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白銀のマリオネッタ


ストーリー Story

●白銀の狂爪
「ようやく、辿りつきましたか」
 重い息を吐き出しながら、泡麗族の男が言の葉を紡ぐ。
 魔法使いらしいローブに身を包み、長い金色の髪を肩のあたりで緩く結んだ男……【シトリ・イエライ】は、手にした望遠鏡を静かに降ろした。
 時刻は夕、場所は魔法学園『フトゥールム・スクエア』より南東に位置する森の中。
 どこの集落にも隣接しない、普段ならば気にも留めないような通り道であるその場所で、シトリはとある魔物の姿を捉えていた。
「マスターの予測通りのようですね。といっても、皆様の尽力がなければ、見通しも立たなかったでしょうが」
 シトリの隣に佇んでいた魔生族の少女……【ベリル・ドロン】が、彼の手から望遠鏡を抜き取る。
 無駄のない動作でレンズを覗くと、黒い瞳に白銀色の姿が浮かび上がった。
 ――スノウ・アルクトス。雪のように美しい体毛に、血のような赤の両目を持つ、熊型のモンスター。
 一見すると普通の熊にも見えるが、太く鋭い両の爪には神経性の麻痺毒を備えており、腕力・体力だけでみても、ただのグリズリーより格上の相手だ。
 森に住む生物を真似て造られた魔物が『ジャバウォック』であるのなら、毒を持つスノウ・アルクトスは『ポイゾネスジャバウォック』に分類される。
「体長3mと推測、体重は……」
「あの大きさならば、800kgはあるでしょう。かなりの大物ですね」
「では、いかが致しましょう。まだこちらには気付いてはおりませんし、このままマスターと私で?」
「これ以上の被害を増やさないためには、そのほうが良いのかもしれません。いけますか? ベリル」
「了承。ですがマスター、あの『花』はなんでしょう?」
「花……?」
 思わぬベリルの問いかけに首を傾げたシトリが、貸してください、と手を伸ばす。
 そうして受け取った望遠鏡を再度覗いた男は、赤の瞳を軽く瞠(みは)った。
(薔薇? いや、よく見れば、他にも……)
 先程覗いた時は正面から捉えた姿だったが、今スノウ・アルクトスはこちらに背を向けた姿で立っている。
 だからこそ、よく見えたものがあった。白銀の巨体に絡みつくような緑の影、いわゆる蔦(つる)だ。
(ということは、あの薔薇は……つる薔薇か?)
 スノウ・アルクトスから見て、首の裏側に当たる位置には、色鮮やかな深紅の薔薇が咲いている。
 たった1輪ではあるが、白銀色に埋もれずに、大輪の花弁を広げるその様は、実に優雅だった。
 ――それが、『魔物の体の上』でなければ。
(まさか、あれは……)
「ベリル、すぐさま学園に戻ってください。そして、援軍を呼んできてください」
 言いながら、シトリは望遠鏡をベリルの手に持たせると、背負っていた両手杖を構えた。
 声色、表情。いつも柔らかな雰囲気である彼らしからぬ様子に、ベリルは口を開く。
「納得できる理由を、マスター。でなければ、受理できません」
「あれは『ローズ・ブラッド』という寄生型の魔物です。ただ寄生するだけでなく、宿主を強化する力もある……なんの対策もなしに挑むのは危険です」
 ですから援軍を。そう告げて前へと踏み出したシトリは、明らかに件の魔物の元へと向かおうとしていた。
「であれば、マスターも共に」
 対策もなしに挑むのは危険なのでしょう。そう少女が告げる前に、シトリが首を振った。
「いえ、放っておくわけには参りません。確率は低いでしょうが、宿主がこのまま衰弱死した場合、ローズ・ブラッドは新たな寄生先を求めるのです」
 シトリが『ゆうしゃの卵』たちと美味しいご飯を食べた思い出は、夏のことなのだ。
 あれからもう幾月も経っている、ローズ・ブラッドが宿主の全てを養分に変えていてもおかしくはない。
 そしてもしも。その寄生先を求めた先に、ヒトの集まる場所があったなら。
「ローズ・ブラッドに侵されたヒトによる、惨劇が始まるかもしれない。たとえ僅かだったとしても、その可能性を放置しておくわけには参りません」
「では、マスター。あなた1人残り、どうしようというのです」
 たずねるベリルに、シトリは笑って言った。お決まりの眼鏡を外しながら、
「うかつに殺さず、殺されず。ちょうどいい相手を保ちながら、勇者候補生の皆様を待ちます。なに、私も教員の端くれ、そう簡単にはやられませんよ」

●優雅なる傀儡者
「この場に。今すぐに、戦場へと赴けるかたはいらっしゃいますか」
 声が響いた。フトゥールム・スクエアの立派な校門の前で、カルマの少女が声をあげていた。
「教師、シトリ・イエライが凶悪なる魔物を見つけました。その援軍を頼めるかたを募集しています」
 何人かが立ち止まった。もしかしたら聞いたことのある名前だったのか、それとも、魔物という言葉に反応したのかもしれない。
 足を止めた人影の中に、『きみ』もいた。だからだろう、少女……ベリルと目が合った。
「シトリ教官は今、その魔物と一人で対峙しています。皆さんの助けを待ちながら」
「先生だけでは危ない相手なの?」
 質問が飛んだ。そんな相手を前にして、自分が力になるのだろうかという問いかけだ。
 ベリルがうなずく。その顔に表情はなかったが、迷いもなかった。
「簡単に殺めてしまえるほうが、危ないのです。その魔物は、ローズ・ブラッドというまた別の、花の魔物に寄生されています」
「つまり、どういうこと……?」
「安易に宿主だけを殺めてしまった場合、ローズ・ブラッドに寄生される恐れがあります」
 水を打ったような静けさに覆われた。寄生。『ゆうしゃの卵』たちに恐怖を与えるには十分なフレーズだった。
 けれど、――『きみ』はたずねた。ならば、どう対処すれば良い?
「両方を平等に削っていき、できるだけ同時に葬るしかありません」
 そのためには何が必要だろう? 状況を冷静に判断できる頭か、それとも相手の状態を正確に把握できる目か。
 もっと情報も欲しい。しかし、今すぐにというと、事前に準備をすることも、調査することも敵わないだろう。
 だから『きみ』はもう一度たずねる。本当に、自分でも役に立つのかと。
 ベリルはうなずく。
「たとえ『あなた』の経験が浅くとも、シトリと私が、共に向かう仲間が、補います」
 酷い怪我をすることはあるかもしれませんが。包み隠さず言うところは、カルマである彼女らしさなのかもしれない。
 だが、そうだな、と『きみ』は思う。けして一人ではないのだ。ならば立ち向かってみるのも良い。
 『きみ』が手を挙げると同時に、影が差した。同じ思いを抱いた、誰かの手だった。
 ベリルがうなずく。うなずき、数枚の羊皮紙を差し出した。
「これはシトリ教官が纏めた魔物……白銀の狂爪『スノウ・アルクトス』に関する情報です」
 ローズ・ブラッドについては道すがら、口頭で説明します。
 そう告げたベリルは、では行きましょう、と――駆け出した。
 恐らく今、援軍を待ちながら攻撃と防御を繰り返している彼の元へ、『きみ』を案内するように。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 8日 出発日 2019-11-12

