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【新歓】春、新入生、そして大掃除


ストーリー Story

 春。
 魔法学園フトゥールム・スクエアに新入生がやってくる季節。
 そこにはさまざまな新しい出会いがある。良きにつけ、悪しきにつけ。

●春の出会い、その1
 桜並木の続く道。
 春のそよ風に花びらが一枚、また一枚とはらはら落ちて行く。なんとも絵になる光景だ。
 一人の新入生がそこを歩いている。どちらかと言えば小柄な方。丸く膨れた頬に、丸い眼鏡。眼鏡の奥には円らな瞳。すこぶるぽっちゃりした体型。
 柔らかな髪に覆われた頭の上にピンク色の垂れ耳。
 ズボンの尻部分から突き出ているのは、これまたピンク色のくるりと巻いた細い尻尾。
 身体的特徴から考えて、どうやら豚のルネサンス。新品の通学カバン。新品の靴。全体的に、お坊ちゃんといった印象を受ける。
 そんな彼の前に突如、不良少年たちが立ちはだかった。
「おい、待てよ」
 全員大柄で引き締まった体格。鋭い、吊り気味の目。逆立つような堅い髪の間から、灰色の尖った三角耳が突き出ている。ズボンの尻部分からふさふさした灰色の尻尾が突き出ている。
 こちらはどうも狼のルネサンスらしい。にやにやしながら豚少年に、こう言ってくる。
「お前さー、ちょっと金貸してくんねえ?」
 豚少年は首を振り短く答えた。
「貸すお金は持ってないよ」
 そのまま行き過ぎようとする丸い肩を、狼少年の一人が捕まえる。
「おいおい待てよデブ。何逃げようとしてんだよ。感じ悪いな」
 別の一人がカバンに手をかけ、もぎ取ろうとする。
「もしかして、俺らのことナメちゃってる? 俺らさっき見たんだけどな、お前が校門脇の鯛焼き屋で買い食いしてるの。そんとき、財布から札出してたよな?」
「財布に50000G札、ゴッソリ入れてたよな?」
 豚少年は取られかけたカバンを引き戻し、両手で抱き抱えた。
 これに彼らはカチンときた。このブタ野郎、とっとと金を差し出せばいいものを反抗的な態度を示しやがった。ここはひとつシメておかねばなるまい。この先長々カモるためにも。
「何だてめー、その目は!」
「ふざけんじゃねえぞこのブタが!」
 ところでこの事件が起きている現場には、彼ら以外の生徒もいた。
 しかしほとんどが新入生。上級者である狼少年の迫力にびびってしまい、足早に通り過ぎてみたり、遠巻きに見守ってみたり。それでも何人かは教師を呼びに走って行く。中でも勇気のある数人が、なんとか介入を試みようとする。
「おい、止め――」
 そのとき、ボスッ、ドカッ、バキッ、と鈍い殴打の音がした。
 見守っていた生徒達は思わず目をつむる。ついで、恐る恐る目を開ける。
 そのとき彼らが見たのは、予想と真逆の光景だった。
 ボコボコにされているのが狼少年たち、ボコボコにしているのが豚少年なのである。

●春の出会い、その2
 学園はこの時期新入生たちに向け、オリエンテーリングも兼ねた課題をさまざま打ち出している。
 以下のも、その一つ。

 場所は学園内の某所。山の中。
「こんなものがここにあるなんて知らなかったなあ」
「学園にはまだまだ知らないことがいっぱいですね」
 新入生の監督指導役を仰せつかった上級生たちは、彼らよりも早く現場に到着し、問題の建物を眺めた。
 全体の印象は小さな山の分校と言ったところ。木造一階平屋建て。真ん中に入り口。入り口の上には止まった大時計――文字盤にしゃれた装飾が施してある。
 埃塗れの窓は一つ一つ形が違っている。丸かったり、四角かったり、三角だったり。ステンドグラスになっているところも多くある。
 だがそうやって色々な形や色が混ざっているにもかかわらず、不思議にも全体では、きちんと調和が取れていた。
「そもそもなんだったんだ、これ」
「芸術クラブの施設のひとつだったとか。新しい施設が出来てから、放棄されてしまったらしいですけど――整理したら資材室のひとつとして再利用出来るんじゃないかって案が、どこかの委員会から上がったそうで」
 建物周辺は一面の草むぐら。転々と置いてある正体不明のオブジェも風化し錆び剥がれ色が落ち、単なる灰色の物体と成り果てている。
「とりあえず今回は、建物内の片付けと校庭の除草だけだな」
「ええ、オブジェのあれこれはまた次の機会にということで」
「よかった。ペンキとか用意してなかったし」
「あれ、直すの?」
「どうなのかな、ああいうものは撤去してもいいんじゃないかって思うんだけど……」
 そんなことを言い合っているところへ、新入生たちがやってきた。
「先輩、ご指導よろしくお願いしまーす」
「しまあす」
「おー。皆よく来た。じゃあ出欠をとるぞー」
 と名簿片手に名前を読み上げていったところ、無関係な生徒が場に交じっているのが分かった。全部で3人。不良がかった狼のルネサンス。
「? お前らなんでここにいるんだ?」
 という質問に対し答えたのは彼らではない。新入生の一人である豚のルネサンスだ。
「ああ、僕が呼んだんです」
 友達に手伝いを頼んだってことだろうか。
 そう解釈した上級生の一人は、狼少年たちに視線を向けた。そして違和感を覚えた。彼ら、豚少年の方を努めて見ないようにしているのだ。恐れているかのように。
「僕、彼らに代行を頼んだんです」
「だ、代行? 何の?」
「建物清掃の代行です。手間賃は払うからということで。彼らはそれを快く引き受けてくれました」
「……いや……課題っていうのはそういう性質のものじゃないのよ? えーと……」
 上級生の一人が名簿をもう一度のぞき込み、豚少年の名を確認する。
「アマル・カネグラくん」

●春の出会い、3
 春の日差しの中、埃の積もった床でゆらゆら踊っているのは、陽炎のような光。
 彼(彼女?)は、精霊だ。姿かたちはない。名前もまだない。ふらりと何年も前に立ち寄って以来、ずっとこの建物に居ついている。なんだか非常に気に入ってしまって。
 しかし精霊は、今、建物に何者かが入ってきた気配を感じ取った。
(あれ、誰か来た……)
 彼はとても恥ずかしがりやなので、窓から入ってくる光にさっと紛れ込み、隠れてしまう。
 そしてそのまま様子を見ることにする。
 彼は人前に姿を現すことを好まないが、人が嫌いなわけではない。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 6日 出発日 2020-04-24

