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勇者流トライアスロン!?


ストーリー Story

「秋と言えばな~んだ?」
 心地よい秋の日差しが降り注ぐフトゥールム・スクエア。次の授業が行われる教室へと向かうべく廊下を移動している生徒たちに、突然かけられる声があった。
 生徒たちがびっくりして振り返ると、そこにはルネサンスの少女、【リサ・ストーンズ】のまぶしい笑顔があった。
 秋と一口に言ってもいろいろあるだろう。食欲の秋、読書の秋、芸術の秋……生徒たちがどう答えようか考えていると、その隙を与えずリサがこう続けた。
「もちろんスポーツの秋だよな!?」
 たしかに思い立ったら即行動、という外見のリサに読書や芸術の秋は似合わないだろう……などと、一部の生徒は失礼なことを考えたとか考えなかったとか。そんな生徒たちの思考を知ってか知らずか、リサはなおも言う。
「ちょっと手伝ってもらいたいことがあるんだけど、いいよな?」
 いつのまにかリサのペースに巻き込まれた生徒たちは、近くの教室で話を聞くことになった。

「勇者流トライアスロン、っていう競技を考えたんだ!」
 開口一番、リサはそう言った。
 勇者流トライアスロン? 頭に疑問符を浮かべる生徒たちの姿を見て、リサは話を続ける。
「勇者流トライアスロンってのは、まず最初に水泳をやって、その次は箒に乗るんだ。そんで、最後にマラソンをやる。すっげーハードな競技なんだ!」
 すっげーハード、という部分で生徒たちの何人かは嫌そうな表情を浮かべる。うげー、と誰かが小声でつぶやくのが聞こえた。
「先生の許可も取ったぜ! 『やりたいです!』ってメメたんに言ったら『長距離を移動するトレーニングにもなるし、いいんじゃねーの?』って言ってくれたんだよ」
 生徒たちは『ああ、あの学園長なら喜びそうだよな……』と思ったとか思わなかったとか。
「でさ、参加者募集中なんだけど、みんなやってみねーか?」


