;
【幸便】晴れた霧と曇り土地


ストーリー Story

 その日、学園内へと足を踏み入れたのは、重厚な装備を身に着けた商人達だった。
「まいどー。これが、例のブツっス……くれぐれも、丁重に扱ってくだせぇッス」
 商人の1人が馬車の中から取り出した『それ』は、1冊の本だったもの。
 今でこそ、鎖の塊のような姿ではある。が、その内には何百もの魔物を封じられた危険な代物である。
 ……今、商人【ピラフ・プリプク】の手から、1人の少女―――魔法学園学園長、【メメ・メメル】へと手渡された。
「……これが」
 彼女は手にしたそれに小さく声を上げ、そのまま、目の高さまでゆっくり持ち上げ―――。

「おぉぉっ!? なんとも禍々しい封印だなっ☆ ……では早速中身をー」
「ちょい!? ここで解くんスか!?」
 

「冗談だぞー? じょ、う、だ、ん! オレサマが、そんなことするように見えるー?」
「見えるっス……。てか、オレが止めなきゃぜってーやってたッスよね? あと、その手をやめて下さ……、ストップ! それ心臓に悪いっスからね!?」
 可愛らしく口を尖らせるメメル。しかし、鎖の塊をこねくり回すその手は止まらない。
 何時、封印が解け、大量の魔物があふれ出るかも分からない本『ガイキャックス家の書』。
 その保管先に選ばれたのは、万が一があった時戦うことができる戦力と魔術的知識を保有する組織である魔法学園だった。
 ……が、今そのような代物を、玩具に興味津々になった子供のように目を輝かせて触っているメメルに、若干の不安を抱えているピラフ。
(……、経験上、ほおっておいたら絶対ヤバい!)
 元学園生として、このまま帰ると後々なにかが間違いなく起こることを察してた。それもかなりろくでもないことを。
「やーやぁ、メメル学園長! と、ピラフ団長? 何か食材持ってきてくれたのかい?」
 ぴょっこり。そんな擬音を鳴らし、2人の間に入り込む影。学園の職員【ベル・フリズン】だ。
 ピラフ率いるピラフ商店が大抵持ち込む魔物や、珍しい植物目当てで、商談の様子を探りに来た。
 そういった様子のベルだった。が、今回その期待に答えうるものは生憎、荷物には含まれておらず。
「あー……ベルさん、すまねぇっス。今日の品は、魔物が入った本だけっスね」
「魔物が入った本……? へー、最近はそんなのがあるんだねぇ……。ちなみに、どんなの?」
「えーっと、ゴブリンが100匹くらい……? とにかく沢山のヤベーやつっス」
「ごぶりん、ひゃっぴき……。1匹辺り、3人分くらいだから……300人前かねぇ? ……うーん、個人的に買い取ることってできないのかい?」
「……え? 何がっスか?」
「……魔物を食べ物としか見ていないの、ベルたんくらいだよねぇ。でも! その答えはモチロンノーだ! これはオレサマのものだぞ☆」
「……、頼むから、余計な事しねーでくだせえ」


「そういや、アタシ、メメル学園長にお願いがあって来たんだよ」
「お願い?」
 商団を見届けた後、突拍子無くベルが口を開いた。
「来週くらいに、ちょいと食堂を休ませて貰えないかと。その間メメサマランチはちょいと我慢して欲しいってお願いをだねぇ」
「えー……やだ!」
 メメサマランチ。オムライス、ハンバーグ、パスタにポテトがてんこ盛りの特製プレートである。
 手間と時間と材料費がかなり掛かるため、学食職員の数に余力が無ければ作ることが困難なのだ。
「帰ってきたら、沢山作るから……! なんなら、目玉焼きを付けるし、ハンバーグの中にチーズだっていれたげるからさぁ」
「目玉焼き……チーズ……、う、うむむ」
 食い下がるベル。
 カロリーの暴力。そこに潜むロマン。そのトッピングは美味しいに決まっている。
「わ、わかった! それで手を打とう! ……それにしても、ベルたんが休むって珍しいな! ……何か予定があるのかね? まさかデートとか?」
「予定っていうか、ちょっと現地調査をしたくてだねぇ……。メメル学園長は聞いているかね? グラヌーゼの森の話」
 グラヌーゼの森……、と、言えばグラヌーゼの幻惑の森のことだろうか。
 森に入るものを幻覚で迷わせ、現地民すらも近づくことが少ない不気味な場所。数々の冒険者や学園生が幾度も調査に訪れたが、今だ全ての地形を把握できていない……らしい。
「もしかして、一部の幻惑が晴れたって噂?」
「そう、それそれ! 今まで幻惑ばかりで土地の調査が出来なかった地域だからね、調査しがいがあると思わないかい?」
 確かに最近、そういった噂がある。上空を飛行中のグリフォン便の運転手が森の中に一部変色した地域を見た……とか。
 あるいは、迷い込んだ冒険者がある地域に足を踏み入れた瞬間に幻覚が消えた……だとか、そういったものだと聞いている。
 ベルの言う調査というのは、今まで封じられていた地域の調査を学園側が試みよう……ということなのだろう。しかし、だ。
 生徒や教師というのはまだしも、一介の学園職員(それも食堂の料理人)がそれを行うというのは、少々変な話だ。
「ベルたんベルたん? もしかして、調査の他に目的があるのかな? 例えば~……新種の食材が見つかるかも♪ とか思ってたりする?」
「んんッ!? ま、まさかそんなわけ……! いやいやー、ほら、アタシは調査とか慣れてるから、適切な人選じゃないかなーと思ってだね?」
 目を合わせない様子を見るに、この反応は図星というわけだろう。
(確かにベルたんはこういった調査とか、単独行動には慣れてるもんねぇ……。理由はともかく)
 今のベルは、何を言っても何かしらの理由をつけて1人で行こうとするのだろう。
 少し考え、メメルはそうだ! と、楽しそうに声をあげた。
「ベルたん、どうせなら生徒達も連れて行ってよ! 未開の土地の調査なんて、きっと滅多にない貴重な体験になるんじゃないかな~☆」

