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喋る(?)スライムを捕獲せよ


ストーリー Story

 学園内のとある一角、暗くて寒い寒い森の中。
 カラスの鳴き声に怯えながら、チーズのようなコケの匂いにえずきながら、ヒューマンの男は森を進んでいた。
 男は森に来たかったわけではなく、ただ近道をしようと思っただけだ。
 地図を見れば、その気味の悪い場所に10分ほど耐えるだけで、30分以上早く目的地にたどり着ける。森と言っても、森の切れ端のような小ささ。真っ直ぐ進めば、迷うことはない。
 そう判断した5分前の自分を、男はぶん殴りたかった。
「引き返す……いや、ここまで来たら、進むのも戻るのも同じだし……。でも、これ以上は……」
 迷うような男の足取りが、足元の小枝を何度も踏みつけ、パキパキという軽い音を鳴らす。
 男が進むのをためらっていたのは、その先に魔物が出るかもしれないとか、そういうことではない。
 ただただ単純に、『道』が怖いのだ。
 男が進もうとしている道には、背のように高いゼンマイのような植物がこれでもかと生えており、男を手招きするように揺れている。
 コケの匂いにえずきながら、パキパキと音を立てながら、男はしばし考え、引き返すことに決めた。
 これ以上進む勇気は、男にはなかったのだ。
 今しがた通ってきた道だ、引き返すだけなら、何も問題はない。
 そんな男の判断は間違っていなかったが。
 ただ、男は時間をかけすぎた。
 迷うような男の足取りが、小枝を踏みしめる音が、客を引き寄せてしまっていた。
 引き返すために振り返った男の目の前にいたのは、1匹の――。
「やぁ! ぼくは『わるいスライム』だよ!」

 学園の職員室。
 弁当を食っていた男教師は『その話』を聞いて、ポカンとした表情で言った。
「『喋るスライム』が出たぁ?」
 その話を切り出したもう1人の男教師は、小さく頷いた。
「ええ。東の森の方で、外から来た客人が目撃されたようです。幸い、怪我はなかったようですが……ひどく動揺しているらしく。スライムが『僕は悪いスライムだ』とか言ってたとかなんとか」
「喋るスライムなんているわけねーだろ。しかもなんで、自分から『悪い』とか言ってんだよ」
「僕もそう思いますし、悪いスライムなら、さっさと倒してしまえばと思うんですが……。どこで聞いたのやら、学園長が興味津々でして」
「あー……それ以上は聞きたくない」
「『捕獲せよ』とのことです」
「……違うな。『学生に捕獲させろ』だろ?」
「流石は先輩。……僕の方で、依頼として教室に張り出すことになりました。あの森に関して何か注意事項があれば、ご教示いただきたいのですが」
「ねぇよ。真っ直ぐ進めばどこからでもすぐ出られっし、魔物も出なっ……いや、出たのか。スライムがいるってことは……。『スライムナイト』にだけ気をつけるよう言っとけ。もしかしたら出るかもしれねぇからな。変な植物に化けてる可能性もある」
「ありがとうございます」
 話を切り出した男教師はぺこりと頭を下げて、職員室から出て行く。
 その姿を見送りながら、もう1人の男教師は思い出したかのように呟いた。
「……そういや、あそこには変な草がやたらと生えてたな。……まぁ大丈夫か。どうせスライムだし」


