;
はじめての魔法使い


ストーリー Story

 さんさんと陽光ふりそそぐ学園内にあって、この一角はまるで異空間だ。
 まだお昼前、ずっと青空だったはずなのに、木々に覆われて空は陰り、どこからきたのか瘴気のようなもやがたちこめている。木の枝に乗った数え切れないほどのカラスが、ギャアギャアとせせら笑うように鳴く。なかば土に戻った枯葉だらけの地面が、踏むたびにみしりと湿った音を立てた。
「……よく来た」
 暗がりからぬっと現れた人影に、驚いて叫んでしまう新入生もいた。
「どうした……私の生徒なのだろう……?」
 低い声である。薄ら笑いを浮かべている。
 死人のような顔色をした、背の高い男だった。
 ところどころに黄金の意匠をほどこした黒いコートを着ている。右手に、赤い石をはめた樫の杖を握っていた。
 まだ若い……のだと思われる。といっても、目に浮かぶ表情は老人のような印象も与えた。
 目の下にある隈は深く、眼球は充血していて三日くらい寝ていないように見えた。闇のように黒い髪を長く伸ばし、頬にも黒い無精ヒゲをちらほら生やしている。
 しかし顔立ちは整っているので、ちゃんとした格好をして身なりを整えれば女子に人気が出るかも――と余計なことを考える生徒もいた。
「おはよう……初級魔法術の教師、【ゴドワルド・ゴドリー】だ」
 皆、恐る恐る「おはようございます……」と返すほかない。
 この男に似合うあいさつは、どう考えても「こんばんは」ではなかろうか。
 でなければ「おやすみ」、あるいは「ご冥福をお祈りします」……?
「魔法の授業は、この『センジュの森』中央付近で行う。森の奥にトーテムが立つ広場があるはずだ。制限時間内に広場まで来るように」
 制限時間? いきなりトーテム(木彫りの柱)とか言われても……? ざわつく生徒たちをゴドリーは冷ややかに一瞥した。
 声を荒げたわけでもないのに、それだけで皆は水を打ったように静まる。
「私は先に行ってそこで待っている。ただし! 日没を過ぎればタイムオーバーだ。帰らせてもらうよ。脳内妻が夕食を作って待っているのでね……」
 いま『脳内』って言わなかったか!? でも誰も聞き返せなかった。
「……ちゃんとひとかたまりになって移動したほうがいいぞ。はぐれて遭難でもすれば、次に見つかったときは白骨やもしれん……。それに、少々だが原生動物もいるようなのでな……肉食の……」
 その言い方はなんだか楽しそうに聞こえた。
「せっかくだ。覚えたての魔法なり技術なりを試しながら来るといい。小さな怪物は追い払えばいいし、大きな怪物は……ま、自分たちで考えるんだな……」
 そこまで言っておいてあとは独り言のように、
「そういえばこの森には、どこかから逃げ込んだ【餓鬼】の集団がいると聞いたな……あいつら若い女の太股にかじりつくのが大好きらしい……もちろん、『死んだ』若い女のな」
 と呟いたりする。
「だが連中は火に弱いという話だ。一匹一匹は弱小だが、数で来られると面倒というもの。近づけさせないのがまず大事だろう……」
 それに、とゴドリーはなぜかクワと両腕を振り上げ威嚇するようなポーズを取った。
「……あと、これが出る」
 カパッと口を開く。大真面目な表情のまま。
 このジェスチャーがなにを意味しているのか不明だ。
 生徒たちが凍り付いたように反応しないのを見ると、
「……形態模写……モノマネだ」
 ポツリと彼は言った。そうしてさらに、
「笑え」
 と付け加える。
 あははははは、と生徒たちは引きつった声を上げるほかない。もしかして彼、自分ではお茶目だとか思っていないか……?
「【ジャバウォック】、知ってるか? いま私がやったようなポーズのやつだ。熊がよりおっかなくなったようなモンスター、とでも思えばいいか。長い腕をしており、強力な両手の爪、それに顎をもつ。熊よりずっと好戦的で、いつも腹を空かせているようだな」
 ポーズをやめてゴドリーは続けた。
「頭は悪いが恐れも知らない。弱点らしい弱点はないので、得意の爪攻撃を活かせない地形を選んで戦うべきだろう。ま、戦うとしたら、の話だが……いきなり背後からガブリとされたら防ぎようがないからな」
 以上、説明は終わりだ、とゴドリーは杖を握り直した。
「せっかくだ。道中、魔法の授業の予行演習でもするがいい」
 では待っているぞと言い残すと、どこに隠していたのか、ひらりとグリフォンに彼はまたがったのである。
「グリフォンを使うなどのズルは禁止だ。歩いて来い。急げば日没までには間に合う。間に合わなかったら……まあ、翌朝まで生き延びるんだな……」
 そうして姿を消してしまった。
 こっちは初心者なのに! と不満を言うなかれ。これがゴドリー流の授業なのである。

 仕方がない。君たちは、恐る恐る森に足を踏み入れる。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 5日 出発日 2019-01-29

