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人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて…?


ストーリー Story

 ――本当に、私は幸せ者です。
 教師、【フェレ・ディア】は今年、結婚することになった。新入生がやって来て、学園がにぎやかになり始めたこの時期、幸せな出来事がかさなるように、その知らせはやってきた。
 ディア先生が選んだ式場は、魔法学園フトゥールム・スクエアの北西部に位置する、もゆる煙と極楽の街【トルミン】にあった。ここはいわゆる温泉街のような場所で、観光地として人気である。
「せっかくだから、幸せな気持ちが集まっている場所で式を行いたかったの」
 ディア先生は自身の水色の髪をいじりながら、そんな乙女チックなことを口にしていた。そんな話を聞くと、こっちまでときめいてしまう。だから学園の生徒たちもディア先生に幸せになってもらえるように、結婚式の準備を手伝おうと意気込むのであった。ディア先生もはじめのうちは遠慮していたが、生徒の熱意に押されてしまう。
「本当にうれしいわ。……でも手伝ってくれるなら、課題(クエスト)にしてあげなきゃね!」
 ディア先生のはからいで、お手伝いはちょっとしたアルバイトになった。そして、結婚式も間近になってきたころ、ディア先生と生徒たちは荷馬車に乗って森の中を移動していた。
「これだけの貴重なぶどう酒。あの人も喜ぶと思うわ」
 荷馬車に積んでいたのは学園から贈られた、最高級のぶどう酒であった。これは滅多に手に入らないものだが、人の高さほどある大きな酒だるが荷馬車に乗せられている。これは、【コルネ・ワルフルド】先生が学園に贈り物として掛け合ってくれたものだ。ダンナさんが喜ぶだろうとのことだったが、結婚式で自分が飲みまくりたいだけであろう。え、違う?
「……こんなにみんな祝福してくれて……私にはもったいないくらいだわ」
 ディア先生はぽつりとつぶやいた。ローレライの血を引く彼女の肌は、透きとおるように白いので、よく顔が赤らんでいるのが分かる。生徒たちもそれを見て、ついはにかんでしまう。ここまで応援した甲斐があったものだ。生徒たちはそんなことを思っていたのだが――その馬車を狙う二つの影があった。それは遠くからものすごい速さでこっちに向かってくる。
「あれだよ、兄さん。うわさに聞いた極上のぶどう酒だ。フトゥールム・スクエアの学園長でもなかなか飲めないだとか」
「あぁ、弟よ。あれをいただかずには帰れないな」
 そんなことを口にする彼らは、金髪で、顔立ちが整っていて、筋肉質な身体を持ち、そして何より下半身が馬のすがたをしていた。
「…………ケンタウロス! な、なんでこんな時に?」
 ディア先生は悲鳴に近い声を出す。それもそのはずでケンタウロスは魔物の中でも上位クラスの存在である。それが同時に二体出現したのだから、ディア先生が焦らないわけが無い。
 そして、こんな噂を聞いたことがある。
『気性の荒い双子のケンタウロスがいるらしい』
 彼らは、弓の名手である兄のペネと、こん棒使いの弟ペレ。一見、美形でおとなしそうな彼らは、喧嘩をすると感情がむき出しになると聞く。加えてケンタウロスはそもそも好色酒好き暴れ者。出会ったらただでは済まないと思った方が良い。
 しかし、そんなことで心が折れる学園生徒ではない。勇敢な彼らは武器を持ち、立ち向かおうとしているではないか。ディア先生はそのたくましい生徒たちのすがたを見て、改めて勇気づけられる。そして、幸せを感じていた。自分の教え子たちが、自分を守ろうと奮起しているのだから。また、ディア先生はあることに気が付く。
「……そうよ、彼らは人が多くいるトルミンの街近くまでくれば追ってこれないはずだわ。そこまでたどり着ければ……」
 そう、トルミンまでの道のりはあと少しだ。これを乗り切れば難を逃れられる。ディア先生は自分の杖を取り出して、戦闘に備える。彼女は戦闘に不向きではあるが、相手を惑わす幻術は一級品だ。
「ケンタウロスは女好きだから、それに効果的な幻術を使うわ。……けど、ちなみに案があったら教えて欲しいの。私、あまり男の子が好きな……そ、その喜びそうなのってイメージわかないから」
 ディア先生は生徒たちにそう言いながら顔を真っ赤にしている。ちなみに、過激な事だけは彼女に吹き込んではならない。そんなことをすればダンナさんからの鉄拳制裁が下るだろう。俺のウブな嫁になにしてくれとんじゃ、と。
ちなみに、ケンタウロスは女好きとは言えども、未成年や成人したての人には興味を持たないらしい。彼らだって、一応は紳士だ。ロリコンではない。決して。
 と、考えている間にもケンタウロスは距離を詰め始めているではないか。ただ、生徒たちにも策はある。
 そして、暴れ馬たちとの攻防戦が幕を開けた。ディア先生の結婚式をジャマさせることだけは生徒たちも許さない。それと、こんな時に襲ってくるのが馬というのも変な話だ。なにせ、昔からこういうではないか。人の恋路をジャマする奴は、馬に蹴られてなんとやら、って。今回はどうやら、その馬の方をどうにかしなければならないらしい。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 4日 出発日 2019-06-14