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 7日 出発日 2019-02-23

難易度 普通 報酬 通常 完成予定 2019-03-05

登場人物 8/8 Characters
《自称「モブ」》チョウザ・コナミ
 ヒューマン Lv34 / 村人・従者 Rank 1
「よーこそお出ましゆーしゃ様。 ザコちゃんの名前?…あー、チョウザ・コナミ。 お気軽気楽に『ザコちゃん』って呼んでくれていーよぉ? 面倒だったらこの記憶はまとめてポイして経験値にしたって、 全然丸っと了承了解?」 「ゆーしゃ様の近くでただ在るだけがザコちゃん。 モブへの用件ならいつでも呼びつけ招いちゃってよ。 何かの名前を呼び続け連呼とか?森の浮浪者とか? はたまた魔物に狙われ襲われな第14人目位の村人とかぁ?」 ■■ 名前:蝶座 小波(自称 身長:176cm 実年齢:20歳(自称 瞳の色:エメラルドグリーン 髪色:カラフルなメッシュ入りのマゼンタ 肌色:魚の文様が頬にある日本人肌 髪の長さ:編まれ端を結んだロング その他外見特徴:古びた布の服に大量の装飾品。 常に腰か手元に携帯する水煙草の瓶は『預かり物』だとか。 頭や腕に謎の斑模様で派手なスカーフを巻く。 一人称:ザコちゃん・(ごく稀に)あーし 二人称:『ゆーしゃ様』等の平仮名表記の立場+様 特徴+様、(稀に)名前+様 他 呼称:「ザコちゃん」呼びを望む。 「モブ」も反応するが、それ以外だと気づかない事が多い。 口調:投げやりで適当な話し方。敬語は一切使わない。 似た言葉や語感を繰り返し、まるで言葉遊びのように話す。 口先は冗談とでまかせ、ノリとハッタリで構成される。 貴族や東の国関係に妙な嫌悪を持つ。 魔法を扱う気は微塵も無いとか。 他者からの詮索、視線、物理接触、色恋話を避ける節がある。
《模範生》プラム・アーヴィング
 ヒューマン Lv23 / 賢者・導師 Rank 1
「俺はプラム・アーヴィング。ラム肉を導く修道士だ。…そうは見えない?そりゃそうだ、真面目にヤる気ないからな。ま、お互い楽しく適当によろしくヤろうぜ。ハハハハ!」                                       ■身体 178cm/85kg ■人格 身に降り注ぐ事象、感情の機微の全てを[快楽]として享受する特異体質持ち。 良心の欠如が見られ、飽き性で欲望に忠実、貞操観念が無い腐れ修道士。 しかし、異常性を自覚している為、持ち前の対人スキルで上手く取り繕い社会に馴染み、円滑に対人関係を構築する。 最近は交友関係を構築したお陰か、(犬と親友と恋人限定で)人間らしい側面が見られるように。 現在、課題にて連れ帰った大型犬を7匹飼っている。 味覚はあるが、食える食えないの範囲がガバく悪食も好む。 ■口調 修道士の皮を被り丁寧な口調の場合もあるが、普段は男口調を軸に雑で適当な口調・文章構成で喋る。 「一年の頃の容姿が良かっただァ?ハッ、言ってろ。俺は常に今が至高で完成されてんだよ。」 「やだ~~も~~~梅雨ってマジ髪がキマらないやんけ~~無理~~~二度寝決めちゃお~~~!おやすみんみ!」 「一応これでも修道士の端くれ。迷えるラム肉を導くのが私の使命ですから、安心してその身をゆだねると良いでしょう。フフ…。」 ■好き イヌ(特に大型) ファッション 極端な味付けの料理 ヤバい料理 RAP アルバリ ヘルムート(弟) ■嫌い 教会/制約 価値観の押し付け
《ゆう×ドラ》シルク・ブラスリップ
 エリアル Lv17 / 村人・従者 Rank 1
「命令(オーダー)は受けない主義なの。作りたいものを、やりたいように作りたい……それが夢」 「最高の武具には最高の使い手がいるの。あなたはどうかしら?」 #####  武具職人志願のフェアリーの少女。  専門は衣服・装飾だが割と何でも小器用にこなすセンスの持ち主。  歴史ある職人の下で修業を積んできたが、閉鎖的な一門を嫌い魔法学園へとやってきた。 ◆性格・趣向  一言で言うと『天才肌の変態おねーさん』  男女問わず誘惑してからかうのが趣味のお色気担当。  筋肉&おっぱい星人だが精神の気高さも大事で、好みの理想は意外と高い。 ◆容姿補足  フェアリータイプのエリアル。身長およそ90cm。
《比翼連理の誓い》オズワルド・アンダーソン
 ローレライ Lv22 / 賢者・導師 Rank 1
「初めまして、僕はオズワルド・アンダーソン。医者を志すしがないものです。」 「初見でもフレンド申請していただければお返しいたします。 一言くださると嬉しいです。」 出身:北国(リゼマイヤ)の有力貴族の生まれ 身長:172㎝ 体重:60前後 好きな物:ハーブ、酒 苦手な物:辛い物(酒は除く) 殺意:花粉 補足:医者を志す彼は、控えめながらも図太い芯を持つ。 良く言えば真面目、悪く言えば頑固。 ある日を境に人が触ったもしくは作った食べ物を極力避けていたが、 最近は落ち着き、野営の食事に少しずつ慣れている。 嫌悪を抱くものには口が悪くなるが、基本穏やかである。 ちなみに重度の花粉症。 趣味はハーブ系、柑橘系のアロマ香水調合。 医者を目指す故に保健委員会ではないが、 保健室の先輩方の手伝いをしたり、逃げる患者を仕留める様子が見られる。 悪友と交換した「高級煙管」を常に持ち、煙草を吸う悪い子になりました。
《甲冑マラソン覇者》朱璃・拝
 ルネサンス Lv29 / 武神・無双 Rank 1
皆様こんにちは。拝朱璃(おがみ・しゅり)と申します。どうぞお見知りおきを。 私の夢はこの拳で全てを打ち砕く最強の拳士となる事。その為にこの学び舎で経験と鍛錬を積んでいきたいと思っておりますの。 それと、その、私甘い食べ物が大好きで私の知らないお料理やお菓子を教えて頂ければ嬉しいですわ。 それでは、これからよろしくお願いいたしますわね。
《新入生》スラフィル・ケーニヒヴルト
 エリアル Lv6 / 賢者・導師 Rank 1
ボクの御家は200年くらい続いてる魔導師の貴族家系なんだよ。 王様・貴族の専攻もあるみたいだけど、立ち居振る舞いなんて、 人となりと生まれ育った環境に起因すると思ってるし、いろいろ 思うところがあって興味のあるこっちの専攻を選択したんだ。 お父様とお母様は王様・貴族専攻の卒業生だったから色々と説得 が大変だったんだけどね~…… 仲良くしてくれる友を待っているよ! よろしくね!! ◆珍しいエルフタイプの元気っ子少女 エルフタイプのエリアルは基本的に物静かなイメージがあるが、 スラフィルは活発で元気な女の子。 喜怒哀楽がハッキリしており、直ぐに顔に出てしまうタイプ。 誰とでも基本的に仲良くなれるが、利己的な者と横暴な者とは 決してまじわろうとしない。 【容姿】 腰を超えるくらいの亜麻色の髪 虹彩異色の瞳(右側:緑 左側:青) エリアルのエルフタイプらしく少し尖った耳 母から貰った大きめの懐中時計を首からぶら下げている 私服では軍服ワンピースと呼ばれる服装を好んで着用する傾向 授業や全校集会など学校行事のときは制服も着る 【交流】 友人からスキンシップされるのも、するのも大好き。 来る者拒まず去るもの追わずのスタンスであるものの、親友や お世話になった人には義を尽くす。 【話し方】 一人称:ボク 二人称:名前、愛称、キミ 柔らかい言葉遣い 〜だよね、〜だね、〜かな、〜じゃん…など
《新入生》バルド・ダールベルク
 カルマ Lv7 / 黒幕・暗躍 Rank 1
とある研究所の実験体として作られたカルマ。 様々な実験と教育を受けていたが、ある日突然研究所が壊滅し、身寄りがなくなり困っていたところを別の研究所の所長に保護され、助手として働いていた事がある。 学園に入学したのは、学園での生活に興味があったのと、もっと色々な知識と技能を身につけて、恩を返したいと思ったから。 保護者のことは「ばあちゃん」と呼び、慕っている。 ・性格 陽気で少々荒っぽい。 元は淡々とした性格だったが、保護してくれた人物が豪快で荒っぽかった為、その影響を受けて現在の性格になった。 ・日課 本を読む事。 ジャンルは、小説、詩、魔導書、漫画、絵本など、日によって様々。 時間があれば黙々と読んでいる。 ・身体構造 かなりヒューマン寄りに作られており、味覚なども感じるように調整されている。 ・魔法陣 左手の甲と腰にある。 ・服装・装具類 ジャケットと長ズボンを着用していることが多い。 両手は黒革の指抜きグローブで手の甲の魔法陣を隠している。 縁にアンティークゴールドのレリーフが施されたゴーグルを常に身につけて、大事にしている。
《新入生》リア・カレット
 ヒューマン Lv4 / 勇者・英雄 Rank 1
リア・カレットといいます。 幼いころは孤児院で生活していました。 実は、とある絵本の物語に興味を持っているんです。 その登場人物に憧れ、冒険家になることが私の夢です。 勇者や英雄なんて私には恐れ多いですから(汗 お掃除やお洗濯は任せてください!大の得意なので!! ==========以下プロフィール詳細========= 身長:154cm 体型:細身でややある(C) 髪:焦茶色のミディアム 前髪の左目上の部分に髪留めをしている 性格:優しく真面目だが初対面相手だとよくテンパる (自分1人の時は必ずと言っていい程) 趣味:家事全般(特に掃除と洗濯が大得意) 好物:ホットミルク 寝る前によく飲んでいる 苦手なもの:虫全般 ハチに襲われたことが原因 見たり聞いたりするだけで動転し、特徴を事細かに説明する 装飾:鳥の片翼の形をした銀の髪留めをしている 物心ついた時からつけていたらしい 服装:授業時は基本制服 戦闘が発生しない授業や放課後は私服を着用 出生:物心ついた時から孤児院で生活。捨て子か孤児かは不明。孤児院は年若いシスターが院長を務め、幼児から青年までの男女が共同で生活していた。学園に入学すると決めた時は皆が応援してくれた 口調:年齢差関係なく「~です」「~ですね」の丁寧口調 二人称:英名の場合はファーストネーム、 和名の場合は名前 年齢差関係なく、どちらも「さん」を付ける

解説 Explan

●目的
 喋る(?)スライムを捕獲して下さい。

●森
 真っ直ぐ歩けば10分ほどで抜けられる小さな森です。
 喋るスライムが目撃されたのは『ゼンマイのような植物の近く』で、森に入って5分程進んだ場所になります。
 上記はPCに周知されています。
 また、森に生えている植物の種類は簡単に調べることが出来ます。

●敵情報
 魔物『スライム』×1
 体長およそ40センチメートルの、喋るとされている丸いスライムです。
 飛び跳ねて移動し、なかなか速いです。
 擬態能力も戦闘能力もほとんどなく、そしてやわらかく、攻撃されても痛くありません。素手でも捕獲出来ると思われます。

 植物『マヒノクサ』
 真っ赤な花を咲かせた、麻痺性の花粉をばらまく植物です。
 森の中にはまばらに生えていますが、数が少ないので、至近距離で嗅がなければ影響はないでしょう。

