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赤土の園に咲き散る華



ストーリー Story

 皆が到着した時、『彼女』はたった一人でそこにいた。
 頭に巻いた布と、身に纏った巫女服。彩る紋様は、地の文化。故郷の彩に身を飾り、捧げられた彼女。
 生きているとは、思わなかった。誰も、思わなかった。
 彼女は贄。荒ぶる神への供物。
 だから、誰も間に合わないと知っていた。
 だって。
 彼女を捧げた村はもう、滅んでいるのだから。



 学園に、応援の要請が入ったのは三日前の事だった。
 東の遠方。小さな自治体。魔物と思わしき存在が出現。多数の民が襲われた模様。勇者の、助力を乞うと。



 険しい山岳沿いにある、かの自治体。そのコミュニティの中に、より山奥。ポツンと離れた小村がある。古く長く、独特の習わしを持つ村。名義上、件の自治体の一部として名は連ねているけれど、実の所は村は独立状態。距離が離れている事もあり、自治体本体との交流は商業以外ほとんどなかった。
 そんな村には、土着の信仰が一つ。一柱の荒神を祀る、奇妙な神事。盛大な祭りと共に、贄を捧げる風習もあったと言う。
 けど、過去の話。時が流れ、代が変わり。信仰は、薄れていく。祭事は絶え、生贄の儀式も絶え。古の記憶に包まれた村は、ゆっくりと歩み出そうとしていた。
 そんな、矢先――。



「『八束(やつか)』様が、現れたのです」
 渡された水を貪る様に飲んだ少女は、一息つくとそう言った。
 ある夜。森の奥から現れた異形、四体。大きさは、2m程。掲げる形相は、大型猫と昆虫を合わせた様な醜悪。痩身を包むのは、黄土色の剛毛と虎の如き縞模様。何より奇異なるはその脚。身長の三倍ほどもある曲がった脚が、二本だけ。それを、曲輪の様に動かして。彼らは村に襲いかかった。
「その夜の内に、多くの者が裂かれ喰われました……」
 涙を浮かべ、震える手で華奢な身体をかき抱く。
「八束様は、『土蜘蛛』様の先駆けです。言い伝え通りなら、八束様が現れた一週間後……明日の真夜中、でしょうか。八束様が狩った血が滲みた山の赤土を苗床に、土蜘蛛様は顕現します。長老様はお鎮めする為に、長年絶えていた贄の儀式を行うとおっしゃりました。私は適齢で、身寄りがありません。だから……」
 彼女が、皆を見る。黒真珠の瞳が問う。
 ――どうなったのか、と――。
 立ち込める、重苦しい空気。察した少女が、目を伏せる。『そう、ですか……』と。
 誰かが、尋ねた。何故、君は助かったのかと。
「分かりません……」
 答えには、届かない。
「苦しまぬ様、神酒をいただいて。後は……」
 苦悩する様に頭を抱え、乞う眼差しで皆を見る。
「あなた方は……学園の……勇者様なのですね……?」
 伸びる手。近くにいた者の手を、掴む。
「お助けください……」
 か細い、声。
「この地は、既に染まりました。明日の夜には、土蜘蛛様が顕現します。かの方は、荒神にして祟り神。命を枯らし、枯らし続けます……。村の守人30人も、使いである八束様にすら敵いませんでした! もう、あなた方にすがる他に術がありません!」
 握った手に顔を寄せ、少女は祈る。
「私にも、幾ばくかの知識があります! 出来得る事を、致します! だから、どうか! どうか!」
 見合せる顔。選択肢は、なかった。

 ◆

 少女は【チセ】と名乗った。
 チセは、言う。
 『土蜘蛛』は、遥か遠い日に異国より渡り来た妖しの神。進む道行で命を枯らしながらこの地に至ったソレは、惨劇の果てにかの国より追ってきた武人の手により討たれた。
「その時に使われた神刀、『髭切之太刀』がこの山の奥に奉納されています。それを使えれば、或いは……」
 何故最初にそれを? との問いに、チセは首を振る。
「腕に覚えのある若人が10人、取りに行きました。けれど、一人も……」
 話を聞く度に増える、犠牲者の数。満ちる重い空気を振り払う様に、チセは言う。
「場所は、私がご案内します。勇者の術を知るあなた方なら、きっと……」
 あえかな希望にすがる様に、贄の少女は頭を下げた。

 ◆

 チセを守る様に固まって歩く事、しばし。隣を歩いていた者に、チセが声をかけた。
「私とあまり歳差がない方が、いらっしゃるのですね。勇者と言う方は、もっと年配の方々と思っていたのですが……」
 まあ、皆が皆ではないけれど。苦笑すると、ジッと見つめてきた。
 何? と尋ねると、オズオズと言い出す。
「……私も、なれるでしょうか?」
 向ける眼差しには、強い羨望。
「私は、孤児です。村の方々に、育てていただきました。けれど、御恩に報いる術がありません。贄に選ばれた時、此度こそはと思ったのですが……」
 抱く、不信。贄なんて、喜ぶ事ではない筈。確かな、歪み。彼女は、孤児。ひょっとしたら、そう思う様に教育を。
「……人の役に、立ちたいのです。生きる意味が、欲しいのです。あなた方に倣う事が出来るなら、もしかしたら……」
 ――その『人』の中に、貴女はいるの――?
 誰かの言葉に、チセは顔を上げる。
 ――勇者は、『人』を幸せにしなきゃいけない――。
 また、誰かが。
 ――そして、自分もその『人』の中の一人じゃなきゃいけない――。
 そして、誰かが。
 ――じゃないと、きっと泣く人を増やしてしまうから――。
 問う。
 ――貴女は――。
 その想いを、計る様に。
 ――出来る――?
 と。
「………」
 ほんの少し。ほんの少しだけ、戸惑って。

 頷いた。

 ――なら――。
 皆が、手を差し出す。
 ――行こう――。
 微笑みと、共に。
 ――一緒に――。

「………!」

 綻ぶ、華。
 恥ずかしそうに伸びた手が、触れ合った。



 荒々しい呼気と共に、鋭い牙がチセに襲いかかる。
 遮る様に振るった武器に弾かれたソレが、悲鳴を上げて転がる。
 憎しみの篭った唸り声を上げて起き上がったのは、白毛の狼。明らかな殺気を受けながら、チセが『シキテ……』と呟く。
 曰く、『シキテ』は村で育てていたはぐれ狼。村の者には、決して牙を向けない子だったのにと。
 と。
 風が運んだ、匂い。土臭い、獣の匂い。向けた視線。今まで通ってきた、山道。そこを、追う様に登ってくる異形の影三つ。
「八束様……」
 怯えた声で呟く、チセ。
 目を凝らすと、大きな異形に従う様に歩く人影も幾つか。
「……髭切を探しに出た方々です……。八束様は、糸を絡めて生き物を繰ります。恐らくは、手駒に……」
 続けて、言う。
「八束様の数が少ない……。もう、『巣』も……」
 土蜘蛛は、八束の一体が何かしらの生き物に憑いて『巣』に変性。それに残りの八束が同化する事で、顕現を果たす。
「誰が……」
 見分ける術は、ない。
 振り払う様に、チセは言う。
「行きましょう。髭切があれば、きっと……」
 歩き出す、一行。末尾の者が、後ろを見る。
 少しの距離を置いて、ついてくるシキテ。そのさらに後方に、異形の群れ。
(速い……)
 程なく、追い付かれるだろう。そうなれば……。
 武器を握る手が、汗で滑る。
 皆、同じ。
 思いも。
 覚悟も。
 希望を目指し、ただ進む。

 鉄錆の香に染まった、赤土の園。
 死の気配が、追って来る。


エピソード情報 Infomation
タイプ EX 相談期間 8日 出発日 2020-06-25

難易度 とても難しい 報酬 多い 完成予定 2020-07-05

登場人物 8/8 Characters
《自称「モブ」》チョウザ・コナミ
 ヒューマン Lv34 / 村人・従者 Rank 1
「よーこそお出ましゆーしゃ様。 ザコちゃんの名前?…あー、チョウザ・コナミ。 お気軽気楽に『ザコちゃん』って呼んでくれていーよぉ? 面倒だったらこの記憶はまとめてポイして経験値にしたって、 全然丸っと了承了解?」 「ゆーしゃ様の近くでただ在るだけがザコちゃん。 モブへの用件ならいつでも呼びつけ招いちゃってよ。 何かの名前を呼び続け連呼とか?森の浮浪者とか? はたまた魔物に狙われ襲われな第14人目位の村人とかぁ?」 ■■ 名前:蝶座 小波(自称 身長:176cm 実年齢:20歳(自称 瞳の色:エメラルドグリーン 髪色:カラフルなメッシュ入りのマゼンタ 肌色:魚の文様が頬にある日本人肌 髪の長さ:編まれ端を結んだロング その他外見特徴:古びた布の服に大量の装飾品。 常に腰か手元に携帯する水煙草の瓶は『預かり物』だとか。 頭や腕に謎の斑模様で派手なスカーフを巻く。 一人称:ザコちゃん・(ごく稀に)あーし 二人称:『ゆーしゃ様』等の平仮名表記の立場+様 特徴+様、(稀に)名前+様 他 呼称:「ザコちゃん」呼びを望む。 「モブ」も反応するが、それ以外だと気づかない事が多い。 口調:投げやりで適当な話し方。敬語は一切使わない。 似た言葉や語感を繰り返し、まるで言葉遊びのように話す。 口先は冗談とでまかせ、ノリとハッタリで構成される。 貴族や東の国関係に妙な嫌悪を持つ。 魔法を扱う気は微塵も無いとか。 他者からの詮索、視線、物理接触、色恋話を避ける節がある。
《1期生》アケルナー・エリダヌス
 ローレライ Lv20 / 勇者・英雄 Rank 1
目元を仮面で隠したローレライの旅人。 自分のことはあまり喋りたがらない。適当にはぐらかす。 ふとした仕草や立ち居振舞いをみる限りでは、貴族の礼儀作法を叩き込まれてるようにもみえる。 ショートヘアーで普段は男物の服を纏い、戦いでは槍や剣を用いることが多い。 他人の前では、基本的に仮面を外すことはなかったが、魔王との戦いのあとは、仮面が壊れてしまったせいか、仮面を被ることはほとんどなくなったとか。 身長は160cm後半で、細身ながらも驚異のF。 さすがに男装はきつくなってきたと、思ったり思わなかったり。 まれに女装して、別人になりすましているかも? ◆口調補足 先輩、教職員には○○先輩、○○先生と敬称付け。 同級生には○○君。 女装時は「~です。~ですね。」と女性的な口調に戻る。
《グラヌーゼの羽翼》エリカ・エルオンタリエ
 エリアル Lv33 / 賢者・導師 Rank 1
エルフのエリアル。 向学心・好奇心はとても旺盛。 争い事は好まない平和主義者。(無抵抗主義者ではないのでやられたら反撃はします) 耳が尖っていたり、整ってスレンダーな見るからにエルフっぽい容姿をしているが、エルフ社会での生活の記憶はない。 それでも自然や動物を好み、大切にすることを重んじている。 また、便利さを認めつつも、圧倒的な破壊力を持つ火に対しては慎重な立場を取る事が多い。 真面目だが若干浮世離れしている所があり、自然現象や動植物を相手に話しかけていたり、奇妙な言動をとることも。 学園へ来る前の記憶がないので、知識は図書館での読書などで補っている。
《比翼連理の誓い》オズワルド・アンダーソン
 ローレライ Lv22 / 賢者・導師 Rank 1
「初めまして、僕はオズワルド・アンダーソン。医者を志すしがないものです。」 「初見でもフレンド申請していただければお返しいたします。 一言くださると嬉しいです。」 出身:北国(リゼマイヤ)の有力貴族の生まれ 身長:172㎝ 体重:60前後 好きな物:ハーブ、酒 苦手な物:辛い物(酒は除く) 殺意:花粉 補足:医者を志す彼は、控えめながらも図太い芯を持つ。 良く言えば真面目、悪く言えば頑固。 ある日を境に人が触ったもしくは作った食べ物を極力避けていたが、 最近は落ち着き、野営の食事に少しずつ慣れている。 嫌悪を抱くものには口が悪くなるが、基本穏やかである。 ちなみに重度の花粉症。 趣味はハーブ系、柑橘系のアロマ香水調合。 医者を目指す故に保健委員会ではないが、 保健室の先輩方の手伝いをしたり、逃げる患者を仕留める様子が見られる。 悪友と交換した「高級煙管」を常に持ち、煙草を吸う悪い子になりました。
《過去を刻みし者》グレイ・ルシウス
 ヒューマン Lv16 / 黒幕・暗躍 Rank 1
やるべき事があり、やるべき理由もある。 だがその為の力が。知慧が、技術が、経験が足りない。 それでもやると決めた。決めて、武器を手に取った。 ならば繰り返すしかない。執拗に、着実に、徹底的に。 試行錯誤だ。事が成るなら手段は問わない。 ―――――――――――――――――――――――――――― 【外見】 灰色の髪に灰色の瞳。中肉中背の平凡な青年。 常に古びた皮鎧と要所を補強した皮兜で武装しており、 学生証の種族こそヒューマンとなっているものの 素顔を見たことがある者は極めて少ない。 また、当人もすすんで素性を明かそうとはしない。 【性格】 無遠慮で偏屈。禁欲的で真面目。慎重だが決断は早く、 まるで人間では無いかの様に作業的で事務的。 必要最低限の、自分にとっての事実しか語ろうとしない男。 ユーモアへの理解や相手への気遣い等も意識にはあるが、 とにかく不器用な性質の為、まず表には出てこない。 【戦闘】 良くも悪くも拘りがなく、見切りも選択も速度重視。 有効か、そうでないかの2択のみで物事を即断し、 場で利用出来る物を最大限利用して主導権を奪うスタイル。 その為、一騎討ちや果たし合い・決闘といった 正統派かつ王道の『対戦形式』には苦手意識がある。 【悪癖】 名前を呼ばれると大体1~半テンポ遅れ、 何処となくバツが悪そうな声音で返事をする癖がある。 また、人を呼ぶ時もあまり固有名詞を使わず、 「お前」「そこの」「そっちの」等の代名詞に頼りがち。
《模範生》プラム・アーヴィング
 ヒューマン Lv23 / 賢者・導師 Rank 1
「俺はプラム・アーヴィング。ラム肉を導く修道士だ。…そうは見えない?そりゃそうだ、真面目にヤる気ないからな。ま、お互い楽しく適当によろしくヤろうぜ。ハハハハ!」                                       ■身体 178cm/85kg ■人格 身に降り注ぐ事象、感情の機微の全てを[快楽]として享受する特異体質持ち。 良心の欠如が見られ、飽き性で欲望に忠実、貞操観念が無い腐れ修道士。 しかし、異常性を自覚している為、持ち前の対人スキルで上手く取り繕い社会に馴染み、円滑に対人関係を構築する。 最近は交友関係を構築したお陰か、(犬と親友と恋人限定で)人間らしい側面が見られるように。 現在、課題にて連れ帰った大型犬を7匹飼っている。 味覚はあるが、食える食えないの範囲がガバく悪食も好む。 ■口調 修道士の皮を被り丁寧な口調の場合もあるが、普段は男口調を軸に雑で適当な口調・文章構成で喋る。 「一年の頃の容姿が良かっただァ?ハッ、言ってろ。俺は常に今が至高で完成されてんだよ。」 「やだ~~も~~~梅雨ってマジ髪がキマらないやんけ~~無理~~~二度寝決めちゃお~~~!おやすみんみ!」 「一応これでも修道士の端くれ。迷えるラム肉を導くのが私の使命ですから、安心してその身をゆだねると良いでしょう。フフ…。」 ■好き イヌ(特に大型) ファッション 極端な味付けの料理 ヤバい料理 RAP アルバリ ヘルムート(弟) ■嫌い 教会/制約 価値観の押し付け
《熱華の麗鳥》シキア・エラルド
 ヒューマン Lv25 / 芸能・芸術 Rank 1
音楽と踊りが好きなヒューマンの青年 近況 自我の境界線が時々あやふやになる みっともない姿はさらしたくないんだけどなぁ 容姿 ・薄茶色の髪は腰の長さまで伸びた、今は緩く一つの三つ編みにしている ・翡翠色の瞳 ・ピアスが好きで沢山つけてる、つけるものはその日の気分でころころ変える 性格 ・音楽と踊りが大好きな自由人 ・好奇心>正義感。好き嫌いがハッキリしてきた ・「自分自身であること」に強いこだわりを持っており、自分の姿に他者を見出されることをひどく嫌う ・自分の容姿に自信を持っており、ナルシストな言動も。美しさを追及するためなら女装もする。 好きなもの 音楽、踊り、ともだち 苦手なもの ■■■■、理想を押し付けられること 自己犠牲 二人称:キミ、(気に入らない相手)あんた 初対面は名前+さん、仲良くなると呼び捨て
《奏天の護り姫》レーネ・ブリーズ
 エリアル Lv29 / 芸能・芸術 Rank 1
いろいろなところをあるいてきたエルフタイプのエリアルです。 きれいな虹がよりそっている滝、 松明の炎にきらめく鍾乳石、 海の中でおどる魚たち、 世界にはふしぎなものがいっぱいだから、 わたくしはそれを大切にしたいとおもいます。

