中にボスっぽいのがいたんだけど、そいつが私たちをしびれさせてきたんだ……長い触手で私たちの動きを止めてきたから、気を付けてね。お願い、私たちの仇をとってきて!」


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 5日 出発日 2019-02-19

難易度 普通 報酬 少し 完成予定 2019-03-01

登場人物 8/8 Characters
《ゆうがく2年生》御影・シュン
 ルネサンス Lv11 / 黒幕・暗躍 Rank 1
おおっ!貴殿…初めましてでござるな!? しかも拙者と同じく新入生と見える! これは自己紹介といくでござろう! 拙者は御影・シュンでござる!あ、「ミカゲ」が苗字でござるよ。 種族は見ての通り祖流種…ルネサンスで、専攻は黒幕・暗躍科でござる! 敵地に忍び込んでの情報収集や、嫌いなあんちくしょうの闇討ちはお任せあれでござるよ! ……あ、物騒でござったか? そうでござるなー…居なくなったペットの捜索とかも請け負うのでござるよ!犬いいでござるよね!なんか親近感湧くー! 細々とした依頼は是非、拙者を頼って下され!…成功報酬は頂くかもしれないでござるがね? 拙者、ご学友の皆と比べるとちょーーっと歳が行っているでござるが、仲良くしてくれると嬉しいでござる! ◆プロフィール 狼のルネサンス 身長176cm 赤味がかった茶の短髪 素早く動く事に特化したしなやかな筋肉を持つ 顎と口元にかけて刀傷の跡が残っている 性格は明るく、社交的 表情がころころと変わり、喜怒哀楽もやや大げさに表す ただし人によっては、その感情に違和感を覚えるかもしれない 実は「ござる」口調はキャラ付けの意味で使っている ボロが出ると標準語になる 「シノビも客商売でござるからね~。キャラ付けは、大事。」 ※アドリブ歓迎でござるよ! ※フレンド申請も歓迎でござる!
《模範生》プラム・アーヴィング
 ヒューマン Lv23 / 賢者・導師 Rank 1
「俺はプラム・アーヴィング。ラム肉を導く修道士だ。…そうは見えない?そりゃそうだ、真面目にヤる気ないからな。ま、お互い楽しく適当によろしくヤろうぜ。ハハハハ!」                                       ■身体 178cm/85kg ■人格 身に降り注ぐ事象、感情の機微の全てを[快楽]として享受する特異体質持ち。 良心の欠如が見られ、飽き性で欲望に忠実、貞操観念が無い腐れ修道士。 しかし、異常性を自覚している為、持ち前の対人スキルで上手く取り繕い社会に馴染み、円滑に対人関係を構築する。 最近は交友関係を構築したお陰か、(犬と親友と恋人限定で)人間らしい側面が見られるように。 現在、課題にて連れ帰った大型犬を7匹飼っている。 味覚はあるが、食える食えないの範囲がガバく悪食も好む。 ■口調 修道士の皮を被り丁寧な口調の場合もあるが、普段は男口調を軸に雑で適当な口調・文章構成で喋る。 「一年の頃の容姿が良かっただァ?ハッ、言ってろ。俺は常に今が至高で完成されてんだよ。」 「やだ~~も~~~梅雨ってマジ髪がキマらないやんけ~~無理~~~二度寝決めちゃお~~~!おやすみんみ!」 「一応これでも修道士の端くれ。迷えるラム肉を導くのが私の使命ですから、安心してその身をゆだねると良いでしょう。フフ…。」 ■好き イヌ(特に大型) ファッション 極端な味付けの料理 ヤバい料理 RAP アルバリ ヘルムート(弟) ■嫌い 教会/制約 価値観の押し付け
《新入生》スラフィル・ケーニヒヴルト
 エリアル Lv6 / 賢者・導師 Rank 1
ボクの御家は200年くらい続いてる魔導師の貴族家系なんだよ。 王様・貴族の専攻もあるみたいだけど、立ち居振る舞いなんて、 人となりと生まれ育った環境に起因すると思ってるし、いろいろ 思うところがあって興味のあるこっちの専攻を選択したんだ。 お父様とお母様は王様・貴族専攻の卒業生だったから色々と説得 が大変だったんだけどね~…… 仲良くしてくれる友を待っているよ! よろしくね!! ◆珍しいエルフタイプの元気っ子少女 エルフタイプのエリアルは基本的に物静かなイメージがあるが、 スラフィルは活発で元気な女の子。 喜怒哀楽がハッキリしており、直ぐに顔に出てしまうタイプ。 誰とでも基本的に仲良くなれるが、利己的な者と横暴な者とは 決してまじわろうとしない。 【容姿】 腰を超えるくらいの亜麻色の髪 虹彩異色の瞳(右側:緑 左側:青) エリアルのエルフタイプらしく少し尖った耳 母から貰った大きめの懐中時計を首からぶら下げている 私服では軍服ワンピースと呼ばれる服装を好んで着用する傾向 授業や全校集会など学校行事のときは制服も着る 【交流】 友人からスキンシップされるのも、するのも大好き。 来る者拒まず去るもの追わずのスタンスであるものの、親友や お世話になった人には義を尽くす。 【話し方】 一人称:ボク 二人称:名前、愛称、キミ 柔らかい言葉遣い 〜だよね、〜だね、〜かな、〜じゃん…など
《ゆうがく2年生》シィーラ・ネルエス
 ローレライ Lv18 / 賢者・導師 Rank 1
