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薬草を取りに行こう!



ストーリー Story

 魔法学園フトゥールム・スクエアに勤務する教師は、毎日、生徒達に様々な教科を教えるためにいくつもの準備を行っている。
 魔法薬学を担当している眼鏡の先生、【ルルゥ・アルシィー】もその一人。
「あらやだ……この次の授業で必要な薬草が足りないわ」
 豊満でおっとりとしたローブ姿の先生……なんだが、ちょっとドジ気質があるのが玉に瑕だ。
 と、そこに暇そうな生徒達がやってきた。
 恐らく、ルルゥに用事があったのだと思うのだが。
「丁度良かったわ。あなたたち、薬草を取りに行かないかしら? 大丈夫、この地図にある森に行って、白い花をつけた草を取りに行って欲しいの」
 ルルゥの話によると、その白い花が付いた草が薬草なのだという。
「森はちょっと暗いけど、道はあるし、地図通りに行けば迷わないわ。魔物もたまにゴブリンが出るくらいだし、大丈夫よね」
 ニッコリ微笑むルルゥの言葉に、思わず。
「先生! ゴブリン出るんじゃないですか!!」
 生徒の一人がツッコミを入れた。
「そう滅多に出ないわよ。見かけても隠れていれば、やり過ごすことも出来るし。出会っても相手はそう多くないわよ。というわけで」
 お願いねっと、頼まれてしまった。
 だが、きちんと薬草を持ってくれば、その分、報酬も貰えるようだ。
「じゃあ、気をつけて行ってらっしゃいね。怪我したら、後で私が治してあげるわ」
 ルルゥ先生に見送られて、頼まれた生徒達は、先生の指示された森の中へと向かうのであった。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 6日 出発日 2019-05-24

