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犬は荒れ野で狩りをする


ストーリー Story

●兆候。
 五月のある朝。学園にグラヌーゼに異変が起きたという一報が入ってきた。
「一晩のうちにグラヌーゼの居住地帯から、野良犬と一部の飼い犬が忽然と消えてしまったとか。加えて残りの飼い犬も様子がおかしくなっているそうで」
「どのようにじゃな」
「飼い主にも手がつけられないほど凶暴化しているんです。人が噛まれる事故が続出しているらしくて」
「ふむう、面妖な話じゃの。何か心当たりになるようなことは?」
「住民にも分からないそうです。ただ、先程言った野良犬と一部の飼い犬が、大群を作って北部方面に走って行くのを見たという情報が入ってきております」
「分かった。早急に勇者候補生を向かわせよう。グラヌーゼといえば、もとより魔の気配の濃い土地柄であるからの。あやしげなものが蠢き出しておらんとも限らんて」
 かくして学園の生徒達は、グラヌーゼ南部の村々へ向かった。
 実地に調査してみて分かったのだが、犬たちは聞きしに勝る荒れようであった。唇をめくれ上がらせ歯を剥き出し、敵意しかないような形相。人が近づこうとすると吠えまくり、食いついてくる。
 仕方がないので飼い主は、犬を繋いだまま、もしくは檻に閉じ込めたままにしている。散歩はもちろん無理。エサや水も離れたところから棒で押しやってやらねばならない。
 皆いきなり飼い犬が攻撃してきたことに戸惑い、やるせない気持ちでいる模様。犬をかわいがっていた者ほどその傾向が強い。特に子供は随分傷ついている。檻に閉じ込められている飼い犬を前に、泣いている幼い女の子を見た。
「スポット、あたちよ、どちておこってるの、きのうまで、いっちょにあそんでたでちょう」
 このままでは人のためにも犬のためにもならない。そう思った生徒達は、いち早い解決を心に誓った。
 ひとまずは――グラヌーゼ北部に向かう。犬の群れが移動した先に、原因を解明するカギがあると思ったから。

●逃げる者、追う者。
 グラヌーゼ北部。
 乾風吹き荒れる不毛の地。生えているのは悪環境に耐え得るしぶとさを持った雑草だけ。その雑草さえも地をすべて多い尽くすとはいかず、至るところで荒れた地表が剥き出しになっている。
 まさに地の果てといった情景。当然だが、こんな場所に住む人間はほとんどいない。

 荒れ野。丘と丘に挟まれたとある窪みに、丸太小屋が建っている。短い夏の時期、羊へ草を食ませにこの地を訪れる羊飼いが使う、夜番のための小屋だ。
 まだ羊を連れてくる季節ではないため、窓も扉も閉じられている。外から明かりは入ってこない。
 木目の浮き出した床を野ネズミたちが動き回っている。床下に巣があるのだ。人間がいない時期、小屋は彼らのものである。
 その野ネズミたちの動きが急に止まった。あやしむように耳を立て髭を震わせ、目にも留まらぬ早さで床穴へ飛び込んで行く。
 数秒遅れて一人の人間が、閉じた扉を擦り抜け入ってきた。体が若干透けている――リバイバルの女だ。
 至る所焼け焦げ擦り切れたローブに身を包んでいる。体の線を見る限り、随分痩せている。
 ローブについた帽子を頭からすっぽり被っているので、顔がよく分からない。あせた金色の髪が肩口にこぼれている。
 彼女は小屋に入るや力を使い果たしたように膝をついた。喉を吐き出しそうなほど激しい咳を繰り返した。
 数分ほどして咳が落ち着いた後、両手を落ちつかなげに握り合わせ、周辺の気配をうかがう。何かに脅えている様子だ。
 無数の犬の遠吠えが切れ切れに聞こえ始める。
 遠吠えはどんどん近づいてきた。そして、殺気走った唸り声に変わった。
 小屋の外から次々に、体当たりがかけられる。壁板が所かまわず引っ掻かれる。しかし小屋はそれなりに頑丈に作られている。その程度の攻撃で、破壊出来るものではない。
 そこに一匹の筋骨隆々としたマスチフが現れた。破格に大きい。体高が2メートルはあるのではないだろうか。体色はつややかな黒。瞳は黄色。
 他の犬たちがすみやかに、マスチフのため道を開ける。
 マスチフは小屋に歩み寄る。口から猛烈な炎を吐く。
 丸太小屋が一瞬で炎に包まれた。女が悲鳴を上げて飛び出してきた。
 その姿を見たマスチフは口元に嘲りを浮かべる。女の前に立ちはだかり、人間のように喋る。
「さあ、教えろ。俺の呪いを解く鍵を。早く。お前は知っているだろう」
 女は上ずった声をあげ、首を振った。
「知らない、分からない――覚えてないのよ、本当に! 本当なのよ!」
 マスチフの目がぐわっと見開かれた。その口から炎と共に怒声が飛び出す。
「ならここでもう一度死ね、消え損ないのカス女!」
 犬の群れがいっせいに女目がけて殺到する。
 無数の牙がリバイバルの、魔力で再構築された体を噛む。歯形を付け、血を流させる。

●救出。
 グラヌーゼにしては、珍しく晴れ渡った月夜。
 灰色の丘の彼方から風に乗って、たくさんの犬の鳴き声が聞こえてくる。切れ切れに。
「聞こえたか」
「ああ、聞こえた。向こうだ」
 生徒達は音がする方へと足を進めた。紙みたいに乾いた草を踏み締め、針金のように痩せた木立を迂回して。
 そして、とうとう犬の群れを見つける。
 全部でざっと……100匹程度いるだろうか。燃え盛る小屋の傍らで、一人の女に襲いかかっている。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 6日 出発日 2020-06-06

