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【夏コレ!】大海原のパンツ


ストーリー Story

 夏だ!
 海だ!
 浜辺の美女とランデブーだ!
 ――というわけで、今年もサビア・ビーチの賑わう季節がやってきた。
 今年こそ小麦色に焼けた健康水着美女をゲットすべく、来る日も来る日もバイトと筋トレに明け暮れ、ついにオレは理想の身体と、すこしばかり遊べるほどの財力を手に入れた。あとはこの肉体を浜辺で思う存分アピールすれば、健康水着美女たちはオレを放っておかないだろう……と思っていたんだけど、ここで困ったことが起きた。
 オレ……カナヅチだったんだ……それも重度の……。
 都会っ子のオレが水と触れ合う機会なんていったら、飲料水を飲む時と風呂に入る時ぐらいだったからな。
 そう、オレはこの前、予行練習のつもりで入ったプールで溺れかけたんだ。それも幼児用の浅いやつで。必死になってバシャバシャと酸素を求めていたオレに、子どもたちの見下すような視線が容赦なく突き刺さった。
 トラウマだった。
 ついにオレはそれ以降、心身ともに水というものが嫌いになってしまった。……あれは一生忘れることはないだろう。今思い出しただけでもツラい。
 そしてオレは諦めかけていた。
 こんなにもマッシヴで、ゴージャスで、イケイケなオレが、じつは蓋を開けてみれば、ただの水嫌いな筋肉ダルマだと知れば、健康水着美女はどう思うだろうか。
 わかりきっている。
 失望され、嘲笑され、相手にすらされなくなるだろう。
 そんなことになるくらいなら、旅に出よう。
 いっそこのまま、大自然の中に消えてしまおう。
 そう思い、オレは旅用品を買いに装備屋へ行ったのだが、そこでとあるパンツの存在を知った。
 それが『大海原のパンツ』。
 その海パンを穿いたものは、10分だけという制限はあるものの、その間、水の加護を受け、陸と同じように水中でも動けるのだという。
 10分あれば十分だ。
 オレは早速その海パンについて調べ始めた。そしてそれは、案外、すんなりと見つけることが出来た……というのも、その装備屋で取り扱っていた。
「オヤジ、この店で一番いいパンツを頼む」
 オレはニヒルな笑みを浮かべると、装備屋の精算カウンターに財布をどん、と乗っけた。すると、装備屋のオヤジは、これでもかというほどの営業スマイルを浮かべると『すみません。現在素材不足で取り扱っておりません』とだけ答えた。
 あまりにも普通に返されたのでオレも『え、素材不足ですか? ぼく、どうしても大海原のパンツが欲しいんですけど、どうにかなりませんか?』と食い下がってしまった。
 しかし、そんなオレの熱意にとうとう膝を屈したのか、オヤジはある情報をオレにくれた。
「どうにもならない……と、言うわけではないのですが、ひとつだけ手段はございます」
「それは一体……?」
「弊社の大海原のパンツですが、製造工程に特殊な素材を使用しているのですが、それが現在枯渇しておりまして、その素材を持ってきていただければ、弊社でもなんとかご用意することが出来ます」
「……話はわかりました。それはなんとかぼくのほうで用意します。それで、その素材というのは……?」
「『フラッシャーの鱗』でございます」
 ――と、いうワケで諸君らにはあの、獰猛で好戦的な空を飛ぶ鮫『フラッシャー』の『鱗』を調達してきてもらいたい。
 海パンの素材には一匹いれば十分とのことなので、そこまで難しくはないと思う。たぶん。
 見事、かのフラッシャーを討伐できたものには、オレのバイトで貯めた『浜辺でランデブー貯蓄』から切り崩したものを報酬として贈ろうと思う。
 健闘を祈る。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 5日 出発日 2019-07-04