 植物『ヨイユメゴケ』
 幻覚作用のある匂いを飛散させるコケです。
 森の岩という岩、ほとんどに生えています。

 植物『ドデカゼンマイ』
 喋るスライムが目撃された場所の近くに生える、異常に大きなゼンマイです。
 灰汁抜きをすれば、美味しく食べられます。

 植物『ネソウ』
 真っ青な花を咲かせた、眠くなる花粉をばらまく植物です。
 マヒノクサと同様、数が少ないので、至近距離で嗅がなければ影響はないでしょう。

【以下、PL情報】
 魔物『スライムナイト』×3
 森に住み着いていたスライムナイトです。スライムナイトはナイトが乗っているスライムではなく、後述の擬態能力からも分かるように、ナイトに変身出来る強いスライムです。
 遭遇は避けられません。
 一般人では倒すことの出来ない強さです。
 スライムより大きく、スライムより固く、擬態能力と戦闘能力を持ちます。
 生物非生物問わず、近くにいる相手の姿を(質感も色も含めて)真似しますが、装備などを真似しても、知能が低いので使いこなすことは出来ません。
 最も近くにいる動くモノ(スライムナイトが『動いた』と認識したモノ)を攻撃します。
 スライム状の体(水)で出来ているので、物理攻撃はあまり効きません。


作者コメント Comment
 こんにちは、こんばんは、くそざこあざらしです。
 様々なシチュエーションを想定したエピソードです。皆様でご協力しいただき、自称(?)『悪いスライム』を捕獲して下さい。学園長は相応の報酬を用意しております。
 『マヒノクサ』や『ネソウ』の花粉は人間にしか効果がない……というわけではないのかもしれません。花粉を吸い込んでしまうような姿であれば、スライムナイトにも効くかも?

 それでは、皆様のご武運をお祈りいたします。


個人成績表 Report
チョウザ・コナミ 個人成績:

獲得経験:97 = 65全体 + 32個別
獲得報酬:3000 = 2000全体 + 1000個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
喋るんだか喋らないんだかなスライム捕獲確保に同行するモブであった。

なんか噂じゃスライムナイトが出るかも?らしーし、不意打ち奇襲喰らうかもー?って【第六感Ⅰ】で感じ取ったから【聴覚強化Ⅰ】な【聞き耳】で警戒しとくねぇ?出ないならそれはそれ、魔物の気配がないかを聞き取ってそっちに追い込まないよーに。

もし出てくるんなら、捕獲へ向かうゆーしゃ様の邪魔しないよーに、魔法の使えるけんじゃ様達が狙われないよーに【得意を伸ばすⅠ】な【挑発】かまして囮なモブ化。
それでも他のゆーしゃ様襲撃系なら【自己犠牲Ⅰ】きめつつ庇って【忍耐】力で凌げるよーに。【守護石のネックレス】あるし、まだ多少は耐え凌げるっしょ、たぶん。

プラム・アーヴィング 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
■目的
捕獲のサポート
■行動
【事前調査】で得た森の生物や魔物と、一般的スライムの基本情報を仲間に共有する。

発見した喋るスライムが逃走・敵対行動を取った場合、対象が一般的なスライムの体力であると仮定し【精密行動】で【プチラド】か【通常魔法攻撃】で死なない程度に体力を削る。

もしスライムの体力が低く一発の魔法で倒してしまう危険性が高い場合は、【重力思念】を使用し危険な技能の使用を未然に防ぐ。

また、喋るスライム以外の魔物や生物と敵対する場合は【プチラド】を積極的に使うが、喋るスライムに出会ってない場合は【プチラド】一発分程度の魔力は温存したい。

【デトル】は仲間が状態異常で劣勢になった場合にのみ使用する。

シルク・ブラスリップ 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
「『悪い』スライムねぇ…」
被害者の状況、スライムに関する証言から『何かされた』可能性を検証。
プラムが事前調査するなら『植物学』『魔物学』で森の植生、魔物について情報を補強できれば。
毒性植物の情報が得られたら、影響を避けるために森ではハンカチで口元をマスク状に覆って行動。
森の特殊な植物はそれぞれ小分けして『荷物カバン』へ。

対スライム、ナイトどちらとも戦闘は後衛から『プチラド』での援護メイン。スライムは殺さないよう注意して弱らせ捕縛。
また『マヒノクサ』『ネソウ』は数が手に入るなら慎重に軽弓の矢にくくりつけ、打ち込んでスライムを麻痺・睡眠させられないか試してみる。

オズワルド・アンダーソン 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
森に入ったら、ハンカチでマスクを作り口を覆うなどの準備をします。
個人的な趣味や今後の為にで荷物カバンにいろいろな薬草を回収したいですね。
必要になったら取り出せるように準備しておきます。
もし、仲間が状態異常になった場合、デトルで治します。


もし森の中で何らかの野生動物、もしくはこちらを危険視して攻撃する敵が来たら
重力思念で仲間の援護をしつつ、マドガトルで攻撃。
スライムの捕獲は仲間に任せます。

帰りは時間を掛けずに早々に退散。


朱璃・拝 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
事前に森の植物について調べて下さるので、念の為簡易救急箱から包帯を取り出し花粉を吸わないようマスク代わりに鼻と口に巻いておきますわ。これなら匂いを嗅ぐのにそう邪魔にならないでしょうし。嗅覚強化を使い変わった匂いがしないか気をつけつつゼンマイのような植物の辺りまで進みます

捕獲対象が出現したら祖流還りで狼の姿になり、立体起動を用い森の木々も利用してスライムを追いかけ逃げ場を塞ぎ捕獲を試みますわ

戦闘になった時は立体起動で相手を攪乱、仲間の魔法攻撃をアシスト。さらに気合いを込めた双撃蹴で蹴り飛ばしますわ

今回のスライムが実は喋らなかったとしても、世界の何処かには存在するかも。夢は見続けてこそ華、ですわ!



スラフィル・ケーニヒヴルト 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
他キャラとの絡み、アドリブ大歓迎

◆目的
喋るスライムの捕獲・周囲の偵察

◆行動
今回はエリアルの庭、森が舞台だからすっごく楽しみ!

まず最初は偵察活動!
集中して周囲を流れる風に問いかけるんだ……そして聞き耳を立てて風の声を聴く
そうすることできっとスライムナイトの動きや、喋るスライムの動きを探って仲間に伝えられるんじゃないかなって思ってるよ
できるだけスライムナイトは避けて動きたいなぁ。それでももしスライムナイトと遭遇した時はプチフドで応戦っ! 魔法攻撃は有効みたいだからね!
あと不測の事態が起こらないか絶えず回りに注意を払って感覚を研ぎ澄ますようにする
つもりっ

あ、リアと朱璃と行動しよっかなって思ってるよ!

