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【想刻】スペル湖で釣りをしよう


ストーリー Story

 放課後、魔法学園『フトゥールム・スクエア』、スペル湖。
 公園もあり生徒や近隣住民の憩いの場である湖は、本日とても賑やかであった。
 その理由はただ一つ。
「なぁなぁ、釣りしようぜ!!」
 釣りだ。ヒューマンの男子学生が湖を訪れた学生達に声を掛けていた。
「何も道具が無いって? それは問題無いぞ。釣り竿も餌もバケツも必要な道具は全部揃っているから好きな物を使ってくれ」
 道具は色々揃っており、釣りを存分に楽しむ事が出来るようだ。
「釣りは最高だよ。考え事をまとめるのにぴったりだし、忙しい日々で疲れた心を休めるのにもいいし、魚との真剣勝負も手に汗握る!」
「攻撃的な魚もいるから、武器の装備は外さない方がいいよ」
「おにぎりと冷たいジュースが沢山あるから、食べたり飲んだりしながら、楽しんでよ」
 釣りが大好きらしい学生達が、次々と釣りの良さを主張する。
「釣りかぁ、忍耐力を鍛えるのにいいかも」
「新たな魚拓を取るぞー」
「おにぎりとかジュースが美味しそう」
 声を掛けられた学生達は、それぞれの理由で釣りに参加していった。
 そんな賑やかさを遠巻きに見つめる学生がいた。
「…………おにぎり」
 おにぎりが大好きな【カズラ・ナカノト】だ。自らはほとんど行動を起こさないため興味はありながらも見つめるばかり。
「美味しそうだよね。釣りも面白そうだし、参加してみようよ!!」
「大きな魚が釣れるかもしれないよ!」
「ほらほら、早くいかないといい場所とられちゃうよ」
 カズラの様子に気付いた何人かの学生達が彼の側に駆け寄り、あっという間に巻き込んでしまった。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 5日 出発日 2020-07-08