難易度 簡単 報酬 少し 完成予定 2019-07-14

登場人物 6/8 Characters
《ゆう×ドラ》シルク・ブラスリップ
 エリアル Lv17 / 村人・従者 Rank 1
「命令(オーダー)は受けない主義なの。作りたいものを、やりたいように作りたい……それが夢」 「最高の武具には最高の使い手がいるの。あなたはどうかしら?」 #####  武具職人志願のフェアリーの少女。  専門は衣服・装飾だが割と何でも小器用にこなすセンスの持ち主。  歴史ある職人の下で修業を積んできたが、閉鎖的な一門を嫌い魔法学園へとやってきた。 ◆性格・趣向  一言で言うと『天才肌の変態おねーさん』  男女問わず誘惑してからかうのが趣味のお色気担当。  筋肉&おっぱい星人だが精神の気高さも大事で、好みの理想は意外と高い。 ◆容姿補足  フェアリータイプのエリアル。身長およそ90cm。
《比翼連理の誓い》オズワルド・アンダーソン
 ローレライ Lv22 / 賢者・導師 Rank 1
「初めまして、僕はオズワルド・アンダーソン。医者を志すしがないものです。」 「初見でもフレンド申請していただければお返しいたします。 一言くださると嬉しいです。」 出身:北国(リゼマイヤ)の有力貴族の生まれ 身長:172㎝ 体重:60前後 好きな物:ハーブ、酒 苦手な物:辛い物(酒は除く) 殺意:花粉 補足:医者を志す彼は、控えめながらも図太い芯を持つ。 良く言えば真面目、悪く言えば頑固。 ある日を境に人が触ったもしくは作った食べ物を極力避けていたが、 最近は落ち着き、野営の食事に少しずつ慣れている。 嫌悪を抱くものには口が悪くなるが、基本穏やかである。 ちなみに重度の花粉症。 趣味はハーブ系、柑橘系のアロマ香水調合。 医者を目指す故に保健委員会ではないが、 保健室の先輩方の手伝いをしたり、逃げる患者を仕留める様子が見られる。 悪友と交換した「高級煙管」を常に持ち、煙草を吸う悪い子になりました。
《大空の君臨者》ビャッカ・リョウラン
 ドラゴニア Lv22 / 勇者・英雄 Rank 1
とある田舎地方を治め守護するリョウラン家の令嬢。 養子で血の繋がりはないが親子同然に育てられ、 兄弟姉妹との関係も良好でとても仲が良い。 武術に造詣の深い家系で皆何かしらの武術を学んでおり、 自身も幼い頃から剣の修練を続けてきた。 性格は、明るく真面目で頑張り屋。実直で曲がった事が嫌い。 幼児体系で舌足らず、優柔不断で迷うことも多く、 容姿と相まって子供っぽく見られがちだが、 こうと決めたら逃げず折れず貫き通す信念を持っている。 座右の銘は「日々精進」「逃げず折れず諦めず」 食欲は旺盛。食べた分は動き、そして動いた分を食べる。 好き嫌いは特にないが、さすがにゲテモノは苦手。 お酒はそれなりに飲めて、あまり酔っ払わない。 料理の腕前はごく普通に自炊が出来る程度。 趣味は武術関連全般。 鍛錬したり、武術で語り合ったり、観戦したり、腕試ししたり。 剣が一番好みだが他の分野も興味がある。 コンプレックスは身長の低さ。 年の離れた義妹にまで追い抜かれたのはショックだったらしい。 マスコット扱いしないで欲しい。
《妖麗幽舞》サクラ・ブラディー
 リバイバル Lv14 / 黒幕・暗躍 Rank 1
イタズラ好きのリバイバル。 自分の名前や常識等以外記憶から抜け落ちている。 リバイバルになるための強い感情も抜け落ちておりなんで今ここに存在しているのかも本人にもわからない。(という嘘をついている) 取り敢えず毎日が楽しく過ごせればいい。 黒幕・暗躍コースなのは自分の特性がうまくいかせそうだったから 楽して成績優秀なら空いた時間は自由に使えるじゃろ? 趣味は人を揶揄うこと。 特技はなぜか舞踊、剣舞ができる。 また、占いもすることがあるようだ。 偶に変な雑学を披露する。 とある生徒の部下ではあるがそれを理由に相手をおもちゃにするために部下になってる ただ、ちょっとしたことならお願いは聞いているようだ 二人称:おぬし、または 名前殿
《ゆうがく2年生》アリア・カヴァティーナ
 アークライト Lv14 / 村人・従者 Rank 1
 幼い頃から聞かされてきた英雄譚に憧れて、いつしか勇者さまを導く人物になりたいと願ってきた。  その『導き』とはすなわち、町の入口に立って町の名前を勇者様に告げる役。  けれども、その役を務めるということは、町の顔になるということ。この学校でたくさん学んで、いろんなことを知ることで、素敵な案内役になりたい!  ……それが自分の使命であると信じて入学したけれど、実のところ勉強よりも、花好きが高じた畑いじりのほうが好きだったりする。そのせいで、実はそこそこの力持ちだったりする。  たぶん、アークライトの中ではかなり変人なほうなんだと思うけれど、本人はあんまり気にしていない模様。  基本的に前向き……というか猪突猛進なところがある、かも。
《模範生》プラム・アーヴィング
 ヒューマン Lv23 / 賢者・導師 Rank 1
「俺はプラム・アーヴィング。ラム肉を導く修道士だ。…そうは見えない?そりゃそうだ、真面目にヤる気ないからな。ま、お互い楽しく適当によろしくヤろうぜ。ハハハハ!」                                       ■身体 178cm/85kg ■人格 身に降り注ぐ事象、感情の機微の全てを[快楽]として享受する特異体質持ち。 良心の欠如が見られ、飽き性で欲望に忠実、貞操観念が無い腐れ修道士。 しかし、異常性を自覚している為、持ち前の対人スキルで上手く取り繕い社会に馴染み、円滑に対人関係を構築する。 最近は交友関係を構築したお陰か、(犬と親友と恋人限定で)人間らしい側面が見られるように。 現在、課題にて連れ帰った大型犬を7匹飼っている。 味覚はあるが、食える食えないの範囲がガバく悪食も好む。 ■口調 修道士の皮を被り丁寧な口調の場合もあるが、普段は男口調を軸に雑で適当な口調・文章構成で喋る。 「一年の頃の容姿が良かっただァ?ハッ、言ってろ。俺は常に今が至高で完成されてんだよ。」 「やだ~~も~~~梅雨ってマジ髪がキマらないやんけ~~無理~~~二度寝決めちゃお~~~!おやすみんみ!」 「一応これでも修道士の端くれ。迷えるラム肉を導くのが私の使命ですから、安心してその身をゆだねると良いでしょう。フフ…。」 ■好き イヌ(特に大型) ファッション 極端な味付けの料理 ヤバい料理 RAP アルバリ ヘルムート(弟) ■嫌い 教会/制約 価値観の押し付け

