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【新歓】大通りの屋台を楽しんじゃおう!


ストーリー Story

 今、学園の大通り『ファンタジア・ストリート』には、たくさんの屋台が建ち並んでいる。美味しいグルメや素敵なアクセサリー、学生が作った魔導具(?)などなど、ジャンルもごった煮になっている。
 また、学生達が賑やかに店の中や、通りを歩いて、通りにある屋台を楽しんでいる。
 中には在学生が緊張する新入生を案内している様子も……。

「あら、あなたもこの屋台を見に来たの? もし、一人なら私と一緒に来てくれないかしら?」
 そこに声を掛けてきたのは、魔法薬学を担当している眼鏡の先生、【ルルゥ・アルシィー】だ。ちょっぴり豊満な胸が、最近、気になっているようだが……。
「先生、その書類は……?」
 生徒が指摘するように、ルルゥ先生は、ちょっと分厚い書類を手にしている。
 いや、それだけでなく、背中にはでっかいリュックも背負っている?
「ああ、これ? 申請された屋台の一覧よ。ちゃんと申請した通りになっているかどうか、これからチェックしにいくの。ね、楽しそうでしょう?」
 いや、チェックなのに、楽しそうって……いいのだろうか?
 それにしても、そのリュック……。
「ああ、このリュック? 買った物とかいらなくなった書類を入れる為よ。ほら、邪魔になるでしょう? ああ、安心して、ゴミを入れる所もちゃんと用意しているから」
 そういって振り返るルルゥ先生の笑顔が眩しい。
 もしかして、ルルゥ先生、チェックと言いながら、屋台めぐりを楽しもうという魂胆……いや、まさか……。
「新入生も在校生も、みーんな楽しそうで……本当に素敵なお祭りよね。というわけで、あなたも一緒に楽しみましょう」
 生徒の想いを知ってか知らぬのか、そうニッコリ微笑むと、ルルゥ先生は、屋台へと導くかのように、あなたへと手を差し伸べたのだった。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 7日 出発日 2020-05-13

