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大きな大きな…


ストーリー Story

 広い広い学園にも七不思議や怪談というものが幾らか存在する。それはある日、突然語られ始めることもあれば、学園が建設されるはるか昔から語られているようなものまで多彩である。その数は日々変化しており、おそらく正確な数を知るものはいないだろう。今回の場合は前者であった。
 『校舎の隅にある教室で何かが唸る声を聞いた』
 『大きな、何かを打ち付けるような音が何度も聞こえる』
 『巨大な魔物を学校で誰かが飼っている』等といった話が1日のうちに広がっていったのだ。
 君は『他の生徒を脅かすことなどあってはならない!』と、意気込んだ勇気ある者か。
 『面白そうだから見に行ってみようかな?』と好奇心満載のお調子者か。
 それとも『飼い慣らすことができれば、強力な使い魔になるだろう!』と企む者か。
 何れでも構わない。どんな者であれ、恥を捨てて命乞いをしよう。なけなしの小遣いではあるが、報酬だってもちろん出そう。だから……
 『僕を、僕を助けてくれ』

 教室いっぱいに収まった、大きな大きなフェアリータイプのエリアル【アデル・ミドラ】は泣きそうな顔をしながら君たちに頼み込んだ。君たちは勿論、エリアルという種族のフェアリータイプがどのような姿をしているかを知っている。全長1メートルほどの、小さな妖精のような姿をした種族であったはずだ。だが、目の前にいるアデルは君たちの知るフェアリータイプのエリアルとは全く違っていた。
 ざっと見積もっても10メートルは超えているだろうか? 体はパンパンに肥大化してしまっており、これなら喋るトロールだと言われたほうがしっくりとくるだろう。
 横たわらなければ身動きすらもできないようで、動こうとするたびに、天井や壁に頭や体をぶつけて『ゴン』という鈍い音を響かせた。ぶつけた頭をかばうように、おそるおそる押さえながらも、彼はこうなった経緯を話し始めた。
 彼の身長は80センチ、フェアリータイプのエリアルの中でもかなり小柄な彼は、自分の見た目に大きなコンプレックスを抱えていた。そんな時に偶然、魔法薬の授業にて一時的に体を大きくすることができる薬『ビッグ』の存在を知り、手に入れば背の高くてかっこいいエリアルになれるのでは? と考えてしまったらしい。
 その薬は身体に直接塗り込み使用する。
 ひとたび塗れば文字通り、フェアリーですらもビックになってしまうこの薬。
 主に、武力を持たない村人が戦わずして魔物を遠ざけるためにであったり、造形があまりに巨大な建物を建築する際に使われる場合がある。しかしそうした、そのハチャメチャな効果ゆえに、そもそもあまり使われないマイナーな薬であった。
 しかし、アデルはその薬の効果に興味を持ってしまう。そして、学園内にあるということを知ってしまった。
 薬剤室のひとつを管理している教師【マーディ・ウィリアム】の目を盗み、その薬を手に入れることに成功した。そうした後、誰もいなくなるまでこっそりと隣の空き教室に身を潜めることにした。計画では身を潜めたあとに寮に戻り薬を試そうとしていたが、我慢することができずに少しだけならと蓋を開けようとした。しかし、薬を飲もうとした時に誤って体中に浴びてしまい、気が付くと巨大な体になってしまったという。
 隣の教室が騒がしいと様子見に来たマーディには『貴方がそうなってしまったのは自分のせいでしょう? バツとして効果が切れるまでそこで反省をしていなさい。食事とトイレだけは何とかしてあげるから』と言われてしまう。しかし、1日中じっとしているのも飽きるし、かといって外にでようにも教室のドアはとても今のアデルには小さすぎる。浴びた量も多く、あと何日こうして我慢しなければいけないかもわからない、と、アデルは説明しながらもまた泣き出しそうになった。

「今回の件はあまりにも、酷い仕打ちではありませんか! ただの生徒のいたずらに、ここまでする必要もないでしょう!」
 顔を赤くした新任男性教師の声が、薬剤室にこだまする。
 それはというのも、アデルの噂はその日のうちに広がり、聞きつけた彼が己の正義感から、直接マーディのもとへ抗議に来たからであった。
 その言葉に『はぁ』と、老年のヒューマンの女性、マーディは小さく息を吐いた。
 そして、興奮した新任教師とは対照的な、落ち着いた声で話し始める。
「たまに、居るんですよ。ああやって、薬剤をいたずらに使おうとしたりする生徒。えぇ、やりすぎだと言いたいのでしょう? 顔に出ていますわ」
「ですが」
「たしかに、薬が切れるまでおおよそ2日といったところでしょうか。授業に出ることもできないので、成績にも影響が出てしまうかもしれませんね?」
 遮るようにマーディは言葉を続ける。新任教師は、まるで心を読まれたかのような彼女の指摘に、思わず目を泳がせる。
「薬品棚には多種多様の薬があります。触るだけで爆発してしまうものも、蓋を開けるだけで呪われてしまう危険なものも沢山。ですから、今後は近づかないように少々痛い目にあってもらわなくては。言い方は悪いですが見せしめ、として。あぁ、しかし、解放する頃合いかもかもしれませんね。彼も反省しているようですし」
 マーディは少し考えるように、目を細めた。『頃合いをみて治療を行う』というやり方では、『どうせすぐに許してもらえる』と、いたずら好きな生達は考えてしまう可能性がある。どうせなら『たまたま助かった』ように、見せなければならない。
「ですが、ただ解放するだけでは……」
 言いかけた彼女は、ふと、薬剤室の外に視線を移す。そこには、曇りガラスで見えにくいものの、確かに数名の生徒の姿があった。
 この時間、彼らが向かう方向で行われている授業はなく、ただ空き教室がいくつか並んでいるだけだろう。
 その空き教室のひとつには勿論、アデルがいるはずである。

「そうですね、ちゃんとあの子たちが授業を聞いているか、突発ではありますがテストとさせてもらいましょうか」
 彼女はそう言い、ニヤリと笑った。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 4日 出発日 2019-06-08