「えぇ、私異世界から来たの」 「…そうね、そのはずなのに」 「うみにかえりたい、たまにそう思うの」 いつもおっとりした言葉遣いが特徴的なローレライの女性 おっとりとした言動とは裏腹にわりと勢いとノリがいい 自称、異世界からやってきたとのことだが… 容姿 ・海色のロングウェーブ、たれ気味の薄青の瞳 ・ゆったりとした服を好んで着ている ・胸は大きめ 性格 ・マイペースでおっとりとした性格…と見せかけてその実やりたいことはとことんやる、言いたいことはぶっちゃける ・困っている人には手を差し伸べるが、必要以上に他人と接しようとしない。あえて一定の距離を置いている節がある。人嫌い、というわけではない模様 ・ちなみに見た目よりかなり年上だが、間違っても「おばさん」とかは言ってはいけない ・笑いの沸点が低く、ちょっとしたことでもすぐ笑う ・取り繕うのは上手、なので平然とした顔で内心大笑いしていることは多々あり 好きなもの 海、歌 二人称:アナタ、~さん 仲良くなった人には呼び捨て、~ちゃん、〜くん 三人称:皆様、アナタ方
《新入生》コウ・エイトクラウド
 カルマ Lv4 / 武神・無双 Rank 1
「コウ・エイトクラウド。見ての通り、カルマだ。以後よろしく頼む」 身長は凡そ180センチ以上、体重は70キロ前後のカルマ。 護身程度に格闘技を習得しており、それなりに引き締まり鍛えられた身体をしている。 切れ長の鋭い瞳で髪型はミディアム、無造作に下している。 右後方首筋と左手の甲に薄黄色の魔法陣が描かれている。 性格はどれかと言われれば「ミステリアス」が一番近いというだけで、完全にミステリアスというわけではない。 今まで不必要に関わらなかったせいか、他人にどう接すればいいのか分からないところがある。 また、その性格もズレていたりする。 淡々とした口調で話し、声を荒げることは少ない。 食事を通し魔力を取り込む傾向にあるため、食欲旺盛。 何に関しても『美味い』と感じるように設定されているため、非常に悪食。 今まで、他人に関わる事が少なかったためか友情や恋愛といった者に興味を示し、理解を深めようとしている。 ちなみに、寝起きの際に「グポーン」と目が赤く光るが、自覚はない。
《ゆうがく2年生》リベール・ド・ヴァンセ
 ヒューマン Lv11 / 勇者・英雄 Rank 1
リベール・ド・ヴァンセ。 聞き取り辛いなら名札か手帳を読みなさい。 ……わざわざ言うべきことはないの。
《自称「モブ」》チョウザ・コナミ
 ヒューマン Lv34 / 村人・従者 Rank 1
「よーこそお出ましゆーしゃ様。 ザコちゃんの名前?…あー、チョウザ・コナミ。 お気軽気楽に『ザコちゃん』って呼んでくれていーよぉ? 面倒だったらこの記憶はまとめてポイして経験値にしたって、 全然丸っと了承了解?」 「ゆーしゃ様の近くでただ在るだけがザコちゃん。 モブへの用件ならいつでも呼びつけ招いちゃってよ。 何かの名前を呼び続け連呼とか?森の浮浪者とか? はたまた魔物に狙われ襲われな第14人目位の村人とかぁ?」 ■■ 名前:蝶座 小波(自称 身長:176cm 実年齢:20歳(自称 瞳の色:エメラルドグリーン 髪色:カラフルなメッシュ入りのマゼンタ 肌色:魚の文様が頬にある日本人肌 髪の長さ:編まれ端を結んだロング その他外見特徴:古びた布の服に大量の装飾品。 常に腰か手元に携帯する水煙草の瓶は『預かり物』だとか。 頭や腕に謎の斑模様で派手なスカーフを巻く。 一人称:ザコちゃん・(ごく稀に)あーし 二人称:『ゆーしゃ様』等の平仮名表記の立場+様 特徴+様、(稀に)名前+様 他 呼称:「ザコちゃん」呼びを望む。 「モブ」も反応するが、それ以外だと気づかない事が多い。 口調:投げやりで適当な話し方。敬語は一切使わない。 似た言葉や語感を繰り返し、まるで言葉遊びのように話す。 口先は冗談とでまかせ、ノリとハッタリで構成される。 貴族や東の国関係に妙な嫌悪を持つ。 魔法を扱う気は微塵も無いとか。 他者からの詮索、視線、物理接触、色恋話を避ける節がある。
《大空の君臨者》ビャッカ・リョウラン
 ドラゴニア Lv22 / 勇者・英雄 Rank 1
とある田舎地方を治め守護するリョウラン家の令嬢。 養子で血の繋がりはないが親子同然に育てられ、 兄弟姉妹との関係も良好でとても仲が良い。 武術に造詣の深い家系で皆何かしらの武術を学んでおり、 自身も幼い頃から剣の修練を続けてきた。 性格は、明るく真面目で頑張り屋。実直で曲がった事が嫌い。 幼児体系で舌足らず、優柔不断で迷うことも多く、 容姿と相まって子供っぽく見られがちだが、 こうと決めたら逃げず折れず貫き通す信念を持っている。 座右の銘は「日々精進」「逃げず折れず諦めず」 食欲は旺盛。食べた分は動き、そして動いた分を食べる。 好き嫌いは特にないが、さすがにゲテモノは苦手。 お酒はそれなりに飲めて、あまり酔っ払わない。 料理の腕前はごく普通に自炊が出来る程度。 趣味は武術関連全般。 鍛錬したり、武術で語り合ったり、観戦したり、腕試ししたり。 剣が一番好みだが他の分野も興味がある。 コンプレックスは身長の低さ。 年の離れた義妹にまで追い抜かれたのはショックだったらしい。 マスコット扱いしないで欲しい。