難易度 簡単 報酬 少し 完成予定 2020-07-18

登場人物 7/8 Characters
《終わりなき守歌を》ベイキ・ミューズフェス
 ローレライ Lv27 / 教祖・聖職 Rank 1
深い海の色を思わすような、深緑の髪と瞳の彷徨者。 何か深く考えてるようにみえて、さして何も考えてなかったり、案外気楽にやってるのかもしれない。 高価そうな装飾品や華美な服装は好まず、質素で地味なものを好む。 本人曰く、「目立つということは、善きものだけでなく悪しきものの関心も引き付けること」らしい。 地味でありふれたものを好むのは、特異な存在として扱われた頃の反動かもしれない。 神には祈るが、「神がすべてをお救いになる」と盲信はしていない。 すべてが救われるなら、この世界に戦いも悪意もないはずだから。 さすがに口に出すほど罰当たりではないが。 ◆外見 背中位まで髪を伸ばし、スレンダーな体型。 身長は160センチ前半程度。 胸囲はやや控えめBクラスで、あまり脅威的ではない。 が、見かけ通りの歳ではない。 時折、無自覚にやたら古くさいことを言ったりする。 ◆嗜好 甘いものも辛いものもおいしくいただく。 肉よりも魚派。タコやイカにも抵抗はない。むしろウェルカム。 タバコやお酒は匂いが苦手。 魚好きが高じて、最近は空いた時間に魚釣りをして、晩ごはんのおかずを増やそうと画策中。 魚だって捌いちゃう。
《模範生》プラム・アーヴィング
 ヒューマン Lv23 / 賢者・導師 Rank 1
「俺はプラム・アーヴィング。ラム肉を導く修道士だ。…そうは見えない?そりゃそうだ、真面目にヤる気ないからな。ま、お互い楽しく適当によろしくヤろうぜ。ハハハハ!」                                       ■身体 178cm/85kg ■人格 身に降り注ぐ事象、感情の機微の全てを[快楽]として享受する特異体質持ち。 良心の欠如が見られ、飽き性で欲望に忠実、貞操観念が無い腐れ修道士。 しかし、異常性を自覚している為、持ち前の対人スキルで上手く取り繕い社会に馴染み、円滑に対人関係を構築する。 最近は交友関係を構築したお陰か、(犬と親友と恋人限定で)人間らしい側面が見られるように。 現在、課題にて連れ帰った大型犬を7匹飼っている。 味覚はあるが、食える食えないの範囲がガバく悪食も好む。 ■口調 修道士の皮を被り丁寧な口調の場合もあるが、普段は男口調を軸に雑で適当な口調・文章構成で喋る。 「一年の頃の容姿が良かっただァ?ハッ、言ってろ。俺は常に今が至高で完成されてんだよ。」 「やだ~~も~~~梅雨ってマジ髪がキマらないやんけ~~無理~~~二度寝決めちゃお~~~!おやすみんみ!」 「一応これでも修道士の端くれ。迷えるラム肉を導くのが私の使命ですから、安心してその身をゆだねると良いでしょう。フフ…。」 ■好き イヌ(特に大型) ファッション 極端な味付けの料理 ヤバい料理 RAP アルバリ ヘルムート(弟) ■嫌い 教会/制約 価値観の押し付け
《ゆうがく2年生》ドライク・イグナ
 ルネサンス Lv14 / 村人・従者 Rank 1
「あっしはライク・・・そう、ライクって呼んでほしいっすよ」 一人称は『あっし』『ライクさん』 二人称は『そちらさん』『~のにーさん』『~のねーさん』 ドラゴニアの方限定で『未来の我が主』 ただし、レダさんに限ってはホイッパーのにーさん 語尾は~でヤンス、~でゲス、~っスと安定しない。 三下ムーブ。 笑うのが苦手 身長:180㎝ 体重:85kg前後 好きなもの:自分を特別扱いしない人、自然に接してくれる人、美味い食べ物 苦手もの :家族、集落の人々。自分を持ちあげてくる人。 嫌いなもの:まずい食事。自分の名前。 趣味は筋トレ、狩り、釣り。 サバクツノトカゲのルネサンス 感情が豊かで涙もろい・・・が種族の特徴なのか能力が暴走しているのかよく血の涙を流す。 その血に毒性はないし、勢いよく噴射することもできないが血には変わりはないく不健康そうなのは常に貧血気味のため。 シリアスはホラーにコメディではカオスになる? ちょろい。よく餌付けされる。 将来の展望は特になく卒業までに何かしらの職につけるだけの技能を習得出来たり、ドラゴニアの主君を得られればラッキーくらいにしか考えてない。 祖流還りによる必殺技は『毒の血の涙(目からビーム)』 そこそこの量の毒性を持った血液を相手に向かって噴射する。 自分は貧血になりぶっ倒れる。 相手はびっくりする。血がかかったところが痒くなる。
《不屈愛の雅竜天子》ミサオ・ミサオ
 ドラゴニア Lv18 / 魔王・覇王 Rank 1
「ミサオ・ミサオ。変な名前だろう。 この名前は誰よりも大切なあの子からもらったんだ。」 名前はミサオ・ミサオ。無論本名なわけがない。 外見年齢は20代、本年齢は不明。 本人曰く100越えてんじゃないの、だとか。 職業はギャンブラー。 学園に入る前は彫刻師、薬売りなどいくつか手に職を持っていた。 魔王コースを選んだのは、ここが楽だと思ったからだそうだ。 遠慮なくしごいてくれ。 性格はマイペースで掴み所がなく飄々としており、基本滅多に怒ることがない。 面白そうなことや仲の良い友人が居れば面白そうだとついて行き、 好きな人や大切な人にはドロドロに甘やかし、自身の存在を深く刻み付け、 飽きてしまえば存在を忘れて平然と見捨てる外道丸。 いい子には悪いことを教えたり賭け事で金を巻き上げ、 そして悪友のオズワルドや先輩先生にこってり絞られる。 恋愛したい恋人欲しいと言っているが、一途で誰も恋人を作ろうとしない。 たくさん養ってくれる人大好き。 趣味は煙草と賭け事。 特技は煙草芸、飲み比べ、彫刻。
《新入生》夕夜・御影
 ルネサンス Lv4 / 魔王・覇王 Rank 1
名前:夕夜 御影(ゆうや みかげ) 種族:黒猫のルネサンス 外見 ・黒い長い髪を高く結ってる ・黄色人種 ・両目金 ・小さい 服装 ・赤い首輪に鈴 ・和装 性格 自称ゆうがく最強黒にゃんこ そういう遊びである 基本的には遊びの延長線で生きてる 大体の事は何となくで物を言っている ご飯を基準に生きておりお金よりご飯くれる人に懐く ご飯くれる人は軒並み『ご主人様』である 猫の姿になり皆のほっぺを肉球でムギュッとするのが趣味 やたら背中に乗りたがる 必殺技は肉球パンチ ちなみに殺傷能力は0である 口調:~なんだにゃ、~なのかにゃ? 一人称:にゃー、御影 二人称:~ちゃん、ご主人 ご飯くれる人が複数いる時は (ご飯の内容)のご主人 例:マグロのご主人 貴様らもー! にゃーのやっこい肉球の虜にしてやるにゃー!(/・ω・)/にゃー!
《未来を願いし者》アルシェ・スレット
 ヒューマン Lv7 / 賢者・導師 Rank 1
アルシェ・スレット、対外的にはそう名乗っている長身で病的な痩躯の学園生。おおよそ艶というものの感じられない銀髪を長く伸ばし、紫色の瞳から感情は読み取れない。肌の色を表すならば、最も適切な語句は恐らく「死体」。 コミュニケーションと礼儀の概念はあるようで、普通に話は通じる、というか誰に対しても異様に慇懃な「御座います」調で喋る。 口癖は、「ははア。」 なお、このような幽鬼じみた外見をしておきながら結構な健啖家で、料理もする。得意料理は白米にかける前提のクリームシチュー。   普段は服の中にしまっているが、白い粉状の物体が入った小瓶を首飾りにしている。。
《2期生》シルワ・カルブクルス
 ドラゴニア Lv15 / 村人・従者 Rank 1
細い三つ編みツインテールとルビーのような紅い目が特徴のドラゴニア 元々彼女が住む村には、大人や数人ぐらいの小さい子供たちしかおらず同い年程度の友達がいないことを心配した両親にこの学校を薦められて今に至る 一見クールに見えるが実際は温厚な性格であり、目的である世界の平和を守ることはいわば結果論、彼女の真の目的は至って単純でただの村人として平穏に暮らしたいようである しかし自分に害をなすとなれば話は別で、ドラゴニアらしく勇猛果敢に戦う 一期生にはたとえ年下だとしても「先輩」呼びをするそうだ 「私はただの村人、できる限りのことをしただけです」 「だれであろうと私の平穏を乱す者はすべて叩き伏せます」 ※口調詳細(親しくなったひとに対して) 年下:~くん、~ちゃん 同い年あるいは年上:~さん ※戦闘スタイル 盾で受け流すか止めるかでダメージを軽減しつつ、斧で反撃するという、いわゆる「肉を切らせて骨を断つ」戦法を得意とする