●補足
 ちゃりん。ちゃりん。
 ひとつ、またひとつと解かれていく鎖。
 さも愛おしそうに、露わになった本の表紙。彼女は、擽るように、背表紙をなぞる。
「『不死鳥と茨の籠』……。うん、やっぱり。間違いなくガイキャックスのものみたいだね」
 所々欠けた、紋章。それでも、特徴的な印だけは当時の真新しさを残していた。
 封術。その一点のみを追求し、発展し、そして衰退していった一族達の残したもの。
 それが今、彼女の掌にある。
「オレサマの研究分野ではないんだけど……。ま、いっか☆ 解読できたら色々遊べ……使えそうだし☆」
 マイナー中のマイナー。封印だけに特化したような技術者達の集大成。ちょっとしたアーティファクト。
 分野は違えど、学ぶ機会はそうそうない。メメルは意気揚々と頁をめくる。
 ゴブリン……。スライム……。そして、件の牛のような魔物の絵が綴られた、何の変哲もないように思える頁ばかり。
 魔物が出てくる気配はなく、彼女は安堵か落胆か、どちらともつかないため息を1つ。
 ある程度の魔物を出し切ってしまったからなのか、はたまた魔物が排出される条件があるのか。
 ……はたまた、特定の場所でしか効力を発揮しない代物なのか。
(……そういえば、ベルたんはグラヌーゼに行くって言ってたっけ? 確か、あの辺りは……)
 
 突如現れた魔物の大群。方や、幻想が晴れた未知の領域。
 全くと言っていいほど遠く離れた地域の、毛色の異なる2つの出来事。
 共通点など、ない。……そのはずだ。
「―――ベルたんの報告次第かなぁ……。いい知らせがあるといいんだけど」
 少女は静かに、本を閉じた。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 6日 出発日 2021-06-22