難易度 普通 報酬 通常 完成予定 2020-06-16

登場人物 8/8 Characters
《甲冑マラソン覇者》朱璃・拝
 ルネサンス Lv29 / 武神・無双 Rank 1
皆様こんにちは。拝朱璃(おがみ・しゅり)と申します。どうぞお見知りおきを。 私の夢はこの拳で全てを打ち砕く最強の拳士となる事。その為にこの学び舎で経験と鍛錬を積んでいきたいと思っておりますの。 それと、その、私甘い食べ物が大好きで私の知らないお料理やお菓子を教えて頂ければ嬉しいですわ。 それでは、これからよろしくお願いいたしますわね。
《模範生》プラム・アーヴィング
 ヒューマン Lv23 / 賢者・導師 Rank 1
「俺はプラム・アーヴィング。ラム肉を導く修道士だ。…そうは見えない?そりゃそうだ、真面目にヤる気ないからな。ま、お互い楽しく適当によろしくヤろうぜ。ハハハハ!」                                       ■身体 178cm/85kg ■人格 身に降り注ぐ事象、感情の機微の全てを[快楽]として享受する特異体質持ち。 良心の欠如が見られ、飽き性で欲望に忠実、貞操観念が無い腐れ修道士。 しかし、異常性を自覚している為、持ち前の対人スキルで上手く取り繕い社会に馴染み、円滑に対人関係を構築する。 最近は交友関係を構築したお陰か、(犬と親友と恋人限定で)人間らしい側面が見られるように。 現在、課題にて連れ帰った大型犬を7匹飼っている。 味覚はあるが、食える食えないの範囲がガバく悪食も好む。 ■口調 修道士の皮を被り丁寧な口調の場合もあるが、普段は男口調を軸に雑で適当な口調・文章構成で喋る。 「一年の頃の容姿が良かっただァ?ハッ、言ってろ。俺は常に今が至高で完成されてんだよ。」 「やだ~~も~~~梅雨ってマジ髪がキマらないやんけ~~無理~~~二度寝決めちゃお~~~!おやすみんみ!」 「一応これでも修道士の端くれ。迷えるラム肉を導くのが私の使命ですから、安心してその身をゆだねると良いでしょう。フフ…。」 ■好き イヌ(特に大型) ファッション 極端な味付けの料理 ヤバい料理 RAP アルバリ ヘルムート(弟) ■嫌い 教会/制約 価値観の押し付け
《新入生》馬場・猿二
 ルネサンス Lv8 / 武神・無双 Rank 1
(未設定)
《新入生》ナレディ・ディトゥーニャ
 ルネサンス Lv8 / 勇者・英雄 Rank 1
『我は一族を護る為の力、そして強き伴侶を求めてガクエンの門を叩いた。ここは地面が固く、大地と隔たりがあるようで慣れん。お前らはこんなので平気なのか?…信じられんな。』                              ――――――― 【種族】 アフリカスイギュウのルネサンス 【性格】 健康的で美しい容姿をしているが、争いの絶えない土地で育ち、幼少より生き残るべく戦闘技術を骨の髄まで叩き込まれてきた為『諍いは力の優劣で決める』脳筋気味の思考をしている。 気性はかなり荒く、一度敵対したら徹底抗戦するが、仲間思いでもあるので学友には努めて理性的に接し親切にしてくれる。 「ただしライオン、貴様は許さん。殺す。」 彼女の部族では文字は一般的でなく、族長や祈祷・呪術師が扱う特別で神聖なものだったので座学は不得手な様子。 なので、貴方が勉学を教えてあげれば大変感激し「我らはもう親族だ!ボト族の地を訪れた時は集落全体で歓迎の宴をしよう」と喜ぶだろう。 男なら彼女を口説く方法として有用だ。 「おお!そうか、ならば我は喜んで妻になろう。」 「―お前が我に勝てたならな!」 …最後には必ず戦闘に入るが。 因みに、パンツは履いていない。 そんな文化はない。 【好き/好意的】 グリーンスムージー(文明が発達した国で口にして感動した) 強い男 ボト族 土、草地(舗装されていない地面) 空 ダンス(宴/祭) 【嫌い/敵対的】 ライオン(ルネサンス、原種問わず) 牛肉 自分の意見がハッキリしない者
《這い寄る混沌》ニムファー・ノワール
 アークライト Lv20 / 王様・貴族 Rank 1
ニムファー・ノワール17歳です!(ぉぃぉぃ ニムファーは読みにくいかも知れないので「ニミィ」と呼んでくださいね。 天涯孤独です。何故か命を狙われ続けてます。 仲間やら友人はいましたが、自分への刺客の為に全て失ってしまいました。 生きることに疲れていた私が、ふと目に入った学園の入学案内の「王様・貴族コース」を見て考えを改めました。 「自分が命を狙われるこんな世界、変えて見せますわ!」 と思っていた時期が私にもありました(遠い目 今ではすっかり学園性活に馴染んでしまいました。 フレンドになった方は年齢にかかわらず呼び捨てタメ口になっちゃうけど勘弁してね、もちろん私のことも呼び捨てタメ口でも問題ないわよ。 逃亡生活が長かった為、ファッションセンスは皆無な残念女子。 な、なによこの一文。失礼しちゃうわ!
《人間万事塞翁が馬》ラピャタミャク・タラタタララタ
 カルマ Lv22 / 魔王・覇王 Rank 1
不気味で人外的な容姿をしたカルマの少女。 愛称は「ラピャ子」や「ラピ子」など。 名前が読み難かったらお好きな愛称でどうぞ。 性格は、明るく無邪気でお茶目。 楽しいと面白いと美味しいが大好き。 感情豊かで隠さない。隠せない。ポーカーフェース出来ない。 そしてちょっと短気なところが玉に瑕。 ギャンブルに手を出すと確実に負けるタイプ。 羞恥心を感じない性質で、露出度の高い衣装にも全然動じない。 むしろ前衛的なファッション格好いいと思ってる節がある。 戦闘スタイルは我流の喧嘩殺法。 昔は力に任せて単純に暴れるだけだったが、 最近は学園で習う体術を取り入れるようになったらしい。 しかしながら、ゴリ押しスタイルは相変わらず。 食巡りを趣味としているグルメ。 世界の半分よりも、世界中の美味しいモノの方が欲しい。 大体のものを美味しいと感じる味覚を持っており、 見た目にも全く拘りがなくゲテモノだろうと 毒など食べ物でないもの以外ならば何でも食べる悪食。 なお、美味しいものはより美味しく感じる。Not味音痴。 しかし、酒だけは飲もうとしない。アルコールはダメらしい。 最近、食材や料理に関する事を学び始めた模様。 入学までの旅で得た知識や経験を形に変えて、 段々と身に付いてきた…と思う。たぶん、きっと、おそらく。
《終わりなき守歌を》ベイキ・ミューズフェス
 ローレライ Lv27 / 教祖・聖職 Rank 1
深い海の色を思わすような、深緑の髪と瞳の彷徨者。 何か深く考えてるようにみえて、さして何も考えてなかったり、案外気楽にやってるのかもしれない。 高価そうな装飾品や華美な服装は好まず、質素で地味なものを好む。 本人曰く、「目立つということは、善きものだけでなく悪しきものの関心も引き付けること」らしい。 地味でありふれたものを好むのは、特異な存在として扱われた頃の反動かもしれない。 神には祈るが、「神がすべてをお救いになる」と盲信はしていない。 すべてが救われるなら、この世界に戦いも悪意もないはずだから。 さすがに口に出すほど罰当たりではないが。 ◆外見 背中位まで髪を伸ばし、スレンダーな体型。 身長は160センチ前半程度。 胸囲はやや控えめBクラスで、あまり脅威的ではない。 が、見かけ通りの歳ではない。 時折、無自覚にやたら古くさいことを言ったりする。 ◆嗜好 甘いものも辛いものもおいしくいただく。 肉よりも魚派。タコやイカにも抵抗はない。むしろウェルカム。 タバコやお酒は匂いが苦手。 魚好きが高じて、最近は空いた時間に魚釣りをして、晩ごはんのおかずを増やそうと画策中。 魚だって捌いちゃう。
《ココの大好きな人》アンリ・ミラーヴ
 ルネサンス Lv18 / 教祖・聖職 Rank 1
純種が馬のルネサンス。馬の耳と尻尾を持つ。 身長175cm。体重56kg。 16歳。 性格は温厚。 あまり表情を変えず寡黙。 喋る際は、言葉に短く間を置きながら発していく。 少しのんびりした性格と、言葉を選びながら喋るため。 思考や文章は比較的普通に言葉を紡ぐ。 表現が下手なだけで、年相応に感情は豊か。 好奇心も強く、珍しいものを見つけては、つぶらな瞳を輝かせながら眺めている。 群れで暮らす馬の遺伝により、少し寂しがり屋な面もある。 やや天然で、草原出身の世間知らずも合わさって時折、突拍子の無い発言をする。 好きな食べ物はニンジン。 食べていると美味しそうに目を細めて表情を和らげる。 趣味はランニング。運動自体を好む。 武術だけは、傷付ける行為を好まないため苦手。 入学の目的は、生者を癒し死者を慰める力を身に着ける事。