難易度 簡単 報酬 ほんの少し 完成予定 2020-05-23

登場人物 8/8 Characters
《新入生》シェイミル・ウッズ
 エリアル Lv10 / 芸能・芸術 Rank 1
「うちは、シェイミル・ウッズ。村の外は初めて来たから教えて欲しいんだよ」 「縫い物なら任せてね」 「一緒に音楽はどう??」 【容姿】 体型→やや小さい 髪 →若緑/やや癖毛/腰までの長さ 瞳 →深緑/ぱっちり 服装→ノースリーブワンピース、グラディエーターサンダル、ゼラニウムの花飾り 【趣味】 歌、演奏、裁縫、お絵描き 【性格】 楽しいこと好き、世間知らず
《2期生》シルワ・カルブクルス
 ドラゴニア Lv15 / 村人・従者 Rank 1
細い三つ編みツインテールとルビーのような紅い目が特徴のドラゴニア 元々彼女が住む村には、大人や数人ぐらいの小さい子供たちしかおらず同い年程度の友達がいないことを心配した両親にこの学校を薦められて今に至る 一見クールに見えるが実際は温厚な性格であり、目的である世界の平和を守ることはいわば結果論、彼女の真の目的は至って単純でただの村人として平穏に暮らしたいようである しかし自分に害をなすとなれば話は別で、ドラゴニアらしく勇猛果敢に戦う 一期生にはたとえ年下だとしても「先輩」呼びをするそうだ 「私はただの村人、できる限りのことをしただけです」 「だれであろうと私の平穏を乱す者はすべて叩き伏せます」 ※口調詳細(親しくなったひとに対して) 年下:~くん、~ちゃん 同い年あるいは年上:~さん ※戦闘スタイル 盾で受け流すか止めるかでダメージを軽減しつつ、斧で反撃するという、いわゆる「肉を切らせて骨を断つ」戦法を得意とする
《新入生》ロスト・ナンバー
 カルマ Lv8 / 黒幕・暗躍 Rank 1
いちいち動きがキビキビしている軍人口調のカルマ。 大半の記憶を失い、現代の常識から今までに至る歴史まで再学習中だが年齢相応の振る舞いはできる様子。 人に紛れる為に、しっかりと生物の五感は備えているので魔法陣さえなければ人と区別がつかない。 過去の自爆の影響か、敵国の修復の際に生じたものかは不明だが、無いに等しかった自我がめきめき芽生えてきている。 しかし、まだまだ表情や声の抑揚はぎこちない。 【容姿】 髪:黒髪のソフトモヒカン。デコ出し短髪。 目:瞳が漆黒すぎてハイライトがない。所謂死んだ目。 服:中世ヨーロッパの風の軍服。マント着用。黒地に金の装飾が   施されている。カッチリめ。 魔法陣:右手の甲と喉仏に黒と赤色の魔法陣。 眉と目が近く、目は死んでいるが意志の強そうな軍人らしい精悍な顔つき。体系も細マッチョと男らしさを感じさせる。 【口調】 一人称:小生、自分 「小生はロスト・ナンバー。黒幕・暗躍専攻のカルマであります。よしなに。」
《ゆうがく2年生》樫谷・スズネ
 ヒューマン Lv14 / 勇者・英雄 Rank 1
「ただしいことのために、今の生がある」 「……そう、思っていたんだけどなぁ」 読み方…カシヤ・スズネ 正義感の強い、孤児院生まれの女性 困っている人には手を差し伸べるお人好し 「ただしいこと」にちょっぴり執着してる基本的にはいい人 容姿 ・こげ茶色のロングヘアに青色の瞳、目は吊り目 ・同年代と比べると身長はやや高め ・常に空色のペンダントを身に着けており、同じ色のヘアピンをしていることも多くなった 性格 ・困っている人はほっとけない、隣人には手を差し伸べる、絵にかいたようなお人好し ・「ただしいことをすれば幸せになれる」という考えの元に日々善行に励んでいる(と、本人は思ってる) ・孤児院の中ではお姉さんの立場だったので、面倒見はいい方 好きなこと おいしいごはん、みんなのえがお、先生 二人称:キミ、~さん 慣れた相手は呼び捨て、お前 敵対者:お前、(激昂時)貴様
《人間万事塞翁が馬》ラピャタミャク・タラタタララタ
 カルマ Lv22 / 魔王・覇王 Rank 1
不気味で人外的な容姿をしたカルマの少女。 愛称は「ラピャ子」や「ラピ子」など。 名前が読み難かったらお好きな愛称でどうぞ。 性格は、明るく無邪気でお茶目。 楽しいと面白いと美味しいが大好き。 感情豊かで隠さない。隠せない。ポーカーフェース出来ない。 そしてちょっと短気なところが玉に瑕。 ギャンブルに手を出すと確実に負けるタイプ。 羞恥心を感じない性質で、露出度の高い衣装にも全然動じない。 むしろ前衛的なファッション格好いいと思ってる節がある。 戦闘スタイルは我流の喧嘩殺法。 昔は力に任せて単純に暴れるだけだったが、 最近は学園で習う体術を取り入れるようになったらしい。 しかしながら、ゴリ押しスタイルは相変わらず。 食巡りを趣味としているグルメ。 世界の半分よりも、世界中の美味しいモノの方が欲しい。 大体のものを美味しいと感じる味覚を持っており、 見た目にも全く拘りがなくゲテモノだろうと 毒など食べ物でないもの以外ならば何でも食べる悪食。 なお、美味しいものはより美味しく感じる。Not味音痴。 しかし、酒だけは飲もうとしない。アルコールはダメらしい。 最近、食材や料理に関する事を学び始めた模様。 入学までの旅で得た知識や経験を形に変えて、 段々と身に付いてきた…と思う。たぶん、きっと、おそらく。
《新入生》アルバリ・サダルメリク
 エリアル Lv13 / 黒幕・暗躍 Rank 1
【外見】 糸目だが開いた目をよく見ると緑色 黒い短髪 エルフ系エリアル 見た目怪しい中国人 【性格】 腹黒守銭奴 お金をくれるなら大体なんでもやってくれる いつもなにか含みがある事を言ってる 金を稼ぐのは最早趣味 『口調』 ~ヨ、~ネ。 エセ中国人風 【服装】 中華系の袖の広い服を好んで来ている。 ※アドリブ大歓迎!
《模範生》プラム・アーヴィング
 ヒューマン Lv23 / 賢者・導師 Rank 1
「俺はプラム・アーヴィング。ラム肉を導く修道士だ。…そうは見えない?そりゃそうだ、真面目にヤる気ないからな。ま、お互い楽しく適当によろしくヤろうぜ。ハハハハ!」                                       ■身体 178cm/85kg ■人格 身に降り注ぐ事象、感情の機微の全てを[快楽]として享受する特異体質持ち。 良心の欠如が見られ、飽き性で欲望に忠実、貞操観念が無い腐れ修道士。 しかし、異常性を自覚している為、持ち前の対人スキルで上手く取り繕い社会に馴染み、円滑に対人関係を構築する。 最近は交友関係を構築したお陰か、(犬と親友と恋人限定で)人間らしい側面が見られるように。 現在、課題にて連れ帰った大型犬を7匹飼っている。 味覚はあるが、食える食えないの範囲がガバく悪食も好む。 ■口調 修道士の皮を被り丁寧な口調の場合もあるが、普段は男口調を軸に雑で適当な口調・文章構成で喋る。 「一年の頃の容姿が良かっただァ?ハッ、言ってろ。俺は常に今が至高で完成されてんだよ。」 「やだ~~も~~~梅雨ってマジ髪がキマらないやんけ~~無理~~~二度寝決めちゃお~~~!おやすみんみ!」 「一応これでも修道士の端くれ。迷えるラム肉を導くのが私の使命ですから、安心してその身をゆだねると良いでしょう。フフ…。」 ■好き イヌ(特に大型) ファッション 極端な味付けの料理 ヤバい料理 RAP アルバリ ヘルムート(弟) ■嫌い 教会/制約 価値観の押し付け
《メメルの婚約者☆》仁和・貴人
 ヒューマン Lv33 / 魔王・覇王 Rank 1
「面倒にならないくらいにヨロシクたのむ」                                                                                                                                                 名前の読みは ニワ・タカト 身長:160㎝(本当は158cm位) 体重:45kg前後 好きなもの:自分の言う事を聞いてくれるもの、自分の所有物、メメたん 苦手もの:必要以上にうるさい奴 嫌いなもの:必要以上の労働、必要以上の説教 趣味:料理・・・だが後かたづけは嫌い    魔王っぽく振る舞っている    此方の世界の常識に疎い所がある キャラとしてはすぐぶれる 物理と科学の世界からやってきた異邦人だが、かの世界でも世界間を移動する技術はなくなぜここに来れたのかは不明。 この世界で生きていこうと覚悟を決めた。 普通を装っているが実際はゲスで腹黒で悪い意味でテキトー。 だが、大きな悪事には手を染める気はない。 保護されてる身分なので。 楽に生きていくために配下を持つため魔王・覇王科を専攻することにした。 物欲の塊でもある。なお、彼の思想的には配下も所有物である。 服装は魔王っぽいといえば黒。との事で主に黒いもので固めていて仮面は自分が童顔なのを気にして魔王ぽくないとの事でつけている。 なお、プライベート時は付けない時もある 色々と決め台詞があるらしい 「さぁ、おやすみなさいの時間だ」 「お前が・・・欲しい」 アドリブについて A  大・大・大歓迎でございます 背後的に誤字脱字多めなので気にしないでください 友人設定もどうぞお気軽に