解説 Explan

●成功条件
 スライムナイト3体、およびチェーンスライムナイト1体を討伐すれば成功となります。

●スライムナイトについて
 擬態能力を持ち、相手の苦手な種族に姿を変えたり、相手の姿を真似たりもします。
 装備も自在に生み出しますが、知能が殆ど無いので真似は出来ても使いこなすことはできません。
 また、魔法は真似できないようです。
 名前の通りスライム状の体を持ち、物理攻撃は威力を吸収されるのであまり効きません。
 また、炎属性、水属性の魔法も効きにくいようです。
 その他の魔法はよく効きますが、とりわけ雷属性の魔法は効きやすいようです。

●チェーンスライムナイトについて
 基本的にはスライムナイトと同じですが、長い鎖のような触手を2本持っているところが違いとなります。
 この触手を使って相手を拘束し、麻痺させる能力を持ちます。麻痺を治す手段を持ち込むのがベターでしょう。
 弱点などはスライムナイトと同じです。

●草原について
 地形は平坦で、戦闘に支障はありません。
 草丈は足首ほどで、スライムナイトの擬態能力をもってしても隠れることはできません。不意打ちを気にする必要はありません。
 障害物はないため、どのような戦法をとることも可能ですが、相手も同じ戦法を取ってくることは注意する必要があるかもしれません。
 戦闘開始時はスライムナイト3体がチェーンスライムナイト1体を守るように立っています。


作者コメント Comment
 皆さまはじめまして。はまなたくみと申します。
 今回の依頼は純戦闘となります。
 油断さえしなければそう恐ろしい相手ではありませんので、力試しのつもりで挑んでいただければ幸いです。
 なお、本エピソードは学園を出発し、草原に移動したところから開始となります。
 どうかコリーンと仲間たちの仇をとってきてやってください。


個人成績表 Report
御影・シュン 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:156 = 52全体 + 104個別
獲得報酬:4800 = 1600全体 + 3200個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
同輩が持ち帰った情報を無駄にせぬ様、気合を入れて臨む所存でござる!


見晴らしも良いし敵から不意打ちを食らう事は無いでござろうが、此方が不意を突く為にも皆と協力し索敵を行うでござる
拙者は視覚強化Ⅰで不審な動きが無いか、視覚での索敵
無事発見出来たら情報を共有

◆戦闘
先ずは奇襲攻撃Ⅰを使用し、プチドドでチェーンスライムナイトを狙う

その後は主力である後衛の方々が思う存分魔法攻撃が出来る様に、前に出てスライムナイトの相手をする
その際、スライムナイトをボスから引き離せぬか試みるでござる

立体起動Ⅰを使用し可能な限り攻撃を避けつつ、味方と標的を合わせ確実に減らしていく

麻痺になった味方が居れば回復するまでフォロー

プラム・アーヴィング 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
■目的
スライム達で遊ぶ

■行動
麻痺触手が厄介なのでチェーンスライムを優先して攻撃する。

①触手の麻痺攻撃を妨害する為、《重力思念》をチェーンスライムに放つ。
→スライムナイトに妨害されるようであれば、スライムナイトの一体に《重力思念》を使い、前衛がスライムナイトの守りを崩しやすくする。その後《精密行動》で《重力思念》を崩れた守りを抜けるようチェーンスライムに放つ。

②優先的にチェーンスライムに《プチラド》で攻撃し倒す。

③残ったスライムナイトに通常(魔法)攻撃か、魔力が残存していれば《プチラド》で攻撃。

麻痺で前衛が崩れそうであれば、《デトル》で治癒をする。

■アドリブ度:A

スラフィル・ケーニヒヴルト 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
他キャラとの絡み、アドリブ大歓迎

◆目的
チェーンスライムナイトとスライムナイトの討伐を通して仲間との絆を深める

◆行動
いつもなら聞き耳スキルや聴覚強化で偵察役をやることが多いけど、今回はあんまり必要なさそうだから、ボクは援護に徹しよっかな!
幸い、風魔法のプチフドはスライムナイトたちには結構効くみたいだから出し惜しみせずに行くよー?
前衛の人が切込みに行くのと同時にスライムナイトにプチフドを数発放って援護したり、チェーンスライムナイトのチェーン攻撃にプチフドを当てて軌道を逸らしたり出来たらなって思ってる!

あとは全体を見渡して前衛、後衛の人たちに適切な攻撃指示を出すつもり!
よーしみんなで頑張ろう、おー!

シィーラ・ネルエス 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
うふふ、可愛い女の子をボロボロにするだなんてヒドイわねぇ
…おいたが過ぎるならお仕置きよ?ねぇ、スライムさん?

まず気配察知で索敵
大体の位置を把握次第仲間へ伝達
先手攻撃を行う際は味方と一緒に
タイミングを合わせればダメージも大きいはず…!

プチラドでチェーンスライムナイトへ攻撃
優先順位はチェーン>通常スライム
攪乱は前衛に任せましょう
魔法の射程範囲から攻撃
敵の位置を確認しながら適度に距離を取る

仲間が麻痺にかかった際はデトルで状態異常治癒

チェーンナイトの触手の破壊を試みる
狙うタイミングはチェーンナイトが仲間へ触手で攻撃した直後
及び触手攻撃を妨害した瞬間
触手へ向けて部位破壊発動
誤射には気を付けないとね

コウ・エイトクラウド 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
恐らく、自分の攻撃は通用しないだろうから、味方を庇うことに専念。
基本は前線の味方を庇うが、後衛が危機に晒されたら後衛を庇う事を優先。

防御方法はブロンズナックルを使用した、両腕を目の前でガッチリとくっつけたガード。
厚手の布を被せて相手の目くらましも可能かもしれないので、隙があれば試してみる。

もしかしたら、スライムという事を利用して腕や武器を刺しこみ、その瞬間にプチラドを発動することで体内から攻撃する…という事が通用するかもしれないので、提案だけはしてみる。
採用された場合、自分が率先して実行する。