難易度 普通 報酬 少し 完成予定 2019-02-08

登場人物 8/8 Characters
《グラヌーゼの羽翼》エリカ・エルオンタリエ
 エリアル Lv33 / 賢者・導師 Rank 1
エルフのエリアル。 向学心・好奇心はとても旺盛。 争い事は好まない平和主義者。(無抵抗主義者ではないのでやられたら反撃はします) 耳が尖っていたり、整ってスレンダーな見るからにエルフっぽい容姿をしているが、エルフ社会での生活の記憶はない。 それでも自然や動物を好み、大切にすることを重んじている。 また、便利さを認めつつも、圧倒的な破壊力を持つ火に対しては慎重な立場を取る事が多い。 真面目だが若干浮世離れしている所があり、自然現象や動植物を相手に話しかけていたり、奇妙な言動をとることも。 学園へ来る前の記憶がないので、知識は図書館での読書などで補っている。
《新入生》櫻井・桜花
 ローレライ Lv10 / 賢者・導師 Rank 1
名前:櫻井 桜花(さくらい おうか) 【外見】 ピンクの腰までのロングウェーブを高く結っている 水は髪からずっと滴り落ちている ピンクのタレ目 口元右下にほくろ 細身の巨乳お姉さん 本を読み過ぎて目が悪いのか眼鏡を着用 【性格】 努力家でいつも一生懸命 ただ、ちょっとドジっ子 言葉の端々や仕草に色気がある 年下の子を甘やかす傾向にある 人に憧れ、近づきたいお姉さん 読書が趣味 マイペース 桜のリキュールのローレライなだけありお酒が大好き 【服装】 白い振り袖に制服のコートを羽織っている 帽子と手袋着用 眼鏡着用 ※アドリブ大歓迎!
《ゆうがく2年生》御影・シュン
 ルネサンス Lv11 / 黒幕・暗躍 Rank 1
おおっ!貴殿…初めましてでござるな!? しかも拙者と同じく新入生と見える! これは自己紹介といくでござろう! 拙者は御影・シュンでござる!あ、「ミカゲ」が苗字でござるよ。 種族は見ての通り祖流種…ルネサンスで、専攻は黒幕・暗躍科でござる! 敵地に忍び込んでの情報収集や、嫌いなあんちくしょうの闇討ちはお任せあれでござるよ! ……あ、物騒でござったか? そうでござるなー…居なくなったペットの捜索とかも請け負うのでござるよ!犬いいでござるよね!なんか親近感湧くー! 細々とした依頼は是非、拙者を頼って下され!…成功報酬は頂くかもしれないでござるがね? 拙者、ご学友の皆と比べるとちょーーっと歳が行っているでござるが、仲良くしてくれると嬉しいでござる! ◆プロフィール 狼のルネサンス 身長176cm 赤味がかった茶の短髪 素早く動く事に特化したしなやかな筋肉を持つ 顎と口元にかけて刀傷の跡が残っている 性格は明るく、社交的 表情がころころと変わり、喜怒哀楽もやや大げさに表す ただし人によっては、その感情に違和感を覚えるかもしれない 実は「ござる」口調はキャラ付けの意味で使っている ボロが出ると標準語になる 「シノビも客商売でござるからね~。キャラ付けは、大事。」 ※アドリブ歓迎でござるよ! ※フレンド申請も歓迎でござる!
《人たらし》七枷・陣
 ヒューマン Lv18 / 賢者・導師 Rank 1
異世界:情報旅団テストピアという所に住んでいたが、とある仕事の最中に、この世界に強制転移してしまった。 普段は一人称おじさん。真面目、シリアスな場合はオレ。 本来は50手前のアラフィフおじさんだが、何故か30歳以上若返ってしまった。強制転移した経緯が原因と思われるが真偽は不明。 普段はいかに自分の得意分野だけで楽出来ないかを考えているダメ親父的な人間。 自分や同行する仲間が危機に陥ると気合いを入れて打開しようと真面目モードに。 厄介事に巻き込まれるのは嫌い。お金にならない厄介事はもっと嫌い。でも一度関わってしまったら何だかんだ文句言いながら根気よく取り組む。 やれば出来る人。でも基本ダメ人間。 恋愛事は興味をあまり示さない枯れ気味な人。超若返っても現状は変わらず。 どうにかして元の世界へ戻る為、フトゥールム・スクエアに入学。 転送、転移関係の魔法や装置を徹底的に調べる事が目下の目標。 魔法系の適性があったらしいので、雷系を集中的に伸ばしたいと思っている。自前で転移装置の電源を確保出来るようにしたいのと、未成熟な体躯のフォローとして反応速度メインの自己強化が主な理由。理想は人間ダイナモ。 転移直前まで一緒にいた仲間の女性3名(マナ、マリア、マルタ)の安否を心配している。 「はぁ~…どうしてこんな事になったんだ?…おじさん、ちゃんと元の世界に戻れるんだろうか…こんな厄介事は前代未聞だよ…トホホ」
《勇者のライセンサー》フィリン・スタンテッド
 ヒューマン Lv33 / 勇者・英雄 Rank 1
「フィリン・スタンテッド、よ……よろしく」 「こういう時、どうすれば……どうすれば、勇者らしい?」 (※追い詰められた時、焦った時) 「黙って言うこと聞け! 殴られたいの!?」 「ぶっ殺してやる! この(お見せできない下劣下品な罵詈雑言)が!!」   ###    代々勇者を輩出してきた貴族スタンテッド家(辺境伯)の令嬢。  一族の歴史と誇りを胸に、自らもまた英雄を目指してフトゥールム・スクエアへと入学する。  愛と平和のために戦う事を支えとする正義感に溢れた性格で、『勇者らしく人々のために行動する』ことを大事にする。  一方で追い詰められると衝動的に罵声や暴力に訴えてしまう未熟な面もあり、自己嫌悪に捕らわれる事も多い。 『彷徨う黄昏に宵夢を』事件で対峙したルガルとの対話から思うところあったのか、頑なな勇者への拘りは少し角がとれたようだ。 ※2022年8月追記 全校集会『魔王の復活』後、昨年クリスマスに結ばれたルガルとの子供を身籠っていた事が判明 (参考シナリオ) 恋はみずいろ L’amour est bleu https://frontierf.com/5th/episode/episode_top.cgi?act=details&epi_seq=649 ◆口調補足 三人称:〇〇さん(敬語では〇〇様) 口調:~かな、~ね? その他:キレた時は『私、アンタ、(名前で呼び捨て)、(言い捨て)』 ◆Twitter Sirius_B_souku
《甲冑マラソン覇者》ビアンデ・ムート
 ヒューマン Lv20 / 勇者・英雄 Rank 1
●身長 148センチ ●体重 50キロ ●頭 髪型はボブカット。瞳は垂れ目で気弱な印象 顔立ちは少し丸みを帯びている ●体型 胸はCカップ 腰も程よくくびれており女性的なラインが出ている ●口調 です、ます調。基本的に他人であれば年齢関係なく敬語 ●性格 印象に違わず大人しく、前に出る事が苦手 臆病でもあるため、大概の事には真っ先に驚く 誰かと争う事を嫌い、大抵の場合は自分から引き下がったり譲歩したり、とにかく波風を立てないように立ち振舞う 誰にでも優しく接したり気を遣ったり、自分より他者を立てる事になんの躊躇いも見せない 反面、自分の夢や目標のために必要な事など絶対に譲れない事があれば一歩も引かずに立ち向かう 特に自分の後ろに守るべき人がいる場合は自分を犠牲にしてでも守る事になんの躊躇いも見せない その自己犠牲の精神は人助けを生業とする者にとっては尊いものではあるが、一瞬で自分を破滅させる程の狂気も孕んでいる ●服装 肌を多く晒す服はあまり着たがらないため、普段着は長袖やロングスカートである事が多い しかし戦闘などがある依頼をする際は動きやすさを考えて布面積が少ない服を選ぶ傾向にある それでも下着を見せない事にはかなり気を使っており、外で活動する際は確実にスパッツは着用している ●セリフ 「私の力が皆のために……そう思ってるけどやっぱり怖いですよぉ~!」 「ここからは、一歩も、下がりませんから!」
《新入生》ルクラ・プレオ
 アークライト Lv8 / 教祖・聖職 Rank 1
『叡智の欠片を小さき者に授けよ』 神はそう仰られました。 残り幾ばくも無い寿命のわたしではありますが、 正しき教えを世界に広める使命を遂げねばならないのです。 ------------------------------------- のんびりと話す善意のひと。 ただし他者に向けられる善意は一方的で独善的なもの。
《新入生》バルド・ダールベルク
 カルマ Lv7 / 黒幕・暗躍 Rank 1
とある研究所の実験体として作られたカルマ。 様々な実験と教育を受けていたが、ある日突然研究所が壊滅し、身寄りがなくなり困っていたところを別の研究所の所長に保護され、助手として働いていた事がある。 学園に入学したのは、学園での生活に興味があったのと、もっと色々な知識と技能を身につけて、恩を返したいと思ったから。 保護者のことは「ばあちゃん」と呼び、慕っている。 ・性格 陽気で少々荒っぽい。 元は淡々とした性格だったが、保護してくれた人物が豪快で荒っぽかった為、その影響を受けて現在の性格になった。 ・日課 本を読む事。 ジャンルは、小説、詩、魔導書、漫画、絵本など、日によって様々。 時間があれば黙々と読んでいる。 ・身体構造 かなりヒューマン寄りに作られており、味覚なども感じるように調整されている。 ・魔法陣 左手の甲と腰にある。 ・服装・装具類 ジャケットと長ズボンを着用していることが多い。 両手は黒革の指抜きグローブで手の甲の魔法陣を隠している。 縁にアンティークゴールドのレリーフが施されたゴーグルを常に身につけて、大事にしている。

解説 Explan

 教師ゴドワルド・ゴドリーに命じられ、あなたたち新入生は暗い森に入ります。
 現在昼前くらいです。日没までという制限までに、ゴドリーの待つ広場までたどりつけるでしょうか?

