;
第九校舎ノ闇ト戦ウ者


ストーリー Story

 魔法学園フトゥールム・スクエアの『第二』から『第九』までの名がついた、大きな八つの校舎。それらはすべてクラブ活動のために存在しており、運動系や文科系や戦闘系や魔法系など、クラブ活動の種類によって割り当てられる校舎は異なる。
 しかし、厳密に区分が存在するわけではない。例えば『魔法を使う球技』であれば、運動系にも魔法系にも割り当てることが可能だ。
 その八つの校舎の内、最も『異端』と呼ぶべきは『第九校舎』。
 第九校舎は『どの系統にも属さないクラブ活動』が割り当てられる校舎である。
 七つの校舎でほとんどの系統をまかなっておきながら、それでもなお、どの系統にも割り当てることの出来ないクラブ活動――。
 把握することが出来ないほど、数多のクラブ活動が存在する魔法学園には、誰も想像だにしないクラブ活動が存在する。
 だからそれは、一部の生徒しか知らない。
 第九校舎に存在する、ひとつの『闇』の存在について。

 第九校舎のとある一室の扉の前。
 ひとりの男子生徒が扉を叩くと、中から声が聞こえた。
「合言葉は?」
「学園長は合法ロリ」
「よし、入れ」
 扉が開かれると、そこには闇が広がっていた。
 男子生徒は大きな革袋を握りしめながら、息を飲んで、ゆっくりと闇に足を踏み入れる。
 男子生徒が数歩進むと、扉が閉じて、闇の中に炎が現れた。
 その炎は聖火台のような、小さな台からあふれている。
 そして、炎の前では男がイスに座っていた。
「また君か。諦めが悪いというか、なんというか、懲りない男だな。君は」
 男はそう言って、男子生徒をあざ笑う。
 男子生徒はギュッと、革袋を握る手に力を込めた。
「お前らのような存在を、俺は認めるわけにはいかない」
「ふむ……。君の使命とやらか? 君はよほど、自分の生まれを気にしているようだ。そんなもの、焼き過ぎた肉ほどの価値もないというのに」
「黙れ! 俺は焼肉屋の息子として! お前らの存在を認めないぞ!」
「御託はいらない。食材は持ってきたのだろう? ならば始めよう。『闇焼肉』を」
 炎があふれる小さな台の上に、少し大きめの鉄板が乗せられる。
 ここは『闇』のクラブのひとつ。『闇焼肉クラブ』の部室だ。
 男子生徒は焼肉屋の息子として、『闇焼肉』などというふざけた存在を認めることが出来ず、こうして何度も闇焼肉クラブの部長である『闇焼肉マスター』との戦いに挑んでいる。
「ルールは覚えているか? 焼肉屋の息子よ」
「お互いに用意した食材を焼き合い、それを相手に食べさせる。タレは好きなものを使って良い。『相手の食材を食べきれず、先にギブアップした方が負け』だろ?」
「食べれないものを焼くのはナシだぞ?」
「分かってる! それはむしろ俺の台詞だ!」
 男子生徒は革袋からぶ厚いステーキを取り出し、それを鉄板の上に置いた。
 それに対して闇焼肉マスターは、すぐさま『平べったい何か』を鉄板に置き返す。
 もうすでに、闇焼肉は始まっているのだ。
(くそっ……。相変わらず暗くて、相手が何を焼いてるのかよく分からないぜ!)
 闇焼肉はその名に恥じぬよう、真っ暗で、鉄板の上がかなり見え辛くなっている。
 食材の形は辛うじて分かるが、何を焼いているのか、どれぐらい焼けているのか、それらを見分けるのは、よほど目が良くなければ不可能だろう。
「さて、そろそろ頂こうか」
「なに……っ!? まだ一分も経ってないぞ!?」
「君の用意する肉は良い肉だからな。……くくっ。聞くまでもないが、覚えているだろうな? 闇焼肉では相手が食い始めると同時に、自分も食わねばならないというルールを」
(しまっ……! わ、忘れてた……っ!)
 闇焼肉マスターはぶ厚いステーキにフォークを伸ばして、タレもつけずに思い切り噛み千切って、『うまっ』と呟く。
 男子生徒は平べったい何かにフォークを伸ばして、甘辛いタレをつけて、それを口に運んだ。
「ぼぇっ! 甘っ!? 何焼いたんだよ!?」
「くはははっ! 『スライスしたバナナ』だっ! バカめ! 匂いで気づかなかったのか!」
「バナナ……だと!? 貴様……俺が甘いものが苦手だと知っていて……っ! まさか……バナナがトロトロになるのを避けるために速攻を!?」
「その通りだ。トロトロになるとフォークで刺せなくなるからな」
「このっ……邪道が!」
「おっと……その台詞は聞き捨てならないな」
「な……に……!?」
「このステーキ……食感や味は牛に近いが……私の舌は誤魔化せん。……魔物の肉だな、これは」
「そ……それは……!」
「貴様は以前! 一緒に昼飯を食っていた時に言っていたな! 『俺は焼肉で牛肉しか焼かない』と! 今まではその通り、牛肉しか持ってこなかったようだが……」
「や、やめろ! それ以上は!」
「私に勝つために! 闇に落ちたな! 焼肉屋の息子よ!」
「あぁ……ああぁぁぁ! うわぁぁぁ!」
 男子生徒はイスから転げ落ち、闇の中に消えていく。
 魔物の肉であることを言い当てられて、心が折れてしまった男子生徒は、もう戦うことが出来なかった。
 あと、男子生徒はバナナが普通に嫌いだった。
 闇焼肉マスターはステーキをむしゃむしゃと食べながら、闇に溶け込んでいたクラブの部員に命令する。
「その負け犬を外に放り出しておけ」
「はい。……本当に放り出して良いんですか? 部長」
「今回からそういうルールに変わった。あっ、お前忘れんなよ。次に俺が勝ったら、お前んちの焼肉奢ってもらうからな。部員全員分」
「えっ……俺そんなに負けてたっけ?」
「甘いものに弱過ぎんだよ、お前は」
「……い、嫌だ。部員全員分は嫌だ!」
「そういう約束だっただろ? まぁ頑張れよ。次に俺が負けたら、逆に奢ってやるからさ」
 男子生徒は闇焼肉クラブの部員に肩をつかまれて、無理やり立ち上がらせられる。
「無理だ! せめてバナナなしにしてくれ!」
「んん……私も相応の闇を背負っているのだ、そういうわけにはいかんな」
「いやほんと! 演技とかじゃなくてマジで! バナナだけは! バナナだけは!」
「部長」
「……さっさとそいつを連れて行け」
 男子生徒は闇焼肉クラブの部員に引きずられて、第九校舎の外に放り出された。
 男子生徒は泣いていた。
 闇焼肉クラブの部員は20人以上いる。全員に焼肉を奢れば、かなりの出費がかかってしまうのだ。
「ちくしょう……ちくしょう……。何でこんなわけ分かんねぇクラブに……何でそんなに部員がいるんだよ……!」
 その第九校舎の前で悔しがっていた男子生徒の姿を、君達は発見する。
 君達が思わず『大丈夫ですか?』と手を差し伸べると、男子生徒は顔を上げて……。
 そして、男子生徒は閃いた。
 男子生徒は君達の手を掴みながら、懇願する。
「頼む! 俺の代わりに『闇焼肉マスター』を倒してくれ! 焼肉奢るから!」


