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弱き剣、強き枷


ストーリー Story

「だーかーらー! 直ぐにでも村をでるべきって、言ってるじゃないっすか! アンタら、死にたいんすか!?」
「商人風情に何が分かる! 俺たちゃ、何十年も住んでるがなーんも起きやしねぇっつーの!」
 息を切らせながら叫ぶ商人と、あざ笑うかのように笑う村人たち。
 商業と観光の町『シュターニャ』。その郊外に位置した小さな村の些細な言い合い。
 いざこざに巻き込まれたくないとでもいうように。または通り過ぎる人々も同じように。
 通り過ぎる人々は皆一様に、冷ややかな視線を向けていた。
「何十年も変わらない!? 森の最奥から、バケモノがわんさか溢れてるのをみてねーんすか!? オレ達は現に、今さっき見てきたところなんっすけど!」
 商人の乗っていたであろうキャラバン隊の馬車は、見るからにボロボロだ。馬車を引く馬は何かに怯え、座り込んでしまっている。
「バケモノ? はっ、今更。この村に住む冒険者は多い。それに……、ウチにゃ、最強の戦士様々がいらっしゃるんでな! たかだか商人に心配されることじゃないね……っと、噂をすれば!」
 村人の男が指さす先には、1人の男が立っていた。
 彼は、この村で最強の戦士と呼ばれた男【ガープス・カーペンター】。
 ヒューマンとは思えないほどの巨漢、眉間に刻まれた深い傷跡。歴戦の戦士を思わせる風貌に、睨まれ、商人たちは思わず息をのむ。
「……出て行ってくれ、話にならない。村人も、冒険者も話を聞く気は無い……そうだ」
「……ッ、また、また来るっす。アンタらが出ていくまで何度でも」
 振り返ることなく去っていく後ろ姿に、やっと帰ったと小さく拍手が起こる。
「さっすがガープス様! こうも簡単に追い返してくれるとは!」
「ハーっ、今回の奴は手ごわかったなァ。これで何人目だ?」
「どうせ、村人追い出して採掘場でも作ろうっつー魂胆だろうさ」
「ひょろひょろの商人が半端な冒険者雇ったところで、ガープス様々にぶっ倒されるつーのが目に見えてるさ」
「何かあっても、オレ達には腕の立つ冒険者とガープス様がいるんだ! 必ず守ってくれる! そうだろ? ガープス様!」
 期待に満ちたその声に、静かに男は答えた。
「……、あぁ、俺の出来る限りなら」

 深夜、明かりの煌々と輝く一軒。
 家の家主は村人たちに『最強の戦士』と崇められた男。ガープス。
 昼間の威圧的な雰囲気はどこかへ消え、ただ哀愁さえも感じさせるほどに静かだ。
「昼は、追い出して、すまなかった」
 そんな彼の晩酌に付き合っている相手は、昼間彼自身が追い出した商人【ピラフ・プリプク】だった。
「いやー、慕われてて羨ましいっすねー。みぃんな妄信してんじゃねーっすか」
宗教でもたてりゃ、かーなーり儲けが出そうっすねー? と、嫌味や皮肉が調子よく口から零れ落ちる。
「……そうだ。妄信されてしまった。期待、されてしまっているんだ」
「アンタも、アンタら村人もみぃんな知ってるんスよね? どんどん魔物の軍隊が村に迫ってることは。そんでもって、自分たちは生き延びれるって確信しちまってる。まぁ、腕の立つ冒険者を幾らか村に留めさせているから対策はできている……と、思い込んでいるんスねー」
「そうだ。それでもダメなら、俺がなんとかしてくれると、確信している。……俺は引退していると言っても、聞かないほどに」
「その根拠のない自信はどこから……。まぁ、アンタなら生き残りそうっすケド」
「俺だけが生き残っても意味がないだろう」
 村を捨てたくはない。だから、捨てなくて済むような理由を無理やりにでも作ろうとする。
 それでも。自分を慕ってくれる村人たちを見捨てたくはない。
「アンタから言い聞かせる気は」
「出来るならとっくにやってるさ」
『ガープス様がいるなら、それだけで魔物は逃げていきますよ』『村を捨てる? またまた御冗談を! 貴方が来てから、魔物の被害なんてもう無くなった。今更何を恐れる必要が?』。
「皆、皆が。危機感なんてものを持っていない。雲隠れすればとも考えたさ、だがあいつ等はきっと俺の帰りを待つだろうよ。武器を磨くことも、鎧を着ることもなく」
「まー、中途半端にアンタは強いっすからね。学生の時も、戦闘課題ではいっつも優、優、優。あー……、今になって腹が立つ。商人になって後悔はねぇっすけど」
「戦いしかしてこなかったから、こうなってしまったんだ。戦士になって、俺は後悔している」

「そうだ、ピラフ。俺を皆の前で倒してくれないか? そうすれば、きっと皆目が覚めて」
「戦士様、ご冗談を。オレなんて、アンタに勝てるほど強くねぇっすから」
「……そうか、そうだよな。……はぁ、一体どうすれば」
「……それはそれで、なんかムカつくっすけど。オレじゃなくて、もっと屈辱的な相手に負けを認めた方が効果的になるんじゃないっすか?」
「屈辱的な相手?」
「そうそう、手段問わなければっつーなら……。例えば、後輩の見習い戦士達とか」