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 5日 出発日 2019-11-07

難易度 簡単 報酬 少し 完成予定 2019-11-17

登場人物 8/8 Characters
《甲冑マラソン覇者》朱璃・拝
 ルネサンス Lv29 / 武神・無双 Rank 1
皆様こんにちは。拝朱璃(おがみ・しゅり)と申します。どうぞお見知りおきを。 私の夢はこの拳で全てを打ち砕く最強の拳士となる事。その為にこの学び舎で経験と鍛錬を積んでいきたいと思っておりますの。 それと、その、私甘い食べ物が大好きで私の知らないお料理やお菓子を教えて頂ければ嬉しいですわ。 それでは、これからよろしくお願いいたしますわね。
《ゆうがく2年生》ヒューズ・トゥエルプ
 ヒューマン Lv21 / 黒幕・暗躍 Rank 1
(未設定)
《ココの大好きな人》アンリ・ミラーヴ
 ルネサンス Lv18 / 教祖・聖職 Rank 1
純種が馬のルネサンス。馬の耳と尻尾を持つ。 身長175cm。体重56kg。 16歳。 性格は温厚。 あまり表情を変えず寡黙。 喋る際は、言葉に短く間を置きながら発していく。 少しのんびりした性格と、言葉を選びながら喋るため。 思考や文章は比較的普通に言葉を紡ぐ。 表現が下手なだけで、年相応に感情は豊か。 好奇心も強く、珍しいものを見つけては、つぶらな瞳を輝かせながら眺めている。 群れで暮らす馬の遺伝により、少し寂しがり屋な面もある。 やや天然で、草原出身の世間知らずも合わさって時折、突拍子の無い発言をする。 好きな食べ物はニンジン。 食べていると美味しそうに目を細めて表情を和らげる。 趣味はランニング。運動自体を好む。 武術だけは、傷付ける行為を好まないため苦手。 入学の目的は、生者を癒し死者を慰める力を身に着ける事。
《ゆうがく2年生》アリア・カヴァティーナ
 アークライト Lv14 / 村人・従者 Rank 1
 幼い頃から聞かされてきた英雄譚に憧れて、いつしか勇者さまを導く人物になりたいと願ってきた。  その『導き』とはすなわち、町の入口に立って町の名前を勇者様に告げる役。  けれども、その役を務めるということは、町の顔になるということ。この学校でたくさん学んで、いろんなことを知ることで、素敵な案内役になりたい!  ……それが自分の使命であると信じて入学したけれど、実のところ勉強よりも、花好きが高じた畑いじりのほうが好きだったりする。そのせいで、実はそこそこの力持ちだったりする。  たぶん、アークライトの中ではかなり変人なほうなんだと思うけれど、本人はあんまり気にしていない模様。  基本的に前向き……というか猪突猛進なところがある、かも。
《やりくり上手》フィアナ・フォレスター
 エリアル Lv3 / 王様・貴族 Rank 1
●外見 サラサラとした金髪のストレートロングヘアー 肌の色は色白 スタイルはグラマー 外見年齢は20歳くらい 身長は168㎝とやや高い 体重は…普通より軽め ●内面 比較的おおらかで優しい性格をしている 実際の年齢は18歳 交友関係がほぼないので友人を欲しがっている傾向にある 当然恋愛なんてものは知らない
《這い寄る混沌》ニムファー・ノワール
 アークライト Lv20 / 王様・貴族 Rank 1
ニムファー・ノワール17歳です!(ぉぃぉぃ ニムファーは読みにくいかも知れないので「ニミィ」と呼んでくださいね。 天涯孤独です。何故か命を狙われ続けてます。 仲間やら友人はいましたが、自分への刺客の為に全て失ってしまいました。 生きることに疲れていた私が、ふと目に入った学園の入学案内の「王様・貴族コース」を見て考えを改めました。 「自分が命を狙われるこんな世界、変えて見せますわ!」 と思っていた時期が私にもありました(遠い目 今ではすっかり学園性活に馴染んでしまいました。 フレンドになった方は年齢にかかわらず呼び捨てタメ口になっちゃうけど勘弁してね、もちろん私のことも呼び捨てタメ口でも問題ないわよ。 逃亡生活が長かった為、ファッションセンスは皆無な残念女子。 な、なによこの一文。失礼しちゃうわ!
《メメルの婚約者☆》仁和・貴人
 ヒューマン Lv33 / 魔王・覇王 Rank 1
「面倒にならないくらいにヨロシクたのむ」                                                                                                                                                 名前の読みは ニワ・タカト 身長:160㎝(本当は158cm位) 体重:45kg前後 好きなもの:自分の言う事を聞いてくれるもの、自分の所有物、メメたん 苦手もの:必要以上にうるさい奴 嫌いなもの:必要以上の労働、必要以上の説教 趣味:料理・・・だが後かたづけは嫌い    魔王っぽく振る舞っている    此方の世界の常識に疎い所がある キャラとしてはすぐぶれる 物理と科学の世界からやってきた異邦人だが、かの世界でも世界間を移動する技術はなくなぜここに来れたのかは不明。 この世界で生きていこうと覚悟を決めた。 普通を装っているが実際はゲスで腹黒で悪い意味でテキトー。 だが、大きな悪事には手を染める気はない。 保護されてる身分なので。 楽に生きていくために配下を持つため魔王・覇王科を専攻することにした。 物欲の塊でもある。なお、彼の思想的には配下も所有物である。 服装は魔王っぽいといえば黒。との事で主に黒いもので固めていて仮面は自分が童顔なのを気にして魔王ぽくないとの事でつけている。 なお、プライベート時は付けない時もある 色々と決め台詞があるらしい 「さぁ、おやすみなさいの時間だ」 「お前が・・・欲しい」 アドリブについて A  大・大・大歓迎でございます 背後的に誤字脱字多めなので気にしないでください 友人設定もどうぞお気軽に
《サンタ見習い》だすく・じむ
 カルマ Lv15 / 魔王・覇王 Rank 1
「おで、まおう。 なまえ、だすく。 おでをうみだしたひと…じむぅ。 おで、まおう。おまえら、くう! …はらへった(ぐぅぅ)。ねむぅ…(ぐーすか)」 とある洞窟で、とある男が創造した「魔王の素体」 闇の魔力変換を肉体増強に全振りしているためか、物理的にあり得ない筋肉量を誇る巨体、まさに魔神と形容するにふさわしい肉体である。 膨大な魔力注入により、とうとう目覚め、ダスク(夕闇)の名を与えられたが、何しろ二言三言話しただけで力尽きてねんねしてしまうので、完全なる目覚めのため魔力供給を続けることにし、放置。 創造主と入れ違いで、授業で洞窟に探索に来た学園生と交戦。 暴力的なまでの筋肉で学園生を圧倒するが、何しろ生まれたばかりなので体の使い方がまるで分かってない。 当然ガス欠となり、しおしおのぷ~とばかりに力尽きたところを学園生に連行され、学園に保護された。 まま(母親がわり) 【マーニー・ジム】 リスク・ジムの元婚約者。リバイバル。 あにぃ(兄がわり) 【タスク・ジム】 マーニー・ジムの孫。広場でうろついていただすくを発見・保護。 アルチェの海蝕洞窟で、似た雰囲気の甲冑の巨人と交戦したようだが…?? *** 【魔王育成計画】 1 レベリング ★レベル1 ひらがながはなせる 一人称「おで」 ★レベル3 カタカナもはなせる 一人称「オデ」 ★レベル5 漢字も話せるし、敬語も使えます 一人称「俺」 ★レベル7 複雑な概念を表現出来ます 一人称「私」 ☆レベル10 魔王としての思想を持ちます 一人称「我」 2 コミュニケーション ・たべものをあげたら、なつきます ・ことばをおしえたら、おぼえます ・つよさをしめしたら、みとめます 3 技能 職業技能は物理攻撃、一般技能は運動系に全振りの見通し

解説 Explan

●成功条件
 リサが考えた競技『勇者流トライアスロン』をリサと一緒にプレイすることで成功となります。
 プレイした結果、改善点などを挙げていただいてもかまいません。

●コース解説
 水泳はスペル湖で行います。距離は1.5キロほど。
 その後、スペル湖の湖畔で箒レースとマラソン(それぞれ10キロ)を行います。

 湖に特に襲ってくる魔物などはいませんが、時折強風が吹いて波が起こります。
 そのせいで若干泳ぎにくくなる場合があります。対策しておくといいかもしれません。
 箒レースも強風によってバランスを崩す場合があります。

 マラソンのコースは前半がゆったりとした上り、後半に急な下り坂があります。
 上りで気づかないうちに体力を消費したり、下りで膝を傷めないよう注意しましょう。
 また、コースのそばには公園があり、生徒や近隣の住民から応援や冷やかしを受ける場合があります。

●プランに書いていただきたいこと
 レースに挑むうえでの意気込み(やるからには1位を目指すとか、とりあえず完走できればいい、などキャラクターの目標を書いてくださると助かります)
 レースの戦略(水泳、箒、マラソンのどの種目に力を入れるか。3種目に均等に力を入れていただいてもかまいませんし、得意な種目に全力を出す、とかでもかまいません)

●リサについて
 彼女もレースに挑戦します。
 体力には自信があるようで、水泳とマラソンは力を発揮しますが、魔法の扱いは苦手なので箒レースは下手です。彼女に勝ちたい場合は箒レースで差をつけることが重要になるでしょう。

●その他
 レースに参加するだけでなく、レースに出場する選手を応援するなどというプランも大歓迎です。


作者コメント Comment
お久しぶりです。はまなたくみです。
今回は、秋と言えばスポーツ! ということでこのようなエピソードを用意させていただきました。
秋の過ごしやすい気候の中でリサと気持ちの良い汗を流してみませんか?