難易度 簡単 報酬 通常 完成予定 2021-07-02

登場人物 5/8 Characters
《勇者のライセンサー》フィリン・スタンテッド
 ヒューマン Lv33 / 勇者・英雄 Rank 1
「フィリン・スタンテッド、よ……よろしく」 「こういう時、どうすれば……どうすれば、勇者らしい?」 (※追い詰められた時、焦った時) 「黙って言うこと聞け! 殴られたいの!?」 「ぶっ殺してやる! この(お見せできない下劣下品な罵詈雑言)が!!」   ###    代々勇者を輩出してきた貴族スタンテッド家(辺境伯)の令嬢。  一族の歴史と誇りを胸に、自らもまた英雄を目指してフトゥールム・スクエアへと入学する。  愛と平和のために戦う事を支えとする正義感に溢れた性格で、『勇者らしく人々のために行動する』ことを大事にする。  一方で追い詰められると衝動的に罵声や暴力に訴えてしまう未熟な面もあり、自己嫌悪に捕らわれる事も多い。 『彷徨う黄昏に宵夢を』事件で対峙したルガルとの対話から思うところあったのか、頑なな勇者への拘りは少し角がとれたようだ。 ※2022年8月追記 全校集会『魔王の復活』後、昨年クリスマスに結ばれたルガルとの子供を身籠っていた事が判明 (参考シナリオ) 恋はみずいろ L’amour est bleu https://frontierf.com/5th/episode/episode_top.cgi?act=details&epi_seq=649 ◆口調補足 三人称:〇〇さん(敬語では〇〇様) 口調:~かな、~ね? その他:キレた時は『私、アンタ、(名前で呼び捨て)、(言い捨て)』 ◆Twitter Sirius_B_souku
《1期生》アケルナー・エリダヌス
 ローレライ Lv20 / 勇者・英雄 Rank 1
目元を仮面で隠したローレライの旅人。 自分のことはあまり喋りたがらない。適当にはぐらかす。 ふとした仕草や立ち居振舞いをみる限りでは、貴族の礼儀作法を叩き込まれてるようにもみえる。 ショートヘアーで普段は男物の服を纏い、戦いでは槍や剣を用いることが多い。 他人の前では、基本的に仮面を外すことはなかったが、魔王との戦いのあとは、仮面が壊れてしまったせいか、仮面を被ることはほとんどなくなったとか。 身長は160cm後半で、細身ながらも驚異のF。 さすがに男装はきつくなってきたと、思ったり思わなかったり。 まれに女装して、別人になりすましているかも? ◆口調補足 先輩、教職員には○○先輩、○○先生と敬称付け。 同級生には○○君。 女装時は「~です。~ですね。」と女性的な口調に戻る。
《奏天の護り姫》レーネ・ブリーズ
 エリアル Lv29 / 芸能・芸術 Rank 1
いろいろなところをあるいてきたエルフタイプのエリアルです。 きれいな虹がよりそっている滝、 松明の炎にきらめく鍾乳石、 海の中でおどる魚たち、 世界にはふしぎなものがいっぱいだから、 わたくしはそれを大切にしたいとおもいます。
《グラヌーゼの羽翼》エリカ・エルオンタリエ
 エリアル Lv33 / 賢者・導師 Rank 1
エルフのエリアル。 向学心・好奇心はとても旺盛。 争い事は好まない平和主義者。(無抵抗主義者ではないのでやられたら反撃はします) 耳が尖っていたり、整ってスレンダーな見るからにエルフっぽい容姿をしているが、エルフ社会での生活の記憶はない。 それでも自然や動物を好み、大切にすることを重んじている。 また、便利さを認めつつも、圧倒的な破壊力を持つ火に対しては慎重な立場を取る事が多い。 真面目だが若干浮世離れしている所があり、自然現象や動植物を相手に話しかけていたり、奇妙な言動をとることも。 学園へ来る前の記憶がないので、知識は図書館での読書などで補っている。
《マルティナの恋人》タスク・ジム
 ヒューマン Lv36 / 勇者・英雄 Rank 1
村で普通に暮らしていましたが、勇者に憧れていました。 ここで学んで一人前の勇者になって、村に恩返しをするのが夢です。 面白いもので、役所勤めの父の仕事を横で見聞きしたことが、学園の勉強とつながり、日々発見があります。 (技能はそういう方針で取得していきます) また「勇者は全ての命を守るもの、その中には自分の命も含まれる」と仲間に教えられ、モットーとしています。 ※アドリブ大歓迎です! ※家族について デスク・ジム 村役場職員。縁の下の力持ち。【事務机】 (※PL情報 リスクの子) ツィマー・ジム おおらかな肝っ玉母さん。 【事務室・妻】 シオリ・ジム まじめできっちりな妹 【事務処理】 チェン・ジム のんびりマイペースな弟 【事務遅延】 ヒナ・ジム 可愛い末っ子 【事務雛型】 リョウ・ジム 頑固な祖父 【事務量】 マーニー・ジム 優しい祖母。故人 【事務マニュアル】 タックス・ジム 太った叔父。【税務事務】 (※PL情報 リョウの子) リスク・ジム マーニーの元婚約者でリョウの兄。故人【事務リスク】 ルピア・ジム 決まった動作を繰り返すのが大好きなグリフォン。【RPA事務】 ※ご先祖について アスク・ジム 始祖。呼吸するように質問し、膨大なメモを残す。【事務質問】 「あなたのお困りごと、お聞かせいただけませんか?」 セシオ・ジム 中興の祖。学園設立に向けて、土地や制度等に絡む諸手続きに貢献。【事務折衝】 「先祖の約束を今こそ果たす時。例え何徹してもやり遂げる!」

解説 Explan

目的:幻惑の森の一部地域を調査する。
 課題の内容は極めてシンプル。グラヌーゼ近隣の魔物や動植物の調査。
と、いう建前で【ベル・フリズン】の食材調達に付き合うこと。
 おおよその範囲は判明しているものの、範囲内にある物に関しては殆ど明らかになっていない。
 また、迷い込んだ冒険者や近隣住人の情報からも、危険な魔物の情報は報告されていない。

●同行者について
 【ベル・フリズン】
 動植物=食材=魔物と認識している職員。大き目の籠を持参、収穫物があれば彼女が回収する予定(荷物持ち)。
 狩り・隠密には慣れているが、護衛はあまり得意ではないようだ。
 基本的に生徒達は放任(自由探索)の姿勢だが、危険があれば直ぐに駆けつける。

●霧について
 グラヌーゼの幻惑の森のうち、霧で辺りが見えないエリアが存在していた。
 上空を飛行していたグリフォン便の運転手が、該当地域の異変を発見。
 その後、冒険者による簡易的な調査が行われている(他項目にて表記されている内容の通り)。

●生物・植物について
 近隣に迷い込んだ目撃者により、以下のことが判明している。
 ・2メートル前後の背の高い植物が大量に生えていた。視界は大変悪い。
 ・木片が所々に転がっており、足場もあまり良くない。
 ・幻惑の森と該当地域の間付近で、魔物の目撃情報はない。ただし、該当地域にて魔物の叫び声? のような声が聞こえた気がするとのこと。

●その他
 グラヌーゼの森自体、殆どが未開の領域のため、何が起こるか分からない。
 危険があった場合、即座に撤退するようにベルや【メメ・メメル】から強く言われている。
……が、無視しても構わない。


作者コメント Comment
お久しぶりです、根来言です。
『弱き剣、強き枷』より続く、シリーズの第二章となります。(GM頁にて、まとめを作成しました! よろしければご確認ください!)
今回は、グラヌーゼの一部地域の調査を行う課題となっています。
動植物、土地等など……。皆さまの調査次第で、変わったものが出てくるかもしれません。
皆さまのご参加、お待ちしています!


