根来言 GM
初めまして、根来言(ねこごと)です。 キャラクターの皆様が生き生きとご活躍できるシナリオの作成を心がけています! 得意なジャンルとしましてはほのぼのとした日常もの、動きのある課題。戦闘よりもキャラクター同士の絡み等をより力を入れています! どうぞ宜しくお願いします! 最近PBW専用Twitter作ってみました! ※イメージを壊してしまう恐れあり。自重しないアカウントです (@nekogoto) https://twitter.com/nekogoto?s=09 以下、根来言所有の公認NPCの簡易説明 【アデル・ミドラ】 魔法学園の生徒。フェアリータイプのエリアル。 気弱で、覇気という言葉の真逆にいるような少年。 どのようなトラップにも引っ掛かることができる、、、、、、という、謎の特技がある(制御はできない)。 【ベル・プリズン】 魔法学園の食堂職員。シマリスのルネサンス。 見た目は小さいくせに、態度はでかい。 料理を作るだけでなく、食材を自らの足で取りに行くフットワークの軽さを持つ。 因みに、彼女の中では『植物=食材』であり、『動物=食材』であり、ついでに『魔物=食材』らしい。 |
||||||||||||||||
担当NPC
|
||||||||||||||||
メッセージ◎シリーズ物の一覧です! ≪ガイギャックス家の書≫ ≪登場人物≫ ※シリーズを通して登場する、主な人物(公式NPC・公認NPC・公式ページ掲載NPC:https://frontierf.com/5th/index_top.cgi?act=world を除く) 【ガープス・カーペンター】 元・最強の戦士と謂われたヒューマンの男。 ヒューマンとは思えない巨体と身体に刻まれた傷が特徴。 元々は魔法学園の生徒として、かなり優秀な成績を残していたらしい。 現在は引退し、ある村でひっそりと暮らしている。 【ピラフ・プリプク】 『ピラフ商店』という名前のキャラバン隊を率いるローレライの男。 扱う商品は魔物、珍しい植物、あるいは特殊な魔具などなど……。構成員の殆どが冒険者や衛兵上がりらしく、それを生かした商売が主。 元々は魔法学園の生徒として、戦士を志していた……らしい。 魔法や魔道具に一種の苦手意識のようなものを持つ。 【レオナルド・ガイギャックス】 故人。ガイギャックス家の末裔であり、恐らくごく最近亡くなった様子。 学園職員であるベル・フリズンとは何らかの接点があったようだ。 因みに彼の生前を知るもの達は、彼について皆が口を揃えたように、以下のような言葉を語る。 『彼はどうしょうもないロクでなしだった』、と。 【ブラッド】 ガイギャックス家に仕えるカルマ。その姿は見るからにボロボロで、左腕がない。彼曰く「クソ犬に切り落とされました」とのこと。 表情はあまり変えないが、感情の起伏はなかなかに激しい方。良かれと思って色々やらかしたりしている。特に家のことが絡むと誰かしらが不幸な目に合う。 現在、封印術を使用できる唯一の存在。 ●1章 魔物の群れと、弱き剣 ≪あらすじ≫ シュターニャ近隣のとある村へ、魔物の大群が迫っていた。 学園生らと共に戦うのは、シュターニャの衛兵達とその代表【ニキータ・キャンベル】をはじめとする精鋭たち。彼らがそんな戦いの中、見つけ出した元凶は……。 第一話 弱き剣、強き枷 https://frontierf.com/5th/episode/episode_top.cgi?act=details&epi_seq=316 第二話 弱き民、迫る脅威 https://frontierf.com/5th/episode/episode_top.cgi?act=details&epi_seq=365 第三話 迫る脅威、探る道標 https://frontierf.com/5th/episode/episode_top.cgi?act=details&epi_seq=436 第四話 探る道標、掲げる剣 https://frontierf.com/5th/episode/episode_top.cgi?act=details&epi_seq=519 ●2章 曇り空と、都合の良い託し言 《あらすじ》 場所は変わって、グラヌーゼ『幻惑の森』。その土地は、件の書物を造りし者達ーーーガイギャックス家の本家が遺されていた。(現在ここまで) 第一話 【幸便】晴れた霧と曇り土地 https://frontierf.com/5th/episode/episode_top.cgi?act=details&epi_seq=545 第二話 【幸便】曇り顔と隠されたモノ https://frontierf.com/5th/episode/episode_top.cgi?act=details&epi_seq=573 第三話 【幸便】隠された影と封じられた魔物 https://frontierf.com/5th/episode/episode_top.cgi?act=details&epi_seq=624 第三話 coming soon 前日談が少しだけ。始まりの少しだけ前のお話。 * 魔法学園からその年卒業した四人は、中々の曲者ぞろいだった。 実力は申し分なく、その年の卒業生の中では優秀者に違いなかったがその一方で、彼らは色々『悪』であった。 1人は戦士。 巨漢にして、不滅。戦事には負けた試がなく、寡黙。