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クマさんとハニーハント


ストーリー Story

 秋も中旬。蜂にとっては繁殖と越冬のための大事な時期。故に攻撃的になる時期。それは、蜂型の魔物もまた同じ。
 巣の近くを通る旅人らを襲う蜂型の魔物駆除のためやってきた新入生一行。
 しかし森の中、魔物や獣との遭遇を回避するために迂回を続けていたせいで道に迷ってしまう。
 そこに別の依頼を終えて帰路の途中にあった先輩らと偶然出会い、事情を説明すると先輩の一人が提案した。
「クマさん、この子達を案内してあげたら? あなたなら、蜂蜜の匂いを頼りに見つけられるんじゃない? 手助けしてあげなさいよ、大好物でしょ?」
 無言で頷くクマのルネサンス。通称【クマさん】。
 周囲も皆がクマさんと呼ぶため、新入生らは彼の本名を誰も知らない。そして喋っているところを見たところがないくらいに無口で、表情もほとんど変わらないため何を考えているかわからない人だが、協力してくれるらしい。
「蜂型の魔物は巣の中で新女王が越冬し、また新たに子供を産み、巣を作る。早めに叩き潰しておいて損はないだろう。報告はしておく。せいぜい後輩らの面倒を見てやれ、クマ」
「ほな、みんな頑張ってなぁ。近々ハロウィンパーティーもやるさかい、いい蜂蜜取って来て欲しいわぁ。木に引っ付いてる部分を切れば簡単に落っこちるから、頑張ってなぁ」
 と、流れで蜂蜜採取まで頼まれてしまった一行は、無言のクマさんについていく。
 クマさんとのハニーハントが、始まったのだった。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 6日 出発日 2019-10-24

難易度 普通 報酬 通常 完成予定 2019-11-03

登場人物 5/8 Characters
《這い寄る混沌》ニムファー・ノワール
 アークライト Lv20 / 王様・貴族 Rank 1
ニムファー・ノワール17歳です!(ぉぃぉぃ ニムファーは読みにくいかも知れないので「ニミィ」と呼んでくださいね。 天涯孤独です。何故か命を狙われ続けてます。 仲間やら友人はいましたが、自分への刺客の為に全て失ってしまいました。 生きることに疲れていた私が、ふと目に入った学園の入学案内の「王様・貴族コース」を見て考えを改めました。 「自分が命を狙われるこんな世界、変えて見せますわ!」 と思っていた時期が私にもありました(遠い目 今ではすっかり学園性活に馴染んでしまいました。 フレンドになった方は年齢にかかわらず呼び捨てタメ口になっちゃうけど勘弁してね、もちろん私のことも呼び捨てタメ口でも問題ないわよ。 逃亡生活が長かった為、ファッションセンスは皆無な残念女子。 な、なによこの一文。失礼しちゃうわ!
《ゆうがく2年生》ヒューズ・トゥエルプ
 ヒューマン Lv21 / 黒幕・暗躍 Rank 1
(未設定)
《甲冑マラソン覇者》朱璃・拝
 ルネサンス Lv29 / 武神・無双 Rank 1
皆様こんにちは。拝朱璃(おがみ・しゅり)と申します。どうぞお見知りおきを。 私の夢はこの拳で全てを打ち砕く最強の拳士となる事。その為にこの学び舎で経験と鍛錬を積んでいきたいと思っておりますの。 それと、その、私甘い食べ物が大好きで私の知らないお料理やお菓子を教えて頂ければ嬉しいですわ。 それでは、これからよろしくお願いいたしますわね。
《ココの大好きな人》アンリ・ミラーヴ
 ルネサンス Lv18 / 教祖・聖職 Rank 1
純種が馬のルネサンス。馬の耳と尻尾を持つ。 身長175cm。体重56kg。 16歳。 性格は温厚。 あまり表情を変えず寡黙。 喋る際は、言葉に短く間を置きながら発していく。 少しのんびりした性格と、言葉を選びながら喋るため。 思考や文章は比較的普通に言葉を紡ぐ。 表現が下手なだけで、年相応に感情は豊か。 好奇心も強く、珍しいものを見つけては、つぶらな瞳を輝かせながら眺めている。 群れで暮らす馬の遺伝により、少し寂しがり屋な面もある。 やや天然で、草原出身の世間知らずも合わさって時折、突拍子の無い発言をする。 好きな食べ物はニンジン。 食べていると美味しそうに目を細めて表情を和らげる。 趣味はランニング。運動自体を好む。 武術だけは、傷付ける行為を好まないため苦手。 入学の目的は、生者を癒し死者を慰める力を身に着ける事。
《自称「モブ」》チョウザ・コナミ
 ヒューマン Lv34 / 村人・従者 Rank 1
「よーこそお出ましゆーしゃ様。 ザコちゃんの名前?…あー、チョウザ・コナミ。 お気軽気楽に『ザコちゃん』って呼んでくれていーよぉ? 面倒だったらこの記憶はまとめてポイして経験値にしたって、 全然丸っと了承了解?」 「ゆーしゃ様の近くでただ在るだけがザコちゃん。 モブへの用件ならいつでも呼びつけ招いちゃってよ。 何かの名前を呼び続け連呼とか?森の浮浪者とか? はたまた魔物に狙われ襲われな第14人目位の村人とかぁ?」 ■■ 名前:蝶座 小波(自称 身長:176cm 実年齢:20歳(自称 瞳の色:エメラルドグリーン 髪色:カラフルなメッシュ入りのマゼンタ 肌色:魚の文様が頬にある日本人肌 髪の長さ:編まれ端を結んだロング その他外見特徴:古びた布の服に大量の装飾品。 常に腰か手元に携帯する水煙草の瓶は『預かり物』だとか。 頭や腕に謎の斑模様で派手なスカーフを巻く。 一人称:ザコちゃん・(ごく稀に)あーし 二人称:『ゆーしゃ様』等の平仮名表記の立場+様 特徴+様、(稀に)名前+様 他 呼称:「ザコちゃん」呼びを望む。 「モブ」も反応するが、それ以外だと気づかない事が多い。 口調:投げやりで適当な話し方。敬語は一切使わない。 似た言葉や語感を繰り返し、まるで言葉遊びのように話す。 口先は冗談とでまかせ、ノリとハッタリで構成される。 貴族や東の国関係に妙な嫌悪を持つ。 魔法を扱う気は微塵も無いとか。 他者からの詮索、視線、物理接触、色恋話を避ける節がある。

