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魔法薬の素材採集


ストーリー Story

 魔法学園フトゥールム・スクエアは『勇者』の育成をするための教育機関であるが、昨今は時世の流れもあって通常の勇者としての教育以外にも、日常生活や魔法知識などを教える多角的な学校となっている。
 そして多角的な教育を施すということは、多くのカリキュラムがあるということである。一般に流通している薬草の効能や、魔法薬の作り方を学ぶ魔法薬基礎もその一つだ。
 魔法学園は生徒数が膨大のため一つのカリキュラムに複数の教員が存在するが、今教室で講義をしているのはスペンサー・バーナードというヒューマンの教授だ。
 くすんだ灰色の髪に、骸骨の標本のように痩せこけた頬。2m近い長身は腹のあたりを強打すれば、全身がポキッと折れてしまいそうなほど華奢である。全ての窓をカーテンで覆ってしまっているにも拘らず、サングラスをかけている理由は不明だった。
「この学園に入学するにあたって、最低限の予習は済ませているであろう君たちは当然知っていることと思うが……」
 冷たい口調でバーナード教授が言う。サングラスの奥の目は、生徒たちを見渡しながら『最低限の予習を済ませていない』生徒を確認しているようだった。
「魔法薬は勇者になる上で『必修』とされる課目の一つだ。理由が分かるものは?」
「便利だから、だと思います」
「百点満点で五点の解答だな」
 生徒の一人の答えをバーナード教授はピシャリと切り捨てた。
「魔法薬が通常の魔法と比べ、明確に優れる点。それは万人が等しく扱えることにある。例えば基本的な回復魔法一つにしても、使うにはその魔法を習得するだけの才能が不可欠だ。魔法を扱う才能がゼロであれば当然回復魔法の行使もできない」
 だが、とバーナード教授は机の上に置かれているフラスコをとる。
 フラスコの中では血のように真っ赤な液体が揺れていた。
「この回復の魔法薬を使えば、魔法が使えない者でも回復魔法と同じ結果を得ることができる」
 教授はわざとナイフで自分の指を切って血を流してみせた後、魔法薬を飲むと、たちまちのうちに傷が消えた。
「しかし便利であるからこそ、その効能と種類について知らねばならない。毒状態にかかった勇者が、毒消しの魔法薬を服用とした際、誤って対魔物用の毒を飲んでしまい、そのまま死亡したという事故も過去にはある」
「……質問です、先生。毒消しと毒を間違うなんて、本当にあるんですか?」
「幾らなんでもそんな馬鹿な間違いはしない――毎年そう言うものは必ず一人はいる。ではこれを見ても同じことを言えるかな?」
 そう言ってバーナード教授は二つのフラスコを魔法で浮かして見せる。
 二つのフラスコにはまったく同じ無色透明な液体が入っていて、見た目だけではまったく違いを判別することができない。
「二つフラスコの片方は猛毒の魔法薬で、もう片方が毒消しの魔法薬だ。この二つは効能は真逆でありながら、色はともに無色透明で臭いも似通っている。魔法を用いるか、高度な魔法薬の知識がなければ判別は不可能だ」
「……」
 さっき疑問を投げかけた生徒が黙り込んでしまう。
 毒と毒消しの誤飲。冗談みたいなそれが現実に起こりえることだと理解したのだ。おそらく教室にいる生徒全員が。
「といってもこちらの猛毒の魔法薬は、私のような魔法学園の教職でもなければ所持の許されない禁薬。市場に出回ることなどありえない。だが勇者を志す以上、最低でも君たちは自分がよく使う魔法薬の判別と制作程度は、できるようになって貰わねば困る」
 バーナード教授がチョークで黒板に字を書いていく。
 それは魔法薬を作るための材料のようだった。最後に何かを書こうとしたところで、手を止めたバーナード教授が振り返る。
「これは回復魔法薬を作るために最低限必要な素材だ。次の授業では実際に魔法薬作りを体験してもらう。準備をしておくように。素材は学園内にある超大型商店『クイドクアム』で購入できる。この魔法薬を作るための素材を購入した代金は、後日学園のほうから支払われるため領収書は残しておくように。優れた魔法薬を作った者には、多少の報酬を出そう」
 以上、解散。
 バーナード教授がそう言うのと、授業終了のチャイムが鳴るのはほぼ同時だった。



 授業終了後、何人かの生徒が同級生のメカス・トッテマオーの声かけにより集められた。
 水のように、というより水分を人間のように変化させた青い髪は、少年がローレライである証である。
 メカス・トッテマオーは集めた生徒達の前でわざとらしく咳払いをすると、得意げに口を開いた。
「なぁ君たち。さっきの教授の出した課題の本当の意味は分ったかい?」
「次の授業で使う素材を買っておけっていう話か?」
 生徒の一人の答えに、トッテマオーは待ってましたと言わんばかりに『チッチッチッ』と指を振る。
「教授の言ったことを一言一句思い出してみなよ。教授は『回復魔法薬を作るために最低限必要な素材』って言ったんだぜ。これってつまり黒板に書かれた素材を使うだけじゃ、最低限な魔法薬しか作ることができないってことだよね」
「そういえばバーナード教授……最後に黒板になにか書こうとして止めてたな」
 生徒の一人が思い出したように、ポン、と手を叩く。
「その通りさ。僕は予習してたから知ってるんだけど、課題の魔法薬を『完璧に』作るためには、黒板で書いてあった素材の他に『ポルクの花の花弁』を入れる必要があるみたいなんだ」
 ポルクの花。森の中に生えている、魔法薬の素材にもなる白い花のことである。
 そういえば教授が最後に書こうとしたなにかは『P』から始まっていた。
 P――ポルクの花の花弁で間違いないだろう。
「よし。それじゃ早速『クイドクアム』でポルクの花の花弁を他の素材と一緒に買って――」
「……駄目なんだよ、それが」
「駄目?」
「ああ! 僕もそう思ってポルクの花の花弁を買いに行ったんだけど、全部誰かに買い占められてたんだよ! しかも再入荷は次の魔法薬基礎の授業の後だ! きっと僕と同じ結論に辿り着いた奴が、自分だけ単位と報酬を独り占めするために買い占めたに違いない!」
 トッテマオーの言ってることが本当なら、その買い占めた何者かは阿呆だ。
 授業で得られる報酬なんて微々たるもの。とてもではないが一つの商品を買い占めるために必要な額と釣り合っていない。
「じゃあどうするんだ? 金はかかるけど学園外の店を見に行ってみるか?」
「心配ないよ。第一校舎にある『リリー・ミーツ・ローズ』は知ってるだろ?」
 こくりと頷く。
 リリー・ミーツ・ローズは世界中の植物を集め、生育している植物園だ。
 植物園の名前の由来にもなった初代管理者のリリーとローズによって環境が整備された結果、巨大な迷宮のようになっているという話である。
「『クイドクアム』にないんなら僕たちが自分で採集してくればいいんだよ。学園の先輩に『ポルクの花の花弁』が生えてる場所は聞いてきたから、今日これから僕らで採りに行かないか?」
「……」
 正直トッテマオーは胡散臭かったが、このままでは最低限の魔法薬しか作れず、報酬は貰えないのは確実。
 ならば返答は一つしかなかった。
「分かった」
 トッテマオーはにやりと笑った。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 6日 出発日 2019-01-31