解説 Explan

【釣りについて】
 普通の魚から凶暴な魚まで、色んな種類の魚がいますので気を引き締めて挑んで下さい。
 釣った魚の扱いはどのようにしても構いません。
例)2mの鮎、火を吐く真っ赤な魚、肉食の魚

【おにぎりとジュースについて】
 色んな種類のおにぎりとジュースが揃っていますので、好きなだけ食べたり飲んだりして下さい。

【カズラの行動について】
 色んな種類のおにぎりを食べたりぼーっと釣りをしています。

※釣りたい魚や食べたいおにぎりやジュースやカズラ以外にこういう人物と交流したいなど希望がありましたら、プランに記載をお願いします。


作者コメント Comment
 プロローグを見て頂き、ありがとうございます。
 釣ったり食べたり飲んだりお喋りしたりと、まったりとしたひとときを過ごして下さい。
 是非、カズラとも交流してみて下さい。



個人成績表 Report
ベイキ・ミューズフェス 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
この時期ですと、木陰の桟橋なんかで足を湖に浸けて、涼みながら釣りなんて最高ですよね
浮き桟橋なら、足元も深くて水面が近いので、釣りにはうってつけ

底が見えない水底の色が違うのは、岩や段差等で深さが違ったりする場所
そういった変化のある場所を狙って、そこに潜む獲物を狙いましょう

自前の竿にミミズなんかを餌にして、まずは小物釣り

釣った魚はその場で血抜きして、ワタ取って
小魚なら頭や中骨も取って……ワタとかを餌にさらに釣る

エンドレスじゃあないですか
餌に反応しないなら、小魚を餌に泳がせて

でっかいナマズでも釣ってフライにしたら、今晩のおかずが豪華にできそうです
まさか、湖に浸けてる足の方を餌と勘違いしないでしょうし

プラム・アーヴィング 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
■ヤベエ魚を追い求めて

【事前調査/魔物学/生物学】で得た情報を元に釣りポイントを決め、【豪華な釣り竿】を使用し【集中/気配察知】で釣りを行う。

狙うのは可食可否不明前人未踏のヤベエ魚。
【やみなべ】の中にぶち込まれてる具材を餌にしてみたりな。
皆がまともに釣りするだろうし一人くらい可能性を模索したって面白いだろ?

それにやみなべの毒性で、暗闇じゃなく毒になっちまって浮き上がってきた魚を網で捕獲して【デトル】で治療したら大漁そうだし?
は?乱獲?自然破壊?
いやこれ(やみなべ)も自然物で構成された食べ物ですしおすし~。

ヤベエ魚と交戦になったら【マド】で仕留める。


■アレンジ/交友度:A

ドライク・イグナ 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
釣りっスね
取り敢えず大物狙いでまったりするでヤンスよ
とはいえ出来れば美味しいの釣りたいでゲスよね

てなわけでここ最近の釣果や傾向を事前調査でチェックッス
その結果によって大物かつ美味しいのを狙っていくでヤンスよ
狙いに合わせた仕掛けやエサは基本ッスよね

推測、生物学、追跡、忍び歩き、隠れ身、やせーの勘、気配察知、豪華な釣り竿を駆使してポイントと実際の釣りに臨むでゲスね

釣れたら美味しくいただくッス
調理して貰えるならして貰ってこの場で食べるのもいいでヤンスし食堂にお土産と称して持っていくのもいいでゲスよね

アドリブA
絡みも大歓迎

ミサオ・ミサオ 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
魚釣りかぁ!いいねぇ!刺身は酒に合う!
あ、捌いてくれる人募集中[はぁと]


【行動(釣り)】
基本、どこかに立てかけてのんびり釣りかかるのを待ち、
掛かったのを確認した場合、引っ張って重さを確認

軽いようであれば思いっきり引っ張り上げ
浮いた無防備な魚を「立体機動」で飛んで「切り落とし、三日月斬り」で一本斬り!