解説 Explan

 皆さんこんにちは。Kです。
 今回の課題は、犬の群れに襲われている女性を救出、保護すること。
 女性はリバイバルですが、今現在ちょっと衰弱気味でして、自力で犬の群れを追い払うことは出来ません。普通の犬でも群れとなれば、とんでもない脅威です。リバイバルはいわゆる『霊体』的種族ではありますが、生者同様物理攻撃によってダメージを受けます。現在進行形で噛まれまくっていますので、なるべく早く助けてあげてください。
 犬たちに起きた異変の中核となっているのは、一見してすぐ気づけると思いますが、巨大マスチフです。この魔物をこの場から退散させることさえ出来れば、凶暴化した犬たちはもとに戻ります。野良犬たちも女性を襲うのをやめ、散って行きます。
 マスチフは魔物です。かなりの強さを持っていますが、この場での戦闘にそれほど固執はしていません。なので、ある程度ダメージを与えることが出来ればそのまま退散して行きます。
 マスチフの詳細については女性を救出した際、ある程度聞き出すことが出来ます。女性自身のことについても。
 彼女はとりあえず行くところがありませんので、ことが片付いた後は、学園の方に連れ帰ってあげてください。
 以下、ざっとした状況図解です。

――――――――

□=20m×20m
■=燃えてる小屋
◎=リバイバルの女性
●=火を噴くマスチフ
△=雑魚犬

□□□■□□□
□□△△△□□
□□△◎△●□
□□△△△□□ 
□□□□□□□
□□□□□□□

PCはこちら側から接近している。

――――――――


作者コメント Comment
 Kです。
 今回は初めての戦闘シナリオになります。
 敵は犬100匹+犬型魔物1匹。
 数こそ多いですが、犬はあくまでも普通の犬なので、勇者候補生にとってそれほどの脅威ではないはずです。
 まず女性を確保した後魔物に注力するという形をとれば、やりやすくなるかと思われます。


個人成績表 Report
朱璃・拝 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
現場に到着したら真っ直ぐマスチフの方へ駆けてゆきます。ただマスチフが女性に何か言っているようなので、聴覚強化で聞き取れないか試してみますわ。『呪い』という言葉が聞ければ

(あのマスチフが何かの呪いにかけられているという事でしょうか?)

と考えを巡らせます

マスチフの所へ辿りついたら、プラム様が話しかけますのでその間マスチフの正面に立ち女性の方へ行かないよう牽制。雑魚犬の動向にも注意を払っておきますわ

女性が保護され、マスチフがプラム様の言に耳を傾けない場合は戦闘。立体機動でマスチフを攪乱しつつ魔牙で攻撃。さらに祖流還りからの真中正拳突きをマスチフの眉間に叩き込みますわ。相手の攻撃は心頭滅却で耐えますわ

プラム・アーヴィング 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
■マスチフとの対話を試みる
仲間と共に進路を塞ぐ犬を【ウィズマ・アーダ】で対処し、マスチフの元へ走る。

【清廉のオルゴール】でマスチフや犬の鎮静化を試みる。

その後、諍いの原因を聴取し、妥協点や解決策を模索出来ないか【人心掌握学/心理学/会話術/演技/説得】で対話を試みる。

■戦闘
マスチフの物理・炎攻撃は【二段ジャンプ/緊急回避】で回避か、【プチシルト/紅バラのキャンドル】で耐える。

攻撃は【マド】。
状況見て応戦はしっかりするぜ。
そこまで危機感が無いわけじゃねえしよ。


■回復
全てが終わった後、負傷した犬を【リーラブ】で回復する。

■その他
飼い主の居ない大型犬を一匹引き取ろうと試みる。
沢山居る犬をモフりたい。

馬場・猿二 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
ワンちゃん可愛い…!
でも、助けるためには仕方ないよね!
【発煙筒】を投げ込んで犬ちゃんな視界や方向感覚を狂わせたいぞ!
味方の誰かが女の子の所まで到達した瞬間が投げ頃かな!?
文字通り煙に巻いて逃げて貰いたい!
【気配察知】で何とか!リバイバルの子を見つけ出せれば良いけど!
投げ終わったら犬の濁流に揉まれたいな!
【全力防御】で我慢しながら犬と煙を目隠しにして魔物に
不意打ちを仕掛ける!?

ナレディ・ディトゥーニャ 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
■道と盾
犬の群れと接触したら【祖流還り】で、アフリカスイギュウ特有の巨躯と角で蹴散らし、リバイバルの女の元までの道を作る。
また、残り時間いっぱいまで【祖流還り】での巨躯や【紅バラのキャンドル】で女の盾となり、犬や炎から守る。

また、仲間の意図を汲みつつ動こう。

■犬
飼い犬が紛れ、これを殺したとなれば主人が悲しむ。

肉食は噛みついて攻撃するのが得意だ。
だから、槍の柄で防御し、噛みついた所を遠くに放り投げるか、石突で突き飛ばし対処する。

マスチフと何かしら決着が付くまで、ベイキとリバイバルの女の盾となろう。

マスチフ、又は犬を攻撃せねばならない場合は以下を使う。
【ランスステップ/二連突き/勇者斬り/魔牙】

ニムファー・ノワール 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
まずはリバイバルの女性を救出しないとね。
【号令の鞭】で女性とは違う方向に誘導してみるわ。
それでも駄目なら諦めて鞭で排除していくつもりよ。
うまく犬の包囲が崩れたら、そこからリバイバルの女性のところまで駆け寄って【衝撃享受】使いつつカバー。
隙を見て女性を仲間に渡して脱出を試みてみるわ。
脱出が成功したなら、しばらくは雑魚犬の排除、誘導に専念ね。
効くかどうか分からないけど【挑発】で自分にターゲットを向けさせつつ減らしていきたいわね。
雑魚犬がほぼいなくなったら、マスチフ退治ね。
ここからは【覚醒Ⅰ】【白翼飛翔Ⅰ】【飛行】【流星落とし】で一気に勝負を決めにいくわよ。

