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さよならを告げた手紙


ストーリー Story


「ねぇ、エウミル。やっぱり危ないよ」
「心配性ね」
 荷物を背負いながら彼女は笑った。
「ちゃんと帰ってくるわ。貴方の作った旅守りだって持ったし」
 でも、と僕は言う。
「僕の作るアイテムは呪われてるって」
「どうせサジノが言ったんでしょ。あのバカ、あなたの才能に嫉妬してるのよ」
 両頬が暖かな感触に包まれる。
 空色の瞳と蜂蜜色の髪。
 生まれた時から『覚醒』が使える特別な子。
 間近で見る彼女は天使のように綺麗だった。
「ねえ、コルトラ。あなたは世界で一番の道具師よ。私が保証する。この勇者……の卵【エウミル・ガーモット】がね」
 ぱちりと不格好なウィンクを見せられて、ようやく僕は笑うことができた。
「シュターニャについたら手紙を送るね!」
「楽しみにしてるよ。エウミルの字は癖があるから直ぐに分かるし」
「丁寧に書くってば」
 そうして彼女は旅立ち、二度と戻ってはこなかった。


「うーん」
 大図書館『ワイズ・クレバー』地下。
 図書委員【オズマー・クレイトン】は本の隙間から出てきた一通の封筒を手に固まっていた。
「オズマっちゃん、どったの?」
 隣で書架整理をしていたエリアルの図書委員が手を止めた。
「『旅守りの作り方』に手紙が挟まっていましてねえ」
「マズくない? その本が最後に貸し出されたの五年前でしょ。差出人は誰?」
「それが書いていないんですよ。でも宛先に【コルトラ・ナーラーヤン】と書いてあります」
 重い沈黙が流れた。
「……コルトラって『レゼント』の隅っこに住んでる、道具師コルトラ?」
「貸出記録では、そうです」
「天才道具師だったのに、呪いのアイテムを使って幼馴染を殺したっていう、あの?」
「無理無理無理無理!!」
「あの人、大のフトゥールム・スクエア嫌いじゃん!!」
「なんでレゼントに住んでるんだろう?」
「『スタリウム』の【サジノ・レグオ】が見張ってるからって聞いたよ」
「あの屋敷に近づいたら呪われるってもっぱらの噂だよね」
「ねぇねぇ、どうやって渡すの?」
「みなさん、図書委員の仕事はどうしたんですか!?」
 喧噪の中でオズマーは考える。
 道具師コルトラの悪評を信じる生徒は多い。
 何よりコルトラ自身が魔法学園やその生徒を嫌っているのだ。直接手渡すのは難しいかもしれない。
 しかし、この癖のある筆跡には見覚えがある。
 オズマーは目を眇めた。
 この筆跡の持ち主が手紙を書いたのならば――……コルトラはこの手紙を読むべきだ。
「どこかにコルトラさんに先入観が無く、呪いを恐れず、依頼を達成するだけの知恵者で、根性がある生徒さんはいませんかね」
「そんな生徒いるかな」
「いないと思うけど」
「……あ!」
 いた。
 この学園には存在しているのだ。
 不思議と『あの子たちなら事態を善くしてくれるはず』と希望を抱かせてくれる、そんな生徒たちが。
「遺失物の配達として課外活動の申請をしてきまーす!」
 厄介な案件だ。
 いつものように押しつけるわけにはいかない。
 祈るような気持ちで、オズマーは足早に図書館を後にした。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 7日 出発日 2020-02-29

