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ミラちゃん家――新たな始まり


ストーリー Story

●グラヌーゼは今日も雨だった
 複数ある『果て無き井戸』のひとつ。
 堅牢な丸い石組みを囲っていた青草は忍び寄る冬の圧力によって茶色く枯れ萎び、くたりと地面に伏していた。そのせいで夏より視界がぐんと開け、寂寞感がいや増している。
 そこに後から後から降り注ぐ、冷たい雨。
 【ラインフラウ】はレースの傘をクルリと回し『いいお天気ね』とうそぶいた。皮肉ではない。本日は井戸へ近づくに当たって、格好のお天気なのだ。雨が降る日、猫は外に遠出しないものだから。
 レインコートに身を包んだ【セム】は、手にした大きなカゴを降ろした。カゴの中には猫が数匹、落ちつか無げに動き回っていた。どれも平凡な容姿をしている。そのへんの町角から適当に集めてきたのだから、当然だ。全部が全部、首輪を着けられている。小さな涙の形をした石……通信魔法石『テール』の欠片だ。
 セムはカゴのカギを外し、蓋を開ける。
「さあ、好きなところに行きなさい」
 猫たちは降ってくる雨に不快さを示しつつカゴから飛び出し、次々井戸の中へ入って行く。その様にセムは、感心したような息を漏らした。
「皆、よくためらわずあの中へ入って行きますね。初めて見る場所のはずなのに」
 ラインフラウが笑って言った。
「本能的に分かるのよ、シャパリュが近くにいるということが。それにしても猫にテールをつけて送り込む。それで盗聴を行うなんてね。あなたらしい思いつきよ。そういうの好きだわー」
 熱っぽい眼差しを注いで、セムにしなだれかかる。濡れるのも構わずに。セムはそれにあまり構わずタバコに火をつけ一服し、井戸を見つめた。
「様子を観察して話せそうな相手だと判断出来たなら、こちらからも呼びかけますよ。まあ、どこまでうまくいくか分かりませんけどね。あの程度の大きさの石では1回こっきり、数時間しか使えないし――それ以前にシャパリュが、あの猫たちを仲間と認めず殺してしまうかもしれないし」

●グラヌーゼ近辺も今日は雨だった。
 【黒犬】は再度、保護施設に手紙をよこしてきた。内容はもちろん、【カサンドラ】の呼び出しだ。
 なるべくならカサンドラは一人で来い。それが嫌なら【トーマス・マン】も連れて来い。それでも嫌なら他に誰か追加してもよい。とのこと。
 当初に比べて要求にかなりの譲歩が見られることに、関係者一同ひとまず胸を撫で下ろす。
 さて、黒犬が会談の場として指定してきた場所は、サーブル城の近く……では全然なかった。彼には本当に似つかわしくないと思えるが、グラヌーゼ西部にある『いのちの花園』だ――もっと詳しく言えば花園の西方、どこに所属しているとも言い難い空白地帯に隣接する場所。
 恐らくは赤猫の存在を警戒しているのだろう。なるべく城からは離れたい、さりとて自己のホームグラウンドからはあまり離れたくないというところか。

 一同は天を仰いでため息をつく。この天気の悪さはどうにかならないだろうかと。
 空は一面べた塗りしたような灰色。絶え間無く雨が降ってくる。
 厚着をしてきているのだが、何もしないで立ち尽くしていると冷える。だから皆、意味もなくあたりをうろうろする。花園には花しかない。空白地帯にはごつごつした大きな岩が突き出ているばかり。雨宿り出来そうな場所は皆無だ。
 トーマスは時折両手をこすり合わせ、暖を取る。
 【アマル・カネグラ】は丸い鼻をひくつかせ、ぼやく。
「いやなお天気だなあ。雨をしのぐ場所もないし……黒犬、本当に来るのかな。もう結構待ってる感じがするんだけど」
「来ます。そういうところは守るんです、あの人。いえ、人ではありませんけど」
 そう言いながらカサンドラは、ぶるっと身震いした。痩せているせいか、寒さを人一倍強く感じるようだ。いつものローブの上にフードつきレインコートを着込んでいるせいで、顔がすっかり見えない。
 蓑笠に身を包んだ【ドリャエモン】は落ちつきはらって言った。
「まあ、自分でここを指定してきたのだから、すっぽかすことはないじゃろう。どこかから、わしらの様子を確認しているのかも知れん。あるいは、待たせることで動揺を誘おうとしているのかもしれん。じゃからして、何事もないようにどっしり構えておれ。見くびられんようにの」
 彼も他の同行者たちも、既に気づいている。岩々の陰に複数の犬の気配が息づいていることを。
 十中八九黒犬が手下を引き連れてきているのだ。全くのところそんなもの脅威でもなんでもないが、注意だけは払っておいた方がよい。
 そのまま待つこと数分、雨に煙る中、ついに黒犬が現れた。カサンドラの絵に描かれていたままの姿で。
 黒い髪、黄色い目。浅黒い肌。着ているのは赤猫同様、ビーズで飾られた絢爛なガウン。
 怒ったようにズカズカ歩いて来る彼にトーマスは、戸惑い気味の目を向ける。人間の姿をした黒犬が、あの大きくて強い黒犬と同じものだという実感が、今一つ持てなかったのだ。
「……黒犬なの?」
 呼びかけたトーマスを一瞥した黒犬は、『そうだ』と唸りを交えた声で言った。カサンドラに憎体な視線を向けた。みるみる内に人間としての輪郭を崩し、巨大な獣の姿になった。
「で、知りたいんだそうだな、忘れたとかいうこれまでのことを」
 カサンドラは身をすくませた。長年自分を追いかけていた相手を、いざまた目の前にしてみると、やはり怖いと思ってしまうのだ。
「はい。教えていただけたらと。そうすれば私も、何か思い出せることがあるかも知れませんから……あなたと【赤猫】を縛っている呪いについて。それから、その解きかたについても」
 そこで黒犬が、かっとなったように大声を上げた。
「都合のいい話だな、ええ!」
 牙が並んだ口の奥から、炎を含んだ熱い空気がぶわっと吹き出し、一同の顔にかかる。
「あっつ!」
 アマルは顔をゴシゴシこする。
 炎に近しい種族であるドラゴニアのドリャエモンは動じることなく、黒犬の前に踏み出した。
「むやみに大声を出すでない。のっけから相手を脅しかけるようなことでは、話し合いとは言えぬぞ」
「黙れ老いぼれ。俺はお前になぞ用はない。用があるのはこの女だけだ」
 黒犬は上唇をめくり上げ恐ろしい形相を見せた。だが、とりあえずそれ以上のことはしない。
 トーマスがとりなすように言った。
「黒犬、大丈夫だよ。先生たちも施設の人たちも、黒犬の呪いをといてあげたいって思ってるんだ」
 『……いや、僕は別にそこまでは思っていないんだけど』とアマルは心の中で呟いた。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 6日 出発日 2020-11-21