難易度 簡単 報酬 通常 完成予定 2020-05-04

登場人物 8/8 Characters
《マルティナの恋人》タスク・ジム
 ヒューマン Lv36 / 勇者・英雄 Rank 1
村で普通に暮らしていましたが、勇者に憧れていました。 ここで学んで一人前の勇者になって、村に恩返しをするのが夢です。 面白いもので、役所勤めの父の仕事を横で見聞きしたことが、学園の勉強とつながり、日々発見があります。 (技能はそういう方針で取得していきます) また「勇者は全ての命を守るもの、その中には自分の命も含まれる」と仲間に教えられ、モットーとしています。 ※アドリブ大歓迎です! ※家族について デスク・ジム 村役場職員。縁の下の力持ち。【事務机】 (※PL情報 リスクの子) ツィマー・ジム おおらかな肝っ玉母さん。 【事務室・妻】 シオリ・ジム まじめできっちりな妹 【事務処理】 チェン・ジム のんびりマイペースな弟 【事務遅延】 ヒナ・ジム 可愛い末っ子 【事務雛型】 リョウ・ジム 頑固な祖父 【事務量】 マーニー・ジム 優しい祖母。故人 【事務マニュアル】 タックス・ジム 太った叔父。【税務事務】 (※PL情報 リョウの子) リスク・ジム マーニーの元婚約者でリョウの兄。故人【事務リスク】 ルピア・ジム 決まった動作を繰り返すのが大好きなグリフォン。【RPA事務】 ※ご先祖について アスク・ジム 始祖。呼吸するように質問し、膨大なメモを残す。【事務質問】 「あなたのお困りごと、お聞かせいただけませんか?」 セシオ・ジム 中興の祖。学園設立に向けて、土地や制度等に絡む諸手続きに貢献。【事務折衝】 「先祖の約束を今こそ果たす時。例え何徹してもやり遂げる!」
《模範生》プラム・アーヴィング
 ヒューマン Lv23 / 賢者・導師 Rank 1
「俺はプラム・アーヴィング。ラム肉を導く修道士だ。…そうは見えない?そりゃそうだ、真面目にヤる気ないからな。ま、お互い楽しく適当によろしくヤろうぜ。ハハハハ!」                                       ■身体 178cm/85kg ■人格 身に降り注ぐ事象、感情の機微の全てを[快楽]として享受する特異体質持ち。 良心の欠如が見られ、飽き性で欲望に忠実、貞操観念が無い腐れ修道士。 しかし、異常性を自覚している為、持ち前の対人スキルで上手く取り繕い社会に馴染み、円滑に対人関係を構築する。 最近は交友関係を構築したお陰か、(犬と親友と恋人限定で)人間らしい側面が見られるように。 現在、課題にて連れ帰った大型犬を7匹飼っている。 味覚はあるが、食える食えないの範囲がガバく悪食も好む。 ■口調 修道士の皮を被り丁寧な口調の場合もあるが、普段は男口調を軸に雑で適当な口調・文章構成で喋る。 「一年の頃の容姿が良かっただァ?ハッ、言ってろ。俺は常に今が至高で完成されてんだよ。」 「やだ~~も~~~梅雨ってマジ髪がキマらないやんけ~~無理~~~二度寝決めちゃお~~~!おやすみんみ!」 「一応これでも修道士の端くれ。迷えるラム肉を導くのが私の使命ですから、安心してその身をゆだねると良いでしょう。フフ…。」 ■好き イヌ(特に大型) ファッション 極端な味付けの料理 ヤバい料理 RAP アルバリ ヘルムート(弟) ■嫌い 教会/制約 価値観の押し付け
《自称「モブ」》チョウザ・コナミ
 ヒューマン Lv34 / 村人・従者 Rank 1
「よーこそお出ましゆーしゃ様。 ザコちゃんの名前?…あー、チョウザ・コナミ。 お気軽気楽に『ザコちゃん』って呼んでくれていーよぉ? 面倒だったらこの記憶はまとめてポイして経験値にしたって、 全然丸っと了承了解?」 「ゆーしゃ様の近くでただ在るだけがザコちゃん。 モブへの用件ならいつでも呼びつけ招いちゃってよ。 何かの名前を呼び続け連呼とか?森の浮浪者とか? はたまた魔物に狙われ襲われな第14人目位の村人とかぁ?」 ■■ 名前:蝶座 小波(自称 身長:176cm 実年齢:20歳(自称 瞳の色:エメラルドグリーン 髪色:カラフルなメッシュ入りのマゼンタ 肌色:魚の文様が頬にある日本人肌 髪の長さ:編まれ端を結んだロング その他外見特徴:古びた布の服に大量の装飾品。 常に腰か手元に携帯する水煙草の瓶は『預かり物』だとか。 頭や腕に謎の斑模様で派手なスカーフを巻く。 一人称:ザコちゃん・(ごく稀に)あーし 二人称:『ゆーしゃ様』等の平仮名表記の立場+様 特徴+様、(稀に)名前+様 他 呼称:「ザコちゃん」呼びを望む。 「モブ」も反応するが、それ以外だと気づかない事が多い。 口調:投げやりで適当な話し方。敬語は一切使わない。 似た言葉や語感を繰り返し、まるで言葉遊びのように話す。 口先は冗談とでまかせ、ノリとハッタリで構成される。 貴族や東の国関係に妙な嫌悪を持つ。 魔法を扱う気は微塵も無いとか。 他者からの詮索、視線、物理接触、色恋話を避ける節がある。
《甲冑マラソン覇者》朱璃・拝
 ルネサンス Lv29 / 武神・無双 Rank 1
皆様こんにちは。拝朱璃(おがみ・しゅり)と申します。どうぞお見知りおきを。 私の夢はこの拳で全てを打ち砕く最強の拳士となる事。その為にこの学び舎で経験と鍛錬を積んでいきたいと思っておりますの。 それと、その、私甘い食べ物が大好きで私の知らないお料理やお菓子を教えて頂ければ嬉しいですわ。 それでは、これからよろしくお願いいたしますわね。
《1期生》カンナ・ソムド
 ルネサンス Lv10 / 芸能・芸術 Rank 1
猫耳と猫の尻尾が生えている女性のルネサンスで体つきはかなりセクシーである。とはいえ年齢は高校生~大学生相当と本人は言っているものの、外見はどうみても中学生相当の若さである、いわゆる合法□リ。 性格はかなり受け身でおとなしい。 よほどの事がない限り喋ってくれないのが玉に瑕。 喋ることはほぼないものの、学園生活は普通に満喫している模様。 普段は踊り子としてお金を稼いでいるらしい。 好きなものはスイーツと猫科の動物、嫌いなものは虫。
《奏天の護り姫》レーネ・ブリーズ
 エリアル Lv29 / 芸能・芸術 Rank 1
いろいろなところをあるいてきたエルフタイプのエリアルです。 きれいな虹がよりそっている滝、 松明の炎にきらめく鍾乳石、 海の中でおどる魚たち、 世界にはふしぎなものがいっぱいだから、 わたくしはそれを大切にしたいとおもいます。
《終わりなき守歌を》ベイキ・ミューズフェス
 ローレライ Lv27 / 教祖・聖職 Rank 1
深い海の色を思わすような、深緑の髪と瞳の彷徨者。 何か深く考えてるようにみえて、さして何も考えてなかったり、案外気楽にやってるのかもしれない。 高価そうな装飾品や華美な服装は好まず、質素で地味なものを好む。 本人曰く、「目立つということは、善きものだけでなく悪しきものの関心も引き付けること」らしい。 地味でありふれたものを好むのは、特異な存在として扱われた頃の反動かもしれない。 神には祈るが、「神がすべてをお救いになる」と盲信はしていない。 すべてが救われるなら、この世界に戦いも悪意もないはずだから。 さすがに口に出すほど罰当たりではないが。 ◆外見 背中位まで髪を伸ばし、スレンダーな体型。 身長は160センチ前半程度。 胸囲はやや控えめBクラスで、あまり脅威的ではない。 が、見かけ通りの歳ではない。 時折、無自覚にやたら古くさいことを言ったりする。 ◆嗜好 甘いものも辛いものもおいしくいただく。 肉よりも魚派。タコやイカにも抵抗はない。むしろウェルカム。 タバコやお酒は匂いが苦手。 魚好きが高じて、最近は空いた時間に魚釣りをして、晩ごはんのおかずを増やそうと画策中。 魚だって捌いちゃう。
《人間万事塞翁が馬》ラピャタミャク・タラタタララタ
 カルマ Lv22 / 魔王・覇王 Rank 1
不気味で人外的な容姿をしたカルマの少女。 愛称は「ラピャ子」や「ラピ子」など。 名前が読み難かったらお好きな愛称でどうぞ。 性格は、明るく無邪気でお茶目。 楽しいと面白いと美味しいが大好き。 感情豊かで隠さない。隠せない。ポーカーフェース出来ない。 そしてちょっと短気なところが玉に瑕。 ギャンブルに手を出すと確実に負けるタイプ。 羞恥心を感じない性質で、露出度の高い衣装にも全然動じない。 むしろ前衛的なファッション格好いいと思ってる節がある。 戦闘スタイルは我流の喧嘩殺法。 昔は力に任せて単純に暴れるだけだったが、 最近は学園で習う体術を取り入れるようになったらしい。 しかしながら、ゴリ押しスタイルは相変わらず。 食巡りを趣味としているグルメ。 世界の半分よりも、世界中の美味しいモノの方が欲しい。 大体のものを美味しいと感じる味覚を持っており、 見た目にも全く拘りがなくゲテモノだろうと 毒など食べ物でないもの以外ならば何でも食べる悪食。 なお、美味しいものはより美味しく感じる。Not味音痴。 しかし、酒だけは飲もうとしない。アルコールはダメらしい。 最近、食材や料理に関する事を学び始めた模様。 入学までの旅で得た知識や経験を形に変えて、 段々と身に付いてきた…と思う。たぶん、きっと、おそらく。