難易度 簡単 報酬 ほんの少し 完成予定 2019-02-10

登場人物 8/8 Characters
《新入生》キノ・ノール
 ローレライ Lv2 / 武神・無双 Rank 1
こんにちは、ボクの名前は「キノ・ノール」。 気軽に、キノって呼んでくれて構いませんよ。 これまで、様々な国を転々としてきて、この学園にたどり着いたけれど、これほどまでに広い学園ははじめてみたよ。 色々な不思議なこともあるし、世界中の「ゆうしゃ」が集まっているっていうのも、面白そうだね。 元々は遠い国に住んでいたけれど、家庭の事情で家から飛び出して、一人で旅をしていました。 旅先で、様々な出来事もあったので、それなりに場数は踏んでいる方じゃないかなと思う。 でも、まだまだ半人前の旅人だから、「ゆうしゃ」としても通用するように、頑張っていきたいよ。 新入生のみんなも、先輩も先生も、よろしくお願いします。 ■容姿 ボーイッシュで、一見すると中性的な男の子に見えなくも無い。 女の子の格好を旅先でして居ると、何かと面倒なことに絡まれるので、男の子っぽい格好をしている。 ■口調 基本は「~けど、~けれど、~だね、~だよ」と話、 丁寧口調や敬語でも普通に話します。 ■性格 警戒心が非常に強く、上っ面の笑顔を浮かべて、まったく人を信用していない、というのもザラです。 ■実年齢 20歳
《新入生》ローズ・ブラッディ
 ルネサンス Lv2 / 教祖・聖職 Rank 1
これ、子ども扱いするのではない! こう見えても、私様はもう覚えていないほど長く生きているのだぞ! あまり調子に乗っていると……がおー! 食べちゃうのじゃ! ははは、恐れをなし……あーたまをなでるなぁぁぁぁぁ!!!!! メスの子ライオンに似た見た目のルネサンス。 耳と尻尾を除けば、ぱっと見、どこにでもいる 普通のロリメガネ幼女。 でも語尾は「~のじゃ」。 本人いわく実年齢は20歳以上らしいが、 とてもそうは見えない言動と行動が幼女みを加速させる。 けれど語尾は「~のじゃ」。 学園に入った目的は「メガネ」を守れるような力を手に入れるという、斜めにぶっ飛んだ発想から。 かつて転んだ際に大切にしていたメガネを割ってしまい、 二度とそんな事のないように体と技を鍛えようと思っているが、恐らく注意力を鍛えた方が良いような気がするのは背後だけ。 やっぱり語尾は「~のじゃ」。
《比翼連理の誓い》オズワルド・アンダーソン
 ローレライ Lv22 / 賢者・導師 Rank 1
「初めまして、僕はオズワルド・アンダーソン。医者を志すしがないものです。」 「初見でもフレンド申請していただければお返しいたします。 一言くださると嬉しいです。」 出身:北国(リゼマイヤ)の有力貴族の生まれ 身長:172㎝ 体重:60前後 好きな物:ハーブ、酒 苦手な物:辛い物(酒は除く) 殺意:花粉 補足:医者を志す彼は、控えめながらも図太い芯を持つ。 良く言えば真面目、悪く言えば頑固。 ある日を境に人が触ったもしくは作った食べ物を極力避けていたが、 最近は落ち着き、野営の食事に少しずつ慣れている。 嫌悪を抱くものには口が悪くなるが、基本穏やかである。 ちなみに重度の花粉症。 趣味はハーブ系、柑橘系のアロマ香水調合。 医者を目指す故に保健委員会ではないが、 保健室の先輩方の手伝いをしたり、逃げる患者を仕留める様子が見られる。 悪友と交換した「高級煙管」を常に持ち、煙草を吸う悪い子になりました。
《ゆうがく2年生》マル=ファス・ヴェルガウス
 ドラゴニア Lv10 / 村人・従者 Rank 1
「皆さんおはようございます。マル=ファス・ヴェルガウス、ドラゴニアです。これまで長く生きてきましたが、お恥ずかしながらお友達は出来たことがありませんでしてこの学園にはお友達作りもそうですがここでしかできない出来事を体験しに来ました。皆さんともぜひお友達になりたいと思っています。よろしくお願いしますね。」
《新入生》スーセ・アトー
 カルマ Lv2 / 教祖・聖職 Rank 1
【性格】 神職にかける使命感がとても強くプライドが高い。 基本的には明るく優しく?礼儀正しいが少し傲慢なところがある。 ノリがよく、よくふざける。好奇心旺盛、やる気勢。 好戦的なわけではないが負けず嫌い。影で努力するタイプ。 【外見】 センター分けのツインテール。 マムシのような細い瞳孔とキバを持つ。 魔方陣は右手と左胸。 修道服に制服のマントを羽織り、 服の内側にアームカバーをつけ、魔方陣を隠している。 【口調】 一人称は私(わたし)。 尊大なお嬢様口調…から、影ではわりとお下品なスラングまで(※ガラリと口調が変わるわけではないです)。 仲良くなるともう少しくだける。 「ごきげんよう。課題は終わりまして?」 「私もそう思うわ。彼女はそんな子ではなくてよ」 「くっそ…しくった!あんの○○○野郎〜…絶対泣かす!!」 「そんなこと言いやしないわよ、ほんっとあなたって天邪鬼ね!」 ・お嬢様口調詳細 身もふたもなく言えば○蝶夫人みたいなしゃべり方。 「〜ですわ」「〜ますわ」はだいぶ目上の人や明らかに立場が上の人間にのみ用いる。
《新入生》ディオニシアス・クロムウェル
 リバイバル Lv2 / 賢者・導師 Rank 1
『嗚呼、素晴らしきかなッ世界!神秘の全てを吾輩の手中に!……ぬっ、この魔導書少々高いのである』  我輩こそは偉大なる魔術師、かっこ予定かっことじ、のディオニシアス・クロムウェルであーる!!  我が欲求はただひとぉつ!!世界から秘匿されし神秘の蒐集なのである!!故に、隠匿すべき外宇宙の知識が綴られた魔道書の閲覧が現在の行動理念といっても過言ではないのだ!!……まぁ書物を買うには値が張るのであるし、閲覧もタダではないのである……世知辛いのである。  そこで!!ティンと来た我輩、学生ならば学園の蔵書を読み放題ではないか、と!!我輩がとる選択肢はそこで決まったのであるな!!うむうむ、流石我輩である。  もし、興味深い書物や未解読の文書があれば我輩の元へ持ってくるのである!!解読し、読み解き、その深奥へといざ歩みゆかん!!
《新入生》ミイロイ・ナミ
 エリアル Lv3 / 賢者・導師 Rank 1
フェアリータイプのエリアル。 フェアリー的には一応大人びた見た目らしいが、 所詮フェアリーなので、見た目はヒューマンでいう 14歳くらいの可愛らしい童顔。でも成人済。 様々な森を渡り歩き、エリアル族の繋ぎ役のような仕事を おこなっていた家系の1人娘。 今までは親と一緒に行動する形にて仕事を行っていたが、 成人に伴い、1人で冒険できる知識と戦闘能力を 身につけるため、学園に入学する。 とはいうものの、フェアリーらしく好奇心が強いため、 色々な人との関係を持つことが好きであり、 学園自体に憧れを持っていた部分も大きい。 お姉さん気質で、世話焼き。元気で明るい快活娘。
《大空の君臨者》ビャッカ・リョウラン
 ドラゴニア Lv22 / 勇者・英雄 Rank 1
とある田舎地方を治め守護するリョウラン家の令嬢。 養子で血の繋がりはないが親子同然に育てられ、 兄弟姉妹との関係も良好でとても仲が良い。 武術に造詣の深い家系で皆何かしらの武術を学んでおり、 自身も幼い頃から剣の修練を続けてきた。 性格は、明るく真面目で頑張り屋。実直で曲がった事が嫌い。 幼児体系で舌足らず、優柔不断で迷うことも多く、 容姿と相まって子供っぽく見られがちだが、 こうと決めたら逃げず折れず貫き通す信念を持っている。 座右の銘は「日々精進」「逃げず折れず諦めず」 食欲は旺盛。食べた分は動き、そして動いた分を食べる。 好き嫌いは特にないが、さすがにゲテモノは苦手。 お酒はそれなりに飲めて、あまり酔っ払わない。 料理の腕前はごく普通に自炊が出来る程度。 趣味は武術関連全般。 鍛錬したり、武術で語り合ったり、観戦したり、腕試ししたり。 剣が一番好みだが他の分野も興味がある。 コンプレックスは身長の低さ。 年の離れた義妹にまで追い抜かれたのはショックだったらしい。 マスコット扱いしないで欲しい。