解説 Explan

はい、今回は新入生歓迎会のマジック・オブ・ディライトの、学園の大通り『ファンタジア・ストリート』にて、立ち並ぶ屋台を楽しみます。
水樹が担当するのは、『2日目』となりますので、どうぞ、よろしくお願いしますね。

参加する方は、下記のどちらかを選んで、ご参加ください。

1)屋台を出すよ!
こちらは屋台の店員さんになります。グルメはもちろん、本やアクセサリー、不思議なアイテム(魔導具?)を売ることができます。
どんな物を売るのか、どんなことを目的としてお店を出すのかとか書いていただけると嬉しいです。また、準備の様子も描けますが、当日の朝からとなります。
そこだけ、ご注意くださいね。

2)屋台を楽しんじゃう!
こちらは、お客さんとなって、屋台を楽しみます!
どんなお店を見て回りたいかを書いて、ご参加くださいね。
せっかくの屋台ですから、大盤振る舞い、お金を気にせず楽しんでいただければと思います♪


また、ペアやグループで参加する場合は、「お相手のキャラクター名やID」の記載や「グループ名」の記載をお願いします。
そうしないと、迷子になって、先生と一緒に回ることになっちゃいますので、こちらもお忘れ無く!!

そうそう、一人で屋台を楽しむ方は、何も無ければ、先生と一緒に回ることになります。
いや、どうしても一人がいいんだー! と言う方は、その旨をしっかりプランに書いておいてくださいね。

それと、先生がチェックしに来ますが、人に危害を与えたり、おつりをちょろまかしたりとか、悪いことをしていなければ、基本的に怒られることはありません。ですが、逆にそんなことしてたら、先生がお怒りのお仕置き魔法が炸裂しますので、なるべくやめてくださいね。……ね!!
頼みますよ、ホントに!!


作者コメント Comment
どうも、こんにちは。水樹らなです。
今回は楽しい新入生歓迎会の屋台を担当させていただきます。
屋台のお店の店員さんになったり、お客さんになったりと、楽しくご参加していただければと思います。
ちなみに、ルルゥ先生は甘い物が大好きです。ジャンクフードも大好きですよ☆
それでは、学園の大通り『ファンタジア・ストリート』での屋台めぐりをお楽しみくださいね。皆さんのご参加、お待ちしています♪


個人成績表 Report
シェイミル・ウッズ 個人成績:

獲得経験:27 = 18全体 + 9個別
獲得報酬:675 = 450全体 + 225個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:---
1)裁縫屋さんを開く

●参加理由
お店をやれば色んな人に会えると思ったんだよ!

●行動
裁縫したものを売るお店をやるんだよ。
シュシュとかバッグとかアクセサリーを売る予定なんだ。
ものは、「ソーイングセット」と【裁縫】で作るよ!
だから、布製品メインだよ。
看板やお品書きは【絵画】で頑張って描くんだよ!

色々な人を呼び込みたいから、声をいっぱいかけるんだよ!
例えば【音楽】【歌唱】、気を引くとかはやりたいな。
呼び込みが上手くいかないなら【純白笑顔】だってやってやるんだよ。
最終手段だから使わないで来て欲しいんだ〜。

お友達できるといいんだよ〜名前だけでも覚えて言って欲しいんだ!

