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佐渡れむ GM 

はじめまして。閲覧ありがとうございます。

この度は「ゆうしゃのがっこ~!」へGMとして参加させていただくこととなりました。
佐渡れむと申します。

GMは初めての経験で、右も左もわからない!とてんてこ舞いしております。

ですが、過去にPBWで楽しく遊んだ経験を糧に、精一杯頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。

担当NPC


メッセージ


呪雨に修正が必要な点があることに遅すぎると言えるタイミングで気づきました…。
大変申し訳ございません!

正しくは、牛尾・虎太郎の種族は『ルネサンス』です。

今後このような事がないように気を付けて参りますので、お許しください…。

作品一覧


呪雨 (ショート)
佐渡れむ GM
「ちっ、こんなに降ってくるなんてついてねぇ!」  魔法学園フトゥールム・スクエアに存在する、大図書館『ワイズ・クレバー』。  ルネサンスの男子生徒、【牛尾・虎太郎】は当て所もなくフラフラと彷徨い歩いていた。  そこに突如として、激しく彼の頭部へ降り注ぐ雨、と、耳に届いているのは獣の唸り声のような雷鳴の予兆音。  彼が雨と雷から身を守るには大図書館へと逃げ込むしかないのだが――。  渋々とたまたま近くにあった大図書館への入口の一つに飛び込もうと駆け寄る。  大図書館へ赴く事などそうないだろうと思わせる、やんちゃな風貌の男子生徒。 「なるようになれ……、だな」  扉を押し開ければ、外の天候のせいもあってかわずかに薄暗い。  だが、人の利用はそれなりにあるのか、居心地悪そうに、奥へ奥へと、何かに誘われるように進み、人気の少ないゾーンへ突入してしまっていた。  不慣れな彼は図書館での作法など、特に気にも留めていない様子で奥まった場所で本棚に寄りかかる態勢で、ドサリと座り込む。  すると……、――パタリ。  座り込んだ彼の真横に人がもう一人座り込むかのように、一冊の本が落ちていた。落ちてきた?  元々は赤い表紙であったのだろうか、煤けて見えるその本は、何処かから持ち込まれた物なのだろうか。  恐る恐る手を伸ばすと、本の隙間から白い紙が貌を覗かせている。  はた、と、手が止まる。が、好奇心には勝てなかった虎太郎はその紙のみを拾い上げてしまう。 「――ギャアアアアアアアア!!!」     図書館内に響きわたる大絶叫に、図書館内でもどよめきが起こる。  何事かと慌てて駆け付けた図書委員のエリアルの女子生徒【エル・クロシェット】が目にしたのは、床に落ちた一冊の本とその本を前に恐怖で固まる男子生徒の姿だった。     彼が手に持っていた紙には、赤い文字でこう書かれていた。  【この本を見た者は呪われる】  図書委員の誰一人として、見たこともないと口を揃えて言うその本が何処から来て、どんな曰くがあるのかは誰も解らない。  解るのは、異常に怯えた男子生徒が居るということ。そして、確かにそこに存在する謎の本と呪いの宣告の紙があるという【事実】だ。  依頼者は怯える男子生徒、虎太郎の第一発見者である、エル。  彼女が語るには、その日から、虎太郎は気が付くと図書館に居て、その本を手に取っている。  今まで図書館で見かける事がなかった相手を見かける事の異常性を感じ、彼に話しかけてみた所、 「呪いの本が呼んでいる」  と、ただそれだけしか話しを聞くことができなかった。  だが、彼女には一つ、一つだけ引っかかることがあったのだ。  去年の夏に図書委員会の面々で催された、創作怪談大会。  そこで自分が語った話が、彼に振りかかった恐怖と、とてもよく似ていたのだ。 
参加人数
5 / 8 名
公開 2020-07-10
完成 2020-07-26

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