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血塗れフルーツ大戦線


ストーリー Story

 とても晴れた日だった。
 これでもかと言うくらい、快晴の日だった。
 サンサンと輝く太陽の下で、あなた達は広い敷地に集められていた。周囲には沢山の樹木が植えられ、甘酸っぱい果物の香りが満ちている。そう。ここは果樹園。魔法学園フトゥールム・スクエアから少し離れた、とある農家が営む果樹農園である。
 そこにあなた達は、野良服に麦わら帽子、そして軍手と言うバリバリの農作業スタイルで集められていたのである。
 おかしい。
 あるつもりで来た、誰かさんが思う。
 今回は、戦闘系の課外授業だった筈。何故自分達はこんな牧歌的な格好をして、こんなのどかな風景の一部に組み込まれているのだろう。何か、嫌な予感がする。
 おかしい。
 そのつもりで来た、誰かさんも思う。
 今回は、農作業の実習だと聞いていたのに、何で手に剣だの槍だのを持たされているのだろう。って言うか、さっきから聞こえてくる『あれ』は何だろう。何か、嫌な予感がする。
 おかしい。
 そんなつもりで来た、誰かさんは思う。
 何かとても美味しいものにありつけると聞いていたのに、何でこんな労働バッチこいな格好をさせられているのだろう。優雅なティータイムを過ごせる筈ではなかったのか。何か、嫌な予感がする。
 あなた達がそれぞれ不穏な空気に不審な思いを抱く中、一人の男性が皆の前に進み出て来た。魔法学園フトゥールム・スクエア教師の【パグス・スティングレイ】である。ちなみに、彼もばっちり農作業姿。
「やあ、皆さん。ご苦労様。それでは、本日の授業の説明をしよう。後ろを見てごらん」
 そう言って、示す先には遥か遠くまで植えられた果樹らしき木々の群れ。遠目に、赤や緑の丸い実がぶら下がっているのが見える。結構大きい。小玉スイカくらいあるだろうか。
「あれは、『ブラッディ・スイート』と言う果物さ。本日は、この農園をお借りして、あれの収穫実習を行うよ。それでは、近くに行ってみよう」
 あなた達を引き連れ、果樹園の中に向かうパグス。近づくにつれ、強くなる香気。それと同時に、何かおかしなものが聞こえてくる。いや。さっきから聞こえてはいた。ただ、あまりにもアレだったので、風の音だろうと思い込もうとしていたのだが……。
「憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ……」
「死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ……」
「殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス……」
 呪詛である。
 怨嗟である。
 聞くのも耐え難い、マイナス思念の呟きが、夏の蝉の声よろしく果樹園の中を満たしていた。
 見れば、大きな実の真ん中に大きな割れ目が入り、そこから幾重にも並んだ歯と長い舌が覗いている。それが甘い香りのする果汁を唾液替わりに垂らしながら、延々と恨み言を呟いているのだ。そんな実が、沢山の木にこれまた数え切れないくらいぶら下がっている。ユラユラ、ユラユラと揺れながら。
 正直、目眩がする。
 誰かさんが訊いた。
「こ、これ、何ですか……?」
「はい。これが、魔果樹・『ブラッディ・スイート』だよ」
 怯えるあなた達に向かって、パグスはにこやかに言った。
 曰く、時はまだ世界が魔王との戦いの中にあった頃。この地も当然の様に魔王の配下である、魔物の侵略を受けていた。それを迎え撃った勇者達との戦いは壮絶を極め、多大な犠牲の上に魔物達は討伐された。その時流れ出した、大量の魔物達の血。それが村の農業用水の中に混ざり込んでしまった。戦時と言う事もあり、資源は限られている。当時の農民達はやむなく、育てていたリンゴの木に魔物の血が混じった水を与えた。すると、どうだろう。魔族の血を吸ったリンゴの木は壮絶な変貌を遂げ、奇怪極まりない果実を実らせた。その凄まじい様相に、当時の農民達は思った。どうすんだ、これ……。と。しかし、時は戦時。食料もまた乏しい。贅沢は言えない。仕方なく、農民達はその果実を食する事にした。壮絶な戦いの末、収穫したそれを食べてみると……。
 美味かった。
 口から、感動が閃光となって迸る程に。
 これは売れる!!
 確信した農民達は、血まみれになりながら挿し木を行った。その努力は実り、『ブラッディ・スイート』と名付けられた果実はこの地域の名産となり、財政を支える要となって今に続くとの事。
 何か、闇が深い。
「という訳で、皆さんにはこのブラッディ・スイートの収穫をしてもらおうと思う。お手本は、農場主の【ヘネミー・シュトルツァ】さんにお願いするよ」
 進み出て来た男性が、帽子をとってパグスにお辞儀をする。
「先生、お久しぶりです」
「元気そうだね。今日は、よろしく頼むよ」
 そう言いながら、パグスはヘネミーを紹介する。
「彼は、我が学園のOBだよ。勇者・英雄コースを卒業して、今はご両親のあとを継いでこの農場を切り盛りしているんだ」
「いやぁ。本当は勇者になりたかったんだけどね。親にどうしてもと頼まれて。まあ、ここなら勇者の技能も生かせるし、充実しているよ」
 農作業で勇者の技能が? どういう事?
 不審がるあなた達の前で、ヘネミーは一本の木に近づいていく。その手には、片手剣と小型盾。何か、物々しい。
「じゃあ、よく見ててね」
 そんな事を言いながら、彼がさらに近づいたその時。
「死ニサラセェエエエエエ!!」
「憎イゾォオオオオオオオ!!」
「殺ッタラァアアアアアア!!」
 絶叫と共に、漆喰の様な歯をガチガチ鳴らして、果実達が襲いかかってきた。
「はい。気をつけてね。この葉っぱのトゲトゲと吐き出す息には魔力があって、まともに受けると混乱したり気絶したりしちゃうから。あと、こいつら血が好きだから。噛み付かれると吸血されちゃうからね」
 そんな事を言いながら、盾でもって襲い来る果実達をカカカッと盾でさばくヘネミー。そして――。
 シュパァアン!
 鋭く走った剣閃が、一つの果実を枝から切り離した。ヘネミーの手に落ちる実。それを持って、あなた達の元へ戻ってくる。
「ほら。切り離してしまえば、大人しくなるから」
 そう言って、手の中の身をシャクリと齧る。
「美味しいよ。君達にも、ぜひ味わって欲しいな」
 ニッコリと笑うヘネミー。
 頷いたパグスも言う。
「要領は分かったね。ノルマは一人三個。単独で難しいと思ったら、チームを組んでもいいよ。採った実は、ここで食べたり料理したり出来るから。それじゃあ、始め!」
 合図と共に、オズオズと木に向かうあなた達。迎え撃つ様に、実達が叫ぶ。
「来イヤァアアアアア!!」
「肥料ニシタルァアア!!」
「血ィ見ルカァアアア!!」
 ほとんど、その道の方達のカチ込みである。相当怖いが、逃げる訳にも行かない。
 そして、血塗れの農業実習の幕は開く。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 5日 出発日 2019-05-05