解説 Explan

【目的】
『チセ』を神刀の場所まで守り、『土蜘蛛』を倒す事。

【行動繊細】
 先に述べた通り、土蜘蛛の贄巣となった存在がいる。
 対象は、PC以外の生物全て。
 それがどれかを、各PC毎に推測。各プラン内で明記。
 正解率によって、最終戦の難易度が変化する。

『正解者・0』
 土蜘蛛の格・7維持。贄巣・死亡。

『正解者・半分未満』
 格・5に降下。贄巣・死亡。

『正解者・半分以上』
 格・4に降下。贄巣・死亡。

『正解者・全員』
 格・3に降下。贄巣・生存。

 事前の相談が可能。答えの数を調整して良い。

 途中過程は、目的地まで荒れた山道(樹木等障害物なし)を敵と戦いながら登る。
 目的地前で全滅すると、失敗となる。


【NPCとアイテム】

【チセ】
 案内人。
 彼女が過程で脱落すると、即『失敗』となる。

【シキテ】
 村の飼狼。
 ずっと着いてくる。
 油断すると、チセのみを殺そうとする。
 放置しても撃破しても良い。

【髭切之太刀】
 土蜘蛛専用の神器。
 チセの案内の先で発見出来る。
 各PCがMPの50%を消費する事で発動する。


【敵情報1】

【八束(やつか)】
『格』:3

『生態』
 土蜘蛛の先兵として現れる。実働三体。
 殺戮後、一体が他の動物に寄生、一定時間後『贄巣』に変性。後、贄巣に残りの三体が融合して土蜘蛛顕現を成す。
 寄生された動物は顕現に至るまで自覚がない。また、一部記憶の空白期間が生じている。
 不死。ダメージを受けると行動停止するが、2ラウンド経過で行動を再開する。

『本能』
 土蜘蛛顕現の準備と障害排除を機械的に行う。

『属性・得意/苦手』
 土/風 

『得意地形』
 平地。坂でバランスを崩すと、転がり落ちる(復帰まで1ラウンド)

『戦闘スタイル』
 近接・中距離。
 近接では両脚に付いた爪と噛み付き。
 中距離では糸を飛ばす。命中すると操作され、敵扱いになる。一回攻撃を当てると、HPは減るがコントロールが戻る。

 ※死滅しないため、行動停止等で時間を稼ぐ対応となる。攻撃自体は魔法・物理共に普通に効く。


作者コメント Comment
【情報2】

【土蜘蛛】
『格』:基本は7。

『生態』
 全長10mの蜘蛛の祟り神。
 かつて、遠い異国から渡ってきた。歩くだけで呪いを散らし、命を枯らす。
 神刀『髭切之太刀』を利用してのみ、倒す事が出来る。

『本能』
 命を枯死させながら移動を続ける、生きた天災。

『属性・得意/苦手』
 土/無

『得意地形』
 出現地点から3Km四方に展開する結界内全域。本体が動くと結界も移動する。

『戦闘スタイル』
 結界内を呪いで満たし、内包する者のステータスを1ラウンドにつき6分の1ずつ削っていく。

 ※魔法・物理共に有効。髭切の効果で格が下がる度、有効打は増える。


【守人】
『格』:2

『生態』
 八束脛に囚われ、木偶にされた人間。
 十人。

『本能』
 無意識。無感情。

『属性・得意/苦手』
 無/無

『得意地形』
 無

『戦闘スタイル』
 弓矢持ち遠距離タイプが五人。
 山刀持ち近距離タイプが五人。

 ※手加減する事で殺さずに昏倒させられる。その場合、2ラウンド後に再び襲ってくる。



個人成績表 Report
チョウザ・コナミ 個人成績:

獲得経験:259 = 216全体 + 43個別
獲得報酬:11520 = 9600全体 + 1920個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
とりま贄巣は案内人様(チセ)でしょ。
流れ的に。記憶飛んでるしね。違ったら笑うけど。

っても蜘蛛仕留めんのにいる剣?の場所知っとかないとだしね。
でっかい蜘蛛もちっちゃい蜘蛛と同じ味と内部構造なのかは分解しないとわかんないしぃ?

剣見つけるまでの道中は、操られた…守人に付きまとい密着しとく。なるべく刀持ってるお人の。
多少は誰狙いとか位置取り目線とかで【推測】して、守人対応ゆーしゃ様以外を狙ってそーなら【挑発】してザコちゃんに気寄せる。
露骨のむき出しな無防備【ハッタリ】見せて、そこ狙った動きの隙見て手足引っ掛け狙いで昏倒させてく。
武器はてきとーに坂下へぶん投げ【投擲】で、【ロープ】ぐる巻きに拘束しとく。

アケルナー・エリダヌス 個人成績:

獲得経験:259 = 216全体 + 43個別
獲得報酬:11520 = 9600全体 + 1920個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
◆道中
私はオズワルトさんと一緒に八束の相手をしつつ、チセさんを守る
基本はオズワルトさんと協力し、盾と流水の構えで身を守りつつアクラで八束の接近を食い止めたり、アクラで止められなければ、部位破壊で八束の足元を狙って転ばせ牽制

彼女に近寄らせない

土蜘蛛戦に備え、気力、魔力ともに最大値の半分は残しておきたい

◆神刀発動後
私は神刀を預かり、流水の構えで身を守りつつ神刀で土蜘蛛を相手取ることに専念
チセさんが土蜘蛛に取り込まれてるようなら、可能であれば、部位破壊でチセさんと土蜘蛛の結合部位を断ち斬り、彼女を解放したい

難しいようなら、剣突きで土蜘蛛に打撃を与え、仲間の危機や土蜘蛛にトドメを刺す際に基本剣術使用

エリカ・エルオンタリエ 個人成績:

獲得経験:259 = 216全体 + 43個別
獲得報酬:11520 = 9600全体 + 1920個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
チセさんだけが生き残れたのは、彼女が贄巣にされたからと考えるのが自然
贄巣から解放され元に戻れるといいけれど
そうでないなら土蜘蛛になって土蜘蛛ごと彼女を切る事になるけれど
より多くの被害を出さないために切るしかなければ
勇者を目指したいと言った彼女も分かってくれると思いたい
神刀に奇跡の力があるなら土蜘蛛と彼女を分けて切ってくれるかもしれない
奇跡を信じて土蜘蛛を切るわ

チセさんを混乱させないよう贄巣が誰かは黙ったまま
神刀の元へ行くことを最優先

【わたしの距離感】を使い距離を取って転倒や昏倒を狙った反撃のみ行い
守り人の進行速度を低下

土蜘蛛を切る時は神刀に触れチセさんの解放を強く願う
邪魔になるなら触れずに祈る

オズワルド・アンダーソン 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:648 = 216全体 + 432個別
獲得報酬:28800 = 9600全体 + 19200個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:---
行動理念:チセを救う(推理が外れても同様)
メイン:チセの護衛(極力彼女のそばにいたい)
サブ:後衛攻撃 兼 回復要員

山道:
髭切までの移動はチセの護衛につく。
戦闘は八束担当、彼女を後ろに庇う体勢で。
八束に対して「精密行動、アクラ」範囲攻撃で足止めを行う。

髭切を使うためにMPを消費した後、「魔力の実」を噛んでまりょくを回復。

土蜘蛛:
サブ行動変わらず、
魔法攻撃に「マドガトル、アクラ」、「リーラブ」で回復に専念
千代古令糖の守りで攻撃を防御
まりょくが尽きた場合に「リーベの加護:A」を使う
半分以下の体力の仲間がいる場合「雨の恵み」いない場合「アクラ」発動


贄巣:認めたくないが、贄巣はチセと判断。

グレイ・ルシウス 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:648 = 216全体 + 432個別
獲得報酬:28800 = 9600全体 + 19200個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:---
目的:
土蜘蛛の討伐

贄巣予想:
案内人「チセ」

目的地まで:
「魔物は殺す。皆殺しだ」

狼「シキテ」の抑えを担当
案内人の側に控え、襲って来る場合にこれと対する
狼は、本能的に己より弱い者には従わない
村の人間ならともかく、見知らぬ相手であれば尚更だ
故に、先ず一度屈服させねば始まらん

気配察知で動きを掴み、盾を用いた通常反撃で地に叩き付ける
「あれを殺しても、お前の望みは叶いはしない」
無念、なのだろう
村人は皆死に絶え、化け物だけ生き残ったとしたら
討たねばなるまい、仇を。その想いは……痛い程分かる

だが、だからこそ
「力を貸せ」
互いの意思疎通が出来るまで、叩き伏せる
狼は決して愚かな獣ではない。覚悟は、必ず通じると信じる

プラム・アーヴィング 個人成績:

獲得経験:259 = 216全体 + 43個別
獲得報酬:11520 = 9600全体 + 1920個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
■贄巣予測:チセ

目標地点到達まで、守人(弓)>守人(刀)の優先順で対処。
八束担当の仲間と連携、行動停止のタイミングを計算に入れ、青嵐の支援で射程6の距離から通常攻撃で応戦。
また、【精密行動】と【マドガトル】等で武器(弓)の破壊も試みる。
それ以外では土蜘蛛に備え、まりょくを温存。


八束の糸も含め回避を【危険察知/基本回避/二段ジャンプ/緊急回避】で行う。
仲間が八束の糸に捕らわれた場合、通常攻撃で解放する。
特に射程を伸ばすシキアが、八束の糸に捕らわれないよう警戒・対処。

土蜘蛛に【魔物学】で推測し体勢を崩せそうな部位に【炸裂の種】を【投擲(小物)】。
また、【マド】をメインに攻撃を行う。

■アドリブ:B

シキア・エラルド 個人成績:

獲得経験:259 = 216全体 + 43個別
獲得報酬:11520 = 9600全体 + 1920個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
…さ、やることやろっか!
大丈夫だよ、どうにかするために俺達が来たんだから
ね、チセさん

贄巣:チセ
記憶の有無
シキテの反応から

・行動
初手【演奏】で味方全体に楽器効果による射程上昇の援護
気力続く限り随時発動
演奏効果が続いている間は【マド】で守人の足元を狙い
守人気絶後【武器破壊】試みる
接近されれば【二連斬】後すぐに「緊急回避」「踊り」「跳躍」を組み合わせたステップで素早く後方へ行き距離を取る
操られた味方へは峰打ち
糸は切れない?切れそうなら【ウィズマ・アーダ】を発動して楽器の刃部分を切ってみようかな

土蜘蛛顕現後も【演奏】は切らさず
桃花酒はまりょく消費後に使用
刀を土蜘蛛へ届かせるよう
【マド】で敵の攻撃を妨害

レーネ・ブリーズ 個人成績:

獲得経験:259 = 216全体 + 43個別
獲得報酬:11520 = 9600全体 + 1920個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
『贄巣』はチセさんだと思います。
シキテさんの様子でそう感じました。