解説 Explan

皆様始めまして、Kと申します。以後どうぞお見知りおきを。


第一回目のエピソードは『放棄された建物と、それに付随する敷地の清掃』です。
日常の延長で、戦闘は起きません。
NPCのアマルくんは、見た目に反してかなり強引な性格をしているもよう。このままではもちろんよくないので皆様、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。狼少年たちをパシリの地位から解放してあげるためにも。
美術クラブが所有していただけあって、中に入ると様々な製作品が飾られています。生徒たちが作りつけた隠し棚や隠し部屋や隠し階段もあったり。全体的に、秘密基地的な雰囲気の構造になっています。
建物には、小さな精霊が住んでいます。特に何もアクションをかけなければ、そのまま見守っていてくれます。驚かせると逃げてしまいます(人がいなくなった後、また戻ってきますが)。

なお、清掃後の校舎の活用についてですが、まだ方針は完全に固まっておりません。こういう使い方もいいんじゃないかな、という案がありましたら、プランのほうに明記してくださいませ。




作者コメント Comment
重ねて皆様初めまして。Kと申します。
これから学園の片隅で起きる悲喜こもごもなお話に、おつき合いいただけましたら幸いです。
今回のお話は日常です。敵と呼べるような敵は出ませんので、肩肘張らずお気軽にご参加いただければ、と思います。
ご参加のほどお待ちいたしております。


個人成績表 Report
タスク・ジム 個人成績:

獲得経験:97 = 65全体 + 32個別
獲得報酬:3000 = 2000全体 + 1000個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:---
【事前調査】
大図書館での【読書】や
学園事務室での【信用】を活かした聞き込みにより
建物の立地、地形、水場、構造を詳しく調査
羊皮紙に、【設計】を駆使して図面化し、得られた情報を書き込む
また、大図書館から美術書を借り、当日持参

上級生に、【信用】をいかして挨拶し、以下の点了承を願う
・美術品の扱い。希望があれば持ち出し
・建物の改築。保護施設として使う案の採用
了承ならよし、不可なら上級生に従い、仲間にも伝える

現地に着いたら
まずは、用意した図面を広げて仲間と共有

調査結果と【設計】知識から、レーネさんに隠し通路や防犯についての知見を提供

次に、プラムさんに喝を入れられたアマルくんを誘い
館内の清掃
美術品の整理




プラム・アーヴィング 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
豚喝担当アーヴィングだ。
清掃にかこつけて美術品貰おうと参加したものの。
豚をカツに…いや豚に喝を入れる役目を仰せつかるとは。


【心理学/人心掌握学/会話術/説得】で豚と対話。
罵倒と暴力だけなら誰でも出来る。
心に的確に刺さる罵倒、煽り、称讃や共感からの罵倒の飴と鞭をリズム良く与えてこそ女王様は務まるんだ。

何しに学園へ来たのか、どういう矜持があるのか…バックグラウンドを掘り起こし手中に収め、そこから的確な言葉を刺す。

必要に応じて【ご主人様の鞭/号令の鞭】を使用するが…。
その短い手足でお掃除…奉仕が出来たらちゃんと褒美は与えるぜ。

褒美?【甘美の口づけ】に決まってるだろ。
甘言も添えてな。

チョウザ・コナミ 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
これくらいで掃除片付け求められんの?
ゆーしゃ様達、せーけつぅ。ザコちゃんむしろ地下室思い出してちょっとたのしーんだけどね。
掃除はめんどいし慣れてないしだけど、廃材?廃家具?とかってあんじゃん。それ全部ザコちゃん貰っていーい?いーよね、実質片付け。
あの人みたいに振り回して仕留める練習に使うから。
…その場にあるの使ってない時点で別物だけど、ありきで出来なきゃ無理みだし、ねぇ?

とりまくそ貴…………思考と体がわがままな新入生様にはなるべく関わんないよーにしといてー。
あっちでお金もらって手伝ってる?ルネサンス様達に色々きーちゃお。

お金欲しいってならあっちに言わなくたってザコちゃんに言えばいーのにさぁ。

朱璃・拝 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
私は校庭の除草を行いますわ。建物内で仕事の段取り中ふと何かが居る気がして視覚強化で辺りを見回し、精霊様に気づけたら

「この建物の精霊様ですか?よかったらご一緒しませんか?」

と微笑みかけ、もし逃げてしまわれたら

「蜃気楼(ミラージュ)のような方ですわね」

とふと思いつき、精霊様に聞こえると良いと願いながら

「精霊様、ミラ様とお呼びしてよろしいでしょうか。外で仕事をしていますのでよかったら来てくださいませ」

と声をかけます

子豚さんや狼さん達を監督しつつ楽し気に草むしりを行い、もしミラ様が来てくださったら建物の事も詳しくお聞きしたいですわ

課題が終わったら皆お腹が空いてるでしょうからお料理を作って振る舞いますわ

カンナ・ソムド 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
清掃を頑張ろう…と言いたいけど…その前にルネサンス同士で喧嘩している…止めないと…
私は、そういう光景を絶対に許さない…
だから狼のルネサンスと豚のルネサンスの喧嘩の前に立って、豚のルネサンスをいじめようとしている狼のルネサンスをなんとしてでも止めるよ…もし他の参加者も制裁しにいくなら、私も一緒に参加する…
ただ戦闘沙汰にならないように、自らは立ったまま、気が済むまで狼に殴らせる…(流石に私のような女の子を殴ってくるかはわからないけど…)
もし狼のルネサンスを改心させたりしたら、そのあとは豚のルネサンスの大丈夫って声をかけるよ…それでもイジイジし続けているなら、しっかりしないと駄目って注意するよ…

レーネ・ブリーズ 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
まず、「視覚強化Ⅰ」の技能をつかって見取り図をつくり
ジムさんにも見ていただいて相談しながら
隠し部屋などもすべて調査しておきます。


そして、物置にする部屋を選んでまずそこをお掃除。
それから他の部屋の物をそこへきちんとしまって
建物全体を掃除していきます。

しまった物については一覧表もつくります。


建物のつかいかたの案 何かの事件にまきこまれた人の保護施設

まえにあかちゃんをあずかる課題に参加したとき、
どこにいさせてあげるかでなやんじゃいました。

ここでしたら部屋もある程度ありますからいろいろ準備もできますし、
隠し部屋にかくしてあげることもできて、
まわりも見張りやすく戦闘とかでまきぞえとかなさそうですから。

ベイキ・ミューズフェス 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
私は屋外で有用な薬草等がないか確認(医学・植物学)して、あれば薬草の自生エリアの確保
それが済んだら屋内の掃除のお手伝いに移りますね

みなさんと一緒に掃除しつつアマルさんと狼少年達の様子を確認

アマルさんは強引な性格で、狼少年達を従わせてるようです
隠し部屋や美術品に興味をもって、掃除を狼少年達にさせてる隙に、自分の興味の対象にちょっかいかけたり、良からぬことをする際の実行犯に狼少年達を使ったり

なんてこともないとは言えないかも?
確かにアマルさんを脅した狼少年達も悪いですが、今では立場が逆転してますしね

良からぬ事を考えてそうなら、美術品等、興味の対象に関する都市伝説ネタで脅かし、悪さしないように釘刺して

ラピャタミャク・タラタタララタ 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
■目的
狼ズと一緒に清掃

■行動
建物内の片付けをするのじゃ。
普段から斧を振り回している筋力を活かして、重いものを率先して運ぶとするのじゃ。
力仕事なら任せるのじゃー!バリバリー!

ついでに狼ズにも、同じように力仕事をメインにやってもらうとするのじゃ。
ガタイ良くて引き締まっておる身体、
入学早々ヤンチャするくらいじゃからさそ力が有り余っとるのじゃろうて。
その図体が伊達ではない所を是非見せてもらいたいものじゃのぉ。
ほ~れ、レッツゴーなのじゃ~!




