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魔物インセクトの討伐


ストーリー Story

 フトゥールム・スクエアから西方にあるトルミンの町。
 多くの観光客で賑わうこの町は、いわゆる温泉街というものだ。
 冬は氷点下にもなるこの町に、壊滅的なダメージが与えられようとしていた。
 町のかなり北にあるオミノ・ヴルカという活火山の、麓に広がる荒れた溶岩台地、マルカス・デガラス。
 この地の地下にはいまだ活動を続けるマグマが広がっており、トルミンの温泉を作り出している。
 その温泉の熱が、冬の間から今日にいたるまで、相当に温度が下がっていたのだ。
 随分と気温も上がり、今もまだ温泉の熱は戻ってこない。
 大温泉郷ギンザーン、中温泉郷ザ・ウォウ、秘境温泉地セミナルーゴ、旅館馬閣楼、トルミン商店街、トルミンふれあい牧場、 リストランテ・ビー・ワイルドに至るまで、町の全てに打撃がありそうなのである。
 まだ湯として入れないことはないが、このままでは温泉街として致命的となりそうだと、トルミンの権力者、【馬場・カチョリーヌ】が自警団のギルッチ団へと調査を依頼した。
「行きなスカットン、温泉街の平和を守る為には、絶対に元凶を調べ上げるんだよ。さあ行きな!」
「おう、待ってなお袋、必ず調べ上げてやるぜ! じゃあ行くぜお前ら!」
「はい!」
「余裕ですよ!」
 自警団のギルッチ団は、【馬場・スカットン】という、馬場・カチョリ―ヌの息子が団長を務めている。
 溶岩台地、マルカス・デガラスは危険度も高く、何人かの精鋭を選び出す。
 その精鋭と共に、馬場・スカットンが、母、馬場・カチョリ―ヌの依頼で、溶岩台地、マルカス・デガラスへと馬を走らせた。
 魔物をすり抜けその地につくと、見たこともない魔物達が、冷えて固まった大地を掘り返し、地下にある溶岩を掘り出している。
 掘り出された溶岩は、外気に触れて冷たくなり、直ぐに冷えて固まってしまう。
 この魔物こそがトルミンの敵、人並に大きく、巨大なノミのような魔物が数十体。
「行くぜ野郎共、このまま前進だ。進めええええええええええええ!」
「はい、やってやります団長! たあああああああああ!」
「鍛え上げた剣技を見せてやります!」
 馬場・スカットンの命により、ギルッチ団は果敢に敵へと立ち向かう。
 相手はピョ~ンと上に大きく跳ね、体当たりぐらいしかしては来ない。
 一体一体はゴブリンより弱いが、その数は膨大だった。
 いくら弱いとは言っても、そこまで戦いなれていない団員達では、疲弊するばかりである。
 だんだんと団員にも怪我人が増えて、数により押され始めた。
 温泉街を護る為とはいえ、これは団だけで護れるレベルではなかったのだ。
「だだだだ団長、これでは団員の身が持ちません! 一度撤退を!」
「これは無理です!」
「クッ、確かに数が多すぎるな。怪我人も増えているじゃねぇか。口惜しいが俺達だけじゃどうにもなんねぇ。撤退してフトゥールム・スクエアに応援を要請するぞ! 全員後退、戦場から撤退するぞ! 全員撤退だあああああああ!」
 馬場・スカットンは、魔物の大群から団を引き、即日フトゥールム・スクエアに文が出された。
 文は無事学園長に届けられ、その対応は教師の一人である【レインメース・シャロライン】に預けられた。
 その教師により、トルミンの町のピンチという事で、すぐさま討伐隊が編成される。
「学生諸君、トルミンの町にピンチが訪れた! 敵勢戦力は多数、五十を超えると思われる! だが安心しろ、個体の能力はゴブリンより低い。力を合わせれば、必ずや打ち倒せるだろう! なお、今後この魔物の名称はインセクトと呼称する。さあ我こそはと思うものは、その手をあげるんだ!」
 こうして集められた人員は、すぐさまトルミンの町へと送り出されたのだった。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 5日 出発日 2019-04-24