個人成績表 Report
朱璃・拝 個人成績:

獲得経験:52 = 44全体 + 8個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
先ずは水泳ですわね。私は平泳ぎで挑みますわ。波が来るようですけれど新陳代謝で対応しつつここであまり体力を使わないようペースを抑え焦らず確実に進んでいきますわ

次の箒は一番の苦手ですけれど、ここも苦手を自覚し受け入れ、落ちてリタイアだけはしないよう確実に着地点を目指す事だけを考えますわ

最後のマラソン、ここで一気に勝負をかけますわ!持ち込んだ水筒のスポーツドリンクで水分補給もばっちりと。沿道の応援には笑顔で手を振って応えますわ

登り下りは私は狼のルネサンス、子供の頃から山で遊んでおりましたから苦ではありませんが油断せず正しい姿勢を心がけ、ラストスパートで祖流還りで狼の姿になり全力で駆け抜けますわ!

ヒューズ・トゥエルプ 個人成績:

獲得経験:52 = 44全体 + 8個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
一位を取ると息巻いたが…水泳はともかく、箒ねぇ。
ペース配分 3:1:6 くらいだな。
マラソンまでどこまで温存出来るか。マラソンでどこまで差し返せるかだな
「運動神経」で泳ぎ・箒騎乗のバランス等をカバーする。

→水泳
筋肉の疲労を分散させる為に、背泳ぎやバタフライ等、変えていく。
※波
海中に潜り込み、体のうねりで推進を生み、くぐる。

→箒
水泳の後に強風に晒されるため【エンジュワカイロ】で温める。風避けのために自分が先行していた場合は譲る。事故りそうな時は直下で回避。「緊急回避」

→マラソン
立体機動で機動力をブーストする。下り道で思い切り踏み込んで【跳躍】
着地する寸前で衝撃緩和のために【二段ジャンプ】を使用。

アンリ・ミラーヴ 個人成績:

獲得経験:52 = 44全体 + 8個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
走るの好き!皆で一緒に走るは、もっと好き!他の運動も好き!
皆で無事に楽しく、完走できれば良い。でも手は抜かない。一番目指す!

レース前に【事前調査】でコースの特徴を調べる。マラソンコースの起伏も確認。
ペース配分を考えておく。

当日は学園指定水着(男性)を着る。泳ぎやすく、箒飛行の空気抵抗も減らす目的。
ストレッチや軽くジョギングでウォーミングアップ。

水泳はクロール。波が起こった時は息継ぎしづらいので、治まるまで【息止め】。
箒レースの直前に素早く地面の砂や土を手と尻にこすりつける。濡れたままで強風を受けると滑って飛びづらそう。

マラソンは坂の上り下りはペースダウン、それ以外は早く、そしてラストスパート!

アリア・カヴァティーナ 個人成績:

獲得経験:52 = 44全体 + 8個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
勇者さまをご案内する役目を果たすには、気づいたら先回りして待っているくらいのことはできなくてはなりませんわ!
そのためにこの機会…有効に使わせていただきますわ!

作戦は…「まず全力を出してから考える」!
温存なんてしていては勇者さまには追いつけませんし、何より自分の限界を知ることもできませんわ!
最大の武器は忍耐! それから、今回すぐに成果を出そうと思わずに、結果から次の課題を見つけようという姿勢!
全力→休み休み→全力→休み休み→…の繰り返しの中で、自分が得意なものは何か、苦手なものは何か、探してみますわ!
もしも特訓すべきものが見つかったのならば…今日はもう動きたくないので、今後の課題としておきますわ!

フィアナ・フォレスター 個人成績:

獲得経験:52 = 44全体 + 8個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
◆目的
・レース完走(えっ?)

◆意気込み
「順位にはこだわらずに、走り切りたいですね。」
※他力本願
※特に力を入れる種目はない(そりゃそうだ)

◆プレイング
・レース当日に訪れた観客の中から複数の屈強な男性を選び【絶対王政】【王の器】【説得Lv5】【信用Lv5】【会話術Lv3】【人心掌握術Lv3】【空気察知Lv2】を使用し、自身を担いで代わりにレースするように頼み込む。必要なら【権威】を使用。
・複数の男性達に担いでもらいレースに出場
・水泳では学園指定水着に着替え、男性達に結ばれた【ロープ(大)】で引っ張ってもらう
・箒では普段着ているドレスで臨み、『フィアナが座った箒を持った男性達が走る』
・マラソンでも↓

ニムファー・ノワール 個人成績:

獲得経験:52 = 44全体 + 8個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
まずはストレッチね。全身くまなく伸ばしておくわよ。
ダイエット目的とはいえ完走はしたいけど、流石にブービーメイカーだけは避けたいわね。
順位にはすこしこだわっていくわよ。

レース戦略的には水泳5 箒2 マラソン3の体力配分でいくつもりよ。

水泳パートは【水泳】のスキルがあるしある程度かっ飛ばしって行きたいわね。
強風による波対策としては、やはり潜水かしら。
【息止め】のスキルで強風が収まるまで潜っているつもりよ