ないと思うが…狼ズが懲りずに悪さするならお仕置きじゃぞ。
雷装を纏ってアイアンクロー。名付けて、ラピャ子フィンガーッ!
汝等、あまり学園を舐めておると…死ぬぞ?(真顔)

リザルト Result

●話を聞けルーキーズ。
「……いや……課題っていうのはそういう性質のものじゃないのよ? えーと……アマル・カネグラくん」
 上級生の一人の言葉に【アマル・カネグラ】はこう反論した。
「課題の目的は、『施設の掃除をする』でしょう? 僕は一人、彼らは三人。三人でやる方が一人でやるより、ずっと早く片付けがすむと思うんですけど……」
 建物の見取り図を小わきにした【タスク・ジム】は、穏便に道理を説く。
「あのねアマルくん。それを言うなら、四人でやるほうがもっと早く片付けがすむんじゃないかな?」
 しかしアマルは言うことを聞かない。
「それじゃあ、彼らに代行を頼んだ意味がなくなっちゃいます」
 その様に【朱璃・拝】は首を傾げる。
(あらあら、困った子豚さんですわね)
 そのときアマルが朱璃の方を見てにっこりした。どこに仕込んでいたものか花束をさっと出し、渡す。
「よろしかったら、これどうぞ。お近づきのしるしに」
 ついで【チョウザ・コナミ】、【カンナ・ソムド】、【レーネ・ブリーズ】、【ベイキ・ミューズフェス】、【ラピャタミャク・タラタタララタ】そして課題を受けに来ていた同級女生徒たちにも、同じ形で愛想を振りまく。
 どうやらかなりの女好きであるようだ。
(性欲が強いっていう雄豚の特質は、ルネサンスにも適用されんのかね)
 そういうことであれば、自分にとってやりやすい相手とも言える。思って【プラム・アーヴィング】は、アマルに話しかけた。妙に艶っぽい眼差しをつけて。
「なあアマルちゃん、なんでそんなに自分がお掃除するのイヤなわけー? よかったら聞かせてくれるぅ?」
 アマルは、はあい、と手を挙げて答える。
「掃除をしたら服が汚れると思うからです」
「そっかー、そーなんだ。そういうことをいきなり言い出すということは、お家が相当に裕福なのかな? 貴族?」
「いいえ。僕の家はただの大資産家です。爵位とか持ってません。金融がメインですけど、工場と農場も経営してます」
 それを聞いた瞬間チョウザは、この新入生になるべく関わるまいと決めた。
(ザコちゃん貴族は嫌いだしー。爵位があろうがなかろうが、実質貴族と変わりない生活をしている奴は貴族だよね)
 それはさておきプラムの詮索は続く。
「じゃあ、コースは? そんなにいいお家なら、当然『王様・貴族』か『黒幕・暗躍』選ぶかなあって思うけど」
「いいえ。村人・従者コースです。パパが言いました。このコースで学べば下積みの人々の生活というものを目の当たりに出来るから、将来雇用主の立場になったとき役に立つとか」
「なるほどー」
 頷きながら聞いていたプラムは、さっとスネークウイップを取り出した。小気味よくスナップをきかせ、炸裂音を出す。
「じゃあこれから下積み生活ってもんを実地で教えてやるよ! その短い手足でご奉仕しろ! 背脂溶けるほど脂汗流してな!」
「ピャ!?」
 思わず飛び上がるアマル。
 ざまあみろとほくそ笑む狼少年たちに、ラピャタミャクが言う。
「狼ズ、汝らはわちきと来るのじゃ。汝ら全員ガタイが良い。入学早々ヤンチャするくらいじゃからさぞ力が有り余っとるのじゃろうて。その図体が伊達ではない所を是非見せてもらいたいものじゃのぉ」
「あ?」
「なんでだよ」
「俺ら関係ねえじゃん」
 反抗的態度を示されたラピャタミャクは、教育的指導をした。雷装をまとったアイアンクローで。
「ラピャ子フィンガー!」
 狼少年たちは、断然素直になった。
「汝ら、あまり学園を舐めておると……死ぬぞ? ところで名はなんじゃ? あちきはラピャタミャク・タラタタララタと言うのじゃが」
「ガオ」
「ガブ」
「ガル」
「なんじゃ、揃ってよう似た名前じゃの。よく見れば顔立ちも似ておるし、もしや兄弟か?」
「そうっす。三つ子っす……」
「なるほどなるほど。で、それぞれ専攻はなんじゃ?」
「全員魔王・覇王コースっす……」

●子豚ちゃん、しつけられる。
「――ということで、建物の改装と保護施設としての再利用についての許可は、各方面からすでに取れています。美術製作品についての扱いは、こちらに一任されるということでした。廃材等はコナミさんが引き取られるということでよかったですね? ――コナミさん?」
「え? あ、コナミってザコちゃんのことだったよね。忘れてた。うん、ザコちゃん全部貰っちゃう。あの人みたいに振り回して仕留める練習に使うから」
 というタスクとチョウザのやり取りを持って、清掃の打ち合わせは終了。参加者は集合場所の大部屋から持ち場へ散って行く。
 その途中で朱璃は足を止めた。空き教室に何かいる気配を感じたのだ。
 視覚強化で辺りを見回せば、床を照らす窓の光に微かな揺らぎ。
「この建物の精霊様ですか? よかったらご一緒しませんか?」
 呼びかけた途端、揺らぎがさっと消える。
「蜃気楼(ミラージュ)のような方ですわね」
 驚かせてしまったろうかと思いながら語りかける。聞こえているといいなと願いながら。
「精霊様、ミラ様とお呼びしてよろしいでしょうか。外で仕事をしていますのでよかったら来てくださいませ」
 それから再び歩き出し、庭に出る。
 ベイキが草むぐらのあちこちを棒杭で囲み、ロープを張っていた。屋外作業の新入生らにこう呼びかけながら。
「皆さん、囲んだところには薬草が自生していますから、手をつけないでくださいね」
 はーい、と庭のあちこちから声が返ってくる。
 その声の中にアマルがいないことに、朱璃はすぐ気づいた。ちょうど近くにいたカンナに聞く。
「カンナ様、アマル様がどこにおられるかご存じですか?」
「……プラムに床下掃除させられてるみたい……」
 噂をすればそこに、竹箒を抱えたアマルが戻ってきた。全身クモの巣と埃まみれ。しきりと手で頭を払い耳をばたつかせている。
「うわああ、こんなに汚れたの初めて……お風呂入りたい……新しい服と靴買ってこないとなあ」
 隣にいた監督役のプラムが、すかさず鞭を鳴らす。
「ピャッ!」
「泥の中転げまわってるのがお似合いなツラのくせして、そういう台詞を吐くんじゃねえ」
 なんとも手厳しいお言葉。
 だがその直後彼は、アマルの頬に口づける。
「これは言い付けどおりご奉仕した御褒美。もっといい子になるなら、もっと御褒美出してやるよ?」
 アマルの目尻が垂れた。
 またどこからか花束を取り出し、プラムに差し出す。
「よかったらどうぞ」
「あ、俺にもくれるの? ありがとさん」
 察するにこのアマル、女好きだけど、男だったら全然駄目というわけではない模様(とはいえプラムでなければ、ここまでの反応は引き起こせていないに違いない)。
 朱璃はついでに子豚ちゃんのやる気を、もう一段引き上げてやろうと試みた。
「課題が終わったら私が腕によりをかけたお料理をお出ししますわ。勿論、働かざる者食うべからずですわよ」
「えっ、本当ですか。やったあ!」

●狼くんたち、にげる。つかまる。
「これくらいで掃除片付け求められんの? ゆーしゃ様達せーけつぅ」
 軽口を叩きながらチョウザは、埃舞う屋内を物色して回る。
「赤猫目のまおー様、この廃材そのまま持ち出すには手間だからさー、分解してくんない?」
「おう、力仕事なら任せるのじゃー。そーれ!」
 ラピャタミャクの斧の一撃で、作り損じの大型彫刻がバリバリバリと真っ二つ。
 その半分を彼女は、狼少年たちに投げ渡す。
「ほい。これを搬出するのじゃ狼ズ」
 こういう作業の繰り返しに狼少年たちは、ほとほとうんざりしてきた。肩も腰もミシミシ言い始めてきたし。
 なので隙を見て逃げる。
「こりゃー! 汝らどこへ行くのじゃ!」
「うるせー!」
「やってられっかこんなもん!」
「帰る!」
 しかし庭まで逃走した先で、アマルに立ち塞がられる。
「君たち、エスケープは駄目だよ。ちゃんと掃除しないと手間賃あげないよ」
 この言葉に彼らは、心底ムカァアァときた。
「どの口が言ってんだこのクソ豚!」
 騒ぎ声を聞きつけて来たカンナはそれを、いじめに近い一方的な喧嘩と解釈する。何しろ豚少年は一人で狼少年は三人。前者は小さくて後者は大きい。
(……止めないと……私は、そういう光景を絶対に許さない……)
 義憤にかられて早速仲裁を試みようとする。
 だが仲裁するまでもなかった。喧嘩はあっさり片付いた。アマルが体型にあるまじき敏捷さで回し蹴りを食わし、喧嘩相手をノックダウンさせたのだ。
 追いついてきたラピャタミャクが狼少年たちを叱る。
「全く、ダサいのぉ。情けないのぉ――勇者たるもの道は自ら切り開いてみよ。アマルもそうじゃが、汝らにも言えることじゃぞ。チンピラみたいなシャバいことやってないで、高みを目指して成り上がり番長と呼ばれるくらいビッグな漢を目指す気概くらい持てぃ!」
 カンナは認識を改めた。この場合注意すべきはアマルであると。
「……ルネサンス同士仲良くしないと駄目……」
 そう言われたアマルはもじもじばつ悪そうにしながら、はーいと答えた。
 廃材を背負ったチョウザが来て、狼少年たちへ話しかける。
「ザコちゃんに教えてほしいんだけどさぁ、とりまあのくそ貴…………思考と体がわがままな新入生様にたかろうとした理由って何?」
「関係ねーだろ!」
「そーんなこと言わないでよ。教えてよ。お金欲しいならあっちに言わなくたって、ザコちゃんに言えばいーのにさー。一言くれればいくらでもあげんのに」
 狼少年たちは彼女の言葉を冗談なのか本気なのか判断しかね、妙な顔をした。それから、ぶすっとした声で言った。
「いらねえ」
「施しなんかまっぴらだ」
「金持ちからかっぱぐんじゃなきゃ魔王じゃねえ」
 そんな騒ぎから離れた場所で除草を続けていた朱璃は、庭をゆらゆら行き来する光の陽炎に視線を向けた。
 陽炎は人間に興味があるようだが、常に一定の距離を取り、接近しようとしない。
(ミラ様……もう少し近づいてきてくださってもよろしいのに……)
 ベイキは薬草のエリアから丁寧に雑草を取り除いた後、崩れたオブジェの破片を拾い、周りを囲ってやっている。