難易度 簡単 報酬 ほんの少し 完成予定 2019-06-18

登場人物 8/8 Characters
《勇者のライセンサー》フィリン・スタンテッド
 ヒューマン Lv33 / 勇者・英雄 Rank 1
「フィリン・スタンテッド、よ……よろしく」 「こういう時、どうすれば……どうすれば、勇者らしい?」 (※追い詰められた時、焦った時) 「黙って言うこと聞け! 殴られたいの!?」 「ぶっ殺してやる! この(お見せできない下劣下品な罵詈雑言)が!!」   ###    代々勇者を輩出してきた貴族スタンテッド家(辺境伯)の令嬢。  一族の歴史と誇りを胸に、自らもまた英雄を目指してフトゥールム・スクエアへと入学する。  愛と平和のために戦う事を支えとする正義感に溢れた性格で、『勇者らしく人々のために行動する』ことを大事にする。  一方で追い詰められると衝動的に罵声や暴力に訴えてしまう未熟な面もあり、自己嫌悪に捕らわれる事も多い。 『彷徨う黄昏に宵夢を』事件で対峙したルガルとの対話から思うところあったのか、頑なな勇者への拘りは少し角がとれたようだ。 ※2022年8月追記 全校集会『魔王の復活』後、昨年クリスマスに結ばれたルガルとの子供を身籠っていた事が判明 (参考シナリオ) 恋はみずいろ L’amour est bleu https://frontierf.com/5th/episode/episode_top.cgi?act=details&epi_seq=649 ◆口調補足 三人称:〇〇さん(敬語では〇〇様) 口調:~かな、~ね? その他:キレた時は『私、アンタ、(名前で呼び捨て)、(言い捨て)』 ◆Twitter Sirius_B_souku
《模範生》プラム・アーヴィング
 ヒューマン Lv23 / 賢者・導師 Rank 1
「俺はプラム・アーヴィング。ラム肉を導く修道士だ。…そうは見えない?そりゃそうだ、真面目にヤる気ないからな。ま、お互い楽しく適当によろしくヤろうぜ。ハハハハ!」                                       ■身体 178cm/85kg ■人格 身に降り注ぐ事象、感情の機微の全てを[快楽]として享受する特異体質持ち。 良心の欠如が見られ、飽き性で欲望に忠実、貞操観念が無い腐れ修道士。 しかし、異常性を自覚している為、持ち前の対人スキルで上手く取り繕い社会に馴染み、円滑に対人関係を構築する。 最近は交友関係を構築したお陰か、(犬と親友と恋人限定で)人間らしい側面が見られるように。 現在、課題にて連れ帰った大型犬を7匹飼っている。 味覚はあるが、食える食えないの範囲がガバく悪食も好む。 ■口調 修道士の皮を被り丁寧な口調の場合もあるが、普段は男口調を軸に雑で適当な口調・文章構成で喋る。 「一年の頃の容姿が良かっただァ?ハッ、言ってろ。俺は常に今が至高で完成されてんだよ。」 「やだ~~も~~~梅雨ってマジ髪がキマらないやんけ~~無理~~~二度寝決めちゃお~~~!おやすみんみ!」 「一応これでも修道士の端くれ。迷えるラム肉を導くのが私の使命ですから、安心してその身をゆだねると良いでしょう。フフ…。」 ■好き イヌ(特に大型) ファッション 極端な味付けの料理 ヤバい料理 RAP アルバリ ヘルムート(弟) ■嫌い 教会/制約 価値観の押し付け
《新入生》ケイ・アカツキ
 ヒューマン Lv5 / 勇者・英雄 Rank 1
母に薦められるがままに学園へ入学する事になった少年。 根は真面目であり、人並みの正義感と良識を持つ。つまりどこにでもいるような比較的平凡な少年。 周囲で困り事があればつい首を突っ込み、頼まれ事をすれば断れない性格な為、必要以上に頭を悩ませる事がある苦労人気質な面もある。 言動に関しては自身を下に見がちな根っからの「後輩キャラ」 学園生活の中でも上級生はともかく同学年に対しても「先輩」呼びで接する事が多い。 学園に入るに至って明確な目標はなく、とりあえず入学させられたという認識もあって行先に不安を感じている。 とりあえず母に薦められたし頑張ってみるかで当面はその時その時の行動で目標を決めている様だ。 母親似の為か年齢の割に幼く見える外見と中性的な顔立ちをしている。 平均よりも低めの身長と相まって男扱いよりも女扱いされる事もあったが本人はあまり気にしていない。 むしろ状況次第ではそんな自分の容貌もとことん利用する強かな一面もある。 上記にある「先輩」呼びが多いのも後輩から年上として見られた事が滅多にない環境故の処世術の一つでもあった。 「容姿とは一生の付き合いであり、持って生まれるものなのでケイさんはそんな自分を卑下する事はないのだよ」とは本人談。 ただしあんまりしつこいと流石にキレるので程々に。
《ゆうがく2年生》シィーラ・ネルエス
 ローレライ Lv18 / 賢者・導師 Rank 1
「えぇ、私異世界から来たの」 「…そうね、そのはずなのに」 「うみにかえりたい、たまにそう思うの」 いつもおっとりした言葉遣いが特徴的なローレライの女性 おっとりとした言動とは裏腹にわりと勢いとノリがいい 自称、異世界からやってきたとのことだが… 容姿 ・海色のロングウェーブ、たれ気味の薄青の瞳 ・ゆったりとした服を好んで着ている ・胸は大きめ 性格 ・マイペースでおっとりとした性格…と見せかけてその実やりたいことはとことんやる、言いたいことはぶっちゃける ・困っている人には手を差し伸べるが、必要以上に他人と接しようとしない。あえて一定の距離を置いている節がある。人嫌い、というわけではない模様 ・ちなみに見た目よりかなり年上だが、間違っても「おばさん」とかは言ってはいけない ・笑いの沸点が低く、ちょっとしたことでもすぐ笑う ・取り繕うのは上手、なので平然とした顔で内心大笑いしていることは多々あり 好きなもの 海、歌 二人称:アナタ、~さん 仲良くなった人には呼び捨て、~ちゃん、〜くん 三人称:皆様、アナタ方
《新入生》櫻井・桜花
 ローレライ Lv10 / 賢者・導師 Rank 1
名前:櫻井 桜花(さくらい おうか) 【外見】 ピンクの腰までのロングウェーブを高く結っている 水は髪からずっと滴り落ちている ピンクのタレ目 口元右下にほくろ 細身の巨乳お姉さん 本を読み過ぎて目が悪いのか眼鏡を着用 【性格】 努力家でいつも一生懸命 ただ、ちょっとドジっ子 言葉の端々や仕草に色気がある 年下の子を甘やかす傾向にある 人に憧れ、近づきたいお姉さん 読書が趣味 マイペース 桜のリキュールのローレライなだけありお酒が大好き 【服装】 白い振り袖に制服のコートを羽織っている 帽子と手袋着用 眼鏡着用 ※アドリブ大歓迎!
《メメルの婚約者☆》仁和・貴人
 ヒューマン Lv33 / 魔王・覇王 Rank 1
「面倒にならないくらいにヨロシクたのむ」                                                                                                                                                 名前の読みは ニワ・タカト 身長:160㎝(本当は158cm位) 体重:45kg前後 好きなもの:自分の言う事を聞いてくれるもの、自分の所有物、メメたん 苦手もの:必要以上にうるさい奴 嫌いなもの:必要以上の労働、必要以上の説教 趣味:料理・・・だが後かたづけは嫌い    魔王っぽく振る舞っている    此方の世界の常識に疎い所がある キャラとしてはすぐぶれる 物理と科学の世界からやってきた異邦人だが、かの世界でも世界間を移動する技術はなくなぜここに来れたのかは不明。 この世界で生きていこうと覚悟を決めた。 普通を装っているが実際はゲスで腹黒で悪い意味でテキトー。 だが、大きな悪事には手を染める気はない。 保護されてる身分なので。 楽に生きていくために配下を持つため魔王・覇王科を専攻することにした。 物欲の塊でもある。なお、彼の思想的には配下も所有物である。 服装は魔王っぽいといえば黒。との事で主に黒いもので固めていて仮面は自分が童顔なのを気にして魔王ぽくないとの事でつけている。 なお、プライベート時は付けない時もある 色々と決め台詞があるらしい 「さぁ、おやすみなさいの時間だ」 「お前が・・・欲しい」 アドリブについて A  大・大・大歓迎でございます 背後的に誤字脱字多めなので気にしないでください 友人設定もどうぞお気軽に
《大空の君臨者》ビャッカ・リョウラン
 ドラゴニア Lv22 / 勇者・英雄 Rank 1
とある田舎地方を治め守護するリョウラン家の令嬢。 養子で血の繋がりはないが親子同然に育てられ、 兄弟姉妹との関係も良好でとても仲が良い。 武術に造詣の深い家系で皆何かしらの武術を学んでおり、 自身も幼い頃から剣の修練を続けてきた。 性格は、明るく真面目で頑張り屋。実直で曲がった事が嫌い。 幼児体系で舌足らず、優柔不断で迷うことも多く、 容姿と相まって子供っぽく見られがちだが、 こうと決めたら逃げず折れず貫き通す信念を持っている。 座右の銘は「日々精進」「逃げず折れず諦めず」 食欲は旺盛。食べた分は動き、そして動いた分を食べる。 好き嫌いは特にないが、さすがにゲテモノは苦手。 お酒はそれなりに飲めて、あまり酔っ払わない。 料理の腕前はごく普通に自炊が出来る程度。 趣味は武術関連全般。 鍛錬したり、武術で語り合ったり、観戦したり、腕試ししたり。 剣が一番好みだが他の分野も興味がある。 コンプレックスは身長の低さ。 年の離れた義妹にまで追い抜かれたのはショックだったらしい。 マスコット扱いしないで欲しい。
《妖麗幽舞》サクラ・ブラディー
 リバイバル Lv14 / 黒幕・暗躍 Rank 1
イタズラ好きのリバイバル。 自分の名前や常識等以外記憶から抜け落ちている。 リバイバルになるための強い感情も抜け落ちておりなんで今ここに存在しているのかも本人にもわからない。(という嘘をついている) 取り敢えず毎日が楽しく過ごせればいい。 黒幕・暗躍コースなのは自分の特性がうまくいかせそうだったから 楽して成績優秀なら空いた時間は自由に使えるじゃろ? 趣味は人を揶揄うこと。 特技はなぜか舞踊、剣舞ができる。 また、占いもすることがあるようだ。 偶に変な雑学を披露する。 とある生徒の部下ではあるがそれを理由に相手をおもちゃにするために部下になってる ただ、ちょっとしたことならお願いは聞いているようだ 二人称:おぬし、または 名前殿

