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変身クエスト


ストーリー Story

「ほーら可愛い生徒たんたち、今から魔法をかけるからきりきりとそこに並べー☆」
 校舎3階の教室に集まった君たちの前に、唐突に『特別授業』をすると言ってやって来た学園長【メメ・メメル】の開口一番は、そんな強引な一言だった。生徒たちが素直に、あるいは文句を言いながらも仕方なく列を作っている間、学園長はこんな説明をしてみせる。
「知ってのとおりこのフトゥールム・スクエアの教育理念は、『新たな勇者の育成』ってヤツさっ☆ ところで勇者ってのは、敵地への潜入や情報収集のために変身の魔法を使う場合もあるかもしれないし、逆に悪いヤツに魔法をかけられて、変身した姿のままでしばらく過ごす羽目になるかもしれない……そこで今回の特別授業の出番だ♪」
 特別授業の内容は……学園長に変身魔法をかけられたまま、今いる校舎を出、他の生徒たちも多数いる校庭の脇を通過して、ハンティング授業中の森の中を通りつつ、学園西側にある『スペル湖』のほとりに作られたゴールまで辿り着くこと。ゴールできれば学園長が魔法を解いてくれるので、その時点を以って授業は終了、だそうだ。

 使い慣れない体でゴールまで行くのは大変? 変身した姿を誰かに見られるのは恥ずかしい?
 だからこそぶっつけ本番になる前に慣れて克服しておこう! ……というのが授業の趣旨だけど、もちろん存分に変身ライフを楽しむのもひとつの手だ。
 もっとも、コースには変身した姿ならではの、幾つもの難所が待ち構えている。
 校庭の生徒たちが君たちの姿を見たら、興味を持って寄ってきたり、附属生物園『アニパーク』などから脱走した動物かと勘違いして捕まえようとしたりするかもしれない。
 森の中でハンティング授業中の生徒たちに見つかれば、武器や魔法で攻撃されるかもしれない。
 姿によっては3階の教室から1階に下りる階段が思わぬ難所になったり、そもそも教室の扉を開くことさえできないかもしれない。

 ……これ、ゴールできなかったら一生変身した姿のままなんだろうか?
 教室内がにわかにざわつきはじめるが、学園長はそんなことさっぱり気にすることなく、魔法の杖を掲げてみせた。
「早くゴールした偉い子たんは、全員がゴールするまでの間、オレサマが好きな姿に変身させてやるから自由に遊び回ってもいいぞ~♪ あ、でもはしゃぎすぎると野生化しちゃうかも……?」
 本当に大丈夫なんですかねこの魔法?
「まぁ、チミらなら余裕だ! 多分! さぁて心の準備はできたなー! 順番に魔法をかけてくぞっ☆」


