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ジャックフロストを助けて


ストーリー Story

「あの……」
 やや肌寒くなってきたものの、本格的な冬の到来にはまだ間があるフトゥールム・スクエアのとある教室。本日の授業をすべて受けおわった生徒たちはそれぞれの形で自由を謳歌すべく、足早に教室を去ろうとしていた。そんな生徒たちにかけられる小さな声があった。
「ちょっと、皆さんにご相談したいことがあるんです……」
 生徒たちが振り向くと、そこには黒髪のヒューマンの少女、【ジェシー・エリス】の姿があった。彼女はなんだかもじもじと言いづらそうにしていたが、意を決したようにひとつうなずくと続けた。
「みなさんでないと相談できないことなんです。少しお時間、よろしいでしょうか……?」

 ジェシーに連れられて空き教室に向かった生徒たちは、教室の隅に置かれた箱を見つけた。両手を広げたくらいの大きさだろうか。さほど大きくはない。
「この子、わたしが見つけたんですけど……」
 そう言って彼女は箱を指さす。生徒たちがよくよく目を凝らすと、箱の中には何かが入っているようだ。
 箱の中にいるのは……なんだろうか? 生き物のようだが、ぐったりとして動く様子がない。
「ああ、大丈夫!? 今お水かけてあげるね!」
 ジェシーは大慌てでコップに汲んできた水をかける。箱の中の生物は少しだけ元気を取り戻したようで、羽をパタパタと動かして喜んでいるようだ。
 それは結局何なの? と生徒の一人が問いかける。
「えっと、たぶんなんですけど……ジャックフロストなんじゃないかな、って思うんです」
 ……ジャックフロスト!?

 彼女の説明によると、このジャックフロストを拾ったのは学園の敷地内だった。地面にぐったりと倒れていたので、かわいそうに思って拾ってきたらしい。
「かわいそうだから、この子が住んでいた場所に戻してあげたいんです。でもわたし一人の力じゃ、どうにもできなくて……」
 だから生徒たちに助けを求めたのだ、と言う。
 だが、ジャックフロストは基本的に攻撃はしないとはいえ立派な魔物だ。
 元の住処に返しても、いついたずらで人に害を与えるかもわからない。ゆえにここで討伐してしまうほうがいいかもしれない。
 さて、君たちはどうするべきだと思うだろうか?