難易度 とても簡単 報酬 少し 完成予定 2019-05-04

登場人物 6/8 Characters
《ゆう×ドラ》シルク・ブラスリップ
 エリアル Lv17 / 村人・従者 Rank 1
「命令(オーダー)は受けない主義なの。作りたいものを、やりたいように作りたい……それが夢」 「最高の武具には最高の使い手がいるの。あなたはどうかしら?」 #####  武具職人志願のフェアリーの少女。  専門は衣服・装飾だが割と何でも小器用にこなすセンスの持ち主。  歴史ある職人の下で修業を積んできたが、閉鎖的な一門を嫌い魔法学園へとやってきた。 ◆性格・趣向  一言で言うと『天才肌の変態おねーさん』  男女問わず誘惑してからかうのが趣味のお色気担当。  筋肉&おっぱい星人だが精神の気高さも大事で、好みの理想は意外と高い。 ◆容姿補足  フェアリータイプのエリアル。身長およそ90cm。
《模範生》レダ・ハイエルラーク
 ドラゴニア Lv16 / 黒幕・暗躍 Rank 1
将来仕えるかもしれない、まだ見ぬ主君を支えるべく入学してきた黒幕・暗躍専攻のドラゴニア。 …のハズだったが、主君を見つけ支えることより伴侶を支えることが目的となった。 影は影らしくという事で黒色や潜むことを好むが、交流が苦手という訳ではなく普通に話せる。 ◆外見 ・肌は普通。 ・体型はよく引き締まった身体。 ・腰くらいまである長く黒い髪。活動時は邪魔にならぬよう結う。 ・普段は柔らかい印象の青い瞳だが、活動時は眼光鋭くなる。 ・髭はない ・服は暗い色・全身を覆うタイプのものを好む傾向がある。(ニンジャ…のようなもの) ・武器の双剣(大きさは小剣並)は左右の足に鞘がついている。 ◆内面 ・真面目。冗談はあまり効かないかもしれない。 ・立場が上の者には敬語を、その他には普通に話す。 ・基本的に困っている者を放っておけない性格。世話焼きともいう。 ・酒は呑めるが呑み過ぎない。いざという時に動けなくなると思っている為。なお酒豪。 ・交友は種族関係なく受け入れる。 ・伴侶を支えるために行動する。 ◆趣味 ・菓子作り。複雑な菓子でなければ和洋問わず作ることができる。
《ゆうがく2年生》空蝉・一季
 ドラゴニア Lv10 / 魔王・覇王 Rank 1
「空蝉 一季(うつせみ ひとつき)」 【外見】 黒髪短髪 ややつり目 トレードマークは白いマフラー 【性格】 クールで慎重 正義の味方に憧れを抱いている 人と違う部分が嫌いで鱗が見えてる部分は隠そうとする 【入学理由】 本当は英雄になりたかったが、自分がなれはしないと思っていた。 力はコントロールしてるもののいつ傷つける側になるか分からない為、入学を志願する。 ※アドリブ大歓迎!
《メメルの婚約者☆》仁和・貴人
 ヒューマン Lv33 / 魔王・覇王 Rank 1
「面倒にならないくらいにヨロシクたのむ」                                                                                                                                                 名前の読みは ニワ・タカト 身長:160㎝(本当は158cm位) 体重:45kg前後 好きなもの:自分の言う事を聞いてくれるもの、自分の所有物、メメたん 苦手もの:必要以上にうるさい奴 嫌いなもの:必要以上の労働、必要以上の説教 趣味:料理・・・だが後かたづけは嫌い    魔王っぽく振る舞っている    此方の世界の常識に疎い所がある キャラとしてはすぐぶれる 物理と科学の世界からやってきた異邦人だが、かの世界でも世界間を移動する技術はなくなぜここに来れたのかは不明。 この世界で生きていこうと覚悟を決めた。 普通を装っているが実際はゲスで腹黒で悪い意味でテキトー。 だが、大きな悪事には手を染める気はない。 保護されてる身分なので。 楽に生きていくために配下を持つため魔王・覇王科を専攻することにした。 物欲の塊でもある。なお、彼の思想的には配下も所有物である。 服装は魔王っぽいといえば黒。との事で主に黒いもので固めていて仮面は自分が童顔なのを気にして魔王ぽくないとの事でつけている。 なお、プライベート時は付けない時もある 色々と決め台詞があるらしい 「さぁ、おやすみなさいの時間だ」 「お前が・・・欲しい」 アドリブについて A  大・大・大歓迎でございます 背後的に誤字脱字多めなので気にしないでください 友人設定もどうぞお気軽に
《ゆうがく2年生》アリア・カヴァティーナ
 アークライト Lv14 / 村人・従者 Rank 1
 幼い頃から聞かされてきた英雄譚に憧れて、いつしか勇者さまを導く人物になりたいと願ってきた。  その『導き』とはすなわち、町の入口に立って町の名前を勇者様に告げる役。  けれども、その役を務めるということは、町の顔になるということ。この学校でたくさん学んで、いろんなことを知ることで、素敵な案内役になりたい!  ……それが自分の使命であると信じて入学したけれど、実のところ勉強よりも、花好きが高じた畑いじりのほうが好きだったりする。そのせいで、実はそこそこの力持ちだったりする。  たぶん、アークライトの中ではかなり変人なほうなんだと思うけれど、本人はあんまり気にしていない模様。  基本的に前向き……というか猪突猛進なところがある、かも。
《過去を刻みし者》グレイ・ルシウス
 ヒューマン Lv16 / 黒幕・暗躍 Rank 1
やるべき事があり、やるべき理由もある。 だがその為の力が。知慧が、技術が、経験が足りない。 それでもやると決めた。決めて、武器を手に取った。 ならば繰り返すしかない。執拗に、着実に、徹底的に。 試行錯誤だ。事が成るなら手段は問わない。 ―――――――――――――――――――――――――――― 【外見】 灰色の髪に灰色の瞳。中肉中背の平凡な青年。 常に古びた皮鎧と要所を補強した皮兜で武装しており、 学生証の種族こそヒューマンとなっているものの 素顔を見たことがある者は極めて少ない。 また、当人もすすんで素性を明かそうとはしない。 【性格】 無遠慮で偏屈。禁欲的で真面目。慎重だが決断は早く、 まるで人間では無いかの様に作業的で事務的。 必要最低限の、自分にとっての事実しか語ろうとしない男。 ユーモアへの理解や相手への気遣い等も意識にはあるが、 とにかく不器用な性質の為、まず表には出てこない。 【戦闘】 良くも悪くも拘りがなく、見切りも選択も速度重視。 有効か、そうでないかの2択のみで物事を即断し、 場で利用出来る物を最大限利用して主導権を奪うスタイル。 その為、一騎討ちや果たし合い・決闘といった 正統派かつ王道の『対戦形式』には苦手意識がある。 【悪癖】 名前を呼ばれると大体1~半テンポ遅れ、 何処となくバツが悪そうな声音で返事をする癖がある。 また、人を呼ぶ時もあまり固有名詞を使わず、 「お前」「そこの」「そっちの」等の代名詞に頼りがち。

