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悪意伏せし修練場


ストーリー Story

●悪意なき誘い
「キミー、ねーねーちょっとだけいいかなぁー?」
 午後の授業が終わった後、誰かが背後から呼んできた。思わず耳が蕩けるようなゆるゆるでふわふわしたスローテンポな声調に聞き覚えはなかった。
 誰だろうかと振り返って見下ろしてみると、そこにいたのは、先の口調に違わずどこか眠たそうに見える桜色の髪の幼女。まごうことなき幼女だった。
 耳がとがっていることからエリアル族のエルフに違いないが、しかしそれにしても随分と幼く見える。
 それはさておき、ここの生徒だろうか? そんな彼女が自分に何の用だろうか?
「キミは遺跡の探索って、興味ある方かなー?」
 また妙な事を聞いてくる。事情は多々あれ、この学園に入った一生徒として、それなりに関心はあるつもりだ。
「ふふーそれならよかったんだねー。明々後日に学園の敷地内にある『初心者の遺跡』に集合するんだよー。そこで授業をするから、一人でも多く来てくれると嬉しいんだよー」
 『初心者の遺跡』とは何だろうか? だがその名前と、学園敷地内にあるということから察するに、そう危険な場所ではなさそうだ。
 それにしても何だか眠たくなってきた。この幼女の声には眠りの魔法でもかかっているのだろうか。
「来れそうなら来てねー? じゃあねー」
 幼女はそう言うと、すぐに別の生徒を勧誘しに行った。
 何なのだろう? 不安な授業だから付いてきて欲しいとか、そういう事なのだろうか? それならちょっとでも力になってあげるのも悪くはないかもしれない。
 その前に、『初心者の遺跡』というのがどこにあるのか調べなければ。

●善意の舗装
 あの幼女に誘われたらしい生徒と共に、石造りの岩屋のような遺跡にたどり着いた。
「ふふー来てくれたんだねー? 嬉しいんだよー」
 声の先には、三日前にゆるゆるふわふわな声で呼びかけてきたあの幼女がおり、遺跡の石段に腰を下ろしていた。彼女の脇に少し大きな木製の箱が置いてあるが、あれは何だろうか。
「ボクの名前はー【パールラミタ・クルパー】って言うんだよー。気軽にパーちゃんとか楽しく呼んでくれると嬉しいなー? でも、クルクルパーだけはダメーなんだねー。ボクは本当なら医学と薬学を教えているんだけどー【ソロヴィ】先生が急用だからー、この授業はボクが代行するんだよーみんないーいー?」
 彼女のセリフで多くの生徒がどよめいた。まさかこの幼女が『教える側』の立場だとは想像できなかった。
 あの合法ロリな学園長より更に若い、と言うより幼い。それだけにこの衝撃は不意を打たれるなんてものではなかった。
「しずかにーしずかだよー。ダメーなんだよー?」

 少々時間がかかったが、パールラミタが生徒達をゆるくなだめたことでようやく授業が始まった。曰く、見た目こそとても幼いが、それなりに長く生きているらしい。年齢は秘密とのこと。
「改めて言うけどー、ここは『初心者の遺跡』っていうんだー。主に新入生に、遺跡やダンジョンの探索の基礎を学ばせるために造られたといわれてるんだねー」
 成る程、だから『初心者の遺跡』なのか。これまでに学園内で色んな場所や施設を見てきたが、こんな建造物もあるとは。
 パールラミタはまったりと話を続けた。
「ここでみんなにはー、地下三階にある緑色の宝珠を取りに行ってもらうんだねー。でもでもー、中はゴブリンがいたりー、多くの罠でいっぱいなんだー。特にー、ここは罠の攻略を目的に造られた場所だからー、罠に気を付けるんだよー」
 要となるのは魔物ではなく罠の方らしい。そうなると、武器よりも道具の方が重要になってくるかもしれない。
 ここである生徒が遺跡の中について訊ねてきたため、パールラミタが答えた。
「中は石造りの通路が主体でー、純度の高いキラキラ石を照明にしているからあまり暗いということはないよー。中は通路が主体の迷路のようになっているけどー、そこそこ広い部屋も幾つかあったと思うよー? 後、万が一ね、体力魔力気力が尽きて倒れたりー、ギブアップを宣告したりー、一定回数罠にかかったら入口まで自動的に転移されるからそこは安心してねー。もし怪我をして戻ってきたらー、これでばっちり治しちゃうからねー?」
 そう言ってパールラミタは傍にあった木製の箱をポンと叩いた。やや大きいものの、どうやら薬箱らしく、中から膏薬や包帯などを出して見せつけてきた。
 アフターケアもあることだし、これなら気楽に挑むことが出来そうだ。他の生徒達もそれほど緊張した様子はない。
 ところがここで、パールラミタは深く考えこむような顔をして説明を続けた。
「そうなんだけどねー? この遺跡は毎年の恒例でー、ソロヴィ先生が新入生の為に専用の罠を仕掛けるんだー。今年は、従来のものより怪我しにくいものに変えたと聞いたんだけどー、気をつけて進むんだよー?」
 ソロヴィ先生と言うのが誰かは知らないが、一体どのような感じに手直ししたというのだろうか。本来のものより怪我しにくいとは言うものの、気を付けるに越したことはない筈だ。
「宝珠を取ってこれたらーボクがご褒美をあげるねー。みんな頑張るんだよー?」
 褒美までついてくるのかと考えながら遺跡の入り口を見やると、物干し竿のように細く長い木の棒が側に何本も立てかけられていることに気がついた。
 見たところ武器ではないようだが、あれは使ってもいいのだろうか?
「んー? おー、あんなのがあったんだねー。多分いいと思うよー?」
 パールラミタはそれに今気がついたらしく、ぽやんと見つめていた。
 確かこの手の長い棒は探索の必需品だと授業で習ったことがある。怪しい場所や宝箱などを棒の先端でくまなくつついて罠の有無を調べたり、先端に小さい鏡を括り付けて曲がり角の先の様子を見たりと、脅威から常に一定の距離を取りながら安全を確保する為に用いるのだ。
 成る程、思ったよりもやりやすい授業じゃないか?
 他の生徒たちも乗り気だ。パパッと終わらせてしまおうじゃないか。
「でもー……あんな棒、普段から置いてあったかなー?」
 木の棒を手に取って肩に担ぐ生徒を眺めつつ、パールラミタは不思議そうに首を傾げていた。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 6日 出発日 2019-08-19