難易度 簡単 報酬 通常 完成予定 2019-06-03

登場人物 8/8 Characters
《新入生》クロード・クイントス
 ヒューマン Lv11 / 賢者・導師 Rank 1
色々と考えてから行動するタイプ。 あまり感情的にはならずニッコリ笑顔を心がけている。 でも顔は笑っていても眼は笑ってない。 厳格な家庭で育ったため人間関係に疲れて孤独を好み、自立するために家を飛び出し、秘めていた好奇心をさらけて放浪癖を患う。 ※アドリブ歓迎
《自称「モブ」》チョウザ・コナミ
 ヒューマン Lv34 / 村人・従者 Rank 1
「よーこそお出ましゆーしゃ様。 ザコちゃんの名前?…あー、チョウザ・コナミ。 お気軽気楽に『ザコちゃん』って呼んでくれていーよぉ? 面倒だったらこの記憶はまとめてポイして経験値にしたって、 全然丸っと了承了解?」 「ゆーしゃ様の近くでただ在るだけがザコちゃん。 モブへの用件ならいつでも呼びつけ招いちゃってよ。 何かの名前を呼び続け連呼とか?森の浮浪者とか? はたまた魔物に狙われ襲われな第14人目位の村人とかぁ?」 ■■ 名前:蝶座 小波(自称 身長:176cm 実年齢:20歳(自称 瞳の色:エメラルドグリーン 髪色:カラフルなメッシュ入りのマゼンタ 肌色:魚の文様が頬にある日本人肌 髪の長さ:編まれ端を結んだロング その他外見特徴:古びた布の服に大量の装飾品。 常に腰か手元に携帯する水煙草の瓶は『預かり物』だとか。 頭や腕に謎の斑模様で派手なスカーフを巻く。 一人称:ザコちゃん・(ごく稀に)あーし 二人称:『ゆーしゃ様』等の平仮名表記の立場+様 特徴+様、(稀に)名前+様 他 呼称:「ザコちゃん」呼びを望む。 「モブ」も反応するが、それ以外だと気づかない事が多い。 口調:投げやりで適当な話し方。敬語は一切使わない。 似た言葉や語感を繰り返し、まるで言葉遊びのように話す。 口先は冗談とでまかせ、ノリとハッタリで構成される。 貴族や東の国関係に妙な嫌悪を持つ。 魔法を扱う気は微塵も無いとか。 他者からの詮索、視線、物理接触、色恋話を避ける節がある。
《模範生》プラム・アーヴィング
 ヒューマン Lv23 / 賢者・導師 Rank 1
「俺はプラム・アーヴィング。ラム肉を導く修道士だ。…そうは見えない?そりゃそうだ、真面目にヤる気ないからな。ま、お互い楽しく適当によろしくヤろうぜ。ハハハハ!」                                       ■身体 178cm/85kg ■人格 身に降り注ぐ事象、感情の機微の全てを[快楽]として享受する特異体質持ち。 良心の欠如が見られ、飽き性で欲望に忠実、貞操観念が無い腐れ修道士。 しかし、異常性を自覚している為、持ち前の対人スキルで上手く取り繕い社会に馴染み、円滑に対人関係を構築する。 最近は交友関係を構築したお陰か、(犬と親友と恋人限定で)人間らしい側面が見られるように。 現在、課題にて連れ帰った大型犬を7匹飼っている。 味覚はあるが、食える食えないの範囲がガバく悪食も好む。 ■口調 修道士の皮を被り丁寧な口調の場合もあるが、普段は男口調を軸に雑で適当な口調・文章構成で喋る。 「一年の頃の容姿が良かっただァ?ハッ、言ってろ。俺は常に今が至高で完成されてんだよ。」 「やだ~~も~~~梅雨ってマジ髪がキマらないやんけ~~無理~~~二度寝決めちゃお~~~!おやすみんみ!」 「一応これでも修道士の端くれ。迷えるラム肉を導くのが私の使命ですから、安心してその身をゆだねると良いでしょう。フフ…。」 ■好き イヌ(特に大型) ファッション 極端な味付けの料理 ヤバい料理 RAP アルバリ ヘルムート(弟) ■嫌い 教会/制約 価値観の押し付け
《妖麗幽舞》サクラ・ブラディー
 リバイバル Lv14 / 黒幕・暗躍 Rank 1
イタズラ好きのリバイバル。 自分の名前や常識等以外記憶から抜け落ちている。 リバイバルになるための強い感情も抜け落ちておりなんで今ここに存在しているのかも本人にもわからない。(という嘘をついている) 取り敢えず毎日が楽しく過ごせればいい。 黒幕・暗躍コースなのは自分の特性がうまくいかせそうだったから 楽して成績優秀なら空いた時間は自由に使えるじゃろ? 趣味は人を揶揄うこと。 特技はなぜか舞踊、剣舞ができる。 また、占いもすることがあるようだ。 偶に変な雑学を披露する。 とある生徒の部下ではあるがそれを理由に相手をおもちゃにするために部下になってる ただ、ちょっとしたことならお願いは聞いているようだ 二人称:おぬし、または 名前殿
《比翼連理の誓い》オズワルド・アンダーソン
 ローレライ Lv22 / 賢者・導師 Rank 1
「初めまして、僕はオズワルド・アンダーソン。医者を志すしがないものです。」 「初見でもフレンド申請していただければお返しいたします。 一言くださると嬉しいです。」 出身:北国(リゼマイヤ)の有力貴族の生まれ 身長:172㎝ 体重:60前後 好きな物:ハーブ、酒 苦手な物:辛い物(酒は除く) 殺意:花粉 補足:医者を志す彼は、控えめながらも図太い芯を持つ。 良く言えば真面目、悪く言えば頑固。 ある日を境に人が触ったもしくは作った食べ物を極力避けていたが、 最近は落ち着き、野営の食事に少しずつ慣れている。 嫌悪を抱くものには口が悪くなるが、基本穏やかである。 ちなみに重度の花粉症。 趣味はハーブ系、柑橘系のアロマ香水調合。 医者を目指す故に保健委員会ではないが、 保健室の先輩方の手伝いをしたり、逃げる患者を仕留める様子が見られる。 悪友と交換した「高級煙管」を常に持ち、煙草を吸う悪い子になりました。
《ゆうがく2年生》御影・シュン
 ルネサンス Lv11 / 黒幕・暗躍 Rank 1
おおっ!貴殿…初めましてでござるな!? しかも拙者と同じく新入生と見える! これは自己紹介といくでござろう! 拙者は御影・シュンでござる!あ、「ミカゲ」が苗字でござるよ。 種族は見ての通り祖流種…ルネサンスで、専攻は黒幕・暗躍科でござる! 敵地に忍び込んでの情報収集や、嫌いなあんちくしょうの闇討ちはお任せあれでござるよ! ……あ、物騒でござったか? そうでござるなー…居なくなったペットの捜索とかも請け負うのでござるよ!犬いいでござるよね!なんか親近感湧くー! 細々とした依頼は是非、拙者を頼って下され!…成功報酬は頂くかもしれないでござるがね? 拙者、ご学友の皆と比べるとちょーーっと歳が行っているでござるが、仲良くしてくれると嬉しいでござる! ◆プロフィール 狼のルネサンス 身長176cm 赤味がかった茶の短髪 素早く動く事に特化したしなやかな筋肉を持つ 顎と口元にかけて刀傷の跡が残っている 性格は明るく、社交的 表情がころころと変わり、喜怒哀楽もやや大げさに表す ただし人によっては、その感情に違和感を覚えるかもしれない 実は「ござる」口調はキャラ付けの意味で使っている ボロが出ると標準語になる 「シノビも客商売でござるからね~。キャラ付けは、大事。」 ※アドリブ歓迎でござるよ! ※フレンド申請も歓迎でござる!
《甲冑マラソン覇者》ビアンデ・ムート
 ヒューマン Lv20 / 勇者・英雄 Rank 1
●身長 148センチ ●体重 50キロ ●頭 髪型はボブカット。瞳は垂れ目で気弱な印象 顔立ちは少し丸みを帯びている ●体型 胸はCカップ 腰も程よくくびれており女性的なラインが出ている ●口調 です、ます調。基本的に他人であれば年齢関係なく敬語 ●性格 印象に違わず大人しく、前に出る事が苦手 臆病でもあるため、大概の事には真っ先に驚く 誰かと争う事を嫌い、大抵の場合は自分から引き下がったり譲歩したり、とにかく波風を立てないように立ち振舞う 誰にでも優しく接したり気を遣ったり、自分より他者を立てる事になんの躊躇いも見せない 反面、自分の夢や目標のために必要な事など絶対に譲れない事があれば一歩も引かずに立ち向かう 特に自分の後ろに守るべき人がいる場合は自分を犠牲にしてでも守る事になんの躊躇いも見せない その自己犠牲の精神は人助けを生業とする者にとっては尊いものではあるが、一瞬で自分を破滅させる程の狂気も孕んでいる ●服装 肌を多く晒す服はあまり着たがらないため、普段着は長袖やロングスカートである事が多い しかし戦闘などがある依頼をする際は動きやすさを考えて布面積が少ない服を選ぶ傾向にある それでも下着を見せない事にはかなり気を使っており、外で活動する際は確実にスパッツは着用している ●セリフ 「私の力が皆のために……そう思ってるけどやっぱり怖いですよぉ~!」 「ここからは、一歩も、下がりませんから!」
《大空の君臨者》ビャッカ・リョウラン
 ドラゴニア Lv22 / 勇者・英雄 Rank 1
とある田舎地方を治め守護するリョウラン家の令嬢。 養子で血の繋がりはないが親子同然に育てられ、 兄弟姉妹との関係も良好でとても仲が良い。 武術に造詣の深い家系で皆何かしらの武術を学んでおり、 自身も幼い頃から剣の修練を続けてきた。 性格は、明るく真面目で頑張り屋。実直で曲がった事が嫌い。 幼児体系で舌足らず、優柔不断で迷うことも多く、 容姿と相まって子供っぽく見られがちだが、 こうと決めたら逃げず折れず貫き通す信念を持っている。 座右の銘は「日々精進」「逃げず折れず諦めず」 食欲は旺盛。食べた分は動き、そして動いた分を食べる。 好き嫌いは特にないが、さすがにゲテモノは苦手。 お酒はそれなりに飲めて、あまり酔っ払わない。 料理の腕前はごく普通に自炊が出来る程度。 趣味は武術関連全般。 鍛錬したり、武術で語り合ったり、観戦したり、腕試ししたり。 剣が一番好みだが他の分野も興味がある。 コンプレックスは身長の低さ。 年の離れた義妹にまで追い抜かれたのはショックだったらしい。 マスコット扱いしないで欲しい。