でかいようであれば龍の翼で上に飛行し獲物を引っ張り上げ
浮いた魚を「切り落とし、三日月斬り」で攻撃する。

要するに空に飛ばした魚を鎌で斬りたい。

【行動(交流)】
仲間に捌いてもらった刺身を舌鼓み、酒を一緒に飲んで…くぅううううう!
おにぎりや他の魚料理もお酒片手に楽しんでいくぜ。



夕夜・御影 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
【目的】
皆からご飯貰うのにゃー!

【行動】
皆の所に行ってご飯を強請る
くれたら懐く
くれた量によりなつき度が変わる

でもとりあえず、皆の背中に目掛けて抱きついてプラーンとしながら

『ごーはんクレクレにゃー♪』

と言ってる

ご飯くれたらお礼を言って『祖流返り』して肉球をほっぺに押し付ける
ムニィィィイ

ご飯くれなくても同じように肉球をほっぺに押し付ける
ムニィィィイ

【心情】
ご飯くれると聞いたのにゃ!
ご飯クレクレなのにゃ!

ご飯くれたらにゃーの肉球パンチをあげるにゃ!
ご飯くれなくてもにゃーの肉球パンチくらわせるにゃ!

にゃーはびょーどーなのにゃー!(えっへん)

ご飯くれないなら構ってにゃー!>ω<
背中からプラーンするにゃ!

アルシェ・スレット 個人成績:

獲得経験:62 = 52全体 + 10個別
獲得報酬:1920 = 1600全体 + 320個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
「なるほど、魚釣り。
ええ、ええ。腕の鳴ることで御座います。」

【目的】
釣れた魚のおいしい調理

米・水・食材・調理器具など持ち込む
平らで風の穏やかな所を選び石を積んで竈作り
真っ先に米が炊けるよう研いでおく

「それでは皆様……御武運を御祈り致しておりますよ。」

釣りには参加せず、釣れた魚の調理を請け負う
【料理】【自然友愛】を総動員、血抜きワタ抜き、三枚おろしもお手の物
あっさりした魚は野趣を生かす塩焼きに
脂の乗った魚は塩焼きや甘辛く煮付ける。炊きたての白米と一緒に誰にでも供する
カズラ他希望者にはその場でおにぎりにして振舞う

「皆様が料理を美味しいと言って下さるのは、振舞う側にとって最上の報酬で御座いますよ。」

シルワ・カルブクルス 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:144 = 52全体 + 92個別
獲得報酬:4200 = 1600全体 + 2600個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:---
自分で『料理』しておいたおにぎりなどを持っていき、釣りをしながらカズラに近況を聞いてみる
釣り上げた魚が攻撃してきた場合は、傍においてあった盾を構えて『衝撃享受』でダメージを軽減しつつ、キャッチ&リリースという事で湖の方へ受け流す

リザルト Result

●1章 釣りの前に
 放課後、魔法学園『フトゥールム・スクエア』、スペル湖。
「魚釣りかぁ! いいねぇ! 刺身は酒に合う!」
 【ミサオ・ミサオ】は、眼前の賑やかさから面白い予感を抱き、口元を歪めた。
「誰か捌いてくれる人が……」
 ミサオが気になるのは釣れるかどうかよりも釣りの後だ。
「これは腕の鳴ることで御座いますね。ええ、ええ」
 そこに【アルシェ・スレット】のしゃがれた声。
「血抜きワタ抜き、三枚おろしもお任せ下さい」
 アルシェは手に持つ調理道具一式を見せ、どんと胸を叩いた。曲げた腕からごきりと嫌な音が鳴る。
「そりゃ、楽しみだ」
 ミサオが返した。
「調理してもらえるなら、大物かつ美味しいのを狙うでヤンスよ」
 【ドライク・イグナ】が現れた。豪華な釣り竿を握り締め、やる気満々だ。
「そうと決まればここ最近の釣果や傾向をチェックっス!」
 ドライクは、釣りクラブが用意したおにぎりとジュースを貰ってから調査に繰り出した。
「さてと……」
 ミサオも釣りに行こうとした。
「ヤベエ魚がいそうだな」
 その時、【プラム・アーヴィング】が現れた。
「面白そうな魚を狙うんだな」
 ミサオはくつくつと笑いながら親友に返した。
「皆がまともに釣りするだろうし、1人くらい可能性を模索したって面白いだろ?」
 プラムはニヤリと返した。
「確かに、悪くない」
 ミサオは面白い事好きを見せた。
 プラムとミサオも釣りに繰り出した。
「では皆様……御武運を御祈り致しておりますよ」
 皆を見送った後、アルシェは準備を始めた。

「この時期は木陰の桟橋なんかで足を湖に浸けて、涼みながら釣りなんて最高ですよね」
 【ベイキ・ミューズフェス】は呟き、顔を覆う黒色の薄い布付きの帽子シャドウベールを日焼け対策のため被る。
「準備万端ですね」
 近くにいた【シルワ・カルブクルス】が言葉を挟んだ。
「えぇ、もうばっちりです」
 ベイキは持参した豪華な釣り竿と調理道具一式を見せた後、踊るような軽やかさで浮桟橋へ。
「お気をつけて……ご飯が炊けたようですね。でしたら……」
 シルワはベイキを見送ってから、竈で白米を炊くアルシェの元へ。

