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借り返しのアリエッタ


ストーリー Story

 自称、学園一忙しい天使【シルフォンス・ファミリア】。
 授業に出席している日数よりも、依頼に出ている時間の方が多い彼が、とある依頼先で出会った名も無きアークライトの少女。
 シルフォンスをパパと呼ぶ彼女は【アリエッタ】と名付けられ、現在、フトゥールム・スクエアにて保護、面倒を看ていた。
「ヤァア! アリエッタも行くぅう!」
「リザードマン掃討作戦なんて連れて行けるか! 大人しく待ってやがれ!」
「ヤァ! ヤァ、ヤァ、ヤァァア! アリエッタもパパと行くのぉ!」
 ここ最近の、二人の間で定番のやり取りだ。
 依頼に行こうとするシルフォンスの袖なりズボンなりを引っ張って、行かせまいとするアリエッタが駄々を捏ねる。一時間程度すれば泣き疲れて眠る彼女を置いて依頼に行き、起きた彼女がパパがいないと泣き出すまでが、一連の流れである。
 何故アリエッタがシルフォンスをパパと呼び、ここまで懐くのか、調査はしているものの、未だ彼女の素性を突き止める手掛かりとなりそうな物は見つかっていない。
 彼女を探している家族がいるならば、早急に見つけ出して会わせてやりたいものだが、アリエッタの本当の名前さえわかっていないのが現状であった。
 そうして、彼女を保護してからおよそひと月経った頃。季節は春の薫風が蒼穹を衝き、荒れ狂う台風となって世界を闊歩し始める頃合い。
「待て。待て……待てよ、待て……よし、ホラ」
「わぁ! クッキー! ありがとぉ、パパぁ!」
「依頼先で購入したお土産を渡す光景も、そのような犬と同じ扱いでは感動出来ませんね」
「誰も感動させるつもりはねぇよ」
 【クオリア・ナティアラール】の冷たい視線も受け流し、シルフォンスの視線は貰ったクッキーを高々と掲げて駆け回るアリエッタへと向いている。
 彼は彼で一応気に掛けているようで、彼女が転んでしまわないか見ている様だった。
 ただもしも転んでしまったその時、助けてくれるのかどうかは怪しい目付きをしていたが。
「パパぁ、ありがとう!」
「あぁ。次も何か買って来るから、また大人しく待ってな」
 ぼとん、と今まで落とさず持っていたクッキーの袋が重力に沿って落ちる。
 みるみる両目に涙が溜まって、膨らんだ頬が真っ赤に染まると、座っていたシルフォンスの脚に強く抱き着いて泣きじゃくり始めた。
「いやぁあ! アリエッタもパパと行くぅう!」
「山賊団との乱戦に連れて行けるか! 今回は緋色の何たらとか言うヤバいのもいるかもしれないんだ!」
「ヤァ! アリエッタもぉ!」
「フム、さすがに此度の同行は私としても容認出来ませんね。しかし……」
 アリエッタはいつも学園に置いて行くばかりで、シルフォンスとほとんど遊べていない。
 かと言って、学園の外に出すにはまだ危ないだろう。ならば――と、クオリアは思い付いた。
「ではアリエッタ、一つ御遣いを頼まれては頂けませんか」
「お、おぢゅか、い……?」
「はい、御遣いです」
 鼻水と涙でぐじゅぐじゅになった少女の顔を拭い、アリエッタに小さなバスケットを手渡す。
 アリエッタにはただ綺麗な花々が詰め込まれているだけに見えているだろうが、クオリアからすれば全てが薬だ。全て適当な方法で加工する事で、立派な回復薬となる薬草と言う薬草が詰め込まれているのである。
「これを私の友人に届けて欲しいのです。彼女はこれを調合し、薬にします。そうすると、もしもパパが怪我をした時、パパがそのお薬で怪我を治す事が出来るのです。そう、これはパパのためなのです」
「パパの、ため……ぐしゅ、ぐしゅん……パパ、アリエッタもお手伝い出来る?」
 クオリアの眼光が、アリエッタの背後から光る。
 下手な事を言うな。察しろ。殺気さえ籠っていそうな冷たい視線が、天使の反論を射殺した。
「あぁ、そうだな……助かる」
「……! わかった! アリエッタ、御遣い行くぅ!」
(泣いたり笑ったり駆けずり回ったり、元気なこった……)
 そして、可哀想なアリエッタ。
 何と健気で純粋な心を、この冷徹なカルマに利用されるのだから。
 バスケットの中身が薬草で、それらから作られる薬がシルフォンスを助けるまでは間違っていない。が、クオリアがバスケットを渡して欲しいと言った相手は、決して彼女の友人などではない。同じ医学を目指し、医療の道を進みながら、全く気の合わない犬猿の仲だ。
 要は、彼女に渡すべき薬草があるにはあるが、自分で渡しに行くのを避ける口実としてアリエッタを利用したのである。
「おまえもおまえで、なかなかこき使ってるじゃねぇか」
「アリエッタを預かる際、あれにも借りを作ってしまいました。その借りを返すだけです。それに私はこれから、あなたと共に行くのです。心身共に万全な状態で挑むため、あれとの接触を避けるだけの事。何より、アリエッタもあなたのために何かしたいのです。その気持ちを無下にするべきではないのでは?」
「あぁ、はいはい。で、どうする。誰か傍に付けてやるのか?」
「それは……」
 一人で行く! と駄々を捏ねるアリエッタの姿が想像出来てしまって、クオリアは少し考える。考えて、懐に手を入れて、袋に入った硬化の数を確認して――決めた。
「数名集って、陰から彼女を補佐する様に頼みます。あなたは少し時間を稼いで下さい。お願いしますよ」
「は? おい、何で俺が――」
「何でも何も、あなたのためでしょう? いいですね。お願い、します、よ?」
「パパ! 待っててね! アリエッタが、お薬貰って来るから!」
「……心配だぁ」
 二重の意味で。
 そそくさと退出していくクオリアの背中を見届けながら、脚に抱き着く少女の頭に手を置くシルフォンスは、彼女が来て以降控えていた煙草の味が、恋しくなった。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 4日 出発日 2021-05-09