ラピャタミャク・タラタタララタ 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
■目的
マスチフを撃退する

■行動
あちきはマスチフに専念じゃ。
守るのも手加減するのも苦手、そっちは皆に任せて元凶を止めるぞ。

まずは側面から突っ込んで体当たり(カ9)。
続けて、雷装を纏い長柄の斧を攻撃するのじゃ。

敵の攻撃には反撃。食らいながらも斧で叩き返す。
度重なる攻撃は無痛のいたみで耐え、大振りの攻撃を身代わりうさぎで無効化。
ダメージが溜まってきたら特級薬草で体力を回復。イグルラーチの加護で気力も回復。
伊達に魔神を名乗っておらん!あちきはそう簡単には止まらぬぞ!

体力が尽きたらリブートで復活して、最後の力を振り絞って暴君誕生。
斧を振り回してブチのめしてブチのめして倒れるまでブチのめすのじゃーーっ!!

ベイキ・ミューズフェス 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
私は女性の保護、回復を優先し行動
匂い袋を持って仲間と共に女性のもとへ向かい、仲間が犬達を食い止めてる隙に、女性を連れて犬達から少しでも離れて距離をとって

匂い袋の匂いを嫌って、犬達が近寄りたがらないようなら上々

女性が動けないなら肩を貸す等して、祈祷で女性を回復
女性がある程度回復したら、簡易救急箱の道具で応急処置して、犬達から離れた場所に居るように女性へ声かけ

女性の安全を確保できたら、負傷した仲間を祈祷で回復したり、アクラでマスチフ、犬を牽制
犬は生物学、医学の知識を活かしなるべく傷つけないようにしたいですけど、仲間や女性の危機ならやむを得ません

応戦後は小屋の火をアクラで鎮火したり負傷者へ応急処置を

アンリ・ミラーヴ 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
雑魚犬の囮になる。

巨大マスチフを倒せば、犬達は正気に戻る気がする。
犬達がマスチフと戦う俺の仲間を邪魔しないよう、俺が犬達を誘導。
犬達を傷付けないため俺は演奏と回避と防御だけ行う。

干し肉を咥えて、犬達に向かって斜めに真っ直ぐ、全力ダッシュ。
状況図解の一マス内に俺と犬が一緒に入るくらい接近したら、右側へカーブして大きく時計回りに全力ダッシュを続ける。
何度も振り返って犬達を確認。誘導出来てなかったら、改めて犬達に向かう。
俺が犬達より速すぎたら、通常移動も行って距離を調節。
犬達の攻撃が届くほど接近されたら、攻撃せず、ラベイカを演奏しながら、移動し続ける。
犬達が正気に戻るまで、何度も時計回りを続ける。

リザルト Result

●火中に飛び込む

 【朱璃・拝】は走りだした。あからさまに大きすぎるマスチフに向かって、銀の髪をなびかせて。
 彼女には聞こえた。マスチフが人の言葉を発したのが。犬の吠え声がやかましくて、全体の文脈を把握することは出来なかったが、それでも『呪い』という単語がはっきり耳に入った。
(あのマスチフが何かの呪いにかけられているという事でしょうか?)
 脳裏を過ぎるのは、とあるルネサンスのこと。その人物は獣化したまま元に戻れなかったのだが……。
(このマスチフも、そうなのでしょうか?)
 マスチフが闖入者の気配に気づき顔を向けた。犬たちが同じ動きで反応した。噛み付いてた女から離れ、彼らを迎え撃つ体勢をとる。
 【アンリ・ミラーヴ】は犬たちがマスチフと戦う仲間の邪魔をしないよう、誘導を試みた。口に干し肉を咥えているのが分かる距離まで近づき、右側へカーブ。馬の耳を後ろに倒し、馬の尾をはためかせ、時計回りにダッシュする。
 しかし犬たちは彼についてこなかった。確かにある程度反応を示してはいるのだが、持ち場から離れようとしない。
 そこに【プラム・アーヴィング】が飛び込んでくる。本日彼は、ユニセックスなメイド服姿だ。
「やべえ、超大型犬最高!」
 彼は大変な犬好きである。襲われている女よりも犬の方を高圧縮密度で気にかけてしまうほどの犬好きである。
 しかし残念ながら犬たちがその気持ちに答えてくれるということはなかった。『清廉のオルゴール』に耳を傾ける素振り、なし。総力を挙げ吼えまくる。
 【ニムファー・ノワール】が『号令の鞭』を鳴らしても、やはり一緒。場を動こうとしない。飛びかかるかのような素振りを示し、脅してくる始末。
 【ナレディ・ディトゥーニャ】は、急遽祖流還りした。
「ほう、あくまでも戦いを望むか。ならばその願いどおり相手をしてやろう!」
 グラマラスな褐色の肢体が無骨なアフリカスイギョウの形に変じる。
 猛突進してくる巨躯と角に、進路上にいた犬たちは手も無く弾き飛ばされた。ヒャンヒャン情けない声を上げ、尻尾を股に挟んで後方に退く。
 その様を横目にしたニムファーは、威嚇での誘導を諦めた。
(……どうやらこの場において一番効くのは、肉体言語らしいわね)
 黒い目を細め、再度鞭をふるう。今度は脅しではない。体に当てる。
「さあ、離れて! じゃないと痛い目に遭うわよ!」
 鞭の射程範囲にいる犬たちが、大いにたじろいだ。牙はむいているものの身を伏せ、後じさりし始める。
 そこでマスチフが太い唸り声を上げた。
 途端に犬たちの態度が変わる。勢いを取り戻す。
 人の姿に戻ったナレディから『ストームブレイカー』の石突きで、いやと言うほど突かれても、ニムファーから鞭で打たれても、今度はさほど戦意喪失することなく攻撃を続ける。
 アンリは再び犬たちに接近し、引き付けを図った。今度は先ほどより、うんと至近距離に近づく。駆け回り続けながらラベイカを取り出し、弾き始める。
 【馬場・猿二】も、しばし引きつけを手伝う。中腰になって、歯をむく相手に呼びかける。軽快に膝を叩きながら。
「ほらっ、おいで! みんな、僕たちと一緒にかけっこしよ! 一番早い子だーれだ? よーい、どーん!!」
 ボルトが額の両端に刺さっていたり、縫合跡があったり、モヒカンであったりと、なかなかパンクな外見の彼だが、表情は場にいる誰より明るく人懐こい。
 倍加した刺激に反応を示す個体が出てきた。どうかすると群れから突出し、何歩か追ってこようとする。