個人成績表 Report
フィリン・スタンテッド 個人成績:

獲得経験:60 = 50全体 + 10個別
獲得報酬:1200 = 1000全体 + 200個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
●方針
幻惑の森の濃霧地域を調査。
あの『本』のような異常が起きたのか、生態から探ってみる

●事前準備
異常が起きる以前の幻惑の森の植生、生態系を確認。
異変の有無や詳細を『推測』できるように

●行動
基本的には全員でまとまって行動。グリフォンの飛行は緊急時の脱出用。
最初は地上で、悪いけど荷馬役を努めてもらう。

濃霧地域周辺に来たら『危険察知』を心がけつつ、レーネと分担して人や動植物の痕跡を調査。
本来いたはずの動物がいない、逆にモンスターの足跡や、木々に爪跡などがないか注意し
発見した異常やモンスターは可能な限りスケッチ。

戦闘になった場合は前衛を勤め、皆を庇い立つ
もし撃退が難しい場合は殿を勤めつつ、『全力撤退』

アケルナー・エリダヌス 個人成績:

獲得経験:60 = 50全体 + 10個別
獲得報酬:1200 = 1000全体 + 200個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
◆目的
幻惑の森の、幻惑が晴れた地域を調査

◆分担
私は有事に備えつつ、羊皮紙と羽根ペンで調査した場所の地図を作成

◆地図作成
岩や泉、川や巨木等のランドマークになりそうなものを目印として書き込みつつ、調査地域の地図を作成

遺跡や廃屋、洞窟なんかがあったら、場所を地図に記録して、後日調査できるようにしておきたいね

珍しかったり、有用な動植物の群生等があれば、その場所も地図に書いておこう
後々、役に立つかもしれないしね

◆有事
衝撃享受で身を守りつつ、後衛やピンチの仲間が攻撃されそうなら我が身を盾にで庇ったり、高貴たる行いでダメージを軽減

隙をみてアクア、アクエラで反撃

敵が何か落としたり、気になるものがあれば回収を

レーネ・ブリーズ 個人成績:

獲得経験:60 = 50全体 + 10個別
獲得報酬:1200 = 1000全体 + 200個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
ここは幻惑の魔法がかかってたふしぎな森。
ですから、「ひとの痕跡」をさがしますね。

種族特性「風の民」で風や木々のゆらめきを、
職業技能の「魔法感知Ⅰ」で魔法をかんじ、
ひとのこんせきのゆらぎをさがします。

わたくしの服「ビルガメスローブ」は魔法による弱体効果を
ふせいでくれますから、わたくしの認識とほかの方の認識を
くらべることで幻惑のなごりをさがしますね。

きになる場所では種族特性「自然のリズム」で
種族特性「風の友」を発動して「風の民」の効果をふやしますね。


仲間のみなさんにたいしては「風の旋律」で
「リトラヴェラソ」をつかってきりょくを回復してあげます。
また、お怪我は魔法のお薬とかでなおしてあげますね。

エリカ・エルオンタリエ 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:150 = 50全体 + 100個別
獲得報酬:3000 = 1000全体 + 2000個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:---
グラヌーゼは今まで何度も関わってきた思い入れの深い土地
今回の調査で地域の復興や新しい産業の開発などに役立ちたい

くれぐれも迷子や事故には注意する

事前調査や感覚系スキルを動員して迷ったり、事故や魔物の襲撃に警戒

幻覚や霧の発生源を見つけられないか?
魔力や何らかの力が放出されていれば、それを役立つことに転用できないか?
状況に応じて箒で上空からの調査も行う

声には注意
様子をうかがって、慎重に安全を確保しながら近づいて
正体を突きとめたい
もしかすると遭難者やけがをした人(生き物)の可能性もあるので
必要であれば救助・救命を行いたい

発見した食材、その他アイテム、搬送の必要な生物などは
学生鞄で劣化を防いで持ち帰る

タスク・ジム 個人成績:

獲得経験:60 = 50全体 + 10個別
獲得報酬:1200 = 1000全体 + 200個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
・動機 個人的テーマであるグラヌーゼの復興の役に立ちたい
    料理に興味があり、上記の有効な手段の一つと考えてる
・行動 ベル先生にくっついて教えを乞いながら食材調達
    事前調査で上記のための下調べ

マッピングや調査に詰まったとき
危険に対処するためなどの切り札として
グリフォンのルピアの飛行に頼る

魔物の目撃はない+魔物の叫び声が聞こえる+背の高い植物が大量
=ズバリ、食虫いや食「魔物」植物による捕食ではないか、と推測しています。
これについては、プロローグの目撃情報を聞いた時点で【事前調査】

【聴覚強化】で周囲を警戒
技能、必殺技を駆使して一行のガードを担う

リザルト Result

 幻惑の森。人を惑わせ、迷わせ、そして狂わせる場所。
 今だ未開の謎の多い、魔王が残した負の遺産。
 深い、深い、森のその奥地には、霧が広がっていた。
 ―――そのような場所に、一体何が残されていたのというのだろうか。

