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打倒!ゴブリンジェネラル



ストーリー Story

●懸念を晴らすために
―某村―
 住民20名ほどの小さな村は冬が始まろうとしているこの時期に家の立て直しなどを進めていた。
 ゴブリンジェネラルに襲撃され、麦畑や家畜がなくなり冬ごもりをわびしく過ごすことになったのだが、
 全員生きていたという事だけが救いでもある。
「皆さん、炊き出しの準備ができましたよ」
 この村の教会を一人で切り盛りしているシスターが鐘を鳴らしてお昼を告げた。
 自分の家が壊れて食べれない人が多い中、備蓄してあった食料を削ってふるまってくれるシスターも村人達の救いである。
「早いところ立て直さねば冬がきちまうべな……」
「そったらこともあるけども、また奴らが来ねぇとも限らねぇべさ」
 炊き出しを口にしながら村人達は再建を早くしたいという事と、また襲われるのではないかという2つのことに頭を悩ませていた。
「まずは、ご飯を食べてゆっくり眠れる場所を作りましょう」
 暗い話をしている二人に近寄り、慈愛あふれる笑顔を向けたシスターは心の中で思う。
(ゆうしゃにこちらからお願いしなければいけませんね……)

●逆襲のシナリオ
「ゴブリン退治はないの!」
 【アスカ・レイドラゴ】は教室の掲示板に食いつくようにみるが先日出発したばかりだった。
「まぁまぁ、落ち着いて落ち着いて。ちょうど来たんだよ~。そのゴブリン退治依頼」
 息まくアスカを落ち着かせた【コルネ・ワルフルド】はシスターからの依頼内容を説明していく。
「今回はゴブリンジェネラルの住処の討伐のお願いになるね。相手の根城へ行くのだから普通は任せられないんだ」
 確かに、前回は少数で向かってなんとか2体の副官を倒すだけで精一杯だった。
 今度はその根城をたたくとなれば勇者の数だって相当数必要になる。
「けれども、傭兵組合とも話がついて合同作戦という形をとることになったんだよ」
 にぃとコルネは曇り顔のアスカに笑いかけた。
「ゴブリンジェネラルの根城についてはユリ先生が調査済み、他の村を襲いに行く前にこちらから攻めていくんだよ!」
 ぐっと握った握りこぶしを頭上に掲げてオーとコルネは腕を振り上げる。
 ゴブリンジェネラルの話を聞いていた生徒達からは同じように手を上げるものは少なかった。
「報酬についても今回は組合も動くということで、しっかりと出るから気合入れて参加して欲しいんだよ。でも、命だけは大事にね!」
「わかっているわ、簡単に死ぬ気はないもの。必ず引導を渡してやるわ」
 アスカは闘志を燃やしゴブリンジェネラル討伐への準備を整えにその場から離れる。
 三度目の雪辱戦、今度こそと気合は人一倍高かった。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 5日 出発日 2020-12-05

