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迷子騒ぎは大騒ぎ!?


ストーリー Story

「どうしましょう、あの子が学生寮に戻って来ないの」
 雄大なフトゥールム・スクエア内の学生寮レイアーニ・ノホナの一角で、寮の管理者の1人である【リシリア・ミゲル】はある不安に駆られていた。
 その理由は学生の1人である【ミーシャ・チャリオット】が、夕方近くになっても、学生寮に帰って来ない為である。
 ミーシャは4歳にして、このフトゥールム・スクエアに入学が許された子で、この歳で幾つもの魔法が扱える天才肌の持ち主なのだが、やはりまだ4歳という年齢か、すぐに色々な事に興味を示し、フラフラといなくなってしまう子供の面も持ち合わせている。
 普段は同学年になる生徒の誰かが彼女の面倒を見てくれているのだが、今日は誰もミーシャに付いて行っていないと上級生達は言っていたので、リシリアの不安は増すばかり。


「ああ、あなたたち少し手伝ってくれないかしら?」
 リシリアは偶然談話室の近くを歩いていた新入生たちを見付け、ミーシャの捜索をお願いした。そんな小さな子が、この学園で迷子になっていると聞けば、新入生といえども手伝わない訳にはいかない。
「ミーシャはね本が大好きなの、だから図書館にいる事も多いし、食べ盛りになって来たので食堂も好きよ。それに購買を見て回る事も、後は意外でしょうけど体育準備室も好きなのよ。ああ、もしかしたら誰かが迎えに来てくれると思い、教室にいるかも知れないわ」
 リシリアはミーシャが行きそうな場所を必死に考えてくれた。広い学園内でミーシャが行きそうな場所を教えてくれるのは非常にありがたい、その場所に絞って捜索をすることが出来るのだから。


 リシリアは新入生たちに場所を教える為に、一度自分の部屋に戻り、話した場所に記しを付けた地図を持って来て新入生に手渡した。
「でも門限には気をつけて、破れば……分かっているわね?」
 フトゥールム・スクエアは夜遅くの行動は禁止されている。そして門限を過ぎれば寮母さんたちのキツいお説教が待ち構えてもいる。
 お説教だけは勘弁して欲しいのは、上級生も新入生も皆同じであり、誰もが寮母さんたちが面倒くさいと知っているせいだ。
 寮内で永遠と続くお説教は、フトゥールム・スクエア内で新入生でもすぐに聞くほどの有名話。
 この面倒くささを嫌がり、学生はほとんど門限を破らないのが暗黙の了解だったりする……一部で逞しい学生たちが、肝試しなどしているらしいが。


 リシリアは手伝ってくれる新入生たちを連れ、寮の表門に向かいながら話す。
「今日のミーシャは、フトゥールム・パレスでの共同授業だったと上級生さんが言っていたわ」
 それを聞き、新入生たちは軽く絶句してしまう。
 第一校舎であるフトゥールム・パレスは、高さ30階、地下40階からなる、フトゥールム・スクエアの中心的な建物で、お城か要塞かと言われるほどの巨大建造物。
 その中から子供を1人探すのは至難の技なのだが、リシリアはミーシャが今日使用した教室を知っており、その場所にいる可能性だってある。
「でもミーシャですもの、簡単に違う場所には行かないと私は思うの。あれで人見知りなのよミーシャは……ミーシャから見える周りは全て歳上のせい、4歳だもの当たり前の反応よ」
 それは……と、今度は口を濁す新入生たち、4歳の子供から見れば10歳の学生でも大人に見える。もしかしたらミーシャと同じ年頃の学生がいるかも知れないが、ミーシャの周りにはいないらしい。
 だから人見知り、でも好奇心は旺盛なミーシャ。リシリアからの話を総合すれば、ミーシャは違う場所には行かないと考え、新入生たちはリシリアが言う5ヵ所の捜索を行う事にした。
 ただ1つ問題もある。集団で探すか1人1人に別れて探すか、時間内に広大なフトゥールム・パレスを探すには、どちらを選択すれば良いだろうか?


 表門に着き、新入生たちを心配そうに送り出すリシリア。ミーシャも新入生もリシリアに取れば大切な寮生であり、どちらも無事に帰って来て欲しいのがリシリアの思い。
「お願いよ、必ず見つけてあげて。1人ぽっちでミーシャが泣いているかも知れないから」
 夕方になりかけた今の時間から、門限までにリシリアから教えて貰った場所を探してミーシャを見つけ寮に連れて来る事。それがリシリアからのお願い。
 ――あなたはどこから捜索しますか?


