盗賊達は、目の前に佇む龍の少女を前に、思わず立ちすくむ。 なぜならば、優しげな微笑みを浮かべる彼女の体からは、 その怒りを表すかのように、灼熱の炎が燃え上がっていたからだ。 「私のプリンを盗んだのは……ふふっ。貴方達ですわね?」