難易度 難しい 報酬 多い 完成予定 2020-12-15

登場人物 6/8 Characters
《勇者のライセンサー》フィリン・スタンテッド
 ヒューマン Lv33 / 勇者・英雄 Rank 1
「フィリン・スタンテッド、よ……よろしく」 「こういう時、どうすれば……どうすれば、勇者らしい?」 (※追い詰められた時、焦った時) 「黙って言うこと聞け! 殴られたいの!?」 「ぶっ殺してやる! この(お見せできない下劣下品な罵詈雑言)が!!」   ###    代々勇者を輩出してきた貴族スタンテッド家(辺境伯)の令嬢。  一族の歴史と誇りを胸に、自らもまた英雄を目指してフトゥールム・スクエアへと入学する。  愛と平和のために戦う事を支えとする正義感に溢れた性格で、『勇者らしく人々のために行動する』ことを大事にする。  一方で追い詰められると衝動的に罵声や暴力に訴えてしまう未熟な面もあり、自己嫌悪に捕らわれる事も多い。 『彷徨う黄昏に宵夢を』事件で対峙したルガルとの対話から思うところあったのか、頑なな勇者への拘りは少し角がとれたようだ。 ※2022年8月追記 全校集会『魔王の復活』後、昨年クリスマスに結ばれたルガルとの子供を身籠っていた事が判明 (参考シナリオ) 恋はみずいろ L’amour est bleu https://frontierf.com/5th/episode/episode_top.cgi?act=details&epi_seq=649 ◆口調補足 三人称:〇〇さん(敬語では〇〇様) 口調:~かな、~ね? その他:キレた時は『私、アンタ、(名前で呼び捨て)、(言い捨て)』 ◆Twitter Sirius_B_souku
《グラヌーゼの羽翼》エリカ・エルオンタリエ
 エリアル Lv33 / 賢者・導師 Rank 1
エルフのエリアル。 向学心・好奇心はとても旺盛。 争い事は好まない平和主義者。(無抵抗主義者ではないのでやられたら反撃はします) 耳が尖っていたり、整ってスレンダーな見るからにエルフっぽい容姿をしているが、エルフ社会での生活の記憶はない。 それでも自然や動物を好み、大切にすることを重んじている。 また、便利さを認めつつも、圧倒的な破壊力を持つ火に対しては慎重な立場を取る事が多い。 真面目だが若干浮世離れしている所があり、自然現象や動植物を相手に話しかけていたり、奇妙な言動をとることも。 学園へ来る前の記憶がないので、知識は図書館での読書などで補っている。
《這い寄る混沌》ニムファー・ノワール
 アークライト Lv20 / 王様・貴族 Rank 1
ニムファー・ノワール17歳です!(ぉぃぉぃ ニムファーは読みにくいかも知れないので「ニミィ」と呼んでくださいね。 天涯孤独です。何故か命を狙われ続けてます。 仲間やら友人はいましたが、自分への刺客の為に全て失ってしまいました。 生きることに疲れていた私が、ふと目に入った学園の入学案内の「王様・貴族コース」を見て考えを改めました。 「自分が命を狙われるこんな世界、変えて見せますわ!」 と思っていた時期が私にもありました(遠い目 今ではすっかり学園性活に馴染んでしまいました。 フレンドになった方は年齢にかかわらず呼び捨てタメ口になっちゃうけど勘弁してね、もちろん私のことも呼び捨てタメ口でも問題ないわよ。 逃亡生活が長かった為、ファッションセンスは皆無な残念女子。 な、なによこの一文。失礼しちゃうわ!
《終わりなき守歌を》ベイキ・ミューズフェス
 ローレライ Lv27 / 教祖・聖職 Rank 1
深い海の色を思わすような、深緑の髪と瞳の彷徨者。 何か深く考えてるようにみえて、さして何も考えてなかったり、案外気楽にやってるのかもしれない。 高価そうな装飾品や華美な服装は好まず、質素で地味なものを好む。 本人曰く、「目立つということは、善きものだけでなく悪しきものの関心も引き付けること」らしい。 地味でありふれたものを好むのは、特異な存在として扱われた頃の反動かもしれない。 神には祈るが、「神がすべてをお救いになる」と盲信はしていない。 すべてが救われるなら、この世界に戦いも悪意もないはずだから。 さすがに口に出すほど罰当たりではないが。 ◆外見 背中位まで髪を伸ばし、スレンダーな体型。 身長は160センチ前半程度。 胸囲はやや控えめBクラスで、あまり脅威的ではない。 が、見かけ通りの歳ではない。 時折、無自覚にやたら古くさいことを言ったりする。 ◆嗜好 甘いものも辛いものもおいしくいただく。 肉よりも魚派。タコやイカにも抵抗はない。むしろウェルカム。 タバコやお酒は匂いが苦手。 魚好きが高じて、最近は空いた時間に魚釣りをして、晩ごはんのおかずを増やそうと画策中。 魚だって捌いちゃう。
《運命選択者》クロス・アガツマ
 リバイバル Lv26 / 賢者・導師 Rank 1
「やあ、何か調べ物かい?俺に分かることなら良いんだが」 大人びた雰囲気を帯びたリバイバルの男性。魔術師であり研究者。主に新しい魔術の開発や科学を併用した魔法である魔科学、伝承などにある秘術などを研究している。 また、伝説の生物や物質に関しても興味を示し、その探求心は健やかな人間とは比べ物にならないほど。 ただ、長年リバイバルとして生きてきたらしく自分をコントロールする術は持っている。その為、目的のために迂闊な行動をとったりはせず、常に平静を心掛けている。 不思議に色のついた髪は生前の実験などで変色したものらしい。 眼鏡も生前に研究へ没頭し低下した視力のために着けていた。リバイバルとなった今もはや必要ないが、自分のアイデンティティーのひとつとして今でも形となって残っている。 趣味は読書や研究。 本は魔術の文献から推理小説まで幅広く好んでいる。 弱点は女性。刺激が強すぎる格好やハプニングに耐性がない。 慌てふためき、霊体でなければ鼻血を噴いていたところだろう。 また、魔物や世界の脅威などにも特に強い関心を持っている。表面にはあまり出さねど、静かな憎悪を内に秘めているようだ。 口調は紳士的で、しかし時折妙な危険性も感じさせる。 敬語は自分より地位と年齢などが上であろう人物によく使う。 メメル学園長などには敬語で接している。 現在はリバイバルから新たな種族『リコレクター』に変化。 肉体を得て、大切な人と同じ時間を歩む。  
《奏天の護り姫》レーネ・ブリーズ
 エリアル Lv29 / 芸能・芸術 Rank 1
いろいろなところをあるいてきたエルフタイプのエリアルです。 きれいな虹がよりそっている滝、 松明の炎にきらめく鍾乳石、 海の中でおどる魚たち、 世界にはふしぎなものがいっぱいだから、 わたくしはそれを大切にしたいとおもいます。

解説 Explan

●目的
ゴブリンジェネラルを討伐することが目的です。
傭兵組合との共同作戦となっています。


●ロケーション
廃墟となった古代遺跡をゴブリンジェネラルは根城にしています。
遺跡は3層に分かれています。
『遺跡入り口』……ゴブリンアーチャーが忍んでいて、左右5体ずつの10体います。
『遺跡内部』……ゴブリンライダー2体と手下のワイバーンが5体います。
『遺跡最奥部』……ゴブリンジェネラルがゴーレム2体と共に待ち構えています。

●敵について
ゴブリンアーチャー【格1】……物陰に隠れて訪れた冒険者や傭兵を毒矢で攻撃してきます。
ワイバーン【格2】……空を飛び火を吐いて攻撃をしてきます。初めは遺跡の置物のように擬態しています。
ゴーレム【格3】……魔力で動く土人形で遺跡に封印されていたもの。パワーと防御力がありますが、スピードは弱いです。
ゴブリンライダー【格4】……素早い動きでヒット&アウェイ戦略をしてきます。盾と槍を今回は装備しています。
ゴブリンジェネラル【格5】……学園の上位のゆうしゃでようやく相手できるレベルの強さです。魔法防御の鎧を装備しています。

●味方について
傭兵組合の傭兵【格2】…20人います。同じ強さの相手と同数を消費することで、自分たちが他の敵に集中することができるようになります。
             高い強さの相手に対してはより多くの人数を割かなければならなくなります。
             一度、戦った傭兵は負傷して戦えなくなります。


作者コメント Comment
どうも、貴方のキャラクターを物語るゲームマスター橘真斗です。
今回はゴブリンジェネラル討伐のため、傭兵組合との共同作戦となります。

ヤバいですね!

