おどおどとした気弱な白い髪と赤い目が特徴の少年です。
故郷の村では皆から特異な色の髪と目を気味悪がられていたため、今も他人は苦手なようです。

人が嫌いとならなかったのは母親の愛情によるものでした。
ですが、他者との違いにより母親にまで苦労を気苦労だけでなく苦労を掛けてしまっていることには「罪悪感」を持っていました。

村を離れることで母親に苦労をかけずに済むのなら、そう思い故郷を離れました。
放浪している間に学校のことを聞き、入学をする運びになりました。

入学すると決めたのは「人に優しくありたい」、そういう志と優しくあり続けるだけの強さを身に着けるためでした。
入学の動機は多分、人に聞かれてもはぐらかせちゃうと思います。
こういうことはわざわざ人に話すことではないとイコ・ウィードは考えているからです。
それに、言葉にするとすっごく恥ずかしいからだと思います。