難易度 普通 報酬 少し 完成予定 2021-05-19

登場人物 4/4 Characters
《奏天の護り姫》レーネ・ブリーズ
 エリアル Lv29 / 芸能・芸術 Rank 1
いろいろなところをあるいてきたエルフタイプのエリアルです。 きれいな虹がよりそっている滝、 松明の炎にきらめく鍾乳石、 海の中でおどる魚たち、 世界にはふしぎなものがいっぱいだから、 わたくしはそれを大切にしたいとおもいます。
《ゆうがく2年生》アリア・カヴァティーナ
 アークライト Lv14 / 村人・従者 Rank 1
 幼い頃から聞かされてきた英雄譚に憧れて、いつしか勇者さまを導く人物になりたいと願ってきた。  その『導き』とはすなわち、町の入口に立って町の名前を勇者様に告げる役。  けれども、その役を務めるということは、町の顔になるということ。この学校でたくさん学んで、いろんなことを知ることで、素敵な案内役になりたい!  ……それが自分の使命であると信じて入学したけれど、実のところ勉強よりも、花好きが高じた畑いじりのほうが好きだったりする。そのせいで、実はそこそこの力持ちだったりする。  たぶん、アークライトの中ではかなり変人なほうなんだと思うけれど、本人はあんまり気にしていない模様。  基本的に前向き……というか猪突猛進なところがある、かも。
《新入生》ヒナ・ジム
 アークライト Lv11 / 勇者・英雄 Rank 1
ヒナ・ジムです!【事務雛型】 ひよこがだいすきです! おすとめすはみたらわかります! ひよこがすきすぎて、はねがはえちゃいましたあ! そしたら、にぃにが、がっこうにつれてきてくれました。 かっこいいおにいさん、かわいいおねいさんがいっぱい…! みんな、なかよくしてね! *** ガンダ村の事務職の家系であるジム家の末っ子。 ひよこを愛する普通の子であったが、村の学校で飼っていたひよこをいじめた男子にたいする怒りをきっかけに、アークライトに覚醒! 知らせを受け慌ててタスクの発案により、学園に入学することとなった。 アークライトとしての力と生き方を学び、そして外の世界を知るために…。 ひよこが大好きで、好きすぎて羽根が生えたという本人談もあながち間違いではない経緯ではある。 ひよこのオスメスの区別がつき、人間の顔と同じ精度で個体識別できる。 鶏に対する気持ちは普通で、ひよこの時から可愛がっている個体に対してはその愛着を維持する。 覚醒時のほかにも、夜店のひよこを全員脱走させ親が全額弁償などひよこに関する逸話に事欠かない。 また、覚醒前から同年代にあり得ない怪力で、祖父のお下がりのバトルアックスの素振りが日課である。 とにかく甘えん坊。誰彼構わず甘え、兄タスクをやきもきさせる。 【勇者原則】決め台詞 通常時「ヒナ、負けないもん!」 覚醒時「○○ちゃんを虐める悪い子は、絶ぇっ対に許さない!」
《真心はその先に》マーニー・ジム
 リバイバル Lv18 / 賢者・導師 Rank 1
マーニー・ジムよ。 普通のおばあちゃんとして、孫に看取られて静かに逝ったはずなんだけど…なんの因果か、リバイバルとして蘇ったの。 何故か学生の時の姿だし。 実は、人を探していてね。 もし危ないことをしていたら、止めなければならないの。 生きてる間は諦めてたんだけど…せっかく蘇ったのだから、また探してみるつもりよ。 それに、もうひとつ夢があるの。 私の青春、生涯をかけた行政学のことを、先生として、みんなに伝えること。 これも、生前は叶える前に家庭持っちゃったけど、蘇ったいま、改めて全力で目指してみるわ。 ※マーニーの思い出※ 「僕と一緒に来てくれませんか?」 地方自治の授業の一環でガンダ村に視察に行ったとき、そこの新規採用職員であったリスク・ジムからかけられた言葉だ。 この時点で、その言葉に深い意味はなく、そのときは、農地の手続きの案内で農家を回る手伝いといった用件だった。 「よろしくお願いします。」 これ以降、私たちの間では、このやり取りが幾度となく繰り返されることとなる。 その後、例のやり取りを経て婚約に至る。 しかし、幸せの日々は長くは続かない。 結婚式の前夜、リスクは出奔。著作「事務の危機管理」での訴えが理解されない現状に絶望したとのことだが… 「現状の事務には限界がある。同じことの繰り返しじゃ、世界は滅ぶよ」 結婚前夜の非道な仕打ちよりも、消息を絶つほど思い詰めた彼の支えになれなかったことを今も後悔している。 ※消滅キー※(PL情報) リスク及びリョウに感謝を伝えること 片方に伝えると存在が半分消える(薄くなる) メメ・メメル校長はこのことを把握しているようで、これを逆手にとって消滅を遠ざけてくれたことがある。 (「宿り木の下に唇を盗んで」(桂木京介 GM)参照)