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 5日 出発日 2019-11-28

難易度 普通 報酬 通常 完成予定 2019-12-08

登場人物 8/8 Characters
《勇者のライセンサー》フィリン・スタンテッド
 ヒューマン Lv33 / 勇者・英雄 Rank 1
「フィリン・スタンテッド、よ……よろしく」 「こういう時、どうすれば……どうすれば、勇者らしい?」 (※追い詰められた時、焦った時) 「黙って言うこと聞け! 殴られたいの!?」 「ぶっ殺してやる! この(お見せできない下劣下品な罵詈雑言)が!!」   ###    代々勇者を輩出してきた貴族スタンテッド家(辺境伯)の令嬢。  一族の歴史と誇りを胸に、自らもまた英雄を目指してフトゥールム・スクエアへと入学する。  愛と平和のために戦う事を支えとする正義感に溢れた性格で、『勇者らしく人々のために行動する』ことを大事にする。  一方で追い詰められると衝動的に罵声や暴力に訴えてしまう未熟な面もあり、自己嫌悪に捕らわれる事も多い。 『彷徨う黄昏に宵夢を』事件で対峙したルガルとの対話から思うところあったのか、頑なな勇者への拘りは少し角がとれたようだ。 ※2022年8月追記 全校集会『魔王の復活』後、昨年クリスマスに結ばれたルガルとの子供を身籠っていた事が判明 (参考シナリオ) 恋はみずいろ L’amour est bleu https://frontierf.com/5th/episode/episode_top.cgi?act=details&epi_seq=649 ◆口調補足 三人称:〇〇さん(敬語では〇〇様) 口調:~かな、~ね? その他:キレた時は『私、アンタ、(名前で呼び捨て)、(言い捨て)』 ◆Twitter Sirius_B_souku
《自称「モブ」》チョウザ・コナミ
 ヒューマン Lv34 / 村人・従者 Rank 1
「よーこそお出ましゆーしゃ様。 ザコちゃんの名前?…あー、チョウザ・コナミ。 お気軽気楽に『ザコちゃん』って呼んでくれていーよぉ? 面倒だったらこの記憶はまとめてポイして経験値にしたって、 全然丸っと了承了解?」 「ゆーしゃ様の近くでただ在るだけがザコちゃん。 モブへの用件ならいつでも呼びつけ招いちゃってよ。 何かの名前を呼び続け連呼とか?森の浮浪者とか? はたまた魔物に狙われ襲われな第14人目位の村人とかぁ?」 ■■ 名前:蝶座 小波(自称 身長:176cm 実年齢:20歳(自称 瞳の色:エメラルドグリーン 髪色:カラフルなメッシュ入りのマゼンタ 肌色:魚の文様が頬にある日本人肌 髪の長さ:編まれ端を結んだロング その他外見特徴:古びた布の服に大量の装飾品。 常に腰か手元に携帯する水煙草の瓶は『預かり物』だとか。 頭や腕に謎の斑模様で派手なスカーフを巻く。 一人称:ザコちゃん・(ごく稀に)あーし 二人称:『ゆーしゃ様』等の平仮名表記の立場+様 特徴+様、(稀に)名前+様 他 呼称:「ザコちゃん」呼びを望む。 「モブ」も反応するが、それ以外だと気づかない事が多い。 口調:投げやりで適当な話し方。敬語は一切使わない。 似た言葉や語感を繰り返し、まるで言葉遊びのように話す。 口先は冗談とでまかせ、ノリとハッタリで構成される。 貴族や東の国関係に妙な嫌悪を持つ。 魔法を扱う気は微塵も無いとか。 他者からの詮索、視線、物理接触、色恋話を避ける節がある。
《ゆうがく2年生》リベール・ド・ヴァンセ
 ヒューマン Lv11 / 勇者・英雄 Rank 1
リベール・ド・ヴァンセ。 聞き取り辛いなら名札か手帳を読みなさい。 ……わざわざ言うべきことはないの。
《メメルの婚約者☆》仁和・貴人
 ヒューマン Lv33 / 魔王・覇王 Rank 1
「面倒にならないくらいにヨロシクたのむ」                                                                                                                                                 名前の読みは ニワ・タカト 身長:160㎝(本当は158cm位) 体重:45kg前後 好きなもの:自分の言う事を聞いてくれるもの、自分の所有物、メメたん 苦手もの:必要以上にうるさい奴 嫌いなもの:必要以上の労働、必要以上の説教 趣味:料理・・・だが後かたづけは嫌い    魔王っぽく振る舞っている    此方の世界の常識に疎い所がある キャラとしてはすぐぶれる 物理と科学の世界からやってきた異邦人だが、かの世界でも世界間を移動する技術はなくなぜここに来れたのかは不明。 この世界で生きていこうと覚悟を決めた。 普通を装っているが実際はゲスで腹黒で悪い意味でテキトー。 だが、大きな悪事には手を染める気はない。 保護されてる身分なので。 楽に生きていくために配下を持つため魔王・覇王科を専攻することにした。 物欲の塊でもある。なお、彼の思想的には配下も所有物である。 服装は魔王っぽいといえば黒。との事で主に黒いもので固めていて仮面は自分が童顔なのを気にして魔王ぽくないとの事でつけている。 なお、プライベート時は付けない時もある 色々と決め台詞があるらしい 「さぁ、おやすみなさいの時間だ」 「お前が・・・欲しい」 アドリブについて A  大・大・大歓迎でございます 背後的に誤字脱字多めなので気にしないでください 友人設定もどうぞお気軽に
《大空の君臨者》ビャッカ・リョウラン
 ドラゴニア Lv22 / 勇者・英雄 Rank 1
とある田舎地方を治め守護するリョウラン家の令嬢。 養子で血の繋がりはないが親子同然に育てられ、 兄弟姉妹との関係も良好でとても仲が良い。 武術に造詣の深い家系で皆何かしらの武術を学んでおり、 自身も幼い頃から剣の修練を続けてきた。 性格は、明るく真面目で頑張り屋。実直で曲がった事が嫌い。 幼児体系で舌足らず、優柔不断で迷うことも多く、 容姿と相まって子供っぽく見られがちだが、 こうと決めたら逃げず折れず貫き通す信念を持っている。 座右の銘は「日々精進」「逃げず折れず諦めず」 食欲は旺盛。食べた分は動き、そして動いた分を食べる。 好き嫌いは特にないが、さすがにゲテモノは苦手。 お酒はそれなりに飲めて、あまり酔っ払わない。 料理の腕前はごく普通に自炊が出来る程度。 趣味は武術関連全般。 鍛錬したり、武術で語り合ったり、観戦したり、腕試ししたり。 剣が一番好みだが他の分野も興味がある。 コンプレックスは身長の低さ。 年の離れた義妹にまで追い抜かれたのはショックだったらしい。 マスコット扱いしないで欲しい。
《勇往邁進》リズリット・ソーラ
 カルマ Lv17 / 魔王・覇王 Rank 1
ぼんやりとした表情の記憶喪失のカルマ 男の子なのか女の子なのか自分でもわかってない 口調がとても特徴的 外見 ・黒色の髪に金の釣り目 ・短髪だが、横髪だけ長くそこだけウェーブ ・基本的に無表情 ・魔法陣は右手の甲と左足の太ももの内側 性格 ・基本的にぼんやりとしている ・自分が色々と物を知らないことは何となくわかっているので、色々と勉強したい。最近はとある演劇の課題を通じて物語作りに少し興味を持ち出している ・独特な口調の持ち主(所謂関西弁) ・時折「雑音がする」と元気がない時がある 好きなもの ともだち、きれいな音 嫌いなモノ 人形扱い、雑音、■■■■ 一人称「うち」時々、戦闘中気分が昂ると「ウチ」 二人称「きみ」 名前の呼び捨て
《ゆうがく2年生》マル=ファス・ヴェルガウス
 ドラゴニア Lv10 / 村人・従者 Rank 1
「皆さんおはようございます。マル=ファス・ヴェルガウス、ドラゴニアです。これまで長く生きてきましたが、お恥ずかしながらお友達は出来たことがありませんでしてこの学園にはお友達作りもそうですがここでしかできない出来事を体験しに来ました。皆さんともぜひお友達になりたいと思っています。よろしくお願いしますね。」
《ゆうがく2年生》ヒューズ・トゥエルプ
 ヒューマン Lv21 / 黒幕・暗躍 Rank 1
(未設定)