難易度 普通 報酬 少し 完成予定 2019-05-15

登場人物 3/8 Characters
《自称「モブ」》チョウザ・コナミ
 ヒューマン Lv34 / 村人・従者 Rank 1
「よーこそお出ましゆーしゃ様。 ザコちゃんの名前?…あー、チョウザ・コナミ。 お気軽気楽に『ザコちゃん』って呼んでくれていーよぉ? 面倒だったらこの記憶はまとめてポイして経験値にしたって、 全然丸っと了承了解?」 「ゆーしゃ様の近くでただ在るだけがザコちゃん。 モブへの用件ならいつでも呼びつけ招いちゃってよ。 何かの名前を呼び続け連呼とか?森の浮浪者とか? はたまた魔物に狙われ襲われな第14人目位の村人とかぁ?」 ■■ 名前:蝶座 小波(自称 身長:176cm 実年齢:20歳(自称 瞳の色:エメラルドグリーン 髪色:カラフルなメッシュ入りのマゼンタ 肌色:魚の文様が頬にある日本人肌 髪の長さ:編まれ端を結んだロング その他外見特徴:古びた布の服に大量の装飾品。 常に腰か手元に携帯する水煙草の瓶は『預かり物』だとか。 頭や腕に謎の斑模様で派手なスカーフを巻く。 一人称:ザコちゃん・(ごく稀に)あーし 二人称:『ゆーしゃ様』等の平仮名表記の立場+様 特徴+様、(稀に)名前+様 他 呼称:「ザコちゃん」呼びを望む。 「モブ」も反応するが、それ以外だと気づかない事が多い。 口調:投げやりで適当な話し方。敬語は一切使わない。 似た言葉や語感を繰り返し、まるで言葉遊びのように話す。 口先は冗談とでまかせ、ノリとハッタリで構成される。 貴族や東の国関係に妙な嫌悪を持つ。 魔法を扱う気は微塵も無いとか。 他者からの詮索、視線、物理接触、色恋話を避ける節がある。
《甲冑マラソン覇者》朱璃・拝
 ルネサンス Lv29 / 武神・無双 Rank 1
皆様こんにちは。拝朱璃(おがみ・しゅり)と申します。どうぞお見知りおきを。 私の夢はこの拳で全てを打ち砕く最強の拳士となる事。その為にこの学び舎で経験と鍛錬を積んでいきたいと思っておりますの。 それと、その、私甘い食べ物が大好きで私の知らないお料理やお菓子を教えて頂ければ嬉しいですわ。 それでは、これからよろしくお願いいたしますわね。
《大空の君臨者》ビャッカ・リョウラン
 ドラゴニア Lv22 / 勇者・英雄 Rank 1
とある田舎地方を治め守護するリョウラン家の令嬢。 養子で血の繋がりはないが親子同然に育てられ、 兄弟姉妹との関係も良好でとても仲が良い。 武術に造詣の深い家系で皆何かしらの武術を学んでおり、 自身も幼い頃から剣の修練を続けてきた。 性格は、明るく真面目で頑張り屋。実直で曲がった事が嫌い。 幼児体系で舌足らず、優柔不断で迷うことも多く、 容姿と相まって子供っぽく見られがちだが、 こうと決めたら逃げず折れず貫き通す信念を持っている。 座右の銘は「日々精進」「逃げず折れず諦めず」 食欲は旺盛。食べた分は動き、そして動いた分を食べる。 好き嫌いは特にないが、さすがにゲテモノは苦手。 お酒はそれなりに飲めて、あまり酔っ払わない。 料理の腕前はごく普通に自炊が出来る程度。 趣味は武術関連全般。 鍛錬したり、武術で語り合ったり、観戦したり、腕試ししたり。 剣が一番好みだが他の分野も興味がある。 コンプレックスは身長の低さ。 年の離れた義妹にまで追い抜かれたのはショックだったらしい。 マスコット扱いしないで欲しい。