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 7日 出発日 2019-09-06

難易度 普通 報酬 少し 完成予定 2019-09-16

登場人物 6/8 Characters
《グラヌーゼの羽翼》エリカ・エルオンタリエ
 エリアル Lv33 / 賢者・導師 Rank 1
エルフのエリアル。 向学心・好奇心はとても旺盛。 争い事は好まない平和主義者。(無抵抗主義者ではないのでやられたら反撃はします) 耳が尖っていたり、整ってスレンダーな見るからにエルフっぽい容姿をしているが、エルフ社会での生活の記憶はない。 それでも自然や動物を好み、大切にすることを重んじている。 また、便利さを認めつつも、圧倒的な破壊力を持つ火に対しては慎重な立場を取る事が多い。 真面目だが若干浮世離れしている所があり、自然現象や動植物を相手に話しかけていたり、奇妙な言動をとることも。 学園へ来る前の記憶がないので、知識は図書館での読書などで補っている。
《模範生》レダ・ハイエルラーク
 ドラゴニア Lv16 / 黒幕・暗躍 Rank 1
将来仕えるかもしれない、まだ見ぬ主君を支えるべく入学してきた黒幕・暗躍専攻のドラゴニア。 …のハズだったが、主君を見つけ支えることより伴侶を支えることが目的となった。 影は影らしくという事で黒色や潜むことを好むが、交流が苦手という訳ではなく普通に話せる。 ◆外見 ・肌は普通。 ・体型はよく引き締まった身体。 ・腰くらいまである長く黒い髪。活動時は邪魔にならぬよう結う。 ・普段は柔らかい印象の青い瞳だが、活動時は眼光鋭くなる。 ・髭はない ・服は暗い色・全身を覆うタイプのものを好む傾向がある。(ニンジャ…のようなもの) ・武器の双剣(大きさは小剣並)は左右の足に鞘がついている。 ◆内面 ・真面目。冗談はあまり効かないかもしれない。 ・立場が上の者には敬語を、その他には普通に話す。 ・基本的に困っている者を放っておけない性格。世話焼きともいう。 ・酒は呑めるが呑み過ぎない。いざという時に動けなくなると思っている為。なお酒豪。 ・交友は種族関係なく受け入れる。 ・伴侶を支えるために行動する。 ◆趣味 ・菓子作り。複雑な菓子でなければ和洋問わず作ることができる。
《甲冑マラソン覇者》朱璃・拝
 ルネサンス Lv29 / 武神・無双 Rank 1
皆様こんにちは。拝朱璃(おがみ・しゅり)と申します。どうぞお見知りおきを。 私の夢はこの拳で全てを打ち砕く最強の拳士となる事。その為にこの学び舎で経験と鍛錬を積んでいきたいと思っておりますの。 それと、その、私甘い食べ物が大好きで私の知らないお料理やお菓子を教えて頂ければ嬉しいですわ。 それでは、これからよろしくお願いいたしますわね。
《勇者のライセンサー》フィリン・スタンテッド
 ヒューマン Lv33 / 勇者・英雄 Rank 1
「フィリン・スタンテッド、よ……よろしく」 「こういう時、どうすれば……どうすれば、勇者らしい?」 (※追い詰められた時、焦った時) 「黙って言うこと聞け! 殴られたいの!?」 「ぶっ殺してやる! この(お見せできない下劣下品な罵詈雑言)が!!」   ###    代々勇者を輩出してきた貴族スタンテッド家(辺境伯)の令嬢。  一族の歴史と誇りを胸に、自らもまた英雄を目指してフトゥールム・スクエアへと入学する。  愛と平和のために戦う事を支えとする正義感に溢れた性格で、『勇者らしく人々のために行動する』ことを大事にする。  一方で追い詰められると衝動的に罵声や暴力に訴えてしまう未熟な面もあり、自己嫌悪に捕らわれる事も多い。 『彷徨う黄昏に宵夢を』事件で対峙したルガルとの対話から思うところあったのか、頑なな勇者への拘りは少し角がとれたようだ。 ※2022年8月追記 全校集会『魔王の復活』後、昨年クリスマスに結ばれたルガルとの子供を身籠っていた事が判明 (参考シナリオ) 恋はみずいろ L’amour est bleu https://frontierf.com/5th/episode/episode_top.cgi?act=details&epi_seq=649 ◆口調補足 三人称:〇〇さん(敬語では〇〇様) 口調:~かな、~ね? その他:キレた時は『私、アンタ、(名前で呼び捨て)、(言い捨て)』 ◆Twitter Sirius_B_souku
《自称「モブ」》チョウザ・コナミ
 ヒューマン Lv34 / 村人・従者 Rank 1
「よーこそお出ましゆーしゃ様。 ザコちゃんの名前?…あー、チョウザ・コナミ。 お気軽気楽に『ザコちゃん』って呼んでくれていーよぉ? 面倒だったらこの記憶はまとめてポイして経験値にしたって、 全然丸っと了承了解?」 「ゆーしゃ様の近くでただ在るだけがザコちゃん。 モブへの用件ならいつでも呼びつけ招いちゃってよ。 何かの名前を呼び続け連呼とか?森の浮浪者とか? はたまた魔物に狙われ襲われな第14人目位の村人とかぁ?」 ■■ 名前:蝶座 小波(自称 身長:176cm 実年齢:20歳(自称 瞳の色:エメラルドグリーン 髪色:カラフルなメッシュ入りのマゼンタ 肌色:魚の文様が頬にある日本人肌 髪の長さ:編まれ端を結んだロング その他外見特徴:古びた布の服に大量の装飾品。 常に腰か手元に携帯する水煙草の瓶は『預かり物』だとか。 頭や腕に謎の斑模様で派手なスカーフを巻く。 一人称:ザコちゃん・(ごく稀に)あーし 二人称:『ゆーしゃ様』等の平仮名表記の立場+様 特徴+様、(稀に)名前+様 他 呼称:「ザコちゃん」呼びを望む。 「モブ」も反応するが、それ以外だと気づかない事が多い。 口調:投げやりで適当な話し方。敬語は一切使わない。 似た言葉や語感を繰り返し、まるで言葉遊びのように話す。 口先は冗談とでまかせ、ノリとハッタリで構成される。 貴族や東の国関係に妙な嫌悪を持つ。 魔法を扱う気は微塵も無いとか。 他者からの詮索、視線、物理接触、色恋話を避ける節がある。
《這い寄る混沌》ニムファー・ノワール
 アークライト Lv20 / 王様・貴族 Rank 1
ニムファー・ノワール17歳です!(ぉぃぉぃ ニムファーは読みにくいかも知れないので「ニミィ」と呼んでくださいね。 天涯孤独です。何故か命を狙われ続けてます。 仲間やら友人はいましたが、自分への刺客の為に全て失ってしまいました。 生きることに疲れていた私が、ふと目に入った学園の入学案内の「王様・貴族コース」を見て考えを改めました。 「自分が命を狙われるこんな世界、変えて見せますわ!」 と思っていた時期が私にもありました(遠い目 今ではすっかり学園性活に馴染んでしまいました。 フレンドになった方は年齢にかかわらず呼び捨てタメ口になっちゃうけど勘弁してね、もちろん私のことも呼び捨てタメ口でも問題ないわよ。 逃亡生活が長かった為、ファッションセンスは皆無な残念女子。 な、なによこの一文。失礼しちゃうわ!

