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貧困村へ向かう少女行商人の護衛依頼


ストーリー Story

「困窮してる所から安く買い叩いて、困窮してる所へ高く売りつける、そういうのはわたし、商道から外れてると思うんです!」
 迸る激情のままに喋ってそうな小柄な女の子はまだ若く、歳の頃は十五、六といったところだろうか。
 幼さを残す身を包む旅商人風の服装は、しかし対照的に深い年季を感じさせた。
 身も蓋も無い言い方すると、

 ボロかった。

 何度も洗いざらして使い続けているのだろう。
 服の布地は擦り減ってペラペラだ。
 ズボンの膝頭など破けたのだろう、当て布がはられている。
 幌つきの荷馬車は手入れはなされてる、が、いかにも根本的に古びている。その荷馬車を引く馬も痩せてはいないが年寄りだ。
 儲かってるようにはとても見えないこの行商人が、今回学園教師が貴方達へと紹介した依頼人である。
 正義感はありそうだが商才は無さそうな少女曰く、
「十分に物が届かない地域があるんです」
 魔王封印から二千年と少々、多くの尽力によりエイーア大陸は平和と呼べるものを取り戻していた、が、それは完全ではなかった。
 『魔王によって魔力からこの世に創造された存在』いわゆる『魔物』は未だ滅び去っていない。
 魔王による甚大な被害から未だ復興しきれてない地域もある。
 例えば大陸北部にあるグラヌーゼ村など、かつて麦の名産地として栄えたが、魔族ノア一族によって焼き払われ『グラヌーゼの悲劇』とまで呼ばれた惨禍により村は衰退し、豊かに麦を実らせていた村北部の大地は今では荒野と成り果てている。
 グラヌーゼの周辺にはかつてノア一族が拠点とした『サーブル城』や他にも『幻惑の森』などの危険地帯が存在するせいもあって、未だ復興は完了していない。貧困が問題になっている地域だった。
「今回行商に向かう『グリン村』も同じように魔物の脅威が継続ているせいで貧しい地域です。かつての戦火と魔王封印後も物流が断続的に阻害され続けた為に寂れ、今では人口百人程度の小さな村に成り果てています」
 グリン村も昔はそれなりに大きな町だったらしい。
 千年以上も前のことなので、数少なくなってしまった末裔達以外に憶えている者はほとんどいないとの事だったが。
「危険な上に人も少なく貧しい村へ商いにいっても普通の手段では儲かりません。ですから、グリン村へ向かう商人は今ではほぼいません。結果、グリン村では必要な物資が恒常的に欠乏しがちです」
 塩や布や油や薪、それに鉄など不足するものの幅は広いらしい。食料品の自給が最低限たりているのは救いだが、冬の寒さに老人や子供は震えているという。
「村での生活は不便になり、不便になるから人が減る、人が減ると生産力が落ちてさらに貧乏になる。貧乏になると購買力が減るからますます商人が寄りつかなくなる。負の螺旋です。そうして果てに困窮につけこむろくでもない輩たちが寄ってくる」
 声低く怒気を滲ませながら少女は言う。
「わたしはそういう世の中、良くないと思うのです。わたしの父も同じ意見でした。ですから、わたし達親子はグリン村へと定期的に儲けは考えないで物を売りにいっていたのです。厳しい状況に生きる人々の一助となれればと。残念ながら父は先月、不慮の事故死を遂げてしまいましたが、父が斃れてもその遺志は私が継ぎます。…………ただ……」
 ただ?
「その、わたしどもも元々あまり余裕があった訳ではないのですが、父が逝ってしまってからは特に出費がかさんでしまって、今、運用可能な資金がわたしの手元にはあまりないのです」
 そうなるんだろうな、と思われた。儲けは考えないで――聞こえは良いが、その結果がそれだ。
「それで、いつもは町の傭兵組合さんに道中の護衛をお願いしていたのですが、現状だといつも通りの価格でお願いするのはいささか厳しく…………困っていたら『フトゥールム・スクエアを頼ったら良いんじゃないか?』っておっしゃってくれた方がいて」
 魔法学園はシュターニャの町の傭兵組合『シュッツェン』の組合長から信頼をおかれているから、有事の際は『臨時傭兵』として学生に応援要請が来る事がある。学園生に傭兵の代わりとしての依頼が来ている今回のこれも、その流れなのだろうか?
「そ、その……勇者様、わたしがお支払いできる報酬は相場よりいささか低めになってしまうのですが、どうかグリン村までわたしの行商の護衛についていただけませんか? お願いします! ……や、やっぱりこんな厚かましいお願いは、駄目でしょうか……?」
 抑えきれぬ情けなさと申し訳なさを表情に滲ませながら上目遣いに少女が貴方達を見た。
 『困った時の勇者頼み』であるらしい。
 おそらくきっと引き受けたら割に合わない。
 まっとうな経済感覚があるなら誰しもきっと引き受けたがらない。

――どうする?

●一方その頃・道の途中
『カァーッ!!』
 奇声が山中を抜ける道に鳴り響いた。
 ぎょっとして足を止め、見上げた旅人の男が目にしたのは崖の山肌、土が剥き出しになっている急斜面を土煙をあげながら滑り降りてきている緑肌の小鬼達だった。
 その数、五。
 それぞれ一様に剣の切っ先を男へ突き出すように構えている。
「むっ?!」
 それなりに経験豊富な壮年の旅人は素早く道の端へと飛び退いた。次々に斜面から道の上へとゴブリン達が降り立ってくる。
「数を恃めば己を殺せるつもりか……? ゴブリン風情が、舐めるなよ」
 一人旅をしているだけあって腕に自信があるらしき壮年男は、腰から切れ味鋭そうな細身の長剣を勢いよく抜刀する。
 じりじりと間合いをはかりながらゴブリン達と睨み合い――次の瞬間、身を硬直させ口から鮮血を吐き出した。
『ギギッ!』
 呆気なく絶命した旅人が倒れると、その傍らには血塗れた錆剣を手にした大柄なゴブリンが立っていた。男臭い野太い笑みを浮かべている。ハイゴブリンだ。彼が山林の陰から忍び寄ってきて必殺の一撃を旅人の背に叩き込んだのである。
 一方が驚かせて注意を惹いている間に一方がこっそり忍び寄って後ろから刺す、子供でも思いつきそうな単純なやり方だったが決まった時の効果は絶大だった。彼等は傷一つ負うことなく強敵を仕留めたのだ。
 ゴブリン達の戦闘能力は決して高いものではない。
 だから真っ向からの勝負となったらここまでの完勝は望めなかっただろう。旅人無念。油断禁物。
『ギーッ♪』
 ゴブリン達がわらわらと集まってきて斃れた旅人から荷物を奪い、衣服までをも剥ぎ取ってゆく。
 ハイゴブリンは山道上に転がっている細身の剣を拾い上げ、顔の前に翳して鋼刃の輝きに目を細めた。

――人間などたいした生き物ではない。奴等など獲物に過ぎない!

 上等な略奪品に気をよくした彼は「ハハハ!」と牙剥き笑い声をあげ、さらなる獲物を欲するのだった。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 5日 出発日 2019-02-06