解説 Explan

・魔物インセクトの討伐。
 インセクト五十五体の討伐により温泉街を救ってほしい。

・インセクトについて。
 敵はノミのような個体。
 人並の高さがあり、横幅は人の倍ぐらいはある。
 動きは鈍く、大きく跳び上がって、地面を抉るぐらいしか攻撃はない。
 跳びあがる速度も遅く、下降にも時間が掛かる。
 口の突起に当たらなければ大ダメージは受けないが、体は大きいから当たるとそれなりに痛い。
 ゴブリンより弱く、一般人でも倒す事は容易だが、その数はとても多い。
 数は五十五で、一人で何体も対処しなければならない。

・冬にも生息しているので寒さには強いだろう。
 表皮は柔らかく、武器種は問わず、ダメージを与えられそうだ。


・なお勝利したあかつきには、無料で温泉につかる事も出来ると、文に書かれていた。


作者コメント Comment
 トルミンの町がピンチになっている。
 皆が愛する温泉の危機だ。
 力を合わせて撃破してほしい。



個人成績表 Report
シルク・ブラスリップ 個人成績:

獲得経験:43 = 36全体 + 7個別
獲得報酬:1152 = 960全体 + 192個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
インセクトの撃退と同時に発生原因、習性の調査。
今後に同様の事件が発生した時の手助けになる情報を得られれば。

●事前調査
可能ならトルミンの町の地形を確認。
おびきだしと戦闘にに有用な、開けた広場などがあれば皆に周知。

●戦闘
『動作察知』で奇襲を警戒しつつ、アリアたちの熱によるおびき出しと討伐の作戦で行動。
前衛はグレイや一季にお願いして、自分は数に押し負けないよう後方から魔法や射撃で支援を。

おびき寄せは直火がダメなら『エンジュワカイロ』の中身、火に水をかけて温泉に近い熱と湿度を作ったり、余裕あるうちに色々テスト。
うまくいったら町の自警団にも報告

●戦闘後
温泉は当然参加…主に(同性相手の)セクハラ目的で

レダ・ハイエルラーク 個人成績:

獲得経験:43 = 36全体 + 7個別
獲得報酬:1152 = 960全体 + 192個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
◆目的
インセクト討伐・誘導

◆プレイング
・【事前調査】を行う
・【気配察知】【動作察知】で索敵する(【飛行】【跳躍】等、特性や一般技能で使えるものがあればそれも併用する)
・【奇襲攻撃】【立体機動】で攻撃と回避(【緊急回避】等や特性も併用)
・【挑発】等で陣地作成している場所へ誘導し殲滅
・状況によっては【応急処置】を使用

◆備考
・絡み歓迎
・アドリブ歓迎
・泡立て器大歓迎

空蝉・一季 個人成績:

獲得経験:54 = 36全体 + 18個別
獲得報酬:1440 = 960全体 + 480個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
【目的】
インセクトを倒しながら誘導

【行動・心情】
大量に虫が出ているんだとか
…こんな俺でも手伝えるなら…手伝うよ
大群の退治なら…俺でも迷惑かけずに出来るかもしれないからな

『龍の翼』で飛んで索敵して敵が多いところに突っ込む
『暴君誕生』を発動して一人でも多く敵を倒すよ
『基本鎌術』と『切り落とし』で柔らかい部分を狙う

…防御は…考えてない
そんな器用じゃない
ただ…壊すのだけは…得意だから(悲しげに笑い

敵を一ヶ所に集められるよう、攻撃しながら『威圧感』を放って出来るだけ誘導しよう
グレイさん達が言っていた方へ誘導出来れば少しは役に立てるかな?

…終われば、温泉?
…俺は…遠慮しとくよ
…体、見られるの苦手なんだ

仁和・貴人 個人成績:

獲得経験:43 = 36全体 + 7個別
獲得報酬:1152 = 960全体 + 192個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
温泉に入りたいしまずは邪魔なのどうにかしないとな
大怪我するつもりもないしできるだけ安全に行くためにまずは設計+陣地作成
あまりにも熱くなってヤバかったらプチミドで打水

暫くは陣地の死守
先に攻勢に出てた味方がいてそいつが戻ってきたら怪我の程度により簡易救急箱で治療
応急処置、医学を覚えてるのが陣地にいたら治療の応援要請
いなかったり、治療がすんだら俺も攻勢に出る
暴君誕生で大暴れしてくるわ
まだ行けると思ったらすぐに陣地に引っ込む
まだイケルはもう危ないってな
陣地である程度息と体制を整えたらまた攻勢に出て危なくなったら戻るのエンドレス

あぁ、相手の数が多いってのは面倒だな
もっとスマートに行けりゃぁいいんだけど

アリア・カヴァティーナ 個人成績:

獲得経験:43 = 36全体 + 7個別
獲得報酬:1152 = 960全体 + 192個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
わたくしはしがない村人で、戦う術なんて持ちませんけれど…そんなわたくしにも、必死に抵抗してみせるくらいはできますわ!
無力なわたくしは黙って質量兵器!
陣地内にひのきの丸太を立てておいて、インセクトが近寄ってきたら倒す、を繰り返す…これがわたくしの戦法ですわ!