●用心するにしくはなし。
 本棚をスライドさせると現れる小さな部屋。
「これで隠し部屋は八つ、と」
 タスクが図面に付帯事項を書き加えている間、レーネは部屋の中に入り、詳細を確認した。
 三方壁に囲まれているが、天井に開閉式の天窓がついている。だから明るい。圧迫感がない。
「これは、あかちゃんなんかを一時保護するのにちょうどよさそうですね。回りも見張りやすそうですし」
 とは言えひとつ気掛かりなことがある。ここも含めて建物内にある隠し部屋、並びに隠し通路の全てには、一切鍵がついてないのだ。基本的に遊びとして作られたものだからなのだろうが……。
(防犯上どうなんでしょう……)
 その点心配になってきたので彼女は、タスクに助言を求める。
 タスクはしばし考えてから、このような案を出してきた。
「隠し扉を二重にするとか、手前にフェイクの壁を作るとか、いいかも知れませんね」
 とはいえ時間と準備の関係上、今回そこまでするのは無理だ。次の機会にまた改めてということになるだろう。
「それじゃあ僕、アマルくんたちを呼んできますんで。もう庭掃除も片付いたでしょうから」
 そう言ってタスクは場を離れようとする。
 そこへひょっこりプラムがやってきた。
「なあ、これもらっていっていい? 清掃ついでにそのへんで見つけたんだけど」
 彼が出してきたのは、対になった二体の抽象的オブジェだった。
 大きさは15センチほど。素材はガラス。一体は黒、もう一体は赤。鋭い刺でお互いを貫きあっている。
 刺の先には頑丈な鉄の返しがついていた。離そうとすれば両方粉々に壊れてしまうように。
「美術作品の処理はこちらに一任されていますから、欲しければ持って行ってかまいまいませんよ」
「そっか。よかった。インテリア欲しくてな。友人の影響で芸術が今旬なんだよ、俺の中で」
 彼らの傍らでレーネは、引き続き防犯について考えた。気がかりなのは狼少年らのことだ。カツアゲを行うような子たちを屋内作業に関わらせていいのだろうか。施設の作りを覚えられ、いたずらや窃盗目的で忍び込まれたりしたら……。

●何事もまずやってみる。
「ガブくんたちはそこの部屋の掃除。アマルくんは廊下掃除に回って」
「はーい」
 服が汚れたことで開き直ったらしい。タスクに呼ばれたアマルは文句を言わず廊下掃除をやり始めた。
 が、不手際が目立つ。箒を往復運動させたり、雑巾をびしょびしょにしたまま使ったり。
 それらの様子を確認したタスクは、彼に助言した。
「アマルくん、そのやり方じゃあんまりきれいにならないよ。ガブくんたちのやることをよく見て、真似してごらんよ」
 それを受けたアマルは狼少年たちがいる部屋をのぞき込み、目をぱちくりさせた。
「わあ、きれいになったね。どうやったの」
 狼少年たちは最初無視した。
 そうしたらアマルが近づいてきた。
「ちょっとこっちに来てやってみせてよ」
 お願いではなく命令だということを感じ取り、渋々廊下に出てくる。
 庭仕事を終え窓拭きを担当していたベイキは、ちょっと不安になった。アマルがこのまま彼らに掃除を任せ、勝手なことをし始めるのではないかと。
 別の部屋の掃除に参加しているカンナも、その点気がかりになっているのか、箒を動かす手を止め、様子を見ている。
 幸いアマルは掃除を任せきりにしなかった。しばらく狼少年らのやることを見ていた後、なにやら納得したような顔で真似をし始めた。
(あ、学ぶ気はあるわけだ)
 よい傾向だと思いながらタスクは、彼を褒める。
「随分きれいになったね。アマルくん」
 続けてこのように持ちかける。
「ついでだから、この後美術品の整理も手伝ってくれない? 僕はあまりそういうのに詳しくなくて」
「分かりました。売り払うんですね?」
「……い、いやそうじゃないよ。売りはしないよ」
「あれ、どうしてですか。美術品の扱いはこちらに一任されているんでしょう?」
「まあ、そうだけど……せっかく先輩たちが残してくれたものだからさ、なるべくお金に換えるとかしたくないじゃない?」
「お金に換えたら施設の修繕のために必要なものが、たくさん買えますよ?」
 そのやり取りを聞いたベイキは、取り越し苦労かもしれないとは思いつつ、アマルに釘を刺しておく。
「いかに高値がつくであろうとも、世に出してはいけない品も存在するのです――」
 から始め『主の怨念が宿った絵画を盗んだばかりにボロをまとった女の怨霊に狙われ、黄泉に連れ去られた盗人』という今思いついた都市伝説を話し聞かせる。
 するとアマルはこう言った。
「へえ、女の人が出るんですか?」
 その声色に微妙な好奇心を感じ取ったベイキは、即刻伝説を訂正する。
「あ、私勘違いしていました。女ではなく男の怨霊です。出るのは」

●ごくろうさまのいただきます。
「うし、これでぜーんぶ」
 と言いながらチョウザは、廃材を山と積んだ台車をぽんと叩いた。
「頼むよー、ザコちゃんがウチに帰り着くまでは車軸折らないよーにね」
 その途端台車から、ギシ……と不吉な音がした。チョウザはそれを聞かなかったふりして、建物の中に入っていく。窓からラピャタミャクが顔を出し、声をかけてきたので。
「おーい、朱璃がおやつ作ってくれるそうじゃぞ。一緒に食わんかー?」
「あ、そ。じゃあせっかくだし、およばれしよっかなー」
 建物内部はおいしそうなパンケーキの匂いに満ちている。
 匂いの出所は施設内の給湯室。周辺に生徒たちが行列を作っている。
 小窓から覗いてみれば朱璃が鼻歌交じりに、パンケーキを焼いている所。
「はい、出来ましたよー。次の人どうぞー」
 カンナはすでにパンケーキを受け取り、食べ始めている。レーネとベイキも。プラムも。
 だがタスクがいない。その所在をラピャタミャクに確認してみれば、このような答え。
「アマルと美術品の整理をしておるそうじゃ。ま、そのうち来るじゃろうて」
 出来たらあいつとはかち合いたくない。そう思ったチョウザはパンケーキを受け取るや場を離れた。そして、庭へ戻っていく。へばった狼少年たちがそこにいたから。
「おーい、おやつ一緒に食べなーい?」
 少し遅れて、整理を終えたアマルとタスクがやってきた。
「物事はなんでも経済的な裏打ちがないと進まないって、パパがよく言ってますけど」
「まあそれも一理だけどね、心と言葉を尽くせば、脅かさなくても、人は動くよ」


