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ミラちゃん家――保護案件発生


ストーリー Story

●グラヌーゼの片隅で
 夏。冷涼なグラヌーゼではこの季節も、空の色は軽く浅い。

 不吉な場所とされるサーブル城。
 長い渡り廊下を魔物が、千鳥足で歩いてくる。慕うようについてくる猫たちに話しかけながら。
「【黒犬】、いないんだ。グラヌーゼにいるっていう話だったけど、違ったみたい」
 ビーズで彩られたガウンを身につけた、赤毛の少女――【赤猫】である。
 打ち捨てられた古城の中に満ちるのは沈黙だ。
 しかしそれは、何もいないということを意味しない。昼なお消されることのない暗がりから気配がしている。
 それはどこからかやってきて住み着いた、あやしげなものたちの気配だ。
 閉め切られたままの窓に映る顔。
 鏡の中を不意に横切る人影。
 誰もいない部屋に突然響く笑い声。
 うっすら開きかけた扉からはみ出している何か。その他、もろもろ、もろもろ。
 彼らは赤猫が近くを通りがかった途端、急いで身を引く。恐れているのだ。自分たちより力が強い上に、酔っていて何をするか分からないから。
 赤猫は鼻歌を歌いながら進んで行く。やがて、大きなホールに入って行く。
 そこにはたくさんの絵が飾ってあった。
 一番大きな絵は、豪華な部屋に集う老若男女の肖像画。皆王侯貴族のような身なりで、満ち足りた表情をしていた。
 赤猫はそれの前で足を止め、喉を鳴らす。
「……えーと、これ、誰だっけ?」
 しばらくそのままでいた後、不意に猛悪な表情になる。
 ついてきていた猫たちが毛を逆立て、ぱっと柱の陰に隠れた。
「そうだ、こいつらが、呪いをかけたんだ。わたしにあのポンコツ野郎の――」
 赤猫が絵の額縁を掴んだ。
 額縁ごと絵が引きずり下ろされる。紙のように引き裂かれる。尋常でない膂力によって。

●黒犬、はかりごとを企てる
 【カサンドラ】は必ず勇者の元にいる、と【黒犬】は踏んでいた。
 とすると、行く先はフトゥールム・スクエア以外にないとも。
(あの女……絶対捕まえてやる……)
 その一念に燃えて黒犬は、グラヌーゼからはるばるフトゥールム・スクエア近くまでやってきていた。
 だが、うかうかと敷地内には入らない。勇者とその候補がわんさかいる地帯に足を踏み入れるのは、今の自分の力から考えて、さすがに危険だからだ。
 というわけで、目下、周辺の村付近に潜んでいる。本来は体高が2メートルほどある体を、普通の大型犬くらいに縮めて――そうすると見た目は、ただの黒いマスチフ犬となる。
(とにかく、敷地に入っても怪しがられない奴に、カサンドラがどこにいるのか調べさせなければ)
 黒犬は、バスカビルという犬の魔物だ。バスカビルは犬を支配出来るという特殊能力を持っている。
 だが彼は今回、その能力を駆使するだけではいかにも心もとない、と思っていた。犬は所詮犬なので、人間の喋る言葉の細かいニュアンスが分からない。というかそもそも、人間にものを尋ねることが出来ない。
(もう少し知恵の回る奴が必要だな)
 本来こういった仕事は、赤猫のほうが向いているのだ。シャパリュは猫を支配出来る。猫なら足音をさせず歩き回れる。人の家にも上がりこみやすいし、何より身を潜めることに長けている。
 だが黒犬は、赤猫に助力など一切求めないことにしていた。
 あのいけすかない女に頼みごとなど、死んでもやりたくない。
(大体あんな飲んだくれに何が期待出来るものか。全てを台無しにすることが目に見えている。そのへんで小魔物あたりでも捕まえて脅し上げてやろうか)
 そんな思案をしながら、月夜に畑のへりをぶらぶら歩く。
 そこで、叫び声を聞いた。
 足を運んでみれば粗末な服を着た十くらいの少年が、よってたかって男たちから袋叩きにされていた。殴り殺すぐらいの勢いで。多分、本当に死んでもいいと思っているのだろう。
 まだ熟れ切っていないカボチャが2、3個場に散らばっている。
「このくそがき! またお前の仕業か! なめやがって!」
「今日という今日はもう勘弁ならねえ!」
「みなし子だと思って甘く見てやりゃあ、つけあがりやがって!」
 黒犬は、その少年が使えると思った。のそりと場に近づく。
 大人たちがそれに気づいた。
「おい、でかい犬が来たぞ」
「誰のだ」
「村で飼われてる奴じゃないぞ」
 寄ってこられまいと彼らは、しっ、しっと手にした棒を振り回した。
 黒犬が黄色い目でじろりと睨む。
 男たちは棒を取り落とし後退りした。
 かくして黒犬はなんなく、倒れている少年に近づく。
 両目がふさがりそうなほど顔を腫れ上がらせた相手に、人間の言葉で尋ねる。
「おい、お前。助けて欲しいか? もしそうなら、そう言え。俺がこの場の始末をつけてやる」
 少年は朦朧とした意識の中でそれを聞く。
 ひとまず彼は自分自身が死にたいとは思っていなかった。今この瞬間も自分の帰りを待っている、幼い妹のことが心配だった。両親を亡くして以来つらく当たってくる周囲の大人へ、猛烈な反感を抱いていた。
 血のこびりついた唇から『助けて』という言葉が絞り出される。

●勇者、迎えに行く
 【アマル・カネグラ】以下学園生徒達は、とある山間の村を訪れていた。
 そこではつい先日、血なまぐさい事件が起きたばかりだ。
 複数の村人が殺されたのだ。明らかに普通ではない殺され方だった。ものすごい悲鳴を聞きつけ村人が駆けつけてみれば、全員体のほとんどを食いちぎられていた。獣に襲われたとしてもありえないくらいに。
 その現場を見たのではないかと思われる少年――名前は【トーマス】――がいるのだが、一体何が起きたのかどんなに問い詰めても、一切説明しないのだという。
 村人たちはそのことを薄気味悪く感じた。もしかしたらこの不吉な出来事が、少年に起因するのではと思い始めた。
 それで厄介払いがしたくなったらしい。学園へ少年を預かってくれないかと申し出てきた。まだ幼い妹と一緒に。
「その子の家は、両親が亡くなってしまったらしいですよ。その後は親戚の手伝いなんかして食べさせてもらっていたようで」
「親戚は、学園へ預けるのをよしとしたのか?」
「ええ。もともと豊かな村じゃないみたいで……このまま養っていくのも難しいとのことでした。向こうからの説明では」
 馬車が止まる。村の入り口に入ったのだ。
 窓から顔を出してみれば、例の少年だろう子が妹の手を引き待っていた。
 着ているものがひどく貧弱だ。顔中にあざが出来ている。






エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 7日 出発日 2020-08-16

難易度 普通 報酬 通常 完成予定 2020-08-26

登場人物 6/8 Characters
《甲冑マラソン覇者》朱璃・拝
 ルネサンス Lv29 / 武神・無双 Rank 1
皆様こんにちは。拝朱璃(おがみ・しゅり)と申します。どうぞお見知りおきを。 私の夢はこの拳で全てを打ち砕く最強の拳士となる事。その為にこの学び舎で経験と鍛錬を積んでいきたいと思っておりますの。 それと、その、私甘い食べ物が大好きで私の知らないお料理やお菓子を教えて頂ければ嬉しいですわ。 それでは、これからよろしくお願いいたしますわね。
《幸便の祈祷師》アルフィオーネ・ブランエトワル
 ドラゴニア Lv23 / 教祖・聖職 Rank 1
異世界からやってきたという、ドラゴニアの少女。 「この世界に存在しうる雛形の中で、本来のわたしに近いもの が選択された・・・ってとこかしらね」 その容姿は幼子そのものだが、どこかしら、大人びた雰囲気を纏っている。  髪は青緑。前髪は山形に切り揃え、両サイドに三つ編み。後ろ髪は大きなバレッタで結い上げ、垂らした髪を二つ分け。リボンで結んでいる。  二重のたれ目で、左目の下に泣きぼくろがある。  古竜族の特徴として、半月型の鶏冠状の角。小振りな、翼と尻尾。後頭部から耳裏、鎖骨の辺りまで、竜の皮膚が覆っている。  争いごとを好まない、優しい性格。しかし、幼少より戦闘教育を受けており、戦うことに躊躇することはない。  普段はたおやかだが、戦闘では苛烈であり、特に”悪”と認めた相手には明確な殺意を持って当たる。 「死んであの世で懺悔なさい!」(認めないとは言っていない) 「悪党に神の慈悲など無用よ?」(ないとは言っていない)  感情の起伏が希薄で、長命の種族であった故に、他者との深い関りは避ける傾向にある。加えて、怜悧であるため、冷たい人間と思われがちだが、その実、世話焼きな、所謂、オカン気質。  お饅頭が大のお気に入り  諸般の事情で偽名 ”力なき人々の力になること” ”悪には屈しないこと” ”あきらめないこと” ”仲間を信じること” ”約束は絶対に守ること” 5つの誓いを胸に、学園での日々を過ごしている
《終わりなき守歌を》ベイキ・ミューズフェス
 ローレライ Lv27 / 教祖・聖職 Rank 1
深い海の色を思わすような、深緑の髪と瞳の彷徨者。 何か深く考えてるようにみえて、さして何も考えてなかったり、案外気楽にやってるのかもしれない。 高価そうな装飾品や華美な服装は好まず、質素で地味なものを好む。 本人曰く、「目立つということは、善きものだけでなく悪しきものの関心も引き付けること」らしい。 地味でありふれたものを好むのは、特異な存在として扱われた頃の反動かもしれない。 神には祈るが、「神がすべてをお救いになる」と盲信はしていない。 すべてが救われるなら、この世界に戦いも悪意もないはずだから。 さすがに口に出すほど罰当たりではないが。 ◆外見 背中位まで髪を伸ばし、スレンダーな体型。 身長は160センチ前半程度。 胸囲はやや控えめBクラスで、あまり脅威的ではない。 が、見かけ通りの歳ではない。 時折、無自覚にやたら古くさいことを言ったりする。 ◆嗜好 甘いものも辛いものもおいしくいただく。 肉よりも魚派。タコやイカにも抵抗はない。むしろウェルカム。 タバコやお酒は匂いが苦手。 魚好きが高じて、最近は空いた時間に魚釣りをして、晩ごはんのおかずを増やそうと画策中。 魚だって捌いちゃう。
《マルティナの恋人》タスク・ジム
 ヒューマン Lv36 / 勇者・英雄 Rank 1
村で普通に暮らしていましたが、勇者に憧れていました。 ここで学んで一人前の勇者になって、村に恩返しをするのが夢です。 面白いもので、役所勤めの父の仕事を横で見聞きしたことが、学園の勉強とつながり、日々発見があります。 (技能はそういう方針で取得していきます) また「勇者は全ての命を守るもの、その中には自分の命も含まれる」と仲間に教えられ、モットーとしています。 ※アドリブ大歓迎です! ※家族について デスク・ジム 村役場職員。縁の下の力持ち。【事務机】 (※PL情報 リスクの子) ツィマー・ジム おおらかな肝っ玉母さん。 【事務室・妻】 シオリ・ジム まじめできっちりな妹 【事務処理】 チェン・ジム のんびりマイペースな弟 【事務遅延】 ヒナ・ジム 可愛い末っ子 【事務雛型】 リョウ・ジム 頑固な祖父 【事務量】 マーニー・ジム 優しい祖母。故人 【事務マニュアル】 タックス・ジム 太った叔父。【税務事務】 (※PL情報 リョウの子) リスク・ジム マーニーの元婚約者でリョウの兄。故人【事務リスク】 ルピア・ジム 決まった動作を繰り返すのが大好きなグリフォン。【RPA事務】 ※ご先祖について アスク・ジム 始祖。呼吸するように質問し、膨大なメモを残す。【事務質問】 「あなたのお困りごと、お聞かせいただけませんか?」 セシオ・ジム 中興の祖。学園設立に向けて、土地や制度等に絡む諸手続きに貢献。【事務折衝】 「先祖の約束を今こそ果たす時。例え何徹してもやり遂げる!」
《奏天の護り姫》レーネ・ブリーズ
 エリアル Lv29 / 芸能・芸術 Rank 1
いろいろなところをあるいてきたエルフタイプのエリアルです。 きれいな虹がよりそっている滝、 松明の炎にきらめく鍾乳石、 海の中でおどる魚たち、 世界にはふしぎなものがいっぱいだから、 わたくしはそれを大切にしたいとおもいます。
《猫の友》パーシア・セントレジャー
 リバイバル Lv19 / 王様・貴族 Rank 1
かなり古い王朝の王族の娘。 とは言っても、すでに国は滅び、王城は朽ち果てた遺跡と化している上、妾腹の生まれ故に生前は疎まれる存在であったが。 と、学園の研究者から自身の出自を告げられた過去の亡霊。 生前が望まれない存在だったせいか、生き残るために計算高くなったが、己の務めは弁えていた。 美しく長い黒髪は羨望の対象だったが、それ故に妬まれたので、自分の髪の色は好きではない。 一族の他の者は金髪だったせいか、心ない者からは、 「我が王家は黄金の獅子と讃えられる血筋。それなのに、どこぞから不吉な黒猫が紛れ込んだ」 等と揶揄されていた。 身長は150cm後半。 スレンダーな体型でCクラスらしい。 安息日の晩餐とともにいただく、一杯の葡萄酒がささやかな贅沢。 目立たなく生きるのが一番と思っている。

解説 Explan

Kです。

今回の課題は『保護対象となる少年を村から学園に連れ帰る』です。
学園側は、連れ帰った後妹ともども、保護施設『転用建屋第17倉庫』に預からせることになっています。とにかく落ち着かせてから、色々話を聞こうという所存です。
トーマスは生活苦から、度々畑のものを盗んでました。今回不審死した人々は、常々その犯人が彼ではないかと疑い、そのことを周囲にも言っていました。これまでにも何度か現場を押さえ、今回のように少年を殴ったり蹴ったりしていました。
村人たちはそれらの内情を知っていますが、学園側のPC、NPCには教えてくれません。身内の恥をさらすようになるからです。
現実的な窃盗被害を何度か受けているので、村人たちは全体的に、トーマスにはあまりいい感情をもっていません。