難易度 難しい 報酬 なし 完成予定 2020-03-10

登場人物 2/8 Characters
《甲冑マラソン覇者》朱璃・拝
 ルネサンス Lv29 / 武神・無双 Rank 1
皆様こんにちは。拝朱璃(おがみ・しゅり)と申します。どうぞお見知りおきを。 私の夢はこの拳で全てを打ち砕く最強の拳士となる事。その為にこの学び舎で経験と鍛錬を積んでいきたいと思っておりますの。 それと、その、私甘い食べ物が大好きで私の知らないお料理やお菓子を教えて頂ければ嬉しいですわ。 それでは、これからよろしくお願いいたしますわね。
《終わりなき守歌を》ベイキ・ミューズフェス
 ローレライ Lv27 / 教祖・聖職 Rank 1
深い海の色を思わすような、深緑の髪と瞳の彷徨者。 何か深く考えてるようにみえて、さして何も考えてなかったり、案外気楽にやってるのかもしれない。 高価そうな装飾品や華美な服装は好まず、質素で地味なものを好む。 本人曰く、「目立つということは、善きものだけでなく悪しきものの関心も引き付けること」らしい。 地味でありふれたものを好むのは、特異な存在として扱われた頃の反動かもしれない。 神には祈るが、「神がすべてをお救いになる」と盲信はしていない。 すべてが救われるなら、この世界に戦いも悪意もないはずだから。 さすがに口に出すほど罰当たりではないが。 ◆外見 背中位まで髪を伸ばし、スレンダーな体型。 身長は160センチ前半程度。 胸囲はやや控えめBクラスで、あまり脅威的ではない。 が、見かけ通りの歳ではない。 時折、無自覚にやたら古くさいことを言ったりする。 ◆嗜好 甘いものも辛いものもおいしくいただく。 肉よりも魚派。タコやイカにも抵抗はない。むしろウェルカム。 タバコやお酒は匂いが苦手。 魚好きが高じて、最近は空いた時間に魚釣りをして、晩ごはんのおかずを増やそうと画策中。 魚だって捌いちゃう。

解説 Explan

●依頼内容『手紙を道具師コルトラに渡す』
 
●特記
 プロローグに名前が登場した人物から『5年前』の話を聞く事ができます。
 エウミル・ガーモットの死の真相に近づくほど、コルトラに手紙を渡せる可能性が高くなります。

●NPC情報

【エウミル・ガーモット】
 コルトラが殺したとされる幼馴染。
 種族はアークライト、享年21歳。生まれてすぐにアークライトとして覚醒した。
 魔法学園フトゥールム・スクエアの生徒だった人物。
 5年前、シュターニャの傭兵組合に臨時傭兵として派遣された。
 魔物との交戦記録は数件残っているものの、重傷を負った記録はない。
 彼女の消滅はサジノという男が確認したとされている。

【コルトラ・ナーラーヤン】
 呪われたアイテムを作ると噂の道具師。
 種族はヒューマン、現在26歳。エウミルの幼馴染。
 魔法学園フトゥールム・スクエアの生徒だった人物。
 在学中から天才道具師としてアイテムの作成を行っていたが、5年前を境にぱたりと止める。
 現在もレゼントに住んでおり、屋敷の中から滅多に出てくることはない。

【サジノ・レグオ】
 情報酒場『スタリウム』に勤務。
 種族はヒューマン。
 魔法学園フトゥールム・スクエアの生徒だった人物。
 かつて道具師としてコルトラとライバル関係にあった。
 5年前、シュターニャの傭兵組合に臨時傭兵として派遣された際、エウミルの消滅を目撃したとされる。
 
【オズマー・クレイトン】
 課外活動依頼を出した図書委員。種族はリバイバル。


作者コメント Comment
こんにちは、駒米たもと申します!
お使いに見せかけた、謎の消滅についての真相を探る課外活動です。
そこそこシリアスです。
プロローグと解説内に消滅理由は書かれています。

アクションプランには実際にとる行動を。
例)
・誰がどの情報を収集するか
・どうやってコルトラに手紙を渡すかなど

ウィッシュプランには今回の事件に対する心境やご自身の思考をお書きください。
例)
・ある日突然大切な誰か/自分が消えてしまったら、どうするかなど

今回の課題はアドリブ度の記入を推奨しています。
アドリブ度Cの場合、アドリブを入れることはありません。
アドリブ度については『ゲーム内ログイン→ヘルプ→教室について』から確認できます。


個人成績表 Report
朱璃・拝 個人成績:

獲得経験:0 = 0全体 + 0個別
獲得報酬:0 = 0全体 + 0個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
私はオズマー様にお話を伺いますわ。お三方について、その人となりや当時の関係等を聞いてみます。やはりコルトラ様、サジノ様はエウミル様の事がお好きだったのでしょうか?