基本的には装備した楽器「天使の歌」を「演奏」して味方の人達を回復します。

楽器効果:射程内の自分を除く味方全員のたいりょくを30回復する。

守人の人達が昏倒したら、わたくしが着た金属鎧の重さもあわせて
守人の人達の弓や山刀をふんづけて折ってこわしちゃいます。

それから、できたらシキテさんに用意した「鉄の首輪」をつけて
樹に縛っておとなしくしてもらいますね。

だれも死なせたりしたくないから。

そのためにも、わたくし自身は回復できないことを忘れず、
感覚・感知系の職業技能で敵の攻撃を把握して
身をかためた金属鎧もつかって上手に敵の攻撃をふせぎますね。

リザルト Result

 鋭い風切り音が響く。
「来やがった!」
 降り注ぐ矢。【プラム・アーヴィング】が杖で打ち払いながら、【シキア・エラルド】に呼びかける。
「頼むぜ!」
「さ、やる事からやろっか」
 青嵐を構えながら、チラリと見やる後方。【オズワルド・アンダーソン】に守られる【チセ】の姿。
 祈る彼女に向かって、微笑む。
「大丈夫だよ。どうにかする為に俺達が来たんだから」
「おいコラ! 早くしろって!」
 必死に防ぎながら、プラムが喚く。
「はいはい」
 奏でる青嵐。流れる音色が、道を築く。
「寝とけ!」
 放つマド。守人達を、打ち倒す。
「は、やっぱり人は脆いねぇ!」
「猶予で余裕してる場合じゃないよ?」
「次が来るわ!」
 鬱憤晴れてご機嫌のプラムの横、【チョウザ・コナミ】と【エリカ・エルオンタリエ】が前に出る。視線の先には、迫る別の守人達。
 虚ろな表情のまま、山刀を振りかざして襲いくる。
「完全に、人形傀儡って感じ?」
「えげつないわね」
 一撃を躱すエリカ。距離を取り、タイミングを見計らう。
「ごめんなさい」
 小さく呟いて、疾風で飛び込む。杖で腹を打ち、昏倒させる。傍らに、もう一人。
「この!」
 素早く反転して、受け止める。その隙に、チセに向かおうとする他の守人。
「どちらをご覧認識? 悲し虚しの守人様ー?」
 かけられる声。
 推測していたチョウザが、大げさな身振りで挑発。
「ほらほら。ザコちゃん、雑魚だし? よわよわ無防備だよー?」
 露骨なハッタリ。けれど、判断力を奪われた守人達は単純に彼女に向かう。
「はい。ふぃーっしゅ」
 山刀を振り上げた所を、まとめて足を引っ掛ける。
 転倒する守人達。受身もままならず、強かに後頭部を打って気絶。
「大丈夫?」
 相手を倒したエリカの声に、手を振って答える。
「平気のへーざ。ぱーぺき楽勝って感じ?」
「でも、この人達放っておいたらまた……」
「ふーむふむ。引きずりお荷物にも出来ないしねぇ」
 エリカの呟きに、聞いたチョウザがしばし考える。
「閃いた」
「何を?」
 キョトンとするエリカの前で、何やら荷物をゴソゴソし始める。引っ張り出したのは、ロープ。
「これでグル巻き拘束、放置投棄でとりまおっけーって感じ」
 ビッと伸ばすザコちゃん。悪い顔。

「良い考えだな。ザコちゃん、こっちにもよこしな。下の連中も一緒に……」
 プラムが、山路の下に視線を戻す。
 見上げる真っ赤な目が、哂った。

「終わったみたいですね」
 最後の守人が倒されるのを見て、息をつくオズワルド。振り向いて、チセに語りかける。けれど、彼女は守人達の様子をジッと見つめる。
「タシロ様……。マキリ様……」
 恐らくは、守人達の名。気遣う、様子。
「心配してるの?」
 歩み寄ってきたシキアが、尋ねる。頭を下げる、チセ。
「村の方々の命。助けていただき、ありがとうございます」
 建前ではない、真意の感謝。
 眉を、潜める。
「キミを、生贄にしようとした連中だよ?」
「それでも、わたしを育ててくださった方々です。それに……」
 顔を上げて、シキアの顔を見る。真っ直ぐに。
「必要のない死ならば、避けるべきと……」
 迷いのない言葉を紡ぎ、また頭を下げる。
「過ぎた事を、申しました……」
 そんな彼女をちょっとだけ見つめて、微笑む。
「謝らなくていいよ。キミは、間違ってない」
「そうですよ。チセさん」
 囁きかけるオズワルドの声。恥ずかしそうにはにかむ、チセ。そんな二人を交互に見つめて、やれやれと息をつく。
「じゃ、またチセさんを頼むよ」
「ええ」
 頷いて、チセの手を握るオズワルド。戸惑う、視線。
「成功させる。守るから……」
 誓う、言葉。
「……はい」
 綻ぶ、華。
 シキアが、また青嵐を奏で始める。
 今は、戦いの舞いでしかない旋律。けれど。
 この試練の終わりに、これが祝福の歌となる事を願って。

「わわ、っと」
 軽い驚きと共に、チョウザが飛んできたマドを避ける。
「しんぷ様、どったの?」
 呼びかけの先には、ユラユラと揺れるプラムの姿。虚ろな目に、開いたままの口。
 その様は、まるで先の守人達の様。
 【アケルナー・エリダヌス】が呻く。
「囚われたのか!?」
「じゃあ、『八束(やつか)』も近くに!?」
 人を繰る、八束の権能。媒体が糸ならば、相応の距離にいる筈。
 周囲を確認する【レーネ・ブリーズ】。けれど、らしき『モノ』は見当たらない。
「とにかく、彼を止めよう。このままでは……」
「でも、どうすれば……」
「一撃を!」
 悩むレーネに向かって、チセの声が飛ぶ。
「まだ、繰られて時が経っていません! 何かしらの刺激で、正気に帰られる筈です!」
「なるほど……」
「それなら!」
 天使の歌を構えて走るレーネ。妨害する様に飛んできたマドを、アケルナーが落とす。
「今!」
「はい! アーヴィングさん、ごめんなさい!」
 思いっきり、叩く。
「ぶっ!?」
 顔を直撃。変な声上げて、ひっくり返る。
「よし、彼を頼む!」
 レーネに託し、アケルナーが索敵に移る。

 異様な気配が、満ちていく。
 淀む風。土の匂い。混じる、鉄錆の香。泡立つ、肌。
「……離れないで、ください」
「はい……」
 オズワルドに寄り添う、チセ。
……ス……。
 気づいた時。『ソレ』は、そこにいた。
……ス……。ス……ス……。ス……。
 空回る歯車の様な、声。後ろ。
 振り向いた先。見下ろす、目。真っ赤な、真っ赤な。目。長い、出来損ないみたいに長い脚。二本だけ。キシキシ。キシキシ。軋んで、揺れる。蟲とも獣ともつかない、醜悪な顔。裂けた口。カチリカチリと、幾重の牙を鳴らして。
……ス……。
 また、言った。
「あ……」
 竦み上がる、チセ。『ソレ』の身体が、揺らぐ。水飲み鳥の様に落ちる、頭。針山の様に牙が並んだ口が、迫る。
……オウチ……。
「チセさん!」
 咄嗟に抱き抱えて転がる、オズワルド。顔を赤くするチセだが、すぐに血に染まる彼の腕に気づく。
「オズワルド様! お怪我を!」
「平気! 下がってて!」
 体勢を整える彼の目に映るのは、いつしか近づいていた残り二体の八束。
「大丈夫かい!?」
「大丈夫です! そっちを、頼みます!」
 一体を相手取るアケルナーの声にそう返し、杖を構える。ちょっとだけ、後ろで見守る彼女を見る。
 出会った時、見つめた瞳。ここまでの道中、聞いた願い。握った、小さな手の温もり。
 芽吹いた想いは、葉を伸ばし。あえかだけど確かな形。
 実るかは、分からない。
 届けるべきかも、分からない。
 でも、だからこそ。
「やらせない。絶対に!」
 杖の先、決意と共に灯る光。
……オウチ……。
 青の光を映し、真紅の目が硝子の様に光る。

「悪いけど、近づかせないよ」
 オズワルド達への導線を遮りながら、一体の八束を相手取るアケルナー。ゆっくりと、脚を持ち上げる八束。軋みながら動く様は、錆びた機械仕掛け。ゆっくりの筈なのに、気づけば目の前。酷く、奇妙な感覚。巨熊の如き爪が、煌く。
 淀む意識を振り払い、華麗に盾と流水の構えを繰って一撃を躱す。射程から離れ、アクラを放つ。放った水流は全て着弾するも、八束には苦痛の色も動揺の気配もない。ただ前進し、爪を薙ぐ。
 感覚の何処かを狂わせる攻撃が、一閃二閃と身を削る。
(アクラでは止まらない……。なら!)
 意を決して、飛び込む。爪を掻い潜り、目指すのはもう一本の脚。ただでさえ長過ぎるソレ。二本しかない内の一本を攻撃に使う時、残る一本で支える巨体は明らかに不安定。
 狙うのは、部位破壊。抜き放つ、剣。
……ス……。
 頭上から落ちる、闇色の声。
 カクンと落ちた首。キチキチと軋み開く、顎(あぎと)。
……ス……ス……オウチ……。
 囁く声が、鶴瓶を落とす。迫る、牙の群。
 怯めば、囚われる。
 そう判断し、駆ける足に力を込める。スレスレ。掠めた牙が肩を裂くけれど、気にかけない。近づく軸足。気力を、込める。
「ハァッ!」
 裂帛の気合と共に撃ち出す、剣突き。軸脚を、抉る。血は出ない。飛び散る肉片は、まるで土塊。無機質な、土の匂い。不自然に伸びてきた醜悪な顔が、ガパリと口を開ける。
「くっ!」
 トラバサミの様に閉じる牙を避けて、もう一撃。
(駄目か……?)
 生じる、迷い。次の手を講じるべきかと思った時、視界の端を白い影が横切った。
 即座に察する、その正体。
「いけない!」
 咄嗟に追おうと瞬間。
「気を移すな。隙が生じる」
 追う様に走り抜ける影が、告げる。
「間違っていない。そのまま、貫け」
「!」
 ハッとして、目を向ける。『彼』が相手をしていた八束の姿が、消えている。
「……了解」
 白い影を追う友人に感謝を伝え、全てを託す。

「うぉおおおおお!!」
 連続で撃つアクラ。幾条にも伸びる水流が、八束に当たる。けれど、止まらない。ゆっくりと。けれど、確実に。
……ス、ス……ス……ス……。
 意味の知れない、声とも音とも知れないモノを零しながら。
……オウチ……。
 死が、近づく。
「こ……の……」
 息を切らす、オズワルド。このままでは、押し切られる。それでも、逃げようとは思わない。
 後ろには、彼女がいるから。
「オズワルド様!」
 彼女が、叫ぶ。
「お逃げください! 八束様は、わたしを求めているんです! 贄の、わたしを!」
 ああ、やめてよ。
「だから、わたしが捧げられれば! きっと!」
 それじゃ、何の解決にもなりゃしない。
「鎮められます! ずっと、そうしてきたんですから!」
 そんな事、分かってるくせに。
「だから! だから!」
 決めたんだ。だから。
「貴方まで!」
 そんな、悲しい声で。
「言うな!」
「!」
 ビクリと息を飲む、チセ。
「そんな事、言っちゃ駄目だ! 犠牲なんて、許さない! 誰か一人なんて、許さない! 一人も! 誰も! 君も! 絶対に! それが……」
 少しだけ、力を入れた。気づかれなかっただろうか。
「君が望んでいる、勇者だ!」
 近づいた八束が、片脚を上げる。鈍く輝く、爪。
 声が、聞こえる。確信があった。自分が死ねば、彼女は泣く。たった一日、隣り合っただけの仲。それでも、旧知の友を亡くした様に。分かってる。そんな、娘だと。
 だから。
 泣かせちゃ、いけない。
 絶対に。
 極限まで、集中した意識。捉える。無様に揺れる、軸足。
 判断は、神経の伝達を超えて。
 全力で撃ち出す、アクラ。激烈な水圧が、脚を穿つ。押され、ずれる軸足。傾ぐ、巨体。倒れる先は、急な斜面。抵抗の素振りすら、見せず。
……オ、ウチ……。
 滑り落ちる音。瞬く間に遠ざかり、消えた。

「はぁ……」
 大きく息をはいて、膝をつく。
「オズワルド様!」
 聞こえる、声。駆け寄ってくる、気配。振り向いて、大丈夫と伝えよう。そう思った、その時。
 大きく真っ白な影が、走り抜ける。
 追った視線の先、立ち竦むチセに躍りかかる獣。
 【シキテ】。
 チセを付け狙う、村の飼い狼。戦いの隙を伺っていたのか。明確な敵意と殺意を宿した牙が、喉笛を狙う。
 息を飲んだ瞬間、間に滑り込む鈍色の影。
「すまぬ。些か、虚を突かれた」
 言葉とは裏腹な、冷静な声。
 一閃する盾が、叩き落とす。短く声を上げたシキテが、跳ねて転がる。すぐに立ち上がり、睨む相手は鎧姿の戦士。
「魔物は殺す。皆殺しだ。だが、今抑えるべきはお前だな」
 そう言って、盾を構え直す【グレイ・ルシウス】。
 低く唸りながら、身を屈めるシキテ。狼としても、大柄な体躯。張り詰める筋肉から感じる覇気は、先の守人達の比ではない。
「グレイ様……」
「グレイさん、僕も……」
「必要ない。お前は、案内人を守れ」
 加勢しようとしたオズワルドを、そう言って制す。頷き、チセに寄り添うオズワルド。
 グレイは、静かに話す。
「……狼は、本能的に己より弱い者には従わない」
 誰に語りかけるのか。まるで、言い聞かせる様に。
「村の人間ならともかく、見知らぬ相手であれば尚更だ」
 後ろの二人か。それとも。
「故に、先ず一度屈服させねば始まらん」
 そして、構えた盾を威圧する様に前に出す。
「来るのならば、遠慮はせぬ。納得するまで、相手をしよう」
 兜の奥の眼光と、金色の眼差しが交差する。
 沈黙。
 いつしか、シキテは唸る事を止めていた。最後に、ジッとグレイを見つめると、踵を返して走り去る。
 その姿を、グレイは黙って見つめていた。

