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サーブル城周辺調査隊、募集


ストーリー Story


●古城と荒れ野と二人の女
 グラヌーゼでは、夏はいかにも早く過ぎ去る。
 茫漠たる荒れ地には色を失った夏草と、今の盛りの秋草が生い茂るばかり。
 その中を、二人の女が歩いている。一人はローレライ、もう一人はヒューマン。
 ヒューマンの女は灰色の髪に灰色の瞳。鋭い目つきで煙草を咥え、ふかしている。ローレライは青い髪に青い瞳。口笛を吹き、銀の杖をくるくる手の中で回している。
 双方、同い年程度に若く見える――しかしローレライはその形をいかようにでも変えられるから、本当のところは分からない。
 この地方特有の薄曇りな空と、吹き渡って来るひんやりした風。草が波のようにざわめく。
 ローレライの女が楽しげに言った。
「いいねえ、ここは。いつ来ても寂寥感が漂ってて。憂鬱な詩を書くにはぴったりな場所だよ――しかし、ねえ、これは相当にハイリスクな試みだよ?」
「知ってます。でも、やるだけの価値はある。私はそう思っています。あなたもそう思っているから乗ってきたんでしょう?」
「まあね。正直かなり、興味はある。何しろあの城は、長々魔物の巣窟になっている。だけに、盗掘の脅威にさらされていない。あなたが言うようにかなりの確立で、価値あるものが残っているはずだよ。で、それを発見したとしてどうするの? 売るの?」
「いいえ。展示して客を呼びます。入場料を取ってね。あの城は、とてもいい観光資源になるはずなんですよ。あそこから魔物がいなくなって、人が自由に出入り出来るようにさえなるならば」
「今でもほんの時たま、自由に出入りする人間、いるじゃない。大体そのまま戻ってこなくなるけど」
「金をろくに落とさずリピーターにもならない観光客なんて、何の意味もありませんが?」
「【セム】、あなたのそういうビジネスライクなところ、私すごく好きなのよー。結婚しちゃいたいなー」
「ご冗談を【ラインフラウ】」
 女たちは足を止めた。
 視線のはるか先には悪名高きサーブル城だ。捨て置かれた墓石みたいに、灰色の空の下、ぽつんと佇んでいる。
 城の背面には、茶と、黄と、赤がまだらになった固まり――入れば出られぬという、幻惑の森だ。もう少し季節が進めば、紅葉した葉もすっかり落ち、黒い固まりに見えることだろう。
「秋草や、つわものどもが夢の後……ってね」
 ローレライの女がそう呟いたとき、アア、と大きな声が聞こえた。振り仰げばカラスの群れが森に飛んで行くところだった――人間にとって有害な場所であっても、動物にとってはそうでもないのだろう。
 ヒューマンの女は双眼鏡を取り出し、城に焦点を合わせる。
 幾重にも巡らされた城壁と、天を刺すような高い塔の連なり。そして、それらを繋ぎ支える無数の橋脚。がらんとした正門――正門の両脇には以前ガーゴイルがいたらしいが、勇者達により討伐されてしまったそうだ。
 城の周りには水を湛えた堀。水面に映るのは曇り空と、朽ちかけてきている跳ね橋。
 とにかく何もかもが歳月の流れによって剥落しつつある。廃墟と呼ぶに相応しい有様……。
 突然ローレライの女がヒューマンの女の腕をつかみ、自分に引き寄せた。
 遅れてヒューマンの女は、草影に猫が数匹立ち止まって、こちらを見ているのに気づいた。
 ローレライの女は唇を動かさずに言う。
「急に動かないように。目を合わせないように。向こうの興味をかきたてちゃうからね」
 ヒューマンの女は言われたように、ゆっくり体を回転させ、猫たちと視線が合うのを避けた。
 すると猫たちはふいと顔を背け、そのままどこかへ去って行ってしまった。
「……今のは魔物ですか?」
「違うよ。でも、普通だったら猫は、こんな何もない所うろうろしない……どうも今、城に親玉がいる臭いね」
「親玉というと?」
「あなたがチャリティオークションで購入した絵に描かれてた、アレだよ」
「と言うと、シャパリュ?」
「そう。であれば、私たちだけでは手に負えない」
「なら、出直しますか」
「それがいいね。どの道本格的に攻略するためには、もっと準備をしなきゃいけないし。あの絵が描かれたのがいつぐらいなのか、調べはついたの?」
「ええ。あの後、遺族に会いに行きましてね。そこで直接聞きました……なんでも、亡くなる2、3年前から製作に取り掛かっていたらしいです。グラヌーゼの歴史をテーマにして、連作を描きたいと言っていたそうで。サーブル城周辺もスケッチに行ったりしていたとか」
「そのスケッチ、残ってないの?」
「こちらには置いてなかったようです。恐らくどこか、本人しか知らない場所にあるのではと」
「それじゃ、探し当てるのは難しいか。なにしろ肝心の当人が、もうこの世にいないからねえ」