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 7日 出発日 2020-06-12

難易度 難しい 報酬 多い 完成予定 2020-06-22

登場人物 8/8 Characters
《勇者のライセンサー》フィリン・スタンテッド
 ヒューマン Lv33 / 勇者・英雄 Rank 1
「フィリン・スタンテッド、よ……よろしく」 「こういう時、どうすれば……どうすれば、勇者らしい?」 (※追い詰められた時、焦った時) 「黙って言うこと聞け! 殴られたいの!?」 「ぶっ殺してやる! この(お見せできない下劣下品な罵詈雑言)が!!」   ###    代々勇者を輩出してきた貴族スタンテッド家(辺境伯)の令嬢。  一族の歴史と誇りを胸に、自らもまた英雄を目指してフトゥールム・スクエアへと入学する。  愛と平和のために戦う事を支えとする正義感に溢れた性格で、『勇者らしく人々のために行動する』ことを大事にする。  一方で追い詰められると衝動的に罵声や暴力に訴えてしまう未熟な面もあり、自己嫌悪に捕らわれる事も多い。 『彷徨う黄昏に宵夢を』事件で対峙したルガルとの対話から思うところあったのか、頑なな勇者への拘りは少し角がとれたようだ。 ※2022年8月追記 全校集会『魔王の復活』後、昨年クリスマスに結ばれたルガルとの子供を身籠っていた事が判明 (参考シナリオ) 恋はみずいろ L’amour est bleu https://frontierf.com/5th/episode/episode_top.cgi?act=details&epi_seq=649 ◆口調補足 三人称:〇〇さん(敬語では〇〇様) 口調:~かな、~ね? その他:キレた時は『私、アンタ、(名前で呼び捨て)、(言い捨て)』 ◆Twitter Sirius_B_souku
《1期生》アケルナー・エリダヌス
 ローレライ Lv20 / 勇者・英雄 Rank 1
目元を仮面で隠したローレライの旅人。 自分のことはあまり喋りたがらない。適当にはぐらかす。 ふとした仕草や立ち居振舞いをみる限りでは、貴族の礼儀作法を叩き込まれてるようにもみえる。 ショートヘアーで普段は男物の服を纏い、戦いでは槍や剣を用いることが多い。 他人の前では、基本的に仮面を外すことはなかったが、魔王との戦いのあとは、仮面が壊れてしまったせいか、仮面を被ることはほとんどなくなったとか。 身長は160cm後半で、細身ながらも驚異のF。 さすがに男装はきつくなってきたと、思ったり思わなかったり。 まれに女装して、別人になりすましているかも? ◆口調補足 先輩、教職員には○○先輩、○○先生と敬称付け。 同級生には○○君。 女装時は「~です。~ですね。」と女性的な口調に戻る。
《イマジネイター》ナノハ・T・アルエクス
 エリアル Lv23 / 賢者・導師 Rank 1
フェアリータイプのエリアル。 その中でも非常に小柄、本人は可愛いから気に入っている。 明るく元気で優しい性格。天真爛漫で裏表がない。 精神年齢的には外見年齢に近い。 気取らず自然体で誰とでも仲良く接する。 一方で、正義感が強くて勇猛果敢なヒーロー気質。 考えるよりも動いて撃ってブン殴る方が得意。 どんな魔物が相手でもどんな困難があろうと凛として挑む。 戦闘スタイルは、高い機動性を生かして立ち回り、弓や魔法で敵を撃ち抜き、時には近接して攻め立てる。 あまり魔法使いらしくない。自分でもそう思っている。 正直、武神・無双コースに行くかで迷った程。 筋トレやパルクールなどのトレーニングを日課にしている。 実は幼い頃は運動音痴で必要に駆られて始めたことだったが、 いつの間にか半分趣味のような形になっていったらしい。 大食漢でガッツリ食べる。フードファイター並みに食べる。 小さな体のどこに消えていくのかは摩訶不思議。 地元ではブラックホールの異名(と食べ放題出禁)を貰うほど。 肉も野菜も好きだが、やっぱり炭水化物が好き。菓子も好き。 目一杯動いた分は目一杯食べて、目一杯食べた分は目一杯動く。 趣味は魔道具弄りで、ギミック満載の機械的な物が好き。 最近繋がった異世界の技術やデザインには興味津々で、 ヒーローチックなものや未来的でSFチックな物が気に入り、 アニメやロボットいうものにも心魅かれている。 (ついでにメカフェチという性癖も拗らせた模様)
《過去を刻みし者》グレイ・ルシウス
 ヒューマン Lv16 / 黒幕・暗躍 Rank 1
やるべき事があり、やるべき理由もある。 だがその為の力が。知慧が、技術が、経験が足りない。 それでもやると決めた。決めて、武器を手に取った。 ならば繰り返すしかない。執拗に、着実に、徹底的に。 試行錯誤だ。事が成るなら手段は問わない。 ―――――――――――――――――――――――――――― 【外見】 灰色の髪に灰色の瞳。中肉中背の平凡な青年。 常に古びた皮鎧と要所を補強した皮兜で武装しており、 学生証の種族こそヒューマンとなっているものの 素顔を見たことがある者は極めて少ない。 また、当人もすすんで素性を明かそうとはしない。 【性格】 無遠慮で偏屈。禁欲的で真面目。慎重だが決断は早く、 まるで人間では無いかの様に作業的で事務的。 必要最低限の、自分にとっての事実しか語ろうとしない男。 ユーモアへの理解や相手への気遣い等も意識にはあるが、 とにかく不器用な性質の為、まず表には出てこない。 【戦闘】 良くも悪くも拘りがなく、見切りも選択も速度重視。 有効か、そうでないかの2択のみで物事を即断し、 場で利用出来る物を最大限利用して主導権を奪うスタイル。 その為、一騎討ちや果たし合い・決闘といった 正統派かつ王道の『対戦形式』には苦手意識がある。 【悪癖】 名前を呼ばれると大体1~半テンポ遅れ、 何処となくバツが悪そうな声音で返事をする癖がある。 また、人を呼ぶ時もあまり固有名詞を使わず、 「お前」「そこの」「そっちの」等の代名詞に頼りがち。
《自称「モブ」》チョウザ・コナミ
 ヒューマン Lv34 / 村人・従者 Rank 1
「よーこそお出ましゆーしゃ様。 ザコちゃんの名前?…あー、チョウザ・コナミ。 お気軽気楽に『ザコちゃん』って呼んでくれていーよぉ? 面倒だったらこの記憶はまとめてポイして経験値にしたって、 全然丸っと了承了解?」 「ゆーしゃ様の近くでただ在るだけがザコちゃん。 モブへの用件ならいつでも呼びつけ招いちゃってよ。 何かの名前を呼び続け連呼とか?森の浮浪者とか? はたまた魔物に狙われ襲われな第14人目位の村人とかぁ?」 ■■ 名前:蝶座 小波(自称 身長:176cm 実年齢:20歳(自称 瞳の色:エメラルドグリーン 髪色:カラフルなメッシュ入りのマゼンタ 肌色:魚の文様が頬にある日本人肌 髪の長さ:編まれ端を結んだロング その他外見特徴:古びた布の服に大量の装飾品。 常に腰か手元に携帯する水煙草の瓶は『預かり物』だとか。 頭や腕に謎の斑模様で派手なスカーフを巻く。 一人称:ザコちゃん・(ごく稀に)あーし 二人称:『ゆーしゃ様』等の平仮名表記の立場+様 特徴+様、(稀に)名前+様 他 呼称:「ザコちゃん」呼びを望む。 「モブ」も反応するが、それ以外だと気づかない事が多い。 口調:投げやりで適当な話し方。敬語は一切使わない。 似た言葉や語感を繰り返し、まるで言葉遊びのように話す。 口先は冗談とでまかせ、ノリとハッタリで構成される。 貴族や東の国関係に妙な嫌悪を持つ。 魔法を扱う気は微塵も無いとか。 他者からの詮索、視線、物理接触、色恋話を避ける節がある。
《模範生》プラム・アーヴィング
 ヒューマン Lv23 / 賢者・導師 Rank 1
「俺はプラム・アーヴィング。ラム肉を導く修道士だ。…そうは見えない?そりゃそうだ、真面目にヤる気ないからな。ま、お互い楽しく適当によろしくヤろうぜ。ハハハハ!」                                       ■身体 178cm/85kg ■人格 身に降り注ぐ事象、感情の機微の全てを[快楽]として享受する特異体質持ち。 良心の欠如が見られ、飽き性で欲望に忠実、貞操観念が無い腐れ修道士。 しかし、異常性を自覚している為、持ち前の対人スキルで上手く取り繕い社会に馴染み、円滑に対人関係を構築する。 最近は交友関係を構築したお陰か、(犬と親友と恋人限定で)人間らしい側面が見られるように。 現在、課題にて連れ帰った大型犬を7匹飼っている。 味覚はあるが、食える食えないの範囲がガバく悪食も好む。 ■口調 修道士の皮を被り丁寧な口調の場合もあるが、普段は男口調を軸に雑で適当な口調・文章構成で喋る。 「一年の頃の容姿が良かっただァ?ハッ、言ってろ。俺は常に今が至高で完成されてんだよ。」 「やだ~~も~~~梅雨ってマジ髪がキマらないやんけ~~無理~~~二度寝決めちゃお~~~!おやすみんみ!」 「一応これでも修道士の端くれ。迷えるラム肉を導くのが私の使命ですから、安心してその身をゆだねると良いでしょう。フフ…。」 ■好き イヌ(特に大型) ファッション 極端な味付けの料理 ヤバい料理 RAP アルバリ ヘルムート(弟) ■嫌い 教会/制約 価値観の押し付け
《ゆうがく2年生》蓮花寺・六道丸
 リバイバル Lv13 / 芸能・芸術 Rank 1
名前の読みは『れんげじ・りくどうまる』。 一人称は『拙僧』。ヒューマン時代は生まれ故郷である東の国で琵琶法師をしていた。今でもよく琵琶を背負っているが、今のところまだ戦闘には使っていない。 一人称が示す通り修行僧でもあったのだが、学園の教祖・聖職コースとは宗派が異なっていたため、芸能・芸術コースに属している。 本来は「六道丸」だけが名前であり、「蓮花寺」は育ててもらった寺の名前を苗字の代わりに名乗っている。 若い見た目に不釣り合いな古めかしい話し方をするのは、彼の親代わりでもある和尚の話し方が移ったため。基本的な呼び方は「其方」「〜どの」だが、家族同然に気心が知れた相手、あるいは敵は「お主」と呼んで、名前も呼び捨てにする。 長い黒髪を揺らめかせたミステリアスな出で立ちをしているがその性格は極めて温厚で純真。生前は盲目であったため、死んで初めて出会えた『色のある』世界が新鮮で仕方がない様子。 ベジタリアンであり自分から肉や魚は食べないが、あまり厳密でもなく、『出されたものは残さず食べる』ことの方が優先される。 好きなもの:音楽、良い香りの花、外で体を動かすこと、ちょっとした悪戯、霜柱を踏むこと、手触りのいい陶器、親切な人、物語、小さな生き物、etc... 嫌いなもの:大雨や雷の音
《幸便の祈祷師》アルフィオーネ・ブランエトワル
 ドラゴニア Lv23 / 教祖・聖職 Rank 1
異世界からやってきたという、ドラゴニアの少女。 「この世界に存在しうる雛形の中で、本来のわたしに近いもの が選択された・・・ってとこかしらね」 その容姿は幼子そのものだが、どこかしら、大人びた雰囲気を纏っている。  髪は青緑。前髪は山形に切り揃え、両サイドに三つ編み。後ろ髪は大きなバレッタで結い上げ、垂らした髪を二つ分け。リボンで結んでいる。  二重のたれ目で、左目の下に泣きぼくろがある。  古竜族の特徴として、半月型の鶏冠状の角。小振りな、翼と尻尾。後頭部から耳裏、鎖骨の辺りまで、竜の皮膚が覆っている。  争いごとを好まない、優しい性格。しかし、幼少より戦闘教育を受けており、戦うことに躊躇することはない。  普段はたおやかだが、戦闘では苛烈であり、特に”悪”と認めた相手には明確な殺意を持って当たる。 「死んであの世で懺悔なさい!」(認めないとは言っていない) 「悪党に神の慈悲など無用よ?」(ないとは言っていない)  感情の起伏が希薄で、長命の種族であった故に、他者との深い関りは避ける傾向にある。加えて、怜悧であるため、冷たい人間と思われがちだが、その実、世話焼きな、所謂、オカン気質。  お饅頭が大のお気に入り  諸般の事情で偽名 ”力なき人々の力になること” ”悪には屈しないこと” ”あきらめないこと” ”仲間を信じること” ”約束は絶対に守ること” 5つの誓いを胸に、学園での日々を過ごしている

解説 Explan

目的:戦士【ガープス・カーペンター】を村人達の前で倒す。
 魔物の大群が近づきつつある村の住人に避難してもらうため、村一番の戦士を倒し言うことを聞いてもらうことが目的です。

ガープスについて
 強さ『格5』程度の魔物レベルの戦士です。
 巨大な剣を用いた高威力の『勇者斬り』や、反撃(カウンター)攻撃を得意としています。
 そのままの強さの彼と戦うことは可能ですが、勝つことは難しいでしょう。
 後述するルートの『工作』を行うことで弱体化されます。

プランについて
 以下2つのルートのうち、どちらかを選択してください。
(両方に参加することはできません)

A:戦闘ルート
 ガープスとの戦闘を行います。
 含まれる行動としては「戦闘前の準備行動」「戦闘」「村人への印象操作」などがあります。
(印象操作は、ガープスが劣勢であることを村人へ見せつける行為とします)

B:工作ルート
 戦闘に備えて、下準備を行います。
 含まれる行動としては「戦闘場所・相手の下調べ」「観客集め」「罠・妨害の設置」
(罠・妨害は、「戦場に落とし穴を掘る」「戦闘前に相手の調子を狂わせる」等の行為です。村人に見つかってしまうと、村人達が皆さんを妨害しようとするかもしれません。

その他
 NPC【ピラフ・プリプク】
 ローレライの商人です。今回戦うことはできません。
 ピラフへ協力を仰ぐことで、彼の率いるキャラバン隊の商人達へ簡単な道具や手伝いを頼むことができます。


作者コメント Comment
久しぶりの戦闘エピソードです。
いくら強くとも、その強さが時に己を苦しめる……。
そんな、持ち上げられた彼を完膚なきまで叩きのめし、村人たちを正気に戻してください。
多少の思惑こそあれど、ここでは『勝者こそ、正義』です。
皆様の素敵なプラン、お待ちしています。


個人成績表 Report
フィリン・スタンテッド 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
●作戦と分担
一計を案じガープス氏を倒し、村人の慢心に釘を刺す

●事前準備
皆と罠や仕掛けについて情報共有。
ピラフさんにはガープス氏が親しい、気にしている存在を『事前調査』
また最悪、村人が暴徒化した場合の調停も依頼

●行動
直接戦闘担当。
戦闘は辻仕合想定だが、皆が試合形式なら合わせて行動。
反撃には『立体機動』による一撃離脱、通常攻撃は全力防御で対応しつつ、グレイたちの仕掛けや罠を駆使して戦闘