リベール・ド・ヴァンセ 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
敵が射程に入り次第、賢者と一緒にチェーンスライムナイトを魔力の持つ限りプチラドで攻撃し続ける。
攻撃の主軸になるであろう賢者にデトルでまりょくを使わせないためにも、あいつは早く倒さないと。
スライムナイトに守られても構わず撃ち続ける。数を減らすのも重要だし、本命は賢者だもの。
チェーンを倒してまだまりょくがあるなら、最も危ない味方と交戦中の敵に使う。

賢者に近付く敵がいるなら、チェーンが健在でもそいつにプチラドで攻撃。まりょくがないなら前進して勇者の斬。その後防御主体で、魔法を当てやすいよう押し止める。
奴らに勝つには賢者たちの攻撃を止めるわけにいかない。

チョウザ・コナミ 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
ザコちゃんはモブらしく、他のゆーしゃ様よりも真っ先に殴られちゃうタイプのモブになるねぇ?

今回はプチラドとかの魔法使える生徒が多めといえ、要はやっぱり魔法に手慣れたけんじゃ様コースのゆーしゃ様達だろーし?
そんなけんじゃ様達が攻撃の対象にならないよーに、ザコちゃんは近くで控え待機がデフォルトな感じで。
スライム達がけんじゃ様を狙うなら【挑発】でスライムらしくモブから狙っていくように修正してあげちゃう。そんでもけんじゃ様狙いなら容赦なく庇うけどねぇ。
攻撃自体は【得意を伸ばす】感じな【基本棒術】活かした【全力防御】で【忍耐】力勝負な防ぎ守り方で。…ほんとは【自己犠牲】なモブってあんまりいないけど、ねぇ。

ビャッカ・リョウラン 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【目的】
コリーンの仇は私達が取る!

【行動】
私は前衛として、剣を構えて切り込む。
敵の攻撃は、動きをよく見て流水の構えと部分硬質化で受け止めるよ。
とくに触手攻撃は剣や鎧で受けるようにして直撃たけは絶対に避ける。
そして隙あらばドンドン剣で斬る。
あまり効かなくても全く効かない訳じゃない。
攻める時には攻めるよ。牽制にもなるはずだからね。
「私が相手だよ。皆のところへは行かせないよ!」

チェーンスライムナイトの懐がガラ空きになったら…そこが勝負どころ!
龍の翼で全速力で突貫して、プチラドを簡易陣で剣の先に展開しながら勇者之斬。
全力の斬撃を叩き込みながら、雷の玉も超至近距離から叩き込む!
「チェストォォーーーッ!」

リザルト Result


 空は青く晴れ渡っていた。
 草原に8人の生徒たちが集まっていた。【コリーン】の求めに応じ集まった勇者たちは、チェーンスライムナイトをはじめとする魔物たちの群れを探していた。
「よーし、みんなで頑張ってスライムナイトを倒そうね! えいえいおー!」
 気合を入れる【スラフィル・ケーニヒヴルト】。いつもは能力を生かして偵察役を買って出ることの多い彼女だが、今回はだだっ広い平原での戦闘だ。偵察の必要は少ないと判断して、援護に徹しようとしていた。
「攻撃の指示はボクに任せて!」
「うん、任せたよスラフィル。コリーンの仇、私たちで取ろうね!」
 【ビャッカ・リョウラン】も気合十分である。彼女はコリーンと同じドラゴニアだけに、彼女に親近感を抱いていた。それだけに彼女にけがを負わせたチェーンスライムナイトが許せない。
「スライムナイトを倒して帰ったら、コリーンとももっと仲良くなれるかなあ……」
「折角同輩が持ち帰ってくれた情報でござる。無駄にせぬ様、気合を入れて臨みたいでござるな」
 【御影・シュン】(みかげ―)はスライムの影を探し、周囲を見回しながら言う。視線の通りやすい草原だが、それだけに相手からの視界もまた通りやすい。万が一にも敵からの不意打ちは防ぐために、警戒は万全にしている。そのうえで、こちらが敵の不意を討ち、さらに戦いを優位に進めたい。
「スライムナイトを見るのは初めてだよ。どんな敵なのか興味があるよねぇ?」
 いつもと変わらぬ微笑を浮かべる【プラム・アーヴィング】だが、本日はいつもより上機嫌……に見えなくもない。その理由は本人のみぞ知る。
「皆、今日はよろしくねぇ。……それにしても、可愛い女の子をボロボロにするだなんてヒドイスライムさんもいたものねぇ。お仕置きが必要みたいねぇ?」
 魔物たちの気配を探りながら【シィーラ・ネルエス】も挨拶を交わす。おっとりとした口調と見た目の彼女だが、なかなか攻撃的なことを言う。
(勇ましく戦った者の無念を無碍にはできないわね……必ずチェーンスライムナイトには報復しないと……)
 【リベール・ド・ヴァンセ】は決意を固める。課題に関する姿勢が淡白なことがある彼女だが、彼女なりに何かを感じているようだ。
「今回の作戦は雷の魔法が重要になるだろう。前衛で体を張るのは任せてもらおう」
 【コウ・エイトクラウド】は自らの攻撃が通用しないだろうと予想し、味方を庇うことに専念するつもりのようだ。味方が十全に力を発揮できるように舞台を整える。役割分担も作戦成功のためには大事だ。
「そーそー、今回の作戦の要はやっぱり魔法に手慣れたけんじゃ様コースのゆーしゃ様たちだろーし? ザコちゃんはモブらしく、他のゆーしゃ様よりも真っ先に殴られちゃうタイプのモブになるねぇ?」
 【チョウザ・コナミ】も他の生徒たちをかばう作戦である。攻撃は得意な者に任せ、自分が得意な防衛に回る。適材適所というだけでなく、賢者という火力ありきの戦法であるがゆえにスライムナイトたちに真似される心配もない。一石二鳥の作戦といえた。
「いたでござる! 10時の方向、4体でござる」
 周囲を警戒していたシュンが敵を発見した。各々がシュンの示す方向を見ると、確かにスライムの影が4つ。
「へぇ、あれがスライムなんだぁ。……俺を楽しませてくれるのかなぁ?」
 スライムを視認したプラムが言う。戦場が何もないだだっ広い平原であることが幸いし、特別に視覚を強化していない勇者たちの目にも倒すべき魔物の姿ははっきりと映った。そしてそれはスライムたちも同様のようだ。勇者たちを発見したと同時に、不定形の水饅頭のようだった当初の姿からするすると変化する。次の瞬間、槍を持った人型の魔物が4体立っていた。
「おやおやぁ? ザコちゃんたちの姿は真似しない感じぃ?」
「ふむ、事前情報と違うようだな。槍を使ったなぎ払いには気を付ける必要がありそうだが、基本的に防御は難しくなさそうだな」
 チョウザとコウが感想を述べる。
「射程の長さで攻撃の主軸になる賢者を攻撃しようというつもりかしら」
「あらぁ、じゃあ前衛の人たちには今回頼りにさせてもらわないとねぇ。ほら、私ってか弱い乙女だから……うふふ、冗談よ?」
 リベールは半ば独り言のようにつぶやき、シィーラは冗談めかしながらも仲間への信頼を口にする。
「みんな、行こう!」
「出し惜しみせずに行くよーっ!」
 ビャッカとスラフィルも声を上げる。8人の勇者たちは、チェーンスライムナイトを討伐すべく駆け出した。
 勇者たちと魔物の戦いの火ぶたが切って落とされる。