解説 Explan

「以上の経緯から、アリエッタに御遣いを頼みました。皆様には彼女を陰から見守り、サポートして頂きたく、御集り頂きました次第です。あれが何処にいるかはわかりませんが……とりあえずは、植物園を目指すと良いでしょう。もしも彼女に怪我でもさせた時には……わかりますね? わかりましたね? では、よろしくお願いします」
 と、言う訳で、御遣いに行くアリエッタの陰からの護衛とサポートが今回の課題です。
 途中出会う先輩方の協力を得たり、もしくは自分が通りすがった態で集めた情報から相手の居場所を伝えてみたりと、出来る事は色々あると思うので、皆様で相談し合って役割を決め、アリエッタの初めての御遣いを成功に導いて下さい。
 バスケットの薬草を渡す相手は、ローレライの【コレット・ルティア】と言う青い着物を着た女性です。
 アリエッタは自身がアークライトである事を自覚しておらず、パニックに陥ったり強い不安を感じ続けると覚醒し、周囲にプチラドを乱射する癇癪を起こしてしまいます。
 直接側にいる事は出来ませんが、彼女が不安にならないよう出来る限りのサポートをして、目的の人物のところにまで辿り着かせてあげて下さい。


作者コメント Comment
 こんにちは。こんばんは。初めましての方々は初めまして、無名作家の七四六明(ななしむめい)です。
 いつもは戦闘エピソードばかりの自分ですが、今回は日常系エピソードをご用意させて頂きました。
 子育てとは、子供を守るとは時に魔物と戦うよりも過酷で難しいもの。
 今回、彼女に直接寄り添う事は出来ませんが、彼女のために是非、全力を尽くして頂ければと思います。
 今回設けた枠は少なめですが、挙ってのご参加、お待ち申し上げております。


個人成績表 Report
レーネ・ブリーズ 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
しずかに様子をみまもりますね。

そして、トラブルがおきちゃったら「こんにちは」って
おだやかにこえをかけて、おはなしをきいてあげます。

魔法乱射するくらい混乱しちゃったらおだやかにむかい、
「福の針」もつかってなおしてあげますね。

そして、けがは「天使の歌」と「魔法薬生成キット:B」でなおします。


ほんとはきをつけてほしい。

でも、それでおくびょうにさせちゃうのはよくないこと。
だから、よりそうきもちでかんがえます。

できるだけよりよいありかたを。

アリア・カヴァティーナ 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:156 = 52全体 + 104個別
獲得報酬:4800 = 1600全体 + 3200個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:---
ぱぱ達はきょうもアリエッタに厳しいですわ!?
でも、ねえねが来たからにはもう安心…って、見守るのしかないのはもどかしいですわ!

でも、こっそりと先回りをして、ほんとうに危なさそうなものがないか確かめることくらいはできますわ!
そして、危険な場所の近くに立って、アリエッタに限らず皆さまに回り道をご案内する…それ自体はわたくしらしい仕事ですから、『陰ながら』のオーダー通りですわ!

もっとも…万が一それでもアリエッタが危険な目に遭ったりして、癇癪を起こしてしまったときは、わたくしもブライト・レシールで周囲の皆さまをお守りしますわ!
そして、あやして落ちついてもらいますの…「わたくしが来たからには安心ですわ!」

ヒナ・ジム 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
おばあちゃまのおいいつけで、しょくぶつえんに、はじめてのおつかい!