難易度 難しい 報酬 多い 完成予定 2019-11-22

登場人物 8/8 Characters
《勇者のライセンサー》フィリン・スタンテッド
 ヒューマン Lv33 / 勇者・英雄 Rank 1
「フィリン・スタンテッド、よ……よろしく」 「こういう時、どうすれば……どうすれば、勇者らしい?」 (※追い詰められた時、焦った時) 「黙って言うこと聞け! 殴られたいの!?」 「ぶっ殺してやる! この(お見せできない下劣下品な罵詈雑言)が!!」   ###    代々勇者を輩出してきた貴族スタンテッド家(辺境伯)の令嬢。  一族の歴史と誇りを胸に、自らもまた英雄を目指してフトゥールム・スクエアへと入学する。  愛と平和のために戦う事を支えとする正義感に溢れた性格で、『勇者らしく人々のために行動する』ことを大事にする。  一方で追い詰められると衝動的に罵声や暴力に訴えてしまう未熟な面もあり、自己嫌悪に捕らわれる事も多い。 『彷徨う黄昏に宵夢を』事件で対峙したルガルとの対話から思うところあったのか、頑なな勇者への拘りは少し角がとれたようだ。 ※2022年8月追記 全校集会『魔王の復活』後、昨年クリスマスに結ばれたルガルとの子供を身籠っていた事が判明 (参考シナリオ) 恋はみずいろ L’amour est bleu https://frontierf.com/5th/episode/episode_top.cgi?act=details&epi_seq=649 ◆口調補足 三人称:〇〇さん(敬語では〇〇様) 口調:~かな、~ね? その他:キレた時は『私、アンタ、(名前で呼び捨て)、(言い捨て)』 ◆Twitter Sirius_B_souku
《甲冑マラソン覇者》ビアンデ・ムート
 ヒューマン Lv20 / 勇者・英雄 Rank 1
●身長 148センチ ●体重 50キロ ●頭 髪型はボブカット。瞳は垂れ目で気弱な印象 顔立ちは少し丸みを帯びている ●体型 胸はCカップ 腰も程よくくびれており女性的なラインが出ている ●口調 です、ます調。基本的に他人であれば年齢関係なく敬語 ●性格 印象に違わず大人しく、前に出る事が苦手 臆病でもあるため、大概の事には真っ先に驚く 誰かと争う事を嫌い、大抵の場合は自分から引き下がったり譲歩したり、とにかく波風を立てないように立ち振舞う 誰にでも優しく接したり気を遣ったり、自分より他者を立てる事になんの躊躇いも見せない 反面、自分の夢や目標のために必要な事など絶対に譲れない事があれば一歩も引かずに立ち向かう 特に自分の後ろに守るべき人がいる場合は自分を犠牲にしてでも守る事になんの躊躇いも見せない その自己犠牲の精神は人助けを生業とする者にとっては尊いものではあるが、一瞬で自分を破滅させる程の狂気も孕んでいる ●服装 肌を多く晒す服はあまり着たがらないため、普段着は長袖やロングスカートである事が多い しかし戦闘などがある依頼をする際は動きやすさを考えて布面積が少ない服を選ぶ傾向にある それでも下着を見せない事にはかなり気を使っており、外で活動する際は確実にスパッツは着用している ●セリフ 「私の力が皆のために……そう思ってるけどやっぱり怖いですよぉ~!」 「ここからは、一歩も、下がりませんから!」
《自称「モブ」》チョウザ・コナミ
 ヒューマン Lv34 / 村人・従者 Rank 1
「よーこそお出ましゆーしゃ様。 ザコちゃんの名前?…あー、チョウザ・コナミ。 お気軽気楽に『ザコちゃん』って呼んでくれていーよぉ? 面倒だったらこの記憶はまとめてポイして経験値にしたって、 全然丸っと了承了解?」 「ゆーしゃ様の近くでただ在るだけがザコちゃん。 モブへの用件ならいつでも呼びつけ招いちゃってよ。 何かの名前を呼び続け連呼とか?森の浮浪者とか? はたまた魔物に狙われ襲われな第14人目位の村人とかぁ?」 ■■ 名前:蝶座 小波(自称 身長:176cm 実年齢:20歳(自称 瞳の色:エメラルドグリーン 髪色:カラフルなメッシュ入りのマゼンタ 肌色:魚の文様が頬にある日本人肌 髪の長さ:編まれ端を結んだロング その他外見特徴:古びた布の服に大量の装飾品。 常に腰か手元に携帯する水煙草の瓶は『預かり物』だとか。 頭や腕に謎の斑模様で派手なスカーフを巻く。 一人称:ザコちゃん・(ごく稀に)あーし 二人称:『ゆーしゃ様』等の平仮名表記の立場+様 特徴+様、(稀に)名前+様 他 呼称:「ザコちゃん」呼びを望む。 「モブ」も反応するが、それ以外だと気づかない事が多い。 口調:投げやりで適当な話し方。敬語は一切使わない。 似た言葉や語感を繰り返し、まるで言葉遊びのように話す。 口先は冗談とでまかせ、ノリとハッタリで構成される。 貴族や東の国関係に妙な嫌悪を持つ。 魔法を扱う気は微塵も無いとか。 他者からの詮索、視線、物理接触、色恋話を避ける節がある。
《ゆうがく2年生》ヒューズ・トゥエルプ
 ヒューマン Lv21 / 黒幕・暗躍 Rank 1
(未設定)
《比翼連理の誓い》オズワルド・アンダーソン
 ローレライ Lv22 / 賢者・導師 Rank 1
「初めまして、僕はオズワルド・アンダーソン。医者を志すしがないものです。」 「初見でもフレンド申請していただければお返しいたします。 一言くださると嬉しいです。」 出身:北国(リゼマイヤ)の有力貴族の生まれ 身長:172㎝ 体重:60前後 好きな物:ハーブ、酒 苦手な物:辛い物(酒は除く) 殺意:花粉 補足:医者を志す彼は、控えめながらも図太い芯を持つ。 良く言えば真面目、悪く言えば頑固。 ある日を境に人が触ったもしくは作った食べ物を極力避けていたが、 最近は落ち着き、野営の食事に少しずつ慣れている。 嫌悪を抱くものには口が悪くなるが、基本穏やかである。 ちなみに重度の花粉症。 趣味はハーブ系、柑橘系のアロマ香水調合。 医者を目指す故に保健委員会ではないが、 保健室の先輩方の手伝いをしたり、逃げる患者を仕留める様子が見られる。 悪友と交換した「高級煙管」を常に持ち、煙草を吸う悪い子になりました。
《メメルの婚約者☆》仁和・貴人
 ヒューマン Lv33 / 魔王・覇王 Rank 1
「面倒にならないくらいにヨロシクたのむ」                                                                                                                                                 名前の読みは ニワ・タカト 身長:160㎝(本当は158cm位) 体重:45kg前後 好きなもの:自分の言う事を聞いてくれるもの、自分の所有物、メメたん 苦手もの:必要以上にうるさい奴 嫌いなもの:必要以上の労働、必要以上の説教 趣味:料理・・・だが後かたづけは嫌い    魔王っぽく振る舞っている    此方の世界の常識に疎い所がある キャラとしてはすぐぶれる 物理と科学の世界からやってきた異邦人だが、かの世界でも世界間を移動する技術はなくなぜここに来れたのかは不明。 この世界で生きていこうと覚悟を決めた。 普通を装っているが実際はゲスで腹黒で悪い意味でテキトー。 だが、大きな悪事には手を染める気はない。 保護されてる身分なので。 楽に生きていくために配下を持つため魔王・覇王科を専攻することにした。 物欲の塊でもある。なお、彼の思想的には配下も所有物である。 服装は魔王っぽいといえば黒。との事で主に黒いもので固めていて仮面は自分が童顔なのを気にして魔王ぽくないとの事でつけている。 なお、プライベート時は付けない時もある 色々と決め台詞があるらしい 「さぁ、おやすみなさいの時間だ」 「お前が・・・欲しい」 アドリブについて A  大・大・大歓迎でございます 背後的に誤字脱字多めなので気にしないでください 友人設定もどうぞお気軽に
《マルティナの恋人》タスク・ジム
 ヒューマン Lv36 / 勇者・英雄 Rank 1
村で普通に暮らしていましたが、勇者に憧れていました。 ここで学んで一人前の勇者になって、村に恩返しをするのが夢です。 面白いもので、役所勤めの父の仕事を横で見聞きしたことが、学園の勉強とつながり、日々発見があります。 (技能はそういう方針で取得していきます) また「勇者は全ての命を守るもの、その中には自分の命も含まれる」と仲間に教えられ、モットーとしています。 ※アドリブ大歓迎です! ※家族について デスク・ジム 村役場職員。縁の下の力持ち。【事務机】 (※PL情報 リスクの子) ツィマー・ジム おおらかな肝っ玉母さん。 【事務室・妻】 シオリ・ジム まじめできっちりな妹 【事務処理】 チェン・ジム のんびりマイペースな弟 【事務遅延】 ヒナ・ジム 可愛い末っ子 【事務雛型】 リョウ・ジム 頑固な祖父 【事務量】 マーニー・ジム 優しい祖母。故人 【事務マニュアル】 タックス・ジム 太った叔父。【税務事務】 (※PL情報 リョウの子) リスク・ジム マーニーの元婚約者でリョウの兄。故人【事務リスク】 ルピア・ジム 決まった動作を繰り返すのが大好きなグリフォン。【RPA事務】 ※ご先祖について アスク・ジム 始祖。呼吸するように質問し、膨大なメモを残す。【事務質問】 「あなたのお困りごと、お聞かせいただけませんか?」 セシオ・ジム 中興の祖。学園設立に向けて、土地や制度等に絡む諸手続きに貢献。【事務折衝】 「先祖の約束を今こそ果たす時。例え何徹してもやり遂げる!」
《不屈愛の雅竜天子》ミサオ・ミサオ
 ドラゴニア Lv18 / 魔王・覇王 Rank 1
「ミサオ・ミサオ。変な名前だろう。 この名前は誰よりも大切なあの子からもらったんだ。」 名前はミサオ・ミサオ。無論本名なわけがない。 外見年齢は20代、本年齢は不明。 本人曰く100越えてんじゃないの、だとか。 職業はギャンブラー。 学園に入る前は彫刻師、薬売りなどいくつか手に職を持っていた。 魔王コースを選んだのは、ここが楽だと思ったからだそうだ。 遠慮なくしごいてくれ。 性格はマイペースで掴み所がなく飄々としており、基本滅多に怒ることがない。 面白そうなことや仲の良い友人が居れば面白そうだとついて行き、 好きな人や大切な人にはドロドロに甘やかし、自身の存在を深く刻み付け、 飽きてしまえば存在を忘れて平然と見捨てる外道丸。 いい子には悪いことを教えたり賭け事で金を巻き上げ、 そして悪友のオズワルドや先輩先生にこってり絞られる。 恋愛したい恋人欲しいと言っているが、一途で誰も恋人を作ろうとしない。 たくさん養ってくれる人大好き。 趣味は煙草と賭け事。 特技は煙草芸、飲み比べ、彫刻。

解説 Explan

・成功/失敗条件
 「スノウ・アルクトス」及び「ローズ・ブラッド」の撃破
 /「対象モンスターの逃走」「参加者全ての戦闘不能による敗走」

・時刻/場所
 夕/暗い森

・「スノウ・アルクトス」の生態
 水属性の熊型ポイゾネスジャバウォック、格4。
 かなりの巨体を持つ、白銀色のグリズリー。
 首の裏側には「ローズ・ブラッド」が咲き誇っている。
 操られており、体力が半分をきった場合に逃走する可能性がある。

