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GGGグレート・ゴールド・ゴーレム


ストーリー Story

 ゴールドラッシュ村。
 ある重大な要件を伝えるために村長の【キンガ・アルジャー】は村人達を呼び出し、食事に招待している。
「諸君、この村に金が無くなってしまった」
 適当に食事を食わせ、タイミングよくキンガが言い放つ。
 呼び出された村人は、一瞬冗談を言われたのかとザワついている。
 だがそれが本当だと気が付いた一人の男が、ドンとテーブルを叩いた。
「どうするんですか村長! 一体何に……」
 男は出された料理を見下ろし、その皿がとても綺麗な物だと気が付いた。
 部屋の中を見渡すと、よく分からない壺や、変な絵画まで飾られている。
「まさか村長、私腹を肥やすために金を使い込んだのか!?」
 男はもう一度テーブルを叩きキンガを睨んだ。
 他の村人も同様に睨みつけるが、村長は動じない。
「それは違う、絵画も壺もワシの趣味だが村の金を使ったりしない! ただちょっと詐欺師に騙されちゃっただけなのだ。テヘ♪」
 キンガは舌を出し、目一杯の可愛さを出した。
 まずぶん殴ろうと全員が席を立ち上がり拳を構えるが、キンガは慌てて方法を思いついた。
「ま、待て、手が無いとは言っていないぞ! お金を得る方法ならある! 聞け、聞いてえええええ!」
 どうせ嘘だと村人達が騒いでいる。
「少し待ってくれ。ここで責任を取って貰うのは簡単だが、一応言い分を聞いてみよう。もしあったとしたら勿体ないからな」
 しかし先ほどの男が皆を止めてキンガの命を救ったのだった。
 キンガは椅子に座らされ、睨む村人達の前で語り出す。
「この家には代々伝わる伝説がある。この家の窓から見える山の頂に、三日雨の降った後の晴れた日にグレート・ゴールド・ゴーレムが現れるという。その魔物の体は全て金で出来ていて欠片だけでも一財産になるのだ。幸い今日も雨、これで三日。次に晴れた日に現れるはずだ!」
 キンガは必死に訴えている
「村長、嘘じゃないでしょうね? もし嘘だったなら私財全部売っぱらいますからね」
 先ほどの男は睨みをきかせるが。
「嘘じゃない! ワシの澄み切ったチャーミーな目を見てくれ!」
 キンガは目を輝かせて無実を訴えている。
「目が腐っている。やっぱりここで始末した方が……」
「待てえええい! 一回見て来てからでもいいだろう! それとも独り占めしたいからってワシを抹殺するのか!? 卑怯者、卑怯者おおおおお!」
 キンガの叫びに、村人達も動揺を見せている。
「わ、わかったから、その代わり居なかったらタダじゃ置かないからな!」
 そして次の晴れの日、村人総出で山に出たのだが。
「グレート・ゴールド・ゴーレムが出たぞおおおおおおお!」
 その声に反応して、大勢の村人が集まって来ていた。
 出現した大きな金のゴーレムは、所々欠けていて体がボコボコになっている。
 遥か昔から金を採取されていたのかもしれない。
 金に目がくらんだ村人達はやる気を見せたが、足の一振りで一蹴されてしまっている。
 これでは勝ち目がないと逃げ帰り、やっぱりキンガの家財道具は売り払われてしまう。
 当面村の資財は確保できたが、その日常も終わり始めた。
 次の雨が訪れた日、村の中に怪我人が出始めた。
 誰も彼もがあの金を狙い疑心暗鬼になっている。
 小さな子供ですらも噂になっているらしい。
 そして日を追うごとに怪我人が増え。
「う~む、このままでは平和な村の暮らしが台無しになってしまう。やはりグレート・ゴールド・ゴーレムのことは秘密にしておくべきだった! こうなったらもう勇者の皆さんに倒してもらう他はない!」
 キンガは三日以上の長雨が降った日に学園に手紙を出した。
 ちなみに手紙には依頼の他に、『これはあくまでもお願いだけど、倒したゴールドゴーレムの破片は全部ワシが預かるので誰にも言わないでね』と書かれていた。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 4日 出発日 2019-12-04