箒パートは若干体力回復と強風対策でややスローペースで。

マラソンパートはマイペースで行こうかしら。上り坂、下り坂どちらもピッチ走法で。
ラストスパートは【覚醒】して一気にゴールを目指すわ。

仁和・貴人 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:132 = 44全体 + 88個別
獲得報酬:3600 = 1200全体 + 2400個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
レースについて出場はしない
ただ、リタイヤした選手の回収だったり、給水所の手配だったりとかやりたいと思う

まずは一人だけだと手が回らないので善意のボランティアを募集
近くの公園に来ている生徒や近隣の住民に声をかけておく

「やって貰いたいことは応援だったり冷やかしついでにリタイアした選手がいたら連絡してほしい」


水泳終わった辺りに体を拭く布は厚手の布を(出来るようなら複数)と水を入れた水筒を(出来るようなら複数)準備する
他にも給水所を複数準備できたらいいな


順位も大切だがそれ以上に無事にレースを終えることの方が大切だ
なのでオレはサポートに回らせてもらう
皆、頑張って欲しい

とか言いつつ実は配下候補の品定め

だすく・じむ 個人成績:

獲得経験:52 = 44全体 + 8個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
何しろ生まれたばかりなので、体の使い方もよくわかっていない。
よーいドン!の号砲の瞬間から、周りの選手の動きを観察し、
見よう見まねでレースに参加していく!

・水泳
みんなの動きを一通りみてから、まず全速力で走って着水し、
そのまま走り続け、胸まで浸かってから、両腕をぐるぐる回して進む。
その後、みんなが足を動かしてるのを発見、真似して速度上昇

・箒
箒を思いきり投擲、その箒に向かって跳躍してまたがり、
箒もろとも落下したら拾ってまた投擲、跳躍をゴールまで繰り返す

・マラソン
難しかった水泳、箒の鬱憤を晴らすように全速力で走るが、すぐ息切れ
皆を観察し、一番早い人のフォームを真似て速度上昇
逆転寸前、ゴール前で力尽きる


リザルト Result


 その日は見事な秋晴れとなった。
 スペル湖のほとりに八人の学園生が集合していた。
「おー、みんな来てくれてありがとな!」
 【リサ・ストーンズ】がニカッと笑って、集まった学園生たちに礼を言う。
「勝負と聞けば挑まずにはいられませんわね。やるからには勿論一着目指して頑張りますわ!」
 学園指定の水着に身を包んだルネサンスの少女、【朱璃・拝】が屈伸運動をしながら言う。気合十分のようだ。
「負けず嫌いなのよね、俺。負けるつもりはないよ?」
 金髪のヒューマンの少年、【ヒューズ・トゥエルプ】も同じく学園指定の水着を着用し、水泳に備えている。
「皆で無事に楽しく、完走できれば良いけど……俺も、手は抜かない。一番目指す!」
 馬のルネサンスの少年、【アンリ・ミラーヴ】も一番を目指し、軽くジョギングで体を温めている。彼も水着着用である。
(箒に乗ったときの空気抵抗、減らせるかも?)
 と考えてのことだ。
「勇者さまをご案内する役目を果たすには、気づいたら先回りして待っているくらいのことはできなくてはなりませんわ!」
 アークライトの少女、【アリア・カヴァティーナ】は自分の限界を極めるために参加するようだ。
「そのためにこの機会……有効に使わせていただきますわ!」
 アリアが気合を入れる横で、同じくアークライトの少女【ニムファー・ノワール】はストレッチで体をほぐしていた。
(ダイエット目的とはいえ完走はしたいけど、流石に最下位だけは避けたいし……少しは順位にもこだわっていこうかしら)
 全身をくまなく伸ばし、準備は万端だ。目指すは一つでも上の順位だ。
「おで、おまえら、たおす」
 カルマの青年【だすく・じむ】は……よく分からないままこの授業に参加することになったせいか、ルールもよくわかっていないようだ。だが闘志は十分、彼も勝利を狙う気十分のようだ。
「よし、給水所の手配は終わったぞ」
 仮面の少年、【仁和・貴人】が戻ってきて言う。貴人はレースに参加せず、裏方として選手を支えるつもりだ。
「ノワールくんが飲み物を用意してくれて助かったよ。ありがとう」
「こちらこそ、貴人さんが給水所まで運んでくれて助かりましたわ」
「順位も大切だがそれ以上に無事にレースを終えることの方が大切だからな。なのでオレはサポートに回らせてもらうよ。皆、頑張って欲しい」
 二人が言葉を交わしている横で、リサが人数を数えなおしていた。ひぃふぅみぃ……何回数えても、貴人を入れて八人しかいない。
「あと一人足りねーぞ? 誰が来てないんだ?」
「皆様、お待たせいたしました」
 ちょうどその時、【フィアナ・フォレスター】の声がした。
「おーフィアナか。遅かった……な?」
 リサの言葉が途中で途切れた。それにつられてフィアナのほうを見た学園生たちも目が点になった。
「殿方に私を担いでいただけるようお願いしていたのですが、時間がかかってしまって……」
 フィアナは複数の男たちに担ぎ上げられていたのだ。
「なあフィアナ、まさかとは思うけど……そのままレースに出る気じゃねーよな?」
「あら、いけませんか? 目標は順位にはこだわらず、走り切ることなんですけど……」
「いや、ダメだろ……てか、それ走ったって言えるのか?」
 リサとフィアナが押し問答をしていると、
「おーっす! チミたち、何かお困りごとかね?」
 【メメ・メメル】校長が現れた。
「あ、メメたんいいところに! メメたんからもフィアナに何か言ってくれねーか?」
 リサがメメルに助けを求める。だが何人かの生徒たちは確信していた。メメルが常識的な判断を下すはずがない、ということを……
 メメルは男性に担がれているフィアナを見て、それからリサの顔を見た。満面の笑みを浮かべて言う。
「面白いからオッケー! だぞっ☆」
 