解説 Explan

 ……というわけで、みんながんばってゴールしてね!!
 万が一ゴールできなくても魔法は1日くらいで切れるようですが、そのことは皆様には伝えられていません。

●変身できる姿
 何に変身するかはランダム! ……と言いたかったメメル学園長ですが、今回はいきなりスパルタしても仕方ないと温情をかけてくれました。
 変身する姿は『他の種族』『動物(魚・鳥・虫なども含む)』『魔物』の中から選ぶことができます。大きさはネズミから馬くらいまででなければなりませんが、それ以外は性別や具体的な容姿もご指定いただけます。
(ただし、何らかの理由で学園長任せになった結果思わぬ姿になっちゃった……というプランもOKです)

 もっとも、あんまり不都合がなさそうな姿や便利すぎる姿を選んだ場合、メメル学園長はいい成績をつけてくれません。一方で、ゴールが困難になりそうな姿を選べば選ぶほど、ゴール時にいい成績をつけてくれるに違いありません!
 3人で合体してケルベロス、のように、複数人で1体に変身するのもOKです……息が合うまでは動くだけでもひと騒動かもしれませんが。
 なお、変身は服ごと行なわれるので、元の姿に戻る時にも裸にならずに済みます!

●変身後の能力
 変身しても知能は変わりませんが、肉体の構造的に使えなくなる能力もあるかもしれません。
 一人じゃ困難なことを複数人で協力して攻略するのもOKですが、変身後の姿で会話できるとは限らないので注意!


作者コメント Comment
 皆様がどんな変な生き物に変身なさるか、今から楽しみです。わくわく。


個人成績表 Report
エリカ・エルオンタリエ 個人成績:

獲得経験:72 = 48全体 + 24個別
獲得報酬:1800 = 1200全体 + 600個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
一度、空を飛ぶ生き物になってみたかったけれど、それじゃゴールが楽になってしまうから、今回は地を這う生き物で頑張ってみるわね。

ジャッカロープ(シカの角が生えたウサギの姿のUMA)に変身よ。
言い伝えでは【人の声真似が得意】【ウイスキーが大好物】【キャンプファイヤーの場に時折現れる】【乳が万能薬】ということね。

捕食動物や魔物、狩りをしている生徒などに標的にされそうだけど、頑張ってピンチをくぐり抜けてゴールを目指すわ。

なるべく他者に見つからないように身を隠しながら移動するけれど、元来の好奇心の強さから、変わった物があれば注視・観察してしまったり、お腹が空いたら食べ物には誘惑されそうね。

アドリブ歓迎です

レダ・ハイエルラーク 個人成績:

獲得経験:57 = 48全体 + 9個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
◆目的
・評価は気にせず堅実に

◆変身動物
・ハリオアマツバメ

◆プレイング
・予め【事前調査】と【推測】をしておく(主に危険個所・森等の配置)
・スタート前に【泡立て器】を地面に置いておく(泡立て器は【調理道具一式】に含まれる)
・変身・スタート後に両足で泡立て器を持ち去る
・ただ飛ぶだけでは何もないので【立体機動】【暗視順応】【危険感知】【基本回避】【各使用可能な一般技能】を使い、飛行しながら森等で回避訓練を行う
・場合によっては泡立て器を落として音を鳴らし、囮として使用する
・ゴール後は暫く遊覧飛行をする

朱璃・拝 個人成績:

獲得経験:57 = 48全体 + 9個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
私はペンギンに変身してみますわ。ゴールを目指してよちよち歩いていきます。なるべく人の多い所は避けて進んでいきますが、珍しさに寄ってくる人がいるかもしれませんのでその時は愛想の一つもふりまいてみますわ

もし動物園から逃げたと思われた時は、一応祖流還りを使ってみて走って逃げますわね

問題はハンティング授業の方々でしょうか。障害物の影を伝うようにして進んでいき、攻撃されそうな時は危険察知と緊急回避を用いてなんとか躱してみますわ。川等があれば泳いで渡ります。この点はペンギンでよかったですわね

高い障害物は部分獣化:跳躍で飛び越えてみますわね

無事ゴールできた時は

「や、やり遂げましたわ」

と感涙にむせびますわ

フィリン・スタンテッド 個人成績:

獲得経験:72 = 48全体 + 24個別
獲得報酬:1800 = 1200全体 + 600個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
●変身
『魔物/ジャバウォック』(できれば狂暴そうなヤツ)を選択
選択理由は『戦う相手の生態を知り、今後の糧にしたい』