難易度 普通 報酬 通常 完成予定 2019-06-24

登場人物 8/8 Characters
《新入生》ラヴィ・ガロット
 アークライト Lv9 / 魔王・覇王 Rank 1
【名前】ラヴィ・ガロット その愛は時に真綿を締めるようにじわじわと首を締める 【外見】 ・黒のロングツインテール ・やけに色白い肌 ・赤いつり目でおめめぐるぐる 【服装】 赤いワンピース 制服のマント 【性格】 早く恋しないと、ラヴィ死んじゃう 恋、恋、恋恋恋恋恋恋恋恋恋恋恋恋恋恋恋恋恋恋恋 恋したさ過ぎて周りが見えない恋に恋するヤンデレ。 早く恋しないと死んじゃうからそこら辺の人を好きになるけど恋から覚めるのも早い。 どんな障害も盲目的な恋の前には喜びの前座に過ぎない。 恋の障害があると恋は燃え上がるのよ。 フフフフフフフ
《模範生》プラム・アーヴィング
 ヒューマン Lv23 / 賢者・導師 Rank 1
「俺はプラム・アーヴィング。ラム肉を導く修道士だ。…そうは見えない?そりゃそうだ、真面目にヤる気ないからな。ま、お互い楽しく適当によろしくヤろうぜ。ハハハハ!」                                       ■身体 178cm/85kg ■人格 身に降り注ぐ事象、感情の機微の全てを[快楽]として享受する特異体質持ち。 良心の欠如が見られ、飽き性で欲望に忠実、貞操観念が無い腐れ修道士。 しかし、異常性を自覚している為、持ち前の対人スキルで上手く取り繕い社会に馴染み、円滑に対人関係を構築する。 最近は交友関係を構築したお陰か、(犬と親友と恋人限定で)人間らしい側面が見られるように。 現在、課題にて連れ帰った大型犬を7匹飼っている。 味覚はあるが、食える食えないの範囲がガバく悪食も好む。 ■口調 修道士の皮を被り丁寧な口調の場合もあるが、普段は男口調を軸に雑で適当な口調・文章構成で喋る。 「一年の頃の容姿が良かっただァ?ハッ、言ってろ。俺は常に今が至高で完成されてんだよ。」 「やだ~~も~~~梅雨ってマジ髪がキマらないやんけ~~無理~~~二度寝決めちゃお~~~!おやすみんみ!」 「一応これでも修道士の端くれ。迷えるラム肉を導くのが私の使命ですから、安心してその身をゆだねると良いでしょう。フフ…。」 ■好き イヌ(特に大型) ファッション 極端な味付けの料理 ヤバい料理 RAP アルバリ ヘルムート(弟) ■嫌い 教会/制約 価値観の押し付け
《自称「モブ」》チョウザ・コナミ
 ヒューマン Lv34 / 村人・従者 Rank 1
「よーこそお出ましゆーしゃ様。 ザコちゃんの名前?…あー、チョウザ・コナミ。 お気軽気楽に『ザコちゃん』って呼んでくれていーよぉ? 面倒だったらこの記憶はまとめてポイして経験値にしたって、 全然丸っと了承了解?」 「ゆーしゃ様の近くでただ在るだけがザコちゃん。 モブへの用件ならいつでも呼びつけ招いちゃってよ。 何かの名前を呼び続け連呼とか?森の浮浪者とか? はたまた魔物に狙われ襲われな第14人目位の村人とかぁ?」 ■■ 名前:蝶座 小波(自称 身長:176cm 実年齢:20歳(自称 瞳の色:エメラルドグリーン 髪色:カラフルなメッシュ入りのマゼンタ 肌色:魚の文様が頬にある日本人肌 髪の長さ:編まれ端を結んだロング その他外見特徴:古びた布の服に大量の装飾品。 常に腰か手元に携帯する水煙草の瓶は『預かり物』だとか。 頭や腕に謎の斑模様で派手なスカーフを巻く。 一人称:ザコちゃん・(ごく稀に)あーし 二人称:『ゆーしゃ様』等の平仮名表記の立場+様 特徴+様、(稀に)名前+様 他 呼称:「ザコちゃん」呼びを望む。 「モブ」も反応するが、それ以外だと気づかない事が多い。 口調:投げやりで適当な話し方。敬語は一切使わない。 似た言葉や語感を繰り返し、まるで言葉遊びのように話す。 口先は冗談とでまかせ、ノリとハッタリで構成される。 貴族や東の国関係に妙な嫌悪を持つ。 魔法を扱う気は微塵も無いとか。 他者からの詮索、視線、物理接触、色恋話を避ける節がある。
《メメルの婚約者☆》仁和・貴人
 ヒューマン Lv33 / 魔王・覇王 Rank 1
「面倒にならないくらいにヨロシクたのむ」                                                                                                                                                 名前の読みは ニワ・タカト 身長:160㎝(本当は158cm位) 体重:45kg前後 好きなもの:自分の言う事を聞いてくれるもの、自分の所有物、メメたん 苦手もの:必要以上にうるさい奴 嫌いなもの:必要以上の労働、必要以上の説教 趣味:料理・・・だが後かたづけは嫌い    魔王っぽく振る舞っている    此方の世界の常識に疎い所がある キャラとしてはすぐぶれる 物理と科学の世界からやってきた異邦人だが、かの世界でも世界間を移動する技術はなくなぜここに来れたのかは不明。 この世界で生きていこうと覚悟を決めた。 普通を装っているが実際はゲスで腹黒で悪い意味でテキトー。 だが、大きな悪事には手を染める気はない。 保護されてる身分なので。 楽に生きていくために配下を持つため魔王・覇王科を専攻することにした。 物欲の塊でもある。なお、彼の思想的には配下も所有物である。 服装は魔王っぽいといえば黒。との事で主に黒いもので固めていて仮面は自分が童顔なのを気にして魔王ぽくないとの事でつけている。 なお、プライベート時は付けない時もある 色々と決め台詞があるらしい 「さぁ、おやすみなさいの時間だ」 「お前が・・・欲しい」 アドリブについて A  大・大・大歓迎でございます 背後的に誤字脱字多めなので気にしないでください 友人設定もどうぞお気軽に
《熱華の麗鳥》シキア・エラルド
 ヒューマン Lv25 / 芸能・芸術 Rank 1
音楽と踊りが好きなヒューマンの青年 近況 自我の境界線が時々あやふやになる みっともない姿はさらしたくないんだけどなぁ 容姿 ・薄茶色の髪は腰の長さまで伸びた、今は緩く一つの三つ編みにしている ・翡翠色の瞳 ・ピアスが好きで沢山つけてる、つけるものはその日の気分でころころ変える 性格 ・音楽と踊りが大好きな自由人 ・好奇心>正義感。好き嫌いがハッキリしてきた ・「自分自身であること」に強いこだわりを持っており、自分の姿に他者を見出されることをひどく嫌う ・自分の容姿に自信を持っており、ナルシストな言動も。美しさを追及するためなら女装もする。 好きなもの 音楽、踊り、ともだち 苦手なもの ■■■■、理想を押し付けられること 自己犠牲 二人称:キミ、(気に入らない相手)あんた 初対面は名前+さん、仲良くなると呼び捨て
《比翼連理の誓い》オズワルド・アンダーソン
 ローレライ Lv22 / 賢者・導師 Rank 1
「初めまして、僕はオズワルド・アンダーソン。医者を志すしがないものです。」 「初見でもフレンド申請していただければお返しいたします。 一言くださると嬉しいです。」 出身:北国(リゼマイヤ)の有力貴族の生まれ 身長:172㎝ 体重:60前後 好きな物:ハーブ、酒 苦手な物:辛い物(酒は除く) 殺意:花粉 補足:医者を志す彼は、控えめながらも図太い芯を持つ。 良く言えば真面目、悪く言えば頑固。 ある日を境に人が触ったもしくは作った食べ物を極力避けていたが、 最近は落ち着き、野営の食事に少しずつ慣れている。 嫌悪を抱くものには口が悪くなるが、基本穏やかである。 ちなみに重度の花粉症。 趣味はハーブ系、柑橘系のアロマ香水調合。 医者を目指す故に保健委員会ではないが、 保健室の先輩方の手伝いをしたり、逃げる患者を仕留める様子が見られる。 悪友と交換した「高級煙管」を常に持ち、煙草を吸う悪い子になりました。
《不屈愛の雅竜天子》ミサオ・ミサオ
 ドラゴニア Lv18 / 魔王・覇王 Rank 1
「ミサオ・ミサオ。変な名前だろう。 この名前は誰よりも大切なあの子からもらったんだ。」 名前はミサオ・ミサオ。無論本名なわけがない。 外見年齢は20代、本年齢は不明。 本人曰く100越えてんじゃないの、だとか。 職業はギャンブラー。 学園に入る前は彫刻師、薬売りなどいくつか手に職を持っていた。 魔王コースを選んだのは、ここが楽だと思ったからだそうだ。 遠慮なくしごいてくれ。 性格はマイペースで掴み所がなく飄々としており、基本滅多に怒ることがない。 面白そうなことや仲の良い友人が居れば面白そうだとついて行き、 好きな人や大切な人にはドロドロに甘やかし、自身の存在を深く刻み付け、 飽きてしまえば存在を忘れて平然と見捨てる外道丸。 いい子には悪いことを教えたり賭け事で金を巻き上げ、 そして悪友のオズワルドや先輩先生にこってり絞られる。 恋愛したい恋人欲しいと言っているが、一途で誰も恋人を作ろうとしない。 たくさん養ってくれる人大好き。 趣味は煙草と賭け事。 特技は煙草芸、飲み比べ、彫刻。
《大空の君臨者》ビャッカ・リョウラン
 ドラゴニア Lv22 / 勇者・英雄 Rank 1
とある田舎地方を治め守護するリョウラン家の令嬢。 養子で血の繋がりはないが親子同然に育てられ、 兄弟姉妹との関係も良好でとても仲が良い。 武術に造詣の深い家系で皆何かしらの武術を学んでおり、 自身も幼い頃から剣の修練を続けてきた。 性格は、明るく真面目で頑張り屋。実直で曲がった事が嫌い。 幼児体系で舌足らず、優柔不断で迷うことも多く、 容姿と相まって子供っぽく見られがちだが、 こうと決めたら逃げず折れず貫き通す信念を持っている。 座右の銘は「日々精進」「逃げず折れず諦めず」 食欲は旺盛。食べた分は動き、そして動いた分を食べる。 好き嫌いは特にないが、さすがにゲテモノは苦手。 お酒はそれなりに飲めて、あまり酔っ払わない。 料理の腕前はごく普通に自炊が出来る程度。 趣味は武術関連全般。 鍛錬したり、武術で語り合ったり、観戦したり、腕試ししたり。 剣が一番好みだが他の分野も興味がある。 コンプレックスは身長の低さ。 年の離れた義妹にまで追い抜かれたのはショックだったらしい。 マスコット扱いしないで欲しい。

解説 Explan

1)目的
 ぶどう酒をケンタウロスから守り抜き、トルミンの街に到着すればクリアです。場所はトルミンへ向かう森の中。敗北条件は、ぶどう酒が奪われる、ディア先生の死亡、パーティの全滅です。