解説 Explan

【目的】
 ●魔物の討伐。
 ●フライングシャーク。通称:フラッシャーの討伐及び捕獲をお願いします。
 ●デッドオアアライブ。フラッシャーの生死は問わずです。生け捕ろうが、死体を持ち帰ろうが報酬は変わりません。


【場所や状況】
 ●依頼主は水が苦手なため、フラッシャーを討伐するにあたり、特に手助けをすることはありません。
 ●フラッシャーは通常、海に出没します。以下にフラッシャーの特性等を記載。
[本能]
 獰猛で好戦的。
 知能は低め。
[属性得意/苦手]
 水/無
[得意地形]
 空中、水中
[戦闘スタイル]
 高速で泳ぎ敵に噛みつく。
 水中に引きずり込み噛みちぎる。
 地上では噛みついた敵を地面に打ち付ける、など。
[状態異常]
 氷結


【書いていただきたいこと】
 ●これといって特に縛り等はありません。ご自由にフラッシャー狩りをお楽しみください。


【注意・その他】
 ●なるたけプランに準ずる描写をいたします。
 ●公序良俗に違反する内容は描写できかねますのでご注意ください。
 ●アドリブが入る場合がございます、NGな方はプランに『×』とお書きください。


作者コメント Comment
 閲覧誠にありがとうございます。
 はじめまして。新米GMの水無と申します。
 今回、これがはじめて投稿するエピソードです。至らない点は多々ございますが、一生懸命向き合うので、どうか大海原のような寛大な心で笑い飛ばしていただけたらな……なんて、夢想しております。


個人成績表 Report
シルク・ブラスリップ 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
●方針
陸上へとフラッシャーをおびき寄せ、離脱を阻止しつつ撃破を目指す。

●行動
自分はアリアと囮役。
『豪華な釣り竿』をルアーフィッシングの要領で振り回したり、ミラーシールドの反射光をぶつけるなどで引きつつ、『動作察知』『ランスステップ』を駆使して逃げ回る。
回避が困難な場合、味方が大ダメージで余裕がない場合、『自己犠牲』を使用して仲間たちの反撃に繋ぐ。
攻撃は基本お任せだが、いざという時は『投擲技術』で鼻柱や目、エラなど重要部位を狙って針投げ!

●撃破後
フラッシャーの鱗を確保し、おとどけに。
また可能ならフラッシャーの鱗や鱗以外の部位を貰えないか交渉。
またパンツを作る過程を学びたいと申し出てみる。

オズワルド・アンダーソン 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
心情:
空飛ぶサメ…ユニークですね。
なぜでしょうか、既視感を覚えます。(遠い目)


行動:
敵の逃亡を阻止するための罠を設置し(罠設置)
こちらが有利になれるよう、仲間の情報を元に推測して「攻撃拠点Ⅰ」を作成。

戦闘:
基本マドガトルで遠距離攻撃をしますが、
半分以下の体力の仲間がいたら回復支援に専念。

サメが口を開いたら「やみなべ」を投擲します。
やみなべ食べて新しい味覚に目覚めたらどうですかね!
あ、みなさん食べます?…冗談。



ビャッカ・リョウラン 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【目的】
フラッシャーの討伐

【行動】
私は前衛として、剣を持って待ち構えるよ。
水中戦は不利だから、出来る限り地上戦に持ち込むよ。

視覚強化でフラッシャーを位置を確認して備える。
鮫の噛み付き攻撃には、部分硬質化で頑丈を高めて、流水の構えでいなすよ。
身体が宙に浮いた時には龍の翼で体勢を整えて踏ん張るよ。
飛び出してくるタイミングが分かってきたら、そこに剣を振るって迎撃だ。

鮫が怯んだりして隙を晒したら大技で一気に決めるよ。
龍の翼で素早く間合いを詰めて、勢いそのままに勇者之斬で叩き切る。
一意専心…この剣に全て込める!一刀!両断ッ!!チェェェストォォォーーーッ!!!

サクラ・ブラディー 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
空飛ぶサメのぅ・・・
やっぱり、臭いには敏感なんじゃろうか?
ソーイングセットの針で指先刺して血を出して誘き寄せること出来ないのかの?
地上、出来れば味方の作った陣地の内に来てくれれば楽で良いんじゃが・・・

わっちの行動か、味方の行動で誘き寄せることが出来たら
奇襲攻撃、基本剣術、二連斬り、踊りを使って攻撃じゃな
攻撃するさいは鰭を狙って機動力を削いでいけたらいいのじゃがな

まぁ、攻撃するといっても遊撃として動くのじゃ
わっちか味方が攻撃受けそうになったらプチシルト で攻撃空したり、衝撃減らしたりするのじゃよ

水上で戦うことになったらプチシルトによる防御中心にちまちま攻撃していくのじゃよ

アリア・カヴァティーナ 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
フラッシャーを陸におびき寄せるには、餌が必要ですわ!
大図書館で異世界のサメ映画の本を探して参考にしますわ!