難易度 とても簡単 報酬 通常 完成予定 2019-12-14

登場人物 6/8 Characters
《今を駆ける者》ダケン・ヴァルガー
 ルネサンス Lv15 / 魔王・覇王 Rank 1
「姓はヴァルガー、名はダケン。故郷は知れず、世間が呼ぶには流しの無頼。ま、よろしく頼むぜ」 「……って、駄犬じゃねぇ!?」 #####  狼系ルネサンス。  若い頃から正々堂々、スジを通して道理を通さぬ荒くれ者として世間様に迷惑をかけてきた年季の入った無頼。  本人は割とイケていたつもりだったが、ある時襲った貴族の娘から 『獣臭い』『薄汚い』『さっさと死んでくれないかな?』  と容赦ない口撃を浴びて脱落(リタイア)  一念発起して系統立った悪の道を修めるべく、学園の門を叩く。 ◆性格・趣味嗜好  一言で言って『アホの二枚目半』  前提知識が足りない系アホの子で脳筋単細胞。悪人ではないが、パワーオブジャスティス。  ひらめきや発想は普通にあり社交性も悪くないため、決められる場面では最高に二枚目。  いざという時以外は基本三枚目。足して二で割って二枚目半。  脱ダサ悪党を目指して清潔感は増したが、服装センスが致命的でやっぱりダサ悪党。   ◆外見補足  顔立ちは濃いが造りは悪くなく、黙って無難な服を着ればワイルド系イケメンおっちゃん。  服装センスの悪さは『イモっぽい』『田舎もの』といった類。  気合が入ると脱いじゃう系の人。
《甲冑マラソン覇者》朱璃・拝
 ルネサンス Lv29 / 武神・無双 Rank 1
皆様こんにちは。拝朱璃(おがみ・しゅり)と申します。どうぞお見知りおきを。 私の夢はこの拳で全てを打ち砕く最強の拳士となる事。その為にこの学び舎で経験と鍛錬を積んでいきたいと思っておりますの。 それと、その、私甘い食べ物が大好きで私の知らないお料理やお菓子を教えて頂ければ嬉しいですわ。 それでは、これからよろしくお願いいたしますわね。
《メメルの婚約者☆》仁和・貴人
 ヒューマン Lv33 / 魔王・覇王 Rank 1
「面倒にならないくらいにヨロシクたのむ」                                                                                                                                                 名前の読みは ニワ・タカト 身長:160㎝(本当は158cm位) 体重:45kg前後 好きなもの:自分の言う事を聞いてくれるもの、自分の所有物、メメたん 苦手もの:必要以上にうるさい奴 嫌いなもの:必要以上の労働、必要以上の説教 趣味:料理・・・だが後かたづけは嫌い    魔王っぽく振る舞っている    此方の世界の常識に疎い所がある キャラとしてはすぐぶれる 物理と科学の世界からやってきた異邦人だが、かの世界でも世界間を移動する技術はなくなぜここに来れたのかは不明。 この世界で生きていこうと覚悟を決めた。 普通を装っているが実際はゲスで腹黒で悪い意味でテキトー。 だが、大きな悪事には手を染める気はない。 保護されてる身分なので。 楽に生きていくために配下を持つため魔王・覇王科を専攻することにした。 物欲の塊でもある。なお、彼の思想的には配下も所有物である。 服装は魔王っぽいといえば黒。との事で主に黒いもので固めていて仮面は自分が童顔なのを気にして魔王ぽくないとの事でつけている。 なお、プライベート時は付けない時もある 色々と決め台詞があるらしい 「さぁ、おやすみなさいの時間だ」 「お前が・・・欲しい」 アドリブについて A  大・大・大歓迎でございます 背後的に誤字脱字多めなので気にしないでください 友人設定もどうぞお気軽に
《這い寄る混沌》ニムファー・ノワール
 アークライト Lv20 / 王様・貴族 Rank 1
ニムファー・ノワール17歳です!(ぉぃぉぃ ニムファーは読みにくいかも知れないので「ニミィ」と呼んでくださいね。 天涯孤独です。何故か命を狙われ続けてます。 仲間やら友人はいましたが、自分への刺客の為に全て失ってしまいました。 生きることに疲れていた私が、ふと目に入った学園の入学案内の「王様・貴族コース」を見て考えを改めました。 「自分が命を狙われるこんな世界、変えて見せますわ!」 と思っていた時期が私にもありました(遠い目 今ではすっかり学園性活に馴染んでしまいました。 フレンドになった方は年齢にかかわらず呼び捨てタメ口になっちゃうけど勘弁してね、もちろん私のことも呼び捨てタメ口でも問題ないわよ。 逃亡生活が長かった為、ファッションセンスは皆無な残念女子。 な、なによこの一文。失礼しちゃうわ!
《自称「モブ」》チョウザ・コナミ
 ヒューマン Lv34 / 村人・従者 Rank 1
「よーこそお出ましゆーしゃ様。 ザコちゃんの名前?…あー、チョウザ・コナミ。 お気軽気楽に『ザコちゃん』って呼んでくれていーよぉ? 面倒だったらこの記憶はまとめてポイして経験値にしたって、 全然丸っと了承了解?」 「ゆーしゃ様の近くでただ在るだけがザコちゃん。 モブへの用件ならいつでも呼びつけ招いちゃってよ。 何かの名前を呼び続け連呼とか?森の浮浪者とか? はたまた魔物に狙われ襲われな第14人目位の村人とかぁ?」 ■■ 名前:蝶座 小波(自称 身長:176cm 実年齢:20歳(自称 瞳の色:エメラルドグリーン 髪色:カラフルなメッシュ入りのマゼンタ 肌色:魚の文様が頬にある日本人肌 髪の長さ:編まれ端を結んだロング その他外見特徴:古びた布の服に大量の装飾品。 常に腰か手元に携帯する水煙草の瓶は『預かり物』だとか。 頭や腕に謎の斑模様で派手なスカーフを巻く。 一人称:ザコちゃん・(ごく稀に)あーし 二人称:『ゆーしゃ様』等の平仮名表記の立場+様 特徴+様、(稀に)名前+様 他 呼称:「ザコちゃん」呼びを望む。 「モブ」も反応するが、それ以外だと気づかない事が多い。 口調:投げやりで適当な話し方。敬語は一切使わない。 似た言葉や語感を繰り返し、まるで言葉遊びのように話す。 口先は冗談とでまかせ、ノリとハッタリで構成される。 貴族や東の国関係に妙な嫌悪を持つ。 魔法を扱う気は微塵も無いとか。 他者からの詮索、視線、物理接触、色恋話を避ける節がある。
《ゆうがく2年生》ヒューズ・トゥエルプ
 ヒューマン Lv21 / 黒幕・暗躍 Rank 1
(未設定)

解説 Explan

・目的
 村人に内緒でグレート・ゴールド・ゴーレムから金を奪い、倒す。
 (村長に説教しよう)

・特徴
 全身が金で出来ている人の形をした魔物。
 背は5mはある。
 所々欠けた部分があり、誰かが金を奪った形跡がある。
 右足は欠け過ぎて棒みたいになっている。
 変に攻撃すると倒れます。
 金は熱を加えるとかなり柔らかくなってはぎ取れます。
 取る時は熱いので注意。
 ゴーレムは生物ではないので痛みは感じない。
 出現から一時間で土の中に消え失せます。

・弱点
 ゴーレムの体を生成しているのは、腹部の中に埋め込まれた魔力珠により発せられている魔力だ。
 それを壊してしまえばゴーレムの機能は停止する。
 深い体内にあるので、普通の攻撃で傷付けるのは骨だ。