 ▼攻撃方法
  『切り裂く』
   基本攻撃。近接/物理。鋭い爪で対象を切り裂く。
   防ぎきれず傷を得た場合、『麻痺』になる可能性も。

  『突進』
   基本攻撃2。近接/物理。ヘイト1位対象者に突進を仕掛ける。
   攻撃を受けた場合、『気絶』の可能性も。

  『咆哮』
   特殊攻撃。ある条件下で発動。全方位全距離/魔法。
   体力の減少はないが、その場にいる全ての対象者に『萎縮』の可能性・大。

・「ローズ・ブラッド」の生態
 風属性の植物型(つる薔薇)モンスター、格2。
 棘を持った茨の中心に深紅の薔薇が咲いている。
 白、赤を好む。

 ▼攻撃方法
  『茨の鞭』
   宿主が行動できない場合、射程範囲内の対象全てを茨で薙ぎ払う。
  
  『寄生』
   宿主の戦闘不能が確認された時、選んだ対象者へ茨を伸ばし捕獲。
   3ターンをかけて浸食及び寄生へと移る。

・同行NPC:ローレライの導師(教員)/男【シトリ・イエライ】
       カルマの武闘家(先輩)/女【ベリル・ドロン】
 相談の結果、行動希望があればプランへの記載をお願いします。
(どなたか1人で大丈夫です)
 特に希望がなければ、不足ロールに回ります。

・補足
①格4(PC推奨レベル10以上)との戦闘となるため、
 レベル10以下の参加者に対してはシトリがバフを追加、『レベル10時と同じ防御力』に強化します。
②行動不能/重傷/失敗の可能性が他エピソードよりも高い課題です。
 全員の戦闘不能が確認された場合、シトリが全参加者を強制転移させ、敗走(失敗)します。
 再びこの課題が並ぶことはありません。


作者コメント Comment
 閲覧ありがとうございます、GMの白兎(シロ・ウサギ)です。
 本エピソードは授業ではなく、課題という形となっております。
 また、本エピソードは以前公開されました『美味しいご飯は、魔物退治の後で。』から続く物語です。

 前作にご参加された皆さまが見つけた、『事件の発端となる出来事』のヒント。
 それを頼りにシトリが調査した結果、『ローズ・ブラッド』に寄生された熊型の魔物へと至りました。
 今回はこの元凶を撃破し、『ローズ・ブラッド』による更なる被害を防いで頂きたく思います。

 また、11月末で『ゆうがく』は1周年を迎えます。
 ですので、皆様が学んだことの全てをぶつけて頂きたく思い、重傷/失敗の可能性を普段よりも上げさせて頂きました。
 限られた状況の中、同じ目的の元、自分らしい行動をとって頂ければ幸いです。

 こちらの文章としましては、プロローグや既出リザルトをご参考ください。
 それでは、皆様のご参加を心よりお待ちしております。


個人成績表 Report
フィリン・スタンテッド 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
●方針
連携と鍛錬と作戦。全てを尽くして討伐を!

●事前準備
作戦と情報共有は念入りに。
シトリ教官には回復、ベリル先輩にはスノウ・アルクトス(以下、熊)の相手を共に。

●行動
ビアンデやタスクと壁役。ローテーションを組み、貴人の罠が準備できるまで、全員が同時に倒れないよう注意しつつ攻撃を引き受ける。
タイミングが合えば『通常反撃』。また爪や、ローズ・ブラッドの蔦鞭を『部位破壊』して猛攻の漸減を試みる。
ローズ・ブラッドにダメージが入ったら『咆哮』が来ることを警戒(『勇猛果敢』で抵抗)、麻痺した人がいたら直ちに『麻痺消し草』で回復を。
チョウザたちと連携し、熊が罠にはまったら反撃開始。
熊に集中し、一気に撃破を。

ビアンデ・ムート 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
*目的
皆さんの盾となってモンスターの攻撃を防ぎます

*行動
立ち位置は前衛
事前情報から直接攻撃されるのは危険とわかったので、なるべく直接攻撃されないよう『リター』の前に【防護魔力】を展開
その上で『挑発』して攻撃を集中させ、それを【全力防御】と【衝撃享受】の技能で耐える形で防御に専念
爪の攻撃を受けて『麻痺』の兆候を感じたら『麻痺消し草』で対処
「咆哮」を受けたら、皆のためにも絶対に屈しないという『勇猛果敢』な気持ちで自分を奮い立たせます

防御中はタスクさん達と連携して落とし穴に誘導
『突進』の予兆を見たら後方の方々に退避してもらいます
私はギリギリまで敵を引きつけてから『二段ジャンプ』で飛び越えて回避します

チョウザ・コナミ 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
ザコちゃんあのお花持って帰って育てたいんだけど。
なんかに寄生して生きるってなら、スライム饅頭逐次入れとけばいけるくない?
…ザコちゃんに寄生される可能性?ある。でもどーでも良くない?ダメ?

なんせよ、赤とか白に寄る性質って聞いたし。ザコちゃんわりかし狙われるでしょ。そったらザコちゃんは表側でちょっかいかけるモブやるね。
【忍耐】力で凌げるかな。【勇猛果敢】に突っ込んでたら、麻痺ったこともわかんない可能性あるけど。

できる限り攻撃は棒で受け流すけど。そう上手くいく保証もないし。無理そうならさっさと【2段ジャンプ】とかで【緊急回避】したり【身代わりうさぎ】にまかせたりしとく。
…消耗戦にはなるんだろーけど。


ヒューズ・トゥエルプ 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【動作察知】で熊の動きと茨の鞭の動きに対しての反射速度を上げる
「跳躍」で木々を移動し、射角を確保。優先的に首の裏にある薔薇を狙って撃つ。

熊とは常に一定の距離を取り、狙われた場合は【立体機動】で回避に専念。

→咆哮
描き消すように、自らも雄叫びを上げて闘志を奮い立たせる。

→突進
木を揺らして落とされる可能性を考慮し、別の木に飛び移る。

→引っ掻き
爪の届く範囲に近寄らない。

アドリブ度A

オズワルド・アンダーソン 個人成績:

獲得経験:162 = 108全体 + 54個別
獲得報酬:3600 = 2400全体 + 1200個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
心情:ローズ・ブラッド、恐ろしい生き物です。
賢者・導師専攻として興味がありますが仕方ありません。
この戦いでしっかりと生態を把握していきましょう。


戦闘:支援メインの後衛行動

体力が半分のところでリーラブ、リーソルで仲間の体力や気力を回復。
また、仲間が麻痺にかかった場合、麻痺消し草で回復。
萎縮の際は勇猛果敢で立ち直るつ
【雨の恵み】で雨を降らせて仲間を回復させる。

魔力に余裕があればアクラで熊を攻撃。

シトリ先生:同じヒーラーメイン、
仲間の怪我や体調の具合を見て回復してもらう。
麻痺にはデトルで回復してもらう。

仁和・貴人 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:324 = 108全体 + 216個別
獲得報酬:7200 = 2400全体 + 4800個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
ローズ・ブラッドに寄生されたスノウ・アルクトスか・・・
厄介な奴が相手だな
特にローズ・ブラッド


戦闘始まる前に完成できるといいが落とし穴作ろうと思う
逃走防止と相手の行動範囲を狭めるためだな
かなり深く掘らなければだが・・・
掘る際には設計、罠設置、陣地作成、ヒ9、スコップ(大)を使用
十分な深さを戦闘前に掘ることが出来なければ戦闘中にも掘り続ける
勿論、他の方の邪魔にならないよう後方でだが
落とし穴完成するか掘り終わる前に落とし穴駄目にされた場合、戦闘に参加
完成してたら熊を落とし穴に誘導、落とす
戦闘に参加した際、薔薇の根元に油を投擲
当たったらプチヒドをオマケに着ける
その後ヒ10、ヒ5、プチヒドで薔薇を攻撃

タスク・ジム 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
机に向かうだけが事前調査じゃない!
今までの経験
読書量
授業
勝ち得た成果
力及ばなかった後悔
それら全てを総動員して
最善の勝ち筋を推測する
時間も資料もなくても
これが今の僕の事前調査だ!

移動中智将の眼鏡を光らせ作戦会議
以下のプラン記載のアイデアを仲間に提案
ベリル先輩に熊攻撃を依頼

衝撃享受、挑発で仲間と前線構築
誰かが麻痺したら互いに麻痺消草使用

突進を察知したら「突進来ます!」と後ろに叫びながら
背後に作った仲間の落とし穴に誘導する位置に立ち
ギリギリまで引き付け基本回避

魔物知識、推測で
両者の体力の減り具合を観察
熊は毒魔獣との戦闘経験
薔薇は植物学から類推し
同時撃破タイミングを合図
「今ぁぁぁっっっ!!!」

アドA

ミサオ・ミサオ 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
心情:オレのような魔王はなぁ、勇者が活躍するための踏み台なんだよ。
つまり、君達ならわかるだろう。勇者なんだからねぇ。

戦闘:
【龍の翼】と【立体機動Ⅰ】で敵の攻撃をよけながら
ハッタリと挑発で自分に注意を向けるよう声を上げたり、【二連射】で熊攻撃。
敵による自身への攻撃は全力防御を取る。
回復:萎縮は【勇猛果敢】で、体力と麻痺はヒーラーの仲間に任せる。