●目的
 陽が沈むまでに森の広場(トーテムポールが目印ということです)までたどりつくことです。
 もちろん道中は楽ではありません。モンスターが生息していますし、どこかで休憩し昼食もとらなければ体力がもたなくなるでしょう。
 倒木で行く手が塞がれている箇所、切り立った崖などもあるかもしれません。
 そもそも方向感覚がとれないので(偶然方位磁針を持っていた、というアクションプランは禁止させていただきます)、迷わないような工夫が必要です。
 仲間からはぐれたり、分裂することなく進めてください。

●登場が予想される敵
【餓鬼】
 下級の魔物です。痩せこけたゴブリンといったイメージでしょうか。目がぎょろりとしています。
 数体で徒党を組んでいることが多く、新鮮な肉(皆さんのことです!)を見ると襲いかかろうとします。
 弱点は火のようです。

【ジャバウォック】
 凶暴な怪物です。立ち上がった熊より少し大きいくらいでしょうか。通常単体で行動しますが、二頭(夫婦?)で現れることもあるようです。
 爪の生えた長い腕を振り回して攻撃してきます。まともに一撃を浴びれば革鎧程度なら引き裂かれてしまうでしょう。
 特に弱点はないようですが、魔法耐性などもないようです。
 後先考えず襲ってくる傾向があるので、知恵を使って撃退に努めたいところです。

●他に予想される困難
 森の地形については不明です。地図も渡されていません。
 なので迷わないことが肝心です。基本は、ゴドリーが飛び去った方角を目指せばいいでしょう。
 崖、倒木などで行く手を塞がれる場合があります。可能ならメンバーで相談して対応を考えておきましょう。
 怪物の奇襲には気をつけましょう。隊列を考えておくと備えになると思います。


作者コメント Comment
 はじめまして! マスターの桂木京介です。
 『ゆうしゃのがっこ~!』がいよいよ開校ですね! 一緒に楽しみましょう!

 ゴドリーは「広場で授業を行う」と言っています。でも勘の良い皆さんならとうにお気づきでしょうが、広場にたどりつくまでの道中こそが授業なのです。なんとかサバイブして先生に得意な顔を見せてやって下さい。
 成功したあかつきには『ご褒美』として、わずかながら給金も出るようです。

 それでは、次はリザルトノベルでお会いしましょう。
 あなたの冒険を応援しています! 桂木京介でした!


個人成績表 Report
エリカ・エルオンタリエ 個人成績:

獲得経験:57 = 48全体 + 9個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
出発前に『事前調査』で先輩などに森の様子や地形などを聞いておく

先生の去った方角からゴールを推測
折々に太陽や切り株の年輪を見て、大体の方角を知る
また適時『風の民』や『自然友愛』と『集中』を組み合わせ
風や精霊にゴールの方角や先の地形、危険な生物、食べられる木の実や野草の探知を手伝ってもらい、なるべく戦闘は回避
食料調達には『植物学』を生かす
目印になる地形や道・植生などをメモ。迷わない様に地図を作りながら進む

敵にはお互い怪我人を出したくないと撤退勧告(説得)。引く相手は追撃しない
戦闘になればマドガトルで攻撃
ジャバウォックには干し肉を与えて気をそらし、その間に通過
敵の攻撃は『立体機動I』で回避

アドリブA

櫻井・桜花 個人成績:

獲得経験:57 = 48全体 + 9個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【目標】
ジャバウォックを避けてゴールにたどり着く

【行動・心情】
全校集会を抜いて初めての授業ね!
皆と協力して、授業を大成功させましょうね♪

ふふ、小さい子も今回は居るから、お姉さん頑張っちゃうわね?

皆で広場で待ってるゴドリー先生に会いに行きましょう♪

餓鬼さんは、ちょっと怖いわよね
松明をつけてくけど、どうしても出会ってしまった場合は『プチヒド』で攻撃するわよ

怪我をさせちゃったらごめんなさいね

もしかしたら木が倒れてて避けるのに時間がかかるかも

そうしたら、私達が倒すか…ジャバウォックさんだった場合は倒せるか判らないから最悪逃げる為の時間稼ぎをしなきゃ

ビアンデさんに守りをお願いする形になるけど宜しくね?

御影・シュン 個人成績:

獲得経験:57 = 48全体 + 9個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
いやはや、色んな先生がいるんでござるねー
ともあれ日没までに皆無事にゴールする為頑張るでござる
夕餉は温かい物が良いでござるし…!

先頭付近で警戒を行う
前衛

目視と気配察知で警戒
森には魔物の他に野生動物も居るでござろうから「群れている様な気配」と「巨大な気配」に特に気を付ける

何か異変を察知したら即座に情報を共有
「む、崖が見えてきたでござるな」

崖や倒木には鉤爪付ロープを利用して越える

◆戦闘(可能な限り避ける
対餓鬼
狙いを合わせ一匹ずつ倒す
取り逃がしても深追いはせず、報復が来る前に先へ進むでござる

対ジャバウォック
地形を利用できるなら撃退も視野に
逃走の際は体力の少ない者から逃す
ル2を用いての時間稼ぎも覚悟

七枷・陣 個人成績:

獲得経験:57 = 48全体 + 9個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【目的】
ゴドリーが飛び去った方角を判明させ、迷わずに進行して日没前までに目的地へ辿り着く


【行動】
ゴドリーが飛び去った方向を集中でしっかり記憶
フトゥルムの書:入門の巻末などの白紙ページを破り取り、ペンで簡易なアナログ時計の絵を作る。長針は12の位置、短針は大体の時刻であろう位置に書く。
1.時計の絵を水平に持つ
2.短針を太陽の方向に合わせる
3.文字盤の12時の位置を確認
4.短針と12時がさしてるちょうど真ん中が南
南の方角を判明させてからゴドリーの方向を照らし合わせ、向かうべき方角を確定させて、皆を誘導しよう
ある程度移動したら、再度短針の位置を書き直し、1~4を繰り返して、方角のズレを適宜修正する

フィリン・スタンテッド 個人成績:

獲得経験:57 = 48全体 + 9個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
「これも未来の英雄になるために必要な授業、だから……きっと、多分」

主に戦闘、危険への対処を担当。
道中は皆でまとまるよう心掛け、定期的に声を掛けて所在を確認するように。
また森の木々や岩に傷をつけて目印として迷走をさける。
特に崖や池などの地形が見つかった場合、周辺に後からたどり着けるよう目印を。

●戦闘
出来る限り交戦は避ける。
餓鬼は火で脅かし、ジャバウォックからは逃走優先(特に雌雄で出現時)
やむを得ない場合はビアンデと一緒に前線に立ち盾を担当。時間を稼ぐ。
ジャバウォックは近くに崖や池があったなら挑発などで引きつけ、落としてしまえないか試みる。

●その他
ポケット装備『干し肉』は皆でわけて食事用に。

ビアンデ・ムート 個人成績:

獲得経験:57 = 48全体 + 9個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
●目的
森の広場まで皆さん無事にたどり着けるよう頑張ります!