 ◆

「いや、参ったぜ。少しは抵抗出来るかと思ったんだがなぁ」
「気をつけてくださいね。仲間と戦うなんて、とっても嫌ですから」
「おお、わりぃわりぃ」
 おでこに絆創膏を貼ったプラムにお説教しながら、レーネが転がった弓を踏みつける。着込んだ真紅の鎧の重さも加わって、白木の弓はあえなく折れる。
「けどよ。なかなか良かったぜ。アレ」
「……何がだい?」
 手伝いながら、ニヤけるプラム。ネットリした響きに、周囲を警戒していたアケルナーが嫌そうな顔で訊く。
「決まってんよ。あの侵食される感覚! 酒とも薬とも、『アッチ』とも違う陶酔と被支配感! 何て言うか、メンドーな事ぜーんぶ取り上げられて強引に委ねさせられる感じ? 慣れりゃ、癖になる事間違いなし」
「………」
「………」
 ドン引きするレーネとアケルナー。気づいたプラムが、ニヤリと笑う。
「あ、何? 理解出来ない? ヤバイねー。ソレ、きっと人生における大損。何なら、次来た時に試してみ? きっと、アタラシイ世界が開けるゼ?」
「いや、遠慮しておく……」
「何か、人として大切なモノを失いそうです……」
「あら、残念」
 ケラケラ笑う破戒神父にゲンナリしながら、ふと真顔に戻るレーネ達。
「次……来るでしょうか?」
「来るよ。間違いなく。そもそも、今だって倒せた訳じゃない。ただ、離脱させただけだから。それに……」
 アケルナーが言葉を濁す理由を知り、レーネもまた『ソレ』が消えた麓を見下ろした。

「不死不死身なんだってねー。『アレ』様」
「みたいね……」
 山刀を麓に蹴り落とすチョウザに、エリカが頷く。
「メンドイねー。往生際ワルワルの渋々って感じ?」
「………」
 返事は、ない。続ける。
「やっぱ、親玉クモ様やっつけないと、ダメダメ? それとも、案内人様が言ってた『贄巣』ってーの、どーにかこーにかするとか?」
「……チョウザさん」
「ん?」
 呼ばれて、目を向ける。
 エリカが、真剣な眼差しで見つめていた。
「どったの?」
「確認したい事が、あるの」
 何かを察した様に、チョウザは緑の瞳を細めた。

「これで、良いと思います」
「ありがとう」
 手当てを終えたオズワルドに礼を言う、シキア。その目が、オズワルドの腕についた傷を見とめる。
「……その傷は、手当てしないのかい?」
「あ、ええ。大丈夫。この後、ちゃんと処置しますから」
「そうかい? なら……」
 彼の視線を避ける様に離れると、自分の怪我を診るオズワルド。
 出血は多少多いものの、傷そのものは浅い。血管や筋、神経が損傷している様子もない。
「これくらいなら……」
 放置しても、支障はない。そう判断する。
 携帯する医療品も、魔力も、有限。決して、無駄には出来ない。戦いが終わった訳では、ないのだから。
 それでも、傷口が汚れたままなのは好ましくない。綺麗にするくらいは、やっておこうと袖を捲ったその時。
「オズワルド様……」
 背後から聞こえた声に、飛び上がる。いつの間にか、チセが立っていた。
「す、すいません! 驚かせてしまって……」
「あ、いやいやいや! だ、大丈夫! 気にしないでください」
 お互いに、ペコペコ。互いの奇行に気がつき、見つめ合う。赤くなる、顔。
「あ、その……ど、どうしました? グレイさんと、一緒だったんじゃ……」
 場を取り繕う様に、尋ねる。チセも、挙動不審な感じで答える。
「あ、はい。グレイ様は、用があると言って何処かに……」
「グレイさんが?」
 役目を放る人じゃないんだけどな……等と思っていると、チセがオズオズと言った感じで続ける。
「それに……わたしも、オズワルド様とお話したい事が……」
「へ?」
 思わぬ言葉にポカンとすると、チセが何かに気づいた。
「あ、お怪我……」
 見つめるのは、彼の腕の傷。
「あ、ああ。大した事は……」
 慌てて取り繕うけれど、彼女は心配そう。
「お手当てを、なさらないのですか?」
「医療品も魔力も、無駄に出来ませんから。大丈夫ですよ。僕は、医師志望です。自分の傷くらいは、把握出来ます」
「でも……」
 しばし躊躇う、チセ。何やら決意した様な顔をすると、静々と近づいてくる。
(え?)
 戸惑うオズワルド。彼の怪我した側の手を取ると、腕の傷にそっと唇を寄せた。
 ドッキーン!
 飛び出しそうなまでに跳ねる、心臓。『何するんです!?』とか『汚いですよ!?』とか言いたい事は多々あれど、開いた口はアワアワと戦慄くばかり。
 小さな口が、傷を吸う。
 ゾクゾクする感覚に硬直していると、チセが口を離した。ぺっと吐き捨てる、黒ずんだ血。取り出した布で拭い、噛み裂いた服で包帯の様に巻く。キュッと縛ると、『こんな事しか、出来ませんが……』などと言って、頭を下げる。
「あ、ありがとうございます……」
 荒ぶる心臓を宥めようと深呼吸していると、チセがジッと見つめていた。
「な、何でしょう……?」
「先程は、ありがとうございました……」
 また下げる、頭。
「へ?」
 加熱した脳味噌が動作不良。処理にたっぷり時間をかけて、先刻の戦いの事だと気づく。
 チセは、続ける。
「あの時、おっしゃってくれた事。忘れません。そして、もう言いません」
 真剣な眼差し。引いていく、熱。
「もう、自分が犠牲になればなんて……」
「チセさん……」
「貴方の言葉を、導にします。何処まで行けるか分かりませんが、この身が続く限り。そして……」
 黒真珠の目が、ジッと見つめる。
「いつか、貴方……方の、隣りに……」
「……え?」
「し、失礼します!」
 そう言って、走り去っていくチセ。その後ろ姿を目で追いながら、オズワルドはただ立ち尽くす。
 甘い微熱に、囚われたまま。

「……見つけたんだね……」
 こっそり、二人の様子を伺っていたシキア。聞き耳で聞き取ったチセの言葉に、目を細める。
 贄。器。他人の為の、都合のいい人形。
 ――それって結局、村の人間に都合のいい存在って事でしょ――?
 出会った時、彼女から聞いた事。『贄』と聞いて、冷たくざわめいた心。
 思い出すのは、嫌な。とてもとても、嫌な事。
 それでも村の人々を悪く言わない彼女に、多少の苛立ちも感じたけれど。
「……まぁでも、人の役に立ちたいって気持ちは尊重してあげたいじゃん……?」
 その想いは確かなモノと、分かっていたから。
「折角、自分で生きようとしてるんだから……」
 そう。分かっている。
 理解している。
 だから。
 チラと向ける視線。その先には、ボーッとしてる友人の姿。
 思う。
 『この考え』が正しいのなら、彼は傷つく。
 『その結果』が不可避なら、彼は絶望する。
 どうする事も、叶わない。
 だから。せめて。
 ――『その時』は――。
 握り締める、青嵐の柄。揺れた弦が、悲しそうに鳴いた。

「……やっぱり、そう思うのね?」
「とりま、確定でしょ。流れ的に」
 確認の言葉に、シレっと答えるチョウザ。
「違ったら、笑うけど」
 冗談を言う声は、酷く平坦。
「で、どうすんの? ザコちゃんモブだし? 決定権ないし? ご意見もないし? オススメもしゅちょーもナッシングって感じ? でも、ムリムリきょーせいもご勘弁? だけど」
「分かってる。ただ……」
 少しだけ目を伏せて、エリカは言う。
「『あの娘』には、言わないでいて」
 そう伝え、背を向ける。
 向かう先は、プラムとアケルナー。そして、レーネの元。
 同じ事を、言いにいくのだろう。その背をジッと見つめる。
「……メンドー大変だぁねぇ。やさしー方は……」
 呟く言葉。皮肉か。それとも、自嘲か。

「……やはり、いたな」
 皆から少し離れた場所。傾らかな丘陵に、グレイはいた。呼びかける先には、下生えの上に横たわる白毛の狼。
 ――シキテ――。
 何かを伺う様に向けられる、金色の眼差し。剣は収めたまま。盾すら構えず、グレイは近づく。
「……『あれ』を殺しても、お前の望みは叶いはしない」
 静かに、語り掛ける。ピクリと動く、耳。
「無念、なのだろう?」
 狼は、群れで生きる生き物。仲間との絆が、その命の全て。はぐれ、村で育った彼。失った絆を求めたのは、違う筈なく……。
「村人は皆死に絶え、化け物だけ生き残ったとしたら。討たねばなるまい、仇を。その想いは……痛い程、分かる」
 想起するは、己の過去。刻まれた憎悪。重なる、痛み。
 だが。だからこそ。
「力を、貸せ」
 それは、確かな導の掲示。
 聞いたシキテが、ゆっくりと起き上がる。金色の眼差しが求めるは、その証。
 応じて構える、盾。
 互いの意思疎通が出来るまで、叩き伏せる。
 決して、愚かな獣ではない。覚悟は、必ず通じる。
 そう、信じて。

 ◆

 その後の道中でも、八束の襲撃は続いた。
 ある程度の痛手で、行動が停止する事。脚を狙えば、容易に転倒する事。
 戦闘を繰り返す内に、弱点も対応する術も得た。
 でも、それだけ。
 不死。不滅。完全な討伐に、至れない。いくら倒し、追いやっても。気づけば、背後に立っている。悪夢の様な、無限ループ。
 レーネが毒による拘束を試してみたが、効果は薄かった。
 救いは、対応しておいた守人達の追撃がない程度。
 時はなく。
 夜の帳が下りる中、彼らの呟きが追ってくる。

「戦士の条件とは、何だと思う?」
 目的の神刀、『髭切之太刀』。それが収められていると言う、山頂の社。予想される戦いに備えての、最後の休息。焚き火の炎を前に、チセの隣に座したグレイが彼女に説く。
「覚悟か、勇気か。それとも、力か。無論、どれも必要だ。だが、それらが揃えばその人間は戦士か」
 淡い光の中、聞き入るチセ。
「違う」
 火にくべた枝が爆ぜる。闇を染める光、並ぶ二人を照らす。
「――戦士とは唯一つ。窮地に在って、己にだけは負けない者の事を、言うのだ――」
 鎧の戦士からの、意思の教え。チセは、静かに頷いた。

「オズワルドさん。ちょっと、いいかしら?」
 グレイの言葉に聞き入るチセを見ていたオズワルド。エリカの誘いに、首を傾げる。
「何ですか?」
「すぐに、済むわ」
 断るべき、理由もない。自分の想いを勘繰られるのも気恥ずかしかったので、渋々と腰を上げる。本当は、ずっと傍にいたいのだけど。
 連れだって遠ざかっていく二人。その背を、皆が無言の視線で追う。プラムも。アケルナーも。シキアも。レーネも。そして、グレイも。
 あの先で告げられる残酷と、ひび割れる彼の心を想って。
「…………」
 見送ったチョウザが、弄んでいた水たばこをピンと弾いた。

 皆の。チセの目が届かなくなった辺りで、エリカが立ち止まった。
「何ですか? 用って」
 訝し気なオズワルドに、向き直る。
「気づいて、いるんでしょう?」
「……え?」
 真正面からの問い。顔が、強張る。
「気づかない筈がないわ。貴方みたいに、賢しい人が」
「何を、言ってるんですか……?」
 あからさまな、狼狽。察して、続ける。
「皆も、そう」
 戦慄く、オズワルド。何かを、乞う様に。でも、目を逸らす事は許されない。
 だから。
「貴方の想いは、分かってる。でも、認めて」
 エリカは、言う。
「あの娘は……チセさんは、『贄巣』よ……」
 オズワルドの顔が、歪む。まるで、宝物を壊された子供の様に。
「違う……」
 首を振る。
「オズワルドさん……」
「違う! 違う違う違う!」
 耳に届く声を、振り払おうと。
「オズワルドさん!」
 叱咤する声。ビクリと、息を呑む。
「……話は、聞いてるでしょう? 『土蜘蛛』は、危険だわ」
「でも……」
「止めなきゃ、沢山の被害が出る……」
「だけど……」
「土蜘蛛を倒して、あの娘が助かるなら……一番……。でも、もし、そうでなかったとしても……」
「だって……」
「あの娘は、勇者になりたいって言った……。その言葉が持つ重さも、分かってる。だから、きっと……」
「駄目だ!」
 激情のままに、放つ言葉。押し黙る、エリカ。
「あの娘は……優しくて強い、勇者らしい娘だ! あの娘が……チセが、贄巣だなんて! そんな訳、ないじゃないか!」
 戦慄く声。気管が裂け潰れるかと思える程に、喚き立てる。
「そうだ、シキテだ! そうに違いない! だから、神刀に案内させないためにチセさんを……」
「違うわ」
 凛とした声が、否定する。
「戦ったグレイさんが、断言した。あの狼は、正気よ……」
「…………!」
 ガクリと崩れる、オズワルド。震える彼を、苦しげな眼差しで見下ろして。それでも、告げる。
「……話は、ついてる。神刀を持つのは、アケルナーさん。私達が、サポート。貴方は、回復を。手は、出さなくていい。だから……」
 そう言って、踵を返す。最後に残すのは、たった一言。
「覚悟だけは、しておいて……」
 それだけ残して、去っていく。残されたオズワルドは、戦慄く手で顔を覆う。
 願う事は、一つだけ。
 せめて、全てが悪夢である事を。