解説 Explan

 今回の目的は蜂型の魔物の駆除です。すべての魔物を倒し、尚且つ蜂の巣を駆除して新たな女王の誕生を阻止しましょう。
 魔物は全部で八匹おり、うち一匹は他よりも倍以上に大きい女王蜂です。(女王蜂が大体クマさんと同じくらいの大きさです)
 巣は木の上にあり、女王はその中に潜んでいて、巣を攻撃する、もしくは巣を護る蜂の半数がやられた段階で出て来ます。
 蜂型の魔物は魔法を使いませんが、足についている爪と尻の針から毒を打ちこんできます。また常時飛んでいるので、接近戦に持ち込む場合は何か策が必要です。
 火属性の攻撃が苦手ですが、環境が森ということもあり火災の危険性があるため火属性の魔法の使用には注意しましょう。
 蜂蜜を採取する場合、巣は物理的に破壊することができるので外膜を破壊して流れ出てきた蜂蜜を採取するか、蜂の巣を砕くか切り分けて巣ごと採取する方法があります。
 案内役のNPCの戦闘参加につきましては、皆様で相談し合って決めて頂ければと思います。以下、NPCの情報になります。
 NPCの情報――【クマさん(通称。本名不明)】……クマのルネサンス。身長230センチの大男。巨躯に合わないスピードと岩板を砕く怪力の持ち主。平均体重の男子一人くらいなら、片手で投げられる。誰も喋っているところを見たことがないくらいに無口なので、連携が難しい。


作者コメント Comment
 こんにちは、初めまして。無名の作家、七四六明(ななしむめい)です。
 此度で四度目となる今回も戦闘ストーリーをご用意させて頂きました。
 今まで自分が書いて来た物語の中では比較的簡単かな、なんて思ったりもしますが、このゲームが始まったばかりの頃の皆様ではきっと苦戦を強いられたはずの相手です。成長した皆様のご活躍を期待しております。
 また、先輩より蜂蜜採取を頼まれていますが成功条件には含みません。ただ採取に成功するとエピソードが少し変わるかも……?
 今回の相談期間は六日間です。皆様じっくりと話し合って、見事依頼を達成してくださいね。
 以上、七四六明でした。


個人成績表 Report
ニムファー・ノワール 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
今回の課題はなかなか厄介そうね。

まずはヒューズが巣に近づけるように支援するわ。
【号令の鞭】で護衛の蜂の気をそらすようにするわ。巣に取り付けたら、今度は私の方へ鉢が来るよう誘導して戦うつもりよ。

そのあとも護衛蜂を誘導しつつ殲滅にかかるわ。
女王登場後もまずは護衛蜂を優先して攻撃。殲滅するつもりよ。
殲滅後は【覚醒Ⅰ】して女王蜂を一気に叩くわ。
【鞭打ちの計】でうまく背中狙って羽がもげれば最高ね。
毒を浴びたら毒消し草で対処するわよ。



ヒューズ・トゥエルプ 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:195 = 65全体 + 130個別
獲得報酬:6000 = 2000全体 + 4000個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
【視力強化】で的をしっかり追って。
【精密行動】で蜂の虫翅を狙って射抜き墜落させる。

木を盾にしなから針攻撃を凌ぎ、矢を打ち返す。
矢筒から矢を抜き取って、蜂に【直刺し】を使用。
矢を杭にして、蜂を木に打ちつける。
磔にして動きを封じたら、尾針に注意しつつ、トドメを刺す。

クマさんを発射台にして、女王蜂の巣まで投げ飛ばしてもらい。
巣穴に発煙筒をダンクシュート。(跳躍・運動神経)
マドを巣内に撃ち、ハニカムを崩して女王蜂を閉じ込める。

護衛蜂に攻撃されそうになったら【死滅願望】
で矢筒から矢を二本を両手に取り巣穴の中へ。
優先順位は蜂蜜入り巣盤の回収。
煙が効いて鈍っていたら
巣穴から出さないように直刺しで格闘。


朱璃・拝 個人成績:

獲得経験:97 = 65全体 + 32個別
獲得報酬:3000 = 2000全体 + 1000個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
先ずは外にいる蜂の魔物へ攻撃ですわね。飛んでいる蜂に対してはドドを使って攻撃。当たらなくても牽制になれば立体起動で木の幹を足場にしたり、クマ様と連携の意志が通じていれば

「クマ様!」

と合図して私を投げてもらい蜂の傍までジャンプ、魔牙で攻撃を加えますわ

もし女王蜂が現れた時は仲間の攻撃に対して支援補正・追撃を用いて連携攻撃。向こうの攻撃はやせーの勘で何とか躱し、躱しきれない時は心頭滅却で耐えます。そして祖流還りで基礎能力を上げたら挑発で攻撃を誘い、向かってきた所に精密行動を用いた真中正拳突きを胴体にぶち込みますわ


無事退治出来たら木に登って巣を切り離し蜂蜜採取。巣はクマ様に受け止めていただきましょうか

アンリ・ミラーヴ 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
魔物蜂を駆除し、蜂蜜を採取する。
俺は主に魔牙Ⅰで攻撃。きりょくに余裕が無くなれば、天界の戒律書で叩く。
ヒューズさんが巣穴へ飛びこんだ時、彼を守る為、巣の近くにいる蜂へ届くならプチマドか魔牙Ⅰを放つ。
プチマドを使うのは二回。他にデトルを二回、毒を受けた味方へ使うつもり。まりょくが0になると行動に支障があるなら、プチマドを一回にする。
戦闘開始時、俺はクマさんの傍にいる。
蜂は天敵の熊に似た黒色の物を襲う、と聞いた事がある。複数でクマさんを襲わないか心配。
読みが外れたようなら、クマさんから離れた蜂へ向かう。
駆除したら巣を荷物カバン(大)へ入るサイズに割って、残りは外膜を破り蜂蜜を桶丸に入れて採取する。

チョウザ・コナミ 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
蜂針と熊肉貰えるって聞いて来た。…熊の魔物いなくない?別の森?
あ、ザコちゃんは蜂蜜要らない。甘いのそこまで好きじゃないし、おもしろくないし。

とりま謎めきフード様が懐にもぞもぞして巣にぱやぱやするって言ってたしー、ザコちゃんはその間に蜂の対処っぽいことするようにしとこ。
謎めきフード様が周囲取り囲み包囲されたら、そっから瓦解の崩壊でめんどいだろーし。

蜂出てきたら、1匹か2匹にそこらの石でもぶん投げ【投擲】で【挑発】しとく。
少なくともちょっかい掛けに来るだろーし、適当に相手するかな。
しんどそうな攻撃は【基本回避】で避けっけど、それ以外はてきとーに。

反撃できそうなら、針のあるお腹か羽狙ってぽこしとく。

リザルト Result

『クマさんとハニーハント』 

 蜂は生物の中でも珍しく、団体行動を基本として動く。防衛本能も己を守ることより女王を、延いては女王のいる巣を守る方へと働くため、【ヒューズ・トゥエルプ】の矢が巣を守る一体の翅(はね)を射抜いたとき、他の蜂は巣を護るために群がり、矢が放たれた方を向いて高速で羽ばたく翅の音で威嚇した。
「あぁあ、やっぱり不意打ちは一回しか効かねぇか。ってわけで、頼むぜニミィさん」
 バチン、と地面を叩いて高く啼く鞭を握る【ニムファー・ノワール】の姿を蜂らは捉える。矢の存在も忘れていないが、武器を持つ人間を無視することもできず、確実に仕留めるために一匹、さらに翅を射抜かれた一匹も這うような低空飛行でニムファーへと迫る。
 だが鋭く伸びた毒針よりも先に、間に入った二人のルネサンスの拳が、それぞれの胸と顔面に叩き込まれた。
「ありがとうございます、クマ様」
 低空飛行で飛び掛かった一体に跳んだ【朱璃・拝】(しゅり おがみ)だが、跳んだ先にニムファー目掛けて伸びた毒針が迫っており、【クマ】が殴り飛ばさなければ危うく毒針の餌食となっていたところだった。
 お陰でまず一匹、仕留められた。朱璃が頭を砕いた蜂が力尽きる。クマの殴り飛ばした方も木に叩きつけられて痙攣しており、残り五匹は威嚇の翅音を大きくする。
「皆、大丈夫か」
「あぁあ、完全に怒らせたっぽいね。ま、当然だろうけど」
 【アンリ・ミラーヴ】と【チョウザ・コナミ】が前に出る。
 仲間が目の前でやられた怒りから視野の狭まった蜂は、出てきた五人に意識が集中している。その隙に、ヒューズは陰から弦を弾いて第二射を構えていた。
 朱璃は改めて、蜂を倒した脚を一歩踏み出して構える。
「ですが、負ける気はしませんわ。私達、入学したての頃とは違いましてよ!」
 祖流還りしたクマが牙を剥き、爪を出して一歩踏み出した瞬間、チョウザとヒューズが仕掛けた。
 意識が完全にクマへと向いただろう一瞬に、チョウザが石を投げてギリギリで躱させた一匹へとヒューズの矢が飛び、翅を切って落とす。
 矢の存在を改めて認識した一体がヒューズに向かって飛んでいき、ヒューズは跳んで木々を伝って駆け抜ける。さらにもう一匹行こうとしたが、背後から飛んで来た石がすぐ側を通過し、チョウザが石を抛っているのを見て標的を変える。
「ヤだなぁ。ザコちゃん狙われてるよ、お助けぇ」
「プチマド」
 アンリの放つ魔法弾が蜂のすぐ目の前を通る。攻撃を躱すためホバリングして止まった蜂の真下に入った朱璃のアッパーが、腹部から打ち上げた。宙を二転三転し、蜂は体勢を立て直して飛び上がる。
「すみません、仕留めそこないましたわ!」
「だがダメージは通ってる。次はいける」
「えぇ、次は仕留めますわ!」
(熱いなぁ……ま、ゆーしゃ様らしくて嫌いじゃないけどね)
 先ほどヒューズが落とした蜂が、チョウザの隙を突かんと迫る。しかし毒針はチョウザに届くより前に、背後から伸びた鞭に絡め取られて止められた。
「わたくしを無視してそっちに行くなんて、妬いてしまうわね。それとも、わたくし相手に勝つ自信がないのかしら」
 鞭を引いて自分の方に向けさせ、地面を叩いて来いと誘う。矢で掠め切られた翅を震わせ、毒の染みた爪で迫りくる蜂の突進に対して、ニムファーはそれこそ天使のように軽やかに頭上を飛び越え、反転。撓(しな)る鞭で背中を打ち、残った翅を微塵に砕く。
 鮮やかな手際に、チョウザはヒュウ、と高音で口笛を鳴らした。
「やるじゃん」
「お褒めいただき光栄ね。ザコちゃんこそ、臨機応変な立ち回りはさすがの一言ね」
「ザコちゃんはモブだって。熊のお方に比べたら、ねぇ?」