難易度 普通 報酬 少し 完成予定 2019-02-16

登場人物 8/8 Characters
《自称「モブ」》チョウザ・コナミ
 ヒューマン Lv34 / 村人・従者 Rank 1
「よーこそお出ましゆーしゃ様。 ザコちゃんの名前?…あー、チョウザ・コナミ。 お気軽気楽に『ザコちゃん』って呼んでくれていーよぉ? 面倒だったらこの記憶はまとめてポイして経験値にしたって、 全然丸っと了承了解?」 「ゆーしゃ様の近くでただ在るだけがザコちゃん。 モブへの用件ならいつでも呼びつけ招いちゃってよ。 何かの名前を呼び続け連呼とか?森の浮浪者とか? はたまた魔物に狙われ襲われな第14人目位の村人とかぁ?」 ■■ 名前:蝶座 小波(自称 身長:176cm 実年齢:20歳(自称 瞳の色:エメラルドグリーン 髪色:カラフルなメッシュ入りのマゼンタ 肌色:魚の文様が頬にある日本人肌 髪の長さ:編まれ端を結んだロング その他外見特徴:古びた布の服に大量の装飾品。 常に腰か手元に携帯する水煙草の瓶は『預かり物』だとか。 頭や腕に謎の斑模様で派手なスカーフを巻く。 一人称:ザコちゃん・(ごく稀に)あーし 二人称:『ゆーしゃ様』等の平仮名表記の立場+様 特徴+様、(稀に)名前+様 他 呼称:「ザコちゃん」呼びを望む。 「モブ」も反応するが、それ以外だと気づかない事が多い。 口調:投げやりで適当な話し方。敬語は一切使わない。 似た言葉や語感を繰り返し、まるで言葉遊びのように話す。 口先は冗談とでまかせ、ノリとハッタリで構成される。 貴族や東の国関係に妙な嫌悪を持つ。 魔法を扱う気は微塵も無いとか。 他者からの詮索、視線、物理接触、色恋話を避ける節がある。
《模範生》プラム・アーヴィング
 ヒューマン Lv23 / 賢者・導師 Rank 1
「俺はプラム・アーヴィング。ラム肉を導く修道士だ。…そうは見えない?そりゃそうだ、真面目にヤる気ないからな。ま、お互い楽しく適当によろしくヤろうぜ。ハハハハ!」                                       ■身体 178cm/85kg ■人格 身に降り注ぐ事象、感情の機微の全てを[快楽]として享受する特異体質持ち。 良心の欠如が見られ、飽き性で欲望に忠実、貞操観念が無い腐れ修道士。 しかし、異常性を自覚している為、持ち前の対人スキルで上手く取り繕い社会に馴染み、円滑に対人関係を構築する。 最近は交友関係を構築したお陰か、(犬と親友と恋人限定で)人間らしい側面が見られるように。 現在、課題にて連れ帰った大型犬を7匹飼っている。 味覚はあるが、食える食えないの範囲がガバく悪食も好む。 ■口調 修道士の皮を被り丁寧な口調の場合もあるが、普段は男口調を軸に雑で適当な口調・文章構成で喋る。 「一年の頃の容姿が良かっただァ?ハッ、言ってろ。俺は常に今が至高で完成されてんだよ。」 「やだ~~も~~~梅雨ってマジ髪がキマらないやんけ~~無理~~~二度寝決めちゃお~~~!おやすみんみ!」 「一応これでも修道士の端くれ。迷えるラム肉を導くのが私の使命ですから、安心してその身をゆだねると良いでしょう。フフ…。」 ■好き イヌ(特に大型) ファッション 極端な味付けの料理 ヤバい料理 RAP アルバリ ヘルムート(弟) ■嫌い 教会/制約 価値観の押し付け
《新入生》レグルス・ロサリアム
 ヒューマン Lv6 / 勇者・英雄 Rank 1
「勇者となり世界を救う。それこそが恵まれた僕の果たすべき使命と言えるでしょう」 ●何一つ不自由のない、裕福な家庭に育った。明るく前向き。基本的には真面目で善良であろうとするものの、当然の如く突然の上から目線を発揮したり、迷わず他人やお金に頼ろうとする甘えた部分がある。ダメなときはダメと言ってあげてください。 ●入学と同時に部屋に置かれていたボロ装備に勇者への道の厳しさを痛感。いきなりの逆境に俄然やる気を出し始めた。実家が太いので精神的な余裕はかなりのもの。諦めなければなんとかなるでしょう!で実際なんとかなってきたのだ。 ●甘い物が好きで辛味や苦味は嫌い。全体的に子供っぽい好みである。 ○名前を呼ぶ際に敬称は付けない。 ○苗字には付ける。ミスター、レディ、など。英文のイメージ。 ○年上に対してお兄様、お姉様などと呼び掛ける。
《新入生》セイラ・ラテュール
 ヒューマン Lv2 / 教祖・聖職 Rank 1
みなさん、はじめまして。 教祖・聖職コース専攻のセイラ・ラテュールと申します。 聖職者としてはまだまだ未熟者ですけれど、わたしなりに精一杯みなさんのお力になりたいと思っていますので、よろしくお願いしますね。 えっと、それから……わたし、誰かのためになりたいと常日頃から考えているんです。ですから困った人を見かけると放っておけなくて。周りからはお人よしなんて言われますけど、それがわたし自身の望みでもあるので、それでどんなに苦労したとしても後悔はしていないつもりです。 ですので、なんでもお気軽におっしゃってくださいね? わたしにできることでしたら、何でもしてさしあげますから……こう言うとみなさん、特に男の人は喜ぶことが多いんですよ。 どうしてでしょうね……うふふ♡ みなさんの喜ぶ顔がわたしの何よりの生き甲斐です。 ですから、たくさんご奉仕させてくださいね♡ —————————————————— 色々と怪し気な子ですがよろしくお願いします。
《今を駆ける者》ダケン・ヴァルガー
 ルネサンス Lv15 / 魔王・覇王 Rank 1
「姓はヴァルガー、名はダケン。故郷は知れず、世間が呼ぶには流しの無頼。ま、よろしく頼むぜ」 「……って、駄犬じゃねぇ!?」 #####  狼系ルネサンス。  若い頃から正々堂々、スジを通して道理を通さぬ荒くれ者として世間様に迷惑をかけてきた年季の入った無頼。  本人は割とイケていたつもりだったが、ある時襲った貴族の娘から 『獣臭い』『薄汚い』『さっさと死んでくれないかな?』  と容赦ない口撃を浴びて脱落(リタイア)  一念発起して系統立った悪の道を修めるべく、学園の門を叩く。 ◆性格・趣味嗜好  一言で言って『アホの二枚目半』  前提知識が足りない系アホの子で脳筋単細胞。悪人ではないが、パワーオブジャスティス。  ひらめきや発想は普通にあり社交性も悪くないため、決められる場面では最高に二枚目。  いざという時以外は基本三枚目。足して二で割って二枚目半。  脱ダサ悪党を目指して清潔感は増したが、服装センスが致命的でやっぱりダサ悪党。   ◆外見補足  顔立ちは濃いが造りは悪くなく、黙って無難な服を着ればワイルド系イケメンおっちゃん。  服装センスの悪さは『イモっぽい』『田舎もの』といった類。  気合が入ると脱いじゃう系の人。
《過去を刻みし者》グレイ・ルシウス
 ヒューマン Lv16 / 黒幕・暗躍 Rank 1
やるべき事があり、やるべき理由もある。 だがその為の力が。知慧が、技術が、経験が足りない。 それでもやると決めた。決めて、武器を手に取った。 ならば繰り返すしかない。執拗に、着実に、徹底的に。 試行錯誤だ。事が成るなら手段は問わない。 ―――――――――――――――――――――――――――― 【外見】 灰色の髪に灰色の瞳。中肉中背の平凡な青年。 常に古びた皮鎧と要所を補強した皮兜で武装しており、 学生証の種族こそヒューマンとなっているものの 素顔を見たことがある者は極めて少ない。 また、当人もすすんで素性を明かそうとはしない。 【性格】 無遠慮で偏屈。禁欲的で真面目。慎重だが決断は早く、 まるで人間では無いかの様に作業的で事務的。 必要最低限の、自分にとっての事実しか語ろうとしない男。 ユーモアへの理解や相手への気遣い等も意識にはあるが、 とにかく不器用な性質の為、まず表には出てこない。 【戦闘】 良くも悪くも拘りがなく、見切りも選択も速度重視。 有効か、そうでないかの2択のみで物事を即断し、 場で利用出来る物を最大限利用して主導権を奪うスタイル。 その為、一騎討ちや果たし合い・決闘といった 正統派かつ王道の『対戦形式』には苦手意識がある。 【悪癖】 名前を呼ばれると大体1~半テンポ遅れ、 何処となくバツが悪そうな声音で返事をする癖がある。 また、人を呼ぶ時もあまり固有名詞を使わず、 「お前」「そこの」「そっちの」等の代名詞に頼りがち。
《比翼連理の誓い》オズワルド・アンダーソン
 ローレライ Lv22 / 賢者・導師 Rank 1
「初めまして、僕はオズワルド・アンダーソン。医者を志すしがないものです。」 「初見でもフレンド申請していただければお返しいたします。 一言くださると嬉しいです。」 出身:北国(リゼマイヤ)の有力貴族の生まれ 身長:172㎝ 体重:60前後 好きな物:ハーブ、酒 苦手な物:辛い物(酒は除く) 殺意:花粉 補足:医者を志す彼は、控えめながらも図太い芯を持つ。 良く言えば真面目、悪く言えば頑固。 ある日を境に人が触ったもしくは作った食べ物を極力避けていたが、 最近は落ち着き、野営の食事に少しずつ慣れている。 嫌悪を抱くものには口が悪くなるが、基本穏やかである。 ちなみに重度の花粉症。 趣味はハーブ系、柑橘系のアロマ香水調合。 医者を目指す故に保健委員会ではないが、 保健室の先輩方の手伝いをしたり、逃げる患者を仕留める様子が見られる。 悪友と交換した「高級煙管」を常に持ち、煙草を吸う悪い子になりました。
《甲冑マラソン覇者》ビアンデ・ムート
 ヒューマン Lv20 / 勇者・英雄 Rank 1
●身長 148センチ ●体重 50キロ ●頭 髪型はボブカット。瞳は垂れ目で気弱な印象 顔立ちは少し丸みを帯びている ●体型 胸はCカップ 腰も程よくくびれており女性的なラインが出ている ●口調 です、ます調。基本的に他人であれば年齢関係なく敬語 ●性格 印象に違わず大人しく、前に出る事が苦手 臆病でもあるため、大概の事には真っ先に驚く 誰かと争う事を嫌い、大抵の場合は自分から引き下がったり譲歩したり、とにかく波風を立てないように立ち振舞う 誰にでも優しく接したり気を遣ったり、自分より他者を立てる事になんの躊躇いも見せない 反面、自分の夢や目標のために必要な事など絶対に譲れない事があれば一歩も引かずに立ち向かう 特に自分の後ろに守るべき人がいる場合は自分を犠牲にしてでも守る事になんの躊躇いも見せない その自己犠牲の精神は人助けを生業とする者にとっては尊いものではあるが、一瞬で自分を破滅させる程の狂気も孕んでいる ●服装 肌を多く晒す服はあまり着たがらないため、普段着は長袖やロングスカートである事が多い しかし戦闘などがある依頼をする際は動きやすさを考えて布面積が少ない服を選ぶ傾向にある それでも下着を見せない事にはかなり気を使っており、外で活動する際は確実にスパッツは着用している ●セリフ 「私の力が皆のために……そう思ってるけどやっぱり怖いですよぉ~!」 「ここからは、一歩も、下がりませんから!」

解説 Explan

●依頼内容
 行商人(名【ルシア・デ・ラ・ルス】)の護衛

●成功条件
 行商人自身と彼女の荷馬車・積荷を無事にグリン村へと送り届ける(行商人は村到着後、村にしばらく商いの為に滞在する予定なので今回の護衛行は片道でOK)

●道のり情報
 出発の起点となる町とグリン村との間には草原や荒野や山岳等様々な地形が広がっています。
 グリン村への道をゆくこと数日程度で村に辿り着きますが、依頼人曰くその道中、危険で注意すべきなのはグリン村の付近にある山道だそうです。

 その山には古くから幾つかのゴブリン集団が隠れるように住み着いているのだそうです。まれに、その中でも若い個体が山道に降りてきて、道ゆく人を襲撃するのだそうで。
 最近は特に交通量自体が減っているので被害報告も少なくなっていますが、報告者自体がこの世からいなくなっている可能性もあるので油断はできないとの事。