それと、コルトラ様の作るアイテムが呪われているという噂は何処から来た物なのかも尋ねてみます。エウミル様が亡くなられる前からあるようですし具体的な例があるのか。その事例を調べてそれが呪い等ではないと証明できれば、コルトラ様も手紙を受け取って下さるかもしれません

私の調べた事と、ベイキ様のお調べになった事を踏まえて推測を用い状況整理、真相に近づけたらコルトラ様の元へいき、お手紙を受け取って頂けるよう真摯に訴えますわ。時計の針を前に進める為に

ベイキ・ミューズフェス 個人成績:

獲得経験:0 = 0全体 + 0個別
獲得報酬:0 = 0全体 + 0個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
◆手紙
見ない方向で

◆聞き込み
私はサジノさんに聞き込み
旅の巡礼者に扮して、酒場で腕利きの傭兵の噂とか聞いてみて
話の流れで、『昔、こんな傭兵がいた』とかいう感じでエウミルさんの話が出たら、

「その方は今、どうされてますか?」
という感じでエウミルさんのことを聞き出してみます

更にいろいろと聞けそうなら、エウミルさんが弔われてる場所をお聞きしたり、「墓前で彼女の冥福を祈りたい」と申し出たりして、エウミルさんの最期を聞き出して

エウミルさんの最期を、サジノさんが看取ったのなら……サジノさんが、その旅守りを持ってるかも
エウミルさんの旅守りと手紙が揃えば、コルトラさんに正面から手紙を渡すこともできるかも?


リザルト Result


「朱璃さん、こんにちは。今日は活きの良いパフェ特集がおすすめですよ」 
 笑顔で雑誌を取り出そうとする【オズマー・クレイトン】を【朱璃・拝】はあわてて止めた。
「今日は本を借りに来たわけではなくて、オズマー先輩にお伺いしたい事があって参りました」
「私に?」
「手紙の件です」
 オズマーの顔に微かな安堵が浮かんだ。
「ここでは何ですから場所を移しましょう」
「何だ、手紙って」
「気をつけろ朱璃ちゃん。そいつは君で鼻血を出した男だ」
 曖昧な笑顔で流した朱璃は図書館内のカフェへと通された。
 窓の外では研究に励む第六校舎の生徒たちが小規模な爆発を起こしている。
 運ばれてきた紅茶と白雲ケーキを前に、朱璃は口を開いた。
「コルトラ様に関する情報を知りたいのです。その人となりや当時の関係性を」
「それは手紙を届けるため、ですか?」
「はい」
 背筋を伸ばした赤の瞳が真っ直ぐに真実を求めている。どこか懐かしむようにオズマーは目を細めた。
「朱璃さん。ここ、手紙を書いた人がよく座っていた席なんです。第六校舎がよく見えるでしょう?」
 聡明な彼女には説明するよりも見せた方が早い。そう判断したオズマーは外を指した。
「コルトラさんは、いつもそこでアイテムを作っていました。彼は優秀な道具師でしたが同時に気が弱い人でね。いじめられているコルトラさんを、エウミルさんとサジノさんが助ける。それがこの学園の日常風景でした」
「サジノ様が?」
 朱璃は不思議そうに瞳を瞬かせた。
「サジノさんは優秀な道具を作るコルトラさんを好敵手として見ていましたから。仲が良かったんです、三人は。でもサジノさんがコルトラさんのアイテムは呪われているという噂を流してから、三人の関係はギクシャクしてしまった。追い打ちのようにエウミルさんが亡くなって、コルトラさんはすっかり人間不信になってしまった」
「やはりコルトラ様、サジノ様はエウミル様の事がお好きだったのでしょうか?」
「傍から見れば丸わかりでしたね。でも、本人たちに恋愛している自覚は無かったように思います。三人とも鈍感でしたから」
 サジノとコルトラの仲は悪くなかった。
 もしかして。
 朱璃は思考の海につまさきを遊ばせる。
「コルトラ様の作る道具が呪われているという噂はいつ頃流れたものですか。もしかしたら、彼がいじめられていた事と、何か関係があるのではありませんか?」