 遠くに嗚咽を聞きながら、エリカは一人歩いていた。
 濡れた眼差しを、グイと拭う。
 如何なる時も、多くの無辜を救う判断を。例え、それが如何に辛いモノであったとしても。
 この道を選んだ時に、覚悟した事。誓った事。
 それでも、所詮は道半ば。
 背負ったソレは、あまりに重くて。
 抑え込もうと息を吸ったその時、視線を感じた。
 ハッと目を向けた先。ジッとこちらを見つめる白狼の姿。
「シキテ……!」
 思わず身構えるも、シキテは威嚇の素振りも見せない。
 ただ彼女を見つめる、澄んだ金色。
「……貴方……」
 フラフラと近づき、彼の前に座り込む。合わせる、視線。
 ずっと昔、聞いた事があった。
 狼の別表記は、『大神』。
 それは、文字通り山の命を統べる神の御名。
 ただの、昔語り。けど。それでも。
 縋りたかった。
 何かに、祈りたかった。
 そっと手を伸ばし、首を抱く。
 抵抗も、拒絶もなかった。受け入れる、温もり。
「どうか……どうか、温情を……」
 死なせたくなかった。
 誰も。
 誰も。
 答えはない。
 ただ、シキテの舌が溢れる雫を優しく拭った。

 ◆

「……これです」
 呟くチセの前にあったのは、酷く古びた小さな社。
 彼女は一礼すると、何かしらを唱えた。
 開門の、呪文。
 何かが弾けて、戸が開く。
 狭い空間。薄闇の向こう。
 一本の太刀が、静かに鎮座していた。

 最後の道程。
 不思議な事に、八束達の追撃はなかった。まるで、何かを伺う様な気配に不安を覚えつつも、到着した山頂。目の前に露わになった希望に、皆が息を飲んだ。
 チセが、譲る様に場を空ける。
 グレイと頷き合い、前に出るアケルナー。伸ばした手が、太刀を掴む。
 ピリッと感じる違和感。確かに宿る、人知外の気配。畏れつつも持ち上げ、取り出す。
 見れば、鞘には幾重もの鎖。封印されているのだろうか。どうにかして、解く必要があるのだろう。
 けど。
 今はそれよりも、確かめなければいけない事があった。
「チセさん」
 アケルナーが、彼女を呼ぶ。
「はい?」
 キョトンとする彼女に、太刀を差し出す。
「……触れてみて、くれないか?」
「……え?」
「大事な、事なんだ。頼む……」
 不思議そうな顔をしたチセが、皆を見る。見つめる、真剣な眼差し。オズワルドに至っては、今にも泣き出しそうで。
「触れば、いいのですか?」
「ああ……」
 頷く、チセ。そっと、手を伸ばす。細い指が、鞘に触れ――。
 激しい、衝撃が走った。
「……え?」
 チセが、弾かれた手を見やる。割れた爪。滲む、血。
「なん、で……?」
 茫然と漏らす、声。目を伏せる、皆。
「……チセさん……」
「……?」
 顔を上げるチセ。困惑した、瞳。絞り出す様な声で、アケルナーが告げる。
「君、なんだ……」
「……え……?」
「贄巣は、君なんだよ……チセさん……」
「!」
 もう、誰のモノかも知れない心臓。悲しく、儚く。
 悍ましく、鳴った。

 深淵から、浮かび上がるモノがあった。
 記憶。
 酷く曖昧な、夢芥の記憶。
 連れてこられた、儀式の場。
 飲まされる、薬草混じりの神酒。
 遠ざかる、意識。
 眠りの、間際。
 悲鳴。
 血の匂い。
 見下ろす、真っ赤な目。
 そして――。

「あ、あ……ああ……」
 戦慄く両手が、顔を覆う。
 漏れる声すら、自分のモノなのかも分からない。
「わたし……わた、し……」
「チセ……!」
 耐えかねたオズワルドが駆け寄ろうとした、その時。
……ス……。
 声が、聞こえた。
 走る、悪寒。
 振り向いた先、赤く光る目。
「八束!」
「いつの間に!」
 咄嗟に攻撃を放つ、プラムとレーネ。けれど。
……ス……。
 ズルリと崩れる、八束達。そのまま、伸び上がる様に皆を超える。向かう、先は。
「チセ!」
 オズワルドの叫びを嘲る様に、忘我するチセの身体に潜り込む。
……オ ウ チ……カ エ ル……。
 囁く声。ドクンと鳴る、身体。
「あ……あ、ああ……だめ……だめぇ……」
 崩れ落ちる。掻き抱く身体が、冷えていく。自分では、なくなっていく様に。
「やだ……やだ、やだぁ……」
 震える、声。小さな口から、コポリと落ちる血。
 絶句する皆の前、始まる変様。
 耐え難き、苦痛の中で。
「見ない、で……見ない……で……」
 少女は祈る。願う。その人にだけは。
「見ないで! オズワルドさん!」
 その人にだけは、見せたくなかったから。
「――――っ!」
 引きつる痛みが、彼の胸を抉る。電波する、痛み。神刀を引き抜こうとしたアケルナーが、堪らず目を逸らす。隙。伸びてきた長大な脚。彼女を、弾く。受け止める、プラム。宙を舞った神刀が、夜闇の向こうに消えていく。
 時間にすれば、一分。感覚は、永遠。始まる地獄は、無限。
 顕現を果たす、巨大な異形。畏怖と恐怖。そして、決して避け得ぬ死を従え。
 土蜘蛛と言う名の滅び神は、月天に吼えた。

 突然、世界が閉じた。景色が変わった訳でも、壊れた訳でもない。ただ、閉じた。そんな感覚。
「これは……結界!? 広す……」
 感覚・感知系の技能を持つレーネが察した瞬間。
 異常な脱力感が、皆を襲う。
 声を上げる事もままならず、膝を屈する。
「何よ……? コレ……」
「力……が……?」
 咄嗟に見回す、レーネ。
 周囲に生えていた草花が、見る見る内に萎れていく。木々は瞬く間に葉を散らし、飛び回っていた羽虫が落ちて崩れる。
「まさか……これが……」
 チセから聞いていた、土蜘蛛の異能。全ての命を枯らす、滅びの権能。
「ぬ……う……」
「く……くそ、が……」
「流石に……ヤバ、ヤバ……?」
 苦しむ皆の声に、総毛立つレーネ。
(この、ままじゃ……)
 落ちていた、天使の歌を拾う。鉛の様に重い身体を動かし、奏でる。
 回復を促す、天使の歌の音。せめても、つなぎ止める。それでも。
(間に、合わない……)
 回復を上回る、枯渇。満たす端から、枯れていく。
 土蜘蛛は、動かない。必死に奏でる彼女を、ただ見つめる。捕虫瓶の中、足掻く蟲を観察する様に。
(オズワルド……さん……)
 助けを求める様に、もう一人の回復役を見る。けれど。
 あったのは、抜け殻の様な彼の姿。膝を突き、虚ろな目はただかの魔を見つめる。まるで、彼女の姿を求める様に。
 責める事は出来ない。大切な人を、失った。忘れるなんて、自分だって出来やしない。
(守らなきゃ……。わたくしが……)
 歯を食いしばり、奏で続ける。
 守る為の、戦いを。

「く……ぅ……」
 力の入らない足を叱咤し、アケルナーは足掻く。
 神刀を失ったのは、己の不覚。ならば、せめても皆が逃れる道を。
 震える指が、剣の柄に絡む。

「この、野郎……が……」
 歯噛みし、呻くプラム。
 そも、人でなしを自認する彼としては、チセに対しての感情は薄い。けれど。
「気に入らねぇ……」
 オズワルドは、親友の一人。
 その想いが、玩具にされる。
 気に入らない。
 ただ、ひたすらに。
「舐めてんじゃ、ねぇぞ……」
 取り出すのは、炸裂の種。魔物学で学んだ、蜘蛛系魔物の急所。通用するかは、微妙だが。
「一泡、吹かせてやるぜぇ……」
 狙いを定め、投擲を狙う。
「ありゃ? おいぬ様?」
 呑気な声が響く。
 ザコちゃん。
 ズッコケた瞬間。
 白い影が、彼の頭を踏んづけて跳んだ。

 降り立った者。皆が、驚く。
「シキテ……!」
「来たか……」
 エリカとグレイが、頷く。
 純白の狼。咥えるのは、紛れもなきかの神刀。
 強く、鞘を咬む。砕ける、鎖。アケルナーの前へと、放る。
「ローレライ!」
「はい!」
 グレイの声に答え、アケルナーが神刀を握る。力を振り絞り、抜き放つ。
 現れたのは、錆の浮いた刀身。淡く、光る。
 途端、皆の身体から抜ける光。
「な、何だ!?」
 先までとは違う脱力感に、驚くシキア。
――『力』である――。
 声が響く。皆の、中に。
――其が神刀は、盟を結ぶ。人の内に問い、応じて力と成す――。
 光が、錆びた刀身に集まる。染み入る、様に。
――此れは、其方らの力である――。
「シキテ……」
「お前は……」
 エリカとグレイを、金色の瞳がチラと見る。
――我はかの『武人』の式。主より命受け、幾世を渡る――。
 輝く刃。型成す光。
――待っていた。宿願を託すに足る、勇者達――。
 爆ぜた閃光。流星となり。
――力を、借る――。
 滅びの神域を切り裂いた。

 崩れゆく結界の中で、土蜘蛛が吼える。降り注ぐ星光が、身を砕く。欠けゆく、滅び。
 オズワルドは、呆然と見つめる。
 光に蝕まれる、『彼女』。
 もう、駄目なのだろうか。
 もう、届かないのだろうか。
――諦めるか――?
 彼が、問う。
――手放すか? 想いを――。
 そう。
 答えなんて、決まっているのだ。
「オズワルド君……」
 隣に並び立つ、アケルナー。
 強く、頷く。
「お願いします!」
 アケルナーが、光を撃つ。
 シキテが、吠える。
 人の力が息吹を纏い、滅びの蜘蛛の胸を穿つ。道を、開く。
「行って!」
 声が背を押す前に、走り出す。飛び込むのは、昏い冥路。先に待つ、あの娘の元へ。

 土蜘蛛が叫ぶ。己を汚す者への、怒りに震え。けれど。
「駄目だよ」
 前に立った、シキアが言う。
「もう、邪魔はさせない」
「選んで、くれた。なら、答えて見せる!」
 エリカが、誓う。
「諸行無常、驕れる者は久しからずってか?」
「見た目蜘蛛っぽいけど、中身も蜘蛛なんかね?」
 プラムとチョウザ。わる~く笑う。
「わるい子はお仕置き、です!」
 フンスと胸を張る、レーネ。
「逃しはしない。ここで、殺す」
 グレイが告げる、断罪。
 皆の武器に、光が宿る。満ちる、力。
 シキテが、吼えた。

 道は、怨嗟に満ちていた。
 かつて、贄巣された者。
 命を、喰われた者。
 そんな者達の、悲しみに。
 けれど、止まらない。全てを受け止め、なお走る。
 もう、増やさない為に。
 もう、繰り返さない為に。
 そして、何よりも。
 彼女の、為に。

 光が、見えた。
 暗闇の、奥。
 一人ぼっちでうずくまる、愛しい姿。
 呼びかける。
 もう一度。
 彼女が、こちらを見た。
 手を伸ばす。
 亡者達も、手を伸ばす。
 同胞を、奪うなと。
 彼女が、何かを叫ぼうとして。
 飲み込んだ。
 そう。
 約束したんだ。
 もう、悲しい事は言わないって。
 確かな、決意。

 断末魔を上げる土蜘蛛。剣を払い、グレイは呼ぶ。
「案内人、これはお前の初仕事だ。果たして見せろ。自分自身と、そして」
 帰り道の導を、示す為に。
「奴との、約束を――」

 伸ばす手。
 触れ合って。
 想いが、届く。

 ◆

 気が付くと、彼女の顔。
 背景は、白む星空。膝枕。
 『大丈夫?』と訊くと、『はい』と頷く。
 それで、十分。
 『ありがとう』と言って、起きようとする。押さえる、華奢な手。
 『もう少し』、と彼女が願う。
 『夜が明けるまで』。
 『わたしだけの、貴方で』と。
 心地よい、微睡みの向こう。
 微笑む華は、世界で一番。
 綺麗だった。



課題評価
課題経験:216
課題報酬:9600
赤土の園に咲き散る華
執筆:土斑猫 GM


《赤土の園に咲き散る華》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 1) 2020-06-17 00:15:03
賢者・導師コースのエリカ・エルオンタリエよ。
よろしくね。

方針としては、髭切之太刀を入手するまでは、チセさんを守って防御中心。
太刀を入手したら敵の排除に移るような感じで行けばいいかなと思うのだけどどうかしら?

あと、贄巣はチセさんじゃないかと思うの。
そうでなければ、襲われて彼女だけ生き残ったことの説明がつかないわ……
彼女自身はまだそれに気が付いていないのだとは思うし、
彼女の勇者になって人々を救いたいという想いは、最大限尊重したいわ。
だから、太刀の入手までは黙っていて、太刀を入手できた時に彼女に話して、
人々を救うために、そこで彼女を切るしかないと思うわ。
切る役目は私が負い、その報いも受ける覚悟はあるつもりよ。

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 2) 2020-06-17 21:14:15
皆さんお久しぶりです、賢者・導師コースのオズワルド・アンダーソンです。

(チセの本音を聞いて)
…正直なところ僕は、チセさんが贄巣だなんて思いたくないです。
でも狼のシキテが僕たちでなく彼女を襲ってくるところは……
いいえ、きっとシキテが彼女が髭切を手に入れるために必要であるのを知ってて殺そうと思っているんです。そうに違いない。

僕はチセさんが贄巣ではないと思います。
(迷っている様子)

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 3) 2020-06-17 21:54:09
まぁ贄巣は殺さずともどうにかできるでしょう。
はい、それは誰かは置いときまして(話を逸らそうとしている)

目的地までの間の敵の攻撃が個人的に怖いですね。
土蜘蛛退治が最終目的なので温存しておきたい。

遠距離持ちの敵がいるのが…せめて武器回収ができたら怖くないのですが。
それに八束の攻撃で操られるのはまずい…殴れば(HP減らせば)治るのは良いのですが、念のため回復魔法は常備しますね。

とにもかくにも、無視してまっすぐ行こうというのは無謀ですよね。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 4) 2020-06-18 00:04:52
可能な限り急いで髭切を手に入れて、融合前に八束を切れば
誰が贄巣であってもその時点では土蜘蛛になってしまうことはないので、
学園でメメたんかメッチェちゃんあたりに治療を頼むという形もありうるかしら?