解説 Explan

 と、いうわけで。
 ルルゥ先生と、今後の授業のために薬草を取りに行きましょう!
 地図通りに行けば、迷わずに薬草のある草原にたどり着くことが出来ます。
 問題は、途中で出てくるかもしれない「ゴブリン」のこと。
 注意深く行けば、やり過ごすことは可能です。
 また、腕に自信のある方は、倒してしまっても構いません。
 そこだけ、しっかりと対策をお願いしますね。
 草原に着いたら、さっそく薬草探しです。
 薬草を探す方法のプランがなくても1つは見つかりますが、より多く取るのであれば、プランで指定をお願いしますね。
 授業で使うようですから、一つだけだと……ちょっと困ってしまうかもしれませんね。
 たくさん取れるよう祈っております!


作者コメント Comment
 初めまして。水樹らなです。
 最初のシナリオは、おつかいです。
 ルルゥ先生が困っているので、助けてあげて下さいね。
 頑張り具合では、ルルゥ先生に褒められる……かも?
 どうぞ、よろしくお願いしますね。


個人成績表 Report
クロード・クイントス 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:165 = 55全体 + 110個別
獲得報酬:4500 = 1500全体 + 3000個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
【戦闘】
基本は任せる感じで、必要なら弓で援護
狩りたい方々がいるので
一応【気配察知Ⅰ】で周囲の警戒は怠らない

【薬草採取】
迷子にならないように気をつけつつ薬草探し
見つけたらサバイバルナイフで丁重に採取、5束か10束ほどで纏めて茎の長い草を刈って茎で潰れないように縛って薬草の束を作りカバンにしまう
仕事は丁重に

他の方々も採取しているので乱獲する必要はないだろう、クラス全員分、1~2回調合を目安に集めようか


「薬草の生える場所も覚えたし、まあ有意義だったかな」
「調合は習って覚えられても材料がなければ役に立たない、という事ですか?先生」
と今回の頼まれ事の意味を感じ取る、ニッコリ

チョウザ・コナミ 個人成績:

獲得経験:66 = 55全体 + 11個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
ゴブリンと戯れじゃれあいに来たモブ。
…あー、メインは薬草って?めんど…手間だよね。でも知ってる知ってる。
だいじょーぶ。

草原までの道中も採取中も【聴覚強化】な【聞き耳】でゴブリン接近はないかって確認はしとく。
気配感じた時点で速攻向かうけどね。囮囮。これも課題のためー。
やっほー、土の味する肉塊。
ゴブリンじゃなかったとしても、薬草よりか面白愉快でしょ、たぶん。

とりまゴブリンの気配感じるまでは、薬草の捜索とか採取とか程々にお手伝い助力なんだけど。
そーいや摘んだ薬草って量いるんなら、そのまま鞄とか放置ぶち込みだと摘み口から酸化したりしない?
一応【羊皮紙】とかに挟んどく方がいーのかな。
大丈夫ならいーけど。

プラム・アーヴィング 個人成績:

獲得経験:66 = 55全体 + 11個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
■道中
【気配察知】で目的地へ向かう道中、密かにゴブリンを積極的に探す。

ゴブリンと遭遇したら、戦闘を行う者と採取を優先する者に分かれて行動開始。

ゴブリンを【プチラド】で弱らせトドメを刺す前に【精密行動/ダークバタフライ】で毒状態にしてあえて逃がし、薬草が群生している様な場所に回復行動を行う為に逃げないか追跡してみる。

【気配察知】で深入りしない方が良さげ、遭難しそうなら、さっさと魔法でトドメ刺して当初の目的地へ向かう。ゴブリンの巣窟の方に行っちゃうと面倒だし。

■薬草
【サバイバルナイフ】で薬草を摘み取り【荷物カバン(小)】に入れる。

■アドリブ度:B(ゴブリンは積極的に嬲りたい)

サクラ・ブラディー 個人成績:

獲得経験:66 = 55全体 + 11個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
まず、森に向かう前にルルゥ教師に聞きたいことがあるのじゃよ
薬草の特徴、間違いやすい植物との違いそして採取法、輸送法じゃ
わっちは植物についてそんなに詳しくないのでな
ここでざっと教えてもらうだけでも違うと思うし、下手な採取方法で採取して下手な運び方して薬草をダメにするのもゴメンなのじゃよ

茎より上の部分が必要なのかの?それとも根っこもあった方が良いのじゃ?
一応、採取用としてスコップ持ってくのじゃよ
薬効が違ったり、根があるだけで萎びにくくなったりとかあるしの

魔物を発見したら沈黙影縫、忍び歩き、隠れ身で背後に近づいて基本剣術、二連斬り、踊りで秘儀『抜刀 桜舞』なんての
わっちが勝手に言ってるだけじゃがの

オズワルド・アンダーソン 個人成績:

獲得経験:66 = 55全体 + 11個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
心情:
ここしばらく戦闘やら合宿やらで疲れてしまったのでこういうのも悪くないですね。
あ、僕今日は採取メインに回るのでゴブリン退治は任せました。

行動:
途中まで一緒に行動し、
敵に遭遇したら仲間に任せて自分は薬草採取役として戦わず
先に進むことを専念しますね。
先で合流出来たら怪我をした方にリーラブ掛けてから
採取を再開します。

採取:先生がいう必要な薬草を「植物学」の知識から、どこに多く生息しやすいか推測し、
【視覚強化Ⅰ】で先生の求める薬草を探します。
サバイバルナイフを使用して【集中】しながら採取。
薬草は荷物カバン(大)にしまいます。

御影・シュン 個人成績:

獲得経験:82 = 55全体 + 27個別
獲得報酬:2250 = 1500全体 + 750個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
視覚強化と気配察知で周囲を警戒しつつ草原を目指すでござる
道中はゴブリンの足跡等の痕跡に注意を払い、出来うる限り先に発見するでござる

ゴブリンを発見した場合皆に小声で知らせ
奇襲攻撃を試みるでござる

武器攻撃主軸
ル5で個体を合わせ敵を確実に減らす
ゴブリン戦闘後は、別個体が居る可能性も考慮して油断せず歩を進めるでござ候

◆採取
拙者の薬草の知識は浅いでござるから
同行された者で詳しい知識を持ったお方が居れば知識を拝領できればと!
薬草の特徴や、生育条件等を知れたら薬草摘みにいざ出陣!
拙者、脚に自信があるでござるから少々遠くの場所へも探しに行くでござる

視覚強化で見逃さず、荷物カバン一杯に採取してやるでござるよ!