わたくしは「人とサメは愛し合うべきですわ!」と博愛主義を掲げながらサメとの交信を試みる役になりますわ!
無防備に両腕を広げて、フラッシャーと触れ合うギリギリの瞬間まで呼びかけますわ!

でも…ギリギリで足元に置いといた盾を取って…覚醒して、防御!
事前に盾の持ち手の部分に鉤爪付ロープを結びつけて、釣り針代わりにして…他の皆さまに引っ張ってもらいますわ!
その間、少しでも盾に身を隠しながら忍耐して…この自己犠牲で、他の皆さまの闘志を燃え立たせますわ!
そうすればわたくしも、たぶん生き残れると思いますわ!

プラム・アーヴィング 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:144 = 52全体 + 92個別
獲得報酬:4200 = 1600全体 + 2600個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
今年はフラッシャーが大量繁殖なの?
それとも俺のエンカウント率が高いだけかな。
フライングキャビアとか食べたいんだけど、そろそろ。

さて、一般的に鮫は鼻柱付近が弱点と言われているけど、フラッシャーも該当しそうだよね。

【豪華な釣り竿】に血が滴る生肉でも貰って海に放り投げておびき寄せ【気配察知】でベストなタイミグで釣り上げる。
フラッシャーが体勢を整える前に【精密動作】【集中】【マドガトル】/【マド】で鼻柱を攻撃。

鱗が欲しいなら、ボディはなるべく傷つけず仕留めたほうがいいでしょ?

所で、ここに不確定な美女を待たず、10分という制限もなく君を愉しませる事が出来る美修道士が居るんですが。フフ。

■アドリブ度:B

リザルト Result

 照りつける太陽。
 さざめく波音。
 そして、太陽の光を受け、ゆらゆらと熱気を放つ砂浜。
 そんな、すでに海開きの準備が整っているサビア・ビーチに、六つの人影があった。
「ついに来ましたわね、この日が! わたくし、この日のために大図書館でたくさんサメに勉強しましたの! ですから、対策はバッチリですわ!」
 そう言いながら鼻息を荒くしているは【アリア・カヴァティーナ】。フラッシャー退治に集まったメンバーの中で、一番興奮している様子だった。
「へぇ、エラいじゃない。そっかぁ、うーん、じゃああたしは……アリアの事について調べてみようかしら」
 【シルク・ブラスリップ】は妖しく、誘うようにアリアの頬を指先でなぞってみせた。
「まあ! シルクさまはわたくしをお調べになるのですね? ……ですが、なんの為に……――は! も、もしや、わたくしを倒すため……ですか!?」
「ふふっ、冗談よ。アリアは素直ねぇ」
「はいはい。そういう茶番は置いといて……アリアさん、君の対策とやらを教えてくれないかな?」
 【プラム・アーヴィング】がとくに表情を変えることなく、淡々と本題を切り出した。
「それは……わたくしが囮になればいいのですわ!」
 それに対し、黙って話を聞いていた【ビャッカ・リョウラン】が、心配そうにしながら口を開く。
「う~ん、囮かぁ……字面だけ見ればちょっと物騒な感じがするけど……まあ、聞いてみないとわからないよね。アリア、それって例えば、どうやるのかな? あまり危険なのだと、私としては反対なんだけど……」
「わたくし自身が餌になること! ですわ!」
 アリアはビャッカの問いに間髪入れずに答えると、そのまま続けた。
「サメが関係してくる作品というのは、最初に犠牲者が出る事は不可避……つまり、その役割をわたくしが買って出ることによって、皆さんの負担を軽くしようという、名付けて『ブロンドはサメ系の作品で最初に死ぬ作戦』ですわ! 具体的に申しますと、わたくしをルアー代わりにサメを釣り上げる作戦ですわ! ですが、心配はいりません! わたくし、すこし筋肉質でスジ張っておりますので、完食するには多少時間が必要かと存じます。ですので、その間に皆さんがサメを説得してくださればよろしいかと!」
 アリアの発言を聞いたビャッカの顔から、スーッと血の気が引いていく。
 そんな中、派手な柄の番傘を差した【サクラ・ブラディー】が、からかうように口を開いた。
「餌……のぅ。ふむ、悪くなかろう。じゃが、そうなってくると、すこしばかり、血の臭いを漂わせておいたほうがよいのではないか? ほれ、サメの嗅覚は鋭いと言うし、より狙われ易くなる為にも、ここは多少流血しておいたほうがよかろう。……ためしに、装備屋から借りてきた針でチクリと――」
「ちょ……ダメダメ! ダメですって! 犠牲良くない、ダメ絶対! なに皆さんでアリアさんを餌にする算段をつけているんですか! ダメですよ!」
 【オズワルド・アンダーソン】はそう言うと、悪ふざけの仲裁に入った。
「そ、そうだよ! オズワルドの言う通りだよ! ……とりあえずその案は却下ね。仲間を餌にするとか言語道断だから。……だから、アリアを縛らないで、シルク」
「え~、いい感じに縛れたのにぃ~?」
 ビャッカに指摘されると、シルクは軽く口をすぼめて抗議してみせた。
「そんなぁ……ですわ……」
「……正直、なんでアリアも残念がってるかわからないんだけ――ど!」
 ビャッカは手に持ったルーンソードで縄を素早く断ち、アリアの拘束を解いた。
「さて、話が振り出しに戻ったわけじゃが――」
「振り出しも何も、スタート地点から微動だにしていなかったと思うのですが……」
 サクラがそう言うと、オズワルドが素早く突っ込みを入れた。
「じゃあ、俺から……そろそろいいかな?」
 そう言って、今まで状況を静観していたプラムが静かに手を挙げた。
「囮でフラッシャーをおびき出すのはいいと思う。実際、ヤツと海上や水中でやり合うのはホネだからね。そこで……これを使う」
 プラムがそう言って取り出したのは『豪華な釣り竿』だった。
「餌は勿論、俺が持参してきた生肉を使用する。においのほうも申し分ないだろうしね。あとは俺の『気配察知』を使用して、ベストなタイミングで釣り上げればいい。釣り上げた後は、アリアさん、シルクさん、ビャッカさんの三人で耐久しつつ、サクラさんが遊撃を担当。俺とオズワルド君がたぶん、弱点である鼻を後方から魔法で攻撃するよ。もし負傷者が出た場合は、オズワルド君に回復担当になってもらって、残りの四人で回そうかな。万が一、フラッシャーが逃げた場合に備えて罠を仕掛けたいんだけど……」
 プラムがそこまで言うと、チラっとオズワルドのほうを見た。
「え? ああ……わかりました。罠は僕にお任せください。アテもありますし」
「……とまあ、こんなかんじかな。何か質問は?」
 沈黙がしばらく続いた後、ビャッカがおずおずとプラムに質問した。
「質問は……特にないんだけどね、もうちょっと早く言ってもよかったんじゃないかなって……」
「え? だって、早く言ったらアリアさんとシルクさんの縛りプレイとか見れなかったでしょ?」
「えぇ……」
 若干引いているビャッカを尻目に、プラムはすこしだけ笑ってみせた。