また仲間が攻撃される、危険な状態であるならば
花火や【龍翼演舞:花】で敵の視線をこちらに向け引き付ける。

リザルト Result

「準備は良いですか」
 【タスク・ジム】が問いかければ、全員が頷く。
 それを確認した青年は、ハライタダケを熊へ投げた。毒々しい茸が白銀の巨体にぶつかり、地に落ちる。
 その毒性に惹かれたのか、スノウ・アルクトスは動きを止めた。
「シトリ先生」
 この隙にと。【シトリ・イエライ】に、タスクが駆け寄る。
「人海戦術のチームプレイ。それが僕たちを呼んだ理由、ですよね」
 問いかけに、シトリはただ笑い返した。
 それを肯定だと受け取ったタスクは、盾を構え、息を吸う。
「勇者・英雄コース、タスク・ジム! お困りごと、解決いたします!」
 この学園に来て何度も口にした口上は、堂々たるもの。
 ゆえに怯んだ敵を見た7人は、瞬時に陣形を展開する。
 薔薇狙いの【ヒューズ・トゥエルプ】は木々の上へと身を隠し。
 盾を構えた【ビアンデ・ムート】を真ん中に、同じく盾を携えた【フィリン・スタンテッド】、タスクが前衛へ。
 【チョウザ・コナミ】、【ミサオ・ミサオ】は中衛へと回り。
 その後ろ。少し距離を置き、後衛の位置へとシトリの腕を引いたのは【オズワルド・アンダーソン】。
「先生は僕と、支援を」
「わかりました」
 シトリは頷き返すと、持っていた両手杖を軽く掲げる。
 水色の光を帯びた魔法陣が、ヒューズ、ミサオ、オズワルドの足元に展開した。
「これは……」
「上級魔法の1つです。暫くの間ですが、いつもより敵の攻撃を凌げるようになります」
 あなたもいずれ、使えるようになりますよ。
 微笑むシトリに、オズワルドは瞳を輝かせた。いつか辿り着けるかもしれない叡智に、胸が躍る。
 その後ろではスコップを手にした【仁和・貴人】が、空気の揺れを感じ、振り返った。
 視線の先。大口を開けたスノウ・アルクトスの意図を、第六感が捕える。
「くるぞっ! 耳を塞げ!」
『ォオオォォ――……っ!!!!!』
 空気を、鼓膜を。びりびりとを震わせ、スノウ・アルクトスが咆哮する。
 耳を劈くような雄叫びは、勇者の卵たちを震わせるのに充分だった。
 しかし貴人による注意があったからだろう。誰一人、膝をつくことなく乗り越える。
(何の前置きのない状態だったら、ヤバかったかもね)
 思いながら、チョウザは跳躍する。
 まるで足場があるかのように。足の裏に展開した光の魔法陣ごと宙を踏み、さらに上へ。
 接近する。3mを超える熊の顔へ、手にした六角棒を振り上げて、
「ごめんねぇ?」
 振り下ろす。狙うは痛覚の集う鼻の周り、少しでも熊の動きを鈍らせるためにだ。
 自重や落ちていく速度すらをも利用した一撃は、見事熊の鼻筋へ、強烈な痛みとなって襲い掛かった。
 悲痛さを含ませた叫びの中、ヒューズが弓を構える。
(しかし、奴(やっこ)さん。どうして突然吼(ほ)えたんだ……?)
 まだ何もしちゃいなかったのに。不思議に思うヒューズはふと、熊の動きが不自然なことに気付いた。
(もしかして、見えてないのか?)
 先程シトリと対峙していた時のスノウ・アルクトスは、確かな狙いでもって攻撃を繰り出していた。
 しかし今はどうだ。盾を構えるビアンデへの狙いも。ミサオによる二連射への反撃も、全てミスしている。
 まるで闇雲に腕を振り回しているかのように。
(そういや、ハライタダケには『食べた相手の視界を奪う』効果もあったな)
 ならば敵は今、何も見えない状況なのだろうか。それは好機だと思い、ヒューズは矢羽根から指を離した。
 ヒュッと風を切る音が鳴り、熊の首の裏……咲き誇る薔薇の真ん中に、矢が突き刺さる。
 命中だ。思わずヒュウと口笛を吹いたヒューズとは対照的に、フィリンの表情は強張っていた。
(なんて固さ……っ!!)
 持てる全ての力でもって振り下ろした剣が、熊の爪に弾かれる。
 ビアンデが攻撃を受け止めてくれるのならば、爪自体の破壊を狙うことも可能だろうと動いたフィリンではあったが、その頑丈さに顔をしかめた。
(どうする? こんな時、『フィリン』なら)
 習慣になっていたのだろう、思わず『彼女』が頭の中に浮かぶ。
 しかしその姿を掻き消すかのように、スノウ・アルクトスは再び吼えた。
「……っ!?」
 不意打ちの咆哮を間近にくらい、ビアンデが膝をつく。
 同じようにオズワルド、貴人もまた耳を塞いだが、ヒューズだけは違う反応を見せた。
「ォオオオオオオ――っ!!」
 叫ぶ。吼える。恐れを振り払い、熊の雄叫びと競い合うように。
 その声を聞きながら、貴人は体勢を立て直した。
(平気、というわけじゃない)
 背筋を走ったぞくぞくとした感覚はまだ残っているし、嫌な汗だってかいている。
 それでも出来ることがあるのなら。貴人は再びスコップを地面に突き挿した。
(あれだけの巨体だ。完全に落とすだけの深さを掘るのは、オレ一人では難しいだろう)
 それでも、諦めなかった。手を動かし、少しでも深く穴を掘る。
(信じるんだ。きっとうまくいく、うまくやってくれる)
 仲間に希望を預ける。それはある意味大博打だったが、仮面の下にある表情は、笑っていた。
 それはミサオも同じだった。
「よっ、と……っ!」
 膝をついたビアンデの前へその身を滑りこませ、大弓を掲げる。
 ギィンッ。鈍い音が鳴った。大弓が盾の役割を果たし、スノウ・アルクトスの爪を受け止めたのだ。
 しかし力が強い。盾ほどの耐久性のない弓では、その衝撃すらをも吸収することはできなかった。
 圧されるように。ミサオの足が砂埃を立て、後退していく。
 その体を、タスクが支えた。
「ミサオさん……っ!」
「ありがてぇっ! して、司令官さんよ、この状況をどう思うっ!」
 言葉の終わりと共に。添えられたタスクの腕をバネにして、ミサオは上体を前へと押し出す。
 押し返される形になった白銀色の熊は、怒り狂うかのように吼えた。
 その姿を見上げたタスクが、表情を歪ませる。
「恐らく、ハライタダケにより不調をきたしたことで、吼えているんだと思います」
 今までの敵の行動を観察し、推測し続けているタスクだからこそ、辿り着いた答えだった。
 それはつまり。この状況は、自分が招いた結果でもあるということで。
「……すみません」
「なぁに、それならそれで良かったじゃねぇか」
 俯くタスクの肩を、ミサオは軽く小突いた。戦況には不似合いな、余裕の笑みで。
「まだ体力も有り余ってるしよ」
「はい。タスクさんの案が失策であったとは、ベリルも思いません」
 追加された声に、タスクが顔を上げる。無表情ではあるが、声の主は淡々と言葉を続けた。
「状態異常が咆哮を招くと判明した。それはつまり、以降は『そうしなければいい』とわかった、という成功です」
「要は考えようってことさぁ! ってわけで、おおい! ヒューズさんよぉ!」
 視線は上。風で揺れ動く木々へと、ミサオが声をあげる。
「『あれ』やるなら花にやってくんなぁ!」
 ヒュン。声の代わりに、矢が放たれた。同じタイミングで、【ベリル・ドロン】が跳躍する。
 軽々と熊の頭部へと接敵した少女は、体を捻り、勢いよく回し蹴りを放った。
 奇怪な声を上げ、熊が横倒れる。
「一時的な脳震盪(のうしんとう)を起こさせました。少しの間ではありますが、この隙に」
「えぇ」
「はい……っ!」
 着陸したベリルがシトリ、そしてオズワルドへと視線を流す。
 それに答えるかのように、二人も動いた。オズワルドはリーソルによって、仲間の疲れを癒し。
 そしてシトリは、膝をついたビアンデの肩に、手を添える。
「ビアンデさん。大丈夫ですよ」
 声に導かれ、怯える少女が顔を上げる。視線の先には、穏やかな笑みがあった。
「あなたの心はまだ、折れていません。その証拠に」
 言葉と共に、シトリの指先が盾に触れる。
 リター。伝説の聖騎士が使っていたと伝えられている大盾を模したそれは、純白の光を放っていた。
「あなたの掲げる盾はまだ、美しいままでしょう?」
 ならばきっと。あなたは何度だって、立ち上がれる。
「思い出してください。あなたが今までどれだけの人を守り、そのためにどれほど励んできたのか」
 思い出して。
「あなたがこの盾と共に掲げ続けた、『大切な気持ち』を」
「……っ!」
 ビアンデの足から震えが消えた。
「はい……っ」
 そうだ、私は。
(守るためにここにいる。大切な人を、困っている誰かを、助けるために)
「はい……っ!」
 体勢を立て直し、指先に力をこめ、グリップを握り直す。
 そうして、振り上げ。
「いきます……っ!」
 振り下ろす。地面を支えに構え直された大盾は、防護魔力を帯び直し、煌々とした光を放った。