 すったもんだがあったが、ようやくレースは始まった。
 学園生たちは我先にと湖に飛び込んでいく。この季節にしてはさほど水温も低くなく、泳ぐのに最適の温度だ。……が、だすくだけがきょろきょろと周りを見回している。
 だすくはまだ自分の体の使い方もよくわかっていない。だから周りの選手の動きをよく観察し、見よう見まねで動いてみるつもりだった。
「だすく様、泳ぎ方が解らないようでしたら私の真似をしてみると良いですわよ?」
 それを目ざとく見つけた朱璃はだすくによく見えるよう、ゆっくりと手で水を掻き、足で水を蹴って進んでみせる。いわゆる平泳ぎだ。
「こう、か?」
 だすくは胸まで水に浸かってから、ぐるぐると腕を回してみる。動きはぎこちないが、ゆっくりとだすくの体が進みだした。
 その横では、ヒューズが泳ぎ方について考えていた。
(まずはバタフライで進んでみる、か)
 ヒューズは足をそろえて上下に動かしながら、水を豪快に掻いて進んでいく。
(手は抜かないけど、ペース配分、考える)
 アンリは疲れすぎないよう、注意しながら交互に手足で水を掻く。スピードも出やすく、疲れにくい泳ぎ方だ。
 ペース配分を考え、ゆっくりと泳ぎだす者がいる一方で、最初からスピードを出していく者もいた。
(温存なんてしていては勇者さまには追いつけませんし、何より自分の限界を知ることもできませんわ!)
 アリアは最初からフルパワー、全力全開で泳いでいた。
(それに貴人さまやメメル先生もおられることですし……)
 助けてくれる人がいる、だからアリアも心置きなく全力を出せる。力強い泳ぎでアリアがリードする。
(わたくしも少しは水泳に自信があるのよね。ある程度かっ飛ばして行くわよ)
 ニムファーもアリアを追いかけ、やや速めのペースで泳いでいく。自分の得意な種目で少しでもリードを稼いでおく算段だ。
「オレも負けねーぞ!」
 リサも周りの皆に負けじと豪快にバタ足で進んでいく。見た目は派手だが……さほどスピードは出ていないようだ。
(あし、うごかすと、はやくなる?)
 周りの生徒たちの泳ぎ方を見て、足を動かすと早く泳げることに気づいただすくは、見よう見まねで足もぐるぐると動かしてみる。だんだんとスピードに乗って、周りの生徒たちに追いついてくる。
「皆様、頑張ってください」
 フィアナは男性たちにロープで引っ張ってもらって進んでいた。もちろん濡れることのないよう、学園指定水着に着替え済みである。
 屈強な男性を選んで頼み込んだおかげか、学園生にもひけを取らない運動能力の男性たち。なんとか後ろの集団に食らいついていた。
 水泳はまだ始まったばかりだ。


 思い思いに泳ぐ生徒たち。そんな生徒たちに、大自然が容赦なく牙をむく。
 強い風が湖にうねりを起こし、高波となって生徒たちに襲いかかる。
(!)
 朱璃はとっさに体の向きを変える。波をそのまま正面から被るのではなく、別の角度から受けることによって衝撃を軽減させた。
(危ない危ない……気を付けて泳いだほうがよさそうですわね)
 朱璃は体力を温存すべく、ペースを抑えて焦らず確実に進んでいった。
 一方、水の中に潜って波の影響を抑えようとする者もいた。
(体をひねって推進力を生んで……くぐるっ!)
 ヒューズは潜った勢いを利用し、水面に勢いよく飛び出してスピードに乗った。ついでに泳ぎ方も変え、仰向けになり、背泳ぎで進んでいく。
(筋肉の疲労を分散させないとな。先はまだ長いんだから)
 アンリも無理に波に逆らわず、水の中に潜って息を止めていた。
(無理、しない。勝負は、まだ先)
 ニムファーも同じく、水の中に潜って息を止める。
(この波がおさまったら、ラストスパートよ!)
 波をうまくやり過ごすものがいる一方、波に真っ向から勝負を挑む者もいる。
(わたくしの最大の武器は忍耐! この程度の試練に負けるわけにはいきませんわ!)
 アリアは全力を出して波に立ち向かう。他の生徒に抜かれても気にしない。なぜならこれは、自分との戦いだから。
(おで、なみに、まけない!)
 だすくも波に逆らって泳いでいく。彼の場合は、波を避けるという発想がなかっただけ、かもしれないが。
「皆様、大丈夫ですか?」
 男性たちに引っ張ってもらっているフィアナも波をもろにかぶってしまった。幸い目立ったダメージはなさそうだが、生徒たちとは差がついてしまいそうだ。


「よし、布の準備は十分だな」
 水泳のゴール地点に先回りした貴人は泳ぎ切った生徒のための準備を進めていた。体を拭くための厚手の布を人数分、それに水(とニムファー特製のドリンク)を複数。
「そろそろ先頭が来る頃だと思うが……」
 貴人がつぶやくと同時に、誰かが湖から上がってきた。先頭は……ニムファーだ。
「お疲れ様。これで体を拭くといい」
 貴人はニムファーに布を手渡した。
「ありがとうございます、貴人さん」
 ニムファーは体を拭き、ドリンクで水分を補給すると、次なる難関である箒レースに進んでいった。
「さて、次は誰だ?」