 木々を足場に跳び回り、蜂との追いかけ合いをしながら巣に迫ろうとしているヒューズは、なかなか迫れずにいた。
 木を盾に毒針を躱し続けているが、向こうも木の隙間を自在に飛び回って矢を躱す。互いに一撃与えられぬまま、巣の周囲を飛び交っていた。
「ったく! 翅使ってラクしやがって!」
 木々の合間を掻い潜り、木を盾にしながらヒューズに迫る。ヒューズの矢は木に刺さるばかりで、掠めることも叶わない。蜂の機動力がヒューズの正確な射撃を上回り、ついに背中に回ることを許してしまった――。
(とか、思ってるだろ!)
 背後から迫る毒針を躱しつつ、真っすぐ走る。目の前の木に飛び移り、先ほど外して木に刺さった矢を足蹴に跳び、さらにもう一段。ヒューズを追いかけてきた蜂の頭上を取った。
 そして矢筒から抜いた矢を握り締め、全体重をかけて蜂の胸を突き刺す。痛みでもがく蜂の爪が突き立てるより先に、さらにもう一本出して傷を抉る。
「悪いな。刺すのはおまえ達だけの専売特許じゃないの、さ!」
 さらに深く矢を押し込む。ヒューズを狙っていた爪と尾針がピンと伸びた直後、蜂はそのまま力尽きた。
 これで二匹目。
 仕留めた二本と見える範囲にある矢を回収し、勢いよく飛び降りる。地面に着地するより前に跳び上がって来たクマの肩に着地し、発煙筒を手渡された。
「あんがとクマさん。じゃあ頼むぜ!」
 ヒューズの腰を掴み、クマは着地と同時に投げ飛ばす。一直線に巣へと飛ぶヒューズを行かせまいと、二匹が遮ろうと出てきた。
「プチマド」
 アンリの放つ魔法弾が一匹に炸裂して飛ばし、もう一匹はニムファーの鞭が尾に絡まって下へ引かれ、ヒューズの巣への侵入を許す。
 巣に転がり込んだヒューズはすかさず発煙筒を開封し、奥へと投げる。マドを天井に放って入り口を封鎖し、密閉空間に煙を充満させた。
 と、ここまでは作戦通り。ヒューズの戦いは、むしろここからだ。侵入者を駆逐するため追ってきた二匹に、ヒューズは矢を握って対峙する。
「悪いな。女王様なら夢の中だ。起こさないでくれよ」