参加人数に応じて傭兵の分配を考えて先に進んでもらったり、自分たちを先に進ませるためにその場を任せたりしていってください。


個人成績表 Report
フィリン・スタンテッド 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:324 = 108全体 + 216個別
獲得報酬:7200 = 2400全体 + 4800個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:小鬼将軍殺し
●作戦と分担
打倒ゴブリンジェネラル。

●事前準備
前の戦いをアスカやクリスから情報共有。

●行動
高レベル前衛がほぼ自分だけ対ゴブリンジェネラル、ライダーメイン。
ベイキ案で誘き出しをかけ

できる限りジェネラル、ライダーまで温存だが
アーチャーの弾幕には盾役も担当。毒を受けた時は【ヒ14】で回復。

突入時はアスカと共に罠や伏兵に注意し、先行するクロスと合流を図る。

ライダーには『通常反撃』状況によっては【ヒ8】やブースターで空中戦
ジェネラルにはアスカと連携、『正義一迅』のスピードと『レイダー』の射程を活用して
アウトレンジから翻弄。

必殺技はここぞという時に、可能ならアスカと同時攻撃で止めに。

エリカ・エルオンタリエ 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:小鬼将軍殺し
敵が待ち受けている場所へ行くので、待ち伏せにあうと四方八方から毒矢を撃たれ
被害が深くなりそうなので、できれば傭兵さんにも弓矢を多めに持ってきてもらい
遺跡の手前で潜んでもらい
自分はベイキさんと遺跡の手前(矢が届かないギリギリぐらい)で
武器は隠し持ち、迷い込んだ一般人の演技をして
おしゃべりや食事、足をくじいたふりなどで敵を遺跡の外まで釣り出し
傭兵さんが包囲できる場所まで誘導し、こちらに有利な状態で戦う

奥の敵は出てこないかもしれないけれど
入り口の敵はある程度排除したい

その後も敵の懐へ入りすぎず、傭兵さんも温存し、有利な状況を作って戦う

攻撃にはフドとマドガトル
回避には妖精の踊り

回復は特級薬草と毒消し草

ニムファー・ノワール 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:小鬼将軍殺し
雪辱戦ね。今度は負けないわよ。

まずは【事前調査】の地形を調べておくわ。隠れられそうなところはチェックしておきたわね。

『遺跡入り口』では、私は誘い出せれたゴブリン達の後ろに廻る用に動きたいわね。
【隠れ身】【忍び歩き】を使って成功すれば、誘い出されなかったゴブリン、或いは誘い出されたゴブリンの後ろを奇襲出来ればラッキーね。

『遺跡内部』ではガーゴイルの真似事しているワイバーンは、取り敢えず見つけたら殴ってみて反応が無ければ放置かしら。
ゴブリンライダーは、出来れば広く平坦なところは避けて、狭いとこか障害物の多いところに引きずり込んでその機動力を削いでおいてから戦いたいわね。



ベイキ・ミューズフェス 個人成績:

獲得経験:162 = 108全体 + 54個別
獲得報酬:3600 = 2400全体 + 1200個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:小鬼将軍殺し
◆目的
傭兵と協力し遺跡に巣食うゴブリン達とジェネラルを撃破

◆流れ
ゴブリンアーチャーを遺跡の外に誘い出し、傭兵との一斉攻撃で撃破
残存の敵のうちワイバーン、ゴーレムは傭兵に相手して貰い、その隙にゴブリンライダー、ジェネラルの撃破を狙う

◆釣り出し
エリカさんと無害な旅人に扮し遺跡に迷い込んだふりして、見張りのゴブリンに気付かれたら逃げるように見せて、他の仲間・傭兵が居るところに誘い込み追って来たゴブリンを一斉攻撃

◆遺跡内
後方で物陰や頭上等の敵に注意しつつ、リーライブでの回復やデトルでの解毒等で仲間を支援
魔力に余裕があって、仲間・傭兵が不利ならアクエラで火力支援

第六感、魔法感知で奇襲や想定外の事にも警戒

クロス・アガツマ 個人成績:

獲得経験:162 = 108全体 + 54個別
獲得報酬:3600 = 2400全体 + 1200個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:小鬼将軍殺し
傭兵はアーチャーへ2人、ワイバーンへ10人、ゴーレムへ8人を参戦
参戦させずとも可能な場合は後方支援も依頼

初戦
誘い出し作戦後、敵がまだ居る可能性も考え、俺が先に突入
立体機動を使いつつ反応されるより先に全速力で駆けすれ違う。矢が来た時は透過を使用
注意を引いたら、入口から来た仲間達に奇襲してもらい、俺も魔導書で攻撃