解説 Explan

●成功条件
弱っているジャックフロストをすみやかに住処に戻してあげること。
もしくはジェシーを説得し、ジャックフロストを討伐することが成功条件となります。
ジェシーが納得すればだいたい成功となります。
(一例として、問答無用で討伐するのは失敗となるでしょう)

●ジャックフロストについて
妖精族の特性を真似て作られた魔物です。
本来は季節限定の魔物で、冬が近くなると霜を運んで人々に冬の到来を知らせます。
このジャックフロストはおっちょこちょいのようです。

●ジャックフロストの住処について
このジャックフロストは森林の奥に住んでいたようです。
道が入り組んでおり、迷いやすいので事前に調査をしておくと安心でしょう。
森の奥には猿のような姿をしたジャバウォックが出現します。

●ジャバウォックについて
主に鋭い爪を活かしたひっかき攻撃を行ってきます。
格も低く、数も多くないため戦闘面で苦戦することはないでしょう。

●ジェシーの性格について
引っ込み思案で心優しい少女です。
説得する場合は、勇者として魔物を見逃すわけにはいかないこと、放っておくと人に危害を加えるかもしれないことを丁寧に説明すると納得してくれるでしょう。

●その他
できれば全員で討伐か住処に戻すか、方針を統一してください。
もし統一されていない場合は多数決で方針を決定します。


作者コメント Comment
皆さまはじめまして、もしくはお久しぶりです。はまなたくみです。
今回は皆様が勇者としてどう行動するか……と思いながらエピソードを用意させていただきました。
皆様の選択によって結末が変化しますので、どうぞふるってご参加ください。


個人成績表 Report
フィリン・スタンテッド 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
●方針
ジャックフロストを戻すのに協力、ジャバウォック退治を

●事前準備
森周辺の近況について『事前調査』
ジャックフロストが出てきたのに何か理由はないかと『推測』
ただ迷い出てきただけならいいが、他の魔物に追いやられて……などなら対応も必要なので

●行動
ジェシーを守る位置について『危険察知』しつつ周辺警戒。
奇襲に備えジェシーとジャックフロストを庇えるように。
戦闘の際は盾役担当。盾で受け『通常反撃』のカウンタースタイル

ジャックフロストを返した後は帰還…としつつ、そっと『隠れ身』で追えるところまで様子を『追跡』
人目ないところを襲われた時の救援、また逆に狂暴さを出して人間を襲いそうな時に始末をつけるために

チョウザ・コナミ 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
傷まみれの妖精魔物のお見送りねぇ。あっちの自由意志尊重してんの?っても、意思疎通的なの解明してないから無理か。
人に深入り干渉すんのも嫌なのに、人でも無いのには尚のこと。
ただその妖精の住処近くにジャバいるらしーじゃん。そっちは欲しいから途中から着いてきはする。お肉貰うし分解もしよ。
その結果とかはどーでもいい。趣味との兼ね合い的なあれ。

とりま道中は【魔物学】で【推測】して、住処になりそーな場所に向かっとく。近辺の地図とか図書館で借りれないもんかな。ないからいーけど。
あとはジャバからの不意打ち奇襲はないように【気配察知】と【危険察知】はするし、【聞き耳】は立てとく。ま、ゆーしゃ様が護衛してっけどさ。

リベール・ド・ヴァンセ 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:195 = 65全体 + 130個別
獲得報酬:6000 = 2000全体 + 4000個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
始終討伐を主張する。最後には折れるが、送還には参加しない。

人間の悪戯っ子とか犯罪者なら、まだ話しようもあるけど。こいつは獣でしょう?話にならないじゃない。
違う世界に生きてる全く別の生き物に、何でこんな話になってるのよ。こいつらに人間社会のしきたりは通じないわよ。限られた事例からの希望的観測で脅威を残そうっていうの?こいつらが義理や恩を理解する?飼いならされたわけでもないのに。
構ってちゃんは十中八九、何も理解せずにやらかすわよ。そんな奴はもう十分この世に溢れてる。わざわざ増やすこともないでしょうに。

あんたたちの熱いスピーチに免じて、私は下がることにするわ。送り返すのには付き合わない。

仁和・貴人 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
まずはエリスくんに基本的に助けるがこちら側に危害があった場合退治することも止む無しなのを解って欲しいと言っておく

その上で道中やジャバウォックが出たときにジャックフロストの面倒を見ておこうと思う

箱があるのでいらないかもとは思ったが一応、桶丸を用意した
箱でも桶丸でもジャックフロストを持ち運ぶのに楽な方を使えばいいだろう

あやし方だが取り敢えず霜の妖精の名に恥じない感じで冷たいものが好きそうなのでカチコチアイスを与えておこうと思う
後、プチミドで水を与える

一応、冷たくなったらエンジュワカイロで暖を取るつもりだ
ジャックフロストが嫌がるようなら相手をしてない者で使いまわしていこう

ビャッカ・リョウラン 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:195 = 65全体 + 130個別
獲得報酬:6000 = 2000全体 + 4000個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
【目的】
ジャックフロストを住処に送り届けよう

【行動】
森林の奥に向かう。
道は事前に調べておいて、地図を準備しておきたいところだよ。

道中はジェシーとジャックフロストの護衛を主にするよ。
視覚強化と動作察知で周囲を警戒。
この森にはジャバウォックが出るらしいから、気を付けないとね。


ジャバウォックが現れたら、剣を構えて前衛に出る。
道を開けて!私はこの子を家に帰すって決めたんだ!