黒犬はトーマスに『学園内に入って、カサンドラがどのへんにいるか探ってこい』とい命令しています。
少年は命を助けられたことで、彼に恩を感じていますので、言われたとおりにします。カサンドラの外見的特徴などは、聞かされたので知っています。
妹(4才。名前は【トマシーナ】)は兄の身に起きたことを何も知りません。大人は冷淡だし、ほかの子供たちは遊びに入れてくれないしで、村のことは好きではありません。お兄ちゃんとどこかへ行けるということで、喜んでいます。


作者コメント Comment
Kです。
例の保護施設が役立つときが、早くも訪れたようです。
そして黒犬がアクションを仕掛けてきました。
ひとまず皆さんは、この少年と信頼関係を築けるようにあれこれやってみてください。
全てはそこからになります。





個人成績表 Report
朱璃・拝 個人成績:

獲得経験:90 = 60全体 + 30個別
獲得報酬:2250 = 1500全体 + 750個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:---
村人様への聞き込みは仲間に任せ、お二人の所持品を見て足りなさそうな物、着替えや下着、生活用品等は戻る途中買えるようなら購入

施設に戻ったら私は主にトマシーナ様の御相手をしますわね。ここはミラ様にも協力いただき子供親和も用いてお気持ちを解す所から始めますわ

カサンドラ様についてはお二人を危険に巻き込む恐れがあるので先ずは接触させず隠れていただいて、と、トマシーナ様とミラ様とで鬼ごっこをしたり、ご一緒にお菓子作りをして仲を深めましょう。お菓子は桃を入れたミルク寒天などいかがでしょう。桃の皮むきや、型にミルク寒天を注ぐ際お手伝いいただいて

夜は一緒にお泊りしますわね。少しでもお二人の気が解れるとよいですわ

アルフィオーネ・ブランエトワル 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
事前準備

村はまだ安全ではないので、巡視の派遣を学園に具申。ただし、あくまで秘密裏に

カサンドラはすでに「狙われている」人物なので、子供たちの安全のため、接触させないように関係者各位に依頼


行動

トーマスたちの状態を見て、村でどのよう扱いを受けていたのか、おおよその見当をつける【推測】

村人と話をするため、馬車は先に行かせる

話の内容
・村人とト-マスたちの間で何があったのか?
・トーマスの両親は何で生計を立てていたのか?(代行すれば十分養えるはず)
・村の安全は保障はされないことを宣告
【説得/精神分析/会話術】

話を終えたら、龍の翼で追う

トーマスのあざの治療【リーライブ/医学】

リクエストを聞いて、料理を振る舞う


ベイキ・ミューズフェス 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
今回は人手が足りないので、可能なら三兄弟に声かけし、子供達のお世話や力仕事等のお手伝いをお願い

追われてるカサンドラさんと子供達を会わせると、子供達が巻き込まれかねないので会わせない方針
子供達が居る間は、カサンドラさんには隠し部屋に隠れて頂くようお願いし、必要な道具等は子供達や三兄弟に見つからないようこっそり受け渡し

子供達が来たら、まずは自己紹介等して、お腹が空いてるならパンやスープ等を用意して腹ごしらえ
落ち着いたら、お風呂で子供達の体を洗ったり、その間に子供達の服を洗濯したり

これまでのことは思い出したくないでしょうし、「これからどうしたいか」等、聞いてみて、子供達の境遇や接し方を探りましょう

タスク・ジム 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
【事前調査】
黒犬とカサンドラの事件に参加した仲間に話を聞いて以来
バスカビル、その飼い主ノアー族について大図書館で常々調べていた

仲間が集合した際情報共有

トーマスとの交流は
友達になることが第一目標

①物語、図鑑、スポーツなど興味を持ちそうな本を見せ、一緒に読む

②興味の方向性に応じた遊びを提案し、施設に着いたら遊ぶ。物語ならごっこ遊び、図鑑なら採集など

③遊び疲れたら一緒にお風呂に入り、ぽつぽつ雑談。まず自分の話をしながら、相手が自分の話をしたくなるのを待つ

トーマスくんを外敵と接触させないため
しばらく保護施設に泊まり込み、仲間と交代で、外の目視と結界の反応を見張る
アマルにも交代要員の協力を頼む

アドリブA

レーネ・ブリーズ 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
まず、保護にあたっての秘密管理の厳格化をします。

「保護されている人たちの事情などは保護施設運営委員会の方々が管理する。
保護施設を発案したレーネでも保護に対する特別な役割を
引き受けていないなら特別扱いは受けない。
情報は特別な役割を完遂するために必要な方のみで共有される」

ということでわたくしにも説明しないでいただきます。

そして、こどもさん受け入れがありえるのですから、
街の孤児院をまわって受け入れ可能状況を確認したり、
学園都市「レゼント」にあります酒場「スタリウム」にいって
卒業生の方々で里親になれる方がいないかをさがします。

ただし、具体的なことはわたくしからは言わず、
状況のみを確認しておきます。

パーシア・セントレジャー 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
私はあらかじめ絵のお姉さん(カサンドラさん)の居る隠し部屋が見える別の隠し部屋に隠れておいて、絵のお姉さんの隠し部屋が見つからないよう保険で動くわね

だから、子供達や三兄弟とは顔合わせしないで

別の隠し部屋に隠れて、絵のお姉さんの居る隠し部屋の様子を見張ったり子供達の挙動を見つつ、もし子供達が隠し部屋を見つけそうなら、透明化で姿を消して近くのものを動かして脅かしたり、物体透過で手だけ壁から出したりして隠し部屋から子供達を遠ざけて

透明化、物体透過を使いきったら、子供達が驚いて逃げたり他の仲間に連れられて行った隙に絵のお姉さんの隠し部屋に移動

もし隠し部屋を開けられそうならお姉さんに隠れて貰い入れ替わり

リザルト Result

●彼らの論理
 【アルフィオーネ・ブランエトワル】は言った。
「わたしは村の人たちに聞きたいことがあるから、皆は先に行ってて。後からすぐ追いつくわ」
 【朱璃・拝】、【レーネ・ブリーズ】、【アマル・カネグラ】、並びに【タスク・ジム】は彼女の要請通り、【トーマス・マン】と【トマシーナ・マン】を馬車に乗せ、来た道を引き返していく。
 トーマスたちは着の身着のままの状態で、着替えさえ満足に持たされていなかった。
 もちろん施設には、そういった生活必需品のストックがふんだんに用意されている。だが彼らの乏しすぎる身の回りを考えるに、最低限のものはいち早く手にさせてあげたほうがいい、と朱璃は考えた。そのほうが何かと安心出来るだろうから。
 トマシーナが無邪気に聞いてくる。
「これから、どこにいくの?」
 対し朱璃は、こう答える。
「フトゥールム・スクエア学園に行くんですのよ。しばらくそこでお泊りしましょう。そのためのお着替えとかお洋服、歯ブラシとかタオルとかも、これからお店へ買いに行きましょうね」
 トマシーナは顔を輝かせた。興奮気味に足をばたばたさせる。
「わあ、あたらしいおようふく! おさがりじゃないおようふく! にいたんも、あたらしいおようふく!」
 トーマスは妹の頭を撫で、朱璃の方を盗み見る。
「……僕ら、お金持ってないから買えないよ」
 その様にレーネは、諦観と根深い人間不信を感じとる。
 アマルが人よさげな笑顔を浮かべ財布を開き、紙幣の束を取り出した。
「そんなこと見ればすぐ分かるよ。お金ならこの通り、僕がたくさん持ってるから大丈夫!」
 特に他意はないのだろうが、そういう言い方はどうだろうと思わなくもないタスク。
 しかし現金の説得力は圧倒的だ。トーマスの表情から諦観が消えた。代わって警戒が生じた。
「お金貸してもらっても、後で返せないから、いい」
 朱璃は柔らかく彼に語りかける。
「ご安心ください。私達があなた方にお金を使うのは、後で返してもらいたいからじゃありません。それが義務であるからですわ」
「義務?」
「はい、義務です。私達には、施設入居者が、健康で文化的な生活を営めるようにするという義務があるのです」

