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《紅葉狩り:前編》紅葉の調査隊


ストーリー Story

 まっかな、まっかな、手。
 ふくふくやわらかい、ふくふくやわらかい、手。
 もちもちぷにぷにの、もちもちぷにぷにの、手。
 あまそうな、あまそうな、手。
 おいしそうな、おいしそうな、手。
 もぐもぐ、もぐもぐ、手。
 たべたら、たべたら、手。
 なくなっちゃった、なくなっちゃった、手?
 どこだろう、どこだろう、手?
 もっと、もっと、手。
 ちょうだい、ちょうだい、手。
 ほしい。
 ほしい。
 ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、おかあさん、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、うひゃひゃひゃ、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、たすけて、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、なくな、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、おいしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、いたい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、もっと、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、きっと、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、もっと、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、うまい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、たすけ、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、くるよ、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、よこせ、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、ほしい、手。

 もっと、ほしい、ちょうだい、手?

「フトゥールム・スクエアから参りました」
「要請を受けていただき、感謝する」
 ここは『トルミン』にある温泉街の一画。
 そこでは物々しい装備に身を包んだ、自警団や町人が集っている。
 そこに学園からやって来た生徒たちも加わると、簡素な台の上に男が上る。
 どうやら、この臨時調査隊のリーダーのようだ。
 男は拡声魔法石を口元に持って行く。
「今日は、これだけの人が集まってくれて感謝する! 概要はもう伝わっていることとは思うが、認識を合わせるためにもう一度周知する」
 男はこほん、咳払いをする。
「……温泉街で起こった児童行方不明事件。既に二桁に差し掛かる数の児童が行方不明になった。我々はこのことを受け、児童たちを探す調査隊を結成した。それが君たちだ」
 男の言葉には熱がこもる。
「この調査では、児童たちが行方不明になった、その真相を探る。そのために、注意事項を設けた。きちんと覚えて行動を開始してくれ」
 男は傍らにいた女に目配せをする。
 女は一枚一枚、大きく注意事項の書かれた紙を掲げていく。
「まず一つ目。調査を行うにあたり、見つけた児童は救出、及び保護すること」
 集まった人々は頷く。
 中には子供が行方不明になった親もいるようで、その首肯にはより熱が籠る。
「二つ目。万が一児童が魔物に捕まっていた場合、刺激しないよう、極力戦闘は行わないこと。救出する場合は、隙を突いて行うか、より戦闘力のある者を呼ぶか、状況に応じて選択を頼む」
 納得はできる。
 冷静に対処できるかは分からないが。
「三つ目。止むを得ず戦闘を行う場合、必ず一撃離脱、隊と身の安全を最優先にし、逃げることを考えてくれ」
 そして最後に。
 物々しく告げられた言葉は、多くの大人たちを絶望に叩き込んだ。
「四つ目。どうしても敵わない敵に相対した場合、隊と身の安全を最優先にすること。その際、児童を見捨ててでも逃げてこい」
「子供を見捨てて来いというのか!」
 憤慨した様子のひとりの言葉を、リーダーは仕方ない、と言い捨てる。
「情報を失くすリスクがあるためだ。……児童がひとり、生き残るのと引き換えに、他の児童がすべて助からないのでは、本末転倒だと、俺は考える」
 男は静まり返る群衆を眺める。
「質問はないか? ないのなら、速やかに行動を開始しろ! 児童たちの命は、刻一刻と脅かされているぞ!」


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 6日 出発日 2019-10-09

難易度 難しい 報酬 多い 完成予定 2019-10-19

登場人物 7/8 Characters
《グラヌーゼの羽翼》エリカ・エルオンタリエ
 エリアル Lv33 / 賢者・導師 Rank 1
エルフのエリアル。 向学心・好奇心はとても旺盛。 争い事は好まない平和主義者。(無抵抗主義者ではないのでやられたら反撃はします) 耳が尖っていたり、整ってスレンダーな見るからにエルフっぽい容姿をしているが、エルフ社会での生活の記憶はない。 それでも自然や動物を好み、大切にすることを重んじている。 また、便利さを認めつつも、圧倒的な破壊力を持つ火に対しては慎重な立場を取る事が多い。 真面目だが若干浮世離れしている所があり、自然現象や動植物を相手に話しかけていたり、奇妙な言動をとることも。 学園へ来る前の記憶がないので、知識は図書館での読書などで補っている。
《自称「モブ」》チョウザ・コナミ
 ヒューマン Lv34 / 村人・従者 Rank 1
「よーこそお出ましゆーしゃ様。 ザコちゃんの名前?…あー、チョウザ・コナミ。 お気軽気楽に『ザコちゃん』って呼んでくれていーよぉ? 面倒だったらこの記憶はまとめてポイして経験値にしたって、 全然丸っと了承了解?」 「ゆーしゃ様の近くでただ在るだけがザコちゃん。 モブへの用件ならいつでも呼びつけ招いちゃってよ。 何かの名前を呼び続け連呼とか?森の浮浪者とか? はたまた魔物に狙われ襲われな第14人目位の村人とかぁ?」 ■■ 名前:蝶座 小波(自称 身長:176cm 実年齢:20歳(自称 瞳の色:エメラルドグリーン 髪色:カラフルなメッシュ入りのマゼンタ 肌色:魚の文様が頬にある日本人肌 髪の長さ:編まれ端を結んだロング その他外見特徴:古びた布の服に大量の装飾品。 常に腰か手元に携帯する水煙草の瓶は『預かり物』だとか。 頭や腕に謎の斑模様で派手なスカーフを巻く。 一人称:ザコちゃん・(ごく稀に)あーし 二人称:『ゆーしゃ様』等の平仮名表記の立場+様 特徴+様、(稀に)名前+様 他 呼称:「ザコちゃん」呼びを望む。 「モブ」も反応するが、それ以外だと気づかない事が多い。 口調:投げやりで適当な話し方。敬語は一切使わない。 似た言葉や語感を繰り返し、まるで言葉遊びのように話す。 口先は冗談とでまかせ、ノリとハッタリで構成される。 貴族や東の国関係に妙な嫌悪を持つ。 魔法を扱う気は微塵も無いとか。 他者からの詮索、視線、物理接触、色恋話を避ける節がある。
《マルティナの恋人》タスク・ジム
 ヒューマン Lv36 / 勇者・英雄 Rank 1
村で普通に暮らしていましたが、勇者に憧れていました。 ここで学んで一人前の勇者になって、村に恩返しをするのが夢です。 面白いもので、役所勤めの父の仕事を横で見聞きしたことが、学園の勉強とつながり、日々発見があります。 (技能はそういう方針で取得していきます) また「勇者は全ての命を守るもの、その中には自分の命も含まれる」と仲間に教えられ、モットーとしています。 ※アドリブ大歓迎です! ※家族について デスク・ジム 村役場職員。縁の下の力持ち。【事務机】 (※PL情報 リスクの子) ツィマー・ジム おおらかな肝っ玉母さん。 【事務室・妻】 シオリ・ジム まじめできっちりな妹 【事務処理】 チェン・ジム のんびりマイペースな弟 【事務遅延】 ヒナ・ジム 可愛い末っ子 【事務雛型】 リョウ・ジム 頑固な祖父 【事務量】 マーニー・ジム 優しい祖母。故人 【事務マニュアル】 タックス・ジム 太った叔父。【税務事務】 (※PL情報 リョウの子) リスク・ジム マーニーの元婚約者でリョウの兄。故人【事務リスク】 ルピア・ジム 決まった動作を繰り返すのが大好きなグリフォン。【RPA事務】 ※ご先祖について アスク・ジム 始祖。呼吸するように質問し、膨大なメモを残す。【事務質問】 「あなたのお困りごと、お聞かせいただけませんか?」 セシオ・ジム 中興の祖。学園設立に向けて、土地や制度等に絡む諸手続きに貢献。【事務折衝】 「先祖の約束を今こそ果たす時。例え何徹してもやり遂げる!」
《終わりなき守歌を》ベイキ・ミューズフェス
 ローレライ Lv27 / 教祖・聖職 Rank 1
深い海の色を思わすような、深緑の髪と瞳の彷徨者。 何か深く考えてるようにみえて、さして何も考えてなかったり、案外気楽にやってるのかもしれない。 高価そうな装飾品や華美な服装は好まず、質素で地味なものを好む。 本人曰く、「目立つということは、善きものだけでなく悪しきものの関心も引き付けること」らしい。 地味でありふれたものを好むのは、特異な存在として扱われた頃の反動かもしれない。 神には祈るが、「神がすべてをお救いになる」と盲信はしていない。 すべてが救われるなら、この世界に戦いも悪意もないはずだから。 さすがに口に出すほど罰当たりではないが。 ◆外見 背中位まで髪を伸ばし、スレンダーな体型。 身長は160センチ前半程度。 胸囲はやや控えめBクラスで、あまり脅威的ではない。 が、見かけ通りの歳ではない。 時折、無自覚にやたら古くさいことを言ったりする。 ◆嗜好 甘いものも辛いものもおいしくいただく。 肉よりも魚派。タコやイカにも抵抗はない。むしろウェルカム。 タバコやお酒は匂いが苦手。 魚好きが高じて、最近は空いた時間に魚釣りをして、晩ごはんのおかずを増やそうと画策中。 魚だって捌いちゃう。
《ゆうがく2年生》ハイネ・セレネイド
 ヒューマン Lv11 / 黒幕・暗躍 Rank 1
怪盗紳士 物を盗むのは弱者の為に 他人を傷つけたり殺すのは絶対にせず 盗む物に対して最大限の敬意を払うべき それが怪盗紳士としての誇りであり品格である 【外見】 長い銀髪を三つ編みにしている 青い瞳 背が高く細身 【性格】 正義感が強い好青年 どんな時でも紳士を名乗り相手への最大限のリスペクトを忘れない また、フェミニストであり、女性は守るべき存在だと思っている 趣味の手品で今日も怪盗紳士は物を盗む
《ゆうがく2年生》ヒューズ・トゥエルプ
 ヒューマン Lv21 / 黒幕・暗躍 Rank 1
(未設定)
《甲冑マラソン覇者》ビアンデ・ムート
 ヒューマン Lv20 / 勇者・英雄 Rank 1
●身長 148センチ ●体重 50キロ ●頭 髪型はボブカット。瞳は垂れ目で気弱な印象 顔立ちは少し丸みを帯びている ●体型 胸はCカップ 腰も程よくくびれており女性的なラインが出ている ●口調 です、ます調。基本的に他人であれば年齢関係なく敬語 ●性格 印象に違わず大人しく、前に出る事が苦手 臆病でもあるため、大概の事には真っ先に驚く 誰かと争う事を嫌い、大抵の場合は自分から引き下がったり譲歩したり、とにかく波風を立てないように立ち振舞う 誰にでも優しく接したり気を遣ったり、自分より他者を立てる事になんの躊躇いも見せない 反面、自分の夢や目標のために必要な事など絶対に譲れない事があれば一歩も引かずに立ち向かう 特に自分の後ろに守るべき人がいる場合は自分を犠牲にしてでも守る事になんの躊躇いも見せない その自己犠牲の精神は人助けを生業とする者にとっては尊いものではあるが、一瞬で自分を破滅させる程の狂気も孕んでいる ●服装 肌を多く晒す服はあまり着たがらないため、普段着は長袖やロングスカートである事が多い しかし戦闘などがある依頼をする際は動きやすさを考えて布面積が少ない服を選ぶ傾向にある それでも下着を見せない事にはかなり気を使っており、外で活動する際は確実にスパッツは着用している ●セリフ 「私の力が皆のために……そう思ってるけどやっぱり怖いですよぉ~!」 「ここからは、一歩も、下がりませんから!」