難易度 普通 報酬 通常 完成予定 2020-12-01

登場人物 5/8 Characters
《甲冑マラソン覇者》朱璃・拝
 ルネサンス Lv29 / 武神・無双 Rank 1
皆様こんにちは。拝朱璃(おがみ・しゅり)と申します。どうぞお見知りおきを。 私の夢はこの拳で全てを打ち砕く最強の拳士となる事。その為にこの学び舎で経験と鍛錬を積んでいきたいと思っておりますの。 それと、その、私甘い食べ物が大好きで私の知らないお料理やお菓子を教えて頂ければ嬉しいですわ。 それでは、これからよろしくお願いいたしますわね。
《幸便の祈祷師》アルフィオーネ・ブランエトワル
 ドラゴニア Lv23 / 教祖・聖職 Rank 1
異世界からやってきたという、ドラゴニアの少女。 「この世界に存在しうる雛形の中で、本来のわたしに近いもの が選択された・・・ってとこかしらね」 その容姿は幼子そのものだが、どこかしら、大人びた雰囲気を纏っている。  髪は青緑。前髪は山形に切り揃え、両サイドに三つ編み。後ろ髪は大きなバレッタで結い上げ、垂らした髪を二つ分け。リボンで結んでいる。  二重のたれ目で、左目の下に泣きぼくろがある。  古竜族の特徴として、半月型の鶏冠状の角。小振りな、翼と尻尾。後頭部から耳裏、鎖骨の辺りまで、竜の皮膚が覆っている。  争いごとを好まない、優しい性格。しかし、幼少より戦闘教育を受けており、戦うことに躊躇することはない。  普段はたおやかだが、戦闘では苛烈であり、特に”悪”と認めた相手には明確な殺意を持って当たる。 「死んであの世で懺悔なさい!」(認めないとは言っていない) 「悪党に神の慈悲など無用よ?」(ないとは言っていない)  感情の起伏が希薄で、長命の種族であった故に、他者との深い関りは避ける傾向にある。加えて、怜悧であるため、冷たい人間と思われがちだが、その実、世話焼きな、所謂、オカン気質。  お饅頭が大のお気に入り  諸般の事情で偽名 ”力なき人々の力になること” ”悪には屈しないこと” ”あきらめないこと” ”仲間を信じること” ”約束は絶対に守ること” 5つの誓いを胸に、学園での日々を過ごしている
《マルティナの恋人》タスク・ジム
 ヒューマン Lv36 / 勇者・英雄 Rank 1
村で普通に暮らしていましたが、勇者に憧れていました。 ここで学んで一人前の勇者になって、村に恩返しをするのが夢です。 面白いもので、役所勤めの父の仕事を横で見聞きしたことが、学園の勉強とつながり、日々発見があります。 (技能はそういう方針で取得していきます) また「勇者は全ての命を守るもの、その中には自分の命も含まれる」と仲間に教えられ、モットーとしています。 ※アドリブ大歓迎です! ※家族について デスク・ジム 村役場職員。縁の下の力持ち。【事務机】 (※PL情報 リスクの子) ツィマー・ジム おおらかな肝っ玉母さん。 【事務室・妻】 シオリ・ジム まじめできっちりな妹 【事務処理】 チェン・ジム のんびりマイペースな弟 【事務遅延】 ヒナ・ジム 可愛い末っ子 【事務雛型】 リョウ・ジム 頑固な祖父 【事務量】 マーニー・ジム 優しい祖母。故人 【事務マニュアル】 タックス・ジム 太った叔父。【税務事務】 (※PL情報 リョウの子) リスク・ジム マーニーの元婚約者でリョウの兄。故人【事務リスク】 ルピア・ジム 決まった動作を繰り返すのが大好きなグリフォン。【RPA事務】 ※ご先祖について アスク・ジム 始祖。呼吸するように質問し、膨大なメモを残す。【事務質問】 「あなたのお困りごと、お聞かせいただけませんか?」 セシオ・ジム 中興の祖。学園設立に向けて、土地や制度等に絡む諸手続きに貢献。【事務折衝】 「先祖の約束を今こそ果たす時。例え何徹してもやり遂げる!」
《人間万事塞翁が馬》ラピャタミャク・タラタタララタ
 カルマ Lv22 / 魔王・覇王 Rank 1
不気味で人外的な容姿をしたカルマの少女。 愛称は「ラピャ子」や「ラピ子」など。 名前が読み難かったらお好きな愛称でどうぞ。 性格は、明るく無邪気でお茶目。 楽しいと面白いと美味しいが大好き。 感情豊かで隠さない。隠せない。ポーカーフェース出来ない。 そしてちょっと短気なところが玉に瑕。 ギャンブルに手を出すと確実に負けるタイプ。 羞恥心を感じない性質で、露出度の高い衣装にも全然動じない。 むしろ前衛的なファッション格好いいと思ってる節がある。 戦闘スタイルは我流の喧嘩殺法。 昔は力に任せて単純に暴れるだけだったが、 最近は学園で習う体術を取り入れるようになったらしい。 しかしながら、ゴリ押しスタイルは相変わらず。 食巡りを趣味としているグルメ。 世界の半分よりも、世界中の美味しいモノの方が欲しい。 大体のものを美味しいと感じる味覚を持っており、 見た目にも全く拘りがなくゲテモノだろうと 毒など食べ物でないもの以外ならば何でも食べる悪食。 なお、美味しいものはより美味しく感じる。Not味音痴。 しかし、酒だけは飲もうとしない。アルコールはダメらしい。 最近、食材や料理に関する事を学び始めた模様。 入学までの旅で得た知識や経験を形に変えて、 段々と身に付いてきた…と思う。たぶん、きっと、おそらく。
《終わりなき守歌を》ベイキ・ミューズフェス
 ローレライ Lv27 / 教祖・聖職 Rank 1
深い海の色を思わすような、深緑の髪と瞳の彷徨者。 何か深く考えてるようにみえて、さして何も考えてなかったり、案外気楽にやってるのかもしれない。 高価そうな装飾品や華美な服装は好まず、質素で地味なものを好む。 本人曰く、「目立つということは、善きものだけでなく悪しきものの関心も引き付けること」らしい。 地味でありふれたものを好むのは、特異な存在として扱われた頃の反動かもしれない。 神には祈るが、「神がすべてをお救いになる」と盲信はしていない。 すべてが救われるなら、この世界に戦いも悪意もないはずだから。 さすがに口に出すほど罰当たりではないが。 ◆外見 背中位まで髪を伸ばし、スレンダーな体型。 身長は160センチ前半程度。 胸囲はやや控えめBクラスで、あまり脅威的ではない。 が、見かけ通りの歳ではない。 時折、無自覚にやたら古くさいことを言ったりする。 ◆嗜好 甘いものも辛いものもおいしくいただく。 肉よりも魚派。タコやイカにも抵抗はない。むしろウェルカム。 タバコやお酒は匂いが苦手。 魚好きが高じて、最近は空いた時間に魚釣りをして、晩ごはんのおかずを増やそうと画策中。 魚だって捌いちゃう。