「エウミルが学園を離れると聞きつけたのか、コルトラを脅して道具を奪うバカが増えた。大抵の道具には防犯魔法をかけていたから手を出したやつは酷い目にあったし、肝の弱いやつは俺が流した呪いの噂に怖気づいた。だが」
 ――情報酒場『スタリウム』。
 空のグラスを拭いていた【サジノ・レグオ】は苦い顔で不意に口を噤んだ。
 カウンターに座って話を聞いていた巡礼者の少女がコトリと首を傾げる。
「ご気分が悪いようでしたら、外の空気を吸いに行きませんか」
 微笑みと共に流れた深緑の髪が、男を過去の旅路へと誘った。
 昼過ぎの教会。芝生には柔らかい陽射しが降りそそいでいる。
 影は灰色の十字架の前に膝をついている。
「なあ、あんた。本当の名前は何て言うんだ?」
 冥福を祈る巡礼者にサジノは問いかけた。
「ベイキ、【ベイキ・ミューズフェス】と申します」
 立ち上がった少女は桃色の唇を震わせ、淑女の一礼を披露した。そこには酒場で見せた、腕利き傭兵に憧れてはしゃぐ軽さは無い。
「やはりエウミルさんは寿命で亡くなったのですね」
 眼差しに影が射す。深海色を宿した瞳がなぞるのは墓場に刻まれた数字。
 享年二十一。生まれて直ぐに覚醒したにしては長生きな方だ。
 天遣族――アークライトとしての寿命は極端に短い。長くて二十年。そこに例外はない。
「あいつは自分の死期を悟っていた。コルトラに消える瞬間を見せたくないから遠くに行くともな。エウミルの旅守りが盗まれたのは、あいつが旅立つ直前だった。取り返して追いかけたが」
 サジノは自虐的に笑い、言葉を切った。
「盗んだ奴は、呪いの噂が本当かどうか試そうとしたんだとさ」
 男は顔を覆った。
「俺があんな噂を流さなければ! エウミルはコルトラの作った道具を持って満足して消えることが出来た。コルトラは自分に実力が無いせいでエウミルの寿命が延びなかったと今も自分を責め続けている。違うんだ、エウミルが旅守りを持って行けなかったのも、コルトラが閉じこもっちまったのも、全部俺のせいだ」
「サジノさん、違います。それは」
 誰の所為でもないと。そう言いかけてベイキは気づく。
「コルトラさんは気づいていたんですね、エウミルさんの寿命の事」
 沈黙。
「エウミルさんは最期に何か言っていましたか?」
 訊ねる声は鎮魂の願いに似て。
「見つけてくれてありがとう、と」
 笑い声のような引きつった音が喉からこぼれた。
「こんなに喋るつもりじゃあ、無かったのにな」
 蹲った男の隣にベイキは静かに寄り添った。