解説 Explan

【ミッション概要】

●リリー・ミーツ・ローズより『ポルクの花の花弁』を回収すれば成功。
 ポルクの花の花弁は百本ほど生えており、一人につき一本採集しなければならない。

●花の生えている場所について
 ポルクの花の花弁はリリー・ミーツ・ローズに入り、徒歩15分ほどの距離の開けた場所にある。
 ポルクの花が生えている半径200mほどは障害物となる木などない見晴らしの良い草原で、戦闘に支障はない。


【プレイヤー情報】

●メカス・トッテマオーの目的
 ポルクの花の生えている場所には、ジャバウォックが一体住みついているが、事前調査で知っているトッテマオーはPCには一切そのことを説明しない。
 彼は自分一人で怪物と戦う度胸はないが、他の者に単位と報酬を分けたくないため、PC達を囮にして花弁を独り占めしようとしている。
 ジャバウォックとの戦闘に入ると、トッテマオーは逃げ出し、ポルクの花を掠め取るチャンスを伺う。
 PCがジャバウォックを倒すと、戦闘を仕掛けてくる。

●ジャバウォックの正体
 バーナード教授が今回の課題のために配置した。
 教授の魔法で『後遺症の残るダメージを与えない』『草原から出ない』という命令が植え付けられている。
 目的は花弁の回収であるため、必ずしも倒す必要はない。

●ジャバウォックの強さ
 森に住む生物の特性を真似て作られた魔物。
 強力な爪と顎を持ち、知能は無いが凶暴で好戦的。
 鋭い爪と牙による引っ掻きや突き刺し、噛み砕きで攻撃する。武器は所持していない。
 好戦的で残虐性もあるが物理・魔法ともに有効で脅威度は低い。
 バーナード教授の魔法による命令で手加減しているため、通常よりも攻撃力が低い。

●メカス・トッテマオーの強さ
 ローレライのため水属性魔法を得意とする反面、雷属性魔法に弱い。
 戦闘スタイルは魔法主体で、白兵は素人に毛が生えた程度。
 ヘタレのため1ダメージでも与えると即座に降伏する。降伏後の処遇は慈悲を与えるも断罪するも自由。


作者コメント Comment
 はじめまして、孔明です。よろしくお願いします。


個人成績表 Report
キノ・ノール 個人成績:

獲得経験:19 = 16全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
植物園にどんな植物があるのか、かつて自分が旅して目にしたあんな植物やこんな植物もあるのか。という興味本位から依頼に参加。警戒心は強いが、社交性は持ち合わせているので、仲間とはキチンと協力して素材採集に挑む。

戦闘が発生しない間は、景色を楽しんだり、仲間と他愛のない話をする。
スコップ(小)を持ち込んでいるので、もし使える機会があればそれを使い採取作業などを手伝う。

もし戦闘が発生したら、武器の「ブロンズナックル」を構え戦闘態勢。
基本的に前衛ポジションで相手の攻撃に対してヒット&ウェイを心がけ、仲間達に被害がいかないようできる事をする。

ローズ・ブラッディ 個人成績:

獲得経験:19 = 16全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
授業じゃろうがなんじゃろうが、優劣のつく勝負事。
この私様(わたしさま)が他の者に遅れを取るわけにはいかぬのじゃ!

とはいえ、私様もこの学園では一応「新入生」じゃからな。
同朋への協力は惜しまないぞ!ポルクの花の花弁やらを取れば良いのじゃろう?
そのぐらい簡単なこと……
(花の間からヒラヒラと飛び出る蝶がいたりすれば)
ふぁ!?綺麗な蝶なのじゃ、待つのじゃ~!!!
……おほん。さ、気を取り直して採集を続けるのじゃ!

もしもゲテモノ植物やバケモノが出てきたら、若い衆に任せて私様は後ろで待機じゃな。戦闘は苦手じゃから、ケガした者を私様直々の治療術(職業技能)で治してやるぞ!

危なくなったら「ル:1」で緊急回避じゃ!

オズワルド・アンダーソン 個人成績:

獲得経験:19 = 16全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
理念:安全に、何事にも臨機応変かつ事前準備を。
授業でも失敗して作り直す可能性を考え、花弁は多くて3本手に入れられたらと思う。
(あとここに来てなかった人にも渡せたら)

準備:採集する素材を入れる荷物カバン、採集用のナイフ持参。

行動:エリア内ではまず陣地作成で休める程度の簡易なハウスを作り、
自分だけでなく他の人も安全に行動できるように準備をしましょう。
採集は自然友愛の精霊に手伝ってもらいます。

敵が出てきた場合、重力思念とマドガトルで後衛サポートをしましょう。

花や、折角集めた素材を駄目にされないよう攻撃を仕掛けてきたら受け止めるつもりです。
極力戦闘は控えめに、こちら側が優勢になったら採集に集中します。







マル=ファス・ヴェルガウス 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:49 = 16全体 + 33個別
獲得報酬:1350 = 450全体 + 900個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
出発ギリギリまで、忘れ物の確認や道具の整備を行う。
集まった段階でにこやかに挨拶。
「皆さんおはようございます。今回の授業の成功の為頑張りましょう。トッテマオーさん今回はありがとうございます一緒に頑張りましょうね。」
「忘れ物や準備不足はありませんか?何があるかわかりませんから…万端の状態でいたいものです。」
基本的に味方と協調して授業を進める。
優先順位として全員の必要量の花弁の確保、不測の事態への対処、予備の花弁の確保の順に順序をつけ行動します。
どうしても戦闘をしなければならない状態になった場合は距離をとって片手弓で前衛を支援します。
ただし、説得が可能な場合は戦闘前に知識を総動員して説得を行います。