二戦目
ヒドガトルを追い込むように放ちつつ連携してライダーを追い詰める
また、分霊術を囮にし攻撃してきた時にカウンターだ

三戦目
自然友愛後、アン・デ・カースでジェネラルを妨害
プチシルトで致命の一撃は避ける
好機あらばヒドガトルとダードの同時使用を鎧の隙間に叩き込む

体力が危うい仲間には特級薬草を使用

レーネ・ブリーズ 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:小鬼将軍殺し
目標や方針は仲間の方にあわせます。

真紅の鎧を着て守りをかためますね。
すっごくがんじょうですから、ある程度はたえられるとおもいます。
そして、装備した楽器「天使の歌」を演奏して、
仲間の方がしてしまったおけがを回復していきます。
傭兵さんたちのおけがも相談して治療しますね。

ゴブリンジェネラルとのたたかいでは
言の葉の詩:ラブ・キャロルもつかって仲間のみなさんをささえていきます。

リザルト Result

●迷い人?
 フードを被った二人の人物が遺跡に護衛もつけずに歩いている。
 キョロキョロと周囲を見渡しながら遺跡の方へと二人組は歩いていた。
 フードの隙間から見えるのは深緑色と金色の髪に細い手足。
 女性とわかるその姿に遺跡の入り口に隠れていたゴブリン達の目が光った。
「どうしましょう?」
「ここは違うみたいね」
 二人の声を聴くとますますゴブリン達は下品な笑みを浮かべる。
 毒矢を下げて、遺跡の影から姿を見せはじめた。
「ゴ、ゴブリン!?」
「早く逃げましょう!」
 二人は10体はいるであろう異形の存在に驚き震え、後ずさる。
「ゲヒャァァ!」
 リーダー格だろうと思えるゴブリンが叫ぶと、他のゴブリン達も一斉に女を囲い込んでいこうと駆け出した。
 二人の女も距離をとって逃げるように走っていくが、銀髪の女の足がもつれてこける。
「グヒヒヒ」
 遺跡かだいぶ離れたところで追いつかれ、ゴブリン達が二人を囲もうとしていた。
 どのゴブリンの顔もこの二人でどう楽しもうかというような笑みとよだれを垂らしている。
 だが、その頭上に影がよぎって見上げると、そこにあったのは雨のように放たれた矢であった。

●油断なく戦うべく
 ―数時間前―
「遺跡には隠れれるところがあるわね。奇襲されないようにしたいわ」
 【ニムファー・ノワール】は事前調査した結果を伝え、今回の戦いに闘志を燃やしていた。
 ゴブリンジェネラルが襲撃された時は手下を倒すだけで終わってしまったので、今回こそ勝ちに行きたいと考えている。
「そういうことでしたら、囮が必要でしょうね。私がいきます」
「わたしもそういうことなら協力するわ」
 【ベイキ・ミューズフェス】と【エリカ・エルオンタリエ】が囮役を引き受けて動くこととなった。
 ベイキは村の復興の手伝いができないかと以前の戦いで思っていたたことと、今回協力する傭兵団の負担を減らしたいからの意見である。
 以前の戦いとは関係ないエリカもできる限り、戦闘は避け負傷者を減らす方向で賛同していた。
「戦力や体力の温存をするのはいいわね。アスカさんやクロスさんの話を聞いている限り、ライダーもジェネラルも手ごわいみたいだから序盤で手間取っていられないわ」
 【フィリン・スタンテッド 】は蛇の描かれた魔法石が輝く剣の持ち手を強く握った。
「傭兵の皆さんは弓矢を多くもって闘いに向かってください……作戦は……」
 エリカが作戦の流れを傭兵団へと説明していく。
 この戦いで決着をつけるべく、皆が一体となっていった。

●奇襲成功
 作戦が成功し、遺跡の入り口から若い娘二人を追いかけ、持ち場を離れたゴブリン達に矢の雨が降ってきた。
「さぁ、突撃よっ!」
 【アスカ・レイドラゴ】の合図と共にゆうしゃと傭兵団は遺跡へと攻め込んで行く。
 矢を受けて負傷したゴブリン達を蹴散らしていく。
「がんじょうなわたくしの後ろになるべくいてください」
 真紅の鎧に身を包んだ【レーネ・ブリーズ】が傭兵達の盾となり、突き進む。
 猛牛さえも食い止めるとされる赤いアーマーをまとったレーネの勢いは負傷したゴブリン達では抑えきることなどできない。
「先に中の様子をうかがってくる! あとからついてきてくれ」
 【クロス・アガツマ】が遺跡の中へと一足先に向かった。
 彼もまた、今回の討伐対象であるゴブリンジェネラルとの因縁のあるメンバーの一人である。
 遺跡の中は松明が明かりとしてついていて、薄暗かった。
 物音一つない静けさが逆に不気味である。
「広い空間に柱が立っているだけ……か」
 クロスはあたりを確認しながら一歩ずつ奥へ奥へと進んだ。
 その時だった、上空から火球が飛び飛竜が舞い降りてくる。
「ワイバーンだ! 頭上に警戒しながら来てくれ!」
 火球と爪の攻撃を立体的な動きで避けるクロスが後続の仲間に向かって叫ぶのだった。