バルド・ダールベルク 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:195 = 65全体 + 130個別
獲得報酬:6000 = 2000全体 + 4000個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
●目的
喋るスライム捕獲

●行動
気配察知Ⅰと視覚強化Ⅰ活用し喋るスライムを捜索
喋るスライムを発見したら仲間に伝達
立体機動Ⅰと追跡を使って見失わないようにする

もし捕獲中に敵に遭遇したら
邪魔されないよう盾役になって足止め
攻撃は全力防御で防ぎ、仲間を守る

万が一捕獲が苦戦するようなら
喋るスライムの捕獲を手伝いに行く

>仲間が複数に増えた場合
念の為名前を聞いて答えられるか試して
答えられなかったら本人じゃないのを疑い、警戒する

>花粉
事前にハンカチをマスク代わりに身につけて防ぐ
花粉を浴びないよう立ち回る

>捕獲に成功したら
仲間が植物など回収できたか確認後、撤退する

撤退の際、殿を担当し
敵の追撃から仲間を守る

リア・カレット 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【目的】
喋るスライムと会話して、穏便に済ませられるか試します

【行動】
・事前に危険な植物の色や形などの情報を本で調べておきます

・喋るスライムと遭遇したら、会話が可能かを確認して
学園までついてきてほしいとお願いしてみます
失敗した場合は捕獲のサポートに回ります

・捕獲の際には追いかけたりはせず
近づいてきた所を「石突打ち」で弱らせてみます
捕獲後は速やかに撤退します

・魔物と遭遇した場合は前に出て敵を引きつけます
敵からの攻撃は回避優先で「基本回避Ⅰ」や「ランスステップ」で避けます


【その他】
「荷物カバン(大)」はスライムの運搬用に、
「厚手の布」は口と鼻を覆うように巻き付けて花粉や匂いを嗅がないようにします

リザルト Result

 『喋るスライム』を捕獲するために、顔の半分を布などで隠した8人の生徒達は、不気味な森に足を踏み入れていた。
 何が起こってもおかしくないような森の雰囲気に、生徒達のスライムへの期待は高まり、その期待と同じぐらいの不安を抱かせる。
 その不安に応えるかのような【リア・カレット】の悲鳴が、生徒達の耳に突き刺さった。
「きゃぁぁぁ! なんで『アレ』がいるんですかここは森ですから当たり前でしょうけどやっぱり無理なものは無理ですヌルヌルしていて黒光りしていてめちゃくちゃ速いなんて!」
 リアの目の前にはキノコに群がるゴキブリ達。虫が大嫌いなリアにとって、その光景はまさに地獄絵図だろう。
「お、落ち着いて下さいまし! リア! ほ、ほら! あっちのキノコには何も群がってませんわよ! 色も綺麗ですわ! 目の保養には良いんじゃないかしら!」
 かなり取り乱していたリアの手を引いて、【朱璃・拝】(しゅり おがみ)は赤色の斑点が綺麗なキノコを指差す。
 そのキノコの派手派手しさは【チョウザ・コナミ】にも負けていなかったが、チョウザがそのキノコをジト目で見ていたのは、対抗心を抱いていたからではない。
「……ザコちゃんあんまり菌類とか無知蒙昧(むちもうまい)詳しくないけどぉ、その派手さ満載なけーこくしまくりの色はあれだよねぇ? ……ぶっちゃけ毒キノコなんじゃん? たぶん」
「すすす、素手で触っちゃダメだよ! 朱璃! リア! 毒キノコには触れるだけでダメなやつがあるんだから! かぶれたりすっごいことになったりしちゃうよっ!」
 朱璃やリアと仲の良い【スラフィル・ケーニヒヴルト】は、2人の手を引っ張って、無理やりキノコから引き離した。
 スラフィルの反応は過剰気味にも思えるが、そうでもない。
「この森に生えているキノコの種類は、確認されているもので8種類。そのほとんどが毒キノコだから、下手に触らない方が良いだろうねぇ。『マヒノクサ』や『ネソウ』しかり、この森には毒性の強い植物が多いみたいだ」
 【プラム・アーヴィング】は可愛らしく巻いた頭巾から目を覗かせつつ、スラフィルの反応が正しかったことを、事前調査で得た情報を元に説明した。
「だからこそ、何でもイケるゴキブリはともかくとして、魔物はいなかったのよねぇ。それなのに、最近になってスライムが現れた。それも喋るスライムなんて……」
 その説明を補足するように、興味深いといった感じで、【シルク・ブラスリップ】が続ける。
 魔物学を学んでいるシルクが喋るスライムに興味を持つのは、不思議なことではないのだが――。
「どんな色が取れるのかしら?」
 シルクは生き物としてではなく素材として、スライムに興味を抱いていた。
「スライムがどう素材になり得るかは分かりませんが……花粉はハンカチなどで十分に防げているようですね。この距離であっても、問題はないようです。おっと……こっちの野草もなかなか良い形を……」
 【オズワルド・アンダーソン】は珍妙な植物に目移りしながらも、『マヒノクサ』や『ネソウ』の影響を確かめつつ、それらを回収していく。
 オズワルドを見て、他の生徒達も植物を回収し始めていた。後々使えるかもしれないので、持っておくのだ。
「花粉は問題なさそうだが……『コケ』は防ぎきれないんだよな? プラム」
 前方で辺りを警戒していた【バルド・ダールベルク】は振り返って言った。
 バルドの言うコケとは、『ヨイユメゴケ』のことである。
「そうだねぇ。この森はコケに支配されていると言っても過言じゃないぐらい、ヨイユメゴケが生えている。緩和は出来ているだろうけど、『幻覚』の影響は少なからず受けるだろうねぇ」
「この臭いからしても……やっぱりそうだよな。……マヒノクサとネソウを回収したら、先を急ごうぜ。あんまり長居しない方が良さそうだ」
 布などで防いでいるのに、生徒達の鼻腔をくすぐるチーズのような臭い。それがヨイユメゴケの臭いであり、嗅いだ者に幻覚を見せる臭いだ。
 ヨイユメゴケがどんな幻覚を見せるのかは、プラムにも分からなかった。
 しかし、喋るスライムの話を聞けば想像はつく。
「その変なコケのせいで、スライムが喋っていると勘違いしたのかもしれんのぅ。……と、村の隅っこにいる老人のモブにありがち特有な、核心を突くような台詞を言ってみたり。まぁ実際、会ってみないと分かんない不明瞭だけどねぇ?」
 チョウザの言葉に数人が頷く。
 誰もがそう思うのは無理もないだろう。
 しかしそれでも――『期待』はしてしまう。
「その可能性は高いですわね。けど、もし本当に喋れるとしたら――ふふっ。ぜひ、お話してみたいですわ」
「うんっ! どうして喋れるようになったのかも気になるしっ! 話して平和的に解決出来るなら、それに越したことはないしっ!」
「そうですね。スライムさんがこちらの言葉を理解出来るのであれば、私も説得してみようと思っています」
 スライムとどんな話をしようか、そんな話題で盛り上がる朱璃とスラフィルとリアを見て、オズワルドは静かに微笑む。
「……『話せる相手』なら、それも可能でしょうね。しかし、相手は自称『悪いスライム』。色々と、不安があるのは否めません」
「プラムの事前調査じゃ、被害者は何もされなかったらしいけど……。怪しいわよねぇ。自分でわざわざ『悪い』なんて言っておきながら、何も悪いことはしなかったのかしら?」
 オズワルドとシルクは『喋る』という点ではなく、『悪い』という点に注目していた。
 悪を自称するスライムが、まともな説得に応じるとは考え難い。
 しかし、バルドはその発言に希望を見出していた。
「ん~……目の前に現れただけなんだよな? もしかして、スライム達の巣に誰も近づけさせないように、『悪いスライムだよ』って驚かしてるだけじゃないのか? まぁ、本当に喋れたらの話だけどさ」
 本当に喋るスライムはいるのか、なぜ悪いスライムを自称するのか、説得に応じてくれるのか――。
 期待と不安を抱きながら、生徒達は先に進む。