●行動
移動中は私が前衛となって皆さんを護りながら進み、襲撃に備えます

戦闘になったら『おおなべ』を使い防御を担当。その際【基本盾術Ⅰ】と【衝撃享受】でしっかり体勢を整えてから【全力防御】を行い、後衛の方々を守ります
強敵が相手なら【防護魔力】も展開して二重の防御で耐えて他の方が対応できる時間を作ります

障害物は協力して退けたり皆さんの道具を使って切り抜けます
ロープなので移動する時は周囲を警戒してなるべく後の方で動くようにしましょう
休憩の際は『生物学』の知識で普通の動物を捕まえられるか試みます
捕まえられたら『調理道具一式』を使って『調理』します



ルクラ・プレオ 個人成績:

獲得経験:57 = 48全体 + 9個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
・事前準備

休憩用の食料は現地調達が手間ですので、できればパンと水の調達を。

・行動
役割分担と協力を進め広場を目指します。
隊列は前衛を前後に置いて襲撃に備えるもの。わたしは後衛ですので中央に。

道中は『カラフルチョーク』で木に目印をつけておきます。
はぐれてしまった場合でも、チョークさえ見つければ大まかな行き先がわかりますからね。

戦闘中/後はたいりょく回復役です。
いざという時のために『復活呪文』1回分のまりょくを残しておいて、
あとは『祈祷』を消耗の大きい方に優先的に回します。

戦闘時祈祷を使わないターンは敵増援が来ないか周囲を警戒。
ジャバウォックが2匹来た時の為、逃げ出すルートの算段をたてておきますね。


バルド・ダールベルク 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:144 = 48全体 + 96個別
獲得報酬:3600 = 1200全体 + 2400個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
●目的
森の広場を目指す

●行動
>隊列
後方で気配察知しつつ警戒
方角は仲間の案にそって、見失わないよう注意
はぐれそうになっても目印を探して合流
敵の気配に気付いたら、こそっと皆に伝え奇襲を防ぐ

>戦闘
前衛で戦い、ダメージは無痛のいたみで軽減

>餓鬼
仲間が用意してくれた火で寄せ付けない
万が一襲ってきたら撃退

>ジャバウォック
こちらに気付かないなら戦闘回避
無理なら撃退
二頭いる場合は立体機動で攪乱をし
仲間が撤退し易くなるよう動きたい

>倒木や崖
鉤爪付ロープを活用し迂回を避ける

>休憩
弁当持込可なら仲間と分け合って食べるが
不可の場合は周囲にきのこや木の実がないか探して
食べられるかどうかエリカに確認

リザルト Result

 数秒もたたぬうちにグリフォンと、背にまたがる教師【ゴドワルド・ゴドリー】の姿は視界から消えてしまった。
 唖然として【ビアンデ・ムート】は立ち尽くしている。
 初の野外授業がサバイバルへと一転したのだ。戸惑うほかはない。
 ところが【エリカ・エルオンタリエ】は落ち着き払った様子で、
「目的地はあの方角と見てよさそうね」
 と告げ、きょろきょろと何かを探しはじめた。
「……驚かないんですか? それとなにをお探しで?」
 ビアンデが呼びかけると、まあね、とエリカは微笑した。
「事前に先輩たちから情報をもらっておいたの。だから今日の授業がサバイバルになるってのは予想済だったってこと」
 ビアンデは舌を巻く。エルフといえば森の中で瞑想しているような浮世離れしたイメージがあったのだが、少なくともエリカについては違うようだ。
「探してるのは切り株。年輪を見れば方角がわかるから」
 ならばと【御影・シュン】(みかげ―)が声を上げた。
「拙者が探すでござる」
 シュンはシノビの一族だという。風音を立てず飛びすさり、間もなく皆を呼び集める。
「お、見つけたでござるよ」
 ずいぶんと新しい切り株だった。
「幸先いいじゃない。ちょうどいいところに切り株が見つかって」
 声を弾ませ【櫻井・桜花】(さくらい おうか)が言うも、【フィリン・スタンテッド】は不審げに切り株を見つめている。
「周囲に切り株はこれひとつ……しかも真新しい。タイミングがよすぎない? まるで『これで進行方向を定めるように』と言うみたいに」
「ゴドリー先生が用意した、ってこと?」
 桜花は顎に人差し指をあて首をかしげる。
「だと思う、けど……」
「けど?」
 フィリンは口を閉ざした。
 わざわざ切り株を作って残しておくなんて、あまりにもあからさますぎるのでは。
 騙して罠にはめようとしているのかもしれない。
 そんな疑心暗鬼に駆られていたのだ。
 けれど心のなかで、彼女は激しく首を振っている。
(フィリンはそんなこと考えないから!)
 だから彼女は言いかけた言葉を、黒板消しで拭うようにして打ち消した。
「え、ええと、先生からのヒントだと思うよ」
 だよねと素直にうなずく桜花に、フィリンはまぶしさを感じている。
「向かうべき方向を見失わないように」
 言いながら【七枷・陣】(ななかせ じん)は手にした『フトゥルムの書:入門』、その巻末ページの余白を破り取っている。
「こういうものがあったほうがいいと思うんだ。おじさんは」
 得た白紙に陣はペンで簡易なアナログ時計を書いた。長針は『12』の位置、短針は大体の時刻であろう位置に書き入れる。
 時計の絵を水平に持つと、陣は『短針』を太陽の方向に合わせた。
 木が邪魔して太陽光の入りは良くないが、それでも木漏れ日を得ることはできる。
「文字盤の12時の位置を確認して、短針と12時がさしてるちょうど真ん中が南ってわけさ。進行方向の目安になるんじゃないかな?」
「即席の方位磁針というわけですね」
 ついと眼鏡の位置を直して【ルクラ・プレオ】が言う。
「本当の腕時計じゃないけど、背に腹は替えられないよね。これ、おじさんが子どものころに何かで読んで得た知識なんだ。亀の甲より年の功、ってやつさ」
「それはそれは」
 と手書き時計方位磁針を見ながら、ルクラは視界の隅で陣の顔をとらえている。
 年齢は十二歳くらいだろうか。なかなか美少年だし、メガネをかけさせればさぞや――と思わないでもない。
 しかし陣の自称は妙だ。『おじさん』を名乗るとはこれいかに?
 ……とはいえ実年齢の話になると自分としても少々、いや、かなり困ることになるので気にしないでおくことにしよう。
 そう決めてルクラはカラフルチョークを取り出した。
「要所要所で木にマークをしていきたいと思います」
 しっかり事前情報を仕入れていたり、切り株をすぐに見つけたり方位磁針を作ったり――。
(おぉ~~っ皆それぞれ色んな特技やアイデアがあって、見ててワクワクするな!)
 と【バルド・ダールベルク】は思う。このメンバーであれば、ちゃんと時間内にたどりつけるだろうという頼もしさも感じる。
 俺もやれることをがんばろ、そう自分に言い聞かせてバルドは告げた。
「じゃ、そろそろ行くとしようか。俺は後方を警戒するよ」