●中央部突破!
 クロスの言葉を受けて警戒しつつゆうしゃと傭兵団は遺跡の内部へと踏みこんだ。
「話を聞いて助太刀にきたわ…頼りにしてるわよ、今回は」
「以前のアタシと一緒にしないで……あの時のようなことにはもうしないし、させるつもりもないわ」
 久しぶりにあうフィリンはアスカのことを心配して声をかけたのだが、アスカは落ち着いた様子で答える。
 しかし、まだ血気盛んというか、目が離せない『危うさ』をフィリンは感じていた。
「グヒヒヒィ!」
「オンナ! オンナ!」
 大きな声をあげて、黒い馬に乗ったゴブリン達が2体、その姿を現す。
 フィリンとアスカから感じるニオイで寄ってきたようだ。
「頭上からは、ワイバーン、地上にはゴブリンライダー……ここはここでイヤな布陣ね」
 前回は罠を仕掛けて何とかしてきていたニムファーは周囲に機動力がそげるような場所を探すが、柱が立っているだけの遺跡ではそういうわけにもいかない。
「頭上のワイバーンは俺たちが何とかする! 少しはいいところを見させてくれよ!」
 傭兵団の一同が弓を構えて矢を放ちワイバーンと戦闘をし始めた。
「エリカ君、機動力をそぐために連携攻撃をしていこう」
「ええ、わかったわ!」
 クロスの提案にエリカが同意し、炎と空気の魔法の球がゴブリンライダーの一体に襲いかかる。
 避けようとゴブリンライダーが馬を操るがよけきれる数ではない。
 だが、ダメージを受けてもゴブリンライダーの動きは一時的に止まっただけだ。
「ギィィ! マホウ! マホウ!」
 厄介であると思ったゴブリンライダーの1体がエリカとクロスを狙って突撃を仕掛ける。
「させません……水よ、彼のものを押し流せ!」
 ベイキが魔法を唱えると、空気や水からの体の水分を魔力と結合させた滝のような水流を起こしてゴブリンライダーを飲み込んで押し流した。
「そっちの一体は頼んだわよ、もう一体がこっちに来ているんだから……アスカ! フィリン!」
「まずは上のゴブリンからっ!」
 フィリンが空中ジャンプを決めながら、剣を振り下ろして攻撃を仕掛ける。
 ゴブリンは盾を使って、防ごうとしたがフィリンの剣が伸びて鞭のようにしなって盾を越えてゴブリンの頭部を斬りつけた。
「ゴブリンは滅ぼす! 死んでいった仲間の為にもっ!」
 血が滴り、目をつぶしていく間にアスカがゴブリンを殴り落とす。
 騎乗者が落ちて、暴れる馬をニムファーが相手どった。
「この流れも懐かしいわね。暴れ馬は殴りやすい位置にいてくれるから助かるわ!」
 ニムファーは過去の戦いを思い返しながら、異なる長さの2対の剣で斬りつけていく。
 激しい闘いは始まったばかりだった。

●ひと時の安らぎ
「わりぃな……だいぶやられちまった。動けるようにしてくれただけ助かったぜ」
「いえ……あの時のお礼にはならないかもしれませんが……」
 ベイキはケガのひどい傭兵を治療しながら、ジェネラルと初遭遇したときに救援に来てくれたことの感謝を改めて述べた。
 ついてきてくれた傭兵団も半分が撤収してしまい、弓矢も撃ち尽くしている。
 ゴブリンライダーに学園生が集中できたため、傭兵の被害はこれでも少ない方かもしれない。
 ベイキの不安を払拭するかのようにレーネが天使の歌声を奏でるようなラッパを吹き鳴らし、仲間の傷を回復させていった。
「回復役がいるだけで、まだましよね……」
 アスカは傷ついたからだが癒されるのを待ちながら一息ついた。
「危ない戦いは控えてね。ここであなたが死んでしまっては、亡くなった仲間たちに申し訳ないでしょう?」
 アスカの戦い方が気になったのか、エリカが近づき同じ赤い瞳で見つめる。
「そんなこと……わかってるわよ、それ以上に悔しいとも思っているはずよ」
 ツンとした様子ではありながらも、身に着けたロケットと指輪に触れた。
「隠し扉を見つけたわ。そこから下にいけそうね」
 フィリンが周囲のパトロールと共に隠し扉を見つけ、次の階層への裏口へいくルートを抑える。
「良く見つけたな……これならアンタらが奇襲できるかもしれないな」
 傭兵の一人が驚きながらも大勢では行きづらいと判断し、対応の方向をまとめていった。
「準備が整いしだいだね、いざというときの薬草は使わずにおいておこう。備えるものは勝利する」
 クロスの言葉にゆうしゃたちは頷き、動き始める。
 今度こそ勝利をつかむために……。