・攻撃手段
 ぶん殴りと踏みつけ。

 何方の攻撃も遅いが、欠けた金を拾うのに夢中になっていると潰される。

・戦う場所
 山の頂にある円形の広場。
 広い平地だが草とかが生え、広場の周りには木々が生えそろっている。
 長い雨期のために水を含み、簡単には燃えたりしない。

・村長の私財は君達の手にかかっているけど特に助けなくてもいいです。

・『これはあくまでもお願いだけど、倒したゴールドゴーレムの破片は全部ワシが預かるので誰にも言わないでね』とありますが、あくまでもお願いなので依頼ではありません。
 なのでこの依頼の成否には関わりません。
 金の破片をどうするかは決まっていないので、村長に渡さないのも自由です。


作者コメント Comment
 多額の金に魅入られた村人や仲間達本当の敵は己自身だ。


個人成績表 Report
ダケン・ヴァルガー 個人成績:

獲得経験:48 = 40全体 + 8個別
獲得報酬:840 = 700全体 + 140個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
●方針
ゴーレムの撃破と、村人の救済

●行動
何はともあれゴーレム退治と村人の慰撫。
ゴーレムはコナミが再利用したいそうだし、朱璃はコアに挑戦したいっていうし
戦闘力を削ぐ意味でも『部位破壊』で手足を破壊して手数を減らせたら。
コア破壊は難しいとのことだが、引っこ抜けたら
ゴーレムの破片は異論なければ山中に細かく埋めて埋蔵金化。

●撃破後
ちょうど師走というとこで出番だ、『欲望吸収装置』!
村人と村長を『威圧感』で制止しつつ、煩悩(欲望)を払いながら代案の提案。

これで噂話をばらまけば儲け話にできないかなと。
村の外に噂をばらまいて、村でスコップや採掘道具を売れば…
埋蔵金で一番儲かるのは採掘道具を売るヤツ…ってアレ。

朱璃・拝 個人成績:

獲得経験:60 = 40全体 + 20個別
獲得報酬:1050 = 700全体 + 350個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
ゴーレムのいる山頂へ辿りついたら、私は前衛に就きますわ

(お腹にある魔力珠を壊せば動きが止まるのでしたわね)

ゴーレムと対峙しながら腹部を見つめます。普通に攻撃しても届きそうにありませんので

「可哀想ですが」

と呟きながら魔牙で細くなった右足を攻撃。完全に折ると倒れてお腹が隠れてしまうかもですので膝をつかせる程度に留め、腹部に攻撃が届く高さになったら気合い+真中正拳突きで腹部を攻撃。一度では破壊できなくともヒビを入れる事が出来たら、次は祖流還りを用いた上で精密行動を使用し先ほど殴ったのと同じ位置を正確に気合い+真中正拳突きで攻撃、魔力珠を破壊してみますわ

ゴーレムの攻撃を受けたら新陳代謝を使用しますわ

仁和・貴人 個人成績:

獲得経験:48 = 40全体 + 8個別
獲得報酬:840 = 700全体 + 140個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
この時期は何かと出費がかさむからな・・・
小遣い稼ぎをさせてもらう

出現場所と大体の時間が解っているので出現場所の近くに穴掘っておこうと思う
穴にGGG落として動きを阻害できればいいよな

穴を掘るときは陣地作成、設計、罠設置、推測、スコップ(大)を使用する

GGG出現したらある程度時間がたつまでは他の人のサポートだ
具体的には主に剥がした金の回収だな
転がってたら邪魔だし、ないとは思うが村長の手の者がこっそり回収に来るかもしれないしな
時間が(30分ほど)たったら穴に誘導し、落とす
穴にGGG落としたら油を投擲し、プチヒド
安定の火責めだな
その後ウィズマ・アーダ、部位破壊、切り落としで金を剥そうと思う

ニムファー・ノワール 個人成績:

獲得経験:40 = 40全体 + 0個別
獲得報酬:700 = 700全体 + 0個別
獲得友情:1
獲得努力:1
獲得希望:1

獲得単位:0
獲得称号:---

チョウザ・コナミ 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:120 = 40全体 + 80個別
獲得報酬:2100 = 700全体 + 1400個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
使い込んで、無くなったら他者から毟りとる。
そーんなくそ貴族精神、どこにでもあるもんだね。
今回金採ってきたって、また使い切ったら同じなのに。
ザコちゃんはゴーレム可愛がりモブだしかんけーないけど。

とりま持ってる【グラヌーゼ麦】粉と【魔力の実】、村でお水と油だけ買って混ぜて小麦粘土作って【荷物カバン】に入れとく。
戦闘中の金剥ぎの時は重いから置くけど。

金剥ぎに戦う時にはザコちゃん気ひきつけ役すっから。
【挑発】して気引いて、多少の攻撃は【ヒ2】で【基本棒術】な【全力防御】と【忍耐】力で凌ぐ。
あとは動きから【推測】して、いー感じに罠に誘導移動出来ればって感じ。

…てかそもそもさぁ。
『何の為』なんだろーね。

ヒューズ・トゥエルプ 個人成績:

獲得経験:48 = 40全体 + 8個別
獲得報酬:840 = 700全体 + 140個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【心情】
ちょいと金を頂戴する算段だったが…
この魔力珠とやらで…金という資源を引っつけたんだとしたら。
その価値は計り知れないな。壊すなんて勿体無いぜ。
だが、気になるな。

【行動】
【ウィークアタック】と【部位破壊】で既にボロくなっている部分を砕いていく。立体機動や基本回避で被弾は避ける。

金の使い道としては市長には渡さない派。
ただ、寝かしておくのも勿体無いなあ。
うーん 金を元手に貴族や商人を相手に資産運用(融資)
金利を取って復興に充てる。
バックには勇者がついてる。
取り立ても抜かりなし。
ははっ…我ながら完璧な案だぜ。