●初コンタクト
 アンリたちとナレディたちの奮闘があいまって、犬の群れに隙間が生じた。
 そこを一息にすり抜け、朱璃とプラムがマスチフまでたどり着く。
 プラムは恐れ気もなくマスチフに話しかけた。見境なくも撫でようとさえする。
「おーよーしよーし、よーしよーし、大丈夫だー。怖くないぞー」
 その途端唾を吐く要領で炎を吐かれた。プチシルトで耐えるが、数秒息が出来なくなるほどの熱量だ。
 もらい火の直撃を避けた朱璃は、熱さに皮膚が引きつるような感触を覚えつつ、こそっとプラムに耳打ちした。
「プラム様。この魔物、どうやら人語を解するようですわ。先ほど言葉を話していたのが聞こえましたし」
「え、そうなの? もー、早く言ってよそーゆうこと」
 プラムは早々、対人対話モードに切り替える。
「なあマスチフ、炎吐いてても事態は好転しないのでは?」
「邪魔だ、消えろ」
 取り付く島もない言葉をマスチフが発した直後、怒涛の勢いで【ラピャタミャク・タラタタララタ】が側面からの体当たりをかけてきた。私的要素の交じった怒りを爆発させて。
「許せん、許せんぞ! 汝のせいで人が傷つき……汝のせいで幼い女の子が泣いて……そして何より、汝のせいで飯屋の店主が怪我して休業、あちきはグルメを食いっぱぐれじゃ!!」
 マスチフはそれをかわした。
 ラピャタミャクは間を置かず追加攻撃に移る。
 紫の肌に刻まれた魔法陣から魔力を引き出し、腕に雷をまとう。長柄の斧を振りかぶる。
 それを見たマスチフは、どういう次第か知らないが、激しく苛立った。目にも留まらぬ早さでラピャタミャクに食いつき、上下の牙を噛み合わせ思い切り振り回し、吐き出す。
 地面に転がったのは首が千切れ無残な姿になった――身代わりウサギだ。
 本物のラピャタミャクはドヤ顔で、またマスチフの側面に回りこんでいる。
「伊達に魔神を名乗っておらん、あち」
 台詞の途中でバクッと不気味な音がした。マスチフの顎が彼女の頭の傍を通り過ぎ、閉められた音だ。
 すんでのところで回避した彼女は、斧を打ち付けながら怒鳴る。
「ええい、人の話は最後まで聞かんか!」

●レスキュー
 全部ではないが犬たちのうちの何割かは、集団を離れアンリたちに近寄ってくる。相変わらず非友好的にだが。
 ニムファーとナレディへの攻撃も、再度鈍ってきた。
 その理由について【ベイキ・ミューズフェス】は、マスチフからの指示が滞っているからではないかと睨んだ。
 あの魔物は、支配する相手に攻撃対象を指定することは出来ても、その行動を完全に制御することは出来ないのだ。多分。
(ならば、犬の動きは本能の域を出ないはず)
 そう結論付け、ニムファーとナレディに声をかける。
「犬は鼻を触られるのを嫌がります。攻撃するなら、そこを狙うのがよいと思います」
 匂い袋をかざしつつアクラで水流を作り、犬たちの顔めがけぶつける。
 驚いたように相手が飛び下がった合間を抜け、倒れている女のもとまで駆け寄り、助け起こす。
「もし、大丈夫ですか」
 腕と言わず脚と言わず噛まれ倒し血だらけになった女は、呼びかけに対し返事した。
「あんまり……」
 意識はあるようだ。そのことを知ってベイキは、ひとまず胸をなで下ろす。
 
●コミュニケーション不全
 ベイキたちが女性を連れ出そうとしているのと同時進行で、プラムはマスチフの説得を続けている。
「まあまあそういきり立つなよ。敵対する前にお前の目的等々教えちゃくんねえか。学園が何か力になれるかもしれないし」
「……学園?」
 訝しげに呟いたマスチフに彼は、言葉を重ねた。
「魔法学園フトゥールム・スクエアだ。聞いたことないか?」
 マスチフのたるんだ唇が一瞬にしてめくれあがった。
「ほおお、お前らは勇者か」
 一般的に考えて、魔物は勇者養成所である学園に対し反友好的な認識を持っている可能性が高い――そのことをプラムは今この段階で思い出した。
「死ね!」
 言うなりマスチフは炎を吐き出す。ついで巨体を翻す。
 ベイキたちが女を連れて行こうとしていることに気づいたのだ。
 そのとき、場を一面の煙が覆った。猿二が発煙筒を投げ込んだのだ。女性の身が仲間によって確保されたと判断して。
 これによって敵も味方も、一時視界が塞がれた。

●競り合い
 マスチフがごう、と唸った。強靭な肺腑から息を吐き出し煙を散らし、ベイキたちの後を追おうとする。
 そうはさせじとラピャタミャクが立ちはだかり、息つく暇も無く斧を連打。
 マスチフは後足で体を支え半身を浮かし、地面に前足を叩きつけた。
 直撃を受けたラピャタミャクが地面に軽くめり込む。
 猿二がすかさず割って入った。
「度羅度羅度羅羅亜!」
 謎のかけ声を上げ心頭滅却を使用し、彼女に来るはずだった追加攻撃を引き受ける。そして自分も地面にめり込む。
 間をおかず朱璃がマスチフに挑んだ。立体機動で跳び回り、聖銀の惨爪で相手に掻き傷をつける。
「先程呪いと聞こえましたがどういう事ですか?」
「貴様らの知ったことか! 失せろ!」
 どうにもこうにもマスチフには、対話しようという気持ちが見られない。
 プラムはそのことを残念に思った。善意からでも博愛精神からでもなく、ひたすら『犬が好き』と言う趣向のために。
 どうにかならないかと考え、手を打つ。
 猛攻の合間を縫って大きな鼻面に『甘美の口づけ』を寄越す。
 マスチフは動きを止め彼を見下ろした。低い唸りを響かせて。
 底光りする黄色い目とピンク色の目がかちあう。
 直後プラムは――彼自身にはものすごく心外なことだが――マスチフの威圧に対し、かすかな怯みを覚えた。
 リバイバルの女が叫ぶ。
「目を合わせたら駄目です! 気を呑まれてしまいます!」
 それとほぼ同時にマスチフが大口を開けプラムに食いついた。が、二段ジャンプで回避された。
 説得不可能と判断した朱璃は祖流還りし、マスチフに向かった。炎を吹きかけられたが心頭滅却で耐え勢いを殺さず、マスチフの額眉間に真中正拳突きを当てる。
 急所ど真ん中への命中はかなりの衝撃だったのか、マスチフは軽くたたらを踏んだ。
 だが倒れはしない。お返しとばかり朱璃に頭突きをかます。
 その頭蓋の硬さときたら並大抵のものではなかった。朱璃は立っていられなくなり、へたへたっと足を折る。
 なんとか起きてきた猿二がまたもマスチフの妨害に回った。十爪・ヒグマを鼻頭に叩きつけたはいいが、再度前足で地にめり込まされた。
 いいタイミングでラピャタミャクが、薬草を噛み締め復活してくる。
「デカ犬、汝が何故そのものを襲うかは分からん! 呪いだか盥だか何だか知らんし、そんなこと知ったことかっ!! 汝はあちきを怒らせた!」
 と吼えるや、相手を斧でどつき回す。
 ラピャタミャクの脇腹をマスチフの牙がかすめた。そこの部分が幾らか砕け散る。
 だが彼女は攻撃を止めない。
「伊達に魔神を名乗っておらん! あちきはそう簡単には止まらぬぞー!」