解説 Explan

 大きく2つの解決方法がある。しかし、どちらを選んでもいくつかの問題が発生する。

●薬剤室にある治療薬を盗む。
1.薬剤室のカギを管理している教諭【マーディ・ウィリアム】はアデルに対してよい印象を持っていない。今回の件は自己責任として薬の効果が切れるか、何らかの方法で解決をするまで放置するつもりである。しかし、アデルの友人たちがどうにかしようとする動きを見せたならば、不用心にカギを掛けたまま、何時間かは席を外すだろう。
2.薬は大量にある薬のうちの一つ、緑色の液体である。薬の中には刺激を加えると爆発してしまうものもあるために慎重に捜さなくてはいけない。
 棚は3メートルほど高さがあり、爆発してしまう薬は水色や赤色の液体である。また、よく使う薬は棚の下、マイナーな薬は棚の上に置いてある。治療薬は棚の一番上にある緑色の液体であり、机や椅子を使って足場を作る、または空を飛ぶなどの行為を行うことができれば容易に取ることができる。どの薬も両手で持てるほどの小さい瓶に入れられているため、持ち運びは容易である。

●温室に生えている薬草を調合する。
1.温室には調合に必要な薬草2種類が生えている。濃い緑の苔のような形状をしており、石やレンガなどに張り付いていることが多い『デーデル草』。細長く薄緑で、手のひらほどの大きさ、群生することが多い『スエ草』が生えている。ただし、他にも似ている草がいくつか生えているため、本や植物に関する知識が必要である。
2.調合は簡単で、すりつぶした二つの薬草を同じ分量で混ぜると出来上がる。ただし、すりつぶしてからは時間をかけず、素早く混ぜ合わせなければうまく調合をすることができない。

●上の2つのうち、どちらを選んでも発生する問題
 薬の匂いはとてもきつく、飲み物とはとても思えない味である。力ずくで巨大なアデルに飲ませる、説得する、何か他の食べ物に混ぜる等の方法で飲ませないといけない。


作者コメント Comment
初めまして、マスターを務めます根来言です。
今回はコメディではありますが、キャラクターとしての発想力や役割分担を考えて話し合いをしていただけたらと考えています。皆様のプラン、楽しみにお待ちしています。


個人成績表 Report
フィリン・スタンテッド 個人成績:

獲得経験:24 = 16全体 + 8個別
獲得報酬:675 = 450全体 + 225個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
●作戦と分担
『激辛ハバネロソース』大作戦、実行犯。
魔法や魔法薬は専門外のためプラムやシィーラに任せ、飲ませるための説得、実力行使を担当。

●手段
やる事はいたってシンプル。
1.アデルの味覚嗅覚を『激辛ハバネロソース』で破壊
2.何も感じなくなったら治療薬を飲ませる

問題は飲ませ方…騙し討ちは禍根になりそうなので、ケイと共にアデルに説明。
・反省と戻る気があるなら薬は用意した
・非常に不味いが、覚悟があるなら飲めるようにする手はある

と、飴(ケイ)と鞭(自分)で説明。
素直に飲んでくれればよし、ゴネるようなら…
『勇者原則Ⅰ』(別名:四の五の言うな)
正々堂々宣言して先手必勝、ハバネロソースを流し込む。

今だいけ!

プラム・アーヴィング 個人成績:

獲得経験:19 = 16全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
その薬、ちょっと俺も欲しい。絶対プレイの幅広がるって。

■薬を調合しよう
正直、俺そういうの不得意だけど他の詳しい子に指示を仰ぎながら草を探そう。
【事前調査】で本を読み、それを参考にして探すのも良いかも。

■薬を飲ませよう
【心理学/人心掌握学/演技/会話術/説得】
あらゆるコミュ力技能を使い、アデルに出来上がった薬を飲むように説得しよう。
味がヤバイから飲むのが嫌?
じゃあ、激辛ハバネロソースで味覚を壊してから飲むか、それとも俺が口移ししてあげようか?フフ。

クソ不味い薬も極上の味に変わるんじゃない?
うん?舌入れオプションも必要かな?