襲ってきたら、部分硬質化と流水の構えを駆使した防御してダメージを軽減。
灼けつく息吹で牽制。
そして隙が出来たらところに、全力全開の勇者之斬だ!
人を襲い害をなすというのなら…私は戦う!でりゃぁぁぁーーーっ!!7

リズリット・ソーラ 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
……ううん(頭悩ませ)

個人方針
基本「元居た場所に返したい」
ただし道中で仲間を含めた人を傷つけるような行為が見られた場合は討伐
それも含めてジェシーには最初に話を通しておく

基本は見守る方針
可哀相と思ったのは分かるけど「魔物」を拾うって、勇気いると思う
先生にバレたら何言われるかも分からん、先生じゃなくても他の生徒に見つかったら

戦闘
基本、仕掛けてこない限り様子見
敵対行動が見られた場合は前衛として前へ
鎌で攻撃し【切り落とし】で討伐を

ジャックフロスト
実物ちゃんと見たことそういえばない
なので結構まじまじと見てる

マル=ファス・ヴェルガウス 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
全力を持って課題解決に尽力する。
ジェシー及びジャックフロストとはしっかりとコミュニケーションをとり、あわよくば友達になる。
故郷での住処への護送中戦闘が起こる事があれば友人たちの盾として種族特性、職業技能、一般技能をすべて活用し前衛での盾役をこなす。

ヒューズ・トゥエルプ 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
害なすものを滅ぼすのも…蹂躙された者を救うのも勇者の務め。
正義の理の矛盾。ジャックフロストもジャバウォックも纏めて討伐しちまうのが。一番のリスク回避。
もし、俺がこのジャックフロストと同じ立場だったら…。
流石に同調しすぎか…。
ま。クライアントのオーダーに従うまでさ。ジャバウォックをぶちのめして
ジャックフロストを巣に返す。ジャックフロストの討伐依頼が出るような事がありゃ、足を運んで直々に消し粒にしてやるだけだ。

>猿型のジャバウォック
【ダガーステップ】で機動を【動作察知】反射速度を上げ
猿型ジャバウォックと「跳躍」や2段ジャンプを駆使してミラーマッチ。






リザルト Result


 【ジェシー・エリス】の呼びかけに応じて集まった八人は、まず方針について議論を交わしていた。すなわち、ジャックフロストを討伐か、はたまた助けるのか。
「私は駆除すべきだと思うわ」
 【リベール・ド・ヴァンセ】が口火を切った。
「人間の悪戯っ子とか犯罪者なら、まだ話しようもあるけど」
 言いながらリベールは皮肉げな笑みを浮かべる。自らの過去を振り返っているのかもしれなかった。忘れたい過去の過ち。
「こいつは獣でしょう? 話にならないじゃない」
「私は……うん、助けてあげたいかな」
「私も、助けてあげたいと思うわ」
 【ビャッカ・リョウラン】と【フィリン・スタンテッド】がそれに対して反対の意見を述べる。
「疑わしきは罰せずでいたいのよ……そうやって、私も救われたから」
 フィリンもまた自らの過去を振り返って言う。『フィリン』との過去の記憶。
「疑わしきは罰せずって、人間相当の知的生物相手だから成り立つんでしょうが」
 だが、リベールはにべもなくフィリンの言葉を切り捨てる。
「人に害をなすかもだけど、そうじゃないかもしれない」
 フィリンに代わって、ビャッカが言葉を紡ぐ。
「何より、その子自身は人に害をなした訳じゃない。仲良くなれるかもしれないよ」
「こいつが話の分かる奴? あなたの名前は何ですかー」
 言いながらリベールは指先でジャックフロストの鼻先をつつく。ジャックフロストはこちらの話がわかっているのかいないのか、とぼけた表情を浮かべているだけだ。
「ザコちゃんはねぇ、どっちでもいーかな派」
 【チョウザ・コナミ】は流れに身を任せるつもりのようだ。
「実際、魔物を観光資源的に有用活用してる例もあるし。前にザコちゃんが行った町とか」
「人間同士の都合にすら苦労してるのに、獣の都合まで考える必要あるの? こいつらが合わせてくれるはずもないのに」
「まー確かに。お相手は意思疎通出来ない存在だし? この個体がどーなのか、は別案件だし」
 チョウザは一人うなずきながら先を進める。
「どうするかは任せるけど、もし仕留める時はザコちゃんに味見とか分解はさせて? 氷生み出す器官とかあんのか気になるし」
「ザコちゃん、あなたって本当に自由ね……」
「私も助けることに一票ですかね?」
 【マル=ファス・ヴェルガウス】も助けることに賛成のようだ。
「ジャックフロスト自体はこの季節の風物詩的なものですし……」
「そうね。魔物による凍傷と凍死も冬の風物詩ね」
 リベールが混ぜっかえすが、マル=ファスは気にせず話を進める。
「それに、魔物とはいえ弱っているものをどうこうするというのは好みではありませんねぇ……」
「まさか戦場以外で殺すのが怖いだけだったりしないわよね。屠殺に抵抗があるだけなら私がやるわよ」
 言いながらリベールは革紐のくくられた右手をぎゅっと握った。その剣幕に、ジェシーがジャックフロストとの間に割って入る。が、膝が震えている。
「うちも、できたら元いた場所に戻したいって思うなあ」
 【リズリット・ソーラ】が表情を変えず、話に加わってくる。
(もし、いつか人に害を及ぼすなら……人に危害を加えるなら、危険なら……それならうちかて『討伐』されるべきや)
 この所、雑音が多く元気がないリズリットはジャックフロストに感情移入していた。
(この前もそうやった……)
 ジャバウォックとの決戦で感じた、理解不能な安らぎとすべてを壊さんとする心。
(今は耐えてるけど、いつか『もしも』が起きたら……)
 そう思えば、なんだかジャックフロストが自分自身のように思えてくる。どうしても『すぐに討伐しよう』という気にはなれなかった。
「せめて倒すかは、向かってくるかどうかを見極めてからでどうやろか?」
「生殺与奪の権利を渡された訳ね」
 【ヒューズ・トゥエルプ】が発言する。
「……自分の中の主義が喧嘩しちまってる。ということで、今回は無投票で」
「生殺与奪とかなんだとか、まるで陪審員の議論ね。被告に責任能力はありませんって?」
 リベールは意見を変えない。リベールにはリベールなりの考えがある。
(違う世界に生きてる全く別の生き物に、何でこんな話になってるのよ。こいつらに人間社会のしきたりは通じない)
 リベールも学園に入ってから、様々な魔物の討伐依頼に参加してきた。チェーンスライムにスノーウォック、それにワイルドボア。
(構ってちゃんは十中八九、何も理解せずにやらかすわよ。そんな奴はもう十分この世に溢れてる。わざわざ増やすこともないでしょうに)
 それと同時に、学園に入る前にも、様々な人間と出会ってきた。それらの経験から形作られたのが、彼女の信念だ。
(限られた事例からの希望的観測で脅威を残そうっていうの? こいつらが義理や恩を理解する? 飼いならされたわけでもないのに)
「ジェシー、その子は魔物だよ。いずれ人に害をなすかもしれない。それは助けるときにわかっていたはずだよ。それでも助けたいの?」
 ビャッカがジェシーに問いかける。ジェシーの意思を改めて聞いておくつもりだ。
「わからなくなっちゃったんです……」
 ジェシーは今にも泣きだしそうな顔で、小さくつぶやいた。
「最初は、かわいそうだと思ったから拾ってきたんです……魔物だって、あんまり深く考えずに……」
 ぼそぼそと、しかし話し続けることが自らの責任なのだ、という決意をもってジェシーは言葉を紡ぐ。八人は黙ってそれを聞いていた。
「でも、皆さんの意見を聞いていたら……このままとどめを刺してあげたほうがいいような気もして……どうしたらいいのか……わたし……」


