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まだ見ぬ知識を求めて


ストーリー Story

 皆が昼食を終え、昼休みを満喫した後の事。
 当然の如く迎えた午後の授業の場所に指定されたのは、この学園の誇る巨大な図書館だった。
 第一校舎【フトゥールム・パレス】。
 要塞にも見える巨大な城の中にある施設である大図書館『ワイズ・クレバー』――そこが、午後の授業を行う場所として指定されていたのだ。
 グリフォン便を利用し、この大図書館へとやって来た生徒達がそこへ足を踏み入れると……。
「ようこそ、大図書館へ。みな優秀ですね。毎年何人かは迷子になっていましたのに」
 突如として聞こえたせせらぎの様な声に生徒達は辺りを見渡すが、視界に入るのは無数の本棚と、どこまでも続いてるとさえ錯覚する図書館の広大さと。
 誰の姿も見えない受付だけであり、皆が皆一様に困惑した。
 ふと、受付の中に明らかに不自然な水たまりがある事を誰かが発見した。
 そして、水たまりの周りには衣服が散らかっている事も。
「さて、そろそろ時間ですね」
 その水たまりから先程と同じ声が聞こえたかと思えば、見る見るうちに水たまりであったものが人型に形を形成していく。
 形成する過程で周りの衣服を巻き込み、すっかり人型をかたどる頃には、自然な着衣をした女性になっていた。
 ローレライ種の人種。
 それが生徒たちの目の前にいる教師の種族。
 水の精霊王の加護を持ち、戦闘を好まず、多彩な魔法を操り、文字や芸術の文化を持つ水そのものの様な種族。
 それを表すようにこのローレライの先生はおさげの髪の先端から絶えず水を滴らせていた。
 水色を基調とした簡素なドレスに身を包み、片手に名簿と羽ペンを携えた彼女は、
「まずは自己紹介をしましょう。見ての通りローレライ種の【ライライト・アルスハウゼン】と申します。以後お見知りおきを」
 柔らかな笑顔を生徒達へ向けながらそう言ってお辞儀をし、すぐに次の言葉を続ける。
「さて、もうすぐ授業も始まってしまいますし、今回の授業の説明をしておきましょう。この学園の誇る大図書館は見ての通り膨大な書物に溢れていて、全ての書物に目を通すのは気が遠くなるような年月が必要です」
 持っていた名簿と羽ペンを傍に置いて感情を表すような身振り手振りを交えながらライライト先生は熱く話す。
「本来は学園から指定された図書委員の方が居て、その方に聞けば読みたい本は探せますが生憎今は授業中。ですので、皆さんには本を探していただく事にしました」
 閃いた、とでも言いたげなジェスチャーの後、眩しい笑顔を見せたライライト先生の言葉を理解した生徒達は思う。
 雑用か……と。
「探して貰うものは自由。皆さんが興味を持った本を持って来てください。ここにある本は皆さんの先輩方が集めて来てくれた文献なので皆さんの知識にも大いに力になってくれる事でしょう。それらを自分の力で探すのもいい経験です」
 メガネを怪しく光らせて、そう話す先生の真意は果たして……。
「ですが、自由と言っても縛り無しにしてしまうと手近な所にある本を持って来られそうですし……。そうですね、今の私は液状化を行った事で大多数の魔力を消費していますし、現在の姿を保つだけで精一杯です」
 生徒達を驚かせる為に行っていた液状化という行為は、先生と言えども魔力を大量に消費してしまうらしく――。
 額に指先を触れさせ、疲れています。とでも言いたげに生徒達へ見せつけて。
「ですので、魔力回復に役立つようなものであれば先生は嬉しく思います」
 生徒に隠れ、策士のような笑みを作った先生は、
「防犯魔法や禁書の棚などもありますし、何より授業です。気は抜かないように」
 忠告とも取れるその言葉を生徒達に聞かせ、気を引き締めさせる。
「それでは、授業を開始します」
 ライライト先生の言葉と、
 キーンコーンカーンコーン
 授業開始を知らせるチャイムが鳴るのが、同時だった。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 3日 出発日 2019-04-01