 ●
 草木をかき分け、その場所に足を踏み入れたまさにその瞬間。
 吹く風の冷たさと匂いの違いに、【レーネ・ブリーズ】は思わず目を見開いた。
「まったく、ちがうばしょみたいですね」
 先ほどまでの淀んだ森の風と、がらりと変わる澄んだ空気。
 幻惑の森には違いないはずだが、幻惑が一切ない、澄み切った空間。
 どこまでも続くような、黄金に輝く草の壁。
 ……空気の違いが分からずとも、ヒューマンやローレライにも、違いは直ぐに分かる。
「さっきまで……、森、でしたよね? いや、今も森の中ですよね?」
 【タスク・ジム】が確認するように、先ほどまでいた場所を振り返るも。
 ―――そこにはただ、先ほどまでの代り映えのなかった森が広がるだけだった。

「いってらっしゃい、何か見つけたら教えてね」
 『きゅぃ!』。
 【エリカ・エルオンタリエ】の声かけに、彼女の召喚した精霊達が答えた。
 エリカは草の中に散っていくその姿を眺め、そして改めて、周りの植物を観察することにした。
(まったく違う世界に入ってきたようね……。植物も、見たことがないような……。いいえ)
 そこら中を覆いつくしてしまいそうな、背の高い黄金色のそれの蕾……と、思われる部分を手繰り寄せ、観察を続ける。
 ふっくらと膨らんだ蕾は固く、蕾を支える萼は大きく肥大化している。そして、葉は小麦よりもやや大きくしなびていて……。
 (米にしては茎が太く、ススキにしては蕾は固く大きい……)
 幾ら首を傾げても、少なくともエリカの知識上にある植物と瓜二つの物はなく。
「しいて言うなら、小麦とトウモロコシの間の……新種の植物かしら? もっと調べてみたら、何かわかるかもしれないけれども……」
 ……グラヌーゼの小麦。……エリカが今まで見てきた植物のなかでは、それが一番類似しているかもしれない。
 もっとも、彼女の知識の中の小麦は、こんなにも奇妙な萼をしてはいなかったが。
「んー……。穀物の一種かな? 毒性はなさそうだねぇ。茹でれば柔くなるかな?」
 ぼり、ぼり。
 奇妙な音に振り向けば、観察を終え、躊躇いなく口に含む【ベル・フリズン】がいた。
 少し戸惑いつつも、エリカは植物の一部を鞄の中に入れる。
「ベルさん、この植物の栽培はできそうかしら?」
「そうだねぇ……、少なくとも、土地を見るに、結構融通がききそうな感じ? 乾いた土地でも栽培できているみたいだし、手の入っていない所をみると……世話も楽そうかもねぇ」
 そう言って、軽く地面を蹴って見せる。水気はなく、小さく砂煙がたつ。
「成程……育てやすいなら、沢山取っておきたいですね! グラヌーゼでも栽培できれば、新しい名産として売り出せそうです! あぁ、メニューも考えておかなきゃ」
 タスクはその言葉に、張り切った様子で近くの植物に手を伸ばす。
「種が多い物……、いや、茎が太い方が長持ちするんでしたっけ?」
「アハハ! タスクは気が早いねぇ。……うん、楽しそうでなにより! アタシも学園で栽培できないかちょっと試してみようかね? ―――と、いうわけでタスク? 適当に幾つかいいのを見繕ってくれないかい? アタシとエリカの分だ」
「そうね、わたしの背じゃ、手繰り寄せるのが精いっぱいだもの。……タスクさん、お願いできる?」
 見上げるベルとエリカに、タスクは大きく頷く。
「え……、あぁ。成程! わかりました! お任せください!」

「以前は、霧でまったく様子が分からない地域だった……そうよ」
 【フィリン・スタンテッド】は辺りの草をかき分ける。
 人の気配もなく、風が吹く度に周囲の葉が、音を立てて揺れるだけ。
「ただ、変な物……? は、幾つかあったみたい」
「その変な物っていうのがこれかい?」
【アケルナー・エリダヌス】の目の前には、巨大な丸太……らしきものが深々と地面に突き刺さる。
 高さは3メートルを少し越える程度だろうか。
 ぐるりと一周して、何かしらの模様が掛かれているようだ。
 そして、その大部分が背の高い草に覆われているも、見えない部分にもびっしりと何かが書かれている。
 彼女達は事前調査にて、その『変な物』が幾つか見つかっているという話を聞き、それをなぞるようなルートで辺りの散策を行っていた。
「おおきい、棒? ですね。なにか、たくさん書いてあります。これはなにかの文字なのでしょうか? それとも、絵?」
 レーネが首を傾げる。何かしらの意味を持つのだろうが、それが何なのかは分からない。
「うーん、今の私たちには難しいね、場所と模様を地図にも書き足しておこうか」
「えぇ、そうね……。ねぇ、アケルナー、レーネ……ここを見て欲しいのだけど」
 模様の一部をスケッチしていたフィリンが、何かを見つけ、棒についた草を軽く払う。
「……これって、偶然かしら?」
「偶然……ではない、かな」
 棒に絡みつくように描かれた、薄汚れた金の模様。
 その一部には、以前彼女らが目にした物が描かれていた。
 鳥、そしてそれを囲むように描かれた茨の籠。
……数か月前、シュターニャ近隣の村にて発見された書物。それに描かれた装飾そのものだ。
「ガイキャックス家の書物……、といったかな。この印があるということは、これは関連がある魔道具……かな?」
「……この大きさだと、ここで模様を木に掘ったかもしれないわね。……この場所の近くに住んでいた、あるいは訪れたことがあるということかしら?」
 いずれにしても、何かしらの関係がありそうだ。そう結論づけ、地図に書き足す。
「ほかの棒にもかかれているのでしょうか……? もうすこし、調べてみま……」
 不意に、レーネが顔を上げた。先には、草で出来たような壁。
「エリダヌスさん、スタンテッドさん。あちらから、声が聞こえます。行ってみましょう」
 壁の先から聞こえた音の正体は分からない。けれども、何かがいる。
「人ではなさそうです。……たかくて、おおきな声です」
 草木とも違う。けれど、人でもない声。……動物か、はたまた魔物か。
「えぇ、皆を集めましょう。レーネ、場所を教えて」