解説 Explan

 『トルミン』の温泉街で起こった連続児童行方不明事件の真相を探ってください。

【厳守事項】
 1:見つけた児童は救出及び保護。
 2:万が一児童が魔物に捕まっていた場合、刺激しないよう、極力戦闘は行わないこと。
 3:止むを得ず戦闘を行う場合、必ず一撃離脱、隊と身の安全を最優先にし、逃げることを考えること。
 4:ただし、どうしても敵わない敵に相対した場合、隊と身の安全を最優先に。(児童を見捨ててもいい。情報を失くすリスクがあるため)

【捜索範囲】
 『トルミン商店街』
 トルミン中心街の西側にある商店街。
 トルミンの名産品やお土産を取り扱う店が多く建ち並ぶ。
 
 『枯れ果てた山脈『ヴド・ベルゲ』』
 トルミンから離れた場所に存在する活火山、『オミノ・ヴルカ』から南に伸びる山脈。
 オミノ・ヴルカの火山活動が今より遥かに活発だった頃に大量の火山灰を被ってしまったため、動植物が生息出来ない過酷な環境に変わってしまった。
 魔物の巣窟となってはいるが、ヴド・ベルゲの中でも温泉地に近い場所は比較的安全。

 『宿街』
 宿が建ち並ぶ通り。
 長期休暇時期など、観光シーズンには盛り上がるが、今のシーズンは静まっている。
 宿経営者たちは、この騒ぎが早く収束しないと観光客がやってこないのではと思っている。

【PL情報】
 調査を進めていくと、ヴド・ベルゲで神々しい人型の生物を見たという目撃情報を得られます。
 それは【ブレンディンドサーガ】という魔物です。
 はっきり言って、今の皆様では到底敵う相手ではありません。

【ブレンディンドサーガについて】
 神々しい光を放ちながら君臨する、魔物。
 人がなかなか立ち入らない山の中や断崖絶壁の合間に住んでいる。
 非常に知能が高く、合理的で冷酷。
 人語を解し、交渉などといった高度なコミュニケーションも可能だが、自身を神と信じて疑わない所があり常に他者を見下しているため非常に高圧的。
 本来なら平和を愛し戦闘は好まない。


作者コメント Comment
 皆様、残暑如何がお過ごしでしょうか。
 ウーパールーパーは茹だっております∈( ºωº )∋
 今回は、紅葉狩りシリーズなるシリーズ前編となります。
 紅葉の染まる温泉街で起こった事件を調査する依頼です。
 皆様、何卒ご安全に調査をしてください。


個人成績表 Report
エリカ・エルオンタリエ 個人成績:

獲得経験:162 = 108全体 + 54個別
獲得報酬:3600 = 2400全体 + 1200個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
事前調査
過去に同様の事件は?
不可侵の神域への侵入や言い伝え、掟などの不履行等
事件の発端になりそうな事はなかった?
図書館や聞き込みで調査

魔物学
ブレンディンドサーガや類似の魔物の生態調査
人間を食べるか?
魔物の子供用の餌などとして人の子供を捕獲する事は?
過去に同種の魔物が起こした事件はないか
機嫌を害しない接触方法

聴覚強化・集中・自然友愛
子供や魔物の声や気配を察知できるよう慎重に捜索
風や精霊に協力要請

説得・博愛主義
最初からサーガを犯人とは決め付けない
濡れ衣を着せられている可能性もある
礼を失さず、突然の訪問を詫び、丁寧に事件の事を知らせ
情報を聞き出す
濡れ衣や食糧難等の場合は解決策を相談
協力には深く謝意を

チョウザ・コナミ 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
知らない魔物いるって聞いて見に来た。
話題にされてる失踪事件との関連があるのかないのかはどっちでもいーけど、知らない魔物は見てみたいじゃん?ふふ。

ザコちゃんは魔物にちょっかいかける側。
色んな生態とか情報引き出せっといいな。自分で調べるより手っ取り早いし。

とりま自己認識神らしーし、適当に捧げ物しとこ。目に見える敬意ってこんな形してるらしい。ザコちゃん持ってる中だと【魔力の実】でいーかな。高い珍しいっぽいし。

でもって自己認識神様に色々聞いちゃお。
この辺におもしろい生物植物いない?
おいしいかおもしろい魔物もいない?
この辺で子供の失踪起きてるらしーけど、怪しい存在とかもいない?
神様なら知ってるんじゃん?