 燦燦と照りつける太陽の下、頬を伝う汗を手の甲で拭うシルクの姿があった。シルクは自前の釣竿を持ち、波打ち際をふわふわと漂いながら、時折り場所を変え、試行錯誤を繰り返していた。
「ふぅ、やっぱり初夏のサビア・ビーチは暑いわね」
 シルクがぼやいていると、どこからともなく影が差し込んできた。
「ほれ、一緒にわっちの傘に入るのじゃ」
 そう言って、サクラは手に持った番傘をシルクに差し出した。
「あら……うふふ、ありがと」
「どうじゃ? 釣れそうかの?」
「そうね、一応あたしも釣り竿を持っていたから、釣りをしてはいるんだけど……」
「ふむ、ダメそうじゃの」
「ええ。ピクリとも来ないわ。そろそろ場所を変えようかと思っているのだけど……」
「よいぞ。わっちも付き合おう。どのみち、サメが出るまで暇じゃし」
「ありがと。助かるわ。……でも、プラムはいいの? 彼も釣り番よね」
「ああ、プラム殿は何と言うか……」
 サクラはそう言ってプラムをちらりと見た。プラムは釣り竿を握りながら、目を閉じていた。
「汗もかいとらんし、何やら集中しとるしで、邪魔するわけにもいかんじゃろ」
「そうね。……じゃああたしたちは邪魔をしないように、場所を変えましょう」
 シルクはそう言うと、リールを巻き、サクラと共に場所を移動した。
「――いかがでしょうか、オズワルドさま?」
 黙々と罠を制作しているオズワルドに、アリアは興味津々といった様子で声をかけた。オズワルドの手には、アリアが持参した盾と鉤爪付きロープが握られており、現在はそれを罠として改良しているところだった。
「……ええ、順調ですよ、アリアさん。あとはサメの退路にこれを設置すれば罠は完成です。多少耐久力は劣りますが、金属製ではない分、加工しやすいのが利点ですね」
 オズワルドは一旦手を止めると、丁寧にアリアに説明した。
「じゃあ、そこのぐつぐつ煮え立ってる黒いお鍋も、罠の一部なのかな?」
 アリアの隣にいたビャッカが、不思議そうな顔で鍋を指さした。
「これは……そうですね。とっておき……とでも言っておきましょうか。それよりも、なぜビャッカさんはアリアさんの近くに?」
「え? いやぁ、アリアってほら、ひとりだと危なっかしいと言うか、なんと言うか……目を離したらトンデモナイことをしでかしそうっていうか……ね?」
 ビャッカはバツが悪そうにアリアを見たが、アリアはじ~っと、鍋を見つめていた。
「あー……」
 ビャッカの言いたいことを察したのか、オズワルドはそれ以上何も言わなかった。
「さて、これで罠は完成です。あとは、僕の指定した場所にソレを設置してきてもらえますか? アリアさん」
「わかりましたわ! わたくしにお任せてくださいませ!」
 アリアは元気よく言うと、嬉々として海に向かって駆け出していった。ビャッカは軽くオズワルドに会釈すると、アリアを後ろからついて行った。
 二人を見送ると、オズワルドは、再び鍋に向き合おうとしたが――。