スーセ・アトー 個人成績:

獲得経験:19 = 16全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
・購買で買った【サバイバルナイフ】で、ポルクの花を刈りまくる。
・VSジャバウォック→まさかの出現に驚きつつも刈った花を死守。必要であればステゴロで戦闘したり【祈祷】で回復したり。
(・VSメカス→呆れ気味。花を奪われないように気をつけつつ、処遇は仲間たちに任せる。)
・戦闘後、楽観的だった自分を恥じ、気合を入れなおす。

■セリフ例
「まあ!よく咲いてますこと!ふふっ…みなさん、準備はよろしくて?負けませんことよ!」
「な、な、ななななんなのよコイツはーーーっ!?」
「…どちらにしろ、私、負けるのって趣味じゃないのよ!!」

ディオニシアス・クロムウェル 個人成績:

獲得経験:19 = 16全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【採取】
我輩も採取に参加するであるが、色々と不測の事態が考慮されるのである。
メカス・トッテマオーの存在、これが授業の一環である場合の『課題』。
それ故に我輩は採取のフリしてメカスの監視及び周囲の警戒をしておくのである。
監視がバレない様にこっそーりであるのだがな!あ、我輩の分も他の者達が採取しておいてほしいのであーる。

【戦闘】
我輩基本的にプチな魔法玉を飛ばすだけしかできないのである。
故に、後方より撃ち続けておくのである!戦闘は得意な人間に任せたのであーる。
いざとなったら幽体化で回避!明日へ向かって自由の逃避行!
戦闘終了後も油断しないのは当然の事であるな。何せ奴めが残っているのであるからな!

ミイロイ・ナミ 個人成績:

獲得経験:19 = 16全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
「花弁の採集ね。ま、気楽に行きましょうか」

これまでの経験上、トッテマオーの行動には違和感を感じていますが、
最初から人を疑っていては何も変わらないので、
トッテマオーの言う花弁があると信じて植物園へ。

できるだけ皆と団体行動を取りながら、微かな異変を見逃さないように、
「エ:1」と「気配察知1」で周囲を警戒しておくつもりよ。
ピクニックみたいと楽しんでいる仲間もいると思うから、
そういった楽しい雰囲気を大事にしたいわね。

もし戦闘になった際には「プチフド」と剣による攻撃で対応。
フェアリーで体格的に戦闘は得意じゃないから、戦うとしても援護が中心になりそうね。

できるだけ楽しい採集になるよう、仲裁や援護に努める。


ビャッカ・リョウラン 個人成績:

獲得経験:19 = 16全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【目的】
みんなと協力して、ポルクの花の花弁を手に入れよう。

【行動】
花の回収はみんなに任せて、私はジャバウォックを相手にするよ。
「私が相手だよ、ジャバウォック!みんなのところには行かせないよ!」

前衛として真っ向から切り込み、切り合い打ち合いだ。
剣を構えて突撃、ガンガン斬りつけるよ。
そして隙あらば勇者之斬を叩き込むよ。
「私の剣の冴え、受けてみろ!」

敵の攻撃に対しては防御重視。流水の構えで受け流してダメージを最小限にするよ。
「そう簡単には、私は折れたりしない!」
「しかし、何だろう…殺気がない?手加減されている?」




(メカスが攻撃してきたら)
強引に突っ込んで反撃。剣で…は危ないから、脚で側頭部を蹴るよ。

リザルト Result

 バーナード教授の『課題』をこなすため【メカス・トッテマオー】の誘いを受けた八人は各々準備を済ませた。
 採集当日。植物園入り口前にトッテマオーと、八人の男女が集まる。
「皆さんおはようございます。今回の授業の成功の為頑張りましょう」
 全員が集まったところで柔和な笑みと物腰で挨拶をしたのは【マル=ファス・ヴェルガウス】だ。ドラゴニアであることを示す鱗と角と大人な雰囲気が特徴的である。
「その角に鱗、もしかしなくてもドラゴニアだよね。身の回りに同種族がいなかったから新鮮だよ。あ、私は【ビャッカ・リョウラン】、よろしくね」
 外ハネのショートヘアの少女ビャッカが同種族と会えた感動からか、白銀色の尻尾をひょこひょこと揺らしながら言った。
「ええ。私からも是非宜しくお願いします。トッテマオーさんも、今回はありがとうございます。一緒に頑張りましょうね」
「あ、ああ……」
 トッテマオーも、見た目が大人の紳士なマル=ファス相手には気圧されているようであった。
「こんにちは、ボクの名前は【キノ・ノール】。気軽に、キノって呼んでくれて構いませんよ」
 次にボーイッシュで少年めいた恰好をした少女キノが自己紹介をした。他の六人も軽い自己紹介をしていく。そして自己紹介が終われば早速、植物園入りだ。
 目的の『ポルクの花』が咲いている場所は『リリー・ミーツ・ローズ』の中でもそう深い場所ではないが、それでも1㎞以上はある。歩いている途中に貴重な薬草や、珍しい花などを幾つか見つけることができた。トッテマオー以外の八人は興味津々でそれらを観察する。
「ああ……珍しい薬草がこんなにも……お持ち帰りしたい……ちょっとだけなら……」
 特にローレライの【オズワルド・アンダーソン】の視線は、危ない光を放っている。
「これ! なにをしておるのじゃ! 勝手なことをするのは、私様の目が黒いうちは許さぬぞ!」
 そう言って金色の目を黒くしたのはライオンの耳と尻尾を生やしたルネサンスの【ローズ・ブラッディ】である。オズワルドもローズの一喝に我を取り戻したようだった。
「ハッ! 失礼。目的のものではありませんオズワルド! 我慢我慢!」
「う~む。どうも汝は薬草が関わるとキャラが変わるようであるな。我輩も魔導書などを見ると、エキサイトしてしまうのでシンパシーを感じるのであーる!」
 独特の尊大な口調で言ったのは【ディオニシアス・クロムウェル】というリバイバルの男性だった。
「お前らもうちょっと真面目にやれよ! こんなことならもっと他の奴等のほうが……」
「何かいったのであるか?」
「な、なんでもないよ!」
 ディオニシアスの明らかな怒りの眼に、逃げるようにトッテマオーは話を打ち切った。
 小声でフェアリータイプのエリアル【ミイロイ・ナミ】が相談する。
「ねぇ、皆。トッテマオーなんだけど明らかに怪しくないかな?」
 ミイロイに同意したのはピンク色の髪のカルマの少女【スーセ・アトー】だった。
「そうね。わざわざ私たちに情報を教えてくださったから、親切な人なのかとも思いましたけど、明らかにそういうことをする性格じゃないわね。寧ろ騙して独り占めするタイプよ」
「正直、彼の言ったこと全てが疑わしいんだけど、どう思う?」
 キノの問いに答えたのは、この中で一番『薬学』に興味津々のオズワルドだった。
「魔法薬作りに『ポルクの花の花弁』が必要になるのは本当で、その点について彼は嘘をついていません。『ポルクの花の花弁』も目的地にはちゃんと生えていると思いますよ」
「だがそれだけだと私様達にそのことを教えた理由が分からぬ」
 眼鏡をくいっと格好よく持ち上げようとして失敗しているローズに和みながら頷く。
「では我輩が採取のフリして奴の監視及び周囲の警戒をしておくのである! 奴が何かしでかせば、我輩の魔力を込めた拳にて……」
「その前に彼と話をさせてはくれませんでしょうか? 話せば必ず分かってくれると断言はできませんが、何も話さずに、直ぐ攻撃ということもないと思うのです」
「む……。マル=ファスがそう言うのならばしょうがないのであーる!」
 物腰や態度など正反対のディオニシアスとマル=ファスだったが、意外と相性は悪くはないようだった。