難易度 普通 報酬 通常 完成予定 2019-08-29

登場人物 5/8 Characters
《甲冑マラソン覇者》朱璃・拝
 ルネサンス Lv29 / 武神・無双 Rank 1
皆様こんにちは。拝朱璃(おがみ・しゅり)と申します。どうぞお見知りおきを。 私の夢はこの拳で全てを打ち砕く最強の拳士となる事。その為にこの学び舎で経験と鍛錬を積んでいきたいと思っておりますの。 それと、その、私甘い食べ物が大好きで私の知らないお料理やお菓子を教えて頂ければ嬉しいですわ。 それでは、これからよろしくお願いいたしますわね。
《今を駆ける者》ダケン・ヴァルガー
 ルネサンス Lv15 / 魔王・覇王 Rank 1
「姓はヴァルガー、名はダケン。故郷は知れず、世間が呼ぶには流しの無頼。ま、よろしく頼むぜ」 「……って、駄犬じゃねぇ!?」 #####  狼系ルネサンス。  若い頃から正々堂々、スジを通して道理を通さぬ荒くれ者として世間様に迷惑をかけてきた年季の入った無頼。  本人は割とイケていたつもりだったが、ある時襲った貴族の娘から 『獣臭い』『薄汚い』『さっさと死んでくれないかな?』  と容赦ない口撃を浴びて脱落(リタイア)  一念発起して系統立った悪の道を修めるべく、学園の門を叩く。 ◆性格・趣味嗜好  一言で言って『アホの二枚目半』  前提知識が足りない系アホの子で脳筋単細胞。悪人ではないが、パワーオブジャスティス。  ひらめきや発想は普通にあり社交性も悪くないため、決められる場面では最高に二枚目。  いざという時以外は基本三枚目。足して二で割って二枚目半。  脱ダサ悪党を目指して清潔感は増したが、服装センスが致命的でやっぱりダサ悪党。   ◆外見補足  顔立ちは濃いが造りは悪くなく、黙って無難な服を着ればワイルド系イケメンおっちゃん。  服装センスの悪さは『イモっぽい』『田舎もの』といった類。  気合が入ると脱いじゃう系の人。
《新入生》コウ・エイトクラウド
 カルマ Lv4 / 武神・無双 Rank 1
「コウ・エイトクラウド。見ての通り、カルマだ。以後よろしく頼む」 身長は凡そ180センチ以上、体重は70キロ前後のカルマ。 護身程度に格闘技を習得しており、それなりに引き締まり鍛えられた身体をしている。 切れ長の鋭い瞳で髪型はミディアム、無造作に下している。 右後方首筋と左手の甲に薄黄色の魔法陣が描かれている。 性格はどれかと言われれば「ミステリアス」が一番近いというだけで、完全にミステリアスというわけではない。 今まで不必要に関わらなかったせいか、他人にどう接すればいいのか分からないところがある。 また、その性格もズレていたりする。 淡々とした口調で話し、声を荒げることは少ない。 食事を通し魔力を取り込む傾向にあるため、食欲旺盛。 何に関しても『美味い』と感じるように設定されているため、非常に悪食。 今まで、他人に関わる事が少なかったためか友情や恋愛といった者に興味を示し、理解を深めようとしている。 ちなみに、寝起きの際に「グポーン」と目が赤く光るが、自覚はない。
《自称「モブ」》チョウザ・コナミ
 ヒューマン Lv34 / 村人・従者 Rank 1
「よーこそお出ましゆーしゃ様。 ザコちゃんの名前?…あー、チョウザ・コナミ。 お気軽気楽に『ザコちゃん』って呼んでくれていーよぉ? 面倒だったらこの記憶はまとめてポイして経験値にしたって、 全然丸っと了承了解?」 「ゆーしゃ様の近くでただ在るだけがザコちゃん。 モブへの用件ならいつでも呼びつけ招いちゃってよ。 何かの名前を呼び続け連呼とか?森の浮浪者とか? はたまた魔物に狙われ襲われな第14人目位の村人とかぁ?」 ■■ 名前:蝶座 小波(自称 身長:176cm 実年齢:20歳(自称 瞳の色:エメラルドグリーン 髪色:カラフルなメッシュ入りのマゼンタ 肌色:魚の文様が頬にある日本人肌 髪の長さ:編まれ端を結んだロング その他外見特徴:古びた布の服に大量の装飾品。 常に腰か手元に携帯する水煙草の瓶は『預かり物』だとか。 頭や腕に謎の斑模様で派手なスカーフを巻く。 一人称:ザコちゃん・(ごく稀に)あーし 二人称:『ゆーしゃ様』等の平仮名表記の立場+様 特徴+様、(稀に)名前+様 他 呼称:「ザコちゃん」呼びを望む。 「モブ」も反応するが、それ以外だと気づかない事が多い。 口調:投げやりで適当な話し方。敬語は一切使わない。 似た言葉や語感を繰り返し、まるで言葉遊びのように話す。 口先は冗談とでまかせ、ノリとハッタリで構成される。 貴族や東の国関係に妙な嫌悪を持つ。 魔法を扱う気は微塵も無いとか。 他者からの詮索、視線、物理接触、色恋話を避ける節がある。
《模範生》プラム・アーヴィング
 ヒューマン Lv23 / 賢者・導師 Rank 1
「俺はプラム・アーヴィング。ラム肉を導く修道士だ。…そうは見えない?そりゃそうだ、真面目にヤる気ないからな。ま、お互い楽しく適当によろしくヤろうぜ。ハハハハ!」                                       ■身体 178cm/85kg ■人格 身に降り注ぐ事象、感情の機微の全てを[快楽]として享受する特異体質持ち。 良心の欠如が見られ、飽き性で欲望に忠実、貞操観念が無い腐れ修道士。 しかし、異常性を自覚している為、持ち前の対人スキルで上手く取り繕い社会に馴染み、円滑に対人関係を構築する。 最近は交友関係を構築したお陰か、(犬と親友と恋人限定で)人間らしい側面が見られるように。 現在、課題にて連れ帰った大型犬を7匹飼っている。 味覚はあるが、食える食えないの範囲がガバく悪食も好む。 ■口調 修道士の皮を被り丁寧な口調の場合もあるが、普段は男口調を軸に雑で適当な口調・文章構成で喋る。 「一年の頃の容姿が良かっただァ?ハッ、言ってろ。俺は常に今が至高で完成されてんだよ。」 「やだ~~も~~~梅雨ってマジ髪がキマらないやんけ~~無理~~~二度寝決めちゃお~~~!おやすみんみ!」 「一応これでも修道士の端くれ。迷えるラム肉を導くのが私の使命ですから、安心してその身をゆだねると良いでしょう。フフ…。」 ■好き イヌ(特に大型) ファッション 極端な味付けの料理 ヤバい料理 RAP アルバリ ヘルムート(弟) ■嫌い 教会/制約 価値観の押し付け