タスク・ジム 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【料理】
ハロウィンに備えてグラヌーゼ麦でクッキーをいっぱい作ったんですが
まさかここで役に立つなんて…

【事前調査】【羽ペン】学園依頼文記載の情報を元に
集合時間前に聞き込み
浚われた状況
児童の共通点
付近の土地の該当する言い伝え等
【信用】【説得】児童の家族に聞く時は心情に十分配慮しつつ
必ず助ける、そのために必要な情報だと説明

得た情報は仲間に共有
救出担当にクッキー分配

児童発見時【信用】+クッキーで安心させる
魔物に囚われてたら【勇者原則】で先手・引付
【衝撃享受】で壁役
仲間が救出後【全力撤退】

ブレンディンドサーガに遭遇時
まず子どもの行方を知らないか聞く
A 自分が連れてきた
B 知らない
の場合に分けて対話

アドリブA

ベイキ・ミューズフェス 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
今回は子ども達の安否確認と生存時の救出が最優先
それが叶わなくても情報を持ち帰り、次に繋がるように

◆分担
仲間が子ども達を拐った存在の気を引いて、子ども達を救出できそうなら、私はばれないよう救出を試みて

但し、救出が困難な場合は無理に救出等し子ども達を拐った存在の怒りを買うのは避け、刺激せず情報の持ち帰りを優先

勿論、仲間の説得や交渉が功を奏し子ども達を解放して貰えたら速やかに保護

◆救出後
必要なら子ども達を連れ仲間と全力撤退

安全なところまで逃げられたら、タスクさんから預かったクッキーを子ども達にあげて落ち着かせたり、大怪我等してる仲間、子ども達が居れば祈祷、簡易救急箱を用い応急処置等出来る限りの手当を

ハイネ・セレネイド 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【目的】
子供達の救出

【行動】
タスクさん達と情報を共有後、捜索にあたる

→ウド・ベルゲ
『事前調査』にて出来るだけ地理を把握して捜索
また、敵が出やすい場所もあらかじめ確認しておく

行動する際、『隠密』『沈黙影縫』を使用しながら慎重に捜索
また、情報収集出来るよう常に気を張る

また、敵と遭遇した場合は
『推測』と『説得』を駆使して説得を試みる

サーガは本来は争いを嫌う
子供達か何かしたと思っている?
もしかしたら勘違いがあるかもしれない
得た情報を精査して相手の機嫌を損なわないように説得を試みたい

それでも説得が不可だった場合は一度隠れ「とんでく花火」をセット
『プチヒド』で火をつけ別方向に飛ばして囮にして『全力撤退』

ヒューズ・トゥエルプ 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【目標】
児童を拐う手段を特定し
相手が次に取る行動を予測。先回りして現場を抑えようと考えている。
【行動】
犯人が人か魔物か、複数犯か単独犯かもわからないので
最初から【隠密】を発動し、自身の存在を隠す。
聞き込み等は行わず。
痕跡を探したり、怪しい事象は追跡。怪しいと思ったら調査隊のメンバーや児童であっても尾行をする。
【聴覚強化】「忍び歩き」「隠れ身」
仲間と合流後も自身が獲得した情報は羊皮紙にメモに残して渡す。再び影に潜む。
児童を人質に取る等で状況が膠着してる場合は影から【精密行動】【マド】を撃って援護。
→脅威と遭遇時
立ち合わず。全力撤退を使う可能性がある為、ルートは確認。
その際は味方を先導して逃げる。

ビアンデ・ムート 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
*目的
行方不明の子供たちを助けるために、私に出来る事をします

*行動
出発前に他の方々が得た情報を共有。その後「ヴド・ベルゲ」へ向かいます
魔物の巣窟となっている危険地帯という事ですから、捜索中は周囲を警戒。『危険察知Ⅰ』でいち早く危険を察知できるよう努めます

魔物と遭遇した場合は事前に決めていた通り引きつけ班として相手を刺激しないように成り行きを見守りながら、いつでも守りに入れるよう備えておきます

戦闘になったら『リター』を構えて『全力防御』と『防護魔力』を使って皆さんを守りつつ敵を引きつけます

撤退する際は『全力撤退』でその場から離脱
その際は皆さんが無事に逃げ切れるよう、最後尾について皆さんを守ります

リザルト Result

「知らない魔物いるかもって聞いて見に来た。話題にされてる失踪事件との関連があるのかないのかはどっちでもいーけど、知らない魔物は見てみたいじゃん? ふふ」
 調査隊隊長が告げた、開始の合図。
 集まった調査隊員たちは、各自温泉街へ散らばっていく。
 ある者は街中、ある者は路地裏。
 またある者は街の外へと探しに行く中、【チョウザ・コナミ】はふふふと不敵に笑う。
「オカルト的な存在や古い神話に出てくる魔物なんかでは、対象の特定の部位……例えば、目や心の臓なんかを好んで喰らう存在も居るそうです」
 【ベイキ・ミューズフェス】は眉根を寄せる。
「もし、今回子ども達を拐った存在が同様の嗜好を持っていたら、その部位を数多く食べるために……多くの子ども達を拐ってる、そんな可能性もありますね。……我ながら外れて欲しい推測ですが」
 でも。ベイキは一縷の希望に縋りつく。
「部位によっては命を取りとめる可能性もあるので、拐われたと思われる現場の状況や子ども達を発見したときの様子をみて、できる限り多くの命を助けたいですね」
 祈るように目を閉じた、彼女の瞼の裏。
 真っ赤に、真っ赤に、真っ赤に、真っ赤に。
 燃える紅葉が、どこかの洞窟内部に敷き詰められている光景が一瞬、浮かんだ。

 一方その頃、【ヒューズ・トゥエルプ】は調査隊のひとりを尾行していた。
 調査隊の面々が複数人でグループを作り行動している中、ひとりだけで行動をしている彼女が、ひどく不自然に見えたらしい。
(弱い子供ばかりつけ狙う行動に、腸煮えくりかえって茶が湧きそうだ)
 冗談染みた内心の言葉には、隠しきれないほどの怒りを滲ませる。
 しかし彼は努めて冷静に、その気配を影に紛れ込ませ、同化する。
(まだ、犯人が魔物と決まったわけじゃない。……人間が犯人の場合だって、充分にあり得る)
 緊張に高まる鼓動、漏れそうな吐息を必死に押し殺し、足早に駆ける彼女の後を追う。
「ピーター!」
 しばらくして、突然響く明るい声。
 追いかけていた彼女が発した声だ。
 彼女の先には男がひとり。
「ああ、愛しのエリサ! 君の家族に見つからずに来れたかい?」
「ええ! まったく、あなたとの関係に口を出してくるなんて、鬱陶しいったら」
 男女の逢瀬。
 ヒューズは脱力する。
 こっそり密会するためにひとりで行動していたのなら納得だ。
「でも、どうやって来たんだ? 君のところは兄妹もたくさんいて、監視が厳しいって話じゃなかったのか」
「実は今、いなくなった子供たちを探す調査隊ができているの。だから、その調査隊に紛れて来たのよ。正直、行方不明になった他の児童よりも、あなたとの時間の方が大切だし」
「ああ、エリサ! 君はなんて賢いんだ!」
 他の調査隊の面々が必死になって手掛かりを探している最中。
 この男女は、それをダシにして密会をしている。
 考えは個人の自由とは言え、それがヒューズの癇に触る。
 一言物申してやろうと一歩前に踏み出したその時。
(なんだ……?!)
 ヴド・ベルゲの山の中。
 白銀の光がちかりと、ヒューズの網膜を刺し貫く。
 何があるのかと目を凝らしてみても、その光は既に無く。
 ついでに密会をしていた男女もいなくなっていた。
「……情報を、共有しねえと」

「ハロウィンに備えてグラヌーゼ麦でクッキーをいっぱい作ったんですが。まさかここで役に立つなんて……」
 【タスク・ジム】はクッキーを頬張る児童を見る。
 ふたつのお下げが愛らしいこの児童は、現在行方不明になっている児童と、直前まで遊んでいたという。
「うん! そのことあそんでいたの。そしたらね、そしたらね、いなくなってたの」
「いなくなっていた?」
 児童は口の周りにクッキーの残りかすを付けながら、にっぱーと笑う。
「かくれんぼしよってなってね! あたしがおにだったの! じゅーうってかぞえてさがしたけど、どこにもいなかったの!」
「おかしいって、思わなかった?」
 タスクの問いかけに、児童はうーん、と空に視線を向ける。
「わかんない」
「分からない?」
「うん。だってそのこ、あそんでいるのによくおうちかえっていたから。だから、かってにかえったのかなって、あたしもかえったら、ぱぱもままもかなしそうだったし、おこっていたもん」
「……過去に同様の事件などは?」
「いいえ、聞いたこともないです」
 タスクが児童に聞き込みをしている最中、【エリカ・エルオンタリエ】は児童の母親と思しき女性に、類似事件について聞き込みをしていた。
「なにか、宗教的な観点で掟などを破ったという話も……」
「ここでは、宗教はそんなに根強くないですから……」
 女性はタスクと戯れている児童を見る。
 その目はたしかに、子を心配する母親のもの。
「こんなときに不謹慎だと思いますけれど……。別のお家の子でよかった、この子じゃなくてよかったって、そう思います」
 エリカは目を伏せる。
「……心中、お察しします」
 これ以上は情報はないだろう。
 そう考えたエリカは、タスクに戻ろう、と声をかける。
「あ、そういえば」
 親子に背を向けたその時、母親が思い出したように声を出す。
「なにか、思い出したんですか?」
「ええ、聞いた話でしかないのですが……」
 エリカとタスクは目配せをする。
「教えてください」
 タスクが促すと、母親はおずおずと情報を教えてくれる。
「ヴド・ベルゲで、なんだか神々しい人影を見たって人がいるんです」
 先ほどエリカが言った、宗教的な観点から思い出したのだろう。
「白銀に浮かぶ、地上の月のようで。まるであれは……」
 母親は、聞いたことにしてはやけにリアリティ溢れる、熱に浮かされた様子で話す。
「神様の、ようでした」