 15分ほど歩いて目的地に辿り着いた。見晴らしの良い草原で、バーベキューでもすればさぞ楽しいだろう。まずオズワルドが植物園で拾った木などを材料にして、軽い休憩がとれる簡易ハウスを作った。
「まあ! よく咲いてますこと! ふふっ……みなさん、準備はよろしくて? 負けませんことよ!」
 サバイバルナイフ片手に一番乗り~! と突撃していったのはスーセだった。
「私様も負けぬぞ! 勝負事でこの私様が遅れをとるわけには――ふぁ!? 綺麗な蝶なのじゃ、待つのじゃ~!!!」
 スーセを追っかけて行ったローズだったが、目の前を蝶々が横切ると、そっちに興味がうつってしまったようだ。暫く蝶々と戯れていたローズだったが、
「……おほん。さ、気を取り直して採集を続けるのじゃ!」
 咳払いをして威厳ある口調で言った。なんの効果もなかったのは言うまでもない。
「ふふふふふふ」
 皆を眺めながら小悪党っぽい笑みを浮かべているトッテマオー。彼の胡散臭さに気づいている全員からバレバレであった。12分ほどが経過した頃だろうか。気配察知で採集しつつ周囲の警戒をしていたミイロイがこちらに近づいてくるモノの気配を察知した。
「みんな! 手を止めて!」
 一秒ごとに大きくなっていく足音。鳥が飛んで逃げていき、森はざわめく。彼らが目にしたのは巌のような隆々とした腕と張り裂けるほどに見開かれた双眸。ジャバウォックであった。
「な、な、ななななんなのよコイツはーーっ!?」
「なるほどね。こいつが教授が用意していた真の課題ってわけか。最初の授業で性格悪そうって印象をもったけど、撤回する必要はなさそうだ。うん、だからスーセも落ち着こうか。なにかあることは分ってたでしょう?」
「わ、わわ、私はあっても材料の争奪戦だと思ってたのよぉぉぉ!」
「落ち着いて、深呼吸深呼吸」
「ご、ごめんなさい、少し冷静になれたわ」
 キノの柔らかい口調に、スーセが落ち着きを取り戻す。ジャバウォックの目的は明らかに採集者たちだ。全員が戦闘態勢をとる。そんな中、
「ふ、ははっ! ご苦労だったねぇ君たち!」
「トッテマオー! まさか裏切ってたの!?」
 ビャッカが悲痛な叫びをあげる。本当に裏切りに気づかなかったかのような迫真の演技であった。
「その通りだよ! メリットもないのに、調べた課題の解決法を教えるはずがないだろ! 僕の代わりにこのデカブツを倒させるために連れてきたのさ! 馬鹿だよねぇ、君たち!」
「馬鹿は汝であーる!」
「へ?」
 その時、トッテマオーを監視していたディオニシアスがトッテマオーを取り押さえた。
「汝がなにか企んでいたことなど全員が気づいていたのであーる! 泳がせていたのは『証拠』がなかっただけ。『自白』してくれた以上、遠慮はいらん。ぶん殴るのであーる!」
「ひぃ! やめろよ!」
 ディオニシアス含めた七人がトッテマオーにうんざりする中、マル=ファスだけがトッテマオーを助けに動いた。マル=ファスはディオニシアスの振り上げた拳を抑えると、
「トッテマオーさん。なぜ今そのようなことをしようというのですか?」
「ど、どういうことだよ?」
「……賢い貴方なら考えたはずです。周りの心証を下げるより、私たちと一緒に協力してジャバウォックに対処し、課題を成功させた方が先の利益になるのではと」
「な、なにを言ってるんだ?」
「計画が上手くいったと仮定しましょう。ジャバウォックと我々は相打ちで倒れ、花弁は貴方が総取り。課題もトップは貴方でしょう? だけどその次は?」
「つ、次?」
「こんな風に騙されたんだもの。もう誰も貴方の誘いを受ける人はいなくなるでしょうね」
「この先の学園生活は一人だけでなんとかできるほど生易しいものじゃないはずよ。必ず仲間や戦友の協力が不可欠になるものがあるはず。そんな課題をあなたはこれから一人で解決するの?」
「う、あああ、あああ……」
 マル=ファスに加えて、ミイロイとスーセにも指摘されてトッテマオーの顔がみるみる青いものになっていく。彼は理路整然と説得されて、当初の予定を破棄して、一緒に戦うほうが長期的には利があることにも気づきだしている。即答できないのはプライドのせいだろう。そこにマル=ファスが手を差し伸べる。
「今からでも遅くありません、協力して授業を成功させませんか? 学友……友達として」
「とも、だち……?」
「はい。恥ずかしながら私、お友達というものが一度もできたことがないんですよ。だから友達になってはいただけませんか?」
 マル=ファスの手を、恐る恐るトッテマオーが掴んだ。
 なんということもない話である。知り合いのいない学校に入学して右も左も分からず、周り全てが敵と錯覚してしまうなんてことよくあることだ。彼もその一人だったのである。
「で、でも……僕はお前たちを、騙してたんだぞ?」
「けどあなたが『花弁』の情報を教えてくれなかったら、僕たちは最低限の薬しか作れなかった。これでも僕は同じローレライのあなたに感謝しているんです。だからあなたのことを悪く言うつもりも意地悪をするつもりもありません。授業で困ったことがあれば助けますよ」
 にやりとオズワルドが笑みを浮かべ、そして高らかに宣言する。
「さぁ! 敵はウスノロが一体! 対してこちらは『九人の』勇者候補! うち二人には出来立てほやほやの友情がある! 負ける要素が見当たりませんね!」
「あなたそういうキャラだった? まあ気持ちはわかるかな。後衛は下がって! 前衛はボクと――」
「このビャッカにお任せを! ジャバウォック! みんなのところには行かせないよ! マル=ファスさんと最初に友達になるのは私だと思ってたのにぃ~!」
 キノとビャッカが言うと、ローズがにやりと笑った。
「小さいことを気にするのう。同じ課題をクリアするために団結してる時点で、とっくに友情など芽生えておるわ!」
「グゥ、ァア!!」
 ジャバウォックが大声をあげて大気を震わす。しかし勇者としてのテンションにある八人には、その程度の威嚇などそよ風にも等しいものだった。
「二人とも準備は良いわね?」
「ふん、当然なのである!」
「僕もいけます!」
「了解、それじゃあ……せーの!」
 ミイロイの言葉に合わせ、ディオニシアスとオズワルドも含めた三人は呪文を唱え、沢山の魔法弾を放ち、ジャバウォックの動きを最小限に封じ込める。
「三人に負けてられないな。僕たちも行くよ、ビャッカ!」
「拳と剣、どっちが沢山ダメージを与えられるか競争だね!」
 ブロンズナックルを装備したキノはジャバウォック相手に一歩も譲らず肉弾戦をしている。
 ビャッカはドラゴニアとしての身体能力と剣士としての技量を武器に、真っ向から切り込み、きりきり舞いにさせている。
「皆! 回復は私様達に任せ、存分に戦うがよいぞ!」
「こんなのが出てきたのは予想外だったけど、負けるもんですか!」
 ローズとスーセは協力して前衛で血を流し戦う者たちへ、回復を送った。
「いけませんね。このままだと倒すことはできても、かなりの損害が出てしまいます……」
 弓矢で牽制しながらマル=ファスが悔し気に言う。彼は人が傷つくことを無条件で嫌がるドラゴニアだ。いくら回復で傷が塞がるとはいえ、仲間が血を流し続けるのを黙ってみているのはひどく辛かった。
「双撃蹴!」
「グゥゥッガ!」
 キノの蹴撃がヒットするも、耐えたジャバウォックは、腕を横なぎに振るってきた。攻撃直後だったこともあり回避することはできず、両腕をクロスさせて防御する。ダメージを0にすることはできなかったが、一撃死でなければ助けてくれる仲間がキノにはいた。
「待ってて! 回復するわ!」
 スーセが精霊に祈りを送る『祈祷』でキノに回復をかける。祈りが届く(つまり回復する)のにタイムラグがあるのが難点ではあるが、仲間の援護でフォローする。
「おかしいな?」
 キノが思ったよりも痛みのない両腕を見下ろす。あの図体の攻撃を受けたのである。にしてはキノが受けたダメージは少なすぎた。まるで手加減されたかのようだが、ジャバウォックは知能の低い魔物である。手加減する知性があるとは思えない。
「もしかして殺気がない?」
 真正面から切り結んでいるビャッカが、最初に違和感の正体に気づく。そして次にトッテマオーがその理由を察した。
「そうか! あいつは教授に、たぶん殺さないような手加減とかの命令が植え付けられているんだ!」
「むっ。完全に小物と侮っておったトッテマオーよりまさかのナイスなアドバイスなのであーる! しかし、それならば!」
「光は、あります!」
 ディオニシアスの言葉に目の輝きを増したのはマル=ファスだった。
 後衛がジャバウォック目掛けて魔法や矢を一斉掃射して目を潰す。そこからジャバウォックのパンチを前衛のキノが抑え込んだ。殺意がないのであればこれくらいはできる。さらにミイロイがフェアリータイプの小躯で翻弄して注意を奪う。
「うぉおお!!」
 飛び掛かっていったのは前衛だけじゃない。これまで後衛で支援射撃をしていた者たちも、ジャバウォックに飛び掛かる。
「グゥルルウォオ!?」
 如何な怪物もこれだけの数で飛び掛かられれば思うように身動きがとれない。
 そしてパーティーの中にはとっておきが一人残っている。田舎地方を治め守護するリョウラン家の令嬢で、勇者の一撃を会得しているドラゴニアナイトが。
『やれぇ! ビャッカ!!』
「駄目押しのサポートじゃ! 受け取れ! リーソル!」
 気力を回復させるローズの『リーソル』が消耗したビャッカの全身を駆け巡り、十全の状態に戻す。
 いや仲間たちの声援を受けたビャッカのコンディションは十全以上だった。
「皆の奮闘……無駄にはしない。私の剣の冴え――否! 我々の剣の冴え受けてみろ!」
 大いなる世界にその名を轟かせる、大いなる象徴。それがビャッカの背より噴出する。龍の翼で地面すれすれを滑るように飛びながら、ビャッカはジャバウォックへ突貫した。
「喰らえ! これが数多の魔物を屠った勇者伝説の1ページにして私たちの1ページ!」