(ヒューズさんは無事に巣に入れたみたいだな……二匹行ったが、まずは――)
「これで、三匹目」
 ニムファーが翅を散らせ、思うように動けなくなっていた蜂をアンリは魔牙にて首を切って仕留める。
 翅を散らせたニムファー本人はというと先ほど鞭を絡ませた蜂と引っ張り合い、力比べを強いられていた。先ほどは不意を突いて引き寄せられたが、今は逆に引っ張り上げられまいと必死に踏ん張っている。が、力では分が悪いらしい。
「ニミィ様、もう少しだけ踏ん張っていてください!」
 朱璃が勢いよく跳び上がる。
 ニムファーと引っ張り合いをしているため力を削ぐことも方向を変えることもできず、まともに正拳を胸に受けて墜落した蜂を、すぐさまニムファーは鞭を手繰り寄せて、引き寄せる。
「朱璃さん!」
 体勢を引っ繰り返し、天地を逆に。それに合わせたかのようにヒューズの援護を終えたクマが落ちて来て、朱璃は彼の大きな手に両足を乗せる。
「クマ様!」
 クマが押し出した手を足蹴に、肩で風を切って落ちる。そのまま脇を引き締めて繰り出した渾身の正拳が流星の如く、蜂の胴体に減り込んで一撃で仕留めた。
「やりました、わっ――!?」
 ついに自分も一匹倒せたことに喜ぼうとして、遅れて落ちてきたクマの巨躯が生む震動で揺らぐ。クマが倒れまいと支えてくれたが、ちょっと格好つかなかった恥ずかしさから朱色に火照った頬を尻尾で隠した。
 何はともあれ、これで四匹目。
「ん、なんだ――?」
 巣の内側から、頭痛を誘発されそうなほど騒がしい翅音が響き、二、三度壁崩落した巣の外壁にぶつかったかと思えば、二匹の蜂と一人奮闘していたヒューズの背後から巨大な女王が虫らしからぬ悲鳴のような咆哮を上げて飛び出て来た。
 ヒューズと戦っていた二匹は体に矢が刺さったまま、女王を護ろうと後を追う。すると赤茶色の種が軌道線上に突如投げられて、邪魔だと爪で振り払った瞬間に炸裂。爆発に呑まれた二匹は黒く焦げて落ちる。
 種を投げたチョウザは巣を見上げ、女王が出てきた瞬間に仰向けに倒れて避けたヒューズの姿を確認する。
「じゃ、巣の方は謎めきフード様に任せる感じで。よろー」
 不意を突く形で五、六匹目を倒したものの、チョウザ含めた全員は巨大な女王の姿を見ると状況を軽んじて見ることはまだできなかった。
 が、臆してばかりいるわけでもない。それこそ入学したばかりの頃ならば、緊張で固まっていただけかもしれない。だが今は、恐怖と同時、立ち向かう勇気も湧き上がっている。
「大きいですわね」
「えぇ。でも、負ける気はしないでしょう?」
「……もちろん!」
 朱璃は祖流還り。ニムファーは覚醒にて己の力を解放する。
 毒を滴らせる爪と尾針をむき出しにして、頭を震わす翅音と悲鳴じみた咆哮を轟かす女王相手に、臆することなく構えてみせる。
「これくらい、私一人でも充分ですわ!」
 女王が迫る。急降下から地面スレスレの低空飛行で、両腕の爪で切りかかる。
 両脇に跳んで躱されて急上昇した女王をニムファーが真白の翼を広げて追いかけ、鞭にて背中を狙う。だが旋回して躱され、逆に背後を取られて猛毒の爪が迫る。
 だが木々を飛び移った朱璃のドドが横から女王を襲い、注意が逸れたところに二弾ジャンプで迫っていたチョウザの投げた六角棒が複眼に当たって女王は悲鳴を上げる。
 もう片方の目でわざとらしく舌を出すチョウザを捉えて襲い掛かるが、旋回してから加速してきたニムファーの鞭が爪に絡まり、横からの力に負けて女王は引っ張られるまま、地面へと叩きつけられた。
 すかさず鞭の乱打と朱璃の鉄拳、待ち構えていたアンリの魔牙が女王を襲う。だが女王は起き上がり、すぐさま跳び上がって反撃に出る。ニムファーと朱璃を振り払い、目の前にいたアンリを狙う。だが彼は、この戦いの間この男の側に居た。そして、それは今も。
 アンリの側にいたクマが女王を真正面から受け止める。双方両腕をガッチリ組み、一歩も引かない。毒の爪が刺さっても引かず、むしろ筋肉を膨れ上がらせて対抗してくるクマに、女王はもはや捕まった状態だった。
 そこに一匹、最初にクマが殴り飛ばした蜂が復帰。尾針を向けて迫りくる。
「さすがに、一匹も倒してないのでは格好がつかないからな」
 女王を助けるべく飛んで来た蜂は、助けるためにクマしか見ておらず、視野が狭まっていた。故にアンリの存在に気付くのが遅れ、回避し損ねる。
 蜂の頭を鷲掴み、女王の懐に入って女王ごと魔牙にて刺し穿つ。蜂は仕留められたが女王に届いている爪は浅く、女王はアンリに猛毒の爪を向ける。同時、組み合っていた腕から削がれた意識の分だけ力も削がれ、クマに反撃を許した。
 一瞬で押し込まれ、自分の顔と同じだけ巨大な拳に殴られる。魔牙が抜けたアンリに戒律書でチョウザが六角棒を当てた複眼を殴られ、痛みがより激痛に変わって全身に走った直後、追撃の鞭に翅を割られた。
 反撃しようと伸ばした尾針を欲する気持ちが溢れ、笑みを湛えるチョウザは横から腹を叩いて阻害。チョウザを追いかけ伸ばした腕に、飛んで来た矢が刺さる。
「如何ですか女王様。俺の針も大したもんでしょう」
 矢を番えるヒューズのいる巣を見上げようとした女王の複眼が捉える。朱璃、アンリ、クマの三人が各々別角度から拳を向けているのを。
 顔面、腹部、胸部を同時に殴られた女王はその場で沈黙。完全に停止した。
「っ――! 勝ちましたわぁ!」
 女王を含めた計八匹。見事討伐に成功した。喜びから、朱璃は跳ねる。先輩の手を借りたが、それでもほとんど自分達だけで倒した。倒せた。成長している。確実に。
「クマ様!」
 興奮のあまりクマに飛びつき、頬に口づけする。クマの解毒をしていたアンリは目の前で起きた不意打ちに、耳を後ろに伏せた。
「ありがとうございました! さすが頼りになりますわね!」
 クマの反応は鈍い。だが口よりも饒舌な分厚い手は、よくやったと撫でて褒めた。
「ヒューズ、巣はどう?」
 チョウザが爆発で仕留めた二匹を引きずりながら、ヒューズが戻って来る。毒針に切られたらしい腕を見てチョウザが抛った毒消し草を噛みながら、問いかけたニムファーに親指を立ててみせた。
「蜂の子も全滅。巣盤にはたんまり黄金の蜂蜜が詰まってるぜ」
「ザコちゃん蜂蜜はいいわー。あ、蜂針は欲しいから頂戴」
「はいはい、解体してあげますよっと」
(ではわたくしはローヤルゼリーの方を……)
 その後、蜂の巣を解体。アンリの持って来た桶丸や朱璃の水筒に蜂蜜を入れて持ち帰り、学園には依頼達成の報告書と倒した八匹の核を提出して受理。後日、報酬が貰えることとなった。が、それより楽しみにしていたのは――。