 先手を取ったのはスラフィルだった。ひのきの杖をかざし、呪文を唱える。彼女の周囲に緑色の魔法陣が生成されると同時に、杖の先に魔力の塊が生まれる。
「えーいっ!」
 彼女が杖を振ると魔力の塊が放たれ、見事に向かってきていたスライムナイトの体をとらえた。狙われたスライムナイトは苦し気に身をよじらせる。魔法が効く、その事前情報に間違いはなかったようだ。仲間の魔物がダメージを受けたのを見て敵の勢いが一瞬弱まる。
「次は拙者でござる!」
 その隙を逃すまいとシュンが続く。スラフィルの魔法に気を取られたチェーンスライムナイトの死角に回り込む。腕に魔力を込めると、爪型の魔力の塊が生成される。
「はあっ!」
 すんでのところで攻撃に気づいたチェーンスライムナイトが体をひねって急所をかわしたため、致命的な一撃とはならなかった。だが、シュンには確かな手ごたえがあった。
「ふむ、姿形は真似出来ても、拙者の爪までは真似できぬようでござるな。拙者の爪は一味違うでござろう?」
「さあ、スライムくぅん? 俺と一緒に遊ぼうよぉ?」
 さらにプラムが続く。彼は手にした魔導書を開くと何やら呪文を口にする。チェーンスライムナイトの魔力生成を阻害しようとした。魔力を生成できなくなれば、触手による麻痺攻撃がやむのではないかとの考えだ。魔導書から放たれた白い魔法陣がチェーンスライムナイトの体をとらえる。だが、
「ふぅん……? 効いてないみたいだねぇ……?」
 チェーンスライムナイトは相変わらず触手を小刻みに動かしながら勇者たちに攻撃する機会をうかがっている。触手攻撃は魔力によるものではないようで、重力思念では止めることができないようだ。それがわかっただけでもプラムの行動は無駄ではなかったというものだ。
「アナタ、雷はお嫌い? 奇遇ねぇ、私もなのよぉ」
 シィーラも厄介なチェーンスライムナイトを真っ先に片づけるべく、黄色の魔法陣を展開させる。ローレライである彼女にとって、苦手な属性である雷属性の魔法を発動させるのは難易度が高い。だが、魔法攻撃を本職とする彼女はうまくこなしていた。
 魔力の塊が見事チェーンスライムナイトに命中……する前にスライムナイトの一体がボスをかばうべく射線に立ちふさがる。スライムナイトは魔力の直撃を受け、苦しそうに身をよじらせる。
「そう……やはり守ってくるのね。いいわ、数を減らすのも重要だし」
 リベールは攻撃をかばったスライムナイトめがけて魔法弾を放つ。普段は前衛として戦う彼女も、今回は相手の弱点である魔法攻撃に徹していた。追撃を受けてさらにスライムナイトの体勢が崩れる。
「たあーっ!」
 さらにビャッカも高く振りかぶった剣をスライムナイトに打ち込む。
「私が相手だよ。皆のところへは行かせないよ!」
 集中攻撃を受けたスライムナイトががくりと膝をつく。かなりのダメージを与えられたようだ。だが、その隙に別のスライムナイトが勇者たちに攻撃を仕掛けようとする。手にした槍を突き出し、魔法を撃った後のスキができたリベールを狙う。
「やらせない」
 コウが間に割って入った。手甲をはめた両腕を目の前でがっちりと合わせ、衝撃を受け止めようとする。
「くっ!」
 突進してきた勢いを殺し切れずにコウがやや後ずさりする。だが、しょせんは物真似の槍術に過ぎずコウはたいしたダメージも受けず防御することができた。
「ありがとう、コウ。大丈夫?」
「大丈夫だ」
 一方、チェーンスライムナイトも触手を伸ばし、攻撃のかなめである賢者たちを止めようとする。
「おおっと、けんじゃ様方を倒したくば、ザコちゃんを倒してからに……みたいな?」
 だが、スラフィルを狙った触手の軌道に入り込んだチョウザが、攻撃を受け止める。
「ほら、見たことないよーな魔物がいて、なんだあれ……って警戒注意な空気の中で、真っ先に被害者になるのってモブって相場お決まりじゃん? たぶん……」
 言いながらチョウザはがくりと崩れ落ちる。ダメージはたいしたことがないようだが、麻痺して動けないようだ。
「あの触手、厄介ねえ。ちょん切ってあげるわ?」
 シィーラが攻撃した直後の伸びきった触手を狙う。器用な彼女は見事に触手の根元に攻撃を命中させた。……のだが、
「あらぁ? 効いていないのかしらぁ?」
「むう……体を自在に変化させるこの魔物には部位破壊は効果がないようでござるな」
「うわー、厄介な相手だね……」
 シュンが言い、スラフィルがげんなりした顔をする。どうやらチェーンスライムナイトは一筋縄ではいかない相手のようだ。
 一方、麻痺したチョウザにはプラムが治療に当たっていた。
「おお神よ、この者にこのような無慈悲な試練をお与えになるとは」
 プラムが言いながら癒しの魔法を唱える。白い魔法陣とともにチョウザの体が光に包まれる。
「どーもありがと感謝感激白髪のけんじゃ様」
 チョウザは体が動くかどうか、慎重に確かめながら立ち上がる。どうやら体の痺れはすっかりとれたようだ。
「気にしないでねぇ。俺がスライムと遊ぶのにはみんなの協力が必要だからねぇ?」
 勇者たちと魔物たちの戦いは激しさを増していった。