「この地域に伝わる宗教とか、神様のような何かがいるかどうか調べましょう」
 エリカは街の図書館に来ていた。
 タスクも彼女と共にいる。
 その手には山積みの伝承の本。
「エリカ部長、これ、探していて間に合いますか?」
 悲鳴のようだった。
 エリカも額に冷や汗が流れるのを感じる。
「……でも、やらなきゃいけないわ。闇雲に探していても、それこそ無駄に時間を浪費するだけよ」
 エリカは腕捲りをする。
 タスクも、覚悟を決めたように一冊、手に取って捲り始める。
 そこに。
「手伝うよ」
 図書館の奥から彼女たちと同じ学園生、【ハイネ・セレネイド】が進み出る。
「助かります! 今は聞き込みを?」
 首を傾げて問いかけるタスクに、ハイネは頷く。
「早いとこ犯人を見付けて、子供たちを安心させてあげたくてね」
 ハイネは一冊、本を手に取りぱらぱらと捲っていく。
 永遠とも思えるような焦燥とした時間は、本を捲る擦れたページの音と共に図書館の中に流れていった。

「お疲れ様です。こちらの方は収穫なしでした」
 各自調査を終え、集まった集合場所。
 【ビアンデ・ムート】は肩を落とし、戦果を報告する。
 彼女は道行く人々に、片端から聞き込みをしていたのだが、目撃情報はなし。
「大丈夫。おおよその目星は付いたから」
 そんなビアンデに、ハイネは優しく声をかける。
「本当ですか! よかった……!」
 胸を撫で下ろしたビアンデは、『それで、どちらに』と、行先を訊ねる。
「ヴド・ベルゲへ向かいます」
 タスクが行先を告げる。
「魔物うじゃうじゃいるってお山?」
 チョウザはヴド・ベルゲのある方向を指さし、こてん、と首を傾げる。
「こっち、温泉街に近いところは比較的安全だってことらしいが……」
 主犯がどこにいようが関係ない。見付けだして叩きのめす。
 ヒューズはぼきり、指を鳴らした。
「……あの、その荷物はなんですか?」
 ベイキはエリカの手に提げられている荷物を見る。
「これ? 手土産を持って行かないと、失礼になってしまうわ」
 エリカは意味深に微笑んだ。

 ざくり、ざくり。
 軽い音を立てて慎重に、灰に濡れた世界を歩く。
「さて、どこをどう探そうか?」
 無言の空間に、ハイネは言葉を落とす。
 その言葉は空気に溶けて。その視線はエリカの方へ。
「気になる情報があったから、それを中心に調べたの。色々と文献を見てね」
「気になる情報? ザコちゃんにリークしてちょーだい」
 チョウザは進行方向を見ながら、それでも言葉はエリカに向ける。
「ええ。とある住人の方が、『神々しい人影を見た』そうよ」
「まるで神様のようだって言っていましたね」
 タスクが引き継いだ言葉に、チョウザは目を細める。
「ふぅん、神様、ねぇ?」
「……この山に、光を見た。小さくて強い光で、確認しようとしたら、すぐ消えて」
 エリカの情報を受けて、先ほど見た光景を思い出すヒューズ。
 もしかしたらその光は、エリカの言っているものと同じものかもしれない。
「その光を見たんですか?」
「ああ、白銀の、一瞬だけ」
 ビアンデの問いに、ヒューズは短く答える。
「それは、どの辺りでした?」
 ベイキは不安気に胸元に手を当てる。
 もしかすると、案外近くに脅威が迫ってきている、そう考えたのかもしれない。
「……遠目だったから詳しい場所は分からないけど、ここからの景色を見ると……」
 ヒューズはとん、とん、と歩を進めると、くるりと振り返る。
「たしか、この辺」
 場に緊張が走るのが分かる。
 近くにそれらしいものはないけれど、いつでも動けるようにと構えだす。
「その人影の正体は、分かったんですか?」
 ビアンデが構えるリターの白色が、日の光を受けて滑らかに光る。
「もちろん。その人影は、魔物よ。意思疎通のできる、魔物。名前は、たしか」
 『ブレンディンドサーガ』。
「私を呼んだか、ヒトの子よ」