〝勇者之斬〟

 派手な斬撃音がなったかと思えば、全てが終わっていた。
 倒れるジャバウォック。死んではいない。凄いダメージを受けたショックで気絶しているだけだろう。
 もう課題を邪魔しようとする者はいない。そして花畑にはまだ採集しても採集しきれないほどの花がある。つまり……
「課題成功だ!!」
『おおおお!!』
 皆が歓声をあげた。



 それから九人は悠々採集を行い、待ちに待った授業に臨んだ。
 九人が提出したのは予め指定された素材に加えて『ポルクの花の花弁』を適量入れた魔法薬である。
「どうやら課題をクリアできたのは九人だけのようだ」
 九人以外の生徒が口々に『どういうことだ?』と騒ぎ出す。
 そこで漸く教授は『本当の課題内容』について明かした。九人以外には寝耳に水の話である。馬鹿正直に課題をこなした生徒の中には、憤慨している者もいた。
「教授、どうしてこのような意地悪な課題を出されたのですか?」
 他の生徒達が暴発しかねないと判断し、マル=ファスが挙手して質問する。
「諸君等がただの薬師を目指すのであれば、授業で言われたことをこなすだけでまあいいだろう。だがここは『勇者』を養成する学校で、学園の生徒は『勇者としての行動と振る舞い』が求められる。そして私が勇者に必要なことは『考える』ことであると思う」
「考える?」
「諸君等がオークの巣穴に乗り込み、オークを討滅する依頼を受けたとしよう。巣穴の地図は依頼人より渡されている。だがそれは本当に100%正しいのか? 依頼者のマッピングに穴があり、秘密の抜け穴があったとしたら? 人質がいたとしたら? 情報が違っていた、話が違う……生きて帰ってこれれば、依頼者にそう文句もつけられるだろう。しかし死人に口なしだ」
 憤慨していた生徒も教授の話に聞き入っていた。特にトッテマオーの誘いにのった八人は真剣だった。なぜなら依頼者をトッテマオーに置き換えれば、つい先日似たような目に合ったばかりだからである。
「考える……それは知恵ある生命体が等しくもつ最大の武器だ。勇者として活動するなら、この武器を常に磨き続けなければならない」
 散々性格が悪いだの不気味だのと思っていたが、もしかしたら良い先生なのかもしれない。
「質問である!!」
 挙手どころか勢いよく立ち上がったのはディオニシアスだった。
「『ポルクの花の花弁』が『クイドクアム』で品切れになったのは、教授の差し金であるな?」
「証拠は?」
「証拠もなにも、この魔法学園で、回復魔法薬の素材が品切れなどありえんじゃろう」
「私たちを採集に向かわせるために、手を回したんですよね?」
「しかも素材の前に『殺意のない』ジャバウォックを用意するなんて、最初から仕組んでいないとできませんよ」
 ディオニシアスに続きローズとミイロイとビャッカが目を半月にして睨むと、教授はくつくつと笑いながらサングラスをくいっと持ち上げた。その反応が雄弁に答えを語っている。
「教授。課題の趣旨からすると、採集を強いた上にジャバウォックとの戦闘まで強要するのはやり過ぎだったんじゃないかな?」
 キノの言う通りである。今回の真の課題のテーマは『考える』ことだ。だったら課題の魔法薬を作るのに、指定された素材以外にポルクの花の花弁が必要であると気づいた時点で十分合格だろう。
 鋭い指摘に教授は口端を吊り上げ、悪童のように口を開いた。
「それは極めて単純な話だ。いくら最初の授業とはいえ、簡単にいい評価を出すのは癪だろう?」
 やはりバーナード教授は性悪教師だ。クラス全員がそう確信した。