解説 Explan

 ~目的~
 戦闘経験と農業経験の双方を学ぶ為の実習です。
 魔果樹・『ブラッディ・スイート』の実を収穫してください。
 1人につき、3個がノルマです。

 ~【パグス・スティングレイ】と【ヘネミー・シュトルツァ】について~
 今回の先生と果樹園の管理者さんです。
 基本的には課題には介入してきません。
 ヘネミーさんに関しては、頼めば何かしらのアドバイスをしてくれるかもしれません。
 リタイアした場合、彼らが直ちに救出・介抱してくれます。安心してぶっ倒れてください。

 ~『ブラッディ・スイート(木)』について~
 ブラッディ・スイートが生っている木です。高さは三メートル程。幹の表面は適度にザラザラしていて取っ掛りがあり、容易に登る事が出来ます。
 茂る葉っぱは固く、尚且つ縁がトゲトゲになっています。魔力があって、傷をつけられると気絶します。気をつけてください。
 枝は傘状に広がっており、先端の実が生る部位は蔦状になっていてウネウネ動きます。これを利用して攻撃媒体である果実を縦横無尽に動かし、四方八方から攻撃をしてきます。注意してください。

 ~『ブラッディ・スイート(果実)』について~
 ブラッディ・スイートの実。小玉スイカ程の大きさで、漆喰の様に尖った歯と長い舌のある口があります。
 呪詛の言葉と共に吐き出す甘い息には、混乱の効果を持つ魔力があります。まともに受けるとラリラリです。
 噛み付いてくる歯には毒や魔力はありませんが、唾液代わりの果汁がしみて、嫌がらせの様に痛いです。
 鞭の様に動く枝に操られて動き、攻撃してきます。複数で包囲する様に襲ってきます。一つの実の可動範囲は一メートル四方程度です。また、血を好む習性があるので怪我をすると集中的に襲ってきます。
 枝から切り落とすと、大人しくなります。
 食味は、酸味と甘みのバランスが抜群。生食は勿論、お菓子の材料としても秀逸。皮は煮出せば上質のフルーツティーになります。


作者コメント Comment
 コンニチハ。GMの土斑猫です。
 今回はのどかな農園での課外事業となります。小鳥の囀りやそよ風の囁きと戯れながら、血臭と呪詛に塗れたバトルを堪能してください。
 ノルマは、1人につき実3個ですが、時間制限はありませんので力の続く限り収穫に精を出してください。
 収穫した実は果樹園の作業場を借りて、食べたり料理したり出来ます。その為の砂糖や小麦粉、茶葉なんかの材料も完備されてます。甘露の如き果汁で、蕩ける様なティータイムを楽しんでください。お土産として持って帰ってもいいですよ(アイテムとして扱える訳じゃありません。念のため)
 では、ご参加の程お待ちしております。


個人成績表 Report
チョウザ・コナミ 個人成績:

獲得経験:57 = 48全体 + 9個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
お喋り果物の見学と味見に来ただけのモブ。
知性あるのかないのか意味不明未知数だけど、なんせよ果物から言葉発せられてるって現象おもしろすぎるでしょ。
魔物って嫌われ害悪な扱い食らってっけど、つくづくこーいう多様性を生み出す存在になんの面白みで、興味も尽きないよねぇ。ふふ。

とりま女武人のルネサンス様(朱璃)が救急箱持ってるっぽいから、その包帯拝借してマスクでも仕込んどくかな。
【ソーイングセット】でお【裁縫】しとくね。
ほら、あの果物の吐く…息?追熟ガス?が、吸っちゃうとぱやぱやになるらしーから、申し訳微弱な対策的な。
息まで吐くのおもしろすぎてえぐいよ。ほんとに。

で、収穫もするけど、観さ…お話出来ない?

朱璃・拝 個人成績:

獲得経験:57 = 48全体 + 9個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
吐く息に混乱作用があるらしいので、救急箱からガーゼがあればそれを鼻と口に当てた上から包帯を巻いてマスク代わりに。両頬をパン、と叩いて気合いを入れたら早速収穫にとりかかりますわ

葉っぱの棘が厄介ですがなるべく触れないよう注意。蔓を伴っての攻撃は立体起動で攪乱しつつ躱し魔牙で蔓を切り裂き果実を収穫。或いは精密行動で果実の根元の蔓を魔牙で切り裂きますわ。棘で傷を負ってしまった時は一度は心頭滅却で痛みに耐え、その隙に救急箱の気付け薬を飲んで混乱に対処。他の方が混乱した場合も気付け薬を使いますわ

収穫後は是非とも一つ味見を。その美味しさに、これがお菓子になったらもっと美味しく成る筈と想像を膨らませますわ

ビャッカ・リョウラン 個人成績:

獲得経験:57 = 48全体 + 9個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【目的】
ブラッディ・スイートを収穫しよう!

【行動】
まずは愛用の剣を構えて、対峙するよ。

私は外側からヒットアンドアウェイで収穫していこうと思うよ。
まずは果実に攻撃されない位置から視覚で動きをよく見て動きを予測するよ。

何となく見えてきたら…仕掛ける!

龍の翼を広げて宙を舞い、果実に素早く飛び込んで、その果実を枝から切り離すために剣を振るうよ。
たあぁぁぁーーーっ!!

収穫出来た出来なかったに関わらず、剣を振ったら一旦間合いを取り直すよ。
龍の翼は連続しては使えない…だから、少し休んでから再度チャレンジするよ。

これを、体力と気力が続くまで続けるよ。
自分の分だけじゃなく、皆のノルマが達成できるように頑張るよ!