シルワ・カルブクルス 個人成績:

獲得経験:21 = 18全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
【行動決定:2】
【同行:ラピャタミャク・タラタタララタ、樫谷・スズネ】
先輩たち(主にラピャタミャク)に振り回されながら、食べ物系の屋台を回ることになる

主に先輩たちの用事と並行してよるところと言えば、たこ焼きにクレープ、学園名物の干しぶどうなど

あとアクセサリー屋も見に行って、何か自分に似合うもしくは自分の興味を惹いたアクセサリーを買っていく

ロスト・ナンバー 個人成績:

獲得経験:21 = 18全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
■買物客で参加
スズネ殿が最近元気がない様に思えた為、気分転換に歓迎会の催しに誘う。

三大欲求の一つでも満たされないと、精神的に脆くなり易い。
先ずは美味しい物を胃袋に居れるのが良いのではないだろうか。
察するという能力は搭載されていない為、直球に食べたいものをスズネ殿に問い、購入は誘った小生が支払う。

悩み事を吐き出してくれればと思うが、機密情報に関わる懸念があるため、無理に深堀や深入りはしない。節度は大事だ。

しかし、出来るだけ彼女の力になりたい。
なんとも感受性の能力に乏しい我が身にもどかしさを覚える。

女性は装飾品を好む傾向にあると聞く。
屋台の中に何か彼女の気に入るものがあれば贈りたいが…さて。

樫谷・スズネ 個人成績:

獲得経験:21 = 18全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
・買い物客としてロストさんと
死の夢を見る課題が終わってからずっと考え込み
ただしいことのために、そう生きてきた
今になってそれすら「正しいこと」なのかも分からず
…歓迎会か そういえばそんな時期でしたね
はい、私でよければ!

屋台は基本ロストさんに連れられて見て回り
その中でふと見つけたアクセサリーの屋台に目を引かれ
そのまま空色のネックレスを二つ買い

ロストさん、一つ持っていてください
押し付けるようにネックレスを渡し
私が「ただしいこと」のために諦めそうになっても
貴方と同じものがこの手にある
そう思うと帰ってこれそうな気がするんです
ご迷惑でなければ…
今更だが、とても恥ずかしいことをしてると思って赤面

ラピャタミャク・タラタタララタ 個人成績:

獲得経験:21 = 18全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
■目的
屋台を巡ってグルメを楽しむ

■行動
特に食べ物関連に絞って屋台を巡るのじゃ。
まずはぐるっと一周見て回るのじゃ。

たこ焼き、焼き鳥、から揚げ、フランクフルト、焼きトウモロコシ、etc…
この辺の昔ながらの定番は外せぬ!
肉巻きおにぎり串、ケバブサンド、チーズホットク、もちもちポテト、etc…
流行りから来た新定番も捨てがたいのじゃ!
かき氷、クレープ、チョコバナナ、フルーツ飴、etc…
スイーツ系の屋台も楽しまねば!
そしてまだ見ぬ珍しい屋台グルメ…
何とこのような店が!?これは要チェックじゃ!



見終わったら、どの店に行くか決めて買いに行くのじゃ。
予算なぞ気にせぬ!思い立ったらレッツゴー、乗り込めぇーーっ!!

アルバリ・サダルメリク 個人成績:

獲得経験:21 = 18全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
【目的】
屋台で儲ける

【行動・心情】
アイヤー、屋台と聞いてワタシが出ないはず無いデショ?
いっぱい稼ぐヨー

屋台は焼きそばがいいネ
いっぱい焼けて、かつ腹にたまるもの
ある程度コスパもいいネ

で、プラムはまだ体を気にしてるのカナ?
ワタシはどちらのプラムでも無問題ダケド

ま、これでも食べるネ

…ワタシは別にどんなプラムでも構わないヨ
たんと食べてたらいいネ
で、筋肉でもなんでもつけたらいいヨ
そもそも見た目で云々言うつもりは無いからネ

ここが成長するのはいい事デショ?(ニヤっとしながらプラム君の胸トントンしながら

さ、ワタシは焼きそば売らなきゃならないネ
そこでプラムは食べていたらいいヨ

ワタシが全て売り終わるまでネ

プラム・アーヴィング 個人成績:

獲得経験:21 = 18全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
■相手
アルバリ・サダルメリク

■屋台散策
良い感じのファッション小物探してたら、どうやらグルメゾーンだなここ。
無意識下の空腹が俺を呼び寄せたかにゃ。

さて、あそこに商魂たくましく焼きそば焼いてるアルバリを発見。

愛しのプラムさんがご来店だぞーって…
無銭飲食キめる前に献上するとは分かってんじゃねーか。
は、まァお陰で筋肉ちゃん達も育ちそうだが。

あん?別に今の体型も気に入ってるけど、ただ服が筋肉でパツパツに…。
ってキャーセクハラ!

…つーかさ、気になっている事があんだけど


『俺達って付き合ってんの?』


焼きそば売り終わるまでに答え出せよ。

仁和・貴人 個人成績:

獲得経験:21 = 18全体 + 3個別
獲得報酬:540 = 450全体 + 90個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
店も楽しみたいが物も売りたい……
そんなわけで移動販売員なんかやってみようと思う

販売する商品は干しブドウ名人【プレグ・イーラッド】氏の干しブドウだ
なにぶん貴重な品だからな…お一人様おひとつ限りでの放出とさせてもらおう
…出来れば新入生に買ってほしい
某先生へのお守りとして
某先生はいつもはいい先生だがたまに暴走するからな……
その時の抑え…いや逆に暴走するか?
まぁ、いいや買った人の好きなようにしてもらおう