課題評価
課題経験:16
課題報酬:450
魔法薬の素材採集
執筆:孔明 GM


《魔法薬の素材採集》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《新入生》 ディオニシアス・クロムウェル (No 1) 2019-01-25 00:07:34
ふむ、無事授業開始といった所であるな!!我輩はディオニシアス・クロムウェルである!!Hey汝達、よろしくお願いしてやるのでピクニック気分で頑張ろうではないか!

《新入生》 ミイロイ・ナミ (No 2) 2019-01-25 01:30:55
私はミイロイ・ナミ。フェアリータイプのエリアルよ。みんな宜しくね。

何だかとっても情熱的な方がいらっしゃるようね。
なんてお呼びしたらいいかしら?

ピクニック……素敵な響きだけれど、何だかメカスの様子が気がかりだわ。
戦闘はあまり得意ではないけれど、感知なんかで役に立てると思うわよ。
私にできる事があったら言ってね。

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 3) 2019-01-25 02:50:14
初めましての方は初めまして。
賢者・導師コースのローレライ、オズワルド・アンダーソンです。
さて、ちゃんと単位を取るためにお互い協力し合って花弁を取りましょうね。

感知があるのは大きいですね。
メカスの方、よろしくお願いいたします。

『ジャバウォックとの戦闘について』
無理に倒さなくてよいとありますが、僕ら以外の他の生徒たちも採取できるよう倒してしまいたいのが僕の本音です。
先生の考えは「倒さずに回収しろ」なのか「倒してもいいから回収しろ」なのか…うーん?

《新入生》 スーセ・アトー (No 4) 2019-01-25 17:37:03
ごきげんよう、みなさん。私は教祖・聖職コースのスーセ・アトーよ。
すっかり座学だと思っていたからうれしいわ。本当、ピクニックみたいね♪

でも…言われてみれば確かに、どうしてトッテマオーさんはこんな情報をわざわざ教えてくれたのかしらね。
予習までしてがんばっているんですもの、私ならみなさんを出し抜くチャンス!とばかりにさっさと一人で取りに行くわ。
まさか戦闘沙汰になるなんて考えたくないけれど…もしそうなったら回復はまかせてちょうだい。


(※背後からすみません、プレイヤー情報とはプレイヤーのみが知りえる情報のはずなので、PCがすでにメカスの狙いやジャバウォックのことを知っているのは不自然かなと思います。。)

《新入生》 ディオニシアス・クロムウェル (No 5) 2019-01-25 19:57:38
 ふむ、あの様な輩の誘い事は大概碌な事は起こらぬであろうな。大方他者を貶め、自分だけが益を得んとする卑しき企みであろう。しかし、実力が足りておらぬであると見える!なれば力の差を見せつければよいだけである!!

 其れよりも問題は授業で必要になる素材の不足の方であるな。魔法薬の原料、それも『回復』の魔法薬の素材が不足などまず『ありえない事』ではないか。そんな事になっておるのであれば、まず国レベルで騒ぎが起こるものである。
 であれば、素材採取までが授業内容であるのだろう。現地に行けば間違いなく何かしらの『課題』が出されるであろうな。

 各自探索、及び戦闘の準備が必須となるであろう。消耗を避けるのであればそれなりの準備をするのである。
 あと、メカス・トッテマオーは何だか気に入らないのでブッ飛ばすのである。月まで届けこの思い!(物理)

《ゆうがく2年生》 マル=ファス・ヴェルガウス (No 6) 2019-01-25 21:13:04
皆さんこんばんは、マル=ファス・ヴェルガウス、村人従者コースを専攻しています。
初めての授業で緊張してしまいますね。
私はまず人数分の材料の確保を優先しましょうか
十分な量を確保し次第不測の事態があれば対応しようかと…ただ、戦闘はあまり得意ではないのでどこまでお役に立てるかわかりませんが。

《新入生》 スーセ・アトー (No 7) 2019-01-25 21:51:43
クロムウェルさん、す…すごい勢いね。
ブッ飛ばす………は、置いておくとしても、
トッテマオーさんの動向を見張っていてくださるのならありがたいわ。

私はどちらかと言えばヴェルガウスさんと同じくポルクのお花摘みをしたいわ♪
ちょうど購買で植物採集に良さそうなナイフを見つけたの。
現地での課題、あるとしたら採取した材料の数比べかもしれないわよね。負けなくてよ!

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 8) 2019-01-25 22:29:13
(すみません、PL情報表記はややこしいですね。ご丁寧にありがとうございます。)

ディオニシアスさんの言うことが本当なら、
『課題』についてはバーナード先生ならやりかねないですね。
最低限、臨機応変に行動できるよう準備しませんとね。

うーん。個人的に調合に失敗した時の保険として最高3つほど欲しいですね。
でも取りすぎは控えたほうがいいかな。

《ゆうがく2年生》 マル=ファス・ヴェルガウス (No 9) 2019-01-26 19:02:56
うーむ、それでは私、まずは必要数の確保を第一目標、第二に予備の確保、それとディオニシアスさんの言う内容の中で特にメカスさんについてはぶっ飛ばすの前に私に対話をさせていただけないでしょうか?

《新入生》 ディオニシアス・クロムウェル (No 10) 2019-01-26 23:53:40
では、メカス・トッテマオーの監視は我輩が引き受けるのである。
泥船に乗った気持ちでドキドキハラハラしながら胸、トキメキで期待しておくのであーる!!
目と目が合って、もしかして、恋?とならぬよう気付かれずこっそーり秘めた感じで見ておくのである。

あとはブッ飛ばし案件の前にマル=ファス・ヴェルガウスが対談希望であったな。
ブッ飛ばした後の方がこちらの言う事をすんなり聞き入れる気もするのであるが、あえて前になのであるな?
ふむ、許可はしよう。
だが、多少奴の動向に気を付けてはおくが、長い事話してはおれぬと肝に命じておくように!

《新入生》 ミイロイ・ナミ (No 11) 2019-01-27 02:28:35
あんまり相談に出られてなくてごめんなさいね!

皆の考えは大体把握したつもりよ。
取りあえずトッテマオーが「ポルクの花弁」の件を私達に教えてくれたのは嬉しいけど、いわゆる「美味しい話」をふっかけてきた理由はありそう、っていう感じかしらね?