インセクトを近寄らせる方法ですけれど…仁和さまのお言葉がヒントになりましたわ!
インセクトたちは、熱を求めているかもしれませんの…たいまつを燃やせば、それに誘われて来るかもしれませんわ!
こうすれば、彼らを一部だけ誘き出すのもできるかもしれませんわ…試してみる価値はありますわ!

討伐後、トルミンから人の足が遠のかないよう、接客のお手伝いをしますわ!

グレイ・ルシウス 個人成績:

獲得経験:43 = 36全体 + 7個別
獲得報酬:1152 = 960全体 + 192個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
目的:インセクトの掃討

行動:
トルミンに到着次第カチョリーヌとスカットンに事前調査
インセクトの発見位置を出来るだけ詳しく確認

マルカス・デガラスへ向かって以降は聞き耳で物音に注意
インセクトの発見位置近くでは気配察知を使用
敵影を確認次第、索敵を行っている仲間と連携し
タイミングを合わせ奇襲攻撃+投擲技術+得意を伸ばすで剣投擲

一撃入れたら赤の発煙筒を使用
即踵を返し、索敵をしていない仲間の陣地へ撤収

敵が追って来たら陣地に到着後、盾を武器としてこれを迎撃
追って来なければ陣地の仲間と合流次第、発見地点を強襲する
原則、魔物は全滅するまで攻撃は止めない。逃げれば追う

「魔物を逃す理由がない。……一匹残らず皆殺しだ」

リザルト Result

 六人が学園を出発し、トルミンの町へ向かっていた。
 先陣を切るのは【シルク・ブラスリップ】というエリアルで、武器は毒針を持っている。
「大規模戦闘だし、気合い入れていかないとね。他の皆は怖気づいてないわよね?」
 エリアルの中でも小さな体躯をした彼女は、張りきった様子でそう言った。
「……こんな俺でも手伝えるなら……手伝うよ。大群の退治なら……俺でも迷惑かけずに出来るかもしれないからな」
 【空蝉・一季】(うつせみ ひとつき)は、ドラゴニアという種族の男性である。
 この戦いの中で、何かを見つけ出そうとしていた。
「ふむ、記載したメモによると、五十五体と相当な規模ではあるな。実物を見てみないと何とも言えないが。おっと、大事な相棒が落ちそうになってしまった」
 落ちそうになった泡立て器を直し、大事そうに腰に差している。
 双剣を主に扱うドラゴニアの彼は【レダ・ハイエルラーク】という男性だ。
「あぁ、相手の数が多いってのは面倒だな。もっとスマートに行けりゃぁいいんだけど」
 この男は、【仁和・貴人】(にわ たかと)という名の、魔王を目指す者である。
 服装全てを黒で統一し、笑うように見える仮面が特徴的だった。
「わたくしはしがない村人で、戦う術なんて持ちませんけれど……そんなわたくしにも、必死に抵抗してみせるくらいはできますわ! 無力なわたくしは黙って質量兵器です!」
 彼女は【アリア・カヴァティーナ】という名の女性。
 アークライトという種族で、背には翼をもっている。
「お前達、大規模戦闘において戦略は重要だ。確実に一体ずつ倒せるように、まずはその方法を見つけるべきだ。例え安全であっても、一秒たりとも油断をするな、それが死につながるぞ」
 【グレイ・ルシウス】、仮面と鎧に隠された素顔を見た事がある者は少ない。
 戦いという経験を積む為に、彼はここに存在していた。



 五人がトルミンの町に到着し、事情を聴こうと【馬場・カチョリーヌ】の屋敷へ向かっている。
 町は立派な温泉がそこかしこに見えており、普段なら観光客も多い。
 親子連れの人達で賑わっているはずだが、今は人数が減っているようだ。
 その代わりと言えるかはわからないが、この町を護るようにと、自警団らしき人々が見回っている。
 町の中央部に造られているのが、馬場・カチョリーヌの屋敷である。
 五人は事情を説明すると屋敷の中へと案内されて、馬場・カチョリーヌに面会した。
 場にはもう一人、その息子の【馬場・スカットン】も同席している。
 ある程度の事情を説明され、その話も終わろうとしていた。
「このままでは町の財政に響いてしまうんだよ。あんたらの力で、どうにか町を救っておくれよ。この通りだ」
「俺も同行したい所だが、町の警備も放って置くことはできねぇんだ。この通り、俺からも頼むぜ」
 馬場・カチョリーヌが頭を下げ、続いて馬場・スカットンも頭を下げた。
 任せてくれと四人は頷き場を離れたが、グレイだけはこの場に残っている。
「悪いが、もう少し詳しい話を聞こう。敵の形状、場の特徴、知っていることをもっと詳しくだ。何もかもを話してもらおう」
 お袋は忙しいからと、馬場・スカットンに自室に案内され、グレイが話しを聞いていた。
 熱い溶岩の中に入りそれを吸っているのは、食事なのではないかとグレイは感じている。
 敵の行動として、攻撃しなければ襲っても来ないという。
 そして溶岩台地、マルカス・デガラスの形状として、見渡せる程に広く、溶岩が固まった大地だとの話だ。
 触っても熱くはなく、気温としては火山地帯の為か、普通よりも高い。
 それでも春先の為、それ程には感じないぐらいだろう。
 色々な事を聞いて納得したグレイは、仲間と合流してマルカス・デガラスへ向かって行った。