「今回亡くなった方々とトーマスくんとの間に、何があったの?」
「最初説明しましたように、トーマスが何も話しませんので……わしらには分かりません」
「話さない? 話せないの間違いではないの? トーマスくんの顔のあざは、誰がつけたの?」
「多分、村のもんを食い殺した魔物か何かが――」
 のらりくらりな村人たちの答弁を、アルフィオーネが眼力で制した。
 外見が子供のようであっても、そこはドラゴニア。ヒューマンばかりで構成された一団を威圧するに足る存在感を持っている。
「どんなに貧しくとも、失ってはいけないものがあるわ。それは人としての心。失ってしまえば、魔物と変わらない。あの子たちの身になって接していれば、口を閉ざすことはなかったはず……あの子たちの、両親は何で生計を立てていたの?」
 誰かがその仕事を代行しさえすれば、子供たちを養っていけたのではないか。言外にそういう意味を含ませた問いかけだ。
 そこでトーマスたちを預かっていた彼らの叔父が、ぶっきらぼうに言った。
「兄貴は山師だったよ。兄貴の女房もだ。鉱脈を探す言うて、あちこち山を渡り歩いて、あやしげな連中と付き合うて――。わしは何度も、やくざな仕事をするもんでないと言うとっただが、どっちも知らぬ顔だったでな……だから、夫婦揃うて落盤事故で死ぬなんちう、つまらんことになってしまうだ」
 アルフィオーネは悟る。彼らの死んだ親と親戚との間には、最初から感情のもつれがあるらしきことを。
「トーマスたちに親の二の舞をさせるわけにはいかねえ。かたぎとしての道を歩ませにゃ。だからわしもかかあも、今のうちからしっかり百姓仕事を教えこもうとしてただ。だがトーマスは兄貴によう似て、野良を嫌がってばかりだ。人の畑のものちょろまかすなど、こそ泥みたいな真似までしおる。そういう性根ではこの先ろくな大人にならんで、わしら厳しくしつけようとしてただが」
「……人の畑のものを盗んだのは、お腹がすいていたからじゃないの? あの子たち、痩せているわ。ちゃんと満足に食べさせていたの?」
 叔父が目をそらす。疚しさは幾らか感じているらしい。
 それが少しは救いだと思いながらもアルフィオーネは、語気を弱めることが出来なかった。
「これはわたし個人の意見として言っておくけれど、魔物に見込まれているのがあの兄弟ではなく、この村という可能性もあることを忘れないでね?」
 彼女の脳裏をよぎるのは、ここに来る前タスクが皆に伝えた、バスカビルとノア一族についての話である。
『ここ最近、暇を見つけてその件を大図書館で調べていたんです。残念ながら伝聞と推測による後世資料がほとんどで、はっきりしたことが掴みがたいんですが……どうやらノア一族は様々な魔物を作成し、支配の道具にしていたようです。バスカビルは犬をベースに作られた強力な魔物。犬を支配し、人の姿を取ることが出来、火を操る。知能は高く人間並み。性質は執念深く、凶暴だったとか……』
 村人の間に動揺が走った。
 不安げに視線を交わす彼らへ、彼女は、とどめとも言える一言を発する。巡視の派遣を学園に要請していることは伏せたまま。
「厄介払いしたところで、脅威はなくならない。その時は……獣の腹の中で、己の無情を悔いるのね」

●ミラちゃん家へいらっしゃい
 新たな施設入居者を迎えに行っていた馬車が、なにがし山の麓へ戻ってきた。 
 【ガブ】【ガル】【ガオ】と一緒にそこで待っていた【ベイキ・ミューズフェス】は、降りてきたトーマスとトマシーナに挨拶をする。
「あなたたちが、トーマスさんとトマシーナさんですね? 初めまして。私はベイキ・ミューズフェースです。そしてこちらは、三人合わせてガブガルガオ」
「紹介はしょんなよ」
「おい、ヒューマンのガキども」
「行くぞ、来いオラー」
 口調が荒いが三兄弟は、子供の相手がそれほど嫌ではなさそうだった。トマシーナをさっさと肩車し、運んでやる。
 アルフィオーネは彼らに先行しながら、トーマスに話しかけた。母親のような口調で。
「何が食べたい? 遠慮はいらないわ。わたしがお腹いっぱいたべさせてあげるからね」
「……肉が入ってるもの食べたい」
「分かったわ、じゃあ、肉をメインにしましょう」
 一同わいわいと、山道を登る。

「あ、皆帰って来たみたいね。それじゃあカサンドラさん、手筈どおりに」
「はい、分かりました……お手数おかけします」
 そんな会話を【カサンドラ】と交わした【パーシア・セントレジャー】は、カサンドラの隠し部屋の付近にある、別の隠し部屋へと移動した。そこで見張りをするために。もし誰かカサンドラの部屋に近づいてきたら、リバイバルとしてのスキルをフル活用し、追い払う所存なのだ。
(とにかく、子供達を絵のお姉さんに会わせないようにしないとね。彼女、相当な訳ありみたいだし)
 ほどなくして、けたたましい音が近づいてきた。
(え、もう!?)
 すわ、と透明化し出てみれば、狼兄弟がソロバンを足の下に敷き、ローラスケート遊びをしている。トーマスを引き連れて。
「ほら、お前もやってみれトーマス!」
「いいぞ、いけ、いけ!」
 パーシアは脅かすことも忘れ、半眼になった。
「あの兄弟バカ過ぎるわ……」
 確かにバカだが、そのバカさが子供心に親しみを感じさせるのか、トーマスは意外と嫌がっていない。
 そこにベイキが血相を変え飛び込んできて、厳重注意する。
「あなたたち、何をしているんですか! 薬を下手に扱って割ったりすると危ないし、教材が減ったり汚れたら先生から大目玉食らうって、さっき言ったばかりじゃないですか!」
 続けてタスクがやってくる。
「さあさあみんな、読書の時間にしよう――ガブくんたちも一緒に来るといいよ。君たちでも楽しく読めそうな本はあるから」
「何だとこら!」
「馬鹿にしてんのか!」
 一団が去っていったのでパーシアは、ほっと一息。
 トマシーナの方がどうしているのか少し気になったので、物体透過を使い見に行けば、朱璃が見守る中精霊【ミラ様】と遊んでいた。
「まて、まて」
 ミラ様はトマシーナの手の届きそうなところをふわふわ。トマシーナがそれを、飽きもせず追いかける。
 両者すっかり仲良くなった模様だ。