夢が広がるぜ、ゴーレムのファンになりそうだ。

リザルト Result

 空にはまだ雲が残る中、依頼を受けた六人は村へ到着していた。
 外に人の姿はなく、村人の声は聞こえない。
「金は好きだが、金に踊らされるのは勘弁だな……」
 【ダケン・ヴァルガー】は今回の依頼内容を思い出し、ポリポリと額を掻いている。
「そのおかげで依頼が来たんだ、喜ばしいことじゃないか。この時期は何かと出費がかさむからな……小遣い稼ぎをさせてもらう」
 【仁和・貴人】(にわ たかと)は魔物が居る山を見定める。
「ちょいと金を頂戴する算段だったが……この魔力珠とやらで……金という資源を引っつけたんだとしたら、その価値は計り知れないな。壊すなんて勿体無いぜ」
 【ヒューズ・トゥエルプ】は魔力珠の使い道を考えている。
 【ニムファー・ノワール】は仲間のやり取りを聞き、戦いの準備を始めた。
「黄金のゴーレム、依頼書の内容ですと国でも動かせそうなレベルですわね。噂が外に出回れば村を狙う者が現れるのは確実でしょう。皆様、口外してはいけませんよ」
 【朱璃・拝】(しゅり おがみ)は、口元に指を当てて仲間に念を押す。
「ザコちゃんは外側はいらないけど、珠は興味あるな。グニャグニャしてたら面白そうだし」
 【チョウザ・コナミ】は、遊べそうだと色々思案している。
「ああちょっと買い物してくる。先いっといて」
 チョウザは思い出したように走りだした。
「……天候も回復しそうも無いな。オレ達は一度村長の所へ行ってみるか……」
 貴人は空を見て呟いた。

1.
 チョウザ以外の五人は村長の家に向かっていた。
 立派ではあるが相当な年期を感じさせる屋敷。
 村の中でも一番大きいだろう。
 村長に挨拶を済ませて中に通されると、村人達も集まっていた。
 背中を押されて席に座らせると。
「まだまだありますので、どうぞお食べになってください」
 村長からは食事を出されて盛大にもてなされている。
「あの~、お金が無いと聞いていたのですが?」
 朱璃は不思議そうに首をかしげた。
「ええ、この料理は皆様のために特別にお出ししたものですよ。ワシの私財はありませんからなぁ」
 家の中には生活に必要なものしか置かれていない。
 村人達に売り払われたのだろう。
「……まあでも、隠し財産はあるのですけどね」
 村長がほんの小さな声でボソっと呟いた。
「村長、今何か言いましたよね?」
「いえいえ、何でもございませんよ」
 村長は村人の言葉を受け流している。
「この、まだ何か隠しているな。言え、この、言え!」
 すこしばかり険悪な空気になりそうだ。
「おい少し落ち着いたらどうだよ。いい大人がみっともねぇぜ」
 ダケンは威圧感を放ち、村長と村人を威嚇し。
「お偉い先生が言うには、金は掘るんじゃなくて掘らせるものだそうだぜ? 金塊ゴーレムがいたって事は、まだ何か金目のものがあってもおかしくはねぇ……それを外の連中が知れば、どうなる?」
 続けて儲け話を切り出した。
「え~っと、一体どうなるのですかな?」
「そりゃあお前、金を求めてこぞってこの村にやって来るのよ。後は宿場でもスコップでも提供してやれば……わかるよな?」
 村長の疑問に、ダケンは笑みを浮かべて説明した。
 村人達がざわついている。
 その中でチョウザが帰還し、出されていた料理を摘まみ食った。
「倒せーっていわれたけど、それは金の為。ゴーレムが生死でも金はあるんじゃん。ゴーレムで観光資源にしちゃう方が安定収入の上によっぽど面白いのにね」
「で、出来るのですかな、下手したら殺し合いですぞ!?」
「さーねー。ふふ」
 チョウザは不適に微笑む。
「金を元手に貴族や商人を相手に資産運用、金利を取って復興に充てるのはどうだ? バックには勇者がついてる。取り立ても抜かりなし。ははっ……我ながら完璧な案だぜ」
 ヒューズは村人に自分の案を伝えた。
「どんな案を選ぶにしろ、この村長に任せるのは不安だな。二人ほど村の金を管理する人員、役職を作った方がいいんじゃないか?」
 貴人の案には村長以外の全員が頷く。
「お、お前達……」
 村長は怪訝な表情になっている。
「その話はおいおい話合ってくださればいいとして、今はゴーレムの話ですわ! 倒した後に私からもお話がありますので!」
 朱璃はバンとテーブルを叩いた。
「……てかそもそもさぁ。『何の為』なんだろーね」
 チョウザは村長を覗き込み、質問している。
「確かに……この規則的なゴーレムの出現や金を纏っている理由が気になる。ニムファーさんもそうだろ?」
 ヒューズの声にニムファーは頷いた。
 村人達が確かにそうだと騒ぎ出し。
「……そうですなぁ、確か我が家の古文書がありましたので調べておきましょう。それより、もうそろそろ天気が回復しそうですぞ?」
 六人が窓の外を見ると、雲の切れ間から太陽の光が出てこようとしている。
「これを逃したら何時になるやら。食事まで提供したのですから、終わるまでは付き合って貰いますぞ」
 村長は六人にプレッシャーをかけている。
「そりゃやばいな、急ぐぞ!」
 ダケンは立ち上がり。
「……だな」
「そっすね!」
 貴人とヒューズもそれに続く。
「ええ、急ぎましょう!」
 朱璃は立ち上がり。
「ザコちゃんもうちょっと食っときたいんだけど」
 遅れて来たチョウザはもう少し食事をしたいようだ。
「行きますわよ!」
 しかし朱璃に声をかけられて六人は現場に向かった。