 ◆ ◆ ◆

 森には道が通っていた。
 当然舗装された道ではない。木がまばらで進みやすいという程度のものだ。ときおり森を訪れる者があるのだろうか。あるいは森林内の生活者(餓鬼?)が利用しているのだろうか。
 進むほどに濃くなる枯葉の匂いを、燃える松ヤニがまぎらわせてくれる。
 たいまつを掲げているのは桜花だ。たまたま持ち合わせていたものに、プチヒドで火をともしたのだ。
 だんだん森の黒みが増してきた。
「餓鬼さんとは、ちょっと会いたくないわよね」
 と声をかけられたことにルクラはしばらく気がつかず、ぼうと桜花を見上げている。
「え……あ、そうですね……」
 ルクラさん心細いのかしら、と桜花は思った。
「大丈夫、私がついています。安心してください」
(ルクラさんのためにも、お姉さん頑張っちゃうわね?)
 桜花はほほえみかける。幼児に見えるルクラのほうが、ずっと歳上だなんて夢にも思わない。
 ルクラは怯えていたのではなかった。
 桜花の眼鏡を観賞していたのだ。
 炎を照り返すメガネというのも風流なものですね――と。
(ああっ、本日の行軍は私を含めメガネ率なんと8分の3! 至福ですね。あるいは、メガネ率を8分の8にせよという天啓かもしれません……?)
 この恐るべき考えは、今のところルクラの心の奥底に隠されている。
「気をつけて下さい」
 先頭に立つビアンデが足を止め、シールド代わりの大鍋を掲げて声を上げた。 
「敵っ!?」
 フィリンは剣の鞘を払った。金属同士が擦れる鋭い音が立つ。
 いいえ、とビアンデは首を振った。
「……なんだ脅かさないでほしいな。おじさんこう見えて気が小さいんだ」
 陣は苦笑いした。例によって、おじさんと呼ぶには少年すぎる口元で。
「む、倒木が行く手を塞いでいるでござるな。かなり大きいようでござる」
 シュンが言った通りだった。
 朽ちた巨木が横倒しになっているのだ。他の木と比べてもとびぬけて大きい。倒れているというのに向こう側が見えないほどの高さがある。
「なるほど……これはちょっと厄介だね」
 バルドは頭をかいた。迂回はしたくない。迷う可能性があるからだ。
「どうしましょう? 乗り越えて行くか、進むか」
 と言ったビアンデに応じたのはフィリンだ。
「引き返して迂回路を選ぶとしたら、かなりのタイムロスになると思うけど……」
「でもなあ、倒木を乗り越えてる途中で、腐った部分にズボっと落ち込んじゃったりしたらコトだよね」
 陣の言葉も説得力がある。
「待って」
 とエリカが告げた。ためらうことなく倒木にふれる。
「ここは木に訊いてみるのが一番じゃない?」
 エリカは笑みを浮かべていた。そして歌うように告げたのである。
「こんなに大きくなるまで育った森で倒れてしまうなんて残念でしょう? でも、それは新しい命の始まりでもあるわ」
 エリカの口調はまるで、旧知の友人に語りかけるかのようだ。
 誰かいるでござるか? とシュンは思わず振り返った。もちろん余人があるわけではなかった。エリカは『自然友愛』の精霊を呼び出しているのだった。
 精霊は人形サイズになった幼子のような姿をしており、つむじ風をまとっていた。エリカに寄り添い、その五感を強化する。
 つむじ風にあおられ、エリカの黄金の髪がたなびいた。半ば閉じた瞳で自然と、精霊を見つめる彼女の表情はやわらかく、どこか神々しい。
 ああ、やっぱり、とビアンデは思いをあらたにする。
(エルフは自然と調和する存在……エリカさんもエルフなのですね。少し不思議で、神秘的です……)
 憧れてしまいます、と素直に思った。
 やがてエリカは告げた。
「この木さんを通した風に危険な匂いはなかったわ。見た目よりずっと頑丈そうね。乗り越えたほうがいいと思う」
「ならばここは拙者らの出番でござるな」
「俺も」
 シュンとバルドが並び、荷物から投擲用のロープを取り出した。いずれも尖端に熊手のようなフックがとりつけられている。
 放物線を描いてフックが舞った。獲物にとびかかる蛇のようにして、フックは倒木の向こうに姿を消す。
 ロープを何度か力任せに引き、それでも外れないことを確認してシュンは告げた。
「まずは拙者が参るでござる」
「いいのかい、シュン? 木の向こうに敵が待ち伏せているかも」
「この授業、助け合いが一番の肝でござろう」
 と告げてシュンは、心安らぐような笑みを見せた。
「なあに、拙者逃げ足は速いのでござるよ。それにダールベルク殿には後方の警戒という大切な役目があり申す」
「わかった。頼んだよ」
「しからばお先に御免!」
 言うが早いかシュンは小山のような倒木を駆け上がり、ひらりとその反対側に身を消した。すぐに、
「エリカ殿の言うとおりでござった。安全でござる。ささ、順にこちらへ」
 という元気な声が聞こえた。
「じゃあみんな二手に分かれて。俺とシュンのロープを使って手早く渡ろう」
 バルドは手招きした。二本の綱をフィリンと分担して支え、仲間たちを先へ促す。
「ありがとう」
「先に行くね」
「メガネを落とさないよう気をつけないと……」
 エリカ、陣、ルクラと次々に倒木を乗り越えていく。
「たいまつは持ったままじゃ無理よね」
 桜花は明かりを消しロープを伝っていった。ビアンデは彼女を守りつつ、
「では向こう側で皆さんを守ります」
 と身を躍らせた。
「無事乗り越え終えました」
 桜花の声が聞こえたとき、バルドは背後の茂みが揺れるのに気がついた。
「しまった!」
 バルドは迷わない。腰から双剣を抜き鷲が翼を広げるように左右を払う。
 白い閃光が交差した。
 手応えがひとつ。餓鬼が一匹、地面にどさりと落ちて転がったのだ。しかし手傷は浅い。餓鬼は腕を押さえて立ち上がる。
 痛みもひとつ。左手の剣をかわした別の餓鬼に、バルドは肩口を食い破られていた。
 フィリンの一刀も餓鬼を遠ざけている。
「外道が! こいつらずっと息を潜めてやがった! たいまつが消えるのを待ってやがったんだ!」
 バルドはぎょっとした。この声を発したのはフィリンだったからだ。
(えっ……彼女、ちょっとキャラ違くない?)
 フィリンは口数が少なく、物静かなイメージがあった。それが突然この調子だ。ドスの利いた声色も落差がものすごい。
 といっても、その理由を考えている暇はなさそうだ。
 目の前には、十数匹もの餓鬼が迫りつつあるからだ。
 だが餓鬼たちは小さな声を上げて後退した。
「今のうちに!」
 ロープを戻ってきたのだろう。倒木の上から桜花が半身をのぞかせている。彼女を支えているのはビアンデだ。
 このとき桜花は小さな火炎球を投じていた。しかし当てることよりも威嚇が目的、この森に住む臆病な餓鬼を怯ませるにはこれで十分だった。
「敵は数が多い」
 バルドがロープに飛びつくと、うなずいてフィリンもこれにならった。
 かくて二人は無事、倒木を乗り越え仲間と合流したのである。
「ご無事でなによりでござった」
 手早くシュンはロープを巻き取って回収した。これで餓鬼は追ってこれまい。
 ――しまった、と内心フィリンは冷や汗をかいている。虚を突かれたせいでつい、『フィリン』らしからぬ発言をしてしまった。
 なので彼女は、ぽつりとバルドに告げたのである。
「……さ、さっきのは、敵に気合い負けしないための演技、だから」
「ああ、うん」
 それで通じたのかは不明だが、彼はそれ以上追求してこなかった。
「ところで見てよ、そこの木にこんなものが引っかけてあったんだけどさ」
 陣が手にしているもの、それはショルダーバッグ状の革袋だった。
「新品同様でござるな……他の冒険者の忘れ物というわけではないようでござる」
 ふうむ、とシュンはうなる。
「中身はこの通り」
 バッグを開いて陣は示した。人数分の軽食と、やはり人数分の小さな水筒が入っている。
「ちょうど空腹になってきたことですし助かりますね。急な話でしたから、事前にパンや水を用意できなかったので」
 ルクラはさっそく手にとる。
「むう、拙者も握り飯を仕込みそびれていたゆえ、助かると言えば助かるでござるが……」
 シュンは警戒している様子だ。
 エリカが言った。
「先生は食料の話はしていなかった。だから先生が用意してくれたものとも考えられるよね。さしずめ、倒木を乗り越えたご褒美ってことかしら?」
 フィリンは何か言おうとしたが、自分の中の声に促されてこれを止めている。
 かわりに陣が言った。
「でもなあ、おじさん、あの若先生が仕掛けた『拾い食いに注意!』というトラップという気もするんだよなあ。しびれ薬が混ぜてあるとか……」
 陣からすれば、ゴドワルド・ゴドリーも『若先生』だ。
「確かに休息は必要だけど、食料なら森で調達する方法もあるよな」
 バルドが言う。
「たとえばこの木の実、食べられるか?」
 と彼は手近な木から実をもいだものの、腐ったような匂いがしたので無言で元の場所に戻している。
「そ、それなら!」
 自分で自分の声の大きさに驚いたような表情で、ビアンデは手を挙げた。
「私が毒味します。私には皆さんみたいな特殊な技術もひらめきもない……だから、この身で貢献したいんです!」
 仮に自分が毒に苦しもうと、他の全員が無事ならそれでいい。
 これがビアンデの信条だ。彼女はためらわなかった。
 誰かが止める間はなかった。ビアンデは乾パンを口にし干し肉をかじり、これを水筒の水で流し込んだのである。
 ややあってビアンデは微笑を浮かべ。
「おいしい……です」
 なおも小半時様子を見るよう言ったが、やがてビアンデは「大丈夫でしょう」と安全を保証したのだった。
 かくて一同は空腹を満たし休息を取った。
 肉は塩辛く乾パンはポソポソとしていたが、疲れた体には最良のご馳走だった。