難易度 簡単 報酬 ほんの少し 完成予定 2019-04-11

登場人物 6/8 Characters
《新入生》櫻井・桜花
 ローレライ Lv10 / 賢者・導師 Rank 1
名前:櫻井 桜花(さくらい おうか) 【外見】 ピンクの腰までのロングウェーブを高く結っている 水は髪からずっと滴り落ちている ピンクのタレ目 口元右下にほくろ 細身の巨乳お姉さん 本を読み過ぎて目が悪いのか眼鏡を着用 【性格】 努力家でいつも一生懸命 ただ、ちょっとドジっ子 言葉の端々や仕草に色気がある 年下の子を甘やかす傾向にある 人に憧れ、近づきたいお姉さん 読書が趣味 マイペース 桜のリキュールのローレライなだけありお酒が大好き 【服装】 白い振り袖に制服のコートを羽織っている 帽子と手袋着用 眼鏡着用 ※アドリブ大歓迎!
《ゆうがく2年生》シィーラ・ネルエス
 ローレライ Lv18 / 賢者・導師 Rank 1
「えぇ、私異世界から来たの」 「…そうね、そのはずなのに」 「うみにかえりたい、たまにそう思うの」 いつもおっとりした言葉遣いが特徴的なローレライの女性 おっとりとした言動とは裏腹にわりと勢いとノリがいい 自称、異世界からやってきたとのことだが… 容姿 ・海色のロングウェーブ、たれ気味の薄青の瞳 ・ゆったりとした服を好んで着ている ・胸は大きめ 性格 ・マイペースでおっとりとした性格…と見せかけてその実やりたいことはとことんやる、言いたいことはぶっちゃける ・困っている人には手を差し伸べるが、必要以上に他人と接しようとしない。あえて一定の距離を置いている節がある。人嫌い、というわけではない模様 ・ちなみに見た目よりかなり年上だが、間違っても「おばさん」とかは言ってはいけない ・笑いの沸点が低く、ちょっとしたことでもすぐ笑う ・取り繕うのは上手、なので平然とした顔で内心大笑いしていることは多々あり 好きなもの 海、歌 二人称:アナタ、~さん 仲良くなった人には呼び捨て、~ちゃん、〜くん 三人称:皆様、アナタ方
《マルティナの恋人》タスク・ジム
 ヒューマン Lv36 / 勇者・英雄 Rank 1
村で普通に暮らしていましたが、勇者に憧れていました。 ここで学んで一人前の勇者になって、村に恩返しをするのが夢です。 面白いもので、役所勤めの父の仕事を横で見聞きしたことが、学園の勉強とつながり、日々発見があります。 (技能はそういう方針で取得していきます) また「勇者は全ての命を守るもの、その中には自分の命も含まれる」と仲間に教えられ、モットーとしています。 ※アドリブ大歓迎です! ※家族について デスク・ジム 村役場職員。縁の下の力持ち。【事務机】 (※PL情報 リスクの子) ツィマー・ジム おおらかな肝っ玉母さん。 【事務室・妻】 シオリ・ジム まじめできっちりな妹 【事務処理】 チェン・ジム のんびりマイペースな弟 【事務遅延】 ヒナ・ジム 可愛い末っ子 【事務雛型】 リョウ・ジム 頑固な祖父 【事務量】 マーニー・ジム 優しい祖母。故人 【事務マニュアル】 タックス・ジム 太った叔父。【税務事務】 (※PL情報 リョウの子) リスク・ジム マーニーの元婚約者でリョウの兄。故人【事務リスク】 ルピア・ジム 決まった動作を繰り返すのが大好きなグリフォン。【RPA事務】 ※ご先祖について アスク・ジム 始祖。呼吸するように質問し、膨大なメモを残す。【事務質問】 「あなたのお困りごと、お聞かせいただけませんか?」 セシオ・ジム 中興の祖。学園設立に向けて、土地や制度等に絡む諸手続きに貢献。【事務折衝】 「先祖の約束を今こそ果たす時。例え何徹してもやり遂げる!」
《新入生》バルド・ダールベルク
 カルマ Lv7 / 黒幕・暗躍 Rank 1
とある研究所の実験体として作られたカルマ。 様々な実験と教育を受けていたが、ある日突然研究所が壊滅し、身寄りがなくなり困っていたところを別の研究所の所長に保護され、助手として働いていた事がある。 学園に入学したのは、学園での生活に興味があったのと、もっと色々な知識と技能を身につけて、恩を返したいと思ったから。 保護者のことは「ばあちゃん」と呼び、慕っている。 ・性格 陽気で少々荒っぽい。 元は淡々とした性格だったが、保護してくれた人物が豪快で荒っぽかった為、その影響を受けて現在の性格になった。 ・日課 本を読む事。 ジャンルは、小説、詩、魔導書、漫画、絵本など、日によって様々。 時間があれば黙々と読んでいる。 ・身体構造 かなりヒューマン寄りに作られており、味覚なども感じるように調整されている。 ・魔法陣 左手の甲と腰にある。 ・服装・装具類 ジャケットと長ズボンを着用していることが多い。 両手は黒革の指抜きグローブで手の甲の魔法陣を隠している。 縁にアンティークゴールドのレリーフが施されたゴーグルを常に身につけて、大事にしている。
《新入生》ウェルカ・ラティエンヌ
 アークライト Lv15 / 王様・貴族 Rank 1
■身長:152cm ■実年齢:14歳 ■髪形:腰までのストレートロング ■容貌:ややたれ目気味の目元の、大人しそうな容貌の美少女 ■体型:身長は小柄ながら、バストやヒップはかなり大きく、非常に発育は良いが、ウェストや手足等は細めの、極端な体型 ■性格:基本的には内向的で大人しく、穏やかな性格だが、金銭面には非常に厳しく、利害が絡むと冷酷になる面も ■コンプレックス:桁違いに豊満な上、未だに発育途上の胸/[誕生日]の時点で、既に120cmに届くとのこと ■体質:体重が増えるときは、その殆どが胸に集まり、痩せるときは他から痩せるタイプ ■服装:背中の開いたドレス/色は特に決まっておらず、気分次第で変えている ■特技:経営・商売に関連する豊富な知識/一通りの礼儀作法/実は家事全般
《勇往邁進》アレックス・ジェット
 アークライト Lv7 / 芸能・芸術 Rank 1
本名:アレクサンドラ・ジェット 年齢:17歳(覚醒時の年齢は16歳) 身長:165cm 体型:スラりとしたモデル体型 髪型:剃り込みを入れたアシンメトリーのボブ。ベースはグレーでインナーカラーは赤。青や黄色のメッシュを入れている。 服装:パンクファッション。制服は改造してある。 性格:ロックな見た目とは裏腹に、普段の性格は落ち着いている。真面目にコツコツと物事に臨む。ややクール系。 音楽の事になると一転スイッチが入りテンションがぐーんと上がる。バーニンッ! 好き:音楽を響かせる事。相棒(ギター)の手入れ。 苦手:緊張する場面(何時か克服!)。マナーの悪い客。 ★口調(通常) 二人称:アンタ、名前+さん、くん ~だよ。~だね。 「アタシはアレクサンドラ・ジェット。アレックスって呼んで。よろしくね。」 ★口調(ロック) 二人称:名前のアニキ、名前のアネゴ ~だぜ!~だろ! 「〇〇のアニキも!○○のアネゴも!サイッコーに燃えてるぜぇ!」

解説 Explan

◆授業内容

 先生が読んだ事の無い本で魔力の回復に繋がるような記載がある本を探すことが目的です。

◆探索可能な場所

 1 歴史・地理
 2 自然植物
 3 料理・レシピ本
 4 非書籍
 上記のそれぞれ好きな場所を探索してください。

◆予想される困難

 学園内施設なので基本的にはありませんが、全文献に防犯魔法がかけられているため、乱暴に扱うなどすると「文献に噛まれる」という事態が起こりえますので扱いには注意してください。


作者コメント Comment
 GMの瀧音 静です!
 皆様に楽しんで頂けるように、私も全力で楽しみながら書かせて頂きます!
 学校であり授業なので知識を蓄える場として図書館での授業をエピソードにしてみました。
 皆様の学園ライフが少しでも記憶に残るものになるように頑張って行きたいと思います!! 