●その夜のこと。
 月明かりの下レーネは、昼に比べ随分こざっぱりとなった施設を訪れた。
 草が取り除かれたおかげで、オブジェの姿がくっきり月明かりに照らされている。高く、低く、右に左に。乱杭歯のように傾いて並ぶ、柱のような黒い影。
 清掃がすんだ後彼女は、早速学園運営へ修繕等の許可を取りに行ったのだ。そしてブザーつきの防犯錠を貸してもらった。
(これをつけておけば、さすがに大丈夫でしょう)
 レーネは建物に入り、まず入り口近くにある隠し階段へ錠をとりつけようとする。
 しかし作業しようと扉を開いた瞬間、叫び声を上げた。
 薄暗い中に誰かがいたのである。
「キャアアアアア!?」
 彼女の声に、誰かも声を上げる。
「キャア!?」
 覚えがある声。よく見たらベイキだ。
「ミ、ミューズフェスさん、こんなところで何してるんですか……?」
「レーネさんこそ、こんなところで何を……?」
 そこから言葉を交わしあい、お互いが同じことを考えていたと知る。
「なあんだ、ミューズフェスさんもアマルさんたちを警戒していたんですね」
「ええ、万が一ということがあるかなと思って、隠れていたんです。来なかったですけど」
 二人ともなんだかおかしくなってきた。顔を見合わせて笑う。
 月明かりに紛れた『ミラ様』が、不思議そうに眺めているのも気づかずに。



課題評価
課題経験:65
課題報酬:2000
【新歓】春、新入生、そして大掃除
執筆:K GM


《【新歓】春、新入生、そして大掃除》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 1) 2020-04-18 01:42:36
勇者・英雄コースのタスク・ジムです。よろしくお願いいたします!
秘密基地の整備、腕が鳴りますね~!
そして三匹の子豚のルネサンスさんと狼のルネサンス…えっ、逆?!
とにかく、彼らに仕事の楽しさというのを教えて差し上げましょう♪

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 2) 2020-04-18 07:23:24
面白そうなオブジェがあると聞いて参上ー★

えっそれだけだぜ
なんかヤベエ作品あったら引き取ろうくらいの気持ちで参加してるから掃除とかちょっとよくわかんないですね
ネイルしたばかりだし

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 3) 2020-04-18 07:58:35
あっ、プラムさんだ!
よろしくお願いいたします!

ちょいとイキったお坊っちゃまを洗の…ごほんげふん、教育してあげようと思っていたら、
人心の専門家の方がいらっしゃいましたね。

改築…げふんごほん、清掃はこちらに任せていただいて、
洗の…ごほんげふん、教育のほうを、良かったらご一緒にお願いできませんか?

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 4) 2020-04-18 10:28:46
お金なんて欲しいならザコちゃんにいえばあげるのに。有り金。
実体あるものないものぜーんぶお金で買おうとするくそ貴………わがまま思考のお方にせびらなくったってさー。

ザコちゃんこれくらいの散らかりならぜーんぜん住めるんだけどー。むしろ地下っぽくて懐かしさある。
あの辺の新入生様達とじゃれあってるかなー。

何持ってこっかなー。炸裂のた…じゃなくてー、あぶないおく……でもなくてー、激辛ハバ…ソーイングセット……
じょーだんだよ?ほんとほんとー。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 5) 2020-04-18 11:19:46
武神・無双コースのルネサンス、朱璃・拝と申します。どうぞよろしくお願いしますね。

子豚さんはどうやらお金持ちのようですわね。それになまじ力があるのが始末に悪そう。どうにかできればよいですがその前にしっかりお片付けはしないといけませんわね。

《奏天の護り姫》 レーネ・ブリーズ (No 6) 2020-04-18 11:56:10
芸能・芸術コースのエルフ、レーネです。

建物のつかいかた、何かの事件にまきこまれてしまった人の保護施設、とかできないかなっておもってきました。。
まえ、あかちゃんをあずかる課題に参加したことがあります。
そのとき、どこにいさせてあげるかでなやんじゃいました。
寮とかって男女別なのでみんなではいれなかったですし。

ここでしたら部屋もある程度ありますからいろいろ準備もできますし、
隠し部屋とか利用すればかくしてあげることもできて、
まわりも戦闘とかでまきぞえとかかんがえなくてよさそうですから。

そのへんで学校のひと、委員会さんとかと相談してみたいとおもいます。

ルネサンスさんたちについては……うーん、ちょっとかんがえてみますね。

よろしくおねがいします。

《奏天の護り姫》 レーネ・ブリーズ (No 7) 2020-04-18 12:15:57
あ、拝さんとソムドさん、たいへん失礼しました。

カネグラさんとつれてこられた三人組について、ちょっとかんがえてみますね。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 8) 2020-04-18 13:12:56
ザコちゃんさん、朱璃さん、レーネさん、よろしくお願いいたします!
またご一緒できて、心強いです!

アマルくんの調きょ…げふんごほん、教育について、考えてみたのですが、
大まかな方向性として、
「めんどくさいから他人に代行させる」ではなく
「楽しいから仲間と一緒に取り組む」というふうに意識改革してもらいたく、
段階を踏んで、仕事の楽しさを、三匹の狼さんもまとめて、教えたい、
というイメージを持っています。

《1期生》 カンナ・ソムド (No 9) 2020-04-18 16:00:12
カンナ・ソムド…芸能・芸術のルネサンス…行動に関してはまだ考えている…

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 10) 2020-04-18 21:15:54
タス坊よろしくな〜

うーん豚チャン...食指が動かねぇが不良なら全然イケる口...あ?矯正するのはそっちじゃない?

えっとぉ...じゃあプラムはぁ...そこの床舐めて綺麗にしろ卑しい豚野郎...とかぁ...しっかり奉仕の心を叩き込めばいいのかなぁ...?
一年生の時のヒールもう入らないんだけど...そういうのはまだ現役だし...頑張るね♡

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 11) 2020-04-18 21:39:20
はい、タスク様も皆様もよろしくお願いいたします。

子豚様は、そうですわね、この手の方は自分のメリットになると思えば動くかとは思いますが。メリットは別に成績やお金とは限りませんけれど、タスク様の仰る仲間と共に取り組むと楽しい、というのもあるでしょうし。私も具体的な何かは考えてみますわ。

課題自体は雑草を抜く事と建物内の片づけという事ですわね。ひとまずこれは手分けして行った方が良いでしょうか?

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 12) 2020-04-18 23:57:24
カンナさん、よろしくお願いいたします!

一緒に楽しく頑張りましょうね!

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 13) 2020-04-19 00:02:55
さすがプラムさん、ブレないですね~!

では、豚野郎!か~ら~の…(しばらく思案)

そこで、そういう取り扱いを楽しめる価値観に目覚めた場合は、それでいいとして…(いや、いいのか?(笑))

ダメージを受けているようなら、それを「鞭」として、僕や朱璃さんの考え方による「飴」をあげる方向性は、どうでしょう?

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 14) 2020-04-19 00:21:32
この授業、考えるべきことがいくつかありそうなので、自分なりに挙げてみますね。

(1)掃除の段取り
・雑草を抜く
・建物の片付け
・(3)に活用する

(2)施設の用途
案 保護施設(山の中というアクセスの悪さが、堅牢さていうメリットにもなりうる)

(3)アマルくんの扱い
案1 この豚野郎!と奉仕の心を叩き込む
案2 豚野郎!という鞭、からの、楽しさ(自己実現)という飴

(4)精霊の扱い ※隠れているため、見つけない限りはPL情報

○付随して…
・狼ズの取り扱い
・美術品の取り扱い(有効活用とか、もらうとか)
・(2)への段取り(装飾、レイアウト、改築など)
・上級生の取り扱い(「指導を仰ぐ」テイで協力依頼など)

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 15) 2020-04-19 00:25:37
教祖・聖職コースのベイキ・ミューズフェスです。よろしくお願いします。
さて、面白そうな建物ですね。秘密基地みたいな作りだそうですし、地下室なんかもあるかも?
掃除よりも、その辺が気になってるのは内緒ですが。

あ、レーネさんの保護施設に活用する案はいいかもしれませんね。
もしそうなるなら、雑草に紛れて薬草になる植物が生えてるかもしれませんし、有用な植物を残しておけば、施設で使うこともできるかも?

