ギルド、フトゥールム・スクエアの設立

人間族の勇者達と七選の戦士達の活躍によって、何とか魔王は封印されました。
しかし、熾烈争いの代償として、一部の勇者をはじめとする多くの優秀な戦士の命が散りました。

魔王の侵略を受けながらも、何とか封印できた各種族たちにとって、
世界に残る魔物を倒す新しい「勇者」達が必要でした。
また、様々な魔法を知ることで、自種族の苦手となる魔物に対応できる事から、
魔法に関する学びも必要となっていました。
上記の点から、8種族は特別ギルド「フトゥールム・スクエア」を結成し、
種族の中で優秀な者同士で交流を深めつつ、戦闘訓練や魔法の研究を行う事になりました。

フトゥールム・スクエアの発展

設立当初から、各所で起きる魔物の侵攻に対して、フトゥールム・スクエアに所属するメンバーは、
傭兵のような形で各地の救援対応を行ってきました。
そうした中で、世界におけるフトゥールム・スクエアの認知度や重要性が高まっていきました。
また、数々の戦闘経験を体系的に分析したことで、「勇者」として全ての戦い方を学ぶだけでなく、
より効率的で専門的な戦い方を分析していくようになります。

その後、フトゥールム・スクエアにて一定の強さへ至った者は「勇者」としてギルド外へ流出。
深く地域へ根付いて、魔物との戦い方を人々に伝授していきました。
その結果、人々はある程度残存する魔物や魔族に対し、対抗する術を身に着けました。

現在のフトゥールム・スクエア

不完全ながらも、平和な暮らしを手に入れた人々。
そうなれば、彼らがフトゥールム・スクエア出身者に対して期待するのは、
魔物に対応できる強さよりも、魔法が使える人材であるという点に変化していきました。
フトゥールム・スクエアも、そうした外部からの希望に応えていくため、
ギルドから学園という名称へ変更。
これまで通りの研究をつづけながら、魔法を扱える人材の育成を行うため、
広く生徒を集うようになりました。