●勇者募集
 その日フトゥールム・スクエアにおいて、生徒達に、以下の告知が出された。
 『サーブル城周辺の調査課題について参加者募集。今回調べたいのは、城の南側にある『果て無き井戸』のエリアである。魔物が出現した際は、短時間で始末がつけられない場合、無理をせず退くこと。なお、この調査には、依頼人であるセム、及びラインフラウが同行する。』
 豚のルネサンスである【アマル・カネグラ】はその話を聞いて、首を傾げた。セムという名前に何か覚えがあるような気がしたからだ。
 しばし丸い顔を傾け思案していた彼は、ぽん、と拳で手を叩く。
「あ、そうだ。思い出した。この人、チャリティーオークションで『踊る少女』を競り落としていった人だ。ねえ、【ルサールカ】そうだったよね」
 水を向けられたカネグラ家専属の美術商は、ローレライ特有の端正な顔をしかめる。
「……どうしたの?」
「いえ、こういうところで身内の名は目にしたくないものだなと」
「へえ、このラインフラウっていう人、ルサールカのお姉さんか何かなの?」
「……いいえ。母です」
「へえ! どんなお母さん? きれい?」
「そりゃあ、当たり前です。ローレライなんですから。でも、信用ならない人ですよ。欲しいものを手に入れるためなら、平気で幾らでも嘘をつく」
「……ふーん。じゃあルサールカはお母さんに似たんだね」


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 6日 出発日 2020-09-26

難易度 普通 報酬 通常 完成予定 2020-10-06

登場人物 5/8 Characters
《甲冑マラソン覇者》朱璃・拝
 ルネサンス Lv29 / 武神・無双 Rank 1
皆様こんにちは。拝朱璃(おがみ・しゅり)と申します。どうぞお見知りおきを。 私の夢はこの拳で全てを打ち砕く最強の拳士となる事。その為にこの学び舎で経験と鍛錬を積んでいきたいと思っておりますの。 それと、その、私甘い食べ物が大好きで私の知らないお料理やお菓子を教えて頂ければ嬉しいですわ。 それでは、これからよろしくお願いいたしますわね。
《グラヌーゼの羽翼》エリカ・エルオンタリエ
 エリアル Lv33 / 賢者・導師 Rank 1
エルフのエリアル。 向学心・好奇心はとても旺盛。 争い事は好まない平和主義者。(無抵抗主義者ではないのでやられたら反撃はします) 耳が尖っていたり、整ってスレンダーな見るからにエルフっぽい容姿をしているが、エルフ社会での生活の記憶はない。 それでも自然や動物を好み、大切にすることを重んじている。 また、便利さを認めつつも、圧倒的な破壊力を持つ火に対しては慎重な立場を取る事が多い。 真面目だが若干浮世離れしている所があり、自然現象や動植物を相手に話しかけていたり、奇妙な言動をとることも。 学園へ来る前の記憶がないので、知識は図書館での読書などで補っている。
《終わりなき守歌を》ベイキ・ミューズフェス
 ローレライ Lv27 / 教祖・聖職 Rank 1
深い海の色を思わすような、深緑の髪と瞳の彷徨者。 何か深く考えてるようにみえて、さして何も考えてなかったり、案外気楽にやってるのかもしれない。 高価そうな装飾品や華美な服装は好まず、質素で地味なものを好む。 本人曰く、「目立つということは、善きものだけでなく悪しきものの関心も引き付けること」らしい。 地味でありふれたものを好むのは、特異な存在として扱われた頃の反動かもしれない。 神には祈るが、「神がすべてをお救いになる」と盲信はしていない。 すべてが救われるなら、この世界に戦いも悪意もないはずだから。 さすがに口に出すほど罰当たりではないが。 ◆外見 背中位まで髪を伸ばし、スレンダーな体型。 身長は160センチ前半程度。 胸囲はやや控えめBクラスで、あまり脅威的ではない。 が、見かけ通りの歳ではない。 時折、無自覚にやたら古くさいことを言ったりする。 ◆嗜好 甘いものも辛いものもおいしくいただく。 肉よりも魚派。タコやイカにも抵抗はない。むしろウェルカム。 タバコやお酒は匂いが苦手。 魚好きが高じて、最近は空いた時間に魚釣りをして、晩ごはんのおかずを増やそうと画策中。 魚だって捌いちゃう。
《マルティナの恋人》タスク・ジム
 ヒューマン Lv36 / 勇者・英雄 Rank 1
村で普通に暮らしていましたが、勇者に憧れていました。 ここで学んで一人前の勇者になって、村に恩返しをするのが夢です。 面白いもので、役所勤めの父の仕事を横で見聞きしたことが、学園の勉強とつながり、日々発見があります。 (技能はそういう方針で取得していきます) また「勇者は全ての命を守るもの、その中には自分の命も含まれる」と仲間に教えられ、モットーとしています。 ※アドリブ大歓迎です! ※家族について デスク・ジム 村役場職員。縁の下の力持ち。【事務机】 (※PL情報 リスクの子) ツィマー・ジム おおらかな肝っ玉母さん。 【事務室・妻】 シオリ・ジム まじめできっちりな妹 【事務処理】 チェン・ジム のんびりマイペースな弟 【事務遅延】 ヒナ・ジム 可愛い末っ子 【事務雛型】 リョウ・ジム 頑固な祖父 【事務量】 マーニー・ジム 優しい祖母。故人 【事務マニュアル】 タックス・ジム 太った叔父。【税務事務】 (※PL情報 リョウの子) リスク・ジム マーニーの元婚約者でリョウの兄。故人【事務リスク】 ルピア・ジム 決まった動作を繰り返すのが大好きなグリフォン。【RPA事務】 ※ご先祖について アスク・ジム 始祖。呼吸するように質問し、膨大なメモを残す。【事務質問】 「あなたのお困りごと、お聞かせいただけませんか?」 セシオ・ジム 中興の祖。学園設立に向けて、土地や制度等に絡む諸手続きに貢献。【事務折衝】 「先祖の約束を今こそ果たす時。例え何徹してもやり遂げる!」
《人間万事塞翁が馬》ラピャタミャク・タラタタララタ
 カルマ Lv22 / 魔王・覇王 Rank 1
不気味で人外的な容姿をしたカルマの少女。 愛称は「ラピャ子」や「ラピ子」など。 名前が読み難かったらお好きな愛称でどうぞ。 性格は、明るく無邪気でお茶目。 楽しいと面白いと美味しいが大好き。 感情豊かで隠さない。隠せない。ポーカーフェース出来ない。 そしてちょっと短気なところが玉に瑕。 ギャンブルに手を出すと確実に負けるタイプ。 羞恥心を感じない性質で、露出度の高い衣装にも全然動じない。 むしろ前衛的なファッション格好いいと思ってる節がある。 戦闘スタイルは我流の喧嘩殺法。 昔は力に任せて単純に暴れるだけだったが、 最近は学園で習う体術を取り入れるようになったらしい。 しかしながら、ゴリ押しスタイルは相変わらず。 食巡りを趣味としているグルメ。 世界の半分よりも、世界中の美味しいモノの方が欲しい。 大体のものを美味しいと感じる味覚を持っており、 見た目にも全く拘りがなくゲテモノだろうと 毒など食べ物でないもの以外ならば何でも食べる悪食。 なお、美味しいものはより美味しく感じる。Not味音痴。 しかし、酒だけは飲もうとしない。アルコールはダメらしい。 最近、食材や料理に関する事を学び始めた模様。 入学までの旅で得た知識や経験を形に変えて、 段々と身に付いてきた…と思う。たぶん、きっと、おそらく。