「自分のせいで大切な人を失ってしまった。コルトラ様がそう思っておられるのだとしたら辛いですわね」
 ベイキの話を聞いた朱璃はコルトラの屋敷前で白銀の睫毛を伏せた。
「私も自分のせいで兄を失いましたから。お気持ち、少しは解るつもりですわ」
「朱璃さん」
 普段は快活な朱璃の寂し気な表情にベイキはそっと背中に手を回す。
 ベイキの左手には旅守りが握られている。サジノから託されたネックレス型のそれは、わずかにくすんでいるようにも見えた。
 そして朱璃の手には手紙が。
 コルトラは家の中からでも来訪者の姿が見えていると聞いた二人は、手紙と旅守りをかざして見せた。
 ぎいと、気味の悪い音をたてて扉が開く。
 中から出てきたのは目に生気のない、陰鬱な顔の男だった。しかしその顔は驚愕に歪んでいる。
「どうして君たちがそれを……」
「申し訳ありません、コルトラ様。この手紙を届けるため貴方の事を調べさせてもらいました」
 朱璃が丁寧に頭を下げた。
「帰ってください」
「それとエウミルさんの事も!」
 閉まりかけた扉にベイキの第六感が閃いた。告げられた名に閉じかけた扉が止まる。
「エウミルさんはアークライトで、生まれてすぐに覚醒したんですよね?」
 土に水が染み込むようにじわじわと、過去の記憶が蘇る。
「享年二十一才となると……天寿を全うされた可能性が大きいですよね」
 彼女が死んだのは貴方のせいじゃない。
「そんな事分かっています! 分かって、いるんです……」
 力なく【コルトラ・ナーラーヤン】は項垂れた。
「貴女たちには、分からないでしょうね」
「兄は」
 凛とした声にコルトラの視線が怯えを見せる。
 肯定も否定もせず、迷いを断ち切る鋭さで朱璃は相手を見つめていた。
「私を責める事をしませんでした。ただ自分の果たせなかった夢を私に託しました」
 一歩、また一歩。彼女は玄関へと進んでいく。
 コルトラは、目の前の少女に兄がいたことを知らない。
 けれど。
「エウミル様もお手紙の中でコルトラ様に何かを託したのかもしれません」
 同じ痛みを知っている者の目だと悟った。
「彼女は後ろでは無く前を見る、そんな方だと思うので」
 お前に何が分かると叫びたかった。
 でも出来なかった。
 二人と目を合わせてしまったから。
 弱い自分に向けられる、励ましの視線をコルトラは知っていたから。
 差し出された手紙を、旅守りを、つい受け取ってしまった。
 懐かしい字。汚れた封筒。
「手紙を開けないでくれたこと、感謝します」
 久方ぶりの善意に、これ以上は耐えられそうもなかった。
 小声を残して屋敷の扉は閉められる。
 配達人たちは玄関先でくるりと回った。
「どうやら、大丈夫みたいですわね」
「さあ、報告に行きましょうか」
 結末など知っているとばかりに顔を合わせて笑った。


 ――コルトラ、元気ー? 私はたぶん死んでまーす。
 むしろ天遣族の限界まで生きたんだから褒めてよね。
 まだサジノと喧嘩してるならさっさと仲直りしときなよ。人生って思った以上に短いからさ。
 あの噂の事だけど、あいつもバカなりに考えてたみたいだし(私に相談しなかった事は万死に値するけど)一応話くらいは聞いてやって。
 この手紙ね、図書館経由で届けてもらえるように細工しといたんだ。
 でも私の作戦ってザルだから、届くのが遅くなったらゴメンね。
 でも、私、貴方のところに帰って来たでしょう?
 ちゃんと此処にいるから、いつまでもウジウジしてないでさっさと殻から出てよね。
 コルトラが道具作って無い世界なんて、つまんないんだから!
 そうそう。照れくさいけど最期に一言。
 コルトラ、私に素敵な初恋をくれてありがとう!
 おかげで私、幸せに生きられたよ。

「なんだ、両想いじゃないか」
 帰ってきた手紙の上に雨が降る。
 ねえ、エウミル。さっき君によく似た女の子たちと出逢ったよ。
 不器用な僕たちとは違って、頭が良くて、純粋で、とても真っ直ぐな子たちだった。
 お礼をしないといけないな。
「だけど、今はもう少しだけ」

 ――もう居ない、貴女を想って泣かせて下さい。



課題評価
課題経験:0
課題報酬:0
さよならを告げた手紙
執筆:駒米たも GM


《さよならを告げた手紙》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 1) 2020-02-22 00:35:42
武神・無双コースのルネサンス、朱璃・拝と申します。どうぞよろしくお願いしますね。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 2) 2020-02-23 23:29:42
教祖・聖職コースのベイキ・ミューズフェスです。よろしくお願いします。
エウミルさんはアークライトで、生まれてすぐに覚醒したんですよね?