●最強の敵
 遺跡の最奥でもある場所の玉座に巨大なゴブリンが座っている。
 ムシャムシャと生きたまま牛や、馬を食べる姿は異様な光景だった。
 巨大なゴブリンの周囲には食べ散らかされた肉片や骨があり、死臭を放っている。
 さらに異様さを放っているのは2体の石像が玉座の両方に立っていることだ。
 侵入者を威圧するかのような巨大な石像である。
「おい、ゴブリン野郎! 今度はこっちが攻め込んできてやったぜ!」
 傭兵団のリーダーがゴブリンジェネラルに大きな声を上げた。
 むろん、隠し通路を通ってくるゆうしゃ達への陽動である。
「フン……オマエラ、ヨワイワカル……ユケ」
 ゴブリンジェネラルは興味なさげにつぶやくと、石像が動き出し、傭兵達にゆっくりと迫る。
 一歩踏み出すだけで床が沈み、巨体に積もっていた埃がバラバラと落ちた。
「ジェネラルだけじゃねぇと思っていたが、予想外だぜ……野郎ども! 気合入れていくぞ!」
『おう!』
 意外な脅威が表れて動揺をみせるものの、傭兵達は二手に分かれて巨大なゴーレムに向かっていく。
 悠々とその様子を眺めながら食事を再開しようとしたゴブリンジェネラルの手に持っていた牛の足が急に爆ぜた。
 ゴブリンジェネラルが視線を向ければ、そこには7人の勇者たちが臨戦態勢で構えている。
「その節はどうも、俺を仕留めなかったことを後悔させに来た」
 牛の足を魔法で弾き飛ばしたクロスが不敵に笑う。
「スタンテッド家の名にかけて……使命を遂行する!」
「今度こそ、一発ぶんなぐってやるわ!」
 フィリンとアスカがゴブリンジェネラルが戦闘態勢を取る前に先陣を切って駆け出した。
 その二人をクロスとエリカが魔法で援護を行う。
 魔法の攻撃と、物理攻撃がゴブリンジェネラルの腕を傷つけるが、痛がる様子はなかった。
「ハラゴナシ……ウンドウダ……オンナ、オオイ」
 玉座から立ち上がり、牛の骨を口から吐き捨てると斧をもって、勇者たちに向かう。
 クロス以外は全員女性であることを確認してから、ジュルリとよだれを垂らした。
 ゾクリとする寒気が女性陣を襲う。
「以前は数では勝てませんでしたが……今回は仲間と共に貴方を討ちます!」
 ベイキが自らを鼓舞するかのように叫びながら、禍々しくも神々しくもある矛盾した輝きを放つ魔導書を開いた。

●トドメの一撃
 ゴーレムを傭兵団が抑えている間、ゆうしゃ達はゴブリンジェネラルとの戦闘を続けていた。
「まだいけます……わたくしたちは強いのです」
 レーネが歌うと、各自の傷がいえ、クロスのもれだした魔力も収まっていく。
「そう、重い剣撃、強固な鎧……だが、どちらも勇者の光ほど強くはない。それを見せてやるさ」
 後ろを任せられる仲間がいる、そして回復ができるという事だけでクロスは心強さを感じていた。
 一歩的と思われた闘いだが、魔力や回復薬を温存していたため長期戦をしかけていくことでジワジワとゴブリンジェネラルに対して傷を増やしていくことができている。
「カイフク……メンドウダ」
 ゴブリンジェネラルに傷が増え、疲労が見え始めている中、狙いを仲間の回復を行うベイキやレーネに絞るようにしたようだ。
 傷ついたフィリンやアスカを蹴散らして迫る。
「おおっと、そうはさせないわよ。こういう格好でもニムファー・ノワール17歳の女の子だからね!」
 ドヤァとした顔の二ムファーがジェネラルの視線をそらせた。
「今だ! これまで殺されてきた者たちの呪いを受けよ!」
 クロスがニムファーが作った隙を活用すべく、呪文を唱える。
 ゴブリンジェネラルの足元に魔法陣が浮かびあがり、鎖がゴブリンジェネラルにまとわりつき動きを止めた。
 続いて、ニムファーが半透明であった光の輪と羽を実体化させ、ゴブリンジェネラルの顔のあたりまで跳躍した。
「これもついでにどうかしら!」
 ニムファーは両手剣を素早く振り瞬く暇も与えずにゴブリンジェネラルの目を潰す。
「グガァァァア!」
 いくら強大な敵でも柔らかい部分はあるのだ。
 目をやられたゴブリンジェネラルが初めて後ずさるが、体勢を立て直そうにも鎖が全身を縛り付けているため、まりょくが奪われて体が動かせない。
「アスカ、トドメにいくわよ」
 ボロボロな姿ではあるものの、闘志を消えずに持っているアスカに向かってフィリンが深呼吸をして、横に立たった。
 フィリンが先に駆け出していき、蛇腹剣を鞭のように振るって鎧の隙間から斧を持つ腕を斬りつける。
 ゴブリンジェネラルの腕が血をあふれ出させながら斬り落とされた。
「ウォォォウグゥァァァァァ!!」
 ゴブリンジェネラルが大きな叫び声をあげるが、のたうち回ることはできずに立ち尽くすしかない。
「これがゴブリンを殺す者たちが協力して作った勝機よ! グレートアスカキィィィィック!」
 アスカがゴブリンジェネラルの喉元を蹴り潰し、叫び声を封じた。
「そして、この剣がトドメの一撃となる……スタンテッドキャリバァァァァ!」
 鞭上になっていた剣を片手剣の形へと戻したフィリンが自らのまりょくを注いで作り上げたスタンテッド家ゆかりの聖剣で横薙ぎでゴブリンジェネラルの首を斬り落す。
 二人の同時攻撃により、ゴブリンジェネラルは倒れたのだ。
「やったわね、アスカ!」
「ええ……やったわ……でも、これは終わりじゃない。まだゴブリンは滅びてないんだから……」
 倒したのはゴブリンジェネラルだけである、それも6人で回復しながらようやく倒せたようなものだ。
 傭兵団がゴーレムを相手してくれていなかったら、勝てなかったかもしれない。
「こっちも片付いたぜ、村に報告にいこうや」
 怪我をしながらもゴーレム2体を倒した傭兵達が手を振ってゆうしゃ達を迎えるのだった。

