『アルマは、アルマ・アルダマン。アルダマンの最後のひとり』
教祖・聖職コースに在籍中のドラゴニアの少女。 ちいさな集落の生まれで、年長者のドラゴニアたちに囲まれ愛され育ったしあわせな子。 学園に入学した理由は、集落がなくなってしまったから。 苗字であるアルダマンは集落の名前であり、実際の苗字はない。
●容姿 稲穂のような長い金色の髪と、健康的な小麦色の肌。炎を閉じ込めたような、真っ赤な瞳。 苦労を知らずに育ったせいか、実年齢より幼く見える。 自分の目に似た赤い宝石のネックレスをいつも身に着けており、決して手放さない。
●性格 常識についての知識はあるものの、やや世間知らずで甘えたがり。心を許した相手には、とても我侭に振舞う。 独特な、掴みどころのないふわふわした雰囲気を纏っているが、実は負けず嫌いで激情家。 感情は豊かだが、表に出すことは苦手なようで、表情はあまり豊かとは言えない。
●嗜好 あまいもの、きらきらしたもの、うつくしいもの。 じじさまが育てた茶葉で煎れるお茶。 ばばさまの作るクルミのパイに、いちじくのタルト。 もう、食べられないけれど。
●ひみつ アルダマンのじじさまとばばさまが、せかいのすべて。 誰が苦しもうと誰が死のうと興味はないけれど、じじさまとばばさまが『せかいはいとおしい』と言ったから。 あいするひとがあいしたすべてを、まもりたいとおもうんだ。
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「逃げなさい、わたしたちの可愛いアルダマンの娘」 いやだと言った。じじさまとばばさまと一緒に死ぬのだと。 「お前が生きているかぎり、アルダマンは滅びない」 けれど、だれひとりとして許してはくれなかった。 いくつものいくつもの、声が、手が、背中を押す。 「誰より愛しい我らの娘。お前のこれからに、祝福を」 それが、最後の言葉。最後の景色。最後の、想い出。 せかいが歪んで見えるのは、炎のせいだけではないのだろう。
● 人種より純種のドラゴニアが多い、アルダマンという集落の出身。 両親はおらず、血の繋がりはない集落のじじさまやばばさまたちに育てられてきた。出生については、自分ではよく分かっていない。 集落の最年少だったため、周りの人たちから必要以上の愛情を与えられ、なにひとつ不自由なく生きてきた。
アルダマンの集落が魔物に襲われたのは13歳の頃。ひとり逃げ延び、なんとか命だけは永らえた。 いくつかの村や、旅芸人を転々とした結果、魔法学園に辿り着く。 自分以外の生き残りがいるかもしれないと心のどこかで期待はしているが、今まで出会ったことはないらしい。
● 勇者歴2018年12月:魔法学園フトゥールム・スクエアに入学 勇者歴2018年12月:らくのう部に所属。らくのうとは。
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