 ◆ ◆ ◆

 分岐点で一行は立ち止まっている。
「む、これは」
 いち早く気がついたシュンにルクラが応じた。
「……そうですね。私がつけたチョークのしるしです」
 一方の進路脇の木に、メガネのマークが描かれている。危うく道を戻りかけていたわけだ。
 道は単調なようで激しく入り組んでいた。この日彼らはルクラの目印に、何度助けられたか判らない。
「任せて」
 陣はじっと『手書き時計方位磁針』を眺める。
 日は暮れかけていた。光は乏しく、この方法にもそろそろ頼れなくなっている。
 手書き時計ゆえ針が進むことはない。すなわち、自分の時間感覚に従って針を進める必要があるのだ。陣は歩きながら、ずっと時間の進み具合を気にしていた。心の中で数を数えても結局は人力だ。どうしても不安は残る。
 場所を何度か変更し、慎重に陣は結論を出した。
「よし、向かう方角はこっちだよ!」
 うなずきあって一同が歩を進めた、その直後である。
「っ!」
 反射的にビアンデは鍋を構えた。
 黒いものが突進してくる。
 衝撃。
 爪が金属をひっかく耳障りな音。
 転倒するより前に、ビアンデはジャバウォックの体当たりを受け流していた。
「おでましでござるな!」
 シュンがビアンデに手を貸し立ち上がらせている。
 怪物は後退し、二本足で立つと威嚇姿勢を取った。
「あれがジャバウォックさん……!」
 桜花は自然友愛で精霊を招こうとしたが果たせず、それでも周囲を油断なくうかがった。
「……いるよ。もう一頭」
 フィリンは身を低くして抜刀する。
 最初の一頭の後方から、のそりともう一頭、ジャバウォックが近づいてくるのだった。
「あの小ぶりなほいうのジャバウォックは様子をうかがっている様子ですね。まさか、わたしたちのメガネの種類を当てようとしているのでしょうか……?」
 ルクラは大真面目にそんなことをつぶやく。
「いや、多分違うかな」
 無意識的にゴーグルに触れながらバルドは、ふと思いついたことを口にした。
「片方がメスで出産前で気が立ってるとか、そういう可能性もなきにしもあらず?」
「縄張りに入ってしまった、ということでござるか」
 ありえる話でござる、とシュンは言う。突進してきたジャバウォックはもう一頭を庇っているように見えた。
「だとしたら」
 エリカは昼食時に取っておいた干し肉を右手に掲げた。意図を察した桜花が、即座にたいまつで照らし出す。
 威嚇姿勢のジャバウォックにエリカは声を上げた。
「言葉は通じないと思うけど、これの意味はわかるよね? あなたたちのテリトリーを騒がしたお詫びよ!」
 告げるやエリカは力の限り、ジャバウォックたちの後方へ干し肉を投げたのだ。
「それと早めの出産祝いっ♪」
 桜花が言葉を継ぐ。
 二頭の視線がそれた。同時に、
「こっちだ!」
 陣が先導する方向へ一同は駆けた。
 駆けて駆けて駆けて、駆け続けた。
 そうして唐突に、彼らの視界は開けたのだった。

 ◆ ◆ ◆

 空は、橙色の鮮やかな夕焼けだった。
「ゴールだ」
 ゴドリーが音を立てず拍手する。
 彼の背後には木彫りのトーテムが立っている。その根元ではグリフォンが眠り込んでいた。
 生徒たちは息も絶え絶えだ。ルクラとエリカは座り込んでいるし、陣は大の字で寝そべっていた。桜花とビアンデも互いを支え合うように立つのがやっとの様子だ。
 そんな中、フィリンは冷めた目でゴドリーに言った。
「一つ、よろしいでしょうか……この道中と魔法の授業に何の関係が……?」
 するとゴドリーはごく平然と言う。
「実践の授業だ。魔法を使う機会は何度もあっただろう?」
 煙に巻かれたか? ――むくむくと鎌首をもたげるものがあったが、ゴドリーの発言も事実ではあると考え直しフィリンは黙る。
 バルドはゴドリーにむけ、両腕を広げ威嚇するようなポーズを取った。
「いましたよ、こういう感じの」
 シュンは吹きだしてしまうがゴドリーは無表情だ。
「違うな」
「え……?」
「腕の角度が違う。もっと高く。こうだ」
 言うやいなやゴドリーがクワと本気の形態模写をしたので一同は大爆笑……とはいかなかった。
 ぽかんとゴドリーを眺めるだけであった。
「……笑え」 



課題評価
課題経験:48
課題報酬:1200
はじめての魔法使い
執筆:桂木京介 GM


《はじめての魔法使い》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《新入生》 ルクラ・プレオ (No 1) 2019-01-25 00:11:55
教祖志望のルクラです。
回復はおまかせください、よろしくお願いします。

全員で無事に広場までたどり着きたいですね。

《人たらし》 七枷・陣 (No 2) 2019-01-25 00:15:06
ん?一番乗りかな?まぁよろしくねぇ。取りあえず、方角の確認とかはおじさんにちょっと考えがあるから、任せて貰えたらと思うよ。…魔法の授業受けに来たのに、サバイバルやらないといけないとか、たまげたなぁ…。野宿だけは、回避したいよねぇ。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 3) 2019-01-25 00:22:07
賢者・導師専攻のエリカ・エルオンタリエよ。
エリアルの種族特性『風の民』を生かして、
方角や異変の探知を行えないかと思っているわ。
可能な範囲で戦闘は避けたいわね。

《ゆうがく2年生》 御影・シュン (No 4) 2019-01-25 00:24:52
拙者は黒幕・暗躍科所属、ルネサンスの御影・シュンでござる。
皆々方、よろしくお願いするでござる!