覗く屋台は食べ物から小物と色々見てみたいものだな
美味しそうなものがあれば買い食いするしちょっとオシャレで手ごろな値段の小物があれば買いたい

何はともあれ楽しめればいいな

アドリブ、絡み大歓迎

リザルト Result

●楽しい屋台巡り!
 学園の大通り『ファンタジア・ストリート』は今、たくさんの屋台が建ち並び、とてつもない賑わいを見せている。
 その中でも元気に声かけするのは、【シェイミル・ウッズ】。
「いらっしゃいませーいらっしゃいませー! うちが愛情込めて作った、バッグにシュシュ、マスコットはいかがですかー!」
 だが、この賑わいに声が紛れてしまい、足を止める人は少ない。
 そう判断したシェイミルが取った行動は。
「よし、歌おう!」
 自分の得意な歌を店前で歌い、足を止めて貰うのだ。そうすれば、シェイミルが丁寧に描いたイラスト入りの看板に目が入り、愛情込めて作った布製品を手に取ってくれるだろう。
 そのシェイミルの狙いは当たった。
「聞いていただき、ありがとうございます! 良かったらお店の品物も見てってね!」
 その声に吸い込まれるように次々と人が屋台に集まってくる。
「わわ、なんだか予想以上?」
 急に忙しくなって、シェイミルは嬉しい悲鳴を上げる。
「あら、忙しそうね」
 そこに通りかかったのは、【ルルゥ・アルシィー】先生だ。
「先生、お疲れ様だよ! あ、そのバッグは500Gだよ!」
「ふふ、盛況ね。お買い物は落ち着いた頃にまた来るわね。頑張って」
「はい、ルルゥ先生も頑張ってください!」
 そう言いながら、お金の受け渡しをしているシェイミルに、ルルゥ先生もにこにこだ。と、そこに四人の生徒がやってくる。
「忙しい所すまない、ここにネックレスはあるだろうか?」
 そう尋ねるのは、【樫谷・スズネ】(かしや すずね)と共にやってきた、【ロスト・ナンバー】だ。
「布で出来たのならそこにあるけど……違うみたいだね」
 ひょこっと顔を出して、シェイミルは笑顔で対応。
「確か、3つ隣の屋台にアクセサリー屋さんがあったよ。そこに行ってみて」
「忙しいのにありがとう。後でもう一度、ここに来よう」
 スズネもそう笑顔で声を掛けると、シェイミルの笑顔も深まる。
「こっちこそ、ありがとう。待ってるね!」
 その様子を少し離れた所で見ていたのは、【シルワ・カルブクルス】と【ラピャタミャク・タラタタララタ】。
「入らなくていいんですか、ラピャテ……ちがった、ラピャタミャン……じゃなかった」
 なかなかラピャタミャクという名を上手に呼べないシルワに。
「ラピャ子でいいのじゃ。ここは美味しい屋台じゃないしの。邪魔にならないよう遠くから見るだけでいいのじゃ」
「わかりました、ラピャ子先輩」
 目的地を聞き出せたロストとスズネが動き出すのを見て、シルワも動き出す。
「ロスト先輩とスズネ先輩が行きます。私達も行きましょう、ラピャ子先輩」
「次は美味しい屋台に行きたいのじゃ」
 二人もロスト達の後を追うように歩き出した。

●二つのネックレス
 時間は少し遡る。
 スズネは一人、自分の部屋で自問自答していた。
「『ただしいこと』のために、そうあるべきと思って生きていたが……」
 スズネの気持ちと裏腹に、外はお祭りで賑やかになっていく。
「それが……本当に正しいのだろうか」
 先日の課外授業。自分の死を夢で見て、凶悪な敵を倒したが、そのことにより、スズネにある種の悩みが生まれてしまった。
 だから、お祭りに興味が向かなかった。

 ――そのときまでは。

 ロストもまた、スズネの沈んでいる表情を気にかけていた。
(もしや、スズネ殿は新学期の課題で、重大な任務を担っているのでは!?)
 それは盛大な間違いだったりするのだが、それが二人にとって良い方向へと向かった。
 コンコンと、スズネの居る部屋をノックする。
「はい」
 どなたですかとスズネが顔を出すと。
「スズネ殿、今日は歓迎会であります。屋台に行きませんか」
「……歓迎会か。そういえば、そんな時期でしたね」
「それにスズネ殿。皆まで言わなくても小生には分かります」
「えっ……」
 そのロストの言葉に、ドキリとしてしまうスズネ。自分の迷いがロストに気付かれたのではと感じたのだが。
「近々重大任務……いえ、重大で機密な課外活動を任されたと理解しています。ならば、その前に息抜きし気持ちを緩め、よりリラックスした形で任務に集中できるようにするのも必然であります」
「あ、そっち……」
「というわけで、スズネ殿! 小生と出かけましょうぞ!」
「はい、私でよければ!」
 バレたわけではないことにホッとしながらも、ロストの差し出す手に、自分の手を重ねたのだった。