●勝利の凱旋
 村では村長が村人から相談を受けながら復興作業を続けていた。
「ゴブリンジェネラルを倒してまいりました……もう、この村が襲われることはありません」
 ベイキが村長に頭を下げる。
 逃げ出して生きることを強いたのであるための謝罪ではあったが、村長はそんなベイキの背中を撫でた。
「ええことじゃ、全員が逃げたおかげで村もこうして冬を越えることができる……教会も無事じゃしな……あんときは酷いことをいってすまなんだ。ワシの方こそすまない」
「怪我人の方は教会へ運んでください! 簡単な手当を行っていきます」
 村長が謝っていると、怪我のひどい傭兵達が仲間に肩を借りたりしながら、教会の中へと入っていく。
 重傷者はおるものの、死者は一人もでてはいない……。
「こんな村が他にも増えないことを祈りたいものじゃの」
「そのためのわたくしたちですから……精一杯やらせていただきます」
 レーネが村長の言葉に答えると、傭兵達の手当ての手伝いに回った。
 死者はでなかったものの危なかったのは事実である。
 ゴブリンとはいえ、強力な存在がいることは明らかになった。
 気合を入れなければならないと勇者たちは村人と傭兵の様子を眺めながら心に決める。
 勝利の余韻に浸る暇はなかった。



課題評価
課題経験:108
課題報酬:2400
打倒!ゴブリンジェネラル
執筆:橘真斗 GM


《打倒!ゴブリンジェネラル》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 1) 2020-11-30 00:03:04
賢者・導師コースのエリカ・エルオンタリエよ。
相手はゴブリンとはいえ、なかなか侮れない相手のようだから、
油断せず慎重に作戦を練りたいところね。

《這い寄る混沌》 ニムファー・ノワール (No 2) 2020-11-30 08:58:52
ニムファー・ノワール17歳です!(ぉぃぉぃ

前回は惜しくも引き分け(強調)だったから今回は完勝といきたいわね。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 3) 2020-11-30 09:05:22
今回はゴブリンたちが待ち受けている場所へ攻め入る形になるけれど、
素直にまっすぐ侵入を試みれば、待ち伏せにあって四方八方から毒矢を撃たれ、
かなり面倒なことになりそうなので、できれば傭兵さんにも飛び道具を多めに持ってきてもらって
食べ物とか何か囮を使って、遺跡内からゴブリンを釣り出して、
こちらに有利な状態で撃破を狙うというのはどうかしら?

より奥で待ち受けるゴブリンは出てこないかもしれないけれど、
入り口付近のゴブリンはそれである程度排除できればと思うわ。

その後もなるべく敵の懐へ入りすぎず、傭兵さんたちの戦力も温存して
こちらに有利な状況を作って各個撃破したいところね。

もちろんこれはわたし個人の考えだから、抜けている所や危うい場所を指摘して
改良してもらってもいいし、根本的に別の方法を検討してみるのもOKよ。

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 4) 2020-11-30 22:39:14
勇者・英雄コースのフィリンよ。
今回からの参戦になるけど、よろしくお願いするわ。

>突入作戦
敵の懐で戦うのは避けたいし、おびき出しは試してみたいわね。
ただジェネラルの統制しているとすると、アメだけで釣れるかしら…?

>傭兵
飛び道具が使えるならアーチャーをつぶしてもらうのはありね。
無理にしても、飛び道具のなかに飛び込むかたちになるし盾は持ってもらった方がいいかな。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 5) 2020-12-01 08:48:03
教祖・聖職コースのベイキ・ミューズフェスです。よろしくお願いします。
今回は傭兵の助力等、戦力も揃いそうですし、あとは優位な状況に持っていく手を考えたいですね。

>釣り出し
敵を誘い出すのはいい手だと思います。
村人や旅人に扮して少人数で遺跡近くに迷い込んだふりして、見張りのゴブリンに気付かれたら逃げるように見せて、他の仲間が居るところに誘い込んだり、逃げながら食べ物を放棄してゴブリンの注意を引いてもいいかも。

これから別の村を襲うつもりだったのなら、ゴブリン達は腹も減って欲求も溜まってるでしょうしね。

《運命選択者》 クロス・アガツマ (No 6) 2020-12-02 01:53:30
賢者・導師コースのリバイバル、クロス・アガツマだ、よろしく頼む。
前回は散々ではあったが、雪辱は晴らさなければね。

うーむ、俺もゴブリンアーチャーを誘い出すのには賛成だ。
その場合、うまく全員を誘き寄せられればいいが、何体か残る可能性もあるかもしれない。ゴブリンの数も恐らくはPL情報なのだろう。
事後のケアの話にはなるが、俺が作戦後に先に洞窟内へ突入し、透過や立体機動で残ったアーチャーの気を引いているうちに洞窟入口……つまりアーチャーの後ろから皆が攻撃して無力化する、といったことも出来そうだが……どうだろうか?