 熊が体勢を直した後は、消耗戦だった。
 重い爪撃は盾役が受け止めることで防ぎ、その間、中衛組が攻撃に転じる。
 そうして飛び散った敵視をチョウザが挑発でもって纏め、盾役の誰かが取り返した後、後衛が癒しを与える。
 決められた役割があれば、動くのは容易だ。ゆえに彼等に迷いなく、戦況が乱れることもなかった。
 ただし。それは彼らの心身が十全であるよう、支援役が支え続けなければならないことと同義だ。
(さすがに、簡単ではありませんね)
 シトリと分担しているとはいえ、オズワルドは疲弊を隠せなかった。
 当然だ。癒しが必要なのは盾役だけではない。大立ち回りを繰り返せば、その分中衛組の疲れも増加する。
 ゆえに、リーラブ、リーソルを使い分けるオズワルドであったが、その度に疲れも増えていく。
「少し休みますか? しばらくは、私一人でも」
 言葉と共に、温かな光が身を包んだ。思わず視線を寄せたオズワルドは、シトリが自分に『何か』してくれたことに気付く。
 それがどんな魔法かはわからなかったが、身を包む温もりに、自然と笑みが零れた。
「いえ、大丈夫です。ですから先生、どうかご一緒させてください」
 ここで退いたら、きっと後悔する。そう思ったオズワルドは、再び視線を戦場へと向ける。
 そんなオズワルドの様子に気付いていたのは、フィリンだった。
 彼女は後衛の負担を減らそうと、特級薬草を惜しみなく噛みながら、
「でやぁぁぁ……っ!」
 振り下ろす。剣で狙うは同じ場所、スノウ・アルクトスの爪だ。
「ちっ……」
 しかし、またもや弾かれる。隙を見て何度も試みてはいたが、なかなかうまくいかなかった。
(でも、もう少しで……っ!)
 いける気がする。それは彼女自身の勘だった。
(『フィリン』なら、こんな手を何度も繰り返さないのかもしれない)
 爪を狙う斬撃が、熊の身に傷を負わすことはない。失敗するだけ無駄が嵩(かさ)む。
 それでも、信じてみたかった。未熟な自分の判断を。自分がここにいる意味を。
(だって、あの時……っ)
『てめぇはそんなタマじゃねぇだろう!』
 そう叫んだ狼が、まっすぐに見ていたのは。
『うん! すっごく、たのしい!』
 そう笑ってくれた少女が見ていたのは――、
(『あたし』だっ! あたしの描いた絵だ……っ!)
「ぁぁああああ……っ!!!!!」
 渾身の力をもって、少女はもう一度剣を振り下ろした。ガキィン。鈍い音と共に、一本が欠ける。
「ヒューズ……っ!!」
 即座に拾い上げたフィリンは、先ほど矢が飛び出てきた方向へと、投げた。
 しかしその行き先があっていたのか、確認することなく戦線へと戻る。
 それは自分の目算を信じる行為であり、そして彼女が、仲間を信じた行動でもあった。
 ゆえにヒューズは、彼女に応じる。
 二段ジャンプを使って高く飛び上がり、出来る限りに片手を伸ばした男は、投げられた牙を確実に受け取った。
 だがその時響いたのは歓声ではなく、タスクによる号令だった。
「来ます、離れて……っ!」
 突進の気配を察したタスクの声に合わせ、誰もが動く。
 狙われたのはやはり最も敵視を稼いでいたビアンデだったが、しかしその動きは想像以上だった。
 速いのだ。ゆえに避けようと動いても、相手以上の身軽さがなければ、それもできない。
 直撃を受けたフィリンとオズワルドがそのまま後ろへ吹き飛ばされたが、その体をシトリとベリルが受け止める。
「二人とも……っ!」
「う……」
 声かけに反応を示したのはオズワルドだけだった。
 痛みに顔をしかめる青年は、しかし宙を征く少女を目にする。
 ビアンデだ。彼女は二段ジャンプで前に避け、突進してきた相手を飛び越えるようにして、熊の背後へと回り込む。
 そうして、振り返り。
「逃がしません……っ!」
 ぶつかっていく。掲げていた盾ごと、自分の全てを武器にして、突撃した。
 そうして熊が押し出された先には、貴人の堀った穴があった。
「さすがだっ! ムートくん!」
 まるで魔王が手下を褒めるかのような言い方だが、貴人は心からそう思っていた。
 なぜなら彼が掘れた穴は、やはり『落とし』穴と言えるほどの深さではなかったのだ。
(だがそれも、後ろから背を押されれば……っ)
 躓くきっかけくらいにはなる! その予想は映像でもって、貴人の前に現れた。
 叫び声をあげ、白銀色の巨体が地へと叩きつけられる。
 その隙を逃すまいと。誰もが武器をもって飛び掛かろうとしたが、弾き飛ばされるような感覚に遮られた。
 茨だ。宿主の行動不能を察知したローズ・ブラッドが、その身を守ろうとしているのだ。
(そんなものっ!)
 思った時には、手が動いていた。ポケットから小瓶を取り出した貴人は、深紅の薔薇へと放り投げる。
 それを敵対行動だと認識したローズ・ブラッドは、再度動いた。瓶を茨で弾き、引っ繰り返す。
 なみなみと入っていたランタンオイルが、ぶちまけられた。
「こいつはおまけだ……っ!」
 白の手袋越しに、かざした手の平の前に、赤色の魔法陣が展開される。
 プチヒドだ。名前通りの小ささではあったが、燃え広がるだけの土台があるのなら、それも十分な火炎となった。
 火柱が上がる。高く、空に。赤の光を撒き散らし、薔薇とその宿主を燃やしていく。
 しかしタスクは見た。燃え盛る炎の中でも、薔薇は咲き続けている。
「どうして……っ!」
「ローズ・ブラッドは、宿主の命を養分としていますから」
 ベリルが答えた。眉を寄せるタスクに対し、語り続ける。
「致死に達する傷を得たとしても。生命力を宿主から吸い上げ、補い続けるのです」
「じゃあ、もしも。僕が失敗して、誰かが寄生されたら……」
「しねぇさ! 君は『勇者』なんだからなぁ!」
 想像に震えたタスクの横を通り、ミサオが足を進める。
 一歩、二歩。歩み出ながら龍翼を広げたミサオは、炎に包まれても猶立ち上がろうとする熊の前で、手を広げた。
「とざい、とぉーざぁーい!」
 朗々とした言葉は、まるで舞台上の演者がごとく。
 その仕草にはっとしたオズワルドが、声をあげる。
「ミサオっ!」
「いーのさ、オズ。これがオレの役目だ」
 だからキミも、ちゃんとやらないと。
 そう微笑まれた青年は、口にしかけた言葉をぐっと呑み込み、前を向く。
「水よ……っ! 僕に力を……っ!」
 呼び声に、呼応する。集まり始めた空気中の水分は、オズワルドの魔力と混ざり合い、雨雲となって現れた。
『雨の恵み』だ。ローレライのみが扱えるその秘術は、癒しの雨となって仲間たちに降り注ぐ。
 そしてその中を、ミサオは舞った。炎の猛り、雨の煌めきを指で弄び、奏演する。
『龍翼演舞:花』。それはドラゴニアに伝わる、美しくも強かな舞。
(まぁ、でも。オレはここまでかな)
 正直に言えば、舞えるような状態ではないのだ。
 気力も体力もギリギリで、きっと回復役のオズワルドはそれに気付いたから、止めようとした。
(でも。勇者には花を持たせるもんだろ? 魔王ってのはさ)
 ――思いつつ、視界がぐるりと回る。
 咄嗟に動いたタスクが、その体を支えた。
「ありがとう、ございます」
 呟いた青年は、この舞がミサオのくれた『励まし』だと、気付いた。
(だから、弱気になっちゃダメだ……!)
 託された希望を繋げるため。タスクは再び、視線を走らせる。
 雨に鎮火されたのだろう。煙を纏う白銀色の巨体は、しかしまだ、立っている。
 その肩に、弓兵が飛び降りた。
 瞬時に体を動かし、熊の両肩に脚を乗せたヒューズは、片腕を掲げ、
「もうおねんねしな……っ!」
 振り下ろした。持っていた毒爪を薔薇の中央へ、深く突き刺す。
(なるほどぉ? さっき言ってた『あれ』は、熊の毒を逆手に取るってことね?)
 ならば確かに、成功だなとチョウザは思う。最初の連続咆哮がなければ、薔薇ではなく熊にと考えていただろうし。
 フィリンの部位破壊がうまくいかなければ、この結果……ローズ・ブラッドが麻痺を受け、熊の動きがしばしば止まる状況にも、至らなった。
(傀儡者の自由が奪われた時は、マリオネッタも動かない、か)
 思考しつつ、チョウザは再び飛び上がる。今のうちに熊の体力を削ろうと、六角棒を振り回した。
 貴人やベリルもそれに続き、タスクはその光景をじっと見つめる。
 もちろん、ただ見るだけじゃない。スノウ・アルクトスの動き、ローズ・ブラッドの傷の具合、それらを見比べ。
(今までの僕の、全てを総動員して……っ)
 同時撃破の瞬間を探す。どうだ、いけるか? いやまだだ。もう少し、あと少し、これで……っ!
「今ぁぁぁっっっ!!!」
「……っ!」
 その声に、フィリンが目を開ける。シトリの腕の中で意識を取り戻した彼女は、しかし見た。
 仲間たちが一斉に、攻撃を仕掛けたのを。その合間を縫って、一本の茨が、チョウザに伸ばされたのを。
「させるかぁっ!」
 瞬間、少女は走った。剣を拾い、茨が届く前に、斬り落とす。
 それが終わりだった。熊も、薔薇も。何の音を発することなく、動きを止めた。



 長い戦闘が終わり、多くの者がその場に座り込んだ。
 ああ、やった。終わった。そんな声の中、オズワルドは傷の手当に奔走する。
 しかしただ一人、立っていた人物がいた。チョウザだ。
(魔物も、生き足掻くんだね)
 彼女はそっと、足元に転がる切れ端を拾い上げる。それは最期に、ローズ・ブラッドが自分へと伸ばした茨の残骸だった。
(まぁ、そうか。生きてるんだもんね)
 それがどんなやり方であれ。『自分』が続く道を欲しがるのは、命ある証だろう。
 ふっと笑って、チョウザは指を離す。はらりと、力を失くした傀儡者が、地に落ちた。



課題評価
課題経験:108
課題報酬:2400
白銀のマリオネッタ
執筆:白兎 GM


《白銀のマリオネッタ》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 1) 2019-11-04 08:47:07
ローズ・ブラッド、恐ろしい植物ですね。
ですが、興味があります。

戦闘の方は特に問題は無さそうですが、敵の逃走やローズ・ブラッドによる寄生と攻撃がとても怖いですね。
やはり今回の戦い方はローズ・ブラッド優先か、逃走を足止めする方法を準備かですかね。