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 5日 出発日 2019-09-05

難易度 とても簡単 報酬 ほんの少し 完成予定 2019-09-15

登場人物 5/8 Characters
《未来を願いし者》エトワール・フィデール
 ヒューマン Lv8 / 教祖・聖職 Rank 1
私は恵まれている、愛されている。だから…今度は私が愛を返す番です ーーーーーーーーーーーーーーーー 容姿 ・緩くミツ編みにした腰まである長い黒髪、丸い大きな青い目にうっすらと紅い頬。何処か人形めいた容姿に柔らかく穏やかな表情が人間味を与えている。 ・学園の制服以外では孤児院を出る際にマザーとシスターから貰った修道服を着て過ごしている 名前 ・教会のマザーにつけてもらった。愛称はエト ・姓は孤児院のものである 【PL】 ・友達申請ご自由に
《ゆうがく2年生》ヒューズ・トゥエルプ
 ヒューマン Lv21 / 黒幕・暗躍 Rank 1
(未設定)
《ゆうがく2年生》アリア・カヴァティーナ
 アークライト Lv14 / 村人・従者 Rank 1
 幼い頃から聞かされてきた英雄譚に憧れて、いつしか勇者さまを導く人物になりたいと願ってきた。  その『導き』とはすなわち、町の入口に立って町の名前を勇者様に告げる役。  けれども、その役を務めるということは、町の顔になるということ。この学校でたくさん学んで、いろんなことを知ることで、素敵な案内役になりたい!  ……それが自分の使命であると信じて入学したけれど、実のところ勉強よりも、花好きが高じた畑いじりのほうが好きだったりする。そのせいで、実はそこそこの力持ちだったりする。  たぶん、アークライトの中ではかなり変人なほうなんだと思うけれど、本人はあんまり気にしていない模様。  基本的に前向き……というか猪突猛進なところがある、かも。
《新入生》エトルカ・ドゥラメトリー
 アークライト Lv7 / 武神・無双 Rank 1
「わたしは、エトルカ。きみは?」 姉妹の片割れ、姉 思うままに、感じるままに奔る 心の奥に、静かな祈りを持ちながら 容姿 ・淡い薄紫のショートボブ、色はやや桃色寄り ・目は丸型、やや水色がかった銀色 ・動きやすい服装を好み、制服はスカートではなくショートパンツを着用 性格 ・感情の起伏が薄く、思うままに行動する ・妹と対照的に直感で動くタイプ ・好戦的。自分から仕掛けることは(妹のことを考えて)あまりないが、売られた喧嘩は買う ・故郷での扱いから、自己評価が低い傾向にある ・妹以外から褒められるのは慣れてない 妹について ・大切な妹、いろいろ世話をかけてしまっているのが申し訳ない ・自分以外にも色々と目を向けてほしいと思っていたので、今の環境には納得している 好きなもの 妹、戦い 苦手なこと べんきょう、ひとに寄り添う 二人称:きみ、呼び捨て 敵へは「お前」 やや片言寄りの口調 例)「課題、探してる。きみ、同じ?一緒、探そう」
《ココの大好きな人》アンリ・ミラーヴ
 ルネサンス Lv18 / 教祖・聖職 Rank 1
純種が馬のルネサンス。馬の耳と尻尾を持つ。 身長175cm。体重56kg。 16歳。 性格は温厚。 あまり表情を変えず寡黙。 喋る際は、言葉に短く間を置きながら発していく。 少しのんびりした性格と、言葉を選びながら喋るため。 思考や文章は比較的普通に言葉を紡ぐ。 表現が下手なだけで、年相応に感情は豊か。 好奇心も強く、珍しいものを見つけては、つぶらな瞳を輝かせながら眺めている。 群れで暮らす馬の遺伝により、少し寂しがり屋な面もある。 やや天然で、草原出身の世間知らずも合わさって時折、突拍子の無い発言をする。 好きな食べ物はニンジン。 食べていると美味しそうに目を細めて表情を和らげる。 趣味はランニング。運動自体を好む。 武術だけは、傷付ける行為を好まないため苦手。 入学の目的は、生者を癒し死者を慰める力を身に着ける事。

解説 Explan

●目的
 迷子になったミーシャを探し出し、リシリアの元に連れて来れば成功です。

●行動
 リシリアが言う、図書館・食堂・購買・体育準備室・教室が捜索範囲になります。
 ですが広いフトゥールム・パレス内で、全てを回るには、かなりの時間を要してしまうでしょう。
 学生が入れる範囲内での近道はOKとします。ですが入れない場所もあるので注意しましょう。
(職員室や個々の研究室、学園の運営管理部分などは入室不可、外の壁から登るも不可です)
 夕方から3時間までが捜索時間になります。
 全員で5ヵ所を手早く回る知恵を出すか、個別に分かれ捜索するか、全く違う方法でもOKです。