2)ケンタウロスについて
 ・容姿:上半身は人間、下半身は馬の姿をしている。
 ・特徴:好色で酒好き。しかし、それを補うだけの実力者。話し合いは受け入れてくれないでしょう。
 ・攻撃:兄のペネは弓。射程は長く、最大で80m程度。移動中の攻撃は停止時の半分になります。森の中では木が邪魔して当てづらい。弟のペネはこん棒を使う。近接戦闘が得意。
 ・弱点:美しい女性からの誘いはうまく断れない。(子供は除く)兄弟は普段は仲が良くても、女関係になると奪い合うこともある。
 ・他 :ぶどう酒だけでもトルミンに到着すればケンタウロスは撤退します。

3)ステージについて
 ・障害物の多い森の中。
 ・移動距離:約2km程。
 ・今の馬車とケンタウロス達との距離は多少あり、数分は時間が稼げるものとします。
 ※馬とケンタウロスの速さはおなじで、人間より断然速いものとします。

4)ディア先生について
 ・ローレライ族
 ・性格:内気で大人しい、優しい。
 ・特技: 幻術。ただし、自分が想像できるものだけしか相手に見せられない。最大継続時間は五分。強力な魔法ですが使用後は魔法力が枯渇します。

5)補足&ヒント
 ・幻術を使用するには大量の魔法力を使用します。ディア先生の魔法力を回復させるのもありでしょう。
 ・ケンタウロスは超強力な敵です。(PC推奨レベル30以上)撃退を想定すると、全滅する可能性が大です。地形を生かして逃げに徹しましょう。
 ・兄弟はまとめておさえるのかバラバラか、ディア先生は護衛するのか、誰が荷馬車を誘導するのか、役割分担が重要です。
 ・えっちいのはダメですよ!(やりすぎ注意)


作者コメント Comment
 はじめましての方ははじめまして! またの方はお世話になっております。へぼあざらしです。
 本課題は強大な敵との戦闘です! うまく連携をとらないと、クリアは少し難しいかもしれません。弱点の少ないケンタウロスですが、生徒のみなさんがあっと驚くようなアイデアで乗り越えることを期待しております。
 私も楽しんでいただけるように頑張りますので、よろしくお願いいたします!!


個人成績表 Report
ラヴィ・ガロット 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【目的】
ラヴィの好きな人の目を覚ましてあげるの

【PL意図】
時間稼ぎ出来れば万々歳

【事前準備】
ケンタウロスの弟に対して脳内で告白されるまでを妄想する
目の前の現実とのちょっとした齟齬を脳内で修正する

【行動】
ケンタウロス弟をもてはやす

馬車を追いかけるタイミングで嫉妬に駈られて「ひのきの丸太」で殴る

<戦闘>
部位狙い:後頭部
『ゴツンと一撃』で気絶を狙う
気絶したら監禁する


【心情】
許さないの
ラヴィはこんなに愛してるのに
貴方は他の人に目移りしてばかり

愛してると言ったのは嘘だったの!?
な、失礼ね!
ラヴィはもう大人だもの!

もう、いい

ラヴィはもうすぐ死んじゃうから、ね?

貴方を殺してラヴィも死ぬ
これで、ずっと一緒よ?

プラム・アーヴィング 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:180 = 60全体 + 120個別
獲得報酬:4500 = 1500全体 + 3000個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
ケンタウロスと対峙する男達に【化粧品】【変装】で女装させる。

【化粧品】の化粧水をワイン瓶に見える様幻術をかけて貰い【リーマナ】で先生の魔力を回復して荷馬車を降りる。

ケンタウロスと対峙し、弟のみ仲間にモテる状況に嫉妬が頂点に達する兄の方に近寄り

「弓を射るその美しさに心を射止められ、貴方の気を惹きたくて秘密で葡萄酒を持ってきました」

【心理学/人心掌握学/演技/会話術/説得】を駆使していじらしく愛を伝え、褒め称え化粧水(ワイン瓶)を渡し飲むよう促す。
飲み干した時に弟側の仲間に酒を独占した事を指摘して貰い、関係に亀裂を入れる。
更に、兄を口車に乗せ弟との対立を煽り荷馬車が街に到達するまで時間を稼ぐ。

チョウザ・コナミ 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
成人女性のフリして魔物へ媚…気引きに行くゆーしゃ様達の付き添い。
状況場面が超絶愉快だもんね。そりゃあ特等席行くでしょ。

男のゆーしゃ様をなるべく大人な女性【変装】させるためのお化粧法とか指導しつつ【厚手の布】割いて手首と首隠してー、腰には固くまいてなるべく細く。
肩幅に対して腰は細い方が適齢期な女性見あってくそ貴…一部男性に好まれがち…こーんな無駄【宮廷教養】なーんであんのかなー。ほんと。

教官様には液体瓶類が葡萄酒に見える系幻術お願いしといて、女性?陣が対立煽り増幅に使う感じで。
ザコちゃんはただの中立ちょっかい役だけどね。
…ザコちゃんが好みだったら?ないない。もしそーなら趣味も気分もタチも悪いし。

仁和・貴人 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
楽なバイトだと思ったのに大変なことになったな・・・
取り敢えずは、女子の安全とワインの対比が最優先だな

そりゃあ、馬並みだろうなぁ・・・ナニがとは言わないが
・・・なんか、アーヴィングくんがやけに興奮してるが気のせいか?


取り敢えず、オレは足止めに出よう
ん?エラルドくんとアーヴィングくん、女装するのか?
いいんじゃないか二人とも似合そうだし・・・ってなんでにじり寄ってくる!?
服を掴むなっ!
ちょ・・・アーーーーッ!

うぅ・・・穢された…何がとは言わないけど穢された気分だ・・・
こうなったらヤケだ!あの馬ども誘惑してやる!

あ、あのっすごく引き締まった良い身体してますねっ(裏声)

・・・自分でも寒気がするな

シキア・エラルド 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
結婚式だなんて素敵ですね…、
その為にも無事に街までいかないと!

・準備
女装(というより踊り子もどき)
「変装」「演技」で女の踊り子に
元々中性的な見た目なので布を拝借してフェイスベールで顔の半分を隠す(目元だけ)
「俺は踊り子、俺は踊り子…(ブツブツ」

幻術発動前に先生へ【鼓舞激励】
荷馬車を降りる前に先生へ【踊り子のささめきごと】

・行動
ケンタウロスへ向けて初手【純白笑顔】を発動
「踊り」を応用して舞うように近づく
【純白笑顔】や仕草、「踊り」で足止め
「勇ましきお方…どうか見てくださいませんか?」

兄弟同士で決闘が起きた際
弟不利時は【踊り子の秘めごと】

オズワルド・アンダーソン 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
心情:
な、なぜ僕が女装に参加ですか!そういうのは他の方にやらせなさいな!
僕はやりませんよ!僕はやり……ちょ、ちょっと待ってくださ!!!

行動:
①嫌なんですけどね、まぁね、女装します。
②先生には幻術をかけるよう声掛け、その直後にプラムさんたちとリーマナで先生の魔力を回復。
③博愛主義を以て、ケンタウロス弟に近付き好意を持ってるフリを見せることに集中し、時間を稼ぎます。
主な理由は兄弟の仲間割れかつ、弟に優位を持たせます。

ミサオ・ミサオ 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
心情:
いやー!タダ酒が飲めると聞いて参加したもののまさかオレぁと同じ酒狙うやつがいるたぁな。
残念だなぁこの酒オレんだから!逃げるぞぉ。(手綱を引いて)
飲酒運転ダメ絶対?馬が走るからいいんですー。

行動:
オレは荷馬車を引く係に回ろうか。
仲間が引き付けてる間ぁ、先生とビャッカと全力で逃げれるよう樽などを固定しようかねぇ。
もし追いつかれたら先生にダミー用に「ぶどう酒の樽」の幻術をお願いしようか。

兄の攻撃がこちらに来たら威圧感で邪魔をしたり
矢や弟の攻撃を部分硬質化を利用して受け止めつつ、龍爪撃で攻撃もしくはコツンと一撃。

みんなと合流したら皆の女装姿でも拝ませてもらおうかね。



ビャッカ・リョウラン 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【目的】
酒を乗せた荷馬車を街近くまで届ける

【行動】
まずはロープで酒樽を荷馬車にしっかり固定する。
準備が出来たら、荷馬車を道なりに進めるよ。

御者がいるなら、私は龍の翼で先行しつつ道の安全を確認。
御者がいなければ、私が御者になって、生物騎乗を駆使して荷馬車を動かすよ。

速度は何とか操作出来るギリギリまで飛ばすよ。
馬車は案外と遅い…普段のスピードだと人の足でも追いつけるくらいだ。
相手は馬と同じ速度…いつものじゃ直ぐに追いつかれちゃう!だから、飛ばさないと!
とは言え、事故ったら本末転倒。
だから、その操作出来るギリギリ。それが、今出せる全速力!
当然、馬には無理させちゃうことになるけれど…お願い、頑張って!