「次は右のスライムナイトを狙って!」
「了解でござる!」
 勇者たちは互いに声を掛け合い、連携をはかりながら魔物たちを追い詰めていた。
 大ダメージが見込める雷の魔法を使えるものはチェーンスライムナイトを、それ以外のものはスライムナイトを狙うという勇者たちの役割分担は想像以上に効果を上げていた。雷の魔法からチェーンスライムナイトをかばうべく、3匹のスライムナイトたちは防御に回らざるを得なかった。必然的に勇者たちへの攻撃頻度は減る。結果として魔物たちの攻撃は、チェーンスライムナイトの触手による麻痺攻撃を主軸とした単調なものにならざるを得なかった。単発の攻撃ならば十分に対処することができていた。麻痺した勇者たちを魔物が集中攻撃したりしてきたら恐ろしさもあったのだろうが、そのような状況とは程遠かった。
「これで残りはボスだけでござる!」
 シュンの魔力の爪を受け、スライムナイトの3体目が地に伏した。チェーンスライムナイトはまだ健在なものの、かばってくる厄介な部下がいなくなったので勇者たちの攻撃が通るようになった。
「ここがチャンスで攻め時みたいなぁ? ならばザコちゃんが犠牲になって、防御がら空き殴りまくりタイム発動じゃん?」
 チョウザはあえてチェーンスライムナイトの触手に向かっていった。わざとらしく防御の構えを崩して敵を挑発する。狙い通りチェーンスライムナイトは彼女を狙い、麻痺攻撃を繰り出す。それをまともに食らいながらも、彼女はにやりと笑った。
「ゆーしゃ様けんじゃ様にあとはお任せ。ドーンとやっちゃって」
「わかった! 作ってくれた隙、無駄にしないよ!」
 スラフィルが応じる。生まれた隙を生かし、集中していつもより大きな風の玉を生み出す。
「行っけー!」
 チェーンスライムナイトの体が揺らぐ。それを皮切りに、勇者たちの猛攻が始まった。
「まったく、君は手ごたえがなさすぎるよぉ。もっと面白く遊べると思ってたのに、がっかりだねぇ?」
「おいたはだめよぉ。ねぇ、スライムさん?」
 プラムとシィーラもそれぞれ魔力の弾丸を練り上げ、チェーンスライムナイトに叩き込む。弱点の魔力攻撃を食らい、さしものチェーンスライムナイトも弱ってきたように見受けられる。
「一気に攻めさせてもらうでござる! 逃しはせぬ!」
 シュンも続く。
 リベールは平原に来る前のコリーンとの会話を思い返していた。
「もっと話してちょうだい。あなたたちにとって、奴等は何故倒されるべきなのか」
「うーん……あんまり考えてるわけじゃないんだけど、私たちが魔物を倒したら、喜んでくれる人がいるからかな? 小さいことかもしれないけど、そういう小さな気持ちが大切なんじゃないか、って私は思うんだ」
「小さいことから、か……」
 リベールにはまだ学園でなすべき明確な目標は見えていない。だが、仲間とともに歩んでいけば、いつか見つけられるのだろう。そのためにも、
「まずはこいつを倒す」
 持てる最大限の力をつぎ込んで生成した雷の玉を、チェーンスライムナイトめがけて思い切りぶつける。
 コウも攻撃に転じる。チェーンスライムナイトの体内で雷の魔法を発動させられないか、と考えた彼はナックルをはめた右腕を思い切り突き出す。ぐんにゃりとした手ごたえを感じながら、頃合いを見て呪文を唱える。
「これでどうだ」
 カルマである彼は雷属性の魔法と相性がいい。苦も無く魔法を発動させると、集中砲火を浴びたチェーンスライムナイトの体がぐらりと傾いた。
「君たちと私たちの違い……それは剣術に魂が篭っているか篭っていないかだよ。物真似が巧いのは認めるけど、私たちが日々努力して磨いてきた剣術は負けないよ!」
 ビャッカが剣を掲げ、チェーンスライムナイトに向かって突っこむ。走りながら雷の弾を生成した彼女は、それを剣の先に宿し、振りかぶった剣を思い切り打ち下ろした。
「チェストォォ――ッ!」
 雷を帯びた剣の一撃がとどめとなり、最後まで粘っていたチェーンスライムナイトもついに倒れた。