個人成績表 Report
櫻井・桜花 個人成績:

獲得経験:19 = 16全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【目的】
自分の研究の本と平行して欲しい先生の魔力を回復できそうな本を探す

【行動・心情】
ふふ、本が一杯で迷っちゃうわね
課題をこなして、自分の研究の為の本も探しちゃいましょうか
お姉さん、頑張っちゃうわね?

「自然植物」については誰も調べない?
あ、タスクさんが一緒の方向なのね!
ふふ、ローレライの事についてならお姉さんに任せてね

ローレライに効きそうな薬草なんかを探してみるのもいいかも
それに、ローレライから人間になる薬を作るのに一歩近づけるかも

ローレライに効きそうな薬草に…あとは念のため毒草ね
毒って、作り方次第で薬にもなるから
その知識を利用すれば魔力を回復させることも出来るんじゃないかしら?

シィーラ・ネルエス 個人成績:

獲得経験:19 = 16全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
アドリブ交流◎

・心情
図書館!一度行ってみたかったのよねぇ…!
本がたくさんあるだなんて、聞くだけでわくわくしちゃう
…あらいけない、はしゃぎすぎはここまでね

・行動
「1、歴史・地理」で本を探す
探す本はローレライの歴史について
歴史の視点からローレライの体質に合う魔力回復方法を探す
体に馴染みやすい魔法薬、過去のローレライ達の回復方法等
本については歴史学と魔法薬学を生かして調査
本の場所は図書館の大体の構図を地図で事前に調べて
推測を利用しアタリをつける
「普通に歴史だけじゃ、きっと先生も一度は読んでいるわよね
歴史と生態についての本とかあるかしら?」

読書会が行われるそうなので参加
参加者が何持ってくるのか興味津々

タスク・ジム 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:49 = 16全体 + 33個別
獲得報酬:1350 = 450全体 + 900個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
前に授業の【事前調査】で来た時はカウンター付近だけの利用。今回初めて本格的に館内を歩く機会なので張り切って参加。

【事前調査】以前見た館内案内図を思い出し、「デッドリー・ライブラリー・ツアー」のレポートを読み、図書委員に道順を、参加したウェルカさんに体験談を聞き、見取り図と注意点のメモを人数分用意、欲しい人に渡す。

先生の指示には「レファレンスの研修ですねっ!頑張りますっ!」と目を輝かせ、自然科学の書棚へ。魔力回復は休息が大事だとウェルカさんに聞いたので、心が休まりそうな綺麗な花の画集や香草・薬草の本を探して先生に持っていく。

静かに、本を大切にするが、万一の防犯魔法対策は【基本回避】【全力防御】。

バルド・ダールベルク 個人成績:

獲得経験:19 = 16全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
●目的
魔力の回復に繋がるような記載がある本を探す

●行動
タスクが図書館で迷わないように下調べをしてくれるとの事なので
見取り図を受け取ってから「非書籍」の方へ向かう

>非書籍
非書籍という言葉から

・本になっていないもの(原稿、レポート等)
・本では無いもの(蓄音機、遊戯盤、何か記録を残せるアイテム等)

上記のものかもしれないと考えながら、視覚強化で気になるものを探す
魔力に関するものなので、魔力を帯びている可能性も考慮し
魔法感知もできないか試してみる

非書籍だとジャンルが様々ある可能性があるので
歴史・地理、自然植物、料理・レシピ本に関連するものも探し
後で「読書会」で仲間に渡して情報交換をしたい

ウェルカ・ラティエンヌ 個人成績:

獲得経験:19 = 16全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
[魔力の回復に繋がる記載のある書物]ですか。
あまり一般的なものですと、まず先生はご存知でしょうから、少々マイナーなところを調べた方が良さそうですわね。
丁度興味も有りますし「料理・レシピ本」の棚へ向かいましょう。

主に調べるのは[食材]や[郷土料理]について、ですわね。
[一般的な食材]でも、あまり知られていない効能が有る場合も有りますし、[あまり一般的ではない食材]ですと、結構変わった品も有るでしょう。
また[魔術適性の高い方多い地域/種族]の[郷土料理]であれば、その様な[効能]を持つ料理が見つかる可能性は有りますわ。

余裕が有りましたら、「歴史・地理」の棚も回り[食材の入手法]も調べたいですわね。

アレックス・ジェット 個人成績:

獲得経験:24 = 16全体 + 8個別
獲得報酬:675 = 450全体 + 225個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
【目的】
先生を癒す様な音楽の本を探す

【心情】
初授業がこんな形でちょっと吃驚
でもまぁこの図書館を探検できるのは楽しそうじゃん

探し始める前に、先生の好きな音楽ジャンルについて聞きたいな
あと、どういう時にリラックスするのかとか
音楽って一口に言っても、この大きい図書館にはいっぱいあるだろうからさ

4の非書籍で迷わない様に気を付けて探すよ
…わかんなくなったら一緒に来ている人たちに頼るよ
その逆もしかり。助け合いって大事だよね

音楽ジャンルの場所を見つけたら、先生の好きなジャンルの中からアタシのおススメの物を探していくよ
色んな音楽を知るのはアタシにとっても勉強になるから
第一に先生の事を考えて真剣に選んでいくよ