ケイ・アカツキ 個人成績:

獲得経験:19 = 16全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【目的】
薬を飲ませる為の説得。
飲もうが飲むまいが本人の勝手という認識が依頼仲間の間では一部強いが、とりあえず勇者・英雄科らしさを重視して動く事にする。

【行動】
とりあえず麻痺させたり辛いソースが流し込まれる流れに関しては止めない方向。
これも自業自得だ、成仏してくれと頭の中で念仏を唱えておく。
最後の工程である薬を飲ませるに対して何らかの抵抗を相手がした場合、例えば火事場の馬鹿力で暴れたりした場合には技能をフル動員して説得し、穏便に終わるように仕向ける。
「戻るか戻らないかは最終的には君自身の意志だ。今が苦痛なんだろ?…だったら、何を選ぶべきかは分かるだろ?」

シィーラ・ネルエス 個人成績:

獲得経験:19 = 16全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
あらまぁ…こんなに大きくなってしまって
ちょっとおいたが過ぎたみたいねぇ?
大丈夫よ、乗りかかった船ですもの。頑張るわ

・事前準備
薬草について事前に軽く調査
「似たようなものがあるなら気をつけないと」
薬物採取用の袋を用意

・行動
薬物採取時は【植物学】でしっかり観察しながら採取

薬物を採取後は【魔法薬作成】をベースとして【魔法薬学】で薬を作成
スピードが重要とのことですりつぶしてからの調合は「集中」して行う
「確かにこれは…変わった感性してなきゃ抵抗感あるわ…」

その後は内心にやにやしながら見守る
なおあまりに嫌がるようなら悲しむ(フリ)
「そう……アナタの為に頑張ったのだけれど…嫌なら仕方ないわ…」

櫻井・桜花 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:49 = 16全体 + 33個別
獲得報酬:1350 = 450全体 + 900個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
【目的】
薬を調合し、アデル君に薬を飲ませる

【行動】

●魔法薬学Lv3

薬に必要な薬草を取ってきて調合を選択

温室に入り皆で薬草を探す
→デーテル草
レンガや石に映えてるとの事なので、手作業で一つずつ確認していく

→スエ草
群生しているらしいので頑張って探してみる

※多分Lv3だから大丈夫だと思いますが分からないがようなら仕方ない
まぁ死にはしないからいいか(

また激辛ソースを大量に用意
激辛ソースを飲ませる間に薬を調合

頃合いを見て飲ませる

●箒騎乗Lv3
箒に乗って口に放り投げる

【心情】
アデル君…大きなままはちょっと可哀想ね
桜花お姉さんが治してあげるわね♪
でも、何も罰が無いのは…ダメよね
大丈夫、ちょっと辛いだけよ♪



仁和・貴人 個人成績:

獲得経験:19 = 16全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
まず、薬を入手する前にミドラくんに言いたいし聞きたい
「オレ達は君のことを元に戻そうと薬を入手してくるわけだが、ヤバイ代物らしい
まずそう、臭いなどの理由で飲まないって選択はしないよな?
恥を捨てて命乞いをしようとまで言ってたんだ。
オレ達の好意を無駄にしてくれるなよ?」

まぁ、要は釘刺し
こっちが解決策用意しても使われなかったんじゃ意味がないからな

解毒薬の入手法は調合
温室ではそれっぽいのがあったら解る人に確認してもらう
調合は試してみるが櫻井さん頼りになるな


サクラが『ビッグ』をうまく入手出来たら少し分けてもらって野郎ども集めて馬鹿な事としたい。
ま、まぁ?そんなの使わなくてもオレは馬並みだけどな

ビャッカ・リョウラン 個人成績:

獲得経験:19 = 16全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【目的】
アデルを助ける

【行動】
皆が薬草を採取している間に、調合するための機材を準備するよ。

薬剤室かその周辺に機材が管理されているはず。
先生を探して、機材を借りる許可を得るよ。
理由は素直に「アデルの助けるため」って答えるよ。
借りたい機材は以下のものだよ。
・分量を量るための秤
・薬草を磨り潰すための鉢と棒(2セット)
・混ぜ合わせるための匙

機材を借りたら、皆と合流して薬を調合。
2つを、同じ分量で、すりつぶして、時間をかけずに素早く混ぜ合わせる…だね。
力が必要なところは私も手伝うよ。

アデルに薬を飲ませる際には、水筒いっぱいの水を持っていくよ。
はい、お水。苦い薬も、これでグッと流し込めば一瞬だよ!

サクラ・ブラディー 個人成績:

獲得経験:19 = 16全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
まずはアデルに『ビッグ』の特徴を聞いておくのじゃよ
色やらなんやら

次にマーディ女師に
「一部の生徒がビッグの解除薬を作くろうとしている
材料の採取の仕方や、調合のコツなどのアドバイスを貰えないか」
などと一応協力を求めてみるのじゃな

その後に薬剤室近くの教室にて待機
隠れ身、忍び歩き、隠密をつかい潜んでおくのじゃな
マーディ女師が出ていったら扉の鍵をチェック
空いてたらそのまま侵入
空いてなかったら幽体化Ⅰで侵入を試みるのじゃ
幽体化Ⅰで侵入出来なかった場合は解錠を試みる
侵入出来たら解除薬と『ビッグ』を探すのじゃ
その際に
解除薬は丸ごと『ビッグ』は少しだけ水筒に入れて持ちかえるのじゃよ
『ビッグ』は事故が怖いからの