また鍔迫り合いなど隙を見て『事前調査』した人々への危害を示唆する『ハッタリ』をしかけ動揺を狙う。

倒せたらガープス氏謝罪とと村人の説得。
皆の慢心が氏を殺すことになるかもしれない、彼を誇りに思うなら指示に従ってほしいと

アケルナー・エリダヌス 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:324 = 108全体 + 216個別
獲得報酬:7200 = 2400全体 + 4800個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:---
【B】
私は他メンバーとは別に村人に接触
旅の戦士に扮し、村を偵察に来た魔物を追い返したり、村の冒険者が魔物迎撃に向かう際に同行し支援
直接的かつ分かりやすい行動で、村人・冒険者の信を得たい

◆決闘
ガープス氏とよそ者(Aルート班)の決闘では、中立的立場として審判役に名乗り出る
開始前にガープス氏に同意を求め、彼が不利な状況になっても勝負として成立したことをアピール

決闘の際によそ者が人質等取ったら、
「村に魔物の脅威が迫る中で、このくらいの不利で負けては村は守れない」のも一理ある等フォロー

◆判定
ガープス氏が敗北を認めた
もしくは、
よそ者が全員動けなくなったら勝負あり

とシンプルかつ恣意が入りにくいルールを提示

ナノハ・T・アルエクス 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:324 = 108全体 + 216個別
獲得報酬:7200 = 2400全体 + 4800個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:---
■目的
ガープスを撃破せよ

■行動
僕は遠距離からガープスを攻撃。

建物の角や屋根の上で、片手弓を構えて矢を撃ちまくる。
たまにマドガトルをバラまいたり、シールドウィップの鞭で軌道の異なる攻撃をしたり、
とにかくガープスを攻撃し続けて牽制とダメージを与える。
撃つべし!撃つべし!

誰かに勇者斬りやカウンターを放とうとしたら、そこに疾風で矢を撃ち込んで妨害。
僕が狙われた時は、回避優先で動きつつブースター併用で間合いを取る。
そうはさせないよ!

決め時には大技を放つよ。
集中と自然友愛で感覚と魔力を高め、二連射とフドを同時発射。
全力全開!!
矢よ!風よ!一条に重なりて撃ち貫け!エクセリオンバスター!!

グレイ・ルシウス 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
役割:調査+罠

行動:
普段通りの全身革鎧姿
Aルートの面々より1日早く村へ向かう
村内では戦士(ガープス)の関係者であると名乗り、
村の構造を調査しては羊皮紙に記していく

主に見るべきは、
魔物に襲われた時如何に効率良く『シュターニャ』へ向けて逃げ出すか
馬車や牛車を含む物資搬送を想定しながら緊急避難ルートを考え、記す
推測・事前調査技能を併用。自分の足と目で確認
この際敢えて目立つ体で、他の冒険者や村人の注意を自分へ寄せつつ見回る

ただし村で共同利用しているだろう水源の位置だけは念入りに確かめる
水路か、井戸か、はたまた貯水槽か。いずれにせよ
「……警戒が緩過ぎる」
この世界では、良くある話だ

地形情報は、仲間内で共有

チョウザ・コナミ 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
自分自身の思考意見持たないなんて。
生きる軸ちゃんとあんの?村単位で。画一思考なんでむかつく。

そったらザコちゃん色々ちょっかいかけてこ。
ちゃんと自分の考えを作り持てるように、ねぇ?
そもそもさぁ、剣士様が自分達の益となる前提のくせ、自分達が剣士様の益になること考えてないんだもんね。身勝手ぇ。

とりま集まってきた村人様達の周辺うろついといて、【隠匿】した【カラフルチョーク】で印入れてく。気にされそうなら【ハッタリ】かましてき逸らす。
少なくともこーいうことされても気づかないって時点で、本当なら魔物の侵入に気づかなかった場合の被害はあるんじゃん?って露骨の原型じゃん?
可視化した方がいーでしょ?ふふ。



プラム・アーヴィング 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
■戦闘ルート

■戦闘前の準備行動
工作チームから情報を受け取る。

【人心掌握学/心理学/会話術/演技/説得/ハッタリ/信用】で魔物襲来情報を利用した悪役ロールと、村人への印象操作。

ガープスが負けた場合は魔物を村に差し向ける、と勝負をゲームの様に語るなどして自身の残虐性を周知し、ガープスが負けた後に村人の危機感を効果的に煽る。

ザコちゃんの人質等を利用しガープスに近づき、【ダークバタフライ】で状態異常付与。

■戦闘
射程ギリで距離を保ちつつ【マドガトル/マド】で攻撃、【リーラブ】で回復支援。
【立体機動/緊急回避】で回避。
接近されたら【炸裂の種】を【投擲】

■アドリブ:A

仲間や周りの状況を把握し、立ち回る。

蓮花寺・六道丸 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
アドリブ絡み歓迎
一応シャドウベールで顔を隠し、服も洋服を着ておく

グレイどのから貰った地理情報を生かし、待ち伏せして一気に取り囲む
後衛職が接近された際は、袋小路に追い込まれないようなルートを指示して距離を取らせ、つかず離れずの距離での包囲を保つ
自分はメイン攻撃の射程が短い者の側にいて演奏で射程を伸ばし、反撃や勇者斬りを受ける機会を減らす
物理攻撃は初回は幽体化の物質透過で無効化
2回目以降もしくは魔法攻撃には回避を選択
皆が一斉に攻撃するタイミングを見計らって鼓舞激励で物理もしくは魔法攻撃力を底上げする(多い方に合わせる)
演奏できる気力が無くなったら距離を取ってダートを撃つ戦い方に切り替える

アルフィオーネ・ブランエトワル 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
Aルート

準備:工作班より、地形情報、対戦相手の情報などを得る。シャドーベールで顔を隠すなど、身元が割れないように。村人の避難を依頼された冒険者と触れ込む。

ガープスの存在を理由に、村人が避難に応じないため、本当に村人が言うほどの力があるか試させて欲しいと申し込む。また、対戦にあたり、以下の約束をガープスと取り付ける

・勝敗はガープスが降参するか、こちらが全員戦闘不能になったら
・魔物の群れを想定。不利な条件で戦ってもらう
・村側の者が妨害、支援、参戦してきた場合、ガープスの負けとする

戦闘
付いたり、離れたり、間合いを変えながら戦い、攪乱。仲間との波状攻撃、包囲陣形を旨とする。状態異常を狙う

アドリブA

リザルト Result

「まずは、試合のルールを定めよう」
 そう切り出したのは旅の戦士に扮した【アケルナー・エリダヌス】。

 その日、村へ訪れたのは。ベールを付けた6人の集団。
 数日前から村に現れた目立つ皮鎧の戦士に、度々訪れる商人。
 幾度目かの来訪者達に、村人たちはまたか、と。不安や苛立ちを隠すことはなかった。
 アケルナーはそんな村人達とよそものの集団の間に入り、両者を手で制す。
「村人側からは戦士【ガープス・カーペンター】、貴方方は5人。ガープス氏が敗北を認める、もしくは、よそ者が全員動けなくなったら勝負あり……と、しよう。また、戦闘に参加する方以外が村人であったり他のよそ者を傷つけるようなことがあれば負けとする。逆もしかり。判定は公平を期すために、村人でも今回訪れたよそ者でもない私が……、と考えているけれど。ガープスさん、それでいいかな? もし不安ならば、村人からも審判として1人出てもらっても……」
「いや、十分だ。アケルナーには見ず知らずの村のために働いてもらっているからな。皆も、それでいいだろう」
 ガープスの言葉に異議を唱えるものがいないことを確認し、だそうだ。と静かに言う。
「では、ガープス氏が勝利したら、よそ者たちは二度と村に近づかない。よそ者達が勝ったなら、要求通りに。……要求は、村を立ち退くこと。だったね」
 その言葉に、両者とも小さくうなずいた。
「はいはーい、それに追加だ! 俺達が勝ったなら! 魔物を村に差し向ける! いいだろう?」
 手を挙げたのは、ベールの集団の1人、【プラム・アーヴィング】。
「へっへっへ……、今から楽しみだなぁ! 最強の戦士とやらが倒してくれるんだろ? なら問題ないじゃねぇか!」
 村人から小さな悲鳴を上げた。
 そんな怯える村人達を自らの背に。守るように、ガープスが無言で立ちふさがった。
「そ、そうだ! ガープスさんが負けるはずはないんだ!」
「やっちゃって頂戴、ガープス様ー!」
 囃し立てる村人たちは皆、楽しそうに笑い、叫び……。
(きっと大丈夫、村人達に邪魔はさせるものか)
 アケルナーは小さく祈る。傍から見れば、村人側の勝利を祈る旅人の姿。
(皆、頼んだ。――どうか、無事で)
 小さく、息を吸う。
 これから始まるのは、きっと綺麗な戦いではない。
 だから、せめて。
 少しでも『良い』結末になることを。
「両者、準備はいいですね?」
 アケルナーの声と共に。
 音が止んだ。
「では、――はじめっ!」

 戦いの始まりを見届けると、【グレイ・ルシウス】はその戦いに背を向ける。
「あれー? クールな鎧様は見てかない系? まっ、ザコちゃんもなんだけど」
 グレイの後を追うように、【チョウザ・コナミ】も続く。
「……、誇りや威厳だけで村を救うことができるならば、今から俺のすることは無駄なのだろう」
 彼の手にする小瓶が僅かに震える。
 腕の立つ冒険者がいくらいたところで。平和の脆いことを、あっけない終わりがあることを。
 彼はきっと、誰よりも知っており、それ故危惧していた。
「救えないならば、それを分からせなければいけない。……お前もだろう?」
 その問いに、彼女は不敵に笑い返した。
「……そだねー、ザコちゃんもだ。超絶大仕事やんなきゃいけない感じだし、爽快愉快なゆーしゃ様達の活躍、見てる時間もないか」
 2人は野次馬達に混ざり、やがて何処かへ消えていく。