 レダは一人事前調査の為に、敵のいる場を確認しに来ていた。
 広く見渡せるほどのマルカス・デガラスには、大きな穴が幾つも空けられている。
 遠くには、目的とされるインセクトの姿も見える。
 敵の動きはなく、数を数えるのも可能ではあるが、五十五体全てを数え切るのは面倒である。
 なるべく近寄らず、気配を窺いながら敵の居場所を索敵し、周りには他の魔物がいない事を確認していた。
「ふむ、敵の配置、位置、大体の事は理解出来た。後は、一人で動きすぎるのも危険だな。ここから戻るのもなんだし、他の奴等が来るのを待つか……」



 六人がマルカス・デガラスに合流すると、シルクが辺りを浮遊し、陣地に最適な場所を選定している。
 指定した位置に、貴人の主導で皆が陣地を作成し、それを作り上げた。
「よし、陣地の作成完了だ。オレはこの陣地を死守するから、敵をおびき寄せて貰っても構わないぞ」
 作成された物は簡易的なものではあるが、日差しを避けて休憩できる場所までも作られている。
 怪我人が出れば、戦うのをやめて休憩する事も可能だろう。 
「わたくしも準備できましたわ! 何時引き込んでもらっても大丈夫ですわよ!」
 アリアは中央にひのきの丸太を立て、それを倒す戦法をするようだ。
「……俺は遊撃をさせてもらう。空から飛行して敵の多数を倒す。タイミングが合えば誘導もするから、頭に入れておいてくれ。 ……防御は……考えてない。そんな器用じゃない。ただ……壊すのだけは……得意だから」
 悲しげに笑いながら一季がそれを申し入れ、仲間は了承する。
 敵の誘導には三人が手を上げた。
 シルク、レダ、グレイの三人で、一人が陣地に誘導したら一人が出発するという交代制をグレイが提案した。



 まず最初に敵をおびき寄せる役は、シルクが任された。
「じゃ、まずあたしが行って来るから、ちょっと待っててね皆」
「……俺も遊撃に出る……陣地はまかせるよ」
 仲間達は気をつけろと声を掛け、一季は遊撃に、シルクが浮遊してインセクトの居る場所へ向かって行く。
 インセクトと呼ばれる虫の魔物は、シルクの接近にも気づかず、地面にある溶岩を飲んでいる。
「地面の溶岩をねぇ……でもならなんで地面の物を? こんな所を掘らなくても、火山に行けば幾らでもあるんじゃないかしら?」
 シルクは山の方を見ると、火口からは溶岩が少し流れ出ていた。
「まさか逆? 火口にいた奴が溢れ出したのかも? それは後でいいか。調べるのは殲滅させた後ね」
 シルクは、ある程度の距離をとり、プチヒドの魔法を放つ。
 火は狙ったインセクトに直撃するも、やはりダメージはなさそうだった。
 熱に反応して四体がピョンと跳び跳ね、シルクの近くの地面を抉る。
「うわっぷ! て、えっ? 動かないの?」
 この四体だけが距離を離れ、独立したものとなっていた。
 シルクとの距離は五メートル程で、それでも何事もなかったように溶岩を吸っている。
 視力が悪いのか、敵としても認識されていないのかもしれない。
 恐る恐る近づいて行き、体に触れられる距離。
 シルクはほんのりと体に触り、何があるのかと確かめている。
 逆に相手も確認するように体に触れて来ている。
「ちょっ、何処触ってんの! なんか悪意はないのかもしれないけど、町にとっては害悪よね。 ……悪いけど、退治させてもらうわよ!」
 手に持つ毒針を突き刺すと、四体は敵対行動をとった敵として、攻撃したシルクを追い駆けて来た。
 レダが代わりに敵に向かい、残りのメンバーは四体との戦いを始める。
「タイミングバッチリですわね! よいしょー!」
「魔物を逃す理由がない。……全て残らず皆殺しだ」
 アリアが丸太を、グレイが落ちて来たタイミングを見計らい、敵の一体へ剣を振る。
「試して見るぞ。プチミド!」
 貴人の放つプチミドは、インセクトの体を冷やす。
 弱点、特効といえるものだろう。
「アリア、2秒後、頭下げて!」
「!」
 引き込まれた最初の一体が、丸太を起こすアリアを狙って跳んでいた。
 シルクの指示に従い、アリアが頭を下げると、跳びあがったインセクトに向かって、シルクは毒の針を飛ばしぶつけた。
 二度も与えられた毒により、急激に力を失って地面へと落ちて行く。