 ●
 レーネに先導されながら、件の場所まで近づいていく。
「このさきに、なにかいるみたいです」
 アケルナーが地図を確認すると、ここは土地の中心部付近らしい。
「食虫魔物? みたいなのがいたりするんでしょうか……?」
 高い草に紛れ、魔物や動物を襲う巨大な魔物……。想像し、タスクの持つ剣に一層力がこもった。
「皆、行くわよ……」
 音を鳴らさないように、フィリンが草をゆっくりかき分ける。
 ……。
 その姿を見た、誰もかれもが、何も声を発することができなかった。
 その生物は高い草に囲まれ、小さく羽と嘴をかくかくと動かし。
 そして、コッ! コッ! と、短い鳴き声をあげて、首を絶えず揺らしていた。
 枯れ落ちた草の蕾を啄み、喉を鳴らして食す。
「……コカトリス?」
 誰かが、言葉にした。
 鶏のような姿。触れなければ、とても弱い魔物。
 想像していたような恐ろしい魔物や動植物とかけ離れていたその姿。
 拍子抜けしたように、力が抜け、息が漏れそうになる。
「……いや、違う。皆、足を見て欲しい。……これは、何だろう」
 アケルナーの言葉に、皆がコカトリスの足元に目をやる。
 ―――そして、また、絶句した。
 そこにあったのは、細い鳥の足ではなく、ドロドロに溶けた水が張り付いた何かがそこにあった。
 足先からモモにかけて伸びるその物体は、コカトリスの呼吸に合わせるように脈打つ。
 全く性質の異なる生物がくっついている……というよりは、寄生されているようなその姿。
 しかし、コカトリス自身は違和感を感じてはいないのだろうか。
 元々がその姿だったとでもいうかのように、時折、物体と共に跳ね、次の食物を求めて移動する。
 その奇妙さに動揺してか、皆が、いつの間にか身を隠すことを忘れてしまっていた。
 そして、不意に、その生物がこちらを見上げる。
 ……目と、目が合った。
「―――ッ!」
 反応が遅れた。装備を握り、迎撃の体勢に備えようと身を動かす一行。
 しかし。
「コッ、コケェェェッ!?」
「……あ、逃げたっ!」
 剣を構えるより先に。その姿はまさに脱兎のごとく、地面を滑るように草の中へと消えていった。

 ●
「まさか、こんなところに建物があるなんて……。ここで見失ったのね?」
 エリカの精霊達は大きく首を縦に振った。
 逃げ出したコカトリスを追って、着いた先には古い民家がひとつ。
 逃げた方向と、精霊が見た姿。そしてアケルナーの地図と照らし合わせても、この付近に逃げ込んだとしか考えられない。
「中に、いるんだろうか……。いや、いたら直ぐに分かりそうではあるね。家具の下なんかにいられたら分からないけれど」
 民家とはいっても、まるでお手本のようなあばら家だった。
 崩れた壁から中が見え、ガラスがついていたであろう窓は、枠ごと外れてしまい、もはや役割を果たしてはいない。
「それでも、一応探してみましょう……。 お邪魔しますね……! うぅ、壊れそうでちょっと怖い」
 タスクがおそるおそる、足を踏み入れる。
 ギシリ。歩くたびに音を立てる床板。腰が思わず引けてしまうも、辺りの椅子や机に体重を預けるようにしながら家の中を探ろうと辺りを見渡す。
 家具を触る度に感じる、ざらりとした変な違和感。そしてとっくに腐敗したような観葉植物の姿。
 ……これらを見るに、家主は長い間、ここに帰ってきてはいないらしい。
小奇麗に片付けられていたであろうその場所には、外から飛んできたような落ち葉や砂埃に塗れていた。
「どのくらい、ひとがかえってきていないのでしょうか。花もなくなって……お水も、乾いてしまっています。」
 レーネが、窓際に飾られていたであろう花瓶に手を伸ばす。水は渇き、花の色が花瓶にべっとりと残っているだけ。
「『美味しいスープ』『実用的な家具の作り方』……。置いてある本も普通ね。ごく普通の家という感じ……場所以外は、だけど」
 エリカはリビングに置いてあった本を捲る。保存状態が酷いこと意外は、どこにでも売っていそうなただの本。
 魔法のことも、魔物のこととも無縁なものばかり。
「この場所を見る限りだと、逆に不自然に見えるわよね……!?」
「―――うわぁッ!?」
 急に聞こえた悲鳴。タスクのものだ。
 皆が振り向けば、床を踏みぬいたらしく、バランスを崩したように倒れている。
 右足が埋まり、辺りの床が沈んでいるようだ。
「や、やっちゃいました……。これ、怒られちゃいます?」
「―――いえ、よくやったわ。タスクさん」
「……え? ……あっ!」
 エリカがタスクを起こし、呟く。
 タスクの足が引き抜かれた床の穴。その先には。
 どこまでも続くような、暗い闇と、石造りの階段が続いていた。