リザルト Result

 授業の開始直後、生徒達は各々で輪を作り、如何にしてこの授業を攻略するかについて意見を出し合った。
 【タスク・ジム】、【バルド・ダールベルク】、【アレックス・ジェット】、【ウェルカ・ラティエンヌ】、【櫻井・桜花(さくらい おうか)】、【シィーラ・ネルエス】の六人はどうやら、それぞれがどのジャンルを調べるかを分けた上で、先生の指定する本を探すことにしたらしい。
「どの辺りにどのジャンルの本があるかは、お渡ししたメモの通りです!」
 タスクが事前に、図書館に関するレポートや見取り図などで地図を描いていた事で、それぞれが決めたジャンルの場所へすぐに向かうことが出来た。
 桜花とタスクは自然植物の場所へ、ウェルカは料理・レシピ本の所へ、シィーラは歴史・地理の本を探りに、そして、バルドとアレックスは非書籍の保管場所へ。
 動き出した生徒達の後ろ姿を見ながら【ライライト・アルスハウゼン】は期待の眼差しを向ける。
 唯一、『読書会』なるものの許可を取りに来た、六人組のその背中へと。

 *

「魔力が回復するようなレシピは何があるのかしら? ……真っ先に思いついたのはマンドラゴラを用いたレシピなのですけれども――」
 視線を上下に動かし、本の背表紙を追ってそれらしい本が無いかを探すウェルカ。
 しかし、この場所にあるのは『簡単お料理! 入門編』や、『初めての一人暮らし 無駄の無い料理の作り方』のような初心者向けの簡単なレシピ本ばかりで、試しに手に取り開いた本も、お手軽な材料で作る腹の足しになるような料理を紹介する程度のもので、魔力が回復する等という文句は一つも無い。
 別の棚に移ろうかと思い視線を切ろうとした瞬間、ふと、もしかしたらと思える単語を視界の端に捉えた。
 確認すると、『非常食、保存食の作り方』と背表紙に書いてある本であり、非常時の定義によっては、魔力が回復する料理が載っている可能性があると考えたのだ。
 さて、見つけたはいいのだが、その本はウェルカの身長より少し高い部分に保管されており、つま先立ちしてようやく指の先が触れるか触れないか程度。
 つま先立ちをして手を、指を伸ばして体の一部を揺らし、一旦姿勢を戻して一部を揺らし、再度伸ばして本をなんとか取ろうと挑戦する。
 同じく本を探していた生徒が本よりもその揺れる一部を見ているのだが、本を取ることに必死のウェルカはその視線に気付いていない様子。
「と、取れましたわ!」
 ようやく引き抜けた本だったが、指の先で掴んだまま引っ張ったせいか、空中でウェルカの手を離れてしまい――ポスンと音を立ててウェルカの胸へと着地した。
「これが……女子力!?」
「たわわチャレンジ成功……だと!?」
 思わず興奮し冷静さを失った生徒はそれぞれ思い思いの言葉を口にするが、取れた本の中身を確認するウェルカはやっぱり気が付いていない様子。
「こ、これなら!?」
 本をパラパラとめくり、どうやらお目当てのレシピにたどり着けたらしく、上機嫌になったウェルカは、読書会に参加するために予め決めていた集合場所へと向かうのだった。
「ちょっ! 噛まれた!? 本に噛まれた!!」
 後ろで騒いでいる生徒にはやっぱり気が付かないまま。

 *

「う~ん。歴史方面から攻めてみるとは言ったものの、どんな歴史が魔力回復に関連するっていうのかしら」
 歴史・地理の棚にて、そんな独り言を漏らすシィーラは、自身の単純な興味もあり、この場所を探してみることにしたのだが……。
 今の所先生が知らなさそうな歴史に全くと言っていいほど巡り会えず、本を抜いて数ページめくり元の場所に戻す。という動きを繰り返していた。
 そもそも歴史をあまり知らない為に、どんな歴史を調べれば魔力回復という目的に繋がる知識となるのかが分からないシィーラは、気になった本を片っ端から調べてみることにした。
「ど、れ、に、し、よ、う、か……ん?」
 半ば運任せに背表紙を追っていたシィーラは、とある単語に興味を持ち、止まった。
 その単語とは――。
「へー。……勇者って本当にいたのね」
 異世界と言えば、そんな問いにピッタリの単語であり、自称異世界人のシィーラにしてみれば気にならないはずが無い単語だった。
「なになにー。……おー、こんなルートで魔王の所へ」
 シィーラが手にした本は『勇者の足跡(そくせき)を追って』というタイトルの、伝説となっている勇者が通ったとされるルートを写真や解説付きで説明している本であり、旅行用ガイドブックに見えなくも無い。
 しかし、そんなことは気にせず没頭して勇者の足跡を追っていたシィーラは、とある場所の説明で声を発した。
「あら? ……これってもしかしちゃったりする?」
 そう言ってページ数を確認したシィーラは、読書会の集合場所へとゆっくりと向かうのだった。

 *

「じゃあ、ローレライもやっぱり花の香りを楽しんだりするんですね」
「香りも美しさも、ヒューマンと変わらないわよ?」
 自然植物の棚にて、小さな声で会話しながら本を探すのは、タスクと桜花。
 最も、会話というか、タスクがローレライの事を桜花へと質問攻めしているに近しいが。
「ウェルカさんが、魔力回復の基本は休息。と言っていたので、その質を高められるような植物を探しているんですけど……」
「こればっかりは人それぞれよね。先生への質問が全部笑顔で黙殺されるとは思わなかったわ」
 実はタスクと探す場所が同じだと分かった桜花が、ここに移動する前にライライトへと質問していたタスクを待っていたのだが……。
 その質問のことごとくに対する答えは無言の笑顔。
 情報を一切与えてくれなかった為に、ライライトが果たしてどのような植物の香りを好むのか全く分からないのだ。
 結局手当たり次第に植物図鑑を手に取り、『ローレライが好む』という一文が記載されていないかを探すタスクを尻目に、ある程度目星を付けている桜花は本を選んで内容を確認していく。
「桜花さんはどんな観点から探るんですか?」
「私? 種族によっては毒にも薬にもなり得る薬草があると思って……毒草でも何か手を加えれば薬に転じないかなーってね」
「なるほど! 先生といえどわざわざ毒を調べようとは思わないかもしれませんね!」
 納得した様子のタスクはそう声をあげる。
「それで? タスクさんの方は何か見つかったかしら?」
 声を掛けてきたのだから進展でもあったか、と桜花が尋ねるが、タスクはゆっくりと首を振る。
「特に何も。……そう言えば桜花さんは先生と違ってピンクの水を漂わせてますね」
「そうね、私は桜のリキュールのローレライだから。……それがどうかしたの?」
「桜のリキュールは好きなんですか?」
「まぁ、飲むと安心はするわよ?」
 変なことを聞くものだ、と桜花は思うが、尋ねてきたタスクは何やらブツブツ言っている様子。
「ひょっとして、纏っている水と同じ成分のものを取り込むとリラックス出来るのかも……」
 どうやら何か閃いたらしく、先ほどまで調べていた植物方面では無く、今度は自然の方面へと舵を切ったようだ。
 どうやら大丈夫そうだ、と桜花は判断し、彼女もまた、自身の求める知識を探し出す。
「これだ!」
「これね!」
 程なくして、ほぼ同時に本から顔を上げた二人は、お互いに顔を見合わせて少しだけ笑い、読書会の集合場所へと二人は向かうのだった。