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 4日 出発日 2019-03-14

難易度 簡単 報酬 ほんの少し 完成予定 2019-03-24

登場人物 8/8 Characters
《新入生》鳥珠・菖蒲
 ルネサンス Lv12 / 芸能・芸術 Rank 1
名前:鳥珠 菖蒲(ぬばたまの あやめ) 種族:黒狐のルネサンス 【外見】 ・黒髪ゆるウェーブで右側お団子サイドテール ・グラマーな巨乳 ・紫の瞳 ・左目に泣きぼくろ ・妖艶な色香が漂う女性 【服装】 ・黒のオフショルダーミニ着物 ・制服のマント着用 【性格】 はんなりマイペース お茶目で悪戯っ子だがドジっ子な為に悪戯が成功しない 料理が壊滅的に下手なのに出来るはずとやりたがる 舞妓に憧れており舞を習えるのが嬉しい ゆうがくの皆の事を「我が子」と同然と捉えておりすんごく可愛がる 基本的にポンコツお姉さん 【口調】 普通の時は ~ですわ。 ~かしら。 テンション高い時 ~でありんす。 どうやら素は~でありんす。の方で意識してないと方言が出てしまうらしい。
《新入生》メルヴィナ・セネット
 ローレライ Lv3 / 賢者・導師 Rank 1
メルヴィナ・セネット。 この学園で多くを知るのを楽しみにしている。 魔法とか精霊とか一般常識とか。色々。 これからよろしく。 ……自己紹介とはこれでいいのだろうか。 ◆好奇心旺盛なローレライの少女 素直な性格。色々と抜けており忘れっぽい所もある 顔にはあまり感情が出ないが仕草や言動の端々に表れてしまっている 入学理由はさまざま。 主な理由は学園の摩訶不思議さに心惹かれたため 魔法や精霊への興味から賢者・導師コースを選択した 雪に関わる精霊や生物がいたら仲良くなりたい ◆最近の様子 学園散策を楽しむ日々 課題を記録する職員さんがいるという ときどき職員室に行ってみている。片手にはレターセット ------------------------ 【容姿】 肩下・胸元まで伸ばした茶色のウェーブヘアー どことなく眠たげな瑠璃色の瞳 髪の周りに水を纏わせている(水分放出は髪先から) 魔法使いな服を好む 身につけている銀の雪結晶のブローチは双子の兄からの入学祝い 帽子は水のような特性をもつ魔法の帽子。らしい 【交流】 誰に対しても友好的。よく喋る 会話は楽しい&自身にはない考えや知識に触れられるので好き 人とのペースの合わせ方、会話は勉強中 (PL:交友申請等は常時大歓迎です) 【話し方】 かための口調と話し方+少しくだけた言い回し 何かを呟く、眠い時は少しゆるくなる 二人称:名前、通称、または貴方 おもな口調:~だ、だな、だろう/~。~と思う/~か、~かな
《今を駆ける者》ダケン・ヴァルガー
 ルネサンス Lv15 / 魔王・覇王 Rank 1
「姓はヴァルガー、名はダケン。故郷は知れず、世間が呼ぶには流しの無頼。ま、よろしく頼むぜ」 「……って、駄犬じゃねぇ!?」 #####  狼系ルネサンス。  若い頃から正々堂々、スジを通して道理を通さぬ荒くれ者として世間様に迷惑をかけてきた年季の入った無頼。  本人は割とイケていたつもりだったが、ある時襲った貴族の娘から 『獣臭い』『薄汚い』『さっさと死んでくれないかな?』  と容赦ない口撃を浴びて脱落(リタイア)  一念発起して系統立った悪の道を修めるべく、学園の門を叩く。 ◆性格・趣味嗜好  一言で言って『アホの二枚目半』  前提知識が足りない系アホの子で脳筋単細胞。悪人ではないが、パワーオブジャスティス。  ひらめきや発想は普通にあり社交性も悪くないため、決められる場面では最高に二枚目。  いざという時以外は基本三枚目。足して二で割って二枚目半。  脱ダサ悪党を目指して清潔感は増したが、服装センスが致命的でやっぱりダサ悪党。   ◆外見補足  顔立ちは濃いが造りは悪くなく、黙って無難な服を着ればワイルド系イケメンおっちゃん。  服装センスの悪さは『イモっぽい』『田舎もの』といった類。  気合が入ると脱いじゃう系の人。
《ゆうがく2年生》御影・シュン
 ルネサンス Lv11 / 黒幕・暗躍 Rank 1
おおっ!貴殿…初めましてでござるな!? しかも拙者と同じく新入生と見える! これは自己紹介といくでござろう! 拙者は御影・シュンでござる!あ、「ミカゲ」が苗字でござるよ。 種族は見ての通り祖流種…ルネサンスで、専攻は黒幕・暗躍科でござる! 敵地に忍び込んでの情報収集や、嫌いなあんちくしょうの闇討ちはお任せあれでござるよ! ……あ、物騒でござったか? そうでござるなー…居なくなったペットの捜索とかも請け負うのでござるよ!犬いいでござるよね!なんか親近感湧くー! 細々とした依頼は是非、拙者を頼って下され!…成功報酬は頂くかもしれないでござるがね? 拙者、ご学友の皆と比べるとちょーーっと歳が行っているでござるが、仲良くしてくれると嬉しいでござる! ◆プロフィール 狼のルネサンス 身長176cm 赤味がかった茶の短髪 素早く動く事に特化したしなやかな筋肉を持つ 顎と口元にかけて刀傷の跡が残っている 性格は明るく、社交的 表情がころころと変わり、喜怒哀楽もやや大げさに表す ただし人によっては、その感情に違和感を覚えるかもしれない 実は「ござる」口調はキャラ付けの意味で使っている ボロが出ると標準語になる 「シノビも客商売でござるからね~。キャラ付けは、大事。」 ※アドリブ歓迎でござるよ! ※フレンド申請も歓迎でござる!
《模範生》レダ・ハイエルラーク
 ドラゴニア Lv16 / 黒幕・暗躍 Rank 1
将来仕えるかもしれない、まだ見ぬ主君を支えるべく入学してきた黒幕・暗躍専攻のドラゴニア。 …のハズだったが、主君を見つけ支えることより伴侶を支えることが目的となった。 影は影らしくという事で黒色や潜むことを好むが、交流が苦手という訳ではなく普通に話せる。 ◆外見 ・肌は普通。 ・体型はよく引き締まった身体。 ・腰くらいまである長く黒い髪。活動時は邪魔にならぬよう結う。 ・普段は柔らかい印象の青い瞳だが、活動時は眼光鋭くなる。 ・髭はない ・服は暗い色・全身を覆うタイプのものを好む傾向がある。(ニンジャ…のようなもの) ・武器の双剣(大きさは小剣並)は左右の足に鞘がついている。 ◆内面 ・真面目。冗談はあまり効かないかもしれない。 ・立場が上の者には敬語を、その他には普通に話す。 ・基本的に困っている者を放っておけない性格。世話焼きともいう。 ・酒は呑めるが呑み過ぎない。いざという時に動けなくなると思っている為。なお酒豪。 ・交友は種族関係なく受け入れる。 ・伴侶を支えるために行動する。 ◆趣味 ・菓子作り。複雑な菓子でなければ和洋問わず作ることができる。
《不屈愛の雅竜天子》ミサオ・ミサオ
 ドラゴニア Lv18 / 魔王・覇王 Rank 1
「ミサオ・ミサオ。変な名前だろう。 この名前は誰よりも大切なあの子からもらったんだ。」 名前はミサオ・ミサオ。無論本名なわけがない。 外見年齢は20代、本年齢は不明。 本人曰く100越えてんじゃないの、だとか。 職業はギャンブラー。 学園に入る前は彫刻師、薬売りなどいくつか手に職を持っていた。 魔王コースを選んだのは、ここが楽だと思ったからだそうだ。 遠慮なくしごいてくれ。 性格はマイペースで掴み所がなく飄々としており、基本滅多に怒ることがない。 面白そうなことや仲の良い友人が居れば面白そうだとついて行き、 好きな人や大切な人にはドロドロに甘やかし、自身の存在を深く刻み付け、 飽きてしまえば存在を忘れて平然と見捨てる外道丸。 いい子には悪いことを教えたり賭け事で金を巻き上げ、 そして悪友のオズワルドや先輩先生にこってり絞られる。 恋愛したい恋人欲しいと言っているが、一途で誰も恋人を作ろうとしない。 たくさん養ってくれる人大好き。 趣味は煙草と賭け事。 特技は煙草芸、飲み比べ、彫刻。
《新入生》ウェルカ・ラティエンヌ
 アークライト Lv15 / 王様・貴族 Rank 1
■身長:152cm ■実年齢:14歳 ■髪形:腰までのストレートロング ■容貌:ややたれ目気味の目元の、大人しそうな容貌の美少女 ■体型:身長は小柄ながら、バストやヒップはかなり大きく、非常に発育は良いが、ウェストや手足等は細めの、極端な体型 ■性格:基本的には内向的で大人しく、穏やかな性格だが、金銭面には非常に厳しく、利害が絡むと冷酷になる面も ■コンプレックス:桁違いに豊満な上、未だに発育途上の胸/[誕生日]の時点で、既に120cmに届くとのこと ■体質:体重が増えるときは、その殆どが胸に集まり、痩せるときは他から痩せるタイプ ■服装:背中の開いたドレス/色は特に決まっておらず、気分次第で変えている ■特技:経営・商売に関連する豊富な知識/一通りの礼儀作法/実は家事全般
《自称「モブ」》チョウザ・コナミ
 ヒューマン Lv34 / 村人・従者 Rank 1
「よーこそお出ましゆーしゃ様。 ザコちゃんの名前?…あー、チョウザ・コナミ。 お気軽気楽に『ザコちゃん』って呼んでくれていーよぉ? 面倒だったらこの記憶はまとめてポイして経験値にしたって、 全然丸っと了承了解?」 「ゆーしゃ様の近くでただ在るだけがザコちゃん。 モブへの用件ならいつでも呼びつけ招いちゃってよ。 何かの名前を呼び続け連呼とか?森の浮浪者とか? はたまた魔物に狙われ襲われな第14人目位の村人とかぁ?」 ■■ 名前:蝶座 小波(自称 身長:176cm 実年齢:20歳(自称 瞳の色:エメラルドグリーン 髪色:カラフルなメッシュ入りのマゼンタ 肌色:魚の文様が頬にある日本人肌 髪の長さ:編まれ端を結んだロング その他外見特徴:古びた布の服に大量の装飾品。 常に腰か手元に携帯する水煙草の瓶は『預かり物』だとか。 頭や腕に謎の斑模様で派手なスカーフを巻く。 一人称:ザコちゃん・(ごく稀に)あーし 二人称:『ゆーしゃ様』等の平仮名表記の立場+様 特徴+様、(稀に)名前+様 他 呼称:「ザコちゃん」呼びを望む。 「モブ」も反応するが、それ以外だと気づかない事が多い。 口調:投げやりで適当な話し方。敬語は一切使わない。 似た言葉や語感を繰り返し、まるで言葉遊びのように話す。 口先は冗談とでまかせ、ノリとハッタリで構成される。 貴族や東の国関係に妙な嫌悪を持つ。 魔法を扱う気は微塵も無いとか。 他者からの詮索、視線、物理接触、色恋話を避ける節がある。