しょくぶつえんの、「コレット」おねえちゃまに、
このかみ(申請書類)を、「はいどうぞ」すればいいのね?
はじめてのおつかい、がんばるねっ!

…あれ?あのこも、おんなじ、おつかいかなあ?

…とおもったら、ヒナはやっぱりおばあちゃまといっしょにいくんだって。
なんで?

ふむふむ
あのちいさいこの、はじめてのおつかいをみまもるのね。
わかった!ヒナ、がんばってみまもるねっ!


皆と一緒に様子を見守り

アリエッタが転んでケガをしたら応急処置してまた隠れる

万一不審者や敵の襲撃なら
覚醒
勇者原則
大木倒し
「ひとりでおつかい、邪魔する悪い子は絶対許さない!」

アドリブA

マーニー・ジム 個人成績:

獲得経験:78 = 52全体 + 26個別
獲得報酬:2400 = 1600全体 + 800個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:---
魔法薬研究用の材料が少なくなってきたから、植物園のコレットさんに申請書を出さないと……

そうだわ、孫のヒナの「はじめてのおつかい」にぴったりだわ!
早速はじめましょう!

おや、あの子たち、孫のタスクのお友達の…
それに、その視線の先には…

あらあら、まあまあ、なるほど、と状況を【推察】
ヒナに、はじめてのおつかいはまた今度、今日はひみつの任務よと言い含め
見守り隊に参戦

一回は普通に通りかかり
植物園への道を教えて可愛い地図を渡す

以降
何かあれば
他の仲間や【自然友愛】の精霊と交代で
偶然を装ってサポート

アリエッタの暴走で周囲に被害が出たら
【信用】で事情を説明してお詫びし
けが人が出たら【リーラブ】で回復する

アドリブA

リザルト Result

 よちよち、とことこ、てくてく。
 そんな擬音が似つかわしかろう歩幅で、薬草がたんまり入ったバスケットを持った【アリエッタ】は植物園を目指す。
 孫の【ヒナ・ジム】と歳の変わらない小さな子供が頑張って歩く姿を、【マーニー・ジム】は孫と一緒に見守っていた。
 事情を察して我が孫の初仕事は今度としたものの、他人の子でも見ているとなかなかに鼓動が高鳴り、緊張するものだ。
「ねぇ、おばあちゃま。ヒナたち、ずっとかくれてみてるの?」
「あの子に気付かれないよう、見守ってあげて下さいって言うお願いなのよ」
「でもあのお姉ちゃん。ずっとついて行ってるよ?」

 刺激的と言われれば、刺激的だ。
 盗賊団のアジトを突き止めるための尾行と同じくらいの緊張感を抱きながら、【アリア・カヴァティーナ】は、共に陰ながらの護衛依頼を受けていた【レーネ・ブリーズ】からしても過保護と思える程の怪しさをまとって愛しき妹をつけていた。
 愛しているが故なのはわかるのだが、先回りをしては安全を確認し、すぐさまアリエッタの近くまで戻って彼女の様子を見てハラハラしていたりと、果たして最後まで持つのか否か、レーネはそちらの面で心配していた。
 と、そんな事を考えている間に、アリエッタに最初の試練が現れる。
「あ? アークライトのガキ?」
 【シルフォンス・ファミリア】と系統は似ているかもしれないし、今回の目的である相手と同じローレライであるものの、まったくの別人、【ネル・シュワルツ】が立ちはだかったのである。
「なんだ。よく見たらファミリアのとこのガキじゃあねぇか。あいつ、またガキを置いて行きやがったのか? ん?」
 本人に自覚はないだろうが、高圧的だ。
 子供相手だろうと態度に変動はなく、容赦もない。何を一人で歩いているんだと、自慢の水流で絡め捕って連れて行きそうな勢いである。
 早速の妹のピンチ。
 飛び出そうとしたアリアは、無言でレーネに制されて、先を譲る。
「こんにちは、シュワルツ先輩」
「あぁ、いつぞやのエルフか」
「その節は、お世話になりました」
「おぉ。その後はどうだ、少しはあいつも……」
 話の間、自分の裾を掴むアリエッタの背中に手を添えて、安心を促す。
 明らかに子供が苦手そうなネルは話を終えると自然な流れでレーネに任せ、その場から去って行った。
 レーネは両膝を合わせてしゃがみ込み、アリエッタと視線を合わす。
「こんにちは。わたくしはレーネ・ブリーズと言います。あなたのお名前は?」
「……あ、ありえ、った」
「そう。可愛いバスケットを持って、何処へ行くのですか?」
「しょ、しょくぶつ、園……アリエッタ。これるてぃのおねえさんにお届けするの」
「これるてぃ?」
 多分【コレット・ルティア】の事を言いたいのだろう。前以て【クオリア・ナティアラール】から聞いておかなければ、わからなかった。
「学園の植物園は第一校舎、フトゥールム・パレスにあります。お城のような建物です」
「お城?」
「とりあえず、学園を目指してみて下さい。わたくしは共に行けませんが、この道を真っ直ぐ行けば辿り着けます」
 優しく抱き寄せて、背中を優しく叩いてやる。
 今後の彼女のためだ。彼女と周囲の人々の安全を優先する姿勢は変わらないが、彼女の成長を促すため、ついて行きたい自分を戒める。
 代わりに、今この瞬間に出来る限りの愛情を注ぐ。
「大丈夫、あなたなら出来ます。わからなくなったら、誰か学園の人を頼って下さい。きっと、助けて下さいますから」
「……うん。アリエッタ、頑張る」
「えぇ。頑張って下さいね」
 元より小さな背中が更に小さくなっていく様を見届けながら、レーネは再び物陰に隠れ、改めて小さな背中を追い始めた。