解説 Explan

 初心者遺跡の地下三階まで降り、最奥にある緑色の宝珠を手に入れましょう。宝珠を手にすれば入口まで転移されるようになっていますので、帰り道は気にしなくて大丈夫です。
 通路の幅は横に五~六人くらい並べる程度で、天井は背が高めの人がジャンプしてもぎりぎり届かないぐらいです。
 魔物はゴブリンを少し見かける程度です。ある程度経験を積んでいれば苦戦する相手ではないでしょう。倒すだけなら、プランに書かなくても大丈夫です。
 難関は、遺跡中に仕掛けられた罠です。『本来のものより怪我をしにくい』ものに変更されているとのことですが、油断は禁物です。罠を何とかすることがこのエピソードの肝となります。
 物干し竿のように長い棒は自由に持っていって構いませんが、あまり堅くない木材でできているため、武器として使うことはできません。唯、パールラミタ先生は何故か不思議がっています。
 パールラミタ先生に質問することは一応可能ですが、プロローグや解説より子細な情報は持ち合わせておりません。
 このエピソードで良い成績を取るポイントは、『あらゆる事態を想定すること』と、『罠への対処が上手いかどうか』となります。プランや技能を練ってみましょう。
 また、遺跡の具体的な構造や罠の種類は明記されておりませんので、キャラの行動に若干アドリブが入るかもしれません。

 それでは、後悔なき最善の選択を。


作者コメント Comment
 ダンジョン探索は冒険ものの王道ですよね。それを学ぶための授業があっても面白いかな、と思ったのでこんな感じです。
 罠は本来のものより怪我をしにくいものにされており、この手の探索に必須なアイテムも用意されているので安心ですね。
 然しプロローグを読んで、もし漠然とした不安を感じたのなら、少し気を引き締めてプランを書きましょう。
 パーちゃん先生は間違いなくいい人なのですが……?


個人成績表 Report
朱璃・拝 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
表にあった棒は持っていきますわ。ダンジョンへ入ったら私は殿につき、聞き耳や嗅覚強化を用いて背後からの奇襲を警戒いたしますわ。仲間とは近すぎず離れすぎずの距離を保ち全員罠で一網打尽にならないよう注意

罠に関しては、落とし穴に嵌った人がいたら棒を渡し引き上げ、自身が落ちた時は部分獣化:跳躍で脱出しますわ。閉じ込められた時は祖流還りと双撃蹴で壁乃至扉を破壊。簡易救急箱で気付けや痛み止めの対応も大丈夫ですわ

ゴブリンを発見した場合、向こうが気づいていない時はよく観察したら罠の位置や警戒方が解るかも。推測の出番ですわ

上手く宝珠を見つけたら入手は慎重に。大概最後の罠があるものですから。一応棒でつついてみますわ

ダケン・ヴァルガー 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
●方針
自称『簡単』ほどヤバい仕事はない、ということで気を引き締めて遺跡探索