●事前調査
出発前に地図を確認し、出発前にルートを幾つか想定。
予想外の把握とリカバリーを迅速に行えるように。

●行動
できるだけ種族特性には頼らず、魔物の立ち位置で踏破を目指す。
校舎~校庭の脇は人目が逸れた機会を『動作察知』し、恫喝(ハッタリ)も駆使して強行突破。
ハンティング中の森は逆に『隠れ身』で進み、『危険察知』したら身をかわして進む。
見つかって攻撃を受けた時は逃げの一手。もし襲われている人がいたら一緒に『全力撤退』で支援。
逃げ切れない時は『部位破壊』で武器狙い、最低限の専守防衛で

チョウザ・コナミ 個人成績:

獲得経験:57 = 48全体 + 9個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
魔物になれるって聞いて。
やし…何事もなく生きててそんなことする機会まず無いもんね。
その身になってみれば、生態も機能も意思疎通的ななにかもすぐ分かんだろうし。知らないこと知りたいだけ知れる良さみな機会。
なんの魔物としてもこれ、解けなくて良くない?ゴールしなきゃいいんでしょ?

…ただ、さっさとゴールしたら、好き勝手な姿にもっと変えてくれんのはいーかも。
知らない存在と知らない概念いっぱいしれそうだし、ふふ。

とりま変化要望は出しとくね。
1つ目にー、ゴブリンとかの二足歩行系、ピクシーとかの人型系はやだ。今と大差ないし、ほぼ一致だし。
2つ目にー、なるたけザコちゃんが見たことない魔物がいい。その方が面白いし。

ニムファー・ノワール 個人成績:

獲得経験:57 = 48全体 + 9個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
虎だ!虎だ!お前は虎になるのだ
・・・というわけで虎(♂)希望します。

【目的】
・ゴールは目指すけど、できるだけこのかっこいい姿を見てもらいたいので、割と人通りの多いところで徘徊。満足したところでゴールを目指します。

【行動】
基本的にノープラン。人に出逢えば吠えまくって威嚇しまくりですよ、「ハッタリ」技能が発揮できればそれはそれでよし。
捕獲者、冒険者も威嚇して、怯んでくれればその隙に逃亡。

道中は隠れ身、忍び歩きができれば使いつつ、見かけた冒険者をビビらせつつ進みます。

捕まったら、その時はその時
倒されたら、次にあったら殺すリストに登録



リザルト Result

●スタート!
「よーし、行ってこーい!」
 そんな学園長の号令とともに教室の外に飛び出そうとして……【朱璃・拝】はそびえる扉を見上げて足を止めるのだった。
 普段よりはるかに大きくなってしまった世界。取っ手に手が――内側は白くて外側が黒いフリッパーが届かず扉を開けられないと知った瞬間、実は学園長の魔法は大失敗していて、永遠にペンギンの姿に囚われてしまうのではという不安が彼女を襲う。
 ……けれども。
 グルルという低い唸り声がすぐ傍で聞こえて、次に凄まじい衝撃音が辺りに響いた。はっとして朱璃が振り向けば……そこには猛然と扉に体当たりを食らわせた、力強い猛虎が仁王立つ!
 大柄な雄虎――【ニムファー・ノワール】の表情は、どことなくにやけるのを我慢していたようにも見えた。虎……それは強くてかっこよくて、そして何より可愛い動物。いちばんのお気に入りの衣装にも、ニムファーは虎を(≠虎柄を)あしらっているほどだ……そんな彼女が今、その虎とひとつになっている。小躍りする全身は居ても立ってもいられずに、そのまま廊下へと駆け出してゆく!
 さらに猛虎を追いかけるかのように、1体の魔物がペンギンの目の前をゆき過ぎた。
 爛々と真っ赤に輝く目。だらんと垂れ下がらせた腕の鋭い爪。唇の中に収まりきらぬ牙を剥き出しにするジャバウォックの全体的なシルエットを眺めれば、上半身だけが異様に発達した熊のようにも見える。
 虎が意味もなく手近な教室に飛び込んで、自らの肉体美を誇示して阿鼻叫喚に陥れていた隙を見て、ジャバウォック――【フィリン・スタンテッド】はまるで犯罪者のようにひっそりと廊下を進んでいた。学園長に告げたこの魔物を選んだ理由――敵を知り、己を知れば何とやら、という優等生然とした回答は、自分でも言い訳じみていたような気がして彼女を責める。
 折角ならもっと滅茶苦茶な魔物になっておけば、この自責の念も多少は軽く済んだのだろうか? 【チョウザ・コナミ】の姿が目に入るたび、そんなことを思ってしまう。大量の長細い触手の集合体の上に、巨大な目玉が1つだけ乗っているような魔物。彼女はその触手をわさわさと動かして机の中をまさぐって、羊皮紙の束と写法筆を取り出したところだった。
『うじゅるうじゅる』
 そうとしか聞こえぬ声で彼女は笑い、それから全身が指先になったような独特の感覚を楽しみながら、わさわさと教室を出ていった。方向は偶然にもフィリンと一緒……いや、人目につくことによる面倒事を避けようと思ったら、どうしても同じになるものだ。