早速の洗礼でござるなぁ。無事に試練を乗り越える為に、協力は惜しまないでござるよ!
隠密系と感知系の職業技能を用いて、索敵でお役に立てたらと思うでござる!

《新入生》 櫻井・桜花 (No 5) 2019-01-25 00:43:07
こんばんは♪
賢者・導師コース専攻のローレライ、櫻井 桜花と申します♪
皆さん、宜しくお願いしますね!

とっても面白い事を考える先生よね。
んー、今のところ探索と探知をする方が二人。
方角の確認で一人。
回復一人。

なら、私は魔法で万が一に備えて攻撃かしらね。
火属性の魔法を覚えておかなきゃ!
精霊さんを呼んで手伝って貰うわね。

その他種族特性で「魚心あれば水心」で出来るだけ皆のサポートをしたらいいかしら?


《新入生》 バルド・ダールベルク (No 6) 2019-01-25 00:46:47
黒幕・暗躍コースのバルド・ダールベルクです。
よろしくお願いしまーっす!

俺も隠密とか技能を使いつつ、万が一の奇襲を警戒しておこうと思ってる。
方角については、既に何か案があるならそれに頼りたい!

崖、倒木で道が塞がれた時は、どうしよっかなぁ。
ロープ引っ掛けるとか、迂回するとか…そこも考えた方がいいか。

《甲冑マラソン覇者》 ビアンデ・ムート (No 7) 2019-01-25 00:48:32
勇者・英雄専攻のビアンデ・ムートです
皆さん、よろしくお願いします

私は特にこれといって得意な事はありませんが、守る事に関しては精一杯頑張るので、戦いになった時などはお役に立てると思います

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 8) 2019-01-25 01:11:04
予想される障害はこんなところかしら?
出発までにみんなで相談して、対策を準備しておきたいわね。

・餓鬼
 火に弱い。一匹一匹は弱小だが、数で来られると面倒。
 近づけさせないのがまず大事。
(プチヒドや松明の火などで追い払えないか)

・ジャバウォック
 長い腕をしており、強力な両手の爪、それに顎をもつ。
 熊よりずっと好戦的で、いつも腹を空かせている。
 頭は悪いが恐れも知らない。弱点らしい弱点はないので、
 得意の爪攻撃を活かせない地形を選んで戦うべき。
 二頭いる可能性に注意。
(早期発見して戦闘を回避できないか? 干し肉などを与えてみる?)

・襲撃対策
 藪や木陰に隠れていた敵と遭遇する可能性。
 撃たれ弱いものを守り、効果的に戦うための隊列。

・地形
 崖・倒木などで進路がふさがれていた場合の対処法。
(購買部のロープなどが使えるか? または迂回?)

・方向
 地図がないのでそのリカバーをどうするか?
 
・その他の懸念

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 9) 2019-01-25 06:16:38
勇者・英雄コースのフィリンよ。
ひとまず挨拶だけになるけど、よろしく。
私たちは道中を助けるスキルはまだあまりないから、戦闘がメインかしらね。

《人たらし》 七枷・陣 (No 10) 2019-01-26 02:08:28
よし、アクション完成して、先んじて完了させたよ。
今回おじさんは、アナログ時計の絵を描いて南の方角を判別する方法を取って。そこからゴドリーの飛び去った方向も確定させて、皆を誘導する行動に特化させてる。適宜方角修正する行動も書いたけど、戦闘その他は余裕が全くなかったんで、皆に任せるよ。
…向かうべき方向っていう、最初の最初だからねぇ。しくじらないように全力だしてみた。

《甲冑マラソン覇者》 ビアンデ・ムート (No 11) 2019-01-26 09:34:17
懸念、というわけではないのですが、解説欄に

どこかで休憩し昼食もとらなければ体力がもたなくなるでしょう。

とあるのですが、昼食も現地調達になるのでしょうか? もしそうならそれを探すプランも盛り込むべきでしょうか?

《新入生》 ルクラ・プレオ (No 12) 2019-01-26 11:38:49
持ち込める技能やアイテムに限りがあるので、役割を分担しないといけないでしょうね。

>餓鬼
追い払うのにはプチヒドが最適でしょうけど、松明を持っていれば戦闘自体を避けることができるかもしれませんねえ。
ゴドリー先生が来られてからお空の様子も怪しいですし、灯りは必要でしょう。

>ジャバウォック
血肉に飢えていると解釈するなら干し肉はあまり好まないかもしれませんねえ。
昼食の余りを試しにやってみるのは、いいとおもいます。

爪攻撃を生かせない地形というと、足場が悪かったり、急勾配であったり、木が邪魔で攻撃を振り切れないような地形になるんでしょうか。

二頭いる可能性を留意しつつ、戦闘回避や逃走に注力するのが無難かしら。

>襲撃対策
前方からの不意打ちや、バックアタックに対応するために
パーティーの後衛を中央に集めて、前後を前衛で固めるのがいいかと思います。
初見の森で斥候を出すのは危険が伴いますし、全員が一度に行動する前提で。

>地形
誰かのアイテム欄が空いているなら、かぎ爪付ロープで対応できそうですね。
迂回は体力と時間を使いますし私は避けたいところです。

>方向
これは七枷さんにお任せする形がよいかと。

>休憩
現地調達をするなら調理道具一式が欲しいですし、
持ち込みをするなら干し肉が欲しくなりますね。
干し肉いくつかで全員にシェアする事は難しいでしょうし、やはり調達でしょうか。

《新入生》 ルクラ・プレオ (No 13) 2019-01-26 11:41:17
ああ、それと。
食事中(休憩中)には火を焚くことを提案します。

餓鬼に襲われてしまっては、かないませんからね。

《新入生》 櫻井・桜花 (No 14) 2019-01-26 13:39:53
は、それなら私が魔法覚えてるから。
火をつけるのならお姉さんに任せてね♪

陣さんが方角を示してくれるの助かるわー♪
特に、制限時間内にって言われてるから…。
道を間違えて時間ロスするのを防げるわね!

なら、やっぱり私は守りと攻撃に特化したスキルでいかせて貰うわね。
ただ、私、魔法使いだから。
詠唱中に攻撃がくるともとも子もないからビアンデさんと協力出来たらなぁって思っていたわ。

《新入生》 バルド・ダールベルク (No 15) 2019-01-26 15:41:57
火の準備や方角調べる案を色々と練って貰えて助かる、ありがとな!

>隊列
ルクラが言ってくれた隊列の組み方でいくなら
俺は気配察知を覚えたから、後方で警戒しとくか。
なんか気配に気付いたら、こそっと皆に伝えるようにする。

>敵
餓鬼は火で寄せ付けないようにしておくと良さげだな。
ジャバウォックも、戦闘回避できるならそうしたいが、無理なら撃退で。
二頭いる場合は、逃げろ~~~っかなッ

>倒木と崖の対策
迂回は確かに。かなり時間ロスしそうだし、そうならないように頑張りたい。
鉤爪付ロープは、すでに所持してるから持っていく!

>休憩
焚き火は桜花の火の魔法で準備できるから一安心だが。
ん~~~…食料の方はどうするかだよな。
森の中ならきのこや木の実があるかもしんない?

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 16) 2019-01-26 16:40:03
一人では気が付かないことも、みんなで意見を出し合えばフォローできるわね。
みんなありがとう。頼りにしてるわよ。

>食事
ジャバウォックに投げつけるにしろ、わたしたちの昼食にするにしろ、
あらかじめ準備していこうと思ったら、購買には干し肉ぐらいしか売ってないのよね……
売ってない物はプランに書き込めば、持っている事にできるのかしら?