●行動
教官も知らない棒については二重に安全策。
1.日本の棒を紐や蔦で強く縛って使用
2.素手で握らず、手袋越しに持つ
接触毒(遅行性含む)や棒がミミックの類などなら効果を軽減できるはず。
(あと『棒が軽すぎて罠が起動しない』を避けるのにも)
手袋は棒に限らず、ドアや宝箱を掴んで違和感を感じた時も即座に脱ぎ捨てて回避。

探索では戦闘と罠警戒。皆と協力しあい、互いの死角を守りあって探索。
扉や宝箱などのオブジェクトはそれ自体は勿論、その周辺も警戒。
また罠を発見した時は、罠の周囲や解除で発動する罠がないかを確認してから解除もしくは攻略に。

コウ・エイトクラウド 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
種族や専攻の特性上、他のメンバーより丈夫なので前面に立って迷宮内を歩いていく。
自らが何らかの攻撃や罠を避けたら、他メンバーに被弾する可能性があるので、回避よりは防御を行う。

罠は主に足元に存在する罠に注意。
特に、落とし穴やスイッチには重点的に警戒。
聴覚強化Ⅰと聞き耳Lv2で足音の変化などに注意する。

「雰囲気が変わった」と感じた場合、推測Lv5でどこが変わったかを推測したい。

何らかの影響で迷宮内の照明が消えた場合、携行していたランタンで周囲を照らす。

棒は動きの妨げになる可能性があるので、自分以外の全員が持っていくなら、持って行かない。

チョウザ・コナミ 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
意図的わざとに罠ぶちまけてるダンジョン、ってなるとさぁ。
仕掛ける側が悪意滲ませてんなら相当ムカつき腹立つよーな惨状になりかねるんだよね。
っても、実際に踏み込むダンジョンがそーなってる可能性ってのも、何時でもあんだけどさ。

とりまザコちゃんは棒要らない。てかいつも自前の棒あるし、ねぇ?

罠の種類ってのがわかんな不透明だけど、全部が全部に未来予知の余地はないじゃん?
だからこそ、目に見える罠、音に聞こえる罠への対策はなるべくに回収していきたいよね。

なんかありそうな場所とか通った道の近くには、他のゆーしゃ様の見逃しないように【カラフルチョーク】で印付け。
【聴覚強化】な【聞き耳】で違和音探したり。足音とか。

プラム・アーヴィング 個人成績:

獲得経験:90 = 60全体 + 30個別
獲得報酬:2250 = 1500全体 + 750個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
■罠の予測
人口建造物、罠であれば予測もし易い。
【心理学/事前調査】で罠設置者の心理を探り、罠の位置や種類を予測。
【魔法感知/魔法学】で魔法系トラップの探査。

■罠の対処
【危険察知】で探り切れなかった罠への対処。
【キラキラ石】光源と道しるべ、投擲で罠の警戒・対処に使う。
【豪華な釣り竿】遠くのものを取ったり引っ張ったりする時に。
上記アイテムを利用する時に【精密行動】を使用。

■後衛
状態異常者には【デトル】で対処。

■棒
【グリモワール】を棒の代わりにするから持ち込まない。
大きくて嵩張るけどこの本魔力で浮かせれる仕様だから、つっかえ棒や一歩先の様子を探るくらいは代用出来ると思う。

■アドリブ度:A

リザルト Result

●二人の先生
 何人かの生徒が先に遺跡に入っていく中、【プラム・アーヴィング】はこの授業を担当している【パールラミタ・クルパー】に話しかけた。
「ところで先生、いやパーちゃんでいいですか?」
「いいんだよー。プラムちゃん、どうしたのー?」
「この遺跡の罠を仕掛けた先生はどんな人なのですか?」
 初心者遺跡に罠を仕掛けたのは【ソロヴィ】先生と言う人らしい。この先生の人となりが少しでも分かれば、罠の設置個所や傾向が分かるかもしれないとプラムは考えた。尚、ソロヴィという教師に心当たりはなかった。
 パールラミタは俯いて少し考え、言葉を紡いだ。
「そうだねー。一言で言うとー……愛が重たい人、かなー?」
 プラムはあらゆる回答を想定していたつもりだったが、思わず言葉が詰まった。
「……愛、ですか?」
「うんー。全ての生徒を心から愛していてーそれで大きな期待をかけてるからーすっごく過酷な課題を与えることが多いんだよー」
 話に聞いただけの相手の心理は簡単に測れるものではないが、恐らく最悪の手合いだ。新入生の為に手心を加えているとは考えにくい。プラムは思わず頭を押さえて唸った。
「気楽に、怪我しにくい……だったろ? そりゃ一番やべぇヤツだ。どの道、気を入れてかねぇとな」
 懸念するプラムの肩を【ダケン・ヴァルガー】が叩いて同意した。ダケンの手には、例の棒を二本縛ったものが手袋越しに握られていた。
 具体的にどのような罠が仕掛けられているか分からないが、結局のところ、やることは共通しているのだ。
「ふぅん? まあいいや。今回も頼りにさせてもらうよ」
「任せとけ!」
 ダケンはガッツポーズを作って答えるも、プラムの少し邪な心意には気づけなかった。
 その一連の様子を、パールラミタはにこにこしながら見つめていた。
「ふふー元気いっぱいなのはいいことなんだねー」
「おう! ところで愛称を考えたんすけど、パールラミタ……パラミタ? パラミタでどーっすか」
 それを聞いたパールラミタは一瞬だけ意外そうな顔をして、温かな眼差しと笑みをダケンに向けた。
「その呼び名はーすっごく懐かしいねー。この学園に来るよりもずっと前にーそう呼ばれてたんだよー」
「うぉっ、そうなんすか?」
 思わぬ偶然にダケンが驚くと、パールラミタはダケンの顔を見上げながら言った。
「本来はソロヴィ先生の授業だからー大変だと思うけどー、ダケンちゃんならーうまくやってのけると信じてるよー」
 パールラミタはもう一度、ダケンに微笑んだ。