「平らで風も穏やか……ここに竈を作りましょう」
 アルシェは歩き回って見つけた良さげな場所で、一心不乱に石を積み、竈を作り上げた。設計力があるためか出来上がりは立派なものだ。
「みんなが満腹になるようにかなり多めに米を炊いておく必要が御座い……背中に何か……」
 アルシェが米の準備を始めようとした時、背中に重みを感じ、動きを止めた。
「ごーはんクレクレにゃー♪」
 ぐきりと嫌な音と立てて振り返ると、【夕夜・御影】(ゆうや みかげ)がぷらーんとぶら下がっていた。
「ご飯が炊き上がるのはもう少し掛かりますし、料理は魚が釣れてからで……」
 アルシェはしゃがれた声で、謝った。
「くれないなら、構ってくれにゃー」
 御影は離れずぶら下がったままだ。
「ははア、それは困りました」
 困ったように笑うアルシェは嫌がる様子は見せず、枯れた手で米を研ぎ始めた。
「だったら、にゃーの肉球パンチくらわせるにゃ!」
 御影はぴょんとアルシェから離れ、ぷにっと肉球パンチを繰り出した。
「ははア、まいりましたね」
 アルシェは見事に痛くないパンチを食らい困った笑い。内心まんざらでもない。
「また来るにゃー!」
 そして元気いっぱいにご飯探しに繰り出した。
「転ばないように気を付けて下さいね、ええ。ええ」
 アルシェは温かく見送ってから、作業に戻った。

 釣りが始まってしばらく経ち、米が炊き上がった頃。
「おにぎりを作りたいので少しご飯をわけて貰えませんか?」
 シルワが現れた。
「構いませんよ」
 アルシェは快諾した。
「ありがとうございます」
 シルワは礼を言っておにぎりを作ってから、魚釣りへ。
「御武運を御祈り致しております」
 アルシェはシルワを見送りつつ、出番を待った。

●2章 カズラと
「カズラさん、釣りはいいですよね。忍耐力や集中力の訓練にもなりますが、なによりもこののどかな雰囲気がすきです……もしかしたら、カズラさんが好きな鮭が釣れるかもしれません」
 カズラを見つけたシルワは隣に座り、釣り糸を湖に垂れながら話し掛けた。
「……しゃけ」
 カズラは鮭に反応を見せた。
「ごーはんクレクレにゃー♪」
 そこに御影がシルワの背にぶら下がって来た。
「おにぎりはいかがですか?」
 シルワは、手作りのおにぎりを2人に差し出した。
「食べるにゃー」
 受け取った御影は、美味しそうに食べながら辺りをくるくる。
「…………おに、ぎり!」
 カズラも受け取り夢中で頬張った。
「おにぎりありがとうにゃー」
 食べ終えた御影は、シルワの頬にお礼の肉球を押し付けた。
「どういたしまして」
 シルワは嬉しそうに返した。
「おや、嬢ちゃんじゃないか」
 その時ミサオが声を掛けてきた。
「よろしかったら、おにぎりはいかがですか?」
 シルワは先輩の登場に顔を綻ばせ、おにぎりを勧めた。
「こりゃ、美味しそうだ。1つ貰おうか」
 ミサオは1つを手に取った。
「…………おい、しい」
 ふとカズラの口から感想がこぼれた。
「にゃぁ!」
 聞きつけた御影は楽しくなって、小さな黒猫に姿を変えてカズラの頭に乗って丸まる。
「アフロ!」
 そして、元気いっぱいに言った。
「……!」
 カズラは驚きと好奇心から、御影を見ようと上目遣いに。
「引いてるっスよ!!」
 そこにポイント探し中のドライクが駆け寄って来た。
「……あ」
 カズラは気付き、竿を引くも湖の方に引っ張られる。
「竿をしっかり持つでヤンス!」
 ドライクが助けに入り、カズラが湖に落ちるのを防いだ。
「がんばれにゃー、がんばれにゃー」
 御影はカズラの頭から降りて、一生懸命に2人の応援を始めた。
「……行くでゲスよ! それ!!」
 ドライクは魚の気配を読み、動きを先回りして巧みに竿を操り、ここぞというタイミングでカズラと共に勢いよく竿を持ち上げた。
「海に戻ろうとしています」
 シルワは宙を飛ぶ巨大な魚の抵抗を目で追う。
「任せてくれ!」
 ミサオが地形を利用して飛び上がり、大鎌のデビルイーターで魚を斜め上から三日月の形に切り落とした。
「にゃーがキャッチするにゃー」
 察した御影が落ちて来る魚を見事にキャッチし、カズラに渡した。
「お見事でヤンス!」
 ドライクは見事な連携に拍手を送った。
「…………さか、な」
 カズラは嬉しそうにとれた魚を食い入るように見た。
「楽しいですね」
 シルワは、カズラに優しい眼差しを向けた。
「最初のときは慣れないことばかりでしたけど、今では良き先輩と良き友人に恵まれています、ですからゆっくりでいいので少しずつこの学園生活に馴染んでいきましょうね」
 集まった皆の顔を見回しながら言った。
「……」
 カズラは感慨深げに、首に巻いているボロボロのマフラーに触れながら耳を傾けていた。
「そっちも引いてるでヤンス」
 ドライクはシルワの竿が引いている事を伝えてから、行った。
「にゃーも頑張るにゃー」
 御影は次のご飯を探しに行った。
「この辺りにしようか」
 ミサオは少し離れた所で釣りを始めた。
「釣りますよ」
 シルワが竿を引き上げた瞬間、掛かっていた巨大な魚に襲われた。
「はぁぁあ!!」
 傍らのミラーシールドを構え、魚からの攻撃を受け流し、何とか湖に返した。キャッチ&リリースだ。
「次を待ちましょう」
 シルワは湖に釣り糸を垂れ、おにぎりを頬張った。
「おっ、シルワも楽しんでんな」
 そこにプラムが現れた。
「あっ、はい。プラムさんは何か釣れましたか?」
 シルワはおにぎりを食べる手を止めて、訊ねた。
「いや、これからだな。少し先にヤベエ魚が釣れるポイントがあるらしいんだ」
 プラムは肩を竦めながら返した。
「そうですか。よろしかったら、おにぎりをどうぞ」
 シルワはプラムにもおにぎりを差し出した。
「おう、ありがとうな」
 プラムは口元の端を上げ、ありがたく受け取りポイントへ向かった。
 この後、シルワとカズラは次々と戦果を上げてから、アルシェの元へ行った。