●『特に危険な地点』の周辺地形
 特に危ないと行商人の亡父が生前注意していたのは、北側より土が剥き出しになった急斜面の崖肌が迫り出してくるようになる地点です。血の痕を以前見かけた事があるのだとか。
 その道は東西に伸びていて、グリン村に向かう場合、西へと進む事になります。
 道の南側は比較的ゆるやかな降り勾配になっていますが、北側とは対照的に、草木が濃く生い茂っていて見通しが効かなくなっているそうです。
 道幅は馬車が二台ギリギリすれ違える程度。

 道の名は、首狩り山道というそうな。
 昔、逃走中だったさる賞金首が、農民から不意を討たれて首を奪われたという言い伝えがあるからそう呼ばれているんだとかいないんだとか。

●天候
 首狩り山道に差し掛かる頃は晴れ

●備考
 依頼人が貧乏なので報酬が通常基準よりも安い
 道中野宿する際の毛布や糧食は支給されます(ただし干し肉、固パン、水など粗食)


作者コメント Comment
 初めまして鑑信助と申します。
 ご参加いただけた皆様に参加して良かった、と思えるエピソードをお届けできたらと思って、プロローグを書いてみました。
 面白そうだと思っていただけたら、ご参加いただけましたら幸いです。


個人成績表 Report
チョウザ・コナミ 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
商人ちゃんの付き添いするモブやってるかなぁ。
ほら、なんかあった時こーいうヒロイックな思考希望を抱いた商人ちゃんよりは、そこらのモブなザコちゃんのが集中砲火狙われ案件じゃん?根拠はザコちゃん。

基本的な道中は、クールな鎧様(グレイ)と代わりばんこ交代で後方の警戒注意。
【聴覚強化Ⅰ】な【聞き耳】でとーとつな奇襲襲撃無いか様子見しとくね。【第六感Ⅰ】が奇襲ワンチャン?って告げ天啓してる気がするし。
奇襲あったら【自己犠牲Ⅰ】な感じで商人ちゃんを庇って【忍耐】でどーにか耐え堪える、みたいなぁ?
モブってそーいうとこあんじゃん?

危険地帯の道のりは、ザコちゃんは商人ちゃんの側で離れず密着で警戒を続けてるかなぁ。

プラム・アーヴィング 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
道中:馬車の左右片側につき[気配察知]で周囲を警戒。ゴブリンその他敵には通常攻撃で対応。ハイゴブリンに備え魔力温存。

野営:真っ先にテントを張り、その後他生徒の罠設置等に協力。。夜の見張りを交代で行い、テントは体を丸めて2人で使用、自分含め他生徒と順番に共有。

ハイゴブリン遭遇:
荷馬車付近に陣取り前後両方に対応出来るようにする。
ハイゴブリンが出現した方へ加勢、ハイゴブリンの炎上し易い衣服(布)に[精密行動]で[プチヒド]を放ち、その後も魔力が続く限りハイゴブリンへ[プチヒド]を撃つ。弾切れ後は、通常攻撃に切り替える。
ただし、前・中衛を抜けてきたゴブリンが居る場合はそちらを優先し通常攻撃で迎え撃つ。

レグルス・ロサリアム 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
不慣れではありますが、少しでもお役に立てるよう。
指示があればそれに従います。

道中拾っておくべきものがあるか尋ね、荷物カバンに入れておきます。
狩猟をなさるのなら、そのお手伝いも。

移動中は荷馬車の後ろを歩きます。
ランタンは荷馬車に置いておき、夜間に戦闘が起きた場合に照明として使います。

戦闘ではルシアお姉様や荷馬車に敵を近付けないように打って出ます。
あくまで護衛が目的なので深追いはせず、あまり仲間から離れないようにします。

危険度の高そうなハイゴブリンなどは確実に倒しておきたいですね。
仲間の動きに合わせて、二連突きで重ねて攻撃を。
とくに危ないと感じたらランスステップで回避します。

セイラ・ラテュール 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
●道中配置
仲間の陣形配置設定に極力準じた配置を念頭に行動
かつ極力仲間全員に回復が届く位置に

●戦闘
体力半分以下の仲間への回復魔法優先
回復不要な場合プチマドor杖の通常魔法攻撃(魔力節約時)
際立った強敵出現時以外は最大魔力の半分は常時残すようにします

●食事
わたしの気休の料理技能と以下の工夫で改善を試みます
少しでも美味くなれば体力や魔力もより多く戻るでしょうし
そのほうが気持ちが楽になりますからね

・干し肉
薄切りにしてフライパンで炒める(山菜等あれば同時調理で尚可)

・固パン
濡らしたキッチンペーパーで包み火で数十秒間温める

●到着後
グリン村の皆さんへ
ルシアさんの商売に少しでもご協力頂けるようお願いしてみます

ダケン・ヴァルガー 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
「俺ぁ本来盗る側なんだがな…まっ、貧しきから奪うってのはガラじゃねぇ」

護衛として主に前衛、周辺警戒を担当。
スコップは普段背中。斧はすぐ構えられるよう、スコップ使用中も傍らに。
移動中は地面の足跡や草木の折れなど痕跡に注意。多数が歩き回った真新しい痕跡があった場合、待ち伏せを警戒。
特に見通しが効かなくなるあたりは要注意。野営や行軍はグレイの先導に従う。
襲撃時は前衛担当。馬車を背に少女を守る形で布陣。
俺は初手『楽園楽土』でひるませ、押し切れそうなら攻撃。長引きそうなら『陣地作成』
敵戦力が対抗できそうな弱い相手の時は増援に警戒。『大木倒し』『祖流還り』はボス格への切り札で。

グレイ・ルシウス 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:156 = 52全体 + 104個別
獲得報酬:4800 = 1600全体 + 3200個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
担当:野営・斥候・前衛

道中:
・モブと自身は斥候役、交代で後方警戒
・前衛は馬車左右配置で徒歩移動、後衛は商人護衛
・敵襲があれば気付いた者が声上げ合図
・聞き耳、忍び足併用で音に注意

野営:
・夜の晩は4人就寝、4人起床、2人交代でローテ
・焚き火は極力乾燥した木片を拾い集め火打袋で点火
・水場、森林の近くでは出来る限り休み体力・水分温存
・焦って進むより日中の速度維持優先

戦闘:
・後方警戒。危険地帯では聞き耳、気配察知併用
・大勢の相手は前衛に任せ、殿担当
・倒れない事を優先。先攻は通常攻撃。後攻は全力防御
・槍の勇者が窮地に陥ったらかばう

・退こうとしたら得意を伸ばす+精密行動+武器投擲
・逃がしはしない。皆殺しだ。

オズワルド・アンダーソン 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
持ち物:野営用のテント。

野営:持っているもので陣地作成、人手が欲しいなら力がある仲間…何人かいらっしゃるみたいなので協力をお願いします。
罠設置は…酷くない程度に頑張っていただきましょう。
移動中、休憩があれば、人の目が届く範囲で食事用の木の実やキノコ、薬草などの採取を行います。荷物カバンに入れましょう。
野営準備が終わったら、採取にいきますね。



戦闘:戦闘時は荷物車の後ろ側に移動、基本マドガトルで攻撃。
仲間が怪我をしたもしくは不利な状況にいる場合、マドガトルで攻撃し、落ち着いたところでリーラブで回復。
必要であれば前に立つ仲間にリーソルでフォロー。

戦闘後:リーラブで怪我の回復に努めます。


ビアンデ・ムート 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
●目的
行商人のルシアさんを目的地まで連れて行きます

●行動
移動中は馬車の傍で魔物の襲撃に警戒
休憩時も出来る限り周囲の状況に注意を払い、いつでも動けるようにします

野営の時は『寝袋』を使用
使えるならテントを。ダメなら荷馬車をお借りするか、最悪外で寝ます
むしろ外の方がすぐ動けていいかもしれませんね

戦闘になったら前衛で盾役を担当
敵の攻撃は『おおなべ』を使って【基本盾術Ⅰ】と【衝撃享受】で姿勢を整えてから【防護魔力】を張った上で【全力防御】で対応
その際、全然効かないという風に敵を『挑発』して私に攻撃が集中させます
防御中も敵を押し返して体勢を崩したり距離をとらせて味方が攻撃できる機会を作ります

リザルト Result

 
     徹底する事だ。勝機は、常に有る。

   ~『ルスの旅手記』より鎧の青年の台詞~

●輝き
 割りに合わない仕事など、商売人であれば引き受けるべきではないのでしょう。
 【レグルス・ロサリアム】はそう思う。
 しかし、
「僕は勇者です! 困っている人を助けない理由などありません!」
 まだ齢十二前後と幼い学生の時分の事だった。だがこの時にして勇者レグルス・ロサリアムは昂然と宣言し、少女【ルシア・デ・ラ・ルス】からの縋るような依頼を引き受けた。
「ルシアさんの行動はすごく立派な事で、間違いなく人々の役に立ってるはずです」
 この頃『盾の勇者』と鎧の同輩に呼ばれていた勇者【ビアンデ・ムート】もまた微笑して述べる。
「そんな人のお手伝いができる事に、私はすごい嬉しさを感じています」
 それらはまるで一枚の絵のように。
 二人の勇者の他にも六人の学園生達が受諾の意志を同じくして集い、少女ルシアは人心の暖かさに涙したという。