●小手調べ
 やがて出番が回り、【コウ・エイトクラウド】を先頭にして五人は初心者遺跡に足を踏み入れた。流石に入り口からいきなり罠が仕掛けられているということはなかったが、ここからは最大限に警戒して進まなければならない。
 松明の代わりにキラキラ石で作られた照明が、石造りの四角い通路を照らしている。無機質な光景だが、然し確かに悪意は存在しているようだ。
「棒そのものが罠、と言う感じではなさそうだな」
「今のところは、そのようですわ」
 コウは、入口に立てかけてあった、人の背丈より遥かに長い棒を肩に担ぐ【朱璃・拝】を一瞬見やる。コウが棒を持たなかった理由は露骨な怪しさからだった。代わりに、足元に細心の注意を払う。また聞き耳を立てて聴覚を研ぎ澄ませ、足音の違和感に意識を向けていた。
「待て、何かある」
 それだけにコウはいち早く気付くことができた。
 先の方の石畳の中に妙に濃い色合いの石畳が一つだけあったのだ。場所によっては違和感でも何でもないかもしれないが、ここは授業に使われているとは言えれっきとしたダンジョンである。
「ここは一つ、この棒を試してみますわ」
 後方の安全を確認した朱璃が前に出て、武器術の構えのように長い棒を突き出す。棒の端を持ち、不審な石を突いたり押し込んだりしてみた。
 するとどうだろうか。石畳が陥没すると同時に、そのすぐ前にある石畳が何センチか突き出たのだ。乏しい変化に本当に罠なのかと誰もが一瞬疑ったが、【チョウザ・コナミ】はその悪質さを見抜いた。
「単純に躓かせる感じ? けど、急いでたり、更に罠があったら結構やばみ?」
 転倒するだけで済んだらいい。だが、チョウザの言うように転倒一つが命取りになる可能性もある。だがこれだけで終わったということは、授業として小手調べですらないということだ。
 五人は周辺を警戒しつつ転倒の罠を迂回し、チョウザは罠があった場所の壁にカラフルチョークで印をつけた。

 幾つか罠を解除しながら五人は進んでいく。ここまでに、朱璃とダケンが持ち込んだ長い棒が役に立っていた。
 だが、ここまでに設置されていた罠の種類には少々疑問を感じてきていた。
「想像していたものと違い過ぎるな」
 コウが肩を下ろし、少し疲れたようにぼやく。その言葉に四人も同意して頷いた。
 何しろここまで見てきたのは、『釣り糸にかけたこんにゃくが降ってくる』、『クリームパイが飛んでくる』、『尻にハリセンのフルスイング』と、子供の悪戯のような罠ばかりだったのだ。無論、きちんと解除した上で余裕をもって回避したため、誰一人引っかからなかったが。
「確かにある意味じゃ……やべぇけどよぉ」
 パールラミタの説明した通り、『従来のものより怪我しにくい』罠には違いない。然しそれだけに、五人は何度も脱力しそうになった。特に遺跡に入る前に懸念していたダケンも恥ずかしいような気持ちだった。
 何とも言えない気分になりながら先を進むと、長い下りの坂道の通路に差し掛かった。角度こそ緩やかだが、先は結構長いようだ。そして天井を見てみれば、何かが落ちてくるようになっていた。
「こういうの、お約束が待ってそうだよね」
「わかりみー」
 危険を察知することができたプラムとチョウザには、何となくだがこの後に起こりうる展開を想像できた。それだけに、この先を進むとすれば『お約束』を作動させないようにしなければならない。そうなると、それを起動させないよう回避する必要があった。無論、『従来のものより怪我しにくい』罠であることを信じて先を進むのも選択肢だが、下り坂に別の罠が併設されている可能性を考えれば慢心は出来ない。
 一見したところ、これまでのように不自然に濃い色合いの石畳は進行方向に沢山あった。だが、普通の石畳も混じっていたこともあった。これは面倒でも、一つ一つ確認していくしかないだろう。
「押し込み過ぎなければ大丈夫ですわ」
「細かい作業は苦手なんだよなぁ……」
 朱璃とダケンのここまでの経験から、このような石畳のスイッチは、作動させない程度に突くことが出来る事を知っていた。これを上手くやれれば、罠が起動する石畳を確認しつつ、先を進むことができる。
 そうなると、棒を持ってきた朱璃とダケンだけでなく、自前の『六角棒』を持つチョウザと、棒代わりに一メートルもある魔術書の『グリモワール』を持つプラムにも協力してもらい、一つ一つ石畳を確認していくという方針で先を進むことになった。
「一歩を踏むのは任せろ」
 棒の代替品となるような道具は持ってきていないが、先駆けを買って出ているコウは安全を確かめるように石畳を踏みしめた。
 ここで油断すれば、確実にろくでもないことが起きる。それを避けるためにも、ひたすらに地道な警戒と、一歩を踏み出す少しの勇気だけが必要だった。