「のんびりと待とうか……嬢ちゃんに貰ったおにぎりを食べながら」
 ミサオは釣り竿を立て掛け、シルワに貰ったおにぎりを頬張りながらまったり。
「……なかなか引っかからない」
 竿は変わらず静かだ。
「……気長に待つしか……掛かった!」
 高級煙管を取り出し食後の一服をしようとした時、竿が動いた。
「これは、大物だ。ここで引っ張り上げるのは無理か」
 ミサオは急いで竿を引っ張って獲物の重さを確認する。
「ならば……」
 このまま釣り上げるのは無理と判断すると、力強く翼をはためかせ、舞い上がり飛行。手には竿。
「はぁぁぁぁぁああ!!」
 全力で釣り竿を引っ張り上げる。同時にデビルイーターを構える。
「今だ!」
 そして宙に浮いた魚の脆弱な部分を切り落として仕留めた。先ほどと言い、どうやら空に飛ばした魚を鎌で斬りたいらしい。
 この後も釣りを続け、戦果を上げた。
「そろそろ、一杯といこうかねぇ」
 いい所できりを付け、ミサオはアルシェの元へ行った。

●3章 大変で真剣な釣り
「ヤベエ魚を釣る餌は……」
 プラムは生物や魔物への知識を駆使して釣りポイント調査を行い、見つけた場所で持参した豪華な釣り竿の先に餌を付けていた。
「魚が毒になっちまうが、捕獲して治療すりゃ問題ねぇだろ」
 餌は、ピリピリとした口触りのするやみなべの具材だ。
 湖に釣り糸を垂らして待つ事少々。
「おっ、浮いてきた」
 次から次に餌を食べたらしい厳つい見た目の魚が浮き上がってきた。
「大丈夫っスか? 弱ってるでゲス?」
 ポイント探し中のドライクが声を掛けてきた。
「毒を受けてるだけだ。治療すりゃ、食べても問題ねぇぜ。餌も自然物で構成されたもので、湖には何も影響無いですしおすし~」
 プラムは軽く言って、網で捕獲してからテネブライの書を開いて癒しの魔法を使い、魚を解毒した。
「確かに湖は大丈夫みたいっスね。あっしも大物を狙いに行くっス」
 ドライクは湖を確認してから、意気揚々とポイント探しに戻った。
「まあ、頑張れな」
 ドライクを見送った後、プラムはヤバイ魚を次々と釣り上げて行った。
「こりゃ、ヤベエな」
 時折、凶暴な魚に襲われるが、プラムは手の平に生成した無属性の魔力玉をぶつけて難なく仕留めていった。
「釣り竿の浮きに仕掛けて、フィーッシュした瞬間ザクーッみたいな感じに」
 ついには魔力を使って、大物用に豪華な釣り竿の先端を延長した。
 結果、ヤバイ魚を容易く釣り上げる事に成功した。
「さて、みんなと喜びを分かち合うとするか」
 プラムは、ヤバイ魚を持って喜々とアルシェの元へ。その途中、顔見知りに出会った。

