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無人島に何か1つ持っていくとしたら?


ストーリー Story

 ――とある休日。
「無人島でサバイバルするとしてさ」
「うん」
「何か1つだけ持っていけるとしたら、何持っていく?」
 学園内のカフェで、2人の男子生徒が雑談をしていた。
 無人島に何か1つだけ持っていけるなら何を持っていくか。
 それは永遠のテーマであり、この世にある正解のない問題の1つだ。
 ある者は自分にとって大切なモノを。
 またある者は水や食料など、生き残るために必要そうなモノを。
 サバイバルに自信のある者であれば、ナイフなどを持っていくだろうか。
 しかし――ほとんどの者は真面目に答えないだろう。
 実際そんな状況に陥るわけがないのだから、当然である。
 無人島に何か1つだけ持っていけるなら何を持っていくか。
 それは永遠のテーマであり、大喜利のお題のようなものだった。
 質問をした男子生徒も、質問をされた男子生徒も、そんなことは理解している。
 だから、質問をされた男子生徒はふざけて答えたのだ。
「俺は『ちくわ』かなぁー」
「おい真面目に答えろよ。ふふっ……おまっ……。ちくわでどうすんだよ」
「お前ちくわバカにすんなよ。武器にも……ふふっ。武器にもなるし、エサにしたら魚とか捕れそうだし、ストローにしたらどんな水でもちくわ味になるし、いざとなったら食えるし、最強だろうが」
「あー……確かに最強だわ。じゃあ俺もちくわかな」
「ふふっ……。だろ? ちくわで余裕だって」
「ならば貴様らには、ちくわだけでサバイバルをしてもらおう」
『えっ』
 そんなふざけた答えに鉄槌を下すのが、『無人島クラブ』の部長、【エド・ディスカバリー】の使命である。
 エドは一瞬にして男子生徒達を気絶させて、周りに隠れていた無人島クラブの部員達に運ばせた。
 どこに運ばせたのかは、言うまでもない。

『ど……どこだよ!? ここ!』
 目覚めた男子生徒達の目の前に広がるのは、海のように広い湖。そして足元には砂浜、背後には平地、平地の先には木々がうっそうと茂る森が見える。
 ここは無人島クラブの『備品』である、学園内の湖のどこかにある無人島。
「貴様らには今から24時間! この湖に浮かぶ無人島で! ちくわだけを! ちくわだけを使ってサバイバルをしてもらう!」
 無人島クラブの部員達が漕ぐ舟で仁王立ちをしながら、エドは男子生徒達に向かって叫んだ。
「はぁ!? ちょっと待っ……あっ! 俺の剣が……ちくわしかねぇ! おいてめぇ! 俺の剣をどこに――」
「黙れぇ! ちくわを望んだのは貴様らだ! 服とちくわ以外はすべて、こちらで回収させてもらった! 後で返すがな!」
「何でちくわなんだよ!? 意味が分かんねぇーよ!」
「ちくわでサバイバルが出来るのだろう!? ……これから俺が、貴様らの『サバイバル力(ぢから)』を評価してやる! 貴様らがちくわで見事なサバイバル力(ぢから)を発揮すれば! 俺は貴様らに謝罪し! ちくわを最強だと認め! いくらばかりの報酬を支払おう! ……さぁ! サバイバルスタートだ!」
「ちょっ……無理に決まってんだろ!? おい待っ……サバイバル力(ぢから)って何だよおい!」
 男子生徒達を無人島に残して、エドは舟で無人島を離れていく。
 残された男子生徒達はただただ呆然と、ちくわをかじることしか出来なかった。

 ――また、とある休日。
「無人島でサバイバルするとしてさ」
「うん」
「何か1つだけ持っていけるとしたら、何持っていく?」
 学園内のカフェで、2人の女子生徒が雑談をしていた。
「えー……私は釣り竿かなぁ。魚とか釣れたらさ、ほら。何とかなりそうじゃない?」
「じゃあ……私はマッチを持っていくわね。魚を焼けるように」
「なるほどぉ……。って、一緒に行く感じなの? ふふっ」
『その話はやめろぉぉぉ!』
 女子生徒達の話を耳にして叫んだのは、あの日、無人島に連れて行かれた男子生徒達。
 これから何が起こるのか、男子生徒達は知っていたのだ。
 しかし、もう遅い。
「ならば貴様らには、釣り竿とマッチでサバイバルをしてもらおう」
『えっ?』
 女子生徒達の後ろに現れたのは、永遠のテーマの答えを探す、無人島クラブの部長、エド・ディスカバリー。
 はた迷惑なエドの噂は、新入生達の間で、瞬く間に広がった。
 ――その中には君達のような、わざと連れ去られようとする者達もいたのだ。


エピソード情報 Infomation
タイプ EX 相談期間 5日 出発日 2019-04-07

難易度 普通 報酬 通常 完成予定 2019-04-17

登場人物 7/8 Characters
《自称「モブ」》チョウザ・コナミ
 ヒューマン Lv34 / 村人・従者 Rank 1
「よーこそお出ましゆーしゃ様。 ザコちゃんの名前?…あー、チョウザ・コナミ。 お気軽気楽に『ザコちゃん』って呼んでくれていーよぉ? 面倒だったらこの記憶はまとめてポイして経験値にしたって、 全然丸っと了承了解?」 「ゆーしゃ様の近くでただ在るだけがザコちゃん。 モブへの用件ならいつでも呼びつけ招いちゃってよ。 何かの名前を呼び続け連呼とか?森の浮浪者とか? はたまた魔物に狙われ襲われな第14人目位の村人とかぁ?」 ■■ 名前:蝶座 小波(自称 身長:176cm 実年齢:20歳(自称 瞳の色:エメラルドグリーン 髪色:カラフルなメッシュ入りのマゼンタ 肌色:魚の文様が頬にある日本人肌 髪の長さ:編まれ端を結んだロング その他外見特徴:古びた布の服に大量の装飾品。 常に腰か手元に携帯する水煙草の瓶は『預かり物』だとか。 頭や腕に謎の斑模様で派手なスカーフを巻く。 一人称:ザコちゃん・(ごく稀に)あーし 二人称:『ゆーしゃ様』等の平仮名表記の立場+様 特徴+様、(稀に)名前+様 他 呼称:「ザコちゃん」呼びを望む。 「モブ」も反応するが、それ以外だと気づかない事が多い。 口調:投げやりで適当な話し方。敬語は一切使わない。 似た言葉や語感を繰り返し、まるで言葉遊びのように話す。 口先は冗談とでまかせ、ノリとハッタリで構成される。 貴族や東の国関係に妙な嫌悪を持つ。 魔法を扱う気は微塵も無いとか。 他者からの詮索、視線、物理接触、色恋話を避ける節がある。
《新入生》ウェルカ・ラティエンヌ
 アークライト Lv15 / 王様・貴族 Rank 1
■身長:152cm ■実年齢:14歳 ■髪形:腰までのストレートロング ■容貌:ややたれ目気味の目元の、大人しそうな容貌の美少女 ■体型:身長は小柄ながら、バストやヒップはかなり大きく、非常に発育は良いが、ウェストや手足等は細めの、極端な体型 ■性格:基本的には内向的で大人しく、穏やかな性格だが、金銭面には非常に厳しく、利害が絡むと冷酷になる面も ■コンプレックス:桁違いに豊満な上、未だに発育途上の胸/[誕生日]の時点で、既に120cmに届くとのこと ■体質:体重が増えるときは、その殆どが胸に集まり、痩せるときは他から痩せるタイプ ■服装:背中の開いたドレス/色は特に決まっておらず、気分次第で変えている ■特技:経営・商売に関連する豊富な知識/一通りの礼儀作法/実は家事全般
《甲冑マラソン覇者》朱璃・拝
 ルネサンス Lv29 / 武神・無双 Rank 1
皆様こんにちは。拝朱璃(おがみ・しゅり)と申します。どうぞお見知りおきを。 私の夢はこの拳で全てを打ち砕く最強の拳士となる事。その為にこの学び舎で経験と鍛錬を積んでいきたいと思っておりますの。 それと、その、私甘い食べ物が大好きで私の知らないお料理やお菓子を教えて頂ければ嬉しいですわ。 それでは、これからよろしくお願いいたしますわね。
《模範生》プラム・アーヴィング
 ヒューマン Lv23 / 賢者・導師 Rank 1
「俺はプラム・アーヴィング。ラム肉を導く修道士だ。…そうは見えない?そりゃそうだ、真面目にヤる気ないからな。ま、お互い楽しく適当によろしくヤろうぜ。ハハハハ!」                                       ■身体 178cm/85kg ■人格 身に降り注ぐ事象、感情の機微の全てを[快楽]として享受する特異体質持ち。 良心の欠如が見られ、飽き性で欲望に忠実、貞操観念が無い腐れ修道士。 しかし、異常性を自覚している為、持ち前の対人スキルで上手く取り繕い社会に馴染み、円滑に対人関係を構築する。 最近は交友関係を構築したお陰か、(犬と親友と恋人限定で)人間らしい側面が見られるように。 現在、課題にて連れ帰った大型犬を7匹飼っている。 味覚はあるが、食える食えないの範囲がガバく悪食も好む。 ■口調 修道士の皮を被り丁寧な口調の場合もあるが、普段は男口調を軸に雑で適当な口調・文章構成で喋る。 「一年の頃の容姿が良かっただァ?ハッ、言ってろ。俺は常に今が至高で完成されてんだよ。」 「やだ~~も~~~梅雨ってマジ髪がキマらないやんけ~~無理~~~二度寝決めちゃお~~~!おやすみんみ!」 「一応これでも修道士の端くれ。迷えるラム肉を導くのが私の使命ですから、安心してその身をゆだねると良いでしょう。フフ…。」 ■好き イヌ(特に大型) ファッション 極端な味付けの料理 ヤバい料理 RAP アルバリ ヘルムート(弟) ■嫌い 教会/制約 価値観の押し付け
《メメルの婚約者☆》仁和・貴人
 ヒューマン Lv33 / 魔王・覇王 Rank 1
「面倒にならないくらいにヨロシクたのむ」                                                                                                                                                 名前の読みは ニワ・タカト 身長:160㎝(本当は158cm位) 体重:45kg前後 好きなもの:自分の言う事を聞いてくれるもの、自分の所有物、メメたん 苦手もの:必要以上にうるさい奴 嫌いなもの:必要以上の労働、必要以上の説教 趣味:料理・・・だが後かたづけは嫌い    魔王っぽく振る舞っている    此方の世界の常識に疎い所がある キャラとしてはすぐぶれる 物理と科学の世界からやってきた異邦人だが、かの世界でも世界間を移動する技術はなくなぜここに来れたのかは不明。 この世界で生きていこうと覚悟を決めた。 普通を装っているが実際はゲスで腹黒で悪い意味でテキトー。 だが、大きな悪事には手を染める気はない。 保護されてる身分なので。 楽に生きていくために配下を持つため魔王・覇王科を専攻することにした。 物欲の塊でもある。なお、彼の思想的には配下も所有物である。 服装は魔王っぽいといえば黒。との事で主に黒いもので固めていて仮面は自分が童顔なのを気にして魔王ぽくないとの事でつけている。 なお、プライベート時は付けない時もある 色々と決め台詞があるらしい 「さぁ、おやすみなさいの時間だ」 「お前が・・・欲しい」 アドリブについて A  大・大・大歓迎でございます 背後的に誤字脱字多めなので気にしないでください 友人設定もどうぞお気軽に
《ゆうがく2年生》御影・シュン
 ルネサンス Lv11 / 黒幕・暗躍 Rank 1
おおっ!貴殿…初めましてでござるな!? しかも拙者と同じく新入生と見える! これは自己紹介といくでござろう! 拙者は御影・シュンでござる!あ、「ミカゲ」が苗字でござるよ。 種族は見ての通り祖流種…ルネサンスで、専攻は黒幕・暗躍科でござる! 敵地に忍び込んでの情報収集や、嫌いなあんちくしょうの闇討ちはお任せあれでござるよ! ……あ、物騒でござったか? そうでござるなー…居なくなったペットの捜索とかも請け負うのでござるよ!犬いいでござるよね!なんか親近感湧くー! 細々とした依頼は是非、拙者を頼って下され!…成功報酬は頂くかもしれないでござるがね? 拙者、ご学友の皆と比べるとちょーーっと歳が行っているでござるが、仲良くしてくれると嬉しいでござる! ◆プロフィール 狼のルネサンス 身長176cm 赤味がかった茶の短髪 素早く動く事に特化したしなやかな筋肉を持つ 顎と口元にかけて刀傷の跡が残っている 性格は明るく、社交的 表情がころころと変わり、喜怒哀楽もやや大げさに表す ただし人によっては、その感情に違和感を覚えるかもしれない 実は「ござる」口調はキャラ付けの意味で使っている ボロが出ると標準語になる 「シノビも客商売でござるからね~。キャラ付けは、大事。」 ※アドリブ歓迎でござるよ! ※フレンド申請も歓迎でござる!
《模範生》レダ・ハイエルラーク
 ドラゴニア Lv16 / 黒幕・暗躍 Rank 1
将来仕えるかもしれない、まだ見ぬ主君を支えるべく入学してきた黒幕・暗躍専攻のドラゴニア。 …のハズだったが、主君を見つけ支えることより伴侶を支えることが目的となった。 影は影らしくという事で黒色や潜むことを好むが、交流が苦手という訳ではなく普通に話せる。 ◆外見 ・肌は普通。 ・体型はよく引き締まった身体。 ・腰くらいまである長く黒い髪。活動時は邪魔にならぬよう結う。 ・普段は柔らかい印象の青い瞳だが、活動時は眼光鋭くなる。 ・髭はない ・服は暗い色・全身を覆うタイプのものを好む傾向がある。(ニンジャ…のようなもの) ・武器の双剣(大きさは小剣並)は左右の足に鞘がついている。 ◆内面 ・真面目。冗談はあまり効かないかもしれない。 ・立場が上の者には敬語を、その他には普通に話す。 ・基本的に困っている者を放っておけない性格。世話焼きともいう。 ・酒は呑めるが呑み過ぎない。いざという時に動けなくなると思っている為。なお酒豪。 ・交友は種族関係なく受け入れる。 ・伴侶を支えるために行動する。 ◆趣味 ・菓子作り。複雑な菓子でなければ和洋問わず作ることができる。