●旗色悪し→撤退
 ベイキたちは女を連れ、なんとかマスチフの近くから離れることが出来た。
 とはいえそれで終わりではない。犬たちは我先にと彼女らを追いかけてくる。
 しんがりを守るナレディは全身全霊を込め、彼らの相手を買って出た。
「草食は弱者に非ず! 本能に刻みなおすが良い!」
 ストームブレイカーをブンブン振り回し、近づいてくる奴から片っ端に突く。天高くぶん投げる。多少噛まれることなど物の数ではない。手加減無しだ。見るからに愛玩用とおぼしき小型犬は別として。
 加えてニムファーも、鞭を大きく振り回す。
「さあ、叩かれたいのはどの子! 遠慮なく前に出てきなさい!」
 犬たちはまたもや及び腰になってきた。マスチフからの指令が滞っているため、再度勢いを取り戻すことが出来ない。唸りはするものの一定距離を取り、なかなか手ごわそうな相手に近づこうとしない。
 それを見計らってアンリが彼らに近づき、誘導を行う。
 今相手している奴らよりこいつの方が弱そうだと判断した犬たちは、すでにつり出されている連中と一緒に、彼を追いかけ始める。
 もうここは大丈夫だと判断したニムファーは覚醒した。
 実体化した光輪を戴き翼をはためかせ、マスチフのもとへ天駆けた。舞い散る羽をまとい大きな脳天へ、一筋の流星となって落下する。
「くらえ、流星落とし!!」
 ミラーシールドにバキイッとひびが入る。
 マスチフはよろめいた。ぐう、と一声うめき頭を振る。
 それから、どうも形勢の不利を悟ったらしい。身をひるがえす。リバイバルの女に向け捨て台詞を吐いて。
「逃げられると思うなよ! 必ず鍵の在りかを吐せてやるからな!」
 ついで、これまでで一番盛大に炎を吐く。人間たちに向かってではない。周囲の地面に向かってだ。自分と敵との間に障壁を作るように。
 乾燥した草と針金みたいな木に火がつき、一気に燃え広がる。
 いきなり炎に巻かれた犬たちが悲鳴を上げ逃げ惑う。
 猿二は大急ぎで彼らの元へ走り、アンリと共に、降ってくる火の粉を払ってやった。
 ベイキが雨の恵みを発動し鎮火にかかる。
 その間に黒い巨体は闇の彼方へ逃げていく。
 プラムは視界から消えて行くその姿に、万感の思いを込め叫んだ。
「ワンモフさせろォ!」
 ナレディは逃げていくマスチフの後を追う。
 彼女は怒っていた。草食系部族にとって草木は命の源。いかに貧弱なものであろうと、敬意を払い尊重すべき対象なのだ。
「貴様、よくも草原に火を放ちおったな!」 
 しかし追いつけなかった。
 マスチフが視界の果てに消える一瞬間、彼女は――見たような気がした。巨大な犬の姿が、人間の男の姿になるのを――。

●学園においでよ
 野を焼く火も小屋を焼く火も消え、あたりを照らすものは月明かりだけ。
 マスチフがいなくなった途端犬たちは、元の状態に戻った。
 野良犬たちはわけがわからないといった顔をして周囲を見やり、見慣れぬ同属がいることに気づき、激しく吼え始めた。
 吼えられた飼い犬たちはどうしたらいいか分からず怯え、うろうろ歩き回る。
 それをアンリと猿二が呼んだ。
「おいで、飼われてた子は、こっちに。ごしゅじん、まってる」
「さあ、みんなでおうちに帰ろうなー」
 地獄に仏といった心境なのか、飼い犬たちは一目散に彼らの元へ殺到していく。
 プラムはその飼い犬たちを一通り点検し、必要と思われるものにリーラブをかけてやったあと、野良犬のもとへ行った。
「こらこら、皆、喧嘩しちゃ駄目じゃないでちゅかー」
 警戒する相手をうまくなだめ、こちらも順次リーラブをかけてやる。野良犬は痛みを消してくれた彼が敵でないと悟ったのだろう。緊張を解いた。なつき、尾を振るものもいた。手入れ不足なせいで毛がわやくちゃになった、キャラメル色のモフ系大型犬がそれだ。
「はははは、おいおいそんなに嘗めるなよ。ベタベタになるだろー」
 彼はその犬にたちまち心奪われた。連れ帰ることを即決意した。
「よーし、お前うちに来いよ。いやその前に、エステ寄ってくか? 切れ毛枝毛がひどいからなあ」