●転ばぬ先の杖探し
 村からフトゥールム・スクエアへ戻ってきたレーネは、すぐさま付近にある孤児院を尋ねて回った。新規の受け入れ可能状況を確認するために。トーマスたちが保護施設を出た後、どこにも行き場がないようでは困るから。
 手伝いのためアマルが、彼女についてきている。一人で回っていたのでは、あっと言う間に日が暮れるだろうと思って。
 手分けし聞き込みした結果分かったのは『兄妹がそれぞれ別個に入れる所はあるが、まとめて受け入れてくれる所は、今のところない。』ということだった。
「なるべくなら、お二人とも一緒に引き受けていただきたいのですけれど……」
 そうはいっても、出来ないものはしょうがない。
 気持ちを切り替えて次に、酒場『スタリウム』に向かう。学園OBが多く集う場なら、里親になれそうな人間もいるんではなかろうか、と思ってのことだ。
 しかし。
「二人の子供の里親か……うーん、難しい。今のところ自分一人の身を立てるのがやっとで。結婚もしてないし」
「下は4歳だよね? それだけ小さいと厳しいなあ」
「一人なら何とかだけど、二人はねえ……」
 こちらもなかなか難しそう。
(まあ、最悪でも孤児院の方は空きがあるということですから、そこを確認出来ただけでもよしとしましょうか……)
 なるべく前向きに考えながら酒場を出る。
「レーネさん、このまま施設に戻るんですか?」
「いいえ、この後は【ドリャエモン】先生のところに寄ろうかと。アマルさん、お付き合いいただけますか?」
「はーい、喜んで。ところでレーネさん、保護者第一号の方について、説明は受けなくていいんですか? レーネさんは信用の置ける方ですから、情報共有しても構わないと思うんですけど……保護施設の発案者ですし」
「保護されている人たちの事情などは保護施設運営委員会の方々が管理するべきです。私は特別な役割を引き受けていないのですから、特別扱いは不必要です」

●きょうだい
 施設調理室。アルフィオーネが鼻歌交じりにダイナミックなクッキングを行っている。
 その片隅でトマシーナは、朱璃に手伝われながら、ミルク寒天作り。
 他のよりたくさん桃を詰め込んだ容器を、自慢そうに指差す。
「これ、にいたんの」
「お兄様のことがお好きなのですね」
「うん」
 てらいなく頷く幼子の姿に朱璃は、かつての自分を重ねた。感傷がちくりと胸を刺す。
「私も兄がいましたの。もう亡くなってしまいましたが。貴方はお兄様を大切になさってくださいね」
 トマシーナはその言葉に、はっとした様子だった。
 年に似合わぬ深刻な顔をし、朱璃に尋ねる。
「わたしのにいたんも、おとうたんとおかあたんみたいに、しんでしまわないかしら」
 今度は朱璃がはっとする番だった。けれども彼女は大人なので、それを表に出さない。トマシーナと目線があうようしゃがみ、小さな体を抱きしめる。
「大丈夫ですよ。あなたのお兄様は死んだりしませんわ」

 施設図書室。
 トーマスはカサンドラの画集を静かに眺めている。
 タスクはそれに感心した。漫画ばかり読んでゲラゲラやっている狼兄弟とは、雲泥の差だなと。
(絵が好きなのかな?)
 それとなく近づき様子を確かめる。そして、違和感を覚える。彼が見ているのが風景画ではなく、魔物たち――バスカビル【黒犬】とシャパリュ【赤猫】の絵だったから。
「トーマスくんは、その絵、好きなのかい?」
 トーマスはうん、と彼に答えた。どこか上の空で。
「魔物っていいな」
「どうして?」
「強いもの。強かったら、いやな奴をすぐやっつけられる。岩が落ちてきたって、簡単に死んじゃったりしない」
「……」
 どういう言葉を返したらいいかタスクが考えているうちに、ガブが割り込んできた。
「馬鹿、お前、魔物なんてたいしたことねーよ。本当にすごいのは魔王だ魔王。魔王になればなー、魔物を何匹でも好きに従えられるんだぜ!」
 タスクはそれに反論する形をとりつつ、トーマスに語りかける。
「かつての魔王は何千何万と魔物を従えていたけど、勇者に負けたよ。強いだけじゃなんにもならない」
 トーマスはしかし、納得しない。
「強くなかったら何にも出来ないよ。強かったら助けたいものを、いつでも簡単に助けられるじゃないか」
 フライパンを叩くかしましい音が聞こえてきた。アルフィオーネである。
「みんなー。ごはんよー」

●引き続き杖探し。
「保護施設の増設か……」
 ドラゴニア老教師ドリャエモンは白い太眉を八の形にする。
「難しいのお……今回のは転用家屋と、予算を作るための売却物などもあったればこそ、とんとん拍子で話が進んだのだ。新しく同じことをしようとしても、なかなか」
「そうですか……」
 レーネは幾分声を沈ませつつ、改めて嘆願する。
「それでも一応――学園側にご検討いただけますようお願い出来ませんでしょうか?」
「ああ、それはもちろんかまわん。じゃが、朗報は期待せんでくれよ?」
 そう言い置いてからドリャエモンは、二重あごを太ましい手で支え、息を吐いた。
「しかし、その子たちの行く末は気がかりよのう。よし、わしも暇を見て、里親探しをしてみよう」
 善意溢れる言葉にレーネは、感謝を示す。
「ありがとうございます、先生」
 アマルもぺこりと頭を下げる。
「よろしくお願いします、ドリャエモン先生」

●ご飯の後で
 ベイキは軒下の物干しに、トーマスたちが着ていた服を吊るす――彼らが風呂に入るついでに洗濯したのだ。
 今日はよく晴れているし風もあるから、夜のうちに乾くだろう。そんなことを思いながら、子供用のパジャマを持って女性用の風呂場へ戻る。
 脱衣所に入ると湯上りはだかんぼのトマシーナが、きゃあきゃあ走っていた。
 バスタオルを手にした朱璃とアルフィオーネがそれを追いかけている。
「体を拭かなきゃ駄目ですよ!」
「待ちなさーい!」
 微笑ましげに苦笑してパジャマを置き、今度は男性用の風呂場へトーマスのパジャマを届けに行く。
 脱衣所に入れば、風呂場の扉の向こうからガブたちのけたたましいふざけあいが聞こえてきた。
「てめー、耳に水入ったじゃねーか!」
「てめーが先にやったんじゃねえか、くらえ!」
「何すんだ俺まで水被ったじゃねーか!」
 それを注意し、かつトーマスに話しかけるタスクの声。
「そこ、シャワーで遊ばない!――トーマスくん、勇者は誰かを助けた後、見返りを求めない。『ありがとう』って感謝されればうれしいけど、もしそれがなくても、相手を貶したりしない――僕が憧れる勇者の受け売りだけどね」
「……そんなこと出来る?」
「出来るようにしなくちゃと僕は思ってる。勇者を目指す卵としてね。トーマスくん、君が健やかで安心な状態であることが、僕や仲間、学園にとって何より嬉しいことだ」
 彼が早く心を開いてくれるといいが。
 そう願いながら朱璃は、足音をしのばせその場を離れた。