で、その後のゴブリンライダーと、ゴブリンジェネラルはどのようにしようか?
ワイバーン5体に5人ずつ、ゴーレム2体に15人を割く、がまず適当なところだろうが、ここを少し調整して、ゴブリンジェネラルへも援護を頼めるとまた多少は違ってくるのではと思う。

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 7) 2020-12-02 23:00:28
>クロス

と、そうね…何人いるかは読めないし、全部処理というより
優位を取って数を減らす…くらいの気持ちでいた方がいいかも。
突破して挟み撃ちもいいと思うわ

>ライダーとジェネラル

うーん。ここは傭兵はあまり頼りにしないほうがいいと思う。
ライダーで倍、ジェネラルは倍以上だし、戦場の広さにも限度があるし…
傭兵の方には数の多い相手の抑えを頼んで、できるだけ私たちが温存してぶつかるというのが正攻法かなって

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 8) 2020-12-04 05:37:06
>釣り出し
このメンバーで、ゴブリン誘い出しに向いてそうなのはエリカさんと私でしょうかね。
エリカさんがよろしければ、一緒に誘い出しませんか?

私は全力で逃げるふりしつつ、保存食とか投げてゴブリンアーチャーの気を引いて、傭兵さんの待つ場所へ敵を誘い出す感じで動こうかと

人数が少なければ、ゴブリンアーチャーは毒矢は使ってこないかもですし。
毒矢なんて使ったら……お楽しみの時間が減っちゃいますからねえ。

>傭兵
私もライダーやジェネラルに当てるよりは、ゴブリンアーチャーとワイバーン、ゴーレムに当てた方がいいかなと思ってたところです。
ただ、現状のメンバーで前衛向きな方は限られるので、壁役として守りに重きをおいたり、飛び道具での援護に回って貰う等の選択もありかもしれませんね。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 9) 2020-12-04 06:20:11
あと、アスカさんにはどう動いて貰います?
特に指定がないと、これまでの経緯からゴブリン死すべし慈悲はない的に動かれそうですが。

ライダーまではまだしも、ジェネラル相手だと厳しいかもとも思ったり。

《奏天の護り姫》 レーネ・ブリーズ (No 10) 2020-12-04 07:24:59
ギリギリになっちゃいましたけど参加させていただきます。
芸能・芸術コースのエルフ、レーネです。

わたくしは楽器「天使の歌」を「演奏」したり、種族特性の「言の葉の詩:ラブ・キャロル」をつかったりしてみなさんの回復してようかなっておもってます。
もちろん、ほかのことにもまにあえば変えたりします。

よろしくおねがいします。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 11) 2020-12-04 09:15:27
>釣り出し
ベイキさんの提案に乗らせてもらうわ。
迷い込んだ無害な一般人を装って、矢の届かないギリギリの辺りで
おしゃべりや食事をして、焦れたゴブリンを釣り出そうとしてみるわ。

>内部や最深部の敵
クロスさんの囮で釣り出すか、出会った早い段階で驚いたり恐れているフリをして
撤退するように下がり、包囲できる場所に潜んでもらった傭兵さん(弓兵)の援護下で戦えないかしら?

>アスカさん
わたしも彼女のことが心配なので、無謀なことをしないようには注意していようと思うわ。

>レーネさん
ありがとう。
あなたの支援が得られれば心強いわ。

今日の夕方、出発までには再度ここをチェックするわね。

《這い寄る混沌》 ニムファー・ノワール (No 12) 2020-12-04 14:14:17
全然来れなくてごめんなさい。

いろいろ了解です。


《運命選択者》 クロス・アガツマ (No 13) 2020-12-04 19:18:13
では俺は先述通り、誘い出して撃破の後、残存兵がいないか探るためにも皆より先に洞窟に入ろう。

傭兵は……では自分達の体力面の温存をすると考えて、俺からは最初のアーチャーに2人、ワイバーンに10人、ゴーレムに8人で提案しよう。
他に提案があれば、また発言をしてもらえればと。
それと、傭兵の割り振りに関しては誰がプランに記載するかな? 希望者がいない場合は俺が書いておくが、その場合、アスカ君への指示は他の方がしてもらえると助かる。
また10時にここをチェックして最終調整するので、よろしく頼む。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 14) 2020-12-04 19:20:02
>エリカさん
こちらこそよろしくお願いしますね。
怯えて逃げる演技したり、アーチャーが諦めて遺跡に戻ったりしそうなら、転んだふりして誘ってみたりとやってみる予定です。

不謹慎ながら、こういう演技考えるのって楽しくて困る。

>応戦等
応戦時には後方で回復や解毒等をメインに動こうかと。
あと、魔力に余裕があればアクエラを試してみようかなと。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 15) 2020-12-04 20:20:47
>クロスさん
もし奥で孤立したりするとかなり危険になるから、
無理をし過ぎず、早めに下がって合流してね。

>傭兵さん
理想を言えば、全部の敵を遺跡の外へ釣り出して
20人の弓兵とわたしたちで包囲して倒せればと思うのだけど
無理ならクロスさんの配分でもいいわ。

>ポケット
わたしは特級薬草と毒消し草を持って行って、状況に応じて使うわね。

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 16) 2020-12-04 22:13:56
>クロス
ありがとう、お願いするわ。
できる限り急ぐけど、無理しないようにね。

>傭兵の指揮
私は大物に注力しちゃってて余裕ないから、お願いできるなら頼みたいわね。

>アスカ
前線での面倒はできる限り見ようと思うけど、抑えきれるかは…ちょっと厳しいかも

《運命選択者》 クロス・アガツマ (No 17) 2020-12-04 22:48:42
返事が遅くなってしまったが、傭兵の配分は俺の方で記載しておいた。
武装やそういった援護が消費せずにできるのかがどうしても不明なので、先に提案した通りの配分とさせてもらった。
とりあえずこれで確定の形だろうか。皆もよく練ったプランを考えてくれている様子、本当に感謝する……