解説 Explan

●目的
 闇焼肉で闇焼肉マスターに勝利して下さい。
 勝利すれば、美味しい焼肉を奢ってもらえるかもしれません。

●闇焼肉
 お互いに用意した食材を焼き合い、それを相手に食べさせるゲームです。食材は『食べられるもの』であり、『鉄板の上で焼けるもの』であれば、何でも問題ありません。(ただし、珍しい食材は用意出来ない可能性があります)
 タレは前もって用意した好きなものを使えます(液体であれば何でも可)。暗闇の中で食材を判別出来れば、食材によって使い分けることも出来るでしょう。
 PCが持ち寄る食材の数は、一人につき三つです。タレの数に上限はありませんが、あまりに多いと持ち運ぶことが出来ません。
 自分もしくは相手が食材を食べ始めた時点で、相手もしくは自分も食材を食べなければなりません。
 相手の食材を食べきれず、先にギブアップした方が負けになります。しかし今回は食材の数が決まっているので、特例として、お互いにすべての食材を食べきる『引き分け』が存在します。
 通常の闇焼肉は一対一で行われますが、今回は特例として、闇焼肉マスター対PC達の団体戦となります。先鋒から大将まで闇焼肉マスターと一対一で対戦し、最終的にPC達の勝利数が闇焼肉マスターの勝利数を上回っていれば、PC達の勝利となります。
 闇焼肉マスターは大食漢です。


作者コメント Comment
 こんにちは、こんばんは、くそざこあざらしです。
 フトゥールムであれば、どんなクラブ活動があってもおかしくない――。ということで『闇焼肉クラブ』です。
 食べられなかった食材は闇焼肉クラブの部員がすべて美味しく頂きますので、安心してご参加下さい。

 それでは、皆様のご武運をお祈りいたします。


個人成績表 Report
鳥珠・菖蒲 個人成績:

獲得経験:18 = 15全体 + 3個別
獲得報酬:360 = 300全体 + 60個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【目的】
皆に美味しい物を食べて貰いたい

【行動・心情】
闇焼き肉…つまり手料理ですのね?
わっちは、ゆうがくの皆を我が子の様に思っております
今日は皆に美味しい物を振る舞わさせて頂きますわね?

とはいえ、わっちは料理は初めて

でも、ただ焼くだけならいけますわよね?
えっと、食べやすく切って…イタッ
指を切ったでありんすー!
…でも、頑張らなきゃ…イタッ…イタッ

あとはあの美味しいのはなんて名前だったか
確か油だった気が

とりあえず油を下さいって言えば伝わるかしら?

すみません、油を下さい

ということで、わっちが用意したのは

油揚げに胡麻油でありんす!

あ、つけるタレはまだあって…

重油にする?
軽油にする?
それともは い ゆ?

メルヴィナ・セネット 個人成績:

獲得経験:18 = 15全体 + 3個別
獲得報酬:360 = 300全体 + 60個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
◆目的
闇焼肉で勝利する。いざ決戦の地、第九校舎へ

◆行動
個人で勝つよりも闇焼肉マスターの力を削るのを優先
全体で勝てればいいからな。ただ私も負ける気はないぞ。引き分けを狙う
※戦う順は前半希望

まずは「暗視順応」「視覚強化」で視界確保、暗闇対策を
食材の判別に活かし食べるタイミングを計る&闇焼肉マスターの食事時の勢いや動作に乱れがあるか確認。嗜好か何か掴めたら次の挑戦者(仲間)へ報告しよう

◆持ち物
タレ:醤油。あと水。水だ。液体ならOKというし不味い食材は水ですすぐ。ローレライ的に水で耐える。がまん
食材:骨の多い魚、水分が奪われる揚げ物、卵
卵はマスターが速攻用の食材を出した際の時間稼ぎ、カウンターでもある

ダケン・ヴァルガー 個人成績:

獲得経験:22 = 15全体 + 7個別
獲得報酬:450 = 300全体 + 150個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
ゲテモノ系は食い物に失礼…という持論から真っ向勝負。
満腹感&食べにくい系でギブアップを狙う。
できれば皆の援護も兼ねて最初の方で挑戦を

●好み・苦手など
健啖家。やや悪食なくらいで好き嫌いなし
唯一の弱点は猫舌(犬舌?)