戦士の理想と謳われ、後に着く二つ名は『最強の戦士』。 しかしその実、彼はタダの戦闘バカである。戦闘以外のことになると頭が悪い。 「……城壁を、作りたい。いかなる攻撃も跳ねのける壁だ……、その中心で戦死するのが夢だな」 1人は同じく戦士……いや、本人は魔法戦士を名乗るのだから恐らくはそうなのだろう。 野営、魔道具に関する技術ならば彼の右手に出る者はいない。彼一人がパーティにいるだけで生存率はうなぎ上り、優秀なスカウトだ。 しかしその実、彼は姫(と、呼んでいるお嬢様)ラブで盲目的だ。おまけに口が非常に悪い。多少マシになりつつあるが姫がいなければそれは酷い有様だ。 「いやいや、それじゃ城壁の意味ねーわバカ。オレの夢は勿論姫の願い全てっすね、てかそれ以外生きる希望ねっしょ」 1人は聖職者。 誰もが振り返るような美貌を持ち、彼女の声は魔物でさえも酔いしれてしまうほどに美しい。 回復魔法、補助魔法の扱いで彼女の上を行くものは滅多にいないだろう。 わざわざ彼女の施しを受ける為に負傷する生徒もいたようだ。 しかしその実、彼女は非常に性格が悪い。姫というよりはもはや女帝のようだ。一見は分からないが、彼女と深く付き合うほどに見た目とのギャップに人は絶望していく。 「そうねぇ……、まずは国に帰ってからでしょう。そして皆様にご挨拶して、あぁ、お父様へご報告をして。ふふ、忙しいことになりそうね」 そして1人は魔法使い。 第二のメメ・メメルを自称し、実際にその口上を裏づけるような魔力量と才能を有している。 また、1度はメメルに勝利したという噂もあり、当時の生徒であるならばその存在を知らない者はいなかったという。(真実は、幾度も挑んでくる彼をはじめはおちょくっていたメメルが飽き、『めんどくさいからもうキミの勝ちでいいよ』と発言したため。その言葉が独り歩きしたらしい) しかしその実、態度が悪い。かなり態度がでかく、謙虚等という言葉を知らないその姿勢。協力性なんて全くないような男だ。実力がなければ、ただの厄介な自己中男といったところか。 「キミらは夢がねーのな? ボク様の夢はでかいぜ? 何時かメメ・メメルを越える男になって、そんで女の子にモテモテになってさ、最後には好きな子を庇って死にたいね! ロマンだろそういうの、超かっこよくね?」 |
||||||||||||||||
作品一覧 |
||||||||||||||||
リンク |
||||||||||||||||
サンプル……ほんっとーにバカだ。 神を殺す、なんて言ってのけるその無謀さも。 そして、そんなのに手を貸すなんて言ってしまったアタシも。 こんなに近くでヤツの姿を見たのは初めてだった。巨大な鳥、巨大な翼に禍々しい炎。 自分の10倍以上でかい。正直、震えが止まらない。 対するは小さな、小さなルネサンスとヒューマンが6人。 シーフが5人と、魔法使いが1人。 しかもシーフの装備はナイフが1本ずつ、後は木製の弓と矢が数本、植物を編んだロープだけ。 バランスも壊滅的、時間も限られていて、対策なんてまったく思いつかない。 ―――それでも殺す。死ぬか、殺すか。それ以外の選択肢はない、だから殺るだけだ。 今までもそうだったように。……慣れていた感覚だった筈なのに。 ―――ぱんっ。気合を入れて、頬を思いっきり叩く。アタシは、アタシの仕事に集中しろ。 鳥を視界に収め、息を止め。瞬きをしている時間すらも惜しい。今でさえも魔力が取られすぎている。早く仕留めないと、その前に死んでしまう。 見て、観て、診て視てミテミテミテ。ーーーそして、呼吸と一緒に叫ぶ。 「レザー! シルク! 先ずは首、右羽付け根。肋骨2本目境。左こめかみ、上方から背中方向!」 レザーが塗料のついた弓を引き、打ち抜く。 シルクが背の高い木をしならせ、飛び上がりそのままナイフで切りつける。 「左足付け根、仙骨部左。左翼小翼羽。ーーー」 2人が印をつけ、その間他の仲間が印の場所に攻撃を行う。 アートピケはロープを引き、鳥の身体へ乗り上げ。 クロッケは薬を使い、他の仲間のサポートに回る。 時折鳥が炎の塊を吐き出し、身体をよじり反撃をする。けれど、それがアタシ達の元に届くことはなかった。 彼……、レオナルドが手を振るう度に炎は掻き消え、仲間を守る壁のようなものが現れる。 魔法っていうのはよくわからないけど、かなり精度は高いし、今まで見てきた魔法使いの中では詠唱もかなり早い。っていえば、調子にのるから黙るけど。 「なんだぁ? よえーな、不死鳥様も。なーにが神だよ神、ボク様が出る幕もないんじゃないか?」 「……なら、1人で行けばよかったじゃない」 「急に里の守り神が死にましたーじゃ、よそ者のボク様にヘイトが向くでしょーが。満身創痍のボク様を寄ってたかって殺しにくるんでしょキミたち。正直、暗殺者100人も相手に出来る程の体力、残せる気がしねーのよ流石のボク様にも」 「アタシらを共犯者にしようなんて、ホント意地悪だよね。自分たちの神を殺せなんてイカれてる」 「とは言いつつ、乗ってくれたってことは多少なりとも疑問なり、殺意なり持ってたんだろ? 何もしてくれない、ゴクツブシの神様に」 「……」 「外から来たボク様だから言えることか。キミ達が口に出せば、殺されるだろうしね」 ヘラヘラしているレオナルドに多少の怒りを覚えども、口を噤む。 減らず口叩く、いけ好かない態度の男だが。彼は本当の事しか言わないから。 |