 その頃、アリアは一頭の大型犬と対峙していた。
 アリエッタのバスケットの中身が餌か何かに見えたのか、魔物サイズの大型犬が大量の涎を垂らしながら、おそらくつい今し方まで飼い主が握っていただろうリードを引き摺り、一歩、また一歩と詰め寄って来る。
 盾を構えるアリア目掛けて、盾諸共押し倒そうと襲い掛かってきたが、瞬時に翼を顕現させ垂直に飛翔。盾の重さに従ったアリアの圧し掛かりが、大型犬を圧し倒した。
 補足しておくと、アリアが重いという訳ではない。持っていた盾が重いのだ――と、偶然通りかかったらしい銀髪の剣士、【白尾・刃】(しらお じん)に説明したかった。
 二人の間に数秒の間が空き、埋める様に刃の叩いた手の音が響く。
「自分、何も見てへんよ」
「余計なお気遣いなのですわ?!」
「……飴ちゃんいる? 今なら二個や」
「慰めも! ……と言いたいですけど、ありがたく頂きますわ」
 後でアリエッタにあげましょう。と、ポケットに飴を入れた時点で思い出した。
 今、アリエッタは何処に?
「そ、そういうわけで、わたくしはこの辺で! 先輩もごきげんようですわぁ!」
「あぁ、うん……ご機嫌麗しゅ」
 圧倒された犬と、呆然と立ち尽くす刃だけが残される。
 とりあえず何かしら頑張っているらしい事だけ察して、四つん這いに倒れる犬を放置するわけにもいかないと、リードを引っ張ってその場を去って行く彼の姿が、さながら狩った獲物を引きずり回す狩人の如く映り、後日その噂を聞きつけた孫が、英雄譚に違いないと嬉々と飛んでいく明日など想像し得る由もなく、マーニーはアリエッタの後を追っていた。
 場所は学園の門前。どうした事か入ろうとせず、ずっとオロオロしている。
 シルフォンスらと幾度か来た経験はあろうけども、一人だと不安なのだろう。
 自分だって、ヒナに一人で御遣いを頼もうと思ったけれど、こうして誰か見守ってくれていなければ、行かせようとはまだ思えない――とまで考えて、マーニーは寸前まで後ろにいたはずのヒナがいない事に気付いてまさかと思って配った視線の先で、ヒナがアリエッタを守るように立っているのを見た。
 二人の前で、中性的な顔立ちを赤らめてフラ付く剣士が一人。どうやらヒナはその人をアリエッタを襲う敵だと思ったようだが、マーニーは予め聞いて知っていた。
 彼――もしくは彼女が、学園に在籍するもう一人の孫の敬愛する先輩の一人、【紫波・璃桜】(しば りおう)だと。
「この子はひとりでおつかいの途中なの! 邪魔しないで!」
「あら……それは。お邪魔してごめんなさいね? 可愛い顔が見えたものだから、つい、様子を見に来ちゃったわ?」
 紅潮した顔で唇を舐めすする璃桜は、どうも昼間から酒を飲んでいたようだ。一体どれだけ飲んだのか。ヒナが危機感を覚えたのも、何となくわかる。
「この子をいじめる悪い子は……絶対に、許さない!」
 が、覚醒はやり過ぎだ。
 すぐに止めに入ろうとしたマーニーだったが、すぐさま杞憂だったと悟らされた。
 ヒナの頭に置かれた璃桜の手はヒナの足を地面と接着したかのように飛ばさず、飛べないヒナは斧を取る事も忘れて届かない腕をブンブンと振り回すばかりで、まるで相手にならなかった。
 実戦経験値もだが、体格が違い過ぎる。腕を突っ張る形で押さえられては、ヒナの体格ではとてもじゃないが届かない。
「うぅ、うぅ、うぅうぅ!」
「ほら、頑張って頑張って、って……あら、そのバスケットは何処へ持っていくのかしら?」
「しょ、しょくぶちゅえんのこれるてぃのおねえさんのとこ……」
「これるてぃ? もしかして、コレットの事? そうねぇ、確かにあの人なら今、植物園にいるでしょうけど」
 私が持っていきましょうか。その気遣いは親切どころか野暮らしいと、目の前で一生懸命に飛ぼうとする小さな天使から察する。
 事情は知らないが、周囲から感じられる幾つかの視線も、彼女に持って行かせたいらしい。
 ならば彼女の言う通り、自分は邪魔なようだ。
「うぅ、う――あ! ひゃあ!」
 突如腕の力が抜けて体が浮いた事で逆に不意を突かれ、浮かび上がった体を抱き締められる。   
 怪力でもないのにガッチリと組まれた腕は、ヒナの力ではまるでほどけなかった。さながらテディベアでも扱われるが如く抱き締められ、撫で回される。
「そういう事なら、行ってきなさい。全体的に大きい人だから、すぐにわかるわ」
「……うん! ありがと、おねえちゃん!」
「まぁ、フフ。えぇ、行ってらっしゃいな」
 門を通っていくアリエッタを見届け、璃桜はさて、と背を向ける。
 事情は察したが、聞いておく事に越したことはあるまいと、たった今のやり取りの間にこちらを心配そうに見つめながら通って行った女生徒に任せる事にした。
「さて、ヒナちゃん? どういう事か、説明願えるかしら?」
「紫波先輩。それにつきましては、わたくしから」