 その頃、龍の翼で飛んだ一季は、敵の密集している地点を探していた。
「……あそこだ。充分に敵が密集している。行くぞ、『暴君誕生』だ!」
 鎌を持ち、一体に振り降りると、滅多切りにして次の相手に向かう。
「うおおおおおおおおおおおおお!」
 その近く、魔物を倒す一季の近くには、レダが魔物を連れ帰ろうとしている。 
「ただ魔物を連れ帰るのでは芸がないな。一季の逃げ場を作り奇襲を仕掛ける!」
 気配の隠匿、忍び歩き、一季を狙い跳んだインセクトの背後に張り付いた。
「倒させて貰う」
 背後から一刀を突き入れる。
 倒した手応えを感じ、インセクトを蹴り跳躍すると、引き返す道に居た一体に斬り掛かる。
 その一体を斬り倒すと、動き出したインセクトに、『オーパーツ・レンズ』を発動させた。
 光が集まりビームとなると、動いた一体に直撃する。
 さらに放たれた光は腰の泡立て器に反射し、残りのインセクトを挑発した。
「手ごたえありだな。このまま陣地に引き入れる。ついて来い、虫共」
 レダの後ろについて来たのは、インセクトの六体である。
 陣地に引き返すと、グレイが変わりに出発した。
「次は俺の番だ。敵は確実に倒す。敵の位置把握。やはり一季の近くが狙い目だ」
 グレイは、レダの作った道を進み、奇襲攻撃を開始する。
「そこのお前、攻撃に合わせろ。行くぞ」
「……あまり得意じゃないんだけど……」
「ぬんッ!」
 グレイは一季の言葉は気にせず、自身の武器である剣を投げつける。
「強引だな……」
 剣はインセクトの背後に突き刺さり、止めにと、一季が鎌を斬り払う。
「次だ。来るぞ」
「……やるよ」
 グレイは盾を構えて落ちた魔物に向かい、近づくインセクトの一体に盾を刺し当てた。
「発煙筒を投げる。お前も気を払え」
「……それじゃあ一度戻るよ」
 一季のフォローで、グレイは盾を引き抜くと、投げつけた剣を回収する。
 次に赤い発煙筒をインセクトに投げつけ、赤い煙が辺りに広がり敵の視界を奪う。
 二人はそれでも追って来た、五体の魔物を連れ帰った。
「いよいしょ~!」
 魔物達も順当に退治され、アリアの丸太により最後の一体が倒された。
 残りは約半数となるが、飛び石や攻撃により、少しばかり怪我も増えて来ていた。
 引き込むのを一旦中止して、皆が貴人の持つ簡易救急箱で治療を受けている。
 レダもそれを手伝い、応急処置を施していた。
「さて、オレの出来る治療はもうないな。あとは前線で戦うとするか」
「ふむ、攻勢に出るか。ここまでの戦闘で敵の実力は見切った。一気に決めるのも悪くないだろう。当然、全て殲滅させる」
「……俺はそれでも構わないよ。どの道今までと変わらないから……」
「正面突破か。いいだろう、乗ってやる。相棒もクリームに飢えている頃だ。直ぐに殲滅させるとしよう」
 貴人の案に乗り、グレイ、続き一季、レダが前線に行く事を決めた。
「ではわたくしは少し近づいて、たいまつでインセクトをおびき寄せますわ」
「アリア、あたしもお手伝いするわね」
「ありがとう御座います、シルクさま」
 残ったのは二人、アリアとシルクである。
 四人が前線に出る中、アリアは勇気を出して戦場を見渡せる位置に陣取っていた。
 自分に出来るのは一つだと、たいまつを焚いてインセクトを待ち続ける。
「シルクさま、レダさまとグレイさまの間に位置する一体を引き寄せてください! 皆さまの戦闘の邪魔になりますから!」
「りょうか~い、あたしに任せといて!」
 シルクは指をさし、出来るだけ戦闘を優位に進めようと知恵を働かせている。
 今にも跳び出していきたい気持ちをぐっと我慢し、一体一体を確実に葬っていく。
 シルクが一体を引き寄せるも、途中でもう一体がつられて来たらしい。
「ごめ~ん、二体持ってきちゃった」
「だいじょうぶ、やれますわ。シルクさま、こちらに誘導を!」
 丁度良く二体が並ぶも、立てた丸太は一体だけに当たってしまう。
「ッ、失敗してしまいましたわ!」
 二体同時は失敗したが、ここには仲間のシルクが残っていた。
「アリアはやらせないから!」
 空中を旋回して舞うと、毒針を構えて突進していく。
 たった一突きの毒針は、インセクトの急所かもしれない喉の辺りに突き刺さった。
 飲み込んだ溶岩が穴から溢れ、インセクトは耐性を失ったように燃えていく。
「やりましたわねシルクさま! また次をお願いしますわ!」
「当然ね、あっちには負けるもんですか!」
 大暴れする前線も四人により、殆どのインセクトが倒されている。
 残りはほんの数体。
 その中の三体が、アリアの元へ向かって来ていた。
「たぶんこれで最後でしょうか。でしたら、使うしかないですわね!」
 アリアは息を吸い込み、『覚醒』を試みた。
「スーッ……『覚醒』!」
 アリアは己に宿りし光の魔力を解き放つ。
 半透明であった光の輪と白き翼は実体を持ち、本来の力を手に入れる。
 持つ事が出来なかった丸太を持ち上げ、軽々と振り回した。
「飛んで行きなさああい!」
 三体が重なり合った今、アリアは盛大に丸太を振り切った。
 インセクト三体は、丸太により空に打ち上げられ、硬い地面に落ちて行く。
 アリアが丸太をドンと置くと、インセクトは地面にぶつかり倒された。
「ふう、終わりましたわ!」
「やったわねアリア!」
「ええ、わたくし達の勝利ですわ!」
 二人がインセクトを退治した頃、戦場の敵はもう殆どが倒されていた。