「助けたいのなら……迷っちゃダメだよ! 自分で決めなきゃダメだよ!」
 ビャッカが大きな声を上げて、ジェシーの言葉を遮った。
「私の父様が言ってたんだ。『世の中綺麗事だけでは渡っていけない。しかし、綺麗事も言えない世の中なんぞ糞くらえだ!』ってね。私はその子を信じたい! いや、信じる! ジェシー、キミはどうなんだ!?」
「そんなのただの綺麗事じゃない」
「綺麗事なのは分かってる。でも、私はそれを選ぶよ。そして決めたのなら迷わない。『逃げず折れず諦めず』だよ!」
 リベールの言葉にも構わず、ビャッカは言い切った。そしてジェシーの言葉を待つ。
「……そうですね。確かにこの子は魔物かもしれない、けど……わたしはこの子を助けたいです」
 ジェシーは小さいながらも、しっかりとした声で自分の決意を述べる。
「よし、基本的には助ける方向で行こう。ただ、こちら側に危害を加えてきた場合は退治も止む無しだな」
「せやね、人を傷つけたら討伐せなあかん、それだけは確かや」
 【仁和・貴人】が言い、リズリットが相槌を打つ。
「エリスくんもそれは解って欲しい」
「は、はい……この子が悪いことをしたら、その時は仕方ない、って思います……」
「必要なら、私がやるわ……最後まで」
 フィリンが決意を込めた瞳で断言する。
(もう二度と、あんな事は起こさせない……)
 『フィリン』を失った自らの過ち。それを償うことはもはやできないが、これから起きることなら自らの手で変えられる。
「はあ……わかったわよ」
 リベールがひらひらと両手を振った。
「あなた達の熱いスピーチに免じて、そいつは見逃す事にするわ」
「決まりましたね。住処に戻す、という方向で」
 沈黙を保っていたヒューズが発言した。彼は基本的にクライアントのオーダーに従おうと思っていた。それでも、考えずにはいられない。
(もし、俺がこのジャックフロストと同じ立場だったら……)
 そこまで考えてヒューズは軽く首を振る。頭によぎったのは古い記憶。学園に来る前の、記憶。
(流石にジャックフロストに同情しすぎか……)
 ふう、と一息入れて、思考をリセットする。
(ジャックフロストもジャバウォックも纏めて討伐しちまうのが一番のリスク回避なんだが……まあいい。巣に戻したジャックフロストが悪さをするようなことがあれば、足を運んで直々に消し粒にしてやるだけだ)
「ただ、送り返すのには付き合わないわよ。そいつがあんたらの善意を理解して、野蛮な同胞共を説得して、被害を減らしてくれるといいわね」
 リベールは足早に教室を去っていった。残った者たちは、おのおの森に行くための準備を始めるのだった。