 こうして確実な一歩を踏み出しながら先を進むこと三十分。ようやく五人は下り坂を越えて、その先にある広間に着いた。
 罠にかからないよう精密な動きを強いられたことと、一歩を踏み出す勇気に神経をすり減らされたことで、五人の疲れが溜まっていた。
 広間にゴブリンの姿はなく、部屋の中央に地下二階への階段が設けられていた。
「ちょっと休んでいかねぇか?」
 ダケンの提案に四人は同意した。この広間には特に不自然な音や気配はなく、休息が取れそうだと判断したからだ。
 遠くから罠を発動させて解除させるだけで済むなら簡単だが、罠を作動させないとすれば、警戒をするだけで終わるはずがない。それは先の下り坂の通路で思い知らされた。
 今のところは誰も罠にかからず好調と言えるが、これから先にもまだまだ悪意は伏せられている。

●悪意という名の?
 五人は地下二階に進むことができた。
 石造りの通路を進んでいけば、またもや不自然な石畳を見つけることができた。
「よっし、やってみるぜ」
 ダケンが前に出て、縛り付けた二本の棒を伸ばし、不自然な石畳を突いてみた。すると石畳の真上の天井が開き、大量の水がばしゃっと流れた。これで、この罠は無事に無力化できたことだろう。
「よし、行くか」
 コウが先駆けを務め、罠だった石畳を乗り越えた。
 だが、その先にある何の変哲のない石畳がコウの足で沈み込んだ。
 まずいと思った瞬間、通路の正面から一本の矢が放たれた。防ごうとしたが間に合わず、その矢はコウの額に命中した。四人は慌てて倒れたコウを囲って様子を見たが、すぐに安堵した。
「フフッ、成程ね」
 コウの額に命中した矢を見て、プラムはほくそ笑んだ。この矢には矢尻ではなく吸盤が取り付けられており、きゅぽんという音と共に引き抜くとコウの額が少し赤くなっている程度だった。
 また、矢柄に矢文が括りつけられていたため、チョウザは慎重に外し、広げて読んでみる。

『このような二段構えはこれが唯一だ。安心するといい』

「どう安心したものかねーえ?」
 少なからず悪意を感じたチョウザは呆れながら矢文を捨てた。

 もう少し進んでいくと、ゴブリンが二体だけいる広間に着いた。ざっと周りに意識を巡らせるが、一目見た程度では罠らしき不自然なものは見当たらず、足音にも異常は感じられない。
 すぐに五人に気づいたゴブリンが真っすぐに襲い掛かってきた。
「一匹一匹は弱いですが、最近女性は色々警戒しないといけないという噂を聞きますわね」
「へー初耳。とは言え、やることは変わんないけど」
 戦闘態勢に入る朱璃の言葉に、チョウザが頷きつつ六角棒を構えた。朱璃が語った噂の真偽のほどは不明だが、襲い掛かってくるなら倒すしかない。

 ――それはとても戦いと呼べるようなものでなく、朱璃とチョウザの一撃であっさりと幕を閉じた。
「これで良し、ですわ」
「さて、この内の一匹を……ん?」
 だが、二体のゴブリンが息絶えたその時、この広間の入口に鉄格子が降りたのだ。更に五人は地震の様な揺れを察知した。更に広間の石の床が来た方向から崩れ始めてきたのだ。これまでに落とし穴に対する警戒は怠らず、特にコウは床を踏む音にも注意を払ってきたつもりだが、ゴブリンの死によって広間の床が丸ごと崩れるような大掛かりなものは流石に想定できなかった。
 広間の奥には別の通路への道があり、そちらには鉄格子は降りていない。現状、逃げられそうな場所はここしかない。
「走り抜けるぞ!!」
 コウが叫ぶと同時に、五人は広間の奥へ走った。床が崩れる速度は徐々に早くなり、やがて、崩落に足を取られてしまったプラムが巻き込まれてしまった。
「しまっ――!?」
「プラム様!?」
 プラムは広間の半ばで落ちてしまったのを見て朱璃は一瞬足を止めそうになったが、すぐに足を動かした。当初の予定なら棒を差し伸べて拾い上げるつもりだったが、それは自分が安全であることが前提だった。悔しくも、棒を片手に走りきるしかなかった。
 やがて、チョウザ、朱璃、コウとたどり着き、ダケンはあと少しのところで崩落に巻き込まれたが、朱璃が差し伸べた棒を掴むことで辛うじて引っ張り上げられた。
「すまねぇ、マジで助かった」
「然しプラム様が巻き込まれ……て?」
 コウが完全に崩落した広間をランタンで下を照らし、下の様子を見た朱璃は思わず目を丸くしてしまった。
 結論から言えばプラムは無事だった。だが、プラムが落ちたところに、ブロック状にカットされたスポンジ状の物体が大量に敷き詰められており、それらがプラムの体重を完全に相殺して受け止めていた。
「……何これ。いや……本当にこれ、何?」
 スポンジ状のブロックのプールに埋まったまま、呆然として遠い天井を仰ぐプラム。何故、自分がこうして落ちてしまったのだろう。
 だが、上にいる四人がプラムを呼びかけていたから、歩きにくいスポンジ状のブロックをかき分けるように進み、朱璃が持つ棒を掴んで引き上げてもらったのだった。
「何だよ無事じゃねえか、ビックリさせやがって!」
「けほっ……まあ、ね」
 無事だったことに安堵したダケンはプラムの背中をバシバシ叩くも、プラムは咳き込みつつ不機嫌に返事をした。
 ともあれ、無事に五人が揃ったところで通路の先を進み、先にあった地下三階への下り階段を下りた。
 階段を安全に降りることができた五人は、通路を暫く進んだ先の光景を見て唖然とすることになる。
「悪意滲みすぎじゃなーい?」
 再び呆れたようなチョウザの視線の先には、スポンジ状のブロックが敷き詰められた広間があり、そこからより高い天井を拝むことができた。ここは先程、プラムが落ちた場所だったのだ。