●煌びやかな英雄譚と現実との多数乖離点及び、それらに対する学園生達の対処法
 泥臭い仕事だ。
 何故かと言うなら、インフラの高度整備が行なわれていない危険地帯をゆく旅というのは、元来、泥臭いものだからだ。
 【グレイ・ルシウス】は兜のバイザー越しに、彼方へと広がっている晩冬の大地を睨んだ。
 ――荒野をゆく。
 文字にすればたったの五文字。
 しかし、それを実際行うとなるに襲い来る陽雨風雪の厳しさたるや!
 良路であるとはとても言えないが、一応は道と呼べるものが厳しい大地に抗うようにかろうじて存在しているのが、今回の旅程のせめてもの救いだろうか。
(俺が行商の護衛ねぇ……)
 狼系ルネサンスの偉丈夫、【ダケン・ヴァルガー】は荷馬車の隣を歩きながら胸中でひとりごちていた。
(まっ、偶にはありか。貧しきから奪うってのはガラじゃねぇ)
 無頼の荒くれ男は吹き荒ぶ冬風の中不敵に笑った。
 次いで、
「ぶえっくしょい!!」
 盛大にくしゃみする。
「おや、大丈夫かな?」
 アルカイックスマイルを浮かべた修道士が気遣いの言葉を述べる。【プラム・アーヴィング】だ。
「ああ、ちょっと埃を吸っちまっただけだ、問題ねぇ。っかし、まだまださみぃな」
「冬まっさかりだからねぇ。おお神よ、大気の冷厳を和らげたまえ」
 まさに敬虔な修道士と『一見では』見える、もっともらしい仕草でプラム修道士が祈ってみせた。
 回転する木造の車輪が、凹凸豊かな荒野の道を踏んで揺れながら、ガラガラと独特の音を鳴らし響かせている。
 ビアンデは少し先行して道を進み、進路上に転がっている邪魔になりそうな石や木片などを極力どかすようにつとめていた。もし道中で車輪が壊れたら事だ。特に荷馬車は年季が入っているようであったし。
「ありがとうございますビアンデさん」
 御者席のルシアがビアンデの気遣いに対して礼を述べた。傭兵達でもそこまで細やかな配慮をしてくれる人はあまりいなかったので感動しているようだ。
「どういたしまして」
 黒のボブカットの少女は肩越しに振り返り笑顔で答えた。
 そしてビアンデがそういった行動も取れるのは、他の学園生達がきっちりと果たすべき点を果たしているからでもある。
「今の所、異常無ーし、みたいなぁ?」
 【チョウザ・コナミ】が斥候に立って前方の進路上の安全を確認していたし、彼女と交代で斥候をつとめるグレイが今は後方を見張っている。チョウザとグレイは視覚だけでなく訓練された聴覚も用いて周辺を警戒していた。
 【セイラ・ラテュール】やレグルスら他のメンバーも各々荷馬車の左右周囲について荷馬車と依頼人の守りを固めている。レグルスは荷馬車の後方につきつつ、時折あちらこちらに落ちている枯れ枝を拾ってカバンに詰めている。
 道中拾っておくべきものがあるか尋ねた際に『それでは』とグレイとルシアから頼まれたからだ。野営の際の燃料にするらしい。
 朝から数時間を進み、小さな森に差し掛かった頃に休憩を取る。【オズワルド・アンダーソン】はレグルスと共に採集・狩猟活動を行った。
 季節柄、森の実りは豊富とはいえなかったが、少量の山菜やフユイチゴっぽい果実、それらに加え大量の色とりどりに鮮やかなキノコを収穫する事に成功する。
「…………そのキノコ、食べられ、る……?」
「はい、これは食べられるものです」
 貴族出身である金髪碧眼の貴公子オズワルドは真顔で頷いた。本当か。しかし彼は植物に関する学がある。医学にも知識があり、経歴柄口に入れるものに関しては神経を尖らせている。オズワルドが食べられるというのなら、食べられるのだろう――たぶん。
「おお、凄い量です! きっと皆喜びますよ! さすがですねオズワルドお兄様!」
 光溢れる世界で生きてきた少年が素直に賞賛の声をあげる。
「いや、味についての保証は調理次第なんですけどね」
 レグルスとは対照的に陰のある家庭環境に育ったオズワルド青年はキラキラした眼差しを受けて人差し指で己の頬を掻いた。
 森中からの帰り道、
「あ、これって同じキノコですよね?」
「いえ、よく似てはいますがそれは毒を持っています。取ってはいけませんよ」
 そんなやりとりをかわしながら少年と青年は仲間達の元へと戻ったのだった。
 昼休憩後、一同は再度出発し道進んで時は日暮れ近くまで進む。
 黄金に燃え沈みゆかんとする陽の傾きを見て、学園生達は野営の準備を開始した。
 発見した手頃な水辺付近を我々のキャンプ地として、やいのやいの騒ぎつつプラム指揮のもとテントを張り、オズワルド指揮のもと陣地を構築する。その際ダケンと彼の持つスコップが活躍した。
 その間にグレイやレグルスが集めてきた枯れ木が燃やされ火が熾されてゆく。
「んー……」
 夕食の調理担当セイラ・ラテュールは手にしたド派手なキノコをみつめ唸っていた。
(どう調理しましょう。というか、そもそも食べられるんでしょうか、コレ)
 答えはオズワルドと運命神だけが知っている。
 セイラは少し悩んだが、オズワルドを素直に信用して調理を開始する事にした。
 スライスした干し肉や山菜もあわせてフライパンで炒め物にする。白い湯気あげジュウジュウ言ってる食材達はイイカンジだ。セイラさん、ブラウンロングの髪を左右に揺らしつつフライパンを振るう。気分良く鼻歌の一つでも洩れそうだ。
 固パンは濡らした料理用紙で包み、火で程度に温め柔らかくする。果実は水で洗ってそのまま出す事にした。
 あるいは危険地帯よりよっぽど山場かもしれないドッキドキ調理のその結果は、
「……うまい!!」
 ダケンが歓声をあげた通り、なかなかおいしく出来たようである。オズワルドの食材への見立ては確かだったようで、特に身体に不調を訴える者がでる事もなかった。
 食後が終わって晩の時、億万の星々輝く空の下、橙色の焚き火を頼りとして、チョウザ・コナミは針仕事を行った。
「わぁ、チョウザさん、ありがとうございます!」
 上着を縫って貰ったルシアは目を輝かせてとても嬉しそうだ。
 チョウザは次いで幌の修繕にも取り掛かる事にした。
「気休め申し訳でも多少はましましじゃん?」
 結構な仕事になるが、村に到着するまでは数日あるので、毎晩行うなら結構な部分がなおせそうだった。チョウザの申し出にルシアはうふふと上機嫌である。
「そんな喜んで貰えるなら何よりぃ」
 チョウザは繕い物をしつつ芝居がかった口調で笑った。
「でもねぇ商人ちゃん、チョウザじゃなくて、ザコちゃん、ね?」
「あっ、そ、そうでした、御免なさい……えと、ザコちゃん」
「うんうん」
 呼び名は『ザコちゃん』を望むのがチョウザだった。
 就寝の際、学園生達は四人が就寝し四人が起床し、それを二人交代でローテションする態勢で野営にあたる事とした。
「本当に真っ暗ですね……」
 テントへと向かう途中、レグルスはふと足を止め、彼方を見やって呟いた。
 少年は屋外で夜を過ごすのも初めてだった。
 荒野に広がっている闇は、どこまでもどこまでも深く、すべてを呑み込んでしまいそうに黒が濃かった。

●聖女の箴言
 月が沈み陽が昇り朝が来る。
 旅人達は陣地を引き払い、再び広大な大地に引かれた道をゆく。
 昼と夜とを繰り返す事数度、景色は草木がまばらに生える草原地帯へと移り変わり、さらに山岳地帯へと入ってゆく。
 さる晩、セイラはルシアと共に水辺で洗い物をしながら話しかけた。
「余計なお世話かもしれませんが……ルシアさん、時にはご自身を顧ることも大事だと思いますよ」
 聖女と謳われた事もある聖職者の少女は、この時、その評の通りの響きを声に乗せていた。
 セイラの言葉にルシアは手を止め目を瞬かせる。ピンと来てない顔だ。
「――身を削り続けるあなたの姿を見て、村人たちはどう思うでしょう? 感謝以外に後ろめたさもあるのではないでしょうか?」
「……えっ?」
 少女の手から食器が滑って水面に落ちる。
 セイラは固まっているルシアの代わりにゆっくりと食器を掬い上げた。
「……それは……そんな事……でも、あぁぁ……そうか…………!」
 それはルシアにとってまるで予想外の指摘だったようだが、思い当たる節もある様子だった。
「……犠牲の上に成り立つ事は、いずれ必ず人の心に暗い影を落とすものです。たとえそれが自分自身で望んだ犠牲であっても……」
 聖職者の柔らかい声は深く静かに夜闇の中に響いていった。