「これは、お墓?」
 フィリンは、家の裏手に回る。隠し通路や、怪しい痕跡があるかと期待はしていたが、現れたのは予想外の物だった。
 大きい物、小さい物。ざっと合わせて10と少し。
(少し調べてみましょうか。……さっき見つけた物のこともあるし……)
 長い間放置されていたのか、石板は所々崩れ落ち、読めない部分が多々見受けられる。
 しゃがみ込み、崩れた文字を指でなぞる。
 凹凸から情報を読み取ろうと試みるも、掘りが浅いようで見た以上の何かを得ることは難しそうだ。
「随分ほおって置かれてるねぇ……。ちょっと罰当たり?」
「―――ッ!? ベ、ベルさん……? アケルナーも……こっちに来たのね」
「私も、こっちは見ていないと思ってね。……驚かせてしまったかな?」
 死角から現れたアケルナーとベルの姿に少し驚きつつも、フィリンは笑って見せる。
「アタシは、家の中に食材があるとは思えないからねぇ。あと、生徒を1人にするのはいけないかなーと思ってさ。……まさか、食材じゃなくて墓が出てくるなんてね!」
「埋葬はされています、から。今は管理者がいないんですよ。多分」
「そっか……。この家の家主が世話してたのかねぇ……」
 アケルナーは軽く会話を交わしつつ、比較的新しい墓石に目をやる。
「何か見つかったかい?」
「うん、少し読みにくいけれど、この文字は読めそうよ」
 何年も放置されていた石板ではあれど、表面の土を軽く払うと文字が現れた。
 先ほどまでの墓石とは違い、未だ微かに残った文字を読み上げる。
「……えーと『本家の意志を継ぎ、尊重しよう。我らは、勇ましき者を待ち望む者、不死鳥を封じる者』」
 適当な岩を墓標に見立てたような、ひときわ粗末な墓。
 けれども、その文字、その名前だけははっきりと掘られていた。
 フィリンは小さく息を吸い、連なる文字を読み上げる。
「―――『【レオナルド・ガイキャックス】の意志、ここに眠る』」
 先ほど見たままの、鳥と、それを囲むような茨の籠。
 そして、幾度もこれまで聞いたガイキャックスの名。……ここが、彼ら一族の墓場ということなのだろう。
「これで、はっきりしたね。……この地は、彼らと深く関わりがある。もしかすると、ここが本家なのかもしれない」
 アケルナーはそう言ってその名をなぞる。
 この一連の騒動に、その名がどう関係しているのか。そして、これから何が起きようとしているのか。
 ……未だ、分からないことばかりではあるけれど。
「レオ……? あぁ、随分懐かしい名前だねぇ。こんなとこに眠ってたのかい」
 不意に隣から聞こえてくるのは、ベルの声だ。
 しかしそれは、先ほどまでの能天気な声色とはほど遠く、どこか暗い。
「もしかして知り合い、ですか?」
 思ってもいなかった人物からの言葉に動揺しつつ、フィリンは声を絞りだす。
「んー……、まぁねぇ。ずーっと昔にアタシの住んでた村に来たことがあってねぇ。……同姓同名かもしれないけど。……縁ってことで、手を合わせるくらいはしてやってもいいかもねぇ」
「そう、ですね。きっと、喜んでくれると思います」
「アハハ、そうだといいねぇ……! さて、そろそろ戻るかい? 一応日が暮れる前に帰るよう、メメル学園長に言われてはいるんだけれど」
「……そうですね。……また今度、お話聞かせてください」
「アハハ、機会があったらね」
 無理やりはぐらかすように切り上げるベルの声に、フィリンは頷く。
 その今度が、いつやってくるのかは分からないけれど。様子を見るにきっと明るい話ではないのだろう。

 〇
 少しの答えと、多くの謎を残して、彼らは森を後にする。
 奇妙な魔物に、植物。謎の模様と、墓。
 ……民家の地下に広がる暗闇には、なにが眠るのか。

 ただひとつ言えること。
 『彼らは、勇者を求めている』。



課題評価
課題経験:50
課題報酬:1000
【幸便】晴れた霧と曇り土地
執筆:根来言 GM


《【幸便】晴れた霧と曇り土地》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 1) 2021-06-16 22:13:35
勇者・英雄コースのフィリンよ。
久しぶりのグラヌーゼだけど…また何かよからぬ気配がするわね。
本のこともあったばかりだし霧地域、ほおっておくとまずい気がするわ

《奏天の護り姫》 レーネ・ブリーズ (No 2) 2021-06-17 06:55:44
芸能・芸術コースのエルフレーネです。
ふしぎなことをみるのがすきなので参加しました。
もちろんスタンテッドさんがおっしゃるように
あぶないことがあったらなんとかしたいです。
よろしくおねがいします。