 ――そして、今に至る。
 目的のアクセサリー屋を見つけ、思わず見入ってしまうスズネ。だが、それよりも。
 スズネはそっと隣で興味深そうに、同じく店を見ているロストを見つめた。
 その目が何故か、スズネのそれと重なる。
(もしかしたら、私と同じく、辛い過去を背負っているのかも知れない)
「どうかしましたか、スズネ殿」
「いえ、なんでもありません」
 と、そこに目に入ったアクセサリーが。
「これ、いいかも……」
 空色のネックレス。しかもご丁寧に二つ。
「気に入りましたか?」
 そう声を掛けるロストに。
「ロストさん、一つ持っていてください」
 二つを手にしたスズネは、半ば、押しつけるかのようにもう一つを手渡した。
「え? 小生に、でありますか?」
「私が『ただしいこと』のために諦めそうになっても、貴方と同じものがこの手にある。……そう思うと、帰ってこれそうな気がするんです」
 見上げるようにスズネは続ける。
「ご迷惑でなければ……」
 そこで、スズネは気付いた。今更だが、とても恥ずかしいことをしてると。思わず頬が赤く染まる。
「構いません。まさか小生にもいただけるとは思わなかったので、驚きましたが」
 と、空色のネックレスの近くに、同じ色のヘアピンがあるのを見つけた。
「では、小生からはこれを。確かこれは髪を留めるのに使うのですよね? こうでしたっけ?」
 不器用ながらも、それをスズネのこげ茶色の髪に付けてみせる。
「店主、このネックレスとヘアピンでいくらになりますか?」
「待って。それは……」
「ここに誘ったのは小生。支払いを持つのは当然であります」
 と言っている間にロストは支払いを済ませていく。
「ネックレスもヘアピンも、スズネ殿にとても似合っているのであります」
 沈んだ顔が今は無い。それがロストにとっても嬉しく感じる。
 そして、ロストに渡したネックレスをそのまま付けてくれたことに、スズネはストンと胸の中のわだかまりが落ちるような感覚が生まれた。
(……あぁ、そうか。ただしいとか、そうじゃなくて。私自身が、この人のために何かしたい。……私がこの人と一緒に居たいんだ)

 そんな二人の様子を、後ろに居たシルワとラピャタミャクは、温かい視線で見守っていた。
「よかったのう、シルワ。気にしてたのであろう?」
「あ、はい。少し安心しました」
 何か遠い目をしていたスズネとロストの二人、だが今は、その瞳には新たな輝きが宿っていた。
「では、シルワ。付き合って貰うのじゃ」
「え? ラピャ子先輩?」
 ラピャタミャクの本来の顔がそこに現れる。
「祭りじゃ、屋台じゃ、そしてグルメなのじゃぁーーっ!!」
「ら、ラピャ子先輩ぃーー!?」
 シルワを引っ張って、先ほどまで美味しそうな香りを漂わせるグルメな屋台へと向かうラピャタミャクの姿が、そこにあった。

●美味しいグルメ
「グルメと聞いて、あちきが来たのじゃ! 昔から常にあるような定番の屋台グルメ! 新たに生まれ出てくる流行の屋台グルメ! 今まで見たことがない新種の屋台グルメ! 屋台はグルメの宝庫。じゅるり、おっと涎が」
 ラピャタミャクの、じゅるりと出てしまった涎を。
「ラピャ子先輩、こちらをどうぞ」
 そっとハンカチを差し出し、貸すのはシルワ。
 なんだかとっても息が合っているのは気のせいだろうか。
「こほん……そんなグルメ祭り、行くしかなかろう! さぁ、屋台グルメを目一杯楽しむのじゃーーっ!」
 のじゃー、のじゃー……と山びこが響き渡るかのように、ラピャタミャクは力強く叫んだ。
「では、これから買いあさる感じですね?」
 と、覚悟を決めるシルワに。
「何を言っているのじゃ。まずはぐるっと一周見てからじゃ」
 すぐに突撃するのかと思いきや、ラピャタミャクは慎重に屋台を品定め。
 早速二人は屋台にどんなものが並んでいるのかのチェックへ。
「たこ焼き、焼き鳥、から揚げ、フランクフルト、焼きトウモロコシ……この辺の昔ながらの定番は外せぬ!」
「そうですね、どれもとっても美味しそうです」
「肉巻きおにぎり串、ケバブサンド、チーズホットク、もちもちポテト……流行りから来た新定番も捨てがたいのじゃ!」
「そうですね。見た目も面白そうですし、美味しそうです」
「かき氷、クレープ、チョコバナナ、フルーツ飴……スイーツ系の屋台も楽しまねば!」
「スイーツも捨てがたいですよね。私もそう思います」
「そして、まだ見ぬ珍しい屋台グルメ……むむ、あれはなんじゃ!?」
 行列の先に店が見えた。牛乳の上にクリーミーな焦げ茶色したものが乗っかった見るからに映える飲み物を売っている。
「ダルゴナコーヒーって書いてありますよ」
「なんと! このような店が!?」
「他にもカラフルなわたがしもありますよ」
「ぬおっ! あれもすごいのう! ……これは要チェックじゃ!」
 と、一応、ぐるっと回った後で。
「見るだけでも疲れましたね。ラピャ子先輩、行く所は決めま……」
「よし、シルワ! あそこからあそこ、あっちからあっちは全部食べに行くのじゃ! それと、さっきのゴダゴダなんとかと、でっかいカラフルわたがしも食べるのじゃ!」
「ダルゴナコーヒーですよ、ラピャ子先輩。……やっぱり全部でしたか」
「なーに、汝は全部食べなくて良いぞ。食べられる範囲で構わんのじゃ!」
「でも予算が……」
「予算なぞ気にせぬ! 思い立ったらレッツゴー、乗り込めぇーーなのじゃっ!」
「わ、ラピャ子先輩ぃーーー!」
 付き合わされるシルワは、たまったもんではないのだが、こんなに楽しそうで美味しそうに屋台のグルメを全て食べ尽くす(!)ラピャタミャクの様子を見てると、なんだかとっても楽しい。
「ん? シルワも食べたいのかの? ほれ、食べてみ。美味なのじゃ」
「はぐ……むぐむぐ、ええこれ美味しいですね」
「じゃろ? お祭りの屋台は、これがあるから止められないのじゃ」
 と、ほっぺにあったソースを、ペーパーナプキンで拭ってやる。
「ラピャ子先輩、ついてましたよ」
「お、ありがとなのじゃ。シルワは良い後輩になりそうじゃの」
 そう笑みを浮かべるラピャタミャクに。
「そういってもらえると、私も嬉しいです」
 シルワも嬉しそうに微笑んだ。