●危険地帯
 旅の途中、崖上から小石がパラパラと落ちてきた。
「……御誂え向けの地形だなぁ」
 偉丈夫ダケンは視線を向ける。土が剥き出しの崖肌が見える――それだけだ。しかし、彼は狼がするように鼻を鳴らした。匂う。
「おあつらえむけ?」
 御者席から小首を傾げてルシア。
 本日、陽暮れ近くの刻。
 場所は既に『首狩り山道』に達していた。
 西へと伸びる峠の道、強烈な夕陽の光が進行方向から眩く差し込んできている。逆光だ。
「嬢ちゃん、こういうのは段取りが大事でな……俺達ァ、もう目をつけられてるかもな」
 気に入らない。
 まったく、気に入らない地形だった。
 彼は経歴柄『襲う側』の心理に詳しい。
 珍しく真剣なダケンの表情にルシアが息を呑んだ。
「だいじょーぶ」
 ルシアの隣の席に座っているチョウザが言う。
「ほら、なんかあった時はヒロイックな思考希望を抱いた商人ちゃんよりは、そこらのモブなザコちゃんのが集中砲火狙われ案件じゃん?」
 マゼンダ髪の女はそう笑った。
「えっ、えええ……? それは違うと思うていうか仮にそうだとしてもダメでしょ、それじゃ!」
「上だ!」
 ――ザコちゃん的には問題ない。
 チョウザは思いつつグレイの声に反応し見上げる。
 黄昏の世界、赤光浴びる剣を構え崖を滑り来る五体のゴブリンの姿が視界に飛び込んでくる。
「おお、神よ!」
 歓びを帯びたプラムの声が流れてくる。
 ――チョウザは自らか弱いモブをやっているが、ルシアはそういう訳ではないだろう。
 ビアンデが盾を、レグルスが槍を即座に構えていた。二人の勇者は迎え撃つように突っ込んでゆく。ルシアが手綱を引く。馬が嘶く。馬車が停まる。オズワルドが杖握り、眉間に嫌悪の皺を刻んでゴブリン達を睨みつける。セイラは素早く視線を配って仲間達の位置取りを確認する。ダケンが脱ぐ。
 ――だったら、狙われるのは自分一人で良い。チョウザはそう思うのだ。
『カァアアアアアアッーッ!!!!』
 殺意の咆吼。ゴブリンが道上に降り立ち、木立ちの陰から密かにハイゴブリンが進み出てきて、その刹那、紅蓮の火の玉を腰に受けたハイゴブリンが悲鳴をあげた。
 放ったのは、
「神よ。この主に何処がかは伏せるも矮小な冒涜的生物の丸焼きを御身へ捧げます」
 微笑と共に魔導書をハイゴブリンへ向け構えてプラム・アーヴィング。彼は生物の気配の揺らぎを感じ取っていた。ハイゴブリンの奇襲は失敗だ。
 グレイが矢の如く迫り白刃一閃。ハイゴブリンも火魔法の痛撃に態勢を崩しながらも反撃の剣を振るう。半月を描く二条の軌跡が交錯して抜け、男と緑鬼の双方の身から鮮血が散る。
 激怒の咆吼と共に大地を踏みしめ緑鬼が剣を下から上へと返し、鎧の男は身を捻り前傾姿勢で一歩を後退しながら盾を使って受け流す。
 火と鋼の戦歌が激しく奏であげられてゆく中、一方の北側でも学園生達とゴブリン達が激突している。
「姓はヴァルガー! 名はダケン! 故郷は知れず、世間が呼ぶには流しの無頼! 見参! 見参! ウォオオオオオリャッ!!」
 楽園楽土で名乗りをあげ上半身裸のダケンが斧を振り回し、ビアンデが盾を構えながら全身で体当りするようにぶちかましをかけ、すかさずレグルスが弧を描いて槍を振り回し斬りかかる。
「……糞兄と同じ目をした下等生物が」
 底冷えのする青瞳をオズワルドはゴブリンへと向け魔弾を放った。セイラもまた光弾を解き放つ。
 猛攻にゴブリンが悲鳴をあげる。五体のゴブリン達は死に物狂いで剣を突き出し、特に前に出て来たビアンデの身をグサグサと突き刺す。
「きっ……効きませんよぉ!!!!」
 ビアンデが平静を装って挑発している。実際のところは割りと効いてる。凄く効いてる。だが依頼者と荷物らが無事ならそれでいい、ビアンデは自分が負傷しても一歩も退かずに敵に立ちはだかり続ける。
「後ろからも来て――?! こちらはお願いします!」
 戦いの最中、強敵の存在に気づいたレグルスはグレイ達南側への加勢に向かう。セイラが祈祷を開始した。それを見たルシアが剣を抜いて北側へ出、その直衛についているチョウザも戦闘に突入した。チョウザはゴブリンを寄せぬようルシアを庇いながら棒を振り回す。
 攻防は激しく続いたが、やがてダケンの斧がゴブリンの頭をカチ割り、もう一体をオズワルドの魔弾が吹き飛ばした時、
「神よ、受け取り給え!」
「ハアッ!!」
 プラムのプチヒドからレグルスの二段突きが決まってハイゴブリンが倒れた。
 すると残った三体は戦意が挫けたか、形勢不利と見て逃走に入った。
 しかし、背を向けたゴブリンの身に即座に剣刃が突き立ち一体が転倒する。
「逃がしはしない。皆殺しだ」
 剣を投擲した姿勢のままに鎧男が言った。
 学園生達は追撃を仕掛けてゴブリン達の逃走を阻止。殲滅に成功。依頼人の無事を守るだけでなく、山道上の脅威軽減にも大きな役割を果たしたのだった。

●未来への分岐点
 戦後、オズワルドのリーラブなどで手当てをし、一行は西進を再開した。
 夜。
「商売で、利益は勝利であり損失は敗北だ」
「え?」
 ふとしたようにグレイがルシアへと言った。
「事実は飲み下せ」
 ルシアの頬にカッと朱が差された。
「……私は商人ですが利益は手段であって目的ではありません。利益の為に魂を叩き売るなら、それこそが敗北だ!」
「ではお前の勝利条件はなんだ? この状態でそれを達成できているのか。未来に、見込みがあると?」
「それは……」
 セイラの言葉が脳裏に甦る。良かれと思って我が身を顧みずやってきた。けれどそれが助けたい人達の心に後ろめたさを与えているなら――敗北しているのだ、ルシアは。
 大切なところを、救えていない。
「…………そうですね、結局、貴方が正しい……」
 ルシアは目を閉じた。
「……私は、きっと、考えを修正する必要があるんだ」
「ならば続けて言おう、想像力は武器だ。理想を掲げるなら敵対する者の考えを辿れ」
「敵対する、者……」
「困難は工夫を生む。見聞きし学べ。工夫を買え。工夫を売れ」
「それは……なんとなくは、想像できますが……具体的には難しそうですね」
「難しい、か」
 グレイは考え、少しの沈黙の後に再び口を開いた。
「俺は商人ではないが魔物を殺す方法は考え続けている」
 少女は黙って青年の声に耳を傾けている。
「……魔物退治は積み重ねが全てだ。
 陣取りを工夫し、
 技能を把握し、
 連携を意識し、
 信用を積み上げ、
 強敵を推測し――そして殺す」
「……あなたはそれを、実際に行ってきたと?」
「そうだ」
 グレイは頷いた。
「だから俺はそれが可能な事だと知っている」
 今回もそうして実際に魔物を討ってみせた男の言葉には説得力があった。
「商売も同じだろう」
「……多くの事が、私には難しい。だからきっと上手くいかない。貴方は人から合意を得られる、けれど私はどんなに頑張ったって、そういう事はできない!」
「諦めるな」
 怯んだ顔をしているルシアを見据えてグレイは言った。
「窮地に陥った時逃げられると思うな。常に生死の天秤の上で生きる道を探せ。泥臭くとも無様だろうとも足掻き続けろ――隙は必ず出来る」
 生き続けてきた男の言葉だった。
「徹底する事だ。勝機は、常に有る」

●旅の終わり
 そして一行は村に到着した。
「無事につけました! 有り難うございます、皆さん!」
 ルシア――依頼人は一同に深く感謝しているようだった。
 これにて仕事は終った、筈だったし、確かにそれで間違いは無い。
 だがセイラはまだ帰還はせずにグリン村の村長に会っていた。
 ルシアの利益が増えるよう少しでも高値で買ってあげたり、特産品が作れたりしないか、お願いしていたのである。
「ルシアさんの助けになるだけではありません。彼女の利益が増えれば更に良い商品をこの村に持ち込みやすくなると思うんです。こういうのを確か、先……行……えーっと……先制攻撃、でしたっけ?」
 肝心な所でボケぶっ込んで来る聖女様であった。武力派か。
 とまれそうして先行投資に関しては前向きに検討したいという村長の返事を貰う事にセイラは成功する。


「しかし……問題は少し深刻そうですね……」
 最後に村の方を振り向いてレグルス少年がぽつりと呟いた。
 ルシアとグリン村にとって課題はまだまだ多過ぎる。
 だが今回、学園生達が出来ることはほぼほぼやりきったと言って良いレベルだろう。状況好転への種はまいた。

 冬を乗り越え幸福の花が鮮やかに咲く事を願い、学園生達は帰路についたのだった。
 光が共に、ありますように。



課題評価
課題経験:52
課題報酬:1600
貧困村へ向かう少女行商人の護衛依頼
執筆: GM


《貧困村へ向かう少女行商人の護衛依頼》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 1) 2019-02-01 00:11:56
とゆーわけで。参加受講するゆーしゃ様達はよろしくちゃん。
初めましてのゆーしゃ様へ、ザコちゃんです。
既に授業に同行一緒したゆーしゃ様達はご安心を、ザコちゃんは今日もザコちゃんでーす。

えっとねぇ、ザコちゃんは棒術全般と村人技能全般、あと第六感と基礎的な技術技能をいくつか。
それから話すことと裁縫がちょっと出来るって感じの人物人材かなぁ。次は挑発を勉強する予定。地味なモブに使えるかあやしーけど。

とりあえず、つぎはぎ商人ちゃんの服の裾を縫い繕ってあげたいなぁってことくらいしかザコちゃんは決めてないけどぉ…
まずはどんな風にして、一番危険危ういって言われてる地点を無事に越えるか、とか決めなきゃ案件?