●持参タレ(自分たち用)
・レモン汁(辛味・濃味対策。泳がせれば大体サッパリ食える)
・カレー(匂い対策。カレーにしてしまえば食えぬものはない)

●食材
1干し肉一塊
(乾物なので水分を取ると膨らみ、見た目以上に満腹感が…)

2干し葡萄
(要は『焼きレーズン』。乾物で腹の中で膨らむ&摘まんで食べるが面倒)

3蟹
(要するに焼蟹…旨いけど、蟹用スプーンは付属しません。キミは食べきることができるか)

御影・シュン 個人成績:

獲得経験:18 = 15全体 + 3個別
獲得報酬:360 = 300全体 + 60個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
合言葉は…「学園長は合法ロリ」
いや何でござるかこれ?


この勝負…拙者は心理戦と見たでござる
自らが差し出した食材の適切なタイミングは重要な情報
そこを活用するでござるよ…!

拙者が用意するは…加熱調理用の牡蠣!値引きされた豚肉!そして値引きされた加熱調理用の牡蠣!良い子は中心温度と加熱時間に注意して食べてね!
豚肉は激辛ハバネロソースで漬込んでおくでござる

暗視順応、視覚強化
嗅覚強化、危険察知
拙者の技術全てを用いて食べるタイミングを見極めるでござる
いやはや、お腹痛いの嫌でござるよねっ!

この手法、引き分けの可能性は高い
しかしこれは団体戦…!
後半に行くほど拙者達の仕掛けた罠の作動確立が上がるでござるなぁ?!

レダ・ハイエルラーク 個人成績:

獲得経験:18 = 15全体 + 3個別
獲得報酬:360 = 300全体 + 60個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
◆目的
完食
交流

◆使用技能・道具
精密行動Ⅰ
味覚強化Ⅰ
暗視順応Ⅰ
危険感知Ⅰ
料理Lv3
調理道具

◆持ち込むタレ

醤油
カレー粉(存在しなければオリーブオイル)

◆プレイング
・【精密行動Ⅰ】で寸分の狂いなく淡々と食べる
・【暗視順応Ⅰ】と【味覚強化Ⅰ】と【危険感知Ⅰ】で危なそうな部分を分け、後半に食べる
・後半に食べる事で食べている間に焼かれ、問題なく食べ進められる筈
・【料理Lv3】なので基本的に好き嫌いがなく、辛さも問題ない
・【調理道具】は役立つかもしれないが、授業的にNGなら削除推奨
・持ち込む食材は【するめ】【硬せんべい】【牛のモモ肉】

◆備考
牛のモモ肉はステーキ状にすると非常に噛み切りにくくなる

ミサオ・ミサオ 個人成績:

獲得経験:18 = 15全体 + 3個別
獲得報酬:360 = 300全体 + 60個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【心情】
オレぁギャンブラーだ。
闇鍋なり闇焼肉なり、こういった駆け引きは得意分野でねぇ。
だが、せっかく学園初の「ぱーちー」ってやつに参加するんだ。
オレのせいでぱーちーをおじゃんにはしたくない。
のんびりゆっくり、楽しませてもらおうかねぇ。

【持ちこみ】
オレぁ海鮮物を持ってきたよぉ。
タコにサザエ、そして海のミルクと言われる牡蠣の3点だ。
2、3点目は特に気を付けなきゃいけねぇ。
こいつぁ焼き加減によってはあたる危険性があるからね。

【行動】
もし牡蠣が原因で倒れる人、他の食物を食べて倒れる人のことを考えて
厚手の布で布団をかけて休ませましょうかね。
そんで、ことが終わったら保健室にでも連れていきましょかねぇ。

ウェルカ・ラティエンヌ 個人成績:

獲得経験:22 = 15全体 + 7個別
獲得報酬:450 = 300全体 + 150個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
成程、面白そうな競技ですわね。

持ち込む品は[超激辛チキン][グラブジャムン][塩蔵鱈]ですわ。
どれも、非常に偏った味付けの品ですので、此方で[部長様の味の好み]を探りましょう。
判明しましたら、[依頼主様]を含む他の皆様にお伝えさせていただきますわね。
[出す順番]は上記の通りですわ。

焼き時間は、最低限火の通る[10~15分]を目途に。

[食べる方]は[カレールー]と[塩だれ]を持ち込みますわ。
まず最初に少し食べてみて、[食べられそう]か[カレーが合わなそう]なら[塩だれorそのまま][苦手そう]なら[カレー味で誤魔化す]形ですわね。
[出す方の品]が外れても、食べきって引き分けに持ち込みたいですわ。

チョウザ・コナミ 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:45 = 15全体 + 30個別
獲得報酬:900 = 300全体 + 600個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
面白そうな催し企画に混ざるモブであった。
タレ?いらない。

食材一つ目はお魚。ほら、ザコちゃん好きだし。
おいしーとこ集めといたザコちゃんを褒めてくれていーよぉ。
二つ目は野菜?教室で掲示板の課題に出てて面白いなーって思って。
若干聞きかじった範囲で弄っといた。おいしいのかはしらないけど。
三つ目はチーズステーキ的な。お…誰かにこういう系統の後に乳製品は食べちゃダメーって聞いたから、試してもらおうかなーって。勝手に。
…なんでなんだろーねぇ?

バナナのお話聞き拝聴する限り、火を通した方が手間取りもたつきな可能性あるし、全部すぐ食べとこ。
しんどくても【忍耐】力で堪えといて、なるべく余裕な【ハッタリ】かますねぇ?

リザルト Result

 暗闇に充満する油のにおい。
 鉄板のフチからわき立つオレンジの炎。
 日暮れ、8人の生徒達は闇焼肉に挑む。
「闇焼肉たぁ面白れぇ! まずはこの俺が相手だ! よろしく頼むぜ部長さんよぉ!」
 闇に足を踏み入れ、【ダケン・ヴァルガー】は『闇焼肉マスター』の前に座った。
 ダケンと鉄板を挟んで、マスターは笑みを浮かべる。
「君達が彼の代役か。さて、どうだろうな。彼よりは楽しませて」
「うだうだ言ってないで早く始めようぜ! ほらよ! 俺の最初の食材はこいつ! 『干し肉』だ!」
 と、ダケンは干し肉を置いた。
 油ではなく、脂のにおいが漂い始める。
「……ちょっと、待て。君は闇焼肉のルールを」
「相手の焼いたモンを食えばいいんだろ? 分かってるって!」
 いぶかしげな表情で、マスターも食材を置く。
 ――闇焼肉が始まったのだ。
「何とも良い匂いがするのでありんす! ダケンちゃんも部長ちゃんも、お料理が得意ですのね!」
「これを料理と呼ぶのにはやや抵抗を感じるが……2人とも肉を焼いているのは確かなようだ」
 立ち込めるにおいを嗅いで、【鳥珠・菖蒲】(ぬばたまの あやめ)と【レダ・ハイエルラーク】は呟いた。
 今はまともなモノが焼かれているが、これは闇焼肉。
 ただの食事ではなく、ゲームだ。
「『あえて言う』ってのは駆け引きとしてアリだがねぇ。ダケンはどこまで考えてるのか……」
「まぁー始まったばっかだし、とりあえず様子見的な感じじゃん? 深く考えなくてもいーと思うけどぉ」
 【ミサオ・ミサオ】と【チョウザ・コナミ】は対称的な意見を口にしながら、同じような悪い笑みを浮かべる。
「勝てるかどうかはともかく、健啖家であるダケン様であれば、必ずや出されたものを食べ切ってくれるはずですわ」
「きっとそうでござるな! それで少しでも、部長殿の手の内が分かれば!」
「……要するにダケンは生贄ということか。ひとばしら」
「そ、そういうつもりじゃありませんわよ!?」
「ま、まったくもって! 拙者もそんなことは!」
 【メルヴィナ・セネット】の言葉に【ウェルカ・ラティエンヌ】と【御影・シュン】(みかげ シュン)は焦る。
 そんな仲間達が見守る中、ダケンはレモン汁をつけて、最初の食材を口に運んだ。
「こいつぁ……『鶏肉』だな! 悪くねぇ! 俺の干し肉はどうだ? 炙られた赤身と溶け出した脂が最高だろ?」
「ふむ、確かに美味いな」
「さすがに食うのが早ぇな! じゃあ次だ!」
 ダケンが革袋から小さな粒々を鉄板に落とすと、甘いにおいが広がり――。
「さぁて、こいつは食べてからの」
「『干しぶどう』を焼いてるのはここかぁぁぁ!?」
 ――次の瞬間、扉が開かれた。
『……えっ!?』
 乱入者は干しぶどうを素手でかっさらい、去っていく。
 突然の出来事に、誰も反応出来ない。
「お、俺の干しぶどうが……」
「……悪いがこれはノーゲームだ、次の食材を」
「まぁ……しょうがねぇか! じゃあ最後のやついくぜ!」
 あっさり流して、ダケンは最後の食材を置く。
「これが闇焼肉か……。ダケンが最初で良かった。私だったらびっくりして、手が止まってたかもしれない」
 と、感心するメルヴィナ。
「拙者も恐らく……っていやいや! 今のは闇焼肉とか関係ないでござるよね!?」
「あちらの仕込み……というわけでもなさそうだ。この先も不測の事態が起こる可能性はあるか……」
 シュンとレダがそう言った直後、ダケンが叫んだ。
「うおぉ……!? こいつぁ……!?」
「ダケン君のは……『カニ』かな?」
「お、おう! 1番金かけた逸品だ! 不味いとは言わせねぇぜ? さぁ食い切ってもらおうか!」
「その台詞、そのまま返そう。この『3キロのステーキ』、食べ切ってもらおうか」
 マスターは生焼けのカニに手を伸ばす。
 それはつまり、ダケンは生焼けの肉塊を食わねばならないということ。
「上等だ面白ぇ! 食ってやろうじゃねぇか!」
(大胆でありんす!)
(うわぁーお。せくしー)
(これも駆け引きか、やるねぇ)
(……火の通りが甘いな。もっと焼くべきだ)
(見ちゃダメですわ……見ちゃダメですわ……!)
(な、なぜ脱いだでござるか!?)
(そうか。脱ぐと食えるんだな)
 炎に上半身を晒して、ダケンは肉を食らう。
「ダケン君は時間がかかりそうだ。ゲームを進めよう」
 カニの殻が、カランと音を立てた。
 マスターの早食いに全員が息を呑み。
 メルヴィナが手を上げる。
「次は私が出る」