 気楽に考えて下さい。個別は個別でも1人という制限は設けていません。探し方は色々あるはずです。
 ですが全員で普通のルートを使い、5ヵ所全てを回るのは時間が足りないとします。
 
 捜索途中で魔法の詠唱練習などをしている学生や、夕方なので食堂は夕食目当てで大混雑などの障害物があります。
 小さなミーシャを見つけるには知恵と判断力が必要です。

●補足
 ミーシャは身長100センチ程度、体重は14キロと少し細めです。
 黒髪を左右2つに分けて髪止めで縛っています。
 フトゥールム・スクエア中では、そこまで目立つ色彩ではありません。人ごみに紛れてしまうと、少々探し難いと思われます。


作者コメント Comment
 こんにちは鞠りんです。
 今回は、迷子になってしまった小さな学生を探してください。
 頭は良いが、年齢相応の女の子なんです。そんな子が、学園のどこかで泣いているのを放置出来ませんよね?
 見つけてあげて、安心させて下さいね。



個人成績表 Report
エトワール・フィデール 個人成績:

獲得経験:14 = 12全体 + 2個別
獲得報酬:252 = 210全体 + 42個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【目的】
・迷子になったミーシャの探索と気持ちのケア

【行動】
・教師にミーシャ探索の件、メンバーが何処を探索しているかを校内放送で流して貰えるように頼む
・聞き込みや探索の協力を他の生徒(NPC)へ頼みつつ教室を探す
・ミーシャを見つけたら孤児院で年下の子達に歌っていた童謡を歌う、事前に用意していたお菓子を与えるなどしてミーシャを落ち着かせる(子供親和Lv2/歌唱Lv1)

ヒューズ・トゥエルプ 個人成績:

獲得経験:14 = 12全体 + 2個別
獲得報酬:252 = 210全体 + 42個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
ふむ、体育準備室か。ここならスペースも狭いし
出入りも少なそうで、面倒が無さそうですね。
おぉっとー。本音が出てしまった!
移動先を潰しとくのも手だべ。
…ここなら静かに本を読みながら、購買で買ったお菓子とかつまめるもんな。
ふむ体育準備室、臭うな。2つの意味で。
最後に行き着く先はここじゃないか?
さて、張り込みますか…。跳び箱かマットで横になりながら。
果報は寝て待てってネ。

→もし見つからなかったら
ははは、職員室に行って教師に事情を説明して
通信魔法と魔法石を接続して校内放送かければ良いじゃない!

→もし寮に間に合わなかったら
ははは、【隠密】でバレないように帰宅!これ、技能の悪用さ!

アリア・カヴァティーナ 個人成績:

獲得経験:14 = 12全体 + 2個別
獲得報酬:252 = 210全体 + 42個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
購買へ向かいますわ!

まずはざっと全体を見て回って、どの辺で何が売ってて、どこに人が集まるのかを事前調査いたしますわ!
その際にミーシャさまが見つからなければわたくし独りで探すのは難しいでしょうから、協力者を集めますわ!
親切にされたければ、親切にして信用されるのが一番ですわ! 人の集まる辺りで、探し物中そうな方々に声をかけて、先程調べた売り場にご案内して…もしお礼を言われたら、その際に「ご案内した代わりといってはなんですけれど…」と事情を話して、ミーシャさまを見かけたら教えてくれるようお願いしますわ!

それでもダメなら…購買の先生に事情を話して許可を取って、バックヤードに潜りこんでないかも探しますわ!

エトルカ・ドゥラメトリー 個人成績:

獲得経験:14 = 12全体 + 2個別
獲得報酬:252 = 210全体 + 42個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
迷子、大変!
妹、迷子の時、大変だった、わかる(こくり)

・目的
ミーシャちゃんを見つける

・準備
箒を借りる
ミーシャちゃんを知る生徒に聞き込み
好きな本もあれば
図書館の地図も確認

・行動
図書館へ捜索
「箒騎乗」でも上空から道すがらそれらしき子がいないか探索

図書館へ入る際、受付の司書さんに聞き込み
ミーシャちゃんらしき幼い子が来なかったか
出入り口の個数の確認
「ちっちゃい女の子、来た、です?」
「こんくらい(腕で表現)」