 *

 非書籍と書いてある棚には、そもそも図書館にあまり似つかわしくないようなものが、ずらっと並んでいた。
 一見して落書きされた兜。達筆すぎて読めない短冊に、宛先も差出人も分からない手紙などetc(エトセトラ)。
 その手紙から一つを取り、中を確認したバルドは、思わず悶絶した。
 手に取った手紙は、どうやら誰か宛のラブレターだったようだが、その中には――。
『お前にゾッコン。LOVEしてる』
 という一文だけが確認できた。
「アレックス……気をつけろ。とんでもない地雷が紛れている可能性があるぞ」
「その手紙がそう? まぁアタシはもうお目当ての奴は決めてるから関係無いけど」
 恐る恐る手紙を元の場所に置くバルドを尻目に、アレックスはどんどんと奥へ進んでいく。
「てか本当に何でもあるのな。――亀の甲羅ってどうなんだよ……」
 気になる物をその都度手に持って確認しているバルドは、それこそ目を輝かせながら色んな物を観察していく。
「一応授業で時間は限られてるんだから、観察もほどほどにしとかないと……読書会もあるんだし」
「あ、そうだったそうだった。……アレックスは何を探してるんだ?」
 思い出した様に顔を上げ、追いかけながら問いかける。
「アタシ? アタシは音楽にしか興味ないから。――オルゴールとか無いかなって」
「なるほど。オルゴールか。確かにありそうだな」
「そういうバルドくんは? 何か思いつくものはあるの?」
 棚に置いてあるガラクタにしか見えない非書籍をどけながら、オルゴールを探すアレックスと、その後ろから何か無いか探すバルド。
 しかし膨大な非書籍の中からお目当ての物は中々見つけることが出来ず、黙々と探すことしばし。
「お。……これとかどうだ?」
 バルドが手に取ったのは題名の無いレポート用紙の束。
 ワクワクしながら一枚目をめくったバルドの目に映ったのは……。
『ハズレ』
 という単語のみ。
 思わず地面に叩き付けそうになったバルドだが、すんでのところで踏みとどまる。
 アレックスに手で制された為だ。
「一応学園の資料なんだから乱暴はダメでしょ。……噛まれるかもよ?」
 そう言われ、咄嗟に手を離したバルドの先ほどまで腕があった箇所に、『シュンッ』と何かが通り過ぎる音がして、バルドの頬を冷や汗が伝う。
「ちょっと怖くなってきた。……魔法感知してみるか」
 そう言って周辺の魔法感知を行ったバルドは周囲の非書籍の中に一つだけ、他の物とは比べものにならないほど魔力を放っている物を発見し手に取って見ると……。
「なんだこりゃ。――地図か?」
 どうやら地図っぽい何かなのだが、大雑把にどこか見覚えのある地形と×印が描いてあるだけの物だった。
「ロマンで言うなら宝の地図なんだろうが……」
「何でこんな所にあると思う?」
「百パーいたずらだろうな……ん?」
 その地図っぽい何かを放り投げようとした時、端の方に何か書かれている事を見つけたバルドは、手を離そうとして、すんでのところで力を再び手に込めて地図をたぐり寄せ……。
 『ぱわーすぽっと』と記入されていることを発見する。
「パワースポット? ……って運気や魔力に満ちた特別な地点って事か?」
「そうだと思うけど? けどそれってどこの事よ……」
 もしパワースポットだったとして、そしてパワースポットに魔力回復を促進させる何かがあったとして、そもそもその地図の示す場所が分からないと意味が無いわけで。
「それもそうか……ん?」
 たまたま視線を落とした先にあった一つの非書籍の物。
 それを数秒見つめたバルドは、
「これだ!!」
 何かを理解したらしく、その物を持ち上げた。とほぼ同じ頃。
「お、こっちもお目当ての物を見つけたよ」
 そう言ってアレックスが手に取ったのは淡い水色に着色された、ガラスで出来たオルゴールだった。
 とはいえどんな音を奏でるかを確認しないまま提出し、実は壊れて音が鳴りませんでした。では話にならない。
 ほんの僅かにゼンマイを巻き、奏でる音を確認すると……。
 アレックスはニヤリと笑い、
「こっちはオッケー。んじゃあバルドのアニキ、そっちもいいんだったら読書会に乗り込もうぜ!」
 急にキャラが変わったような口調の変化に少しだけバルドは困惑しながら、
「お、おう」
 とだけしか言えず、すでに走り出しているアレックスの後を追いかけるのだった。