解説 Explan

●目的
 無人島クラブの部長『エド・ディスカバリー』に、サバイバル力(ぢから)を見せ付けて下さい。
 楽しく愉快なサバイバルを見せ付ければ、エドは評価せざるを得ないでしょう。

●事前情報
 はた迷惑なエドの噂はPC達に周知されており、無人島の情報含め以下の通り、ある程度の情報が出回っています。
 朝の学園内のカフェで『無人島に何か1つだけ持っていけるなら何を持っていくか』という話をすると、無人島に連れて行かれる。
 同時に8人まで連れて行かれたことがある。(8人だと持っていくモノが8つになるが、それは別に構わないらしい)
 無人島では『服と装飾品と靴』以外のモノは回収され、『持っていくモノ』が配給される。ただし、配給されるモノには制限があるらしい。
 『船』を選んだ生徒には『船の玩具』が配給された。
 『豪邸』を選んだ生徒には『家の玩具』が配給された。
 『コンロ』を選んだ生徒には『マッチ(箱入り)』が配給された。
 『釣り竿』を選んだ生徒には『竿』と『リール』と『釣り糸』と『釣り針』がセットになったモノが配給された。
 サバイバルは朝から始まり、次の日の朝に終わるらしい。
 サバイバルでは最低でも、『昼食と夕食』を作って、1回の『レクリエーション』を行わなければならないらしい。

●無人島
 外周を1周するのに数時間かかる、暑くも寒くもない無人島。
 無人島は森と平地と砂浜で構成されていて、湖に囲まれている。
 湖の水は飲めるようで、飲んでお腹を壊した生徒はいない。
 無人島の森には様々な植物や果実やキノコが生えているが、食べられるかは謎。
 無人島の森にはイノシシやウサギがいる。ちくわの男子生徒達はイノシシに襲われた。
 湖には魚が泳いでいる。素手で捕獲するのはかなり難しいらしい。
 砂浜にはカニやヤドカリがいる。
 夜中の砂浜でバカみたいにデカいヤドカリを見た生徒がいるらしい。
 森の奥には大きな廃墟があって、その廃墟で人影を見た生徒がいるらしい。


作者コメント Comment
 こんちくわ、こんばんは、くそざこあざらしです。
 もはや無人島でもサバイバルでもないように思えますが、無人島でサバイバルです。
 事前情報の他、無人島には秘密がたくさんあります。「無人島で~がしたい」なんて意見は、ダイス次第にはなりますが、文字数が許す限り、積極的に取り入れさせていただきます。
 やや補足になるのですが、無人島に持っていけるものは『ヘッド』『ボディ』『ハンド』『フット』『アクセサリ』の装備と、『持っていくモノ1つ』になります。装備に依存しない魔法はもちろん使えますので、ご安心下さい。
 エピソードの性質上、少なくとも『アドリブB』程度のアドリブは入ると思われます。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
 ちなみに、僕が無人島に何か1つだけ持っていけるなら持っていくモノは、バールのようなモノです。ちくわじゃないです。

 それでは、皆様のご活躍をお祈りいたします。



個人成績表 Report
チョウザ・コナミ 個人成績:

獲得経験:146 = 97全体 + 49個別
獲得報酬:6000 = 4000全体 + 2000個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
ちょっとお話するだけで無人島連れてき連行してくれるってー?やったね。
…ただ、奪い強奪なザコちゃんの煙草の瓶は後でちゃーんと返して、ねえ?

ザコちゃんがひとつ持ってくなら…噂じゃ1泊なんだよね?じゃあ『投網』かな。
湖でぶん投げたらお魚とれっし、必要分獲れ切ったら、網目に大きめ葉っぱをお【裁縫】の要領で縫い込んだら、水弾く屋根なり壁なりに出来て無駄になんないし?

ってかそもそも、ザコちゃんいっつもそこらの棒武器にしてっし、森で秒で調達できるし。そこらはだいじょーぶ。

森、兎なら殴れば簡単に食肉だけど。もし猪に不意打ちで脇腹に突っ込まれたら危なげだし。
それは【聴覚強化Ⅰ】な【聞き耳】で警戒しとくかなって。

ウェルカ・ラティエンヌ 個人成績:

獲得経験:117 = 97全体 + 20個別
獲得報酬:4800 = 4000全体 + 800個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
面白そうですわね。

[持っていく品]は、調理用の【調味料セット】ですわ。
[セット]が[1品]ではないのであれば【塩】ですわね。

[島]に着き[キャンプ場所]を決めましたら、[火の準備]をさせていただきますわ。
[森]へ行き、[火口]や[薪]にする為の[枯枝]を集めて参りましょう。
何処かに[ヤシ]が有りますと、安全な[実]も取れますし、[皮]は[火口]に良いですから有難いですわね。

十分に集めたら[キャンプ場所]に戻り、【プチヒド】で[着火]ですわ。
[薪]を足し、十分に[火]を育てましょう。

後は[水遊び][廃墟探検]等の[レクリエーション]に参加しつつ、お料理担当ですわね。
有意義な無人島にしたいですわ。

朱璃・拝 個人成績:

獲得経験:117 = 97全体 + 20個別
獲得報酬:4800 = 4000全体 + 800個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
無人島へ連れてこられましたが、これも修行の一環。前向きに楽しみましょう!

もし鉈を支給されたら、私は森へ竹を取りに参りますわ。竹を探しながら道々食べられそうな野草や茸を採取して鞄に詰め、運よく兎や猪に遭遇したら祖流還りを使い立体起動で森の木々を足場に追いかけ追い詰め魔牙で仕留めお肉をゲットしますわ

レクリエーションでは砂浜で水遊びをいたしますわ。その際大きな葉っぱを細目の蔓で結んで水着を作りますわね。やはり泳ぐのは気持ちよいですわね!水着は外れないよう気をつけますが、外れた時はきっと謎の光が発生する筈ですわ!