中に入り、大きな音をたてないように速足で
道すがら生徒に出会えば小さな女の子を見なかったか確認

ミーシャちゃん発見時はなるべく優しく
「みんな、きみ、探した」

アンリ・ミラーヴ 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:36 = 12全体 + 24個別
獲得報酬:630 = 210全体 + 420個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
食堂でミーシャを探す。
幼い彼女が一人で行方不明なんて心配でたまらない。
俺は急いで食堂へ向かい、他の生徒達に謝りながら混雑をかき分け、何度も「ミーシャ・チャリオット!聞こえたら、はーいってお返事して!」と叫んでは立ち止まり、耳を澄まして反応の確認を繰り返しながら隅々まで歩いて回る。
途中で食堂の係の人にもミーシャを見かけたか尋ねて、ついでに体が小さい彼女は一般の生徒とは違う食事の注文方法や、専用の椅子とテーブルが用意されたりするんじゃないかと聞いてみる。そこで彼女の注文の有無や居場所が掴めるかもしれない。
ミーシャを見つけたら俺の名前を告げて、リシリアが心配していると話し、体調を確認して一緒に戻る。

リザルト Result

 【リシリア・ミゲル】の呼びかけに足を止め、【ミーシャ・チャリオット】を探そうと思った、心優しい新入生。
 【エトワール・フィデール】、【ヒューズ・トゥエルプ】、【アリア・カヴァティーナ】、【エトルカ・ドゥラメトリー】、【アンリ・ミラーヴ】。
「幼い子が迷子だなんて! 早く見つけて差し上げないと」
 小さな子供が、この広大な学園で迷子になっていることに、心痛めるエトワール。
「迷子、大変! 妹、迷子のとき、大変だった、わかる」
 コクコクと頷くエトルカは、妹を探した時を思い出しているのだろう。
「でも三時間しかないんだよ」
 ヒューズの言うことも正しい。
 リシリアがミーシャの行きそうな場所を示してくれていても、三時間というのは短すぎる。
「でしたら、全員で手分けして探すのがいいですわ!」
「俺も同じことを思っていたんだ」
 五人居るのだから、一人一人手分けするのが効率はいい。
「時間、少ない。寮の箒、借りて移動、いい?」
 箒を使うのが時間短縮に繋がると、箒に乗ってパレスへと向かうことにした。

「話した通りに探すんだろ?」
「探してミーシャさんの有無を、みなさんと連絡をとるのはどうしましょう?」
 問題はアンリが言う探す場所と、エトワールが言う互いに分かる連絡方法。
「連絡なら校内放送でも使えば、僕たちどころか学生全員が分かるだろうね」
 校内放送はいい手だとは思うが、どうやって借りる?
「先生にミーシャさん捜索の件をお話しして、放送を借りるのがいいです」
「この時間、先生、あまり居ない」
 時は放課後。夕方で教室に残っている先生など、ほとんど見かけない。
「運がよろしければ、パレスの購買にユリ先生が居られるかもしれませんわ」
 アリアの言うとおり、購買であれば、仕入担当のユリ先生が居るかもしれない。
 パレスの購買に居るかは分からないが、当たってみるのが一番先生に出会う確率は高そう。
「僕は体育準備室だから先抜けだよ」
 別場所のヒューズが向かったのを見届けてから、残った四人はパレスに向けて箒を飛ばした。

「校内放送ね。あれは学生が簡単に使えるものじゃないわ」
 パレスの購買にユリ先生は居た。
 早速事情を説明して放送室を借りようとしたけれど、ユリ先生は渋い顔。
「いい? 本来校内放送は、教師や放送部の学生が運用するのよ。あなたたちが勝手に使えるものじゃないのは分かるわね?」
『はい』
 ミーシャを探すことで頭がいっぱいだった。
 だから普通のことを忘れていたなんて……ユリ先生には言えない。
「はぁ、仕方がないわね。今回は特別に、私が使用許可を取ってあげるわ。そして連絡は固定のテールを使いなさいな」
 落ち込む学生たちを見て、『特別』と言ってくれるユリ先生。
 更にテールの使用許可も貰ってくれるという。
「わたくしが放送室に行ったあと、購買で待ちますわ。みなさまはこのテールに連絡して欲しいですわ」
 『分かった』と、それぞれ先に選択した場所へと向かう。

 アリアは放送室を借りて、学生全体に呼びかけてみる。
「みなさま、ここはー! ち、違いましたわ。迷子のお知らせですわ! ミーシャ・チャリオットさまを探していますわ。わたくしのお仲間が、色々な場所を探しておりますので、知っている方は、お声をかけてくださいますと嬉しいですわ!」
(こ、これは迷子の案内ですわ!)
 校内放送こそ自分の役目。
 少しだけ勘違いを含んでいるけれど、案内役には変わりはない……なんて思っているアリア。
 でもすぐに気持ちを変えて、購買に逆戻り。
(武器はあの棚。日用品は手前)
 なぜアリアが購買の物を記憶しているのか。
 それは学生たちへ、購買での案内をかって出るため。
(親切にされたければ、親切にして信用されるのが一番ですわ!)
 購買の中を見回しては、学生が沢山集まっているところに赴き、品物の置き場が分からない学生を、その場所まで案内。
「悪いね」
「ついでに聞いてもよろしいでしょうか?」
「なんだい?」
「ミーシャさまという、四歳の学生さまを探していますわ。どこかでお見かけしていませんか?」
「先ほどの放送のあれか。すまないが僕は見ていない」
「わざわざ、ありがとうございますわ!」
 見てない。知らない。分からない。
 アリアは購買の中を案内しながら、この言葉を何度も聞くことになる。