「チョウザさん、この傷薬をどうぞぉ」
 シィーラは持参していた魔法薬作成キットを使って傷薬を作った。最後まで味方をかばい続け、ダメージのひどそうなチョウザに差し出す。
「ん? ……ああ、ザコちゃん呼んだのね。ありがたくいただくよローレライのけんじゃ様」
 チョウザは素直に差し出された傷薬を飲んだ。防御に徹し、賢者たちの攻撃力を十全に引き出した彼女もまた今回の依頼において重要な役割を果たしていたと言えるだろう。
「スライムともっと遊びたかったんだけどなぁ。残念残念」
 プラムは若干物足りなさそうである。だが、依頼が大きなトラブルなく終わったのはそれだけ勇者たちの連携が見事だったということだろう。
「帰りましょう。依頼人に報告しないといけないわ。報復が果たされたことを」
「そうだな、帰ろう」
 リベールが言い、コウが賛同する。
「帰ったらコリーンに、お土産話聞かせてあげようね!」
「それは楽しそうでござる。拙者も混ぜてもらっていいでござるか?」
「うんうん。もっと仲良くなりたいよね!」
 家路につく8人の勇者たちを、夕日が赤く染めていた。



課題評価
課題経験:52
課題報酬:1600
私たちの仇をとってきて!
執筆:はまなたくみ GM


《私たちの仇をとってきて!》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 1) 2019-02-14 00:06:47
おっ一番乗りかな?
スライムと聞いて。フフ。

俺はプラム・アーヴィング。
賢者・導師専攻だよー。

さてさて、今回授業に入れたので雷属性魔法でも取得してこようかなー

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 2) 2019-02-14 00:09:51
授業抽選に当選なゆーしゃ様達は祝福お祝い。

ご存知かお忘れかその他諸々かはともかく見たまんまのモブなザコちゃんです。
出来ることは棒術と村人な技能全般、第六感と耳がちょっといい。あとお話とか裁縫ができるだけのモブって感じの存在物体。

今回のスライムには電撃雷撃な魔法が効くって話だけどぉ、少なくともザコちゃんはそういう強賢いのはからっきしだから。
体だけは適当にぎせーにするしぃ、その辺は他のゆーしゃ様におまかせ案件。

《ゆうがく2年生》 リベール・ド・ヴァンセ (No 3) 2019-02-14 04:39:59
勇者・英雄専攻のリベール・ド・ヴァンセよ。
この課題の為にプチラドを習ってきたわ。

障害物のない草原で、向こうは魔法は真似できない。外敵一覧でも課題解説でも飛び道具を使うとは書いてない。
となれば、魔法の射程をいいことに先制攻撃できるかしら。
あわよくば、近づかれる前に数を減らせるといいんだけど。

賢者・導師専攻の3人が攻撃の主軸になりそうだから、敵が近づいてきたら前に出て彼らを守らないと。

《新入生》 コウ・エイトクラウド (No 4) 2019-02-14 23:41:23
武神・無双コース専攻のコウ・エイトクラウド。
所謂『壁役』が少ないと感じたので、志望させてもらった。
かく乱などを主に行動しようと思う、攻撃は……まあ、出来ないわけではない。

とにかく、よろしく頼む。

《ゆうがく2年生》 御影・シュン (No 5) 2019-02-15 00:42:18
拙者、暗躍・黒幕コース専攻の御影・シュンと申すでござる。
初めましての方もそうでない方もよろしくお願いするでござるよ!

雷が弱点との事で「プチラド」を持ってくるべきなのでござろうが…拙者、魔法には不慣れでござるので種族相性の良い土属性の「プチドド」を持っていく予定でござる。
魔法の扱いの上手い賢者・導師専攻の方々へ攻撃を届かせぬ様にしつつ、「プチドド」でダメージを与えられたらと思うでござる!

また、ヴァンセ殿の言う通り先に此方が敵を発見できれば有利に事が運びそうでござるから、気配や視覚情報による索敵にも役立てそうでござる。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 6) 2019-02-15 16:08:21
(勝手に生徒手地を覗き)
ふんふん、つまるところ前衛4人、けんじゃ様3人、どっちもできちゃうわんこ感あるルネサンス様ひとりって感じぃ?

そったらスライム軍団との戦いは、スライムの攻撃を主だって食らう前衛組と、後衛お守り防護な前衛組に理由分けした方が良さげ?
もしそーならザコちゃんは防護組いくけど、どーよぉ?ほら、忍耐とか自己犠牲のべんきょーしてるし。

《ゆうがく2年生》 シィーラ・ネルエス (No 7) 2019-02-15 20:52:03
賢者・導師コースのシィーラ・ネルエスです。皆よろしくね?