リザルト Result

「皆さん……無理だけはしないで下さいね……」
 【フェレ・ディア】先生が不安そうな表情をして生徒たちを見る。ディア先生は自分も今回の戦闘に参加するべきかと聞いてきたが、生徒たちはその申し入れを断った。花嫁を傷ものにしてはダンナさんに合わせる顔が無いからだ。これでもゆうしゃの卵。どんな難題もドンと来いである。
 そして、生徒たちが考えた大まかな作戦はこうだった。ケンタウロスの足止め組は女装して近づき、ディア先生の幻術でぶどう酒に見せかけた化粧水をうまく使いながら、ケンタウロスの兄弟に亀裂を生じさせるものだ。そして、作戦会議をしている間にもケンタウロスは近づいて来ているのであまり悠長にはしていられない。
 ひとまず、決を採ると結果は次の通りになった。
 ケンタウロスの足止め組は、兄の【ペネ】を【プラム・アーヴィング】が、弟の【ペレ】を【ラヴィ・ガロット】、【仁和・貴人】、【シキア・エラルド】、【オズワルド・アンダーソン】が受け持つ。
 そして中立の立場として現場のサポート役を【チョウザ・コナミ】がすることになった。
 なお、馬車誘導とディア先生の護衛は【ミサオ・ミサオ】と【ビャッカ・リョウラン】が担当する。
「取り敢えずは、女子の安全とワインの退避が最優先だな。それで、女装担当はエラルドくんとアーヴィングくんでいいんだね」
 貴人がそう告げると、プラムはきょとんとした表情をする。
「んー? ケンタウロスの足止めするには俺たちだけじゃ足りないんじゃないかな?」
 そう言いながら、プラムは貴人とオズワルドの両方を見て、にたりと笑みを浮かべた。ぞっとする二人。オズワルドは顔を真っ青にして後ずさりをしながら悲鳴に近い声を出す。
「僕はやりませんよ! ちょ、ちょっと待ってください……僕はやりませ……アーーッ!」
 そして儚くも、オズワルドの貞操は失われてしまったのであった。プラムに服装を乱され、その上に化粧を施されてゆく。
 その様子を横目で見ていた貴人はぞっとして馬車の隅へ逃げ込む。だが、その姿を見逃さなかったのか、今度はチョウザが貴人を捕まえる様に皆へ指示をする。
「……な、何かな?! オレはただの足止め担当だぞ?!」
「足止めとか性別とか関係ないしぃ。ここまできたらみんな揃って一蓮托生ってやつじゃん?」
 チョウザはいたずらっぽく笑い、それを見たビャッカは苦笑いをしながらそそくさとその場を離れていく。
「……さ、さーて私は道の安全を確認しに、馬に乗ってるからねー!」
「んなっ! ちょっ、待て! あぁ、そうだガロットくんも助けてくれ!」
「……貴方はそうしてラヴィを抱き留める。そうよ。そうなるに違いないわ」
 ラヴィはうっとりとした表情でため息を吐く。おっと、何かスイッチが入っているようだ。
「おーい、ガロットくーん?」
「そうよ。貴方はラヴィのことをきっと待っている……あぁ、だとしたら早く会いに行かなくっちゃ!」
 そう口にすると、ラヴィは荷馬車から飛び降りて颯爽とケンタウロスの方へ駆けて行った。
 その後ろ姿に向けて、届かぬ手を伸ばす貴人。その想いも虚しく、彼は悲しくも見放されてしまった。
「あぁ、おいて行かないで! ほら、女子のガロットくんは先に行ってしまったぞ?! 女子の安全が最優先ってオレは言ったぞ! ……って、アーヴィングくん、その手に持っているものは何かな!? 服を掴むなっ! ちょ……アーーッ!」

◆ ◆ ◆

 そして、それは数分もしないうちに片付いてしまった。その様子を見てチョウザは満足げにしている。
「よーしよし。これでカンペキ、パーペキ、パーフェクト、みたいな?」
 犠牲者たちは皆げんなりとしていた。
「うぅ……穢された……何がとは言わないけど穢された気分だ……」
 貴人はしくしくと悲しみの言葉を漏らしていた。しまいにはいつも付けている仮面まで外されて、その裏に隠していた童顔に化粧を施されたことを不服そうにしていた。
「せっかくカワイイ顔しているんだからさ」
「……いやさ、アーヴィングくんが口にすると色々と誤解が生じると思うんだ。ウン」
 貴人の声は若干震えていた。プラムに着付けしてもらった時にちょっとナニかあったらしい。いや、ナニかとは言わないけど、ナニにまつわるナニかがあったんだろうなぁ。するとシキアが貴人の肩を叩く。
「あのね、女装だって思うからしんどいし恥ずかしいんだよ」
「……エラルドくんは恥ずかしくないのかい? まぁ、似合ってるから良いんだろうけどさ……」
 シキアは元々中性的な容姿をしているのでそう違和感はない。自ら立候補しただけはある。するとシキアはふっと鼻で笑ってから、貴人の肩を掴む。
「いいかい、俺は今からあのケンタウロスを魅了しにいくの。つまりこれは俺のステージ衣装でありある種の戦衣装だから『女 装 で は な い』……いいね?」
「……あぁ、エラルドくんは心を病んでしまったか」
 貴人は遠い目でシキアを見つめる。半ばヤケクソなのだろう。
「すごいなぁ! まるで変態の護送車だ」
 ミサオは手持ちの酒をちびちびとやりながら女装陣を一瞥して笑っていた。最早、彼らを酒の肴としてしか見ていない。
「……うぅ、酷いわミサオ……本当はとても怖かったんですわよ」
「アンダーソンくん、ノリノリじゃないか」
 貴人はすかさずツッコミを入れる。もう完全にオズワルドはあっち側の人間だ。さようなら。君の在りし日は忘れない。
「そうかそうか、ならオレが慰めてやろうか?」
 そう告げてミサオは両手を伸ばして抱き留める態勢になる。まぁ、悪友であるオズワルドをからかっているだけなのだけれど。
「ミサオくん?! 完全に酔払ったオジサンの勢いになっているが大丈夫なのかい!? そして、そっち系の展開を始めないでもらおうか?!」
 もはやカオスである。そろそろ貴人のツッコミが追いつかなくなるだろう。
 そんな彼らのやり取りを見ながら、
『私が魔法で皆を女性に見える様にすればよかったんじゃないかしら』
 ディア先生はそう思いつつも口にぐっとこらえる。ここまで被害者が出ている以上、手遅れなのだから。