 ヒナを助けるため、レーネが助け舟を出していた頃、学園に入ったアリエッタはまず、道に迷っていた。
 レーネが言っていた通りの城型の建物はすぐ見つけられたのだが、中に入れば良いのか外から回れば良いのか。外からならば右か左か。とにかく多過ぎる選択肢に戸惑っていた。
 戸惑いが混乱に変わり、混乱が徐々にパニックを呼び起こして、プチラド乱射までカウントダウン開始とまで迫ったところで、マーニーが歩み寄る。
「こんにちは。可愛いバスケットを持って、お嬢さんは何処へ行くのかしら」
「しょ、植物園……」
「あら、植物園ならね? ――」
 目線を合わせ、指を差して順に教えてやる。
 アリエッタはわかったと返したが、若干不安そうだ。ただしそんな事もあろうかと、マーニーはすでに準備済みである。
 本当はヒナのために用意したのだが、奇しくも同じ年頃の女の子に渡すには相応しい可愛らしいイラスト付きの地図を手渡した。
「もしわからなくなったら、この地図を見て? きっと、辿り着けるわ。頑張ってね」
「……うん! お姉ちゃんありがとう!」
「はい、どう致しまして」
 折りたたんだ地図をバスケットに入れて、アリエッタはまたとことこと歩き始める。
 去り行く背中に手を振っていたマーニーは、ようやく璃桜から解放されたらしいヒナを抱き上げ、彼女に助け舟を出したレーネに微笑と一礼を返した。
「あの子……アリアさんは何処に?」
「今頃、アリエッタの側で奔走しているかと。無理をしないと良いのですが……」
「まぁ、でも、頑張ってしまうのもわかります。可愛い妹のため、ですものね」