「くぅぅっ! でかいうえに、結構すばしっこいな!」
 【ナノハ・T・アルエクス】は民家の屋根を伝いながら、叫んだ。
 地の利は相手にあると思っていいのか。的は狙いにくい位置取りをしてくる。
 だが、無意味というわけではなく。幾度と剣技のタイミングをずらすこともできていた。
(それにしても……、村人が思いのほか多い! 何で逃げないの!?)
 弓を構えなおし、がむしゃらに矢を打ち続けるナノハ。
 当たりそうになってようやく悲鳴を上げ、後方へと下がる村人を見て、ますます怒りが強くなる。
(まさか……どこからともなく飛んでくる矢からも、ガープスさんが守ってくれるとでも思ってるの? だからって、命を守る対策をサボってボケっとしてていいと思ってるの!?)
 つい、力が入りすぎてしまいそうになる。
(ううん、集中集中っ!)
 息を吐いて、残りの矢を指で数え。
(3本……全然足りないな)
「……おかわり!」
「っしょ、ほいっ!」
 ナノハが一言叫ぶと、民家の下から矢の筒が放り投げられた。
 屋根の下には、大量の矢を背の籠に積んだ【ピラフ・プリプク】が待機している。
「えーと、なんか、すっごい怒ってません?」
「だって、村人皆、ガープスさんを体よく利用しているだけじゃん! ……これじゃあ報われないよ」
 次の矢を構え、そして構える。
「……なんか、すいません。そしてありがとうございます。アイツの為に怒ってくれて」
「ぜったい、負けるわけにはいかないよね。手段なんて選んでいられないから」
 ナノハは静かに。再び狙いを定めた。

 ズドォォン。
 戦士、ガープスの重い剣が地面、そして琵琶法師の胴体を抉る。
「消えた……、いや」
「フフフ、こわやこわや……なんたる業力。確かに、この村の人らが敬うだけのはある。当たっていれば、ひとたまりもなかったろうな」
 一瞬途切れた琵琶の音が、再び辺りに響く頃には。何事もなかったかのように琵琶法師――【蓮華寺・六道丸】はそこに立っていた。
「リバイバル……。いくら効かぬといえど、何度も俺の剣を抜けることはできないだろう。そのそれとも、俺の気力が尽きるまで耐えるとでも言うのか」
「なぁに、そこまでする必要はない。拙僧は見ての通りの貧弱だが、強さばかりでは戦いではあるまいよ」
「では……」
 何故? そう口を開く前。琵琶の音に混じり、迫る足音。
「……拙僧の奏でるは、世にも不思議な魔曲にて……その一筋縄ではいかぬ恐ろしさ、たっぷりと味わうがよい」
 頭上より飛び掛かる剣士。【フィリン・スタンテッド】だ。
「――はぁぁぁッ!」
「――っ、甘いッ! うらぁぁッ!」
 その渾身の一撃を、ガープスは剣で受け止める。
「っ、まずッ!?」
「ハァッ!」
 ガープスの反撃(カウンター)にフィリンは大きく吹き飛ばされ、地面に叩きつけられる。
「勇者斬りに、立体機動……。成程、よくできた後輩というわけか」
「はぁ……はぁ……、良く、知っているのね」
(反撃の直撃は避けたけれど……、次は、まともに受けたくないわね……)
 痛む身体を動かし、余裕の表情を作り上げる。
「私達も、あなた達のことはよく知ってるの。……そういえば、フレディさんは元気? 最近足を悪くしたそうだけれど、魔物に見つかれば、彼女が真っ先に殺されてしまうかしら……ふふっ」
(あぁ、私は今、どんな顔をしているのかしら……。きっと、勇者らしくはないわね)
 自分が、盗賊に『還った』ような。絶対にスタンテッド家にはふさわしくない顔。
「他にも知っているわ! 北部にはお年寄りが多いことっ! 昼間には冒険者たちが少なくなることっ!」
 出来るだけ大きな声で、フィリンは叫んだ。
 何故知っている……? 周囲の村人達が騒ぎ出す。
「本当に、警戒心のない。慢心ばかりの村。だから」
「襲われたら、一たまりもないだろーなぁッ!」
 左右から現れた声と、奇襲。
 左からは【アルフィオーネ・ブランエトワル】の振り回すハンマー、右からはプラムの放つ魔法弾。
「ぐぅっ!?」
 2つの衝撃は自慢の剣で防ぐこともできず、彼は思わず膝を着く。
「この、感覚は……。何か、使ったな?」
 その言葉に、アルフィオーネは淡々と言葉を返す。
「魔物には毒をもっている者は少なくはない。子どもや老人なら、かすり傷でも死にますよ?」
 ガープスが元戦士だというならば、その程度のことは知っているはずだ。
 だからこそ、アルフィオーネは怒っていた。救うことができるならば、救えばいい。できないなら、全力で救おうすればいい。それでもできないなら、何処かに頼ればいい。
「最強の戦士? だっけ? まぁいいや。この程度で息切らすんじゃ、俺達の勝ち確定じゃね? ……じゃ、今から魔物呼んできまーすっ☆」
 なーんてっ! と、冗談交じりに加えられるその言葉には、良心は微塵もなく。
「――そうは、させるものか」
 一度は膝を着いたガープス。しかし、プラムのその言葉に再び立ち上がり、そして剣を取る。
 ――そして。
「っんな!?」
「はぁぁぁーッ!」
 切先を、プラムへ突き付け。そのまま勇者斬りの構えを取り、飛び掛かる。
(おいおい、マジかよ!? まだ来るのかッ!? クソッ、……間に合えッ)
 迫るガープスへ向かって、意識を集中させる。
「そうはさせないよっ! 喰らえーっ!」
 遠距離からのナノハの牽制射撃に、動きを乱されるガープス。
 その隙に反撃の姿勢を整えるプラム。 
 体勢を崩されたガープスの勇者斬りと、プラムの魔法弾が発射される……その、寸前。
「やっほー。戦士様は停止待機しといてねぇ。ザコちゃん、タダのモブだから。吃驚どっきりしちゃうと、ちょっと力、入っちゃうかも?」
 2人を遮ったのは、チョウザ。そして、彼女に手を握られた村の子供だった。
 仲良く2人で、手を繋いでお散歩……でない事は、子供の怯えた姿を見れば明らかだ。
 チョウザの身に着けている小手には、今にも飛び出しそうな針の先が見え隠れする。
 ……少しでも手に力を込めたならば……、直ぐに何が起きるか、想像は用意だろう。
「子供を! 卑怯じゃないかこんなの!」
 村の誰かが叫んだ。
「……いや、彼女は。戦闘の参加者ではない。勝負の外で行われていること」
 アケルナーが静かに、村人を制す。
「魔物との戦いは、騎士の御前試合みたいにお行儀よくない。村に魔物の脅威が迫る中で、このくらいの不利で負けては村は守れない」
 だから、手を出すことは……。あくまで冷静を取り繕おうとする審判。の、ように振舞うアケルナー。
「そのとーりっ! めっちゃお手柄じゃねーか! さっすがザコちゃーんッ! ……んで? どうすんのアンタら。命乞いか? それとも反撃かァ? どっちでも俺達はかまわねぇぜ?」
 村人が今、手を出すならば妨害として反則負け。もし、ガープスが動けば戦いの外で村人に危害が及ぶ。
「が……、ガープスさまぁ……」
 消え入りそうな、か細い声がどこからか聞こえた。
 その声に答えようと、口元が微かに動く。
 しかし、いくら待っても、その言葉は出てこない。
 やがて、彼は小さく息を吐く。そして、少し優し気な、諦めたような、乾いた声を吐き出した。
「……四面楚歌、か。こうなれば、俺には、どうしょうもできないな」
 ガープスが小さく呟き、両手を挙げた。そして、大きくふらつき、膝を付く。
「皆、すまない。俺は負けたようだ。今も、頭がふら付く。このまま戦っていても、負けていただろう」
 剣で無理やり身体を起こし、村人達のほうへ向き直る。
「だから……」
「ふざけんなッ!」
 村人の1人が叫んだ。
「アンタがこんなよそ者に負けるはずがないだろう! そ、そうだ! たまたま運が悪かっただけで、で……っ! 魔物が襲ってきても、アンタや冒険者達が守ってくれるんだろう!? 今まで通り、これからもッ!」
「……っ!」
 村人たちの剣幕に押され、言葉を失う戦士。
「戦は本来、1人の力のみで決めるものではない。なのにいつまでガープスどの1人に全てを任せきるつもりか? ヒューマンは戦いの中でなかろうと簡単に死ぬというのに」
 ため息交じりに、六道丸が呟く。
「仮に、ガープスどのが死んだとして。その後はどのようにするのだ? 今の其方らではあっけなく魔物に殺されるであろうな。現に、戦いの最中の其方らは非常に隙だらけだったようだのう

「ほんとーに、隙だらけ。ザコちゃん、超絶簡単なお仕事でかなり拍子抜けって感じ? んで、まだ周りに気づかない感じ? やばくない?」
「気づかないって何に……ひいッ!? なんだ、これは!?」
 数人の村人が振り返り、悲鳴を上げた。
 民家のドア、壁、柵。いたるところに番号が振られている。
「えとねー、まず最初に村の柵をぶっ壊すでしょー? んでもって、次に壁。ここの壁って土だよねー? うん、柔らか。ゴブリンでもちょー壊せる」
 軽々と語られる言葉に、村人達の顔は少しずつ青くなる。
「そんでもって扉は木。らっくしょーで壊してー。んで、最後。ばっくんちょ? ザコちゃんなりに魔物のしゅみれーしょんしながら村の中入ってったんだけどー、だぁれも気づかないんだから、笑っちゃうよね」
 不敵にチョウザが笑う。
「それに、よそ者にも警戒すべきだ。村の命、戦いの最中に水源を断たせてもらった。……とはいっても、命に支障はないがな。今回だけは」
 チョウザの横から現れたグレイは、淡々と述べる。
 彼が手にするのは、赤赤とした、かつ毒々しい色彩を持つ液体の入った小瓶。
「今回は偶々ハバネロソースだった。だが、水源に落とされたのが毒であればどうだ。一度汚染された水源は容易に浄化などされはしない。……この村は、もはや廃村だ」
 いつの間に。その言葉があちこちから漏れ始める。
「お前達は、村が滅んでから反則だとでも言うつもりか」
 その言葉に、場は静まり返る。
「今なら、言うこと聞くんじゃないかしら? あなた、ずっとこの村、守ってきたのでしょう? ……本気で説得なさい!」
 ガープスの背を、アルフィオーネが押す。
「……そう、だな」
 ありがとう。小さく口に出し、一呼吸。
「皆、聞いてくれ。……俺と共に、村を出てくれないか」