森の中で何か食べられるものを探すのは名案だけど、
あまり時間を掛けると、ゴールする時間に間に合わなくなるかもしれないから、
気をつけたいところね。

とりあえず干し肉は、私が持って行くわ。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 17) 2019-01-26 18:27:06
全校集会の報酬でげんきが増えたから、『事前調査』と『植物学』を覚えてきたわ。
それぞれ、『森の様子や地形などの調査』、『食べられる木の実や山野草探し』に生かせればと思っているわ。

《甲冑マラソン覇者》 ビアンデ・ムート (No 18) 2019-01-27 00:10:09
>襲撃対策
それでは私は前方の守りを担当させてもらいしょう。櫻井さんの希望もあるので後方支援する方々をメインに守る感じで動く事にしますね

>敵
では餓鬼は基本的に火で寄せ付けない。ジャバウォックとはなるべく戦わない(二頭いたら逃げる)
戦う事になったら撃退という感じでよろしいでしょうか
もし撃退するとなったらエリカさんの事前調査で調べた地形で活用できそうな場所を利用する方が被害も少なそうですね
ともあれ、戦闘になったら私が攻撃を引き受けて、その間に対応をお願いする事にします

>食事
『生物学』の応用で森の一般動物を捕まえるというのを考えましたが、捕まえるにしろ処理して調理するにしても時間がかかりすぎるので微妙な案かなと思ってます……

《ゆうがく2年生》 御影・シュン (No 19) 2019-01-27 02:00:42
>隊列
ダールベルク殿が後方にて襲撃警戒をされるのならば、拙者は先頭の方で警戒を行うとするでござるね。
「視覚強化Ⅰ」もあるから先頭向きだと思うでござる。後で気配感知系特技も取得しておくでござる!

>倒木と崖の対策
拙者も鉤爪付ロープを持ち込もうと思うでござる。2本あれば昇る時間も短縮できるでござるからね!
どうしても迂回せざるを得ない時は…うーん、木に登ったりして高所から周辺の情報を得たりした方が、迂回ルートの時間短縮になったりするでござろうか?余裕があったら入れてみるでござる。

>敵
餓鬼ならば何とかなるでござるが、ジャバウォックは出来る限り会う事も避けたいでござるよねぇ…。
うーむ。拙者、「やせーの勘」を取得したでござるからもしもの時の時間稼ぎとしての覚悟はしておくでござるよ。

>食事
うーむ。一応弁当を持っていく旨は書くだけ書いておくでござるか?
「弁当持込」なら4文字と、不採用の場合もそこまで痛くは無いと思うでござるよ。勿論、理由を付けた方が持ち込みやすくなるとは思うでござる。
もしダメでも、エルオンタリエ殿が食べられる木の実を探して下さるのなら、最低限の栄養補給は取れそうでござるからな。体力は持つと思うでござる。

《新入生》 ルクラ・プレオ (No 20) 2019-01-27 23:27:24
おおまかな分担は決まったでしょうか。
相談内容のままプランを練ってみますね。

私は皆がはぐれないように、道中の木にチョークか炭で目印をつけますね。
戦闘からの逃走ではぐれてしまっても、目印を見つければ(それがそこで途切れていても)今までの目印から逆算して自分の進むべき方向がわかると思います。

ところで出発日が29日になっていますが、締め切りが28日23時59分かもしれませんね。
出立がぎりぎりになってしまっては慌ててできることもできなくなってしまいますし、仮でいいのでおおまかな行動予定を書いておくことをお勧めします。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 21) 2019-01-28 00:00:21
そうね。うっかり白紙のまま出発しちゃったら残念だし、
わたしも早めにプランを提出しておいたわ。

プランの概要としては『事前調査』で学園の先輩辺りに森の地形や様子を聞いて
森の中では『風の民』『自然友愛』『植物学』での危険やゴール、食べられる物の探知。
ジャバウォックには干し肉を投げて気を引けないか試すわ。
戦闘になればマドガトルで戦うわね。

締め切りまでに間に合えばプランを変更するから、何かあったら遠慮なく言ってね。

《新入生》 バルド・ダールベルク (No 22) 2019-01-28 02:16:30
>隊列
シュンさんが前方で警戒してくれるってことで了解っ
ロープ、もう1本あるのめっちゃ助かります。ありがと!!

>チョークか炭
目印つけてもらうのいいな!
はぐれないように気をつける。

>食事
時間制限がある中、狩りは難しそうだもんな。
弁当持込については、一応書いてみて、
万が一の時は木の実探して、エリカに「これ食べられるか?」と訊いてみる!

>プランの締め切り
仮投稿したら、
出発日:2019-01-29 00:00:00 と確認メールに書いてあったから
念の為、早めに仕上げるようにしとくわ。

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 23) 2019-01-28 10:43:52
ごめんなさい、ちょっと間が……
(PLが体調崩してました、スイマセン)

1月29日0時、だと今日いっぱい……って考えた方がよさそうね。
みんなの相談してくれていた案を元に早めにプランを準備しておくわ。

《新入生》 櫻井・桜花 (No 24) 2019-01-28 14:39:02
うーん、メタい事を言うと、同じ系列のディスメソロジアだと29日なら28日一杯だから今日中って考えてた方がいいと思うわ。

>襲撃対策
うん、ビアンデさんは宜しくお願いしますね♪
あとは私は自然友愛があるから、ジャバウォックに会わないわように精霊さんと協力して避けられないか試してみるわね。

>ご飯
料理は…難しいわよね;
私は干し肉くらいにしておこうかしら。
あとは早めにゴールにつけるよう頑張るくらいしか思いつかないわね;

じゃあ、私もそんな感じでプラン書いちゃうわね。

《新入生》 櫻井・桜花 (No 25) 2019-01-28 15:21:36
あ、ごめんなさい;
ポケット装備できるのはひとつだけみたいだから…松明を持っていくわね;

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 26) 2019-01-28 20:28:59
>締切
そういえば…じゃあやっぱり急がないとまずいわね

>ポケット装備
桜花が松明なら、私の方で干し肉装備していってみるわ。
ただこれ、全員分に足りるのかな…?

《ゆうがく2年生》 御影・シュン (No 27) 2019-01-28 21:36:43
>締切
出発日前日のお知らせの手紙が来ていないので、締め切りは戸惑うでござるよね。
日付変更と同時に出発の筈なので、追い込み頑張るでござるよー!
拙者は無事にプラン提出したでござる……が、技能やアイテムの設定をちゃんと見直してもう一度提出するでござるよー。
折角行動を指定したのに発揮できないなんて、悲しすぎるでござ候…!

>食事
拙者、アクセサリに荷物カバン(大)を装備しているので握り飯を幾つか忍ばせているという事にしてみたでござる。
持っていけたらでござるが、昼飯を用意できなかった方に分ける旨も入れているでござる。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 28) 2019-01-28 23:52:18
そろそろ出発時間ね。
良い結果になるように祈ってるわ。
みんな相談ありがとう。
また一緒になった時はよろしくね。

《新入生》 櫻井・桜花 (No 29) 2019-01-29 00:06:22
まだプラン提出ボタンありますね。
あと1日あるかしら?

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 30) 2019-01-29 00:09:01
プラン確認のお手紙さんや青い鳥さんは「29日の0時出発」って言ってたけど……
少し時差があるのかもしれないわね?