「――かかった!!」

 突然、サビア・ビーチに声が響く。
 声を発したのはプラムだった。
 限界までしなる釣り竿。大きな水柱に、バシャバシャと大音量を轟かせる海。
 フラッシャーがかかった合図だった
 プラムは海中に引きずり込まれそうになりながらも、必死に波打ち際で踏ん張った。しかし、あまりにもフラッシャーの力が強いせいで、プラムの足がズブズブと砂浜に沈んでいく。
「く……ッ! ダメだ! このままじゃ引きずり込まれ――」
 プラムが言いかけた瞬間、クン、と釣り竿が持ち上がった。
「助けに来たよ! プラム!」
「わたくしの出番ですわ!」
「ほら、あとは、あたしとビャッカとアリアで支えておくから、プラムは作戦通りに!」
 駆け付けたシルクとビャッカ、そしてアリアの三人は、半ば強引に、プラムから釣り竿を受け取った。
「……わかった。じゃあ、頼んだよ」
 プラムは軽く頷くと、そのまま、海とは逆の方向へ走りだした。
「さあ、私たちがここでフラッシャーを引き上げないと、話にならないからね……!」
「りょ、了解ですわ! ビャッカさま! ……ですが、どういたしましょう。三人でも、こうして支えるのがやっとですのに……!」
「なに、簡単なことじゃない。力を……息をぴったりと合わせるのよ!」
「ぐ、具体的にはどうすればいいのかな……!」
「べつに難しく考える必要はないわよ、ビャッカ。ただ、あたしが三つ数えるから、その合図に合わせて、皆で一緒に、竿を引き上げればいいの」
「そ、それなら簡単ですわ……!」
「うん、わかったよ……!」
「じゃあ、いくわね……! 準備はいい?」
 シルクの問いかけに、ビャッカとアリアのふたりは黙って頷いてみせた。
「いち、にの――さん!」
 その合図で、三人が一斉に釣り竿を振り上げる。
 ――ザッバーン!!
 それにより、今まで水中で暴れていたフラッシャーが空中へ、しぶきを巻き上げながら飛び上がった。
「やったぁ! やりましたわ! これであとは捕まえるだけですわ!」
「やれやれ、なんとか釣り上げたって感じかな……」
 ビャッカとアリアが喜んでいる中、動作察知でシルクが何かを察知する。
「――ッ!? 二人とも! まだ気を抜かないで!」
 シルクが叫ぶや否や、空中に舞い上がったフラッシャーは軌道を変え、自身を釣り上げた三人めがけて急降下した。ビャッカ、アリア、シルクの三人は、咄嗟に迎撃態勢に移ろうとするも、フラッシャーという大物を釣り上げたばかりなので、体勢を変更することもままならない状態だった。
 しかし、それでもフラッシャーは速度を緩めない。フラッシャーは口を大きく開けながら、ものすごい勢いで三人に肉薄する。
 そして――。
「これでもくらうのじゃ!」
 突然、フラッシャーの横から現れたサクラが、番傘でフラッシャーの顔面を殴打する。
 ――バシィィィン! と、大きな鈍い音。
 音のわりに、フラッシャーへのダメージはそれほどでもなかったが、その軌道を大きくずらすことには成功した。フラッシャーはその勢いのまま、砂浜に顔面から突っ込んでいった。
「好機! 一意専心……この剣に全て込める!」
 体勢を立て直したビャッカは素早く剣を構え、フラッシャーを両断すべく、大きく振り上げた。
「一刀! 両断ッ!! チェェェスト――」
「ストップ!!」
 ビャッカの後方、砂浜のほうからプラムの声が響く。その声に、ビャッカの手がピタッと止まる。
「待って! 今回の依頼はそのサメの鱗! 両断は……というか、出来るだけ傷つけないで!」
「そ、そうだけど……! こんなチャンスは――」
 ビタンビタンビタン!!
 突然、砂浜に突き刺さっていた、フラッシャーの尾びれが激しく動く。
 フラッシャーはその反動を利用し、砂中から抜け出すと、近くにいたアリアに牙を剥いた。
「ああ……ついに、わたくしが犠牲になる時が――」
「く……なんの! 流水の構え!」
 ビャッカは咄嗟に剣を構えると、アリアの前に躍り出た。ビャッカはそのまま、危なげなくフラッシャーの攻撃をいなしたが――。
「あ! し、しまった!」
 ビャッカがいなした先にいたのは、プラムとオズワルド。およそ近接戦闘を得意としない二人のもとに、フラッシャーは狙いを定めた。ビャッカは羽を広げ、なんとかフラッシャーに追いつこうとするが――。
「ま、間に合わない! ……逃げて! 二人とも……!」
 ビャッカにそう促されると、二人は顔を見合わせ――。
「この状況がいいんじゃないか……!」
「この状況がいいんですよ……!」
 と、声を重ねて、不敵な笑みを浮かべた。
「マドガトル!!」
 二人が声を合わせると、突如、手のひらサイズの球体がマシンガンのようにフラッシャーに襲い掛かっていった。玉の飛んでいく軌道は不規則かつランダムではあるものの、フラッシャーは二人に対して正面を向いていたので、体に傷がつけられることなくダメージを与えられていった。
 ドガッ! ドガッ! ドガガッ!
 放たれた玉ひとつひとつの威力は弱いものの、被弾箇所のほぼ全てが急所部分。フラッシャーはたまらず、大口を開けて引き返そうとするが――。
「させませんよ!」
 すかさず、オズワルドが鍋をフラッシャーの口めがけて投擲した。
 フラッシャーはその鍋を丸ごと飲み込むと、まるで、電流を流されているかのように、ビクンビクンと、その場でのたうち回った。
「アリアさん! 今です!」
 オズワルドがアリアに合図を出す。アリアは『了解ですわ!』と言うと、自身のロープ付盾をシルクに渡した。
「ここは『投擲技術』を持っているシルクさまにお願いしますわ!」
 いきなり、アリアからロープ付盾を渡されたシルクは、多少驚きはしたものの『わ、わかったわ。今の流れからして、これをフラッシャーに投げつければいいのよね?』と、対応した。
 シルクは両手でロープ付盾を持ちあげると――狙いを定め――投げつけた。
「――よし!」
 盾がちょうど、フラッシャーの鼻先にひっかかるように命中する。
「アリア、あとはこの縄を引っ張ったらいいの……よ……ね」
「はい! その通りですわ! シルクさま!」
 アリアはそう言いながら、独楽のように、自身に縄をぐるぐると巻き付けていた。シルクはその様子を見ると、注意するでも、肯定するでもなく『無視』することを選択した。
「これで完成です――わわわわ……!」
 その瞬間、ピンと縄が一直線に張る。盾を引っかけられているフラッシャーは二人を海中へと引きずり込もうとしたが、二人は力を込め、なんとかして踏ん張ってみせた。
 そして、周りで見ていたメンバーも、二人を助けようと加勢に入ろうとするが……やがて、鍋の毒が体中に回ったのか、フラッシャーはそのまま動かなくなった。
 こうして、メンバーは無事、ほぼ無傷のフラッシャーを依頼主に渡すことができた。