解説 Explan

 『ミラちゃん家』新章に入りました。
 黒犬とカサンドラとの会談、意外と早く叶ったもようです。
 グラヌーゼ界隈総じて悪天候ですが、黒犬は、わざとそういう日を選んで会談をセットしています。理由はそういうときであれば、赤猫が城にいずっぱりだからです。彼は赤猫が場に入ってくることをかなり警戒しています。散会させている手下についても、勇者に向けてというよりはそちらに向けての対策です。猫の匂いがしたらすぐ吠えるようにと、言い付けてあります。

 今回の依頼に参加されます方には、カサンドラの護衛をお願いいたします。
 黒犬も少しは譲歩の姿勢を見せるようになってきましたが、力を振るうことを封印しているわけではありません。怒りだしたらやっぱり危険ですので。
 この第一回会談では黒犬は、カサンドラの覚えていることがどの程度あるのか探ろうとしています。
 それがある程度掴めたら、ひとまずこの場は引き上げる所存です。雨が止む前に。
 うまくすれば呪いの解除について、取っ掛かりとなる記憶が、今回出てくるかも知れません。

 赤猫方面でもセムたちが何か仕掛け始めたようですが、その話はまた次回以降に進めることとなります。
 今回の依頼内容には関わってきません。


作者コメント Comment
Kです。
黒犬、赤猫の呪いについて、各方面動き始めました。
まずは会って、話をしてみようということでひとつ。
赤猫は雨が嫌いですが、黒犬はそれほどでもないようです。雪が降ったら庭で駆け回るタイプなのかも知れません。犬だけに。




個人成績表 Report
朱璃・拝 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
カサンドラ様とトーマス様を護らなければなりませんから、視覚強化を用いて雨の中でも黒犬の微妙な動きを捕えられるようにしておきますわ。万一の時は即断即決と縮地法で黒犬とカサンドラ様達との間に素早く割って入り双撃蹴で黒犬に攻撃しますわね

と、そういう事がないよう先ずは注意。カサンドラ様が呪いの事についての記憶を失っている事については重ねて黒犬に説明と保証をしておきますわ。もし会談中黒犬の機嫌が悪くなるようなら、お腹がすいているのでは?と高級なお肉を差し出してみますわね

