「現時点でも十二分にキュートなレディであるボクのどこに、学園で学ぶ余地があるのか不明ですがぁ……これも未来のハーレムのため、気合入れて励むですぅ」
綴りは『Separ Yam Kachol』。 『セパル(名前)』・『ヤム・カホール(国名)』。 「〜ですぅ」「〜ますぅ」と、間延びした口調で話す。
自称「人魚姫」。 海の国「ヤム・カホール王国」の第一王女であり、正統な後継ぎ。国を治めるに相応しい淑女となるべく、しきたりに従って学園に入学した。 人魚を自称しているが、魚は普通に食べる。サメは害獣。水棲哺乳類はお友達。
将来の夢は家督を継いでイケメンをたくさん雇い、自分だけのハーレムを作ること。 見た目と振舞いがイケメンであれば性別は不明だろうが女性だろうが構わないという、なかなかの強者。
ブルーとピンクの髪をツインテールにしており、パステルカラーのメルヘンチックな(いわゆるゆめかわ系の)ファッションを好む。
【好きなもの】 ・イケメン ・ファッション ・故郷の海 ・白身魚の香草焼き
【嫌いなもの】 ・海賊 ・海洋汚染 ・サメ
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海洋王国ヤム・カホールの当代女王サラーシャには、7人の娘たちがいた。その長女がセパルである。 国民たちに寄り添った治世を敷き、女神のように慕われている母の姿を見て、彼女は国を治めるに重要なことを学んだ。 『女王として民を導くには、仕える価値があることを証明せねばならない』のだと。 ファッションへのこだわりも、その思想に由来する。美しくない者に民はついて来ないからだ。
ヤム・カホールは海上交易と海産物で栄える国であるため、海賊は長年の社会問題となっている。 お互いが学園生として会ううちは水に流せるのだが、国を継いだら厳しく取り締まらなければならない立場になる。
妹たちとの仲はけっこう良好で、学園に入学した今も手紙のやり取りをしては、その日見つけたイケメンや服のおすすめなどを共有している。 歳が近いので妹というより友達やクラスメイトのような関係である。 一方で自分に適性がないと判断されれば妹たちの誰かが国を継ぐことも充分あり得るので、『自分の実力を示す』ことに関しては(意外と)真面目に考えている。
女王である母と大臣である父はいつも多忙だったため、教育係の『ばあや』に厳しく育てられた。 そのため、礼儀作法や教養は身についており、公の場ではしっかりした口調で話すこともある。
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