 ――後日談。
「はぁ……」
 装備屋からため息とともに出てきたのは、今回の依頼人。
 彼はあの後、無事に『大海原のパンツ』を手に入れることができたのだが――。
「おや、依頼人殿ではないか」
「こんにちはー!」
 そこへ、たまたま通りかかった、サクラとビャッカが依頼人に声をかけた。
「ああ、君たちか。依頼達成おめでとう。助かったよ」
「や、それはいいんじゃが……なにやら落ち込んどるの。何かあったのか?」
「もし、よかったら力になるよ? 泳ぎの練習とか」
「いや、そうじゃないんだ……そうじゃないだけど……」
 依頼人が言い渋っていると、装備屋の中からシルクが出てきた。
「なんじゃ、シルク殿までおったか。奇遇じゃの」
「あら、二人とも。どうかしたの?」
「私たちは闇鍋を食べたフラッシャーを食べたアリアのお見舞いにここを通ってたんだけど、偶然依頼人さんに会って……」
「いまは確か、オズワルドがアリアを見てくれているのだったかしら?」
「そうじゃの。……しかし、今は依頼人が……」
「ふぅん……ねえ、そんなにデザインが気に入らないの?」
 シルクはそう言うと、依頼人の手に握られていたパンツを指さした。
「……おいおい。もしやこやつ、わっちらがせっかく頑張って狩って作った海パンを、事もあろうか、デザインが気に食わぬと言って、穿かぬ気ではなかろうな?」
「すまぬ……! すまぬ……!」
 依頼人はサクラに責められると、涙を流して謝り続けた。
「えっと……とりあえず、どんなのか見せてよ。私まだ見てなかったし」
 ビャッカはそうフォローすると、依頼人が手に持っていたパンツを受け取り、その場で広げて見た。
「う……!?」
「ゲ……!」
 それを見たサクラとビャッカは一瞬にして固まってしまった。
「泳げない人でも泳げるようになる……という機能は勉強になったんだけど、結局ここって装備屋であって、デザインなんかは二の次なのよねぇ。まず間違いなく、それを穿いて海に行ったら捕まっちゃうから……って、二人とも聞いてないか。ま、機会があったらまた会いましょうってことで」
 シルクはそう言い残すと、この場から去っていった。
「フフ……」
 その一部始終を見ていたプラムが、蛇のように依頼人に近づいた。
「可哀想に。これじゃあこの夏は女とランデブーなんて、夢のまた夢だね。……ところで、そんな傷心な君を愉しませる事が出来る美修道士が、ここに居るんですが――」
 プラムは言葉巧みに傷心の依頼人を連れ出すと、未だに固まっているサクラとビャッカを置いて、夏の陽炎に溶けていった。