ビアンデ・ムート 個人成績:

獲得経験:66 = 55全体 + 11個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
森まで薬草を取りに行くだけの簡単なお仕事、との事ですが、ゴブリンが出るという話がある以上油断せず行きましょう

森の近くまで来たらゴブリンが来ないか周囲を警戒。どんな小さな物音だって聞き逃しませんよ

ゴブリンが来たら薬草採取の方々を守るために前衛に立って盾役を担当
『グローリー・シールド』で攻撃を受け止めたり押し返して動きを止めてる間に他の方々に対処をお願いします

撃退が終わったら私も薬草採取に参加
【農業学】の知識からどの辺りに多く薬草があるか見当をつけて探します

見つけたら『厚手の布』で包んでから『荷物カバン』に入れて持ち運びます
今後採取する機会がある事も考えて薬草を取り尽くさずに少し残しておきましょう

ビャッカ・リョウラン 個人成績:

獲得経験:66 = 55全体 + 11個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【目的】
薬草をいっぱい集めよう。

【行動】
草原を目指して、皆と一緒に向かうよ。

森に潜むゴブリンに遭遇したら、戦って排除するよ。
私は前衛。剣を構えて切り込むよ。
先手を取れる時はドンドン剣を振るってダメージを与えるよ。
後手に回った時は防御、部分硬質化と流水の構えで受け流すよ。
相手が弱ってきて隙を見せたら勇者之斬でトドメだ。
「悪しきものを断ち切る!ブレイブスラァァーーーーッシュ!!!」

草原についたら、薬草採取だよ。
視覚強化で白い花をつけた草を探し出して、それを採取したら荷物カバン(小)に潰れないように注意しながら入れるよ。
出来れば、荷物カバン(小)がいっぱいになるまでは集めたいと思ってるよ。

リザルト Result

●出発しよう!
 【ルルゥ・アルシィー】先生のお願いで、出発する学生達が準備を終えて、校門へと集まってきている。全員で……おや? 一人足りない?
 そんな中、赤みがかった紫の大きな瞳を幾度となく瞬かせる、白銀の翼と尻尾を持つドラゴニア、【ビャッカ・リョウラン】の姿があった。
(おっとりした雰囲気に反して、何か有無を言わさずにお願いされてしまったというか……。うん、この拒否権を与えない感じ、やっぱりこの学校の先生って感じだよね。ゴブリンも出るみたいだけど……まぁ、その情報を現地に着いてから言われるとかじゃない分、優しい方かな?)
 うんうんと頷きながら。
「数は少ないみたいだし、油断しなければ大丈夫……よし、気を引き締めて頑張ろう!」
 そう気合いを入れている。その隣で……。
「おっ、リョウラン殿、気合いが入っているでござるな。……それよりも皆、空を見るでござるよ。こんな青空で……いやはや、採取日和でござるな~!」
 狼の耳を持つルネサンス、【御影・シュン】(みかげ しゅん)は、澄んだ青い空を見上げながら、ほのぼのとそう告げていた。
「本当に良い日和ですね。ここしばらく、戦闘やら合宿やらで疲れていたので、こういう採取も良いものですね」
 そうシュンの言葉に頷くのは、【オズワルド・アンダーソン】。金髪で青い瞳のオズワルドは医者を志しており、薬草という単語だけでも興味津々な様子。
「あっ、僕、今日は採取メインに回るので、ゴブリン退治は任せました」
 にっこりと、任せることはしっかりと伝えている。
「はい、任されました。万が一の時は私を頼って下さいね。そういえば、今回は森まで薬草を採りに行くだけの簡単なお仕事、との事ですが、ゴブリンが出るという話がある以上、油断せず行きましょう」
 黒い瞳に黒いボブカットの髪を揺らしながら、【ビアンデ・ムート】は、その場に居る者達に注意喚起している。そんなビアンデが手にしているのは、最近新調したばかりのグローリー・シールド。
 と、そこへやってきたのは、【サクラ・ブラディー】。
「遅くなってすまんかったのぅ。ルルゥ先生に聞いてきたのじゃよ」
 どうやら、先ほどまでルルゥ先生から、いくつか聞いていたようだ。

 ――時間は少し遡る。
「ルルゥ先生、ちょっと良いかの?」
 そう呼び止めるサクラに。
「あら、まだ出かけてなかったの?」
 少し驚いた様子で、足を止めるルルゥ先生。
「今回は良いけれど、期限もある課題もあるんだから、気をつけないと。……ところで何の用かしら?」
 ちょっと言い難そうにけれど、サクラは、知りたいことをまとめて告げる。
「えっと、わっちは植物についてそんなに詳しくないのでな。薬草の特徴、間違いやすい植物との違い、そして採取法、輸送法じゃ」
「どれも図鑑に載っているから、それを借りていけばわかるはずだけれど……」

「ルルゥ先生の話によると、薬草は草原に分かりやすく生えているそうじゃ。じゃが、一部、木陰に隠れているものもあるから、注意するようにとのことじゃ。それと、葉だけでなく根も薬に出来るから、そちらの部位もなるべく採ってくるようにと言っておったのじゃよ」
 と、サクラは、先生から教わったことを簡単に伝える。
「そういえば、そんな薬草があると聞いたことがありましたね。まさか、今回採取できることができるとは……嬉しいですね」
 オズワルドは少し嬉しそうな様子。
 これで、薬草採取に向かう者達が全員揃ったようだ。
 早速彼らは、校舎を出て、森の中へと向かったのだった。