多分緊張する場面が続くでしょうから、子供のトーマス様には厳しいかもですので様子にも注意して、会談が無事終われば水筒のお茶を飲ませますわ

アルフィオーネ・ブランエトワル 個人成績:

獲得経験:90 = 60全体 + 30個別
獲得報酬:2250 = 1500全体 + 750個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:---
いつでも戦闘に入れるよう身構えておく。トーマスの傍らに侍し守る。もし、黒犬が強引な手に出るなら、トーマスを人質にしようとするだろうと予測

理由
力づくでカサンドラを攫っても、口をつぐむかもしれない


まず、お返しとばかりに、黒犬の鼻先に【灼けつく息吹】を掠めさせる

「あらあら、随分と強く出るのね」

「あなたの方がお願いする立場だって言っているの。わたしたちはあなたの呪いを解いてあげる義務も義理もないのよ?それでも協力するのは、この子の願いだからよ。命を救われた恩を返したい、あなたの役に立ちたいっていう」

「あなただって、本気で学園とやり合いたくはないでしょ?呪いでも解かない限りは」

何か隠している。吐かせたい


タスク・ジム 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
事前調査
カサンドラさんの亡くなった前後の状況や
当時カサンドラさんが何かトラブルに巻き込まれてたり
よからぬ連中がカサンドラさんのまわりをうろついてたりしてないか
図書館でその辺りの書籍や新聞を調べ
その時代を知ってそうな人を探して話を聞く

カサンドラさん、トーマスくんと日々対話し【信用】を高め
当日に黒犬から揺さぶられたり危機に陥っても
心を強く保ってもらう布石にしたい
カサンドラさんには絵の見事さ、今回案件への前向きさを褒め
トーマスくんとは彼の未来の展望を明るく語り合う

当日は護衛に【全集中】(乗っかってんなー)
カサンドラさんやトーマスくんや全体への攻撃や
拐おうとする動き全てに対応するよう黒犬の動きを観察




ラピャタミャク・タラタタララタ 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
■目的
黒犬との会談

■行動
黒犬が暴れぬ限りは様子見じゃ。
誰かを襲ってくるようなら、間に割り込んで全力防御で防ぐのじゃ。
無痛のいたみで耐えたり、身代わりうさぎや浴衣を身代わりにしたりして、受け止めるのじゃ。
そう簡単には抜かせんぞ!

あちきが口を出すとすれば、雨が上がりそうなタイミングじゃな。
黒犬…汝、そんなに赤猫に関わるのは嫌か?
呪いに固執してる割に、呪いの効果に直結する奴のことを妙に避けておるのが気になってのぉ。
嫌うにしても、動向を探ったりとかもしないのは不思議じゃ。

それに呪いを解くのに赤猫も必要かもしれんぞ?
掛けるのが二人揃ってなら、解くのも同じくというのが物語ではお約束じゃからの。

ベイキ・ミューズフェス 個人成績:

獲得経験:72 = 60全体 + 12個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
今回は小細工抜きで、カサンドラさんが覚えてることを存在が消えない範囲で、黒犬に素直に話すのがいいかも
と思いつつ、知りたくない事実ほど……人を怒らせるのに適したものってないよねとも思ったり

◆対話
カサンドラさんが言葉に詰まりそうな際にフォローしたり、黒犬の機嫌が悪そうになりそうな際に、落ち着いて焦らないようお願いして宥めたり

黒犬も焦って事を急いだ結果、呪いの解き方がわからないうちに……カサンドラさんが消滅する最悪の事態は避けたいでしょうし

とにかく、先に進みつつも急がず

医学や生物学、空気察知を総動員して、カサンドラさんと黒犬の様子を注視
予想外のことが起きそうなら第六感、魔法感知で警戒する等備えて

リザルト Result

●【タスク・ジム】が調べた話
――カサンドラの略歴(図書館に残る各資料の概略)――
 グラヌーゼ生まれ。12歳で魔法学園に入学。芸術・芸能コースを専攻し、17歳で卒業。その後画家として本格的な活動を始める。生来虚弱であり、存命中何度も入退院を繰り返した。哀感漂う画風は高く評価されている。故郷グラヌーゼにて死去。享年22歳。死因は肺炎。

――グラヌーゼの診療所における、老医師とタスクの会話――
「ええ、その時期彼女は、ご実家近くのアトリエに滞在していました。グラヌーゼの連作を描かれるとかで、しかし亡くなる一ヶ月ほど前、急にどこかへ旅行に出かけられたそうで」
「カサンドラさんが、 何かトラブルに巻き込まれていたような様子はありませんでしたか? 見かけない人間が彼女の回りにいたとか……」
「いいえ、そういう話は周辺の誰からもお聞きしませんでした。そもそも彼女は職業柄、よく旅行をされていましたし……特に不審に思うようなことはなかったですね」
「亡くなられたときの経緯は、どのような」
「……ちょうどこんな、冬の雨が降る日でした。突然、彼女の家族から知らせがあったのです。幻惑の森近くで倒れているのを、通りすがりの牧人に発見されたそうで。随分長い間雨に当たっていたのか、全身ずぶ濡れでね。一体そんなところで何をしていたのかは分かりません。ひどい熱を出していまして、話が出来る状態ではなかったのです。私たちは急いで緊急処置を施したのですが、残念なことにそのまま亡くなりました……もともと体が弱い人だったので」
「カサンドラさんが亡くなった後、誰か見慣れない人が、家に来るとかいうようなことは?」
「そういう人はたくさんいました。彼女は有名な画家でしたから、お悔やみをということで。あのときは、墓地が花で一杯になりましたよ。そう、まるで『いのちの花畑』のように」