「教室といっても沢山あります。あぁ、どうしましょう」
 エトワールは購買で皆と別れ、今日ミーシャが受けたという教室の前までやって来た。
 でも、どこを見ても教室ばかり。
「主と精霊よ、迷える幼き子をお守りください。ミーシャさん、あなたに主と精霊のご加護がありますように」
 祈る姿は聖女。
 その美しい聖職者に、足を止める者は数知れず。
「みなさま、ミーシャさんという幼き子を探しております。どこかでお見かけした方はおられませんでしょうか?」
 人を集め、人に請うは聖職者ならでは。
「ミーシャ? 昼は同じ授業に居たわ」
「それはミーシャさんと一緒ということですね。その後はどうされましたでしょう」
 早々に、ミーシャを知る学生を捕まえたエトワールだったが。
「放課後は見ていないわ」
「あの……心配では?」
「そうね心配だわ。でも夜までには寮に帰って来ることが普通なの」
「それが帰っていなくて……。寮母のリシリアさんに頼まれて、私たちが探しているのです」
 『嘘っ!』と驚く上級生たち。
 普段は帰っているのに、今日は帰っていないのはなぜ。
 エトワールの心に不安がつのる。
「もう少し広範囲に探したいのですが、手伝っていただけませんか?」
 沢山の学生がエトワールの話に頷き、教室を一つずつ探していくことになる。

「図書館、広い、一人じゃ、探せない」
 エトルカは、図書館に行く道すがら、ミーシャのことを聞いて回る。
 だがこちらの方向に、小さな子供が来たという話は……ない。
「どこ、行った、の?」
 皆が探しているのに見つからず。そう妹を探した時のように。
「妹、迷子、わたし、心配だった。……きっと、おなじ、がんばる」
 図書館から出て来た学生に、エトルカはまた話しかけた。
「ちっちゃい女の子、来た、です?」
「??」
 意味が分かっていない学生に、『こんくらい』と、腕をミーシャと同じくらいの高さにして表現。
「子供を探しているということか」
「あぁ放送の。中には居なかったな」
「そう、ありがと」
(図書館、司書居る、空飛んで、探す、いいの?)
 勉強が苦手なエトルカだが、妹がそう言っていたのを思い出した。
 一番手前に貸し出し用のコーナーがあり、司書が数人座っている。
 エトルカは、これだと思い近寄ってみた。
「飛ぶ、だめ? ……だめ?」
「図書館は飛行禁止です。静かに歩いて探してください」
「そう、だめ」
 飛んではいけないのであれば、飛んだ高さまで歩いて行けばいい。
「ミーシャちゃん、探してる」
 大きな音を立てないように、そして邪魔をしないように歩きながらも、通りすぎる学生に聞くことは忘れない。
 聞き歩きエトルカがやって来たのは、図書館を見渡せる三階部分。
「小さい子、見えない。でも、向こう、子供が好きな、本?」
 広めに本が並べられているスペース。
 この図書館の出入り口の数。
 その全てを記憶してから、ミーシャが居そうな場所へと移動を開始。
 だけど、どこにもミーシャの姿はなく、出入り口を使った話もない。
 エトルカはしばし、この広い図書館を歩くことになる。

 アンリが受け持ったのは食堂なのだが、この時間の食堂は、夕食目当ての学生で溢れていた。
「人が多すぎて、子供などまるで見えやしないだろう」
 まるで人が障害物のように立ちはだかって見える。
 この人ごみで探すにはどうしたらいいのか。自分が思ったことを行動に移す。
「ミーシャ・チャリオット! 聞こえたら『はーい』って、お返事して!」
 叫んでは立ち止まり、長い耳を澄ませて小さな声でも拾おうと集中し、居なければ学生たちを押しのけ進み、また叫ぶを繰り返す。
「居ない……わけがないんだ」
 夕方の食堂は可能性が一番高い。
 寮に帰る前に食堂に立ち寄るのは、よくあること。
「まてよ。俺たちが普通に座っても、食堂のテーブルは高さがあるんだ。ミーシャだったら高すぎだろう」
 とてもじゃないが、四歳の子供が食事をするようには作られてはいない。
 この学園は年齢や種族など無関係。
 アンリは近くに居た食堂の係の人に聞いてみることにした。
「小さい子が食堂に来ることがあるだろう。その場合、一般の学生とは違う注文方法や、専用の椅子とかテーブルが用意されていたりするんですか?」
「そうですねー。日に数十人程度は来るから、そのつど子供用の椅子とテーブルを用意はしますねー」
「では今日は? ミーシャという四歳の子供が来ませんでしたか」
「今日は来てないねー」
 ピクピクと落ち着きのない耳。心配で泳ぐ瞳。
 口にこそ出さないが、アンリの耳が不安を物語っている。
 ここではないのかと。