「今のところは静かね……」
 フィリンが周囲を警戒しながらつぶやく。八人はジャックフロストを連れて森の中を進んでいた。
 森の中は木がびっしりと生い茂って昼間だというのに薄暗く、足元も悪いので注意して進まなければならない。
 おまけに道が入り組んでおり、何も事前の知識を持たずに入り込めば迷子になることは避けられそうになかった。
 だが、チョウザとビャッカが事前に図書館で地図を借りてきていたことと、フィリンが事前に森の状況を調べていたこともあり、一行はすんなりと進むことができていた。
「んー、こっちのほーかなー?」
 チョウザは魔物の知識を生かし、ジャックフロストが住んでいそうな場所にあたりをつけてぐいぐいと進んでいく。
「今のところ動くものはないみたい……でも、油断は禁物だよね」
 ビャッカも感覚を研ぎ澄まし、何者かが不意を打ってきても対応できるように態勢を整えながら進んでいく。 
「確かに何もいなさそう……っすね。もう少し奥地に行かないとジャバは出てこないのかもしれないっす」
 ヒューズも周りに警戒の目を配る。この警戒網をくぐってジャバウォックが奇襲をしかけるのはかなり難しい、と言わざるを得なかった。
 一方、ジャバウォックに気を配っているだけではない。
「よしよし、大人しくするんだぞ」
 貴人はジェシーとともにジャックフロストの面倒を見ていた。取っ手があるので持ちやすい、という理由で持参した桶の中にジャックフロストを入れ、そして中にはあの『カチコチアイス』を入れていた。
 武器として使えるほど固く、溶けにくいアイスなのだからジャックフロストには最適だろう。ジャックフロストも喜んでカチコチアイスと戯れている。
「本当にかわいいですねえ」
 マル=ファスもジャックフロストの様子を見て目を細める。ジャックフロストがいたずらをしないか監視するのが第一の目的だが、かわいさについ顔がほころびそうになる。
「そういえば、うちジャックフロストの実物見るん初めてやわ。へぇ……」
 リズリットはまじまじとジャックフロストを観察する。魔物という言葉から連想されるイメージに反して、結構かわいい見た目をしているものだ、と感心した。
「皆さん、ありがとうございます。おかげでこの子も無事におうちに帰れそうです……」
「その言葉はまだ早いよジェシー。無事に返してあげられてから、だよ?」
「あ、そうですね」
 ジェシーはビャッカに言われて小さく笑う。と、くちゅん、と一つ小さいくしゃみが出た。
「少し、寒くなってきたかも……」
 ジャックフロストの桶に入れられたカチコチアイスの冷気にあてられたのかもしれない。そんなジェシーの様子を見て、貴人は懐から何かを取り出す。
「なら、これを使うか?」
 それは貴人が持参したエンジュワカイロだった。
「あ、ありがとうございます」
 ジェシーはぎゅっとカイロを持つ貴人の手を握った。不意を打たれた貴人の顔が赤くなる。
 八人は、森の奥へと踏み入っていく。


 それは突然訪れた。
「今、何か動いた?」
「そうっすね。十時の方向っす」
「あ、ゆーしゃ様方気づいちゃった感じ? ザコちゃんもなーんかいる気配感じた」
 ビャッカとヒューズが口々に報告し、チョウザもそれにうなずく。情報にあったジャバウォックだろうか。にわかに緊張感が走る。
「ジェシーとジャックフロストの面倒はオレに任せてくれ」
「私も盾役としてお守りしますよ!」
 貴人とマル=ファスの二名が護衛につき、残った五名がおのおのの武器を構えて待ち構える。
 ガサガサと下草を踏む音、木を揺らす音が大きくなり、そしてジャバウォックが飛び出してきた。
「スタンテッド家の名にかけて、使命を遂行する!」
 フィリンが叫び、いち早く飛び込んできたジャバウォックの引っ掻き攻撃をクリスタルブレイブで受け流す。右手の純白の光宿る剣で反撃の一撃を叩き込んだ。
「やらせへんで!」
 リズリットが前に出て、手にした鎌で追撃する。狙い過(あやま)たず急所をとらえ、ジャバウォックは悲鳴を上げて息絶えた。
「おお、さすがに素早いっす……ね!」
 木の間を飛び回りながら隙をうかがうジャバウォックに、ヒューズは真っ向勝負を挑んでいた。左右の腕を交互に振って攻撃を挑んでくるジャバウォックを軽やかなステップでかわす。そのまま反撃を左の手に持った剣で入れた。
「キーッ!」
 怒りの声をあげながら、ジャバウォックは体勢を立て直すべく木の上へと跳び上がる。だが、それをやすやすと許すヒューズではなかった。
「これで終わりだ!」
 ジャバウォックを追って跳躍する。普通の人間ならば木の上までは届かない。だが、ヒューズは足の裏に魔力を込め、空中でさらに跳んだ。木の上へと逃れたジャバウォックが驚きに眼を見開くのを見ながら、右手の剣で致命傷を与える。
「皆様に手出しはさせませんよ!」
 マル=ファスは手にした大盾でジャバウォックの攻撃を跳ね返す。反撃に移ることもできるだろうが、ジェシーとジャックフロストを守るためにあえて専守防衛に徹する。
「道を開けて! 私はこの子を家に帰すって決めたんだ!」
 そこへビャッカが飛び込んできた。大きく息を吸い込み、それに魔力を込めて吐き出す。ドラゴニアである彼女ならではの息吹に肌を焼かれたジャバウォックは一瞬ひるんだように動きを止めるが、次の瞬間には怒りのこもった声をあげながらビャッカに攻撃を仕掛けてきた。
 ビャッカは手にした幅広の剣で爪の鋭い一撃を受け流す。ジャバウォックがたたらを踏む。その隙は、あまりにも大きすぎた。
「人を襲い害をなすというのなら……私は戦う! でりゃぁぁぁーーーっ!!」
 体重を乗せた振り下ろしが深々とジャバウォックの体を切り裂き、そして森には静寂が戻った。
「あ、終わった感じ? 結局これ使わなくてよかったのね」
 チョウザが手にした発煙筒を見ながら言う。数が多くて対処しきれない場合は煙幕代わりに使って逃げるつもりだったが、その必要はなかったようだ。
「じゃーザコちゃんはお肉貰うねー」
 マイペースにジャバウォックを解体しようとするチョウザを見ながら、一同は無事に危機を乗り切れたことに安堵するのだった。