「ハッピーハロウィン! お菓子くれなきゃイタズラしたるでぇ!」
「では、こちら採取した蜂蜜で作りましたカップケーキですわ!」
「蜂蜜尽くし……過ぎるくらい甘い香り……歯、磨かないとな」
 と言いつつ、アンリの尻尾は高く起きて揺れている。
 依頼達成から三日。今日は先輩ら主催のハロウィンパーティー開催日である。五人の依頼達成も祝して、カボチャよりも蜂蜜の存在感が強いパーティーとなった。
 集まった全員がそれぞれ菓子を持参しており、そのほとんどが蜂蜜入りなのだから漂う匂いの甘ったるいこと。
 依頼を達成した五人とも呼ばれたのだが、チョウザは『ザコちゃん甘々なのはご勘弁ってぇかぁ。あんまり好きじゃないし遠慮しとくわぁ。これだけ貰えれば充分だしさぁ』と言って来なかった。
「ニミィさんはまた随分とお肌が綺麗になったじゃあねぇの。それも蜂蜜効果?」
「そうそ――べ、べっつにぃ? ただちょっとお化粧頑張っただけですけどぉ?」
「へぇ?」
 ローヤルゼリーに関してはこっそり自分の分だけ確保していたので、秘密にしておきたいニムファーは顔を逸らす。だが考えてみればいくらローヤルゼリーと言えどそんな即効性はないわけで、実際はこっそり取ってることを知ってるヒューズが揶揄っているだけだった。
「クマさん」
 見間違うことなき黒い巨体が歩み寄って来る。相変わらずの無口で何も言わないが、共に戦えば威圧感も何も感じなかった。
「クマ様。私が作った蜂蜜入りのケーキですの。お一つ如何ですか?」
 ジッとケーキを見つめて、一つ。鼻をヒクヒクさせて匂いを嗅ぐと、丸々一個口に落とす。
 無口な人だとわかっていても、口に合ったのかどうか気になって反応を見る。呑み込んでも何も言わず、表情一つ変えないのでダメだったかなと俯いたそのとき――。
「んまい」
 物凄く小さな呟きが聞こえてハッと見上げる。ほんの一瞬、本当に小さな微笑が見えたとき、朱璃の尻尾は喜びから震えた。
「あぁあ。甘ったるいったらないわー」
 遠目から見下ろす彼女は言う。蜂針を抛って遊びながら、甘ったるい匂いで満ちた会場の中でもさらに甘い匂いを感じて、溜め息と共に一言漏らす。
「やっぱザコちゃん、甘いのちょっと苦手だわ」
 そう漏らすチョウザ自身、甘い香りにやられてか。優しい微笑を湛えていた。



課題評価
課題経験:65
課題報酬:2000
クマさんとハニーハント
執筆:七四六明 GM


《クマさんとハニーハント》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 1) 2019-10-18 21:01:26
武神・無双コースのルネサンス、朱璃・拝と申します。どうぞよろしくお願いしますね。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 2) 2019-10-18 22:05:00
ヒューズ・トゥエルブ。よろしく頼みますよっと。
今回は趣を変えて弓を使ってみようと思う。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 3) 2019-10-18 23:50:07
ま、ブルファイターのクマさんが居るなら
露払いに専念っつーのもアリかなって思ってね。。
針も爪も厄介だが…機動の生命線である虫の翅を狙ってみるとするよ。
墜落させちまば脅威は充分抑えられるはず。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 4) 2019-10-19 19:52:20
蜂は空を飛んでいるとうのも厄介ですわね。私は土属性ですがドドという魔法を使えるのでそれで一先ず狙って落としてみましょうかしら?飛んでいる高さによったら立体機動で木を足場にしての攻撃も使えるかもしれませんわね。

クマさんと連携できればよいのですが、あまりお喋りにならないのですわね。肉体言語が通じるようならそれで語り掛けてみようかと思っておりますが。

《這い寄る混沌》 ニムファー・ノワール (No 5) 2019-10-19 21:58:46
ニムファー・ノワール17歳です!(ぉぃぉぃ
遅くなりましたがよろしくお願いしますね。

今回は私は盾役に回るわ。というか飛行する相手に有効な手段をもってないから。
万が一に備えてポケットには毒消し草を入れておくわ。

ちなみに巣への攻撃はしないでいいわよね?