 *
 
「じゃあまずは私からね」
 誰から発表するかをジャンケンで決め、結果最初に発表するのはシィーラ。
「私は歴史の観点から探したんだけど、中々見つからなくて――」
 一瞬だけ暗い顔をするがすぐに笑顔になると同時に持ってきた本を広げ、皆に見えるようにする。
「けど、ようやく見つけたの。これは、『勇者』と呼ばれ、魔王を封印した人物がどんな旅路で、どんな事があったのかを記した記録書」
 広げられたページには解説と……その解説している場所についての絵が掲載されている。
「このページは勇者が利用していた泉に関するものなんだけど、かなり頻繁に各地にある泉を利用しているのよ。それで私考えたんだけど、この利用していた泉には豊富な魔力が溶け込んでいて、それを飲むことで魔力を回復させていたんじゃないかと思ったのよ!」
 ひとしきり説明を終えたシィーラに、受付越しにライライトがにっこりと微笑む。
「という訳で私の知識は、かつて勇者の利用した泉の利用される回数が多かった事への考察。これよ!」
 そう言って皆からの拍手を浴びたシィーラはゆっくりと椅子に座る。
「次は僕ですね。シィーラさんの知識と似ているかもしれませんが、ローレライの皆さん一人一人が纏っている水が違うことに着目し、それを取り込むことでリラックス効果があり、魔力回復を助ける働きがあるのでは? と考えました」
 そう言いながら皆に見せた本は『勇者も利用した世界の名泉七選』というもの。
「先生の纏っていた水をあまり観察出来ませんでしたが、覚えている限りでは学園内に存在するこの泉と同じ色をしていたように思えたので、この本を持ってきました」
 やっぱり笑顔を向けるライライトに軽く会釈して、タスクは続ける。
「もちろん、ただの水に魔力回復を促進する働きがあるかは分かりませんが、勇者の利用した泉には魔力が多く含有されていたというシィーラさんの推測と合わせれば、説得力が出ます」
 シィーラから本を見せるようにせがまれ、シィーラの前に本をスライドさせるタスク。
「僕の持ってきた知識は、先生の纏う水に似た泉の情報。……これです!」
 少しでも他の者が持ち寄った情報と関連付いた事で安心出来たタスクは、そう言って皆からの拍手を貰って椅子に座った。
「次は俺か。……まずはこいつを見てくれ」
 立ち上がったバルドは、持ってきたパワースポットの地図を広げながら言う。
「こいつはパワースポットの地図……の筈だ。んで、この地図に雑に書いてある地形。どこかで見覚えないか?」
 言われたとおりに見たことはあれど、どこなのかはすぐに出てこない皆の前に、バルドはもう一つ持ってきた物を見せる。
「そこで持ってきたのが、何故だか置いてあった学園の模型だ。……そう、この地図に載ってる地形ってのは学園の敷地だった訳だ」
 言われてみれば確かに、地図にある山も、森も、そして泉も。
 模型と比べてもそっくりなのが分かる。
「んでタスクとシィーラが言ってた泉の事――この×印がついた場所と重なるんだよな」
 魔力を多分に含み、パワースポットとなっている泉。
 ここまで合えば疑うことも無いだろう。
「って訳で俺の知識は、学園内にパワースポットと認められた泉があるって事。しかもそれは、勇者が使っていたとされる歴史的な泉って訳だ」
 バルドがそう報告して座れば、全員から拍手が送られる。
「私は植物系――それも先生が調べて無いと思った毒草方面から切り込んで見たわよ」
 バルドの次に報告し始めたのは桜花。
「その中でも特に面白いと思ったのがマンドラゴラに関するものね。厳密に言うと引き抜くときに注意するだけで、その葉や実には毒は無いんだけど、このマンドラゴラ。何と乾燥させると成分が変化して水分に溶けやすくなるみたいなの!」
 本当に楽しそうに調べた内容を披露していく桜花。
「マンドラゴラは植物園の危険区域に一応栽培されているはずだし、手に入りやすそうだったから、先生だったらすぐに手に入るんじゃ無いかと思って持ってきたの。と言うわけで、マンドラゴラへと一手間加える事で、魔力回復及びその効果の促進が出来るという解釈を私の知識とさせてもらうわ!」
「私もマンドラゴラに関する知識を持ってきましたの。と言っても調理法なのですけど」
 桜花の後に続いたのはウェルカ。
「料理として最初は調べていましたが、どんな時でも摂取出来た方が良いと考え、保存食に加工出来ないかを調べましたわ」
 その結果が乾燥させることなのだろう。周りで聞き耳を立てていた生徒がそう思ったとき、
「それが乾燥させる……いわゆる天日干しマンドラゴラなのですけど、それをそのまま囓るのもあんまりかと思いまして。丁度ここに乾燥マンドラゴラを使ったお手軽なレシピが載っていますわ」
 開いて見せたページ、ウェルカの指のその先には、『マンドラゴラ茶』という文字が。
「乾燥させることで水に溶けやすくなった成分を、効率よく吸収出来るレシピらしいですわ。……私はこれを、知識として提出致しますわ!」
 胸を張って主張したウェルカに続き、最後の一人、アレックスの発表が始まった。
「アタシが持ってきたのはこいつだ!」
 そう言って荒々しくテーブルに置いたのは、先ほど見つけた水色ガラスのオルゴール。
 全員が怪訝そうな顔をする中、
「ま、見てろ……じゃねぇーや。聞いてみろって」
 と言ってゼンマイを巻く。
 すると聞こえてきたのは……。
「これは……水中の音ですね。――どこか、懐かしさがありますね」
 解説したのは、今まで微笑むだけだったライライトであり、その表情はどこか心地よさそうで。
「これが知識って言えるかどうかは知らねぇが、ロックっつーのはぶっ壊す事だ。だからアタシは、知識っつー認識ぶっ壊してこのオルゴールを知識と主張させて貰う。これがアタシの応えだぜ!」
 いつの間に近くに寄ったのか、鳴り終えたオルゴールをそっと持ち上げたライライトは、やっぱりにっこり微笑むと、
「皆さん素晴らしい知識を持ち寄ってくださいました。それに、この読書会というのも面白い試みでありました。皆さんが持ち寄ってくれた知識は色々と検証してみますね。それではお待ちかね、授業の成果の発表といきましょう」
 そう、優しく告げるのだった。



課題評価
課題経験:16
課題報酬:450
まだ見ぬ知識を求めて
執筆:瀧音 静 GM


《まだ見ぬ知識を求めて》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 1) 2019-03-29 07:48:30
おはようございます!タスク・ジムと申します。
よろしくお願いいたします!