ああは言ったけれど、シキテが贄巣である可能性もあるわよね。
全員が正解できれば状況は良くなるみたいだから、なるべくそう持っていきたいわね。

《1期生》 アケルナー・エリダヌス (No 5) 2020-06-18 08:28:10
やあ。私は勇者・英雄コースのアケルナー。ごあいさつが遅れたがよろしく頼むよ。

私も贄巣は……チセさんだと思うよ。
シキテは村の者を襲わないそうだけど、明らかにチセさんに敵意を向けてる。
もしかすると、村の者ではないなにかを察知してるのかもしれない。

もちろん、シキテが贄巣で、チセさんが生きてるとまずいから消そうとしてる可能性もあるけど、チセさんが神酒を飲まされて一定期間の記憶の空白がありそうなのが気になってね。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 6) 2020-06-18 18:52:39
ツチグモ。……魔物か。魔物ならば殺すだけだ。
黒幕・暗躍コース、グレイ・ルシウスだ。
どうも、見知った顔ばかりではあるが。宜しく頼む。

……さて。それで、贄巣?だったか。
それを明らかにしない事には、始まらないのだったな。
少々長くなるが、幾らか誤解もあるようだ。俺の見解を述べておく。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 7) 2020-06-18 19:14:44
エルフの導師の見解>
贄巣が案内人である。と言う推論には同意を返す。
狼が贄巣ではないという根拠については追って説明する。
斬る、斬らない、と言う点については斬ってはならない。

「彼女が過程で脱落すると、即『失敗』となる」と明示されている。
この“過程”が目的地までの過程なのか、依頼達成までの過程なのか
不鮮明だ。どちらか分からない場合不都合な方に捉えた方が良い。

ローレライの医師の見解>
狼が神刀を取得されると不都合であり、案内人を襲っている可能性は
極めて低い。理由は2つ。1つは狼が俺達を襲って来ない理由がない。
2つ。贄巣とやらは「顕現に至るまで自覚がない」
つまり、狼が自分が贄巣である自覚がない。
正気で案内人を襲う理由はヤツカとやらに操られる位だが、
この場合1つ目の理由と競合する。つまり、狼は正気だ。

仮面の勇者の見解>
概ね同意だ。記憶の空白は寝ていたから。で片が付かなくもない。
が、エルフの導師が挙げた「何故生き残ったのか」の理由が付かない。
そして木偶10人に至っては俺達には個の区別が出来ない。
消去法にはなってしまうが、必然的に案内人しか候補が残らん。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 8) 2020-06-18 20:46:25
>グレイさん
お久しぶり。
事態解決のために建設的に意見を出し合うのは歓迎するけれど、
わたしにも他のみんなにもちゃんとした名前があるのだし、
昨日今日に知り合ったのではないのだから、
わざわざ回りくどい呼び方をせずに、名前で呼んでもらいたいわ。

太刀を手に入れるためには、チセさんの案内が絶対に必要のようだから
そこまでは何があってもチセさんを守らないといけないわね。

だけど、太刀を手に入れた後はどうかしら?
土蜘蛛を倒そうと思ったら、八束を融合させて顕現させることになるけど、
その時に贄巣にされたものは、どうなってしまうのかがわからないのよね。
土蜘蛛に同化するなら、切らざるを得ないと思うのだけれど、
土蜘蛛顕現時に開放されるのなら、切らずに済むわね。

また別の可能性を考えれば、贄巣以外の八束だけ倒して、
贄巣だけを確保して、学園などで分離させることが可能なのか。

その辺り、決め手に欠ける部分はあるので、みんなの意見も聞きたいわね。

《熱華の麗鳥》 シキア・エラルド (No 9) 2020-06-18 21:20:29
やっほー、久しぶりの人もそうでない人もよろしく
芸能・芸術コースのシキアです
ま、硬く考えすぎないでいようよ。俺達が暗い顔してたら彼女も不安でしょ?

>贄巣
まぁ、大体皆と同じかな?チセさんかシキテさんだと思う。
記憶云々は俺も気になるかな…お酒飲んでたにしても、綺麗に空白が出来てるのって不自然じゃない?
何故生き残ったのか……こじつけで考えるなら、それこそ「贄」だからとか、ね。
シキテはどうだろうね……単純にチセさんさせ始末できれば、俺達は刀を手に入れられないって思ったけど…グレイさんの言う事も一理あるからなぁ…(うーんと考え)

あ、贄巣だけ確保?…うーん、俺は正直不安かな
だって八束って不死でしょ?贄巣を学園で保護するのはいいけど、八束が諦めて来ないなんて断言できないじゃん。何より、そんな状態はチセさんも望まないと思うし

………で、さぁ
(俺達が知ってるかはともかく)切る切らない以前に、答え一致させた上で正解しなきゃ、どのみち贄巣(暫定でチセさんないしシキテ)は死亡するんでしょ。みんなの意見に従うけど、俺はなるべく贄巣を始末するという手段はとりたくないとだけ言っておくよ
それに…俺も「過程」がどこまで含まれるのか分からないのに「ゴール地点についたからさようなら」はちょっと不安だしさ

>道中
そういえば坂道なんだよね?足元狙って転げさせたら時間稼げるよね
俺「青嵐」のおかげで皆の武器をちょっとだけ遠くまで伸ばせるよ
追いつかれそうになったら足元を攻撃して、転げたらその隙になるべく引き離すってのはどうかな
なるべく道中は体力を温存したいよね

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 10) 2020-06-18 21:35:24
【目的】には、「『チセ』を神刀の場所まで守り、『土蜘蛛』を倒す事。」となってるわね。
そして、チセさんが「過程で脱落すると、即『失敗』となる。」

『過程』がどこまでか。に疑問は残らないでもないけれど、「神刀の入手まで」とも見れないかしら?

全員が正解で一致していたら、どういう展開かはわからないけれど『贄巣』の生存ルートが発生するようだけど、
そうでない場合は死亡してしまう。
わたしとしてもチセさんは助けたいけれど、
不都合を考えるなら、全員で正解を選べない可能性も考えておかざるを得ないわね。

道中、防戦をメインに飛び道具や魔法で距離を取って戦うのは賛成よ。
神刀以外では八束は倒せないのだし、土蜘蛛を倒すまでなるべく消耗したくないものね。

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 11) 2020-06-18 21:49:27
グレイさんお久しぶりです、よろしくお願いいたします。
…そ、そうですか…でも、でも……いえ、内心自分もそうじゃないかと思っています…彼女のことについては少し考えますね。

でも、できれば僕は彼女のそばについて護衛したいです。
そのわがままだけ、どうか許してくださいね。


僕はシキアくんの意見に賛成です。というかそれ以外の選択肢はない。
間違った時のリスクだって勿論わかってます。
それでも贄巣が生きて帰れる可能性をつかみたい。だって、あの子は!

…そういう意味ではもう、僕も誰が贄巣なのかわかってるんでしょうね。


道中、戦闘中は僕は回復魔法に専念させていただきますね。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 12) 2020-06-18 22:04:44
名前>
……ふむ。

俺は、人の名を呼ぶ事を好まない。無論、俺も呼ばれなくて良い。
名は記憶だ。俺はいずれ何処かで野垂れ死にもするだろう。
そうした時、己に誰かを残す事も。誰かに己が遺る事も望まない。
……それは酷く、無責任だ。風化し、消え去れば良い。

どう生きたいか、どう死にたいかという話だ。
許容願いたいが、某かそちらの拘りに抵触するだろうか。
もしそうであれば、一考する。

贄巣>
まず、贄巣を学園で分離出来ると仮定する。
しかし、これを実施すると土蜘蛛が蘇らない。
翻って、「『チセ』を神刀の場所まで守り、『土蜘蛛』を倒す事」
とされている目的が達成出来なくなる。

1つ、神刀の入手まで案内人の導きに従い、
2つ、神刀入手後には土蜘蛛を討つ。この2項は外せまい。
よって、贄巣は一度土蜘蛛になって貰う他ない。
依頼内容を読んだ限り、「土蜘蛛」と、「贄巣」は明確に異なる。
顕現時に吐き出されるかは「吐き出されない」可能性が高いと思うが、
「土蜘蛛」については斬らねばならんだろう。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 13) 2020-06-18 22:17:59
過程>
これについては、先に述べた通りだ。
どちらか分からない、盤面上で理が成り立たない場合は
良く捉えて外すより悪く想定して備えた方がリスクが小さい。

贄巣と土蜘蛛>
これが完全同一であるなら如何なる場合も土蜘蛛討伐時、贄巣は死ぬ筈だ。
そうでない可能性がある時点で、これらは完全同一ではない。
しかしその為には全員が贄巣を当てる必要がある。意思統一は必要条件だ。
他方、外した場合は土蜘蛛を殺すことが仕事だ。結果、贄巣は凡そ死ぬ。
最低限目的さえ見失わなけば……可能性を追求する事は自由だろう。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 14) 2020-06-18 22:44:10
ひゅー、超絶にわかりみー。ザコちゃんも名前呼ばれんの嫌いだしー。だから呼ばないし。
てかそもそも名前ってのがただの血と家の出生証明な個体識別でしか無いくそったれ……
…ってか。ザコちゃんもザコちゃんって呼んで欲しいけど、そーじゃないゆーしゃ様もそりゃいるし。
でもそこで強制強要する気もないし。そんなとこの自由まで奪う程の枷翳し振るいたいわけでもないしぃ?

…で、なんだっけ。蜘蛛の足揚げたら海老蟹っぽい味と食感って話?違う?煮物?
(ぱらぱらと課題概要を捲る音)
あー、うん。諸々りょーかい…はしてないけどふわっと追えた。

まずー、贄が案内係様か狼かってのはりょーかい。順当にいけば案内係様なんだろーね。
狼が完全否定されたか、っていうと、微々たる欠片の気になりみはあるけど、頭数に入れるほどでもなし。

次ー、なんかその贄?巣?をズバー、って刀振り下ろし切断するかしないか。ってお話?
それさぁ。ザコちゃん思うんだけど、そもそもの目的と逸れるくない?的な。
だってさぁ。仮の前提。案内係様が贄巣、だったとしてー。切るじゃん?お陀仏るじゃん?
その時点で土蜘蛛?が生み出し権限されなかったとして、その先は?ってお話。
そのー、なんだっけ?八束?って足みたいのは不死なんだし?きーてる生態的に。
それが寄生先喪って、他の生物に寄生しかねない状況にしちゃうくない?見たいな。それこそザコちゃん達すら。
…ただの当て推測推論だけどね。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 15) 2020-06-18 22:51:24
土蜘蛛生み出される前に、贄巣?が誰かって全員ちゃんと理解把握できてたら、
何らかの対策(贄巣生存)も出来そうだしね。
悪循環的なあれになりかねないぱやぱやを考えるよか、とりま土蜘蛛とどーやって戦うかも考えてこーよ。
あと仕留めた後の処遇。足一本は揚げよーね。足先とか尖ってんなら武器に出来ないかな。槍とか。

そこそこの間合い(中距離)だと操り傀儡にされちゃう、ってのが面倒いしー。
至近距離で引っ付きぽこすゆーしゃ様組と、遠目の遠距離で魔法とか補助るゆーしゃ様組で別れんのがいーのかなって。
他なんかあるなら全然乗っかりどっこいしょだけど。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 16) 2020-06-18 23:08:13
>名前
呼ばれたくないって個人的な意見は分かるけど、
一般的には名前を知っている人に対しては名前で呼びかけるのが礼儀よ。
そうでないと、実際誰に対して呼び掛けているのかとても判断しづらいし、
こうやって相談する時に、いちいち再確認しなくちゃならないのは
自分は良くても相手にとって負担になるわ。
名前ってとても大事にしてるし、
それで呼びかけるってことは相手を尊重してるって意思表示にもなるわ。
特殊な文化や育ちはあるのかもしれないけれど、わたしは名前で呼んで欲しいわ。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 17) 2020-06-18 23:19:47
>贄巣問題
これは、グレイさんも言っているように、土蜘蛛を倒すためには融合させるしかないので
融合時に吐き出されるのでもなければ、結果的に「贄巣ごと切るしかない」わけで、
その時にチセさんを切ることになってしまうのよね。

もしかしたら誤解されているかもしれないので言っておくけれど、
わたしは「土蜘蛛を発生させないために道中でチセさんを切る」つもりはないわよ。
チセさんが贄巣だった場合は、土蜘蛛になることをおそらく回避できないから、
切らざるを得ないという事よ。
もちろん、融合時とかに分離できたなら、それをわざわざ切ったりはしないわ。

「チセさんが贄巣である」ということでみんなの意見が統一できて、
それが正解であれば、土蜘蛛を切っても助かるはずだから、
全員でそれを目指すって方針でいいかしら?

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 18) 2020-06-19 00:11:28
犬や狼が登場する小説を読む時は、先に犬や狼が無事か確かめないと物語が頭に入ってこないプラム・アーヴィングだ。

因みに、俺の呼称の仕方については各々好きな様に呼んでくれのスタンスなんで適当によろしく。

で。遅れての参加になるが、俺も贄巣はチセに一票。

つまり、今のところ全員が「チセが贄巣」と疑っていて、土蜘蛛出現後、状況(正答数)によってチセの救助を行うし、致し方ない場合は殺す(そも出現時に死ぬ可能性はあるが)と考えている状況でいいか?