確かアークライトって、最初に覚醒してから10~20年で寿命を迎えるんでしたっけ。
享年21才となると……天寿を全うされた可能性が大きいですよね。

それを認めたくない方が、エウミルさんの死の責任をコルトラさんに押し付けてる可能性や、エウミルさん自身が認めたくない可能性もありそうですね。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 3) 2020-02-23 23:33:25
×エウミルさん自身が認めたくない
○コルトラさん自身が認めたくない

これは決まった(キリッ)
と思ったら素で間違ってました。こうですね。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 4) 2020-02-24 00:00:34
ベイキ様、よろしくお願いいたしますね。

そうですわね、ベイキ様が仰っている可能性も含めてとりあえずは名前が出ている方々にお話を聞いてみる必要がありますわね。と言っても何を聞くかですが・・・。

そもそもコルトラ様の作ったアイテムが呪われている、という話もエウミル様の件の以前に具体的に作ったアイテムで何かあったのか、とかも知りたいですし、サジノ様にはエウミル様の消滅時の様子も聞くべきですわね。オズマー様はエウミル様達の事を知っているようですから、どんな方だったのかも聞いておきたいですわね。

コルトラ様自身は自分のアイテムでエウミル様が死んだと本気で思っておられるのかもしれませんし、だから何も否定せずに引きこもっておられるのかもしれません。自分を許せないと思っておられるのでしたら、その気持ちは、少し、解りますわ。エウミル様のお手紙でそうではないのだと示す事が出来ればよいのですけれど。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 5) 2020-02-24 22:42:39
とりあえず、接触して聞き込みできそうなのは、図書委員のオズマーさん、情報酒場『スタリウム』のサジノさん。
そして、コルトラさん本人でしょうか?

一般的な噂なら、エリアルの図書委員さんからも聞けるかもしれませんね。
ただ、ひとりで全員に聞き込むのは難しそうですし、手分けした方が効率的ではあるかも。
あと、聞き方次第で得られる情報が変わりそうな方も居そうですしね。

それと、今回の件は、本に挟まってた手紙に真相に関わることが記されてるかも。
と言っても、コルトラさん宛の手紙みたいですし、個人的には他の方宛の手紙を見るのは気が引けますが……手紙を見るか見ないかは、意思統一しておいた方がいいかもしれませんね。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 6) 2020-02-25 00:08:00
>手紙
そうですわね・・・宛名の方がもういらっしゃらないとかならともかく、最終的にその手紙を渡すのが目的のような物なので私も読むのは気がひけますわね。読むか読まないかは意思統一は私もしておいた方がよいかと思いますわ。

>聞き込み
それでは一先ず私はオズマー様に話を聞いてみようかと思いますわ。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 7) 2020-02-26 21:47:28
>手紙
では、今後新たに来られた方がいたら、その方のご意見も踏まえてになるかもですが、現状は「手紙は見ない」方向で考えておきますね。

>聞き込み
朱璃さんがオズマーさんに聞き込む予定でしたら、私はサジノさんに聞き込む感じでしょうか。
サジノさんに聞き込む場合は、正面から素直に聞く場合と搦め手を使う場合では、聞けることが変わるかもしれませんよね。

今のところは、旅の巡礼者に扮して、腕利きの傭兵の噂とか聞いてみようかと。
話の流れで、『昔、こんな傭兵がいた』とかいう感じでエウミルさんの話が出たら、

「その方は今、どうされてますか?」
という感じでエウミルさんのことを聞き出してみようかと。

更にいろいろと聞けそうなら、エウミルさんが弔われてる場所をお聞きしたうえで、彼女の冥福を祈りたいと申し出たりして、エウミルさんの最後を聞き出せればと。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 8) 2020-02-26 21:52:35
>手紙を渡す
さて、これをどうするかも問題ですよね。

そう言えば、エウミルさんはコルトラさんが作った旅守りを持ってたんですよね。
エウミルさんの最期を、サジノさんが看取ったのなら……サジノさんが、その旅守りを持ってるかも。

もし、エウミルさんの旅守りと手紙が揃ったりするなら、コルトラさんに正面から手紙を渡すこともできるかも?

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 9) 2020-02-27 21:34:04
>旅守り
そうですわね、OPを見る限り手紙に同封されているような感じではなさそうなので持っているとしたらサジノ様でしょうか。確かに旅守りと手紙が揃えば、正面から渡しやすそうですわね。

オズマー様には一先ずエウミル様、コルトラ様、サジノ様お三方の人となりや、3人の当時の関係等を聞いてみようかと思いますわ。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 10) 2020-02-28 21:50:39
プランは提出しましたわ。真実が解りお手紙を読んでいただければよいですわね。