◆ ◆ ◆

 その頃、ケンタウロスの兄弟は荷馬車を懸命に追いかけていた。彼らは徐々に荷馬車との距離を詰めていて、当初は小粒程にしか見えていなかった荷馬車の姿は今やげんこつ程の大きさまで見えるようになっている。
「そろそろだね兄さん」
 弟であるペレは思わず笑みを浮かべた。その兄であるペネもにたりと笑う。
「あぁ、あと少し近づけば俺の弓矢が届く範囲に入る。そうすればあとはこちらのもの…………ん?」
 ふと二人の前に人影が現れて、突然の出来事にペネとペレは急停止する。それは年端もいかない少女で、片手には丸太を抱えている。荷馬車の護衛だと考えた兄弟は身構えたのだが、彼女は思いもよらない行動に出る。
「あぁ、貴方がケンタウロス。ラヴィの運命の人なのね……!」
 そうしてラヴィは手の平を差し出すように向け、頬を赤らめている。いじらしい表情をするラヴィはさながら恋する乙女の様で、ケンタウロス兄弟は困惑してしまう。
「大丈夫よ。突然のことだからびっくりしちゃってるのかもしれないけれど、ラヴィは愛を確かめに来ただけよ」
 一方で、自分の世界を展開するラヴィ。だが、愛だ何だと言ったところで、子どもに二人は興味がない。とっとと追い返して荷馬車を追わなければと思った矢先のことだった。
「……そして、こん棒持ちの貴方こそがラヴィの運命の人なのよ!」
 ビシィと、ペレの方へ真っ直ぐラヴィの指が向けられた。
「え? ……僕かい?」
「……ラヴィのこと、愛してくれないの?」
 ペレは困惑していると、その様子を不満に思ったラヴィはむすっとして丸太を振りかぶる。それを見て流石にペレも青ざめた。
「おいおいおい! そんなことは一言も口にしていないじゃないか!」
「じゃあ、愛してくれるの?」
「いや、だからそう言うことではなくて……」
 何やら面倒だぞこれはと思い、ペレは助けを求めるように横目でペネの方をちらりと見ると、彼は若干不機嫌そうな表情をしていた。恐らくは嫉妬しているのだろう。
「……あのね。僕たちは今忙しいんだ。それにキミは子供じゃないか。僕たちとはちょっとね、なぁ兄さん」
「あぁ、まぁ、そうだな」
 ペネは若干不服そうにしていたが、まあ納得してくれたようだ。参ったなと思っていると、突然、横から細身の女が現れて、ペレの腕を引いた。
「アナタの瞳に……煌めきが見えます……」
 彼女はフェイスベールで顔の半分を隠していて、まるで踊り子のような姿をしていた。まぁ、女装したシキアなのだが。
「な、なんだキミは!」
「勇ましきお方……私の踊りをどうか見てくださいませんか?」
 シキアは扇で口元を隠しながらペレの耳元でささやくと、ペレは不思議と気が惹きつけられるのを感じた。それはシキアの『踊り子のささめきごと』により言葉に込められし魔力がゆっくりと染みていく。
 しかし、ペレもちょっとやそっとでは動じない。シキアを引き離そうとすると、今度は黒髪の女性がもう反対の腕を引く。その女は貴人だ。
「あ、あのっすごく引き締まった良い身体してますねっ!」
 無理して女性っぽく話そうとしたせいか、裏声になってしまっている。また、表情は恐怖で引きつり、なおかつ女装の恥ずかしさと悔しさ(?)で混沌とした表情になっていた。ちょっと怖いんですがそれは。ペレが若干引いてしまっているではないか。
 そして一歩離れてじっとペレを見つめるのは、女装したオズワルド。彼は瞳を潤ませ、顔を赤らめていた。狙い半分羞恥半分である。
『ふぇぇ……はずかしいよぅ……』
 とでも言うかのように、オズワルドはずっともじもじしている。正直、ペレはちょっとオズワルドの方に関心が出てしまう。そして、その自然と出てしまっている女の子感はシキアと貴人の演技をはるかに上回っていて、嫉妬を超え、二人は圧倒的な敗北を覚えた。……いや、これ、何の戦い?!
「なぜ、ヤツの方に女が集まるんだ」
 そして、ペネはその様子を見て少し苛立っているようだった。このままでは目的のぶどう酒は遠ざかって行くばかり。いい気分なのはペレの方だけ。自分には良いことが一つもないではないか。
 ペネは怒りのあまり、ペレの方へずかずかと歩を進めようとすると、
「そんなに怒っていては、せっかくの男前も台無しですよ」
 そこにプラムがなだめるようにペネに近づいてきた。しかし、今更女が一人やってきたところでこの気持ちが収まるものではない。ペネは不愉快そうにしていたのだが、
「まぁまぁ、お兄様」
 こそりと、プラムは懐から偽のぶどう酒を見せる。
「弓を射るその美しさに心を射止められ、貴方の気を惹きたくて秘密でぶどう酒を持って参りました」
 それを見たペネは少し動揺したようにも見えたが、すぐに愉快そうに笑みを浮かべると、プラムから偽ぶどう酒の瓶を受け取った。
「私、たくましい男性の方が好きでして。あと、飲みっぷりのいい方も好きですよ」
「ほほう。いいだろう」
 するとペネは偽ぶどう酒の瓶の封を切り、憂さを晴らすように勢いよくラッパ飲みを始める。ペレの事など気にする余裕もなく、化粧水と疑うことも知らずに、ペネはごくごくとそれを飲み進めてゆく。見ればもう少しでカラ瓶になりそうだ。ペネは誇らしげな顔をしていると、不意にこんな声が掛かる。
「へー。弟が一滴も口を付けるまもなく飲み干すなんて酒豪じゃん?」
 それはあまりにわざとらしい声だった。ペネはそれを耳にして驚き、思わず偽のぶどう酒を吹き出してしまう。ちなみに、その声を出したのは途中からやって来たチョウザだった。もちろん、その状況を知ったペレは黙っていられるはずもない。
「……に、兄さん! 何だよ、その手にしているものは!!」
 顔を怒りで紅潮させて、自分を取り巻く女装組を振りほどくと、ペネに近づいて掴みかかる。一方でペネは悪びれもせず、ペレに逆上する。
「お前だっていい思いをしていたじゃないか!!」
「そんなつもりはない! どのみち彼女たちは子供じゃないか!」
「そんなことは無いだろう。中には綺麗な子だっていた筈だ! ……そうさ、あの金髪の娘とか……!」
 そう言いながらペネはオズワルドの方を向く。その様子を見てオズワルドは青ざめた。完全に巻き込まれ事故である。恐らく、原因はオズワルドの年齢が20と、最も上だったからだろう。
「ぼ……わ、私でしょうか?」
「あぁ、そうだ。よく見りゃぁ可愛い顔しているじゃあねぇか」
 ペネはペレを押しのけ、オズワルドの方へ近づいていく。その様子を見たペレはオズワルドを守るように前に出た。
「……なんのつもりだ」
 怒りをあらわにするペネ。一方、ペレは大真面目な顔でこんな事を言う。
「兄さん。このコは僕の方に言い寄って来たんだ。兄さんには手出しできる権利はないよ」
 え、なにそれは。オズワルドを巡った愛憎劇が始まるというのか?! オズワルド以外の誰もかもが面白半分でそれを眺めていると、今度は思わぬ横槍が入る。
「ねーねー! ラヴィはどうなの? ラヴィはっ!!」
 愛を求め続けるラヴィは、ペレの後ろで駄々をこねる。ペレは困ったなと思っていると、
「もういい! お前の分まで酒を回収して来ればいいんだろう! そいつらは任せたから俺は先に行っているぞ!」
 そうしてペネが走り出し、それを見たペレもこの場を後にしようとする。しかし、
「ラヴィとお酒のどっちが大切なの!!」
 ラヴィは執拗にペレに言い寄るのであった。
「えーと……もちろんキミのことだって愛しているさ! しかし今は……!」
「あー。お兄さんの方が既にぶどう酒にありついているよーっと」
 そこにチョウザがまたわざとらしい口調でペレを煽る。その言葉にペレはまんまと騙されてしまうのであった。
「な、なんだって! 兄さんだけまた抜け駆けするだなんて……!」
 そう口にして、ペレが踵を返そうとしたときに、
「許さないの……! ラヴィはこんなに愛してるのに貴方は他の人に目移りしてばかり!」
 ラヴィの怒りは頂点に達したのか、手持ちの丸太を振りかぶり、それを思い切り横に薙ぐ。
 ゴツンと、丸太による一撃がペレの頭に直撃し、当たりどころが悪かったのかペレはくらくらとする。その姿を見て、ラヴィは更に丸太でペレの頭を殴打する。それは何度も繰り返され、側で見ていた男性陣はあまりの惨状に血の気が引いていた。
「もう、いい。ラヴィはもうすぐ死んじゃうから、ね? 貴方を殺してラヴィも死ぬ。……これで、ずっと一緒よ?」
 そしてこの後、ラヴィの凶行は全員によって取り押さえられ、ぼこぼこにされたペレはこの後放置されることになった。どちらにせよ、ラヴィはペレに対する恋愛感情など、どーでも良くなってしまったようだが。また、馬肉を食いたいとプラムとチョウザは渋っていたが、その様子をペネに見つかったら大変だ。それこそ報復されかねない。まずは、ぶどう酒をトルミンの村まで運ぶことが最優先なのだから。