リザルト Result

「それじゃあ、始め!!」
 さんさんと降り落ちる暖かな陽光の中、【パグス・スティングレイ】の号令が響き渡る。それに答える様に、爽やかなそよ風に乗って流れてくるのは、深く深く心を冷やす、悪意の声。
「オゥオゥオゥウ!! 来ルカァ!? 来ルンカァアアアアア!?」
「畳ンデ絞ッテ血ィ吸ッタルァア!! 小便臭イヒョッコ共ガァアアアア!!」
 鼓膜を震わす怒号悪態に、気の弱い者はそれだけで卒倒しそう。けれど、気圧される者も多い中、囚われる事なく進み行く者達もまたそれなりにいる。
「ホント、騒がし賑やかだねぇ。あの果物」
 薄く浮かべた笑みに飄々とした気配をまとい、【チョウザ・コナミ】は魔果の巣へと歩いていく。
「何やら、楽しそうですわね。チョウザ様」
 彼女の隣を歩く【朱璃・拝】(しゅり・おがみ)が、そう言いながら、手にした簡易救急箱から包帯を取り出して彼女に渡す。
「だって、女武人のルネサンス様。知性あるのかないのか意味不明未知数だけど、果物から言葉発せられてるって現象おもしろすぎでしょ」
 包帯を受け取ったチョウザはそう答えると、これまた取り出したソーイングセットで手際良く包帯を縫っていく。
「魔物って嫌われ害悪な扱い食らってっけど、つくづくこーいう多様性を生み出す存在になんの面白みで、興味も尽きないよねぇ」
 そう言う彼女の手の中で形作られるのは、簡易的なマスクが三つ。
「ほい。気休め慰めかもしんないけど。ないよりはマシっしょ」
 そう言いながら、出来たマスクを朱璃とその隣を歩く【ビャッカ・リョウラン】に渡していく。ビャッカは『ありがとう』と言うと、それを着けながら蠢く魔果樹達へと視線を向ける。
「ブラッディ・スイート……。名前くらいは聞いたことあるよ。数々の料理人や食通も唸る逸品らしいからね。その味は間違いないよ」
「まあ、それは楽しみですわ」
「棒だと砕けちゃうかな? ってゆーか、生きたまま砕けない? 踊り食いしてみたいんだけど。駄目?」
 そんな会話を交わしながら、近づいていく三人。やがて、甘い蠱惑的な香りが鼻を撫で始める。
「マスクしていても、香るね。あの呼気、まともに食らっちゃうとリタイアみたいだから、気をつけよう」
「ラリラリだって言ってましたわね。先生」
「それはそれでぇ、興味ありありだけどね」
 大胆に。けれど慎重に近づいていく三人。それに気付いたのか、実達が一斉に三人の方を向く。
「来オッタナァアアアア!! 小娘共ガァアアア!!」
「柔肌ニ消エナイ歯型残シタルゥアアア!!」
 歯を鳴らしながら挑みかかってくる果実達。朱璃が、呆れた様に言う。
「本当に、品がないですわね。少し、窘めてさしあげなければいけないでしょうか?」
「ここまでは、届かないみたいだよ。少し、動きを観察させてもらおうかな」
 そんな事を言いながら、注意深い目で果実達の動きを見つめるビャッカ。その横で、チョウザは相変わらず楽しそうな薄笑みを浮かべている。
「誠ホントに、おもしろ可笑しだねぇ。ちょっと、会話でも試みてみようかな」
 三者三様。抱く思いはそれぞれ。朱璃が、両頬をパンと叩いて気合いを入れる。
 そして――。
「見えた!!」
 言葉と共に、先陣を切ったのはビャッカ。龍の翼を広げて舞い上がると、素早く飛び込んで剣を振るう。
「たあぁぁぁーっ!!」
「ゲ!!」
「チョ、マ、早……」
 急襲に不意をつかれた果実達が、引きつった声を上げる。鋭く走る一閃。断ち切られた果実が一個、宙を舞う。
「アア!! 長十郎ゥウウウウ!!」
「長十郎ガァ!! 長十郎が殺ラレタァアアアア!!」
 響き渡る果実達の悲鳴を背に、ヒョロロと落ちてきた果実をビャッカの手が受け止める。
「ぶ……ぶるーたす、オ前モカ……」
 何処かで聞いた様な今際の言葉を遺して、沈黙する果実。それを手に、果樹の攻撃範囲から離れるビャッカ。見事なヒットアンドアウェイを決めて、ニコリと微笑んだ。
「まずは、一個!」

「オ、オノォレェエエエ!! ヨクモ長十郎ヲ!! 我ガ同胞ヲォオオオ!!」
「憎イィ!! 憎ゥイイイイイ!!」
「それって、今捕獲収穫された実の事?」
 不意に後ろから聞こえた声に、呪詛を吐いていた実達。ビビって振り返る。そこには、不敵……と言うか、この上なく楽しそうな顔をしたチョウザの姿。
「ヌゥオオ!? イツノ間ニィ!!」
「我ラノ後ロヲ取ルトハァ!!」
「妬マシィイ!! ソノすきるガ妬マシィイイ!!」
「ホント、おもしろ可笑しいねぇ。君達」
 喚く実達に向かって、話しかける。
「君ら、固有名詞ついてんの? って言うか、その調子感じだと、思考知性あるよねぇ。ただ音響きが出てるって訳じゃなくてぇ」
「然リ!! 然リィ!!」
「我ラノ中ニ宿ルハ、志半バニシテ倒レタ先人ノ意志ヨ!!」
「見テイルガイイ!! カノ思イヲ継ギテ、我ラハ革命ヲ起コスノダ!! コノ世界ヲ我ラガ子株デ埋メ尽クシテクレル!!」
「おや。結構、深き重しな意思信念? それはそれで、興味ありありだねぇ」
 何処までも飄々とした調子のチョウザ。苛立つ実達がガチガチと歯を鳴らす。
「オイ、貴様、本気ニシテナイダロ!? 笑ッテルダロ!!」
「人……モトイ、果物ノ信念ヲ馬鹿ニシチャイケナインダゾォ!!」
「憎イ!! 憎イゾォオオオ!!」
「そうだねー。憎いー」
 ハッタリと会話術で応戦するチョウザ。余裕綽綽と言うか、完全に楽しんでいる。その態度に青筋浮かべる実達。とことん、器用な果物である。
「キィイイ!! 馬鹿ニシテェエエエ!!」
「憎ラシイ!! ソノ余裕ガ憎ラシィイ!!」
「血ィ啜ッタルゥウウ!!」
 切れたらしい実達が、襲いかかる。沸点も低い。
「おやおや。そんなに憤怒激昂しないしない。もっと対話会話試みて、おーけー?」
「ジャカァシイ!!」
「問答無用ォオオ!!」
 襲いかかる実達を、基本棒術を絡めた全力防御と基本回避でさばくチョウザ。けれど、相手の数は多い。ほんの少し空いた隙を狙って、実の一つが腕に齧り付く。赤い雫が散り、チョウザが少しだけ顔を顰める。
「殺ッタァアアアアア!!」
「オオ!! 吾平!!」
「見事ジャ!! 吾平!!」
 やんややんやと喝采を上げる実達。噛み付いた実が、血を啜りながら言う。
「ドウデアルカ!! 果汁ガ沁ミテ、痛イデアロウ!!」
「う~ん。確かに、ちょっと沁み痛って感じぃ」
「フハハハハハハ!! ソウデアロウソウデアロウ!! 覚悟致セ!! 地獄ノ責苦ヲ味アワセタママ、血ノ一滴マデ吸イ取ッテクレルゥウウ!!」
 勝ち誇る、実。チョウザは少し考えると、思いついた様に噛まれた腕を引いた。途端。
 ポロリ。
 引かれた実が、あっけなく枝から取れた。
「ア」
「ありゃ?」
 取れた実が、ポトンとチョウザの手の中に落ちる。
「モ……モット光ヲ……」
 そう言って、事切れる実。
「アア……。吾平……」
「何トイウ事カ……」
 悲痛な面持ちの実達を他所に、手の中のそれをしげしげと見つめるチョウザ。やがて、納得した様に頷いた。
「なるなるねぇ~。バッチリガッチシ熟してるからぁ、簡単容易に実が落ちると」
 ギクリ。
 一斉に青ざめる実達。ダラダラと脂汗の如く吹き出すのは、甘い香のする濃厚な果汁。つくづく器用な果実。そんな彼らを見て、チョウザはニヤリと笑んだ。