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 2) 2019-02-01 00:36:29
同じ依頼か。では頼らせて貰う。
……グレイ・ルシウス。黒幕・暗躍コース専攻だ。

戦闘は前衛系技能中心。それ以外では事前調査、罠の設営、
野営準備、聞き耳を立てたり音無く動いたりといった隠密技能。
気配察知と概ね敵の発見と奇襲に特化している。
正面からの一対一はあまり得意ではない。……こんなところか。
宜しく頼む。

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 3) 2019-02-01 00:49:39
導師・賢者専攻のオズワルド・アンダーソンです。
よろしくお願いします。
得意なことを言った方が良いかな。

現時点で得意な一般技能は医学、魔法薬生成…一応見てもらった方が早いですね。
職業技能は攻撃魔法、回復魔法、陣地作成など、後衛サポートメインです。
怪我をしましたらちゃんと最低限の手当は出来ますので言ってくださいね。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 4) 2019-02-01 01:34:33
むしろザコちゃんがクールな鎧様を頼るのが筋ってか道理なんじゃん?
モブってのは他の誰かに助け救援を求める、自由でか弱い存在だからぁ。きゃー、ザコちゃん荒事こわぁい。

えーっとえっと、なんにしても決めなきゃ確定案件なのは、

・基本的な道中での隊列や行動
・野営について(野営の場所選びや就寝中の見張りをどうするか、等…?)
・ゴブリンが出るらしい一番危険な首狩り山道での隊列、或いは戦闘時の云々

って事とかな感じぃ?他なんかあるぅ?
そんな感じで問題提起質問だけ置いて、ザコちゃんは暫しの睡眠に沈むのであった。待て次回。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 5) 2019-02-01 01:36:08
皆元気そうだね、どうもこんばんわ。
うんうん、顔見知りが多くて心強いよ。

じゃ、自己紹介から。
俺はプラム・アーヴィング。
賢者・導師専攻で主に攻撃魔法が好き。
だからサポートは向かないな。
精密行動で一回だけなら特定の場所に狙撃ができるかもしれない。

一般技能は…、言語と知能を有している相手にしか通用しないものばかりだからこれは割愛。

ま、今回の依頼にぴったりな良いスキルがあれば随時習得してくるからよろしくね、フフ。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 6) 2019-02-01 01:50:35
8人だから、やっぱ半分に分かれて前方後方を守りながら進むのがいいのかな。
奇襲は怖いからね~先制は取られたくないよね~。

野営の時は、周囲に罠を張ってみたりはどう?
現地調達の蔦とか鉄板の穴掘りとかで。


所で、ゴブリンが衣服纏ってるならプチヒドで効率よく燃やせそう。
俺ワクワクしてきた。

《今を駆ける者》 ダケン・ヴァルガー (No 7) 2019-02-01 06:21:09
参加決まったな。
ルネサンスで魔王・覇王コースのダケンだ。駄犬じゃねーぞ。
戦闘は主に前衛、一般技能は…まだ何もなかったわ。
ま、まぁ突貫でもなんとかなるだろ!
分担や作戦については後ほど、とりあえず挨拶だけになっちまうがよろしく頼む。

《新入生》 セイラ・ラテュール (No 8) 2019-02-01 07:30:17
教祖・聖職コース専攻のセイラ・ラテュールです。
よろしくお願いしますね。

戦闘では杖の通常魔法攻撃のほか、状況によって適宜回復魔法も行おうと思います。
一般技能で役立てそうなのは料理くらいでしょうか……?
支給品を少しでもおいしくできればいいのですけど。

《甲冑マラソン覇者》 ビアンデ・ムート (No 9) 2019-02-01 13:22:43
勇者・英雄専攻のビアンデ・ムートです
皆さんよろしくお願いします

私の出来る事は基本盾術をメインに防御系技能は大体習得してるので、前衛で盾になるのは得意です。逆に攻撃面は不安が残るかなと……でも盾で押し返したりする事はできるので、攻撃する方々のサポートはできるはずです

一般技能で今回の仕事で役立てるものは、攻撃を集中させられそうな挑発と、道中に使えそうな料理の二つぐらいかと思います

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 10) 2019-02-01 21:02:04
えっ、ゴブリンって服着て…着…着てま…………(眉間に寄った皺を水煙草の柄でつつき)
うん、着てる。着用着用。そーじゃないと、ここ未成年なゆーしゃ様多い半数だし、じょうそーきょーいく的にだめじゃん?
きっと近頃流行はやりのなんかいー感じのとかなんとか…着てるよねぇ?

お話きーたり勝手に生徒手帳のぞき見拝見した限り、前衛が5人で後衛3人…な感じぃ?
魔法使うゆーしゃ様達の使う魔法と、そのタイミングとかも考えて動かないと、道中ガス欠しかねないしねえ。
いざと言う時までは前衛だけで頑張り励むのかー、常に商人ちゃんのために全力なのかーとか。

後方を守る側にも前衛は配置配備しとかないと、不意打ちでゴブリンがこんにちはー、の可能性あるもんねぇ。
或いはこう、2人ずつで商人ちゃんを中心に、四方を囲む包囲な形、とかもありぃ?…流石に厳重厳戒態勢?

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 11) 2019-02-01 21:32:04
全裸は全裸で防御力低そうで有難いけれどね?

例によってゴブリンは魔法が弱点、ということで魔力の温存はしておきたいよね。
まぁ、でも通常攻撃なら確か何も消費しないから、道中はなるべく通常攻撃で乗り切りたいかな。
危ないのが出てきたらプチヒド~って思ってるけど。

《新入生》 セイラ・ラテュール (No 12) 2019-02-01 21:38:10
>通常攻撃
先に宣言した通りわたしの攻撃手段は基本こちらになりますね。
プチ系も一応は扱えるのですが、魔力にさほど余裕がないのでなるべくなら回復に割きたいと思っています。

思ったのですけど道中の野宿で魔力は回復するのでしょうか?
完全回復はさすがに無理にしても、休息を取ることで回復するそうなので多少の効果は期待できると思いますよ。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 13) 2019-02-01 21:46:30
たいりょく、まりょく、きりょくに関しては、休息をとることでも回復するみたいだけどねぇ。学生証(システム)に書いてた。

ただ、ぺら毛布と、限られたお水に干し肉乾パンな保存食粗食…で、どれ位回復できるか未知数わかんないじゃん?
その変の…生活レベル?を向上改善することも、乗り切るのにはやっぱり重要になりそう。

水とか食べ物を現地調達できればいーんだろうけど。植物に詳し博識ならそーいうのもできるのかな。
もしくは本格的に、ゴブリン焼いて食べむしゃむしゃしちゃう…?

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 14) 2019-02-01 22:29:23
少なくとも、余程極端に寒さに強くでもない限り
剣を奪って使う知性があるなら衣類を纏う知性も有りそうな物だが。

生活水準を考慮するなら水場だな。
地図が欲しいが、せめて商人に情報確認をしておくか。

料理を生かすなら村への道と森林の接近点を確認することと、
野営の準備を早めに始めて狩猟と採取で食材を賄うことか。
キノコや野草の類の知識があれば楽なのだが、
木の実の類を擂り潰す方がまだ確度が高いだろう。それと魚か。

毛布はテントを持ち込めば保温効果は十分だろう。
但し、男女で雑魚寝を避けたいなら2セット必要になる。
まりょく節約考えれば火打袋を持ち込んでの焚き火も欲しい。
夜間の奇襲警戒は、屋外にならざるを得ないだろうからな。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 15) 2019-02-01 22:39:51
護衛については斥候と前衛が2人居ればあとは順繰りに
馬車に乗って足を休めれば良いだろう。
つまり常時警戒するのに必要なのは3人だ。

但し、斥候が務まりそうなモブと俺は交代制で後方警戒だな。
勇者2人と魔王1人はローテーションで1人は商人付き。
残2人は左右警戒が妥当だろう。馬車は文字通り馬が引いている。
前さえ塞がなければ逃げ足は人より余程早い。

あとは、野営の準備時の当番と、持ち込むアイテムの分担。
この辺が決まったら漸く危険地帯での対応に話が移れるな。
とりあえず、俺はたいまつ、火打袋、スコップ、テントは手持ちにある。
だが持ち込めるのは1つだけだ。足りないものを持ち込もう。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 16) 2019-02-01 22:44:38
ん、じゃあ基本的に持っていくものは野営の準備に役立つものだね。

魔法攻撃もそこまで飛距離が出るわけじゃないから狩猟も難しそう。
川が近くにあればいいんだけど…やっぱり木の実メインかな。

ゴブリンは学園に帰ってから、万全の準備の中食べたいな。
お腹壊してバッドステータスとか恰好つかないし、フフ。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 17) 2019-02-01 22:54:27
ま、でもご飯は貰えるから腹すいて力が出ない~ってことはなさそうだし、主に寝床とかそういうところだよね~。

あと、持ってるものは基本渡せない所も考慮して何を持っていくか決めないとね。
って、ことで。
スコップ持ってても俺は罠張れるわけでもなし、火打ちはプチヒドで代用できるから「テント」持ってくね。

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 18) 2019-02-02 00:20:24
ゴブリン…単体なら楽ですが集団になると少々面倒な生き物ですね。
まだげんきが1000ほどあるので、必要な一般スキルがあれば取得できます。
植物学に振ってしまおうか考えているところです。

そういえば野営に陣地作成は使えるのでしょうか。
使えるのであれば野営に襲われる危険を考えると役に立てたいところです。
持ち物は周りが何を持っていくかで決めたいと思います。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 19) 2019-02-02 00:25:53
ザコちゃんはモブだし、野宿での男女云々なんやかんやは気にしないけど、商人ちゃんがどう認識思うか、はありそうかなぁ。
あとそれから、テントって足を伸ばした一人分じゃなかったっけ。身を寄せて二、三人入り睡眠したりぃ?