《ココの大好きな人》 アンリ・ミラーヴ (No 6) 2019-10-20 13:57:35
教祖・聖職コースのアンリ・ミラーヴ。よろしく。
接近が難しいなら、弓矢か、槍で戦おうか、考えてる。
クマさん…大きい。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 7) 2019-10-20 14:35:19
>巣
攻撃しなくても蜂の半数が倒されたら女王蜂は出てくるという事ですし、それまでは攻撃しなくても良いかと思いますわ。あえて最初から敵の数を増やす事もないかと思いますし。

《這い寄る混沌》 ニムファー・ノワール (No 8) 2019-10-21 11:38:07
>朱璃さん

了解よ、女王が巣に潜伏しているうちに火による攻撃で焼き殺してしまおうとか考えてたけど、やめておくわね。まぁ蜂蜜も私がこっそり狙っていた(ぇ、ローヤルゼリーも取れなくなってしまうしね。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 9) 2019-10-21 12:28:36
フッ、相変わらず良い性格してるな。二ミィさん。

火じゃなくて煙ならどうだ?
森羅万象、古今東西。
女と昆虫は煙たい野郎が嫌いだと聞いたことがある。
男を囲った世間知らずなレディに火遊びを教えてやるのも勇者の役目かもよ。

外皮のあるタイプなら煙は逃げにくい。
出口を拝さんのドドで塞いじまえば
蜂の燻製になる。

案外、巣に引っ込んでる内に仕掛けるのもナシじゃないってことさ。

《這い寄る混沌》 ニムファー・ノワール (No 10) 2019-10-21 18:21:44
(´∀`*)ウフフ、ありがとヒューズ。褒め言葉と取っておくわよ。

まぁ、朱璃さんが指摘してるように巣への攻撃は敵を増やしてしまうというデメリットが存在するからタイミングが難しいわね。
初手か、メタ的に潜伏条件が解除されるギリギリのタイミング(3匹まで倒した後)あたりが良さげだけど。

火を使わず、煙を使うのはいい案だと思うわ。火を使うのはプロログ的にも警告
されているからうまく封じ込めが成功すれば有利に戦えるかもね。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 11) 2019-10-21 19:53:26
懐の深い子も懐の暖かい子も大好きだ。

タイミングについては了解した。
発煙筒持って、クマさんにぶん投げて貰って、巣穴にダンクシュート。
ジョーダンみたいだが、やってみる価値はあるか。
ま、亭主達が汗水蜂蜜垂らして作った家をぶっ壊して出てくる恐妻家でも
少しでもダメージを与えられりゃ、やらねーよりはマシかと思ってね。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 12) 2019-10-21 19:58:12
上手く行けば、護衛蜂を殲滅するまで、閉じ込められるかもしれない。ってところか。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 13) 2019-10-21 20:08:41
煙臭いの、ダメなわけ?ちょっとザコちゃんが好きな御方は、常に紫煙纏ってるよーな御方だったけど。
それとも全身煙で作られ構成な謎種族のお話してる?そったらなおのこと見たいんだけど。おもしろいし。

蜂の魔物と熊の魔物がいるって噂に聞いたから、ちょっかい掛けに来た。
色々分解したり持って帰ったりしたいよね。熊肉面白くないけど、蜂の針とか、熊の爪とか。
…あれ、熊の魔物の情報無くない?どこ?(首をかしげつつ課題の掲示を指でなぞる)

ザコちゃんは囮がやり慣れてっけど、別に戦う側もできなくは無いって感じかな。とりまそっち系のつもりで。
囮が無需要なら、適当に半々でやってっから。なんか人手ってかモブ手入り用なら呼んでくれてもいーよ。

あと蜂蜜さぁ、無理して急ぎのせっかちしなくても、蜂さえ全滅させとけば、ゆっくり取れるよね、そもそも。
正直、巣本体をちゃかぽこする利点がそんなにぼんやりな気がする。ザコちゃん的にね。
戦略的に蜂蜜使うーとかなら別件としてさあ。あと食べたいとか。ザコちゃん甘いの苦手だからいーかな。

てか前衛的系虎天使様、飛行に対する手段が無いーって言ってたけど、
鞭使うっぽいなら【号令の鞭】で蜂たちの進路方向調整とか、わりとやれるくない?
思いついたから言っただけだし、気分じゃないとか主義の問題とかならいーけど。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 14) 2019-10-21 20:34:29
ヒューズ様の仰るような事をするなら手下を三匹倒した所で、がいいのでしょうか。女王蜂はクマ様と同じくらいの大きさと言う事ですから、出口も限られてるかもしれませんしあたりはつけやすそうですわね。問題はドドだと両手に収まるサイズの土の弾しか生成できないので塞ぎ切る前に出て来るかも、という事でしょうか。なら実行するならダメもとで先述の通り3匹倒した所で、が良いかと。どうせ後一匹倒せば出てくるわけですから

