魔法とは

魔法の定義

魔法とは、世界のありとあらゆるものに溶け込んでいる魔力を、
精霊の力を借りて引き出す事で生じる、「奇跡の力」全般を指します。
魔法には様々な効力があり、未だに全ての魔法が解明されているとは言えません。

魔法=精霊の加護

精霊は必ず、その精霊だけが持つ「呪文」を所持しています。
(所持している呪文の数は、精霊の格によって異なります)

精霊が、想いを込めて自身の持つ呪文の名前を他者(主に知的生命体)に授ける事で、
授けられた者は、その呪文に関して感覚的に理解し、
唱えることで、魔法の力(加護)を使用する事が出来るようになります。
精霊が他者に呪文を授ける事を「加護受胎(ライトコンセプション)」と言います。

加護受胎を受けた者は、自身の意志で他者にその呪文を伝える事が出来るようになります。
(伝える意思があれば、口頭ではなく、文章や能力による伝達も可能です)
そのため、既に世界においてある程度知れ渡っている魔法は、
精霊からではなく、加護受胎を受けた者からの伝聞・享受で伝わっている場合がほとんどです。

今後世界各地を冒険する中で、誰も出会ったことのないような、
新たな魔法を発見する事もあるかも知れません。

始祖の庇護者(エーデン・ライト)

上記のように、多くの魔法には「精霊から初めて呪文を授かった者(始祖の庇護者)」が存在します。
始祖の庇護者は、精霊から直接魔法を授かっているため、
他の者からの伝聞で取得した者よりも、その魔法を上手く扱える場合が多いです。
但し、精霊が同じ呪文を同じタイミングで、複数の者に授ける場合も稀に存在するため、
その際には該当する魔法に関して、複数の始祖の庇護者が存在する事となります。

魔法の発動条件

魔法を発動する際には、以下の2つの条件を満たしている必要があります。

・自分が引き出そうとしている、魔法の名前(呪文)を知っている。
・自分が引き出そうとしている、魔法の発動に必要なだけの「まりょく」を所持している。

基本的に魔法を発動する際には、以下のような形式で魔法陣を展開する必要があります。

1.『定式陣』
「鉛筆で紙に描く」「武器を使って木や岩に描く」「血で地面に描く」など、
陣を描くことさえすれば、どんな手法でも魔法陣を生成することが可能です。
描いた魔法陣に魔力を込め、呪文を唱える事で、魔法陣から魔法を発動させる事が出来ます。

2.『簡易陣』
簡易的に、空中へ魔力で描かれた魔法陣を生成します。
この方法は、念じて魔力を消費するだけで簡単に魔法陣を生成出来ますが、
定式陣に比べ、魔法の出力が弱くなります。
同じ程度の出力を行うためには、魔法陣により多くの魔力を注ぎ込む必要があります。

属性について

魔法には「属性」という概念があり、大きく8つの種類に分かれています。
属性には相性が存在します。

火属性

火の精霊王「エンジバ」に連なる、精霊の加護が宿りし魔法の力。
魔法陣は赤色基調となり、強力な魔法ほど原色に近くなります。

水属性

水の精霊王「リーベ」に連なる、精霊の加護が宿りし魔法の力。
魔法陣は青色基調となり、強力な魔法ほど原色に近くなります。

風属性

風の精霊王「アリアモーレ」に連なる、精霊の加護が宿りし魔法の力。
魔法陣は緑色基調となり、強力な魔法ほど原色に近くなります。

土属性

土の精霊王「プロギュート」に連なる、精霊の加護が宿りし魔法の力。
魔法陣は茶色基調となり、強力な魔法ほど原色に近くなります。

雷属性

雷の精霊王「イグルラーチ」に連なる、精霊の加護が宿りし魔法の力。
魔法陣は黄色基調となり、強力な魔法ほど原色に近くなります。

光属性

光の精霊王「オールデン」に連なる、精霊の加護が宿りし魔法の力。
魔法陣は白銀色基調となり、強力な魔法ほど原色に近くなります。

闇属性

闇の精霊王「ボイニテッド」に連なる、精霊の加護が宿りし魔法の力。
魔法陣は紫色基調となり、強力な魔法ほど原色に近くなります。

無属性

特定の精霊王に連なっていない、精霊の加護が宿りし魔法の力。
魔法陣は水色基調となり、強力な魔法ほど原色に近くなります。