 ひと段落、村人達がせっせと旅支度を始めるその背後で、声をかける者がいた。
「ピラフから聞いた、俺の為に、怒ってくれた、と」
「……あ……うん! ずっとガープスさんが戦ってたって聞いたから」
 ナノハ振り返ると、先ほどまで死闘を繰り広げた相手。
「でも、卑怯な戦い方しちゃってごめん。本当は、正々堂々勝負したかったんだけど」
「構わない。障害物が多くて、君も戦いにくかっただろう。そういう場所を選んで、俺も戦ったからな」
「障害物……え!?」
 その言葉に、ナノハはまさか、と口に出す。
「村人を障害物に使ったの!? 信じられないよ!」
「君の矢の妨害は非常に厄介だった。それに、あの学園の生徒ならば、無関係の者たちを傷つけはしないだろう。技術も十分だ」
「むぅ、認められるのは悪い気しないけど!」
「ふっ、すまなかった。次は、正々堂々と、だ。俺達は、準備が整い次第『シュターニャ』へ向かう。また会えたなら……。成長した後輩ともう一度手合わせ願いたいところだ」
「うんっ! 望むところだよ!」
 元気の良い返事にガープスは笑うと、それから……、と。フィリンへ声を声をかける。
「ええと……、盾剣の君。君の剣技も見事だった。よく洗練されている」
「ありがとう。……少し照れてしまうけれど、褒めてもらえて、うれしいわ。ガープスさんは、卒業生だったそうですね」
「あぁ。元、勇者・英雄コースだった。後輩の姿も久しく見ていなかったから……懐かしいな」
 懐かしむように、目を瞑る。
「君は、戦士……いや、勇者に向いている。と、俺は思う」
「……私は、勇者を目指していますから。しかし、何故そうお思いに?」
「それは……、君は」
 ガープスは言いよどみ、一呼吸置いて、口を開いた。
「君には適応能力がある。柔軟に、場所を選ばず、手段に捕らわれない、縛られない戦い方ができる所だ。長年、真近で学んできたかのような動きだ。……人質や今回のような手段に迷いがあるようだが、君はその迷いを持ちつつも見事、役割を果たしていた」
 卑劣な、盗賊のような策。フィリンはその言葉に小さく身体を振るわせる。
「いくら英雄といえど、とっさ動けるものは少ない。だが、」
(……私は、いいえ。フィリンは、きっと)
「ガープスさん、褒めていただけたのはうれしいけれど。でも、私の目指す勇者は少し違う勇者かもしれないわ。……私の目指す勇者は、真っすぐで。迷いのない、皆に誇れる人だから」

「それでは、皆。道中気をつけて。学園長へよろしく、と伝えてくれ」
「お疲れっす! また何かあれば、頼ませてもらうっすー!」
 戦士と商人に見送られ、一同は背を向け、帰路へと着く。
「さて、オレ達も。後輩に負けてらんねぇっすねー。こんなプレゼントまでされちゃ、失敗なんて許されねぇっすよ?」
「そうだな……」
 戦士の手に握られたのはシュターニャまでの地図。
 障害物、発生しうる危険箇所、休息に適した平地等。
 しかし、いくら完璧な案内があるとはいえ、3桁ほどいる村人たち全ての長旅。何も起こらない訳がないのだ。
「ピラフ」
「何っすか? まさかとは思うっスけど……」
「そのまさかだ。運搬の手伝いを頼みたい。大型の馬車、馬、そして男手や用心棒がいると、なお助かる」
「まさか、一度こっぴどく追い返した商人に集るんすか? 村人はぜってー反対っしょね! 大体、アンタ、プライドっつーもんは」
「そんなもの、もう必要はない。……先ほど、捨てた。土下座してでも、俺は説得する」
 今更、手段など選んでられない。そう言う彼の目は真剣そのもので。
「はぁー、言ってみただけっす。アンタの土下座姿見れるんなら、個人としちゃ喜んで。まぁ、料金はツケにしくっすけど、後々死に物狂いで返してもらわなきゃなんねーっすね」
 呆れたように、疲れたように。残された彼らは笑いあう。
 彼らが、この村を出るまで数日。
 そして、この村の消滅までは後――。



課題評価
課題経験:108
課題報酬:2400
弱き剣、強き枷
執筆:根来言 GM


《弱き剣、強き枷》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 1) 2020-06-05 06:30:39
勇者・英雄コースのフィリンよ、よろしく。

ガープスさんは素晴らしい勇者だわ、自分の強さも、弱さもわかってる。

…と、彼の事より彼にどう勝つかよね。
工作として挙げられてるのは設置型の罠だけど、ハッタリや人質みたいな手も使えるかな?

あまりに真っ向勝負で勝ち過ぎると、ガープスさんへの期待がそのまま私たちへの期待になっちゃうだけだし。

『どんな強い戦士でも状況次第で負ける事はある』
『一人でできる事には限界がある』

っていうのを見せつけるのが本義だから、村人にわかりやすい理不尽な状況、汚い手を用意してやる必要があるかなって。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 2) 2020-06-05 10:41:42
……黒幕・暗躍コース。グレイ・ルシウスだ。
魔物退治。では……ないようだな。

……。
いや。だがやるべき事は変わらないか。
倒さねば状況が進まないならば、倒すだけだ。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 3) 2020-06-05 14:00:35
やっほー。ザコちゃんはただの【ハッタリ】かましに来た1モブー。
…戦いの人手がいり手ならちょこっとやるかも。集まりによったりけったり。強いらしーもんねぇ。
所詮へっぽこモブだから、強さ面は期待されてもあれだけど。

てかさ、だってさー。
やってー?って言われてんのは剣士様をぽこすことだけど。
求められてんのは「この街を離れないといけない、と思わせられる程度に危機感を与えること」でしょ?
倒した結果、ほら危ないよー、ってのは期待であって。
ほんとにそーなるほど単純素直の集まりかはわかんないんだしさぁ。今までの難癖がなんそれだったし。

その辺の手札は、多分ザコちゃんそれなりに使えみだからさぁ。学んだ技能的に。物はそれなりだけど。
『手練手札』ってやつ?どーするかは戦いの方決め定めんのがあれだろーけどね。

《ゆうがく2年生》 蓮花寺・六道丸 (No 4) 2020-06-06 02:27:44
拙僧は芸能・芸術コース、蓮花寺・六道丸。
フフフ……芸能・芸術コースもリバイバルも、今のところ拙僧一人ゆえ、
勝てぬとしても掻き乱して、『相性の良くない相手』の存在は存分に見せつけてやろうと思うておる。

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 5) 2020-06-06 06:55:49
グレイにチョウザも、久しぶり…かな?
なんだか懐かしい感じね。

>求められてる事
うん、私もそれがちょっと気になってた。
ガープスさんに勝てば大丈夫と思うけど、本来の目的が『モンスターから村人の避難を促すこと』なのは覚えておいた方が方がよさそうね。

避難中の事も考えると、ガープスさんにも大怪我させない勝ち方が望ましいかも?

《幸便の祈祷師》 アルフィオーネ・ブランエトワル (No 6) 2020-06-06 07:40:50
わたしは、アルフィオーネ・ブランエトワル。

どうぞ、よしなに。


人手が足りてない方にいくつもり。

《1期生》 アケルナー・エリダヌス (No 7) 2020-06-06 22:05:37
やあ。私は勇者・英雄コースのアケルナー。よろしく頼むよ。
求められてる役割は、ガープス氏との戦闘を行う者と、その戦闘を優位に進める工作を行う者。
ガープス氏を負かすことで、村人の盲信を打ち消して避難を促すという感じかな。

そうなると、あまりにも卑怯すぎる面が目立つ手は……逆効果になる可能性も否めないね。
まあ、魔物だって人間だって卑怯者は多いから、現実を知るにはいい薬だとも思うけどね。
そうもいかないのが民衆さ。

《1期生》 アケルナー・エリダヌス (No 8) 2020-06-06 22:27:17
とりあえず、役割分担や戦場のセッティング、対ガープス氏戦の策や工作を考える必要があるかな。

状況は魔物の群れから村を守るシチュエーションだし、個人的には1対1に拘る必要はないと思う。名乗りを挙げて一騎討ちする魔物なんかは村を襲わないだろう。
それに、力量差を考えたら1対1は避けたい。

戦場も対魔物戦を想定するなら、コロシアムみたいに平坦で拓けた場所である必要はない。魔物は自分が優位なところで仕掛けてくるからね。
個人的には、ガープス氏の強みの巨大剣を活かしづらい森等での戦闘が理想的だと思うけど、ギャラリーの村人には様子が見えづらいし……受けが悪いかもね。

工作は……彼の利き脚や利き腕は事前に知っておきたいね。
その辺は戦闘時でも自然に動いてしまうだろうし、踏み込み等の挙動から大技に持ち込む流れ等を少しは警戒しやすくなるかもしれない。

古傷なんかがあって、平時の動きでどこか庇ったりしてたら……身体の可動範囲にハンデがあったりする等の推測もできるかもしれない。

そういう小さいことも、積み重なれば大きな決め手になるかもね。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 9) 2020-06-06 23:08:54
ふむ。言われてみれば……そうか……そうだな。
久しく。……。……ああ、壮健であれば何よりだ。

>戦う場所
村人達の前で倒す、に重点を置くなら広場なり何なり。
誰でも集まれる。知らずとも人だかりに混ざれる。
要するに野次馬が野次馬を呼ぶ環境が妥当だろう。
罠などは仕込み難いが、何より分かりやすい。

>罠
俺は工作に回ろうと思う。
そして最初にそこの大剣の勇者が一考挙げた「人質」は
今回に限っては極めて有効だと推測出来る。
何せ、一般人相当の知性を持つ魔物は決して少なくない。
多くを守って戦う場合、人質は当然想定されてしかるべきだからだ。