 さあ今だ。大型の魔物に潰される心配がなくなったなら、朱璃も安心してスタートを切れる。中腰のまま歩くようなペンギンの骨格を体感してみれば、彼らが陸上でよちよち歩きになる理由もすぐわかる……そしてそんな状態で差しかかる階段というトラップ!
(こ、これは歩きにくいですわね……)
 慎重に1段ずつ跳び降りてゆく朱璃。その脇を軽々と駆け抜けてゆくウサギのような生き物は……【エリカ・エルオンタリエ】が変身したジャッカロープだった。
「お先に失礼するわ」
 ジャッカロープの声真似能力を使い、流暢な人語で朱璃に声を掛け、鹿のような大きな角を揺らしてあっという間に踊り場を曲がって消えていったエリカ。本当は空を飛ぶ生き物になってみたかったのだけど、それじゃあゴールが簡単になりすぎてしまいそう……だからウサギの素早さで大地を駆けて、気分だけは空を飛んだかのようになってみる。

 ……だが一方、ここに評価なんぞは気にもせず、確実なゴールを目指して鳥に変身してしまった者がいた。
 その名は【レダ・ハイエルラーク】。他の種族ならそれでも飛行の感覚を掴むまで苦労するところやもしれないが……ドラゴニアたる彼には不要な努力だ。
(いざ、往かん!)
 教室内を軽く旋回し、それから彼はスタートを切る。旅立ちの合図は床に立てておいた泡立て器……今や彼のトレードマークとも言えるそのアイテムを両足で掴み……。
(ぐはぁ!?)
 ……そのまま机の脚をめがけて墜落する!!

「ん~、ハリオアマツバメの体重は100~150グラム。軽く見積もっても体重の半分はある泡立て器を掴んで飛ぶのは、オレサマ、あんましオススメできないかな~?」
 そんな冷静な分析を呟く【メメ・メメル】学園長の言葉を聞きながら、レダの意識は次第に遠のいていったのだった……。

●いざ森へ!
 そんなレダが復活し、改めて学園長に魔法で小さくしてもらった泡立て器を抱えて飛び出した頃。校庭は虎がアニパークから逃げ出したらしいという情報に騒然となって、慌てて避難を始めようとしているところだった。
 全員を呼び集めて点呼する先生。それは勘違いだと伝えてやればいいものの、学園長は空から箒で様子を眺めたままで、何も役立つことなどしてくれない……これも授業の一環と思っているのか、はたまたただ状況を楽しんでいるだけかは誰にも判らないけれど。
 だから少しばかり胸を張り、澄ました顔で校庭を練り歩くニムファーの耳は、生徒たちや先生たちの『黄色い声』を捉えたのだった。
「そっちに行ったぞ気をつけろ!」
「刺激しないようゆっくり後退るんだ!」
 耳が反応してぴくりと動く。彼らの期待に応えるために、ガルルと吼え声までサービスしてみせないと。すると誰もがそのカッコよさに痺れたらしく、びくりと全身を震わせる!
「ぎゃー襲われるー!?」
「く、くらえ新技!!」
 その中の幾人かが向かってきたので、ニムファーはそれに満足し、ようやくくるりと踵を返して逃げ出した。けれども……捕まるつもりなんてない。人気のない辺りに駆け込んで、さっと物陰に身を隠してしまう。
 そのせいで、ぎょっとさせられたのはフィリンのほうだ。せっかく人の少ないルートを選んだというのに、虎を追うようにやって来たのは武装した生徒たち。しかも彼らは彼女の存在に気付いたらしく……魔物だ、と叫んだ途端に剣を抜く!
『グギャアアアア!!!!』
 渾身の雄叫びで彼らを立ち竦ませるのと同時、フィリンは全力で森に向かってバランスの悪い手足を動かした。狩人たちの憎悪を剥き出しにした目。そんなもの昔は慣れていたはずなのに、遣りようのない惨めさが胸を突く。
 そういえば……一緒にいたはずのチョウザを置いてきてしまった。自分は心まで魔物になってしまったんじゃないか――そんな恐怖が纏わりついて離れない。
 ……まあ当のチョウザのほうは、そんなフィリンの不安とは裏腹に、普段のよーにマイペースな冒険を続けていたのだけど。
『お勤めご苦労様。今は課題で変身してるだけなんで、ザコちゃんのことは気にしなくっていーよん』
 写法筆でそんなメッセージを空中に描き、目玉と触手の魔物はぺこりと追っ手へとお辞儀してみせた。想定外の出来事に毒気を抜かれ、呆然と佇んだままの生徒たち。
 そんな彼らの目の前を、目玉触手は悠然とわさわさ歩いていった。たぶん……こーいう機転を利かせられるかどうかが、今回の授業のポイントなんだと思う。でもザコちゃんそんなのどーでもいいし。そろそろこの姿にも飽きてきたから、別の魔物になりたいなー、なんて。