リザルト Result

 教室いっぱいに詰まった【アデル・ミドラ】の姿を見た後の、一行の反応は様々であった。
 あるものは同情し、ある者は興味深そうに、そしてあるものは悲観する。
 涙をこらえながらも、アデルはこれまでの経緯と、そして元に戻してほしい旨を話した。
「あらまぁ……こんなに大きくなってしまって。ちょっとおいたが過ぎたみたいねぇ?」
 口元を手で隠し、『あらあら』と悲しむような仕草をするのは、おっとりとした雰囲気のローレライ【シィーラ・ネルエス】。
 傍から見るならば、彼女は一番アデルを心配しているように見えるだろう。しかしながら、隠したその口元は楽しそうに弧を描いていた。
(うっそでしょ! どれだけ大きいの? 不思議の国のお話かと思ったわ!)
 内心は実に愉快。心躍るような心情である。
「大丈夫、あなたが後悔しているなら。それを糧にこれからやり直せばいいんじゃないかしら?」
 慰めるように、笑いかけたのは【フィリン・スタンテッド】。優しい笑顔をアデルへと向ける。
 彼女にとってはアデルも『守るべき人々』の1人として映っているのだろう。
「気持ちは分かる、分かるが……一応俺にもやっていいこととやっちゃ駄目なことの区別は出来る」
 引き受けはする、が『自業自得』だと、アデルを諌めるのは中性的な外見を持つ少年【ケイ・アカツキ】。
 彼もまた、見た目にコンプレックスを持つもの同士として他人事ではない。『男らしくなれる薬』があったら、彼も同じような選択を行ったかもしれないからだ。
「まーまー、喜んで引き受けよう! クソ面白そうだし、上手くいけばプレイの幅が広がるんじゃない?」
 ニヤリ、舌なめずりをする少年【プラム・アーヴィング】。いいコトを聞いたと、楽しそうに笑う。
「プレイってどういうことなんだろう、プラム先輩……えーと、俺達は君を助ける。依頼を受ける。いいよね?」
 ケイが一同を見渡す。真意はどうであれ、全員が助けることには異存ないようだ。
「あ、ありがとう! うん、待ってるよ!」
「出発前に、一応聞いておきたい」
 【仁和・貴人】はアデルを見上げ、問いかける。顔を上げたことで仮面がずれそうになるのを押さえながら。
「オレ達は君のことを元に戻そうと薬を入手してくるわけだが、どんな薬であっても飲まない、なんてことはしないよな? 恥を捨てて命乞いをしようとまで言ってたんだ。オレ達の行為を無駄にしてくれるなよ?」
「う、うん! もちろんだよ!」
 予想外の釘差しに少し困惑するものの、天井に頭をぶつけないように小さくアデルは頷いた。
 その様子を見届け、一同はそれぞれ2つのグループ『材料を集める班』と『調合の準備班』に分かれて行動を始める。
「……そういえば、ビックって、アレも大きくなってんの?」
 プラムはひょいと、最後に確認をしようとのぞき込む。が。
「どうしたの? ほら、一緒に行きましょう?」
 フィリンによってそれは遮られた。
 フィリンは、プラムが置いて行かれそうになったと心配したようだ。
(まぁいいや、ビッグさえ手に入れば確認のチャンスはまた来るし)
「ふふふ、なんでもないよ? 早くいこう」
 上機嫌に笑うプラムを、フィリンは不思議そうに眺めていた。

 温室にある植物は多種多様であった。草花は色鮮やかに生い茂り、木々は見事な実をつけている。
 ここで目的の植物だけを探すには、かなりの知識や技術が必要となるだろう。
 『材料を集める班』はフィリン、プラム、ケイ、シィーラ、そしてやさし気な雰囲気をまとうローレライ【櫻井・桜花】の5人である。
「デーデル草とスエ草、材料は2つだけだったけれど……どこにあるのかしら?」
 下調べを予めしてきているとはいえ、実際に実物を見てみるとなると、話は別だ。シィーラはしゃがみ込み、近くの草花を、目を細めながらゆっくり観察していく。
「俺も見た目くらいなら分かるよう、勉強してきたんだよね~、後学のために。だけど、この中から探すのはちょっと気が引けるな」
 何の後学になるのか……は、さておき。プラムは口を尖らせた。『苔みたいなやつと、細長い草、だったはずだよ』と付け加える。
 『片っ端から取っていってみようかしら?』と、シィーラは袋を片手に提案をする。
「あら、その2つだったら前の授業で聞いたような……確か」
 そう言って、桜花は温室の花壇を形成するレンガに生えている苔に優しく触れる。
 苔をペリペリとはがすと、根のようなものが現れた。
「これがデーデル草で、あとは……あっちにたくさん生えているのがスエ草ね」
 近くに生えている、細長い草を指さした。
「出来るだけ、根っこから取ってね♪ 抜いた草はそれぞれ一か所に集めましょう」
 優しく、全員に教えていくように視線を一同へと向けながら、桜花は収穫を行う。
「そういえば、どのくらい集めればいいのかしら?」
 フィリンは集めようとするその手を一時止め、一番知識があるであろう桜花に問いかける。
「ええと、同じ分量ずつ混ぜればいいから……もうこれだけあれば十分だと思うけれど……」
「沢山取っておきましょう! 失敗した時のために!」
 その言葉に、シィーラが割って入る。
(この材料で作れる薬は他にあったかしら? 沢山解毒薬を飲んだら、手のひらサイズになっちゃうのかしら?)
 と、余った材料の活用法を模索するシィーラ。
 一方の桜花は。
(何があるか分からないし、シィーラに従うのがいいかしら?)
「そうね、多めに持っていきましょう♪」
 その言葉にフィリンは気合を入れると黙々と収穫を始める。
 暫くしてふと、顔を上げたケイ。そこに積まれた草の量に眉を顰める。
「流石に、これは多すぎると思うんだけど」

 時は同じくして。『調合の準備班』のメンバーは3人。貴人といたずら好きのリバイバルの少女【サクラ・ブラディー】、白銀のドラゴニアの少女【ビャッカ・リョウラン】、は薬剤室のカギの管理者である教諭【マーディ・ウィリアム】と対峙していた。目的は『薬剤室の使用』である。
「一部の生徒がビッグの解毒薬を作ろうとしているようでのう。材料の取り方やら、調合のコツ等、アドバイスをもらえんかのう?」
 始めに、沈黙を破るのはサクラであった。彼女はうやうやしく、一見人の好さそうな笑みを浮かべながらマーディに話しかける。
「勉強熱心なのは感心。ですが、直接聞きに来られないのはなぜでしょう?」
「シャイなやつじゃからの、わっちが代わりに聞きに来たというわけじゃ」
「そうですか、ではその方も加えての課題を出しておきましょう。友人とともにいらっしゃれば気持ちも楽でしょうし、この場で全てをお伝えするというのは難しいですわ」
 サクラはあの手この手を使い、情報を聞き出そうとするものの、マーディは受け流していく。
「……急ぎで作りたいそうです。その友達は緊急事態で、早くしないと大変なことになってしまうらしくて」
「でしたら、私をその方の元に連れて行っていただけますか? 『例外』でなければ、助けましょう」
 貴人はサクラが押されていることに気づき、思わず苦し紛れの助け船を出す。嘘ではない、しかし、彼女の言う『例外』が自業自得のアデルのことを指しているのは明白であった。
 マーディからの協力を得ることはもはや、不可能かと思われたその時。
「私達、アデルを助けたいんだ」
 2人が諦めそうになったその隣で、はっきりとビャッカがそう告げる。
「助ける……ですか」
 予想外の言葉に、マーディはかすかに目を見開く。
「うん。だって、アデル、すごく苦しんでいるし、反省しているから……それに」
 ビャッカは、妹に追い抜かれた時を思い出していた。悔しくて、でも仕方がなくて。
 薬に頼ったアデルは確かにいけないだろう。しかし、だからと言って反省している彼を見捨てるなどできない。
「アデルは、やり直せるから。絶対!」
「そうじゃな。こんな事態になったんじゃ、反省するじゃろ」
「アデルも充分反省してるみたいでしたし、もう間違えませんよ」
 はっきりと言い切る3人を少し、眩しそうに眼を細める。
「そう、ですか。そうですね……ふふ」
 マーディが小さく笑い、『さてと』と、小さく息を吐いた。
「失礼、意地悪がすぎましたね。貴方がたが偶然にも、助けてくださるならば仕方がないですわ」
 先ほどまでの張り詰めたような雰囲気をほどき、マーディは引き出しからカギを取り出す。
「これから、少し用がありますので。カギを預かっていただけますね? 返す時は……適当な教諭に預けてもらって、戸締りを。後片付けは最後まで。あと……危ない薬物もいくつかありますので、不用意に触らないこと。いいですね?」
 一気に言い切ると、マーディはビャッカへ『薬剤室のカギ』を手渡す。
「はい、わかりました!」
 ビャッカが返事をすると、マーディは表情を緩め、ゆっくりと職員室を後にする。
「……マーディ先生、もしかして私達を試していたのかな?」
 ポツリ。ビャッカが呟いたと同時に、職員室のドアが閉められた。

