ええと、俺の事が知りたいんですか？
もの好きな方ですね……

ニオ、と申します。ローレライの面汚し、ドブ沼みたいな髪したゴミクズです……見ればわかりますよね。ハハッ。

何を言えばいいんでしょう。専攻、ですか。
【教祖・聖職】コースに籍を置かせていただいております。

死ぬ事は救いであり、安寧であり、恐れることは無いのだと伝えられるのが宗教の力です。
死に臨み、怯える子達に少しだけ、少しだけでも安心を与えて穏やかに旅立てるよう。
死を目前としていても臆せず、意に介せずその魂を散らせるよう手助けをするのが役目です。

宗教に関わる者として、死に向き合い、生を見つめ、命の再定義を行いたい。
そしてもっと死ぬということがカジュアルなものになればいいなと思ってます、はい。

大丈夫ですよ、死ななきゃ死にませんし。死んでも次がありますよ。多分ですけれどね。

生きとし生けるもの全て尊く、得がたく、かけがえのないものですよ。俺は生命箱推しなんです。

【外見】
髪→光沢のない灰色。白にも黒にもなれない。染めようにも染まらない。
瞳→あの日見つけた花の色。覚えてますか？
肌→色白だけど美白と言うより血色が悪いだけ。
顔→いつでもぼうっと無表情。目の下のクマは寝ても寝ても取れた試しがない。

【内面】
→いつでも無表情にぼんやりとしているけれど、実は中々に感情の起伏が激しく情緒不安定。
→好きなものは動くもの、あったかいもの、生きとし生ける（リバイバルもセーフですよ）生き物全般。
→苦手なのは猫。近付けにゃいでくださいね。

→内罰的な性格。ストレスも憧憬も悲しみも思慕も苛立ちも溜め込んで溜め込んで爆発させるタイプ。
→他人のいいところばかり目に付いて、ああ、眩しい。
→憂鬱そうな割にはガンガン行動していくし、人の話も聞かない。

……

昔から、綺麗なものが好きな子共だった。
自分にはないもの、眩しいもの。
手を伸ばしたら届くのかと思い上がってしまった。

手に入れた宝物がどこかに行かないように、誰かに取られないように、大切な子を水底へ閉じ込めた。
愛した瞼はもう開くことはなく、今や手を握っても体温は伝わってこないけど。それでも一緒にいられるなら満足だった。
大切にしていたつもりだけど、それは理解されず。
悲しいですね、残念ですね、つらたんですね。
そんなこんなで要注意人物だと見張られてきた。

でももう大丈夫。広い世界には1人くらいわかってくれる人はいますよね。