●会談(一応)
 【トーマス・マン】のとりなしを受けた【黒犬】は鼻面にしわを寄せ、居並ぶ面々をねめつけた。
「本当だろうな貴様ら。この上妙な誤魔化しをしやがったらどいつもこいつもただじゃすまんからな」
 トーマスの傍らにいた【アルフィオーネ・ブランエトワル】は、金と銀の瞳を半眼にした。
「あらあら、随分と強く出るのね」
 『灼けつく息吹』が黒犬の鼻先を掠める。
 もちろん黒犬は怒った。炎交じりの咆哮を吐き出す。
「何をしやがる!」
 だがそれはアルフィオーネに届かない。タスクが代わりに攻撃を引き受けたのだ。先刻吐き出された一発目の咆哮と同じように。
 盾の表面が真っ黒に焦げ前髪が焼けるが全集中で耐える。
 トーマスがアルフィオーネへ物言いたげな目を向けた――黒犬の気に障ることをしないでほしいと思っているのだ。
 アルフィオーネはそれを承知の上で、黒犬へ更に言い募る。万一相手が強引な態度に出るなら、実力行使も辞さない構えで。
「あなたの方がお願いする立場だって言っているの。わたしたちはあなたの呪いを解いてあげる義務も義理もないのよ? それでも協力するのは、この子の願いだからよ。命を救われた恩を返したい、あなたの役に立ちたいっていう」
 【朱璃・拝】の鋭い目は、だるんとした黒犬の口周りが細かく震えているのを捉える。
(これは確実に、相当頭に来ていますわね……)
 【ラピャタミャク・タラタタララタ】は、黒犬が暴れ出すことを危惧した。『身代わりうさぎ』をいつでも投げ込めるよう構える。
 直後【ドリャエモン】がアルフィオーネと黒犬の間に入り、両者を分ける。
「双方、気を静めよ。今日は喧嘩の売り買いに来たのではないでな」
 穏やかながら気迫に満ちた声。
 脅しのつもりか黒犬は空気を噛み顎を鳴らした。しかし襲ってはこない。
 一応己を押さえようとはしているようだが……この調子ではよい話し合いになりそうもない。そう思って朱璃は、黒犬の側へ歩み寄る。
「黒犬様、もしやお腹がすいておられるのではありませんか?」
「あぁ?」
 ものすごく険悪な顔であり声だったが、彼女はそれに頓着せず、用意してきた『高級なお肉』を差し出した。
「よろしければご賞味くださいませ」
 【ベイキ・ミューズフェス】もまた、自分の荷物から干肉を出し勧める。実のところ彼女もまた、朱璃と同じことを考えていたのだ。すなわち『黒犬の機嫌が悪くなってきたら、食べ物でなだめる』。
「どうぞ。おいしいですよ」
 黒犬はギロリと彼女らを見下ろし、肉の匂いを嗅いだ。
 それらを咥えひったくり、端を小さく食いちぎり、岩陰の犬たちに投げ与える。
 彼らがそれを食い何事もなく持ち場へ戻って行くのを確かめてから、残りを丸ごと自分が平らげる。
 それら一連の行動についてタスクは、以下のように解釈した。炙られひりひりする顔を撫でながら。
(毒味をさせたというところでしょうかね……)
 暴発の危険が回避されたと見たラピャタミャクは、肩の力を抜く。周囲の状況を再確認する。
(う~む、サーブル城から遠くの地、この雨天で野外。それに周囲の犬達の警戒も外に向いておる)
 どう考えても黒犬は何者かの侵入を警戒している。その何者とは――言うまでもなく【赤猫】だろう。確実に、間違いなく。
(手紙の返信からも伝わってきたが……そんっなにあれと会いたくないんじゃろか)
 ラピャタミャクは考え込んだ。黒犬と赤猫の間にある『種族的に馬が合わない』という以上の確執について。
(同族嫌悪かの? 二人して短気で利己的で人の話を聞かん。そういう意味では似とるし。まあ言うと怒りそうじゃが)
 その間に朱璃とベイキは、カサンドラが記憶を失っていること、並びにそれが虚偽ではないことを説き聞かせる。
 肉を飲み込んだ黒犬が、再度カサンドラに向き直った。首を下げ、大きな目玉を近づけて。
「で、お前は今、呪いについて何をどこまで思い出しているんだ」
 カサンドラは胸に当てた手を握り締め、口を動かす。
「――」
 極度の緊張で声が出ない。
 タスクは彼女を勇気付け、励ます。
「大丈夫です、僕らがいますから。遠慮なく言いたいことを言ってください」
 それで、カサンドラの舌がほぐれた。
「今思い出せているのは、あなたと赤猫の命が繋がっていること。片方が死ねば、もう片方も死ぬこと。だからあなたたちは相手の死を看過出来ないこと。その呪いはノア一族がかけたこと、あなたたちは――」
 台詞の途中で激しい咳き込みが始まった。あんまり一気に喋り過ぎたのだ。
 ベイキがカサンドラの背をさする。
 咳を鎮めたカサンドラは顔を上げ、憑かれたように言葉を吐き出し続けた。
「――あなたたちにとってそれは、とても不本意なことだった。何故ならあなたたちは、お互いのことがもとから大嫌いだったから。だから、呪いをかけたノアを殺した。そうすれば呪いが消えると思ったから。でも、結果は、そうならなかった。あなたたちは相変わらず結びついたまま。ノアは、多分、何らかの手段で呪いを固定化させている。自分が死んでも効果が持続するように。それを解くためのカギがきっとどこかにあるはず」
 うう、と黒犬がうなり声を上げた。目の奥がぎらぎら底光りしている。
「だから、そのカギはどこにあるんだ」
「――まだ思い出せないの。だけど」
「それだけべらべら喋れるくせに、そこだけ思い出さないわけがあるか!」
 黒犬が飛び抜けるような声を出した。
 あまりそれが大きかったので、一同鼓膜がきいんと鳴る。
 タスクは皆に、黒犬の注意を引くようにとのジェスチャーを送った。これ以上このテーマで会話を進めるのは危ない、カサンドラが自己の根幹に拘わる記憶を一足飛びに思い出しかねない、と判断したのだ。
 朱璃が狼の耳を伏せつつ、とりなしにかかる。
「責めた所で何が変わる訳でもありませんわ。ここは器の大きい所を示す方が手下の犬達の尊敬を厚くできるのではないでしょうか?」
「やかましい! お前らに犬の何が分かる!」
 確かに分からないけどと思いつつ、ベイキもとりなしに参加する。
「焦るお気持ちは分かりますが、こういう問題の解決は、急いだところで早まるというものでもありません。それに……あんまり大声を出すと、城にいる赤猫まで聞こえるんじゃないでしょうか?」
 黒犬がバッと首を回す。城のある方向に。
 数秒そのままでいて、ふん、と炎交じりの鼻息を吹く。どうやら赤猫の気配はしなかったようだ。
「あの飲んだくれが何を聞いてるものか。どうせ今頃居汚く暖炉の前で丸まってやがるんだ。おい、カサンドラ、他に何を思い出しているんだ」