 繰り広げられるそんなトラブルを大空から見下ろしながら、レダは宙返りなどをして体を馴染ませる訓練に勤しんでいた。その下を1匹のジャッカロープが駆け抜けてゆこうとし……ふと立ち止まって両の耳をぴくつかせたかと思いきや、唐突にぜんぜん違う方角へと向かってしまう。
 理由はすぐに明らかとなった。エリカが逃げていったのとは反対側から、新たな生徒たちの足音がやって来ていたからだ……物陰のエリカが虚空に何か鳴きかけたのならば、現れた風の精霊が、隠れたままのエリカに代わって生徒たちの様子を伺ってみせる。
「虎が逃げたんだってねー」
「怖いねー、気をつけないとねー」
 そんなお喋りを繰り広げる女生徒たちの腕の中には、ぱたぱたとフリッパーを動かしてアピールするペンギンの姿が見て取れた。女生徒たちが森の反対側を向こうとすれば激しく羽ばたいて、森の側を向けば楽しげに愛想を振り撒く朱璃。一時は動物園に帰したほうがいいのかなぁ、なんて首を傾げていた女生徒たちも、今やすっかり彼女の虜だ。

 女生徒たちに見送られ、朱璃は手を振りながら森へと入っていった。その直後……森の奥からは不気味な唸り声が響いて来、女生徒たちが心配してペンギンの姿を探したが……見かけたのは彼女らを追い越して下草に飛び込んでいった、ジャッカロープの姿だけ。
 女生徒たちにはこれ以上、何もしてやることなんてできなかった……けれども当の『動物たち』は、それをいいことにどんどん森の中を進む。
 ……その森が彼女らにとって、どれほど危険なものであるのを承知で。

●狩人の森
 ハリオアマツバメの最大の特色は、やはりその水平飛行速度であろう。時速170kmで滑空し、繁殖時以外は昼夜問わず飛び続けるとさえ言われる大空の支配者はしかし、巣とする樹洞にぴったりと着地する程度の機動性さえ備えている。
 その肉体性能をいかに引き出すか……レダにとって最大の関心事は、やはりその一点だった。木々の上を飛び越すのではなく、広げた翼をいかに木々に当てずに飛べるか挑戦するために、敢えて森の中へと飛び込んでみる……そして今、少しばかり困ったことになっている。
(しまったな。回避はできても袋小路までは避けられん、か)
 ハリオアマツバメの飛翔能力は素晴らしく、泡立て器を掴んで飛ぶレダを見つけて、レダさんが鳥に攫われてる……なんて妄言を吐きながら弓を引いてきた生徒の矢など、ほとんど置き去りにしてできたほどだった。が……翼を多少すぼめただけでは通れぬ通路を引き当ててしまったならば、そもそも飛ぶこと自体が許されない!
 後ろからは迫る『レダ(泡立て器)救助隊』、前には天然の蔦の網……そんな時レダが為すべきは、思いっきり泡立て器を真横に放り投げてやることだ!
(さらば、我が友よ!)
 魔法が切れてサイズの戻ったそれは、樹の幹にぶつかり音を立てた。
「今の音は!?」
 意識を逸らした『救助隊』の目には、レダが着地して地面を跳ねる姿は入っていない。彼らに泡立て器の回収を託しつつ辺りを見回す……再び舞い上がるためのポイントを探すのは厄介だ。
 しかし……それでも朱璃と比べれば、よほど楽な道のりになったろう。ほとんど障害物のない平坦な校庭と違って、森は木の根や岩が随所に転がって、およそペンギンが足を踏み入れていい場所じゃない。
 だというのにすぐ隣の木の向こうからは、ハンティング授業中の生徒たちの声がするのだ。
「こんなところにペンギンですか? さすがに見間違えじゃ……」
「いやいやホントに見たんだって! 確か、こっちに来たと思うけど……あ!」
 ついに、ばっちりと朱璃と目が合ってしまった。腰のロープを手に取るハンターの姿。武器じゃない分マシ安心だって? それでも掴まるわけにはゆかない!
(ペンギンの生活も意外と大変なのですわね……)
 どうしても短い足では越えさせてくれない起伏に挫けそうになりつつも、いいえ、と朱璃は首を振った。これは自分で選んだ姿。負けてなどいられませんわと気合を入れ直したならば、目を閉じて魔力を脚へと集中させる!
(拝の血脈よ……私に力を!)
 両脚が魔力で輝くのと同時、大きく羽ばたくフリッパー!
『飛んだ!?』
 ハンターたちが驚いた。ペンギンは岩を跳び越えて……と、誰もが思ったのも束の間、朱璃はそのまま岩の真上に着地した。
 仕方ないね。部分獣化してペンギンの跳躍力が2倍になったところで高が知れてるものね……だがその時!
 再び唸り声が森の中に響き、ハンターたちの身を竦ませたのだった。身を寄せ合う彼らが目撃したものは、こちらを睨む真っ赤な瞳、それから振り上げられた凶暴な爪。
 彼らが身構えて動きを止めた隙を見て、ジャバウォックはもう片方の腕の鉤爪で優しくペンギンを掴み、それから一目散に再び森の奥へと消えてゆく。ひとまずは、これで朱璃が捕まる心配はない。
 だとしてもフィリンは……何の罪もない学友に、鋭い爪を向けてしまったのだった。元より傷つけぬための威嚇だったし、後で訳を話せば笑って赦される話に違いない……それでも『フィリン』ではなくなってしまった自分にできるのは、本当に学友に恐怖を与えることだけだったのだろうか?
 本当に魔物のフリをするだけでいいのなら、きっとそれでも十分だろう。けれども彼女が『魔物』でありながら、『フィリン』でもあらねばならぬのだとしたら――?