そったらザコちゃんに背後の警戒は任せよぉ。
あ、こー言っておくと、早々にやられちゃうモブ感出ちゃう感じぃ?じゃー期待しないでくれていーよぉ。
一応聴覚強化の技術持ってたりするし、ついでに聞き耳立てる勉強学習もするかなぁ。

ザコちゃんが持ち込めるのはロープと布と糸と発煙筒、後お財布弄ってた時にもらったカイロと心安らぐオルゴール…
だけど、出来たらソーイングセット持ってき所持したいなーって感じ。きつそうなら諦めるけどね。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 20) 2019-02-02 02:54:52
いや、足を伸ばして1人分ならば膝を曲げれば2人入ると思った訳だ。
持ち主が誰かを招けば「貸して使った」にはならないと言う理屈もあるな。
少なくとも、雪降る季節に屋外よりは、窮屈でも屋内の方が
身体は休まるだろう。商人は荷馬車で寝る可能性の方が高いがな。

……ソーイングセット。道具の揃い様次第なのかもしれんが、
良いのではないか。やりたい事が明確ならそちらを優先しても。

陣地作成は説明を聞く限り、時間さえかければ有効だろう。
毎回、となると資材や消費面で厳しいだろうが、
例えば森林近辺、水場付近など、場を絞れば効果的な技能だ。
植物学も、確かに食料採取に使えそうな感はある。
だが、くれぐれも後悔の無い選択をする事だ。
技能という奴は長い付き合いになる。妥協せず熟考して選ぶと良い。

《今を駆ける者》 ダケン・ヴァルガー (No 21) 2019-02-02 07:16:39
>服
まぁ服は防具に入りませんっていうし、重装備重火力とかの想定はあんましなくていいんじゃねぇかと。

全体方針はグレイとルシウスが出し切ってくれてるし、あんまいうことはねーな。
警備と戦闘に全力ふらせてもらうぜ。

>アイテム分担
今ストックあるやつだと、松明(+予備の木片)、スコップ(大)、あと煙草。
得物が両手武器なんで手を塞ぎ続ける松明は避けたいな。
スコップ担当させてもらっていいか?

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 22) 2019-02-02 10:55:13
そったらテント四つ必要…あ、でも見回り夜回りするゆーしゃ様がいることを考えると、それ以下になるのかなぁ。
荒野がもし砂漠とかだと罠設置作成も難しそーだし警戒重要じゃん。落とし穴掘ろうにも砂さらさらーっ、だし。

寒中脱衣ルネサンス様の言うグレートルシウス、ってクールな呼び呼称だったりするぅ?
…ふふっ、独自性はないけど、単純に強そうでザコちゃんその呼び方ちょっと好き。

物の貸し借りダメーって問題校則のぶん、スコップとかの使用道具類は罠設置とか陣地作成な知識あるゆーしゃ様のがいーんじゃん?
とは思うんだけどぉ、…指示出ししてわちゃわちゃする、ってなるとおけまるちゃんなのかなぁ。その変がまだわかんない不理解。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 23) 2019-02-02 12:47:11
荷馬車がどのくらい人が入るのか気になるところ。
ま、商品もあるっていうし、一番は依頼主の身の安全だから寝るときに荷馬車は使えなさそうだよね。
「テント」に二人で入るなら効能も半分になりそうではあるけど、身を寄せ合って寒くはなさそう。フフ。

プランの文字数もあることだし、野営については一番簡潔に書きたいところだとは思うので、やはり知識ある人に任せた方がよさそう。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 24) 2019-02-02 15:36:00
そうだな、1度に休む数にも依るが、商人は数に含めないとすると、
火の番、起こす者、商人の護衛、と最低3人は動き続けることになる。
予備員含め4人は起床、4人就寝で2人ずつローテーション。

……朝まで8時間として、1人大体4時間は寝られる計算だ。
通し4時間か分割2×2時間かの差はあるが。なのでテントは2つ欲しい。
まあ、無ければ無いで女性陣は荷馬車へ行っても良いと思うがな。

では、野営に関しては出来るだけ簡潔にこちらで纏める。
皆は自分の持ち込んだ道具をどう使うかのみ明示しておいてくれ。
貸与不可の制限外しに為にな。それと、テントとスコップの持ち込みも了解だ。
陣地を組むなら指示する者と肉体労働が分かれていて問題はないだろう。

……ぐれいと……くーる……世間のセンスと言うのは難しいな……。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 25) 2019-02-02 17:13:46
ザコちゃん低体温だし、むしろ一緒するゆーしゃ様はハズレ引いちゃった案件になるかもだけどねぇ?
ま、それはそれ。どんまい。

クールな鎧様が野営隊長って感じぃ?じゃ、お言葉に甘えもたれかかって、野営関係のプランは簡潔にしとこ。
商人ちゃんの服繕ってあげるとしたら、野営の見張り警戒番ついでになるのかなあ…あ、警戒しながら裁縫って難度高めすぎぃ?

野営についてぼんやりかちかち固まり始めたし、ぼちぼち危険地帯についても決めなきゃかなぁ。
ザコちゃんは道中の警戒見張りに第六感と聴覚強化使うし、戦闘関係に避けそうな技能活性枠あと二つになっちゃうけど。
一応庇う防護なための忍耐とか自己犠牲とかそのへんがいいのかなぁ。或いは通常反撃?

《新入生》 セイラ・ラテュール (No 26) 2019-02-02 19:11:22
>アイテム分担
わたしは調理器具を持ち込む予定です。
それと併せて食事関係について行動を多めに割くつもりでいます。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 27) 2019-02-02 21:49:08
じゃ、夜の番はそんな感じで~

俺は「テント」を持ち込む。
戦闘に備えてスキルは、
魔導書の導き/気配察知/精密行動/プチヒド
を持ち込む予定。戦闘重視構成かな。

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 28) 2019-02-02 22:47:07
グレイさんは貴重なアドバイスありがとうございます。
いろいろ役立つと思うし、
いつか魔法薬の素材集めにも利用できるだろうから(今回のは全く関係ありませんが)欲しいと思ってるのもあり
やはり植物学を取得して行こうと思います。

プレイングは浅く広めに書いていきますね。
持ち物は、簡易救急箱………いえ、少し探して買ってきますね。
もっと必要であればテントを持ち込みますね。

《甲冑マラソン覇者》 ビアンデ・ムート (No 29) 2019-02-03 00:15:32
野営の件、了解しました。任せっぱなしになってしまって申し訳ありませんが、よろしくお願いします

持ち込む道具ですが、私は寝袋を持っていきます
これなら馬車で寝る時や、天気とか色々不安要素はありますが屋外で寝る時にも使えますし、他にも使える用途は多いと思うんです

装備とスキルですが、私も戦闘の事を考えて防御系で固めて盾役になれるような構成でいくつもりです

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 30) 2019-02-03 00:41:46
あ、そーなるとザコちゃん大盾の女ゆーしゃ様の劣化で使い物になりにく案件?
そったら攻撃関係の技術技能にしとくほーがいいのかなあ。
もしくは、商人ちゃんを守る側と、戦闘時の戦果の中での庇い役で二人いて…も……?
んー……危険地帯で魔物が何匹、どんな感じでぼーん!するのが不明瞭見えないからなぁ…

ザコちゃんはただのモブだから、そーいういい方向の予言予知はできないのであった。
悪いフラグなら立場上立てられそーだけど。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 31) 2019-02-03 01:15:48
さて、危険地帯についてを抑える前に少しばかり足しておこう。
まず植物学の取得には感謝を。確かに薬草、毒草類の知識も内包するだろう。
生かす目処が立つなら何よりだ。宜しく頼む。
それと陣地作成には其処の魔王が力を貸してくれる様だ。
労働分担が要るなら依頼すると良い。罠が必要なら俺に言え。

盾の勇者……なるほど、的確な表現だ。
そちらは寝袋だな。貸与不可と言う点だけ気を付けてくれ。
それと危険地帯での戦闘では恐らくゴブリン側を担当して貰う。
ゴブリン語、と言う物が有るのかは知らんが、
挑発は出来るだけ分かり易く大袈裟に頼む。盾役は、前衛の支柱だ。


《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 32) 2019-02-03 01:29:36
調理担当はアイテムも調理器具か。妥当だな。
それと、ヒーラーとしての立ち回りを厚めに頼む。
盾役を中心に、但し回復先が被らない様に分担を意識して欲しい。
声掛けなどすると良いだろう。周囲もフォローし易い。

魔法戦闘は……専門外だ。何とも言い難いが……
強いて言うなら数を減らす事を最優先してくれると助かる。
連携の肝は火力の集中、各個撃破だ。先に殺せば殺されん。

となると、モブは必然的に商人の護衛だな。
少なくとも、今回は高確率でこちらが奇襲を受ける側だ。
前線から敵が浸透しなければ良いが、楽観は難しい。
学園も遠い辺境で、依頼人が死んだら終わりだ。頼めるか。


《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 33) 2019-02-03 07:27:16
危険地帯でも似た感じの警戒庇いを続け継続な感じかな。かしこまりおっけー。
商人ちゃんは…商人ちゃんだけ?は、守れるように頑張り励むかんねぇ。期待しない程度に様子見よろしくぅ。
ただ、ほんとにザコちゃんは警戒守りモフになってるから攻撃方法な技能活性化しないし、棒振り回しモブだし。
不意打ちは防ぎ防護するからとどめってか攻撃は他のゆーしゃ様におまかせ案件

魔物もヒロイックな希望を抱く商人ちゃんよりは、まずモブを狙い仕留めるとは思うんだけど、ねぇ?
そーいう魔物特有のあれを分かってない子もいるだろーし?念のため保険ってことで。

…そーいや、流石に帰路でのことは考えなくていーよね。
むしろ守るべき商人ちゃんがいない無存在なぶん、より警戒はしやすいわけだし。だいじょーぶ、なはず、と思うし。
…そーだよね?

《新入生》 レグルス・ロサリアム (No 34) 2019-02-03 14:27:43
遅くなりして申し訳ありません。
レグルスです。よろしくお願いします。

お兄様がたのご意見を参考に、持ち物はランタンにしようかと思うのですが。
たいまつのほうが勝手がよいのでしょうか?