 地図を片手に草原へと向かう一行。
 そんな中、【クロード・クイントス】は、身につけていた矢筒から芯が赤く塗られた矢を引き抜くと。
「よっと」
 木の根元へと手で突き刺した。
「ん? なにしてんの?」
 クロードの行動に興味を示したのは、【チョウザ・コナミ】。地面に刺さった赤い矢に首を傾げながら眺めている。
「一応、迷子にならないように、だね」
「あー、なるほどぉ。じゃあ、帰りはこれ、目印にしとけばいいねぇ」
 クロードの言葉に、チョウザは納得した様子で、マジマジと矢を見つめていた。
 と、そんな彼らの隣で、ぴくりと【プラム・アーヴィング】が何かを感じ取った。
「この気配……見つけたよ、あっちから」
 その言葉通り、木々の間からゴブリン達の姿がちらりと見え始めた。
 すぐさま、駆けて行こうとするチョウザとプラムを静かに止めてしゃがませると、シュンもまた二人と共に木陰に隠れる。後方にいた仲間達にも静かにすること、隠れるようにとジェスチャーで伝える。
 その動きが良かったのか、ゴブリン達はシュン達に気付くことなく、歩いていく。幸いにもその方角はシュン達の目指す先とは違うため、ここで倒せば問題ないように思える。
「いいの? 野放しにして」
 アルカイックスマイルを浮かべているプラムの頬がぴくついているように見えた。
「奇襲でござるよ……そうすれば、優位に戦えるでござる」
 小声で言うシュンの言葉にプラムとチョウザは、途端に静かになった。
 そうと決まった後の彼らの行動は早かった。
 シュンが先行して、まずは敵の数を確認。
(4体で……ござるな)
 それ以外に敵がいないのを確認して、合図を送る。
「やっほー、土の味する肉塊」
 右手に構えたひのきの棒で、一気に飛び込んでいったのは、チョウザ。
「ふふ、こっちだよ」
 その攻撃を支援するかのように、睡眠の耐性を持つ杖の先から小さな雷の玉を生成する雷属性魔法プチラドを展開し、ゴブリンに向かって放つ。
 そして、最後に……。
「そこでござるっ!」
 シュンがクナイで追撃を加える。
 こうして、シュン達の奇襲は成功し、ゴブリンとの戦いの火蓋は切って落とされたのであった。

●ゴブリンと戦おう!
 奇襲によって、ゴブリンとの戦いを優位に展開することに成功した一行。
 4体の中で、1体だけ攻撃が集中したお陰か、かなり足がふらついているように見える。
 また、突然の攻撃にゴブリン達は驚き、慌てふためいている様子。
 一行は、そんなゴブリン達を更に追い打ちをかけるために、ゴブリン達へと向かっていった。
「あっ、ゴブリンが神父様んとこに行ったら、ヤバい?」
 先ほどの奇襲で頭が少し落ち着いたチョウザは、後方にいる者達への攻撃を引き受けるために。
「ほーら、土の味する肉塊! こっちこっち!」
 と声を張り上げながら、挑発していく。
「拙者もいるでござる」
 ゴブリンの攻撃を受け流し、クナイで攻撃を返す。が、こちらはかすり傷しか与えられなかったようだ。
「もう一度……行きますよ」
 プラムは再び杖の先に魔方陣を展開させて、プチラドで攻撃を仕掛ける。ちょっと楽しそうに見えるのは気のせいだろうか?
 と、そこで、他の仲間達が合流を果たす。
「ちょっと、みんな早いよっ」
 愛用の剣でゴブリンに斬りかかるのは、ビャッカ。先行していた者達と距離が離れていたので戦いには少し遅れてしまったが、元気なゴブリンを斬りつけ、しっかりとダメージを重ねているようだ。
「……こっちじゃ」
 サクラもまた、沈黙影縫を使い気配に気付いていないゴブリンへと、愛用の番傘『桜舞』を振るう。こちらも上手くゴブリンに打撃を与えている。
「僕は先に行かせて……っ!!」
 最初から戦いに参加せず、目的地へと向かうオズワルドの前に、1体のゴブリンが立ち塞がる。
「そうはさせないよ!」
「さあ、今のうちに! 早く行ってください!」
 クロードの矢で怯んだ隙に、ビアンデがオズワルドの前に盾を構える。
「クロードさん、ビアンデさん……ありがとうございます!」
 二人のフォローのお陰で、オズワルドは大怪我をすることなく、その場を離れることができた。
「大丈夫? ビアンデさん」
「はい、この盾が守ってくれました」
 クロードの声かけにビアンデがはきはきと応える。その言葉通り、盾がゴブリンからの攻撃からビアンデを守り抜いた。
(まだ慣れていないけど、これなら大丈夫そう)
 その重さを頼もしく感じながらも、ビアンデは、戦いに意識を戻す。

 弱いとは言え、ゴブリン達の力を侮ってはいけないようだ。
 やはり、手負いのなるとその分、勢いが出てくるのだろうか。徐々にその攻撃の強さが増しているようにも思える。
「ここからは、一歩も、下がりませんから!」
 盾でゴブリンの攻撃を抑えるビアンデと。
「ほらほら、こっちだよぉ。こっち来なって、土の味する肉塊」
 挑発するチョウザに攻撃が集中しているため、二人の怪我が徐々に蓄積されているようにも見える。だが二人の活躍で、周りの者達のダメージはかすり傷程度に止まっている。

 最初にゴブリンにとどめを刺したのは。
「秘儀……」
 まるで、舞を踊るような軽やかなステップで踏み込み。
「『抜刀 桜舞』!!」
 桜吹雪の刺繍が施された番傘から、放たれた鮮やかな一閃……いや十字に切り裂く二連斬りが放たれた。
 その吹き出した血が舞い散る桜のように見えたのは、気のせいだろうか?
 サクラは倒れるゴブリンを背に、刃に付いた血を払うと、静かに愛用の番傘へと戻し、何事もなかったかのように傘を差したのだった。