「んー、このへんでいいんじゃない?」
 チョウザが言う。森の奥、一段と冷える場所に八人はいた。これだけ寒いということは、近くにジャックフロストの生息域があるのだろう。
「そうですね。この子も桶から出たがってるし、近くに家族がいるのかもしれません」
 ジェシーもうなずき、桶からジャックフロストを出す。
「さようなら。元気でね……!」
 ジャックフロストは彼女の言葉を理解したかのように、ぱちぱちと目をしばたたかせると、走って木々の間へと消えていった。
「大人しいからうちの子になってくれたらうれしかったんだが……」
 貴人がぽつんとつぶやく。
「それにしても……ジェシー、きみ勇気あるなあ」
「え? わたしなんて、臆病で……皆さんに守ってもらえないと、ここまで来ることもできませんし……」
 リズリットの意外な言葉に、ジェシーは面食らう。
「可哀相と思ったのは分かるけど、『魔物』を拾うって、勇気いると思うんや。先生にバレたら何言われるかも分からんし、先生やなくても他の生徒に見つかったら……」
 リズリットは表情こそ変わらないものの、自らの気持ちを込めて言う。
「せやから、ジェシーはほんまに勇気あると思うで。自信持ってええよ」
「あ、ありがとうございます……」
 ジェシーは控えめに、にっこりとほほ笑んだ。 
「おや? フィリンさんの姿が見えませんね」
 その時、フィリンがいないことにマル=ファスが気づいた。

(取り越し苦労だったかな……)
 フィリンはこっそりとジャックフロストの様子をうかがっていた。人の目がないところで襲われたら今までの努力も水の泡だ。それに本性を現して人間を襲わないとも限らない。と考え、身を隠していたのだが……。
(無事に親と合流できたみたいだし、襲われそうな人間もいない。帰ろうか……)
 きびすを返したフィリンの目に、踏みしだかれた草と何かの獣の毛が映った。ジャバウォックとも違う、独特の体毛。
「これは……?」
 フィリンは慎重にそれをつまみ上げると、空いていたポケットにしまい込む。そして仲間を心配させすぎないうちにと、足早に戻っていくのだった。



課題評価
課題経験:65
課題報酬:2000
ジャックフロストを助けて
執筆:はまなたくみ GM


《ジャックフロストを助けて》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《ゆうがく2年生》 リベール・ド・ヴァンセ (No 1) 2019-11-23 03:53:51
まず自分の言い分は表明しておきましょう。
私は駆除すべきだと主張する。人間の悪戯っ子ならともかく、魔物じゃ話にならないじゃない。
あいつらに人間社会のしきたりは通用しないわ。義理も恩も理解せずに、構ってもらうためだけにやらかしてくるでしょう。そんな手合いをわざわざ増やすことないのよ。

《大空の君臨者》 ビャッカ・リョウラン (No 2) 2019-11-23 11:13:47
勇者・英雄専攻、ビャッカ・リョウランだよ。よろしくね。

私は…うん、助けてあげたいかな。

人に害をなすかもしれない。でも、そうじゃないかもしれない。
魔物にも話が通じる種族だっているからね。
凶暴で見境のなく襲ってくる奴ならすぐに倒すべきだけど、ジャックフロストはそうじゃない。

何より、その子自身は人に害をなしていない。
魔物だから、疑いがあるから、それだけでその子に剣は向ける気にはなれないかな。
私は…その子を信じたいよ。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 3) 2019-11-23 14:38:19
ザコちゃんはねぇ、どっちでもいーかな派。

現に実際、魔物を観光資源的に有用活用してる例もあるし。てか奇しくも魔物も一緒おそろいだし。
(『ギンザーン大雪合戦』参照)
ザコちゃんも混ざってあの魔物と雪ぶん投げてたんだけたど。若干寒いくらいで致命的致命傷は無かったしね。

とはいえ、お相手は意思疎通出来ない存在。あの温泉街の雪魔物がお遊びしかしなくったって、
この個体がどーなのか、は別案件だし。万が一の危機を神憑り的先回りするってのもそれはそれ。
或いは、戻したって回復の兆しがあやしーから、さっさと仕留める的なエゴエゴ選択肢の場合もかもだけど。
ただ、もしもその時はザコちゃんに味見とか分解はさせて。氷生み出す器官とかあんのか気になるし。

なんせよ、どっちにするかでやること超絶に真逆変わんじゃん?
ジャバをポコしに行くか、雪魔物仕留めて拾ったゆーしゃ様とお話するのか。
期間長い訳でもないし、延長もないし、なるべく早めに決めるのがいーんじゃん?