今回、件の戦士と対する俺達は仮想敵「魔物の群れ」に相当する。
でなければ、彼の戦士が魔物の群れから街を守れると言う
村人の発言に対する反論にならない。逆説、人質は使って当然だ。

出来るだけ抵抗の意思が沸かないような成人の村人を捕らえよう。
それでも反撃して来るようであれば、相応に痛い目にもあって貰う。
村人達の認識を改めるならば、多少の荒療治は止むを得まい。

《ゆうがく2年生》 蓮花寺・六道丸 (No 10) 2020-06-06 23:40:23
場所は、グレイどのも言っているが、村の中がよいのではないかの。
障害になるものも多く、村人が目撃しやすく、戦闘の舞台として現実性が高く、
なにより守らなければならぬものが多ければ気もそぞろになろう。

拙僧は今回、戦闘に回ろうと考えておる。
芸能・芸術コースが得意な連携の強みは、一人で戦うガープスどのには決して出せぬからのう。
ガープスどの一人に戦いを強いておるこの村の者にとっては、良い薬となるやもしれぬ。

《幸便の祈祷師》 アルフィオーネ・ブランエトワル (No 11) 2020-06-07 00:07:00
ガープスおじさまの利き腕とかウィークポイントは、元同輩らしき、ピラフさんに必要な資材なんかを、融通していただくついでに、聞けるかもしれないわね

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 12) 2020-06-07 11:59:04
大剣の…あ、私ね。
ずっと盾と片手剣だったから、まだ何だか慣れないわね(汗

人質と一対多数の戦闘は…うん、基本ね。
有効さは身に染みてわかってるわ。
つけ加えるならより親しい人か、複数人。少々危険だけど、脅しでなく戦場に巻き込むって使い方も…あり、だと思う。

…あ、私は戦闘メインで動くつもり。
『ハッタリ』はそこそこ心得てるから、何とか心動かさせてみるわ

《ゆうがく2年生》 蓮花寺・六道丸 (No 13) 2020-06-07 15:27:13
>人質
戦いの最中においても、(ガープスどのが庇える距離の)一般人に当てるように魔法を放れば、
他の冒険者が弛んでいることを知っているガープスどのは『当たりに来てくれる』であろうしのう、フフフ……。

……まあ、本当に狙った相手に当たった時のことを考えれば、そう何度も使える手ではないかも知れぬが。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 14) 2020-06-07 18:54:54
…これから来る魔物に関する情報操作とか、思ってるより剣士様弱いんだってへんの【ハッタリ】かなって思ってたけど。
人質のほーが分かりやす明確かな。守って戦う、って前提とも重なっし。
ひゅー。ゆーしゃとは思えない悪さぁ。でもザコちゃんそーいう面白いのは好きだよ。
やるつもりなゆーしゃ様いなかったらザコちゃんそれやっていーい?人質とりモブ。いるならいーけど。
本気の危険見せつけた脅しのが良さげ?それとも仮定の戦闘だから、仮定の脅しした方がいーの?

これは工作……じゃなくて戦闘になんのかな。当日やることだし。戦闘直前に取るからギリ工作?…どっちだろ。
なんせよ、多少の戦闘参加はやるから安心してくれていーよ。できる範囲でだけど。
なんなら最初はふつーに戦っといてー、多少押せたところで、の方がいーのかな。タイミング的には。

《1期生》 アケルナー・エリダヌス (No 15) 2020-06-07 22:17:21
>戦う場所
そうだね。ギャラリーを呼びやすくて状況が分かりやすいとなれば、やはり村の広場なりになると思うよ。
ただ、広場となると村の集まりなんかやイベント事に使ったりするし、あまり障害物があるイメージではないんだよね。

その辺を考えると、空き家なんかが側にある空き地があれば、人も集めやすくて、より実戦的な戦いをすることができるかもしれない。
小細工も広場よりは目立たずできるだろう。

>役割
戦闘は腕利きのメンバーに任せて、私は工作に回ろうかな。

>人質
これは、村人を人質にする流れかな?
下手に怪我させたりしたら、あとが厄介なことにならないか少し心配な気もするが……。
例えば、私達の誰かが偶然居合わせた旅人に扮して巻き込まれたり、ピラフ先輩にも一役買って貰う手もあるかもしれないが。

まあ、顔見知りの村人が人質になった方が緊張感が出るのは理解できるし、もちろん、決まった方針には従うよ。

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 16) 2020-06-07 23:04:57
>ハッタリ
あ、そっちね。
個人的にはガープスさんをあまり貶めたくない、って気持ちはあるけど…
別にハッタリは一つである必要ないし、弱く思わせるのも一緒に試していいんじゃないかな?
過度な崇拝は害悪だし、同じ人間って気づかせるのは必要かも。

>人質
私もピラフ先輩はちょっと考えてた。
八百長を疑われるのがちょっと怖いけど、間違いなく親しい人だし適役ではあるのよね…ダメ元で頼んでみる?

《イマジネイター》 ナノハ・T・アルエクス (No 17) 2020-06-07 23:41:24
賢者・導師コースのイマジネイター、ナノハ・T・アルエクスだよ♪
遅くなったけど、皆よろしくね♪

戦闘ルートに参加するよ。
僕は離れたところから片手弓や魔法で攻撃するよ。
撃って撃って撃ちまくって、ガープスさんのターンにさせないように頑張る!

正直、策とかハッタリとか苦手…その辺は皆にお任せするよ。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 18) 2020-06-08 01:19:50
俺はむしろ、厄介になることを前提として村人を人質に推したい。
理由は3つ。
1つ。依頼人を巻き込むのは「道具の用意」までとすべきだ。
戦いの場に引き出すなら役割は何であれ報酬を出さねばならん。
商人に過度の借りを作るとは本来そういうことだろう。

2つ。今回のそもそもの発端は村人側の戦士に対する盲信だ。
村人らは自分達が村を守る当事者であることを忘れている。
払拭せねばなるまい。その大きな誤解を。

3つ。戦士が自ら説得出来んと言う理由で今回の騒動は起きている。
ならば戦士もまた正しく理解すべきだろう。
己が負うべき役割を安易に他者に委託するとどうなるのか と言う事を。

この部分で譲歩し、日和ったところで誰一人にとってすらメリットがない。
次に戦士が誤解を受けたとき、この男はまた後輩に頼るのか?
そこが間違いだと示さねばなるまい。……例え、手段が正しく無くとも、だ。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 19) 2020-06-08 01:39:52
ああ、それと実施するのがモブでも俺は一向に構わん。
脅しは本気で良いと思うが、傷は残さない方が良いだろうな。
拳なり棒なりで小突く位は構わんと思うが……
本気であると伝わる程度の手加減づくであれば、必要十分だ。
魔法を向けるのも、やはり加減は必要だがしても良いだろう。

大剣の……。剣と盾の勇者、と呼ぶべきか。
……いや、伝わればどちらでも良いのだが。
そちらの言うところの貶めたくない。が、戦士の、戦士としての誇りか。
村人の考える、戦士の評価かによりけりではあるが。
前者は、貶めぬよう全力を尽くして良いだろう。
だが後者に関しては、それを一度壊すことが今回の仕事だと考えている。

せめて、戦士が強者であることをお前が誰より認めてやれば良い。
何も救いなく失えば、人は折れたままだ。それは恐らく正しくはない。

《幸便の祈祷師》 アルフィオーネ・ブランエトワル (No 20) 2020-06-08 04:18:16
わたしは、むしろ貶めてあげたほうがいいと思う。
このおじさま、引退したと言いながら,剣を捨てられないでいる。村人たちが持ち上げてくるのもあるだろうけど、実際、まだ、かなりの実力を有しているようだし、心の中に「まだ、やれる」って気持ちがあるのではないかしら?

そして、「説得できない」理由がそれ。『強者ではない』と自ら認めないといけないから。


戦士としての引導を渡して、第二の人生を歩ませてあげたほうが、いいように思える。

《1期生》 アケルナー・エリダヌス (No 21) 2020-06-08 07:45:24
>人質
村人に当事者意識を持たせるのは理解できる。
ただ、一歩間違えば私達は村人から敵視されるだろう。

別に敵視されるのはいいが、問題は学園まで敵視される可能性だ。
学園の看板に傷をつけるのは……何としても避けておきたい。

だから、村人を巻き込む場合は、制服等の身元が分かるものや、学園関係者であるような言動は避けておきたいと思うんだが。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 22) 2020-06-08 14:00:56
ふむ。「強者ではない」と認められないから「説得出来ない」……か。
強ち間違いではないだろう。だが、それと件の戦士が
「強者でいたい」のか「強者を辞めたい」のかは別の問題だ。

真実「戦士になって後悔している」ならば此処まで力を残せまい。
問題はそれがただの未練なのか。それとも……諦められない理由があるのか。
前者ならば、諦めさせるのも慈悲だ。確かにな。
だが後者であるならば……引導を渡すのは俺達の役割では、あるまい。

>人質
学園の看板は傷付けたくない……か。同感だ。注意の必要があるな。
最低限制服と学園名を露出するのは避けねばならん。助言感謝する。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 23) 2020-06-09 00:06:36
会議参加遅れて悪い。
遅れを取り戻す為とはいえ、一気に授業参加するもんじゃねえよ。アッハッハ。

さて、俺の一般技能編成上、Aルートが適任だな。
【村人への印象操作】、これを【人心掌握学/心理学/会話術/演技/説得】で請け負える。

んで、ちらほら意見が出てるけど俺達が正々堂々の正義属性の立場でガープスを倒してしまうと、結局奴が背負っていた期待と過信が俺達に降りかかる危険がある。

なら、Aルートのメンバーはそれなりに悪役ロールした方が良いと思うぜ俺は。
ルチャリブレのルード、ヒール役みたいな。
またアルケナーの言う通り、学生制服を装備しての戦闘は避けねえと。
そして覆面…顔も割れない様に注意な。

……、フ、そうなると俺は花嫁衣裳か冥途☆服かの装備の選択肢になっちゃうの辛すぎるな。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 24) 2020-06-09 00:23:31
とりあえず、俺が考えてるAルートでの自身の行動を共有しとくぜ。
仮案があった方が修正や立案しやすいだろ?