「あの水底の色が違う場所に……岩や段差等で深さが違う場所も狙いたい所ですが、まずは小物釣りからです」
 浮桟橋に着いたベイキは水質を確認してから、豪華な釣り竿にミミズをつける。
「小物を使って大物を狙うんでゲスね」
 ポイント探し中のドライクが言葉を挟んだ。
「えぇ、釣った小物を餌に魚を釣って、釣った魚をまた……エンドレスに魚を釣り続けます」
 ベイキは餌を付け終えた豪華な釣り竿を湖に垂れながら、返した。
「そうでヤンスか。あのポイントに巨大ナマズとか巨大サーモンが潜んでると聞いたでゲスよ」
 ドライクは、ベイキに調査で入手した情報を伝えてから行った。
「それはフライにしたら今晩のおかずが豪華にできそうですね」
 ベイキは嬉しそうに声を弾ませた。
「ごーはんクレクレにゃー♪」
 その時、背中に御影がぶら下がりおねだり。
「……少し待ってて下さい」
 ベイキは申し訳なさそうに返した。
「待つから、構ってにゃー」
 と言って、御影はベイキの脇に頭を突っ込んだりぷにぷにと背中に肉球パンチを繰り出したりとじゃれながら待った。
 ベイキはされるがままだ。
「来ましたー」
 ついに竿を引き上げるベイキ。
「ご飯にゃ、ご飯にゃ、頑張るにゃ♪」
 御影は腕を振り上げて、歌うようにベイキを応援する。
「血抜きをしてワタを取って、焼きますね」
 ベイキは釣れた小物を手際よく調理する。
「焼き魚♪ 焼き魚♪」
 御影は焼ける魚をウキウキと見守る。
「どうぞ」
 ベイキは出来上がった焼き魚を御影に渡した。
「おいしいにゃー」
 御影は焼き魚を食べながら嬉しそうにベイキの周りをクルクル。
「もっとくれにゃ、もっとくれにゃ」
 そして、食べ終えると御影は次をおねだり。
「お任せ下さい」
 ベイキは次々と釣っては捌いて、ご馳走した。
「ありがとうにゃー、お礼の肉球にゃ……ムニィィィイ」
 何匹か平らげたところで御影がにっこりと満面な笑顔を浮かべ、礼と一緒に黒猫の姿になって肉球をベイキのほっぺに押し付けてから、次のご飯を求めに行った。
「頭や中骨も取って小魚を餌に大物を狙いましょう」
 ベイキは小魚を釣り上げ、処理をしてワタを餌に釣りを行う。
「涼みながらのんびりと……」
 ハッピータップを脱いで足を湖に浸した。
「あっ、水面から小魚の姿が消えて……大物が来たかも、俄然燃えてきますね」
 のんびりの所に期待が飛び込み、餌を泳がせる。
「お、ウキに反応が……きたー!」
 ついに豪華な釣り竿が思いっきりしなった。
「って……足元には……ナマズ……」
 同時に足元にはがっぱりと開く巨大な口が控えていた。
「餌と勘違いして、私の足を吸い込もうとしてらっしゃ……」
 ベイキは状況が呑み込めず、能面の如く無表情。
 それも束の間。
「ひゃぁっ!!」
 巨大ナマズに下半身を吸い込まれ水中に引き込まれるが、しっかりと息を止め意識を保つ。
「超巨大なサーモンが……」
 その上、豪華な釣り竿に掛かった超巨大なサーモンが沖に走り、引きずり回され、下半身が魚と触手の魔物みたいな状態で浜に打ち上げられた。
「ベイキ嬢、大物を釣り上げたな」
 そこに釣りを終えたプラムが通りかかった。
「プラムさんも凄い魚を釣りましたね。食べられるのですか?」
 ベイキは魚から脱出しつつ訊ねた。
「それは分からねぇ。まあ、外見グロテスクでも美味しい魚は世に沢山あるし、カレーにするかキムチナベにするか揚げれば大抵のものは美味しく食える」
 プラムは悪食をも好む様を見せた。
「確かに魚はそうですよね。それで、どんな料理に?」
 ベイキは魚好きを見せた。
「素材の味をうんちゃらかんちゃらとかあるだろう、それで……」
 プラムが答えようとした時、背中に重みを感じた。
「ごーはんクレクレにゃー♪」
 おねだりをする御影だ。これまでに色々と食べたがお腹にはまだまだ空きがあるようだ。
「んじゃ、ヤバイ魚丼、食べてみるか!」
 という事で、プラムは御影を背中にベイキと共にアルシェの元へ。

「聞いたあの魚を釣り上げるエサはこれにして……狙いを合わせた仕掛けやエサは基本っスからね」
 良さげなポイントを見つけたドライクは、調査から得た情報を元に選んだ餌を豪華な釣り竿の先に付けてから、湖に垂れる。
「……動かしてみるでヤンス」
 釣り糸を巧みに動かして、獲物をおびき寄せようとする。真剣そのものだ。
「…………なかなかかからないでゲス……この味、美味しいでヤンス」
 だが獲物は来ず、ドライクは具材には拘らず選んだおにぎりやジュースを飲みながら忍耐強く待つ。
 どれほどかして、ついに訪れる。
「……来たでヤンス。これは大物でゲス!!」
 糸が引き、伝わる気配から大物の予感。獲物に逃げられないようにドライクは気配を消す。
「今でゲス!!」
 好機が訪れると、全力で竿を引き上げた。
「大物でヤンス」
 予想通り大物だった。
「早速調理して貰いに行くでヤンス!」
 ドライクは、すぐさまアルシェの元へ。