 一方、こちらはゴブリンと対峙しているシュンとプラムの班。
「はっ!!」
 気合いを込めたクナイが見事に突き刺さる。
「これだけでは、ござらんよ!」
 返す勢いで、シュンは反対の手に構えていたクリスタルブレイブでも一撃を加えていく。
 その弱ったゴブリンへとプラムの呪文が……ではなく。
「そこっ!!」
 黒と紫を基調としたハイヒールから放たれる、華麗なキックが炸裂! その一撃が決定打となって、ゴブリンは泡を吹いて倒れた。
「……あらら、せっかくだから、薬草ある所まで連れて行ってもらいたかったんだけどね?」
 残念と呟くものの、プラムは気にしていないようで、横たわり動かないゴブリンを確かめているようだった。

「危ない!!」
 声を張り上げたのは、ビアンデ。
 チョウザとゴブリンの間に入り込み、その手に輝く見事な盾で、なんとかゴブリンの攻撃を受けきることができたが、その力は思いの外重く。
「しまっ……」
 片足をついて、体勢を崩してしまった。
 迫るゴブリンの攻撃……しかし、それは届くことはなく。
「……っ!!」
 とっさに身を庇うビアンデ。だがその前に、側にいたチョウザのひのきの棒が早かった。
「はいはい、そろそろ肉塊ちゃんも、倒れてねぇ?」
 ガツンといい音を立てた渾身の一撃で、ゴブリンを地に伏せたのだった。

 そして、最後の1体。
「貫けっ!!」
 クロードの赤く塗られた矢がゴブリンの足を華麗に撃ち抜く。
 その隙をビャッカは見逃さなかった。
 一気に駆け出し、大きく愛用の剣を振りかぶる。
「悪しきものを断ち切る! ブレイブスラァァ――――ッシュ!!!」
 渾身の力を込めて、その剣でゴブリンの頭部めがけて、打ち下ろした。
「ギャアアアアアア!!」
 断末魔を上げながらどしゃりと地に伏した。最後のゴブリンも、見事、打ち倒すことに成功したのだった。

「どうやら、4体だけだったみたいだね……」
 警戒しながら辺りを見渡すクロードに。
「そのようでござるな。大事なくてよかったでござるよ」
 うむと頷くのはシュン。
 二人の言う通り、これ以上ゴブリンの姿はないようだ。気配もない様子。
 だが……これでは終わらないのが、チョウザとプラム。
「やっぱ、着ている服とか、体格とか見ると、ゴブリンって雄ぅ?」
 倒れたゴブリン達を眺めながら、チョウザは首を傾げているようだ。
 そんな中、傷の少ないゴブリンの下半身をちらりと覗くプラムの姿が。
「どうだった、神父様?」
「うん、やっぱり雄みたいだよ」
 そのプラムの言葉にチョウザは、ふうんと分かったような分からないような返事を返した。
 こうして、無事にゴブリン退治できた一行は、オズワルドの向かった草原へと向かって歩き出したのだった。

●薬草を採ろう!
 その後、戦いを終えた一行は、目的地である草原へと無事、たどり着くことが出来た。どうやら、戦っていた所とはそれほど離れていなかったようだ。
 少し歩いた所で、すぐに合流することが出来た。
「皆さん、無事で安心しました。ゴブリンは倒せたんですか?」
 薬草採取を中断して、戻ってきた彼らの姿を見て、オズワルドはすぐに近づいてくる。すぐにチョウザとビアンデ達の怪我を見て、リーラブで癒やしを施している。その様子に二人ともホッとした表情を浮かべている様子。
「うん、皆でばっちり倒せたよ」
 そう笑顔を見せるビャッカに、オズワルドも釣られて微笑む。
「では、安心して採取できますね。来たばかりでまだ少ししか採れてないんですが、見る限り、かなりたくさん採れそうですよ」
 長い草をかき分けないといけないが、オズワルドの言葉通り、ルルゥ先生から言われた薬草を見つけるのはさほど難しくないようだ。
「では、それぞれ手分けして採取しようか」
 クロードの呼びかけにより、草原を離れないことを約束して、一行は薬草採取を始めた。

「コレを持ってきて正解じゃったのう」
 サクラは持ってきたスコップで、さっそく見つけた薬草を掘り返す。
「サクラさん、いいの持ってるんだね」
 サクラの持つスコップに目をつけたのは、ビャッカ。
「じゃが……この土、堅いのじゃ……」
「それなら、一緒に採取しようよ。私も手伝うよ」
 ちょっと苦戦するサクラからスコップを借り受けて、ビャッカがざっくざっくと掘り返していく。
「ほう……おぬしのお陰で助かったのじゃ」
 掘り起こしてくれた薬草をサクラが回収。その薬草はビャッカと分けながら、効率的に採取できているようだが。
「あれ? 私の方が多くない?」
「わっちは拾ってるだけじゃからな。重労働している方にはボーナスじゃよ」
 にっと微笑むサクラにビャッカは。
「ありがとう! 荷物重かったら、私も手伝うね」
 その申し出にサクラも思わず苦笑を浮かべた。

「そーいや摘んだ薬草って量いるんなら、そのまま鞄とか放置ぶち込みだと摘み口から酸化したりしない? 一応『羊皮紙』とかに挟んどく方がいーのかな?」
 そう呟き首を傾げるチョウザに。
「そうですね。何かに包んだ方が、薬草を痛めずに運んでいけると思いますよ」
 声を聞きつけて、ビアンデが近づいてきた。
「なら、コレ使える?」
「ええ、いいと思います」
 羊皮紙を見せるチョウザにビアンデは力強く頷いて見せた。
「持ってきて、万事オッケーって感じぃ?」
 その言葉に安心したのか、嬉しそうにホイホイと摘み出すチョウザに。
「あ、全部は採らずに少し残しておいて下さいね」
「へ?」
「残しておけば、そこからまた群生して採取できますから。……って、村にいたときに教わったことなんですけどね」
「なるほどねぇ……盾のゆーしゃさま、意外と薬草に詳しげじゃん。ザコちゃんは肉塊……もといゴブリンに興味ありげだけど」
 納得したようで、チョウザは、薬草を全て採らず、少し残すようにしていた。その様子にビアンデは嬉しそうに『ありがとう』と呟くのであった。