身バレしないよう装備面を整えた上で、魔物の侵攻の情報を利用し、黒幕であるが如く振舞う。
ザコちゃんの人質に加え、悪役ロール…毒や状態異常等を付与しつつ戦闘を行い、対人技能でガープスの劣勢を印象付け、危機感を煽る。

…ざっくり、こんなところだな。
俺の得意技である【甘美の口づけ】や、【ダークバタフライ】で格上に状態異常付与できるといいんだが、それ相応に隙を作らないと難しそうだな。

《幸便の祈祷師》 アルフィオーネ・ブランエトワル (No 25) 2020-06-09 04:13:16
まぁ、村人の避難を受け負っているから、オジサマ邪魔だからノシます。
魔物退治は依頼に含まれないのでやりません。で、いいかなとは思うけど・・・そうね。商業神に仕え、ビジネスライクに冒険者やってますって体でいこうかしら?報酬すべてなので手段選びませんって感じね。

色々考えていたら、だんだん、このおじさまに腹が立ってきたので、Aルートに行かせてもらうわね。直接、ひっぱたかないと気が済まない。

格上相手にまともなダメージは望みにくいから、わたしも、状態異常をねらっていくつもり

ぴよっとハンマー(混乱)ダークバタフライ(毒)灼けつく息吹(灼熱)

《幸便の祈祷師》 アルフィオーネ・ブランエトワル (No 26) 2020-06-09 04:13:16
まぁ、村人の避難を受け負っているから、オジサマ邪魔だからノシます。
魔物退治は依頼に含まれないのでやりません。で、いいかなとは思うけど・・・そうね。商業神に仕え、ビジネスライクに冒険者やってますって体でいこうかしら?報酬すべてなので手段選びませんって感じね。

色々考えていたら、だんだん、このおじさまに腹が立ってきたので、Aルートに行かせてもらうわね。直接、ひっぱたかないと気が済まない。

格上相手にまともなダメージは望みにくいから、わたしも、状態異常をねらっていくつもり

ぴよっとハンマー(混乱)ダークバタフライ(毒)灼けつく息吹(灼熱)

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 27) 2020-06-09 07:08:07
…あー。ザコちゃんの認識勘違いしてた。
鎧様が人質確保役立案じゃなくて立候補的なあれ?
そったらザコちゃん、情報操作兼戦い側行ったほーが良さげかな。

そっち側ならあれ、ザコちゃんちょっとだけ色んな魔物課題で見てきてっからさー。
その辺の【魔物学】を剣士様との戦闘の中で照らし合わせて、あの魔物だったらこーだから強さが足りない、とか、
あーいう魔物の場合この動きは致命的になりえみ、とか。そーいう話をハッタリで盛ったりかなって。
どっちせよ対応はすっから、合わせるよ。 両方やってもいーし。そしたら半端のどっちつかずになるかもだけど。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 28) 2020-06-09 07:45:09
てかあれ?さてはもしかして、今の流れだと下準備工作立候補、ゼロ人系?
現地の情報操作は結果に対する期待であって、剣士様の強さには関わんないし。戦闘になんだろーし。

誰もいないと、まず勝てないだろうブレ…何とか。
あの魔物と同じくらいの強さな相手と戦う、なんて無理め状態になんだよね。
…えー、そったらザコちゃん何だかんだ行くべきは誰もいない下準備系になってきてたり…?
正解わかんなくなってきた。へっぽこモブはそこまで思考ぐるぐるに出来ないんだって。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 29) 2020-06-09 07:53:30
(議事録をめくる音)あー、仮面のローレライ様が工作か。でもそれでもお1人だもんね。
工作人員足りなげでいりげならザコちゃん回る選択肢も用意はしとく、ってだけ。

っても、できることなんて人寄せないためのハッタリとお裁縫くらいだけどね。
いないよかまし的なあれと、どれするのが1番需要かによる、ってのもあるかも。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 30) 2020-06-09 08:28:13
ああ、腹が立つ、か。……そうだな。感情としては理解出来る。
なら存分に、納得し難い部分を全力で叩き付けて来ると良い。
幸い、そこは今回の肝だ。遠慮はいらん。

モブが人質を担当していたくれるのであれば、
罠などの工作は此方で担える。……比較的、得手とする分野だ。
情報操作よりは成果が見込めるだろう。
仮面の勇者は逆に、人の感情を掴む事に長けるようだ。
村人達を動かす方に関しては、俺よりは適正があると見るが。
工作が3人なら、程々手も回るだろう。

《1期生》 アケルナー・エリダヌス (No 31) 2020-06-09 09:04:51
ちょっと状況がわかりづらいから、分かる範囲で整理しよう。

A:戦闘ルート
・フィリン
・蓮花寺
・プラム
・ナノハ
・アルフィオーネ


B:工作ルート
・グレイ
・チョウザ
・アケルナー


以上敬称略だけど、思い違いがあったら直してくれると助かるよ。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 32) 2020-06-09 11:12:12
...そういや、さっき言ったような悪役ロールや状態異常を付与する場合、どちらかというと工作の範疇になるか?
調子を狂わせる、といえばそうだからな。

カテゴリーがザコちゃん同様、よくよく考えたら謎になってくるよね☆

《幸便の祈祷師》 アルフィオーネ・ブランエトワル (No 33) 2020-06-09 18:11:24
”戦闘前”に調子を狂わすのが工作だから、戦闘中に狂わすのはAルートであっているのではないかしら?

なので、おじさまの食事に何やら混入させたり、靴に画鋲いれたりするとBルート

《1期生》 アケルナー・エリダヌス (No 34) 2020-06-09 18:46:33
>工作
私はあえて村人に友好的に接して、中立的な立場を演じてみようかと思ってるよ。
同時期にまとめて敵対的とも思える者ばかり来ると、余計に村人の警戒心を駆り立てるだろうし、中立的な立場なら、例えばガープス氏と仲間の決闘の際に、審判役として動くこともできるかもしれない。

村人が審判役に入ったら、
「多勢に無勢は卑怯だ」とか
「こんな卑怯なやり口認めない」

とか揉めそうだけど、ある程度信用できそうで中立的な者が
『一見、卑怯にしか見えないが、魔物との戦いは騎士の御前試合みたいにお行儀よくない』
『この村には魔物の脅威が迫っている。魔物は女子供を拐うのは当たり前。
むしろ、このくらいで負けてては……村は守れない』

とか言って、審判等でフォローすれば、ヤジは出ても強引に試合を潰そうとする者は減らせるかもしれない。

ただ、これだと村ではいい子にしておかないといけないかな。
みんなとの接触も、挨拶や日常会話程度になるだろう。

問題があるようなら、別の方向も考えるよ。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 35) 2020-06-09 20:43:34
……ふむ。
問題、ではないが1点確認しておきたい。
今回の依頼は、村人から件の戦士への信頼が盲信という域に至っており
戦士当人の言すらまともに通じない。という前提を覆す為の場外乱闘だ。

要するに、村人にとって戦士が勝利することは疑う以前の当然であり、
戦士に対し敗北を示唆する事象はその全てが理解の外に置かれる。
村人は全て正気ではない、という程度の状況を俺は想定している。

そうだな……異端者を囲む狂信者の群、と言う表現が近しいか。
これを言葉によるフォローで、最大1日程の下準備で動かす見込みが立つ。
と、いう解釈で間違いないだろうか。
そうであるなら、互いの交流を断って余りあるメリットが見込めるのだが。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 36) 2020-06-09 20:52:58
それと。各ルートの判断基準は

直接的に戦闘でアプローチするのが戦闘(Aルート)
→例え戦闘開始直前でも、攻撃するならばAルート
間接的に戦闘以外でアプローチするのが工作(Bルート)
→例え戦闘中でも、仕込んだ罠を起動するのはBルート

という認識でいる。
なのでそこのドラゴニアの娘の例えについては俺も同じ判断だ。
食べ物に混ぜるなど間接的に毒を仕込むならB。
毒を塗ったナイフで直接斬りつけるならAだな。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 37) 2020-06-09 23:20:11
なるほど。

印象操作の説明で若干混乱したが、状態異常付与や悪役ロールも戦闘前の準備行動にあたるだろうし、グレイやアルフィオーネの判断基準で恐らく大丈夫だな。
アドバイスありがとよ。

じゃ、アケルナーも居る事だし、持ち合わせ技能的な意味でも引き続きAルート予定で考えるわ。

《ゆうがく2年生》 蓮花寺・六道丸 (No 38) 2020-06-09 23:37:51
間が空いてすまぬ。
学園の名前は出さぬとのことで、承知した。
(この人員では、いずれバレるような気はするがのう……)

戦闘の人数の方が多いようなので、拙僧は楽器『青嵐』の『演奏』効果で味方の射程を伸ばそう。
勇者・英雄コースのヒューマンが習得できる技能は、射程が0か武器依存のものが多いゆえ、
遠間から攻撃を加えることで、少しは不利な戦いを強いることができよう。

あと、工作班の者には、村の地理情報を手に入れておいていただきたい。
(既に織り込み済みであったら済まぬが)
村で戦うとなれば地の利は向こうにある。数で勝るといえど、袋小路に追い込まれれば一網打尽であろう。
それは避けねばならぬからのう、先んじて頭に入れておきたい。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 39) 2020-06-10 00:26:56
…それ。そーれなんだよねぇー。

ザコちゃん人質とり攫うにしたって、近いこと仕込んどいてバラして揺さぶるにしたってー。
なんなら印象操作的なあれにしたって。戦いの中でチクチクすっからさー。
どれがし戦闘中にやるってなら戦闘(Aルート)になんの?ってあれがあれすんだよね。
効果がどうあれ、下準備(Bルート)じゃないと、剣士様の格には影響ないじゃん?っていう。
その辺の人員寄り偏りあるんなら、どーすっかなー、みたいな。いーならそのまま投げっけど。

人質とって攻撃させずに、ってなるのかーどーかはともかく、とるついでに動揺させれたらいーんだけどね。
とりまついででちょっと仕込んで、本当ならこれだけの被害が出てたー、みたいなしたいんだけど。
…仕込むってる時点で工作になっちゃうのかな。どっちかしか許されてないしね。
何処まで許されて、ダメなもんだか。結局人質もどっちなんだかー。