遺跡の人影はきっとフライデーという名の少年ですわ!

けど無人島生活も結構楽しい物ですわね♪


プラム・アーヴィング 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:292 = 97全体 + 195個別
獲得報酬:12000 = 4000全体 + 8000個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
「俺が持ち込むもの?そうだなぁ…逞しい肉体と器用な手先を持っていそうなエド部長かなぁ。フフ」
―ま、ダメなら運搬に役立ちそうな寸胴鍋だけど。

■行動
【プチヒド】で調理や設営に協力。
後は、【寸動鍋】で水を汲んでくるか、果実等採取した食料を入れて運搬する。

もし、エド部長を持ち込めたならアドバイス貰ったり手助けあると楽だろうね。

レクリエーションは身を清める為にどこかで水浴びはしたいけど、主に廃墟探索に参加。
【プチヒド】で光源提供して【危険察知/気配察知】で危険を回避しつつ人影が居そうな所を積極的に探索したい。
人影の正体や如何に。

■アドリブ度:A

■その他
虫刺されが嫌なので、修道服で参加します。

仁和・貴人 個人成績:

獲得経験:117 = 97全体 + 20個別
獲得報酬:4800 = 4000全体 + 800個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
支給品は竹輪
竹輪一本って他の支給アイテムと比べて安すぎるだろ
ってことで部長にせめて四本入りパック二つにならないか交渉
竹輪を増やすことに成功したら一本はエサ用でそれ以外は食事用に確保


次に目の付く所や森でリンツーや棒ベッドに使えそうなものをメインに集める
蛇が居たら木の枝を使い捕まえて食料に
陣地作成で拠点にリンツー、棒ベッドを作成
その時煙で燻して虫よけついでに敷物として大きな葉っぱも燻す
他、手伝える事は手伝い

時間が余ったら森で巨大ヤドカリ(ヤシガ二?)を探す
基本夜行性だし日が出てれば比較的楽に捕らえることが出来るかなと


レクリエーションは夜に星でも見ればいいだろ
こちらの星座とか知らないけど

御影・シュン 個人成績:

獲得経験:117 = 97全体 + 20個別
獲得報酬:4800 = 4000全体 + 800個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
◆目的
皆と協力して楽しいキャンプ…もといサバイバルを行う

拙者は『釣り竿』を選ぶでござる
食料確保の手段は複数持つ事が吉
竿を組合せ、釣り餌はミミズでも捕まえるでござる

拠点確保には陣地作成で手伝いを
万が一にも雨が降っても困らぬ様に屋根等の素材確保や荷物運びを

水浴び組が遊んでいる間は他の場所に魚が避難して来ているのではござらぬか?
隠密技能で気配を消し、静寂の元で釣りを行うでござる
気配察知と精神統一…ル4で集中し魚が掛かる瞬間を逃さないでござる
大漁の場合は、朝食用にちょっとした囲いを作り一部を活かしたまま保存したいでござる

◆廃墟探索組
暗視順応と気配察知で一応の警戒を
さて、人影の正体は何でござろうかね…?

レダ・ハイエルラーク 個人成績:

獲得経験:117 = 97全体 + 20個別
獲得報酬:4800 = 4000全体 + 800個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
◆目的
食材調達
調理
住居及び調理場の作成

◆持ち込みたいモノ
泡立て器

◆使用特性・技能
陣地作成
気配察知
危険察知
奇襲攻撃

推測
息止め
水泳
料理Lv3
野宿
緊急回避
聞き耳
隠れ身
忍び歩き
跳躍
追跡
飛行
応急処置
肉体言語

◆プレイング
・拠点で使用する技能は【陣地作成】【料理】【野宿】を使用
・【陣地作成】で居住・調理場の作成
・【気配察知】【危険察知】【奇襲攻撃】【息止め】【水泳】【聞き耳】【緊急回避】【隠れ身】【忍び歩き】【跳躍】【追跡】【飛行】で獲物(肉類)の探索と狩り
・【肉体言語】は声を出して意思疎通するのが難しい場合に使用
・【応急処置】はケガをした場合に使用
・【推測】は何か問題が出た場合のみ使用

リザルト Result

 聞いたことのない鳥の鳴き声を聞いて、7人はほぼ同時に目を覚ました。
 横たわった7人が次に感じたのは、砂浜のさらさらとした白い砂の感触。そして、大自然を彷彿とさせる外の匂い。また変な鳥の鳴き声。
 どれもこれも、7人が先ほどまで朝食をとっていたカフェにはなかったモノだ。
 しかし、7人は焦らない。
 この無人島に来るために、永遠のテーマの答えを示すために、7人はわざと誘拐されていた。
「貴様らには今から24時間! この湖に浮かぶ無人島で! 『投網(とあみ)』と『塩』と『鉈(なた)』と『寸胴(ずんどう)』と『釣り竿』と『泡だて器』と『ちくわ』を使って! サバイバルをしてもらう!」
 と、無人島を囲む湖の上、小舟に乗った【エド・ディスカバリー】は7人に向かって叫ぶ。
 『だけ』と言うにはあまりにバリエーション豊富な配給品だが、『無人島クラブの誘拐騒ぎ』に関する前情報を得ていた7人は驚かない。
「鉈……にしては大きすぎるような気もしますが、これはこれで好都合ですわね。よく研がれているようですし、これならばお肉も捌けそうですわ」
「リールと釣り糸と釣り針……。ふむ、こちらも問題はなさそうで御座候。噂通りのモノが配給されるかやや不安ではござったが、ばっちりでござる!」
「私の配給品……というか私物だが。こちらも異常はない。いつもの泡だて器だ」
「ここで泡だて器を選択チョイスするなんて、さっすがお菓子作り趣味系のドラゴニア様。ザコちゃんの投網もおっきくていー感じかなぁ。……ザコちゃんの煙草の瓶は後でちゃーんと返してくれるんだよ、ねぇ?」
「こちらで回収したモノはサバイバル終了後返却する! 我々の保管方法は完ぺきだ、損傷および紛失することは万が一にでもあり得ないと断言しよう!」
 【朱璃・拝】(しゅり おがみ)は大きな鉈を、【御影・シュン】(みかげ シュン)は釣り竿を、【レダ・ハイエルラーク】は泡だて器を、【チョウザ・コナミ】は広げれば身の丈の倍以上あるであろう投網を、4人はそれぞれの配給品に満足していた。
 しかし、他の3人はそうでもない。
「『調味料セット』は認められませんでしたか……。塩がひと粒だけではなかったのが、せめてもの救いですわね。それにしても、多すぎるような気はしますが」
「俺が持ち込みたかったのも寸胴じゃなくて『エド部長』なんだけどねぇ。あーあ、残念だなぁ。エド部長さえいれば、こんなサバイバル楽勝だと俺は思ったんだけどなぁ。ほんとにダメなのぉ?」
「発想は面白いが、俺は認められん!」
 【ウェルカ・ラティエンヌ】は高さ50センチはあるであろう壺に入った塩を見下ろし、【プラム・アーヴィング】はその壺よりもデカい寸胴のフチを指でなぞりながら、エドに熱い視線を送っていた。
 ウェルカとプラムの配給品は『連れ去られるための呪文』、もとい、カフェで口走っていた『無人島に持っていくモノ』ではない。しかし、2人はそこまで難色を示してなかったというか、残念がってはいたが、嫌がっているようではなかった。
 エドに文句があったのは、最後の1人。
 ちくわを配給された【仁和・貴人】(にわ たかと)である。
「ちょっと待ってくれ。他の配給品に比べて、オレのちくわだけ安すぎやしないか? 御影くんの釣り竿とかうん万え……ゴールドはするだろう? ちくわなんて4本で100ゴールドぐらいじゃないか。せめて4本入り2パックにしてくれ」
 ちくわが配給されたことに文句はない。それは貴人が望んだちくわだ。
 ただ、貴人はちくわの本数が不服だった。
「黙れぇい! ちくわは1本でちくわなのだ! 安かろうが4本入りだろうが関係ない!」
「でも、4本入りで売ってたんだよな? じゃあ、それで1つじゃないか?」
「ちぃっ! 仕方があるまい……追加で3本だけ配給してやろう。それで良いな?」
「うーん……分かった。これ以上ごたつくのもアレだしな」
 サバイバルにおいて、迅速な判断を求められるのは珍しいことではない。だから、というわけではないかもしれないが、エドはあっさりと折れて、貴人に3本のちくわを追加で手渡す。
 その直後、エドが貴人に背中を向けた瞬間。
「てやっ!」
 と、貴人は仮面をズラして『オーパーツ・レンズ』からエドにビームを発射した。
 背後からの攻撃にもかかわらず、エドは見えていたかのようにビームを回避して跳躍する。
「俺を捕まえようとするんじゃあない! これは貴様らのサバイバル……己自身との戦いなのだ!」
 そのまま小舟に着地し、エドは叫んだ。
 が、エドの言葉に説得力はない。
「己自身との戦い……であれば、1人ずつ誘拐すべきではないでしょうか?」
「それだと配給品も必要ないように思えますわね。私の塩と湖の水だけでも、数日は過ごせるでしょうし……」
「うむ、拝殿やラティエンヌ殿の言う通りでござるなぁ。これではただの楽しいキャン……おっと」
「楽しめる力もサバイバル力(ぢから)とやらに含まれるのだろう? 気にする必要はない、シュン。油断はしないが、精々楽しませてもらおう」
「そうそう、みんなできょーりょくして楽しんじゃう感じで。まぁよゆーじゃん? 何が起こるか分かんない未知数だけどぉ」
「……でさ、エド部長はほんとにダメなの? 7人がオーケーなら8人でもオーケーだと俺は思うんだよね。きっと楽しいよぉ?」
「ええい、黙れぇ! さっさとサバイバルを始めろ!」
 こうして7人の無人島でのキャンプ、もとい、サバイバルがスタートした。