 苦悩しながら駆ける彼女の視界の片隅を、傷つき木陰に身を寄せる、一頭の虎の姿が一瞬横切った。
 少し前、ばったりと彼(彼女?)と出会ってしまい怯えた生徒が、慌てて闇雲に放っただけだろう矢は、急所には程遠い毛皮を何とか傷つけただけのもの……だけど、信じられる? こんなにかっこよくて可愛い生き物に矢を構えるだなんて所業、ちょっとニムファーとは相容れない価値観の持ち主かもしれない。
 犯人を次に会ったら殺すリストに入れるべきかセンスのない可哀想な人認定リストに入れるべきかしばし悩んだ後に、寛大にも彼女は後者で留めておいた。もっとも、狩られる危機は回避したとはいうものの、彼女が常に不快な感覚に苛まれていることは変わらなかった。ああ……せっかくの美しい黄色と黒の毛皮が、赤い血で汚れてゆくのは残念で仕方ない。
 今の彼女を助けてくれるのは、ただ一匹のジャッカロープだけだった。森の奥から微かにやって来る、仄かに鉄の匂いを帯びた風は、同時にエリカが今日幾度か耳にしたことのある、雄虎の唸り声まで届けてくれたのだ。
 だから今……エリカは危険を承知でニムファーのところへと向かい、ちょっとした治療を施してやっている。
 本当は、万能薬だと言われる乳を、自由自在に出せればよかったのだけど。だってせっかくジャッカロープになったんだから、活用できそうな特徴はフル活用してこそ『授業の楽しみ方』ってものじゃない?
「これで良し……ね」
 ぴょんとニムファーの上から跳び降りたなら、エリカは改めてもう一度耳を立て、周囲の様子を観察してみた。
 森のはるか彼方から届くのは、微かに炎の爆ぜる音。普段なら森の中で不用意に火を焚くなんてと眉を顰めるところを、思わず火の音のほうへと進みそうになる……そこで、ふと気付く。ジャッカロープはキャンプファイヤーの場に現れることがあるのだったっけ? 今のエリカは火に興味を抱いてしまったのだろうか? ウィスキーが恋しい。なんだか嗜好までジャッカロープになりかけてる気がするけど流石に気のせいよね?

 遠くからは魔物や猛獣がいると聞いて腕試しの機会を求める、新たな学生たちの気配が近付いてきていた。ニムファーの虎柄は木々の間では迷彩の役割を果たすはずだとはいえ、相手もフトゥールム・スクエアの生徒である以上は隠れきることなどできるわけもない。
 ならば……先手を取ってこちらから顔を出し、彼らをかっこよ可愛いさでイチコロにしてみせよう。のそりと巨体を追っ手のほうに向けたニムファーだったが……その時エリカが何かに気付き、文字通り脱兎のごとく駆け出してゆく!
「ゴールまではほんの少しだわ」
 そのまましばらく駆け続ければ、すぐに辺りを覆っていた木々は途切れて、きらきらと輝くスペル湖の水面が2匹の視界に飛び込んできた。その縁に沿って視線を這わせたならば、空を優雅に遊覧飛行するハリオアマツバメ――レダや、すっかり疲れ果てたらしく感涙に咽びつつも大の字に倒れたままの朱璃の姿なども目に入る!