解説 Explan

Kです。
保護案件の合間に、サーブル城についての調査を進めることになりました。
といっても本丸ではなく周辺からですが。
この依頼には以下のNPC3名が同行いたします。

アマル――豚のルネサンス少年。見た目は豆大福ですが力はあるので、守ってやらなければならないというようなことはありません。

ラインフラウ――見た目は若いローレライの女。かなり強力な魔法が使えます。ですので、こちらもアマル同様、守ってやらなければならないというようなことはありません。

セム――若いヒューマンの女。魔法等は一切使えません。ですので、ある程度身の安全について、注意してやってください。本当にまずい事態になったら、ラインフラウが率先して庇いはしますが。

ひとまず今回は、複数ある『果て無き井戸』の一つに入り、そこが確かに隠し通路であるというところまで確認いたしますので、照明器具等お持ちくださると便利かと思います。
なお不用意に城本体に近づくと、サイコロの加減で魔物が出てくる可能性があります。
雑魚ならその場で倒せたり散らしたり出来ますからかまわないのですが『シャパリュ』が出てきたらそうはいきません。非常に面倒くさい危険な絡まれ方をすることになるので、そうならないようご用心くださいませ。


参考までに、シャパリュのデータ(今分かっている分)を以下に記しておきます。


《シャパリュ》

ノア一族が護衛として作った魔物(現在城にいるのは【赤猫】という名の個体。そのほかにシャパリュは存在しない)。
一見すると巨大な猫。人語を喋る事、並びに人間の形をとることが出来る。体を普通の猫程度に縮めることも可能。
雷を操ることが出来る。猫を支配することが出来る。べらぼうに腕力がある。
同系統の由来を持つ犬の魔物バスカビルとは、おしなべて仲が悪い。
気まぐれかつ陽気な性分。歌ったり踊ったりが好きで、興が乗ってくると、人間をもそれに巻き込み始める。
しかし力の加減と物事の限度を知らないので、巻き込まれた側に大怪我をさせたり、死なせたりする。



作者コメント Comment
こんばんは。もしくはこんにちは。おはようございます。
現在進行形の保護案件と密接に絡むお話です。
といっても、そちらの件を知らずとも、十分参加可能です。
秋空の下の廃墟って絵になりますよね。
お付き合いいただけますと、うれしいです。



個人成績表 Report
朱璃・拝 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
とりあえずは果て無き井戸のエリアの調査に集中して、お城には近づかないよう注意しますわ。灯りはランタンを用い、時間がかかるようなら追加の油も用いますわね

調査においては嗅覚強化を用い、何か変わった匂いが無いか等調べてみますわ。隠し通路や隠しボタン等に気付けるかもしれません

また、シャパリュの匂いにも注意。以前一度遭遇しておりますし、多分お酒の匂いがするでしょうから解るかと。匂いがしたらそちらへ近づかないよう注意

もし魔物遭遇してしまったら見切りと真中正拳突きで撃退。最悪シャパリュと遭遇してしまったら、初見なら通じると信じて皆を先に逃がし必殺技、無影拳使用。一瞬でも怯んだらそのまま縮地を使って撤退を


エリカ・エルオンタリエ 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
出発前に図書館で【事前調査】サーブル城の歴史や魔族の記録を調べる

以前ケルベロスの居た通路を調査した時の経験を生かす

井戸内の通路や部屋を利用した形跡はないか?
足跡やほこりの少ない場所、物を動かした痕跡などを注意深く調べる
痕跡から城や通路への出入りを【推測】

【風の民】で空気の流れや臭いから、隠し通路や利用の痕跡を探す
感覚系のスキルを活用し、情報の見逃しのないように
魔法の仕掛けや隠し通路・部屋がないか行き止まりなども念入りに

また魔族や魔王事変に関する情報がないか探す
書物や壁画・石碑や調度品など
怪しい物は学園に持ち帰る

魔族の物らしい銀のエンブレムに似た紋章はないか?