●月明かりの下で
 トーマスたちを保護してから、数日後の夜。

「それじゃあアマルくん、見張り頼むね」
「了解でーす」
 アマルに見張りを任せたタスクは、中庭に出て、日課の自主トレを始めた。月明かりに照らされたオブジェたちに見守られながら、腕立てから始めてスクワット、腹筋背筋、走り込み。
 侵入者等の怪しい動きは、現在に至るまでない。襲撃を警戒していただけに拍子抜けな感はあるが……実際に緊急事態が生じるよりずっといい。
(向こうも、こっちを警戒しているのかな?)
 村人を殺したのは黒犬ではないかと、タスクを含む施設関係者は当初から疑っている。
 だが、証拠はない。現場に何も残っていないし、トーマスがいまだに事件の詳細を語らないから。
(話してくれるようになるまでには、まだもう少し時間がいるかな……)
 そんなことを思っていた彼は不意に、複数の犬の遠吠えを聞いた。
 うんと遠く、遠く、かすかなもので、すぐに消えてしまったけれど。
 なんだか良くない予感がして彼は、その場に立ち尽くす。
「……」

 トーマスはトイレに行く体で、暗い廊下を歩き回る。
 カタン、と勝手に行く手の扉が開いた。閉じた。
 トーマスはぎくっと固まった。しかし、逃げようとはしない。 
「……お前が、恩知らずで、うそつきの、カサンドラ?」

(え?)
 パーシアは姿を消したままトーマスを凝視する。
 直後トーマスは、顔を別方向に向けた。
 どうして彼がそうしたかパーシアにはすぐ分かった。彼女の耳にも聞こえたのだ。カサンドラが、喉が千切れるほど咳こんでいる声が。急いで口に何かを押し当てたのか、すぐ静かになったが。
 そこへ泊り込みをしていた朱璃と、アルフィオーネがやってくる。
 トーマスは彼女らに尋ねた。真剣な面持ちで。
「この施設に、僕ら以外に住んでる人いない?」
 アルフィオーネは首を横に振る。カサンドラはすでに『狙われている』人物なので、接触させたら子供たちが危険と考えたのだ。
「え? いえ、誰もいませんよ」
 トーマスの目に、強情かつ反抗的な光が宿る。
「……ふーん。そう」
 それだけ言って彼は、自分から部屋へ戻っていった。

 トーマスが寝入るのを確認してからパーシアは、自分が聞いた一部始終を仲間に伝える。もちろんカサンドラ本人にも。
「恩知らずで、うそつき?」
「ええ、そう言っていたわ――誰かから入れ知恵されてる可能性が高いわね」
 カサンドラは段々うすら怖くなってきた。入れ知恵している誰かが、黒犬であろうことは多分間違いない。しかし、それにしても。
(うそつきはまだしも、恩知らずって、何のこと? 私……死ぬまでの数年間に何かしたの? 覚えていない……)



課題評価
課題経験:60
課題報酬:1500
ミラちゃん家――保護案件発生
執筆:K GM


《ミラちゃん家――保護案件発生》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 1) 2020-08-09 18:43:39
武神・無双コースのルネサンス、朱璃・拝と申します。どうぞよろしくお願いしますね。

現時点で私達はトーマス様と黒犬との関係は解らない、という事ですわね。なのでこの兄妹には色々あった、という事で大人を信用していないか、少なくともあまりいい感情は持っていないという事ですか。先ずは私達を信用していただきたいですわね。

妹様はお兄様の事がお好きなのですね。私にも兄がおりましたから、お気持ちは解りますわ。

カサンドラ様については黒犬との事は一先ずおいておいてもまだどういう方かはこちらからは教えない方がよいでしょううか。絵のお姉さんくらいで止めておきますか?

《幸便の祈祷師》 アルフィオーネ・ブランエトワル (No 2) 2020-08-10 02:48:09
 できれば、離れた隠し部屋を使ってもらって、引き合わせないようにしたい。カサンドラさんはすでに「狙われている人」なので、そういう人と些少でも関りを持てば、巻き込まれる可能性が出るというのが理由。

語らずとも、子供たちを見れば、まともな扱いを受けていなかったことは明らか。わたしは村人と『話』があるので、みなは先に行っていてもらえるかしら?ゆっくりな馬車なら、飛んで行けば追いつける。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 3) 2020-08-10 08:31:39
勇者・英雄コースのタスク・ジムです。よろしくお願いいたします!
ミラちゃん家が出来上がった思い出・記念として名簿を書いたつもりが、
早速招集ですね、運営委員会(笑)

トーマスくんのカウンセリングにカサンドラさんを頼る手には
メリットとデメリットがあります。

【メリット】絵画セラピー
一説によるとかなり効果があるという話もありますし、
それこそ黒い犬とか書いてくれたらバッチリですよね。

【デメリット】敵に見つかる危険
トーマスくんが敵と接触してしまえば、仮にカサンドラさんの名を隠しても
「絵のお姉さん(もしくは先生)」だけで特定される可能性は十分です。

どうも、デメリットのほうが大きそうなので、今回は隠れてもらった方が…
という点で、アルフィオーネさんに賛成です。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 4) 2020-08-10 08:37:26
それはそれとして、こちらは【事前調査】で、
過去の事件を追い、【魔物知識】で調べるなどして、独自に
プロローグに記載の情報に迫っていくつもりです。
もちろん、分かったことは共有しますね。

その上で、トーマスくんの話で裏を取りたいので、
僕はひとまず、トーマスくんの心を開くことに注力したいと思います。

経理、競売と続いてカウンセリングに挑戦し、着々と役所系ゆうしゃへの
キャリアにトライさせてもらえるのは、GM様のおかげと感謝しております(笑)

冗談はともかく、アルフィオーネさんが村のほうのフォローに回ってくださるのは
大変助かります!

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 5) 2020-08-10 09:10:54
それでは私はトマシーナ様と色々お話とかしてみましょうかしら?ミラ様にも協力いただければ心を開いて下さるかもしれません。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 6) 2020-08-10 09:38:01
妹さんのほうのフォローですね、助かります!
今のところ、綺麗に分担出来てるようですね。

ミラ様が、こういうときに頼れるくらい、
人に心を開いてくれたのは、朱璃さんの功績だと思います♪

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 7) 2020-08-10 12:39:45
【黒犬】とカサンドラさんの初登場話を読み返し、
改めて事前調査について考えてみましたが…

あの事件に参加した皆さんに話を聞いたとして、
バスカビル、その飼い主ノアー族について大図書館でおさらいするくらいですね~。

プロローグの状況に直接迫ったり推理したりするのは
なかなか難しそうです。

あとは、より直接的にはなりますが、あの事件を知っているので、
【黒犬】という存在には常々警戒している、みたいなプランを書いておき、
トーマスくんの証言と結びつけやすくしておくとか…

いずれにせよ、トーマスくんとの交流が第一なのは変わらないでしょうね。

あとは、トーマスくんを黒犬と接触させないこと、ですかね…
(キャラクターは黒犬の関与を知らなくても、一般的な話、外敵は警戒しなきゃですからね)

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 8) 2020-08-10 22:43:42
ちょっと早いですが、こんな方向でプランを下書きしてみました!