●ア・ツ・イ攻防戦?
 一方こちらは、とある焼きそば屋台。
「アイヤー、屋台と聞いてワタシが出ないはず無いデショ? いっぱい稼ぐヨー」
 そう糸目で気合いを入れているのは、【アルバリ・サダルメリク】。
 アルバリはこの日の屋台のために、事前にここを訪れる客層や周辺の情報を集めて、屋台の内容を決めた。
「屋台は焼きそばがいいネ。いっぱい焼けて、かつ腹にたまるもの……それに、ある程度コスパもいいネ」
 それだけではない。
 焼きそばは、二種類用意した。
 女性向けには、さっぱりとした塩焼きそば。
 そして、男性向けには、定番のソース焼きそば。
「美味しい焼きそば焼いてるヨー! はい、アナタもドゾー!」
 チラシも配って、お客さんにアピールも忘れていない。
「サーテ、どんどん焼きましょカー!」
 袖をまくって、野菜と麺を炒めていく。

「良い感じのファッション小物探してたら……グルメゾーンだな、ここ。無意識下の空腹が、俺を呼び寄せたかな?」
 美味しそうな匂いに誘われて来たのは、【プラム・アーヴィング】。
「おや、あそこにいるのは、アルバリ?」
 プラムは賑やかな屋台の中、知り合いの姿を見つけると、そそくさとその方へ向かうのだった。

「愛しのプラムさんがご来店だぞー」
「オヤ、プラム。ようこそ、ワタシの屋台へー」
 さっそくアルバリがプラムを迎え入れる。
「で、プラムはまだ体を気にしてるのカナ? ワタシはどちらのプラムでも無問題ダケド……ま、これでも食べるネ」
 と、アルバリは出来たばかりの大盛りソース焼きそばをプラムへ渡した。プラムは有難く受け取り、そのまま屋台の側にある席に座る。
「無銭飲食キめる前に献上するとは、分かってんじゃねーか。は、まァお陰で筋肉ちゃん達も育ちそうだが」
 席に座ったプラムは、ぱきっと割り箸を割って食べ始める。
「……ワタシは別に、どんなプラムでも構わないヨ。たんと食べてたらいいネ。で、筋肉でもなんでもつけたらいいヨ。そもそも見た目で云々言うつもりは無いからネ」
 アルバリは、水の入ったコップをプラムの側に置いた。
「あん? 別に今の体型も気に入ってるけど、ただ服が筋肉でパツパツに……」
 どうやら気にしていないプラムの言葉に、アルバリはニヤッと笑みを浮かべ。
「ここが成長するのは、いい事デショ?」
 プラムの胸をトントンしてみせた。
「って、キャーセクハラ!」
 そそくさと逃げるように、アルバリは屋台の中へ。
「さ、ワタシは焼きそば売らなきゃならないネ。そこでプラムは食べていたらいいヨ」
 戯けるアルバリにプラムは、ため息一つ。
「まあいいけど……つーかさ、気になっている事があんだけど」
 焼きそばを焼くアルバリに、プラムは言う。

「俺達って付き合ってんの?」

「えっ?」
 思わず、アルバリの手が止まるが、すぐに。
「ワタシが全て売り終わるまでネ」
 そうアルバリが声を掛けると、プラムは焼きそばを食べながら。
「焼きそば売り終わるまでに答え出せよ」

 アルバリはプラムに対して、好きとは言ってはいないが、憎からずは思っている。
 最近、筋肉がつき始めたプラムには少し驚いたものの、その気質、中身を気に入っていたので、外見はあまり気にしていなかった。
 だからこそ、焼きそばを渡して、普通に食ってそのままでいろと伝えてあげたかったのだ。
(かといって、自分から『好き』というよりは、言わせたいヨネー)
 今は忙しいアルバリを手伝ってくれるプラムを、そっと盗み見て悩む。

 ――いっそ、言ってしまおうか?