 職員室から出て直ぐに、一行は薬剤室にて準備を始めた。
「調合のことは分からないけど、このくらい出しておけば困らないかな? あとは……お薬を飲むならお水があった方がいいよね!」
 秤、乳棒と鉢、それから匙……と、慣れないながらもてきぱきとビャッカは道具を机に並べていく。
「ふんふん……特徴から見るに、これがビッグじゃな!」
 サクラは薬棚を観察していた。予め、アデルより聞いていた特徴からビッグを見つけ出す。
 ニヤリ。思わず頬が緩む。後々のいたずら……いや、悩みを持つ少年少女のためにと手を伸ばす……が。
「駄目だよ! 危ない薬もあるから触らないようにって、マーディ先生が言ってたよね?」
 ビャッカが少し、怒ったように頬を膨らます。銀色の尾は少し興奮したように、ブンブンと縦に揺ゆれていた。
「いやぁ、わるいのぉ。実はわっち、薬学に興味をもっておるのじゃ。ちと、見ていると楽しくなってきたのじゃよ」
 その言葉が真実かさておき、『そっかぁ……でも、盗むのは良くないからね?』 と、諭すようにサクラへ声をかけた。
 そんなサクラの様子を見ていた貴人は、ちょいちょいと手を動かし、サクラを呼び寄せる。
「オレが引き留めておくから、サクラは続けて欲しい。ただ、上手くいったら少し分けてくれないか?」
「ほほぉ、貴人も興味があるんじゃな? まぁ、わっちに任せるのじゃ」
 小声で数言交わすと、2人は何事もなかったかのように分かれる。
「リョウランくん、準備するものは他にないかな?」
「多分、これで足りるかな? あとはシィーラ達に聞いてみよう」
「そうか……ところでこれは?」
 貴人は、先ほどまでビャッカがくみ取っていた水を指さす。
「お薬って苦いでしょ? お水があれば、アデルが一気に飲めるかなって」
 ビャッカは水筒に視線を落とす。瞬間、貴人はサクラへアイコンタクトを取る。
 貴人の誘導は、ビャッカが良くも悪くも真面目だったことも手伝い上手くいったようだ。
 2人の話が終わる頃には、薬は殆ど、サクラの水筒の中であった。

 暫くすると、『バン!』という音とともに薬剤室の扉が開かれた。
 そこにいたのは『材料を取る班』のフィリン、プラム、ケイ、シィーラ、桜花の5人であった。それぞれ袋や手に材料を大量に持っている。
「随分沢山だな……そんなに必要なのか? まさか全部使うのか?」
 貴人は恐る恐る……というように問いかけた。
「まさか、失敗した時の予備……なんだよね?」
「えぇ! 私、か弱いローレライだもの。力加減の自信がなくって、それで足りなくなったらこまるでしょう?」
 ケイが恐る恐る、確認を取るとにっこりと笑い、シィーラが答えた。
「力仕事なら任せて! 出来ることなら手伝うよ!」
 ビャッカは、『助けが必要なら任せて! 何をすればいいかな?』と、少しわくわくした様子を見せる。
「……さて、調合を始める前に少し、皆に相談しないといけないことがあるの」
 改まって、桜花が全員に声をかけた。先ほどまでの楽し気な雰囲気とは打って変わり、悲しそうな、不安そうな顔つきに全員が静まり返る。
「言い出し辛かったのだけれど、今から作るお薬って、その……かなり味と匂いがすごくて、このままだと飲んでくれるかなって」
 今、思い出したわけじゃないのよ? と、申し訳なさそうに桜花は付け足した。
「匂いなら、鼻を摘まめば何とかなりそうだけれど。1番の問題は味……? 他の何かに混ぜれば、どうにかならないかしら?」
 予想外の問題。とりあえず……と、シィーラが提案を出す。
「なら俺が口移ししてあげようか? フフ。濃厚なキスで甘い思い出の味にしてあげるっていうのはどう?」
 クククと笑うプラム。欲望は混じるものの、『別の何かで上書きをする』というアイディアを出す。
 聞いて、思いついたように『じゃあ、こういうのはどうかしら?』と、フィリンが声を上げた。
「味覚を感じなくすればいいかも。実は……こういうのを持っているんだけど」
 そう言って、カバンから瓶をひとつ取り出した。
 真っ赤な、ドロリとした液体が入ったそれは瓶のガラス越しでも、『辛い』という言葉がとても似あう。
「『激辛ハバネロソース』っていう調味料? なんだけど。買ったけどちょっと使うのが怖くて。でも、味覚が麻痺すれば、どんなに苦くてもきっと大丈夫のはずよ」