 まずは拠点を、『キャンプを設営しなければならない』というのは7人のほぼ共通認識だった。
「水辺も近く、使えそうな木もある……。この辺りで良さそうにござるが、どうでござるか? ハイエルラーク殿、仁和殿」
「危険な気配は感じない。そもそもこの無人島に生息していないのかもしれないが、魔物は近くにいないようだ。立地的に考えても、ここで良いだろう」
「同感だな。オレもここで良いと思う。あのへし折れた……モミの木っぽい木。アレの枝葉を払えば、テントにも使えそうだ」
 陣地作成の技能を持つ3人、シュンとレダと貴人は相談の上、湖の近く、森の入り口とも呼べる場所を拠点に決めた。
 その決定に異論を唱える者はおらず、各人は拠点に必要なモノを探し始める。
「お肉の匂いは全然しませんわね……。っと、シュン様に言う必要はなかったかしら」
「いやいや、拙者は拝殿ほど鼻は良くないゆえ。ならば、先にテントの材料を集めてきてほしいのでござる」
「承知しましたわ! あちらから竹の匂いがしますから、行ってまいります!」
 と、すぐさま駆けていく朱璃。
 そんな朱璃を見て、チョウザは呟く。
「んじゃ、ザコちゃんは枝でも取ってこよーかな。燃やせるし武器にもなっし、あって損はないじゃん?」
「私もご一緒しますわ、チョウザ様。まずは枯れ枝を……と考えておりましたので」
「ザコちゃんとウェルカは枝ね……俺はどうしよっかなぁ。とりあえず水でも汲んできた方が良い? 果物とかとってこようかとも考えてるけどさぁ」
「どちらにせよ、その寸胴を1人で運ぶのは難しいだろう。私がついて行こう」
「オレは先にヤドカリを捕まえる罠を仕掛けてくるから、ここは任せても良いか? 御影くん」
「承知でござる! 周りを掃除しつつ、見張っておくでござるよ!」
 チョウザとウェルカは枝を集めるために、プラムとレダは果物などを集めるために、そして貴人は罠を仕掛けるために、それぞれ森の奥へと進んでいく。
 残されたシュンは『よし』と呟いて、自然のテントを作るのに邪魔そうな木々を回収し始めた。

 貴人の提案で、中途半端に折れていたモミの木っぽい木の枝葉を朱璃が鉈で薙ぎ払い、ウェルカがその中に潜り込んでプチヒドで火を焚く。
 火によって湿気が、煙によって虫が取り除かれたところで、シュンの釣り糸を使ってまとめ上げた木の枝や竹を、モミの木っぽい木に立てかける。
 『屋根が半分だけしかない家』というか、そんな感じのモノは、7人が協力し合った結果すぐに出来た。常人であれば時間がかかったかもしれないが、そこは魔法学園の生徒、この程度であれば造作もない。
 後はチョウザの投網に大きな葉を縛り付けたモノをかぶせれば完成だが、まだ本来の用途で投網を使っていないので、それは後の後だ。
 食器は朱璃が持ってきた竹の余りを使うことが、寝床は大きな葉を敷き詰めて作ることが決まった。
 7人の腹具合からして、時刻は恐らくまだ昼前。
 地味な作業ばかりだったが、ここまでは特に問題もなく――はなかった。
「お肉が! 全然! 見つからないですわ!」
 と、作業を終えた朱璃が鉈を掲げて叫ぶ。
 朱璃の言う『お肉』とはつまり『動物』のこと。
 7人は竹を集めたり、枝を集めたり、果物を集めたりしていたが、誰もお肉を見つけることは出来ていなかった。
「ザコちゃんの聴覚強化でもぜーんぜん、それっぽい足音は聞き取れなかったかなぁ。変な鳥が飛んでっのは見たけど」
「果物を食い荒らしていたのは……もしかしてその鳥だろうか。私とプラムはイノシシか何かの仕業だと思っていたが……」
「かもしれないねぇ。フフ。実は噂が嘘で、本当はイノシシなんていないとか? ……俺は教会で慣れてるから、別に果物だけでも良いけどねぇ」
 と、プラムはレダと集めた果物に視線を落とす。
 寸胴に盛られていたのは、リンゴやバナナのようでそうでないような、謎の果物。
 プラムとレダが集めてきたその果物は、何かに食い荒らされることから逃れていたモノだ。というかむしろ、彼らは『何かが食っていたから』その果物を持ってきたのだが。
 プラムと同じように視線を落として、ウェルカは呟く。
「というかよく……こんなに自生していましたわね。何の果物かは分かりませんが、量も色つやも、とても自生していたモノとは……」
「俺は無人島クラブが育ててると思うんだよねぇ。たぶんだけど、誘拐した生徒が困らないようにしてるんじゃないかなぁ?」
「サバイバル……とか言いつつか? 意図が分からないな……」
 と、首を傾げる貴人に『優しさじゃない』とプラムは答える。
 その果物が無人島クラブの優しさかどうかは置いておいて、とりあえず、選り好みしなければ食料には困らないだろう。
 だが、どうせならばお肉を見つけておきたいはずだ。
「こんなに広い島ですもの、絶対に、どこかにお肉はいるはずですわ!」
 朱璃がまた鉈を掲げて叫ぶと、シュンが頷いた。
「そうでござるな。たまたま時間が悪かっただけかもしれないでござる。ふむ……先に魚を狙ってみるのはどうでござるか?」
「いーねぇ、ザコちゃんお魚大好き。投網も利用活用したいし、お昼ご飯はお魚とかどーかなって」
「良いですわね。では……水遊びのレクリエーションも行いましょう。先ほどの作業で、少し汚れていますし」
 ウェルカの言葉に共感した後、7人は竹を立てかけて枝葉をまとわせ、簡易的な更衣室を作った。
 わざわざ更衣室を作ったのは、この場に覗きをするような輩がいるからではない。無人島クラブが7人を評価しているという以上、見知らぬ誰かに監視されている可能性があるからだ。性格上、性質上、学園の規則上、ここにいる男子達は間違いなく覗きをしない。
「お分かりだとは思いますが、決して覗きませんよう」
 しかし一応念のために、朱璃は冷たい微笑で釘を刺した。

「っぷはぁ! 気持ち良いですわぁ! ほら、ウェルカ様とチョウザ様も早くこちらへ! 魚もいっぱいいますわよ!」
「ひゅー、お魚は噂通りいるみたいだねぇ。んじゃ、ザコちゃんが情け容赦なく捕獲しちゃおっかなぁ」
「しゅ、朱璃様! チョウザ様! まずは準備運動をしなければ、いきなり激しい運動をすると心臓にふたふっ!?」
「テントの組み立てで十分、準備運動は終わってますわよ!」
 朱璃は葉っぱの水着で、チョウザは服を着たままで、湖に飛び込んだ後、朱璃は凄まじい速さで薄着のウェルカを道連れにし、チョウザは投網を投げる。
「もう魚が絡まってますわよ! チョウザ様! 早く引き揚げましょう!」
「おぉーう、やったね。んじゃ、ルネサンスの女武人様はそっち持って。商家の天使様は逆反対の方で。3つ数えたら引っ張ってねぇ。ひとーつ」
「逆反対……逆……あれ? お、お待ち下さい! チョウザ様! 逆の反対はここで良いのですか!? これを引っ張へふっ!?」
「ふふ……ご、ごめんなさい! つい勢いが余ってしまったのですわ! ふふふ!」
 朱璃が思いっきり引っ張った勢いで、魚だけではなく、チョウザとウェルカも引っ張られた。
 湖に沈められた後、チョウザはいつもと変わらぬ笑みで朱璃に投網を投げ、ウェルカは恥ずかしそうに、なぜか胸の間に挟まった魚と格闘する。
「……良いでござるなぁ」
 そんな女子の光景を前にして、少し離れた浜辺でミミズをエサに釣りをしながら、シュンは呟いた。
 その呟きに、湖に浸かっていた貴人が反応する。
「御影くんは誰が好みなんだ? それとも葉っぱの水着が良いとか?」
「ち、違うでござる! そういう意味ではござらん!」
「じゃあどういう意味なんだ……?」
「もしかして泳ぎたいのか? シュン。……魚はチョウザの投網でも捕れるはずだ。少しぐらいなら泳いでも構わないと思うが」
 と、上着を脱ぎながらレダは言った。
 レダの言葉は『一緒に泳ぐか』という言葉と同意だったが、それを察しつつも、シュンは首を横に振る。
「拙者は魚を釣らねばならぬ身! 泳ぎたいという欲望を消し去り、精神を統一し、自然と一体化するように気配を消さねばならぬのでござる! しかし別に、泳ぎたいとかそういうわけではござらん!」
「フフ……泳ぎたいって最初に言っちゃってるし、言ってること滅茶苦茶になっちゃってるよねぇ。……魚なら釣れるだろうから大丈夫だよ。ちょっと潜ってみたけどすっごい数いたし。水の透明度も半端じゃないねぇ。これで飲めるんだから、ほんとに至れり尽くせりって感じだよぉ」
 シュンの近くで軽く水浴びをしていたプラムはにやりと笑い、どこかにいるはずの『至れり尽くせりしてくれる誰か』を褒める。
 プラムの蠱惑的な言動はすべて誰かに向けたものだが、それを知っているのはプラム本人だけだ。
「そういや……この水って飲めるんだな。ちょっと試してみるか」
 プラムの言葉を聞いて思い出したかのように、貴人はちくわを取り出し、ストロー代わりにして水を吸う。
 その光景を見て、レダは冷静に突っ込んだ。
「いや待て、貴人。何をしている?」
「これなら仮面を外さなくても水が飲めると思ってな。……うん。飲めることには飲めるけど、ちくわ味だな」
「それは……そうだろう。ちくわを経由したのなら、味が付いてもおかしくはない」
「ちくわ水にも拙者は惑わされぬでござる! 拙者は魚を釣るのでござるよ! 魚を!」
「ちくわ水に惹かれる要素はないと思うが……ん?」
 貴人がちくわの可能性を試していたその時、レダがある危険を察知した。
 厳密に言えば、それはレダ本人に降りかかる危険ではない。
 しかし間接的に、回り回って最終的に怒られるような、遠回しな危険。
 というかその位置から、レダには朱璃の水着のヒモ的な部分が緩んでいるのが見えていた。
「よぅーし、今度こそお魚とれる案件。いっせーのーでで引くから、よろしくねぇ」
「分かりましたわ! 今度は力加減いたしますから、ご安心下さい!」
「ほ、本当にお願いしますわよ……? 朱璃様……?」
 お魚以外がとれそうだが、女子達は投網に夢中で気づいていない。
 そして朱璃が網を引いた瞬間、葉っぱがゆっくりと――。
「させるかっ!」
 その時、レダの『オーパーツ・レンズ』からビームが発射された。
 眩い光が線となり、周りから朱璃の上半身を隠す。あまりの眩しさに、何も見えない。
 朱璃は何が起こったのか上半身の感覚で察し、咄嗟に空中で葉っぱを捕まえて、すぐさま装着し直す。
 その場にいたほとんどが『謎の光』をポカンとした表情で見届けた後、朱璃は目を輝かせながら叫んだ。
「謎の光が! 謎の光が守ってくれましたわ! やっぱりあるのですね! 謎の光は!」
「しゅ、朱璃様……? 今のは恐らくですが、レダ様の……」
「おっと、薄着の天使様。それはたぶん言わない方が最良ベストじゃん?」