 ところでアルフィオーネは、黒犬を疑いの目で見続けている。
 彼女はどうにもこの魔物が信用出来ないのだ。理由は多々あるが、一番引っ掛かるのが彼の、『カサンドラが呪いを解く約束を反故にして逃げた』という主張。
 呪いの内容が、『赤猫との繋がりを解く』だけのものだとすればカサンドラは約束を反故にしない、と思うのだ。あくまでも魔物同士の個人的な問題でしかないのだから。
 だが彼女は逃げた。タスクから聞いた話によればその死に様も、けして穏やかなものではない。
(何かある……この呪いは多分、二匹の命を結び付けているだけじゃない。それ以上の何か、重要な別の要素を含んでいる……)
 カサンドラが頭の両脇を手で押さえ、眉間にしわを寄せた。頭痛をこらえる人みたいに。
「他には、そう、他には――あ……私、ノアの姿を見たことがあります」
 この発言にアマルが仰天し、聞き返す。
「ええっ!? ノアってまだ生きてるんですか!?」
 カサンドラはあわてて首を振る。
「いえ、違う、そうじゃないのよ。絵を見たのよ。大きな、そう、とても大きなノア一族の肖像画。それは……黒犬、あなたが見せてくれたのではなかった? あなたたちに呪いをかけた人もそこに描かれてあったでしょう? 違う?」
 黒犬は沈黙した。探るような視線をカサンドラの上に落とし、ぶっきらぼうに一言。
「そうだ。お前が何かの手掛かりになるかもしれないと言うから、見せたんだ」
 トーマスが顔を明るくした。彼にはこの話が朗報に聞こえたのだ。はしゃぎ声で黒犬に言う。
「じゃあ、それなら、その絵を見たらカサンドラ、また色々思い出せるんじゃない? 黒犬、その絵をお城から持ってくればいいんじゃない?」
 その途端黒犬が手厳しい一言を放った。
「下らんことを言うな」
 トーマスがびくっと身をすくめる。
 すかさずタスクが割り込んだ。
「そうですか? 今のはとてもいい案だと思いますよ、僕は。実際、絵を持って来られませんか?」
「あの絵は、気軽に持ち運びが出来るような大きさじゃねえんだ」
「じゃあ、僕らを城の中に案内してくだされば」
「赤猫が居座ってやがるのに城の中に入ることなんか出来るわけがないってわからねえのか?」
 アマルが口を挟んだ。
「だから、その赤猫に口利きしてよ。僕らが入っても襲わないように、ひとつよろしくお願いしますって」
「ふざけるなぁ! なぜ俺が貴様らごときのためにあのクソ女へ頼み事をしなきゃならんのだ!」
 ごっと黒犬の鼻から口から炎が吹き出す。
 アマルはあやうく焼き豚になりかけたが、ラピャタミャクが投じた『身代わりウサギ』によって危機を脱した。
 直後アルフィオーネが牽制のため、『焼け付く息吹』を思い切り吹き出した。ドリャエモンもそれに加勢した。
 つわものドラゴニア二人掛かりの熱風は、さすがにきつかったらしい。黒犬は頭を振り距離を取る。
 アルフィオーネは鋭く相手を見据え、言った。
「本気で学園とやり合いたくはないでしょ? 呪いでも解かない限りは」
 黒犬は顔を歪め、嫌味たらしく笑う。
「ノア一族よりはるかに非力な連中が、まあよく囀るもんだな」
「あら。本気でそう思うなら、何故もっと強く出ようとしないのかしら。あなたたち、そのノア一族を殺したのではないの?」
「ああそうだとも。だが今は、昔と事情が違うんでな」
 睨み合う二人。
 朱璃が黒犬に話しかける。
「黒犬様、呪いについては私全くの素人ですので、見当違いなことを申し上げていたら恐縮なのですが……絵のことはともかくとして、呪いを解く時は赤猫様にご助力願わないといけないのでは?」
「あん?」
「同時に呪いをかけられたのなら、それを解くのも二体揃っていないと駄目なのではないかという気がしまして」
 黒犬がぐわっと目をむいた。牙が全部剥き出しになる。どうやら今の指摘は本人的に、痛いところだったようだ。
 そこへラピャタミャクが更なる追い打ちをかけた。
「黒犬……汝、そんなに赤猫に関わるのは嫌か? かけるのが二人揃ってなら、解くのも同じくというのが物語ではお約束じゃぞ」
「うるせえ!」
 一声怒鳴って黒犬は、ぎりぎり歯ぎしりした。
 ベイキは少し考え、彼へ、このように申し出る。
「黒犬様、よろしければ今後は、もっと密に連絡を取り合いませんか? 互いに様々な情報を突き合わせていけば、呪いの解除方法が、より早く見つけられると思うのです」
 黒犬は考えこむような素振りを示した。そしてカサンドラの方を向いた。脅しつけるような口調で言った。
「まあ、それでいいだろう。これから思い出したことは、全部俺に伝えろ。いいな」
 ラピャタミャクは空を仰いだ。相変わらず雲に覆われているが、雨の降りは静かになってきている。
 黒犬が身を翻した。どうやら帰るつもりらしい。
「ああ、これ、待つがよい黒犬。黒騎士ジェムを持ってきたのじゃ。土産に持って帰れ。見た目は悪いが、軽く火で炙って食べると美味じゃぞ」
 黒犬はふかふか黒騎士ジェムの匂いを嗅ぎ、大きな口に咥えた。礼の一つも言わないで場を離れた。群れを引き連れて。
 その姿が見えなくなったところで朱璃は緊張を解き、トーマスを見やる。
 ……先程黒犬から怒られたせいか、しょんぼりしている。
 朱璃は気の毒に思い、慰めた。水筒を片手に。
「トーマス様、暖かいお茶でも飲みませんか? 黒犬様のことなら、気にすることはありませんわ。きっと気がせいていたので、イライラしていたのですわ」
「……うん」
 タスクも彼を気分転換させようと努める。
「そうだよ、そんなに気にしなくていい。単に怒りっぽいだけだよ、あの魔物は。僕はそう思うな」
 だがアルフィオーネは厳しい言葉を放った。
「トーマス、前にも言ったはずよ? 『あなたを生かしたのは、もっといい獲物を狩る『釣り餌』にするために過ぎない』と」
 トーマスは眉間にしわを寄せ、彼女の言葉を拒絶する。
「違うよ」
 アルフィオーネはしかし、その反応に失望しない。信念があるからだ。たとえ恨まれることになっても、黒犬との繋がりは切るべきだという。
(『だが今は、昔と事情が違う』か……どういう事情かしらね)
 ベイキはカサンドラに尋ねる。
「カサンドラさん、あなたが見たノアの絵とは、どんな絵だったのですか?」
「……そうですね、老若男女、大勢の人が豪華な部屋にいました。皆王侯貴族のような身なりで……女の人は本を持っていて……」
「本?」
「はい、小さな本……」