「死ニ晒セェエエエ!!」
「オォオラァアアアアア!!」
 絶叫を上げながら、襲い来る果実の群れ。それを立体機動による華麗な身のこなしで捌きながら、朱璃は言葉を放つ。
「あらあら、汚い言葉を使ってはいけませんわ」
 それと共に、精密行動で研ぎ澄まされた魔牙が一閃。実の一つを蔦から切り落とす。素早く受け止める朱璃。実が、呻く。
「ク……黒イ光ガ見エル……」
 ガクリ。
 事切れる。それを見た他の実達が、悲痛な声を上げる。
「ア、アァ!! 権兵衛―!!」
「コノ女ァアア!! 少シ可愛イカラッテ、調子乗ッテンジャネェゾォオオ!!」
 ピクリ。
 青筋浮かべながら喚く実。で、それを聞いた朱璃の額にも青筋が浮く。
「あら。あらあら。セクハラは、いけませんわよ?」
「ジャアカァシイワァアア!! 小娘ェエエエ!!」
 ピクリ。ピクリ。
「アザトインダヨォ!! 農作業ヤル活キガアルナラ、尻ノ一ツモ噛マセロヤァ!!」
 勢いに乗ったのかもしれない。ペラペラとよく口が回る。舌も回る。周りの実がはやし立てるものだから、ますます調子にも乗る。
「ドウシタァ!? 怖ジケテ返シモ出来ネェノカ!? 腰デモ抜ケタカァ!? ダイタイ……エ?」
 唐突に止まる、罵詈雑言。見れば、しゃべくってた実の顔面を、素早く伸びた朱璃の手がガッシリと鷲掴みにしていた。
「いけない、お口ですわ……」
 朱璃が微笑む。それはそれは、綺麗な顔で。もっとも、その目は笑っていないが。
「ア、アノ……オ嬢サン?」
「しつこい果実には、おしおきですわね……」
 地の底から響く様な、ドスの聞いた声。怖い。相当に、怖い。
「ス、スイマセン!! 言イ過ギマ……」
「遅い!!」
 ブッチィイイ!
「アギャアアアアアアア!!」
 断罪の声と共に、力任せに引きちぎられる実。絶叫と共に沈黙する。
「ゴ、権十郎―!!」
「イ、今際ノ言葉サエ許サヌトハ、何タル非道―!!」
「オノレェエエ!!」
 怒り猛った実達。一斉に襲いかかろうとするが。
 ドコンッ!!
 鳴り響く、鈍い音。腰を落とした朱璃が、地面に向かって拳を向けている。彼女が放った真中正拳突きが、大きく地面を抉っていた。
「大人しくなさいませ」
 再び微笑む朱璃。怨嗟は、歯鳴りの音へと変わっていった。