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 15) 2019-10-21 20:39:18
俺ァ、味方にも敵にもよく煙たがられたモンだが
そりゃ煙草のせいじゃなかったって訳か。

オーケー。訂正しよう。
虫からも好きか嫌いか直接耳にした訳じゃないからね。

それと、もう一点訂正だぜ。
熊の魔物は良い魔物とのことだ。こっちと一緒に戦ってくれるらしい。

女王蜂を倒せれば手段は何でも良いさ。
後手に回るのを嫌っただけさ。





《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 16) 2019-10-21 21:10:52
確かに埋めるってなると難度は高いか…。

ま、奇襲としては充分成立するだろう。
ベッドでくつろいでる所に、いきなり煙幕貼られて
マドでもドドでも矢でも降ってこようもんなら、
パニックになること請け合いだ。
わざわざ、登場を待ってやることもないだろう。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 17) 2019-10-22 00:53:18
少し考えを変えてみた。
巣穴を塞ぐ方法…というよりは女王の登場を遅らせる方法だが
まず、内部のハニカムを崩そうと思う。
発煙筒を放り込んだら、巣穴に潜り込む。
煙で動きが鈍ってたら…こっちで時間稼ぎをするし。
ビンビンだったら巣盤を回収してズラかる。

それと…メタな見地で申し訳ないが
順当に相手を殲滅すれば蜂蜜は回収できるハズだと思うが。
蜂蜜を持って帰る場合はエピが変わると書いてある。
…何らかの不都合や事態で持って帰れなくなる可能性が
ある気がしてね。深読みなら申し訳ない。

今回は虎穴に入らずんば虎子を得ず。この格言に従ってみようと思う。

《ココの大好きな人》 アンリ・ミラーヴ (No 18) 2019-10-22 12:02:16
蜂蜜、荷物カバンで持って帰れる?
調理道具一式で、お鍋持っていく?

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 19) 2019-10-22 12:22:33
手出し口出しできない魔物ほど、つまんないもんはないよねぇ。
もはやそれって魔物なのって感じはある。関われないならどっちでもいーけど。

謎めきフード様が懐にもぞもぞして、内からの瓦解を崩壊ってならー、他の手は援護か対処に回った方が良さみかな。
ザコちゃん蜂対処の側に回る気でいとくね。場合によりけり。
一番矢面に立つんだし、【毒消し草】は忘れず持って…けないのか。発煙筒でポケットぱんぱかで。
そったらザコちゃんが毒消し草持ってっとくし、欲しかったら呼んで。渡すなりぶん投げ【投擲】なりするし。

蜂蜜の運搬回収方法、そーいえば考えてなかったね。手づかみじゃダメ?ダメか。
運びやすさでいえば【桶丸】でおけまるじゃん?水運べるってなら、ほかの液体でも誤差じゃん?

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 20) 2019-10-22 21:29:34
同感だね。拳で語るなんて今どき流行らないって。
ま、死にそうになったら、情けなく大きい声でも出すさ。
治療費で取り分が減っちまえば本末転倒だ。

返し矢でも撃って景気良くいきたいモンさ。

《ココの大好きな人》 アンリ・ミラーヴ (No 21) 2019-10-23 00:02:24
桶丸、使えそう。荷物カバン(大)と、一緒に持っていく。
解毒魔法、使いたいけど、武器が持てない…。
俺も女王以外の蜂と戦う。倒せた時に次の相手は、女王か兵隊か。

《這い寄る混沌》 ニムファー・ノワール (No 22) 2019-10-23 12:10:14
なかなか来れなくてごめんなさい。

【号令の鞭】こんな使えそうなスキルあったのね、ザコちゃん教えてくれてありがとう。さっそく習得してきたわ。主義?私どちらかといえば手段を選ばないタイプだから問題ないわよ。

巣に一人で突っ込むなんてヒューズも無茶するわね。だったら私は早速習得した【号令の鞭】で他の護衛蜂が巣に近寄らないようにしてみるわ。
あるいは自分に引き寄せて相手する感じでいいかしらね。


《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 23) 2019-10-23 21:42:00
え、と、穴は塞がず発煙筒を放り込んだらヒューズ様が巣に潜り込む、という事でよいのでしょうか。それならその際【号令の鞭】を使って下さるようですが、私も外にいる蜂に邪魔されないよう牽制等させていただきますわ。

>蜂蜜
桶丸なら確かに蜂蜜も入れて運べそうですわね。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 24) 2019-10-23 22:41:20
助かるな。
大きいヤツが相手だと
ツッパリたくなるのが男の性ってもんでさぁ。
俺は旧い人間らしい。


《ココの大好きな人》 アンリ・ミラーヴ (No 25) 2019-10-23 23:11:44
デトル、二回だけ使える。射程内で、先に毒を受けた人から。
戦いは、プチマドと魔牙。
行動のタイミング遅いけど、ヒューズさんが巣に入ったら、邪魔する蜂にプチマド使いたい、届くなら。
クマさんとは、生物学と心理学で、気持ちが分かれば良いな。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 26) 2019-10-23 23:45:32
なんやかんやでぱらぱらに別れてんのかな。
面倒にならずに終われっといーよね。当日になんないとわかんないけど。

なんせよ、プランはなげわすれないよーにね。
棒立ちで蜂に刺されるとかってなると、やじゃない?