 しばらく湖で遊んだ後、7人はチョウザとシュンが捕獲した魚を持って、キャンプへと戻った。
「くうぅ! やっぱり自分で釣った魚は美味しいでござるなぁ!」
 と、シュンはマスに似た魚を頬張りながら喜ぶ。
 本日の昼食は『魚の塩焼き』に『果物の盛り合わせ』。
 果物はただ皮をむいて竹に盛っただけだが、串に刺さった魚はウェルカとレダが下処理と味付けをし、こんがりと上手く焼かれたモノだ。
 たとえ自分で釣った魚でなくとも、この青空の下というシチュエーションでなくとも、その塩焼きはかなり美味いだろう。
「皮がカリカリのパリパリでおいしーねぇ。さっすが料理の得意な天使様とドラゴニア様。投網持ってきて正解だったかなぁ」
「まさか1人1匹食べられるとは思っていませんでしたわ!」
「全員が1匹ずつ食べれるのはザコちゃんとシュンのおかげだよねぇ。おっと、それと大きな投網と良い釣り竿を用意してくれた無人島クラブのおかげかなぁ」
 チョウザと朱璃とプラムは笑顔で魚を頬張る。
 いや、誰しもが『美味い美味い』と笑顔で魚を頬張っていた。
 ただ1人、魚を焼いた当の本人であるレダを除いて。
「焦げているわけでも生焼けでもなく、自然の火でこの焼き加減は素晴らしいですわね。何かコツなどあるのでしょうか? レダ様……レダ様?」
 いったい何があったのかと、ウェルカはレダの顔を覗き込む。
 すると、レダはハッとして口を開いた。
「い、いや……。泡だて器を活用出来ていないと思ってな……。貴人のちくわのように画期的な使い方が出来ないか、考えていたのだが……」
「自分で言うのもアレだが、さっきのは参考にしない方が良いと思うぞ。ハイエルラークくん」
 各人の配給品と比べて、レダの泡だて器はまだ1度も脚光を浴びていない。
 レダはどうやら、そのことを気にしているらしい。
 その機会があるかどうかはまだ分からないが――。
「よし……食べ終わったら森を探索しようでござる! きっとどこかで、泡だて器を使う機会があるでござるよ!」
 と、シュンは立ち上がった。

 果物以外にも森には『山菜』や『キノコ』が生えていたが、7人がそれらに手を付けることは出来なかった。動物や虫などに食い荒らされていなかったそれらは、食べられるかどうか分からなかったのだ。誰かが『植物学』を修めていれば話は別だったが、ここは諦めるしかないだろう。
 なので、7人の狙いは自然とお肉に絞られていた。
 しかし、そのお肉が見つからない。
「ウサギがいる……と、噂では聞いていたのですが……見当たりませんわね」
「ウェルカと同じく、私もそう聞いていたが……私達に怯えて逃げ出してしまったのだろうか。目立つ動きをしているつもりはないのだがな」
「うーむ……。気配も感じないでござるなぁ」
 7人は固まって注意を払いながら、森の奥へと進む。
 日が少しだけ傾き、夕暮れが近づこうとしていた。
 果物がまだ残っているので、『必ずお肉を捕まえなければならない』という焦りはない。しかし、『暗くなる前にどうにかしたい』という気持ちはある。
「あっ」
「ん? どうしたのぉ? ザコちゃん」
「……いや、何でもない案件。とりあえずお肉ゆーせんで」
「悪い。確かこの近くにオレが仕掛けた罠があるんだ。ちょっと確認してみても良いか?」
 チョウザの言葉にプラムが首を傾げたその時、貴人がそう言った。
 貴人に案内されて、6人は彼が小さく穴を掘って千切ったちくわを入れた場所へと向かう。
 そこで7人が見たのは――何者かによって掘り返された地面だった。
「なっ……!? 何があったんだ……!?」
 と、貴人は思わず地面に手をついて焦る。
 人の仕業なのか、獣の仕業なのか、その地面を見ただけでは分からない。
 しかし、貴人以外の6人は危険察知や気配察知などで『そいつ』が近くにいることを感じ取り、さらにその中の数人は、音や匂いで『そいつ』が何者かまで突き止めていた。
「危ないですわっ!」
 『そいつ』が動き出した瞬間、朱璃は祖流還りによって銀狼(ぎんろう)の力を呼び覚まし、貴人に素早く近づいて、彼を無理やり移動させる。
 その直後、草むらから飛び出してきた大きな『イノシシ』が貴人のいた場所を蹂躙した。
 そいつの正体は、そのイノシシだ。
「我々を狙って現れた……ということでしょうか」
「さぁどうだろう? ちくわの罠を荒らしたのはあいつだろうけど」
「考えている時間はなさそうでござるな!」
「また突進してきちゃうかもしんないしねぇ?」
 急停止したイノシシに向かって、ウェルカとプラムはプチヒドを放ち、シュンとチョウザは足元に転がっていた石を投げつける。
 毛が焼け焦げ、石が目に命中し、イノシシは一瞬だけ怯んだが、すぐさま体勢を立て直し、また貴人の方を向いた。
 イノシシの狙いが貴人であることを察し、イノシシの気を引くために、チョウザは持っていた棒を、レダは泡だて器を、近くの木に叩きつけて音を鳴らす。
 だが、イノシシは気にも留めない。
「ん……仮面のまおー様に恨み辛み系?」
「いや恐らく……貴人! ちくわを投げ捨てろ!」
「あ……ああ! そういうことか! 分かった!」
 イノシシが走り出したと同時にレダが叫び、そして、貴人は持っていたちくわをすべて投げ捨てた。
 イノシシは貴人と朱璃の目の前で急停止し、進行方向を変えて、地面に転がったちくわの方へと向かう。
 どこでその味を覚えたのか、なぜそこまで好きなのか、まったく分からないが、イノシシの目的はちくわだった。
 ちくわに夢中なイノシシに朱璃はゆっくりと近づき、片手を顔の位置まで上げて祈ってから、静かに鉈を振り上げる。
「可哀想ですが……我々の食材になっていただきますわ……!」
 そして、朱璃は鉈を振り下ろした。

 ウェルカとレダがイノシシの解体作業をしている内に日が落ち、外灯のない無人島は、静かな闇に包まれていた。
 『外なのに閉じ込められている』という特殊な空間で味わう夜は、恐らく、ただの大自然では味わえないだろう。
 パチパチと燃える火の音も、降り注ぐ星空も、目の前の平たい石の上でジュウジュウと音を立てる大量の肉も、今は7人だけのモノだ。
「いやぁ! まさかサバイバルでバーベキューが出来るとは思ってなかったでござるなぁ!」
 と、肉の刺さった棒を掲げてシュンは満面の笑みで叫ぶ。
「イノシシは臭みがあると聞いていたが……そんなことないな」
「新鮮だからではないでしょうか? では私も命に感謝して……んぐっ……美味しいですわ! やっぱり自分で仕留めたお肉は味が違いますわね!」
「ふむふむ、けっこー淡白な味なんだねぇ。……ちくわばっか食べてたのかな、なんかちくわの味がする気がしなくもなかったり?」
 貴人と朱璃とチョウザはイノシシの肉を噛みしめ、柔らかい肉の食感と、あっさりとした脂を味わう。その味は例え難い、豚肉とはまた違うモノだったが、美味いことには美味かった。
 ウェルカとレダのイノシシの下処理は完ぺきではなかったが、新鮮だったからだろう、塩で食う『イノシシの焼き肉』は最高の味わいであり――。
 さらに、夕食のメニューはそれだけではなかった。
「お待たせぇ。思ったより『材料』を集めるのに時間がかかっちゃってねぇ」
「この時間であればと思ったのですが、しかし、十分に集めることが出来ましたわ。お味の方は……飲んでからのお楽しみですわね」
「泡だて器で混ぜて作った『カニとヤドカリのスープ』だ。……『泡だて器』で混ぜて作ったカニとヤドカリのスープだ」
 プラムとウェルカとレダが砂浜で作って持ってきたのが、寸胴に入ったその、泡だて器で混ぜて作ったカニとヤドカリのスープ。キャンプだと色々と手間だったので、砂浜で作っていたのだ。
 レダの言葉に『なんで2回言ったんだ』と全員で突っ込んだ後、7人は塩だけで味付けしたとは思えないスープを味わう。
 これで7人は『昼食と夕食を作る』『1回のレクリエーションを行う』という、無人島サバイバルにおける隠された課題をクリアしたわけだが――。
 そんな課題が、課題の前情報があったことなど、7人はもうほとんど気にしていない。
「さぁて……この後はどうするでござるか!? やはりここはキャンプの夜の定番! 肝試しでもするでござるか!?」
「星でも見ればと思ったが……肝試しか。それも面白そうだな。オレのいたせ……国では廃墟とかに行くのが定番だったが……」
「貴人様の『廃墟』で思い出しましたわ。そういえばこの島には……」
 この島には廃墟がある。そして、その廃墟で人影を見た生徒がいるらしい。
 その話にウェルカが触れた瞬間、チョウザは竹に入ったスープを一気に飲み干して、ゆっくりと立ち上がった。
「実はザコちゃん、イノシシを発見目撃する前に見つけちゃったんだよねぇ」