「ああ、あんなところに薬草が……」
 高い岩陰の所に薬草を見つけたのだが、オズワルドの背ではどうにも届かない。
 諦めようと思っていた所に。
「ならば、拙者が採りに行くでござるよ」
 シュンが飄々と岩に登って、目的の薬草を採って戻ってきた。
「……凄いですね」
「これでも少しは鍛えているでござるよ」
 にっと歯を光らせて、良い笑顔を見せるシュンにオズワルドは思わず吹き出してしまった。
「では、また採れない所見つけたら、採ってきてくれます?」
「お安いご用でござるよ」
 そういうシュンを頼もしく、オズワルドは見つめていた。

「おや、やけに丁寧だね」
 そうクロードに声を掛けたのは、プラム。
 クロードは持ってきたサバイバルナイフで丁寧に採取した後、5束ずつにまとめてから、カバンに入れていたのだ。
「まあ、頼まれたことだしね。丁寧にして損はないと思うよ」
 ほどよく採れた所で、クロードはプラムの方に向き合う。
「そっちはどう?」
「まあ、ぼちぼち、かな」
 プラムの持つカバンの膨らみを見るときちんと採れた様子。
「道中、教えてくれた通りの所を探したら、たくさんあって、採りきれなかったよ」
 そう、プラムが手を差し出し、クロードは嬉しそうにはにかみながら、その手に自分の手を重ねた。

 たくさんの薬草を手に、一行は無事に学園に戻ってきた。
 そして、そのままルルゥ先生の元へ。
「まあ、こんなにたくさん! 大変だったでしょう?」
 そういう先生にクロードは。
「薬草の生える場所も覚えられましたし、有意義でしたよ。それと」
 先生に寄り添い、先生だけに聞こえる声でこう言った。
「調合は、習って覚えられても材料がなければ役に立たない……という事ですか、先生?」
 まあと驚いてみせる先生だったが。
「あなた、名前は?」
「クロード・クイントスです」
「クロード君……そう、わかったわ」
 そして、その場にいる全員に向かって。
「みんな、お疲れ様。薬草も良い状態だし、先生とっても助かったわ」
 改めてもう一度、とびきりの笑顔でこう告げる。
「本当に、みんな、ありがとうね」

 こうして、ゴブリンとの遭遇もあったが、無事にルルゥ先生の元へ、目的の薬草を届けることに成功した。
 先生に労いの言葉を貰い一行は、満足げにゆっくりと、今日の疲れを癒やすため、それぞれ戻っていったのであった。



課題評価
課題経験:55
課題報酬:1500
薬草を取りに行こう!
執筆:水樹らな GM


《薬草を取りに行こう!》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 1) 2019-05-18 18:48:16
よし、顔見知りばかりだし自己紹介省いちゃうね。
今回もよろしく。

とりあえず、持ち物は「荷物カバン(小)or(大)」にしようと思う。
無難に乱獲。人間の業。

薬草を探す目星なら技能持ってた方が有利だよね。
【事前調査】で技能の代わりに出来ないか試してみるつもり。

ゴブリンについては積極的に魔法で光にしてあげよう。

《ゆうがく2年生》 御影・シュン (No 2) 2019-05-18 21:00:51
黒幕・暗躍科専攻、御影・シュンでござる!
お初にお目に掛かる御仁も、何時もお世話になっておる御仁もよろしくお願い致す!
拙者、若輩者故薬草の知識に乏しいのでござるが…目や嗅覚には自信があるでござる!
「白い花の薬草」が複数種類あるのかは分からないのでござるが、森の中の索敵はお任せあれ!

ゴブリンは……今回集まっている者ならば戦闘しても大丈夫そうでござるか?
とはいえ拙者は、戦闘を避ける場合も、戦闘を行う場合にも対応可能でござる。

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 3) 2019-05-18 21:29:21
ふふ、こういう課題が僕は好きですね。
皆さんこんにちは、賢者・導師コースのオズワルド・アンダーソンです。

戦闘は回復役として務めますね。
薬草は【植物学】でどこに生息しやすいか推測したり見分けたりしますね。
【視覚強化Ⅰ】もありますから、薬草捜索はお任せください。(キリッ)
他の薬草も取れたらいいですね。

《甲冑マラソン覇者》 ビアンデ・ムート (No 4) 2019-05-18 22:21:33
はじめましての方もいるのでご挨拶を
勇者・英雄コースのビアンデ・ムートです。よろしくお願いします

戦闘では盾役となって皆さんを守るつもりです。ちょうど色々あって手に入った盾の具合も確かめたかったのでちょうどいいです

薬草探しについては【農業学】の知識を使って探してみようかなと思ってます

《新入生》 クロード・クイントス (No 5) 2019-05-19 06:33:17
賢者・導師コースのクロードです、よろしく。

ゴブリンは…倒す方向で良いのかな、自分を入れて5人は倒す気のようだし、残りの方も勇者・英雄コースのビアンデさんにずば抜けて強いザコちゃん。
自分は魔法か弓で後衛だな。

薬草も7人で探せば十分に見つけられるだろう。

《新入生》 クロード・クイントス (No 6) 2019-05-19 06:35:55
おっと、ゴメン。
残りの方はビアンデさんじゃなくてサクラさんだったか。
申し訳ない。

《妖麗幽舞》 サクラ・ブラディー (No 7) 2019-05-19 10:03:10
黒幕・暗躍コースのサクラ・ブラディーじゃ。

・・・わっち、よく考えたらリバイバルの特性で薬草持って帰れないんじゃないかのぅ?