●4章 釣りを終えて
 魚釣りが始まってしばらくして、炊き上がった米を用意して待つアルシェの元に魚を釣り上げた参加者達が次々と訪れた。
「調理を頼むでヤンス!」
「調理をお願いします」
「…………おに、ぎり」
 まずはドライク、シルワ、カズラ。
「刺身にしてくれ……おにぎりとか他の魚料理も頼むぜ」
 すでに酒が片手にあるミサオ。
「ヤバイ魚丼を頼む」
「また来たにゃー」
「ヤバイ魚丼を食べに来ました」
 プラムと彼の背中にぶら下がる御影、ベイキ。
「お任せ下さい」
 アルシェは渡される魚を次々と受け取り、血抜きやワタ抜きなどの下処理を行ってから調理を始めた。時折、関節から嫌な音を鳴らしながら。
「この魚はあっさりした味ですから、野趣を生かして塩焼きに致しましょう」
 ドライクの魚は塩をふり網で焼くシンプルな塩焼きに。
「脂がのっていますので、三枚に下ろしてから甘辛く煮付けましょう」
 シルワの魚は甘辛いタレで煮込む。
「焼いてからほぐして、白米と混ぜて……」
 カズラには魚をほぐして混ぜ入れたおにぎりを。
「刺身とおにぎりで御座います」
 ミサオの魚は手際よく薄く捌き、刺身に。
「魚の味を生かして、味付けはシンプルにしております」
 プラムの魚は刺身にしてご飯を盛ったどんぶりに載せる。
 そうして料理が出来上がると、釣りの参加者達は頬張った。
「美味しいでヤンス!」
「甘辛いタレも美味しいです」
 それぞれの料理を白米と一緒に美味しく食すドライク、シルワ。
「…………」
 今日が楽しかったのか、カズラの視線は頬張るおにぎりではなく、皆の顔に向けられていた。
「釣りたてが一番だ……くぅううううう! 酒もうまい」
 ミサオは刺身を食べて酒を煽りいい気分だ。
「さあ食え、自然の恵みだぞ」
 ヤバイ魚丼を勧めてからプラムは頬張った。
「ご馳走になります」
「いただきますにゃー」
 ベイキとプラムの背中から降りた御影も食した。
「皆様が料理を美味しいと言って下さるのは、振舞う側にとって最上の報酬で御座いますね」
 料理を食べる皆の姿にアルシェは心から喜んだ。
「おにぎりも美味しいな。一緒に飲もうぜ」
 おにぎりと酒を楽しむミサオがアルシェに声を掛けて来た。
 そんなこんなで、魚釣りは賑わった。




課題評価
課題経験:52
課題報酬:1600
【想刻】スペル湖で釣りをしよう
執筆:夜月天音 GM


《【想刻】スペル湖で釣りをしよう》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 1) 2020-07-03 09:04:35
ベイキ嬢が居たから参加しちゃった…てへぺろ☆

御立派な釣り竿も持ってるし、気分転換に丁度いいわ。
よろしくなー。

《ゆうがく2年生》 ドライク・イグナ (No 2) 2020-07-04 07:20:25
おっと、釣り竿だったらライクさんも負けて無いっスよ?

あっしは大物狙いで行くでヤンスよ。
釣れるかどうかは別として。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 3) 2020-07-04 11:32:43
教祖・聖職コースのベイキ・ミューズフェスです。よろしくお願いします。
この時期ですと、木陰の桟橋なんかで足を湖に浸けて釣りなんかしたら最高ですよね。

その場で血抜きしてワタ取って……ワタを餌にさらに釣る。
エンドレスじゃあないですか。

でっかいナマズでも釣ってフライにしたら、今晩のおかずが豪華にできそうです。
まさか、湖に浸けてる足の方を餌と勘違いしないでしょうし。

お、プラムさんも釣りですか?
水陸両用のプラムさんの腕前、注目する必要がありそうですね。

《未来を願いし者》 アルシェ・スレット (No 4) 2020-07-04 18:47:28
賢者・導師コース、アルシェ・スレットで御座います。
ははア、釣りの腕に覚えのある皆様で御座いますねえ。
……で、あるならば。皆様の釣った魚の料理はアルシェにお任せ頂きましょう。ええ、ええ。

《新入生》 夕夜・御影 (No 5) 2020-07-05 08:52:28
にゃははははは!
にゃーは最強の黒にゃんこ夕夜御影だにゃー!

ごっはん!さっかな!

食べに行くにゃー!(元気な黒猫が部屋の中をクルクルと回り始め)

《未来を願いし者》 アルシェ・スレット (No 6) 2020-07-06 21:04:15
ははア。少なくとも作ったはいいが食べてくれる方がいない、という事態は避けられそうで御座いますねえ。
現地に野外炊具など持ち込みつつ、(その場で作るという意味での)生おにぎりなど作ってみましょうか。ええ、ええ。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 7) 2020-07-07 15:37:23
浮き桟橋探して小物釣りのあとで、小物を餌に大物狙いの予定です。
行動送ったけど、なんか酷い目に遭う予感しかしない……あとは任せた。

《2期生》 シルワ・カルブクルス (No 8) 2020-07-07 23:14:46
遅ればせながらすみません
村人・従者コースのシルワ・カルブクルスです
行動は送ったので、どうぞよろしくお願いします。