と、思ったりしてるところです。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 16) 2020-04-19 00:44:37
(雑談)

カネグラ4兄弟 
大猪のルネサンス ハジメ
猪のルネサンス  ツヅク
豚のルネサンス  オワル
子豚のルネサンス アマル

…大図書館の異世界書架に、入り浸り過ぎたみたいです。
失礼しましたm(_ _)m

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 17) 2020-04-19 00:47:09
ベイキさん、よろしくお願いいたします!
今回も、秘密情報部少年少女探偵団が揃い踏みですね。

植物の有効活用は、治療のスペシャリストでもあるベイキさんならではの発想ですね。

《人間万事塞翁が馬》 ラピャタミャク・タラタタララタ (No 18) 2020-04-19 01:31:17
らぴゃたみゃくたらたたららた!

あちきは狼ズと絡むつもりじゃぞ。
こやつらもこやつらで情けないから、ちと喝を入れてやらねばならぬと思ってるのじゃ。

清掃の方は、細かいことは考え中じゃが、基本的には力仕事を担当しようかと思っておるぞ。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 19) 2020-04-19 01:50:35
ラピャタミャクさん、よろしくお願いいたします!

狼ズの皆さんと関わってくださるなら、ありがたいですね!
ラピャタミャクさんが明るくカツを入れてくだされば、きっと、
彼らも相応の少年らしさを取り戻してくれることと思います。

豚さんのほうはこちらで頑張ります。
協力して、善き後輩さんに育て上げましょうね。

《奏天の護り姫》 レーネ・ブリーズ (No 20) 2020-04-19 06:03:12
わたくしはまず、建物のなかを見取り図をつくりながら隠し部屋とかをしらべてまわる、そのあと、物置にする部屋をきめてお掃除してからほかの部屋のものをしまって建物全体をお掃除しようかなっておもいます。
物置にしまった物については一覧表もつくっておきますね。


それで、カネグラさんにおはなしするメリットというのはあまりおもいつきませんが、「デメリット」でしたらあります。

カネグラさんみたいなことがふつうにされないのはあぶないからなんですよね。

三人組のひとたちがカネグラさんにしてたことって「強盗」です。

そんなひとたちをおしごとにかかわらせるってたいへんなこと。
建物を保護施設はもちろんとして、資材室としてつかうとしても
その内部の状況をみせるとかはあぶないです。

あとで隠し通路とかから勝手にはいりこんで、どろぼうとかされたら
大問題になっちゃいますもの。
学園には刑務所のような監視体制はないですから。
そんなの、あとでカネグラさんがおしおきするとかじゃどうにもなりませんし。

ですから、三人組のひとたちになにかさせるなら、外の草刈りとかをカネグラさんの管理責任のもとでやらせるくらいにしてほしいです。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 21) 2020-04-19 10:48:07
なるほど、狼ズさんたいの犯罪性を警戒して、のちのちに影響がない仕事をさせる、というお考えですね。

確かに、その懸念も分かります。

そうすると、アマルくんのしたことも、警戒に値しそうですね。

最初に狼ズを叩き伏せたのは「正当防衛」としても、
その後に行われたのは、狼ズの様子から、暴力を背景とした「脅迫」ということになりますね。


そんな輩に大切な施設を任せると、保護対象を恐怖で支配することになりかねませんね。

そんな犯罪予備軍をまとめて無難な仕事に当たらせる、というのは、ありうる作戦だと思います。

でも、僕の意見は少し違いまして。

彼らのやってることは、思春期に特有の流行り病みたいなもんだと思うんですよね。

流行り病だから、当然かかるかからないはありますよね。
レーネさんには縁がないでしょうし、僕もそうだと思います。

一方、かかる人も一定数いるみたいで。
流行り病だからと隔離するより、治してあげて、彼らも一緒に学園ライフを楽しみませんか?
というのが、僕の意見です。

学園には、「プリズンスクエア」という更正施設がありますから、あまりに性質が悪ければ、そこに相談する手もあるかもしれませんね。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 22) 2020-04-19 13:00:41
タスク様の書いたカネグラ4兄弟のお名前が竜のアレの4兄弟のお名前・・・?PL様はあれ読んだ事はないのですが。

とそれはどうでもいいのですが、精霊様は見つけてもそっとして甥が方がよいのでしょうか。仲良くなれれば建物に関して色々教えてもらえそうですけれど。出来れば一緒に楽しくやりたいですわね。せめてお名前くらいはつけてあげたいですけれど。一応考えてはおりますわ。

掃除については主に草むしりの方を担当させていただこうかと。やはり私も狼ですからどちらかといえば外で動く方が好きとうだけなのですけれど。狼ズや子豚さんに草むしりをさせるなら見ておきますけれど、あれもこれもは難しいので一応何をメインに動くのかは考えておかないとですわね。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 23) 2020-04-19 13:02:31
甥がって何ですか「おいた方が」ですわね。あと「好きという」ですわね。誤字は気をつけなくては

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 24) 2020-04-19 19:51:18
とりあえず俺は豚チャン担当で、後は適当によろしくするわ。
喝入れたら適当にその辺ぶらつくぜ。
あくまで俺のメインは部屋に飾ったら面白そうなモノの探索だしな。

《奏天の護り姫》 レーネ・ブリーズ (No 25) 2020-04-19 20:36:13
それではカネグラさんたちについてはおまかせします。

わたくしはそのぶん、隠し通路とかの防犯についてうごいてみますね。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 26) 2020-04-20 00:37:09
ザコちゃんのちょっかい、狼系ルネサンス様とくそ貴…わがままルネサンス様へのちょっかい比率、
8と2位の感じなんだけどね。なんでもいーけど。

なんせよ、好き勝手ちょっかいかーけよ。色々気になってるしー。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 27) 2020-04-20 11:41:23
了解しました。
レーネさんの懸念も分かりますので、そこにも配慮して対応を考えますね。

プラムさん、鞭のほう期待してます。ありがとうございます!

内部構造についてはよろしくお願いいたします。
【事前調査】【設計】があるので、何か協力出来ればと思っています。


《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 28) 2020-04-20 13:47:01
朱璃さん、ご名答です。いわゆるドラゴニア4兄弟です。
(中の人が)夢中になって読んだものです。オススメですよ!

精霊さんについては、同感です。
名前付けれるのは、ロマンありますね。朱璃さんのアイデアを楽しみにしています。

ザコちゃんさん、後輩ズの交流方針について了解しました!

狼ズについては、ラピャタミャクさんとザコちゃんさんメインの対応となりそうですね。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 29) 2020-04-20 15:00:24
No27、内部構造についてのお話はレーネさん宛てでした。
念のため申し添えます。

《奏天の護り姫》 レーネ・ブリーズ (No 30) 2020-04-20 17:22:50
ありがとうございます。
それでは見取り図については
「ジムさんにも見ていただいて相談しながら
隠し部屋などもすべて調査しておきます」
としておきますね。

「設計」とかでおちからぞえいただけるとたすかります。
もちろん余裕がありましたらということで。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 31) 2020-04-20 20:23:31
りょーうかいですっ!(腕捲り)
頑張りましょうね!

個人的には、最初に設計とかについて詰めている間に
プラムさんが豚さんにカツを入れ終わっていれば、
そのあと豚さんを教育できるかな、と勝手に想定してみてます。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 32) 2020-04-20 22:26:29
それでは、現時点での状況をまとめてみますね!

(1)掃除の段取り
・雑草を抜く 朱璃さん
・建物の片付け→(2)への段取り(装飾、レイアウト、改築など) レーネさん、ベイキさん、タスク
・力仕事 ラピャタミャクさん

(2)施設の用途
案 保護施設 (レーネさん発案)
※この方向でよいですか?他に案があれば教えてください。

(3)アマルくんの扱い
・豚野郎!とカツを入れる プラムさん
・仕事を楽しむことを教えて強引さを改善 タスク
・ちょっかいかける ザコちゃんさん

(4)精霊の扱い ※PL情報なので工夫が必要
案 仲良くし、名前を付ける 朱璃さん
※この方向でよいですか?他に案があれば教えてください。

○付随して…
・狼ズの取り扱い ラピャタミャクさん、ザコちゃんさん
・美術品の物色 プラムさん
※美術品の取り扱いについて、他にご希望やアイデアがあれば教えてください。
・検討中 カンナさん

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 33) 2020-04-21 01:19:25
おん、タス坊。
何か面白い技能があったからよ、久々にきちんと女王様ロールすることにしたわ。

簡単に言うと、飴と鞭も両方請け負うってことだ。
物理的な意味でも、会話的な意味でも。

女王様式説得術の後の清掃のフォローはお前に一任して終わろうと思うから、清掃の楽しさなり奉仕活動の悦びなり教育はよろしくな。

《奏天の護り姫》 レーネ・ブリーズ (No 34) 2020-04-21 07:08:19
美術品のとりあつかいにつきましては心情的なものにつきましては「大事にしてあげる」しかないとおもいます。
卒業なさった後に芸術家として有名になった方の作品とかはあるかもしれません。
このまえ、学園の卒業生がひきおこしている事件の課題に参加しましたけれど、その在学中の絵とかがあれば特徴をつかめるかもしれません。
ただ、保存状況がわかんないですけど。

わたくしがおもいつくのはこのくらいですね。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 35) 2020-04-21 20:06:27
タスク様、纏めありがとうございます。精霊様に関しては恐らく存在自体は割と気づきやすいのでは?とは思いますが、驚かせると逃げてしまうようなので驚かせないようにしつつ楽しませてあげないとですわね。中々難しそうですけれど頑張りますわ

施設の用途に関しては今出ている物で特に異論はありませんわ。

美術品については作者が解る物は後日連絡して引き取ってもらうか処分するかお尋ねするとか・・・?