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 2) 2019-11-04 08:48:18
あ、久しぶりの依頼なので楽しみにしてます賢者・導師専攻のオズワルド・アンダーソンです。お初の方はお見知りおきを。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 3) 2019-11-04 19:07:46
新進気鋭絶賛赤丸急上昇中黒幕暗躍コース専攻のヒューズ・トゥエルプと申します、よろしくお願いしますよっと。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 4) 2019-11-04 21:10:51
ザコちゃん、あのお花飼いたいんだけど。観賞用兼食用で。…ダメ?
ほら、ザコちゃん如きが寄生されて学園襲撃ーっても。周りにはゆーしゃ様いっぱいだし誤差誤差の猛者じゃん?
そもそもあの花、ザコちゃんみたいなかよわぁいモブを寄生対象にすら選ばない説もあんだけどさぁ。ふふ。

寄生でザコちゃんが思うのはー、ぶっちゃけあの毒ジャバが離れて逃げるーってなら。
逆に他の寄生対象を予め用意しておいたら良くない?みたいな。少なくとも逃げられる心配はないんじゃん?
ジャバ仕留める前に、そうそうに逃がしちゃうなら別だけどさ。ジャバだけ仕留めちゃった場合として。

白と赤が好きーってお話らしーし、他の白赤な生物とかを用意準備すればいーんだよね?
お菓子になってもなお生きてる【スライム饅頭】とか赤く染め色付けて置いとけば良くない?
お中元の課題で触ったけど割と生命力あったし、こっちに寄生したら少しはもつでしょ。たぶん。

(自分の編まれた髪を指先でつまみ上げつつ)
…っても、ザコちゃんも髪色的に、そこそこの狙われ対象物体な気はすっけど。
それも含めて対策の献策に使えるかもではあんだけど。ザコちゃんは必要経費にしちゃうとか。ふふ。

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 5) 2019-11-04 23:04:22
勇者・英雄コースのフィリンよ。よろしく。
さすが戦力は申し分なし、って感じね。
私も負けないようがんばらないと…

主力はスノウ・アルクトスの方で、全ての攻撃がタイプの異なる行動不能系の状態異常を与えてくる。
ローズブラッドは格下だけど、先に倒すとスノウ・アルクトスが逃走する。また薙ぎ払いや規制はランク以上に危険…と、こんな感じかしらね。

盾役はもちろん、状態異常に対応したヒーラーも複数いないとかなり危ないかな…

《メメルの婚約者☆》 仁和・貴人 (No 6) 2019-11-05 01:56:55
魔王・覇王コース、仁和 貴人だ。
・・・落とし穴でも掘ろうと思う。

上手く嵌ってくれれば多少は安全になると思うが・・・

油とあぶないおくすり、どっちを持ってくか迷うな

《甲冑マラソン覇者》 ビアンデ・ムート (No 7) 2019-11-05 09:42:22
勇者・英雄コースのビアンデ・ムートです。皆さんよろしくお願いします

今回は厄介なモンスターを同時に倒さなきゃいけないですから、いつも以上に気を遣う戦いになりそうです……
私はいつも通り盾役を担いますが、状態異常対策はしっかりしなきゃいけませんね
とはいえ、麻痺と萎縮はともかく気絶だけは他の方に助けてもらうしかなさそうです

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 8) 2019-11-05 21:52:44

あと2人が誰が来るかによりますよね。
今回はヒーラーメインで参加させていただきますね。
もし、ヒーラーの数が足りないようであれば、シトリ先生にお願いしてもいいかなと思います。

持ち物は考え中ですが、これ持ってきてーとかあれば言ってくださいね。

ローズブラッドから先に仕留める…を考えてましたが、
スノウなにがしの強さと寄生してる場所を考えたら難しいですねというか、無理な気がしてきました。
ふと思ったのですが、寄生される時の3ターンの間、ローズ・ブラッドに干渉は出来るんですかね。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 9) 2019-11-05 22:04:11
双剣でマタドールやろうか悩んだけど
舞台が森だし、木々を飛び移りながら弓矢でプスプスやる感じで行きますよっと。

部位破壊で爪から神経毒を採取して、怪しいおひたし?を絞って混ぜ合わせたら
毒が変性して、熊の逃走対策の一つになりそうかな、なんて思ったり。




《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 10) 2019-11-05 22:15:42
勇者・英雄コースのタスク・ジムです!
10レベル以上推奨、ゆうがく一周年記念と聞いて、
いてもたってもいられず、参戦しました。

頼りになる先生からのSOS、みんなで解決いたしましょう!

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 11) 2019-11-05 22:29:33
さて、自分の動きですが、盾役、ダメージどちらも行けるつもりです。

そして、作戦についてなんですが…
これ、2チームに分かれて挟撃すれば、逃亡対策と首後ろの薔薇攻撃、
両方兼ねられると思うんですよね~。

シトリ先生が、自分の身をさらしてまで学園に応援を要請したのは、
人数がいれば十分な挟撃が出来るとふんだからだと思うんです。

そこで、チームわけとして2通りの可能性を書きますので、ご意見いただけたらと思います。

1 熊対面=壁チーム と 熊背後=ダメージチーム
→薔薇を早く仕留められそうだが、熊が後ろ向いたときに危険

2 熊対面と熊背後に壁二枚ずつ(ベリル先輩含む)、ダメージ役も分散
→熊がどっちを向いても同じ戦力だが、熊と対面してないほうの壁役がもったいない

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 12) 2019-11-05 22:54:57
ものの本で読んだのですが、異世界のとあるスポーツでは、
密集体系で敵の進撃を阻んだそうですよ。

そこで、上記1の作戦で、壁役は熊をぴったりとマークし、
後ろ向こうとどこ向こうと密着し、ダメージ組も常に熊の死角をキープすれば
ベストな陣形を維持し続けることが出来そうな気がします。

挑発等により絶えず壁役にヘイトを向け続けることも必要ですね。

上記1、2どちらにしても、僕は両手盾プラス状態回復を装備しておいたほうがよさそうです。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 13) 2019-11-05 23:05:06
麻痺草を購入し、装備してきました。
気絶は回復手段のアイテムが、ないんですね。だから、盾役は複数人でフォロー
が必要ですね。

ザコちゃんさんのアイデアが面白いので、もうひとつのポケットにスライム饅頭を入れてみました!

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 14) 2019-11-06 12:44:55
ザコちゃん的には、あの花をジャバごと逃がす、ってことさえなければ。
無理に2手ってよか、攻撃受ける組と攻撃組で分散してちゃかぽこに掛かりまくっていーんじゃん?って。
個人の思考。
無理して2手でぱやぱやすると、さっき言ってたみたいに魔物の向きだの動きだのに影響が翻弄じゃん?
とりま攻撃組と補助組のリスクさえ減らせるように動くんなら、分散で良くないかなぁ。なんて。

(言いつつ学生証の『外敵一覧』ページをぱさぱさと開く)
ポイ…ジャバ……あー、このページ。
ザコちゃん、教官様に聞き伺ったお話聞いてわかんなくなったんだけどー。

学生証のこのページだとさ、あの毒ジャバの【生態】が、
 森に住む大きなトカゲの特性を真似て作られた魔物。
 強力な爪と牙を持ち、それぞれの先端に毒を含む。
ってなっててー、
【状態異常】の項目が『毒』になってんじゃん?

でも教官様のお話だと、うっかり傷を負うと麻痺るかもーって。
ってとは挙句の結局、麻痺にも毒にもなりかねない系ってことでいーの?
それともあのお花の影響で毒が変質編成的な事なの?謎み。

《不屈愛の雅竜天子》 ミサオ・ミサオ (No 15) 2019-11-06 16:37:43
毎度お馴染みゆうがく一(ここ強調)のギャンブラー(絶対譲らない)、
魔王・覇王コースのミサオ・ミサオだ。

多分チョウザの言う状態異常は【麻痺】という扱いでいいんじゃねぇか?
もし花の影響で変質したというのであればオレぁ興味があるねぇ。

オレぁ隠れて背後をとるのも前に出て攻撃を受けるのどっちでもいいが、ダメージを受ける側をやるぁ。
挑発や威圧感で視線をこっちに向けるようにはしようかね。
威圧感の効果は期待してねぇが視線をこっちに向けるくらいは出来るだろうよ。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 16) 2019-11-06 18:44:31
>挟撃
タスクさん申し訳ない。熊と相撲を取れる自信が無い。
ビンビンの内は突撃で突破されて陣形を崩さたり、
脇から抜けられたり、後は…茨を伸ばして上にエスケープってのも、ありえるんじゃないかな。状況によっては挟撃は有効だと思うんだけど。

>毒
…神経に作用する毒なのかな。
ま、毒を以て毒を制すってな感じで試させてもらいますよっと。

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 17) 2019-11-06 23:35:26
(ミサオの顔を見るや否や目線を逸らして)
ヒューズさんの言う通り、ローズブラッドに狙いを定めるどころか
同行してくださる先輩先生がいても僕らでは熊と真正面で戦うのは難しいと思います。

逃げる対策に貴人さんが言う落とし穴などの罠を作る案は欲しいですね。
その時間があって誘導ができればの話ですが、

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 18) 2019-11-07 00:40:09
確かに、挟撃案はヒューズさんたちの危険について、考慮が足りませんでした。
ごめんなさい(深々)

ザコちゃんさんも指摘されているとおり、
完全2チームに分かれての挟撃よりも、
攻防を分担するほうがまだありうる感じですね。

そんなわけで、壁・挑発、ダメージ、サポートの分担になるでしょうか。
ヒューズさんは弓なので、僕たちが熊を全力で引き付ける前提で、
良い位置を取れれば、薔薇を狙えたりしないでしょうか。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 19) 2019-11-07 01:03:34
○同時に葬らなきゃならない件について
プロローグの記載からは、両者同時に葬らなきゃならない理由が見つからないのですが…
熊の説明に、「体力半分で逃げる」とありますが、これは薔薇に操作されていることによる、とのこと。
ということは、薔薇自身の体力が半分を切った場合も、やはり薔薇自身が危険を感じて、熊を操作して逃げる。
だから、平等に削っていって、両方同時に葬る、ということでいいんでしょうか。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 20) 2019-11-07 01:06:49
もっと馬力をつけたいんだけどね〜。ごめんよ。(頭を掻きながら)

射角を確保しながら移動しよう。
オーキードーキー!!!
ローズブラットへの攻撃任せてくだせえ。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 21) 2019-11-07 01:08:27
○落とし穴について

貴人さんの案はかなり有望だと思いますので、本気出して考えてみました。

例えば、普通に戦闘に突入と同時に、後方で貴人さんが穴を掘る。
完成したら全体的にだんだん後退していき、落とし穴にひっかける。

というのはどうでしょうか?