 アリアとシルクが敵を倒し始めた同時刻、貴人は敵との戦闘を繰り広げていた。
 まだ半数が残る敵の群れに突っ込み、一気に終わらせようと力を発動する。
「これで終わらせる」
 オーパーツ・レンズから放たれたビームが敵を貫き、タイミングを取り暴君誕生が発動された。
「最後の一体は貰い受けるぞ!」
 鎌を振り下ろし、最後に残ったインセクトも、貴人の活躍により倒された。
 他の仲間も全員無事に生還しているらしい。
 怪我の治療も終えぬままに、一度全員が集まり、インセクトがどうやって発生したのかと考えていた。
「さて、戦いも無事に収まって、甘い物でも作りたい気分なのだが、グレイはまだ納得していない様だな」
「あの規模の魔物が、突然、爆発的に増殖したとは考え難い。何処から来たのか、今一度調査をするべきだろう」
「はい、そのことで報告したいんだけど、オミノ・ヴルカ火山に常駐している魔物なんじゃないのかしら? 最初に見た時、溶岩を食べてるように見えたのよね」
「……なるほど、食事ですか。あり得る線ですわね……」
「確かめるにしろ、現状の装備では死にに行くようなものだな。学園に報告し、引き続き調査観察をするとしよう」
 グレイがそう言って調査を続けようとしている。
「待ってくれ。学園への報告はあとだ。まず町に報告して、人々に安心させるのが先だろう。温泉のこともあるしな」
 まだ調査を続けようとするグレイに、貴人が町への報告を指摘した。
「確かにそうですわね。貴人さまの言う通りです。まずは温泉で傷を癒して、報告をしなければ!」
「いや逆よアリア、報告してから温泉だからね」
「あら? わたくしったら、間違えましたわ」
「そうか、では俺は学園に報告に帰る。全員楽しんでくれ」
「待ちなさいグレイ! 町に報告して、温泉に入るまでが仕事なのよ! ちゃんと入らないと終われないのよ! 皆もそれで良いわよね?!」
「……そういうものなのか?」
「そういうものなのよ!」
 シルクの説得で全員が町に向かい、馬塲・カチョリーヌに報告を済ませる。
 あとの事はギルッチ団に任せろと言われ、温泉の入浴を許可された。
 そしてまだ充分熱の残る温泉、『中温泉郷ザ・ウォウ』を紹介される。
 ちょっと熱めの温泉だったが、ほんのりと温いぐらいになっていた。
 透明度は少なく、白濁したスープのような水は、ヘルボーンスープと呼ばれている。
 敷居もない共同の混浴温泉であるここは、全員が水着を着用するのを義務付けられていた。
 その水着は町から貸し出され、皆がそれに着替えようとしていた。
 女性の二人はビキニで、男にはトランクスタイプが用意されている。
「水着、水着かぁ……う~ん、決まりだからしょうがない。じゃあ皆着替えるから、男共は出て行って!」
 男達が追い出され、二人が着替えを始めている。
 部屋の中では、楽し気な会話が聞こえてきていた。
「アリア……イイ身体してるじゃない……」
「そうですか? シルクさまも良い体をしていると思いますわよ?」
「ふふふ、ありがとう……じゃあ、着替えて温泉を楽しみましょうか」
「ええ、そうしましょう!」
 二人のじゃれ合う声が聞こえてきて、一部の男達は悶々とした気持ちになっている。
 全員が着替え、温泉の前に合流すると、独特な温泉の臭いが感じられた。
 硫黄の臭いとでもいうのか、辺り一面に漂っている。
「……白いな」
「何故マスクを脱がないんだグレイ?」
「流石に鎧は外したが、常在戦場の心構えだ」
「そんなものか?」
 男達の、鍛え抜かれた肉体が輝いている。
「何をしているの皆、温泉よ?! 温泉なのよ! 早く入らなきゃ勿体無いわよ!」
「ふぅ、いいお湯ですわね」
「ああ、ズルいわよアリア、あたしが先に入る予定だったのに~!」
「ふう、体にしみるようだ。相棒も埃がついているだろう、綺麗な水で洗ってやらなければな」
 全員が温泉を楽しみ、傷を癒すと、トロピカルなジュースで喉を潤した。
 そして学園に報告を終えると、この依頼は終了する。
 ギルッチ団より開いていた穴も埋め戻され、温泉には平和が戻っていく。
「温泉の町、トルミンへようこそ! 観光のための短期の滞在はもちろん、長期に滞在して湯治いただくこともできますわ!」
 アリアは袖を捲り上げ、戦闘時の怪我の痕を見せる。
「ほらこの通り、わたくしも魔物に襲われましたけれど、温泉に入ったお蔭ですっかりこの通り、元気ですもの! 魔物を全滅させて下さった勇者さまたちとトルミンの温泉に、感謝ですわ!」
 それから暫く、そんな宣伝をするアリアの姿が、温泉街に見られる様になったらしい。