◆ ◆ ◆

「ディア先生! あとちょっとですよ!」
 ビャッカは馬に乗り、手綱を引いていた。彼女の能力もあってか馬も悪路の中ですいすいと進んでゆく。トルミンの村ももう目前だ。
「大丈夫です。ディア先生、皆がうまくやってくれていますから」
 ビャッカはディア先生への気持ちを和らげるために、時折会話を挟み、運転では細心の注意を払っていた。おかげでディア先生はここまで安心してこれた。
「……ただ、簡単にとはいかなそうだねぇ」
 ミサオは調子悪そうに言う。何故なら少し後ろから、ペネが鬼の形相で追いかけてきているからだ。ペネは弓の射程内に捉えたことを確認すると、笑みを浮かべながら弓を引いた……のだが、
「……なっ!」
 突然、弓は引いた拍子に壊れてしまう。そう、貴人はペネとペレがもめている隙に、武器に手を加えていたのであった。
 その様子を見たミサオは重い腰を上げると、ダメ押しを加える。
「さて、こいつは餞別だよっ!」
 ミサオは何かを蹴飛ばすと、それはごろごろと地面を転がって、そのままペネに直撃して一緒に転げてしまった。それを見てビャッカはミサオを称える。
「ミサオさん! ナイス!」
「いんや、それもこれも騎手の腕のおかげさ。ここまでノーミスで切り抜けられたんだから、大したもんさ」
 そう言って、ミサオはまた腰を下ろして手持ちの酒で一杯やるのであった。
 一方でペネは痛みと悔しさではらわたが煮えくり返っていた。どうしてくれようかと思っていたその時、その転がってきたものを見てペネは歓喜の声を上げた。何故ならそれは、まぎれもない酒樽だったからだ。ただ、それはディア先生の幻術によって生み出された『偽のぶどう酒の樽』だ。そうとも知らずに、彼は喜びながら森の中へ消えてゆくのであった。

◆ ◆ ◆

「……えーっと、お酒だけじゃなくて、余興の劇団の人も連れてきたの?」
 化粧も服装も乱れ始めている女装陣を見て、【コルネ・ワルフルド】先生は苦笑いをしながら頬を掻く。
『違います!』
 女装被害者たちは一斉に否定した。
「ほんとは、いー感じの馬肉も手に入りそうだったんだけどー」
「ですねー」
 チョウザとプラムは本当に残念にしていた。まぁ、プラムは馬肉じゃなくて、ケンタウロスを別の意味で食べたんじゃないかと思うが。
 兎にも角にも、生徒たちは無事にトルミンの村にぶどう酒を届けられたのであった。酸いも甘いもあったけれど、このぶどう酒のような思い出は、きっとみんなの思い出に残る経験になるだろう。
 そして、ディア先生はすでに花嫁衣裳で身を飾っていた。さぁ、結婚式が始まる。その直前に、ディア先生は生徒たちに振り返ってこう告げた。それはこの課題(クエスト)が始まる前からずっと思っていた事。それを口にしなきゃ嘘になると思ったから。
「あなた達のような生徒に祝福して貰えて――本当に、私は幸せ者です」



課題評価
課題経験:60
課題報酬:1500
人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて…?
執筆:へぼあざらし GM


《人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて…?》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 1) 2019-06-10 00:37:33
教官様の結婚ねぇ。結婚すんの。ふーん。
強制強要されてるんだとか、義務感でやらざるを得ないとかじゃないんならいーんじゃん?
っても教官様が幸せに満ち満ちな時点でそこはよゆーそうだけど。

で、ザコちゃんがさらっと状況聞いた限り思うのがー、これって対応策は四択じゃん?みたいな。
ひとまずで考えられる限りー、
・教官様にお願いして幻術で魅力的な女性を見せる
・教官様に頼らず魅力的な女性に変装して気を引く
・変装した上で気を引き、それを補うような幻術を教官様にお願いする
・文字通り死ぬ気で戦闘や挑発
ってのが挙げられっかな。戦うってなら別にザコちゃん止めないけど。
死ぬ時の感覚と、蘇生魔法喰らう時の感覚について初体験出来んじゃん?リバイバルのゆーしゃ様は別として。

あともいっこ思い考えんだけど、お酒って一滴も渡せないのかな。
それこそちょこっと渡して気引くとか、気引く係がお酌するーとかってのにも使えそうではあるんだけど。
上辺だけでも笑って媚びてお酒飲ませとけばくそ貴…あーいう思考の存在概念は喜びがちだし。

《新入生》 ラヴィ・ガロット (No 2) 2019-06-10 01:39:24
ラヴィ許せないの。
(脳内)であんなに好きって言ってくれたのに、ラヴィを差し置いてお酒にばかり。絶対に許せない!(丸太を握りしめ
あとラヴィ子供じゃないもの!!!

※ラヴィの恋の賞味期限は1シナリオ分です

PLより
勘違いしてヤンデレがケンタウロスを殴りに行くよ!
足止め要員のつもりなので多分負けるとは思うけど時間稼ぐくらいならいける?
いきたいなーくらいの気持ちです!
勝つとか負けるとかどうでもいいからケンタウロスにトラウマ植え付けに来ましたー!(*´ω`*)
コツンと一撃もあるから上手くいけば気絶してくれないかなと思いつつ。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 3) 2019-06-10 08:10:32
ケンタウロス、ケンタウロスだねえ。
ケンタウロスだ。ケンタウロス。美形の。好色のケンタウロス。フフ。

やっぱ先生の幻術使うにしろ全体的に色仕掛けパターンが一番良いのかな。
真面目に考えるのなら、モテ期到来したのが兄か弟かのどちらかにするのが良いと思いよ。
内輪揉め誘発する感じ。
それか、兄と弟担当に分かれて「どっちが強いんです?」みたいな感じのけしかけか。

でも俺の本音を言うと、どっちかのケンタウロスが食いたい。
美味しい。絶対美味しい。だって馬だぜ馬面じゃない馬ねえ馬ケンタウロスじゃん。

...あ、先生は幼女にしておいたが良いかもね?
安全と純潔のために。

《熱華の麗鳥》 シキア・エラルド (No 4) 2019-06-10 10:00:26
皆何回かいっしょになったかな?今回もよろしくね

個人的な考えとしては、安全面を考えれば先生に幻術をかけてもらって皆でサポート
気をひく事を重点的に考えるなら、変装した上で幻術をかけてもらうとか
正直真正面から戦うのは俺達じゃ無理があると思うし、色々な意味で誘惑?していく方がいいんじゃないかな

あ、内輪もめはいいと思うよ。その後のあれそれはともかくとして…うん

《メメルの婚約者☆》 仁和・貴人 (No 5) 2019-06-10 10:27:52

《メメルの婚約者☆》 仁和・貴人 (No 6) 2019-06-10 10:28:51
誰がとか、ナニがとかは言わないが。

まぁ、内輪もめさせるのが一番安全で手っ取り早いだろうなぁ。
食いたいって言ってるしアーヴィングくんに幻術かけてもらってケンタウロスに迫って貰うのもいいかもな。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 7) 2019-06-10 12:43:27
お、ヒールの神父様も馬肉食べちゃう系?ザコちゃんと一緒じゃん。
前に受けた課題でも馬の魔物食べ損ねちゃったし、うまく隙ついて肉抉り出すとかならザコちゃんにわーけて。
どーせ味はただの馬肉なんだろーけど。一応自分の舌で確め認識したいもんだしぃ?