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 22) 2019-11-07 01:14:53
>ヒューズさん

いえいえ、とんでもないです!
僕だって、両手盾以外の装備で熊と正面から相対するのは、無理だと思いますから。

人海戦術のチームプレイ、それがシトリ先生が僕たちを呼んだ理由ですもんね。
ローズブラッド狙い、頼りにしてます。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 23) 2019-11-07 01:25:55
さてさて、今のところの分担を、書き込みをもとにメモしておきますね。

壁役 ビアンデさん、タスク
引き付け ミサオさん
薔薇狙い ヒューズさん
回復 オズワルドさん
落とし穴 貴人さん

現状、壁チームは両手盾なので(たぶん)、熊へのダメージがないですね。
ここは、フィリンさんを頼りにしてもよいものでしょうか?

あとは、先生先輩の役割ですね。
先生は攻撃の他にヒーラーの選択肢があるのは、オズワルドさんもご指摘のとおりです。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 24) 2019-11-07 01:29:41
○同時撃破
葬らなきゃ行けない理由は熊が死んだ時に薔薇がこちらの体を乗っ取りに来るから、だったかな。

あと、薔薇は寄生元が生きている限り
完全には死なないのかなと思ったり。
普通なら薔薇を駆除してから、熊を倒すほうが良いはずなのに。
シトリ先生は、同時撃破を推奨してるあたり、そんな意が含まれてる気がした。
個人的にね。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 25) 2019-11-07 01:54:01
そう、薔薇が残るとダメなのは分かるんですが、逆が分からなかったんですよね。
でも、ヒューズさんの説は説得力がありますね。

僕は、【魔物知識】【推測】で、両者の体力の減り具合を観察して、撃破のタイミングを図ろうと思ってます。
難しいとは思いますが、書くだけならタダですからね。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 26) 2019-11-07 02:13:16
ただ、その場合…寄生されたら…。

ま、何にせよ、同時撃破が何よりってね。
撃破のタイミングを図るのは大事。助かります。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 27) 2019-11-07 21:46:36
タイミングを図れるかどうか(訳 GM様がそれを可能と判断するか)
確証はないのですが、実現したらラッキーと思って描写してみますね。

あと、個人的に考えているのは、ハライタダケをポーイして気をそらしてみたいです。
全校集会でポイズンジャバウォックたちに効いたので。

やるタイミングは戦闘開始前、ハライタダケを投げて気がそれてくれたら、
その間にシトリ先生を回収して、ヒーラーさんもしくは先生自身に回復してもらい、
態勢、陣形を整えてから、改めて熊との戦闘に入る、というのはどうでしょうか?

まあ、全校集会のポイズンジャバウォックと違って、薔薇に操作されていることがどう影響するかが問題ですね。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 28) 2019-11-07 22:21:38
(上記のため、ポケットはスライム饅頭からハライタダケに変更します。)

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 29) 2019-11-09 19:51:23
以前の再掲ですが、方針の確認です。こんな感じでどうでしょうか?

壁役 ビアンデさん、タスク
引き付け ミサオさん
薔薇狙い ヒューズさん
回復 オズワルドさん
落とし穴 貴人さん

敵の戦力バランスを図るのが難しいのと、
フィリンさんやザコちゃんさんの動きにもよるので、何点かご相談したいです。
ご意見頂ければ助かります。

・タスク 壁orダメージorバランス

・シトリ先生 ヒーラーor熊に魔法攻撃or 薔薇に魔法攻撃

・ベリル先輩 壁or 熊攻撃

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 30) 2019-11-10 08:18:38
ザコちゃんは色味的に狙われんだろーし、壁だか囮だかやるほーが良さみ?
最終寄生されたって、弱った状態でこっち来んなら、ザコちゃんよか先に枯れてくれんでしょ。
保証?ないけど。
ってもさして速くも丈夫でもないし、隙あらば殴る器用貧乏モブしてっけどさぁ。何もしないよかは、ね。

一応持ち物は今のとこ【炸裂の種】【スライム饅頭】【特級薬草】辺りで考え中。
【麻痺消し草】でもいんだけどさー、麻痺の状態って学生証で見る限り、

「様々な要因から、身体が痺れてしまい、身動きが行えない状態です。
時折行おうとした行動の際に、体が思うように言うことを聞かず、一定の確率で失敗します。
麻痺を回復できる技能・回復魔法・アイテムの使用を行えば、回復します。」

…的なこと書いてたけどさー。つまりの予測、麻痺を回復する為に草食べる行動すらやらかしかねないじゃん?
そこでもだもだするくらいなら、傷癒した方がましかなーって。
そもそもなるたけ喰らわないような動き立ち回りも前提だろーし、場合にもよるんだろーけどね。


あともう1個思い考えたのがー、咆哮聞いて萎縮したらきりょく(を消費する行動不能)しんどいじゃん?
現状は治し快癒の方法もない…んだっけ、だし。
【忍耐】力とか【全力防御】で耐えるよか、【基礎訓練:体力】とか【基本回避】に頼る方が良さみ?んー…?
こっちも場合によるんだけどさぁ。場合に場合の多層構造で、即刻に崩れかねないね。ふふ。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 31) 2019-11-10 10:42:52
なるほど、麻痺については、そのとおりかも。
さすが、20レベルの経験は伊達じゃない!
そして、持ち込めるアイテムの数の多さ!
(やはり、ザコちゃんさん最強説は真であったか…(眼鏡キラーン))

前衛については、盾二人以上が互いに、誰かが麻痺したら使う、という体制にすれば、使用に失敗する危険はなくなると思います。

そこで、ビアンデさん、フィリンさんにご相談したいのですが、麻痺草を用意して、そのようにプランを書きませんか?
ご検討頂ければ助かります。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 32) 2019-11-10 10:50:55
今までの発言、キャラ傾向、性能を(勝手な推測で恐縮ですが)踏まえまして、役割分担案を書いてみます。

ご意見や、「自分は他の役割が向いてる」等、教えていただければと思います。

熊攻撃 ベリル先輩、ザコちゃんさん(兼任)、フィリンさん(兼任)
薔薇攻撃 ヒューズさん

壁役 フィリンさん、ビアンデさん、タスク
引き付け ザコちゃんさん、ミサオさん
回復 シトリ先生、オズワルドさん
落とし穴 貴人さん

《甲冑マラソン覇者》 ビアンデ・ムート (No 33) 2019-11-10 10:51:10
>戦力
先生や先輩達にはヒーラーとスノウ・アルクトスへのアタッカーを担当してもらう方がいいかなと思ってます
これなら最低一人は敵への攻撃担当ができますし、敵の強さなどを考えたらヒーラー担当をオズワルドさん一人に負担させるわけにもいきません

ちなみに私はいつもの盾や防具以外に念の為に『特級薬草』と、麻痺対策に『麻痺消し草』を持っていきます
技能も防御系の他に萎縮対策に『勇猛果敢』を準備するつもりです

それと敵の『突進』攻撃は直撃したら気絶する可能性があるので、これはなるべく回避でやり過ごそうと思っているので「突進が来そうな時は後方の方々に突進が来そうになったら横へ逃げるよう指示を出してから避ける」という感じでプランに載せようと思うのですがどうでしょう?

《甲冑マラソン覇者》 ビアンデ・ムート (No 34) 2019-11-10 10:54:19
はうあうあ……タスクさんと少しの差で投稿を……

麻痺草については上にある通り持っていくので私は問題ないです
役割分担も未確定の方々の以外は「こうしたらいいのかな?」という感じなのでいいと思います

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 35) 2019-11-10 17:47:46
ビアンデさん、気が合いましたね(笑)
ありがとうございます♪

突進については、そのとおりだと思います。賛成です。
僕も、突進を察知したら「突進来ます!」と後ろに叫びながら避けるよう書きますね。

突進先に落とし穴があれば、はまってくれるのではないかと思ったり。
それなら、貴人さんは僕たちの真後ろで落とし穴を掘って、
あとは突進を待つだけ、ということになりませんか?

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 36) 2019-11-10 17:50:55
萎縮対策に勇猛果敢ですか!
教えてくださってありがとうございます!
お財布と相談の上、履修を検討してみますね!