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 4) 2019-11-23 20:11:04
勇者・英雄コースのフィリンよ。よろしく。

方針ジャックフロストへの方針は…私も、助けてあげたいと思うわ。
リベールの言う、未来の危険はわかるけど…疑わしきは罰せずでありたいの。
せめて倒すかは、向かってくるかどうかを見極めてからでも…どうかな?

《勇往邁進》 リズリット・ソーラ (No 5) 2019-11-23 23:27:49
魔王・覇王コースのリズリット、よろしゅうに。
んと…(とても悩んでる顔)

うちも、できたら元いた場所に戻したいって思う。
けど…相手は魔物で、話も通じんのも確かやね。
道中で不穏な動きを見せる、ないし襲い掛かってきたら討伐すべきやと思う。

どっちにしろ、ある程度ジェシーには話を通しておいた方が良さそうやね。
土壇場で話が違うってなってもややこしいもんな。


《ゆうがく2年生》 リベール・ド・ヴァンセ (No 6) 2019-11-24 09:12:52
今の所、送還:討伐で3:1。あと3人が討伐派にならない限り、助けることになるでしょうね。
エリス(ジェシー)にはもちろん終始立ち会ってもらいましょう。それが彼女の最低限の責任よ。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 7) 2019-11-24 11:51:59
生殺与奪の権利を渡された訳ね。
…確かに興行に成功している例もあるようだけど。

厄を祓うか、共に在るか。
自分の中の主義が喧嘩しちまってる。ということで…今回は無投票で。
勿論、方針には従うよ。

《メメルの婚約者☆》 仁和・貴人 (No 8) 2019-11-24 11:52:54
仁和 貴人だ。
オレも基本的に助けてやりたい・・・
というかもっと欲を言えば飼ってみたい。

まぁ、助けるのはリョウランくん、スタンテッドくん、ソーラくんも言ってるようにこちらに被害がないならってのは前提だが。

《ゆうがく2年生》 マル=ファス・ヴェルガウス (No 9) 2019-11-24 18:13:09
村人・従者コース、マル=ファス・ヴェルガウスです。
難しい問題ですが私も助けることに一票ですかね?
ジャックフロスト自体は風物詩的なものですし魔物とはいえ弱っているものをどうこうするというのは好みではありませんねぇ…。
春にはお別れになってしまう魔物ですからここはどうか助ける形でいかがです?

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 10) 2019-11-24 20:25:59
一通りの意見は出揃いましたね。
即処分はナシという意見が、多数派。
住処に戻すという方針で課題に臨むとするよ。

《ゆうがく2年生》 リベール・ド・ヴァンセ (No 11) 2019-11-25 08:31:15
いいでしょう。あなた達に免じてそいつは見逃す事にする。
でも私はそいつを送るのには参加しない。

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 12) 2019-11-27 00:27:14
そろそろまとめにはいりたいわね。
対ジャバウォックは特に連携とか必要ないかしら?

>リベール
私はそれで十分よ。
……ありがとう。

《ゆうがく2年生》 マル=ファス・ヴェルガウス (No 13) 2019-11-27 00:59:32
道中の戦闘では私は盾役をさせて頂こうかと思っております。

《大空の君臨者》 ビャッカ・リョウラン (No 14) 2019-11-27 01:19:21
道中は護衛として周囲を警戒しながら進むんで、戦闘になったらいつも通り前衛に出るつもりだよ。

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 15) 2019-11-27 21:50:56
と、私もいつも通りね。
道中の警戒と盾役と、出ずっぱりかな

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 16) 2019-11-27 22:13:25
あー、見送りしない選択肢系?そったらザコちゃんもそれ乗ーった。
分解もできない妖精に興味もないしー、他所の暮らし中身にわざわざ踏み入り干渉したくもないし。
ジャバにはわりと興味あっから混ざっけどね。結果的に何らかの益になろうとなかろうとそれはどーでもいーし。

とりま調べられる範囲で各々森の中の妖精の住処は調べるなり目処つけるなりはしとくといーのかな。
目的地も分からずに彷徨うのもめんどいし。ザコちゃんも【魔物学】的な【推測】しつつ行くようにはすっけど。

あとはあれ、不意打ちで妖精がやられないよーにだけは気つけないとだし、その辺の動き方も見とくべきかなーってのは思いみ。
体捩らせゆーしゃ様(ジェシー)が抱いて運んでんのかもだけど、不意打ちならまずどっちか守ることになんだろーし。
2つの腕で守れんのは1つがせいぜい、むしろそれすらも確証保証はありはしねぇ…だっけ。そんな感じ。
だからこそ、散開分散はしないよーに動くよーにしよっかなー、とか。そーいうあれ。

なんせよ、ザコちゃんぎりぎりまで覗いてはいるから。なんかあったら呼んで。

《メメルの婚約者☆》 仁和・貴人 (No 17) 2019-11-27 22:16:39
ジャックフロストの面倒を見ておくつもりだ・・・
戦闘中にいたずらされても困るからな・・・

戦闘には基本的に参加できないと思う