多分、「完璧」にならないだけで、
魔法薬自体はその花がなくても作れるような物だと思ったけれど、
取りあえず人数分は確保したい、といったところかしら?

バーナード教授、そう簡単に認めてくれるような方には見えなかったから、
そういう意味では、各種備えはしておいた方が良さそうね。

《新入生》 ミイロイ・ナミ (No 12) 2019-01-27 02:39:06
いままでの話をまとめると、気になる点としては

1「採取する花弁の数」
2「トッテマオー」
3「バーナード教授が仕込んでいるであろう課題」

こんな所かしら?
1は「ポルクの花の花弁は百本ほど生えており、一人につき一本採集しなければならない。」
ってことらしいから、オズワルドさんの言うように少し多めにとっても良さそうね。

2・3は現状推測でしかなさそうだけど、
ディオニシアスさんがトッテマオーを監視するなら、
私は皆の採取中に何かが起こらないか、風の音を聞いて注意しておくとするわ。
スーセさんの言うようにピクニックみたいな物かも知れないけど、一応ね。
道具はそうね……変な臭いを出す植物があるかもしれないし、匂い袋を持っていく予定よ!

《新入生》 キノ・ノール (No 13) 2019-01-27 17:39:43
こんにちは。挨拶が遅れちゃったけど、ボクの名前は「キノ・ノール」。
気軽にキノ、って呼んでくれて構いませんよ。どうぞよろしく。

ここまでの話は了解です。ボクは取りあえず、「魔法薬学」の予習をしてみたよ。
採集の際に何か役立つ事があれば、皆にも共有するね。
もし戦闘になったら、ボクかビャッカさんが戦闘向きな気がするから、
取りあえず前に出る方針で考えているかな。
基本的に皆と連携して課題を成功させるために頑張るね。

《大空の君臨者》 ビャッカ・リョウラン (No 14) 2019-01-27 19:58:25
こんにちは、勇者・英雄コース専攻のビャッカ・リョウランだよ。

戦いになったら任せて。
みんながポルクの花を取るのに集中できるよう、私は前に出てジャバウォックと
戦うよ。

《新入生》 ローズ・ブラッディ (No 15) 2019-01-27 20:32:02
っは!? 寝過ごしてしまったのじゃ?!
私様(わたしさま)はローズ・ブラッティなのじゃ!
お前さん方、よろしく頼むのじゃ!
授業とはいえ、優劣があるものなら負けるつもりはないのじゃ。
一緒にいる者とは協力し合うが、もし出し抜くようなたわけがおるようなら、
そいつにはがおーっと言ってやらんとな!
ケガした者は進言するがよい、私様が直々に治療してやるのじゃ!

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 16) 2019-01-27 22:31:15
あぁすみません、ミイロイさんは纏めてくださりありがとうございます。


キノさんとビャッカさんが前線に出るのなら、僕は後ろで攻撃しながら走り回ってますね。
回復できる方は何人かいらっしゃるみたいなので安心ですね。
それと必要かわかりませんが、陣地作成を持ってるのでそちらも作りたいと思います。

《新入生》 スーセ・アトー (No 17) 2019-01-28 00:05:27
ごきげんよう。あら、みなさんおそろいになったのね!改めてよろしくね。

…って、やっぱり課題は戦闘だという流れのようね。
う~ん、私はお花摘み競争だと思うのだけれど…(不満げに)
まあともあれ、戦闘になろうと、どのみち刈った材料は死守するわ!
そう考えたらブラッディさんが回復役に集中してくださるの、ありがたいわね。

《新入生》 ミイロイ・ナミ (No 18) 2019-01-28 11:26:55
一応これまでの話を元に、プランを提出してきたわ。
今日中に提出していないといけないみたいだから、まだの人は忘れずにね。

私もスーセさんの意見に賛成ね。
色々な事を考えておくことは必要だと思うけれど、一番の目的は花弁の採集でしょうし、
植物園に行くことはトッテマオーに打診されて決まったはずだから、
まずはそのつもりでいた方が良いと思うわ。私達に未来予知はできませんもの。

ただ、先日のフォレストマンさん達のように、
私達の想像もつかないような不思議が、この学園に溢れているのも事実。
植物園でもしかしたら何かに襲われるかも知れないし、
私も皆同様、トッテマオーの提案に少し違和感は感じているわ。
だから戦闘に関しては、あくまで「備えあれば憂いなし」といった所ね。

ま、何があったとしても、私達が協力すればきっと成功出来ると信じてるわ。
頑張りましょう?

《新入生》 キノ・ノール (No 19) 2019-01-28 20:36:09
一応ここまでの話し合いを元に仮プランを提出しておいたよ。

基本的には植物園散策をしつつ、花弁の回収。
もし何か起きれば採集の邪魔をされないように、
武神・無双コースの技能を活かして頑張る。って感じかな。

この授業の締め切りはまだ先だから、
何かあればそれに合わせて修正するつもりだよ。

《新入生》 ディオニシアス・クロムウェル (No 20) 2019-01-29 01:13:36
ふーむ、出発日を間違えたかと我輩心臓がドッキンコしてしまったではないか。
出発はもう少し先であるな!遅刻して置いてけぼりは勘弁であーる!!

我輩、戦闘では後方でこっそりとプチな魔法玉投げるくらいしか出番が無いのである。
まぁ採集なれば我輩でも出来そうであるが、某メカスを見張っておらねばならぬゆえに、初動が遅れる可能性が微粒子レベルで存在していることも無きにしも非ず!ところで、微粒子ってなんであるか?
それ故に!戦闘は慣れている諸君を頼りにさせていただくのである。

《新入生》 ミイロイ・ナミ (No 21) 2019-01-29 23:35:47
ディオニシアスさんごめんなさいね!
私ったら初めての授業だったから緊張していたみたい…。
キノも訂正してくれて助かったわ。

でも、現状方針の変更はなさそうね。

微粒子……私も聞いたことのない言葉だわ。
でも、何だかとっても小さそうなイメージね。

《大空の君臨者》 ビャッカ・リョウラン (No 22) 2019-01-30 20:51:46
私もプラン提出してきたよ。
前に言ったとおり、前に出てジャバウォックと戦うよ。

《新入生》 ローズ・ブラッディ (No 23) 2019-01-30 23:24:37
私様も提出済なのじゃ!
ちゃんと花弁を回収し、魔法薬を上手く作って褒められてみせるのじゃ!

《新入生》 ディオニシアス・クロムウェル (No 24) 2019-01-30 23:29:14
我輩も無事提出完了であーる!
置いてけぼりにされ膝を抱えて待機などと言う事にならず良かったのである!
後は天に命運を任せるのは主義に合わぬゆえに、自ら勝利をもぎ取ってゆくのであるぞ!

《新入生》 キノ・ノール (No 25) 2019-01-30 23:37:17
いよいよだね。
ボクの方も、前回提出しておいた仮プランからほとんど修正なしで提出しておいたよ。
みんなで成功させられるように、頑張ろう。