竜のアレは銀河の英雄さんのアレと同じ作者さんでしたかしら。そういえばあの方の作品どれもPLさんは読んだ事なさそうですわ・・・アニメは見ていたようですけれど

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 36) 2020-04-22 06:15:29
プラムさん、すごい!頼りになります!
面白い技能って気になりますね~。どんなのでしょう?追加技能でしょうか?(メモ帳取りだし)
何にせよ、プラムさんのおかげで僕は教育方針に注力出来そうです。ありがとうございます!

レーネさん、朱璃さん、美術品の処遇については、概ねご指摘のとおりと思います。

あとは、掘り出し物のゲットがこの授業参加のモチベーションになってる場合もありまして。
この建物が「放棄されている」と明記されている以上、中の品物も放置されていると考えられ、欲しい方には持ってってもらっても差し支えないんじゃないかな~、とも思います。

そこで提案ですが…
(1)作者が分かるものをより分けて、連絡がつく場合はまず連絡
(2)残りは、持ち出しオッケーとする
(3)それでも残ったものは、大切に保管する

…というのはどうでしょう?
なお、作者と連絡が不可能(亡くなられた、行方不明、かつ遺族などがいない)なら、「残り」とみなしてよいのでは、と思います。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 37) 2020-04-22 06:22:37
朱璃さん、精霊さんについてはおっしゃるとおりですね。
優しい朱璃さんなら、精霊さんもきっと心を開いてくれると思います。
僕も、役に立ちそうなアイデアを考えてみますね。

ドラゴニア伝説とギャラクシーヒーロー伝説については、ご指摘のとおりです。
後者については中の人は序盤までで止まってますが、どちらも名作ですね~!

《奏天の護り姫》 レーネ・ブリーズ (No 38) 2020-04-22 10:29:45
美術品のとりあつかいにつきまして、わたくし自身としては
そんなにやりたいことはありません。

「ディンス・レイカーを在学中に描いた肖像画」とかでしたらみてみたいですけれど、そんなの、まずないでしょう。
建物の防犯処置の方がたいせつですね。

まあ、のこってるものはずっとおきざりにしているのでしたら「すでに放棄した」というきもします。

ですから、もちだすのでしたら学園の先生に相談してその指示にしたがえばいいとおもいます。

まあ、連絡するとしましても、学園の広場や卒業生さんたちがあつまるスタリウムに
「昔の建物を整理しました。おきざりにされていたものにつきましては処分する予定です。
お心当たりのある方は~までにご確認にいらしてください」
と張り紙するくらいでもいいんじゃないかとおもいますし。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 39) 2020-04-22 12:42:55
なるほど。
では、当日の持ち出しについては、監督役として同行されてる上級生に確認を取ってみましょう。

僕のほうでそういうプランにしてみますので、
彼らからストップがかかった場合、掘り出し物ご希望の皆さんには、
残念ながらまたの機会にしていただく、というのはどうでしょう?

※ちょっとメタ発言入ります※
キャラは真面目なので、放置されたものだとしてもちゃんと確認して取り扱いを、と考えますが、
中の人は、欲しい方はこそっと持ち帰る展開でも、ぶっちゃけ全然問題ないと思っています(笑)

そのため、後者の展開の希望があれば考慮したい、色んな展開があったほうがリザルトは楽しい!
と中の人は考えますので、ご意見あれば是非教えてください。

個人的には、真面目組は気付かないけど、欲しい人はこそ~と持ってく~、くらいが落としどころかな、と思います。

わざわざ言語化するのもどうかな~と思う話題ではありますが、
言語化しちゃいました。「真面目か!」「正直寒かバイ」など、
ご批判も甘んじて受けます(笑)

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 40) 2020-04-22 12:55:31
そうですね、広場やスタリウムに貼り紙をするのはいいかもしれませんね。

そんなわけで、美術品については、

欲しいものを持ち出しオッケーか上級生に確認
→作者が分かるものと不明なものを分け、保管場所を決める
→(事後)連絡がつかないものについて広場やスタリウムに掲示して周知
→(事後)連絡がつく場合の連絡

以上の流れを考えています。
良かったら、事後対応まで含めて、僕にお任せいただけませんか?

何しろ、僕は、事務の家系ですからね(えっへん)
事務的なことはお任せいただければ嬉しいです。

そして、アマルくんの更正プログラムには、この仕事を適用しよう、と今思い付きました。

お金持ちなら、美術品には詳しいかもしれませんからね。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 41) 2020-04-22 23:29:37
っと、ごめんなさい。
ドタバタしてて顔出しできてませんでした。

そうですね……アマルさんは強引な性格で、狼少年達を従わせてるようですね。
アマルさんが隠し部屋や美術品に興味をもって、掃除を狼少年達にさせてる隙に、自分の興味の対象になるものにちょっかいかけたり、良からぬことをする際の実行犯に狼少年達を使ったり。

なんてこともないとは言えないかも?
確かにアマルさんを脅した狼少年達も悪いですが、今では立場が逆転してますしね。

もしアマルさんが良からぬことを考えそうなら……オカルト的な都市伝説でもでっち上げて脅かしたり、天井から首筋に水滴垂らしてみたりと悪戯してみましょうか。

あ、山にポツンとある建物なら、近くに井戸なり水場があるかもしれませんね。
お掃除には水があった方が楽ですし。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 42) 2020-04-23 08:48:12
確かにね~、心配です(苦笑)

ただ、僕としては、ベイキさんのおっしゃる状態は、
アマルくんをこのまま野放しにした場合の未来、だと思っています。

その未来を変えられるのは、僕達ゆうしゃの卵(ルビ:ぷれいやあ)だけ、ではないでしょうか(腕捲り)

それでは、良かったらの提案なんですが、
ベイキさん、館内の清掃を、ご一緒いただけませんか?

プラムさんに鞭…げふんごほん、えーと、
喝を入れてもらった状態のアマルくんの、第一の仕事として、館内清掃を考えてまして。

そこで、まだ、思春期反抗期が残ってるようなら、
都市伝説作戦が有効かと思うので。

良かったら、ご検討いただけたら助かります。

なお、水場についてはおっしゃるとおりですね。
僕の【事前調査】の中にも入れときましょう。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 43) 2020-04-23 19:56:04
ひとまずプランは提出しましたわ。先述の通り主に草むしりをさせていただきますわね。精霊様のお名前案は特に凝った物ではないですが、蜃気楼(ミラージュ)のような方なのでミラ様と呼ばせていただこうかと。

あと一応私も子豚さんに声はかけてみますわね。食べ物でつるという感じですけれど、つられるかどうかは解りませんわね

《奏天の護り姫》 レーネ・ブリーズ (No 44) 2020-04-23 22:39:29
わたくしもプラン、だしました。結果がたのしみです。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 45) 2020-04-23 22:49:41
おっと、反応が遅れてごめんなさい。
では、私は屋外で有用な薬草等がないか確認して、あれば薬草の自生エリアの確保。
それが済んだら屋内の掃除のお手伝いに移りますね。

都市伝説ネタは、美術品や装飾品、人形には主の想いが宿りやすいのですが、遺跡や廃墟で盗掘した盗人が、持ち主の怨念に囚われて……結果的に破滅した。
的なネタでいきましょうか。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 46) 2020-04-23 23:58:39
ギリギリまでかかって、プラン仕上げました!
結果が楽しみですね!

ご一緒いただいた皆さん、本当にありがとうございました!