 松の明かりと書いて松明(たいまつ)と呼ぶように、松ヤニが染み出る松の木は松明になる。
 しかし偶然、無人島に松の木が生えているだろうか。
「フフ、やっぱりどうにかなるようになってるんだよねぇ。カフェの生徒を誘拐してたのもさ、サバイバルの楽しさを知ってほしかったとかじゃないのかなぁ。ねぇ、どう思う?」
 と、火のついた松明を片手にプラムは振り返る。
 その唐突な質問に、というかいきなり振り返ったプラムに驚いて、ウェルカとシュンは『きゃあ』と悲鳴を上げた。
「お、驚かさないで下さい! プラム様!」
「驚かそうとしたわけではないように思えますが……。もしかして怖い……のですか? ウェルカ様。私で良ければその……お手を……」
「急に振り返られたら誰でもびっくりするのでござる! きっとそうでござる!」
「まさか……お前も怖いのか? シュン。……私で良ければ手を握っていても構わないが」
「……こういうのって男女でするんじゃないのか?」
 朱璃と手を繋ぐウェルカ、レダと手を繋ぐシュンを見て、貴人は呟く。
 本当に怖がっているのか、ノリで言っているのかは定かでないが、その満面の笑みを見る限り、シュンは後者だろう。
 そうしてしばらく歩いていると、7人の中で誰よりもノリで喋っている彼女が口を開いた。
「とうちゃーく。んじゃ、おじゃましまーす」
 チョウザが扉の役割を果たしていない扉を押しのけると、その先には真っ暗な空間が広がっていた。
 7人の松明の火では廃墟のすべてを照らすことは出来ない。
 しかし、足元の今にも抜けそうな床を見ればある程度の想像はつく。
 その廃墟は『まさに廃墟』といった感じであり、人影を見たとか、人が住んでいるとかいう話は、まったく信じられるモノではなかった。
 そんな廃墟で技能を活用しながらスイスイと奥に進むチョウザの後ろ、6人の中央あたりで、ウェルカはオドオドと辺りを見渡す。
「こ、これは……さすがに人影を見たという話は嘘かもしれませんわね……」
 と、ウェルカが口走った次の瞬間だった。
「ぎゃあああああ!」
「どうした!? シュン!」
「ハイエルラーク殿の後ろに! 後ろっ! 後ろに何かが!」
「なっ……私が後ろを取られただと!? ……何もいないが」
 シュンに言われてレダは振り返ったが、そこには誰もいない。
 シュンの悪ふざけ――誰しもがそう思ったのは当然だろう。
 だが、シュンの顔から笑みは消えていた。
「シュ、シュン様! 本当にお止めください! ただでさえ足場が悪いのですから! もしも驚いた拍子に転んで床にでも倒れこめば――」
「ウェ、ウェルカ……様? ひひ、非常に申し上げにくいのですが……。ウェルカ様の肩を掴んでいるのは、いったいどこのどなたなのでしょうか……?」
「朱璃様までそんなことを! あまり冗談が過ぎますと、私も怒らざるを得なっ……きゃあああああ!」
 自分の肩を掴んでいた手を見て、ウェルカは驚いた拍子に転んだ。
 朱璃はすかさず片手でウェルカを受け止めたが、ウェルカが手放した松明は――。
『……浮いてる!?』
 ウェルカが手放した松明は落ちず、空に浮いていた。
 その混乱を加速させるように、誰もいないはずの暗闇から、女の声が聞こえてくる。
『レ……サレ……タチサレ……タチサレ……』
 最初は聞き取れないほど小さな声だったが、その声は徐々に大きくなり、気づけば耳元で話されているような音量になっていた。
 シュンがレダに、ウェルカが朱璃に抱き着いて震える中、プラムが落ち着いた声で言う。
「あんまり歓迎されてる感じじゃないよねぇ。立ち去った方が……良さそうだな」
 その意見に同意してほとんどが引き返そうとした時、いつの間にか悠々と床に座り込んでいた貴人が『ははは』と笑った。
 なぜ座り込んで笑っているのか、もしかして余裕なのか、プラムが聞く前に、貴人はその理由を答える。
「……悪い、腰抜けたから誰か立たせてくれ」
「誰か貴人を立たせてやってくれ!」
 レダの指示でプラムが貴人の手を握り、6人は廃墟から逃げ出そうとしていた。
 そう――逃げ出そうとしていたのは6人だった。
 たった1人、好奇心ゆえにその『誰か』をまじまじと観察していたチョウザは、ある事実に気づいていたのだ。
 動こうとしないチョウザに全員の視線が向いたその時、チョウザは口を開く。
「……てゆーかふつーに、どっかのリバイバル様じゃん?」
『あっ』

 リバイバルという種族は言ってしまえば幽霊であるが、魔法学園のほとんどの生徒にとって、彼らは恐怖の対象とならない。
 7人を驚かしていたのがリバイバルだと気づいてから、その『彼女』を問い詰めるに至るまで、そう時間はかからなかった。
「まさかバレるとは思わなかった……ぜ!」
 と、7人に囲まれた無人島クラブの部員【リリー・ルインズ】は悔しそうにする。
 リリーの役目は『この廃墟に人を立ち入らせないこと』、『無人島に来た生徒の監視役を統率すること』、そして『無人島に来た生徒に娯楽を提供すること』。
 つまりリリーは無人島の管理者であり、さらに言えば、無人島は無人島ではなかったのだ。
「何で……無人島を管理してるんだ? 無人島なんだから放っとけば良いだろ?」
 貴人がそう質問すると、リリーは『ニヒヒ』と笑った。
「大体の理由はそっちのプラムってやつが言っちまったから……な! まぁ補足すりゃ、この島は無人島クラブの備品……だ! 部員が備品を綺麗に管理すんのは、当たり前だ……ろ!?」
 無人島は管理しなければならないが、管理してしまうと有人島になってしまう。そのジレンマをどうにか解消するために選ばれたのがリバイバルの部員であり、その代表がリリーだった。
 やたらと都合の良い無人島の謎はこれでほとんど解決したわけだが、7人はまだ気になることがある。その答えはもうほとんど分かっていたが、聞かずにはいられない。
「分かってる……ぜ! ここに何があるか知っときたいんだ……ろ!? こい……よ! 案内してや……る!」
 そんな気配を察したのか、『負け』を認めたリリーは7人を地下へと案内した。

 廃墟の地下とは思えない、真っ白で明るく、綺麗な広い空間。
 ここは無人島のすべての情報が集まる、監視者が集う管理室。言わば、無人島の心臓部。
 その聖域に足を踏み入れた7人の感想は――『呆れ』だった。
「こっちの子の方が俺は好みだなぁ」
「俺は朱璃ちゃんだな。やっぱり葉っぱの水着は最高だぜ」
「いやいや、俺はやっぱりこっちの子の方が」
 リリーと7人が入ってきたことにも気づかず、数人のリバイバルの男性部員は『昼間盗撮した写真』を眺めながら、どの女子生徒が好みかを話し合う。
 その光景を見たリリーが額に手を当て、各々が、特に話題になっている女子2人が、何か言いたそうにリバイバルの部員をにらみつけていた時、プラムが前に出た。
「神の子につく者は、自分の肉を、様々な情欲や欲望と共に十字架につけてしまった」
「……聖書か何かの言葉か? ……何をするつもりだ? プラム」
「まぁここは俺に任せてよ、レダ、皆。こう見えても俺は神に仕える身、迷える子羊もとい、リバイバルの男に説教するなんて朝飯前だよ。フフ……フフフ……」
 怪しい笑みを浮かべながら、プラムは気づかれないように、ゆっくりと部員達に近づく。
 テントに戻った他の6人が、その結果を見届けることはなかったが――。
 帰ってきたプラムの表情を見る限り、悪い結果にはならなかったようだ。

 ――翌朝。
 昨日のスープの残りを飲みながら『今日は何をするか』と相談していた7人の元に、エドがやってきた。
 そこでようやく、7人は長いようで短かったサバイバルが終了したことに気づく。
「あら、もう終わりですの? まだやりたいことが残っているような気もしますわ」
「そういえば……巨大ヤドカリをまだ見つけてないな。出来れば見つけるまで残っていたいが……」
「うむ! 拙者もまだまだ、後1ヶ月ぐらいはいけるでござるよ!」
 朱璃は不満気な表情で、仮面で見えないが貴人は残念そうに、そして、火の番でほとんど寝ていないはずなのだが、シュンは余裕の表情で言う。
「終わりということは……後片付けをしなければなりませんわね」
「そうだな。悪いがプラム、天日干しにしたイノシシの肉を集めてきてもらえるか?」
「持って帰るの? じゃあ寸胴に入れとくから、後で運ぶの手伝ってよねぇ」
「ザコちゃんはとりあえず食器竹を集めよっかなぁ。あ、屋根の投網は解体しないとダメな感じ?」
 まるで『当然』と言わんばかりに、ウェルカとレダはキャンプの後片付けをし始め、プラムとチョウザはそれに付き合う。
 まだ物足りないという雰囲気を感じ、そして、キャンプをする者としての心得を確認し、さらにはここまでの7人の24時間を振り返り――エドは手を叩いた。
「素晴らしい。貴様らのサバイバル力は……本物だった。認めさせてもらおう。貴様らが選んだ品は『無人島に何か1つだけ持っていけるなら何を持っていくか』の答えとして、相応しい品々だったと」
 エドの言葉を聞いて7人が動きを止めた直後、エドはさらに、頭を下げて続ける。
「そして、謝罪しよう。此度はどうやら、我がクラブの部員達が迷惑をかけたようだ。……いや、俺もか。今後一切、生徒達を無理やり連れ去るような真似はせん。貴様らの持ち物もすぐに返却しよう。……何があったのかは知らないが、部員達も深く反省している。何か望みがあれば、我々に出来ることなら何でもしよう。だからその……だ。出来れば、許してほしい」
 許すも何も、7人は無人島に来たいがために連れ去られたのであって、昨夜の出来事についてはまぁアレだが、エドを恨んだりしているわけではない。
 だが、エドが『望みを聞いてくれる』のであれば、今の7人はそれを願わずにはいられないだろう。
『もう1泊しても良い?』
 そんな感じの同じような言葉を、7人はエドに向かって言った。