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 37) 2019-11-10 19:43:27
(勇猛果敢の説明を学生証から読む)

…勝手に魔王専攻なゆーしゃ様限定のやつだと思ってた。全員持てる心意気的なあれじゃん。
考え方に反するもんでもなし、ザコちゃんも持ってっとこ。
大盾の女ゆーしゃ様ったら、事情通ー。ふふ。

あとザコちゃんの持ち物、炸裂の種と身代わりうさぎにしよっかなーってなりつつある。
なんか事情不都合あったら早めに呼んどいて。

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 38) 2019-11-10 23:38:26
ごめん、あんまり相談できてないわね…
流れについては確認してるけど、みんな的確だしって自案出せなかったりで(汗)

役割分担はOKよ。
先輩たちの方も、ヒーラーがオズワルドさんだけって状況なら、シトリ先生にお願いするのはありね。

麻痺と気絶は対応する治癒技能、委縮は『勇猛果敢』で抑えれば守りはほぼ大丈夫かな?
そうするとポケットは私も保険の『麻痺消し草』『特級薬草』の組み合わせになりそうね。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 39) 2019-11-11 14:18:35
ザコちゃんさん、了解しました!
(以前、持ち込めるアイテムが多いみたいに書きましたが、ポケット3つめの解放はレベル30でしたね。失礼しましたm(_ _)m)

フィリンさん、ありがとうございます!了解しました!

僕は、技能は【勇者原則】【勇猛果敢】【衝撃享受】【基本回避】
アイテムは【麻痺消し草】【ハライタダケ】です。

特級薬草が順当だとは思うのですが、僕はハライタダケに賭けてみます。
伝説の賭博師であった、ばっちゃんの名に懸けて!

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 40) 2019-11-11 18:29:42
あと1つレベルが上だったらもう一個ポケット持ち込めたのですが、
ううむしばらく勉学に集中して課題をお休みしてたことを悔やむばかりです。
シトリ先生の行動については同じヒーラー役として僕が書きますね。

そういえば寄生された熊さんにやみなべを口に放り込んだら
寄生してるローズも影響されるのでしょうか。
…相手があれでなければ賢者・導師専攻の生徒として行動してみたかったですがね。

技能:リーラブ、リーソル、勇猛果敢、もう一つはリーマナかマドガトル基本訓練:魔力Ⅰえとせとらえとせとら…悩みます。
もし手伝いなどがあれば言ってくだされば手伝えると思います。

ポケットアイテムは麻痺消し草を
アクセサリは守護石のネックレスを持っていきますね。


《不屈愛の雅竜天子》 ミサオ・ミサオ (No 41) 2019-11-11 19:03:45
そういや先生はレベル10と同じ防御力にしてくれるみてぇだが、
攻撃力はないつーことはオレぁ完全なる雑魚だねぇ!
ということでちょっと訓練を受けてきてね、魔王だが弓で対抗させてもらうぜ。過信はできねぇが盾代わりにちょうどいい弓があったしねぇ。(ブロンズナイト見せながら)

技能は、勇猛果敢、立体起動、二連射、全力防御でって感じで自分がダウンしない戦い方を取らせてもらうぜ。

持ち物は守護石のネックレスと大きい音のための花火を使わせてもらうぜ。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 42) 2019-11-11 21:31:50
オズワルドさん、先生について記載いただき、助かります。ありがとうございます!
技能については、麻痺にも効くというデトルをリクエストしたいです。可能ならば候補に加えていただくだけでもありがたいです。

ミサオさん、便利そうなのをお持ちですね!
標的は熊ということでよいですか?


質問なのですが、装備はシリーズで揃えたらメリットなどあるでしょうか?
具体的には、今まで青銅シリーズ一式だったのを、ちょこちょこ代えて数字を上げているのですが、
それでよいか、シリーズのままのほうがよいか、ということです。
ご存じなら教えていただけたら助かります。

《甲冑マラソン覇者》 ビアンデ・ムート (No 43) 2019-11-11 21:49:06
>シリーズ一式
一式揃えた事で補正がかかるという話は、少なくとも私は聞いた事はないですね……強いて挙げるなら「見た目に統一感が出て見栄えがいい」というところでしょうか?

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 44) 2019-11-11 21:56:15
出発間際にすみませんが、ご相談・ご提案です。

僕は基本、壁、挑発に動きますが、他にいくつかプランに書く予定のことを、
思い付き次第ここに投げてみます。

ご相談を含む場合はその旨明記します。
そうでなくても、ご意見・ご指摘いただけたら可能な限り対応します。

・ベリル先輩 熊攻撃するよう依頼しときます。

・突進 突進のタイミングを察知したら「突進来ます!」と後ろに叫びます

・落とし穴 突進を落とし穴に誘導するようなプランを書きます。
【提案】落とし穴のでき具合で場合分けし、以下のように号令します。
1 完成済 逃げにくくなったはずなので、ジャンプにだけ気を付けて総攻撃!
2 未完成 熊がつまづいたり停止したりした地点に前線を構築、戦闘再開
【相談】
(皆様へ)以上のように、(非常に僭越ながら)僕が「号令する」と書けば、皆様が文字数を割く必要はないんじゃないかと思いますが…
皆様の自由を制限しかねないのが心苦しいため、前もってご相談しております。
賛成いただけたらありがたいですし、ご意見あれば変更します。
(貴人さんへ)落とし穴未完成で突進が来た場合の行動を記載頂いたらありがたいです。再度穴を掘る、作業やめて戦闘に加わるなど、内容はお任せします。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 45) 2019-11-11 21:58:00
ビアンデさん、ありがとうございます!
守護のプロフェッショナルのご意見なら間違いないですね♪
今回ばかりは、見た目より数字を追求してみます。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 46) 2019-11-11 22:11:02
・先生VS熊 現場発見時
プロローグで二人が隠れて熊を観察した場所に陣取り、熊に向かってハライタダケを投げ込みます。
熊がハライタダケに気をとられたら、シトリ先生を呼び、怪我してたら回復、作戦伝達。
また、ヒューズさんの位置取り、貴人さんの穴堀の時間も稼げればなお良いですね。
熊がハライタダケから注意を戻したら、僕の【勇者原則】で先手を取り、前衛組で前線構築、でどうでしょう。

・撃破タイミング
僕は壁役をしながら【魔物学】で熊と薔薇を観察し、撃破タイミングをはかり、両方撃ち取れそうなタイミングを、「今ぁぁっ!」などと叫んでお知らせしようと思います。
(出来る出来ないはGM様次第だと思います。大博打です。伝説の賭博師の、ばっちゃんの(略))

《メメルの婚約者☆》 仁和・貴人 (No 47) 2019-11-11 22:20:44
遅くなってすまない。
落とし穴未完成で突進が来てその落とし穴が駄目になった場合、落とし穴作るのはあきらめて戦闘に参加する。
ウィズマ・アーダ使ってみたいので試してみるつもりだ。
薔薇に行こうと思う。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 48) 2019-11-11 22:31:26
貴人さん、ありがとうございます!
薔薇攻撃ですね!了解しました。
ヒューズさんと協力いただいて、先にダメージを与えすぎないようご注意、ですね。

ウィズマ・アーダかっこいいですよね!僕も愛用してます!

【役割分担案】(再掲)
熊攻撃 ベリル先輩、ザコちゃんさん(兼任)、フィリンさん(兼任)、ミサオさん(兼任)
薔薇攻撃 ヒューズさん、貴人さん(落とし穴後)

壁役 フィリンさん、ビアンデさん、タスク
引き付け ザコちゃんさん、ミサオさん
回復 シトリ先生、オズワルドさん
落とし穴 貴人さん

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 49) 2019-11-11 22:38:20
・先生VS熊 現場発見時
【相談】
(オズワルドさん)シトリ先生に回復役を依頼いただくとき、怪我や体調の具合を見て差し上げるとよいかもしれません。
文字数に余裕あればご検討頂いたらありがたいです。

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 50) 2019-11-11 22:56:53
ご丁寧にありがとうございます。
ではタスクさんの通りに調整して書きますね。


《不屈愛の雅竜天子》 ミサオ・ミサオ (No 51) 2019-11-11 23:00:04
引き付けメインだから熊メインのつもりだ。
ただ熊が同じ引き付け役のザコちゃんへ目線を映してたら薔薇を攻撃しようか少し悩んでいる。
難しそうだったら熊メインでやらせてもらうが。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 52) 2019-11-11 23:27:21
渾身のプランを書き上げて戻ったら、
オズワルドさんの優しいコメントが沁みました…ありがとうございます。

ミサオさんも、ありがとうございます!

あくまで予想ですが、熊が格4、薔薇が格2であることから、
バランス的に、ミサオさんも熊に回っていただいた方がいいかもしれません。

普通の戦闘ならそんなことないのですが、同時撃破が目標になってるので、難しいですよね。
もっとも、僕の目測も当てになるわけではないのですが。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 53) 2019-11-11 23:52:56
上記の作戦について、一部はウィッシュプランの方に記載しております。

「あれっ、書いてなくね?」と不安にしては申し訳ないので、念のためお知らせです。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 54) 2019-11-11 23:55:06
いよいよ出発の時ですね。
ご挨拶に代えて、ウィッシュプランに本当は書きたかったけど入らなかったことを、ここに書きます。

僕は、能力や専門性においては、今のところまだまだだ。

戦闘技術はフィリンさん、防御についてはビアンデさんにはとても敵わない。
オズワルドさんのような魔法の技術はないし、
ザコちゃんさん、ヒューズさん、貴人さん、ミサオさんのような、自由で奇想天外な、逆転の発想は逆立ちしても出てくる気がしない。

でも。
そんな人たちが仲間にいて、力を貸してくれる。
それなら、その力をどう繋ぎあわせるか。
下手くそだろうと、不器用だろうと、みっともなくても、汗をかいて一生懸命考える。

これが、今の僕の戦い方だ。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 55) 2019-11-11 23:55:50
キャラの誕生日、かつ、中の人の誕生日の今日、
最高に歯応えがある戦いに、
皆さんと一緒に出発出来ることを、幸せに思います。

ご一緒いただき、本当にありがとうございました!

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 56) 2019-11-11 23:56:19