「あの……メルティ・リリンと申します。未熟者ですが、なにとぞよろしくお願いしますっ!」
駆け出しの聖職者、というか聖職者見習い。 というのも彼女は根本的に『血』に恐怖を覚える癒し手だから。 誰も傷ついてほしくない、それでもこの世界には恐怖がすぐそこにある。 だから怯えて足を止めることは許されない。 血がどれほど恐ろしくとも、例え自身が血にまみれることがあったとしても――。
●好きなもの:お茶にできる香草。 棚に並べた可愛らしい小瓶に入れてコレクション中。 同様にリボンやボタンなど雑貨品を集めるのも好き。
●苦手なもの:癖の強いお肉。 猪とか熊とか、独特の味わいがあるものが苦手。
●特技:踊ることと服やアクセサリーを作ること。 生前の生業の面影。 踊りはゆったりとしたものから ドラムの激しい力強い楽曲まで一通り楽しめる。 今も学園の友達のために細工品を作ったり、 授業で傷んだ服があれば繕ったりと世話好きな面がある。
●趣味:本を読むこと。 座学が比較的優秀なのは読書が根本的に好きなため。 主に各地の民話集や星々の物語が好きなようだ。
●誰かに:基本的には敬語で、仲間には『~さん』をつけて呼ぶ。 しかし友人や年下の子には『~ちゃん』や『~くん』をつけて親しみやすく話すことが多いようだ。
■公認NPC □担当GM:ことね桃 規約により以下の事ができません。 ・フレンド申請(受けることは可能です) ・公式クラブ以外への参加/発言
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■生前:旅芸人一座の踊り子。主に催しのある地域で見世物をしてきたため、人前に出ることにはそれほど抵抗はなかった。 物怖じせず前に出て踊る姿と柔らかな物腰にファンがそれなりにいたようだ。 好んで着ていた衣装は大きなフリルがかかったスリットの深いドレス。 大人しい性格とは裏腹に踊りそのものには年齢にそぐわぬほどの妖艶さがあったと言われている。
■突然の死:家族同然の一座の皆とともに次の街へ向かう途中、強大な魔物に襲撃された。 幸い近くに身を隠せる洞窟があったため生き残った仲間と逃げ込むものの、魔物にその身を隠し続けられることはなく――ひとり、またひとりと消えていった。 激しい炎と爆ぜた血だけを残して。 そして気がついた時彼女もまた、魔物の贄とされたのか。 肉体を失い、魂だけがこの世に取り残された。 仲間も何もかも失っても生き残ってしまった悲しみの末に彼女は行く先なく放浪するも……その先で『学園』の噂を聞く。 そこならもしかしたら自分にも役に立てることがあるかもしれない、仲間の仇を討つための力も欲しい……そう思いながら。
■現在:血液忌避の反応に苦しみながらも治癒を得意とする聖職者を志望し、目下勉強中。 聖職者としての信仰が得られるかはともかく、学園での活動を重ねるごとに友人や先輩後輩の輪が広がっていくことは本当に嬉しいようだ。
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