課題評価
課題経験:97
課題報酬:4000
無人島に何か1つ持っていくとしたら?
執筆:くそざこあざらし GM


《無人島に何か1つ持っていくとしたら?》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 1) 2019-04-02 00:08:08
無人島一番乗り?っても人影あるんだし有人島なのかもだけど。

ザコちゃんは今日もモブな村人やってる一生徒。
っても面識あるゆーしゃ様に会うか、ないゆーしゃ様に会うのかも未知数だけど。

今のところザコちゃんが持ってくなら『ソーイングセット』か『投網』かなって。

ほら、ソーイングセットはおっきめの葉っぱとか縫い合わせりゃ魚取り罠作ったり屋根的なの作れんじゃん?
で、投網は用途どーりに魚もとれっし、これも終われば屋根の材料になるじゃん?葉っぱ縫込み固定で終わりだし。

《新入生》 ウェルカ・ラティエンヌ (No 2) 2019-04-02 17:37:44
今のところは二人だけですが。
皆様、初めまして、もしくはご機嫌良う。
王様・貴族コース専攻のウェルカ・ラティエンヌと申します。
宜しくお願い致しますわ。

相談しておく内容としますと、「最低でも、『昼食と夕食』を作って、1回の『レクリエーション』を行わなければならない」という記述が有りますから「『レクリエーション』の打ち合わせ」と「持っていくものの表明&相談」あたり、でしょうか。

現状、私の方で考えているのは、「一式で装備品になっているもの」が「1品」として扱っていただけるのであれば「調理道具一式」、いただけないのであれば「鍋」「包丁」「火口箱」の何れか、ですわね。
今回は「湖の水」が使えるみたいですから、「水」は何とかなりますわ。
その上で、「砂浜」にいる「カニ」や「ヤドカリ」は、食べられる種類も多いですから、「食料の確保」よりも「安全に食べられるようにすること」に主眼をおいた形ですわね。

どれにするか、上記以外の他の品にするかは、他の皆様のお持ちになる品を見てから、調整させていただきますわ。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 3) 2019-04-02 20:52:37
武神・無双コースの朱璃・拝と申します。どうぞよろしくお願いしますね。

食事の製作に関しては、植物に竹があれば鍋の代わりにできそうですわね。後は大きめの平たい石があれば熱してお肉など焼けそうですし。

後は海水を煮詰めれば塩は入手できるでしょうか?

ただ何を作るにしても火を起こせないと始まりませんから、もしウェルカ様が火口箱を持っていかれるのでしたら私はとりあえず”鉈”でしょうか。竹を切るのに要りそうですから

レクリエーションは結構悩みますわね。とりあえず無人島ですし海水浴でもいたしますか?

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 4) 2019-04-02 22:48:49
商家の天使様もルネサンスの女武人様もいらっしゃい。

火種に関しては持ち込まなくっても、ブチヒドつかえるけんじゃ様がいれば解決安心なんだけどぉ。
課題に参加するゆーしゃ様がどーなるか、にもよるのかなぁ。
少なくともザコちゃんは魔法とかそーいうの使えないけど。なんでか学生証にはマドーってかいてっけど、無理だかんね。うん。

レクリエーション、具体的にどれくらいのお遊びしなくちゃなのか、わかんない未知数だもんねぇ。
極端な話、楽しかったらいいってなら、枝で砂浜に絵描いて絵しりとり。とかでもいーもんね。
なんならただのしりとりでもいーだろうし。遊びなんだし。
いっそ皆でご飯しながらの会話もレクリエーションって言えなくもないんじゃん?

《新入生》 ウェルカ・ラティエンヌ (No 5) 2019-04-02 23:27:12
改めまして、宜しくお願い致しますわ。

>火種
[プチヒド]でしたら、[共通]ですから習得は可能ですし、元々検討していたスキルの一つですので、覚えて参りましょうか?
そうすれば、此方の問題は解決できますわ。

>塩
済みません、「無人島は森と平地と砂浜で構成されていて、湖に囲まれている」とのことですから、周囲は「海」では無いようですわ。
ただ、確かにあると便利ですし、[石]や[竹]で食器の代わりとするのであれば、[調理器具]が必要か微妙になりますから、逆に此方を持ち込むのも有りかもしれませんわね。

>レクリエーション
[目的]によりますと「楽しく愉快なサバイバルを見せ付ければ、エドは評価せざるを得ないでしょう」とのことですから、「エド様が見て楽しそうに見える/レクリエーションとして納得出来る行為」であれば大丈夫、という気がしますわね。
そういう意味では、「[学園]ではやり辛い遊び」が良いでしょうから、[湖で泳ぐ][磯遊び]も有りかもしれませんが、「着替えを持ち込めない」のが厳しいところでしょうか。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 6) 2019-04-03 00:14:45
>無人島
あ、確かにそうですわね。湖の中の島という事ですか。リアルの世界の琵琶湖の中の竹生島みたいな感じでしょうか。

となると島にある植物で味付け出来ればよいのですが。

>火種
覚えてきていただけるのでしたらありがたいですわ。私は基本物理で戦うという方針ですので魔法は取得できませんもので・・・。

>レクリエーション
大きな葉っぱを使って水着を作りますか?少々不安はありますけれど。もしもの時は謎の光や湯気が発生するでしょうし。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 7) 2019-04-03 00:33:39
ひゅー、商家の天使様魔法魔術をさらっとしれっと扱えちゃうなんて、かしこぉい。
そったらザコちゃんは情け容赦なく頼っちゃい案件。
お魚の皮目と中骨の残りはかりかりのパリパリ焼きの火力でよろしくね。

そもそも、不安なら無理に現地調達的な水着にしなくっても、元の服のままで飛び込みダイブでもいーんじゃん?
少なくともザコちゃんはそーするし。
でもご入用需要なら、ぺらっとザコちゃんがお【裁縫】で作り拵えてもいーよぉ?
そったらザコちゃんの持ち込みは【ソーイングセット】確定になるけど。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 8) 2019-04-03 00:41:34
こんばんわ。
プチヒド要員お呼びかしら、と。
顔見知りばかりだし挨拶割愛して本題に入らせて貰うと、バケツとかかなあ。水とかモノを運べるモノがあると便利というか。
超個人的に欲しいものだと部長か寝床が欲しいな〜。所謂寝袋的な。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 9) 2019-04-03 00:53:41
ヒールの神父様もこんばん。…部長を寝袋にすんの?掻っ捌く系?きゃー、ざんこくぅ。

ってのは置いといて。器、なら一応葉っぱ縫うとか竹割ったのとかで作成代用も出来なく無さげだけどぉ。
水汲みとかだと、要領的問題とか、運搬的問題とか、水漏れ零れるとかなんとか。あるもんねぇ。
いっそお鍋とかでもいーかも?汲めるし、運べるし、煮れるし。

てかさ、レクリエーションになるのかどーかわかんない不明なんだけどぉ。
無人島なのに人影?あるらしーじゃん?
肝試しとかなんとかって称して探索捜索するとかどーよ。
…無人島という名の有人島だったりすると、ただのご近所迷惑な不法侵入なんだけど、ね?

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 10) 2019-04-03 01:07:45
あーなるほど、じゃあ運搬としても使えそうなのは寸胴鍋?
一品だから一式は無理かもしれないので、優先順位として寸胴鍋があるとありがたいかもね。

葉っぱ水着での水遊び...。
部長はある意味楽しめそうかつノックアウト出来そうなレクリエーションで良いんじゃないかな?
まあ湖が血の海になりかねないし、俺がやるとそれこそギャグなんでやんねーけど。

なので俺はザコちゃんと廃墟探索かなー。
おとk謎とスリルを求めて...。的な。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 11) 2019-04-03 01:18:29
あ、俺としては皆の魅力にノックアウトされて湖を血の海に変える部長とその部員は見たいので是非葉っぱ着用での水浴びはして欲しいところ。
あと現場からの意見としては着衣の透けもポイント高いよ。男ってバカだね。
俺はその間適当に島内で食えそうなもの探してきても良いかな。

《メメルの婚約者☆》 仁和・貴人 (No 12) 2019-04-03 10:59:36
仁和 貴人だ。
華のある中ひとりだけ怪しいのが入ることになって大変申し訳ない。
が、よろしく頼む。

(空気を読まないで申し訳ないが持っていくのはちくわにするつもりなのであしからず。
ちくわの可能性を見たいんだ。)

・・・寝床を作ろうと思う。
それ以外で何か要望があるなら言ってくれ。
出来る範囲になってしまうが協調する気はあるんだ。

《新入生》 ウェルカ・ラティエンヌ (No 13) 2019-04-03 13:14:24
プラム様、仁和様、御機嫌よう。
宜しくお願い致しますわ。

>プチヒド
プラム様がお持ちいただけるみたいですが、複数で備えておいて損は無いでしょうし、一応修得して参りましたわ。

>水遊び
それでは、此方は実施する方向で検討致しましょう。
「葉っぱの水着」は有難くは有りますが、[食料の確保][屋根として使える]ことなども考えますと、チョウザ様にご持参いただくのは【網】の方が良い、とも思いますわね。
私の方は、季節柄[寒い日]はまだありますし、「着用している衣服」はそのまま持ち込めるみたいですから、「水遊び用の[薄手の服]」を重ね着して持ち込むことにしてみますわ。

>持ち込む品
現状、この様な感じですかしら?