2.
 山の頂上に六人は集まっていた。
 戦えるような広場があり、その周りに木々が生い茂っている。
 まだ空には雲がかかり、敵の出現までにそれぞれが行動していた。
 チョウザは村で買って来た水と油を使い、グラヌーゼ麦粉と魔力の実を混ぜて小麦粘土作りだした。
「これで完成ー」
 それを荷物カバンにしまい込み、取り出しやすいようにカバンを開けておいた。
「雨で地盤も柔らかくなっているな。丁度良いな。手の空いている者は手伝ってくれ」
 貴人達は地形を見て陣地を作り、邪魔にならない場所にスコップで穴を掘り進める。
 深さ四mに到達し、壁にスコップを突き立てて二段ジャンプで穴を跳び出す。
「……これで完成だな」
 貴人は穴の底を見下ろし完成したのを確認する。
 そして準備を終えた六人は天気の回復を待ち続けた。
 空にある雲が散り行き、太陽が現れる。
 輝く光が濡れた地面を照らし、広場の中央へと降り注ぐ。
 地面が黄金色に変わり、山のように盛り上がった。
 巨体は人の形を成して、地面に居る六人を見つめている。
「うはぁ、やっぱデケェ、これ全部金か!? 一体幾らになるんだよ! ……待て待て待て待て待て、もう年も末だ、まず落ち着け。金なんて幾らでも稼ぎようはあるんだ!」
 ダケンは金に目が眩みそうになるが、頭を振って意識を保った。
「成程、確かに黄金ですわね」
(お腹にある魔力珠を壊せば動きが止まるのでしたわね)
 朱璃はゴーレムと対峙しながら、その腹部を見つめる。
 存在するだけで人々の醜い面を掻き立てる存在だとして、腕に装着した聖銀の惨爪を向けた。
「これだけあるんだ、多少持って帰っても大丈夫かもな……?」
 貴人はバタフライリッパーを回転させ、戦いの開始を待つ。
「こりゃあ叩きがいがありそうですね」
 ヒューズは金属バットを正面に構える。
「じゃあ、やっちゃう?」
 チョウザは六角棒の先端を地面に落とすと、黄金のゴーレムが拳を振り上げる。
『おう!』
 それが落とされる前に、他の五人が一斉に攻撃を始めた。
「おも」
 残されたチョウザは六角棒を振り上げ、黄金のゴーレムの拳を全力で防御している。
 その動きが止まっている間に朱璃は右足の前に立ち。
「可哀想ですが」
 右腕に魔力を込めて、爪部分を肥大化させた魔力の塊を作りだす。
「倒させていただきます!」
 前にある細い右足を狙い、力を込めて切り裂いた。
 ビキッっと黄金の足にヒビが入ると。
「もう一発!」
 追撃とばかりにヒューズの金属バットがぶつけられる。
 大きくヒビが広がっていき。
「その足、オレが頂く!」
 貴人の持つ鎌に魔力が宿り、切っ先が延長された。
「こら、次は俺だぜ!」
 ダケンが長柄の斧を平行に構える。
『ぶっ倒れろッ!』
 二つの武器が両側から振り払われ、細い右足が膝の辺りからスッパリと両断された。
 黄金のゴーレムは片膝を突く状態になり。
「殴るのに丁度良い高さ! 今!」
 朱璃は拳を握り、気合を込め。
「……真中ッ正拳突きいいいい!」
 相手の体の中心部分めがけ、突きを放った。
 直撃したドォンという音で、木々に留まっていた鳥が飛び立ち、腹部には拳の後がハッキリ残された。
 黄金のゴーレムは腕を振り回しているが。
「もう一発いっとく? いよっと」
 チョウザがゴーレムの腹の痕に、六角棒の先端をねじ入れた。
 小さな穴が開くが、内部にはまだ届かない。
「よっしゃー! 背後を取ったぜ! うおらああああ!」
 ダケンが黄金のゴーレムの背中をよじ登り、頭上への一撃を入れ。
「ぶっ叩く!」
 ヒューズは右足の付け根辺りを金属バットで殴っている。
「隙ありだな……」
 貴人は空に跳び上がり黄金のゴーレムの腕を狙う。
 鎌の刃がゾっと通り抜けるが。
「チッ、浅いか……でもまあ充分だな」
 切断するには至らなかった。
 しかし随分ダメージを与えたとして、貴人は三歩後退する。
「よし、もう随分とダメージを与えたな。あの足のことはオレに任せろ」
 そのまま反転すると、切り落とした黄金の足へ向かって行く。
「待ってください貴人さん、まさか金を狙って……それなら僕も行きたいんですけど!」
 貴人に続き、ヒューズも金に目が行った。
「お前ら待てや! それだったら俺だって行きたいぞ!」
 ダケンも黄金のゴーレムから飛び降り、男三人が目の色を変えている。
 三人で落ちた足を運ぼうとしているが。
『クソ重い!』
 持ち手の無い巨大な金の延べ棒は一向に持ち上がる気配がない。
「当たり前ですわ、金って鉄の倍以上重いんですからね!」
 朱璃は三人を怒鳴りつけた。
「ザコちゃん思うんだけど、そこで止まってるとやられるよ?」
 チョウザの言葉通り、三人の頭上に巨大な掌が落ちて来た。
『うああああああああ!?』
 三人とも驚いて手を放し、何とか無事だったようだ。
 ドキドキしながら尻もちをついている。
「反省してください!」
『はい……ごめんなさい』
 男三人が朱璃に謝った。
「あーおもしろ。金の魔力にメロメロみたいな?」
 そんなことをやりながらも、黄金のゴーレムは動き続けている。
 軽口を叩きながら、チョウザはそれに対応して防御を続けていた。
 男三人が戻り、黄金のゴーレムとの戦いが再開する。
「よ、よし気を取り直して……オレが穴に誘導しよう」
 貴人が掘ってあった穴を使うことを決め。
「お、おう! 任せるぜ貴人!」
「フォローするっすよ!」
 ダケンとヒューズも同行する。
 三人が黄金のゴーレムを攻撃しながら、掘り進めてあった穴へ誘導し。
「後はオレに任せろ。地面を切り落とす!」
 貴人は穴の中へとワザと落ちると、まだぬかるんでいる地面を切り裂く。
 それによりガコッと地面が滑り落ち、ゴーレムも足元から穴の中へ落ちてゆく。
 穴の角を枕にするような体勢になり、自重で抜け出せなくなっている。
「もう一発食らわせてあげますわ!」
 朱璃の血が血脈を遡る。
 その姿を白銀の狼に変えると。
「たああああああああ!」
 裂帛の気合と共に拳を放つ。
 それは拳の痕にたがわずぶつかり、黄金のゴーレムの腹に大きな風穴が開けられた。
「油を撒くぞ! 直ぐに離れろ!」
「わかりまし……クッ!」
 貴人の声で朱璃は返事をするが、振り回された掌にぶつかり吹き飛ばされた。
「大丈夫っすか!?」
「平気です……」
 それでも両足で着地してヒューズに手を貸されている。
 貴人は穴の中に油をまき入れ。
「クッ、拝君の仇だ、食らえ、プチヒド!」
 魔法で火をつけた。
 穴の中が熱く燃え滾ると、黄金の体が溶け始める。
 ドロドロになって穴の中が金の海へと変わって行く。
 その液状になって尚も動き出そうと、溶けた腕を際限なく伸ばしている。
 それをムチのようにしならせ、六人へと振り回した。
「おっとっと、なんか酷くなってない? ザコちゃんの気のせい?」
 チョウザは攻撃を躱し、状況を見定める。
 振り回される腕からは黄金がボタボタ垂れ、触れば溶けた黄金をかぶってしまう。
 だが物量や時間は有限だ、その内なくなってしまうだろう。
「受け止めるのは無理ッぽい。このまま時間まで逃げとくか」
 チョウザは防御を諦め、広場の中を縦横無尽に駆け抜けた。
 空に黄金が舞い、大気に冷やされながら地面に落ちて来る。
 分離してしまえば動かすことはできないようだ。
 チョウザが黄金のゴーレムを引きつけているが。
「空も地面も黄金だらけっすね。いい景色なんじゃないっすか?」
「アホ言え、こりゃあ地獄だわ!」
 ヒューズにダケンが答えた。
「……金は固まってこそだな。誰だ溶かしたのは」
「ツッコんで欲しいっすか?」
「……いや、いい」
 貴人とヒューズが黄金を避けながら会話を続けている。
「とにかく、あれを止めるためには時間切れを狙うか魔力珠を取り外すしかありません。どうしますか?」
 朱璃は忙しく首を動かし、黄金を避けている。
「ほっと……ザコちゃんそれ欲しいんだよね。じゃっ、ちょっと行ってみっかな? ほいっと」
 チョウザは黄金の雨を躱しながら前に進んで行く。
 向かうのは穴の中に浮かぶ魔力珠。
 黄金を纏い浮かんでいる。
「足場発見」
 チョウザはスコップの上に飛び降り、魔力珠へ向かい跳躍した。
 そのまま狙い。
「貰っちゃうよ?」
 六角棒で魔力珠を振り抜いた。
 溶けた黄金までも引き込んで飛んで行くが。
「させねぇよ!」
「……繋がりを断てば黄金は黄金に戻る」
「黄金の線を切り裂くっす!」
「この爪で!」
 チョウザ以外の五人の攻撃が。
『あああああ!』
 伸びた黄金を切り裂いた。
 ほとんど力の無くなった魔力珠は木の幹に当たって落ちて行く。
「お、ホールインワン」
 ポトっと落ちて、下にあった小麦粉粘土を変形させる。
「おとっと、勝手に膨らんだらダメよ?」
 チョウザは置いてあったカバンに向かうと、小麦粉粘土で魔力珠を包み込んだ。
 そしてまだのこる内部の熱が、小麦粉粘土を焼き固める。
 念の為に火で表面もあぶると。
「あらら、やりすぎ?」
 黒焦げになってボロボロに砕け散る。
 すでに魔力は失われていたが、一応証拠として村に持ち変えることにした。
「よし終わったな。後はこの金をどうするかだが……全部運ぶのは手間だぞ?」
 貴人は辺りに散らばった金と穴の中にある金を見る。
 大体が冷えて固まってしまったようだが、相当の量があるようだ。
 落ちた金をパッと拾い、懐にしまおうとするのだが。
「うぐッ!」
 木の枝に留まっていた金の塊が、下に居た貴人の頭に直撃した。
「罰が当たりましたね」
 朱璃はうんうんと頷いている。
「あ~、とにかくだ。この金は適当に埋めちまうか。村人だけでなくこっちの奴等も暴走しそうだしな」
「ダケンさんも危ないっすからねぇ」
「お前もな!」
 ダケンとヒューズが言い合っている。
「チョウザ様、ニムファー様、私達が率先してやりましょう!」
「……んあ? 了解、女武人さま」
 女性陣の主に朱璃が指示を出し、金は山の地中に埋められた。
 そして全体の作業を終えて六人は村に戻って行く。