 幾多の罠に悩まされながらも、五人はようやく緑の宝珠のある広間にたどり着いた。
「大概、最後に罠があるものですからね」
 そう言うと朱璃は棒を携えて、通路から何とか緑色の宝珠を突いてみた。
 すると、通路の天井が開き、今度は大きな金ダライが降ってきた。
「あっ?」
 そしてそれは運の悪いことに背の高いダケンの脳天に命中し、前のめりに倒れた。コウも背が高い方だが、前にいた為に当たらなかった。石畳に転がる金ダライには『草』とでかでかと書かれており、プラムは思わず肩を震わながら笑いを堪えていた。
 長い棒は確かにダンジョンの探索に不可欠だが、『棒の長さに合わせて』罠を設置するという可能性も存在する。罠を仕掛けた先生は、おそらくこれがしたかったに違いない。
 尚、これ以外に罠は無く、コウが緑の宝珠を掴むと五人は光に包まれ、遺跡の入り口へ転送されたのだった。

●ご褒美?
「宝珠を持ってるってことはー無事に乗り越えたんだねー。お疲れ様ーだよー」
 遺跡を出るとパールラミタが心配そうな顔で五人を出迎えてくれた。やたらと疲れたものの、緑の宝珠を手に入れたから授業は成功だ。
「みんな頑張ったからーご褒美なんだよー。朱璃ちゃん、ちょっと屈んでー」
「こうですか?」
 朱璃が言うとおりにすると、パールラミタは目の前に薬箱を置いて踏み台にし、朱璃の頭をぎゅっと包み込むように抱きしめた。
「えっ、待っ!?」
「ふふーよく頑張ってーいい子いい子なんだねー」
 パールラミタは朱璃の頭を抱擁ししながら、子供をあやすように撫でていた。
 突然の事に朱璃は混乱するも、自分より小さな体を突き放すのも悪く感じてしまい、されるがままになっていた。
「はいーじゃあ次だよー。遠慮しなくてもいいんだよー?」
 暫くしてパールラミタは朱璃を解放して四人に微笑んだが、四人は後ずさりしていた。



課題評価
課題経験:60
課題報酬:1500
悪意伏せし修練場
執筆:機百 GM


《悪意伏せし修練場》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 1) 2019-08-13 08:16:14
武神・無双コースのルネサンス、朱璃・拝と申します。どうぞよろしくお願いしますね。

ダンジョン探索は久しぶりですわ。敵はあまり強くないようですが、罠に嵌らないよう注意しないとですわね。やはり長い棒で地面をつつきながら行く事になりますかしら?マッピングも必要でしょうし、壁にチョークで記しをつけたりでしょうか。

《今を駆ける者》 ダケン・ヴァルガー (No 2) 2019-08-13 22:55:15
魔王・覇王コースのダケンだ。
よろしく頼むぜ。

ダンジョン探索自体はオーソドックスな感じか…うん?
何か不安というか違和感というか…なんだろうな?
よくわからねぇし、まずは前進第一でいいか?
それなりに頑丈だし、よければ前は引き受けるぜ。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 3) 2019-08-14 14:30:36
あらゆる事態を想定せよ、という事ですから思いつく事を色々出してみた方がいいかもしれませんわね。

ダンジョンですから壁や天井が崩れる、などという事もありえますかしら?むやみに棒でつつくと駄目とか。
棒に関してはパー先生?も不思議がっておられましたけど、あるいはそういう罠の一部という事も考えられますわね。と見せかけて実は何もないけれど思考を堂々巡りさせる罠とか?すでに術中に嵌っているのかもしれませんわ。

ダケン様は前をお行きになりますか?私は殿に就いて背後からの奇襲などに備えましょうか・・・?といってもモンスターはそれほど強くないという事ですけれど。

《新入生》 コウ・エイトクラウド (No 4) 2019-08-14 20:46:52
コウ・エイトクラウド、武神・無双コース所属。
今回はよろしく頼む。

以前、迷宮型のゴブリンの巣に潜ったことがあるが、今回のダンジョンも似たようなものだろうか。
敷地内に存在する、という事を踏まえればそれほど危険ではないとは思うが、警戒するに越したことはないのか……?