■持ち込む予定の品(敬称略/)
・チョウザ:【網】or【ソーイングセット】
・ウェルカ:【調理器具一式(若しくは一部)】or【調味料】
・朱璃:【鉈】
・プラム:【寸胴鍋】(or【寝床(部長?)】)
・仁和:【ちくわ】

プラム様が【鍋】をお持ちいただけるのであれば、私は「食材を捌く」際に使う【包丁】か【サバイバルナイフ】、【調味料】あたりがよさそうですわね。
或いは、チョウザ様の提案されている2点が迷うところですので、「何方かを私が持ち込む形で分担する」のも良いでしょうか。

>廃墟探索
楽しそうですし、「水遊び」と両方を重ねておけば、何方かは確実に通ると思いますので、とても良いと思いますわ。
時間(と字数)が足りそうなら、同行させていただきたいですわね。

……「廃墟」が有るということは、本当に「無人」だとしても、「過去には誰かが住んでいた」乃至「何らかの施設が有った」場所なのですわね。
何故廃棄されたのか、気になりますわ。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 14) 2019-04-03 20:12:23
参加者が増えてきましたわね。改めてよろしくお願いいたしますね。

>ちくわ
子供の頃、ザリガニを釣る餌にした覚えがありますわね・・・。

>廃墟の人影
部長がこっそり隠れて様子を見ているのでしょうか・・・?

>水遊び
細目の蔓があればそれで葉っぱを結べそうですし、私は葉っぱ水着を作ってみますわね。何かあれば謎の光が発生するでしょう

>廃墟探索
字数が大丈夫そうなら私も同行したいですわね。

私は森へ竹を取りにいこうと思いますので、そのついでにイノシシがウサギを捕まえてお肉を調達しようと思いますわ。竹、あればよいのですけど。容器にもできますし先を切って竹槍にもできますし・・・。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 15) 2019-04-03 20:55:39
廃墟はよゆーで行く。
ただ、水浴びは文字数的な余裕があるかないかできめっかなぁ。どーせ服着たままなんだけど。

魚とりに関しては【ソーイングセット】でも出来るー…って思いはするんだけどぉ。
ただのザコちゃんの聞きかじりだから、【罠設置】ない時点でダメかも?とは思うかんねぇ。
他のゆーしゃ様増えるかどーかで様子見かなぁ。

《模範生》 レダ・ハイエルラーク (No 16) 2019-04-03 23:33:27
飛び込みで悪い気がするが…。
暗躍専攻のレダだ。宜しくな。

出来れば愛用の物を持っていきたいが、装飾品に入るかは分からないらしいからな…。
技能で決めようかと思っている。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 17) 2019-04-04 00:08:56
お菓子作り趣味系のドラゴニア様もこんばん。
持ってくものが何かーってのにもよるだろーけど、ある程度なら持ってくひとつに含まれんじゃん?

装飾品、ってのは掲示板(作者コメント)にあるとーり、
学生証の武器とポケットのとこ以外に書き申請できるものってことだし?だよね?
アクセサリ、で存在記載なぶんならなんてことなく持ってけるだろーけどねぇ。
ザコちゃんの学生証でいうとこのペンダント(【守護石のネックレス】)みたいな感じで。

《ゆうがく2年生》 御影・シュン (No 18) 2019-04-04 02:15:47
黒幕・暗躍科専攻、御影・シュン遅れながら参上でござる。
なぁに、水と塩が確保されているのであればなんとかなるでござるよ!
ううむ、今の所持ち込む物に関してはまだ検討中でござる。

【罠設置】はレベル1でござるが所持しているでござるが…【隠密】等を使用して銛やら釣りをした方が成功率上がりそうでござるかなぁ?
拝殿が鉈を持ち込んでくださるのなら、竹や木で即席の銛を作れそうでござる。
女性陣は水遊びをするそうでござるし…その時に離れた場所で魚を捕りに動こうかなと思っているでござ候。拙者、花園には不釣り合いでござるから…。

寝床はハンモックの様な形にして出来るだけ地面から離しておくと、虫等の心配をせず比較的快適に寝られるのでござるが…こうも人数が多いと難しそうでござるかなぁ?

>レクリエーション
「水遊び」と「廃墟探索」が出ているんでござるよね。
【暗視順応】と種族スキル【魔牙】を所持しているので、万が一の時も考え「廃墟探索」の方に参加できればと思っているでござる。
いやー、何があるんでござろうね~わくわくでござるよ~!

《メメルの婚約者☆》 仁和・貴人 (No 19) 2019-04-04 03:42:21
>寝床
ハンモックや高床式もいいが一日だけだったら地面をある程度ならして柔らかい草や大きなはっぱを煙でいぶせば十分実用には耐えるはずだ。

・・・本来なら動植物の知識があればより安全なんだが。
食器等に使った木が毒持ちで食材は安全、結果食中毒とかシャレにならないからな。

ああ、さすがにちくわ一本だとあれだから部長には交渉を持ちかけるつもりではいるぞ。
そん時捕まえられれば楽しそうだが。

《新入生》 ウェルカ・ラティエンヌ (No 20) 2019-04-04 18:17:09
>水遊び
確かに、「蔓で結ぶ」で何とかなりそうですわね。

>分担
取り敢えず、「火」の準備の為の「薪集め」は行うつもりで、「森」に入るつもりですわ。
その際に「安全性の高い果実(ヤシ等)」が有れば、確保しておきましょう。
その上で、その準備を終えましたら、「火」の御用意をしておきますわね。

>食器
此方は、朱璃様が「竹」を発見できましたら、此方を使うのがよさそうですわ。
無い場合に備えて、使えそうなものが有るかは見ておきますね。

>所持品
それでは、此方は【調味料】で仮決定、としておきますわ。
「セット」が指定出来れば其方、難しいようであれば【塩】を指定しておきますわね。

>ちくわ
実際のところ、「何らかの理由で他の食料が確保できなかった場合」の非常食になりますし、朱璃様の仰る方法の応用で「ヤドカリ」を捕まえられる可能性も高いですわ。
「ヤドカリ」は塩茹でにすると美味しい、と聞きますので、使い道は十分に有りそうですわね。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 21) 2019-04-05 20:26:58
>食器
竹は殺菌力があった気がしますから、あれば食器に用いる事が出来ると思いますわ。器にもコップにもできますわね。これは是が非でも存在していて欲しいですわ。

今の所自身の主な行動としては森で竹を探しつつの食材(主に肉)確保と、水遊びでしょうか?その他は字数次第という所ですわね。

《模範生》 レダ・ハイエルラーク (No 22) 2019-04-06 02:46:29
余り練り上がっていないが…。
技能を駆使して食材探しと料理…だろうか。

陣地作成で、簡単な調理場等も作れそうな気もするが…。

《メメルの婚約者☆》 仁和・貴人 (No 23) 2019-04-06 09:53:18
>陣地作成
寝床作るついでに屋根と余裕があれば調理場の作成も手伝おう。
オレも陣地作成もってるしな。

>竹
竹が生えてればいろんなものが作れるからな・・・
ぐっと楽にはなるんだが…

森の中には行けたら行く予定だ。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 24) 2019-04-06 15:06:41
おっと、部員の本数数えてたらもう今日提出だった。

人数増えてきたし、持ち込み品で【部長】を希望しつつ、ダメなら運搬にも調理にも使えそうな【寸胴鍋】希望って感じでボヤいてみようかな。

行動の流れは、衣食住確保の時は調理組に【プチヒド】で協力。
レクリエーション時は、廃墟探索優先で参加かな。

ま、討伐授業じゃないし、気楽に楽しませてもらうね。

《ゆうがく2年生》 御影・シュン (No 25) 2019-04-06 19:53:57
遅くなり申したが、食材確保の手段を増やす為【釣り竿】を指定しようと思うでござる。
個人的に有能アイテム「釣り糸」も手に入れられるでござるから、釣り竿を組み立てて魚釣り頑張るでござるよー!
釣果によっては、仁和殿の【ちくわ】をお借りするするかもしれぬでござ候…!

寝床はハンモックみたいにすればよりバカンスっぽくなるかな~と思ったぐらいでござるから、お気になさるな!不便さも楽しむのキャンプ…もといサバイバルでござるよねっ!
拙者も陣地作成を所持しているので、寝床や調理場の作成を手伝う旨を入れておくでござるよ。
衣食住が快適であればある程、部長殿も認めざるをえないでござろう…!

《模範生》 レダ・ハイエルラーク (No 26) 2019-04-06 20:26:35
陣地作成で居場所造り、危険察知と気配察知と奇襲攻撃で食材探しをしようと思う。
あと色々とやるつもりでいる。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 27) 2019-04-06 20:27:41
プランは提出しましたわ。レクリエーションは字数の壁でやはり水遊びだけになりそうですわ。一応遺跡に関しては一言だけコメントさせていただきましたけれど。

あとは先述の通り森へ竹を取りにいき、ついでに食材を確保してまいりますわね。お肉や山菜や茸など。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 28) 2019-04-06 21:55:51
今日までだもんね、期限。忘れないよーに、ねぇ?

ザコちゃんは最初の頃に言った2つで迷いさまよいだったけど、【投網】で確定させとくね。お魚食べたいし。
んで、使ったあとは葉っぱ縫い込んで屋根か壁かハンモックかにするかなーって感じで。
ふふ、若干小旅行みあって楽しみ。

……ただ、部長とかが勝手にパチって強奪してくる諸々。…ちゃんと後日返却なんだよね?
………そーだよね?

《新入生》 ウェルカ・ラティエンヌ (No 29) 2019-04-06 22:11:20
はい、私の方は提出済みですわ。
私も、「メイン:水浴び」「サブ:遺跡(触れるだけ)」という形になりましたわね。

「持っていく品」は【調味料】で問題ないでしょうか?
まだ調整は可能ですので、何か御座いましたら、仰って下さいませ。

……はい、おそらくは返却されると思います、ですわね。
確証は有りませんが(ぷるぷる)。