 メルヴィナは『骨の多い魚』。
 マスターは『とうもろこし』。
「とうもろこしには醤油が合うものだ。モグモグ……」
 モグるメルヴィナを見て、チョウザはノリで言う。
「いいなぁー。ザコちゃんもモロコシたかったなぁー」
「そうか……。じゃあ半分はザコちゃんのために残そう」
「ほんとにぃ? やったぁ、じゃあ後でもらうねぇ」
「……君達は本当にルールを理解しているのか?」
「……忘れてた。このとうもろこしの粒も、マスターの命も、残り少ないぞ」
「急に怖いな! ……やっぱり何か勘違いしてるだろう?」
 メルヴィナに対し、マスターの食は遅い。
(毒とか盛ってないだろうな……?)
 やや、不安だったのだ。
「『ネギ』にも醤油が合うものだ。モグモグ……」
 2品目のネギも、メルヴィナは難なくクリアする。
 マスターも何とか、『イモのてんぷら』を平らげた。
 そして3品目、メルヴィナは『卵』を割って落とす。
「メルヴィナ君は卵か」
「食べる前によく分かったな。マスター」
「その動きを見ればな」
「卵も焼いて食べられる食材だ。目玉焼き」
「ああ、それも分かっている。問題はない」
「……そっちの食材は問題だな」
 視覚強化で見極め、メルヴィナはすぐにそれを皿に移す。
「『ショートケーキ』か、ちょっとびっくりした。でも、これならよゆっ……!?」
 小さなケーキを一口で食べて、メルヴィナは絶句した。
 ケーキが、辛い。
「『ワサビショートケーキ』だッ! 油断したなッ! メルヴィナ君ッ!」
 涙目で悶絶しながら、ほぼワサビの物体を水で流し込み、メルヴィナは席を立つ。
「大丈夫でござるか!? メルヴィナ殿!」
「みっふめれ、ひめひふる。気をふへろ。ばとん……たっひ」
「い、言いたいことは何となく分かったでござる! 後は任せよ!」
 メルヴィナと手を合わせ、次はシュンがイスに座った。

「ワサビショートケーキしかり! 『学園長は合法ロリ』という合言葉しかり! ちょくちょく焼肉と関係ないのでござるよ!」
 と、マスターを批判するシュン。
「確かにシュンの言うとおり、ワサビ入りのショートケーキなんざぁ、駆け引きもクソもないと思うねぇ」
 シュンの批判に、ミサオは乗っかった。
 シュンは声のする方を見て、にやりと笑う。
「貴殿は真の闇焼肉道を探求する者なのでござろう……!? それにしては『浅い』と思うのでござる! バナナ嫌いな者にバナナをぶつけ続けることしかり! ただデカい肉を出すことしかり! 闇焼肉マスターとはその程度なのでござるかぁ?」
「とんだ拍子抜けだぜ。オレぁこのぱーちーを楽しみにしてたのによぉ。これじゃ、ただの罰ゲームだ。センスが感じられないぜぇ、部長さんよ」
 シュンとミサオは『爆弾』を食べさせるために、マスターを挑発していた。
「ほう……ならば『地獄』を見せてやろう」
 シュンは『牡蠣』と『異常に辛い豚肉』。
 マスターは『イカ』と『チョリソー』。
 地獄とは程遠い食材に肩透かしを食らいつつ、シュンは余裕で平らげる。
 対照的に――マスターはやや苦しそうだった。
「おや……どうしたのでござるかぁ? 辛そうに見えるでござるなぁ」
「……なんでもない。早く……次の食材にいこう」
(これはもしや……ここで試合終了なのではござっ)
 と、ほくそ笑んだシュンの目の前に『バカでかい物体』が置かれる。
「『ドデカゼンマイ』だ……!」
「名前を聞いても分からないのでござる!」
「あ、ザコちゃんそれ知ってるかも。森に生えてるおっきなゼンマイだよねぇ?」
『ゼンマイ!?』
 数人が驚きの声を上げる。
 ダケンの肉とゼンマイを切ったそれは、ほぼ同じ大きさだった。
「安心したまえ、もう煮てある。さぁ、食うんだ」
 『変な臭いの牡蠣』を一瞬で平らげ、マスターは言う。
「い、言われずとも食べるでござるよ! ザコちゃん殿!」
「りょーかい。わんこ感あるルネサンス様達がモグモグしてる合間途中に、ザコちゃんの出番ってわけ」