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 35) 2019-02-03 16:31:24
帰路はいいんじゃない?帰路も同じようにして帰ればいいだけだろうし。

で、ハイゴブリンとゴブリンとはどうやって戦う?
奇襲での不意打ちは免れてもやっぱ囲まれる気がする。俺だったらそーする。誰だってそーする。

戦闘時はやっぱり、馬車の前方後方で別れて戦う感じ?
ザコちゃんは常時商人さんの護衛だろうけど。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 36) 2019-02-03 19:39:41
ふむ。そちらの勇者は槍を使うのだな。
ならランタン一択だろう。松明は片手を制限される。
槍とは相性の悪い道具の1つだ。ランタンなら手を空けられる。
それと、野営時はそのランタンは出来るだけ荷馬車に置いておいてくれ。
大体の馬は火を嫌う。野営で焚き火を焚いても然程は近付けられない。
護衛をするにも明かりが有る方が何かと安全だ。

となるとテント2、寝袋1、調理器具1、ランタン1、スコップ1、
ソーイングセット1なら、俺が持ち込むのは火打袋が良さそうだな。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 37) 2019-02-03 19:43:09
帰路は……そうだな。帰りは最悪、襲われたら逃げても良い訳だ。
然程難はないだろう。少なくとも、行きよりは遥かに問題が少ない。

ハイゴブリンとゴブリンは、どちらを先に潰すか。
遠距離攻撃の手段が豊潤にあればゴブリンを潰す方が早いだろうが、
今回の場合自分から接近して来るハイゴブリン優先が順当だろう。
となると前に盾の勇者と頑丈そうな魔王。後ろに俺と槍の勇者という所か。
魔王の威圧感は対多数向き。そして盾の勇者も対多数向きの特性だからな。

ゴブリンに有効と明言されている魔法使いは、荷馬車に陣取って
必要だと判断した側を支援して欲しい。これにヒーラー2人とモブを含め、
4人が荷馬車近辺に居れば、前と後ろ、万が一どちらかが緊急の時にも
纏まった対応がしやすいだろう。互いの意思疎通の面でも効率が良い。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 38) 2019-02-03 19:54:56
OK、俺はザコちゃん、セイラさん、オズワルドさんと一緒に荷馬車の近くに陣取っとくね。
所謂真ん中、中間地点に陣取ればいいわけでしょう?

あ、俺火属性を使うけど、馬が怖がるようだったら別属性の魔法持ってくよ?
プチヒド程度だったら大丈夫かなとは思うけど。

《今を駆ける者》 ダケン・ヴァルガー (No 39) 2019-02-03 21:04:15
数がゴブ5、ハイ1だからなー。まぁ包囲は免れないだろ。
馬車を守りつつというか、馬車を背に戦うようにすれば完全包囲は防げるか?

>優先順位
俺らはまだ知らないっぽいが、ゴブリンの相手をしてるとハイゴブって感じみたいだから、ひとまずゴブを叩いていくになるのかね。
グレイがまとめてくれてるけど、俺は前衛しかねーな。
開幕で『楽園楽土Ⅰ』か『威圧感』をぶちこんで、後は斧で各個撃破だな

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 40) 2019-02-03 21:19:44
一応、どんな魔物が何匹くらい出るかってのは分かってないから、憶測を重ね連続すぎないように、ねぇ?
商人ちゃん(解説)いわく、ゴブリンじゃん?ってお話はあるけど。
(一方その頃…以下のハイゴブリンとゴブリン集団の件は、恐らくPL情報としてのフレーバーかと…?)

なんにしてもザコちゃんは後衛なゆーしゃ様もまとめて守る…って出来る強さはないからねぇ。
こっちにえげつない数の魔物が侵入奇襲しないことをお祈り祈祷。

そっから、ランタンは便利明るいけど、油は30分くらいしか使えないし、使い所は見極め判断しないとじゃん?
ほら、松明の木片なら道中でも代用できそうだけど、油はなかなかそーもいかないしぃ?
集められるくらいの脂汗をかく体質のゆーしゃ様とか存在いるなら、話は別々だけど。いないだろーし。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 41) 2019-02-03 21:39:41
フ…ッ!(吹き出すのを堪える)
く、フフ…ランタン油に代用出来るほどの脂汗体質の勇者、はちょっと…フフ…やべえな…面白…ッ一緒にテント入りたくねぇな…フフッ(ツボった)

……ふう、フフ、ええと、ンンッ。
山道付近は複数のゴブリン集団が隠れるように住み着いているらしいし、運が悪いと一遍に襲われるかもだから気を付けないとね。

あ、俺は一応仮プラン提出した。
荷馬車の幌上へ登れたら見通しが良いし狙いも定めやすいんだけど、いけるかな…?

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 42) 2019-02-03 23:00:49
そうだな。実際敵の実数については全く保証がない。
ゴブリンが出る上、一般の風聞で危険と称されるレベルの地形なら
まずハイゴブリンも出るだろう、と言う点すら過去の課題を見て来ての
「推測」に過ぎない。だが、現時点で危険の度合いを上限で見るなら、
出ると見て良いだろう。条件さえ揃えば、推測も馬鹿には出来ん。

火の魔法は、馬の鼻の前で炸裂させたりしなければ問題無いだろう。
幌上も視界と言う意味では有効だが、足場が不安定だ。
商人の経済状態を見るに破れる可能性も否めない。落ちないように。
それとハイゴブリンは視点がゴブリンより高い。武器投擲に気をつける事だ。

魔王はその調子で頼む。少なくとも半包囲までは行く。
と、考えて動いた方が良い。思ったより少なくても何ら問題はない。
中間に支援班が居る以上全包囲される可能性は低い。
つまり、眼前の敵を片っ端から全滅させれば勝ちだ。難という事はない。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 43) 2019-02-04 00:25:00
ほんとに脂汗系ゆーしゃ様いるなら、マフラー的なものに汗吸わせ吸収して貰ったら夜闇も常に快適になれる気がする。
学園にいるのかなぁ。

ゴブリンはずる賢い魔物ー、ド定番の魔物ー、くらいは共通認識知識だしぃ?ま、警戒しまくるだけならお咎めもないだろうしねぇ。
ただ、推測で仮想敵を決めつけ確定しないようにだけ、みたいなぁ?慌てるとやらかしかねないシリーズ。
書き忘れ抜かしとかも同じジャンルだけど。

あ、登るなら荷馬車の幌も穴とかあったら、ザコちゃんが夜の見張りついでに商人ちゃんの服と一緒に縫い繕っとくね。
何もしないよりましましでしょ。強度あげ強められるほどの裁縫技術じゃーないけど。


《今を駆ける者》 ダケン・ヴァルガー (No 44) 2019-02-04 06:18:23
あぁそうか、確定しているのは護衛で何かでるかもってだけで
別にまだゴブリンとか数とかは憶測以上にはならねーのか。グレイ、チョウザ、指摘サンクス
情報のせーさとかいうんだっけ、けっこう難しいな…

>荷馬車の幌
先んじて構えておくなら有効かもな。用途柄、結構丈夫だしアレ。
ただ何かあってから登るのは時間かかるし、敵に背を見せる形になるし、あんまお勧めしねーかな…
飛び降りるのは一瞬だし、ヤバそうなところ通るときは見張りに上っておくのがいいんかね?

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 45) 2019-02-04 13:39:56
うぅん成る程ね、此方としても遮るものないし良い的にもなっちゃうかあ。
じゃあ普通に荷馬車の近くにいるよ。
アドバイスありがと。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 46) 2019-02-04 22:39:39
現時点までの行動を大雑把にまとめプランとして投げておいた。
他、不明点。疑問点。どうすれば良いかわからない等、
あれば明示してくれれば考える。遠慮なく言うといい。

それと、主だった野営の動きと道中・戦闘の動きを書いた時点で
狩猟・採取類について仔細を書く余白がほぼ無くなった。
なので、その辺は任せたい。余裕がある者は出来れば頼む。

《比翼連理の誓い》 オズワルド・アンダーソン (No 47) 2019-02-04 23:26:32
なにからなにまで…グレイさんありがとうございます、
採取の方はこちらで必要なことを書いておきました。

あ、今回持っていく技能は
マドガトル、陣地作成、リーラブ、リーソルの4点、
持ち物はテントです。




《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 48) 2019-02-05 01:28:37
クールな鎧様たよれるーぅ。てか実際大助かりしちゃったから、ありがとね?
ザコちゃんもおおまかにはかーけた。でも提出はあーとで。

ザコちゃんは第六感Ⅰ、聴覚強化、忍耐、自己犠牲…って、まー言ったとーりの警戒守り特化縛りって感じのモブしてるかなぁ。
あとソーイングセットで夜の起きてる間にちくちく服とか幌とか縫い繕うとかそーいう。

プランの提出期限締切は今日中だかんね?出し忘れだけはないよーに、ねぇ?

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 49) 2019-02-05 21:32:33
ああ、誰かがやるべきことをしただけだ。気にするな。
採取についての記載は助かる。プランも細部修正の上提出済だ。問題ない。

とは言え今日が期限で、残り時間も3時間を切った。
もしプラン提出がまだの者が居たら、残り時間に気をつけるようにな。

《甲冑マラソン覇者》 ビアンデ・ムート (No 50) 2019-02-05 22:00:44
途中から話し合いに参加できませんでしたが、先ほどプランの提出をしてきました

プランの内容は道中の警戒と戦闘時に防衛と支援をするという形でまとめました
技能は最終的に基本盾術Ⅰ、全力防御、衝撃享受、防護魔力と防御特化型でいく事にしました
それと挑発もLv2まで上げたので少しは攻撃を集めやすくなってると思います

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 51) 2019-02-05 23:39:49
グレイさんにはどこの授業でもお世話になりっぱなしだね。
今度何かお礼が出来たらいいんだけど…。

ま、まずは自分の役目をきっちりこなすところからかな。
死なないよう頑張ろうねぇ。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 52) 2019-02-05 23:47:08
いや……こちらこそ、世話になっている。
間もなく出立だ。詰めるべきは凡そ詰めたと思う。
あとは生きて、勝って、帰るだけだ。

盾の勇者は技能の取得、感謝する。
殿は抜かせん。前衛は任せた。健闘を祈る。