《1期生》 アケルナー・エリダヌス (No 40) 2020-06-10 08:57:15
>工作
グレイさんの言うように、場外乱闘的なイメージで村人からは勝負とすら思われない状況である可能性は十分高い。
だけど、それを勝負として成立させておかないと、「こんな結果認めない」と村人が言い出したり、人質等の非道に怒って交戦中にモノを投げて来たり、暴徒化して戦場に介入してくる懸念もあるかもしれない。

ひとりひとりの村人は羊でも、群れれば狼になるかもしれない。
そのためにも、勝負を成立させて状況を見届けて者も必要だと思ってね。

まあ、限られる時間で信を得るのは難しいのも理解できる。
一応、村の周囲を警戒して単体で近付く斥候的な魔物等を追い払う等、直接的で目に見えることをやっておいて、できるだけ信用を得られるようにしておくよ。
これなら、同時に村の地形を探っても怪しまれないだろう。

《1期生》 アケルナー・エリダヌス (No 41) 2020-06-10 09:01:43
言い忘れてたが、審判役等で動けそうなときは、村からもひとり同様の役を出して貰おうかとも思ってる。
そうすれば、村人も不公平感がなくて受け入れやすいかもしれないし、部外者だけの判定より結果を受け入れやすいだろうしね。

《1期生》 アケルナー・エリダヌス (No 42) 2020-06-10 13:00:10
そういえば、ガープス氏以外にも村には冒険者が居るようだけど、他の冒険者に対しては何かアクションを起こすのかな?
私としては、もし滞在中に小規模な魔物の襲来等があって冒険者が出張るようなら、一緒に出て信を得られるように動ければとも思ってるけど、変に接触をしない方がよさそうならやめておくよ。

《幸便の祈祷師》 アルフィオーネ・ブランエトワル (No 43) 2020-06-10 15:42:39
わたし個人としては、暴徒として村人が、雪崩れ込んでくるなら、むしろ、してやったりって気もするけど。おじさま一人では村人全員は守れないって証左になるから。

《幸便の祈祷師》 アルフィオーネ・ブランエトワル (No 44) 2020-06-10 16:06:41
とはいえ、面倒は避けたいから、勝負を始める前に、村人が妨害をした場合、その時点でおじさまの負けとみなす。と宣言して、牽制はしておくつもりではあるけど。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 45) 2020-06-10 16:31:52
なるほど。物言いに備えて、と言うことか。
分からないでもない。その上で、確かにそこのドラゴニアの娘の牽制は
対策として有効だ。事前に、あくまで「戦士当人に」確認を取った方が良いな。

そして全く同じ理由で、何がしかの確約は戦士を通して結んだ方が
村人との口約束よりは見込める効果が確実だろう。
是非判断が村人任せでは、余所者との約束など何時どんな状況でも覆せる。
敗北が確定であってもだ。そこは、上手く利用する事を勧めておく。

モブの疑問は先に挙げた例に基づく。
つまり戦闘中の行動であっても直接戦士にアプローチするならAルート。
罠を通して、人質を通して、村人への情報操作を通してなど、
間接的にアプローチするならば全てBルート。という認識で良いだろう。
つまり、仕込みも人質もBルートだ。纏めて実施しても矛盾はしない。

地理情報は……ふむ。いっそ範囲をこちらで絞るか?
広場に白線を敷くなどであれば、恐らく出来なくもないが。
無論その場合、此方も白線を超えたら失格。
と言うように相応のリスクを背負い込む事になる。一長一短ではあるな。

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 46) 2020-06-10 18:57:16
まとめありがとう、アケルナー。
私はA(戦闘)で大丈夫よ。

ヒールは…そうね、私もスタンテッド家に汚名を着せるわけにはいかないし…
偽名と『変装』くらいは用意しておきましょうか。

>村人の暴徒化

大丈夫と思いたいけど…万が一の備えはグレイの案のガープスさんを頼るのが一番確実で楽そうね。
間違いなく、村で一番の権威なわけだし

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 47) 2020-06-10 22:35:18
おっす、皆おっつー。

悪役ロールはさじ加減と引きどころに気をつけないとな。
村人や冒険者の戦意を焚きつけるのは本末転倒だし。
早よエスケープしてもらうのが第一目的だもんで。

いっそとことん戦意喪失するくらいの残虐ロールでもいいか?
引き際は「楽しかったけど、オッサン負けたから魔物にこの村潰させるねチャオ☆」みたいな感じで適当に考えてるけども。

…まー、【心理学】と【人心掌握学】でその辺り上手い具合調節しながら、村人の恐怖を煽っていくか…。

《1期生》 アケルナー・エリダヌス (No 48) 2020-06-10 23:56:25
>村人
もし村人が暴徒化して介入したりすると、村人に負傷者が出かねない。
村人に負傷者が出たりしたら、ガープス氏が怒り心頭で手がつけられなくなったり、他の冒険者やピラフ先輩も黙ってはいない状況も考えられる。

そうなってしまったら、勝負どころの話じゃなくなるだろうし、できればそうなるのは避けたいかな。

>勝負の判定
はじめる前に、ガープス氏にも同意を求めて、ガープス氏が不利な状況でも勝負の体をなしていることを、「ガープス氏が勝負として受けた」事実で周知できればと思ってるよ。

判定も「ガープス氏が敗北を認めた。もしくは、よそ者の一団(戦闘班)が全員動けなくなったら勝負あり」とシンプルかつ恣意が入りにくいルールをガープス氏に提示しようか。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 49) 2020-06-11 00:40:52
(ほんの一瞬、困ったような表情を浮かべ、誤魔化すように水煙草の柄で規則的に眉間をつつきつつ)
…なーるほど…………ほどぉ…………?
戦闘で剣士様狙いまくってて、不意に離脱してぱやぱや…ってのはダメそってことなんだよね、鎧様のあれみると。

そったら直接的な攻撃とかの明言提示は避けてちょっと組み替えっかなー。
やる事は1人じゃ守るなんて無理み、ってのをわかりやすい明確にみせるってのとー、
今までの魔物見てきたのに基づき下地に、剣士様の動きとか判断の揚げ足をどっこいしょかなって感じ。
…直接的な人質も取るかはちょっとザコちゃんの元気(文字数)と相談中。
一応工作のていではいとくけど。格下がるよーなあれになるかは期待しないで、だけどね。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 50) 2020-06-11 00:45:07
あ、概念的な…間接的?人質?はとるけどね。【ハッタリ】で。
所謂「こいつがどーなってもいーのかー。」みたいなあれはどーすっかなーって。

あれ、大の大人相手なら、拘束のために体べたべたに触んの決まり確定だからちょっとやだよね。
【蠍の手甲】つけてっから、皮膚さえ握れれば脅しになるのはあるけどさ。
ってなると簡単に逃げられないよーなお子様狙うことにはなりそ…ある種効果的?

《ゆうがく2年生》 蓮花寺・六道丸 (No 51) 2020-06-11 01:54:35
>戦闘範囲を絞る
協力、かたじけない。
ただ拙僧の戦闘能力は機動力と射程優位が頼みなので、あまり狭くなると困るかのう。
白線を超えたら負け……という決まりを、村人が飲んでくれるかも微妙なところであるし。
(実戦にはそういった取り決めはないので、『ルールのせいだ』とゴネられるやもしれぬ)
せっかく提案してくれたのに済まぬが、やはり情報が欲しいかな。
その代わりといってはなんだが、可能な限り有効に活用すると約束しよう。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 52) 2020-06-11 10:13:29
ああ、言われてみればその通りだ。
試合の体を整えた方が優位が取りやすいならば、と思ったが
実戦を考慮するなら境界線が有る方が奇妙だな。

了解した。広場から一定の範囲にはなってしまうが、
地形情報を出来るだけ子細に取得しておくとしよう。

人質は、理が通らない程子供だと不測の事態が恐い。
同じ子供でも働きに出ている年頃……12、13辺りより上なら
凡そ問題ないと思うが。或いは老人か。
身体を触るのが嫌ならばロープでも持ち込むと言う手もあるが。

判定の提示に関してはそれで異論無い。
村人の見ている前で戦士側から同意さえ取れれば問題も起き難いだろう。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 53) 2020-06-11 20:54:57
気づけば時間も迫っているな。
じゃ、俺のプラン共有しとくな。

①悪役ロール
②状態異常付与
③回復
④魔法攻撃

後は、状況に合わせて調整するような事は書いとくわ。
お互い頑張ろうぜ。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 54) 2020-06-11 21:02:28
俺の方も概ね行動は固まった。

1.村を歩き回り注意を引きつける。
2.村を歩き回り地形を把握する。
3.村を歩き回ることで罠を張るに適した地形を探る。
4.戦闘中の戦士の挙動を元に即席で罠を張り、起動する。

概ねこの様な手順になる。殆ど単独行動だな。
まあ、黒幕だの暗躍だの、と言った物は大概がそういった物だが。

《イマジネイター》 ナノハ・T・アルエクス (No 55) 2020-06-11 21:45:24
出発まであと少し…プラン送信を忘れずに!
僕の方はこんな感じだよ。

・遠距離から矢や魔法を撃ちまくって牽制を兼ねた攻撃
・勇者斬りやカウンターを放とうとしたら、疾風で狙い撃ちして妨害
・最後はスキルマシマシの全力全開な攻撃

《1期生》 アケルナー・エリダヌス (No 56) 2020-06-11 22:53:25
村の地形を把握することを盛り込もうと思ってたけど、その結果を村人にばれないように、どうやって他の人に伝えるかのいい手が浮かばない。
こちらから言い出したのに申し訳ないけど、調査はグレイさんに任せても大丈夫かな?

《ゆうがく2年生》 蓮花寺・六道丸 (No 57) 2020-06-11 23:22:30
ぎりぎりですまぬが、拙僧はこんな感じかのう。
・村の地図を頭に入れておき、待ち伏せて取り囲む
・後衛職が接近されたら、追い詰められないよう誘導指示し距離を取らせる
・自分は近接攻撃を扱う者の側に位置取り、青嵐を演奏して射程を伸ばす
・攻撃のタイミングを合わせて鼓舞激励で攻撃力を上げる
・きりょくが切れたら遠距離からダードによる射撃に切り替える

では、あと僅か。がんばろうぞ。