(こいつは……ヤバいな)
 と、チョウザを前にしてマスターは思う。
 今までの経験からか、マスターには分かるのだ。
「さぁーてと、どーっれから焼こーっかなぁ。リクエスト的なのある? とか言いつつ、もう決まってるんだけどさぁ」
「……お手柔らかにお願いしたいな」
「だいじょぶだいじょうぶ、ザコちゃんやっさしぃーから。美味しいもの食べさせてあげるねぇ。じゃーまずは、ザコちゃんが大好きなお魚から」
 チョウザは『ただの魚』。
 マスターは『小さな何か』。
 それらが置かれた瞬間、チョウザは動いた。
「いっただきまーす」
「なっ……!?」
 ほぼノータイムで、チョウザは小さな何かを口にする。
「ほぉーう。このお肉系生臭さにぜつみょーな飲み込み難さは……『ミノ』かな」
「……正解だ」
「わぁーい。じゃなくてぇ、ザコちゃんのお魚も早く食べて?」
「わ、分かっている」
 震える手で、マスターは魚を口に運ぶ。
「んおぇッ! おぐッ……まッず……辛まッず……!」
 シュンの激辛豚肉で傷ついたマスターの口内に突き刺さっていたのは、魚の生臭さと謎の辛味。
「内臓(なか)に何か入れたな……!? おえぇ!」
「なんだろーねぇ? 最初から入ってたのかなぁ? ごめんねぇ。ほらほら、お口直しに次いこ?」
 さらに2品目。
「うん。『りんご』だねぇ」
「ま、また……!」
「ほらぁ、ザコちゃんのも食べて?」
 防御を無視したチョウザの速攻に、マスターは疲弊していた。
 マスターは震える手を動かし――。
「ほぎゃぁぁ! がらっ……ガラムっ! ワサビっ! ワサビぃぃぃ!」
「凄い声でありんす! ザコちゃんはお料理があんまり上手じゃないのかしら……? あっ、もしかして! 美味しすぎて叫んでいるのかしら!? けどいったい、ワサビに何を?」
「あれは恐らく……『砂糖』を使ったな。山葵に砂糖を混ぜると辛味が増すと聞いたことがある」
 菖蒲に説明するレダを見て、チョウザはにへらと笑う。
 マスターの口内はもうボロボロだ。
「ぐっ……だがっ! 負げるわげにばいがぬっ!」
「なぁーんかごめんねぇ? じゃあ、ザコちゃんは最後にこれ……って、何それ? 『うなぎ』?」
「『ヘビ』だッ! さぁどうする!? これも」
「あ、そっちか。……うっわまっず。味のしないガムみたい」
「バカなっ……!?」
 生のヘビをかじるチョウザ。
 手が止まるマスター。
 その『チーズステーキ』を食えば確実に、マスターは吐く。
「……ギブアップだ」
「金髪長髪の天使様、交代バトンタッチ」
 チョウザはヘビをかじりながら、ウェルカと入れ替わった。

「お疲れのところ申し訳ありませんが、続けさせていただきますわ」
 ウェルカは『辛いにおいのする何か』。
 マスターは『平べったい何か』。
 辛うじて食材を置いたが、マスターはもうギリギリだ。
(尋常ではない雰囲気……回復にはかなりの時間がかかりそうですわね。ここは当初の予定通り、焼き時間を見つつ……)
 と思い、ウェルカは振り向く。
「シュン様は……まだですわよね。ダケン様」
「げっふ……俺のことは気にすんな! 全部終わるまでにはぜってぇ食い終わるからよぉ!」
「ミサオ様、レダ様、菖蒲様、ご準備はよろしいですか?」
「オレぁいつでもいけるよぉ。オレの前に部長さんがぶっ倒れなかったらさ」
「同じく、下準備は終わっている。いつマスターがギブアップしようとも、問題はない」
「……あら? そろそろ、わっちの番かしら? 皆のお料理に驚きっぱなしで、うっかりしていましたわ」
(一応、聞いておいて良かったですわね)
 と、菖蒲の言葉を聞いてウェルカがホッとした次の瞬間。
「食べようか……ウェルカ君」
 マスターが動き出した。
「これは……『超激辛チキン』とでも言ったところか。ふふ、もう何も感じんがね……」
「……『ただの豚肉』ですか。これなら塩だれですわね」
 お互い平らげ、2品目に移る。
「ウェルカちゃんも……お料理がお上手なのかしら? うらやましいでありんす!」
 と、食材を置いたウェルカに聞く菖蒲。
「じ、自慢できるほどの腕ではありませんわ!」
「そうなのかしら? けど、わっちに比べれば……。わっちにも出来ると思ったのだけれど、食べやすく切るだけで、こんなに怪我をしてしまいましたわ」
「……この暗闇で切ったからではありませんか?」
「ああ、なるほど! さすがウェルカちゃんですわね! わっちより胸が大きいだけありんす!」
「む、胸は関係ありませんよね!?」
 菖蒲が胸と何をどう結びつけたのかは分からない。
「……ギブアップだ」
 その直後に、マスターがギブアップしたからだ。
『えっ!?』
「何だこのクソ甘いのは……。この状態でも分かるぞ……。ほんと何これ……」
「『グラブジャムン』というお菓子ですわ。部長様のは……『鶏肉』でしょうか? 美味し……」
「『カエル』だ」
「……聞かなかったことにしておきますわね」
 複雑な表情をしながら、ウェルカは席を立った。

「よくここまで1人で食べ進められたものだ。もはや味覚は正常ではあるまい。それに、腹もな。グラブジャムンを食べ切れなかったのは、胸焼けと腹痛のせいだろう?」
「……君は医者か?」
「菓子作りが趣味の者だ」
「どういうことだ……」
「悪いが、ここでとどめを刺させてもらう」
 と、レダは『するめ』を置く。
 レダは顎にダメージを与え、とどめを刺すつもりだ。
「かたいぃ……」
「『エビ』か。これなら塩で十分だな」
 レダの2品目は『硬せんべい』。
 フォークが刺さらないので、マスターは素手で食う。
「かたいぃぃ……。なにこれ……食べ物……?」
「無論、本来であれば汁物に入れるようなモノだがな。こちらは『ちくわ』か。中に芥子が詰め込まれいてるようだが……ふっ、悪くはない」
 かなり余裕のあるレダと、満身創痍のマスター。
 この時点で、勝敗は決していたようなものだった。
 が、決め手は3品目だった。
「なんだこれ……これは食べ物じゃないだろ……」
「『牛のもも肉』……じゃないな。待て。食べようとするな。それは私の『泡だて器』だ」
「泡だて器……? なんで泡だて器が……」
「こちらが聞きたいぐらいだ、いつの間に盗ったんだ? ……そちらの『サソリ』はすでに完食した。……もうギブアップしたらどうだ?」
「ああ……」
 レダに言われるがままに、マスターはギブアップする。
 それを見て、ミサオはため息をついた。

「おいおい……オレぁもっと楽しめると思ってたんだが……。闇焼肉マスターとやらが、こんなもんだったとはねぇ。ちょっとガッカリだ。ま、安心しなよ。オレぁ大したモン持ってきてねぇからさ」
 と言いつつ、ミサオは『丸ごと1匹のタコ』を置く。
 誰がどう見ても、ミサオはマスターを潰すつもりだった。
 だが――それはマスターも同じ。
「ミサオ君……だったか。君には……地獄を見せると言ったな」
「へ?」
 あの言葉は、シュンに向けたモノではなかった。
 マスターは缶詰を手にして――。
「この世で最も臭い食べ物……」
 ――地獄のふたを開く。
「これが『発酵した塩漬けのニシン』だ」
『ぐぉぉぉぉ!?』
 あまりの臭いに、ほぼ全員が絶叫した。
 鉄板で熱されて、塩漬けのニシンはさらに臭いを増す。
「さぁ食べたまえ! ミサオ君!」
「おいふざっ……おえぇ! おえぇぇ! それ焼くのやめてくれ! オレの負けでいいからさぁ! おえぇぇ! お……あっ」
「ミサオ……とひゅん……しゅ……シュンが気絶し……た。ダケン……ダケンが息をしてない……。誰か回復……を。私も長くは……持たない」
「ほっはぁー。わんこ感あるふはっ……。あ、ザコちゃんもムリ」
「ウェルカも倒れたぞ……。俺も……。これは不味い……な」
 取り巻きの部員も気絶するほどに、その臭いは凄まじかった。
 メルヴィナとチョウザとレダは辛うじて耐えていたが、長くは持ちそうにない。
 阿鼻叫喚を聞いて、マスターは叫ぶ。
「これで私の勝ちだ! 闇焼肉は最後まで――」
「確かに臭いは酷いけど……味はまぁまぁ美味しいのでありんす!」
 倒れたミサオの横で、菖蒲がそう言った。
「なぜ……だ!? なぜ立っている……!?」
「なぜ……と言われても、次はわっちの番ですわよ? わっちも皆に美味しい料理を食べてもらいたいのでありんす!」
「そういうことを聞いてるんじゃない!」
 困惑するマスターの前で、菖蒲は『油揚げ』を取り出す。
 愛情という名のごま油に浸していた油揚げ。
 その油揚げを菖蒲が鉄板に置いた瞬間、デカい炎が上がった。
「ひぃっ! いったい何を置いたんだ!?」
「油揚げにごま油でありんす! あっ、つけるタレもちゃんと持ってきましたわよ!」
 と、菖蒲は3つのボトルを持ってくる。
 その中身は重油と軽油と廃油。
「きゃっ!」
 3種類のタレが、ミサオでつまづいた菖蒲の手から、燃え盛る油揚げに投げ込まれた。