 スライムの目撃証言があった場所の近く。
 気配察知と視覚強化を使っていたバルドと、聴覚強化を使って聞き耳を立てていたチョウザ、先頭を歩いていた2人は、ほとんど同時に立ち止まった。
「……お手軽簡単すぎてザコちゃんは幻覚疑ってるわけだけどぉ。ごーぐるのカルマ様も同じの見えてる案件?」
「ああ、見えてる。同じ幻覚を見てる……って可能性もなくはないけどな」
 突然の出来事に、チョウザは思わずバルドに確認する。
 生徒達から少し離れたところに、突然ひょっこと現れたのは、目も鼻も口もない水色の丸いゼリーのような生物。
 ――スライムだ。
「いたぞ……。たぶん、あれがスライムだ」
 バルドがスライムの発見を伝えると、全員に緊張が走った。
 スライムは生徒達に気づいていないのか、その場で体を伸び縮みさせて、楽しげに動いている。
 このチャンスを、朱璃は逃さなかった。
「私が逃げ道を塞ぎますわ。その後に、捕獲をお願いします」
 白銀の狼の手足を借りて、朱璃は地面を強く蹴って大きく跳躍し、獲物を狩る獣のように、スライムとの距離を素早く詰めた。
 朱璃の存在に気づいたスライムは逃げようとしたが、朱璃の動きはスライムを優に凌駕していて、スライムの逃亡をまったく許さない。
 何度も逃亡に失敗したスライムは、うなだれるように凹んで動きを止めた。
 そのスライムを囲むように、生徒達は集まる。
「って……あら? 諦めちゃったのかしら?」
「拝さんが速すぎたせいですかね……?」
 シルクやリアと同じように、あまりにも呆気ない捕獲劇に、生徒達は拍子抜けしていた。
 ――ただ、問題がなかったわけではない。
 先ほどからまったく、スライムが喋らないのだ。
「本当にこのスライムが……喋るスライムなのでしょうか?」
「確かめる……べきかな。すぐに撤退したいところだけど、喋らないスライムを捕獲しても意味がないからねぇ」
 オズワルドとプラムはそう言って、スライムと喋りたがっていた3人を見た。
 朱璃とスラフィルとリアは顔を見合わせてから、息を合わせて、スライムを質問責めにする。
「ほ、本当にあなたが喋るスライムですの!? もしもそうであれば、何かひと言――」
「ボクにキミの声を聞かせてほしいんだ! あ、ボク達は学園の生徒なんだけど――」
「お、お話は出来ますか……? 私達はスライムさんと戦うことを望んでいるわけではなく――」
「すとぉーぷ。すとぉーぷ。重複被りまくっててまったく聞き取れないよねぇ」
 チョウザが言ったとおり聞き取れていなかったのか、怯えていて言葉も出ないのか、スライムは質問にまったく答えない。
 気を取り直して、リアが『こんにちは』と挨拶してみたが、これも無反応だった。
 いったいどうすれば喋ってくれるのか、生徒達が悩み始めたその時、バルドがスライムに聞いた。
「お前……本当に悪いスライムなのか? 悪いって、どんな悪いことしたんだ?」
 ――その質問が鍵だったのかもしれない。
 バルドが質問すると、スライムの体の中心が口のように凹み、その口がプルプルと震えだした。
 そしてようやく、スライムは声を放つ。
「……なんで! ぼくがわるいスライムだって! しってるのに! なんで! なんで!」
『喋った!』
 想定していながらも、幼い子供のような声を出したスライムに、生徒達は思わず驚いた。
 スライムは何度も『なんで』と繰り返し、そして――。
「なんで! なんで! ……なんでちかづいてきたの?」
 今にも泣き出しそうな声で、スライムは生徒達に質問を投げ返した。
 その質問を聞いた瞬間、第六感を持つ2人、チョウザとスラフィルは動き出していた。臭いも姿も同化していた『それ』に気づけたのは、直感的に何かを感じ取れる、その2人だけだったのだ。
 特に早かったチョウザが近くに群生していた『ドデカゼンマイ』に近づき、そしてスラフィルがドデカゼンマイの1本にプチフドを放った瞬間、3本のドデカゼンマイが『チョウザ』に変身する。
「うゎーお、ザコちゃんがいっぱい。……そっちには行かないでほしいよねぇ。モブがゆーしゃ様のじゃましちゃダメじゃん?」
 3体のチョウザの内、プチフドを食らったチョウザは動きを止めていた。
 しかし、残りの2体はそうではない。
 合わせ鏡に映ったような自分を挑発して、チョウザは振り下ろされた2本の棒を、2体の攻撃を、余裕を見せつけながら受け止める。
「『スライムナイト』だよ! 皆、応戦しつつスライムの捕獲を!」
 そんな『チョウザがゲシュタルト崩壊しそうな光景』を見て、プラムは叫んだ。
「スライムはお願いします! 僕はスライムナイトをどうにかしますから!」
「俺もスライムナイトを足止めする! 悪ぃけど、スライムは頼んだ!」
「わ、私も! 前に出て敵を引き付けます!」
 外敵の対応を優先するつもりだった、オズワルドとバルドとリアはすぐに動いた。
 バルドはチョウザに駆け寄り、念のために名前を呼んで本物を確認してから、偽物に双剣を振って引き付ける。
 リアは動きを止めていたチョウザに近づいて、わざと攻撃を待ってから、ランスステップと基本回避を使って回避した。
 そしてリアが攻撃を回避した瞬間、オズワルドはマドガトルを、プラムはプチラドを、同じチョウザに撃ち込む。
「あっちは……十分そうね。あたしはスライムを捕ま……っ!?」
 魔法攻撃を食らったチョウザが倒れたのを見て、シルクは視線をスライムに落としたが、そこにスライムはいなかった。
 どさくさに紛れて、スライムは逃げ出していたのだ。
「あちらですわ! シルク様!」
 朱璃はスライムの匂いを追っていた。
 朱璃が指差した方向、やや先に、逃げていくスライムが見える。
 シルクは焦ることなく、すでに準備していた『マヒノクサをくくりつけた矢』を取り出し、照準を定めた。
「プチラドの方が楽だけど……殺しちゃうかもしれないからしょうがないわね。まぁ……外さないけど」
 スライムナイトと同様に、スライムには物理攻撃がほとんど効かない。
 だからこそ、その矢は安全であり有効だった。
 シルクが放った矢はスライムに突き刺さり、その体内に、マヒノクサの花粉を直接取り込ませる。
 その光景を見て、下がっていたスラフィルが叫んだ。
「ス、スライムに矢が! 大丈夫なんだよね!? シルク!」
「……素材にする分には、影響はないわね」
「それ大丈夫じゃないよね!?」
「冗談よ。さぁ、追いかけましょう」
 小刻みに立ち止まるスライムを、シルクとスラフィルは追いかけ始めた。
 その時、スラフィルは朱璃に目配せをしたのだが――朱璃は真剣な眼差しで、『物理が効かない相手』を見定めていた。
 リアが引き付けていたチョウザが倒れたことにより、チョウザもとい『スライムナイト』は2体となり、生徒達はかなり有利な状況にあった。
 それでも仕留めきれずにいたのは、スライムナイトに物理攻撃がほとんど効かないことと、魔法攻撃組が誤射を恐れていたからだろう。
「くっ……のっ……クソが! ……失礼。先ほどは上手くいきましたが、この状況でマドガトルはやや厳しいかもしれません」
 オズワルドはスライムナイトを仕留められない自分にイラついていた。
 敵味方が密集している状況で、マドを連射するマドガトルは味方を巻き込んでしまう可能性が高い。
 おまけにチョウザが3人もいるのだ。どれが本物か分かっていたとしても、確実に偽物だけを撃てる状況でなければ、マドガトルを使うのは躊躇われるだろう。
 この状況を打破するために、リアが動いた。
「私がこっちのコナミさんの動きを……動きを引き付けて操作します! 撃てるようになったら、マドガトルを撃って下さい! アンダーソンさん!」
 それは回避行動を選んだリアだからこそ可能だった。
 近くの敵を攻撃するというスライムナイトの習性を利用して、リアはスライムナイトを引き付けつつ、密集していた場所から少しずつ離れていく。
「この位置であれば……ありがとうございます。後はお任せください。この一撃で、確実に……!」
 リアが十分にスライムナイトを引き離したところで、オズワルドは全力のマドガトルを放った。
 チョウザの装飾品を真似していた部分が水のように飛散し、体に穴が開いて、スライムナイトは倒れこむ。
 これでスライムナイトは残り1体。
 そして、最後の決着は早かった。
「……最強の拳士とは、物理の効かない相手を物理で倒す者の筈ですわ!」
 朱璃はチョウザとバルドの間を抜けて、そのままスライムナイトに蹴りを放った。
「私は……私は物理を制する者にきっとなりますわ!」
『……っ! 今だ!』
 蹴りによるダメージはなかったが、スライムナイトが蹴り飛ばされたことによって、魔法攻撃が当てられるようになる。
 そしてプラムのプチラドと、オズワルドの魔法攻撃が、最後のスライムナイトを沈めた。
「……あぁ」
 何かを思い出したかのように、プラムは倒れたスライムナイトもとい『チョウザの偽物』に駆け寄って、ハイヒールの爪先を当てた。
 それは『ダークバタフライ』を試すためだったのだが――。
 必要のない追い討ちをかけたプラムを見て、チョウザとバルドは呟く。
「うっわひっどぉーい。ザコちゃんかわいそぉ」
「……ザコちゃんのこと嫌いなのか?」
「フフ……。これを試したかっただけだよ。残念ながら、効かなかったようだけどねぇ」
 毒の効果は運悪く与えられなかったが……生徒達はスライムナイトを撃破した。
 残るはスライムの捕獲。
 生徒達がそれを意識したその瞬間、森の中に1人のエリアルの叫び声がこだまする。
「ボクはキミをもっと知りたいんだ! だから一緒に……一緒に学園で暮らそうよ! 絶対に悪いようにはさせないから……だから! 一緒に行こうっ!」
 会話らしい会話は出来ていなかったが、精神分析や人心掌握学によって、スラフィルは『スライムが悪いスライムを自称する理由』を推測していた。
 だからこそ、スラフィルは対話を選んだのだ。
 その熱意と想いが伝わったかどうかは、もはや説明するまでもない。
 戦闘を終えた生徒達の元に戻ってきたのはシルクと、その横でスライムを抱かかえるスラフィルだった。