 泳ぎ終わった生徒たちは、次々と箒レースに挑んでいた。
「さすがに、少し張り切りすぎたかしら……」
 いの一番に箒にまたがったニムファーは、体力を温存するためにややゆっくりと飛んでいた。
「やっぱり箒は難しいな……と、わわわっ!?」
 二番手で箒レースに挑んだリサは、自ら箒が苦手と言うだけあって、うまく箒をコントロールできないようだ。ふらふらと危なっかしいことこの上ない。
「うお、危ねっ!?」
 その後ろで、リサを風避けにして飛んでいたヒューズは急降下で危うく回避した。
「リサはだめだな……別の奴の後ろにつこう」
 ヒューズの次に空に上がったのは朱璃だ。
「落ちてリタイアだけはしないように……確実にゴールを目指しますわ!」
 朱璃も箒は苦手だ。それを自覚して受け入れ、ゆっくりとゴールを目指すことにした。
「布、助かる。ありがとう」
 アンリは砂や土を体にこすりつけて乾かそうと考えていたが、貴人が用意してくれた布があったため、ありがたく使わせてもらうことにした。箒にまたがり、前の集団との差を詰めるべく飛び立つ。
「だすくも水分を補給したほうがいいぞ。空は寒いからな」
 貴人はだすくにもドリンクを差し出す。だすくは素直に受け取って飲んだ。
(なんだか、すこしあったかい。このきもち、なんだ?)
 だすくは知らなかったが、その感情は『感謝』というものだった。だがだすくは、その感情を表すすべをまだ知らない。
 ともかく箒レースに挑もうとする……が、大きな問題があった。
「ほうき? おで、よくわからない」
 だすくは箒を手にしばし考える。そしてひとつうなずくと、手にした箒を空に向かって思い切り放り投げた。
「何っ!?」
 貴人が呆然とする目の前で、だすくは箒に向かって思い切りジャンプ。空中で箒にまたがった。
 ……重力に掴まって箒もろとも落下したが。
 だすくは再び箒を放り投げると、また箒に向かってジャンプした。
「箒はそうやって飛ぶものじゃない……って、行っちまった」
 貴人はだすくに箒での飛び方をレクチャーしようかと考えた……が、その前にだすくが行ってしまった。
「さて、次は誰かな」
 貴人は湖のほうを振り返り……再び突っ込もうかどうか迷う羽目になる。
 いつの間にかいつものドレスに着替えたフィアナが箒にまたがっている。……そこまではいい。
 その箒を、男性たちが担いで今にも走り出そうとしているのだ。
「それ、箒で飛んでるって言えるのか……?」
 つぶやく貴人の目の前で、男性たちは箒(に乗ったフィアナ)を担いで行ってしまった。
 最後にやってきたのはアリアだった。
「ちょっと……全力を……出しすぎましたわ……」
 息も絶え絶え、といった感じで湖から上がってくるアリアに、布を手渡した。
「大丈夫か? 水も飲むといいぞ」
「貴人さま……お気遣い……ありがとうございます……」
 アリアは体を拭き、水分を補給すると空へと向かっていった。

 箒レースは心理戦の様相を呈していた。
 箒に乗って飛ぶのが得意な生徒が参加していないこともある。だがそれ以上に、体力の消耗を抑えてマラソンに勝負をかける、と考える者が多かったのだ。
(なるべく風の影響を受けないように……)
 朱璃は箒の上で姿勢を低くする。さらに他の生徒の後ろについて、風の抵抗を抑えようとする。
 が、他の生徒も同じように考え、結果首位が目まぐるしく入れ替わることとなった。


 いよいよ最後の種目、マラソンが始まった。
(マイペースで行こうかしら。歩幅は小さく、リズムに乗って……)
 ここまで首位のニムファーだが、焦らず自分のペースで走ることを重視するようだ。
(上りは無理をせず、小刻みに足を動かそう)
 ヒューズも地形に合わせて自分のスピードを調整する。持ち込んだエンジュワカイロのおかげで水泳、箒レースの後でも体は冷えておらず、調子は抜群だ。勝負の下りに備えて、ここは我慢の時だ。
(ここで勝負をかけますわ!)
 朱璃もマラソンに全力を出し切るつもりだ。子供のころからの山を駆け回っていたおかげで、上り下りには慣れている。きちんとしたフォームを意識して、しっかり腕を振って走る。
「がんばれー!」
 公園にいる住民たちが応援してくれる。
「暖かく応援してあげてほしい」
 と貴人が事前に伝えていたこともあり、生徒たちを純粋に応援する声が多い。朱璃も笑顔で手を振って応えた。
(平地で、勝負、かける!)
 アンリは上り下りで無理をせず、最後の平坦なコースで全力を出すことに決めた。ペースを上げすぎないように気を付け、上位についていく。
「おで、はしるのなら、とくい!」
 だすくは物凄い勢いで走っていく。水泳、箒レースとだすくにとって難しい競技が続いていたので、そのうっ憤もたまっていたのだろう。
「わたくしの全力、最後まで出し切ってみせますわ……!」
 アリアはかなり疲労の色が濃いが、まだ全力を出すことをあきらめない。ほかの生徒たちに追いつくためにも、全力を出し切ろうとしている。
「皆様、頑張ってください」
 フィアナを担ぐ男性たちは疲労の色が濃い。彼らだけ実質2倍の距離を走っていることになるのだから、無理もない。フィアナは手にした鞭を地面に打ち付け、ハートの模様を描いてみせる。彼女なりの精一杯の応援だ。