図書館大好きです。やる気満々です。
雑用だなんて思いません♪
いわゆる、「レファレンス」の研修ですよね(キリッ)

【生物学】を持ってますし、
以前の授業で、野生生物の対処という経験を積んだことから、
似た系統の話題でもある「自然植物」の棚を回ろうかと思ってます。
【事前調査】を持ってますので、図書館で道に迷わないように
下調べも予定しています。

先生の課題のことも、もちろん忘れないようにしないと、ですね。
ローレライの皆様にお聞きしたいのですが、魔力を回復するには
どんな本が役に立つのでしょうか?
例えば、ご本人の好きなことや、綺麗なものなど、テンションが
上がるものがいいのでしょうか?

《新入生》 バルド・ダールベルク (No 2) 2019-03-29 12:43:09
こんにちはーっ黒幕・暗躍コースのバルド・ダールベルクですっ
よろしくお願いします!

俺も図書館大好きだっ
探索、楽しみだな~♪
俺は今のところ、「4 非書籍」の方を探索しようかなぁっと考え中。
非書籍だから、ちょっと手間がかかるかもだが探してみる。

《新入生》 ウェルカ・ラティエンヌ (No 3) 2019-03-29 14:19:31
皆様、初めまして、もしくはご機嫌良う。
王様・貴族コース専攻のウェルカ・ラティエンヌと申します。
宜しくお願い致しますわ。

先生のオーダーは、「魔力の回復に繋がる記載のある品」ですわね。
一般的には、「まりょくを回復する技能・回復魔法・アイテムの使用や、休息を取ることなどで回復します」ということの様ですから、私は「3 料理・レシピ本」の棚へ行き、「休憩効率を上げる/回復に役立つ栄養素の採れる食材orレシピ」を探してみようと思いますわ。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 4) 2019-03-29 23:13:47
バルドさん、ウェルカさん、よろしくお願いいたします!

バルドさん、図書館大好きとは、気が合いますねっ♪
しかし、非書籍とは、どういうものか気になりますね。
何しろ、書籍じゃないってことでしょうからね。
CDやゲーム…げふんげふん!えーっとえと…蓄音機や遊戯盤みたいなことでしょうか?

ウェルカさん、さすが、博識ですね~!!
王族・貴族コースということは、どこかのお姫様なんでしょうか?
魔力回復の定義に着目して、見解を導きだされるあたり、僕も見習いたいものです。
休息、ということなら、僕はやはり、綺麗な花の本とかを探して、
心を安らげる方向で探してみようかな。

《勇往邁進》 アレックス・ジェット (No 5) 2019-03-29 23:49:37
アタシは芸能・芸術科コースのアレックス・ジェット。
今回が初めての授業になるから。皆、よろしくね。

まりょくの回復に繋がるってのがよく分かってなかったけれど、ウェルカさんの説明でなんとなく分かったよ。ありがと。
アタシは音楽に関する物を「4 非書籍」から探すつもり。
先生の趣味とか分かってないから…まぁ探す前に好きな音楽ジャンルの質問とかしておこうかな。
その中から、アタシのおススメを探すって感じで。

ただ、アタシ…図書館を利用するの初めてでさ。…迷ったりした時は、皆を頼るかもしれないや。そん時はよろしく。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 6) 2019-03-30 02:24:09
アレックスさん、よろしくお願いします!
広場でも、お見かけしましたね。
音楽をされるんですね!故郷の村にもコンサートに来てほしいなあ♪

僕も、行くのは初めてですが、頑張って下調べをしときますね。
分かりやすく紙一枚にまとめる予定ですから、良かったら当日お渡ししますね。
(そういうアクションを書く予定です)

《新入生》 バルド・ダールベルク (No 7) 2019-03-30 06:23:51
皆、色んな探した方するんだな~♪

>非書籍
どんなのがあるんだ?状態だったんだが
蓄音機や遊戯盤の可能性ありかもしれないな。
その線も考えて探してみる!
先生の好きな曲も分かるといいな~っ

>地図
あ!俺も欲しいなっ
プランに受けとりたいって書いておく。

料理や素材のほうも今後に役立ちそうだし、期待!

《新入生》 バルド・ダールベルク (No 8) 2019-03-30 06:46:03
あ、地図じゃ無くて分かりやすく書いたのかっ
間違えた、ごめん!!

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 9) 2019-03-30 09:31:01
プランを下書きしてきましたよ~!
ここから、色々と調整していきます。

バルドさん、簡単な見取り図も書きますから、
地図ということで大体あってますよ。
もらってくれる人がいるのは、嬉しいものです。ありがとうございます!

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 10) 2019-03-30 11:09:59
アレックスさんが、先生の音楽の好みを聞けたら、バルドさんのほうにも役に立ちそうですね。

それにしても、ウェルカさんが味覚、アレックスさんとバルドさんが聴覚、僕が視覚と、面白い具合にバラけていますね。
どれが魔力回復に一番役立つのか、先生の感想が聞けたら、今後の僕たちの冒険にとって、有効な知識になりそうで、楽しみですね!

僕は、綺麗な花の画集に加えて、香草や薬草についても調べてみたいです。

(別の話ですが、以前アレックスさんに向けて「行くのは初めて」と書いたことを、訂正いたします。
以前の授業で【事前調査】を行ったとき、図書館を使っている方が自然であるためです。
そのときには、司書さんに必要な本を持ってきてもらい、入り口付近で調べた
ため、「(利用はしたが)館内を周るのは初めて」ということになります。

単に自分のロールプレイの修正に過ぎないのですが、スペースを割いてすみません。ありがとうございました。)

《ゆうがく2年生》 シィーラ・ネルエス (No 11) 2019-03-30 12:23:45
遅くなったけどこんにちは、私はシィーラ・ネルエス
賢者・導師コースを専攻してるわ、よろしくね?