んでよ、俺が一番気になってるのは髭切之太刀を発動するには全員の魔力の50%を消費が必須...と伝承(PL情報)にあるが。
これは目的地到達時に残っているMPの半分でいいのか、自分のMP最大値の半分消費なのかどっちだろうな。

結構これによって、道中の戦闘や土蜘蛛出現後の戦闘が変わってくると思うんだが。

《奏天の護り姫》 レーネ・ブリーズ (No 19) 2020-06-19 07:36:09
芸能・芸術コースのエルフ、レーネです。
おのぞみでしたら「漫遊系エリアル」とでもおよびください。

わたくしは理念などについては悪口にならなければかまわないとおもいますが、
対話の連続性を理解するためという課題作戦立案以外の理由で
それぞれの方の特徴をこまかく把握する必要性が
過度にたかまってしまうのはここでは不便ですし、
種族などの特徴で継続的に呼ばれることは一般的でもありません。
ご自身の種族などに複雑な感情をお持ちの方もおられますし。ですから、
「略称でもなく、本人から事前に示されてもいないニックネーム」
などはさけた方が無難だとはおもいます。
「名前をよぶのが苦手」とかはおっしゃっていただけましたら、
わたくしはおはなししやすいように協力しますから。

贄巣にされた人についてはわたくしもチセさんだとかんがえて行動します。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 20) 2020-06-19 07:49:08
>名前
……ふむ。

どうも一般論と個人的見解が入り混じっている様に感じるが……
要約すると、「自分は名前をとても大事にしている」から
「名前で呼んで欲しい」……と言う解釈で、間違い無いだろうか。

間違いないのであれば、では最大限尊重の意を示し姓で呼ぶとしよう。
少なくとも、すぐに判別が付かないと言う懸念については解消する。
逆説、今俺から歩み寄れるのは此処が限界だ。それで良いか。

>MPの50%
恐らく「まりょく」のことだろうと思うが。
所有まりょくの半分では実質制限とは言えない。1%の半分でも良い。
という事になってしまうからな。最大値の半分と見た方が懸命だろう。

>道中
八束については極力転がす。で構わないと思うが、
これ以外に最低2点。守人と狼の対応を決めておいた方が良いだろう。
守人に関しては殺せば減る。手加減すれば負荷だけが増える。
しかし生かしたいのであれば手を割かざるを得ない。さて、どうする。

狼については特段こちらから手出しする必要は無いように思えるが、
案内人へは攻撃する可能性がある。生かしておくなら抑えが必要だろう。
案内人、守人、狼、、もしも全てを救おうとするならば。
土蜘蛛を捌く手が足りるとは……流石に、あまり思えんが。

《1期生》 アケルナー・エリダヌス (No 21) 2020-06-19 07:58:32
まあ、何にしろ、このお仕事をどうするかが優先すべき課題ではあるね。

>贄巣
正解者全員なら生存の可能性があるようだし、チセさんを救う可能性を上げるなら、全員が贄巣=チセさんと意思統一しておくのがよさそうだと思うよ。

>髭切之太刀
「全員の魔力の50%を消費」は、私は自身の最大値の半分だと思ってたけど、もし発動時の半分でいいなら、魔法で傷を治したりして準備を整えて発動する手もありそうだね。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 22) 2020-06-19 08:36:13
>グレイさん
名前ないし姓で呼んでもらえるなら、ありがたいわ。ありがとう。

>まりょく
上限の半分を温存しておかなければならない、と考えるとなかなか大変ね。
八束や守人に攻撃したり、回復を行う場合も節約が必要になるから、
弓矢のような、まりょくに頼らない飛び道具や
薬草などの回復アイテムを持って行って使った方が良さそうね。

>シキテ
道中で彼、ないし彼女がチセさんを死なせてしまうと『失敗』になってしまうから、
チセさんの積極的防衛が必要になるわね。
鷲巣が八束のように不死であれば、話は変わってくるかもしれないけれど、
確定されてないから、大変になりそうだけど守る方が良さそうね。

>守人
一応、手加減で昏倒させれば復活までに少しは時間が稼げるし、
積極的な殺害を狙うのは心情的に辛いものがあるから、
なるべく昏倒や転倒などで済ませたいところだけど、
わたしたちが全滅しては本末転倒だから、
状況によっては厳しい判断も仕方ないとは思ってるわ。

>オズワルドさん
チセさんが贄巣だと意見を統一できた方が、助けられる可能性があるのだけど
意見は揃えられないかしら?

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 23) 2020-06-19 10:30:18
>MP/まりょくの50%
やはり、最大値の半分と認識していた方が無難だよな。
となると、本命の土蜘蛛に備え、道中の戦闘は賢者・導師コースなら道具や通常攻撃をメインにせざるを得ないし、回復はオズワルドのまりょく消費負担を減らすため極力道具や食い物でなんとかする感じか。

>道中/八束と守人
操られてる守人を退けるのにそこまで苦戦しないだろうが、八束の糸が厄介だな。
出来ればシキアの青嵐で射程伸ばして貰って、通常攻撃で遠・中距離で戦っていきたい。

俺は弓矢タイプの守人の処理を行い、その後八束の足元を崩す流れで対処するつもりだ。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 24) 2020-06-19 14:06:01
そったらきりょくまりょく50ずつ回復の【桜花酒】…だっけ。あれ需要系?学園的には物貸すの禁止らしーけど。
ザコちゃんから飲ませて「使用」すんなら許され…んのかなぁ。ふつーに飲んでくれたほーが楽だけど。
あとはあれかな、ザコちゃん多少はきりょくもまりょくも余ってっほーだし、
【古の戦士の旗】で気力わけわけしてもいーよ。けんじゃ様複数人な時点で、きりょくはわりと無用?かもだけどさ。

てかあれ?八束の特性とか攻撃方法、顕現しても残るもんかと思ってたけど消えんのかな。
足なんて蜘蛛になっても6だか8だか残るんだし、土蜘蛛は八束の特性も持ってる…って思ってたんだけど。
そーでもないのかな。ないってなら、顕現してからはあんまり中距離にならないよーに、とか気にしなくていーんだけど。

どっちせよ、ザコちゃんは至近密接な距離で気引いてぽこす役割にするかな。飽和な立場でもないでしょ。
道中なら案内人様の護衛か、八束のポコして転がすかに回る。
蜘蛛ならひげきり?の攻撃とか当てられるように気引いて位置取り狙い調整してく。
…そんな感じで良さげ?

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 25) 2020-06-19 14:17:19
(特急薬草を水タバコの瓶に巻き付けて掲げつつ)

…色々あって、皆のたいりょくもきりょくもまりょくも。めきめきに伸び成長したし、【特急薬草】の回復量がちょっと心もとなさあるんだよね。
ザコちゃんの腕1本分(5分の1)しかないし。
ってなるとー、回復できるお医者様志望のけんじゃ様とかのまりょく回復できる物持ってけるほーがいーんだろーけどね。

ただ貸すの禁止、な基準がいっつも謎みなんだよねー。許されたりだめだったりさぁ。

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 26) 2020-06-19 14:52:40
…………贄巣については、心の整理をさせてください。
(※贄巣はチセさんでプレイング書かせていただきます)

まりょくについては魔力の実があるので、少しばかりですが回復することが出来ますし
余裕を持ってMPの50%差し出す前提でどれくらい回復魔法が使えるかと言うと、まぁ片手から両手で数えるくらいですので。
………まりょくよりたいりょくが多いの悲しい。(ボソリ)
あとは特急薬草か身代わり人形を持っていこうかと思います。

《奏天の護り姫》 レーネ・ブリーズ (No 27) 2020-06-19 18:11:23
それではわたくしは楽器「天使の歌」を「演奏」して
アンダーソンさんのおてつだいしますね。

職業技能「演奏」
消費:きりょく5 効果時間:3ターン
効果:この技能の発動時、楽器を装備している場合、3ターンの間、
楽器アイテムに記載されている「楽器効果」を得る事ができる。

楽器「天使の歌」
楽器効果:射程内の自分を除く味方全員のたいりょくを30回復する。

これでまりょくじゃなくてきりょくをつかった回復ができますから
すこしはアンダーソンさんのまりょくを温存できるんじゃないかと。

あやつられちゃってる守人のひとたちについては
弓とか刀とかで攻撃してくるみたいですから、気絶させたあとで
その弓とか刀とかこわしちゃうとかはどうでしょうか?

《熱華の麗鳥》 シキア・エラルド (No 28) 2020-06-19 22:23:26
お知らせきてたね、みんな読んだとは思うけど…一応載せておくよ
「エピソード内において、「【髭切之太刀】」の利用の際に、
『各PCがMPの50%を消費する事で発動する。』と記載がございますが、
こちらは、【全員の現地到着時の魔力の50%】を消費する形になります」

…無駄撃ちが出来ないのは変わりはないけどさ

あ、俺は何とでも呼んでー?ご子息様、じゃなければ名前じゃなくてもいいよ。ふふ

>武器破壊
それいいアイデアだと思う!特に弓を壊せば遠距離攻撃手段を無くせるし
それいいかも。弓は弦を切れば


《熱華の麗鳥》 シキア・エラルド (No 29) 2020-06-19 22:27:12
…ごめん、なんか寝ぼけて変な事言ってるや
んー、でも結局ある程度まりょく消費抑えなきゃいけないなら…道中、俺も魔法攻撃に出ようかな
射程上げる【演奏】は気力消費だから、どのみちまりょくが減っても俺はそんなに困らないんだよねぇ
いざとなれば片手剣技能も使えるし、ま…過信はしないけど

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 30) 2020-06-19 23:25:30
>名前
了解した。では……エルオンタリエ、に関しては姓で呼ぶ事としよう。
それ以外の面々は、特に問題がなければこれまで通りで行かせて貰う。

>漫遊系エリアル
懸念感謝する。可能な範囲で配慮しよう。
……それと、協力についてもだな。助かる。

>狼
そうだな……では、特に候補者が居ないのならば、
案内人に付いての狼の対応は俺が行おう。結局のところ誰かは必要だ。
張り付いて攻撃を阻害に専念する位であれば、俺でも出来ん事はあるまい。

武器破壊>
少なくとも山刀持ちの守人5名に対しては有効だろう。狙う価値がある。
弓については、弦を切るという一点狙いは空振ると、
行動を一手無駄にする可能性がある。弓は昏倒狙いの方が話が早そうだ。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 31) 2020-06-19 23:36:20
>天使の歌
範囲回復か。これといった失敗要因も無い辺り、強力だな。
きりょく消費という点も利便性が高い。是非宜しく頼む。

>【全員の現地到着時の魔力の50%】
……呼ぶとしたなら、栗毛の音楽家。辺りになりそうではある。

さて。現地到着時と明らかになったということは、
少なくとも道中はある程度無理が効くということか。
逆に、現場到着時点で戦闘が続行していると面倒な話になる。
エルオンタリエも言っていたが、最悪。
守人については排除も止むなし……と、なる可能性は否めない。
この点について、強く拒絶したい者は居るだろうか。

>八束
そういえば、この魔物については「ダメージ」が要因となって
動きが止まるらしい。つまり、継続ダメージで半永続的に
動きが止められそうなのだが……誰か範囲攻撃に心当たりは無いだろうか。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 32) 2020-06-20 01:04:05
>MP/まりょく50%
シキア、情報共有あんがとな。
…最低でもまりょくが2残っているなら【髭切之太刀】を発動可能なのは助かる。弱体化不能に陥り詰む状況が一番最悪だからな。

だが俺含め、まりょく消費が主の奴らは、道中で消費した後にまりょく回復手段が無いと土蜘蛛との戦闘がよりキツい状況なのはあんまり変わらねェな。
なんで、俺の道中戦闘は「通常攻撃メイン」は変更なしだ。

>八束/守人
レーネ嬢の【天使の歌】でオズワルドの消耗負担を減らせるのはデカいな。よろしく頼むぜ。

また、シキアの【青嵐】で射程を伸ばせれば、両手杖の通常攻撃の射程が5から6に伸びる。
だから、八束を攻撃するのは現在両手杖を装備している俺、オズワルド、エリカ嬢が適任だと思うぜ。
丁度三体だしよ。

特にエリカ嬢は【わたしの距離感】で更に射程を1伸ばし射程7になり、糸の届かない位置からの攻撃が可能かもしれない。
逆に射程が減るリスクもあるようだが、通常攻撃ならまりょく消費もないし試すのもいいんじゃないか?

…そうなると、八束を攻撃→守人(弓)の順に対応していった方が一番いいな。
また、弓の破壊は一つくらいなら【精密行動】でいけるかもしれないとだけ言っとく。

土蜘蛛顕現後の守人らは、八束が融合した事で解放されると俺は思っていたんだが…。
土蜘蛛が八束の技能を引き継いで10人の守人を操ってくる、最悪の事態の想定はしておいた方がいいか。
であれば、俺は排除するのに特に異論はない。

《1期生》 アケルナー・エリダヌス (No 33) 2020-06-21 12:39:35
>武器破壊
有効な案だと思うよ。私も用意しておくよ。

>守人
可能であれば、誰も倒れずに敵だけ倒すのが理想だろうけど、土蜘蛛を倒さないと更なる被害が出る。
やむを得ないならば、守人の排除もやむ無しだと思うよ。

>髭切之太刀
とりあえず、これは発動さえすれば大丈夫なのかな?
それとも、「神刀『髭切之太刀』を利用してのみ、倒す事が出来る」とあるし、誰かが太刀を振るう必要があるのかな?

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 34) 2020-06-22 00:23:06
>守人
そうだな、最悪の場合。として加味する程度になるだろうが、
実際そうなった時に決断出来ん状況は避けたい。
現状ではそこまで覚悟が出来ていれば異存はない。

>神刀
恐らく誰かしらが振って当てる必要があるだろう。
願わくば剣戦闘に長けている人間に振って欲しいところだが、
一方で予測を外した場合は案内人の殺傷に直結する。
これらの都合上出来れば立候補が好ましい。と、こんなところか。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 35) 2020-06-22 21:34:56
>プラムさん
【わたしの距離感】、提案ありがとう。プランに入れてみるわ。

>神刀
グレイさんも言っているように、剣に慣れている人がいいのかもしれないけれど、
もし、チセさんが解放されずに土蜘蛛に融合されてしまった時、
最後の一撃には手を添えさせて欲しいの。
わたしのわがままだけど、今回の事を忘れないためと、
神刀にチセさんだけを切り分けて分離してくれるよう願ってみるわ。

《熱華の麗鳥》 シキア・エラルド (No 36) 2020-06-22 22:08:08
>守り人
なるべくなら手をかけたくないけど……こっちがピンチなら、そんなこと言ってられないもんね?
そんな状況が来ないことを祈るけど、今回ばかりは楽観視もできそうにないか。俺も排除に一票。
一番怖いのはプラムの言う顕現後も守り人が襲ってくることだし、それ下手したら挟み撃ちだし。
範囲攻撃…軽く確認してきたけど、今のところなかったような
【マドガドル】が疑似的な範囲攻撃になったりしない?無理かな…?