 レースは終盤に差し掛かっていた。
「ここだ!」
 急な下り坂。定石では歩幅を狭く、足に負担がかからないことを意識するところだが、ヒューズはあえて思い切り踏み込んで、ジャンプ!
「飛んだ!?」
 着地の衝撃を緩和するため、足の裏に魔力を込める。衝撃を殺すと同時に、反動を使いもう一度跳躍。
「よし!」
 ヒューズが一歩リードした。
「負けませんわ!」
 朱璃も水筒のスポーツドリンクで水分を補給すると、自らの血脈に流れる先祖代々の力を呼び覚ます!
 たちまちのうちに狼の姿に変化した朱璃は、ヒューズを猛烈な勢いで追いかける。
「俺も、負けない!」
 アンリも平地に来て、ラストスパートをかける。自らのルーツである馬の力が呼び覚まされたか、歯を食いしばり、一生懸命に走っていく。
「かつのは、おで!」
 だすくも皆のフォームを観察して、早く走るコツが飲み込めてきたようだ。腕と足を思い切り振って、力強いストライドで追い上げる。
「一気に行くわよ!」
 ここまでマイペースで走っていたニムファーも、自らの魔力を解き放つ。アークライトの証である光の輪と白き翼がくっきりと浮かび上がり、解き放たれた力でスピードを上げていく。
「わたくしも、全力を出し切りますわ!」
 アリアも同じく魔力を放出し、実体化した翼を用いて空を飛んでいく。
「うおおおお!」
 ゴールが見えてフィアナ……というより、彼女を担ぐ男たちも気力が回復したようだ。最後のスパートをかけ、ゴールへと向かっていく。
「オレも負けらんねーな!」
 リサも負けじと走る。その顔には笑みが浮かんでいる。
 大混戦のゴール前、一番に通過したのは……


「ヒューズ様、優勝おめでとうございます」
 朱璃はヒューズを称える。
 もちろん優勝できなかったことは悔しいが、自分なりにやりきったという自覚があるからか、その顔はさわやかだった。
「なあリサ、提案なんだがコースの途中に様々な効果を持った道具を置いてみるのはどうかな? 走るのに便利な道具とか」
「あ、それ面白そうだな! 考えてみるよ!」
 ヒューズの提案に、リサはうなずいた。
「リサ、俺、このレース、とても楽しかった。ありがとう」
「オレもみんなと走れてとても楽しかったぜ! こっちこそありがとう!」
 アンリの言葉に、リサも笑顔で感謝の言葉を返す。
「ありがとう……どういう、いみ?」
「おーだすく! ありがとうっていうのは、楽しかった時とかに言うんだぜ! だすくも楽しかっただろ?」
「たのしい……」
 だすくは考え込む。
「ぜぇ、ぜぇ……もう一歩も動けないわ……明日は筋肉痛ね……」
 ニムファーは全力を出し切って、ゴールの近くで横になっていた。後日体重計に乗ったニムファーは、思ったほど体重が減っていないことに愕然とすることになるのだが……それは別のお話。
「わたくしの課題……見つかったかしら……?」
 アリアも全力を出し切って動くことができないようだ。
「今日はもう動きたくないので……明日からゆっくり見つけることにしますわ!」
「みんな、お疲れ様」
 貴人は走り切った皆に水を配って回っていた。もちろんフィアナを担いで走った男性たちにもだ。
「なかなか見所があるから、オレの配下にならないか?」
 ……水を渡すついでにちゃっかり勧誘していた。男性たちに断られ、がっくりと肩を落とすことになるのだが。
「あの、皆様」
 フィアナが声をかける。
「皆様の健闘を称えて、一曲披露したいと思います。聞いていただけますか?」
 フィアナの澄んだ歌声が秋空に響いていく。
 それを生徒たちやフィアナを担いでいた男性……皆が笑顔で聞いていた。



課題評価
課題経験:44
課題報酬:1200
勇者流トライアスロン!?
執筆:はまなたくみ GM


《勇者流トライアスロン!?》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《ココの大好きな人》 アンリ・ミラーヴ (No 1) 2019-11-02 19:39:22
教祖・聖職コースのアンリ・ミラーヴ。
俺は、走る(ふんすっふんすっ)

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 2) 2019-11-02 19:59:23
武神・無双コースのルネサンス、朱璃・拝と申します。どうぞよろしくお願いしますね。

勝負と聞いては挑まずにはいられませんわ!

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 3) 2019-11-02 23:13:05
寝ることを忘れてしまった男、ヒューズ・トゥエルプです。
よろしくお願いします。

勝負、いい響きだぜ。アンリさんもヤル気満々だなぁ。
負けないぜ。

《這い寄る混沌》 ニムファー・ノワール (No 4) 2019-11-03 07:10:34
ニムファー・ノワール17歳です!(ぉぃぉぃ

なんだか面白そうな企画ね。
ダイエットがてら参加してみたわ。
べ、別に体重が増えたわけじゃないんだからね!

《メメルの婚約者☆》 仁和・貴人 (No 5) 2019-11-03 13:40:29
仁和・貴人だ・・・

いないとは思うがリタイヤした選手を回収しようと思う
順位も大切だがそれ以上に無事にレースを終えることの方が大切だからな

《サンタ見習い》 だすく・じむ (No 6) 2019-11-03 19:00:17
おで…まおう!にんげん、くう!

と、おもったら
「君ィ、イイカラダしてるね!トライアスロンしないかい!」
と、いわれた。

とらいあすろん、て、なんだ。うまいのか?

(訳 フロンティア通信の雑談からうまれた、
ガチムチ筋肉質の魔王・覇王コース生です。
筋肉なので、トライアスロンと聞いては黙ってられず、
参加してしまいました。

↑あんな感じでは会話に難があるので、しばらくは
PL発言が多くなり恐縮ですが、よろしくお願いいたします。)

《サンタ見習い》 だすく・じむ (No 7) 2019-11-03 19:41:02
(PL発言で恐縮ですが…)

1 説明(後日学生寮に書き込みますが、取り急ぎ)
或る男に魔王として創られたカルマで、
とある授業で学園生と交戦、敗北、保護され、学園生になりました。

ダスクは夕闇を意味し、ジムは創った男の苗字と想われる。

2 参加方針
・たべものをくれたら、なつきます
・ことばをおしえたら、おぼえます
・つよさをしめしたら、みとめます

文字数に余裕がある方は、良かったら魔王で遊んでみませんか?