 最初に体育準備室に到着したヒューズ。
「移動先を潰しておくのも手だね」
 リシリアが指定した場所は五ヶ所。集まった学生も五人。
 今ごろ手分けして探しているだろう。
「まずは外堀から埋めて、それから中だね」
 ヒューズは体育準備室の外から捜索開始。
 人気のない夕方の体育館とその周り。
「やっぱり外れだね。でも臭うんだよ。最後に行き着く先はここじゃないか?」
 不思議な確信。
 ヒューズ自身も気づいてはいないが、ヒューズの心の中にある『生の責任と死の渇望』が大いに関係する。
 一通り歩き確認してから、体育準備室に入ってみた。
 見た目は普通。なにも変わったところはなし。
「ここなら静かに本を読みながら、購買で買ったお菓子とか摘まめる……と思ったけど、違うようだね」
 ミーシャが学園内を移動しないとは限らず、後からこの場所に来ることだって考えられる。
 そこまで思い、ヒューズは手短にあったマットに寝転がった。
「さて張り込みますか。家宝は寝て待てってネ」
 睡眠不足のために、簡単に眠気はやって来る。
 それに逆らわず、ヒューズは少しだけ目を閉じた。

 『カタン』。『クスクス』。
 どれくらいの時間が経った時だろう。
 体育準備室の最奥から、物音と笑い声がした……そう思う。
「寝ぼけた……わけがないよね?」
 すぐに目が覚めるほど浅い睡眠なのだから、今の音は本物のはず。
「まさか、幽霊とか?」
 それこそまさかだ。
 この世には、リバイバルが存在するのだから。
「リバイバルだとしたら、なぜここに居るかだよ」
 ヒューズの信じるもの『輪廻の巡り』。
 そう思ったとき、ヒューズの足が無意識に奥へと向かう……が。
「ヒューズさまが居りましたわ!」
 足はヒューズを追いかけて来た、仲間の声でピタッと止まった。
「どうしてみんなここに? パレス内だったはずだよね?」
 パレス内のどの場所にもミーシャは居ないということで、残るこの場所に皆がやって来た。
「ミーシャちゃん、居なかった。残ったの、ここだけ」
「ミーシャさんは居りましたでしょうか?」
 エトルカとエトワールの話に、ヒューズは寝ていたとも言えず。
「少し前に、この奥から物音と声が聞こえたんだよね」
「この奥……かしら?」
「真っ暗だな、本当に居るんだろうか?」
 準備室の奥は、光すら届かない暗がり。
 アリアとアンリは、ちょっと怖いものを見るように、奥を覗いている。
「わたし、覚醒で光出す。アリア、きみも、できる」
「そうでしたわ! 覚醒をすれば、少しの間ですが明かりの代わりになりますわ!」
 光の輪と白き翼は、つかの間の灯火となるだろう。
 覚醒の力を使い、皆を引き連れて奥へと進んでゆく。
「おい! 壁の向こうにまだ通路があるんだ!」
 アンリは普段では絶対に聞けないような大声で、まだ先があることを夢中に叫んでいた。
「こんな場所があったなんて、ミーシャさんが心配です!」
「僕もだよ」
 だが通路はすぐに終わり、別の部屋に出た。
 そこに居たのは……お菓子を持った女の子。リシリアが言っていたミーシャに間違いない。
「みんな、きみ、探した」
「俺はアンリ。リシリアが心配していたんだ、一緒に寮へと帰ろう」
「迷子のミーシャさんが見つかってよかったです。主と精霊よ、心から感謝します」
 次々にミーシャを気づかう声を上げるが、当のミーシャは不思議顔。
「迷子? わたしは迷子なんかじゃないわ」
「ではミーシャさまの意思ですの?」
「そうよ。それに一人じゃないもの」
 少し背伸びした物言いのミーシャ。立ち上がり、皆とは反対の方向を見つめている。
「だよね、お姉ちゃん?」
『お姉ちゃん?』
 全員がどこにと思った時、淡い光を放つ一人の女性が、ミーシャの隣に姿を現した。
「リバイバル……だよね?」
 確認のために聞くヒューズ。
「はい。ですが迷子騒ぎになっていたなんて」
「お姉ちゃんは悪くないよ! わたしが学園に慣れていなく寂しくて。そんな時に、お姉ちゃんと会ったの!」
『ミーシャ』
「お姉ちゃんは、わたしに優しくしてくれる。わたしのお友だちはお姉ちゃんだけ」
 小さな体で、リバイバルの女性にすがりつくミーシャ。
「でもねミーシャ。こうしてミーシャを心配し、探してくれる学生さんが居るのよ」
「そうですわ! お友だちが居ないのでしたら、わたくしがお友だちになりますわ!」
「わたしも、ミーシャちゃんの、友だち、なる。妹、一人増える、嬉しい」
「私も……。私は孤児院で、ミーシャさんと同じくらいのみなさんと過ごしました。ですからミーシャさん、私ともお友だちになりましょう」
「俺もだ」
 大きな尻尾を上げて、ぶんぶんと振り回し喜びを表現するアンリ。
 皆もそんなアンリを見て、クスクスと笑ってしまう。
「いいの? わたしは、みんなより年下で、それなのに上級生なんだよ」
「ミーシャ。ちゃんと学園のお友だちを作りましょう。いつまでも私を頼ってはダメ。いつも一緒に居られるお友だちがいいの、分かって」
「お姉ちゃんは?」
「ミーシャが心配でこうして居たけれど、お友だちが出来て安心したわ」
 ゆらゆらと揺れるリバイバルの女性。それは。
「楽しい時間を共に出来る新たなお友だちさんたち。私の代わりにミーシャをよろしくお願いします」
 ミーシャは少し考えて、小さく頷いた。
 新しい一歩をミーシャは歩もうとしている。
 でも彼女は?
 憂いが……この世にあった執着がなくなったとばかりに、彼女の体は光の粒子に変わってゆく。
「これはリバイバルの……」
 その時、ここに居る皆が聴いた。
 『ミーシャを……私の妹をお願い』と。
 彼女がミーシャの本当の姉だったのかは分からない。
 でもミーシャを強く思っていた気持ちは、全員に伝わった。