「さすがは我が校の生徒達……優秀ですね」
 職員室のとある一角で、生徒達は依頼を出した教師にスライムを引き渡す。
「おっと、それらも引き取らせていただきます。念のために」
 スライムを受け取った教師が指を鳴らすと、教師の机の上に『生徒達が採集した植物』が並べられた。
 どうやらそれらは、持って帰らせてくれないようだ。
 教師はスライムの様子を観察した後、『ふむ』と呟いてから言う。
「あなた達は……これが本当に喋るスライムだと思いますか?」
 少しだけ間を置いてから、全員を代表して、バルドが答える。
「俺達は……最初は本当に喋るスライムだと思いました。けど今は……ヨイユメゴケの幻覚だったんじゃないかと思ってます」
「……その理由は?」
「森を出た途端に……喋らなくなったんですよ。そいつ」
 森を出てから、スライムはひと言も喋っていない。
 その事実が、生徒達に確信を与えていた。
 バルドからさらに話を聞いて、教師は頷く。
「そうですね。稀にですが、集団で同じ幻覚を見ることもあります。君達が見ていた喋るスライムは、恐らくその産物でしょう」
 そう言った後――教師は『しかし』と付け足した。
「君達に懐いているところを見る限り、このスライムは普通のスライムより賢いようです。森ではもしかしたら、何らかの植物の作用で喋れるほど賢くなっていたのかもしれませんね。……この子は『アニパーク』で飼育されることになるでしょう。いずれ、また喋ってくれるかも。だからたまには、会いに行ってあげて下さいね」
 教師の言葉に生徒達は微笑み、教師に背中を向ける。
 結局のところ、喋るスライムなのかはっきりとしなかった。
 ――しかし。
『もうぼくは、わるいスライムじゃないよ! ありがとぅ!』
 生徒達の背後から聞こえたその声は、嬉しそうな子供の声だった。



課題評価
課題経験:65
課題報酬:2000
喋る(?)スライムを捕獲せよ
執筆:くそざこあざらし GM


《喋る(?)スライムを捕獲せよ》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 1) 2019-02-16 00:17:21
ゴブリンやスライムと最初真っ先にちゃかぽこするのはモブの役割じゃん?
そんな至極全うな根拠で連続してスライムな授業を申し込み予約するザコちゃんであった。根拠のソースもザコちゃん。

一応参加するゆーしゃ様全員と顔見知り面識な気がしないでもないけどぉ、念のため参考までに。
ザコちゃんは見たまんまのモブでー、出来ることは村人系技能と棒術全般。あと第六感と耳がちょっとだけ良さげ。
んでもってお話と裁縫とその他諸々がちょっとできるって感じぃ?学生証覗きチラ見してもらったほーが早いお手軽だけど。
だからまぁ、ゆーしゃ様の攻撃を真っ先に受けて被害者その一になったりするのが適役だったりそーでもなかったりぃ?

とりあえずしゃべるスライムなんて信用ならねえなぁ、どーせ森に生えてる苔のせいでの幻聴じゃねーのーぉ?
…と、酒場とかにいる男のモブにありがち特有な、疑り深い心無い言葉だけそっと置いておこ。
きゃー、ザコちゃん訳わかんない人の情報とかこわぁい、訳わかんない魔物の方が事実なら面白こわぁい。

《新入生》 バルド・ダールベルク (No 2) 2019-02-16 00:33:30
黒幕・暗躍コースのバルド・ダールベルクだ。
よろしくお願いします!

ん~~、今回の依頼は悪いスライムの捕獲するのが目的だが、
スライムナイトとも遭遇するようなので、
追跡役と敵押さえ役とかで分担考えていった方がいいかなぁ?ふわっと思った。
一般技能の追跡もってるけれど、一応頑丈な方だから
スライムナイトを押さえる役に回った方がよさそう?と。まだまだ色々考え中。

植物の方も厄介だから、ハンカチをマスク代わりにして花粉を防ごうと思ってるぞ~。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 3) 2019-02-16 00:35:05
武神・無双コースの朱璃・拝と申します。どうぞよろしくお願いしますね。

喋るスライムですか。やはり幻覚を見せる苔のせいなのでしょうか?でも本当にいたら凄いですわね。

《新入生》 リア・カレット (No 4) 2019-02-16 01:17:59
勇者・英雄コース専攻のリア・カレットです。よろしくお願いしますね。
喋るスライム…すごく気になります。

スライムが本当に喋ることができるなら、お話をして穏便に済ませたいと考えています。
戦闘に関しては私は魔法が使えないので、前に出て敵の注意を引こうと思います。

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 5) 2019-02-16 10:52:43
別の授業でお見かけした方が多くてホッとしております。
初めましての方は初めまして、顔見知りの方は改めまして…
賢者・導師コースのローレライ、オズワルド・アンダーソンです。

植物…嗚呼、是非お持ち帰りした…いいえ、なんでもありません。(コホン)
植物の花粉などはこう、顔を覆うもの…マスクみたいなものがあればいいのですが。ハンカチで作ったりできますかね。

スライムはかなり素早いようですね…逃げ足が速そうなので、スピードに自身がある方に捕獲をお願いしましょうか。
僕は足に自信が無いので、スライムナイトの方に専念させていただきますね。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 6) 2019-02-16 18:38:28
>捕獲
うーん、そうですわね。場所が森の中ですし、それでは祖流還りと立体起動でチャレンジしてみましょうか?多少は素早く動けるかと思いますので。

《新入生》 スラフィル・ケーニヒヴルト (No 7) 2019-02-16 21:05:23
みんな、よろしくね!
あっ、リアと朱璃がいる!! やったね!