 右に行こうとすれば行き止まり。
 左に行こうとすればゴーレムが膝を抱えて座っており、階段を上がろうとすれば筋骨隆々とした巨躯の持ち主達に遮られて進めない。
 が、そのお陰で地図の通り進めたアリエッタは、遂に植物園に辿り着いた。
 近くにいた学生らに頼んだり、自ら物を動かしたりして行き止まりを作って、ここまで導いてきたアリアは存在時分割の連続使用で虫の息になっていた。
 一瞬でも可愛い妹を見逃してしまったミスを取り返すための当然の行動との事だが、それでも頑張り過ぎだと周囲は言うだろう。
 しかし、姉は愛する妹のためなら頑張れるのだ。
「あぅ、ぅぅ……」
 と、虫の息を殺して、アリアはまたアリエッタに近付きながら物陰に隠れる。
 アリエッタの怯えた声が聞こえたので何かと思ってみてみれば、かつて彼女を背中に乗せて暴れた事のあるグリフォンが彼女を見下ろしていた。
 個体こそ違うだろうが、アリエッタにとってはグリフォンそのものが怖いのだろう。翼を広げ、天使の輪を顕現する時間はそう掛からず、今にも暴走しそうな雰囲気。
 故に、アリアは飛び出した。
 姉は、妹のためなら頑張れるのだ。例え疲弊し切っていても、前に出る事など厭わない。
「ねぇね……!」
「大丈夫……わたくしが来たからには、もう安心ですわ!」
 と、グリフォンの意識が他の方を向く。
 マーニーが呼び出した精霊がグリフォンの注意を引いて、レーネの演奏が宥めていた。
 その隙にアリアはアリエッタと共に脇を抜け、グリフォンが見えなくなるまで走って行った。
 一度止まるとアリエッタはついに堪え切れず、アリアに抱き着いて泣き始める。
 それでもちゃんとバスケットを落とさないでいた事に、アリアもまた泣きそうになりながら抱き締めるだけに留めた。
「ここまでよく頑張りましたわね、アリエッタ。さ、後もう少しですわ」
「ねぇねぇぇ……」
「大丈夫。わたくしが見守っていますから。ね? 最後まで頑張りましょう? パパもきっと、褒めてくれますわ」
「……うん」
 そこからずっと、アリアは振り返るアリエッタの視界の中に必ずいた。
 もう陰ながら応援する事も手伝う事も出来ないが、もう必要はない。何せもう目の前に、御遣いの相手がいる事は、確認済みなのだから。
「あ、あの! これるてぃのおねえさん、ですか!」
「うん? これ、るてぃ……?」
 濡れたようなインディゴブルーの波打つ長髪。片方の肩を露わにする形で着崩した青い和装。
 全体的に少しだけ肉付きのいい女性が、涙ぼくろを側に携えた目をこすりながら、今まで突っ伏して寝ていた机の上にあった眼鏡をかけた。
「コレット・ルティアは私だけれど……あら? あらあらまぁまぁ! まぁ何て可愛らしい。そのバスケットが、彼女がくれる薬草なのね? まぁまぁ何て事でしょう。こんなに可愛い子が来るだなんて!」
 と、コレットはアリエッタを抱き上げ、豊かに実った胸の中に埋めて撫で回す。
 クオリアと仲が悪いと言うのでどんな堅物かと思えば、かなりの子供好きらしい。周囲にハートが見えそうなくらいアリエッタを抱き締め、撫で回している。
 とても誰かと仲を悪くしそうには見えないのにな、と思っていたのだが。
「これでまた、シルフォンス様のためのお薬が……フフフ、フフフフフ!」
 何となく、察した気がする。今後とも、そこに関しては突っ込まない事にした。
 と、またてくてくと、小さな足音が聞こえて来る。駆け寄って来たヒナがマーニーから預かったカンペを広げ、大声で読み始めた。
「けんじゃ・どうしこーす、まーにー・じむのだいりです。まほうやくけんきゅーのざいりょーのおもうしこみです。おねがいします!」
「まぁまぁ! 当学園は子供の運び屋でも雇ったのですか? まぁ、何て愛らしい!」
 ヒナもまとめて抱き上げられ、抱き締められる。
 豊かに実った胸を押し付けられた二人は、後日改めて遊びに行く約束を彼女として、その場を後にした。その途中、ヒナがアリエッタの袖を引く。
「ひとりでおつかい、偉いねぇ! あたし、ヒナ! あなたのお名前は?」
「……ありえった」
「アリエッタ! じゃあ、ヒナとアリエッタは今日からともだちね! これはおばあちゃまが作ってくれたの! アリエッタにあげる! ともだちの証だよ!」
「……うん!」
 無事に御遣いを果たし、初めて出来た同年代の友達と共に笑い、はしゃぐアリエッタの姿が眩しくて、アリアは飴を渡す事も忘れて泣きそうになっていた。
 今日この日の経験が、今後のアリエッタの在り方に変化を与えて欲しいと願いたいが、今はただ、無事に事が遂げられた事を、合流したレーネ、マーニーらと共に喜ぶばかりである。



課題評価
課題経験:52
課題報酬:1600
借り返しのアリエッタ
執筆:七四六明 GM


《借り返しのアリエッタ》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《奏天の護り姫》 レーネ・ブリーズ (No 1) 2021-05-06 19:28:09
芸能・芸術コースのエルフ、レーネです。よろしくお願いします。

《ゆうがく2年生》 アリア・カヴァティーナ (No 2) 2021-05-07 12:11:50
アリア・カヴァティーナ、参りますわ!
お姉さんらしくお使いを陰ながらお手伝いいたしますわ!

《奏天の護り姫》 レーネ・ブリーズ (No 3) 2021-05-07 19:43:09
カヴァティーナさん、よろしくおねがいします。
それでもうしわけありませんが、できましたら
ブライト・レシールをつかってくれたらうれしいです。

わたくしもかばうとか回復は準備しますけど、
できることがかぎられますから。

ご検討をおねがいします。

《ゆうがく2年生》 アリア・カヴァティーナ (No 4) 2021-05-07 23:24:04
ブライト・レシール! もちろん、かまいませんわ!
危険が迫ってきたら、ブライト・レシール……で、よいのでしょうか!
初めて使うので、ちょっぴり自信がありませんわ!