移動困難な場所では鉤付きロープを使用



ベイキ・ミューズフェス 個人成績:

獲得経験:90 = 60全体 + 30個別
獲得報酬:2250 = 1500全体 + 750個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:---
◆方針
果て無き井戸へ入り、隠し通路がないか調査
必要以上にサーブル城には近寄らないようにし、戦闘は極力回避

特に赤猫との交戦は避ける

◆カサンドラさん
彼女の他の作品や、彼女自身のことを依頼人の女性二人に尋ねられても、
「オークションに作品が出品されたのは聞いたが、それ以上のことは知らない」

等と返し、彼女の存在を匂わせないように

◆調査
必要に応じキラキラ石で光源確保
依頼人は中団に位置

魔法感知で周辺を警戒し、異常な魔力を感じたらしばらく様子を見たり、危険なら一旦退く等慎重に
第六感で何か感じたり幻視で何か見えたら、必要に応じ仲間に知らせて

◆有事
アクラで敵を牽制
負傷者には深手はリーライブ、軽傷は応急処置で治療

タスク・ジム 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
【事前調査】
エリカ部長さんと協力して城や魔族の記録を調べる
サーブル城を調べた過去の課題報告書もおさらいする
城について分かったことは皆に共有

アマル君にセムさんのことを思い出してもらってどういう人か聞き
ルサールカさんにお母上の話を聞く

現場では【信用】で依頼人に丁重に挨拶

調査は井戸の隠し通路捜索に専念
照明道具で皆の視界を確保しつつ
暗視順応で光が届きにくい箇所も見逃さない
【設計】上怪しい所を重点的に
城に不用意に近付かないよう注意

遭遇戦あれば壁役に専念
雑魚なら【挑発】で引き付けアタッカーを補助
強敵なら依頼人逃走の時間を稼いでから自分も全力撤退
必要に応じて月下白刃を盾(特化科目)で発動して攻撃

アドリブA

ラピャタミャク・タラタタララタ 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
■目的
調査の護衛

■行動
調査は他の者達に任せ、あちきは護衛に専念するのじゃ。
セムをすぐに護れるように近くにいるのじゃ。

赤猫以外の魔物が現れたら、セムの前に立って斧を構えて待ち構える。
こちらを襲ってきたら、全力防御でガッチリ受け止めるのじゃ。
そして、絶対王セイッ!で反撃の一撃を食らわしてやるのじゃ。
伊達に魔神を名乗ってはおらんっ!そう簡単には抜かせはせぬぞっ!

シャパリュ…赤猫のことはちと気になるが、
護衛対象がいる状況で出会ってしまうと面倒なことにになるから、城には極力近づかないつもりじゃ。
最後まで出会わなければ…とりあえず、土産だけでも置いていくかのぉ?