狙うなら弟だけ、の方が良さげかなーってザコちゃんは。
ほら、兄だけがちやほやーっても、弟は弟ーって立場上我慢慣れしてるだろーけど。
逆だったらほら、弟が生意気だぞー、兄への敬意がどうのこーの、がおー。…みたいな。
ザコちゃん達で倒せない魔物なんだし、内輪もめ?内馬もめ?は活用しなきゃ。

そっから、ザコちゃん一応【化粧品セット】持ってく気ではいる。
【変装】には多少慣れっこだし、勾引か…気引くゆーしゃ様へのお化粧は手伝えっし。
ザコちゃんも面白そーだから着いてくから、【ハッタリ】だの【会話術】だのでちょっか…お手伝いするね。
別に気引く云々はやるきないけど。めんどいし。
ってかザコちゃんが好みーってなら相当趣味悪いし?気分も悪いし?
…見た目で選ぶってなら尚のことタチが悪いし。

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 8) 2019-06-10 14:39:11
あはは、入っちゃいました。
賢者・導師専攻のオズワルド・アンダーソンです。よしなに。

片方食べたいだなんて、生きてる片方が可哀想じゃないですか。
両方とも仕留めなさいな。
…なんてね。

かしこさを下げて信憑性高くするしか出来ませんよ僕は。
そのまま自滅していただければありがたいのですが、難しいですね。
内輪揉めはいいと思います。興奮しすぎて目的を忘れるかもしれませんし、
あのケンタウロスはぶどう酒を狙っているのもありますし、
ちょっとしたダミーを用意して見間違え!なんていうこともあるかもしれませんね。

《不屈愛の雅竜天子》 ミサオ・ミサオ (No 9) 2019-06-10 20:25:01
タダ酒と極上のぶどう酒飲むために参加したぜ。
初めましての人はミサオ・ミサオだ。よろしくねぇ。(ニンマリ)

プラムがんばれ超がんばれ~。(ポンポンをシャンシャン鳴らして)
そういや変装…もとい気を引く人って誰がするん?
プラム1人は少々まずいんじゃないかな。
あ、オレぁ酒のんで見守ってるなぁ!

ぶとう酒って樽だからダミーは難しいだろうなぁ。
うん、水を入れた樽があったら良かったんだけどなぁ。

《熱華の麗鳥》 シキア・エラルド (No 10) 2019-06-10 21:12:13
食べる…えっ上と下とどっちを食べるの!?(思わずつっこみ)

あ…変装なんだけど、俺も立候補していいかな
幻術かけてもらった上で【純白笑顔】でうまく魅了できれば多少の足止めになると思う
先生が幻術をかける前に【鼓舞激励】で強化もできるし、うんっ

>荷馬車
ところでちょっと気になったんだけど、解説のとこに「誰が荷馬車を誘導するのか」ってあるんだよね
これ、御者さんに指示するって意味でいいのかな?

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 11) 2019-06-10 22:02:41
うんうん、下半身は置いといて(意味深)上は人肉に近いのか馬肉なのか確かに気になるところだね。

勿論頂けるなら両方食うけどね?
作戦によりけり。

俺も【化粧品セット】持ってく。
あと俺からエロ取ったらスタイルと顔の良さしか残らないけどギリギリを攻めるね。スリル。

一番スリルを味わうのはラヴィさんだとは思うけど…。

さて、ここまでの作戦を纏めると

[ケンタウロス(弟)]にモテ期到来!?
ただし[女装した野郎]になります作戦。
~愛らしいヤンデレちゃんを添えて~

女装するのは今のところ
・シキア・エラルド
・プラム・アーヴィング

しか居らず、モテ期には程遠いので俺の独断と偏見で
・仁和・貴人
・オズワルド・アンダーソン

の二人を女装に推すけど、どうかな。
ミサオは…お前マジ酒臭いから荷馬車飲んでていいよ(雑)

>荷馬車誘導
流石に素人に馬扱わせないのでは…?
と思うので、多分支持とかじゃないかな。騎乗スキルあれば別だけど

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 12) 2019-06-10 22:03:41
あ、荷馬車で呑んでて、ね。

《大空の君臨者》 ビャッカ・リョウラン (No 13) 2019-06-10 22:51:34
勇者・英雄専攻のビャッカ・リョウランだよ。よろしくね。

相手は…戦って勝てる相手じゃないね。
ケンタウロスを引き付ける役は揃ってるみたいだから、私は荷馬車の方を担当しようと思うよ。
御者さんがいるなら誘導。もし居ないのなら私は御者やるかんじかな。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 14) 2019-06-10 23:06:57
モテ期到来がキモだからビャッカさん野郎だらけだけど入ってくれても...いや...無理にとは言わないけれど。酷いから。ホント。
とりあえずようこそ女装パークへ()
よろしくね〜

《メメルの婚約者☆》 仁和・貴人 (No 15) 2019-06-10 23:36:20
女装か・・・
オレには合わないんじゃないか?
うん、似合わない、似合わない。

ちょっ、待て、なぜにじり寄ってくる!?
ちょ・・・アーーーーッ!

以下PL
本人は嫌がってますが女装はOKです
無理や理女装させてください。
ある意味おもちゃになるんだよ!!

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 16) 2019-06-11 23:49:49
仁和君童顔だから女装問題ない大丈夫大丈夫。
観念してこっちきて。

とりあえず、ケンタウロス弟へのアプローチの仕方は各々でやりたいようにしたらいいよね。リアリティ出るし。
アプローチどうすればいいのか分らないなら、適当にこん棒とか褒めておけばいいんじゃないかな。

あと、これは追加案なんだけど、ケンタウロス弟を褒めて良い気にさせつつ途中から俺達で奪い合いの演技をして激モテ感演出するのはどうだろう。

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 17) 2019-06-12 12:52:39
ぼ、僕はしませんよ!女装なんて!
そういうのは好き好んでする方がすればいいと思います!他の方に任せますよ!ええ!やりません!やりませんと…え、いや、ちょま、待ってください!
ズボン引っ張らないでえええ!!フリとかじゃないですからあああ!(ズリズリズリズリ)

(PLから、フリです)



《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 18) 2019-06-12 13:26:44
今回に関しては、幼い顔より大人してる方が好まれるっぽいけどね。
…他者を好き勝手鑑賞しては自分の価値観で干渉するなんて。ほんとなんてーか、ねぇ。

ってか、教官様にどんなふうな幻術で使ってもらうかも決めとかないとだよね。
5分で効果的にーってよりか、消えることを想定する、5分で消えるからこそ使えそうな幻術がいーよね。
例えばそれこそ…今思いついたてきとーなのだけど、あのぶどう酒を幻術で店といてー、
5分で消えた直後に、お酒ないんだけど兄の方の魔物が飲んじゃったのー?嫉妬的なー?って対立煽ってもいーだろーし。

《大空の君臨者》 ビャッカ・リョウラン (No 19) 2019-06-12 19:04:25
あ~、うん、ケンタウロスを引き付ける役はやっぱり十分みたいだね。
ロリコン紳士が相手なら私だって…イヤナンデモナイヨ…

前に言った通り、私は荷馬車の方に専念するよ。
折角足止めしてもらっても、追いつかれたら意味がないからね。
ロープで酒樽を固定したら、コントロールできるギリギリまで飛ばして、
出来る限り急いで街にお酒を運ぼうと思ってるよ。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 20) 2019-06-12 21:20:13
(オズワルド君と仁和君をひん剥きながら)
ん、確かに幻術は葡萄酒ダミーに使ってもらった方がいいかな。

先生と葡萄酒を無事に送り届けるなら荷馬車から降ろすわけにはいかないし、俺とオズワルド君で先生のマナを回復したとしてもその場からは離れるわけだから継続して使うのはナシだね。

美女が葡萄酒をもってたかっ…駆け寄ってきた、というシナリオの幻術とかどうかなー。
あと、誰かお酒を持ってきてそれを幻術で偽装してお酒も弟に飲ませるか、嫉妬した兄に奪わせて飲ませるかとか。

じゃあ荷馬車はビャッカさんお願いね。
もし追いつかれたら…あどけない演技で欺いてみるとかするといいのかな。

《不屈愛の雅竜天子》 ミサオ・ミサオ (No 21) 2019-06-13 07:38:01
(声にならない笑い)

あー良かった、オレぁも女装させられるかとおもった。
おや、良いのかいビャッカさん。
ぶどう酒でも飲みながらビャッカさんと同じ荷馬車に入って護衛に入るぜ。
追いつかれた時はよろしくねぇ。
え?飲酒運転ダメ絶対?馬が走るからいいんですー。(上に向かって声を上げる)

枯渇問題と魔力回復の限度を考えると幻術の回数は以て2、3回かねぇ。
どんな幻術を見せるか考えねぇといけねぇな。
まぁ真面目な話をすれば、追いつかれた時の保険に魔力回復の役が欲しいねぇなんて。

《熱華の麗鳥》 シキア・エラルド (No 22) 2019-06-13 12:46:22
魔力回復の技能なら一応持ってるから、保険としてセットしておくね
幻術はお酒>その他でいいと思う
変装がバレても最悪お酒の方に気を向けてもらえれば、それだけ時間稼ぎもできるし

えーと幻術の内容だよね…
お酒と…美女?大人の美女…(うーん

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 23) 2019-06-13 18:08:59
んー、じゃあ今日までだし大まかに作戦纏めるね。

【ケンタウロス組】
ラヴィ・ガロット
シキア・エラルド
プラム・アーヴィング
仁和・貴人
オズワルド・アンダーソン

【荷馬車組】
チョウザ・コナミ
ミサオ・ミサオ
ビャッカ・リョウラン(荷馬担当)

◼️作戦◼️
ケンタウロスと離れている間に、ザコちゃんと俺とあと変装得意な人らで女装。

[ケンタウロス]行きの女装野郎達は①幻術で実際は手元にないぶどう酒、もしくは②持ち込んだ「お酒」を幻術でぶどう酒の瓶に見えるようにしたものを持ち、兄か弟のどちらか片方に独占させる様にして関係に亀裂を入れる。
因みに誘惑の裁量は各々に任せるとする。
ラヴィさんは...怪我しないようにね?