「ミーシャ! 心配したわ!」
 門限前に寮に戻れば、ミーシャを見た途端に、飛びつく勢いでミーシャを抱きしめ安堵の言葉を口にするリシリア。
「みんなもミーシャを見つけてくれてありがとう」
「ごめんなさいリシリア」
 リシリアの腕の中で謝るミーシャは、歳相応の女の子。
「次は、伝言、必要ね?」
 なにげに言うエトルカに、『次もあるのか!?』とうなだれたのは言うまでもない。



課題評価
課題経験:12
課題報酬:210
迷子騒ぎは大騒ぎ!?
執筆:鞠りん GM


《迷子騒ぎは大騒ぎ!?》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《未来を願いし者》 エトワール・フィデール (No 1) 2019-08-31 00:12:48
ごきげんよう、教祖・聖職専攻のエトワール・フィデールです。

この広い学園で幼い子が迷子だなんて放ってはおけません…!
探索方法は…どれだけ人数が集まるかで変わって来ますよね

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 2) 2019-08-31 06:26:13
ごきげんよう。黒幕・暗躍専攻のヒューズ・トゥエルプです。

こりゃ大変ですね。砂漠から砂粒ってよりはマシになったけど。
どのくらい頭数が揃いますかねーっ。

《ゆうがく2年生》 アリア・カヴァティーナ (No 3) 2019-08-31 23:15:52
村人・従者コースの、アリア・カヴァティーナと申しますわ! 皆さま、よろしくお願いいたしますわ!

わたくしは、いったいどこを探しにゆきましょうか……ためしに1つ、サイコロを振ってみますわ!

《新入生》 エトルカ・ドゥラメトリー (No 4) 2019-09-01 18:48:32
えっとえっと…
わたし、エトルカ。武神・無双コース、みんなよろしく
迷子?…人多い、見つける、むずかしそう、でも頑張ろー、です(えいえいおー

探し方、どうしよう
5人以上、いるなら手分けできる、いないなら…みんなで探す
みんなで探す、普通に歩く、無理?…箒、借りたら、使える?
歩く、箒、箒の方が早い、かな

《未来を願いし者》 エトワール・フィデール (No 5) 2019-09-01 20:51:49
ヒューズさん、アリアさん、エトルカさん宜しくお願いします。

箒で探すのは良い案ですね!…ただ、恥ずかしながら私はあまり箒が得意ではなくて……どなたか箒が得意な方はいらっしゃいますか?
後は……校内放送で呼び掛ける、なんてどうでしょうか。ミーシャを見掛けた方が居ないか情報を集めるんです……上手くいくか、自信は無いのですが