課題評価
課題経験:60
課題報酬:1500
ミラちゃん家――新たな始まり
執筆:K GM


《ミラちゃん家――新たな始まり》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 1) 2020-11-15 11:49:43
武神・無双コースのルネサンス、朱璃・拝と申します。どうぞよろしくお願いしますね。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 2) 2020-11-15 22:52:58
カサンドラ様の護衛という事ですが、必ずしも戦闘になる訳ではないという事みたいですから警戒しつつ、戦闘にならないよう配慮する、という事でよいのでしょうか?具体的には黒犬を怒らせないようにする感じ?

《幸便の祈祷師》 アルフィオーネ・ブランエトワル (No 3) 2020-11-16 03:06:04
教祖・聖職専攻のアルフィオーネ・ブランエトワルです。どうぞ、よしなに

黒犬の性格から、そんな下手は打たないと思うけど、一応、警戒といったところだと思います。

安い挑発で襲いくるようなら、それを理由に滅せられるので、むしろ手っ取り早いように思えますが。

ただ、弱みを見せれば、強引にカサンドラさんを攫おうとする可能性はあるので、そこは注意すべきかもしれません

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 4) 2020-11-16 17:03:47
勇者・英雄コースのタスク・ジムです!
よろしくお願いいたします!

ざっくり把握すると護衛ですね。
取りあえず壁役シフトを想定しておき、詳細はおいおい考えます!