《1期生》 アケルナー・エリダヌス (No 3) 2021-06-17 07:30:13
やあ、私は勇者・英雄コースのアケルナー。よろしく頼むよ。
色々と気になる点もあるけど、今後の調査等も考えると、簡易でもいいから地図を作っておきたいね。

私は羊皮紙と筆記具を用意しておこうかな。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 4) 2021-06-17 23:26:29
賢者・導師コースのエリカ・エルオンタリエよ。よろしくね。

グラヌーゼは思い入れの深い土地だから、今回の調査で地域の復興や
新しい産業の開発なんかに役立つ事ができればと思ってるわ。

くれぐれも迷子や事故には気をつけていきたいわね。

《奏天の護り姫》 レーネ・ブリーズ (No 5) 2021-06-17 23:27:54
地図はとってもいいとおもいます。ぜひおねがいします。

わたくしは、そうですね、「ひとの痕跡」をさがしてみようかなっておもいます。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 6) 2021-06-18 19:30:15
遅刻帰国~!勇者・英雄コースのタスク・ジムです。
よろしくお願いいたします。

慌てて参加したので、これから頑張って状況把握に努めます~!

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 7) 2021-06-20 08:35:37
現状、僕の行動方針等はこんな感じです。

・動機 個人的テーマであるグラヌーゼの復興の役に立ちたい
    料理に興味があり、上記の有効な手段の一つと考えてる
・行動 ベル先生にくっついて教えを乞いながら食材調達
    事前調査で上記のための下調べ

また、グリフォンを装備しているので、飛行しての調査が可能です。
例えば、アケルナーさんのマッピングを補助出来たりしそうですが、
いかがでしょうか?

他に、皆さんの行動の力になれることがあれば、
教えていただけたら幸いです。

今回は、皆さん思い思いの行動でもいい気もしますが、
もし、チーム分け等思いついたら提案するかもしれません。

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 8) 2021-06-20 14:09:40
>行動方針
地図についてはそうね。
霧に迷わされないためにも、目印になるものをチェックしておいたほうがいいかも。
私は地上から生物の痕跡を追ってみるつもり。
グリフォンは連れていけるけど、最初は徒歩で、飛行は緊急脱出用かな…
迷ったりピンチの時、とりあえず上空に飛び出せば逃げられるでしょうし。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 9) 2021-06-20 21:10:41
調査のための仕事の分担は、あってもいいでしょうけど、
はぐれるリスクを考えると、班分けして別行動までするのは避けた方が良さそうね。

叫び声の主が何なのかは気になるところだけど、危険な存在の可能性も高いので
調べるとしても戦闘になったり、危険に遭遇することも考えて、十分態勢を整えて慎重に行いたいわね。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 10) 2021-06-20 23:44:18
そうですね、チーム分けと言いましたが、
別行動というよりは、仕事の分担の方を、僕もイメージしてました。
部長さんの仰るように、今回は特に、分散や単独行動は得策じゃなさそうですね。

まだ、仕事の明確な分担で、いい手が思いついてるわけではないですが、
今皆さんの発言で上がっているのはこんな感じですね。

・マッピング アケルナーさん
・食材収集 タスク
・痕跡探し レーネさん(人)、フィリンさん(生物)

あと、叫び声ですが・・・
魔物の目撃はない+魔物の叫び声が聞こえる+背の高い植物が大量
=ズバリ、食虫いや食「魔物」植物による捕食ではないか、と推測しています。
これについては、プロローグの目撃情報を聞いた時点で【事前調査】、
というのもプランに書いてみますね。

《1期生》 アケルナー・エリダヌス (No 11) 2021-06-21 07:27:42
>飛行
上空に出ての現地確認は、周辺の山々や街、河等のランドマークも確認できそうだし、有効そうだね。

ただ、視界がいいってことは、こちらの姿も見られる可能性がある。
もし、危険な魔物等に見つかりそうなら、高度を下げて木立に隠れたり等、やり過ごす手を考えておいたり、他の仲間とはぐれないように、飛行はあくまで状況確認の手段として、緊急時以外は移動手段にしないようにした方がいいかもしれないね。

>叫び声
随分と大きな植物が生えてるようだし、まだ誰も見たことがないような、大きい魔物が居たら大変だね(後ろの人的には恐竜が闊歩する某パークを連想したり)。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 12) 2021-06-21 16:43:22
なるほど、確かに飛行にはそういうリスクもありますね。
ありがとうございます。
それでは、飛行は危険もしくは状況手詰まりなどの時の切り札としておきましょう!

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 13) 2021-06-21 18:11:24
叫び声が、遭難者やケガをした生き物などの可能性もあるので
場合によっては救助や救命も必要かと、一応準備していくわね。
地割れや崖に落ちてたとかだったら、飛行手段があると役に立つでしょうし、
周囲を見渡したり、緊急避難時にも使えそうなので、魔術師の箒を持って行くわね。

《奏天の護り姫》 レーネ・ブリーズ (No 14) 2021-06-21 22:42:29
わたくしは種族特性の「風の民」や「魔法感知」で人の痕跡をさがしますね。
あと、みなさんのきりょくを楽器で回復したり、
魔法のおくすりでおけがをなおしたりするつもりです。