 調合を行っている間にフィリン、ケイの2人はアデルの説得に向かうことになった。
 教室のドアを開けると、待ちわびたようにアデルが身をよじる。
「待って……ッたよ! 解毒薬を持ってきてくれたの?」
 途中、壁に体をぶつけてしまったものの、痛みをこらえながらも問いかける。
「薬は今、皆が作ってるんだけど……薬を飲む前にお願いがあるんだ」
「お願い……?」
 ケイがフィリンへ促す。こくり。フィリンは小さくうなずき、カバンから『激辛ハバネロソース』を取り出した。
 その真っ赤な色に思わず『ヒィ』と声を上げるアデル。フィリンは続ける。
「アデルには、先にこれをなめて欲しいの。解毒薬はとても苦くて、あなたにつらい思いをさせてしまうから」
 これを飲まなくてはいけないほどの味。思わず、固唾をのむ。
 話が誇張ではない。そう言っているかのように異臭が部屋中を包んでいた。
 苦いような、酸っぱいような。ゴムの焼けた匂いに鉄を混ぜたような、少なくとも食べものの匂いとは思えないだろう。
「まさか、これ……とかじゃないよね?」
「そのまま飲んでもいいけれど、でも、決めるのはあなただから」
 フィリンは瓶を差し出す。キャップは既に開いており、少しでも傾ければ簡単にこぼれてしまうだろう。顔に近づけ、匂いを嗅ぐ。先ほどとはまた違う、匂いの暴力についもう片方の手で鼻と口を押さえてしまう。
「これも自業自得だ、成仏してくれ……」
 ケイは顔を背け、小さく呟いた。
「無理! 無理だよこんな……こんなの!」
 弱音が、口から出る。
 このままだと、いつまでたってもアデルは飲まない。体は大きくても心は小さいまま……いや。
 『プチリ』。
 何かが、切れた音が教室内に響いた。ような気がした。
「おい、アンタ、やれるつったよな? 今更何弱音吐いてんだ? 男気見せろ、口だけか? オイ」
 我慢ができなくなった。否、コイツは、やさしく言っても何一つ変わらない。ならば。
 フィリンは確かに、アデルを救いたい。だからこそ、だ。勇者らしい手段ではきっと彼は救えない。ならば勇者らしい手段以外で救えばいい。
「ケツの穴がちいせぇぞ! (ピー)みてぇな口開けろ! ぶち込んでやろうか!」
「ご、ごめん! ごめんなさい! 飲む! 飲めばいいんだろう!?」
 アデルは動き出した。ぎゅっと、出来るだけ何も感じないように、一気に辛い液体を舌の上に注ぎ込む。
 彼が感じたのは辛味ではなく、痛みだった。激痛、声にならない悲鳴。
 アデルがあまりの刺激にのたうち回ると、次第にそれは校舎を揺らすほどの、地震になっていった。
「お待たせ! お薬出来たわよ! ソースは飲ませられたみたいね……かわいそうだけど……ううん、小さくなってもらわなきゃ」
 地震もあり、廊下を歩くのは難しいと判断したのだろう。桜花は箒にまたがり、解毒薬を運んできた。
 解毒薬は、魔法薬作りを得意としているメンバーを中心に作られており、申し分ない出来栄えとなっていた。
「桜花先輩! お願い! 俺達じゃ届かない!」
「でも、これじゃぁ狙いが……あら?」
 地震の音に紛れて、微かに流れる音楽。次第に大きく、ゆっくりと響く。
 曲が進むにつれ、次第に少しずつ、アデルの様子も落ち着いていく。
「ごめんね、アデル君。お姉さんが直ぐに治してあげるから♪」
 箒から解毒薬をポトリと口の中へと落とす。
 瞬間、アデルの体が光に包まれ、徐々に小さくなっていき……最後には、80センチの、小さなフェアリータイプのエリアルの姿がそこにあった。
「……! もどれは! もどれはよ!」
 痺れから、アデルは舌をうまく動かすことはできないものの、喜びから泣き出す。
「よかったわねぇ♪ よしよし、頑張ったわね」
 そんなアデルの頭をよしよしと、桜花はやさしく撫でていた。

 教室の外。貴人は、振動が止んだ様子を見て、やれやれと清廉のオルゴールを閉じた。
「止んだみたいだね。じゃあそろそろ」
「さっきの揺れはすごかったのう。さて」
 プラム、サクラ、そして貴人の3人は人知れず、取引を行っていた。物品は水筒や小さな試験管に入っている解毒薬やビッグ。
「色々(悪用)出来そうな薬、使わないわけにはいかないよね?」
「アーヴィング君は……飼い犬にでも使ってみるのかい?」
「なんじゃ? お主らも一時の夢をみたいのか?」
 さて、この薬。果たして夢と希望だけが満ちているか、否か。

 後日、巨大化した生徒が教室に、寮に、校庭にと大量に現れることになる。
 そこには3人、異臭を放つ解毒薬を配りまわる生徒たちがいるかもしれない。
「勿論、使った道具や薬は治すこと。薬を使った後の後片付けも、例外ではありませんよ?」



課題評価
課題経験:16
課題報酬:450
大きな大きな…
執筆:根来言 GM


《大きな大きな…》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 1) 2019-06-04 00:51:00
大きなナニかと聞いて駆け付けたはいいけど、そういうこと。フフ。

《新入生》 ケイ・アカツキ (No 2) 2019-06-04 12:08:27
そういうことってどういう事なんだろうねプラム先輩。

…ふむ、小柄故のコンプレックスとな…共感出来てしまうのがちょっと悲しい。
とりあえず俺に出来そうな事は説得くらいかな…。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 3) 2019-06-04 15:40:00
あぁ、ところで俺は調合派かな。
俺も先生に目をつけられたくないし...それに薬の調合なんて楽しそう。
将来はいろんな薬作れるようになりたいし、実験...いや実習に丁度いいしね〜。

《ゆうがく2年生》 シィーラ・ネルエス (No 4) 2019-06-04 21:15:16
(遠くから大笑いしてる声が響き、終わった頃合いにやって来る)
はー…ふ、ふふ、大笑いしちゃったわ…どこの不思議の国かしらねぇ全く
っとと、はじめまして…私はシィーラ・ネルエスよ。見知った人もそうでない人もよろしくね?

私はどちらかというと調合ね、一応魔法薬学も植物学も取ってるから多少はどうにかできると思うわ
でも盗むのは手っ取り早いっていうのも事実だし…そこはみんなに合わせるわ

>お薬の飲ませ方
匂いも強烈で味も大分よろしくないと
無理やり飲ませるのは、むせたり戻しちゃうかもしれないし、何かに混ぜるのがいいと思うわ
あぁでも、匂いは鼻をつまんでもらうとかできるけど味ね…ジュースに混ぜるっていうのも考えたんだけど、相殺できそうなものがちょっとまだ思いつかないわ

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 5) 2019-06-04 21:33:11
勇者・英雄コースのフィリンよ。
先生の言い分もわかるけど……助けを求めている人がいるなら、助けにいくのが勇者ってものよね。

>取ってくるか作るか
どちらも専門知識がいるのは変わらないのよね……
ただ取ってくる方はウィリアム教諭が知っているから、彼女を言いくるm…説得して聞き出せば、私やケイでも手が出せるかも?
ただプラムとシィーラに十分技量があるし、私たちはアデルの説得に回った方が良い役割分担になるかなとも思うわ。

>どう飲ませるか
飲食物に混ぜると、成分の変化も怖いわね……風邪薬はお茶で飲んじゃいけないとか、言われた事もあるし。

うーん…大きくなっているって事は食道も広がってるのよね。
カプセル的なものにつめて、欠伸か何かで大きく口を開けたところにほおり込めば、味わう暇もなくお腹まで入ってくれないかしら…?

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 6) 2019-06-04 21:38:52
ごめん、発言してから思いついたのだけど、薬を作る時に、一緒に麻痺剤…麻酔みたいなものって作れないかしら?
完全に味覚嗅覚をマヒさせられれば、まずいものでも気づかずの見込めるかも。

あと、こういうのも見つけたけど…『成分を破壊する』がネックかもしれないわね…

●激辛ハバネロソース
1滴入れるだけで味や成分を破壊する程の超激辛ソース。どんな料理下手の料理でも、ソースのせいにしてごまかせる

《新入生》 櫻井・桜花 (No 7) 2019-06-04 22:35:35
賢者・導師コース所属、ローレライの桜花お姉さんよ♪
皆、宜しくね♪

小さい子が大きくなりたくて頑張ってしまった結果がこれというのはちょっと可哀想ね。

そのままが一番だと思うし寧ろ小さいままで居て欲しいというか(ごほごほ
いえ、大きいままは可哀想よね!
お姉さんも力になってあげたいわ♪

>取ってくるか作るか
んー、お姉さんの将来の目的としては調合を推したいところだけど。
そうねー…お姉さんの元気がまだあったらお勉強できるかしら?
そうしたらお手伝いできそうよね。

>飲ませ方
薬の効能を考えるなら、まぁ、アルコールは年齢的にもアウトだから省くとして。
カテキンやカフェインが入る飲み物は基本良くないわよね。

あとはフルーツも物によってはダメなはずね。
あとはミルクや乳酸菌系もダメなはず。

辛い物は…聞いた事が無いから大丈夫なような?