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 5) 2020-11-17 06:15:52
教祖・聖職コースのベイキ・ミューズフェスです。よろしくお願いします。
今回は小細工抜きで、カサンドラさんが覚えてることを存在が消えない範囲で、黒犬に素直に話すのがいいかもと思いつつ、知りたくない事実ほど人を怒らせるのに適したものってないよねとも思ったり。

まあ、有事に備えてカサンドラさんを庇える態勢はあった方がいいと思います。
あとは、トーマスさんを人質にしてくる可能性も拭えないので、そのふたりは要警護かなと。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 6) 2020-11-18 13:06:37
【私信】朱璃さんへ

前回のリザルトを見返したところ、作戦会議室で
朱璃さんのご提案を一点見落とし、スルーしたままなのを発見いたしました。
大変申し訳ありませんでした。

「トーマス君が施設職員見習いを希望する場合お給金を」という部分なのですが
普段のタスクなら二つ返事の大喜びでリアクションを取りそうな
ナイスなご提案にも関わらず、当時のPLはすっかり見落としておりました。

リザルトではうまく連携が取れたように描写されてるのが救いですが、
議論が通じているのかいないのかとご心配をかけたことと思います。
すみませんでした~!m(_ _)m

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 7) 2020-11-18 19:08:04
>タスク様
あくまで可能なら、というつもりでしたので、あまりお気になさらないで下さいませ。ひとまずトーマス様とトマシーナ様のこれからが決まった事を喜びましょう。

警護に関してはやせーの勘等で不穏な動きにすぐに対処できるようにはしておきますわ。あとは聴覚強化とかでしょうか。

それ以外についてはまだ思案中ですわね・・・。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 8) 2020-11-19 13:20:45
朱璃さん、ありがとうございます!
兄妹が、施設とともに生きる未来に希望を見出だしてくれたのは、嬉しいですよね!
二人のためにも気を取り直して、目の前の問題を頑張って考えますね!

僕は、両手盾メイン防御スキル全積みで、
護衛に【全集中】(乗っかってんなー)を、と考えています。

カサンドラさんやトーマスくんへ、または全体攻撃
または、拐おうとする動きに対応するようなプランを検討します。

なんならオープニングの炎も僕がガードしたことにしてください、とウイッシュに書きたいくらいです(いや、書きます)

以前手紙で失敗してるので、僕は余計なこと喋らないほうがいーかなー、というのもちょっとあります。

あとは、事前調査ですが、役に立ちそうなネタが思い付かず、考え中です。


《幸便の祈祷師》 アルフィオーネ・ブランエトワル (No 9) 2020-11-19 16:01:11
(PL)トーマスのことがなければ、アルフィオーネはとうに、黒犬討伐に動いています。なので、そこらへんを黒犬にアピールし、強引な手に出ないように牽制したいと思います

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 10) 2020-11-19 19:35:40
>事前調査
個人的にはですが、カサンドラさんの亡くなった前後の状況や、当時、カサンドラさんが何かトラブルに巻き込まれてたり、よからぬ連中がカサンドラさんのまわりをうろついてたりしてないか。

とかを調べておいたら、カサンドラさんが消滅しそうなNGワードを回避できたりしないかなと。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 11) 2020-11-20 00:21:44
なるほどなるほど、それを調べておくのは有効そうですね。
頑張ってみます!

(PL いいネタいただきました!ありがとうございます!)

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 12) 2020-11-20 20:59:53
護衛としての行動はとりあえず視覚強化で黒犬の動きに注意して、万一の時は縮地法でカサンドラ様と黒犬の間に割って入って蹴り技を仕掛ける感じでしょうか。

後はそうならないよう黒犬を怒らせないよう注意しておく感じでしょうか。とりあえず高級なお肉を持って行っておこうかと

それと、私達はともかく緊張する場面が続きそうなのでトーマス様がその雰囲気に耐えられないかもしれませんから様子は注意してみておきますわ。

>事前調査
そういう事を調べておくのはよさそうですわね。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 13) 2020-11-20 22:37:25
確かに、兄妹に注意を払っておくのも重要ですね。

当日はその余裕はなさそうな分、
事前にトーマスくんと触れ合うシーンでも作って
現場でのメンタルケアの布石にならないか、と考え中です!

《人間万事塞翁が馬》 ラピャタミャク・タラタタララタ (No 14) 2020-11-20 23:01:07
らぴゃたみゃくたらたたららた!
遅くなったが、よろしくなのじゃ。

あちきも守りに入れるように警戒はしておくのじゃ。
ちと聞きたいことを聞く感じじゃが、怒るかもしれんからそれは雨上がり際にするつもりじゃ。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 15) 2020-11-20 23:08:08
プランを書けました!

以下の内容を盛り込みました。
護衛
事前シーン作成による、当日のカサンドラ・トーマスのメンタルケアの布石
カサンドラまわりの事前調査(ベイキさんご提案の内容)
消滅NGワード回避(察知、さりげない周知と会話誘導)

これで手一杯なので、黒犬との論戦は皆さんにお任せになりそうです。

攻撃に特技も字数も割けなかったので、
同じ護衛でも「矛」となってくださる朱璃さんには感謝です。

まあ、攻撃技の【月下白刃】を必殺技登録しているので、
万一戦闘になれば、GM様裁量でこいつが発動することを期待したいところです。
…て、他力本願もいいとこですね。

とにかく、人事は尽くしましたので、あとは天命を待ちましょう。
ご一緒いただいた皆さん、本当にありがとうございました!

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 16) 2020-11-20 23:17:53
論戦といっても、どんな話がどちらから出るのかわからないので、今回は実はいつもより苦戦しておりました。
とりあえず、カサンドラさんのフォローしたり、黒犬の機嫌が悪そうになりそうな場合に何か手を打つ等の、かなーり抽象的なプランになっちまいそうです。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 17) 2020-11-20 23:45:06
いいと思います!
こちらはベイキさんをかなーり頼りにしてましたので…
(次はもーちょっとガンバリマス…)

まあ、プロローグには第一回会談とあるので、
今回は様子見的な感じが大きいかと。
今回もみんなで一生懸命考えたので、きっと次につながりますよね!