[荷馬車]に残る人たちは、先生の護衛と荷馬車の誘導。
幻術の有効範囲によっては、荷馬車組は全員ロ...幼女の姿の方が万が一に備えられそうだよね。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 24) 2019-06-13 18:49:53
美人に認識されようと画策謀るお人いっぱいなんだし、幻術に美女はいらなくない?たぶん。
(女装する男性陣をくるくると棒の先で示して)

雑貨の持ち込みに余裕あるゆーしゃ様はお酒持ってけばいーだろーけど。未成年は飲んじゃダメだけどね。
ザコちゃんとかヒールの神父様は化粧品セットで枠埋まっちゃうんじゃん?けいけん間に合わない限りは。
ってなるといっそー、容器に入った液体を全部ぶどう酒に認識させる、みたいな幻術お願いすりゃいーんじゃん?って。
そったらほら、持ち込むお酒はもちろんのこと、化粧品セットの中にあるだろう化粧水の瓶でもいーだろーし。

あと煽る側の言葉選びとして気になりみなんだけど、お酒も女性…っぽいのも、弟に独占させる感じでいーの?

《メメルの婚約者☆》 仁和・貴人 (No 25) 2019-06-13 18:55:02
リョウランくんは十分魅力的だと思うが・・・?
そうじゃなくてもあと数年もすれば誰もが振り向くような美女になるだろうさ・・・(実年齢知らない)

うぅ・・・なんか穢された気分だ(女装させられ)
こうなりゃヤケだやってやる!

あ、怒らした場合のため一応の保険として清廉のオルゴールを
持っていく
使うまでもなくなんとかなればいいんだけどな。

基本的に作戦にそって動こうと思う。
どうにもならなかったらオレは逃げるからよろしく。

《メメルの婚約者☆》 仁和・貴人 (No 26) 2019-06-13 18:57:57
人は弟、お酒は見えない様、ばれない様にに廃棄で兄が飲んだんじゃないかって言えばいいと思う

うまくいくかはわからないが。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 27) 2019-06-13 19:32:09
んー、お酒はどうせ5分で見えなくなるし。さっきもザコちゃんが言ったこととダダかぶりになっけど、
お酒消えたー、飲んだでしょー?って濡れ衣ばっさーってして煽んのはのは兄の方なんだけどぉ。
…なーんて表現すりゃ伝わりやすいかな。こーいう言葉選びにザコちゃん的頭脳のぽんこつさがでちゃう。

ほら、お兄さんも良かったらー、って感じの社交辞令しょうもな文化ってあんじゃん?
普通は。少なくともヒューマンは。
そーいうのもなく、お酒にしろ女的な何かにしろ、全力で弟に楽しませる姿勢でいいの?的なあれ。
露骨にみぃんな弟だけが好みでー、双子でも段違いー。きゃー、いろおとこー。って扱い?みたいな。
その辺すり合わせとかないと、兄へどう声掛けっかなーって感じだから。
逆上して、弟だけじゃなくってゆーしゃ様達にも襲いかかるーなんてのも有り得んだし。

《大空の君臨者》 ビャッカ・リョウラン (No 28) 2019-06-13 19:59:20
(数年もすればの下りに)ぐふぅ!?
私、もうお酒飲める歳なんだよ…ちなみにこの体型は8年変わってないんだよ…


正直、追いつかれた時点で詰みな気がするけどね。演技したところで、お酒は盗られちゃうと思う。
そうならないように荷馬車を引く馬には凄く頑張って飛ばすよ。とはいえ、事故らないようには気を付けるよ。
そんな最中にお酒を飲むなら…吐かないように気を付けてね?

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 29) 2019-06-13 20:40:40
じゃあ[酒]は俺が[兄]に渡そうか。
化粧品持ってるのは俺だし。
まあそうなると美容液飲んでもらうことになるんだけど...。

幻術使って貰い、荷馬車降りる前に俺とオズワルド君、シキアで一気に先生のMP回復かけて少しでも幻術長く出来るよう試みるのはどうだろうか。
そうしたら、俺は唯一兄派の女として味方をしつつ逆上を抑えつつ対立を深めて適切なタイミングで酒を弟の前で飲んで貰おうと思う。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 30) 2019-06-13 20:54:21
「実は、あの子達には秘密でお酒を持ってきたのです。貴方にお渡ししたくて。今のうちに飲んでいただけませんか?貴方の分しかないので...」
みたいな感じで俺が兄に飲ませたらいい?
そして亀裂を深めるとか。
良い案あったら教えてー

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 31) 2019-06-13 22:50:01
そったら飲んで幻術溶けるだろうタイミングくらいで、飲んだことを責め…たら逆上しかねないか。
(無表情で水煙草の瓶を指先でくるくると回し、対くそ貴族の言い回し…と小さく声を漏らし)
…あー、弟さんが一滴も口を付けるまもなく飲み干してしまうなんて酒豪なんで…なんだねぇ?
って感じに柔らかマイルドに言っとけばいーかな。攻撃感情はあっちに向かうでしょ。たぶん。

てかヒールの神父様が化粧品セット持ってくなら、ザコちゃん【厚手の布】とかにしといた方がよさみ?
男ってバレないよーになかなか超絶に布使うだろーし。首とか手首隠してー、腰をなるべく細くするため巻いてーって。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 32) 2019-06-13 22:57:31
なんせよ締切近いからある程度構築構成しとくからここにも言い投げとっけど、
ザコちゃんひたすら間でちょっかいかけてっから。いい感じの塩梅の揉め騒動になるように。
で、気引く云々についてはもうゆーしゃ様の動き当日にならないとわかんないし、
ひたすら兄弟間の意識を互いに向けさせっかなー、見たいなあれで。

とりあえず、投げ忘れだけはないよーにね。白紙でもきっとおめかしくらいはできるんだし?ふふ。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 33) 2019-06-13 23:03:47
俺は、唯一兄側について心理誘導する感じ。

俺が兄に酒(化粧水)を飲ます
→弟側の皆がそれを指摘する
→俺が反論、兄を擁護しつつ口車に乗せて対立を更に煽る
→最終的にどっちが優れているかに持っていき内部争いを誘発する

てのを考えてるなあ。
で、皆は弟に庇ってもらえるように全力で可愛さとかアピール頑張るんだよ~~~~。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 34) 2019-06-13 23:09:17
あ、間に合うかわからないけど。
内部争いで決着がつくのを長引かせたいからオズワルド君やシキアは弟の体力をしれっと回復させたりとかするといいのかも。

俺も、リーラブで兄の方回復させるし。

《熱華の麗鳥》 シキア・エラルド (No 35) 2019-06-13 23:12:42
あ、もうすぐ出発か…早いなぁ

とりあえず一旦ぶどう酒から少しでも気をそらすべく、ケンタウロスを見かけたら速攻で【純白笑顔】して、「踊り」を応用してちょっと舞でも披露
みんなと一緒に弟の方にべったりついて…って感じかな
あ、ケンタウロスの方に行く前には、先生に【鼓舞激励】【踊り子のささめきごと】を忘れずに強化とサポートをするよ

《大空の君臨者》 ビャッカ・リョウラン (No 36) 2019-06-13 23:19:12
よし、私もプラン完了っと…みんな、頑張ろうね。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 37) 2019-06-13 23:30:09
よっしゃ~俺もプラン完了

駄馬肉食べるぞ~