うふふ、たくさん本があるだなんて想像するだけでわくわくしちゃうわねぇ
んー、悩んでるけど今の所は「1.歴史・地理」で探そうと思ってるわ
勉強も兼ねてローレライの歴史の本を探してみたいの、歴史が分かれば相性のいい回復方法もわかるかもしれないしねぇ
時間があったら異世界の本とかもっと探したいけど、とりあえずは課題に集中…ってところかしら

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 12) 2019-03-30 12:40:10
シィーラさん、はじめまして!
勇者・英雄コースのタスク・ジムです。よろしくお願いします。

歴史ですか、その視点もなかったな~!勉強になります!
これでまた、話題が広がりますね。
もしよかったら、先生を交えて、どうやったら魔力が回復しやすいかについての
「読書会」とかやってみたいですね~。

《新入生》 ウェルカ・ラティエンヌ (No 13) 2019-03-30 15:57:14
>図書館内部
私は、以前に授業を受けた際に、一度案内していただいておりますわね。
ですので、多少は解るとは思いますわ。
ただ、自信を持って「解る」と言える程では有りませんわね。
(「駒米たもGM」の「デッドリー・ライブラリー・ツアー」という授業です)

>回復方法
私も、違う形で「香草」等には触れる可能性が高いと思いますわ。
「[魔力の回復に良い香草]を使用したレシピ」等が有れば、役に立ちそうですわね。
あとは、「魔物の肉」等の中には、その様な性質を持った品が有るかもしれませんので、そのレシピも探してみるつもりですわ。

>タスク様
はい、一応王族の末席に置いていただいておりますわ。
最も、私自身は商家の育ちですので、まだあまり実感は無いのですが。

《新入生》 バルド・ダールベルク (No 14) 2019-03-30 19:58:09
見取り図、了解っ
ありがと!じゃ、そんな感じで書かせてもらうな♪

読書会たのしそうだし、いいと思う。
そこで情報交換できるようにしてみるよーっ

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 15) 2019-03-30 21:35:23
>ウェルカさん
ああーっ!ウェルカさん、参加されてたんですね!
「デッドリー・ライブラリー・ツアー」のレポートは、先行事例として
真っ先に読みましたよ~!(訳:プランに【事前調査】の演出として書きました)
参加者のお名前までは、見落としてました~~!すみません!
ではでは、少しだけ、そのときの実際のお話を伺えませんか~?(訳:プランに、ウェルカさんにもお話聞く旨書きたいです)
お手間は取らせませんので、お願いします(ぺこり)(訳:僕のほうで書きますので、字数を割いていただく必要はないかと思います。また、確定ロールにしないよう気をつけて表現します)

あと、香草については、そのとおりですね!
お互いに見つけた本を持ち寄れば、共通のこととか、相乗効果もありそうですよね。
食文化に造詣が深そうですごいな、と思っていましたが、なるほど、商家のお育ちであるなら、納得です。

>バルドさん
賛成してくれて、ありがとうございます!
授業案内文を見ると、予定にはないみたいですが、先生が乗り気になってくれたらいいですよね~。


《新入生》 ウェルカ・ラティエンヌ (No 16) 2019-03-30 22:05:28
>タスク様
了解致しました、大丈夫ですわ。
何なりとお尋ね下さいませ。
(訳:此方の「ウィッシュプラン」の方に、『[タスク様]の質問に回答』と記載しておきますね。
 また、私の方は、事前にこの様な形で[すり合わせ]をいただいているのであれば、或る程度の確定ロールを行っていただいても問題有りませんので、お気になさらず)

>読書会
私も賛成ですわ。
可能かどうかは解りませんが、参加する旨を入れておきますわね。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 17) 2019-03-31 00:24:06
ウェルカさん、ありがとうございます~!
その方向でプランを手直ししてみました。
ただ、せっかくの機会なのに、具体的に何かを質問するにはとても字数が足りず・・・
悩んだ挙句、「体験談を聞く」というプランにしてみました。
ご好意に感謝します。

読書会も賛成してくださってありがとうございます!
お二人も賛成いただいたので、もう少し読書会に積極的な方向で
プランを修正できました。

意見のすり合わせって大事ですね。それに、楽しいですね♪
ありがとうございます。(ぺこり)

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 18) 2019-03-31 00:35:43
そうそう、読書会の表記は「ウィッシュプラン」にしています。
アクションプランには表記が無いので、
「掲示板でやるって言ってたのに、あれ~?」ってならないよう、
念のため業務連絡です。

《新入生》 櫻井・桜花 (No 19) 2019-03-31 03:08:04
挨拶が遅れてしまってごめんなさい。
賢者・導師コースのローレライ。
櫻井桜花よ。
皆、宜しくね♪

私も本は大好きだから、今回は楽しみだわ♪

そうねぇ。
歴史・地理
非書籍
レシピ本は皆が調べるみたいだし…。
私は自然植物を選んでみようかしら。
ちょうど、私の研究にも必要な資料でもあるし丁度良かったわ♪

魔力を回復については草花の効能を調べて考察してみようと思うの。
そしたらきっと、見えてくるものがあると思って。

ふふ、とっても楽しみね♪

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 20) 2019-03-31 08:32:15
勇者・英雄コースのタスク・ジムです。
桜花さん、よろしくお願いします!

自然植物なら、一緒の方向ですね。
魔法にもローレライさんのことにもお詳しそうなので、色々教えてください(ぺこり)

あとは、書棚で詳しい人を見つけたら、お話してみようとも思っているんです。
(というウィッシュを書いています)
もちろん館内なので、うるさくならないよう十分注意を払うつもりです。

>皆さん
もうすぐ出発ですね。本当に楽しみですね!
よろしくお願いしますね♪