……警戒に関しては、聴覚強化Lv1と聞き耳Lv2を持っているので、不審な物音等を警戒することは出来るとは思う。

奇襲等の警戒は俺でも出来るとは思うが、どうしたものか。

《今を駆ける者》 ダケン・ヴァルガー (No 5) 2019-08-14 22:36:50
朱璃、コウもよろしく頼むぜ。

俺は前衛で動く予定だ。
殿を警戒するにも、そこまで鋭くないし、デモリションできる火力は前の方がいいだろ。
棒は…どうすっかな。さぁお使いくださいっていかにも置かれてんのが罠くせぇ感じもするんだけど…

《新入生》 コウ・エイトクラウド (No 6) 2019-08-16 17:57:53
誰かが使えるように置いた、と考えるのが妥当ではあるがそれが善意で置いたのかそうでないのかが、疑問ではあるな。

見た所はただの棒の様だから、持っていくだけなら何の問題もなさそうな気もするが……

ただ、棒を手にしたことで何らかのトラップが発動すると、考えられなくもないな。
全員が持っていく必要もないようだし、俺個人は所持しない方向で考えたい。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 7) 2019-08-16 20:05:06
>棒
怪しい所はありますけれど、ここはあえて持って行っておこうかと思いますわ。一応お約束の展開も必要かとは思いますので。

警戒は聞き耳と嗅覚強化を使おうかと。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 8) 2019-08-17 18:06:01
なんか言ったつもりで、結局なんも書いてなくて笑った。
暑くて脳が加熱変性系?ふふ。
なんせよ超雑魚ゴブリンは気楽に回収出来そうじゃん?
困った時は分解したらなんかに使えっかもだし?肉でも骨でも歯でも皮膚でも。

とりまザコちゃんが思うのはー、あの棒も補助であり罠みたいなあれで、教官様が設置放置してったのかなって。
ほら、あれば便利だろーけど、頼りすぎたらいけない、みたいな課題のもんなんじゃん?勘で言ってる。
遠くのものつついたり引き寄せたりにはつかえるだろーけど。脆いから迫る壁床のつっかえにしようもんならバキっとだし。
あと広い部屋なら振り回したりも出切っけど、狭い道なら戦闘にも逃走にも邪魔になるだろうしね。
その辺上手くやろーね、みたいなやつなのかなって。持ち込むかどうか…ザコちゃんは迷い中。
ともあれ意図意識が不明すぎんのがねぇ。

で、罠をなんとかする事を求められてるダンジョン、ってことはさぁ。
傷つきにくい罠に変えられてるらしいってのもあるし、宝珠を手に入れられなくなる系の罠が多かったりもすんのかなって。
無理に突破したらドアが閉じ込め封鎖になっちゃうやつとか、仕掛けギミック処理しないと追い出されるやつとか。
だからこそ、あんまし単独行動吐出はしない方が良さげだよね。そっちでなんかやっちゃった時に詰んじゃうし。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 9) 2019-08-17 21:19:42
ドアが閉じ込め封鎖は怖いですわね。単独行動はもとよりあまり固まりすぎて全員閉じ込められる、等という事もありそうですし、離れすぎず固まりすぎず、くらいが良いのでしょうか。

《新入生》 コウ・エイトクラウド (No 10) 2019-08-18 18:29:06
そういえば、キラキラ石を照明にしているとあったが……トラップが作動し照明が消えるとも限らん。

念のために松明、もしくはランタンを持って行った方がいいだろうか?

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 11) 2019-08-18 18:36:16
>松明等
可能性があるなら準備はしておいた方がよかもしれませんわね。

私は簡易救急箱を持って行っておきますわ。最悪罠に嵌って気絶などという事があっても気付け薬などありますから。

《新入生》 コウ・エイトクラウド (No 12) 2019-08-18 19:09:51
ならば、万が一に備えて俺はランタンを持っていこうと思う。

あと、トラップの種類なのだが……
迷宮内ということなので、落とし穴や吊り天井などが考えられる。
特に落とし穴はメンバーが分断される可能性があるので、注意した方がいいかもしれない。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 13) 2019-08-18 20:44:40
落とし穴はロープなり、例の長い棒があればひっぱりあげられるかもですわね。棒に関してはそれは書いてあるのですけれど。私が落ちた場合は部分獣化:跳躍が使えるようになりましたので飛び出せるかと思いますわ。

吊り天井は思いつきませんでしたわ。これも例の棒で支えたり出来ないでしょうか。

《新入生》 コウ・エイトクラウド (No 14) 2019-08-18 21:13:00
ロープか、確かに届く距離なら引っ張り上げる事も可能だな。
他にもいろいろと使い道はあるだ折る。

ただ、現状では俺は物は一つしか持てないから、消灯と落とし穴の片方しか対応できんな。

誰かが持参してくれれば助かるのだが。

《今を駆ける者》 ダケン・ヴァルガー (No 15) 2019-08-18 21:25:15
ロープか……ギリギリになっちまったけど、よければ引き受けるぜ?
考えてたのは落とし穴以外の用途だけど、そっちにも使えそうだしな

《新入生》 コウ・エイトクラウド (No 16) 2019-08-18 21:33:50
持ってきてくれるなら助かる。

…助かるのだが、購買部の商品を見直してみたら普通のロープと鉤爪付きのロープの二種類があるな。

どちらを使うかは、そちらの判断に任せる。

そもそも、無理を言ってるのはこちらだから、強制は出来んしな。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 17) 2019-08-18 22:18:41
あぁ今日までだったか。
ごめんね相談まともにしてないや。

とりあえず、俺は今回は回復役で。
火力は十分だし、いいよね?

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 18) 2019-08-18 22:37:32
あ、回復役っていってもダメージはそうでもないから両手本装備の【デトル】だよ。

とりあえず、罠製作者の心理を読み解きながら対処するね