3.
「それで金は、ワシの金は!?」
「違います村長、村のための金ですよ!」
 戻ってきた六人に村長と村人達が詰め寄った。
「あ~、それなら全部埋めちまったぜ。もう俺も何処にあるのかわかんねぇな。まっ、そのままじゃ使えねぇから相談して頑張んな」
 ダケンは自分も残念だというように頭を振っている。
「村長様、失ったお金はやはりご自分の手で弁済した方がよいですわ。ゴーレムの金は所詮はあぶく銭。また同じように失ってしまうに決まっています。自らの手で稼いで償ってこそそのお金を大切にする気持ちと村人の信用を得られると私は思いますわ」
 朱璃は拳を握って力説するが。
「あの~、古文書を調べた結果、あのゴーレムはワシの家のお金と判明したんですが。五代前の先祖様がとある王族の御付きの魔導士だったらしいのですよ。隠し財産の管理としてこの村が作られたのですが、普通に隠すだけでは不安だと言われたそうで。ですので、自分で身を護れるゴーレムとして造り出したみたいです。その国も何やかんやあって滅んだみたいなので、もう所有権を持つ人は誰も居ないですから、あのゴーレムはずっと守っていた我が家系の物なのです」
「だ、だからこそ今後の売り上げ資金の半分は村長様の物ということでよろしいのでは!?」
 村長の言葉に、朱璃は視線を逸らした。
「しかし運用にも資金が要りますし、村の運営にもそれなりに……ハッ、まさかワシの隠し財産を狙って!?」
「大丈夫ですよ村長、隠し場所には心当たりがありますから。まだあったんですね……ふふふ」
「ちょっと待て、ワシの金だぞ! おいいいい……」
 村長は村人達に詰め寄られ、どこかへ連れて行かれてしまった。
 騒がしさがなくなると、六人は取り残される。
「……はぁ、なんか何にも解決してねぇ気がするけど、もう帰るか」
「そっすね」
 ダケンはため息をつき、ヒューズは空を見上げている。
「……俺の金……」
「貴人様、もう諦めてください。村長さんの物ですよ」
 貴人が項垂れて、朱璃が引きずる様に引っ張っている。
「……あー、まいっか」
 チョウザはボロボロになった墨の破片を村長の家に置き、学園へと帰還した。