 ――後日、焼肉屋にて。
「いやもう、光が眩しすぎるよ。焼肉うめぇ……」
「あぁ! やっぱ普通の焼肉はうめぇな!」
「このお肉はどうやって焼けば良いのかしら? レダちゃん」
「ネギタン塩か……これはネギを上にして片面だけ焼くんだ」
「しっかし、危なかったでござるな!」
「ああ。先生が来なかったら、たぶん死んでた」
「そうですわね……。先生が駆けつけてくれなければ……」
「まぁまぁ、生きてりゃオール了承了解じゃん?」
『……しかしまさか、休部になるとは』
 普通の焼肉を楽しみながら、8人は声を揃えて言った。
 闇焼肉クラブは休部になったのだ。
 その理由は火事――ではなく、塩漬けのニシンの臭い。
 部室はしばらく使えなくなり、マスターは『反則負け』となった。
「な? やっぱ普通の焼肉の方が良いだろ?」
「……そりゃそうだろ」
 焼肉屋の隅で、焼肉屋の息子に聞かれたマスターはそう答えた。



課題評価
課題経験:15
課題報酬:300
第九校舎ノ闇ト戦ウ者
執筆:くそざこあざらし GM


《第九校舎ノ闇ト戦ウ者》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《不屈愛の雅竜天子》 ミサオ・ミサオ (No 1) 2019-03-10 00:07:13
やぁ、こういうのには参加するのは初めてでねぇ。
ご挨拶させとくれ。
俺はミサオ・ミサオ。魔王・覇王専攻の新人さんだ。
よろしく頼むよ。ところでこれは何をすればいいんだっけか?
(煙管でぷかぷかしながら)

《新入生》 鳥珠・菖蒲 (No 2) 2019-03-10 00:32:10
お初お目にかかります。
芸能・芸術コース、黒狐のルネサンス、鳥珠 菖蒲(ぬばたまのあやめ)と申しますわ。

まぁ!料理ですわね!(料理ではない)
わっち、心を込めて料理させて頂きますわ!(何度も言うが料理をする場では無い)

え、料理経験?
ほとんど無いでありんす♪
ふぃーりんぐでなんとかするでありんす!

(PLより)
ぽんこつざんねぇちゃん故、100%の善意で闇焼き肉に参加する人の心を抉りに来ました☆
よろしくお願いします!

《今を駆ける者》 ダケン・ヴァルガー (No 3) 2019-03-10 08:02:20
焼肉と聞いて駆け付けた魔王・覇王専攻のダケンだ。
料理経験は野郎メシくらいだが(一般技能なし)、焼肉ならまぁなんとかなるだろ。

一.好きな食材を持ち寄る。
一.焼く。
一.相手の焼いた肉を食う。

簡単だな!
(※ゲテモノ系では攻めないと思います、タブン)

《新入生》 ウェルカ・ラティエンヌ (No 4) 2019-03-10 11:46:52
皆様、初めまして、もしくはご機嫌良う。
王様・貴族コース専攻のウェルカ・ラティエンヌと申します。
宜しくお願い致しますわ。

『食べられるもの』且つ『鉄板で焼けるもの』を持ち寄って『相手に食べてもらう』、『ギブアップしたら負け』ということで良いのですわね?
今のところ検討しているのは、「しっかりと火を通せば美味しいが、半生だと食べられない品([インゲン豆][鶏肉]等)」か「極端な味付けの品([激辛○○]等)」あたりですわね。
ある程度「酷い手段」を採って良く、且つ他の案が重なりそうでしたら「[洋酒たっぷりのパウンドケーキ]の様な[アルコール性の強い品]で酔い潰す」という方法も視野に入れておりますが、[部長様]の年齢が解らない以上、[別の問題]が発生する可能性が有りますから、難しいところですわ。

もう少し、検討してみますわね。

《不屈愛の雅竜天子》 ミサオ・ミサオ (No 5) 2019-03-10 13:30:40
あぁ~そういうことだったのね。
つまり鉄板で焼けるもので、相手がギブアップするように仕向ければいいんだねぇ。
闇焼肉というのもあって、暗闇だし外見的に食えねえってものは意味がなさそうだ。
ギャンブルが得意な自分はこういう駆け引きは好きだが、
…とはいえ、せっかくのパーチーをおじゃんにはしたくないねぇ。

ならばオレぁ、海鮮物を持ってこようかねぇ。
特に牡蠣が美味いんだよなぁ。(悪意ある笑顔を見せながら)

《新入生》 メルヴィナ・セネット (No 6) 2019-03-11 20:56:32
闇焼肉が楽しそうなので参加した。
賢者・導師コース専攻のメルヴィナ・セネットだ。宜しく。


どう勝負するにしてもルールの範囲内なら大丈夫だろう。きっと。
ただ、こちらが出来る事は、同時に闇焼き肉マスターも出来ると思っていい。
真似されたら困る方法、食材は勝負するタイミングに注意したいな。

私は食べにくい食材を持っていこう。(骨の多い魚、のどが渇く揚げ物など)
闇焼き肉マスターの舌か味覚を疲れさせるのが目的だ。
これは団体戦。全体での勝利数が多ければいい。
ならいっそ私が勝てずとも次につなげればいいからな。戦う順番もできれば前半希望だ。

……まあ、ただで負ける気はない。引き分けも狙うし「一方が食べ始めると同時に、もう一方も食べ始めないといけない」というルールを利用して、生卵も持ち込んで動揺も誘う。目玉焼き勧めてくる。

《新入生》 ウェルカ・ラティエンヌ (No 7) 2019-03-11 21:48:56
メルヴィナ様の前半希望、了解ですわ。

成程、「団体戦」ですから、チームプレイ重視も有りですわね。
「[前半]の人が、兎に角[位に残るもの]を大量に食べさせる」という方法は有効だと思いますわ。
今回ですと、「此方は個別に食べる」「相手は部長様お一人」ということから、「連携による仕掛け」であれば、「此方は出来るが、相手は使えない形」ということになりますわね。

此方も、「何とか食べきって引き分けに持ち込む」を重視しつつ、上手く引っかかってくれれば勝てる、という形になりそうですわ。
先述の「極端な味付けの品」を三種類、全て「違うベクトルの味付け([激辛][だだ甘][強酸味]あたり)」で持ち込んで、どれか「部長様の苦手な味付け」にヒットすれば、という形ですわね。
その上で、「苦手な味付け」が判明しましたら、皆様にお伝え出来る様にしておきますわ。
相手にも同様の方法を使って「探られる」危険は有りますが、此方は「情報を共有出来る」のに対し、相手は「個別に探る必要が有る」&「[バナナ]の一件を見る限り、元々使っている手の可能性が有る」ことから、デメリットは低いと思いますので。