《ゆうがく2年生》 アリア・カヴァティーナ (No 8) 2019-11-03 22:12:56
村人・従者コース、アリア・カヴァティーナですわ!
勇者さまに情報をお伝えするためならば……わたくし、山でも川でも越えてみせますわ!
リタイアのつもりはありませんけれど…万が一の時に仁和さまがお助けくださるのでしたら、安心して全力を出せますわ! よろしくお願いいたしますわ!

(おいしいものが欲しそうだったので、とりあえずパンプキンクッキーをダスクさまにお渡ししておく)

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 9) 2019-11-03 22:27:37
8人フルになりましたわね。改めてよろしくお願いいたしますわ。

私もリタイアするつもりはありませんけれどもしもの時は貴人様、よろしくお願いいたしますね。

それとだすく様、ですか。何やら何処かで聞いたことがあるようなお名前ですが・・・?

《サンタ見習い》 だすく・じむ (No 10) 2019-11-03 22:54:55
>アリアさん

(ばくばく)…うま。
げんき、でた。からだ、かるい!
…これが、とらいあすろん、か?(←訳 訂正待ち)

>朱璃さん

はちにんふる?…にんげん、いっぱい。
おで、まおう。みんな、くう。

まず、おまえ、くう!

(追いかけるが全然追いつかないまま、
お腹すいて力尽き、倒れる)

おまえ、どうして、はやく、たくさん、うごける。
おで、はやくても、すぐ、はら、へる。

(訳 ダスクはものすごい筋肉がありながら、生まれたばかりなので
体を使いこなせず、すぐバテてしまいます。
このトライアスロンで、体の使い方を覚えて、やっとレベル1並みになる、
という方向の描写を考えていますが…

朱璃さんや皆様から、何か教えを得ることができたら、大変嬉しいです。
もし、文字数に余裕があり、面白そうだな、と思われたら、ご検討いただけたらありがたいです。)

《やりくり上手》 フィアナ・フォレスター (No 11) 2019-11-05 03:07:53
王様・貴族コース、フィアナ・フォレスターと申します。
皆様、どうぞ宜しくお願い致します。(ドレスを摘まみ挨拶)

《這い寄る混沌》 ニムファー・ノワール (No 12) 2019-11-05 05:21:47
8人フルゲートね。先輩も入って9人。
完走を目指して頑張るつもりだけど、ブービーメイカーにはなりたくないわね。
あと秋とは言え日差しが強そうね。日焼けには注意しないと。

《サンタ見習い》 だすく・じむ (No 13) 2019-11-05 14:49:35
(トライアスロンについて、リサさんの根気強い説明で、やっと理解したようす)

おで、やる。
おまえらみたいに、はやく、たくさん、うごく!

(PL発言で恐縮ですが…)

○参加方針補足
・プランの方向性
みんなの見よう見まねで参加し、運動の楽しさを知るものの、ゴール前で力尽きるような描写を予定しています。
・たべものをくれたら、なつきます
思いきり運動した後なら、さらにこうかはばつぐんです。
・ことばをおしえたら、おぼえます
例えば、たのしい、おいしい、ありがとう、ともだち、など。
ポジティブなボキャブラリー全般がプログラミングされていない模様です。
・つよさをしめしたら、みとめます
今回ならスポーツでしょうけれど、別途戦闘を挑まれれば喜んで受けます。
(そしてボロボロにやられます。)

2 謝辞
突然、分かりづらいキャラを投入してしまいましたことを、
重ねてお詫び申し上げます。
害はない(ように注意する所存です)ので、トライアスロンを一緒に楽しんでいただけたらありがたいです。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 14) 2019-11-05 20:41:26
>だすく様
とりあえず最初は見様見真似をするとの事なので、その上で自分に合った動きを採用してみたらよいと思いますわ。

《サンタ見習い》 だすく・じむ (No 15) 2019-11-05 21:41:26
>朱璃さん

まね…(じーっとみて、同じようにする)
おお、はやくて、つかれない

おまえ、おれ、はやくした。うれしい。
こういうとき、なんていう…?

(訳 朱璃さん、ありがとうございます!そういう方向で、プランを書いてみました。)

《ゆうがく2年生》 アリア・カヴァティーナ (No 16) 2019-11-06 18:23:01
ええと……これは、お菓子ですわ! トライアスロンは、運動ですわ!
でも、運動後のお菓子は格別ですわ……! 持ち歩くと、水泳のときに濡らしてしまうので、今回は持ってゆけませんけれど!

わたくしは……すでにお伝えしたとおり、全力で、自分の限界に挑戦してみますわ!

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 17) 2019-11-06 20:51:23
>だすく様
お役に立てたのならよかったですわ。けれど勝負は勝負。私もアリア様同様限界に挑戦しつつ一着目指して頑張りますわ。

《サンタ見習い》 だすく・じむ (No 18) 2019-11-06 23:44:04
>アリアさん

おかし。…うま。

おでを、うみだしたひと、じゃないのに、
おかし、くれた。おしえて、くれた。

>アリアさん、朱璃さん

おでも、ぜんりょく。おまえらと…しょうぶ。

(訳 アリアさん、朱璃さん、コミュニケーションを試みてくださり、本当にありがとうございます!
いよいよ出発ですね。楽しいリザルトになりますように。)