 気配がなかった。
 否、感じる暇もないほど急速に接近された。
 力量を瞬時に見定められなかった。
 否、すぐにでもひれ伏してしまいたいほどの圧力が体全体にかかってくる。
 それは月。夜空に輝く月が場違いにも昼間の地上に落ちてきたかのような。
 白銀に輝く肌。比喩ではなく、正しく発光している。
 女性用とも男性用とも判別の付かないドレスを身に纏う、白銀に発光する男性が、そこにふわり、ふわりと浮かんでいる。
「はっはっは、そう固くならんでも良い。近う寄れ」
 彼は朗らかに笑むと、ゆったり近付いてくる。
 潰されそうなほどの圧力をその身に纏ったまま。
「あ、あなたは、だれですか」
 震える声で問いただしたビアンデ。
 はて。彼は小首を傾げる。
「ヒト等が言っていたではないか。ブレンディンドサーガと」
「あなたが、ブレンディンドサーガなのですね」
 ベイキはわずかに体に力を入れる。
 ブレンディンドサーガは愉快そうに、『如何にも』と、彼らを見下ろし笑う。
「初めまして。私はフトゥールム・スクエアの生徒、エリカ・エルオンタリエと申します」
 エリカは激しく動く心臓を押さえつけながら、持っていた紙袋を彼へ手渡す。
「よろしければこちらをどうぞ」
 袋の中には箱菓子がふたつ。
 彼は興味深そうにそれを眺め、一箱取り出した。
「ははは、『スライム饅頭』とな! ヒトは魔物を模したものでも喜んで食べるのか! 実に興味深い!」
 ツボに入ったのか、彼は大口を開けて笑い転げる。
 しかし、それはどこか上品でもあり、神々しくもある。
「はぁ……。ヒトにしては随分と気の利いたものを用意したではないか」
 ようやく笑いは収まったのか、目尻に浮かぶ涙を人差し指で拭った彼は、その人差し指をそのまま生徒たちへ向ける。
「私は今、最高に気分がいい。ヒトよ、私と言葉を交わすことを許そう」
「んじゃ、お言葉に甘えて」
 チョウザが圧を振り払うように一歩前へ進みでる。
 両手を胸元の高さにまであげ、肩をすくめる動作をブレンディンドサーガは面白そうに見守る。
「この辺に面白い生物植物いない? おいしいか面白い魔物とか」
「ふふ、私にとっては皆同じ生き物さ。面白い面白くないと優劣などはつけられん」
 なぜそのようなことを聞く?
 微笑みの中に見え隠れする彼の目が、チョウザに問いかけていた。
「や、実はこの辺で子供の失踪起きてるらしーの。怪しい存在とかもいない? 神様なら知ってるんじゃん?」
「ほう、失踪、とな」
 彼は目を細める。
 何かを知っているのか、あるいは何も知らないのか。
 飄々としたその表情からは何も読み取ることができない。
「はい。既に二桁に差し掛かる児童が行方不明になっているんです。何か、ご存知のことがあればなんでも教えてください」
 エリカが言葉を丁寧に引き継ぐ。
 ブレンディンドサーガは、ふむ……と顎に指を当てて思案し始める。
「心当たりはある。……が、この中の何人かは私が犯人ではないかと疑っているようだなぁ?」
 ブレンディンドサーガは口角を上げる。
 にんまりと笑うその姿は、実に神さまらしい残虐性に満ち溢れている。
「ああ、不愉快だ、不愉快だ」
 のし掛かる見えない力がわずかに強まる。
 ビアンデは冷や汗を流しながら、リターを構え皆の前に躍り出る。
 彼女の構える白いリターは、皆とブレンディンドサーガを隔てる。
「不愉快な思いをさせてしまい、申し訳ありません。私たちも町の人も、疑心暗鬼になってしまっているのです」
 全力で防御をしているビアンデの隣から、ハイネがブレンディンドサーガへ声をかける。 
「あなたは本来、争いを嫌う性格であると聞いています。私には、あなたが子供達を攫ったとは考えられません。お願いします、知っていることがありましたら教えてください。もしかしたら、私たちに何か勘違いがあるかもしれない」
「してもない事実で色々疑い文句かけられんのムカつくくない? ザコちゃんはむかつく。だからさ、ちょっとでも自分以外に怪しーのいたら教えてくれてもいーよ。ちょっとでも疑いは分散した方がいーだろーし」
 ハイネの説得に、畳み掛けるようにチョウザが言葉を発する。
 彼女は『魔力の実』をブレンディンドサーガに捧げるつもりでいた。
 だが、ポケットの中に手を突っ込んで探っても、それらしいものはなかった。
 どうやら忘れてきたらしい。
 チョウザは軽く肩を竦め、事の成り行きを見守る。
 ともあれ、ふたりの言葉に、ブレンディンドサーガは眉を動かす。
 難しいことを考えている時のような、人間臭い表情だ。
「……行方不明になった子供達には、ご両親がいます。彼らは今も、必死になって我が子を探しています。不安で不安で夜な夜な枕を濡らし、真っ赤に腫れた目を必死に擦り、隈なく我が子の痕跡を追い求めているのです」
 タスクが目を伏せる。
「……あなたが犯人であると、そう思ってしまったことはごめんなさい。ですが、子供達を探し出すことに必死なことだけは分かっていただきたいです」
 タスクの言葉が切れた、数秒後。
「く、くくく……。は、ははははは!」
 大地を震わすかと勘違いをする大声で、彼は哄笑する。
「なぁに、私は本気で怒っておらん。ヒトが必死で訂正しようとしてくるものでな、つい愉快になってしまっただけよ」
 未だ、くっくと喉で笑うブレンディンドサーガ。
 場の空気が、いくらか緩んだような、そんな雰囲気を彼ら生徒たちに与える。
「私はやっておらん。それは事実だ。しかし」
 ニマニマと愉快そうなまま場を見渡したブレンディンドサーガは、こてん、と首を傾げる。
「そう言っただけでは納得はしないのだろう? のう、そこのヒトの子よ。私の住処に近付いて、何をしようというんだ? ん?」
 彼の視線は、じりじりと背後の崖に向かって距離を詰めていくベイキとヒューズに向けられる。
「……バレたか」
 ヒューズは動きを止め、警戒の態勢に入る。
「良い、良い。特別じゃ、私の住処に入ることを許そう」
 でなければヒトは信じてくれぬのだろう?
 ブレンディンドサーガはすぃ、と先導し、崖の縁へ立つ。
「……私が行ってきます。皆さんは、いざという時に情報を持ち帰ってください」
 ビアンデがブレンディンドサーガの背後に立つ。
「……わ、私も、行きます」
 その隣にベイキ。
「分かりました。ふたりで行ってきます」
 意を決したように、緊張した面持ちでブレンディンドサーガの元まで歩むふたり。
「そんなに警戒などしなくとも、私にヒトを襲う気などないのにな」
 ブレンディンドサーガは一瞬、寂しそうに笑う。
 しかしそれも一瞬のこと、ニマニマとした笑みを浮かべ、崖の縁へ足を踏み出す。
 すわ、落下か。
 ふたりの目は、驚きに見開かれる。
 落ち行くブレンディンドサーガにも、重力に逆らわずに落ちていく自分自身にも。
(これは、落ちる)
 ベイキは確信する。
 来たる浮遊感と、衝撃に備え、ぐっと目を瞑る。
「私にヒトを襲う気などないと言ったろう?」
 ふわり、何かに抱き留められる感覚に目を開ける。
 恐る恐る上を見ると、呆れたような微笑みを浮かべるブレンディンドサーガ。
「さあ、ここが私の住処だ」
 好きなように漁るがいい。
 にんまりと口角を上げるブレンディンドサーガを背に、ベイキは奥へ進む。
 ビアンデは、入口のブレンディンドサーガを気にしながら、捜索を始めるのだった。

「なにかありましたか」
 何事もなく、無傷で帰ってきたふたりに、心配そうにタスクが駆け寄る。
「……なにも、ありませんでした」
 ベイキは肩を落とし、ビアンデは顔を俯かせる。
「そうだろう。私は児童の行方不明には関わっていないのだからな」
 ブレンディンドサーガは、ここではない遠くの方を見る。
「……この山には、手を喰らう魔物がいる」
 突然の情報に、生徒たちは一様に彼の方を見る。
「自身に手がないものだから、近い体格の手を喰らうのじゃ。手を喰らって、喰らって、喰らって、喰らって。そうして手が生えてくるなんて幻想を、夢想しているんじゃな。……ふふふ、愚かしい。もしも本当に手が生えてきたなら、次はあやつ、何を喰らうんじゃろうな?」
 彼の口から、それ以上が語られることはなかった。

 後日、持ち帰ったその情報を元に調査隊が調査を進めたところ、とある魔物の存在が浮かび上がってきたという。
 しかし、彼ら学園生がそれを知るのは、学園内に流れる平和な時間、授業の後。
 肌寒くなり始めた秋の、昼下がりのことだった。



課題評価
課題経験:108
課題報酬:2400
《紅葉狩り:前編》紅葉の調査隊
執筆:宇波 GM


《《紅葉狩り:前編》紅葉の調査隊》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 1) 2019-10-03 00:02:10
賢者・導師コースのエリカ・エルオンタリエよ。
事態収拾のために頑張るわ。よろしくね。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 2) 2019-10-03 01:43:32
勇者・英雄コースのタスク・ジムです!
お困りごと、というより、子供たちが行方不明という緊急事態、
みんなで解決いたしましょう!

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 3) 2019-10-03 07:29:44
教祖・聖職コースのベイキ・ミューズフェスです。
よろしくお願いします。

既に二桁に差し掛かる程の、児童行方不明事件ですか……。
子ども達の足で行ける範囲となれば、行方不明になった場所はさほど遠くではないかもしれませんが、その後に移動させられた可能性もあり得ますし……。

ただ、それだけの人数をもし隠すとすれば、洞窟や遺跡なんかの隠蔽に向いた場所に子ども達を隠してる可能性もあるかもしれませんね。
その間に、子ども達を拐った何者かが……新たな獲物を探してるかもしれませんしね。

《ゆうがく2年生》 ハイネ・セレネイド (No 4) 2019-10-03 14:21:58
初めましての方ばかりのようだ。
初めまして。黒幕・暗躍コース、ハイネ・セレネイドだ。
宜しく。

子供達の安否が不安ではあるんだが…個人的には何個か疑問が残る依頼だね。

・ブレンディンドサーガは高圧的だが本来なら平和を愛し戦闘を好まない
→それが子供を何故襲っているのか

・人語を解し、交渉などといった高度なコミュニケーションも可能
→とてもではないが、コミュニケーションが可能な様には思えない

ともすると言われている人物像とは別人にすら思える。
以上の事から、『何か別の要因で凶暴化している』もしくは『ブレンディンドサーガの仕業に見せ掛けた』か『たまたまそんな風になってしまった』か。

いずれかの可能性を提示させて貰いたい。
個人的な意見からすると『縄張りに入った人間の子供』には怒ってるけど子供を浚ったのは別の何かでは無いかって思っているね。

………まぁ、ブレンディンドサーガの巣窟から子供の救出は変わらなさそうだから、心に留めておく程度で構わないんだが。
難易度はいずれにしても高いままではあるしね。

『隠密』と『沈黙影縫』があるから、潜入、捜索の方で何か出来ないかなとは思っていた。

さてさて、私の考え過ぎならそれでいいんだけどね。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 5) 2019-10-03 15:00:26
ふー…魔物にも季節の移ろいってモンに何かを感じるんだろうかね。
まるで、子供の手を紅葉に見立てて紅葉狩りしてるみたいだ。
中々に粋な奴らじゃないか。腸煮えくり返って、茶が沸くぜ。

黒幕・暗躍コースのヒューズ・トゥエルプ。よろしく頼みますよっと。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 6) 2019-10-03 18:27:40
>ブレンディンドサーガ
山脈で目撃されたという話だけで、子供を襲ったりさらったりしたかどうかについては、確定的な情報はないわね。
現状で今回の犯人と決めつけて対応してしまうと、相手を怒らせてしまったりして面倒なことになりそうだわ……
もしかすると他に犯人がいて、ブレンディンドサーガに濡れ衣を被せてる可能性も無いとは言えないし、
今回は相手をそれなりに立てて、情報を引き出してから犯人を確定した方が賢明じゃないかしら?