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 6) 2019-09-01 21:34:05

エトワールさん、エトルカさん、アリアさん。
どうぞ、よろしく!
僕ちんも仮プランに記入しました〜、校内放送〜。
とりあえず通信魔法とやらと、魔法石があれば出来るみたいだから
教師におねしゃーす。って言えばやってくれんじゃねっすかね。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 7) 2019-09-01 21:49:22
連T、すまないね。
僕は体育準備室をずっと張ってようかなって思いますんよ。
5ヶ所内を移動する可能性はあるわけだから
候補を一つ潰すってのもありかなぁって。
それに何か匂います。跳び箱に染み付いた汗の臭い。
人を寄せ付けない故のスペースを、フェイバリットにしてるなんて〜。

《ゆうがく2年生》 アリア・カヴァティーナ (No 8) 2019-09-01 22:06:48
ヒューズさまが体育準備室にお向かいになるのでしたら、わたくしは購買部とに向かってみますわ!
校内放送に耳を傾ける方ばかりとは限りませんから、聞き込みしながらのつもりで参りますわ!
直接皆さまに捜索をお願いして回りつつ、わたくし自身も調査をしてゆくようなイメージですわ!

それで見つからなかったら、他のところに行こうと思いますけれど……エトワールさまとエトルカさまは、まずはどちらにお向かいになるご予定でしょうか!

《未来を願いし者》 エトワール・フィデール (No 9) 2019-09-01 22:38:34
では、私は先生へ校内放送をお願いしてから教室へと向かおうと思います。
それと、校内放送の時に皆さんが何処を探しているかも伝えておこうかと思ってます。私は箒が苦手なのでアリアさん同様に聞き込みをしながら探索に向かいますね

《ココの大好きな人》 アンリ・ミラーヴ (No 10) 2019-09-03 06:31:18
教祖・聖職コースのアンリ・ミラーヴだ。よろしく。
ミーシャの名前、呼びながら、探してくる。(尻尾ブンブン)
探す場所は…図書館と、食堂、どっちに行くか、まだ決めてない、けど。

《新入生》 エトルカ・ドゥラメトリー (No 11) 2019-09-03 15:42:21
アンリさん、よろしく、です
えっとえっと、わたし、図書館探す、です
図書館、大声出せない、でも人、混雑してる、なさそう
…地図もらわなきゃ、迷子、私も。本、ばたばた?(本末転倒、と言いたかったらしい

《ゆうがく2年生》 アリア・カヴァティーナ (No 12) 2019-09-03 21:11:43
もしもエトルカさまが図書館ではおつらいご様子でしたら、わたくしの購買部と交代でもかまいませんわ!

《新入生》 エトルカ・ドゥラメトリー (No 13) 2019-09-03 22:15:16
あ、ありがとう、です!でも、だいじょーぶ、です
人混雑、そこまでない、きっと、多分(かくり
渋滞ない、聞き込み、できそう、やれること、沢山あるよ

《ゆうがく2年生》 アリア・カヴァティーナ (No 14) 2019-09-04 01:14:02
でしたら……アンリさまが食堂で構わないようでしたら、わたくしは購買部にいたしますわ!
アンリさま、いかがでしょうか! ともあれ、よろしくお願いいたしますわ!

《ココの大好きな人》 アンリ・ミラーヴ (No 15) 2019-09-04 01:48:37
うん、俺は食堂でいい。
改めて、よろしく。(尻尾ブンブン)

《未来を願いし者》 エトワール・フィデール (No 16) 2019-09-04 07:49:47
アンリさん宜しくお願いします
えっと、では一応探索方法をまとめておきますね。


・移動は箒か徒歩。箒の場合は上からの探索も可能?徒歩の場合はミーシャさんを探したり、聞き込みをしながら
・ミーシャさんを探している事を知らせる校内放送をお願いする

・探索場所
→ヒューズさんは体育準備室(待機)
→アリアさんは購買部
→エトルカさんは図書館
→アンリさんは食堂
→私(エトワール)は先生に校内放送をお願いした後で教室


こんな感じでしょうか…なにか不明点や不備などありますか?

《ゆうがく2年生》 アリア・カヴァティーナ (No 17) 2019-09-04 22:33:50
わたくしは……それで大丈夫ですわ!
ちゃんとミーシャさまを見つけられるといいですわ!

《未来を願いし者》 エトワール・フィデール (No 18) 2019-09-04 22:44:36
出発ギリギリの時間に申し訳ありませんっ

ミーシャさんを発見した後ですが、私は童謡などを歌ってミーシャさんと仲良くなれればと思っています。後はお腹を空かせていらっしゃるかもしれないのでお菓子を持ち歩こうと思います