リザルト Result

●空は灰色、地は茫々

 見渡す限り草が生い茂っている。
 低くてひざ丈、高くて腰丈。乾いた秋風に吹かれ波のような音を立てている。

 【アマル・カネグラ】が片手を額を当て、声を上げた。
「あ、サーブル城が見えました!」
 【タスク・ジム】は複雑な表情で彼方にぽつり佇む廃城を見やり、呟く。
「以前ガーゴイルを掃討して以来城は安全だと思ってましたが……」
 脳裏に浮かぶのは、来る道すがら見てきた農家のこと。お土産の白騎士グランをとても喜んでくれたけど、皆、相変わらず貧しそうだった……。
 そんな彼の気持ちを察したか【エリカ・エルオンタリエ】が、励ますように言った。
「一難去ってまた一難って感じね。でも、頑張るしかないわ。いつもみたいに。ね?」
「……はい、部長」
 何を隠そう彼ら、以前サーブル城に入ったことがある。その時はガーゴイル掃討のすぐ後だったからか、内部に魔物の姿はなかった。安全に謁見の間まで足を踏み入れることさえ出来たのだ。
 それが今では。
「ほう、あれがサーブル城……初めて見るが、何かヤバい気配しかせぬな……」
 【ラピャタミャク・タラタタララタ】の言うとおり、不穏な空気に覆われてしまっている――とりあえず不用意に城へ近づかない方がよさそうだ。
 【朱璃・拝】は周囲の音と匂いに気を配る。そうしながら、ちらっと依頼主の【セム】たちへ視線を送る。
(それにしても、まさかあの絵を落札された方やルサールカ様のお母様とご一緒する事になるとは思いませんでした)
 同族の気安さからか【ラインフラウ】は、【ベイキ・ミューズフェス】にしきりと話しかけている。
「あなたも、見かけ通りの年じゃなさそうね」
「幾つに見えます?」
「んー、そうねえ、私と同い年? うそうそ、冗談よ♪――そういえばカサンドラの絵って、まだ他に学園に残ってる?」
「さあ……オークションに作品が出品されたのは聞いていますが、それ以上のことは、どうも存じ上げなくて……」
「あら、そう? 残念ねえ。セムから、あなたたちもオークションにいたって聞いたから、何か知ってるかなあって思ったんだけど」
 その言葉を聞いて、ベイキはもちろん、他のオークション参加者もどきっとした。
 反射的にセムの方を見るが、飄々と煙草を吸っているばかりで、自分から特に何か言おうとはしていない。
 タスクの耳に、ここへ来る前アマルから聞いた話が蘇った。
『セムさんはですね、観光業界で名が知られた実業家です。系列のホテル幾つも持ってまして。経営スタイルに関しては、守りより攻めかな。潰れそうなところ買収しては、事業拡大。後自分であちこち見て回るのが好きな方です。いつでも連絡は取れるようにしてるけど、ほとんど会社にいないって聞きます』
 それに付随して【ルサールカ】から聞いた話も蘇った。彼の、人を小馬鹿にしたような表情込みで。
『私の母について知りたい? そうですねえ、あの人は美術にさっぱり興味がありません。興味があるのは色恋。気に入った相手はどんな手段を用いても我が物にしないと気が済まないってところがありましてねえ。常に未婚の独身だって言い張ってますよ。私を含めて4人も産んでるくせに図々しいったら。……ま、こういうのは騙される方が悪いんですけどね? あ、私が今言ったこと、向こうにはバラさないで下さいよ。関わりあいになると面倒ですからね』
 何を欲するかが異なるだけで、ルサールカとその母は、よくよく性格が似ているようだ。セムもセムで、油断ならぬところがある模様。
(カサンドラさんのことは、やはり黙っておいたほうがよさそうですね)
 
●入ってみよう果てなき井戸
 井戸にしては大きすぎる堅牢な丸い石組み。
 縁に手をかけ身を乗り出した調査隊の面々は、そこに、自分の顔を見る。
 アマルは目を丸くした。
「この井戸、水が涸れてないの?」
 だが、よく見てみればどこか不自然。水面が鏡のように凪過ぎている。試しに小石を拾って投げ落としたが、水飛沫が上がらない。波紋も出来ない。水音も聞こえない。
 事前調査で得た知識をもとにタスクは、その正体を見抜く。
「これは、恐らく幻惑魔法の一種ですね。ノア一族はそうしたものに長じていたそうですから」
 朱璃は早速、よし、と手を打ち合わせた。
「私、通って大事無いかどうか確かめてみますわ。アマル様も一緒に来てくださいまし。丸くても身軽ですから」
「はーい」
 井戸の縁に手をかけ降りて行こうとする二人を、エリカがあわてて止める。
「あ、ちょっと待って。鉤付きロープ持ってきたから使って。下がどうなってるのか分からないから」
 ありがたく好意を受け取った朱璃たちは、井戸の縁に命綱を設置し、それを伝って降りて行く。
 水面の部分をくぐり抜け、二人の姿が見えなくなった。
 と思った数秒後、また出てきた。
「……すぐ足が底についてしまいましたわ」
「……思ったより縦穴浅かったです」
 ひとまず安全確認が出来たので、改めて皆で降りる。
 そこで判明したのだが、水面のまやかしは上から覗き込む場合にのみ発動するものだった。下からは曇り空が遮られる事なく見える。
 そして井戸の入り口は実のところ垂直ではなく、急な角度のついた傾斜だった。だからすぐ足がついたのだ。
 傾斜角度は降りていくに従いゆるくなっていく。天井が高くなり、道も広くなっていく。馬車が5台ばかり横並びになって、余裕で進むことが出来そうだ。
 奥はひたすら暗い。
「進むには、明かりがいりますわね」
 朱璃がランタンをつけた。
 タスクとベイキはキラキラ石を灯す。
 そこで分かったのだが、通路の壁とも床も天井もことごとく黒ずんでいた。色を塗っているのではない、焦げているのだ。試しに触れてみると、表面がボロボロ剥離する……どうも、相当な高熱で焼かれたらしい。
 朱璃が、くん、と鼻を鳴らす。
「相当年季が入った匂いですわ……百年か、二百年か、もっと前に焼けたようですわね」
 ラピャタミャクが、ほう、と感心した声を上げる。
「そこまで分かるとは、たいした鼻じゃのう。すると……勇者軍に火攻めしようとして、失敗した跡じゃろか?」
 そういうことも当然ありえるだろう。
 だが、エリカは別の可能性を考えた。
(……侵入者めがけて炎が吹き出してくる罠や仕掛けがあるってことはないわよね)
 そこを確認するため、さらに詳しく周囲を探り、天井近くに何かが刺さっているのを発見する。
 光が届きにくくてよく見えなかったので、目の利くタスクに確認を頼む。
「タスクさん、あそこに何が刺さってるのか、見てくれない?」
「え、あ、はい。えーと……」
 タスクは全力を込めて目を凝らした。
 ――刺さっていると見えたものは、分厚い柵状扉の一部であった。何かの力によって破壊され、天井近くの部分だけが残っているのだ。
 