もちろん、ブレンディンドサーガが犯人ではないという確定情報も無いし、
相手が危険な存在であるのは間違いないから、事が悪い方向へ流れた場合も
想定はしておきたいわね。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 7) 2019-10-03 22:01:38
皆さん、よろしくお願いいたします!

僕は、自称☆報道勇者らしく、ブレンディンドサーガさんに、突撃インタビューで
真相に迫ります!

…と意気込んでみたものの、ハイネさんやエリカ部長さんのご指摘がなければ
危うく、犯人と決め付けて、怒らせてしまうところでした!
「どうしてこんなことを…お困りごとがあるなら教えてください」
「俺じゃないムギャオー皆殺しだ!」…うん、最悪のシナリオです(震え)

ここはエリカ部長さんの言われるとおり、まずは情報を引き出すことを考えたいですね。
ブレンディンドサーガが前情報どおりの方なら、素直に教えを乞う感じから入れば、話してくれそうですが、
凶暴化など、何らかの変質をしている可能性もあるので、コミュニケーションについても、いくつかはパターンを想定したいところです。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 8) 2019-10-03 22:16:55
【厳守事項】についての考察です。

基本的にプロローグの記載は尊重するのがジム家の家訓(笑)なんですが…
今回ばかりは、丸呑みする必要はないのでは、と感じています。

何故なら、僕たち以外は「自警団や町人」ということから、
この【厳守事項】、特に4は、あくまで彼ら向けのものだと思うんです。
僕たち勇者の卵は、僕たちらしいやり方でいきましょう。
児童を助けた上で、情報を持ち帰るやり方も、きっとあるはず。

なお、メタ読みになり恐縮ですが、
ジャンルが「戦闘」ではなく「サスペンス」であることから、
戦闘がメインではないと推測されるため、1~3は尊重してよいと思います。
2については、「より戦闘力のあるもの」として、他の調査隊員から頼られることも想定しておいた方がいいと思います。

ブレンディンドサーガや何らかの魔物から、
一撃離脱でご安全に児童をかっさらう作戦を考えて、プランに反映したいものです。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 9) 2019-10-03 22:34:16
知らない魔物の噂聞いたからまーぜて。
別に課題のお邪魔妨害する気は無いし、頭数に含まれないモブがいたってべつに許されんでしょ?ふふ。

でさぁ、魔物がほんとに誘拐拉致の主犯原因なのかは、見て見ないことにはなんともだけどさ。
説得の可否はどっちにせよ、対話はできるらしーじゃん?
だったらさぁ、仮に噂どーりに誘拐拉致してる魔物だったとしてさ、魔物は倒さなくっても救助はできるくない?
できる、ってーか、可能性はあるかも、なんだけど。

ほら、対話なりなんなりで闘争心敵意持たさない程度に視線と気引いてー、
別組が子供助けるー、みたいな。生きてなかったら遺品回収になりかねないんだけどさ。どっちみち需要でしょ。

あとザコちゃんが微妙に思い考えんのはー、課題の直接解決には関係ない無関係だけど。
本来の魔物の思考性態じゃないってなら、その思考が弄られるほどの裏黒幕がいたりすんのかな。
或いは、環境とかが与える変異的あれ?特殊な性態的な?
なんせよ、そーいう諸々の原因根源あるってんなら、そこも解消しないと繰り返すかなーって。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 10) 2019-10-04 00:08:40
ザコちゃんさん、倒さなくても救助できる点、同感です。

そこで、引き付け班と救助班の分担を決めておいて、
児童が魔物と一緒の場面に遭遇したらそのフォーメーションを取る、というのはどうでしょう?

仮に分担するとしたら、僕は引き付け班を希望します。
非戦闘状態においては対話、戦闘状態においては挑発・壁役を務めたいです。
装備は両手盾にして、防御系技能で固め、対話用に【博愛主義】、救助後の【全力撤退】を積もうと思います。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 11) 2019-10-04 07:37:03
そうですね。まずは子ども達の安否確認と生存時の救出を優先し、救出がかなわない状況だったら情報の持ち帰りを優先したいですね。

何者が子ども達を拐っているのかもわからないので、拐ったと思しき対象との対話も、状況次第では有効だと思います。
さすがに、いきなり襲って来るようなら難しいとは思いますが。

子ども達を発見して生存してた場合、その場に魔物等が居たらタスクさんの仰るような感じで手分けして対処するのはよさそうですね。
子ども達が居なくなったことに気付いた魔物が追ってきた場合も、同様の対応でいけるかもしれませんね。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 12) 2019-10-04 12:37:50
プレンディントサーガ…だっけ。
知能を持つ生物故、個体差はあるだろうが…。
紛れもなく学園から脅威として認定された生物、平和を愛する。
なんて言っちゃあいるが。平和主義者だって牛も魚も食う。
高次元の魔物様に果たして人間はどう映ってるんだろうね。

偶には黒幕・暗躍コースの生徒らしく影に潜んでみることにするよ。
相手と対峙した場合…子供が人質に取られてしまうことも考えられる。
状況が膠着した際には援護するからさ。

《甲冑マラソン覇者》 ビアンデ・ムート (No 13) 2019-10-04 21:39:01
勇者・英雄コースのビアンデ・ムートです。皆さんよろしくお願いします

色々と不可解な要素が多い事件ですが、なにはともあれ私は盾として守るべきものを守るために頑張るだけです
……とはいえ、今回は戦闘色はあまりなさそうなので、私の出番はない……はずですよね

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 14) 2019-10-05 00:42:25
>戦闘
ブレンディンドサーガへの対応で地雷を踏んでしまったりしたら、
逆上した相手に『戦闘とも呼べないレベル』で
一方的にわたしたちがなすすべもなく蹂躙されてしまう可能性があるから
迎え撃って勝つことは無理でも、被害減少策を考えておくのは良いことだと思うわ。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 15) 2019-10-05 06:31:58
取扱注意って訳だね。
怖いもの見たさはあるが、奴さんの逆鱗に触れちまったらお終いだ〜。

と…頭が少し冷えてきましたぜ。
この神隠し事件。相当数の児童が消えている訳だけども。
疑問はやっぱり…手段ですよね?
温泉郷、商店や宿街を出入りして行ったと考えていいのか。
魔物が人に化けたのか、魔の心を持った人の犯行なのか。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 16) 2019-10-05 08:18:14
手段も気になりますし、目的もわからないですよね。
その辺に解決の糸口があるかもしれませんし、拐われた子ども達の遺留品等があったら、現場の様子も確認しておきたいです。

何かヒントが残ってるかもしれませんし。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 17) 2019-10-05 20:09:16
手段、目的、原因、味、その他諸々。まるっと全部。
わっかんないけど、解決と再発に関わるところ以外の調べ確認は割と趣味の範疇だよね。課題の解決とはまた別だし。
味は今回は見れないかなー。うっかり抱えるくらいの肉塊零さないもんかなぁ。ふふ。

手分けするってならザコちゃん話して気引くのも裏で隠れこそつくのも、どっちでもやれなくはないだろーし、
人手足りなそうな方行くかな。裏で隠れんのは専門じゃないから、補助補佐的な動きになりそうだけど。

で、仮に役割分けたとして、具体的な動き決めないとだよね、どっち組も。
話す側ならどう逆鱗をなでなでしない程度に情報を引きずり出すか、
隠れる側なら動き方とか動くタイミングをどこで測るかー、とか。
何気に締切近づいてきてるしね。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 18) 2019-10-05 20:16:42
あ、そーそー。わりかしお察しだとは思うけど、
使えるゆーしゃ様は全員もれなく【全力撤退】の準備しとくのに1票入れとく。

もたついてバタバタ帰るよか、ちゃーんとさっさと帰れた方が楽じゃん?
なんかあったら帰る想定してんだし。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 19) 2019-10-05 23:33:50
ビアンデさん、よくいらっしゃいました!出番、ありまくりですよ!
良かったら、僕と一緒に、引き付け班(仮称)に回っていただけませんか?