《新入生》 ウェルカ・ラティエンヌ (No 8) 2019-03-11 22:54:56
済みません、誤字が有りましたわね。
×[位に残るもの]→○[胃に残るもの]ですわ。
失礼致しました。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 9) 2019-03-12 01:25:51
面白愉快な気配を感じて滑り込んできたザコちゃんであった。
ザコちゃんはザコちゃん。見た目通りに棒振り回したり喋ったりするモブだったりする存在。
今回は個々で一人に立ち向かう形式だから、あんまり課題中に関わることは無いかもだけど、またよしなに。

(第六感Ⅰで何となくこれまでの流れを察知しつつ)
ふんふん、皆が持ち込むものが一番効果的に炸裂爆裂できるよーに、協力できたらなーって流れ?
とりあえずザコちゃんはねえ、なんか個人的に好きなものとか面白いもの持ってくつもりではあるけど。
どれ位の順番で提出すればいいとかあるのかなぁ。そーいう頭の回転はモブなので実装されてないんねぇ。
((匂いの強いものと辛いものを合わせて、短期的に味覚と鼻を不快感に染め、後々胃腸を潰す気でいます。))

ってかさ。ザコちゃんそのへんちょっと微妙あやしーんだけど。
この持ち込む『食材』って、ほんとに食材じゃないと許されな案件?
いや、食べられるものはきちっと持ってき持ち込みなんだけど。
…なんてーか、ある程度の加工は許されるかなーって。何かを塗るとか、挟むとか。
それかほんとに食材をでーんって準備しないとなのかなー的な。

《新入生》 ウェルカ・ラティエンヌ (No 10) 2019-03-12 14:39:18
>食材
確かに、この書き方ですと微妙ですわね。
ただ、「焼肉」自体の中に「漬け込み肉」の様な「元々加工して、味をつけてある品」が有りますし、例えば「[ソーセージ]は加工品に含まれますか?」といった問題もありますから、「塗る」「挟む」等や「最後に[鉄板]で焼いて仕上げる[調理済みの品]」は、問題ないと思いますわ。
おそらく、且つあくまで私の認識ですが、この様な感じではないでしょうか?

・普通に食べられる食材:○
・調理・加工済みの品:○
・怪しい加工が施された品:△
・食べられない品:×

「怪しい加工」は、例えば「普通はつけない食材に[からし]を塗る」等であれば「故郷や知人の店の名物」等と言い張ることで「調理」と認められそうですが、「毒物を塗る」等の「本当に食べられなくなる加工」ですと通らない、と思いますわ。


その上で、[辛いもの]はチョウザ様もご提供下さるみたいですし、此方を「異常に塩辛いもの」に変更するか、少し検討してみますわ。
結論が出ましたら、御報告させていただきますわね。

《ゆうがく2年生》 御影・シュン (No 11) 2019-03-12 23:50:01
アイサツ遅くなって申し訳ござらん!
拙者、黒幕・暗躍科専攻…御影・シュンと申すでござる!

拙者は「暗視順応」やら「嗅覚強化」に「視覚強化」、ついでに「危険感知」等で食べられるタイミングを計ろうと思うでござる。
そう、これは心理戦……よーーーく火を通さないと危ない食材を持っていく心算でござるよ!食中り、怖いでござるよね……ふっふっふ。焦げるのもまた嫌でござるし。
効果が出る事も考えて、拙者早めに行きたいのでござるが…良いでござろうか?

拙者も、やろうと思えば激辛にも出来るでござるよ。一応ソース、持ち込んでおくでござるね。

《新入生》 鳥珠・菖蒲 (No 12) 2019-03-13 00:19:42
あ、何を出すか書いた方がいい流れですわね?

わっちは油揚げに胡麻油をつけてもらうつもりでしたわ。

油揚げも胡麻油も大好きなんですもの!
きっと一緒にしたら美味しいですわよね!

【PLより】
油揚げは勿論油抜きなんてせず、たっぷり油をつけて食べて頂きます。
胸焼けは必須という代物にしようかと思ってました。

個人的にはスイカと胡麻油にしようか迷ったんですが、スイカは時期外れで用意出来ない可能性があるかと思い。

辛いものであれば水分を取る事必須。
水と油は相性が悪く必ず戻すかと。

時間差でリバースさせてやんよ(荒ぶる鷹のポーズ)

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 13) 2019-03-13 02:01:21
ふんふん、食べられるものに食べられるもの挟んだり乗せたりするだけだし、許されっかな。
ザコちゃん全部面白さと愉快さと興味で選んでっしセーフじゃん?たぶん。

わんこ感あるルネサンス様の辛いソースいーなぁ。まさか使い活用な事になるとは思わず買わなかったんだよねぇ。

てか、ルほんとに辛いものにするんならザコちゃん、わんこ感あるルネサンス様の次の番のが良さげ?
ザコちゃんの三つ目の食材、乳製品なんだけど。
辛いものの後には絶対食べんじゃねーぞぉ?って、お…なんとなく聞ーたことがあって。
効果は重ねたほーが、面白いことになる可能性をぼんやり感じみじゃん?
保証?ないけど。
((辛味成分の強い物の前に乳製品や牛乳等を食べると胃への防護効果がありますが、
逆に極端に辛いものの後に乳製品を食べると胃腸に成分を押し付けてしまってえらいことになります。
救急車で胃洗浄の事例もあります。))

んでもって、締切は今日中だかんね?
プランの書き忘れは無いよーに、今決まってる時点でも書くのは忘れないよーに。
あと、持ち込む食材はきちんと三つ用意してー、自分用のタレいるならそれも書いてー、ねぇ?

《模範生》 レダ・ハイエルラーク (No 14) 2019-03-13 08:28:52
挨拶を忘れていた…失礼。レダという。
闇焼肉…ということだが、持ち込む食材は噛みにくいものにしていこうと思う。

技能は淡々と食べられるようなもので行くつもりだ。感知系もな。

《新入生》 ウェルカ・ラティエンヌ (No 15) 2019-03-13 18:17:33
注意喚起、有難う御座いますわ。
此方は一応、昨日の時点で提出済みですが、先程調整を入れて参りました。

「辛み」は重ねる方向の様ですので、此方は維持することとしまして、少々内容に不満の有った[酸味]を、先述の[塩辛さ]に変更して参りましたわ。
提供する予定の品は、此方の3品ですわね。

1:激辛チキン
・[鶏もも肉]を、大量の[ハバネロ(無ければ[唐辛子])]に漬け込んだ品
・大量の[粉唐辛子]が塗してある

2:グラブジャムン
・[揚げドーナツのシロップ漬け]の事で[世界一甘い菓子]と言われる
・材料は、普通の[ドーナツ]と[シロップ類]の為入手は容易

3:塩蔵鱈
・保存用に塩に漬け込んだ鱈で、西洋では一般的な食材
・通常は[塩抜き]して食べるが、所によりそのまま使う場合も有る


それでは、宜しくお願い致しますわ。

《ゆうがく2年生》 御影・シュン (No 16) 2019-03-13 22:56:24
あっ…見落としていたのでござるが、ミサオ殿と持っていくもの被っちゃっているでござるね…!申し訳ござらぬ…!!
ううむ、ちょっと今からでは他の食材を用意するのは難しいでござるから…そのまま持って行こうと思うでござる。
それに、数打ちゃ当たるって良く言うでござるよねー。色んな意味で!はっはっは!

激辛ハバネロソースを仕込む…もとい漬込んだ食材も用意しているでござる。
この戦…勝とうな…!でござる。改めて、皆々方よろしくお願い致す!

《不屈愛の雅竜天子》 ミサオ・ミサオ (No 17) 2019-03-13 23:38:28
あら、確かに被ってるね。
それでもいいじゃないかぁ。食あたりの確率が上がるわけだしね。
わーい、オレたちおそろーい。(やったぁ!と手を上げてる)

あと数十分、みんなぁよろしくねぇ。