「今回の後輩君達、なかなか見所があるようですね」
「だろう。将来が楽しみだよ」
 実習の様子を眺めながら、パグスと【ヘネミー・シュトルツァ】は朗らかに語り合う。
 けれど、当の生徒達にはそんな余裕はない。魔果樹達の怨嗟に混じって聞こえるのは、恐怖と苦痛に戦慄く悲痛な声。
「きゃー!! こっち来ないでー!!」
「痛い痛い!! 噛むな!! 噛むなって!! 沁みるから!! めちゃ沁みるから!!」
「うわぁああああ!! 吸ってる!! 血、吸ってるぅうううう!!」
 阿鼻叫喚。地獄絵図。件の三人も、余裕でいられる筈もない。

 ビャッカは得意のヒットアンドアウェイ戦法で挑み続けていたが、繰り返すうちにそれを学習されてしまった。攻撃に合わせて、迎撃する様にいっせいに呼気を吹き出す。マスクはしているものの、所詮は急ごしらえ。呼気に含まれた魔力はジワリジワリとビャッカを犯す。疲れと合わさり、思考が鈍る。思考の乱れは動きの乱れ。実達の攻撃は徐々に彼女を捕え、その身に傷を刻んでいく。けれど……。
「う~ん。やっぱり、そう簡単にはいかないよね。でも……」
 それでも、へこたれない。
「これくらいじゃ、負けないよ!!」
 支えるのは、生まれ持っての強い心。持ち前の信念と剣を掲げ、彼女は体力と気力の続く限り挑み続ける。

 いの一番に怪我を受けたチョウザ。魔果樹は血を好む。血の香に誘われ、多くの実が集まってくる。全てをさばく事など、出来はしない。増えてゆく傷。しかし、チョウザは乱れない。
「まあ、他のゆーしゃ様が攻撃するための囮扱いってのも、乙なモノさね」
 彼女は、何処までも己の道を行く。

「痛っ!!」
 朱璃の口から、声が漏れる。見れば、その頬に一筋の傷。一瞬の隙を突かれ、葉の棘で傷を負ってしまったのだ。急激に遠くなる意識。けれど、折れないのは彼女も然り。襲う虚脱感に心頭滅却で耐えると、救急箱の気付け薬を飲み込む。大きく息をつき、気合を入れる。
「さあ!! まだまだですわよ!!」
 猛る獣王の如き気迫。漲る覇気に、魔果樹の枝が怯える様に震えた。

 教師パグスは、全てを見ていた。見届けて、満足そうに呟く。
「本当に、本当に楽しみなんだ」
 その目に映る、彼女達の未来は如何なるものか。

 そして、その時は来た。
「石川ヤ浜ノ真砂ハ尽キルトモ、世ニ盗人ノ種ハ尽キマジ~」
「旅ニ病ンデ、夢ハ枯野ヲカケメグル~」
「友ヨ拍手ヲ! 喜劇ハ終ワッタ!」
 やっぱりどこかで聞いた様な断末魔を残し、落ちる実達。三人の手が、各々に受け止める。それが、皆にとっての最後の一つ。
「やった……!」
「ふむふむ。上出来上等って感じぃ?」
「私の、勝ちですわね」

 あちこちで上がる、勝どきの声。
 日はもう、遥か丘陵のスレスレ。
 かくして、血塗れの収穫祭の幕が下りた。

「こんなに美味しい果物、食べたのは初めてですわ!」
 実を頬張った朱璃が、目を輝かせながら感動の声を上げる。
 ここは、農場に隣接された休憩場。そこで、試練を終えた生徒達は至福の時を味わっていた。
 初めて口にする、ブラッディ・スイートの味。舌も心も蕩かすその甘露が、疲れも痛みも、全てを癒していく。まさに、至高と言うに相応しい。
「はいはい。皆様ゆーしゃ様。フルーツティーが、入ったよー」
「ああ、ごめんね。チョウザ君。怪我してるのに、仕事させちゃって」
「問題なしなし、無問題。ゆーしゃ様に尽くすはモブの誉なれば」
 ブラッディ・スイートの皮を剥きながら言うビャッカに、チョウザは微笑む。
「そうですわ。お座りになって。一緒に楽しみましょう」
「はいはい」
 三人揃って、お茶をすする。口と鼻腔を満たす、妙なる香気。そろって、ハァ~と息をつく。
「最高だね。お土産に持っていけば、喜んでもらえるよ」
「お菓子も作ってみたいですわね。どんなものが出来上がるか、楽しみですわ」
「楽しみ嬉しみ、って感じぃ?」
 楽しく揺れる、笑い声。
 甘い甘い夢の夜は、ゆっくりゆっくり、更けていった。