児童を確保してるのが、他の魔物なら、いつも通り壁役を務め、救出を待って離脱、
相手がブレンディンドサーガなら、まずはコンタクトを取りますが、相手が仕掛けて来るなら、全力で防御して、救出・撤退の時間を稼ぎましょう。

町人や自警団さんと一緒に行動することも想定されるので、なおさら守りは重要ですね。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 20) 2019-10-05 23:41:21
・自分の技能
【博愛主義】交渉、調査用
【衝撃享受】【魔力障壁】防御用
【全力撤退】

次候補として、【勇者原則】で先手をとりたい気持ちもあって
魔法を使う敵が出ないなら【魔力障壁】とトレード出来そうですが、
皆さん、どう思われますか?

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 21) 2019-10-05 23:59:43
今までの書き込みと、皆さんの傾向から、班分けと行動案を書いてみますね。
あくまでタスクの予想なので、調整修正どんどんお願いしますね。

【交渉・陽動】 ビアンデさん、エリカ部長さん、タスク
非戦闘時はお尋ねから入り、丁寧に失礼のないように情報を聞き出す
戦闘時は挑発・壁役、救出組の達成を確認して全力撤退

【潜行・救出】 ハイネさん、ヒューズさん、ベイキさん
非遭遇時は斥候、捜索
遭遇時は児童の確保、安心させるコミュニケーション、安全な場所への移動
確保次第全力撤退

両方可能 ザコちゃんさん


あと、調査は各自考えられるところをどんどんやっていただければ助かります。
僕の場合は、現場へ向かう前の大図書館での調査や、
現地到着からプロローグの捜索隊集合までの間の時間で、関係者に聞き込みや現場検証を出来るだけするようなプランを検討しています。
関係者への聞き込みや現場検証

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 22) 2019-10-06 00:02:28
>子供大量誘拐犯?の目的
あくまで推測の域を超えないけれど、野山の動物なんかは実りの多い秋のうちに
冬ごもりする間の食料を溜めこんだりするじゃない?
まして幼い子供を抱えていたりしたら、その命を繋ぐのに必死になるのは
生き物として当然の本能よね……

今回もしそんな感じで、相手にそれなりの知性と交渉の余地があれば、
食べる物を選んでもらうとか、上手い着地点を考えてみたいわね。

《ゆうがく2年生》 ハイネ・セレネイド (No 23) 2019-10-06 00:20:04
確かに、『全力撤退』あった方が良いね。
何があったとしても戻って来て、情報をどうにか持ち帰りたいし。
戦って勝ち目は無さそうだしね。

個人的には、感情的にも論理的にも出来るだけ行方不明者は全員連れて帰りたいが。

なるべく助けるけど、危なくなったら全力で逃げる、かな。

あと、メタい話し、ブレンディンドサーガの情報はPL情報だね。
調べないと出てこないようだから『事前調査』する必要があるかな。
PC情報として落とし込まないとだね。

んー、そうなると

『トルミンと宿街で情報収集』から『山脈探索』に入った方が良さそうだね。
ブレンディンドサーガの情報を、共有出来ないで山脈に入るのはかなり危険な気がする。

時間が立つと生存リスクが危ぶまれるけど…命を張るからには下調べは重要だ。

…なるべく『事前調査』で調べられるといいんだけどね。


《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 24) 2019-10-06 00:29:42
>エリカ部長さん
食料を溜め込む…なるほど!
メタな話、手がおいしいなんて前文を読むと、
子供たちもう駄目なんじゃないかと絶望してたのですが、
溜め込んでる段階だと推測すると、まだ「手を付けていない」可能性が考えられますね。
そこで、食べものの代案を提案するのは、かなり有効そうです!

>ハイネさん
ブレンディンドサーガの情報は、おっしゃるとおりだと思います。
そこで、事前調査でなんとしてもサーガにたどり着くような情報収集と、
それを確実に皆さんに共有するよう、プランに書くようにしますね。

《甲冑マラソン覇者》 ビアンデ・ムート (No 25) 2019-10-06 09:10:33
>ポジション
それでは私はタスクさんと一緒に引きつけ班にいきますね。どのみち皆さんを守るために立ち回るつもりでしたし、ここが一番いいかなと

情報収集や交渉は他の方々が担当するとのことなので、私はスキル構成を防御系に危機察知と全力撤退にしたり、撤退する時もなるべく殿を努めるなど守りに特化しようと思います
最優先は子供達の安全ないし情報を持ち帰る事ですから、そのために出来る事は全力でやります

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 26) 2019-10-06 10:47:14
そうですね。まずは今回は子ども達の安否確認と生存時の救出が最優先でしょうし、それが叶わなくても情報を持ち帰り、次に繋がるようにしたいですね。
そうなると、事を迅速に済ませて、仮に相手を刺激しても子ども達に危害が加えられないようにするなら、タスクさんが仰るように役割を分けるのがよさそうです。

>役割分担
分担する場合は、私は救出に回っても大丈夫ですし、必要なら他の役割でも対処できるよう善処します。

>子供大量誘拐犯?の目的
オカルト的な存在や古い話に出てくる魔物なんかでは、対象の特定の部位……例えば、目や心の臓なんかを好んで喰らう存在も居るそうです。
もし、今回子ども達を拐った存在が同様の嗜好を持っていたら、その部位を数多く食べるために……多くの子ども達を拐ってる。

そんな可能性もありますね。
……我ながら外れて欲しい推測ですが。

でも、部位によっては命を取りとめる可能性もあるので、拐われたと思われる現場の状況や子ども達を発見したときの様子をみて、できる限り多くの命を助けたいですね。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 27) 2019-10-07 17:28:39
全校集会が盛り上がっていますが、紅葉狩りも大詰めですね。
というわけで、仮プランを書いてみましたよ!今回は難産でした~!

僕は、グラヌーゼ麦をポッケに入れて、
ハロウィンに備えてクッキー作っていたらまさかここで役に立つとは~【料理】
みたいなプランを書いてみました。

助けた児童にあげて、励ますことにも使えるし、
サーガさんが児童のおててよりクッキーを気に入ってくれたら、それに越したことはないですものね!

そして、クッキーの他にもどなたか食べ物があれば、
「どっちが好きですか?クッキーの方が良いですよね!?」という【会話術】で
おててへの食欲から意識をそらせないかな、と思っています。
この作戦を面白いと思ってくださり、字数に余裕があるかたは、
是非とも、美味しそうな食べ物をお持ちよりいただけませんか?

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 28) 2019-10-07 19:15:12
>食べ物の持参
ブレンディンドサーガに会った時の挨拶用としてスライムまんじゅうを持って行くつもりよ。
彼(彼女?)がどんな存在であれ、先住者であるのなら
後からそこへ入るわたしたちが、礼を尽くして挨拶もした方が、会話も交渉もしやすくなると思うからね。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 29) 2019-10-07 19:39:01
こっちは身を隠しての尾行や痕跡を辿った捜査をメインに仕上げました。
プレンディントサーガに関しては我関せずってことで。
もしも…って時の為の逃走ルートの確保をすることにしました。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 30) 2019-10-07 22:31:27
ハイネさんの心配される情報収集については、
僕は、学園で依頼を受けた時点で把握した情報をもとに、
現地到着からプロローグの集会までの時間を利用して【事前調査】
という描写にしてみました。
アクションとウイッシュを組み合わせて、捜索隊出発前に
サーガの情報にたどり着くよう、頑張って書いてみましたよ!

ビアンデさん、いつもながら頼もしい守護神っぷりです。
ヒューズさん、いぶし銀ですね。逃走ルート確保も絶対必要だと思います。
それぞれ防御、捜索のスペシャリストさんなので、心強いです。

僕の方は、壁役の行動も押さえつつ、主に交渉関係に字数を割いています。
児童の救出が他の方にお任せになってしまっているので、
ベイキさんは、明言されているように、救出に当たっていただくと大変たすかります。

良かったらクッキーをお預けしますので、
字数に余裕があれば、児童のフォローに使っていただけませんか?