●探ってみよう井戸の中
 先頭から、朱璃、エリカ、タスク。続いて依頼員であるセム、ラインフラウ。彼女ら――特にセムを守るようにしてラピャタミャク、アマル、ベイキが脇に付く。
 そんなふうにして一同は進む。
 エリカ、タスク、そしてベイキは、井戸の探索に有用な知識を数多く携えてきているのだが、昔日の情報を地下道から得るのは難しかった。
 何故ならば、井戸の入り口同様中もまた、破壊跡が著しかったからだ。熱による損傷のほかにも、大きなものが力任せにぶつかったような凹み、何か硬いもので凪いだような直線のえぐれが散見される。壁ばかりでなく、床にも天井にも。
 彫刻、壁画、文字と言ったものはそのせいで、ほとんど判別不能になってしまっている次第。
「うーむ。ここで派手な大立ち回りでも行われたかのう」
 とラピャタミャクは呟き、首を傾げる。だが何が起きたのか、確かめる術は見当たらない。
 ……ところで地下道は予想していたよりずっと、空気が乾いていた。締め切られた地下空間特有の淀みが少ない。
 エリカは風の民エリアルとしての勘と観察眼によって察する。それが道の両端に作ってある排水穴と溝によるものだけではないことを。
(きっと、何かの出入りがあるんだわ。だから空気が固まっていないのよ……床のススが、所々薄くなっている……あの小さなのは獣の足跡?)
 折りよく朱璃が眉をひそめ、こう漏らした。
「猫の匂いがしますわね」
 タスクは、はっとした顔で聞き返す。
「猫と言うと、例のシャパリュですか?」
「いいえ、普通の猫ですわ。どうもここを、通り道にしているみたいで……」 
 セムが、感心しないといった風情で煙を吐く。
「入り口に猫避けを置いたほうがよさそうですね」
 朱璃は苦笑し、彼女に話しかけた。
「ここを観光施設にするのですか」
「ええ、ゆくゆくはそのつもりで」
「面白そうですけど魔物の巣窟になっているとなると道は長そうですわね」
「まあ、そうですね。でも、やり甲斐はあると思って」
 ラインフラウが楽しげに口を出す。
「セムは怖いもの知らずよねー」
 地下道は大きく弧を描き、ゆるやかに下降していく。
 例の分厚い柵状扉は進んで行くごと、一定間隔を置いていくつも現れた。どれもが最初のと同じように破壊されている。
 そのうちにアマルは気づいた。どの扉も外側からではなく、内側から壊されているということに。
(……じゃあ、外から攻められてこうなったんじゃないってことだよね……)
 思った直後、行く手の闇から騒がしい音が聞こえてきた。
 ラピャタミャクはすかさずセムの前に出る。
「何奴じゃ」
 一同が翳す光の中に、次々黒い影が飛び込んできた。
 キラーバットだ。全部で20はいるだろうか。魔物としては雑魚中の雑魚だが、一般人にはやはり危険。
「セムさん、伏せて!」
 と声をかけアマルは、彼女にコウモリが近づかぬよう、エリカから借りたロープをブンブン振り回す。
 タスクはキラキラ石の光をかざし、チ、チ、と舌を鳴らして挑発。コウモリを引き付ける。
 エリカはフド、ベイキはアクラで牽制。
 朱璃は見切りで完全に相手の動きをつかみ、素手で次々叩き落とした。
 ラピャタミャクはその身に余りそうなほどの大きな斧を軽やかに操り、コウモリを続々真っ二つ。
「伊達に魔神を名乗ってはおらん! そう簡単には抜かせぬぞ!」
 撃ち漏らされた数匹があわてて引き返そうとした。が、ラインフラウのマドで、木っ端みじんに吹き飛ばされる。
 かくして地下に静寂が戻った。
 続けて何かが来そうな気配は――ない。
 と言うことで一同、さらに進んでいく。
 しばらく行ったところで皆、足を止めた。何かが行く手で光ったのだ。
 やや前のめりの姿勢になって接近し、確かめる。
 あったのは、粉々に砕かれた首飾りや腕輪、イヤリングといった装飾品だった。それから、瀟洒な杖。
 エリカは近づいて膝をつき、それらと、手にした銀のエンブレムを見比べる。
 デザインが……同じではないにせよ、似ている。
(ということは、もしかして、これは魔族の所有物?)
 知的な興奮を覚える彼女のかたわらでベイキも、その可能性を思った。
 もしや近くに隠し扉でもないかと、あたりを探る。
 そこで彼女は急に、妙な胸騒ぎを覚えた。引き寄せられるようにして足早に先へ進む。それに気づいて皆が追う。
 進んだ先にあったのは、手、足、胴がバラバラにされ無造作に転がる鎧。年期が入ってサビがあちこちに浮いているが、金の装飾が施された部分は往時の輝きを保っている。
 セムが舌打ちした。
「先ほどの宝飾品といいこれといい、なんてこと。完全な形だったら、どれほど見世物として価値があることか」
 ラインフラウは彼女の肩にもたれ掛かって、呆れ顔。
「セム、商売のことばっかりねえ」
 ベイキは胸を抑える。とてもとてもいやな気持ちがするのだ。
 それはタスクの言葉で、さらに倍増した。
「あっ……皆さん、こっち。剣が落ちてますよ。他にも、何か……」
 そのときベイキの目に、見えてはならないものが見えた。