 朱璃は水筒の水を女に飲ませてやりながら、この人は随分痩せている、と思った。
 二十代初めかと思われるくらい若げだし、顔立ち自体も悪くないのだが、首もとは空き、頬はこけ気味。髪の金も目の紫も退色したようにあせている。肌も血の気がなく、青白い。
「よし、生きてるな。なかなかの強運だ!」
 とナレディーは声をかけているのだが、印象としては正反対で、いかにも薄幸そうである。
 ベイキが女に聞いた。
「差し支えなければお答えいただきたいのですが、あの魔物は一体何者ですか? どういった事情で狙われていたのですか?」
 女は咳き込んだ後、事情を説明し始めた。
「あの魔物は……バスカビルと呼ばれる魔物です。個別に『黒犬』という名前があるようですが」
「バスカビル……よろしければ、どんな魔物なのか教えていただけますか? 不祥ながら私、存じ上げませんので」
 女はつかの間遠くを見るような目をした。そして言った。
「知らなくて当たり前だと思います。種族としてすでに滅びている魔物らしいですから――かつてこのグラヌーゼを支配していたノア一族が、護衛用に作った魔物のひとつらしいです」
 女の傷を薬草で癒してやっているニムファーは、顔を引き締める。
「ノア一族とは、随分穏やかならない名称が出てきましたね」
 朱璃が追いかけて聞く。
「あなたはなぜ追われていたんですか? そもそも、『呪い』とは、何のことですか?」
「バスカビルの生死に関わることのようですが……詳しくは分かりません」
「分からない?」
「バスカビルは信じようとしないんですが、私、死ぬ数年前からのことを覚えていないんです……『呪い』については多分、その時期に知ったものかと」
 生前の記憶の欠落はリバイバルにとって、ありがちなことである。従って彼女が言っていることに矛盾はない。
「私も自分が一体何を知っていたのか知りたいから、生前訪れた場所を巡って、手がかりを探すようにはしているんですが……今に至るまでほとんど成果がなく」
 ニムファーが聞いた。
「どのくらい探してたの?」
「そうですねえ……死んでからずっとですから、かれこれ12年ほどになりますか」
「じゅっ、12年!? その間ずっと、あの魔物に追われてたの!?」
「はい、まあ……いつもではないですけど」
 ラピャタミャクが、ほおと感心したような声を出す。
「汝、見た目に反してなかなか根性あるのー。なるほど、それだけ長い逃亡生活を送っていては、身も細って当然じゃな」
「あ、いえ、私は生きているときからこんな感じでして」
「なぬ。そんな今にも死にそうな感じで生きておったのか」
「はい、なにぶんにも病気がちだったものでして……」
 ベイキは一連のやり取りを聞いて、彼女を信用しようと決めた。だから、このように申し出た。
「よろしければ、学園においでになりませんか? ちょうどあなたのような方向けの施設が、作られているところですので……」
 朱璃も、それがよいと勧めた。
「ここにいたのでは、またあのマスチフにあうかも知れませんし」
 ラピャタミャクも乗り気である。
「んむ、さっそく件の保護施設を使うときが来たようじゃ。すぐに使えるように、学園に戻ったら寝具などを運び入れたり準備せねばじゃ!」
 女は気後れしたように言った。
「あの、いいんですか……?」
 ナレディが大笑いした。
「もちろんだとも!」
 そして彼女の軽い軽い体を、ひょいと抱き上げる。お姫様のように。
 








課題評価
課題経験:60
課題報酬:1500
犬は荒れ野で狩りをする
執筆:K GM


《犬は荒れ野で狩りをする》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 1) 2020-05-31 09:01:45
武神・無双コースのルネサンス、朱璃・拝と申します。どうぞよろしくお願いしますね。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 2) 2020-05-31 22:57:13
わんちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
女はどうでもいいがわんちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

よし、俺、がんばる。

《新入生》 ナレディ・ディトゥーニャ (No 3) 2020-06-01 00:12:20
勇者・英雄コースのナレディ・ディトゥーニャだ。

よし、貫いて解決するなら任せろ。
ネコ科じゃなくても貫通させてやろう。

《新入生》 馬場・猿二 (No 4) 2020-06-01 00:32:17
武神・無双コースの馬場猿二だよ!よろしくね!
わんちゃんも女の子も保護するぞー!

《這い寄る混沌》 ニムファー・ノワール (No 5) 2020-06-01 18:11:45
ニムファー・ノワール17歳です!(ぉぃぉぃ

なんか事情がありそうだけど、とりあえず殴ればいいのよね?

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 6) 2020-06-01 19:39:58
ええと、厳密に矢印が私達のいる位置からの方向なら火を噴くマスチフの方へ斜めに走っていく感じでしょうか?女性は雑魚犬に囲まれているので包囲を突破するか犬の上を超えていくかでしょうか。

雑魚犬は操られているだけのようですし、なるべく傷つけないようにしたいですわね。

とりあえず女性の保護、回復を優先する人と、マスチフに真っ直ぐ向かう人とで分かれますか?

マスチフに関しては詳細が知れるのは追い払った後、女性の口からという事みたいですわね?

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 7) 2020-06-01 21:46:51
教祖・聖職コースのベイキ・ミューズフェスです。よろしくお願いします。
どうやら、狙われてる女性は助け出すまで……犬からの攻撃を受け続けるかたちになりそうですし、早めに救出して治療したいですね。

私は女性の保護・回復優先で動く予定です。

それと、これは個人的に考えてることですが……もし、女性は追われる身で、それなりに信用できそうな方だったら、リニューアル中の芸術クラブ関連施設への保護を提案してみようかなと思ってます。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 8) 2020-06-02 18:41:51
私はひとまずまっすぐマスチフの方へ向かってみますわ。こちらへ注意を向けさせれば雑魚犬を操る方が緩くなるかもしれませんし。

>芸術クラブ
同じGM様なのでそれもありかと思いますわ。

《人間万事塞翁が馬》 ラピャタミャク・タラタタララタ (No 9) 2020-06-02 20:15:06
らぴゃたみゃくたらたたららた!
魔王・覇王コースのラピャタミャク・タラタタララタなのじゃ。よろしくなのじゃ。

あちきもマスチフを相手にするつもりじゃ。
手加減はちと苦手じゃから、加減の必要なさそうな奴をボコるとするのじゃ。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 10) 2020-06-02 23:11:40
んあ、喋れるワンちゃん俺も行てェんだよな。
うーん、対話試みちゃダメ?その後の対処は任せるし。

あ、因みに博愛的なアレじゃないぜ。
単に俺が犬好きで異種間交友に興味があるだけな。

《新入生》 ナレディ・ディトゥーニャ (No 11) 2020-06-02 23:25:13
我はアフリカスイギュウのルネサンスだ。
30秒間だけだが、巨躯と走るスピードを生かして犬の群れを蹴散らし、女の元まで迅速に道を作ることが出来るだろう。
(アフリカ水牛、480kgで57km/hくらいの速さが出るらしいです、怖)

あと、我の背に一人くらいなら乗せて迅速に到達できそうだな。

《ココの大好きな人》 アンリ・ミラーヴ (No 12) 2020-06-03 01:53:05
教祖・聖職コース、アンリ・ミラーヴ。よろしく(尻尾ぶんぶん)
雑魚犬を女性と、みんなから、遠ざけたい。
邪魔にならないよう、出来るだけ、傷付けないよう。
火のついた、たいまつを、振るか。
発煙筒は、みんなの、邪魔になる?

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 13) 2020-06-03 08:40:44
>発煙筒
これは風向き等の状況や、タイミング次第でしょうか。
こちらが風下だと、煙がこちらに流れてくるので避けたいですね。あと、既に乱戦になって敵味方入り乱れてるようなときも、味方も巻き添えになるので避けた方がいいかと。

ですので、こちらが風上からの風を横切るように動いておけば、風上に居るよりは敵にも気付かれにくく、煙も横に流れてこちらの被害は避けやすいかもですね。

あとは、女性を助ける前に使うか否かでしょうか……。
助ける前に使えば、女性救出も速やかにできそうですが、女性も煙の真っ只中に……かといって、救出後は既に乱戦になってる可能性高いんですよね。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 14) 2020-06-03 19:21:20
>対話
試みるのは悪くないかと。もし行うならそれまでは牽制だけして攻撃はしないようにも致しますわ。

《ココの大好きな人》 アンリ・ミラーヴ (No 15) 2020-06-03 23:56:24
了解。発煙筒、考え直す。
女性と魔物まで、少し遠い。

>ナレディさん
水牛になるの、祖先還りのことなら、「つよさ・がんじょう・きよう・すばやさ・かしこさ・がまん」が、1.2倍になる。
すばやさ使って、計算したら、移動距離になる。
だから、祖先還りも、あまり速く、動けない。

《新入生》 ナレディ・ディトゥーニャ (No 16) 2020-06-04 00:30:03
…む、難しい話だな?
うーん、では群れに近づいてから【祖先還り】するか!