《新入生》 ヒナ・ジム (No 5) 2021-05-08 08:24:07
おばあちゃま!ヒナ、しょくぶつえんの、「コレット」おねえちゃまに、
このかみ(申請書類)を、「はいどうぞ」すればいいのね?
はじめてのおつかい、がんばるねっ!

・・・あれ?あのこも、おんなじ、おつかいかなあ?

《真心はその先に》 マーニー・ジム (No 6) 2021-05-08 08:31:17
あらあら、まあまあ、そういうことだったのね・・・(状況を察し)

こほん。
賢者・導師コース、教職志望のマーニー・ジムと、孫のヒナです。
いつも孫のタスクがお世話になっております。

ヒナに「はじめてのおつかい」をさせようと思ったところが、
タイミングが重なってしまったわね。

そこで、アリエッタちゃんの「はじめて」に、うちのをご一緒できたら
心強いし、おともだちもできて、いいなあと思うのだけど・・・
今回の主旨の「小さい子のおつかいを陰ながらサポート」を曲げてしまうことになるので、
出発直前に申し訳ないのですが、お二人からご意見をいただけたら助かります。

A あくまで、このエピソードの主旨どおり行こう!
→私はヒナをすんでのところで止め、ヒナとお二人と一緒に
アリエッタちゃんを見守るプランを書きます。

B エピソードが二人旅に変化して、面白いんじゃないかな?
→ヒナはアリエッタちゃんに同行、私はお二人と一緒に見守るプランを書きます。

出発直前の、無理なタイミングのご提案でごめんなさい。
もし、ご意見が得られなかった場合は、自動的にAにしておきますね。
良かったら、ご検討いただけたら、とっても嬉しいです!

《奏天の護り姫》 レーネ・ブリーズ (No 7) 2021-05-08 08:32:42
カヴァティーナさん、ありがとうございます。
いちばんきになるのはアリエッタさんがご自身の力を制御できなくて
周囲にプチラドを乱射してしまうことがあるみたいなことです。
わたくしたちはいいとして、普通の方がそれにまきこまれたらあぶないです。
ブライト・レシールは範囲防御ができるすばらしい力なので
まわりのひとびとをまもってあげてくれたらうれしいです。

ヒナさん、マーニーさんもよろしくおねがいします。

《奏天の護り姫》 レーネ・ブリーズ (No 8) 2021-05-08 08:34:37
マーニーさん、「直接側にいる事は出来ません」とあるのでBはむりなんじゃないかなっておもいます。

《ゆうがく2年生》 アリア・カヴァティーナ (No 9) 2021-05-08 12:26:19
わかりましたわレーネさま!
妹(仮)の不始末をつけるのもの姉の役割ですわ!

>一緒に
ずっと一緒にいることはできませんけれど、「偶然通りかかる」くらいなら問題ないように思えますわ!
実はわたくしも、なにか問題が起こりそうならそういう方向でなんとかしようと思っておりましたの……でも、一度か、どんなに頑張っても往復二度までしか使えない手でしたから、ほかにもなさってくださるかたがいらっしゃるなら頼もしいですわ!

《新入生》 ヒナ・ジム (No 10) 2021-05-08 12:27:38
そうだよねぇ。「できません」って、かいてあるもんねえ!
おばあちゃま、字~読めないの?きゃはははっ!

ヒナ、アリエッタちゃんをがんばってみまもるねっ!
そんで、おつかいおわったら、おともだちになるんだ~!

《新入生》 ヒナ・ジム (No 11) 2021-05-08 12:42:44
(見にくいので漢字表記にてご容赦くださいませ)

広場の時間お知らせの憧れのアリアおねえちゃまと、
タスクおにいちゃまの部活のレーネおねえちゃまと、
ひみつのにんむ!たのしみたのしみ~!

それと、ぶらいとれしーる?「あーくらいと」のわざなの?
みたいみたーい!(キラキラ)

(↑PL的には、範囲防御技を出すほどのピンチを望んでいるわけでは決してございません、念のためm(_ _)m)

《真心はその先に》 マーニー・ジム (No 12) 2021-05-08 12:50:15
……(苦笑)

では、私たちのプランはAで行きましょう。

ヒナ、大人しくして、おねえちゃま方の言うことを良く聞かなきゃだめよ。

……と、説教をして体面を保とうとしてしまうあたり、
指導者としてまだまだね。お恥ずかしいわ、ほほほ(///)

アリアさん、フォローありがとうね。
「偶然とおりかかる」作戦、奥の手に取っておきましょう。

《真心はその先に》 マーニー・ジム (No 13) 2021-05-08 23:36:58
いよいよ出発ね。
直前にお邪魔し、お騒がせしたにも関わらず、優しく迎えてくださってありがとう。
はじめてのおつかい、どうなるか楽しみね。