・事前調査、情報共有
・トーマスと交流。一緒に遊んで友達になる方向で
・しばらく保護施設に泊まり込み、外敵を警戒
・もし黒犬のことを教えてくれたら、相手にしないよう諭す
(SOSに対価を求める行為は助けではなく「利用」だぞ、と)
・万一黒犬襲撃あれば発煙筒で知らせつつ応戦

そこで、皆さんにご相談です。

【相談1】
しばらく泊まり込んで見張る件、気が向いた方はご一緒いただけるとありがたいです。
交代できた方が、睡眠や授業などの影響が少なくて済むので。
なお、アマルくんにも協力を依頼するつもりです。

【相談2】
カサンドラさんを秘匿することに反対意見がなければ、どなたか、その旨をプランに記載していただけると助かります。
僕は文字数が足りなくなってしまったので…

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 9) 2020-08-10 22:48:01
【相談1】補足
交代という便宜的なこと以外に、仲間と一緒なら合宿みたいで楽しい!
という気持ちも正直あります(笑)

あと、【料理】を振る舞う旨書いてみたので、ご一緒いただいたり
パーティや【楽器演奏】などなどあれば、さらに楽しみが増すかもしれませんね。

今まで辛いことが多かったであろう兄妹に
少しでも楽しんで欲しいので。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 10) 2020-08-10 22:50:21
補足

万一の戦闘に備えて装備と特技を固めるわけですが、
今回は護衛を第一に考えるため、壁役シフトに換装します!

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 11) 2020-08-11 19:35:47
泊まり込むのは問題ないですわ。問題は今回どの辺りまで話が進むかでしょうか。PL情報として黒犬がトーマス様にカサンドラ様の事を探ってこいと命じていますが、具体的に黒犬自身が何か行動を仕掛けてくるかですわね。

カサンドラ様については、全く姿を見せずに隠す、のは難しいかもしれませんわね。トーマス様達が来た時点でトーマス様に疑いを持てるかどうかにかかっているでしょうか。ただ名前くらいは偽名にしておいた方がよいかとは思いますが・・・。

料理についてはトマシーナ様とお菓子を作ってもいいかもしれませんわね。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 12) 2020-08-11 22:28:20
朱璃さん、ありがとうございます!心強いです。

確かに、トーマス兄妹にカサンドラさんの姿を見せるのが危険である!
…という認識を持てるような状況じゃないんですよね~、現状。
だから、キャラクター的には、隠す理由がない。

(タスクなら、むしろ絵画セラピーを積極的に薦めるのが自然な
ロールプレイだなあ…(苦笑))

それならば、トーマスくんと黒犬を会わせない!ということに
注力するのは、どうでしょうか。

普通ではない惨殺、それを見ていた少年、しかもガイシャと少年には因縁。
これだけで、魔物もしくはそれに類する異常者かつ実力者の関与が疑われ、
そういった脅威をトーマスくんに接触させまい!と考え、ガードを固めるのは自然な行動だと思います。

トーマスくんがカサンドラさんの存在を知ったとしても、
トーマスくんと黒犬を会わせなければ、結果的に問題ないのでは、という意見です。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 13) 2020-08-12 00:20:54
ご挨拶が遅れましたが、教祖・聖職コースのベイキ・ミューズフェスです。よろしくお願いします。
以前からワンコがちょっかい掛けてくる展開も想定してるので、(PL情報抜きで)慎重を期する意味で、カサンドラさんと子供達をいきなり引き合わせるのには反対ですね。

小さな子の何気ない言動で、隠しておきたいことが露見する……よくあるリスクを警戒してるので。
悪い偶然ってのは、起きてほしくないときほど起こるものですから。

「この倉庫にリバイバルの女がいる」という程度の情報が外に出るのも回避したいので、今回はまずは、子供達の人となりといいますか……どんな境遇の子達で、どう接するのが子供達のためになりそうか。

位の様子見でいきたいのが本音です。
自分でも慎重すぎだとは思いますが。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 14) 2020-08-12 07:55:39
男の子って、大きな犬なんかを怖がる子もいますが、「カッコいい!」と喜ぶ子もいますよね。
人間を信用できない子が、大きくてカッコいい犬に心を開く。

つい、この施設のことやカサンドラさんのことを、友達にでも話すように語りかけてしまう。
その、犬の姿をした存在のなかに、悪意が渦巻いてることを知らずに……。

ただ、疑うだけでは、子供達のためにならないのも確かです。
こういうときに、あの三兄弟が居ると頼りになりそうなんですが……さて、どうしよう。

《幸便の祈祷師》 アルフィオーネ・ブランエトワル (No 15) 2020-08-12 08:45:04
PL:カサンドラさんが危険。ではなく、子供たちが危険。とすれば、現状でも筋は通ると愚考しますが、いかがでしょうか

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 16) 2020-08-13 08:39:21
それでは…PL見解込みの整理として

・カサンドラさんは、何者かに狙われてて常々危ないので、なるべく仕事場か自室を出ないようお願いする

・トーマス兄妹には、何らかの脅威が関与している可能性が高く危ないので、なるべく保護施設運営委員の目の届く範囲にいるようお願いする

・カサンドラさんとトーマス兄妹が会ってしまったら仕方ないので、平静を装いつつ、PL的にはトーマスくんが外部と接触しないよう最大限警戒!

以上、【一般的】かつ【お願いの範囲】として整理できるのではないか、
と思いますが、いかがでしょうか?

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 17) 2020-08-13 08:43:06
ベイキさん、あの三兄弟を絡ませるのは面白いですね。

蛇足かもしれませんが、個人的意見ですが、
あの三兄弟は、オート(GM様判断)で動く状態だとまだちょっと信用できないので、
(黒犬につくとか、やりかねない(汗))
彼等にどう動いてほしいかの要望を、ウィッシュに記載すると良いかもしれません。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 18) 2020-08-13 19:31:00
アルフィオーネ様の仰っておられるのは、カサンドラ様と接触する事で兄妹が不測の事態に巻き込まれるかもしれない、という可能性という事でしょうか?それなら確かにあり得そうですし、接触させないというのも選択肢としてありになるかもですわね。


>三兄弟
なんのかんのいいつつも子供達に対して面倒見よさそうな感じはしますわね。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 19) 2020-08-13 22:27:35
追われてるカサンドラさんと子供達を会わせると、子供達も巻き込まれかねないという解釈ですか。
アルフィオーネさんの解釈は十分あり得る解釈ですし、私が考えてる可能性よりも健全だと思います。

>三兄弟
言い方は悪いですが、周囲から疎まれてる。もしくは疎まれていた者同士だと、通じ合うものもありそうですし。
疎まれていた者の気持ちは、同じ立場であった者でないと分かりにくいですしね。

まあ、そういう打算抜きでも、今回は人数が現状少ないので、人手が欲しいのもありますが……って、それも打算やん。

なんかどんどん聖職から遠くなってる気がする。

《幸便の祈祷師》 アルフィオーネ・ブランエトワル (No 20) 2020-08-14 03:40:02
>朱璃さん、ベイキさん
左様です。

>狼ズ
彼らは、カサンドラさんのことを知らないのではなかったのでしょうか?カサンドラさんのことは、口外しない取り決めだったはずですので、もしそうなら、こちらの思惑通りに動いてもらうのは難しいかも?

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 21) 2020-08-14 06:31:25
アルフィオーネさん、了解しました。
状況とキャラ認識の整合性において、その考え方かベストと思います。

やはり、カサンドラさんとトーマス兄妹を会わせない、がファイナルアンサーになりますね。

三兄弟はカサンドラさんについて知らないはずですね。
(内情を知るのは運営委員だけのつもりですが、三兄弟入れてないですし)

カサンドラさんになるべく隠れてもらえるなら、
三兄弟がトーマスに構ってくれることに問題はないのでは?

