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はいはーい! 今日の課題はここで確認してね~……って、こらー!
言うことちゃんときけ~! がおーっ!
コルネ・ワルフルド



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新たな精霊王 春夏秋冬 GM
1500

ジャンル イベント

タイプ EX

難易度 普通

報酬 通常

公開日 2022-12-01

予約期間 開始 2022-12-02 00:00
締切 2022-12-03 23:59

出発日 2022-12-11

完成予定 2022-12-21

参加人数 2 / 8
 精緻な巨大魔法陣。  見る者が見れば言葉を無くすほどの代物だ。  それが今、学園の運動場に敷かれている。  目的は、ただひとつ。  新たなる精霊王を生み出すことだ。 ◆  ◆  ◆ 「問題は無いと思うゾ☆」  運動場に敷かれた魔法陣を検分した【メメ・メメル】に、異世界人である【メフィスト】は返す。 「お墨付きをいただきましたー。これで安心して儀式を進められますよー」  メフィストが声を掛けたのは、【アンリ・ミラーヴ】と魔法犬【ココ】。 「あとは霊玉を精霊王の人達が持って来てくれればー、いつでも精霊王への転化の儀式を始められまーす。」  メフィストの言う通り、これから行われるのは新たなる精霊王を生み出す儀式だ。  霊玉の魔力を精霊王達により全て引き出して貰い、魔法陣に注ぎ込むことで実行される。  新たなる精霊王が産まれることで、魔族のようにこれまで精霊王の加護を得られなかった種族にも加護を与え、霊玉の力を消費し尽くすことで、霊玉の核となっている勇者達の魂を解放し、赤ん坊として初期化することで新たな生を与えようとしていた。  それを実現するために必要なのは、精霊王になり得る器を持ったモノであり、今ここにいるココこそが、その資格者だった。 「最後の確認になりますがー、本当に精霊王になるつもりがありますねー?」  メフィストの問い掛けに、ココは応える。 「うん。ボク、せいれいおうになる」  ココの応えを聞いたあと、メフィストはアンリにも尋ねた。 「止める気はありませんかー? 止められるとしたらー、貴方だけですしー」  これにアンリは、軽く首を振って応えた。 「ココの、やりたいことを、させてあげたい。それに精霊王になっても、問題は起らないと聞きました」 「それは大丈夫でーす」  メフィストは、アンリを安心させるように応える。 「ココちゃんに害はありませーん。単純にー、精霊王としての力を使えるようになるだけでーす」  メフィストが言うには、精霊王になったからといって精神や外見に変化は無いらしい。  単純に、精霊王としての力を得るだけとのこと。 「逆に言うとー、精霊王になったからといってー、いきなり成長するわけではないのでー、時間をかけて育ててあげる必要がありまーす。その役割をー、引き受ける気はありますかー?」 「ココとは、最期までずっと一緒にいるつもりです」  話を聞いてから、将来のことを考えていたアンリは迷いなく応える。 「ちゃんと考えて、決めました」 「好い応えでーす」  安堵するようにメフィストは言った。 「ほっとしてまーす。ではココちゃんにはー、魔法陣の中央に行って貰えますかー?」 「うん!」  元気よく応え、たたたっと駆けていく。そんなココに―― 「ぴっ!」  がんばれー! というように鳴き声を掛けたのは、見た目は手の平サイズの子犬の姿をした【シメール】。  元々は魔王が創り出した最強の魔獣だが、魔王決戦の時に初期化され、今では文字通り子犬になっている。  本来、世界の根源と繋がっているので、あらゆる生物の姿を取ることも出来、単体で精霊王を超える戦闘力を得ることも出来るのだが、現在は無害な子犬でしかない。  ここからの育て方次第で、善にも悪にもなり得るのだが、ココと同様にアンリが育てているので、その心配はないだろう。 「ぴー!」  「がんばるー!」  シメールの応援に応えながら、ココは魔法陣の中央で、おすわりして待機している。すると―― 「おーう、霊玉持って来てくれましたねー」  精霊王達が空を飛び、あるいは地面から浮かび上がる様にして現れる。そして―― 「それでは始めましょー」  新たなる精霊王の生誕が始まろうとしていた。
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