課題評価
課題経験:36
課題報酬:960
魔物インセクトの討伐
執筆:秀典 GM


《魔物インセクトの討伐》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《ゆう×ドラ》 シルク・ブラスリップ (No 1) 2019-04-19 22:06:23
村人・従者コースのシルクよ、よろしく。

個体は弱いだけど数が多いし、包囲されるとちょいピンチかもね。
誘導するような技能や、複数・範囲攻撃の技能があれば逆に便利かも?
まぁあたしは特にやりたいってことないし、いい作戦があるってなら任せるわよ。

《模範生》 レダ・ハイエルラーク (No 2) 2019-04-19 23:06:31
黒幕・暗躍科所属、レダ・ハイエルラークだ。宜しくな。

範囲攻撃の類は私にはないな…取得している技能は多めだから、何かしらに使えるとは思う。

《メメルの婚約者☆》 仁和・貴人 (No 3) 2019-04-20 15:23:07
魔王・覇王専攻、仁和 貴人だ。
よろしく。

範囲、複数攻撃か…持ってないな。
誘導系があれば陣地作成で罠作って守りながら・・・と、思ったりもしたが・・・挑発でどうにかならないか?

何で奴らは溶岩を掘り出してたんだろうな?
熱に反応してるのか?


《ゆうがく2年生》 アリア・カヴァティーナ (No 4) 2019-04-21 01:05:43
村人・従者コースの、アリア・カヴァティーナと申しますわ!
しがない村人のわたくしには、あまり戦いのお役に立つことはできそうにありませんけれど、何かのお役には立てるかもしれませんわ!
皆さま、よろしくお願いいたしますわ!

もしも、仁和さまの仰るとおりだとすれば……わたくしたちも火を燃やせば、インセクトたちを集めることができるのでしょうか?
試してみるようでしたら、お力になりますわ!

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 5) 2019-04-21 15:03:03
人手が必要なようだったのでな。
……黒幕・暗躍コース、グレイ・ルシウスだ。
魔物退治であれば、俺の役割でもある。
技能は前衛より。魔法は使えん。宜しく頼む。

少なくとも、地面を掘り返し熱を奪っているらしい所までは
間違いない。となれば依頼主に発見した場所を確認し、
奇襲を仕掛けて誘き寄せれば罠や陣地も使えるのではないか。
依頼内容を見た感じ、攻撃されて無視する様な性質も無さそうだ。

《ゆうがく2年生》 空蝉・一季 (No 6) 2019-04-22 00:28:10
魔王・覇王コース所属。
ドラゴニアの空蝉 一季だ。
宜しく。

俺も、魔法は使えないけど…。
『暴君誕生』なら結構な数を倒せると思うから。
空中から索敵して倒そうかと思ってた。

《ゆう×ドラ》 シルク・ブラスリップ (No 7) 2019-04-22 06:16:39
一季、貴人、アリア、グレイもよろしく。6人なら何とかなりそうね。

>熱
まさに飛んで火にいる何とやらね。
勝手に炎に飛び込んで死ぬ様子がないなら、適温とか湿り気とか、他に条件みたいなのがあるのかしら?
地面で焚火すれば回りの地面は温まるから効果はありそうだけど、詳しく特性を調べられたら討伐の効率化と、あと大発生がまた起きた時の備えにもなるかもね

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 8) 2019-04-23 18:03:39
さて、今日一杯がプランの提出期限だ。
見たところ索敵するドラゴニアと、陣地作成を使う。
と言う提案が出ている。これを土台としよう。

俺も得意分野は斥候が近い。索敵に追従しても構わないか?
問題無ければ、索敵後奇襲を仕掛けて敵を誘導。
陣地作成持ちや火が焚ける者は同時進行で陣地の準備。

敵が誘き寄せられたら陣地を背に、
互いの死角を潰しあいながら迎撃戦。敵が撤収の気配を見せたら追撃。
見せなければそのまま掃討。

誘き寄せられなかったら索敵担当は一旦後退。
陣地作成している面々と合流してそのまま強襲……と言う流れでどうだろうか。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 9) 2019-04-23 18:07:03
特性、特に何故今回突然魔物が大発生したのか。
については確かに気になるな。繁殖したのだとすると、
何処かに巣があっても決しておかしくはない……。

調べておいて損はない様に感じる。
今後を考えた時に、災害の予防になるかもしれんしな。

《ゆうがく2年生》 アリア・カヴァティーナ (No 10) 2019-04-23 19:42:14
グレイさま、わかりましたわ!
わたくしはたいまつを持って、陣地にインセクトたちを誘き寄せて戦いますわ!

インセクトたちが現れた原因の調査は、確かに重要そうですの…でも、お力になれなそうなわたくしは、別の方向で今後に備えますわ!
具体的には、客足が遠のかないよう、接客をお手伝いするつもりでおりますわ!

《ゆう×ドラ》 シルク・ブラスリップ (No 11) 2019-04-23 21:27:24
いつもながらグレイはまとめありがと、助かるわ。
あたしは後衛から飛び道具や魔法での支援と、あとインセクトの察知に『動作察知Ⅰ』を試してみようと思うわ。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 12) 2019-04-23 22:08:13
了解した。少しでも行動の指針になれば良い。
俺も軸は敵の発見、対処に重点を置く。陣地側は宜しく頼む。

接客の手伝いか。なるほど、確かに怪我人も出たようだ。
その看病分は人手が減っていると考えれば、良い助けになるだろう。