おっと……一応自己紹介するね。
ボクはスラフィル・ケーニヒブルト、賢者・導師専攻のエリアルだよ~

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 8) 2019-02-16 21:40:50
スラフィル、今回はよろしくですわ♪

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 9) 2019-02-16 22:06:07
やほー
スライムハンターのプラム・アーヴィングだよ。嘘だけど。

何々~ゴブリンの後はスライムが流行りなわけ?
しかも喋るスライムなんて。興味あるなー。
まあ、違ってもやばい幻覚作用のある植物あるし楽しそうだけど。

俺はスライムにプチラド撃ち込むから…追いかけるのは他の人に任せるね。

《ゆう×ドラ》 シルク・ブラスリップ (No 10) 2019-02-16 22:37:55
村人・従者専攻のシルクよ。よろしくぅ。
溶かすタイプのスライムは不倶戴天…だけど、今回のは柔らかいけど物理系みたいね。
武器はダメだし、専門スキルも効果的なものはないし、この機会に攻撃魔法を覚えておこうかしら…
喋るスライムの調査は遭遇した状況を当ってみた方がよさそうね。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 11) 2019-02-16 23:49:41
聞こえますかぁ…ザコちゃんは今ゆーしゃ様達の耳に届く感じで直接口に出しています…

ゴブリンナイトが出る登場ってのはあくまで可能性、んで先生様からの伝言アドバイス。
出るかも、とは思うし、ザコちゃんの第六感Ⅰでも出そうな気はするんだけどぉ。
(確実に出るというのはあくまでPL情報なので)プランに決めつけ確定で記入しないよーにだけ、ご注意警戒、ねぇ?
と、お節介モブのザコちゃんであったぁ。

ところで、なんか苔にしても植物にしてもおかしな副作用効果のあるんじゃん?
あれ、スライムに投げつけたり、あるいは口に捩じ込んだりして効能効果を発揮したりしない?
…スライムって口あるの?ないかな。じゃあ…体内にねじ込み………そこまでしちゃうと命が瀕死?

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 12) 2019-02-17 01:28:04
ゴブリン…ナイト…ハイゴブリンより強そうなの出てくるの…?
おお神よ。そういう祭りは別に求めていないのです。

とまあ冗談は置いておいて。
魔物の捕獲って基本なんかこう弱らせたりしがちでしょ?
だから俺、スライムにプチラドでえいっ♡てしようと思ったんだけど。

オーバーキルかなぁ。オーバーキルだよねぇ。

因みにデトル使えるから道中麻痺になってもたまには修道士らしく回復とかやってみるからよろしく~。

《新入生》 バルド・ダールベルク (No 13) 2019-02-17 03:43:31
あ…!スライムナイトはPL情報だから、書き方気を付けないとだな。
俺がいきなり分担云々いったせいで、初動がおかしくなるところだったな…ごめん。
教えてくれてありがと、ザコちゃん。

>喋るスライム
戦闘能力が低いようだし、体力も高くなさそうだよな。
攻撃するとダウンだけで済まなくなるかもだから、
花粉や能力低下させる技能使うとかで留めておいた方が良さそうな気がする。

>状態異常
もしもなったら、回復よろしく!

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 14) 2019-02-17 15:22:07
>スライムナイト
そうですわね、PC側としてはあくまで出るかもしれない、という程度の情報しかない訳ですから・・・まぁ出たとしたらこちらも物理はあまり効かないようですから、囮や攪乱をしていこうかと思いますわ。

変な植物に化けているかも、という事ですから嗅覚強化で臭いを探ってみましょうか。

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 15) 2019-02-17 15:57:21
あぁ、前回も同じようなことがあってごたごたしてました…うう…ややこしい。
気を付けますね、ありがとうございますチョウザさん。

PL情報を僕らが知ることは出来なくとも、舞台が森ですし
「オオカミなりクマなり野生動物に遭遇する危険性があるかもしれない。
その時になったらの準備くらいはしておこう!」
と予測して、臨機応変に準備するくらいは許してくれる!…と思いたい。

一応、自己防衛用のマドガトルと全力防御、あと杖か魔導書のどちらを持つか悩んでます。
回復用のリーラブか状態異常デトル…うーん、

《新入生》 リア・カレット (No 16) 2019-02-17 18:05:06
>捕獲について
戦意のない相手を攻撃するのは気が引けますが、
もし弱らせるのであれば槍専用技能の「石突打ち」が役に立つかもしれません。
とは言え相手は素早いですから、身動きできない状況を作らないといけませんね。

それと捕まえた後、スライムを運ぶために「荷物カバン(大)」を持っていくと、
最低でも1人は花粉や苔の匂いを防ぐ手立てがなくなってしまうと思ったのですが
何か方法はあるでしょうか?

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 17) 2019-02-17 21:12:37
ん~じゃあ、本当に喋る知能があるなら重力思念で知能下げれないかな?
俺が捕獲の時に役立ちそうな技能はそれくらい。

スライム運ぶ係は体張るけど…
もし、スライム以外の敵に遭遇するかあんまりにもやばい状態に陥ってたら係に俺がデトル使うとかどう。

《新入生》 バルド・ダールベルク (No 18) 2019-02-17 21:46:34
俺は追跡あるから、見失わないように気をつけながら周囲も警戒しとく。
そんで、もし捕獲中にスライムナイトが邪魔して来たら盾役をやってみる。

>杖か魔導書か
プラムがデトルを使うのを考えてくれてるから、万一の怪我に備えてリーラブを使える杖か…
状態異常が置き易い状況だから、もう一人デトル使える人がいた方が安心かなというのもあるしで
う~ん、使う技能どうするかっていうの悩ましいな(汗

>捕獲
『石突打ち』は殺傷能力はないようだから、捕獲に向いてそうな気がするな。
『重力思念』はアクティブ技能の発動を防げるから、使ってみてもいいかもだ!

>運び方
荷物カバン(大)はアクセサリ装備で、ハンカチはポケット装備扱いだから
ハンカチで防ぐのもカバンにいれていくも出来ると思うーっ

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 19) 2019-02-17 23:58:14
噂をすれば影ーっていうし、ほんとにそんなやばやばのゴブリンがいる存在ならぁ、
「所詮ゴブリンだろぉー、さっさとくたばれーっ」って感じのことを言いながら真っ先に殴られるモブやるねぇ?いないだろーけど。

(生徒手帳の覗き見)
ヒールのゆーしゃ様は【事前調査】できんだしぃ、一応一般的なスライムがプチラド何発耐え維持出来るのかーって調べるといーんじゃん?
そったらぎりぎりくらいはぶち込んでも弱らせるのに活用転用できるかもだし。
ザコちゃんはそういうよーいしゅうとーなのは出来ないからおまかせ案件。

ハンカチにしても厚手の布にしても、鞄とは別に持っていけるからねぇ。
どっちかかじゃまーってことにはならないんじゃん?たぶん。

ザコちゃんの【聴覚強化】な【聞き耳】で魔物の気配とかのある方に追い込み追跡ないようにー…
…は思考考えしたんだけどぉ、苔で聞こえるかもしれない幻聴に邪魔妨害されないかなーって懸念はありあり。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 20) 2019-02-18 00:17:17
おーザコちゃん冴えてる。
というか偉い。他人の技能まで頭にあるなんて。
そういえば事前調査あったあった。
そうだねーその案採用しまーす。

じゃあ俺は、《事前調査》でその辺り調べるね。
あと、どんな生物、魔物が現地に居るのかも確認しておこ。

現地では《気配察知》でスライムの気配をふわっと感知できないか警戒してみる。
スライムが現状どんな風に接してくるのかわからないのが不安ー。楽しみー。

《新入生》 バルド・ダールベルク (No 21) 2019-02-19 12:16:00
事前調査助かる、ありがと!