賢者ということで、魔法でどんどん攻撃していきましょう
チェーンスライムナイト対策にデトネも持っていってと…

索敵なんだけど、私も魔力感知で探ってみようと思うわ
戦闘が始まる前なら、ある程度の精度はある…はずよ

《大空の君臨者》 ビャッカ・リョウラン (No 8) 2019-02-16 02:13:08
勇者英雄コースのビャッカ・リョウランだよ。

私は剣を構えて前衛に立つつもり。細かいところはこれから考えるよ。

《新入生》 コウ・エイトクラウド (No 9) 2019-02-16 12:08:40
プチラドは俺も発動ができる。
今のところは前線のかく乱を主にしているが、いざとなれば攻撃に加わる事も可能だ。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 10) 2019-02-16 22:11:05
こんばんわー。
プチラドを習得して作戦会議に改めて参加。

俺はプチラドとデトルが使えるから攻撃も出来るけどサポートにも回れるそんな感じ。
両方の技能持ってくし、まあ臨機応変に切り替えてもいいけど…。

出来れば、一番先に厄介なチェーンスライムナイトを倒したいので最初は攻撃役にでも回りたいなーとは思う。

《ゆうがく2年生》 リベール・ド・ヴァンセ (No 11) 2019-02-16 22:35:53
一番のアタッカーになるであろう賢者に回復で手を取らせないためにも、チェーンスライムナイトを速攻で倒せるに越したことはないわね。
大物だから多分魔法で集中攻撃する必要があるでしょう。やるんなら私もその攻撃に参加するわよ。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 12) 2019-02-16 23:06:08
んー、ゆーしゃ様みーんな器用すぎじゃん?魔法ぽんぽこ習得発射放出出来るとか強賢ぉい。

そーいうのが出来ない不器用ザコちゃんは大人しく、はじめに言ったよーにけんじゃ様達の庇い防護役するねぇ?
けんじゃ様近くに待機控えて【自己犠牲】で庇って【忍耐】で耐え忍んでー…な、モブによくある動きを軸に検討考え中な感じぃ。

あーあと、遭遇前の搜索索敵ぃ?的なのに関しては【聴覚強化】な【聞き耳】がほんのちょこっとお役立ち可能案件?

《ゆうがく2年生》 御影・シュン (No 13) 2019-02-16 23:41:30
皆々方、まっこと頼りになるでござるねぇ。拙者も気合を入れねばでござる!

>戦闘
チェーンスライムナイトを守る様に、スライムナイトが3体居るのでござるよね。
索敵が成功し、先手を取る事が出来た場合は「プチドド」でチェーンスライムナイトを狙うでござる。
その後はある程度接近し「立体起動」でスライムナイトの相手をしつつ後衛の皆々方がチェーンスライムを倒す時間を稼ごうと思うでござる。
数が減ってきてからは「プチドド」での攻撃を主軸に動きたいでござるな。

>索敵
視界が開けた草原という事は、此方も隠れ場所が無いという事でござるからな。
索敵が出来る者は多ければ多い程頼りになると思うでござる!

む、「隠密」での索敵を行えばより先手を取りやすくなるでござるかね…?
拙者が3~5m程先行し索敵すればより確実でござろうか…?いや、見当違いの方向を索敵する可能性もあるんでござるよねぇ…。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 14) 2019-02-17 01:47:37
そうだなあ、スライムナイトを最低でも1体…出来れば2体、チェーンスライムから引っぺがしてくれたら精密行動でプチラドを撃ちこめると思うんだよねぇ。

あと障害物なし、平坦な地形…
もう、あ!あそこにいる!というレベルで見つけやすいのかな。

《大空の君臨者》 ビャッカ・リョウラン (No 15) 2019-02-17 12:27:46
よし、プラン書けたよ。

前に言った通り、剣を構えて前衛に立つよ。
基本は防御主体だけど、牽制も兼ねて剣で攻撃するよ。

プチラドは使えるけど、これは最後の一撃まで取っておくつもり。
チェーンスライムがガラ空きになった辺りで叩き込めれば…と思ってるよ。

《ゆうがく2年生》 シィーラ・ネルエス (No 16) 2019-02-17 22:50:03
チェーンナイトから普通のナイトを引き剥がすのは賛成よ
そういえばチェーンナイトを見てて思ったのだけど、あの触手をどうにかして無効化できないかしら
具体的に言うと部位破壊であの触手切り落とせたら楽かしらぁ…ぐらいの気持ちだけどね?
ちょっと狙ってみるつもりよ

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 17) 2019-02-18 00:23:25
俺も大体のプラン出来たから提出してきた。

チェーンスライムの麻痺触手が厄介だから、俺は優先的にそっちを攻撃する。
チェーンスライムに《重力思念》で触手攻撃を妨害出来ないか試したり、プチラドぶち込んだりみたいな。

スライムナイトは大変だろうけど、とりあえず前衛の人たちに任せたいな。
勿論、麻痺で前衛が崩れそうだったらデトルも使うつもりではいる。
ただ、魔力結構使うから魔力切れだったらごめんね…。

《ゆうがく2年生》 御影・シュン (No 18) 2019-02-18 20:26:26
拙者も一応プランは提出したでござる。
ラストスパート、頑張るでござるよー!

索敵は「視覚強化Ⅰ」で草原に不審な影が無いか探す、というものにしているでござる。
その後「奇襲攻撃Ⅰ」と「プチドド」でチェーンスライムナイトを攻撃した後、前進しスライムナイトの相手をする形でござるな。
スライムナイトをチェーンスライムナイトから引き離す旨も入れているでござる。

そして拙者……「魔牙Ⅰ」が使えるのを忘れておった!
魔法攻撃である「魔牙Ⅰ」を主軸に、「立体起動Ⅰ」で避けつつスライムナイトを減らしていくでござる。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 19) 2019-02-18 20:34:32
スライム系の魔物が出てくる課題って今回が初めてだしぃ、物理的な攻撃が効きにくいーってのがどれ位か不明未知数だもんねぇ。
やれることは色々挑戦試みやっちゃえやっちゃえ。もし触手切り落とせたら、学園に持って帰ってみんなで食べよ。いらないならザコちゃんだけでも。
茹でてから砂糖水に漬けて冷やして食べると良さげな気配がする。今思いついただけ。

それからそれから。お手紙届いてるからだいじょーぶだとはおもうけどぉ。
プランの投げつけ締切は今日いっぱいだからぁ、ね?ざくざくっとでいいから書き記入して送ろうねー。