課題評価
課題経験:52
課題報酬:1600
【夏コレ!】大海原のパンツ
執筆:水無 GM


《【夏コレ!】大海原のパンツ》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 1) 2019-06-29 19:24:05
(空飛ぶ鮫とかどこかで聞いたような………)

これは、一体を全員で協力して捕まえるか仕留めるかの選択ですね。
僕としては依頼主のもとへ運ぶことを考えて仕留めるのが早いかと。

水中だと速いし、引きずり込む…ということは、水中戦は危険すぎますね。
やはり地上で戦うのが無難なのでしょうか。

《大空の君臨者》 ビャッカ・リョウラン (No 2) 2019-06-30 20:38:15
勇者・英雄専攻のビャッカ・リョウランだよ。

私も仕留める方でいいと思うし、地上で戦うのが無難だと思うよ。

とりあえず、私はいつも通り前衛として行動する予定だよ。
フラッシャーの攻撃を受け流しつつ、隙を見て両手剣で切り付けるって感じかな。
細かい動きは相談しながら調整していくよ。


《妖麗幽舞》 サクラ・ブラディー (No 3) 2019-06-30 23:09:05
黒幕・暗躍コースのサクラ・ブラディーじゃ。
よろしくの。

依頼人はモテたいから『大海原のパンツ』を欲しておるのじゃろ?
依頼に集まった女子でモテモテ演出すれば・・・(自分含め女子を見て)
何かとは言わんがすまんかったのじゃ。

まぁ、鱗獲るのじゃったら仕留める方一択じゃろうなぁ
生け捕りはメリットがないのじゃよな。
少なくても提示されてる条件の上では。
攻撃して追い払って剥がれた鱗を回収とも思ったのじゃが必要な分獲れるかわからんしの。

ある程度大きな船が用意できるのなら水上も選択肢なのじゃがのぉ・・・

あ、わっちは片手剣で遊撃に回るのじゃ

《ゆう×ドラ》 シルク・ブラスリップ (No 4) 2019-07-01 06:47:27
素材依頼と聞いて駆けつけた村人・従者コースのシルクよ。よしなに。

さっそく作戦だけど、あたしも素材確保するなら陸戦で討伐一択だと思うわ。
空を飛べても、、陸ならこっちも足がつくし、向こうは落ちたら泳げない…いや、あたしとかは飛んでるけど、限りなく地上だからね?

ただ向こうも逃げるだろうし、寄ってこない可能性もあるから、誘きだし、逃走阻止の罠は必須ね。
古典的なのだと釣り上げ、投網だけど…鮫に耐えられるものかしら

《ゆうがく2年生》 アリア・カヴァティーナ (No 5) 2019-07-02 01:44:11
村人・従者コースのアリア・カヴァティーナですわ!
サメを釣るのに餌が必要なのでしたらわたくしがおりますわ!
いらした勇者さまに村の名前を告げるのも、サメ映画で最初の犠牲者が出るのも、どちらも大切なことですもの! ほんとうにわたくしが死んでしまう前にサメを倒していただけるのでしたら、何も恐れることはありませんわ!

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 6) 2019-07-02 11:43:18
うん、落ち着こうかアリアさん。
犠牲良くない、ダメ絶対。(ブンブン首を横に振って)

逃亡阻止の罠は賛成です。水に引きずり込まれる危険性を考えると作っておくべきかと。
念の為、陣地作成で罠を作ったりしてみましょうか。
…あれ、陣地作成で作れるものでしたっけ。

僕は後ろで皆さんの回復と遠距離攻撃に務めますね。
男ながら情けないですが。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 7) 2019-07-02 16:21:47
珍しいキャビアが手に入りそうだと聞いて...
うん?鱗集めで海パン作る?
うーんまた鮫肉だけか〜残念〜。

ま、実力云々はあるけどさ、あんまり鱗の鱗..?鱗?皮?を傷つけるのは良くなさそう。

因みに属性弱点が無いみたいだけど、一般の鮫の弱点部位は鼻柱と目とエラらしいよ。
鼻柱は物理とかでぶん殴る?
エラにはコショウとかねじ込めばいいのかな。
これならボディには傷はつきにくそうだよね。

《ゆうがく2年生》 アリア・カヴァティーナ (No 8) 2019-07-02 23:21:50
なんてこと……名づけて『ブロンドはサメ映画で最初に死ぬ』作戦が封じられてしまいましたわ!?

……でも。餌になるというのは冗談ですけれど、おびき寄せて防御役に回る人が必要なのは確かですわ!
わたくし、隙だらけなフリをしておびき寄せたあと、噛みつき攻撃を、鉤爪付ロープを取りつけた盾で防御することを考えておりますわ!
あとは皆さまにロープを引っぱってもらえば、もしかしたら“釣り”ができるかもしれませんの!

……ところで、せっかく鮫肉があるのでしたら、鮫肉BBQなんて、できないでしょうか!
皮だけ取ってポイ、なんて、フラッシャーが可哀想ですわ!