エルフの青年。 灰がかった薄パープルの髪に蜂蜜のような金の眸。乳白色の肌。華奢な細身の体型。
■普段は長い前髪で両目を隠す。 それはただ単に、「恥ずかしい」からだと彼は言う。 顔にコンプレックスがあるわけでもなくて、それ以外に特にこれといった理由はない。
■人見知りの恥ずかしがり。他者と話すのは好きだが、口下手であまりうまく話せないので、 自分から声をかけることは滅多にない。 前髪は人と目を合わすのが恥ずかしいので目を隠すために伸ばした。 囁くように話すのが主。 魔法を極めるのが今のルズの夢と言える模様。今はひたすら魔法の研究。
「ルズ・デュゼリ。あの……よろしく」 「前髪はその、恥ずかしいから下ろして……ごめんね」
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『ルズ・エルファ・デュゼリ』でフルネーム
とある国のふたり兄弟の弟。次期国王は兄が引き継ぐため、ルズは比較的自由に育てられた。 子供の頃に見た魔法に憧れ、自身も魔法を使いたいと思うようになり、研究を始めた。 けれど、学園で学んだ方が効率が良いのではと考え、入学を希望。
学園への入学はルズ本人が決めたことだが、 父親からせっかくなので王様・貴族コースにして、将来は兄の補佐をと言われる。 兄の助けにはなりたいけれど、
どうしても賢者・導師コースでやりたいことがあると押し切りそのまま自分の希望通りに入学する。 が、やはり父からはあまりいい顔をされない。
それからルズは「いつか魔法を極めて、父様に認めてもらう」と思うようになった。
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