「ああ、ダメネー」
「どうかしたのか? 焼きそば焦がした?」
「違う違う、好きって言わせたいのに、なかなか言わせられナイから困っているノネー……アッ!!」
 その言葉にプラムはにんまりと笑みを浮かべた。
「ちゃんと言えたじゃないか」
 嬉しそうに笑顔を見せるとプラムは。
「!!」
 アルバリの唇をそのまま奪って見せた。

●怪しくありませんよ、怪しくないってば!
 店も楽しみたいが物も売りたい……!!
 そんな【仁和・貴人】(にわ たかと)の欲望を叶えるため編み出したことが。
「極上のブツだぜ……」
 移動屋台で貴人は怪しい笑みを浮かべ、何かを売っている。
「干しブドウ名人【プレグ・イーラッド】氏の干しブドウだ! なにぶん貴重な品だからな……お一人様おひとつ限りで」
 ちなみに某先生に見つかったら、たぶん、命が無い……かもしれない。
 と、そこにラピャタミャクとシルワが通りかかった。
「ほう、干しブドウか。一つ貰おうなのじゃ」
 さっそくラピャタミャクが一つ購入。
「おや、君は確か……新入生?」
 シルワを見て、貴人は瞳を輝かせた。
「お一ついかがかな? 某先生へのお守りとして。いやあ、某先生は、いつもはいい先生だが、たまに暴走するからな……」
 と言うと、持っていた干しブドウを押しつけた。
「見つかるなよ……何かと、うるさいのがいるからな……」
 干しブドウだけでなく、おまけの何かも手渡して。
「見つかると、なにがいけないのかしらー?」
「ふおっ!!」
 飛び上がり、貴人が振り向くと、そこにはルルゥ先生が立っていた。よかった、例の先生では無かったと、貴人は胸をなで下ろす。
「もう、干しブドウをそんな風に売ってたら、勘違いしちゃうわよ。でもその干しブドウ美味しそうね」
「極上ですからね。今ならレーズンクリームサンドのレシピもつけますよ」
 その言葉にルルゥ先生、目が光った。
「買ったわ! ひとつと言わず3つよ」
「残念、先生といえども、お一人様お一つでお願いします」
「あら、残念。でもこのレシピはいいわね」
 干しブドウをゲットできて、ルルゥ先生はホクホク顔だ。
「それと……その、売り物は悪くないけど」
 ルルゥ先生は貴人の耳元でこう囁いた。
「あの先生には見つからないようにね」
「それはもう!!」
 握りこぶしを高々と掲げて、貴人は叫ぶ。
「干しブドウのおいしさを広める為にも!」
「こっそり頑張ってね。それと、変な風に売らないこと」
「あ、はい」
 しっかりと釘を刺されてしまったが、こっそりと干しブドウを売りながら、焼きそばを買ったりしている。
「おや、これは便利そうだな」
 貴人が足を止めたのは、シェイミルの屋台だった。小さめのポーチ、しかもベルトに通して使えるようだ。
「いかがですか? あるだけで終わりなんです」
「では一つ貰おう」
 良い買い物をしたと貴人もまた、嬉しそうに屋台車を引きずって去って行く。
「こんばんは。ちょっと遅れたけれど、いいかしら?」
「あ、ルルゥ先生! お疲れ様です!」
「まあ、もうこれだけになってしまったの? 確か、かなり品物がたくさんあったと思ったんだけど」
 そういうと、シェイミルは。
「そうなんです。もうこれだけしかなくなっちゃって、ルルゥ先生の欲しいもの、ありますか?」
「ふふ、目をつけていたものはあるわ」
 嬉しそうにシュシュとトートバッグを手に、精算を始める。
「とっても頑張ってたみたいね。そうそう聞いたわよ。素敵な歌を聞ける上に、とても素敵なグッズが買えるって」
 袋に包まれた品物を受け取って、ルルゥ先生は笑顔で言う。
「シェイミルさん、お疲れ様。一段落したら、あなたも一緒に屋台グルメ食べない?」
「え? いいんですか?」
「もちろん。ぜひお願いしたいわ。……ちょっと買い過ぎちゃって、私一人じゃ食べきれないの」
 振り返り、はち切れそうな鞄を見せると、シェイミルは思わず、くすりと笑う。
「いいですよ。先生、一緒に食べましょう」



課題評価
課題経験:18
課題報酬:450
【新歓】大通りの屋台を楽しんじゃおう!
執筆:水樹らな GM


《【新歓】大通りの屋台を楽しんじゃおう!》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《新入生》 シェイミル・ウッズ (No 1) 2020-05-06 10:58:51
屋台を出したいと思っているシェイミル・ウッズだよ!!
裁縫が好きだから、なにか作ろうかなと思ってるよ!

《2期生》 シルワ・カルブクルス (No 2) 2020-05-07 00:09:28
村人・従者コースのシルワ・カルブクルスです
私は、店を見て回りたいですね
よければ、どなたか一緒に行きませんか?

《メメルの婚約者☆》 仁和・貴人 (No 3) 2020-05-07 10:12:12
魔王・覇王コースの仁和だ。

店も楽しみたいが物も売りたい……
そんなわけで移動販売員なんかやってみようと思う。
がっつり物売る感じでもないし売ろうと思ってるモノがモノだからな。


《人間万事塞翁が馬》 ラピャタミャク・タラタタララタ (No 4) 2020-05-10 15:05:43
らぴゃたみゃくたらたたららた!
魔王・覇王コースのラピャタミャク・タラタタララタなのじゃ。

あちきは屋台を見て回る側じゃ。
グルメがあちきを呼んでおるのじゃ!

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 5) 2020-05-12 23:59:10
おー、ぶらぶら楽しんでくるかー