>神刀
…えっと、それってエリカさんが神刀持って斬るってことでいいの?
変なこと聞いてごめん。でも誤認したらそれはそれで皆に申し訳ないから、一応確認させてね

《奏天の護り姫》 レーネ・ブリーズ (No 37) 2020-06-22 22:39:17
範囲攻撃となりますとわたくしたちの種族でしたらローレライの方の
種族特性である「アクラ」が一番ちかくて三人まで攻撃できるようですね。

神刀については、片手剣か両手剣にちかいものになるとはおもいます。
ですからそれで斬る方はその技能をつかえる方がのぞましいとはおもいます。
それを習得して準備していただけるのでしたらわたくしとしては
特にどなたでもかまわないとはおもいます。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 38) 2020-06-22 22:46:35
>エリカ嬢
おう、射程長導師として頑張ろー☆

>神刀
現時点で立候補しているのはエリカ嬢。
グレイの言う、剣戦闘が得意…であれば、コースの得意武器的にグレイ自身と、アルケナーになるな。

レーネ嬢の言う通り、コース得意武器じゃなければ、精度を高める為に基本剣術があった方が良い感じはビシバシするのよね。

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 39) 2020-06-22 22:50:27
範囲攻撃はアクラが使えるので立候補させていただきます。
回復メインのつもりでしたが、レーネさんのおかげで攻撃も出来そうです。

神刀については
正直なところ、片手剣が得意科目な黒幕・暗躍コースか勇者・英雄コースのグレイさんもしくはアケルナーさんを希望したいです。
1人の命を助けるために、2人どちらかにお願いしたいです。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 40) 2020-06-22 22:54:04
>神刀
メインは剣に慣れてる人に使ってもらって、
最後の瞬間だけ、わたしにも手を添えさせてもらえるのでも構わないわよ。

あとシキテが操られていないのなら、チセさんを襲わないでもらうとか、
操られた村人や八束の足止めに回ってもらったりできないかしら?
どこまで意思疎通ができるかわからないけれど、挑戦してみるわ。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 41) 2020-06-22 23:13:19
>神刀
あー…、エリカ嬢の希望も最大限尊重したいと思うけど、こればかりは戦闘の状況にもよると思っている。

土蜘蛛顕現後、神刀を『発動させてから』戦闘に挑む可能性が高い。
というか、そうなるだろうな。弱体化させなきゃならんのだし。

この時に、魔力を注ぐ事で神刀から弱体化する摩訶不思議浄化パワーが辺りに広がり、「振るわなくても弱体化してくれる」かつ、「トドメの時だけ振るえばいい」なら剣技能あれば大丈夫かもな。

もし、魔力を注いだ後に「神刀を振るい、土蜘蛛に切りつける」事で弱体化させれるっていうなら、剣の扱いに慣れているヤツに最後まで任せるのが無難だと思わ。

そして、最後。
上記両方に言えるが、トドメの時に土蜘蛛がスタン…行動停止していたらいいが、そうでない場合、戦いの流れで即座に斬り捨てなければならん気がするのアタシ。

なので、エリカ嬢の希望に沿う為の余裕あるか?という懸念があるんだわ。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 42) 2020-06-23 06:35:07
>神刀

ふむ。何やら難しい話になりつつある様だが……
「可能であれば」エルオンタリエの希望に考慮する。
「不可能であれば」依頼の達成を優先する。
……で、構わんのではないだろうか。その瞬間の戦況も読めんしな。

道中狼に対応する都合上、仮面の勇者に担う意思があるなら任せたい。
厳しいのであれば俺が振る案も一考する。

>範囲攻撃
情報提供ありがたい。なるほど、ローレライ。
ではローレライの医師が八束の抑えには適任と言うことになるか。
上手く引き寄せられれば1人で最大3体止められる。
今回は案内人を狙ってくる可能性も高いことを鑑みれば、
最終防衛線としての役割は必要十分だろう。……宜しく頼む。


《1期生》 アケルナー・エリダヌス (No 43) 2020-06-23 08:36:06
>神刀
個人的には、私より腕がたつグレイさんにお任せと思ってたけど、グレイさんが別に対処したいことがあるようなら。
私でよければ預かるよ。

一応、少しでも精度が上がるように基本剣術を修得しておくよ。

エリカさんの希望については、私も可能であれば尊重したいけど、依頼達成やチセさん救出に不都合が出そうなら……結果が少しでもよくなると思われる選択を優先させて貰えたらと思うよ。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 44) 2020-06-23 12:33:59
神刀に関して適任者がそう言うのであれば、俺はその流れに異論はない。

で、八束に関してはオズワルドだけで対処する形になるのか?
それとも俺も加わった方が良いか?
もしオズワルド一人で八束対処するなら、俺は弓使いの守人の方に専念するけど。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 45) 2020-06-23 13:00:56
ありがとう。
わたしも依頼を達成することが一番の優先事項だから、
足を引っ張るようであれば、無理はしないようにするわね。

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 46) 2020-06-23 21:10:47
範囲攻撃:
そうですね、仮にチセさんがそうだとしたらたら八束はこちらに必ず来ますし…
でしたら、八束の足止めをメインに回らせていただきますね。
ドジって外してしまった場合は助けていただけると嬉しいです。

神刀については
アケルナーさんが使うということでいいのかな?

(チセさんの手を握って)
……成功させてみせる。守るから。

《奏天の護り姫》 レーネ・ブリーズ (No 47) 2020-06-23 22:09:30
回復を優先しますけれど、八束には、わたくしもできればフドで
攻撃してみなさんの負担をへらそうとしてみますね。
それから毒針を発射できる蠍の手甲という品をもってますから、
その毒状態の継続ダメージでの拘束もやってみます。

あと、鉄の首輪という品も準備できましたから、
できればシキテさんにつけて樹にしばってみようとおもいます。

守人の人たちの武器については昏倒したとこをふんづけてこわそうとしてみますね。
戦闘中にこわすのはちょっとたいへんそうですし。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 48) 2020-06-23 23:42:39
アクラ…いーなー俺も使えるようになりたいな…範囲攻撃。ぴえん。
んじゃ、守人がオズワルドの妨害をしない様に行動しようかしらね。

今日の内にある程度はプラン記入や準備はしておきたいからよ、一応聞くが…
道中の戦闘について、八束/守人(弓)を攻撃する際は適時シキアの青嵐の射程延長の支援が受けられると認識してていいか?
また、対処の優先順位は、守人(弓)→八束で、土蜘蛛戦に備えて極力魔力は温存して戦うつもりだ。

《1期生》 アケルナー・エリダヌス (No 49) 2020-06-24 06:26:03
私は今のところは、道中は近寄ってくる守人を牽制しつつ守人の武器破壊を試みる。
優先順位としては、射程範囲内の守人(弓)>守人(剣)で考えてるよ。
きりょくの兼ね合いもあるし3人から4人分位の武器を壊せれば上々かな……。

神刀発動後は、土蜘蛛の相手に専念せざるを得ないと思う。
一応、基本剣術と部位破壊を用意して、可能であれば、もしチセさんが取り込まれてる場合等に、土蜘蛛との繋ぎ目を狙う等試みようかとも思ってるけど……。
ちょっとそこまでの隙はないかもしれないし、部位破壊を剣突き等に差し替えて、確実に土蜘蛛へ打撃を与えようかとも考えてるよ。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 50) 2020-06-24 06:35:35
>漫遊系エリアル
驚く程に多芸だな……切れる札が多いのは良いことだ。
とはいえ、癒し手が落ちると後に響く。武器を踏みに行くのは
余程手が空いている時に限った方が良いだろう。

八束に知性が有る場合、狙って守人を囮として癒し手を誘き出す。
という手を打ってくる可能性も無いではない。

>ローレライの医師
基本、案内人の近くまで矢束が迫っている場合任せる事になるとは思うが、
最初から1人で請け負うのは厳しいだろう。推奨もし難い。
出来れば仮面の勇者が神刀を握るまでの間はこちらの。
八束の対応に回って貰えると助かる。範囲攻撃2人なら余程抜けられまい。

誓うなら守り抜くと良い。俺も力は尽くす。

>守人
こちらは数が問題だからな。八束のようにダメージ即足止め。とも行かない。
八束に2人。俺が狼対応に専念。漫遊系エリアルがサポートを担うとして。
残4人で、少なくとも土蜘蛛が目覚めるまでは守人を抑えこんで欲しい。

土蜘蛛覚醒後は最低限八束分の手が空く。守人は動く可能性もあるが、
武器破壊が進んでいれば脅威度は下がるだろう。

まりょくの温存は……そうだな。土蜘蛛を考慮して意識してくれると、助かる。
元より、徐々に能力が下がる都合上短期決戦に絞るほか無いからな。

《熱華の麗鳥》 シキア・エラルド (No 51) 2020-06-24 07:39:59
【演奏】で持続時間は3ターン、その都度かけ直すつもりだよ
装備で攻撃役の人よりすばやさは高いから、とりあえずほぼ持続的に発動させられるし
とはいえ、流石に演奏ばっかりしてたら火力も下がるだろうし
俺も【マド】で攻撃していくよ

《1期生》 アケルナー・エリダヌス (No 52) 2020-06-24 07:53:29
>道中の分担
私が八束の相手に回った方がいいかい?
確かにオズワルトさんひとりではきついと思ってはいたけど、そうなると同時に守人の相手と武器破壊は難しいかもしれない。

私も八束の相手に回るなら、武器破壊を使えるチャンスは乏しいだろうし、武器破壊は外すけどいいかい?

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 53) 2020-06-24 12:54:48
>道中分担
俺は異存無い。医師1人で八束3体はリスクが高い。
どちらにせよもう1人追加するなら、他の誰よりも
範囲攻撃を2枚重ねられるメリットは大きい。

他方、守人が相手の場合に1人が出来ることに関しては
それほど大きく差はないだろう。
と、考えると八束の対応は仮面の勇者が適している。

守人側は押しきられない程度に人手が居る。
全員が武器破壊を意識しつつ昏倒させ続ければ
土蜘蛛出現までは崩れはしないだろう。と、思うが如何だろう。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 54) 2020-06-24 13:11:46
そーいや髭切、これ使ってしか蜘蛛倒せないっても、使い方聞ーてはないもんね。まりょく消費以外。
蜘蛛のことすばーって切り倒せばおけまるなのか、刃の先から集めたまりょく打ち放出すんのかもだし。
当日になんなきゃなんにもわかんないからいーけどね。仕留めさえ出来れば、ねぇ。

道中、ザコちゃん八束に密着付きまとい妨害するか、案内人様の護衛かなーって思ってたけど。多少丈夫だし。
お話流れ聞ーてたらザコちゃんも守人付きまとい抑えのが良さげな感じ?どれがしいーけど。
もしそーなら武器破壊はぶん投げ【投擲】で坂下に投げるかな。壊れても壊れなくても時間稼げて、すぐ終わるし楽。

てかザコちゃん縫ってたポケット1つ完成して余ってっからさぁ。
楽器に使えるんならってきりょく分け配れる【古の戦士の旗】とー、
なんらか足りなげなお人に押し付ける【桜花酒】。
あとひとつを誤魔化しの範囲攻撃な【炸裂の種】するか、守人拘束出来ないかなーって【ロープ】持ってくかで迷いみ。
単純に頭数減らせんなら楽だけどさ。いくら昏倒してたとして、ぐるぐる巻きな余裕時間無さげ?ってのはある。

《1期生》 アケルナー・エリダヌス (No 55) 2020-06-24 18:44:13
>道中の分担
了解したよ。では、私も八束相手に回るよ。
基本はオズワルトさんと協力して、アクラで八束の接近を食い止めたり、アクラで止められなければ、部位破壊で八束の足元を狙って転ばせるようなイメージでいいかな。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 56) 2020-06-24 21:23:07
>モブ
頑丈さを生かして。となるとどちらかというと、
主に守人を引っ掻き回す方向で動いてくれると助かる。
というのも、如何せん前衛が全体総数として足りていない。
幾ら弓の弦が切れたとしても、山刀持ちに雪崩込まれると厄介だ。
抑え専門の人間が居ると心強い。

>ポケット1つ
守人が昏倒後に目覚めるのが2ラウンド後と考えると、
その中ならロープが手早く確実に役立つ気がするが。
昏倒させる、足首を縛る。辺りで手軽に自由を阻める。
少なくとも山刀を奪った後の守人や、弓矢持ちには有効だな。

1ラウンドならすぐに体制を立て直されそうだが、
2ラウンドあれば使えるチャンスもある程度期待出来る。
仲間の動きと連携すれば相乗効果も狙えるだろう。

>八束担当
ああ、そのイメージで問題ない。
基本、当てれば止まる。ダメージの多寡は無視して良い。
順当に動きが止まり続ければ、土蜘蛛戦がその分楽になる。宜しく頼む。

では、そろそろ出発も近い。皆の健闘を祈る。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 57) 2020-06-24 22:04:12
なぁるほど? そったらザコちゃん刀系持ってるお人中心にちょいちょいのちょっかいかけるかな。ってか【挑発】。
ゴブリン食べてたいりょくつけたしいけるいける。…たぶん。
でもってロープにしといた。ぐる巻き追いつかなくってザコちゃん袋叩きされたら笑っていーよ。不器用さに。

そろそろ書き仕上げたの投げとかないとだもんね。てかひとつだけ。
ってのとー、《贄巣は案内人様(チセ)》…って感じのことを書き忘れ漏れないよーにしとこーね。
贄巣が生き延び生存できるかに関わるーってのはもちろんだけど、蜘蛛の強さに関わんだし。めんどいじゃん?
なるたけアクションプランの文頭とかに。だって学園から届く確認お手紙の最初で見れるから。忘れにくいし。

なんせよ、いー感じに行くといーね。諸々。