課題評価
課題経験:40
課題報酬:700
GGGグレート・ゴールド・ゴーレム
執筆:秀典 GM


《GGGグレート・ゴールド・ゴーレム》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 1) 2019-11-30 00:18:40
武神・無双コースのルネサンス、朱璃・拝と申します。どうぞよろしくお願いしますね。

《メメルの婚約者☆》 仁和・貴人 (No 2) 2019-11-30 10:40:12
魔王・覇王コースの仁和だ。

金が手に入ると聞いて参加させてもらった。

《這い寄る混沌》 ニムファー・ノワール (No 3) 2019-11-30 19:07:51
ニムファー・ノワール17歳です!(ゴホゴホ

ゴーレムの姿を見てなんとなくこっちの方に同情しちゃったわ
でも依頼だからしょうがないわね。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 4) 2019-11-30 21:53:26
ゴーレムに同情したくなるお気持ちも解りますが、存在するだけで人の醜い部分を掻き立ててしまいますし・・・やはりご退場なさってもらうしかないかもしれませんわね。そういえばとあるRPGにこんなようなモンスターがいた記憶がありますが、あのモンスターも倒せば結構お金がもらえましたわね・・・。

とそれはさておき体内深くにあって普通の攻撃では壊すのに骨が折れる魔力珠と聞くと武人としては是が非でも破壊成功したくなりますわね。とりあえず戦う時は私は前に出て、という感じになりますかしら。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 5) 2019-12-01 00:35:53
んー、鍛錬武人のルネサンス様はザコちゃんと思考真逆み系?
だってザコちゃん、あのゴーレム持って帰りたいもん。存在の儚さがかわいーから。
それがダメなら、一時的に村に置いといて、ほとぼり冷めたら持って帰って飼うかなーって。
そったら金の回収終わった後に、どーすんのか戦って決めていかなきゃだったりするぅ?
物理的勝負めんどいから、金の欠片の食リポ勝負とかでいーよね。きゃー、奥歯は犠牲になっちゃうー。ふふ。

ザコちゃんが思い考えてんのはー、まずひとつに、金の回収は後回しで良くない?っていう。
熱加えたらはぎとれるっても、落とした直後は熱いじゃん、絶対。素手だと両手のひらが美味しく焼けちゃうし。
でもってー、無理して抱えながら戦っても重いでしょ。
多少の岩くらいのおっきさにはなんだろーし、ぶつかんないようにだけすればほっといていーでしょ。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 6) 2019-12-01 00:50:12
でもってもう一個。
そもそもさぁ、金を集めまくれば解決するーってのがザコちゃんわかんないんだけど。
確実な資金源として順繰りまわりするよーなもんじゃなし、使えば減るだけ。いずれはおんなじになんじゃん?
…貴族ですら、地位だの家だの税収だの為に、手駒の我が子を何処ぞに行かせまくんだし。平民ならなおでしょ。

だからこそ。こないだの剣の村じゃないけど、あれを観光資源にしちゃえばいーんじゃん?
金だと乱獲が起きるってなら、実はキラキラ石製だーってすれば、光るゴーレムってだけにすればただの珍しまものじゃん?
山頂にいるってなら、無理に近づきすぎなきゃ奇襲襲われもないだろーし、どーせ1時間で消えんだし。
どんだけ継続にもりっと稼げっかは、そこの商才とやり方とやる気によんだろーけど。その辺はザコちゃんしーらない。

なんせよ、どっちにせよ多少は金取らなきゃだろーし。
安定してとるってなら穴かなんかに嵌め込んで、多少動けなくしてからのが捗るんだろーね。
【罠設置】できるゆーしゃ様いたら手っ取り早いんだけど。
ないなら手分けしてー、穴ほるなり、ロープ引っ掛けるなり、かけた膝カックンなりでぶっ倒さなきゃかな。

…動けなくしたついでに、かけた足のとこにいー感じに上腕のとか溶かして修復できないもんかな。
観光にしても見た目悪いとあれだし、買うにしてももだもだ歩きはあれだし。。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 7) 2019-12-01 08:24:55
私自身は金は特に必要なくて、それこそ魔力珠の破壊をこの手で成功させられたら良いという脳筋的な思考ではあるのですけれどね。

ただ必要ないとはいってもこのまま村長に渡すのはどうかと思いますので、観光資源にするというのでしたらそれでも良いとは思いますわ。そういえばリアルで一億円の金塊を買って観光資源?にしていた町がありましたわね。

《今を駆ける者》 ダケン・ヴァルガー (No 8) 2019-12-01 12:59:04
悪い、遅くなった。魔王・覇王コースのダケンだ。よろしく頼む。

金は欲しいが紐付きは勘弁…と、なーんか難しい事になってんな。

まー既に案は出てるけど、このまま渡しても丸く収まりそうもねぇし

『倒したゴールドゴーレムの破片』

って約束(お願い)の隙をついて何とかしちまいたいな。

ゴーレムや金塊を村に残す場合、警備をどうするかって問題だが…
いっそアレだ。埋蔵しちまうか?