ただ、もしもトーマスが三兄弟に心を開いて、黒犬とのやりとりを
彼等に話し出したら、カサンドラさんに話が及ぶ、というのが怖いですね。

構ってもらうにしても、必ず僕たちの誰かが同席するようにすれば、
話題をコントロール出来そうな気がしますが。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 22) 2020-08-14 06:32:59
【PL連絡】

大変すみませんが、今から15日夜まで会議の参加が難しくなります。
出発前にチェックして、何かありましたら出来るだけ調整しますので
よろしくお願いいたします!

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 23) 2020-08-14 06:33:08

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 24) 2020-08-14 08:12:13
>三兄弟
アルフィオーネさんが仰るように、彼らにはカサンドラさんのことは話してませんね。
いずれは彼らも、彼女の存在に気付くでしょうし……どこかのタイミングで、彼らにも説明しないといけないかなとは思ってます。

それが今回かと言われると、ちょっと早い気もしますが。

まあ、今回はカサンドラさんに隠れて貰えれば、隠し部屋もある施設なので、子供達に対しては隠しようもあると思います。

三兄弟に対しては、
「置き場がない教材用の難しい本や実験用の薬を、先生が隠し部屋に保管してる。薬を下手に扱って割ったりすると危ないし、教材が減ったり汚れたら先生から大目玉食らう」

とか言って、隠し部屋に近寄らないようにする手もあるかも。

絵画に関する難しい本もあるでしょうし、画材には硫黄や孔雀石が使われてたこともあるようですし、嘘は言っていない。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 25) 2020-08-14 08:35:13
>子供達
さてさて、こちらの対応も考えないといけませんね
まずは腹ごしらえや、汚れた衣服の洗濯。それに体を洗ってあげたり……そういえば、この施設ってお風呂やシャワーあるんですかね?

なくても井戸はあるので、水はどうにかなりますが。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 26) 2020-08-14 09:32:16
ベイキさん、ちゃんと聖職してるじゃないですか(^∇^)

三兄弟対策と、子供たちの衛生面のケア、ナイスだと思います!

《幸便の祈祷師》 アルフィオーネ・ブランエトワル (No 27) 2020-08-14 14:17:24
>お風呂
ミラちゃん家で生活は一通りこなせないと、隠匿するのが難しいので、あるのものと推察されます。

わたしは、村人への対応、トーマスのあざの治療、子供たちにリクエストを聞いての、ごはんの提供。をしていきたいと思っています。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 28) 2020-08-14 20:26:46
>お風呂
ある、とは思いますが・・・もし無ければドラム缶風呂でも作りますか?その作業を一緒にやるというのもよさそうですし。

私は先述の通りトマシーナ様と主にお話したり遊んだりしてみますわ。お風呂に入れる際はお手伝いしますわね。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 29) 2020-08-15 08:19:02
これはお風呂回の予感?
トーマスさんのお風呂はタスクさんに入れていただけば大丈夫ですかね。

まあ、相手は子供ですし、タスクさんの手が空かないようなら私が対応しますが。

確かに、ここで生活を完結させるなら、施設にお風呂ないと厳しいですもんね。
施設にお風呂あると思いたい。

なければ、朱璃さんの仰るようにドラム缶なり樽なりでDIYでしょうか?
ドゥ イット ユアセルフ!

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 30) 2020-08-15 09:25:09
むっ、お風呂回ですか?後でプラン調整してみます。
これはピンナップ案件か?(タスクとトーマス…誰得?)

予算組んだ僕としては当然風呂も完備してるイメージですが、
出来ればそれもプランに折り込んでみますね…多分。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 31) 2020-08-15 09:38:17
施設改築予算で風呂は男湯女湯完備済

という文言をウィッシュに入れてみました!

そのかわり、料理するという文言を削りましたので、
料理についてはアルフィオーネさんに任せっきりになります。
すみません。頼りにしてます。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 32) 2020-08-15 09:41:18
あ、トーマスくんとの交流に、お風呂も盛り込みましたよ~!
ベイキさんにご心配いただきましたが、僕がお風呂入れれます。
ありがとうございます!

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 33) 2020-08-15 18:42:14
それではお風呂は大丈夫という事ですわね、了解ですわ。

お料理はお任せするとして、トマシーナ様とお菓子のミルク寒天を作りますわね。あとはミラ様と一緒に遊んだりでしょうか

《奏天の護り姫》 レーネ・ブリーズ (No 34) 2020-08-15 21:12:53
芸能・芸術コースのエルフ、レーネです。
もうすぐ出発ですがよろしくお願いします。

みなさんの方針に異議ありません。
わたくしは運営委員会に参加していませんから、
わたくしにも事情は説明しないということでおねがいします。

「保護施設を発案したレーネであっても具体的な事例について保護チームのなかでの役割をひきうけていないなら特別扱いは受けない」

これを秘密にされる側から明確にすることでみなさんの秘密管理の徹底を示したいと思います。

わたくし自身の行動としては何か事情があって保護しなければならない子供さんという状況がこれからもありえるということで、街の孤児院や里親さがしをはばひろくおこないます。
ただし、実際の移動につきましては受け入れてくれる方々への危険を避けるため、運営委員会によってこどもさんの事情がきちんと解決されてからですから、その準備ですね。

あとは学園側との相談をしておこうとおもいます。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 35) 2020-08-15 22:57:27
朱璃さん、了解しました!
いつも思いますが、朱璃さんのお菓子作りのアクションはことのほか美味しそうなんですよね♪

レーネさん、いらっしゃいませ!よろしくお願いいたします!
お考え、よくわかりました。
何やら寂しい気もしますが、熟慮の上の心強いご提案をいただいたものと受け止めます。

確か、カサンドラさんとは接触されてたと思いますので、
仮にトーマスくんと黒犬の関係が判明した場合、そこからが秘密の範囲になるでしょうか。

里親さん探しについても、助かります。
その方面のアプローチは今まで出てなかったかと思いますので。


《奏天の護り姫》 レーネ・ブリーズ (No 36) 2020-08-15 23:06:06
カサンドラさんも保護対象としていらした、絵を描く方というのはしってて、おはなしもさせていただいていますが、「ねらわれていた事情」とかはわからないので、そういうことについては秘密のままで、というかんじですね。
逆説的になりますが、わたくしもそういう「役割」でサポートしていこうとおもってます。

《猫の友》 パーシア・セントレジャー (No 37) 2020-08-15 23:27:45
王様・貴族コースのパーシア。よろしくお願いします。
出発直前だけど、人手が足りないようだし参加したわ。

といっても、あんまり時間もないし、今から細かい調整が要ることはできないから、私はカサンドラさんが居る隠し部屋が見つかりそうなときの保険で動くわね。

まあ、隠し部屋が見つかりそうなときに透明化で物を動かして脅かしたり、物体透過で壁から手を出したりして子供達を遠ざけたり、隠し部屋のベッドとかにカサンドラさんに隠れてもらって、私が居着いた幽霊よろしく登場するだけだけど。

《猫の友》 パーシア・セントレジャー (No 38) 2020-08-15 23:29:08
っと、失礼
お名前知らないはずなんで、絵のお姉さんね

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 39) 2020-08-15 23:40:37
レーネさん、了解です。
頼りにしています!

パーシアさん、いらっしゃいませ!よろしくお願いいたします!
リバイバルさんならではのトリッキーなサポート、助かります!

いよいよ出発ですね。
こんなに一生懸命話し合ったのですから、きっとうまくいきます。
ご一緒いただいた皆様、そしてGM様、本当にありがとうございます!