 地下道いっぱいに渦巻く炎と電流。熱くて眩くて目を開けていられない。
 巨大化した【黒犬】と【赤猫】がそこから飛び出してくる。競争でもしているかのように、抜きつ抜かれつ走ってくる。怒り狂って。
 追われているのは鎧を身につけた男と、銀のローブを着た女。女は杖を持ち、装飾品で身を飾っている。
 二人とも耳の先が尖っていて、肌の色は浅黒い。瞳は金色。
 どちらも強い魔力を身に帯びている――魔族だ。
 二人が通り過ぎるたびに柵状扉が落下し道をふさぐのだが、炎と電流が次々それを破っていく。
 男が意を決したように立ち止まり、女の背を押した。そのまま行けということらしい。女は一瞬ためらいを見せたが、その通りにする。
 男は向かってくる魔物らに剣を構えた。何か言った。
 黒犬は一瞬立ち止まった。
 しかし赤猫は立ち止まりなどしない。少女の姿に変じ相手に飛びかかった。
 震えがくるほど猛悪な表情だ。口元にも手にも本人のものではない血が、べっとりついている。
 剣が肩に食い込んだのをものともせず、
 男の腕を
 掴んで
 引き
 ちぎ 
 り
 滅茶苦
 茶に

 タスクは青ざめているベイキに気づき、声をかけた。
「ベイキさん? 大丈夫ですか?」
 ベイキは声を上ずらせ、言う。
「いったん戻りましょう。戻りましょう、早く」
「え? どうしてです」
 彼が理由を聞き出す前にエリカが、はっと暗がりへ目を向ける。
 いつのまにいたのか、数匹の猫が曲がり角からこちらを見ていた。
 彼らは人間達から視線を外さぬまま、すーっと暗闇へ身を引き、そのまま消える。
「まずいね。親玉呼びに行った感じよ」
 ラインフラウの言葉を裏打ちするように、朱璃が言う。
「……あの猫たち、シャパリュの匂いが――お酒の匂いがしましたわ」
 ラピャタミャクは眉間にしわを寄せた。
「うーんそれは……まずいの。この状況で出会うと、ちと面倒なことになりそうじゃ」
 一同顔を見合わせる。
 今回は引き上げようという暗黙の同意が、視線を通して交わされた――ひとまずこの道は、サーブル城に繋がっている可能性が高そうだ、とも。
 何かの手掛かりになるだろう甲冑や剣の残骸、宝飾品など手にして、急ぎ来た道を引き返す。
 その際ラピャタミャクは、持ち込んできた酒を置いていくことにした。
「他所の家に近づいたからには、土産くらいはしておかないとのぉ」
 彼女は赤猫と話してみたい気持ちがあったので、それが出来ないまま帰ることを、ちょっと残念に思った――だからといって、一人居残り遭遇したいとは思わないが。
「おおそうじゃ、エリカ、ちと紙をくれんか。後、ペンも貸して欲しいのじゃ」

●伝言
 猫達から連絡を受けた赤猫が千鳥足で様子を見に来たとき、人間たちは、すでにその場にいなかった。
 しかし彼女は、いっちょう追っかけてみようかなという気を起こさなかった。それよりずっと興味を引くものが、場に残されていたので。
「おー、酒」
 嬉しそうにぐるぐる喉を鳴らし、腰を落ち着け飲む。
 そして場に置かれた紙切れを読み、猫たちに話しかける。
「黒犬、あのポンコツ野郎、ゆうしゃの学校の近くにいるんだってさ」



課題評価
課題経験:60
課題報酬:1500
サーブル城周辺調査隊、募集
執筆:K GM


《サーブル城周辺調査隊、募集》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 1) 2020-09-21 08:16:49
武神・無双コースのルネサンス、朱璃・拝と申します。どうぞよろしくお願いしますね。

さて、どういたしましょうか・・・?

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 2) 2020-09-22 23:22:00
遅くなってごめんなさい。
賢者・導師コースのエリカ・エルオンタリエよ。

今回は調査目的で、戦闘は行わないという事なら、
感覚系のスキルを多めに持って行って、
情報の見逃しのないようにしようかと思ってるわ。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 3) 2020-09-23 07:48:11
教祖・聖職コースのベイキ・ミューズフェスです。よろしくお願いします。
ちょいと他のお仕事でお疲れ気味だったんで、参加が遅くなりました。

さて、先日のカサンドラさんの絵の落札者とお供のあやすい人と一緒に、サーブル城周辺の調査ですか……下手なことポロリしたら、厄介なことになりそうな相手ですね。
保護施設のこととか探られたら面倒そうですが、はてさてどうしたものか。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 4) 2020-09-23 14:23:10
勇者・英雄コースのタスク・ジムです。よろしくお願いいたします!
若干不穏な感じもありつつ、城の平和を確保してグラヌーゼの振興を目指したい点は共感出来ますので、是非とも頑張りたいところです。