課題評価
課題経験:48
課題報酬:1200
血塗れフルーツ大戦線
執筆:土斑猫 GM


《血塗れフルーツ大戦線》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 1) 2019-04-30 00:07:26
なかなか面白そうな実ですわね。是非味を確かめてみたいですわ。という事で、武神・無双コースの朱璃・拝と申します。どうぞよろしくお願いしますね。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 2) 2019-04-30 00:09:09
…つまるところ、魔物と原生植物のハイブリッド間の子な果物ってこと?
だからって喋んのはさすがにおもしろすぎるでしょ。
知性はあんのかな。どこぞの詩人がうたったみたいに、葉の摺れる音とかがそう聞こえる音程なのかも。ふふ。

ザコちゃんはザコちゃん。農作業といえばモブじゃん?たぶん。

ザコちゃんはわざと棒であの果物の噛みつき受けて的になろっかなー、とは思ってるとこ。
あとー、果物の吐き出す息…息まで吐くのえぐいでしょ。あるいは追熟ガス的な?
なんせよ吸っちゃうとぱやぱやするらしーから、【ソーイングセット】でマスク仕込むのもありかなーって。
いつかみたいに、布は他のゆーしゃ様にお願いすることになっちゃうけど。って感じかな。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 3) 2019-05-01 09:56:13
確かにマスク的な物は用意しておいた方がよさそうですわね。救急箱?救急セット?は持っておりますけどその中にガーゼがあればお分けできるかも。包帯を巻いてもよさそうですわね。

私は汚い言葉を吐く果物はにっこり笑って殴り飛ばしますわ。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 4) 2019-05-02 23:35:29
救急箱には包帯あるかんね。ザコちゃん別の課題でそれでマスク縫い繕ってた。
っても別にフィルタ作れるほどの技術力的な何かは無し無しだし?気休め程度にはなっけど。ないよかましじゃん?

…そーいや、果物とんのに教官様は剣でズバーってしてたんだよね?
ザコちゃんいっつも棒振り回してんだけど。これ、果物殴ったら収穫どころか砕きかねないんじゃん?
さては地面に散らばったの、かき集めて食べ頬張って1個に数えカウント系?飢えすぎかっての。

《大空の君臨者》 ビャッカ・リョウラン (No 5) 2019-05-02 23:56:09
勇者・英雄専攻のビャッカ・リョウランだよ。みんな、よろしくね。

とりあえずあの呪詛みたいな言葉はスルーして…素早く踏み込んでスパッと枝から切り落とせるよう頑張るよ。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 6) 2019-05-03 14:32:46
ピャッカ様もよろしくお願いしますね。

ふむ、そうですわね、それでは殴らず手刀ですっぱり、とかでしょうか。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 7) 2019-05-04 00:51:30
…手刀、素手ならともかく、そーいう拳用の武器あるんならそれも選択肢なんじゃん?あったっけか。
ザコちゃん棒以外は専門外で何も言えなみ。

ってかふわっとぽやっとでも、戦い方決め定めとかないとだよね、うん。
ザコちゃんはさっき言った感じで【挑発】かけて攻撃受けたりー、【ソーイングセット】でマスク仕込んだりするけど。
あと、あの実が知性ある的なやつならお話語りすっかなーって。そーじゃないなら、しばらく聞いてみたりとか。ふふ。

《大空の君臨者》 ビャッカ・リョウラン (No 8) 2019-05-04 12:14:32
切れないなら…枝から力任せにもいだり、枝の先をへし折るとかでもいいかもね。

お話…う~ん、通じるのかな?
知性があるか分からないけど、その辺はヘネミーさんに聞けば何か分かるかもかな?

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 9) 2019-05-04 20:01:09
武器はありませんがルネサンスの魔牙を使えば爪で枝を切り裂けるのでは?と思いますわ。

お話し、できるのでしょうか?或いは植物学でしたかしら?そのスキルがあれば方法が解るかもしれませんわね。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 10) 2019-05-04 20:04:12
あ、あと救急箱は包帯は入っていますがガーゼは書いてないので無いかもしれませんわ。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 11) 2019-05-04 21:48:52
枝折るのはたしかに。きちんと収穫しなきゃ系ならその方法もーらお。
ってもお話は出きっかわかんないけどぉ、ただ色々語りかけて見て様子見するだけのおまけだからいけんじゃん?
保証?ないけど。

っても前も包帯でマスク作ったし行けんじゃないかなー。
なんて、確証のない保証をしつつソーイングセット持ち込むザコちゃんであった。

なんせよ、締め切りもーすぐだかんねぇ。
とりあえず行動予定の送り忘れだけはないように、ねぇ?
…支払った交通費も返ってこないし、悲しいよぉ?