あとは…良くある飲ませ方だと、ゼリーに混ぜて飲ませるのは聞いた事があるけれど。

あ、でもお仕置きの必要性を考えるならやっぱり辛い物がいいかしらね♪

《メメルの婚約者☆》 仁和・貴人 (No 8) 2019-06-05 01:26:53
仁和だ、ヨロシク。

コンプレックスとか持ってる一部の方には人気の薬じゃないのか・・・?
ナニとは言わないが、豊胸とか。
効果を抑えて時間を長くすれば・・・
いや、同じ事考える奴は多いよな。

それは兎も角として・・・
薬飲ませる前に薬を飲ませるのには反対だ。
腹ん中で混じって変な効果になるかもしれないからな。
なんで、そのまま飲ませるか、辛いものに一票・・・だな

あ、取ってくるのは(自身の身に対する)リスクが大きい
調合でいいと思う。

《大空の君臨者》 ビャッカ・リョウラン (No 9) 2019-06-05 02:14:54
ビャッカ・リョウランだよ。よろしくね。
アデルの気持ちは凄く分かるけど、薬を勝手に持ち出しちゃダメだよ…

今日のところは挨拶まで…細かい話は明日また考えるよ。

《ゆうがく2年生》 シィーラ・ネルエス (No 10) 2019-06-05 18:48:20
フィリンさんの案を聞いて思ったんだけど、いっそ激辛ソースを舐めさせてから飲ませるっていうのはアリかしら?
これなら薬に混ぜるわけじゃないから、成分が大きく変化することもなさそうだし
一時的に味覚を麻痺させるだけならソースも少量で済みそう
…問題は、大人しく舐めてくれるかどうかだけど

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 11) 2019-06-05 19:55:36
俺魔法学しか良くわからないからあんまり役に立てないかもなぁ〜。
先生との対話やアデルの説得には自信あるけどね。

ま、持ってる人いるなら辛いの行っとこう。
反応が見たい。

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 12) 2019-06-05 21:52:43
>プラム
大丈夫。私ふくめて半分くらいの人は、魔法学をそもそも未受講(技能なし)だから…威張って言える事じゃないけど。


>ハバネロ大作戦
混ぜるのはまずいわよね、やっぱり。
シィーラの先に舐めさせる案が現実的かしら?
ただ、どう舐めさせるかもそうだけど、巨体で暴れ出されたりしても問題よね…

《大空の君臨者》 ビャッカ・リョウラン (No 13) 2019-06-05 22:11:24
>取ってくるか作るか
みんな調合する方針だね。
う~ん、私も薬草を見分けるのは苦手で採取はあんまり役に立てない感じだから、その間に機材を探そうと思ってるよ。

>飲ませ方
薬自体はそのまま飲ませる方針かな?
とりあえず、流し込むためのお水を用意しておこうっと…

《妖麗幽舞》 サクラ・ブラディー (No 14) 2019-06-05 22:21:33
黒幕・暗躍コースのサクラ・ブラディーじゃ。

わっちの考えとしてはの。
薬用意して渡すだけでいいとおもんじゃよなぁ・・・
助ける手段は用意したってことで。
飲む飲まないは依頼者の自由。
マーディ女師の言う通りなら飲まないでもほっときゃ戻るようじゃしの。
味とかアレなのはまぁ、罰の一つってことでいいんじゃないのかのぅ。

それで、戻せなくて依頼失敗とか言うなら・・・プラム殿を・・・フフ、何でもないのじゃよ。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 15) 2019-06-05 22:31:07
えぇ~俺の所為なの~ぉ?(クソ面倒くさそうな顔)

ま、調合の正誤はビッグドラッグキめてない奴が[飲んで何も起こらない]薬が正解の可能性高いと思うけどね。
副作用の可能性とかは知らない。

アレなら通りすがりの生徒に試飲させても良いし。俺が。口移しで。

《新入生》 ケイ・アカツキ (No 16) 2019-06-06 00:35:16
本人に元に戻る意志があるなら多少の味のアレコレも我慢はしてくれるだろうさ。
少し可愛そうかなって思ったから、ちゃんと飲む様に説得くらいはするつもりかな。
まあ、今回のは別に説得とか激辛ソースで薬を飲ませる事が出来なくても、どうにかなる話ではないよね。

わざわざ口移しするくらいなら自分で飲んで試した方が早くない?
あ、俺は遠慮しておくが。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 17) 2019-06-06 01:25:41
それも楽しいけど、やっぱり観客側の方がこういうの楽しいでしょ?
あといくつか生えてるなら、複数作る可能性あるし。

《新入生》 櫻井・桜花 (No 18) 2019-06-06 17:30:07
ええとね、お姉さん元気が有り余っていたから魔法薬学お勉強してきたんだけど。
あとついでに楽しそうだったから箒騎乗も取ったから…。

アデル君のお口に流し込むくらいは多分できるかも?
よく考えてみると、身動き取れないんだものね。

激辛ソースを飲ませて、薬の流れで。

人間の味覚で、実は辛味って存在しないものね。
あの辛味は、痛覚の刺激だもの。
麻痺させるって考えるなら丁度良いはずだわ♪

吐き出さなくなるまで激辛ソースを流し込みましょ♪

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 19) 2019-06-06 22:29:55
薬学有難い~
櫻井さんに調合については指示を仰ごうかな。

《妖麗幽舞》 サクラ・ブラディー (No 20) 2019-06-07 17:57:33
ふむ、皆調合するのじゃな。
ではわっちは黒幕・暗躍コースらしく薬剤室に忍び込んでみようと思うのじゃよ。

・・・ビックもほんの少しだけ欲しいしの。

《ゆうがく2年生》 シィーラ・ネルエス (No 21) 2019-06-07 19:18:22
あらあら、そうこう言ってる内に出発が近いわね
櫻井さんはありがとうね、やっぱり人数多い方が楽し……作り甲斐があるもの♪

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 22) 2019-06-07 22:36:59
…激辛ハバネロソース、準備完了。
治療薬の事は頼んだわ。説得は任せて…スタンテッド家の名にかけて(怖い目

《大空の君臨者》 ビャッカ・リョウラン (No 23) 2019-06-07 23:10:51
とりあえず私もプラン出したよ。
みんな、頑張ろうね!