それはさておき、薬草探しは前に読んだ図鑑を思いだしながら探してみるのじゃよ。

ゴブリン退治は前衛じゃな。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 8) 2019-05-19 13:04:09
ゴブリンが出てくる課題には7割がた顔出しちょっかいしてる気がするザコちゃんであった。
味はこないだ食べて泥みたいな味ーってわかったから、今回は生態とか知れっといーかな。
学生手帳(世界観)に性欲と食欲旺盛ーってかいてたから、雌雄どんな感じで違うのかとか調べたみ。殴って倒してから。

ザコちゃん見たとーりにヒューマンだからぁ、リバイバルのことはしろーとなんだけど。
学生手帳(FAQ)見る限り、魔力介して物掴んだり触ったりは出来んじゃん?だよね?
大簪のリバイバル様の個人的な特徴として、なんでか触れないーとかならまた別なんだけど。そこはそれ。
ふつーに薬草つむくらいはできっしょ。むしろ物持てないってなると、戦う時も素手確定じゃん?超肉体派のギャップ。

んでー、ザコちゃん思うんだけど。
ゴブリン対応の引きつけ組と、薬草集め回収の担当で二手に別れても良くない?みたいな。
そったら薬草集め組はゴブリンに対応することにプラン割かなくていーし、ゴブリン組も同様に。
ザコちゃんがぶっちゃけよくあるような薬草に興味ないってのは内緒。ほんとほんと。

とりまザコちゃんは【聴覚強化】な【聞き耳】でゴブリンの気配探してー、
近づいてくる感じあったら薬草組から離れて【挑発】かまして反撃の撃破狙うかなー、って感じ。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 9) 2019-05-19 21:25:48
えっ!?!?!??
雄雌調べるの!?!?!?!!?!俺もやりたみ!!!!!!!!
前回は丸焦げにしてわけわかんなくなっちゃったから気になりみ!!

あとゴブリン泥みたいな味なんだ。有益な情報ありがとう。

…ところで、個別に行動するのかなあって思ってたから当初思い描いてた俺のプランがあって。

ゴブリンの体力削った後に【ダークバタフライ】で毒状態にして
あえて逃がすことで、回復行動取ろうとして薬草とかありそうな場所に逃げないかなって思ってた。
知能低いけどそういうことくらいはわかるかな、って考えの作戦。

どうせ踏み潰される命、有益に使わないとバチがあたる…みたいな?

でも、二手に分かれるでも一緒にある程度行動するでもいいよ。
一応成功条件は沢山薬草集めようだから、そこから大きく逸脱はしないようにするつもり。

《大空の君臨者》 ビャッカ・リョウラン (No 10) 2019-05-19 22:55:49
勇者・英雄専攻のビャッカ・リョウランだよ。よろしくね。

今までの読んだ感じだと、ゴブリンとは戦う感じかな…
私は前衛として動くよ。真正面からの切り込みなら得意だよ。

採取の方は、カバン小を持っていって詰められるだけ詰めていこうかなと思うよ。

《甲冑マラソン覇者》 ビアンデ・ムート (No 11) 2019-05-20 09:50:42
>ゴブリン
あの、その……私が止める権利なんてないのはわかってますが、何かやるときはできれば視覚的な意味で穏便にお願いします……

>担当
最初から分かれるというよりもプラムさんの言うとおり最初は一緒に行動。ゴブリンが出たら分かれて行動、という風にしていいかと
それに、先生の口ぶりからするとさほど脅威ではないようですし、無事撃退できたら私達も採取に参加、という流れの方がある程度効率的かなと思ってます

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 12) 2019-05-20 20:50:11
担当
なるほど、それならば僕は採取に回りますね。
正直少々戦うのがめんどくさ・・・ンン!何も言ってませんよ。
僕なんかが戦闘に参加しても弱いので皆さんの邪魔になりますからって言いました。

あぁ、怪我をしたらちゃんと言ってくださいね。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 13) 2019-05-20 22:02:05
心配しなくったってザコちゃん穏やかぁな穏健派だからぁ。そんなはげしーことはしないって。爆薬も無いし。
頭蓋とかの骨格とか、声質とかで雌雄分かるよーになったら、これから他の課題でゴブリンと戦う時とかに
ただ「ゴブリンだー」ってくらいの認識からもう一歩踏み込めて面白みあんじゃん?みたいな。
って感じで中身掻っ捌くだけ。…他人の身体は見るのも見られんのも好きじゃないから、衣服系に手つける気はないけど。
なんせよ、豚もお魚もゴブリンも。掻っ捌いちゃえばただの食肉じゃん?味はともかくとして。

大盾の女ゆーしゃが発言提言してるみたいに、別にゴブリン出るまではてきとーに草も集めっから、そこはおけまるちゃん。
ま、ゴブリンの気配感じたらさっさと遊びに行くけど。怪我するよーなこともしないからよゆーよゆー。
所詮モブごときの身体、骨折れるまでは無傷だかんね。ふふ。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 14) 2019-05-20 23:14:09
じゃ、プランには途中まで一緒に行動して、ゴブリンで遊びつつ当初のプランの毒にさせて逃がして薬草の元までいかないかなーみたいいなやつを実行するよう書いとく。

というか臓器で雄雌わかるのすごいね。
俺はダイレクトに行きます。あっはっは。

《妖麗幽舞》 サクラ・ブラディー (No 15) 2019-05-22 20:38:51
リバイバルの武器、装備は魔力で再現したもので性能も再現されてるらしいんじゃよな。
んで魔力介して物掴んだり触ったりは出来るんじゃけど、疲れるんじゃよ?
疲れてまで採取するのはの?
まぁ、探しはするし採取もしようと思うのじゃが最悪誰かに運んでもらうことになるのじゃな。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 16) 2019-05-23 23:03:28
そったらザコちゃんはゴブリンの気引いて毒らせられるよーな隙死角作れるよーに励むとよさげ?把握お察し。
いつもやることは似てるとこはあんだけど。自分の持ちうる選択肢を、目的に沿って行うのって重要肝要じゃん?
土を掘っていると答えるか、建物の土台を作っていると捉えるか的なやつ。

んー、そこはこう、自分の気力労力とご相談なんじゃん?たぶん。
別に強要するつもりもなんもないからあれなんだけど。
自分ができる中で何を成したいか、が1番軸にするべきなんだろーし。
そこらはほら、お気持ち定めといたほーが後から心残りモヤつきも残らないからいーよ。うん。

なんせよ、もうすぐ締切だかんね。
うっかり忘れとかだけはないよーに、ねぇ?交通費は帰ってはこないし。