●冒険の終わり
「よーし、ゴールできたいい子たんたち。お腹が空いてるならバーベキューしてもいいぞっ☆」
 そんなメメル学園長の呼びかけを聞いて、思わず最後の跳躍でゴールインするエリカ。ニムファーもまるで猫のようにごろごろと転がってお腹を見せて、お肉くださいのアピールをしてる。
 伸び伸びと変身ライフを満喫する彼女たち。対してフィリンは……? 振り返り自問する彼女の口元は、ほんの微かに吊り上がる。
「……忘れちゃダメね。私が『フィリン』であることが、こんなに素晴らしいってことを……」

 いつしか陽は随分と傾いており、今回の特別授業も終わりに近付きつつあった。
 その時、茂みががさりと音を立て、目玉と触手の魔物が顔を出す……はたしてそれに気付いた者の中で、はっと息を呑まなかった者はいたことだろうか?
 てへ、とでも言うかのように触手をひらひらと動かした彼女の目玉は、幾つかの刀傷を受けて充血していた。さらには深く突き刺さったままの矢に、体の後部には焼け焦げてほとんど動かせなくなっていた触手の束も見て取れる。
(まーザコちゃんにとって、これくらいがちょーどいー怪我ってもんでしょ)
 彼女はそんな雰囲気を醸し出しながら、ふらふらとゴールの方向に近付いてはきているものの、目もほとんど霞んで見えていないようだった。
『そろそろゴールだし、いい加減飽きてきたから別の姿に変えてくんない?』
 写法筆で空中にそんな文字を書く。学園長が何やら杖を振る。すると怪我した目玉も触手もぐずぐずになって、不定形の姿に変わったチョウザは……変幻自在の体を操り発声器官もどきを形成すると、気だるげな声を周囲に放つ。
「ザコちゃんは所詮ザコちゃんなんだからー、別にあんな羊皮紙読んだからって、慌てて攻撃止めたりしなくたってよくなーい?」
 それから彼女はもぞもぞと体を蠕動させて、湖の中に身を浸しにいった。恐らく、それは血として流れた水分を、湖の水で補うためのものだったのだろうが……その後姿はどうしてか、そのまま湖の中に溶けて消えていってしまいそうにも見えた。

 まーどーせ、翌日には元に戻るんだけどね☆



課題評価
課題経験:48
課題報酬:1200
変身クエスト
執筆:るう GM


《変身クエスト》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 1) 2019-08-30 00:12:07
賢者・導師コースのエリカ・エルオンタリエよ。
よろしくね。

《模範生》 レダ・ハイエルラーク (No 2) 2019-08-30 00:58:06
黒幕・暗躍専攻のレダ・ハイエルラークだ。宜しくな。

《模範生》 レダ・ハイエルラーク (No 3) 2019-08-30 01:06:19
私は機動性の高い中型小動物で行こうと思う。
そうだな…ツバメ類で行こうか。

機動性や速度は申し分のない性能だ。
欠点としてはスズメ等の小動物より大きく、何かに衝突した際のダメージが大きい点だろうな。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 4) 2019-08-30 20:23:00
武神・無双コースのルネサンス、朱璃・拝と申します。どうぞよろしくお願いしますね。

そうですわね、私は今の所ペンギンになろうかと思っておりますわ。特に理由は無いのですけれどインスピレーションで。

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 5) 2019-08-30 20:30:55
勇者・英雄コースのフィリンよ。よろしく。

まず何になるかよね…色々思いつくけど
『複数人で1体に変身するのもOK』
っていうのが、ちょっと興味惹かれるわ。

人数的に3人は難しいかもだけど、二人一組ででオルトロスとかコカトリスとか。
みんなソロでいくなら、魔物かな…ジャバウォックとか?

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 6) 2019-08-30 21:27:44
やっほー。魔物変身会場はここ?ザコちゃんもまーぜて。
やし………何事もなく生きてて魔物に変幻変化な機会なんてそうそうないもんねぇ。色々気になったこと試しまくろ。
…競走?ぶっちゃけザコちゃん、変身解けなくってもいーんだけど。
せいぜい見た目が変わって、意思疎通がとれんのか、人種に狙われんのかしか違いなんてないし。
味は違うかもだけどねぇ?ふふ。

だからザコちゃんは魔物でー、でも具体的な魔物名は出さないんだけど。
でもリクエストはするね。
1つ目にー、ゴブリンとかの二足歩行系、ピクシーとかの人型系はやだ。だって今と大差ないし。
ゴブリンとザコちゃんの違い、味と色しか無くない?あっちも棒振り回してるし。
あと言語。
2つ目にー、なるたけザコちゃんが見たことない魔物がいい。その方が面白いから。

そーいや、ややこしい条件でゴールした方が成績良くなるんだっけ。
ぶっちゃけザコちゃん、競って向かうつもりは無いから、そこまで関係はないけど。
めんどそうだったり、気が向いたら行くかな。そんな感じ。

《這い寄る混沌》 ニムファー・ノワール (No 7) 2019-09-05 22:43:43
王様・貴族コースのニムファー・ノワールです。よろしくね。

私は虎(♂)になるわよ、だってかっこいいじゃない!