あ、スライムを捕獲できたら、撤退でしてもいいかな?
ちょっと厄介な地帯なので長居しない方が良さそうな気がするし、
何か他に用事なかったらすぐ撤退したいかも。

それと、もしスライムナイトが擬態化してきたら
名前言えるか確認するとかやってみる予定だよ。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 22) 2019-02-19 21:46:33
事前調査していただければ色々助かりますわね。プラム様、よろしくお願いしますね。

《ゆう×ドラ》 シルク・ブラスリップ (No 23) 2019-02-19 22:01:32
>擬態化の確認
俺の名前を言ってみろ! ってヤツ。一度行ってみたい台詞よねぇ…

と、
捕獲出来たら…そうね。基本は撤退でいいと思う…あ、一つだけ、
時間あったら周囲の怪しい植物も一緒に回収させてもらっていい?
クリエイターとして何か使えないか気になるのよね。

>捕獲方法
調べたら棒スキル『コツンと一撃』も低確率で気絶効果があるわね。
私の耐久力だと接近戦はあまりしたくないけど…持っていってみる?
あとこのスキルも石突打ちも物理攻撃だから、決定打は期待できないわね。
魔法でかなりぎりぎりまで追い詰めて、瀬戸際見極める必要がありそう。

《新入生》 バルド・ダールベルク (No 24) 2019-02-20 01:53:21
>植物の回収
余裕があれば回収するということで了解っ
用事が済んでるか確認後、撤退するように気をつけておく。

>接近戦
事前調査でスライムがプチラドでどのくらい耐えられるか調べる案が出てるし
前に出るのが不安な場合は、無理はしない方がいいと思うーっ

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 25) 2019-02-21 20:53:16
そういえば、プラン書きながら思ったけどスライムにも状態異常って効くのかなーなんて。

【ネソウ】や【マヒノクサ】を使用して、生息している生物・魔物と敵対した時有利な状況作れないかなとか思ったんだけど。
ま、花粉だし花や口があって体内に入れれるような生物じゃないと無理だけど。

あ、そうだ。
悪いんだけど、俺は捕獲サポート的立ち位置だから走ったり追いかけたりするのが得意な人がスライム捕まえてね~。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 26) 2019-02-21 21:15:43
スライムに状態異常ですか。どうなのでしょう?ドラ○エのスライムは口がありますけど、普通はありませんわよね?

あ、とりあえず走ったり追いかけたりは私やってみますわ。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 27) 2019-02-21 21:54:48
口があったらねじ込んでみたり?
ま、捕獲よろしく朱璃さん。

さて、俺のプランは、、

①【事前調査】で得た情報を皆に共有。
②喋るスライムが敵対行動か逃走した場合には、魔法攻撃で死なない程度に体力を削るか、【重力思念】で危険な技能の発動を未然に防ぐ。
③後は皆頑張って追いかけて~。

・【デトル】は状態異常で劣勢な状況になったら使用する。
・森の敵対生物・魔物とエンカウントした場合は【プチラド】を積極的に使用。
・【厚手の布】を口と鼻を覆うように巻き付ける

って感じかな。
技能は 【精密行動】/【プチラド】/【重力思念】/【デトル】を持ってくよ。

《新入生》 バルド・ダールベルク (No 28) 2019-02-21 23:54:30
んーと。一応敵が来たら邪魔されないように盾役するって宣言してたけれど、
万が一捕獲に苦戦するようだったらそっちに向かうってプランに書いておくわ。
特に意見や反対がなければ、それでいくよ。

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 29) 2019-02-22 13:45:19
スライムの口云々に限らず外見的に水っぽいから
突っ込めばいけるんじゃないかと思う自分であったのでした…

実はシルクさんと同じくちょっと植物はお持ち帰りしたいので
…いやでも、これは終わってからにしましょうかね。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 30) 2019-02-22 19:54:16
そもそも、喋るスライムが珍し貴重だから捕まえてくれーって依頼課題なんだしぃ、
ホントにスライムナイトがいて、その子達が擬態してもまず名前も何も喋らないんじゃん?…とは思うんだけどぉ。
ザコちゃん達まだ実際現実のスライム見たことないしねぇ。透けてるのかも擬態中だけ喋れる案件なのかも知らない分かんない。

捕獲できたらさっさと秒速撤退な件もりょーかい。
ザコちゃんの行動もほとんどここに書き込んだとーり。
基本的には捕獲へ向かうゆーしゃ様達が存分に動けるよーにけーかいと【忍耐】力で防護してー、
【聴覚強化】な【聞き耳】で魔物の気配とかのある方に追い込み追跡ないようにーって気にしといてー、
んでもって変わった草は何らかスライムに投げつけるかねじ込むか挑戦はしてみよっかなーって感じぃ。

そっから、課題の締切は今日いっぱいだかんねぇ?お手紙届いてこ存じ周知だろーけど。
うっかりぽっかりでお忘れなく、ね?

《新入生》 リア・カレット (No 31) 2019-02-22 20:57:34
持ち物について指摘してくださった皆さん、ありがとうございます。
私の方もプランが完成したので大まかな動きをまとめておきます。

・『読書』で事前に危険な植物について本で調べ、皆さんに共有します。

・喋るスライムと会話して、穏便に済ませられるか試してみます。
駄目だった場合は捕獲のサポートに回ります。

・捕獲の際は「石突打ち」で弱らせてみます。

・魔物と遭遇した場合は、前に出て敵を引きつけます。

・プラムさんと同様に、『厚手の布』で口と鼻を覆うように巻き付けておきます。

できれば平和的に事を済ませたいですが、相手は魔物ですし、
運任せといったところですね。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 32) 2019-02-22 21:04:37
プランは提出いたしましたわ。スライムが逃げる際は先述の通り祖流還りと立体起動で動きを素早くしてスライムを追いかけ、捕獲を試みてみますわね。

スライムナイトが出た時は、戦う場合は相手を攪乱して魔法攻撃のアシストをしてみますわ。一応蹴りも入れてみるつもりですけれど。

《新入生》 バルド・ダールベルク (No 33) 2019-02-22 21:24:02
なんか勘違いされてるっぽいけれど
名前を確認するのは仲間かどうかの確認をして警戒することだよ。

>仲間が複数に増えた場合
念の為名前を聞いて答えられるか試して
答えられなかったら本人じゃないのを疑い、警戒する

プランにはこう書いたけれど、上手くいくかもわからないから
気にしないでくれても構わない。

《新入生》 スラフィル・ケーニヒヴルト (No 34) 2019-02-22 23:36:36
話し合いに参加できなくてごめんね~?

一応ボクもプラン提出したよ♪
楽しみだね~!