・パールラミタ・クルパー（पारमिता कृपा）

　今は無きエルメラルダ周辺の集落出身の薬師で、エルフ種のエリアルにして学園の教師の一人。
　元々は見聞を広めるために様々な国や町を遍歴していた医者だったが、フトゥールム・スクエアを訪れた際、学園長に強引に勧誘されて教職に就くことになった。
　大変幼い外見から嫌というほど子供扱いされるが、実際には100年の時を生きているとされる。また、その極端な背の低さから『何故フェアリー種ではないのか』と不思議がられている。
　薬学や医学に長けており、人を治す術は学園でも指折り。また、魔法的な効果を持つ特殊な薬も作れるが、基本的に授業以外の用途で作ることはない。

　意外に思われるが、教祖・聖職コースではなく武神・無双コースを専攻している。その理由は2つあり、1つは遍歴医をしていた時に自ずと習得していた、薬箱を揺らさない最低限の動きで敵の急所を正確無比に打つ自己流の護身術が由来。
　もう1つは、基本的に魔力を用いた治療を行わず、『あらゆる生き物が持つ自己回復力で治して健康をつくる』事を理念とし、その力を引き出す事を是としているため。
　その為、保健室にてメッチェ・スピッティのピンチヒッターを務めることもある。

　穏やかな性格で物腰が柔らかく世話焼きで母性的だが、母性の部分が少々暴走気味。
　悩んでいる生徒は片っ端から甘やかし、多くの生徒をかがませては頭を抱きしめて慰めたり、生徒がどんな失敗をしようと、またひどい悪戯を仕掛けられてもまるで怒らず、薬箱を踏み台にしてはぎゅっと抱擁して許してしまう。
　然し外見が幼女であるためか、抱きしめられて喜ぶ生徒や教師は少なく（全くいないわけではない）、複雑な顔をされたり咎められることが多いが、当人は最高の愛情表現としてやめるつもりはないようだ。
　尚、この極端な性格は、慈悲をもって許しを是とするという彼女の師匠由来の宗教的価値観に根付くものらしい。

　普段から大きめの薬箱を背負っているが、薬だけでなくお弁当や工具や答案用紙やら色々出てくる四○元薬箱。また授業の際には視界を確保するため踏み台代わりにしている。フィールドワークや戦場での活動のために作られた薬箱であるため、非常に丈夫にできている。


■公認NPC
□担当GM：機百


★注意事項
・フレンド申請はこちらからは送りません。送られてきたものは受理いたします。
・公式以外のクラブへの参加と発言はしません。

≪勇者暦1916年　？月？日≫
　嘗てエルメラルダ周辺にあった集落に生まれるも、同時期に集落を流行り病が襲った。致死性の高い病だったとされ、体の弱い老人や幼子は多くが亡くなり、パールラミタも衰弱していた状態で捨てられてしまった。
　そこを村を救おうとした高名な薬師に拾われ、『完全に成就した慈悲』を意味する名を与えられ育てられた。
　拾われた日が6月10日であるため、これを暫定的な誕生日としている。

≪勇者暦？？？年　？月？日≫
　貧しいながらも薬師の下で育ち、自身も立派な薬師となるべく修行していたが、ある事故によって歳を取らなくなってしまう。それにより黒かった髪の色が異常化し、目の色も左右で変質するという異常に見舞われる。
　最初は何とも思わなかったが、いつまでたっても周りに子供扱いされ、恋をしても軽くあしらわれ、やがては親になれないという現実に絶望する。

≪勇者暦？？？年　？月？日≫
　薬師に一人前と認められ、自らの不老を治すために様々な国や町へと旅に出る。
　その先々で、様々なものを見聞きしたり、或いは何か事件に巻き込まれたりもした。
　遍歴医なので多くの病人を救ったり、独自の文化に触れて感銘を受けたりしたことが殆どだが、ユニークなものでは邪悪な魔族の城に単身乗り込んで城主を成敗するという誰も信じてくれない英雄譚もある。
　完全な余談だが、ある地方に伝わる秘術で意図的に歳をとれるという薬を調合して飲んだが、体の一部だけが成長するという失敗をやらかしてしまう。

≪勇者暦2000年　3月21日≫
　フトゥールム・スクエアにやってきた際、学園長に強引に勧誘されて教職を務めることとなる。
　多くの叡智が集まるこの学園なら、自らの不老を治す薬の知識があると考え、腰を据える。

サンプルセリフ
「みんなー元気なんだねー。ボクはー今日も張り切ってるよー？」
「ふふーみんないい子いい子なんだよー。ぎゅーってしてあげるー」

身長：103.7cm
体重：ダメーだよー？
実年齢：105歳
スタイル：全体的に物凄く小柄だが、
　　　　　体型は学園長に負けていない。
　　　　　下半身はやや筋肉質。
瞳の色：左目は深い橙色。右目は色素の抜けた白
髪の色：ほんのりと桜色を帯びた白。先端にいくにつれ徐々に朱色
肌の色：気持ち色白
髪の長さ：大きなウェーブの髪が太腿まで伸びている
性格補足：ふわふわのほよんほよん、菩薩的な完全な慈悲、
　　　　　少し危険な母性、怒り知らず、ちょっぴりえっち
一人称補足：誰かを慰めたい時などは『ママ』かなー？
二人称補足：少しでも近しくなれたら『～ちゃん』って呼ぶねー。
他人からの呼称：パーラ、パーちゃん、クルクル、クルパー先生、
　　　　　　　　パラミタ。
　　　　　　『好きに呼んでねー？
　　　　　　　でもークルクルパーはちょっといやかなー？
　　　　　　　あーでもーママって呼んでくれるとー
　　　　　　　すっごく嬉しいかなー？』
その他外見特徴：サイズ大きめなベレー帽
　　　　　　　　長くてふわふわなウェービーヘアー
　　　　　　　　翠色のフィールドワーク用ドレス
　　　　　　　　体躯より遥かに大きな薬箱
　　　　　　　　いい革で作られた登山靴
　　　　　　　　黒タイツ
　　　　　　　　実は着痩せするらしい
敬語：使う


：登場エピソード
　『悪意伏せし修練場』
　『薬師は悪夢の密林に』
　『ドリンクミー！』
　『【新歓】メメ・メメル誘拐じけ……んん？』