(アンリさんありがとう~~ルネサンス初めてだから助かりました!!by背後)

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 17) 2020-06-04 05:49:16
そういけば、女性救出で障害になる普通の犬ですが、なにか有効そうな手はありそうでしょうか?
普通なら餌で釣ったり火で追い払ったりできるかもしれませんが、凶暴化とこの数ですし、無策では厳しいかな……と。
購買の高級なお肉使うか、いっそコショウばらまいてみようかな……。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 18) 2020-06-04 18:53:43
朱璃嬢、ありがとよ。
ま、ダメだったら躾も必要だし、噎び泣きながらマスチフ攻撃するわ。
犬が死んだり可哀想な目にあったりする物語で爆泣きしちゃうオトコノコなので…。

あー、それならベイキ嬢、【匂い袋】とかどうだ?
「嗅覚が良い者に対して、影響を与える場合がある。少々匂いがきつい。」らしいし。

《這い寄る混沌》 ニムファー・ノワール (No 19) 2020-06-04 22:09:23
犬の件なのですが、私が物理、あるいは【号令の鞭】のスキルで追い払っていこうかと思います。
流石に一匹も殺さず・・・は無理かもしれませんが、攻撃力低めの鞭使って
頑張っていこうかなっと。
(戦いは数だと兄者)

《ココの大好きな人》 アンリ・ミラーヴ (No 20) 2020-06-04 23:03:15
発煙筒、使うの、どうだろう。
空間、広い。縦と横、真っ直ぐにも、動ける。
女性が煙に、まかれないよう、風向きに合わせて、動ける。
こっちに犬達が、気付いたら、向かってくるかも、しれない。
犬の方が、足は速い。接触する時、きっとまだ、女性まで、距離もある。
女性は今、犬に噛まれてる。助けるには、犬を、呼び寄せると、良いと思う。
マスチフの、指示次第、だけど。
犬が、近付いたら(同じマップに入るくらい)、そこで、発煙筒、使う。
犬、混乱するかも。そこを、マスチフまで、駆けていく。
俺は、発煙筒を持って、留まる。犬の相手、しておく。

《ココの大好きな人》 アンリ・ミラーヴ (No 21) 2020-06-04 23:10:44
あと、犬が多すぎ、だから、犬の誘導も、二手に分かれて、犬を分散、どうだろう。
犬の半分、五十匹でも、同じ方角から、来たら、こっちも、動きづらい。
発煙筒を使う、俺とは別の方、他のみんな、行ってもらって。
犬が、広がれば、良いかなって。
相手する頭数、少しでも減れば、鞭や、コショウとか、効きやすい?

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 22) 2020-06-05 02:26:01
鞭…その手があったか…
や、でも【リーラブ】や【マド】を使う以上は杖しかねえな。

もう時間ねえし、俺のやること書いとくぜ。

①犬を蹴散らす
②マスチフと対話を試みる
③失敗したら、マスチフか雑魚犬…劣勢の方に加勢する。

こんな感じだ。よろしくな。

《新入生》 馬場・猿二 (No 23) 2020-06-05 03:22:25
うんうん!購買部には良いアイテムがたくさんあるね!
どんどんワンちゃんの機能を奪っていこう!
匂いで感知力を狂わす!
発煙筒で方向感覚を狂わす!
コショウで行動不能にする!
発煙筒はアリアリだと思うよ!風向きがあっても包囲してるならどこかの犬群を煙に巻くことは出来るかな!あと!こっちの視界が奪われてもリバイバルなら魔力感知で引っ掛かるんじゃないかな!僕持ってないけど!

後は燃えてる小屋を魔法で崩せば反対側の犬もパニックに出来るんじゃないかな!僕まだ魔法覚えてないけど!

《新入生》 馬場・猿二 (No 24) 2020-06-05 03:22:27
うんうん!購買部には良いアイテムがたくさんあるね!
どんどんワンちゃんの機能を奪っていこう!
匂いで感知力を狂わす!
発煙筒で方向感覚を狂わす!
コショウで行動不能にする!
発煙筒はアリアリだと思うよ!風向きがあっても包囲してるならどこかの犬群を煙に巻くことは出来るかな!あと!こっちの視界が奪われてもリバイバルなら魔力感知で引っ掛かるんじゃないかな!僕持ってないけど!

後は燃えてる小屋を魔法で崩せば反対側の犬もパニックに出来るんじゃないかな!僕まだ魔法覚えてないけど!

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 25) 2020-06-05 08:17:11
プラムさんの仰る匂い袋は面白そうですね。
ポケットふたつに匂い袋詰めて更に倍!

なんてやってみたくなります。
女性の救出がなかったら、即、簡易救急箱外して匂い袋積めるだけ持っていきたかったところです。

袋に紐つけてブンブン振り回してみたら、もっと匂いが拡散したりしないかな……。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 26) 2020-06-05 10:27:18
うっかり一張羅に臭い移らないように注意だけどな、匂い袋。

俺はオルゴールとキャンドル詰めてっから持ってけないんだよな。
ま、犬の嗅覚は鋭いし、それぞれが持ってく胡椒やら何やらで何とかなると思うぜ。

小屋...狙ってみっかなあ。

《ココの大好きな人》 アンリ・ミラーヴ (No 27) 2020-06-05 21:25:26
発煙筒…やっぱり、変更。
煙の量、わからない。
干し肉、くわえて、まっすぐ、犬達に、ダッシュ。
それから、マップの、左、下に、逆時計回り、移動。囮になる、つもり。

《新入生》 ナレディ・ディトゥーニャ (No 28) 2020-06-05 21:55:30
我はやはり、犬の群れと接触する直前で【祖流還り】にて犬を蹴散らせるだけ蹴散らし、女までの道を作り、ベイキとリバイバルの女の盾となろう。

大地駆ける疾風、馬ルネサンスの本領をこの目に出来る時を楽しみにしているぞ。
我も、大地鳴らす水牛ルネサンスとして恥じないようにしっかり務めを果たそう。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 29) 2020-06-05 22:20:01
普通に文字数足りなくて小屋狙えねーわ!
ごめんな猿二!!!!!

《新入生》 馬場・猿二 (No 30) 2020-06-05 22:56:49
ううん!大丈夫だよ!上手くいくか分からないし!
わんちゃんを蹴散らしていくなら僕も心を鬼にするしかないね!
本当に心が痛むけど