取り急ぎ、今回押さえて置きたい要素を、希望や独断と偏見込みで列挙してみますので、検討・検証・ツッコミなどなどお願いいたします。

◎果てなき井戸の一つを調査し、城への隠し通路を見つける

・セムのことをアマルに、ラインフラウのことをルサールカに聞いておく

・他に入手出来そうな成果がないか検討する

【サーブル城に近づく・近付かない】
・近づく場合→戦闘準備、作戦、撤退タイミングや方法、近づくことで得たい成果
・近付かない場合→安全確保、不慮の場合の自衛準備、撤退タイミングや方法

【カサンドラの取扱い】
・秘匿→秘匿を守る方策
・登場NPCには伝達→伝達するメリットの検討、他言しないよう口止め

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 5) 2020-09-23 18:57:13
皆様、よろしくお願いしますね。

事前にセム様とラインフラウ様の事を聞いておくのは良いかと思いますわ。


カサンドラ様については今話す必要は無い気はしますが・・・ラインフラウ様に色々突っ込まれたら厄介ですわね。その辺どうあしらえばいいのかも事前に聞いておけたらよさそうですわ。

お城に近づくか否かは調査過程で何を見つけたかなどによりそうですが、ひとまずシャパリュについては一度接触しておりますから嗅覚強化を持って行っておいて、彼女の匂いが強いようなら近づかないように出来るかもしれませんわ。

《人間万事塞翁が馬》 ラピャタミャク・タラタタララタ (No 6) 2020-09-23 22:27:57
らぴゃたみゃくたらたたららた!
魔王・覇王コースのラピャタミャク・タラタタララタなのじゃ。よろしくなのじゃ。

あちきは護衛の方に専念しようかと思っておるぞ。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 7) 2020-09-23 22:43:09
わたしは現在の関係者については接点もなくさっぱりなので、
出発前に【事前調査】で城や魔族の記録なんかが得られないか試してみるわ。

黒犬関係の話などは関わってなかったので、実績のある人たちに任せるわね。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 8) 2020-09-24 08:45:32
>サーブル城
個人的には、目的達成に必要を求められる程度はやむ無しと思ってますが、それ以上の接近は避けたいところです。
あのにゃんことは、私はすこぶる相性悪そうですし。

ですんで、できれば井戸の中の確認で留めたいですね。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 9) 2020-09-24 20:19:55
シャパリュでなく弱目の魔物と出くわすにしても不必要に戦闘する事もないと思いますので、私も出来れば井戸の中の確認だけで済ませたいですわね。

後は灯りを忘れずに持っていかないとでしょうか。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 10) 2020-09-25 06:06:18
あわわ、のんびりしてたらもう明日出発なんですね!
大変たいへん!

今回は、井戸の探索に専念、という方針でいきましょうか。
僕も照明を準備しておきます。

とはいえ、少しでも城の情報を集めたい気持ちはあるので、
エリカ部長さんの調査と合わせて、僕も何かプランを工夫してみたいところ。

あとは、不慮の遭遇に備えて護衛プランを書いときます。
今回は、頼れるアタッカーさんが二人もおられるので、
僕は壁役で行きますね!

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 11) 2020-09-25 18:32:46
わたしは井戸で縦穴なんかを移動する必要があったときのために鉤付きロープと
それと銀のエンブレムを持って行って、似たようなものがないか調べてみようと思うので
ポケットの空きがなくなっちゃうから、照明は持っていける人でお願いね。

戦闘は基本的に起きないものだとは思うけれど、不測の事態にはフドを使いながら撤退する方向で行かせてもらうわね。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 12) 2020-09-25 19:18:13
下書きしてみました!
ウイッシュにあと15字ほど余裕があります!

Wi-Fi環境のあるところで…げふんげふん!
えっとその~、学生寮に帰ったら、装備も整えておきますね!

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 13) 2020-09-25 19:48:58
私も不測の事態に備えて戦闘のプランは書いておきますわね。シャパリュだけは遭遇しないよう注意は払いますが、遭遇してしまった時は少しでも足止めできるようにしておきますわ。

あ、灯りはカンテラでも持って行っておこうかと思いますわ。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 14) 2020-09-25 21:48:07
丁度、誰かロープを用意できないかご相談しようと思ってたら、エリカさんがご用意くださるようで助かります。
明かりはキラキラ石を用意しておきます。

あとは軽い怪我や応急処置用の簡易救急箱かな……。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 15) 2020-09-25 22:14:06
そう言えば、依頼人のうちセムさんは有事に守る必要がありそうです。
探索の際にも留意して、はぐれたりしないように中団に位置取って貰うとか、決めておきますか?

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 16) 2020-09-25 22:57:47
依頼人の配置はベイキさんの案でいいと思います。
僕は色々やってたら文字数ぎりぎり(いつものこと)になってしまいましたので、
その記載をベイキさんにお願い出来ると助かります。

戦闘については、強敵なら依頼人の逃げる時間を稼ぐプランを書きましたので
依頼人は守れると思います。
【全力撤退】を積みましたから、時間稼いだら自分もちゃんと逃げられると思います。

アイテムはキラキラ石を。
もうひとつは、通り道の農家に「皆さんの麦で作りました」と
【白騎士グラン】を振る舞う、という個人的ロールプレイネタで埋めてしまいました。
すみません…!

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 17) 2020-09-25 23:36:14
依頼人の位置取りはなんとかねじ込みました。
セムさんのみ等の限定の余力がなかったので、依頼人としてひとくくりですが。