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 31) 2019-10-08 07:41:46
>救出
では、私は救出に回りますね。
ただ、行方不明の子ども達の数は二桁に差し掛かるとのことですし、ふたり位は救出に回った方が安全かもしれません。

さすがにひとりでは、全員を救出するには時間が掛かるかもしれないので。
最悪、生存の可能性が高い子を優先して……と言った決断も必要になりかねませんし、子ども達が居なくなって怒ったプレンディントサーガが、残ってた子に怒りをぶつける……なんてこともないとは言えません。

と言っても、もし子ども達の救出ができない状況だったら、余分に無駄な人員を割くことにもなるのが……。

>タスクさん
ありがとうございます。
では、クッキーをお預かりして子ども達を落ち着けることに使えないか試してみますね。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 32) 2019-10-08 08:28:58
あ、これは杞憂で済めばいいのですが、もし子ども達を救出しても大怪我等してて危険な場合は、安全な場所で応急手当するなり、魔法で治療を試みる必要があるかもしれません。

そういった対処を盛り込んでても大丈夫でしょうか?

《甲冑マラソン覇者》 ビアンデ・ムート (No 33) 2019-10-08 09:19:50
子供達の状況がわからない以上あるに越したことはないと思います
それに子供達に回復を使わなくても他の方々に使う事も出来ますから、持ち腐れにはならないでしょう

《ゆうがく2年生》 ハイネ・セレネイド (No 34) 2019-10-08 11:38:35
最終日になってしまった;
ギリギリで申し訳ない;

そうか、タスク君が『事前調査』してくれるなら私は大手を振って救助に回れそうだね。

なら、私は救助と、見つかった時の為の囮を用意しておこうかな。
とはいえ、勝ち目がない相手に自分が囮になるのは命取りになりかねないから
『とんでく花火』を持って行って別方向にセットして『プチヒド』で火を着けて逃げるくらいなんだが。

用意しないよりはきっとマシだろう。

あとはそうだな。
説得が可能かどうかになるが。
文字数が許せばそこも書いておく。

…ブレンディンドサーガが子供達に怒ってるのか
それとも別の要因を子供のせいと勘違いしているのか。

言及したらもしかしたら説得できるかも分からないからね。

とりあえず思い付くのはこんなところかな?

あんまり役に立てなくてすまない;

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 35) 2019-10-08 19:48:03
どっちも割かし人手ありそうだし、ザコちゃんも魔物見に行っとこっかな。
ただ遊びに行きたいだけだけど。
やらかして暴れだしたらうまいこと見捨ててくれたらいー感じの逃走に使っちゃってね。

ザコちゃんはこの世に神なんていない派だけど。精霊王が神格化されてるとこはあっけどさあ。
あの魔物が自己認識神だって信じてるなら、貢物くらいは持ってっとこ。
一応高級品らしいし【魔力の実】でいい?美味しいのかどうかも知らないけど。

なんせよ、興………情報の引き出しと気の引きつけを目的としたあれなんだし、
救出組が助け終わったら穏便に帰りたいし。その時のあれも決めときたいよね。
救出組のゆーしゃ様のだれかに、無事にある程度ことすんだらこっちに知らせ伝えに来て欲しいかも。
普通に自然な感じでね。それを合図に、キリがいいからーって穏便に帰宅みたいな。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 36) 2019-10-08 20:28:28

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 37) 2019-10-08 20:31:06
(間違えてスタンプしてしまいました!)

ベイキさん、ありがとうございます!
クッキーお預けしますね。
ビアンデさんのおっしゃるとおり、回復の想定もありがたいです。

ハイネさん、怪盗救助士、素敵です!花火もお洒落!
こんな緊急事態でもなければ、壁新聞の一面飾りたいくらいですよ!
あと、説得もありがたいです。
方向性が複数あれば、どれかはヒットするでしょうから。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 38) 2019-10-08 20:42:40
ザコちゃんさん、魔力の実もいいと思います。
貢ぎ物も、選択肢が多いほど、ヒットする確率は上がるでしょうから。

そうですね、サーガが子供さんを捕らえていると仮定して、
穏便にお話や貢ぎ物で引き付けてる間に救助組がこっそり逃がす、
ということなら目立たない合図が必要でしょうね。

う~む。

救助組は、安全圏と判断できるところまで児童を連れてこれたら、
一人だけ離脱し、おもむろに引き付け班に合流するのはどうでしょう。
(残りは待機して児童の護衛)
特に言葉もないけど、この人がここにいるということは、穏便に話を切り上げて
穏便に辞去する合図、ということで。

この場合、児童がいなくなったのがバレたら怒り狂って追ってくる可能性が高いので、合流したら全力撤退ですね。

後に禍根を残したくないなら、騙しより対話や説得を重視したほうがよいかもしれませんね。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 39) 2019-10-08 21:03:50
あとねぇ、ザコちゃん気になってんのがさぁ。
あっちもこっちも魔物が原因ー、って扱いになりぎみだけど、そもそもその魔物は悪いの?っていう。
珍しいタイプだから関連するづけられて犯人じゃん?って思われてるだけでー、決まり確定じゃあないんじゃん?

だから正直、説得するー、とか、言い含めるーってよりかは、現状把握的な方が良くない?って思いみ。
っても開幕の秒速に蹂躙されたらんな事も言えないんだけどねぇ?ふふ。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 40) 2019-10-08 21:04:42
あ、忘れないうちに。
一応もう1個の持ち込みは【特急薬草】か【発煙筒】で検討中。
使い方はお察しだけど、他のゆーしゃ様の持ち込み見つつ考えとくね。

《ゆうがく2年生》 ハイネ・セレネイド (No 41) 2019-10-08 21:13:09
供物の件は私もいいと思う。
見つかった場合の説得できる手札は増やしておきたいし。

説得はなんとかプランに入ったから…合流はなんとかプランに入れてみるよ。

考えうる一番の最悪を考えて行動しようとは思ってる。

☆PLより☆
背後が考えうる最悪のパターンが
『助けた子供に冒頭の化け物が混じっていた場合』
だったので、その可能性がある場合は全てかなぐり捨てて全力ダッシュで情報持ち帰る事に専念します。

ブレンディンドサーガが子供じゃなくて子供に混じった『何か』を探して誘拐?してる可能性も無くは無いかもとか思って。

皆命大事に。

《ゆうがく2年生》 ハイネ・セレネイド (No 42) 2019-10-08 21:23:43
>ザコちゃんさん
あー、それは確かに。
流石に此方の要望を聞いてくれるとは思わないからね。
ただ、もう見つかった時の策思いつかないから情報収集半分駄目元説得でダッシュで逃げようとは思ってる。

…うん、最悪情報は持ち帰れるようにはしたい。
子供、見捨てる事になるかもしれないけどね(悲しげ

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 43) 2019-10-08 21:55:57
とりあえず、ポケットのアイテム枠は簡易救急箱を用意して、魔法だけで足りない場合等の応急処置に備えておきますね。

一応、アクションでは重傷者に祈祷と応急処置までは盛り込んでます。
職業技能では復活呪文、デトルも用意してますが、その辺の技能が必要になるような事態にならないことを願うばかりです。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 44) 2019-10-08 22:52:36
ザコちゃんさんのおっしゃるとおり、
サーガは無関係もしくは濡れ衣の可能性はもちろんあります。
そこで、僕の対話プランはビンゴ・無関係の両パターンを書いてみました。

そして、どっちのパターンでも、対話中に仲間に児童を探してもらうよう、
ウイッシュに書きました。

Bの場合、口では無関係と言って嘘ついてる場合や、
サーガは本当に知らないけど児童が勝手に迷いこんだ場合、
サーガに隠れて、他の魔物が児童をさらってサーガのすみかに隠れてる場合
などなど、色んな可能性がありますし、
いないなら、いない状況を確認しときたいですからね。

間際のご連絡で申し訳ありません。
救助班のみなさんは、以上も踏まえた行動方針にしていただかければ
ありがたいです。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 45) 2019-10-08 23:07:16
たくさん話し合って、会議室でのベストは尽くしたように思います。
これだけ頑張ったのですから、きっといい結果になりますよ!

ご一緒いただいたみなさん、本当にありがとうございます。
あとは、プランの出し忘れに気をつけて、児童の無事を祈りましょう!

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 46) 2019-10-08 23:15:39
勿論、みなさんの説得や交渉が功を奏し、子ども達を解放して貰えた場合もあり得るでしょうし、そういったときには速やかに子ども達を保護するように記載しています。

ただ、救出やその後の対応に重きを置くことになったので、調査ルートや道中の行動とかは盛り込めなかったのが辛いところです。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 47) 2019-10-08 23:53:35
そろそろ出発ね。
みんなで知恵を出し合い、いい相談ができたと思うわ。
どんな展開になっても、次の機会にはまた一緒に頑張りましょう。