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 9) 2019-12-01 15:15:19
『《倒した》ゴーレムの欠片』だもんね。
おそらくのつまり、『《倒してない》ゴーレムの欠片』は渡さなくってもいーんじゃん?
ひゅー、欠片をぜぇんぶ村へ諸々の還元に利用活用なんて。村長様ふとっぱらー。

金への警戒は、警備じゃなかったとしても、上手い噂流すなりさっさと使うなりで対策しなきゃだろーけど、
ゴーレムは別に良くない?発生場所が場所だし、どーせ1時間で消えんだから。
観光的理由で残すならなおのこと周囲の視線が抑止になるし。違う理由なら考えなきゃだけど。

《這い寄る混沌》 ニムファー・ノワール (No 10) 2019-12-01 18:19:03
金を毟られ続けるくらいなら、いっそ今回気持ちよく倒してあげた方がいいかなぁと思ったけど、肉体改造して保存もありよねぇ。
戦闘でちょっと苦労するかもしれないけど、モヤモヤしながら戦うよりはよっぽど気が楽でいいわ。

さて、このゴーレムなんだけどどういった目的で作られたのかしらね。
ゴールドラッシュという村の名前
山頂に出現
何かを守護してるかのごとき行動

もしかしてこの山。金鉱山なのかもね。【地質学】で調べてみようかしら。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 11) 2019-12-02 15:09:47
黒幕・暗躍コースのヒューズです。よろしく頼みますよっと。
正直に言うと、金を幾らか頂戴しに来た。
が、魔力珠の方に俄然、興味が湧いてきたぜ。
個人的にゃ…とにかく金のガワを剥いでやるのが
街の為、ゴーレムの為になるんじゃないか、と。

《メメルの婚約者☆》 仁和・貴人 (No 12) 2019-12-02 18:53:26
【罠設置】か・・
時間制限あるし上手くいくかわらないんで良いならオレがやってみよう。

これからの時期は出費がきついからな。
自分用に金が欲しいところだ。
街に寄付するのもいいんだがまずは自分用に確保してからだな。

倒す倒さないはどちらでもいいぞ。

肉体改造・・・色々かけてみるか?

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 13) 2019-12-02 23:54:19
ガワ、ねぇ。確かに最低限の骨組みさえあれば、別のもんペタつけて再構成もできそうな気がする。気だけ。
観光的に需要ってなら、購買の【グラヌーゼ麦】で小麦粘土でも作って、中に花の種でも仕込めば楽しそうだけどねぇ。
雨の後しか出ないんだからじわじわ水は吸うし、たまの日光浴でじわじわ育つし、春にはいー感じに咲きそう。
…花の種はどーすんのか?え、ザコちゃん【魔力の実】か【炸裂の種】しかないけど。どっち植える?

なんせよ、わりかし時間もないからね。最低限ちょっとの役割の割り振りしなきゃじゃん?
ザコちゃんは戦闘の時にはおびき寄せるよーなちょっかいとか、さっき言ったよーな諸々やる。
あ、あとねー、攻め手に回るゆーしゃ様は火系の熱源よろしくね。金削げなきゃただかったい金属だし。
てかザコちゃんは要らないから、金くすねるってなら頑張れー。むしろ苦手な材質だし。

《這い寄る混沌》 ニムファー・ノワール (No 14) 2019-12-03 01:34:26
う~ん、そろそろ倒すかそれとも残すか決めないと戦闘方針に関わるわね。

私は今回は倒してもいいと思う。なのでプランもそのつもりで書いていくつもりとよ。
その上で、運良く再起動が可能なら肉体改造していてあげようかなぁっと。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 15) 2019-12-03 06:07:10
炸裂の実を纏ったゴーレムか……やべー運用しか思いつかないや。
ま、諸々の保証は致しかねますってとこで。
戦闘時はバットでボッコボコにしてやりまっせ。
先客のおかげで崩すのも難しく無さそうだしね。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 16) 2019-12-03 12:52:22
魔力の実で青々に実りまくんのもキュートだし、炸裂の種で足滑らせてコケるだけで爆裂する威勢の良さもキュート。

てかあれだよね、なんなら村で松明でも借りれるってなら、近くの地面に突き刺しとけば、
随時武器炙って熱には出来んだよね。直接火当てるより減衰しそーだけど、木製なら最高。
ザコちゃんはポケットも文字数もぱんぱかいっぱいだし、よゆーに満ち満ちなゆーしゃ様がもし居たら頑張れー。

ってもどーいう方針になったって、最終ザコちゃんは珠拾って再構成のために遊ぶつもりだからよろしく。
挙句の結局にどーなるのかしんないけど。どっちが間違ってるー、ってお話でもないし。
てかなにより、ヒューマンひとりにちっちゃい無機物が何やったって世の中情勢には影響ないしぃ?
この学園の理念に正義を持ってどーのこーのあったし、ザコちゃん的に正しく義しとして楽しいの事やるだけ。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 17) 2019-12-03 21:17:09
私は倒すつもりですわ。倒すのが依頼ですので。けれどその時点で依頼は果たしてる訳ですので、その後再起動させるのでしたら特に反対はいたしませんわ。

《今を駆ける者》 ダケン・ヴァルガー (No 18) 2019-12-03 22:30:45
俺も倒す方向で一票。
現段階で思い通りに動いてくれてるわけじゃないしな。
できる限り直せるようには努力してみるぜ

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 19) 2019-12-03 22:37:24
目的とその理由をどー見るか、ってだけのお話じゃん?可燃ごみと不燃ごみはなんでこう分けてんのか、みたいなあれ。
これに関しては別に票も何も、みぃんなやりたい事をやり試みたらいーんだって。
倒す理由もそーだけど最低限求められてんのは
『お金が無いから金の回収』なわけじゃん?そこさえぶらさなきゃあとは各々の思考考えでしょ。

あーあとあれ。山頂だから金の回収で往復すんのめんどいじゃん?
各種【荷物カバン】持ってった方が捗るかもね。帰りの運搬用。
粗雑乱雑に置いといたら、がめついくそ貴族マインd……どこぞの強欲な村長様に盗まれかねないし?ふふ。